JPH11338946A - Icカードを使った電子財布システムにおける預金処理方法 - Google Patents

Icカードを使った電子財布システムにおける預金処理方法

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JPH11338946A
JPH11338946A JP14308498A JP14308498A JPH11338946A JP H11338946 A JPH11338946 A JP H11338946A JP 14308498 A JP14308498 A JP 14308498A JP 14308498 A JP14308498 A JP 14308498A JP H11338946 A JPH11338946 A JP H11338946A
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card
customer
electronic money
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transaction
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詳二 ▲吉▼川
Shoji Yoshikawa
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Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードを持ち歩いているだけでも消費者
がメリットを得られ、電子マネーの普及を図ることがで
きるようにした電子財布システムにおける預金処理方法
を提供する。 【解決手段】 ICカード内の取引ログ及び残金を顧客
の銀行口座に移すステップ(S32)と;前記銀行口座
の取引と前記ICカードによる取引とを時系列順に並べ
替えるスップ(S49)とを有し;前記ICカードの残
高と前記銀行口座の残高とを加算した残高に対して預金
金利を計算するようする(S71)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードに銀行口座
から引出された電子マネーを用いて現金取引を行う電子
マネーシステムにおいて、より電子マネーシステムの普
及を図るための銀行口座における利子を付与する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀行によって標準化されたICカ
ードにより引出し可能な、ATM(自動現金取引機),
CD(現金取出機),窓口機器などの各種端末機器の実
用化が急速に進んでいる。銀行発行のICカードは、銀
行標準のフォーマットに従った銀行使用領域以外に、I
Cカードの利用を可能とした付加価値を高めるため、十
分な大きさの貸与領域を備えている。このため、ICカ
ードの貸与領域を活用することで、銀行のオンラインホ
ストシステムの計算機ネットワークを利用した様々な利
用形態が期待できる。
【0003】一方、デパート,スーパーマーケット,コ
ンビニエンス・ストア等の小売業においては、売上げを
管理するPOSシステムが既に構築されており、POS
システムの端末にICカードのリーダライタ機能を持た
せることで、ICカードを用いて商品を購入することが
できる電子マネーシステムの構築が可能である。
【0004】図9は、現在、一般に提案されているIC
カードを使った電子マネーシステム(以下、「電子財布
システム」と言う)の構成をブロック図で示している。
図9において、銀行1のコンピュータシステム50に
は、ネットワーク200を介してATM54やCD55
などの端末機器が接続されている。一方、商店3側のP
OSホストシステム300は、ネットワーク200を介
して銀行コンピュータシステム50と接続されており、
各店舗に設置されるPOS端末301にはICカードに
対応可能なリーダライタ302が設けられている。
【0005】顧客(消費者)2は、ATM54やCD5
5を利用することで、顧客口座53に対する出金,預
金,振込み,残高照会等の通常の取引を行うことができ
る。さらに、顧客口座53からICカード(電子財布)
4に必要な金額を引出し、ICカード4に引出した金額
を電子マネーとして、商店3での現金取引に使用できる
ようになっている。
【0006】上述のような構成において、ICカードを
利用した一般的な電子財布システムにおける商取引の流
れについて同図9を参照して説明する。
【0007】顧客2が商店3から商品を購入した場合
は、販売員はICカード4をリーダライタ302にセッ
トし、ICカード4の電子マネーからPOS端末301
のレジスタ操作によって集計された請求金額を引出し、
オンラインにより利用通知303を送る。この利用通知
303を受けた銀行コンピュータシステム50は、通知
された請求金額をプール口座52から商店口座51に振
込み、振込み完了通知をPOSホストシステム300に
返送する。これにより、電子マネーによる当該取引の支
払が完了するようになっている。
【0008】上述の電子財布システムの例では、銀行コ
ンピュータシステム50には、ICカード4にある残額
と同額のお金がプールロ座52にプールされており、使
用に際して、プールロ座52から商店の口座51に支払
い分の現金が振り込まれるようになっている。
【0009】一方、クレジット会社を経由して支払い処
理を行う電子財布システムも提案されている。その一例
として、神戸で実験されている電子財布システム(いわ
ゆる「VISA CASH」)が知られている。この電
子財布システムは、店頭からはICカードを用いて支払
うが、実際の現金はクレジット会社から支払われるよう
になっている。この場合には、顧客はクレジットカード
会社の恩典を受けることができるが、わざわざ特別なク
レジットカードに現金を移す行為を行わなくとも、従来
のクレジットカードを利用すれば不便はない。この「V
ISA CASH」のシステムでは、クレジットカード
会社から商店に支払われる金額が前もって顧客の口座か
ら支払われているところが、従来のクレジットカードの
取引と異なる点である。従って、「VISA CAS
H」の電子財布システムでは、ICカード内に価値を移
してしまうと、利子も付かないし、現金化することもで
きない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ICカードを使った電
子財布システムを利用する消費者にとっては、ICカー
ドを財布の代りに利用することができるため、現金を持
ち歩かなくて良いという利点がある。しかしながら、上
述した各電子財布システムにあっては、現金の代わりに
ICカードに現金を入れるのみで、銀行口座の場合と違
って利子がつくことが無い。そのため、消費者にとって
はメリットが感じられることがなく、このことが電子マ
ネーが普及しない一要因となっていた。
【0011】電子財布システムを利用するに際して消費
者にメリットを与えるようにしたものとしては、特開平
9−25193号公報に記載のものがある。この公報に
は、消費者の電子マネー利用促進を図るために、電子マ
ネーによる支払いの際には「割引」や「ポイント」等の
サービスの付加をすることが記載されている。しかし、
これでは、多額の金額をICカードに移して持ち歩いて
いても、利用しなければ恩恵を受けられないで、とにか
くICカードを広く消費者間に普及させるためには効果
が少ないものであった。
【0012】本発明は、ICカードを利用した電子マネ
ーシステム(電子財布システム)の利用の普及が未だ進
まないといった課題を解決するために成されたものであ
り、本発明の目的は、ICカードを持ち歩いているだけ
でも消費者がメリットを得られ、電子マネーの普及を図
ることができるようにした電子財布システムにおける預
金処理方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、プロセッサ及
びメモリを搭載したICカードに格納された電子マネー
を用い、顧客の銀行口座から前記ICカードに価値を移
した後に商品の購入に対して支払いを行う電子財布シス
テムにおける預金処理方法に関するものであり、本発明
の上記目的は、前記ICカード内の取引ログ及び残金を
顧客の銀行口座に移すステップと;前記銀行口座の取引
と前記ICカードによる取引とを時系列順に並べ替える
スップとを有し;前記ICカードの残高と前記銀行口座
の残高とを加算した残高に対して預金金利を計算するこ
とによって達成される。
【0014】あるいは、銀行のコンピュータシステム内
に、顧客の預け入れした現金を保管している顧客口座フ
ァイルと、電子マネーとして前記ICカードに移した金
額を銀行口座から引去り一時保管しておく電子マネープ
ールファイルとが設けられており;電子マネーの使用に
際して、前記顧客の銀行口座から顧客の要望に応じた金
額を前記ICカードに移すとともに同金額を前記電子マ
ネープールファイルに移すステップと;商店において顧
客の支払いに対して、前記ICカードから該借入れ金額
を減算した後の、前記電子マネープールファイルから商
店の口座ファイルへの振込み依頼を受けるステップと;
前記振込み依頼に応じて前記電子マネープールファイル
から該商店の口座ファイルに振込むステップと;該電子
マネーが記帳される場合には、前記ICカードのロギン
グ情報が該顧客の記帳ファイルの欄に加算されるステッ
プと;前記顧客の口座の取引内容と前記ICカードの取
引とが取引年月日順にソートされた取引履歴に基づいて
前記顧客の口座の利子を計算するステップとを有するこ
とによって達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明では、ICカードに自分の
預金額を移動させても、元の口座に入れていたのと同じ
金利がつくようにすることで利用者の利便を図り、それ
により電子財布システムの普及を図るようにしている。
以下に説明する実施の形態では、銀行の顧客自身の口座
ファイルから電子マネープールファイルへ一度引落とし
を行い、電子マネーとしてICカード(電子財布)に引
落とした金額と同額の金額の電子取引用残額を口座ファ
イルに移して管理し、ICカードにはこの金額と同額の
価値(電子マネー)を付けるようにしている。また、
「記帳」を行うといった行為でICカードの電子マネー
を銀行口座に戻すと共に、ICカードの残高と履歴を初
期化し、改めてICカードに入金させるようにしてい
る。
【0016】以下、図面を参照して本発明の好適な実施
の形態について詳細に説明する。図2は本発明を実現す
る電子財布システムの構成の一例を示している。なお、
銀行コンピュータシステム50とPOSホストシステム
300との接続形態、及び商店3側のシステム構成につ
いては、一般的な電子財布システム(図9参照)のもの
と同等であるため説明を省略する。
【0017】図2において、この電子財布システムで使
用する電子マネー用カード10はプロセッサ及びメモリ
を搭載したICカードであり、図3に示すように、IC
カード10は少なくとも、所有者を特定するための銀行
番号,支店番号及び口座番号を少なくとも含むID番号
11と、所有者を認証するための暗証番号データ12
と、該当ICカードが本物であることを認証するための
認証データ及びそのアルゴリズム13と、口座から移さ
れた金額データ(入金データ)14a,顧客から指定さ
れた商品購入のための支払い金額(出金データ)14b,
電子財布内の残高14c,取引相手のID14d及び日
付データ14eを伴った、使用履歴を示すLOGデータ
(取引ログ)14とを有している。
【0018】図4はICカード10の構造の一例を示し
ており、ICカード10は、上述の各データ11〜14
やプログラムを記憶するメモリ15(ROM15a,R
AM15b,EEPROM15c)、伝送制御や暗号処
理等の制御を行うCPU16及び、電子マネー用のIC
カードリーダ/ライタ40を備えた取引装置とのデータ
送受を行うための入出力インターフェイス17から構成
されている。このICカード10は銀行によって発行さ
れる。
【0019】銀行1(図2参照)では、各支店又はスー
パーなどの店先に自動取引装置(ATM,CD等)20
を設置しており、その自動取引装置にはICカード10
の読み書きを行うICカードリーダライタが設けられて
いる。この自動取引装置20は、顧客の口座からICカ
ード10に価値を移すために使用される。記帳機能が付
いているICカード用通帳記帳装置30は、ICカード
10から取引ログ14を吸い上げて銀行コンピュータシ
ステム100に送信し、記帳データとして銀行の取引明
細及びICカードの利用明細から成るデータを受信して
例えば図6に示すような形式で記帳を行う。ICカード
の利用明細としては、同図6に示すように、取引日,取
引相手のID(図中の“BK10001”〜),入金,
出金,及び残高の情報が記帳される。
【0020】銀行1のコンピュータシステム(以下、
「センター」と言う)100には、顧客の口座の管理を
する顧客口座ファイル101があり、その口座に対する
全ての取引のデータを記録している。電子マネープール
ファイル102は、電子マネーとしてICカード10に
移した金額を銀行口座から引去り、一時保管しておくた
めの電子マネーの保管ファイルである。
【0021】ICカード履歴コピー作業領域103は、
ICカード10に記録されている電子商取引の履歴(L
OGデータ14)をコピーして一時的に記憶しておくセ
ンター100内の記憶領域である。センター100で
は、顧客2によってICカード10がICカード用通帳
記帳装置30のICカードリーダライタに挿入され、記
帳指示があった時に、全ての履歴を一時的にこの作業領
域103にコピーする。その際、ICカード10の履歴
はクリアーし、残高も0円にしてしまう。この作業領域
103の記憶内容は、顧客口座管理ファイル101が更
新されて記帳がされた時点でクリアーされる。そして、
ICカード10に改めて入金処理を行って使用可能状態
とする。
【0022】図7は、ICカードの取引明細の具体例を
図7の記帳例に対応させて示しており、顧客の銀行口座
から100,000円をICカードへ移動した後(M
1)、ICカードを使ってそれぞれ別の日に20,00
0円の買物、3,000円の買物及び5,000円の買
物を行い(M2〜M4)、その後に記帳をして(M
5)、改めて20,000円をICカードに入金を行っ
た(M5)、という取引の例である。このように、本例
では、記帳指示があった時には、ICカード10の履歴
をクリアーすると共に、残高も0円にするようにしてい
る。
【0023】図5は本発明に係るセンター100の制御
部の構成例を示している。通帳記帳データ作成手段11
1は、通帳に記帳するデータ列を作成する手段であり、
記帳指示がされた場合には、ICカード読出/書込手段
114によって吸上げたICカードの履歴をICカード
履歴コピー作業領域103にコピーし、ICカードの利
用明細と銀行口座の取引明細のデータ列を作成する。こ
の通帳記帳データ作成手段111によって作成されたデ
ータ列は、通帳記帳手段115によりICカード用通帳
記帳装置30側に送信される。記帳内容としては、図6
に示したように銀行の取引明細とともにICカードの利
用明細が記帳される。
【0024】顧客口座ファイル更新手段112は、利子
を計算するための取引明細を作成する。本発明ではIC
カードの残高と銀行口座の残高とを加算した残高に対し
て預金金利を計算するようしており、顧客口座ファイル
更新手段112では、顧客の銀行口座の取引とICカー
ドの取引とを(図6参照)、図8に示すように日付を基
に入金,出金欄を並べて行き、残高を計算し直したデー
タ列を作成する。この時系列に並べ替える処理は、電子
マネーの取引装置からICカードのLOGデータを取込
んだ後に行われる。その際、プールファイル102に記
憶している取引内容とICカードのLOGデータとをベ
リファイして正当性を検査する。
【0025】利子計算手段113は、通常の現金口座の
利子を計算手段であり、上述のように顧客口座ファイル
更新手段112によって取引年月日順にソートされた取
引履歴に基づいて顧客の口座の利子を計算する。これに
より、ICカードの残高と銀行口座の残高とが加算され
た残高に対して預金金利が計算される。金利の計算方法
は従来と同様であり、例えば、1年を2期に分けてその
期間中の残高に対する利子を(元金×日数×年利率)/
365によって計算する。算出された利息は例えば利息
決算日の翌日にその口座へ入金される。
【0026】上述のような構成において、システム動作
例を示す図1のタイムチャートを参照して、本発明によ
る預金処理方法を取引の流れにに沿って説明する。
【0027】ICカード10は銀行1が発行する。この
ときには、銀行番号,支店番号,口座番号,氏名等のI
D番号及びカードを使用するための暗証番号をICカー
ド10のメモリに記憶させる(ステップS10)。
【0028】顧客2は、ICカードへの入金を行う。こ
のときは自分の口座からICカードリーダライタを備え
た自動取引装置(ATMなど)から出金をして、ICカ
ードに移す(ステップS20)。このとき銀行1内で
は、電子マネーとしてICカードに移した金額と同額の
金額が口座ファイル101から電子マネープールファイ
ル(以下、「プールファイル」と省略して記載する)10
2に移される(ステップS21)。
【0029】顧客2がICカードを持っていって電子マ
ネーによる買い物をすると、商店3の電子マネー用取引
装置(POS端末301等)により支払いが行われる。
取引装置には暗証番号入力装置が付いていてこれにより
使用者本人を認証する。取引装置側ではICカードの残
高から代金を減算してカードを更新すると共に(ステッ
プS30)、銀行1のセンター100に売上げ代金の振
込要求を送信する(ステップS31)。振込要求を受け
たセンター100では、ICカードのLOGデータ14
を吸上げて取引の履歴をプールファイル102に記録す
ると共に(ステップS32)、プールファイル102に
保管されている電子マネーの残高を更新して代金を商店
口座へ振込む(ステップS33)。
【0030】上記ステップS30からステップS33ま
での処理は、ICカードによる取引の度に繰返され、取
引時に振込要求がリアルタイムになされることで、商店
口座への即時振込みが行われる。顧客は電子マネーがあ
れば何回でも同じ手続きを続けることができる。顧客2
は、ICカード内の電子マネーがなくなってきたら自動
取引装置(ATM等)20のところに行って電子マネー
の補充を行う(上記ステップS20,S21)。
【0031】記帳をする際には、記帳機能が付いている
自動取引装置30を使用する(ステップS40)。この
ときには、ICカードに記憶しているLOGデータを吸
上げ(ステップS41)、銀行1側のICカード履歴コ
ピー作業領域103に一且コピーする(ステップS4
2)。その後、プールファイル102に記憶している取
引内容とベリファイを行う(ステップS43)。ベリフ
ァイが一致しない場合には、カードは返却されず銀行が
預かって調べることになる。
【0032】ベリファイがOKの場合には、ICカード
のLOGエリア14をクリアする(ステップS44)。
そして、プールファイル102から取引履歴も含めて口
座ファイル101に入金(電子マネーの口座ファイルへ
の戻し)をする(ステップS45)。続いて、通帳記帳
データ作成手段111によって記帳データを作成し(ス
テップS46)、通帳記帳手段115によって記帳デー
タを自動取引装置20に送信して通帳或いは取引明細書
を印字して出票する(ステップS47)。通帳に印字で
きなかった場合には、ICカード10及びICカードコ
ピー作業領域103の履歴はクリアされないが、記帳さ
れた場合にはクリアされる(ステップS48)。
【0033】そして、顧客口座ファイル101に記録さ
れている取引明細を顧客口座ファイル更新手段112に
よって時系列にソートし、ICカードの残高と銀行口座
の残高とを加算した新残高に更新する(ステップS4
9)。顧客2は、その後、ICカード10に希望の金額
を入金する(ステップS50)。その際、ステップS2
1で述べたように、銀行1では、電子マネーとしてIC
カード10に移した金額と同額の金額を口座ファイル1
01からプールファイル102に出金しておく(ステッ
プS51)。
【0034】顧客2が再びICカードを使って電子マネ
ーによる買い物をすると(ステップS60)、上記ステ
ップS31〜S33と同様に、商店口座への代金振込要
求を受けて取引の履歴をプールファイル102に記録す
ると共に、プールファイル102に保管されている電子
マネーの残高を更新して代金を商店口座へ振込む。プー
ルファイル102には、取引の度に残高が減算されると
共に、その履歴が追加して記録される。(ステップS6
1〜S63)。上記の繰り返しにより、ICカードによ
る電子商取引が行われる。
【0035】1年に2回ある利子の記入時には、顧客口
座ファイル101から従来の方法によって利子を計算す
ることができる。すなわち、センター100の利子計算
手段113では、顧客口座ファイル更新手段112によ
って取引年月日順にソートされた取引履歴に基づいて利
子を計算することで、ICカードの残高と銀行口座の残
高とが加算された残高に対して預金金利が計算され、預
入れ利子の記入が行われる(ステップS70,S7
1)。
【0036】なお、上述した実施の形態においては、I
Cカード10の例として、図3に示すような領域を有す
るものを例として説明したが、ICカード10内に特定
の商店のサービスを受けることができる等の点数を記憶
する領域を有し、特定商店でカードの読み書きがされる
際に、ポイント数の更新を行うことができるようにして
も良い。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
ICカードに入れられた電子マネーにも利子を付けるよ
うにしたので、ICカードを利用しないときでも恩恵を
受けることができるようになり、消費者の電子マネー利
用促進を図ることができる。また、消費者が積極的に利
用しようと思わなくても、ICカードを持ち歩いていれ
ば、使ってみようといった機会も増え、徐々にICカー
ドによる電子財布システムが普及することになる。さら
に、記帳時には、ICカード内の電子マネーを顧客の口
座に一度戻すことを行うので必ず電子マネーを現金化で
きるため、安心して利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子財布システムにおける預金処理方
法を説明するためのタイムチャートである。
【図2】本発明を実現する電子財布システムの構成の一
例を示すブロック図である。
【図3】本発明で用いるICカードに記憶される情報の
一例を示す図である。
【図4】本発明で用いるICカードの構造の一例を示す
図である。
【図5】本発明に係る銀行のコンピュータシステムの制
御部の構成例を示すブロック図である。
【図6】本発明における通帳の記帳例を示す図である。
【図7】本発明におけるICカードの取引明細の一例を
示す図である。
【図8】本発明における利子計算方法を説明するための
図である。
【図9】一般に提案されているICカードを使った電子
マネーシステム構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 銀行 2 顧客 3 商店 10 ICカード 20 自動取引装置 30 ICカード用通帳記帳装置 40 ICカードリーダライタ 100 銀行コンピュータシステム 101 顧客口座ファイル 102 電子マネープールファイル 103 ICカード履歴コピー作業領域 111 通帳記帳データ作成手段 112 顧客口座ファイル更新手段 113 利子計算手段 114 ICカード読出/書込手段 115 通帳記帳手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサ及びメモリを搭載したICカ
    ードに格納された電子マネーを用い、顧客の銀行口座か
    ら前記ICカードに価値を移した後に商品の購入に対し
    て支払いを行う電子財布システムにおける預金処理方法
    において;前記ICカード内の取引ログ及び残高を前記
    顧客の銀行口座に移すステップと;前記銀行口座の取引
    と前記ICカードによる取引とを時系列順に並べ替える
    ステップと;前記並べ替えた取引のデータに基づいて前
    記ICカードの残高と前記銀行口座の残高とを加算した
    残高に対して預金金利を計算するステップとを有するこ
    とを特徴とするICカードを使った電子財布システムに
    おける預金処理方法。
  2. 【請求項2】 プロセッサ及びメモリを搭載したICカ
    ードに格納された電子マネーを用い、顧客の銀行口座か
    ら前記ICカードに価値を移した後に商品の購入に対し
    て支払いを行う電子財布システムにおける預金処理方法
    において;銀行のコンピュータシステム内に、顧客の預
    け入れした現金を保管している顧客口座ファイルと、電
    子マネーとして前記ICカードに移した金額を銀行口座
    から引去り一時保管しておく電子マネープールファイル
    とが設けられており;電子マネーの使用に際して、前記
    顧客の銀行口座から顧客の要望に応じた金額を前記IC
    カードに移すとともに同金額を前記電子マネープールフ
    ァイルに移すステップと;商店において顧客の支払いに
    対して、前記ICカードから該借入れ金額を減算した後
    の、前記電子マネープールファイルから商店の口座ファ
    イルへの振込み依頼を受けるステップと;前記振込み依
    頼に応じて前記電子マネープールファイルから該商店の
    口座ファイルに振込むステップと;該電子マネーが記帳
    される場合には、前記ICカードのロギング情報が該顧
    客の記帳ファイルの欄に加算されるステップと;前記顧
    客の口座の取引内容と前記ICカードの取引とが取引年
    月日順にソートされた取引履歴に基づいて前記顧客の口
    座の利子を計算するステップとを有することを特徴とす
    るICカードを使った電子財布システムにおける預金処
    理方法。
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