JP3218607B2 - モールド変圧器巻線 - Google Patents

モールド変圧器巻線

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JP3218607B2 JP02434791A JP2434791A JP3218607B2 JP 3218607 B2 JP3218607 B2 JP 3218607B2 JP 02434791 A JP02434791 A JP 02434791A JP 2434791 A JP2434791 A JP 2434791A JP 3218607 B2 JP3218607 B2 JP 3218607B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多層巻巻線に関し、特に
大容量モールド変圧器の多層巻巻線のタップ構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】特高モールド変圧器では、レヤー間絶縁
の緩和及び中点(中性点)電位上昇の低減のために数個
の多層巻巻線を直列に接続する方式が採用されている。
【0003】従来のモールド変圧器巻線は、高圧巻線全
体の占積率やレヤー間分担電圧及び巻線作業の作業性な
どを考慮し、通常、4コイル構成が採用され、巻線軸方
向中央部からタップ線が引き出されている。
【0004】この種のモールド変圧器巻線としては、例
えば図2に示すような巻線配置のものがある。図2にお
いて、従来のモールド変圧器巻線は、鉄心5の外周に低
圧巻線6が巻装され、この低圧巻線6の外周に高圧巻線
71が巻装されている。この高圧巻線71は軸方向に分
割配置され上部から順に直列に接続される4個の奇数レ
ヤーの多層巻の巻線ブロックで構成されている。第一巻
線ブロック111はその最外周レヤーの上端112から
上部線路側端子8が引き出され、その最内周レヤーの下
端113は第二巻線ブロック121の最内周レヤーの上
端122と直列に接続されている。前記第二巻線ブロッ
ク121はその最外周レヤーの下端部123にタップ引
出部124が設けられている。第三巻線ブロック131
はその最外周レヤーの上端132にタップ引出部133
が設けられ、その最内周レヤーの下端134は第四巻線
ブロック141の最内周レヤーの上端142と直列に接
続されている。前記第四巻線ブロック141はその最外
周レヤーの下端143から下部線路側端子9が引き出さ
れるとともに、前記それぞれのタップ引出部124,1
33からタップ引出線125,135が引き出されてい
る。
【0005】しかし、図2の構造では変圧器容量が大き
い場合にはタップ抜けによる電磁中心のズレによって大
きな軸方向機械力が発生する。これを防止するためには
タップを上下おのおのに設けて、できるだけ均等に抜け
るようにする必要があり、このためにはコイル数を増や
したり、線路端子側を主絶縁側にする構造などがある。
【0006】前記の線路端子側を主絶縁側にする場合と
しては、図3に示すような巻線配置のものがある。図3
において、鉄心5の外周に低圧巻線6が巻装され、この
低圧巻線6の外周に高圧巻線72が巻装されている。こ
の高圧巻線72は巻線の軸方向に分割配置され上部から
順に直列に接続される4個の奇数レヤー多層巻の巻線ブ
ロックで構成されている。第一巻線ブロック211はそ
の最内周レヤーの上端212から上部線路側端子8が引
き出され、その最外周レヤーの下端213にタップ引出
部214が設けられている。第二巻線ブロック221は
その最外周レヤーの上端222にタップ引出部223が
設けられ、その最内周レヤーの下端224は第三巻線ブ
ロック231の最内周レヤーの上端232と直列に接続
されている。前記第三巻線ブロック231はその最外周
レヤーの下端233にタップ引出部234が設けられて
いる。前記第四巻線ブロック241はその最外周レヤー
の上端242にタップ引出部243が設けられ、その最
外周レヤーの下端244から下部線路側端子9が引き出
されるとともに、前記それぞれのタップ引出部214,
223,,234,243からタップ引出線が引き出さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したよう
な図2の構造では変圧器容量が大きい場合にはタップ抜
けによる電磁中心のズレによって大きな軸方向機械力が
発生する。これを防止するためには、タップを上下の巻
線のおのおのに設けて、できるだけ均等に抜けるように
する必要があり、このためにはコイル数を増やしたり、
図3に示すような線路端子側を主絶縁側にする構造など
がある。
【0008】コイル数を増やす構造はコイルの間の数が
多くなり、巻線全体の占積率が低下するとともに、作業
工数も増加する欠点がある。また、図3に示すような線
路端子側を主絶縁側にする構造ではコイル間分担電圧の
大となる部分が主絶縁側の、しかも巻線端部となるため
に、主絶縁寸法が大きくなるという不具合が発生する。
【0009】本発明は以上のような点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、タップ抜けに対する
電磁中心の移動をなくして軸方向機械力の発生を押え、
巻線の占積率の低下を防止し、また、巻線作業性の低下
を防止するとともに、コイル間分担電圧の大きな部分を
巻線の外周部分に配置したことによって主絶縁寸法の低
減を図ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のモールド変圧器
巻線においては、タップ部分のタップを分散配置すると
ともに、巻線は4コイル構成とし、コイル間分担電圧が
大となる部分を相間側に配置し、接地試験時の主絶縁部
の電界の上昇を押えるようにしたことを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】本発明のモールド変圧器巻線によると、タップ
抜けに対する電磁中心の移動をなくして軸方向機械力の
発生を押え、巻線の占積率の低下を防止し、また、巻線
作業の作業性の低下を防止するとともに、コイル間分担
電圧の大きな部分を巻線の外周部分に配置したことによ
って主絶縁寸法の低減を図ることができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明を実施するためのモールド変圧
器の多層巻巻線の巻線配置接続の説明図で、図1におい
て、本発明のモールド変圧器の多層巻巻線は、鉄心5の
外周に低圧巻線6が巻装され、この低圧巻線6の外周に
高圧巻線7が巻装されている。高圧巻線7は、その軸方
向に分割配置され上部から順に直列に接続される4個の
巻線ブロックからなり、前記4個の巻線ブロックのうち
上部の第一巻線ブロック1及び下部の第四巻線ブロック
4は奇数レヤーで構成され、中央部の第二巻線ブロック
2及び第三巻線ブロック3は前記第一巻線ブロック1及
び第二巻線ブロック2のレヤー数より1レヤー多い偶数
レヤーで構成されている。前記第一巻線ブロック1はそ
の最外周レヤーの上端10から上部線路側端子8が引き
出され、その最内周レヤーの下端11は前記第二巻線ブ
ロック2の最内周レヤーの上端20と直列に接続されて
いる。前記第二巻線ブロック2はその外周から3レヤー
目の上端21及び外周から2レヤー目の下端24にはそ
れぞれタップ引出部22,25が設けられ、外周から2
レヤー目の上端27と最外周レヤーの上端28とが接続
され、最外周レヤーの下端29は前記第三巻線ブロック
3の最外周レヤーの上端30と直列に接続されている。
前記第三巻線ブロック3はその外周から2レヤー目の上
端部31及び外周から3レヤー目の下端34にそれぞれ
タップ引出部32,35が設けられ、その最内周レヤー
の下端37は前記第四巻線ブロック4の最内周レヤーの
上端40と直列に接続されている。前記第四巻線ブロッ
ク4はその最外周レヤーの下端41から下部線路側端子
9が引き出されるとともに、前記第二巻線ブロック2及
び前記第三巻線ブロック3の軸方向の中間から前記それ
ぞれのタップ引出部22,25,32,35からのタッ
プ引出線23,26,33,36が絶縁されて引き出さ
れている。
【0013】なお、第三巻線ブロック及び第四巻線ブロ
ックを奇数レヤーとし、図3において、最外周レヤーに
相当する部分のない状態にして直接接続した構造として
もよい。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、タップ部
分のタップを分散配置してタップ抜けに対する電磁中心
の移動をなくしたので、軸方向機械力の発生を押え巻線
の占積率の低下を防止し巻線作業の作業性の低下を防止
するとともに、コイル間分担電圧が大となる部分を相間
側に配置して接地試験時の主絶縁部の電界の上昇を押え
るようにしたので主絶縁寸法の低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモールド変圧器巻線の一実施例を示す
巻線配置接続説明図。
【図2】従来例のモールド変圧器巻線。
【図3】従来例のモールド変圧器巻線。
【符号の説明】
1…第一巻線ブロック 2…第二巻線ブロック 3…第三巻線ブロック 4…第四巻線ブロック 5…鉄心 6…低圧巻線 7…高圧巻線 8…上部線路側端子 9…下部線路側端子 10…第一巻線ブロックの最外周レヤーの上端 11…第一巻線ブロックの最内周レヤーの下端 20…第二巻線ブロックの最内周レヤーの上端 21…第二巻線ブロックの外周から3レヤー目の上端 22…第二巻線ブロックの外周から3レヤー目のタップ
引出部 23…第二巻線ブロックの外周から3レヤー目のタップ
引出線 24…第二巻線ブロックの外周から2レヤー目の下端 25…第二巻線ブロックの外周から2レヤー目のタップ
引出部 26…第二巻線ブロックの外周から2レヤー目のタップ
引出線 27…第二巻線ブロックの外周から2レヤー目の上端 28…第二巻線ブロックの最外周レヤーの上端 29…第二巻線ブロックの最外周レヤーの下端 30…第三巻線ブロックの最外周レヤーの上端 31…第三巻線ブロックの外周から2レヤー目の上端 32…第三巻線ブロックの外周から2レヤー目のタップ
引出部 33…第三巻線ブロックの外周から2レヤー目のタップ
引出線 34…第三巻線ブロックの外周から3レヤー目の下端 35…第三巻線ブロックの外周から3レヤー目のタップ
引出部 36…第三巻線ブロックの外周から3レヤー目のタップ
引出線 37…第三巻線ブロックの最内周レヤーの下端 40…第四巻線ブロックの最内周レヤーの上端 41…第四巻線ブロックの最外周レヤーの下端

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線の軸方向に分割配置され上部から順
    に直列に接続される4個の巻線ブロックからなるモール
    ド変圧器の多層巻巻線において、前記4個の巻線ブロッ
    クのうち上部の第一巻線ブロック及び下部の第四巻線ブ
    ロックは奇数レヤーで構成され、中央部の第二巻線ブロ
    ック及び第三巻線ブロックは前記第一巻線ブロック及び
    第二巻線ブロックのレヤー数より1レヤー多い偶数レヤ
    ーで構成されており、前記第一巻線ブロックはその最外
    周レヤーの上端を上部線路側端子として引き出され、前
    記第二巻線ブロックはその外周から3レヤー目の上端及
    び外周から2レヤー目の下端にはタップ引出部が設けら
    れ外周から2レヤー目の上端と最外周レヤーの上端とが
    接続され最外周レヤーの下端は前記第三巻線ブロックの
    最外周レヤーの上端と直列に接続され、前記第三巻線ブ
    ロックはその外周から2レヤー目の上端部及び外周から
    3レヤー目の下端にはタップ引出部が設けられ、前記第
    四巻線ブロックはその最外周レヤーの下端を下部線路側
    端子として引き出されるとともに、前記第二巻線ブロッ
    ク及び前記第三巻線ブロックの軸方向の中間から前記タ
    ップ引出部からのタップ引出線を引き出したことを特徴
    とするモールド変圧器巻線。
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