JPH11143492A - 音声操作機能付き電子機器、電子機器における音声操作方法、及び音声操作機能付き電子機器を備える自動車 - Google Patents

音声操作機能付き電子機器、電子機器における音声操作方法、及び音声操作機能付き電子機器を備える自動車

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JPH11143492A
JPH11143492A JP9307621A JP30762197A JPH11143492A JP H11143492 A JPH11143492 A JP H11143492A JP 9307621 A JP9307621 A JP 9307621A JP 30762197 A JP30762197 A JP 30762197A JP H11143492 A JPH11143492 A JP H11143492A
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JP9307621A
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Hideo Terasawa
秀雄 寺沢
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば自動車から電話をかけるといった動作
を使用者の音声入力により行う場合に、使用者の待ち時
間を短縮できる音声操作機能付き電子機器、電子機器に
おける音声操作方法、及び音声操作機能付き電子機器を
備える自動車を提供すること。 【解決手段】 使用者が音声により内容を入力するため
の音声入力手段11と、登録語を登録するためのデータ
登録手段17と、音声入力手段11に入力された音声信
号を認識して処理する音声認識手段10と、使用者が内
容を音声入力した時点から所定の時間内に、使用者が次
の実行内容を音声入力すると、所定の時間が経過する前
においても次の実行内容を実行する処理手段23とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声入力により各
種機能を操作することができる音声操作機能付き電子機
器、電子機器における音声操作方法、及び音声操作機能
付き電子機器を備える自動車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、使用者がリモートコントローラの
キーを操作したり音声を入力することにより、ある種の
機能を操作することができるナビゲーション装置などが
各種提案されている。自動車などに搭載させるナビゲー
ション装置は、例えば道路地図データが記憶されたCD
−ROM(コンパクトディスクを用いたリードオンリー
メモリ)などの大容量のデータ記憶手段と、現在位置の
検出手段と、検出した現在位置の近傍の道路地図をデー
タ記憶手段から読出したデータに基づいて表示させるデ
ィスプレイ装置で構成される。この場合、現在位置の検
出手段としては、GPS(Global Positi
oning System)と称される測位用の人工衛
星を使用した測位システムを使用したものや、車両の走
行方向、走行速度などの情報に基づいて出発地点から現
在位置の変化を追跡する自律航法によるものなどがあ
る。
【0003】また、ディスプレイ装置に表示される地図
としては、リモートコントローラ等のキー操作などを行
うことで、現在位置の近傍だけでなく、地図データが用
意されている限りは、所望の位置の地図を表示させるこ
とができるようにしてある。このようなナビゲーション
装置の場合には、例えば自動車用の場合、運転席の近傍
にディスプレイ装置を設置して、運転者が走行中や信号
停止などの一時停止中に現在位置の近傍の地図を見れる
ようにするのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のナビ
ゲーション装置と、例えば携帯電話や自動車電話を結び
付けて、携帯電話で電話をかける作業をナビゲーション
装置を通して行うことが提案されている。この場合には
例えばディスプレイ中に表示されるメニューの中の“電
話をかける”機能キーを例えばリモートコントローラの
機能キー群の中から選択して、その次に使用者がマイク
に向って“電話番号”を言うことで、携帯電話により自
動車の中から電話をかけるようにすることが考えられ
る。
【0005】しかし、このようにナビゲーション装置を
用いて電話をかける場合には、必ず使用者がリモートコ
ントローラを用いてディスプレイ装置上のメニューの中
の“電話をかける”を選択して、その後に使用者音声入
力で“電話番号”を言わなければならない。従って運転
中にこのようなディスプレイ上のメニュー中の“電話を
かける”のような“行為”を指示し、その後で電話をか
けるという行為の対象である“電話番号”を音声入力し
なければならないので、大変面倒である。つまり、電話
をかける場合には上述したようにリモートコントローラ
の機能キーの中から一つの“電話をかける”の機能キー
とを選択する必要があり、その後に音声により電話番号
を言う手順を踏まないと、電話番号をかけることができ
ない。
【0006】また、自動車の中に携帯電話を搭載して、
この携帯電話のキーボードを操作することで使用者が携
帯電話による発信を自動車の中から行うことも考えられ
る。しかしこのような携帯電話のかけ方では、携帯電話
の機能キーなどを含む操作キーが小さな面積の中に配置
されているために、各キーは押しづらくしかもどのキー
がどのような機能を有しているかの表示文字を認識する
ことが難しい。またナビゲーション装置と携帯電話を組
み合わせた場合と、単独の場合においても、何れにして
も操作方法が分からない場合には使用者は操作マニュア
ルなどを読まなければならないという問題もある。ま
た、このように自動車の中から電話をかける場合、使用
者が音声で電話をかける動作を入力したときに、できる
だけ素早く発信動作に移ることで使用者の待ち時間が短
くできないかという要望がある。
【0007】そこで本発明は上記課題を解消し、例えば
自動車から電話をかけるといった動作を使用者の音声入
力により行う場合に、使用者の待ち時間を短縮できる音
声操作機能付き電子機器、電子機器における音声操作方
法、及び音声操作機能付き電子機器を備える自動車を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、使用者が音声により内容を入力するための音声
入力手段と、登録語を登録するためのデータ登録手段
と、音声入力手段に入力された音声信号を認識して処理
する音声認識手段と、使用者が内容を音声入力した時点
から所定の時間内に、使用者が次の実行内容を音声入力
すると、所定の時間が経過する前においても次の実行内
容を実行する処理手段とにより、達成される。
【0009】本発明では、音声入力手段は、使用者の音
声により内容を入力するようになっている。データ登録
手段は、登録語を登録する。音声認識手段は、音声入力
手段により入力された音声信号を認識して処理する。処
理手段は、使用者が内容を音声入力した時点から所定の
時間内に、使用者が次の実行内容を音声入力すると、所
定の時間が経過する前においても実行内容をするように
なっている。これにより、使用者は次の実行内容を所定
の時間が経過する前においても実行させることができる
ので、使用者が待機する時間を短くすることができる。
【0010】本発明において、好ましくは、所定の時間
内に使用者が音声による電話をかける意思を表す発信語
を入力することにより、処理手段は所定の時間が経過す
る前においても次の実行内容である電話をかけるための
発信動作を開始できる。これにより、電話をかける際の
発信までの待機時間を短くすることができる。本発明に
おいて所定時間内に、使用者が音声により電話をかける
のを中止する意思を表す中止語を入力すれば、処理手段
は電話をかけるための以後の動作を中止できる。
【0011】本発明において好ましくは使用者が入力語
を音声により入力後、その音声により入力した入力語が
データ登録手段に登録されている登録語と異なった場合
には、使用者が音声により入力後の内容を訂正する意思
を表す訂正語を入力することができる。これにより、入
力した言葉を訂正することができる。
【0012】上記目的は、本発明にあっては、使用者の
音声を音声入力手段にすることで、音声入力手段に入力
された音声信号を音声認識手段により認識して処理する
音声認識処理ステップと、使用者が内容を音声入力した
時点から所定の時間内に、使用者が次の実行内容を音声
入力すると、処理手段が所定の時間が経過する前におい
ても次の実行内容を実行する実行ステップとを備える電
子機器における音声操作方法により、達成される。これ
により、使用者は次の実行内容を所定の時間が経過する
前においても実行させることができるので、使用者が待
機する時間を短くすることができる。
【0013】上記目的は、本発明にあっては、車内に音
声操作機能付き電子機器を備える自動車において、使用
者が音声により内容を入力するための音声入力手段と、
登録語を登録するためのデータ登録手段と、音声入力手
段に入力された音声信号を認識して処理する音声認識手
段と、使用者が内容を音声入力した時点から所定の時間
内に、使用者が次の実行内容を音声入力すると、所定の
時間が経過する前においても次の実行内容を実行する処
理手段と、を備える音声操作機能付き電子機器を備える
自動車により、達成される。本発明では、車内に音声操
作機能付き電子機器を備える自動車において、使用者が
音声により内容を入力するための音声入力手段と、登録
語を登録するためのデータ登録手段と、音声入力手段に
入力された音声信号を認識して処理する音声認識手段
と、使用者が内容を音声入力した時点から所定の時間内
に、使用者が次の実行内容を音声入力すると、所定の時
間が経過する前においても次の実行内容を実行すること
ができる。これにより、使用者は次の実行内容を所定の
時間が経過する前においても実行させることができるの
で、使用者が待機する時間を短くすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0015】図1は、本発明の音声操作機能付き電子機
器の一例として、自動車に搭載されるナビゲーション機
能と携帯電話機能を有する電子機器の実施の形態を示し
ている。図1に示す電子機器100は、概略的には携帯
電話機101、ナビゲーション装置20、音声認識装置
10などを備えている。
【0016】図2と図3は、本発明の電子機器100が
自動車50に搭載された例を示しており、この自動車5
0に対して、図1に示す電子機器100の各部分が所定
位置に配置されている。まず音声認識装置10とナビゲ
ーション装置20は、例えば図2に示すように自動車5
0の任意の空間、例えば後部のトランク内に設置されて
いる。図1のマイクロフォン11は、図2と図3に示す
自動車50の車内のサンバイザー53に取り付けられて
いる。図1の携帯電話機101は、図2と図3に示す運
転席52のセンターコンソール50C付近に着脱可能に
設定されている。
【0017】図1のスピーカ32は、図2と図3に示す
ように運転席のセンターコンソール50C付近に設置さ
れている。図1のディスプレイ装置(表示手段)40
は、例えば液晶表示装置を用いることができ、このディ
スプレイ装置40は図2と図3に示すように運転席52
のセンターコンソール50Cに設置されている。図1の
操作キー27は、図3の運転席のステアリング51のコ
ラムの所に設けられている。図1のアンテナ21は、例
えば図2に示すように自動車50のトランク50Aに設
置されているが、これらのアンテナ21はリアウィンド
シールド内に埋め込んだりサイドウィンドシールドなど
に埋め込むような設定方法にしてもよい。
【0018】図2に示す自動車50のエンジン制御コン
ピュータ54は、図1に示すナビゲーション装置20と
電気的に接続されており、エンジン制御コンピュータ5
4から車速に比例したパルス信号がナビゲーション装置
20側に供給できる。
【0019】図3に示す運転席52に使用者Mが座り運
転姿勢を取った状態で、使用者Mは、携帯電話機101
及びナビゲーション装置20、音声認識装置10を介し
て、本発明の電子機器100においては音声入力のみ
で、後で説明する“対象”及びその“対象”に対応する
“特定の行為”を指定することで、例えば自動的に外部
に電話をかけることができるものである。このように音
声で各種の“対象”及び“対象”に対応する“特定の行
為”を指定するために、マイクロフォン11は、上述し
たようにフロントウインドシールドガラス50Bの付近
のサンバイザー53に対して取り付けられており、運転
席52に着席した使用者Mの話し声を拾うことができ
る。このマイクロフォンは例えば指向性が比較的狭く設
定されており、自動車50の運転席52に着席した使用
者Mの話し声だけを良好に拾うようになっており、これ
により誤動作を防ぐ。
【0020】次に、図1の音声認識装置10、携帯電話
機101、ナビゲーション装置20などの各部位を説明
する。本発明の電子機器100は、上述したように音声
認識装置10、ナビゲーション装置20、マイクロフォ
ン11、ディスプレイ装置40、操作キー27などを有
しており、さらに使用者Mが携帯電話機101を音声認
識装置10とナビゲーション装置20に対して電気的に
接続することができる。携帯電話機101は、図3の自
動車50のセンターコンソール50Cの取付け用のブラ
ケット50Dに取り付けることにより、図1に示すよう
に携帯電話機101はマイクロフォン11、ナビゲーシ
ョン装置20に対して電気的に接続することができる。
【0021】図1において、マイクロフォン11は、音
声認識装置(音声認識手段)10のノイズフィルタ11
Aを介して、A/D変換器(アナログ/デジタル変換
器)12、デジタル音声処理回路(DSP)13に接続
されている。このデジタル音声処理回路13は、音声認
識回路14に接続され、この音声認識回路14はROM
(リードオンリーメモリ)15と変換部16に接続され
ている。また音声認識回路14は接続端子10b,20
bを介してナビゲーション装置20のマイクロコンピュ
ータのような処理手段23に電気的に接続されている。
変換部16は接続端子10a,20aを介してナビゲー
ション装置20の処理手段23に接続されている。変換
部16は、RAM(ランダムアクセスメモリ)17に接
続されている。
【0022】マイクロフォン11は、図3の運転席52
に着席した使用者Mが発生する音声を入力する音声入力
手段である。音声認識装置10のノイズフィルタ11A
は、このマイクロフォン11から入力される音声信号A
Sのノイズを除去し、A/D変換器12に供給する。A
/D変換器12は、音声信号ASを所定のサンプリング
周波数のデジタル音声信号に変換する。このA/D変換
器12が出力するデジタル音声信号ADSは、デジタル
音声処理回路13において、帯域分割、フィルタリング
などの処理で、デジタル音声信号をベクトルデータとし
て、このベクトルデータを音声認識回路14に供給す
る。
【0023】ROM15は、音声認識データを記憶して
おり、音声認識回路14に対してその音声認識データを
供給できる。デジタル音声処理回路13から供給される
ベクトルデータと、所定の音声認識アルゴリズムに従っ
た音声認識回路14を行い、ROM15に記憶された音
声認識用音韻モデルから候補を複数選定し、その候補の
中で最も一致度の高い音韻モデルに対応して記憶された
文字データを読出す。
【0024】音声認識データ記憶用ROM15のデータ
記憶状態としては、例えば地名や数字あるいはナビゲー
ション装置20の操作を指示するための言葉など各種の
用語が記憶されている。地名としては、例えば日本国内
の都道府県名、市町村名などが記憶されている。数字と
しては、電話番号などを認識できるように数字の音声認
識をさせるためのデータが記憶されている。
【0025】ナビゲーション装置20の操作を指示する
言葉としては、例えば“目的地”、“出発地”、“経由
地”、“自宅”などの表示位置を表示する言葉や、“今
何時”(現在時刻を聞く指令)、“今どこ”(現在位置
を聞く指令)、“次は”(次の交差点を聞く指令)、
“あとどれくらい”(目的地までの距離を聞く指令)、
“速度は”(現在速度を聞く指令)、“高度は”(現在
の高度を聞く指令)、“進行方向は”(進行方向を聞く
指令)、“一覧表”(認識できる指令の一覧表をディス
プレイに表示させるための指令)等のその他の各種操作
指令を行う言葉の文字コードと、その言葉に対応する音
韻モデルが記憶させてある。
【0026】次に、RAM17は、データ登録手段であ
り、例えば上述した変換部16における経緯度変換デー
タを記憶する。このRAM17は、次のような経緯度変
換データを記憶している。音声認識データ記憶用のRO
M15に記憶された地名の文字コードと同じ発音の文字
コード毎に記憶エリアが設定され、各文字コード毎に、
その言葉を認識した場合の動作、応答音声の文字コー
ド、音声が地名の場合のその地域の経度、緯度のデー
タ、文字として表示させるデータ(漢字などを使用した
文字コード)とが記憶させてある。
【0027】しかもこのRAM17は、使用者が、ナビ
ゲーション装置20の処理手段23を介して、任意のデ
ータをユーザー辞書として登録できるとともに、あらか
じめ基本辞書をも登録することができる。基本辞書と
は、例えば図12のようにすでに決定されている例えば
電話番号であり、一例としては“警察”:“110”、
“消防署”:“119”などといったような対象及び電
話番号を登録することができる。またユーザー登録とし
ては、例えば“やまだたろう”といった“対象”と、そ
のやまだたろうに対応する電話番号例えば“03−12
34−5678”を登録することができる。その登録に
際しては、使用者Mが音声入力したり操作キー27を操
作することで処理手段23を介してRAM17に登録で
きる。なお、地名毎の緯度と経度のデータとしては、そ
の地名で示される地域の役所(市役所、区役所、町役
場、村役場)の所在地の絶対位置を緯度と経度のデータ
を採用することができる。
【0028】RAM17から供給される経緯度変換デー
タ及び基本辞書やユーザー辞書内のデータは、音声認識
手段である音声認識装置10からの出力として接続端子
10aに供給でき、RAM17における上述したユーザ
ー辞書と基本辞書の内容は、変換部16を介してやはり
接続端子10a,20aを介して処理手段23に供給す
る。また音声認識回路14で認識された音声信号の文字
コードのデータは、音声認識装置10の出力として出力
端子10b,20bを介して処理手段23に供給する。
【0029】次に、図1のナビゲーション装置20の各
構成要素について説明する。このナビゲーション装置2
0は、GPS用アンテナ21を備え、このアンテナ21
が受信したGPS用衛星からの測位用信号を、現在位置
検出回路22で受信処理し、この受信したデータを解析
して、現在位置を検出する。この検出した現在位置のデ
ータは、処理手段23に供給されてそのときの絶対的な
位置である緯度と経度のデータとして用いる。
【0030】この処理手段23は、ナビゲーション装置
20による動作を制御するシステムコントローラとして
機能する回路であり、道路地図データが記憶されたCD
−ROM(光ディスク)がセットされてこのCD−RO
Mの記憶データを読出すCD−ROMドライバ24と、
データ処理に必要な各種データを記憶するRAM25
と、このナビゲーション装置が搭載された車両の動きを
検出する車速センサ26と、操作キー27とが接続させ
てある。現在位置などの経緯度の座標データが得られた
とき、処理手段23は、CD−ROMドライバ24にそ
の座標位置の近傍の道路地図データを読出す制御を行
う。そして、処理手段23は、CD−ROMドライバ2
4で読出した道路地図データをRAM25に一時記憶さ
せ、この記憶された道路地図データを使用して、道路地
図を表示させるための表示データを作成する。このとき
には、操作キー27の操作などにより設定された表示ス
ケール(縮尺)で地図を表示させるような表示データと
する。
【0031】処理手段23で作成された表示データを映
像信号生成回路28に供給し、この映像信号生成回路2
8で表示データに基づいて所定のフォーマットの映像信
号を生成させ、この映像信号を出力端子20cに供給す
る。
【0032】この出力端子20cから出力される映像信
号は、ディスプレイ装置(表示手段)40に供給し、こ
のディスプレイ装置40で映像信号に基づいた受像処理
を行い、ディスプレイ装置40の表示パネルに道路地図
などを表示させる。
【0033】このような現在位置の近傍の道路地図を表
示させる他に、操作キー27の操作などで指示された位
置の道路地図なども、処理手段23の制御に基づいて表
示できるようにしてある。また、操作キー27の操作な
どに基づいて、処理手段23は、“目的地”、“出発
地”、“経由地”、“自宅”、“ルート探索”、“電話
をかける”、“マーク設定”、“最寄り探索”などの特
定の座標位置を設定あるいは登録することができるよう
にしてある。この特定の座標位置を登録した場合には、
その登録した座標位置のデータ(経度と緯度のデータ)
をRAM17に記憶させる。
【0034】また、車速センサ26が自動車の走行を検
出したときには、処理手段23が操作キー27の操作の
内の比較的簡単な操作以外の操作を受け付けないように
してある。
【0035】このナビゲーション装置20は、自律航法
部29を備え、図2の自動車50側のエンジン制御用コ
ンピュータ54から供給される車速に対応したパルス信
号に基づいて、自動車の正確な走行速度を演算すると共
に、自律航法部29内のジャイロセンサの出力に基づい
て進行方向を検出し、速度と進行方向に基づいて決めら
れた位置からの自律航法による現在位置の測位を行う。
例えば現在位置検出回路22で位置検出ができない状態
になったとき、最後に現在位置検出回路22で検出でき
た位置から、自律航法による測位を行う。
【0036】処理手段23には音声合成回路31が接続
させてあり、処理手段23で音声による何らかの指示が
必要な場合には、音声合成回路31でこの指示する音声
の合成処理を実行させ、音声合成回路31に接続された
スピーカ32から音声を出力させる。例えば、“目的地
に近づきました”、“進行方向は左です”などのナビゲ
ーション装置として必要な各種指示を音声で行う。この
音声合成回路31では、音声認識装置10で認識した音
声を、供給される文字データに基づいて音声合成処理し
て、スピーカ32から音声として出力させるようにして
ある。スピーカ32は例えば使用者Mが音声入力した
“対象”や“特定の行為”(図4参照)を復唱する。
【0037】このナビゲーション装置20は、音声認識
装置10の出力端子10a,10bから出力される経緯
度データとその付随データ及び文字コードのデータが供
給される入力端子20a,20bを備え、この入力端子
20a,20bに得られる経緯度データとその付随デー
タ及び文字コードのデータを、処理手段23に供給す
る。
【0038】処理手段23は、この経緯度データD1な
どが音声認識装置10側から供給されるとき、その経度
と緯度の近傍の道路地図データをCD−ROMドライバ
24でディスクから読出す制御を行う。そして、CD−
ROMドライバ24で読出した道路地図データをRAM
25に一時記憶させ、この記憶された道路地図データを
使用して、道路地図を表示させるための表示データを作
成する。このときには、供給される経度と緯度が中心に
表示される表示データとする。
【0039】この表示データに基づいて、映像信号生成
回路28で映像信号を生成させ、ディスプレイ装置40
に、音声認識装置10から指示された座標位置の道路地
図を表示させる。
【0040】音声認識装置10の出力端子10bからナ
ビゲーション装置の操作を指示する言葉の文字コードが
供給される場合には、その操作を指示する言葉の文字コ
ードを処理手段23で判別すると、対応した制御を処理
手段23が行う。この場合、“目的地”、“出発地”、
“経由地”、“自宅”などの表示位置を指示する言葉の
文字コードである場合には、この表示位置の座標がRA
M25に登録されているか否か判断した後、登録されて
いる場合には、その位置の近傍の道路地図データをCD
−ROMドライバ24でディスクから読出す制御を行
う。
【0041】処理手段23に音声認識装置10から、認
識した音声の発音を示す文字コードのデータが供給され
るときには、その文字コードで示される言葉を、音声合
成回路31で合成処理させ、音声合成回路31に接続さ
れたスピーカ32から音声として出力させる。例えば、
音声認識装置10側で“トウキョウト ブンキョウク
(東京都文京区)”と音声認識したとき、この認識した
発音の文字列のデータに基づいて“トウキョウト ブン
キョウク”と発音させる音声信号を生成させる合成処理
を、音声合成回路31で行い、その生成された音声信号
をスピーカ32から出力させる。
【0042】この場合、本例においては音声認識装置1
0で音声認識を行った場合に、ナビゲーション装置20
の端子20aに経度、緯度のデータが供給されるのと、
端子20bに認識した音声の発音を示す文字コードのデ
ータが供給されるのが、ほぼ同時であるが、処理手段2
3では最初に音声合成回路31で認識した言葉を音声合
成させる処理を実行させ、次に経度、緯度のデータに基
づいた道路地図の表示データの作成処理を実行させる。
【0043】また、図1の処理手段23に対しては、携
帯電話機101が接続される。例えば使用者Mがマイク
ロフォン11に向って、“対象”である一例として“東
京タワー”と発生すると、音声認識装置10を経て、
“東京タワー”データが処理手段23に供給される。R
AM17には、ユーザー辞書あるいは基本辞書として
“対象”としての“東京タワー”の“電話番号”が記憶
されていれば、RAM17、変換部16を介して処理手
段23に対してこの“東京タワー”に対応する“電話番
号”のデータTPDが送られる。処理手段23はこの
“電話番号”のデータTPDを携帯電話機101に送
り、携帯電話機101は、この電話番号データTPDに
基づいて、基地局に送信する。携帯電話機101として
は、デジタル通信方式の携帯電話機を採用するのが好ま
しく、携帯電話機101は、例えば800MHzあるい
は1.5GHzの周波数のデジタル電話機を採用するこ
とができる。
【0044】次に、上述したナビゲーション機能及び電
話機能を有する電子機器100の操作方法について説明
する。ここで、上述した“対象”と、“対象”に対応す
る“特定の行為”について簡単に説明する。図4におい
て、“対象”としては、例えば呼び出したい場所などを
定義しており、地名、駅名、ランドマーク、電話番号、
マーク名称、電話登録名などの項目を挙げることができ
る。この中でランドマークとは、地図上の目立つような
建築物または建造物などを指しており、例えば一例とし
ては“東京タワー”などが挙げられる。電話番号は、市
外局番−市内局番−番号の順に配列されており、例えば
“03−1234−5678”のようなものである。マ
ーク名称とは、例えばナビゲーション装置の図1のディ
スプレイ装置40におけるある位置にマークを設定した
場合のそのマークの名称を指しており、あるマークの名
称が、例えば“やまだたろう”の住所を示すような場合
である。電話登録名とは、例えば“たなかはなこ”とい
った人名を登録しておく。
【0045】これに対して“特定の行為”とは、各種コ
マンドを示しており、例えば“ルート探索”、“目的地
設定”、“経由地設定”、“電話(かける)”、“マー
ク設定”、“最寄り探索”コマンドなどがある。
【0046】本発明の実施の形態においては、図3の使
用者Mが音声によりまず呼び出したい“対象”を先に音
声入力し、その次に特定の“行為”を指定することがで
きる。このような音声入力による指定順序は矢印RBで
示している。また本発明の実施の形態においては、この
矢印RBの音声入力順に限らず、矢印RAで示すように
使用者Mが“特定の行為”を先に音声入力して指定した
後に、“対象”を指定することも勿論できる。
【0047】図4における矢印RBの音声入力手順に従
うと、使用者Mは“対象”を指定した後に“特定の行
為”を指定する。この例としては、例えば“対象”にお
ける“やまだたろう”を呼び出してから、“特定の行
為”である“電話(かける)”コマンドを言う場合や、
“対象”である“品川駅”を呼び出してから、“特定の
行為”である“ルート探索”コマンドを言うような場合
である。これに対して矢印RAの音声入力手順の場合に
は、“電話”コマンドを言ってから“やまだたろう”を
呼び出したり、“ルート探索”コマンドを言ってから、
“品川駅”を呼び出すような場合である。
【0048】次に図5は、使用者Mによる音声操作によ
り、図1の携帯電話機101とナビゲーション装置20
を用いて、図1の自動車50の運転席52に座っている
使用者Mが、外部へ電話する場合の操作例を示してい
る。図5においてステップS1では、図3の使用者Mが
マイクロフォン11に対して音声入力を開始し、ステッ
プS2において図4の“対象”である“ランドマーク”
や“地名”を入れれば、音声認識装置10からナビゲー
ション装置20の処理手段23に対して信号が送られて
処理手段23はディスプレイ装置40に対してステップ
S7のように地図を表示する。ステップS2におけるこ
の地名としては、例えば“東京都港区港南1−7−4”
や“東京タワー”などである。
【0049】次に、ステップS3において使用者Mが
“そこに”と音声入力すると、上述した“対象”である
例えば地名としての“東京タワー”がステップS8にお
いて対象選択して確定される。ステップS4において使
用者Mが“電話(かける)”というふうに“特定の行
為”を音声入力すると、図6〜図9に示す電話プロセス
(図5のステップS9)が開始する。その他に、使用者
MがステップS5のように“特定の行為”として“ルー
ト探索”と音声入力すると、ステップS91のようにル
ート探索プロセスに入る。ステップS6のように使用者
Mが“特定の行為”である“マーク設定”と音声入力す
ると、ステップS92のようにマーク設定プロセスに入
る。
【0050】次に、図6〜図8を参照して、上記の電話
プロセスについて説明する。図4と図6における矢印R
B方向に音声入力するプロセスと、矢印RAの方向に音
声入力するプロセスの場合がある。図6の矢印RBの方
向に音声入力する場合には、使用者Mは、“対象”であ
る例えば“ランドマーク(東京タワー)”を音声入力
し、“そこに”をさらにキーワードとして入力してその
“東京タワー”を確定し、そして“特定の行為”である
“電話(かける)”コマンドを音声入力する。この場合
には、使用者Mは“そこに”のキーワードを入力してい
るので、フラグが“1”になる。これに対して上述のよ
うに“ランドマーク”や“そこに”などを入力しない
で、使用者Mが直接“特定の行為”である“電話(かけ
る)”コマンドを音声入力した場合には、フラグは無
い。
【0051】図4の“対象”から“特定の行為”の順に
音声入力する場合の矢印RBの音声入力の手順の場合に
は、図6のステップS10の電話プロセス開始から、矢
印Cを経て、図7のルーチンを通る。これに対して、
“特定の行為”から“対象”を行う、すなわち矢印RA
の音声入力手順では、フラグが無いので、図6のステッ
プS10から矢印Kを経て、図8のルーチンを通ること
になる。
【0052】まず図6と図7を参照して、使用者Mが
“対象”から“特定の行為”の順に矢印RBに沿って音
声入力した場合について説明する。図6において、使用
者Mが“対象”として、“東京タワー”と音声入力し、
確定用のキーワードとして、さらに“そこに”と入力す
ると、“対象”としては“東京タワー”が音声入力確定
される。そして使用者Mがさらに“特定の行為”として
“電話(かける)”コマンドを入力すると、フラグが
“1”になり、ステップS10の電話プロセスが開始す
る。
【0053】図6のステップS11,S11−1では、
図1の携帯電話機101がスタンバイ状態であるかを見
て、電話中もしくは携帯電話機101がナビゲーション
装置20側に接続されていない場合には、矢印Gを経
て、図8のメインループに到達して処理が終了してしま
う。ステップS11において、そうでなく携帯電話機1
01がスタンバイ状態である場合には、ステップS12
においてすでに“対象”が“東京タワー”として入力し
て確定されているので、矢印Cに沿って図7のルーチン
に移る。
【0054】図7のステップS13において“対象”が
“東京タワー”であることを確認した後に、ステップS
14,S14−1においてこの東京タワーに対応して、
図1の処理手段23がRAM17において“東京タワ
ー”の電話番号が登録されているかどうかを判断する。
“東京タワー”の電話番号があらかじめユーザー登録に
よりユーザー辞書に登録されておらずかつ基本辞書とし
て登録されていない場合には、矢印Jを経て図8のメイ
ンループに戻る。
【0055】そうでない場合には本発明の実施の形態の
特徴部分であるステップS14〜S23に移る。まずス
テップS14において“東京タワー”に対応する電話番
号がすでに例えばユーザー辞書に図1のRAM17に登
録されている場合には、ステップS15において、処理
手段23がスピーカ32を用いて“電話します”と発声
する。ステップS16では図10に示す符号の定義のよ
うに待機時間Tを0にリセットし、そしてステップS1
7,S18で使用者Mが音声入力を行うかどうかを確認
する。ステップS17における音声入力はステップS1
8において認識されるが、その音声入力の内容は、ステ
ップS19、ステップS20、あるいはステップS21
のような、訂正語、発信語あるいは中止語である。
【0056】使用者Mが用いる訂正語、中止語及び発信
語の例としては図11に示している。訂正語としては例
えば“違う”などであり、中止語としては“キャンセ
ル”などであり、さらに発信語としては“かける”や
“発信”などである。そこで、使用者MがステップS1
7において例えば“違う”という訂正語を音声入力した
場合には、矢印Dに沿って図6のステップS25に移
る。
【0057】ステップS19において訂正語が音声入力
されず、“かける”などの発信語が音声入力された場合
にはステップS23に移って、そのまま電話をかける発
信動作を行い、矢印Jに沿ってメインループに戻る。こ
れにより“対象”である“東京タワー”に対して使用者
Mが音声入力で直接電話番号を入力しなくても、簡単に
かつ自動的に音声入力だけで“東京タワー”に対して電
話をかけることができる。
【0058】そうでなくステップS20において使用者
Mが発信語を音声入力しない場合にはステップS21に
移り、ステップS21において使用者Mが“キャンセ
ル”のような中止語を音声入力した場合には、矢印Fに
沿って図8のステップS26に移り、電子機器100の
処理手段23は、電話をかける処理を取り消し、メイン
ループに戻る。図7のステップS21において使用者M
が“キャンセル”と音声入力しなかった場合にはステッ
プS22において、待機時間TがN秒例えば5秒以上経
過した場合、すなわち使用者Mが訂正語、発信語、中止
語を5秒以上全く入力しなかった場合には、ステップS
23において自動的に電話をかける発信動作に移る。こ
れにより、処理手段23が携帯電話機101に“電話番
号”のデータTPDを与えて、局側に発信する。また、
図7のステップS20において、使用者が「かける」と
いった発信語を音声入力した場合には、ステップS2
1,S22を通らずに、ステップS23において、電話
の発信動作に移る。すなわち、上述したように使用者M
が訂正語、発信語、中止語を5秒以上全く入力しなかっ
た場合には、5秒以上経過した後にしかステップS23
で電話の発信ができないのであるが、そうではなく、ス
テップS20において「かける」といった発信を使用者
Mが音声入力した場合には、直ちにステップS23にお
いて自動的に電話をかける発信動作に移ることができ
る。これにより、使用者Mの電話をかける際の待機時間
を短縮することができる。ステップS22において、待
機時間Tが5秒に達するまでに再び使用者Mがステップ
S17において音声入力を行った場合には、ステップS
18〜ステップS22のステップを繰り返すことにな
る。
【0059】このようにして、図6の矢印PBで示すよ
うに使用者Mが“対象”である“東京タワー”、“そこ
に”そして“特定の行為”である“電話(かける)”コ
マンドを音声入力することにより、電話番号を直接音声
入力しなくても訂正や中止を行わない限り自動的にステ
ップS23において電話をかける発信を行うことができ
る。
【0060】次に、図6の矢印RAで示すように使用者
Mが単に“電話(かける)”コマンドを発した場合につ
いて説明する。つまり図4の“特定の行為”から矢印R
Aに沿って“対象”に沿って入力処理をする例を今から
説明する。まずステップS10,S11及びS12を経
て、ステップS12においてフラグが“1”なのでステ
ップS24に移る。ステップS24では、図1のRAM
17において認識用の辞書、すなわち基本辞書(共通辞
書)とユーザー登録辞書(ユーザー登録語)を参照し
て、まだ“対象”である地名を使用者Mが音声入力して
いないので、電子機器100の処理手段23がスピーカ
32を用いてステップS25において“どちらにおかけ
ですか”とガイダンス用の発音をする。そしてステップ
S27で、図10の電話番号または登録語Pをクリアー
にして、かつ入力カウントCを0にするとともにステッ
プS27では待機時間Tを0にする。この入力カウント
Cとは、図1のRAM17に登録されている登録語を何
回言ったかを表す符号である。そして矢印Kに沿って図
8に示すステップS29に移り、このステップS29で
は、使用者Mが例えばユーザー登録語である“東京タワ
ー”あるいは“電話番号”と音声入力する。ステップS
30で認識が行われステップS31において“電話番
号”と入力された場合にはステップS32の電話番号プ
ロセス(A)に進む。しかしステップS31において使
用者Mが“電話番号”と音声入力していない場合にはス
テップS33に進む。
【0061】まず図8のステップS32の電話番号プロ
セス(A)について説明する。この電話番号プロセス
(A)の詳細は、図9に示している。ステップS32の
次のステップS34において、認識辞書として図1のR
AM17では、共通辞書(基本辞書)と電話番号(例え
ばユーザー辞書)を参照し、図10に示す電話番号また
は登録語Pをクリアーにし、音声入力回数Bを0にリセ
ットして、そして入力カウント数を0とする(ステップ
S35)。そして図1の処理手段23の指示でスピーカ
32がステップS36において“電話番号をどうぞ”と
ガイダンスのために発声する。そしてステップS37で
は、待機時間Tを0にリセットし、ステップS38,S
39において使用者Mが音声入力をするかどうかを確認
すると、ステップS39では音声認識装置10が音声認
識をする。ステップS40において使用者Mが音声入力
したのが“電話番号例えば03−1234−5678”
である場合には、ステップS41において処理手段23
がスピーカ32を用してガイダンスと確認用に復唱す
る。例えば使用者Mが電話番号03−1234−567
8を連続して一括して入力した場合には、ステップS4
1では、やはり03−1234−5678と一括して復
唱する。そうでなく使用者Mが例えば“03”と、“1
234”そして“5678”を分割して入力した場合に
は、ステップS41,S42においてその分割番号毎に
復唱することになる。つまり、ステップS42を通るこ
とで、電話番号が分割されて入力された場合には、例え
ば“03”を入力した後にステップS41で“03”を
復唱し、再びステップS37に戻り、次に使用者が“1
234”を入力すると、ステップS41において“12
34”を復唱し、そしてまたステップS37に戻り、さ
らに使用者が“5678”を音声入力すると、ステップ
S41で“5678”を復唱することになる。
【0062】次に、ステップS43で図11の訂正語、
例えば“違う”を使用者Mが音声入力すると、ステップ
S44において、電子機器100側が“もう一度どう
ぞ”とガイダンス用にガイダンス発声し、ステップS4
5,ステップS46を通ることにより、ステップS38
において音声入力した電話番号部分を再びステップS3
7〜ステップS40で再度入力する。本発明の実施の形
態の特徴部分である、ステップS43において訂正語の
入力がなく、ステップS47で発信語である“かける”
の音声入力があった場合にはステップS51において、
音声入力回数が1である場合、すなわち一括して電話番
号である“03−1234−5678”が入力されてい
る場合にはステップS53にショートカットして移り、
図7の電話番号プロセス(B)に移る。すなわち、使用
者MがステップS47において「かける」のような発信
語を音声入力すると、ステップS51乃至S53に移
り、そして図7に示すステップS15の電話をかけるス
テップに即座に移ることができる。つまりステップS4
8,S49のステップを経ないで、直ちに電話の発信動
作をかけるステップに移ることができる。従って、使用
者Mが電話をかける際の待機時間を短縮できる。そうで
なく、音声入力回数Bが1ではなく、“03”、“12
34”そして“5678”が分割して音声入力されてい
る場合にはステップS52を通り、一括して電子機器1
00が“03−1234−5678”を復唱してステッ
プS53に移る。ステップS53の電話番号プロセス
(B)は、図7のすでに述べたステップS15〜ステッ
プS23を同様にして処理することにより、使用者Mは
自動的に電話をかけることができる。
【0063】図9に戻り、ステップS47において発信
語の音声入力がないが、中止語である“キャンセル”の
音声入力があった場合には、図9と図8のキャンセルプ
ロセスS100に移り、ステップS26の“電話取り消
しました”のガイダンス発声処理を経てメインループに
戻る。
【0064】図9のステップS48で中止“キャンセ
ル”の音声入力がない場合には、待機時間TがN秒(例
えば5秒)を下回る場合にはステップS37に戻り再度
ステップS38以降で使用者Mが音声入力をすることが
できる。そうでなく待機時間Tが5秒以上になると、ス
テップS50において、音声入力回数Bが0でない場合
にはステップS51に移り、ステップS51以降の処理
を行う。そうでなくステップS50において音声入力回
数Bが0である場合には、音声入力がなしと判断して、
そしてステップS54で入力カウントCが0でない場合
にはステップS100のキャンセルプロセスに移るが、
入力カウントC=0である場合にはステップS55にお
いて入力カウントCを1つインクリメントしてステップ
S36に戻し、再びステップS36以降の処理を再度行
う。
【0065】次に図8に戻り、本発明の実施の形態の特
徴部分であるステップS31,S33,S56乃至S6
4について説明する。図8のステップS31,S33に
おいて、使用者Mが“電話番号”でなく他の登録語“対
象”を言った場合には、ステップS56において、その
例えば登録語“東京タワー”を電子機器100が復唱す
る。その“東京タワー”はステップS57,S58で、
待機時間Tを0にリセットし、使用者Mが音声入力をス
テップS59で行うかどうか確認する。図1の音声認識
装置10がステップS60でその入力された音声を認識
し、その認識の結果ステップS61において発信語であ
る“電話をかける”である場合には矢印Eに沿って図7
のステップS15〜ステップS23の発信処理に移る。
そうでなくステップS61において発信語が音声入力さ
れず、ステップS62において中止語である“キャンセ
ル”が音声入力されると、ステップS26において“電
話を取り消しました”と電子機器100がガイダンス発
声してメインループに戻る。本発明の実施の形態におけ
る特徴部分であるステップS61において、使用者Mが
「かける」のような発信語を音声入力すると、ステップ
S62乃至ステップS64は経ないで、矢印Eを経て図
7のステップS15に移ることができる。つまり例えば
5秒間を経過する前に、ステップS15に移ることがで
きるのである。これにより電話をかける動作の短縮化が
計れ、使用者Mの待ち時間を短縮できる。ステップS6
2において中止語が音声入力されずステップS63にお
いて訂正語である“違う”が音声入力されると、ステッ
プS65において電子機器100が“もう一度どうぞ”
とガイダンス発声した後に、矢印Hに沿って図6のステ
ップS27に戻り、以降の処理を再び行う。そうでな
く、ステップS63において訂正語が音声入力されない
場合に、待機時間Tが5秒未満の場合にはステップS5
9に戻り再度使用者Mが音声入力することになる。そう
でなく待機時間Tが5秒以上であると、矢印E方向に沿
って図7のステップS15〜ステップS23の電話の発
信処理を行う。これにより電話をかけることができる。
図8に戻り、図8のステップS33において使用者Mが
ステップS29で音声入力した言葉が登録語でない場合
に、ステップS66で中止語である“キャンセル”が音
声入力されると、ステップS26において“電話を取り
消しました”をガイダンス発音しメインループに戻る。
中止語が音声入力されずしかも待機時間Tが5秒以内の
場合には、ステップS29に戻り、使用者Mは再度音声
入力することができる。待機時間Tが5秒以上である場
合には、ステップS67−1において入力カウントCが
0でない場合にはステップS26に移る。ステップS6
7−1において入力カウントCが0の場合には、使用者
MがステップS29〜ステップS67において一度も登
録語を言っていない場合には、ステップS68におい
て、電子機器100は次のような案内をスピーカ32を
用いて行う。すなわち、ステップS68において、「携
帯電話機101に登録されている“名称”もしくは“電
話番号”と言ってから電話番号をどうぞ」というふうに
音声により案内する。このように案内するのは、ステッ
プS29,30,31,33,67,68のルーチンを
通過した場合の使用者Mは図1の電子機器100を扱う
ことに関して初心者であると判断して、このような案内
を使用ガイダンスとして音声で告知するのである。これ
により使用者Mはこのような手順に従って矢印Iに沿っ
て図6のステップS28から再び音声入力動作を実施す
ることができる。
【0066】以上のようにして図6の矢印PBの場合、
すなわち“対象”を音声入力してから“特定の行為”を
入力する方式と、矢印RAに示すように“特定の行為”
を入力してから“対象”を入力するいずれにおいても、
音声入力だけで図1の電子機器100のナビゲーション
装置20を利用して携帯電話機101を用いて電話をか
けることができる。本発明の実施の形態における特徴部
分である図7のステップS15乃至S23、図8のステ
ップS59乃至S64及び図9のステップS38,S3
9,S40,S43,S47,S48,S49におい
て、使用者Mが発信語を音声入力すれば、直ちに電子機
器側は電話をかける発信動作に移ることができる。従っ
て、使用者Mが電話をかける際の待機時間を短縮するこ
とができる。
【0067】次に図13〜図19を参照して、音声によ
る電話をかける行為の実際の例を簡単に示しておく。図
13は、図6の矢印RBに示す“対象”音声入力後に、
“特定の行為”を音声入力する場合のやり取りの一例で
ある。使用者M(ユーザーに相当)と、電子機器100
とのやり取りにおいて、“対象”である“東京タワー”
を使用者Mが音声入力すると、電子機器側は“東京タワ
ー”をガイダンスのために復唱しそして地図を表示す
る。そして使用者Mが“そこに”と音声入力すると、
“東京タワー”という対象が選択されることになる。そ
してユーザーが、特定の行為である“電話(をかけ
る)”と音声入力すると、電子機器側は“電話します”
とガイダンス音声で答えて5秒待つと、発信を行う。
【0068】図14は、図4における“対象”の電話登
録名が例えば“たなかはなこ”にユーザー登録されてい
る場合の使用者(ユーザー)と電子機器100側とのや
り取りの一例を示している。図15は、使用者(ユーザ
ー)が、電話番号03−1234−5678をそれぞれ
区切って音声入力した場合の一例を示している。図16
は、本発明の実施の形態の特徴部分を示しており、使用
者(ユーザー)が、電話番号を“03−1234−56
78”のように連続して音声入力した場合の例を示して
いる。この場合、たとえば使用者が電話番号を入力して
から5秒経過するまでに「かける」と音声入力すれば5
秒またずに電子機器100側は即座に発信動作に移る。
これにより使用者が電話をかける時の待機時間を、短縮
できる。
【0069】図17は、図1の電子機器100を用い
て、電話をかける場合に使用者(ユーザー)が電子機器
100を操作するのに関して初心者である場合のやり取
りの一例を示している。図17において使用者(ユーザ
ー)が、音声入力のように“電話”と音声入力すると、
図6の矢印RAの処理を行うことになり、図6のステッ
プS25において、電子機器100が“どちらにおかけ
ですか”と音声で知らせると、これに使用者が答えずに
無言であって5秒経つと、図8のステップS68では、
電子機器100側が“電話機に登録された名称もしくは
電話番号と言ってから電話番号をどうぞ”と音声で案内
する。これにより使用者は初めて“電話番号”と音声入
力すると、電子機器100側は次に“電話番号をどう
ぞ”と音声で知らせる。そこで使用者が“03−123
4−なんだっけ?”と言って誤って入力すると、電子機
器100側は“03−1234−6578”ですかとガ
イダンス音声で知らせる。そこで使用者がかけたい正し
い番号は“03−1234−5678”である場合に
は、電子機器が知らせた“03−1234−6578”
は違っているので、使用者は“違う”と音声入力する。
そうすると電子機器100は“もう一度どうぞ”とガイ
ダンス音声で案内し、それにより使用者は“03−12
34−5678”と正しい電話番号を再度音声入力す
る。そうすると電子機器100側は“03−1234−
5678”とガイダンスのために復唱する。
【0070】その次に再び使用者が無言のままで5秒経
つと電子機器100側は“電話します”と答え、さらに
使用者が無言で5秒経過すると、実際に図7のステップ
S23において発信を始めるのである。このようにする
ことで、全く図1の電子機器100を使用したことのな
い使用者であっても、マニュアルやガイドブックあるい
はディスプレイ装置に表示される案内を参照しなくても
音声による入力操作だけで簡単にかつ確実に電話をかけ
ることができる。
【0071】図18は、使用者が電話番号の訂正を行う
場合の一例を示している。この場合には使用者は訂正語
である“違う”を音声入力することにより番号を訂正し
ていくことができる。このような訂正のルーチンは、図
9のステップS43,44,45,46により行うこと
ができる。図19は電話登録名の訂正の例を示してい
る。
【0072】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上述した実施の形態では、図4にお
ける“対象”としての電話登録名の一例を採用して、
“対象”を音声入力してから、“特定の行為”である
“電話(かける)”を音声入力することで電話をかける
ようにしている。しかしこれに限らず例えばランドマー
クタワーとして“東京タワー”を入力した後に例えば
“特定の行為”として“電話(かける)”を音声入力す
るようにしても、例えば東京タワーに対して簡単に電話
をかけることができる。その他に図4の“対象”の項目
の地名、駅名、電話番号、マーク名称などを音声入力し
ても、“特定の行為”である“電話(かける)”を音声
入力すれば電話をかけることができる。また特定の行為
として、ルート探索、目的地設定、経由地設定、マーク
設定あるいは最寄探索などの特定の行為も指定すること
ができる。
【0073】逆に、図4の特定の行為、例えば“電話
(かける)”を音声入力してから“対象”である例えば
電話登録名を呼び出すことも勿論可能である。その他特
定の行為のルート探索、目的地設定、経由地設定、マー
ク設定、最寄探索設定を先に入力してから、矢印RAに
沿って呼び出したい“対象”の項目である地名、駅名、
ランドマーク、電話番号、マーク名称あるいは電話登録
名を呼び出すことは勿論できる。
【0074】また図示の実施の形態では、自動車に搭載
したナビゲーション装置に対して携帯電話機を設定しそ
して携帯電話機により自動車の中から外部に電話をかけ
る例を説明している。しかしこれに限らず他の種類の電
子機器、例えば本発明の音声操作機能付きの電子機器
は、図示した通常の乗用車に限らず、本発明における、
一例として飛行機、船などの他の種類のものにも搭載す
ることができる。また搭載して移動するタイプの電子機
器に限らず、固定機器としてある場所に設定する種類の
電子機器においても、同様に例えば電話をかける機能に
限らず他の種類の機能を発揮する場合でも、本発明は適
用できる。
【0075】本発明の電子機器としては、ナビゲーショ
ン装置と携帯電話を組み合わせた例に限らず、携帯電話
とテレビジョンセットを組み合わせたり、その他の音響
機器と電話機を組み合わせたりなどの応用例も考えられ
る。本発明の実施の形態は、音声認識機能を内蔵した電
話又は電話付きカーナビゲーション装置において、ユー
ザが発話した電話番号の音声認識処理の後の訂正又は中
止を受け付ける動作確認のための保留時間(約5秒)を
ショートカットするための音声コマンド「かける」で即
座にオートダイヤルする音声インターフェイス処理を行
える。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば自動車から電話をかけるといった動作を使用者の
音声入力により行う場合に、使用者の待ち時間を短縮で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声操作機能付き電子機器の好ましい
実施の形態を示すブロック図。
【図2】図1の電子機器を備える自動車の一例を示す斜
視図。
【図3】図2の自動車の内部を示す斜視図。
【図4】本発明における“対象”と“行為”の一例を示
す図。
【図5】本発明の電子機器における音声入力により地名
から電話をかけるなどのプロセスを示す図。
【図6】使用者が音声入力だけで電話をかけるための流
れの一部を示す図。
【図7】図6に続く流れを示す図。
【図8】図6と図7に続く流れを示す図。
【図9】図7と図8に関連する電話番号プロセス(A)
の流れを示す図。
【図10】図6〜図9における符号の定義を示す図。
【図11】訂正語、中止語、発信語の一例を示す図。
【図12】登録語、基本辞書、ユーザー辞書、電話番号
識別語の一例を示す図。
【図13】“対象”を音声入力してから“特定の行為”
を音声入力する例を示す図。
【図14】“対象”が登録語である場合に電話をかける
例を示す図。
【図15】使用者が電話番号を区切って音声入力した場
合を示す図。
【図16】使用者が電話番号を一括して音声入力した場
合に電話をかける手順を示す図。
【図17】初心者が電話番号を言って電話をかける例を
示す図。
【図18】電話番号を訂正する例を示す図。
【図19】登録語を訂正する場合の一例を示す図。
【符号の説明】
10・・・音声認識装置(音声認識手段)、11・・・
マイクロフォン(音声入力手段)、17・・・RAM
(データ登録手段)、20・・・ナビゲーション装置、
23・・・処理手段、40・・・ディスプレイ、100
・・・電子機器、101・・・携帯電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01C 21/00 G01C 21/00 H G08G 1/0969 G08G 1/0969 H04M 1/27 H04M 1/27

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者が音声により内容を入力するため
    の音声入力手段と、 登録語を登録するためのデータ登録手段と、 音声入力手段に入力された音声信号を認識して処理する
    音声認識手段と、 使用者が内容を音声入力した時点から所定の時間内に、
    使用者が次の実行内容を音声入力すると、所定の時間が
    経過する前においても次の実行内容を実行する処理手段
    と、を備えることを特徴とする音声操作機能付き電子機
    器。
  2. 【請求項2】 使用者が内容を音声入力した時点から所
    定の時間内に、使用者が音声により電話をかける意思を
    表す発信語を入力することにより、処理手段は所定の時
    間が経過する前においても次の実行内容である電話をか
    けるための発信動作を開始する請求項1に記載の音声操
    作機能付き電子機器。
  3. 【請求項3】 使用者が内容を音声入力した時点から所
    定の時間内に、使用者が音声により電話をかけるのを中
    止する意思を表す中止語を入力することにより、処理手
    段は電話をかけるための以後の動作を中止する請求項1
    に記載の音声操作機能付き電子機器。
  4. 【請求項4】 使用者が内容を音声入力した時点から所
    定の時間内に、使用者が入力語を音声により入力後、そ
    の音声により入力語がデータ登録手段に登録されている
    登録語と異なった場合に、使用者が音声により入力後の
    内容を訂正する意思を表す訂正語を入力する請求項1に
    記載の音声操作機能付き電子機器。
  5. 【請求項5】 電話をかけるための携帯電話機を備える
    ナビゲーション装置である請求項1に記載の音声操作機
    能付き電子機器。
  6. 【請求項6】 使用者の音声を音声入力手段にすること
    で、音声入力手段に入力された音声信号を音声認識手段
    により認識して処理する音声認識処理ステップと、 使用者が内容を音声入力した時点から所定の時間内に、
    使用者が次の実行内容を音声入力すると、処理手段が所
    定の時間が経過する前においても次の実行内容を実行す
    る実行ステップと、を備えることを特徴とする電子機器
    における音声操作方法。
  7. 【請求項7】 使用者が内容を音声入力した時点から所
    定の時間内に、使用者が音声により電話をかける意思を
    表す発信語を入力することにより、処理手段は所定の時
    間が経過する前においても次の実行内容である電話をか
    けるための発信動作を開始する請求項6に記載の電子機
    器における音声操作方法。
  8. 【請求項8】 使用者が内容を音声入力した時点から所
    定の時間内に、使用者が音声により電話をかけるのを中
    止する意思を表す中止語を入力することにより、処理手
    段は電話をかけるための以後の動作を中止する請求項6
    に記載の電子機器における音声操作方法。
  9. 【請求項9】 使用者が内容を音声入力した時点から所
    定の時間内に、使用者が入力語を音声により入力後、そ
    の音声により入力した入力語がデータ登録手段に登録さ
    れている登録語と異なった場合に、使用者が音声により
    入力後の内容を訂正する意思を表す訂正語を入力する請
    求項6に記載の電子機器における音声操作方法。
  10. 【請求項10】 車内に音声操作機能付き電子機器を備
    える自動車において、 使用者が音声により内容を入力するための音声入力手段
    と、 登録語を登録するためのデータ登録手段と、 音声入力手段に入力された音声信号を認識して処理する
    音声認識手段と、 使用者が内容を音声入力した時点から所定の時間内に、
    使用者が次の実行内容を音声入力すると、所定の時間が
    経過する前においても次の実行内容を実行する処理手段
    と、を備えることを特徴とする音声操作機能付き電子機
    器を備える自動車。
  11. 【請求項11】 電話をかけるための携帯電話機を備え
    るナビゲーション装置である請求項10に記載の音声操
    作機能付き電子機器を備える自動車。
JP9307621A 1997-11-10 1997-11-10 音声操作機能付き電子機器、電子機器における音声操作方法、及び音声操作機能付き電子機器を備える自動車 Pending JPH11143492A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6489081B1 (en) 1999-12-03 2002-12-03 Ciba Specialty Chemicals Corporation Organosilyl radical generators and their applications
WO2003029052A1 (fr) * 2001-09-28 2003-04-10 Kabushiki Kaisha Equos Research Appareil agent
JP2003252130A (ja) * 2002-03-01 2003-09-10 Denso Corp 車両エージェントシステム,ecu
JP2018116206A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 アルパイン株式会社 音声認識装置、音声認識方法及び音声認識システム

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