JPH09231276A - 課金装置、通信装置及び通信システム - Google Patents

課金装置、通信装置及び通信システム

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JPH09231276A
JPH09231276A JP3983096A JP3983096A JPH09231276A JP H09231276 A JPH09231276 A JP H09231276A JP 3983096 A JP3983096 A JP 3983096A JP 3983096 A JP3983096 A JP 3983096A JP H09231276 A JPH09231276 A JP H09231276A
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Keiichi Iwamura
恵市 岩村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチメディアネットワークにおいて、利用
者のプライバシーを保護し、かつ管理、手続を簡易にし
ながら利用者への課金を適切に行う。 【解決手段】 利用者端末10において、利用者は現金
又はプリペイドカード等の金銭情報PPCを受け口13
に入れることにより料金を支払う。判定部14は情報提
供者Pからネットワークを通じて送られて来る提供情報
PPに付属する情報固有データPIDと回線又は端末の
使用に関する付属データTIDとが示す料金と、上記支
払われた金銭情報PPCとを照合して提供情報PPの利
用可否を判定する。利用可の判定結果に基づいて情報処
理部12は提供情報PPを処理し、映像信号や音声信号
として利用者に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像データ、静
止画像データ、音声データ、コンピュータデータ、コン
ピュータプログラム等の情報を伝送するマルチメディア
ネットワーク等に用いて好適な課金装置、通信装置及び
通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、幹線通信網における光ファイバー
ネットワークの整備、ケーブルテレビシステムの普及、
衛星通信の実用化、ローカルエリアネットワークの普及
等に伴い、情報提供者がこのような通信網を用いて様々
な情報を利用者に提供し、その情報の内容及び量に応じ
て料金を徴収する、いわゆる情報サービス産業が増大し
ている。このようなサービスにおいては、提供した情報
に対する利用者への課金を適切に行うことが重要とな
る。しかしながら、現実は情報の保護は不完全であり、
プログラムや映像(音声を含む)情報の不正利用が問題
になっている。この不正利用を防ぐために、従来よりコ
ピー防止機能を付けたり、コンピュータ等に付与されて
いるハードウェア機番を用い、ソフトウェア自体にその
機番に相当するソフトウェア機番を付与し、プログラム
実行時に、2つの機番を照合する等の手法がとられてい
る。しかし、コピー防止機能はバックアップ等の際不便
であるし、機番照合は機番管理や販売に関して不便であ
り、あまり実用的ではなかった。
【0003】これに対して、「超流通」というソフトウ
ェア権利者(以後、情報提供者)の権利の保護をめざし
た概念が森亮一氏によって提案され、特開昭60−77
218号公報、特開昭60−191322号公報、特開
昭64−68835号公報、特開平02−44447号
公報、特開平04−64129号公報等に開示されてい
る。図20は上記特開平04−64129号公報に示さ
れた「超流通」の概念図である。情報提供者Pは自分が
作成した提供情報としてのソフトウェアPPi(または
PPj)の利用可否をそのソフトウェア固有データPI
Di(またはPIDj)と利用者端末のUSERID毎
の条件とによってCHECK部で判定し、利用可ならば
提供情報の利用履歴をSH部に記録し、その履歴に基づ
いて情報提供者Pはその提供情報の利用料金等を請求す
る。尚、SSUは以上の各手段を含んだソフトウェアサ
ービスユニットである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この「超流
通」には次のような問題点があった。 (1)「超流通」は情報提供者に許可された利用者であ
るかどうかをUSERIDのような利用者固有データに
よって判定し、このため「超流通」を実現するには少な
くとも利用者固有データの格納手段を必要とする。この
ような方式では利用者は予め情報提供者に情報の利用を
申し込み、自分のUSERID等をもらい、利用者固有
データとして登録する必要がある。このような利用申込
の手続きや、USERIDのような多くの異なる利用者
固有データを管理することは煩雑である。
【0005】(2)「超流通」は情報の不正利用を防止
するため、または情報提供者が自分の提供情報の利用状
況を把握するために、「超流通」を実現するには利用ソ
フトウェア履歴格納手段を備え、その履歴に基づいて情
報提供者が利用者に料金の請求等を行う必要がある。
「超流通」において情報は買い取りではなくレンタル的
な扱いとなるためにこの利用履歴は必要になるが、この
ような方式では利用者がどのような情報を利用したかと
いう利用者のプライバシーを保護することができない。
【0006】(3)「超流通」は提供情報の利用状態を
正しく把握する、すなわち、利用料金を正しく把握する
ための手段及び方式ではあるが、料金の支払いに関する
手段や方式は含まれていない。従って、「超流通」では
情報提供者が提供情報の利用状態を知った後は、他の手
段によって料金の請求及び徴収を行う必要がある。
【0007】(4)「超流通」はソフトウェア固有デー
タによって情報提供者が自分の提供情報の利用に関する
課金を行うことができる。提供情報が「超流通」が当初
目的としていたコンピュータプログラムのような容量は
小さいがそれを利用することに価値がある情報の場合は
それだけでよいが、最近のマルチメディアで目指されて
いるようなリアルタイムの動画像等の非常に大きな情報
である場合には、利用に対する料金と同様に伝送に対す
る料金も大きな比重を占めることになる。しかし、「超
流通」はネットワークの回線使用料等やマルチメディア
のCPUや端末の使用料と言ったものに関する課金には
対応していない。従って、マルチメディアネットワーク
に係わる伝送路提供者や端末提供者といった情報提供者
以外の提供者に対する課金も行える方式が必要となる。
【0008】本発明は上述のような実情に鑑みてなされ
たものであり、前述の(1)〜(4)の問題を解決した
課金方式を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による課
金装置は、入力される提供情報に固有の情報固有データ
と回線又は端末の使用に関する付属データとのうちの少
なくとも1つと、利用者が支払う金銭情報とに基づいて
上記提供情報の利用可否を判定する判定手段を設けてい
る。
【0010】請求項2の発明による通信装置は、入力さ
れる提供情報に固有の情報固有データと回線又は端末の
使用に関する付属データとのうちの少なくとも1つと、
利用者が支払う金銭情報とに基づいて上記提供情報の利
用可否を判定する判定手段と、上記判定手段の判定結果
に応じて上記提供情報を処理して利用者に与える情報処
理手段とを設けている。
【0011】請求項3の発明による通信システムは、提
供情報を送出する情報提供者用通信装置と、入力される
上記提供情報に固有の情報固有データと回線又は端末の
使用に関する付属データとのうちの少なくとも1つと、
利用者が支払う金銭情報とに基づいて上記提供情報の利
用可否を判定する判定手段を有する課金装置と、上記判
定手段の判定結果に応じて上記提供情報を処理して利用
者に与える情報処理手段を有する利用者用通信装置と、
上記各装置を接続するネットワークとを設けている。
【0012】
【作用】請求項1の発明による課金装置によれば、判定
手段が提供情報の利用者が支払った金銭情報と、上記情
報固有データ、回線又は端末の使用に関する付属データ
のうちの少なくとも1つとを比較し、当該提供情報を利
用できるか否かを判定することにより課金が行われる。
【0013】請求項2の発明による通信装置によれば、
判定手段が提供情報の利用者が支払った金銭情報と、上
記情報固有データ、回線又は端末の使用に関する付属デ
ータのうちの少なくとも1つとを比較し、当該提供情報
を利用できるか否かを判定し、利用できると判定されれ
ば、情報処理手段が提供情報を処理して利用者に届ける
ことができる。
【0014】請求項3の発明による通信システムによれ
ば、課金装置における判定手段が提供情報の利用者が支
払った金銭情報と、上記情報固有データ、回線又は端末
の使用に関する付属データのうちの少なくとも1つとを
比較し、当該提供情報を利用できるか否かを判定し、利
用できると判定されれば、利用者用通信装置における情
報処理手段が情報提供者通信装置からネットワークを通
じて送られて来る提供情報を処理して利用者に届けるこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕以下、本発明による第1の実施の
形態を図1を参照して説明する。図1において、Pは情
報提供者、10は情報提供者Pが提供する情報をネット
ワークを通じて受け取る利用者が用いる利用者端末であ
る。PP(PPi、PPj)は、情報提供者Pが利用者
に提供する有償情報としての提供情報、PID(PID
i、PIDj)は提供情報PPに固有の情報固有データ
で、例えば料金等を示す。PPCは利用者端末10に入
れる金銭情報であり、後述するように現金やカードが用
いられる。
【0016】利用者端末10において、11は利用者に
課金を行う課金部、12は課金部11からの信号OK、
NGに基づいて提供情報PPを処理して利用者に映像信
号や音声信号等を届ける情報処理部である。課金部11
において、13は金銭情報PPCを受け取る受け口、1
4は情報固有データPIDと受け取った金銭情報PPC
とに基づいて提供情報PPの利用可否を判定する判定
部、15は必要な情報を表示する表示部である。
【0017】次に動作について説明する。情報提供者P
は情報固有データPIDを含めた形で有償情報としての
提供情報PPを提供する。利用者端末10は、その提供
情報PPを利用する際には、必ず課金部11を経由する
ように構成してあり、その課金部11には金銭情報PP
Cの受け口13がある。提供情報PPの利用要求が生じ
ると、利用可否の判定部14はPID、PPCの少なく
とも一部の情報に基づいて、提供情報PPの利用可能性
をチェックする。例えば、PIDに示された利用料金が
金銭情報PPC以内か否かなどのチェックである。利用
がOKか否(NG)かは情報処理部12に通知され、も
しOKであれば情報処理部12は提供情報PPの利用が
可能となるように処理を行う。このときのPIDやPP
Cに関する情報(提供情報PPの利用料金やPPCの残
高など)は表示部15に示される。また、判定部14に
よる利用可否判定結果も表示部15に示すことができ
る。
【0018】本発明における金銭情報PPCは実際の金
銭、即ち現金であってもよいし、テレホンカードのよう
なプリペイドカードであってもよい。また、フロッピー
ディスク、及びICカードやPCMCIAなどに格納さ
れた金銭と等価な電子的な情報であってもよい。
【0019】本発明では、利用者毎の利用者固有データ
USERIDの代わりに利用者に存在しない金銭情報P
PCによって提供情報PPの利用可否を判定している。
従って、利用者は利用者固有データをもらうための申込
手続きをする必要が無く、実際の金銭と等価な金銭情報
PPCを持つだけ、即ち利用する情報に対するお金を支
払うだけであるので自然でありかつ簡便である。これに
よって、多くの利用者固有情報を管理する必要もなくな
り、前記(1)の問題が解決される。
【0020】本発明では、利用者固有データを持たない
ために利用者は自分がどの情報を利用したかというプラ
イバシーを情報提供者に知られることはない。これは情
報提供者Pの権利が守られていないように見えるが、自
分の提供情報の利用頻度に応じた料金が支払われさえす
れば情報提供者Pには十分であって、Pはどの利用者が
どの情報を利用したかという利用者のプライバシーまで
知る必要はない。
【0021】本発明では、どのUSERIDを持つ利用
者がどの情報PPを利用したかという利用履歴格納手段
は持たないが、どの提供情報が何度利用されたかという
利用頻度格納手段または現在提供情報を利用しているこ
とを知らせる利用通知手段を設けることはできる。図1
においては点線の経路によって情報提供者Pに利用頻度
情報が知らされるようにしている。ただし、具体的な利
用頻度格納手段または利用通知手段は、後述の第2〜6
の実施の形態で詳述する。以上から、前記(2)の利用
者のプライバシー保護の問題も解決される。
【0022】本発明では、PPCは金銭と等価な情報で
あるので、PPCを用いること自体が料金の支払いに相
当する。これによって、前記(3)の問題も解決され
る。具体的なPPCの入手法と回収法、及び料金の分配
法は前記(2)の問題と絡めて第2〜6実施の形態に示
される。
【0023】さらに、前記(4)の問題に関しては、P
IDの他にTIDと呼ぶ伝送路や端末の使用に関する伝
送路提供者や端末提供者等が設定するデータを提供情報
に付属させることによって解決できる。このTIDは形
式的にはPIDの中に含ませることもできる。このTI
Dに関する(4)の問題の解決の具体的な例は第9の実
施の形態以降で詳述する。
【0024】〔第2の実施の形態〕PPCが実際の金銭
である場合を図2に示す。このときPPCの受け口13
はコインや紙幣の入口であり、利用者はまずこのPPC
の受け口13に一定の金銭を入れ、その金額がPIDに
示された料金を超えたときに判定部14は提供情報PP
の利用を許可する。また、課金部11は表示部15に提
供情報PPの利用料金を表示し、利用者はそれに相当す
る金銭をPPCの受け口13に入力し、判定部14はそ
れをもとに提供情報PPの利用可否を判定する。
【0025】また、時間に応じて料金が更新される場合
には、その旨を表示しそれに応じた追加料金を入力して
もよい。ただし、入力された金額はコインボックス16
に格納され、情報提供者Pまたは料金の回収を行う何ら
かの機関が回収する。このとき、各提供情報PP毎の利
用頻度はカウンタ17に記録・回収され、その利用頻度
に応じてコインボックス16の料金が各情報提供者Pに
分配される。提供情報PPが一つである等で利用頻度が
必要ない場合には、カウンタ16は省略できる。
【0026】〔第3の実施の形態〕PPCがテレホンカ
ードのようなプリペイドカードである場合を図3に示
す。利用者はPPCの受け口13にプリペイドカードを
さし込み、それに記載された金額がPIDに示された利
用料金(その金額は表示されてもよい)より多いか否か
を判定部14が判定し、多い場合にはPPの利用を許可
する。この場合、PPの利用料金が時間によって更新さ
れていっても、プリペイドカードの料金内であれば継続
して利用可能であるように判定部14とPPCの受け口
13とは構成される。PPCの受け口がプリペイドカー
ドを追加して挿入できる構成とした場合はさらなる長時
間の利用も可能となる。このようなプリペイドカードの
入手は現在のテレホンカードと同様に多くの販売店によ
って市販される販売形態になっていればどこでも容易に
入手可能である。この場合、プリペイドカードの製造会
社は料金の分配者18となり、情報提供者Pは料金分配
者18に登録することによって提供情報PPの利用頻度
に応じた料金の分配を受ける。前述の販売店は料金分配
者18に含まれる。
【0027】この利用頻度に応じた料金の分配に関して
は、課金部11が通信I/F19を用いて現在の利用情
報にを料金分配者18に知らせることによって実現され
る。この利用通知は課金部11がプリペイドカードの金
額を更新するときに限り出力されるように構成される。
提供情報PPも通信によって入手する場合は、この通信
I/F19を共有することができる。この場合、図4に
示されるように料金分配者18や情報提供者、利用者の
各々の端末装置がネットワークに接続されており、料金
分配者18はその通知に応じて料金を情報提供者Pに分
配する。
【0028】また、通信I/F19を持たない場合は、
利用する情報に応じてプリペイドカードの種類を変える
という方法もある。このとき、判定部14は情報に応じ
てプリペイドカードの種類を調べるという処理を行い、
それに対する利用可否も判定する。また、課金部11が
提供情報PPの利用記録をプリペイドカードに記録する
手段を有し、そのプリペイドカードを料金分配者18が
回収することによって、利用頻度に応じた料金の分配を
行うこともできる。このときプリペイドカードの回収を
促進するために、プリペイドカードの交換の場合は金銭
情報のみの料金で済み、プリペイドカードの交換でない
場合は金銭情報の料金情報の料金の他にプリペイドカー
ド自体の料金も加算されるなど販売形態にすればよい。
ただし、回収できない利用記録に対応する料金は回収で
きた利用記録に応じた比率で分配しても良い。
【0029】〔第4の実施の形態〕PPCがフロッピー
ディスクまたは書き換えが容易な電気的または/及び磁
気的なデバイスである場合を図5、図6に示す。このと
き、PPC内に格納される金銭情報は銀行やその他の金
融機関等によって保証されたデータであったり、販売店
を含む料金分配者18によってのみ加算処理できる特殊
なデータである。利用者はPPCの受け口13にPPC
をさし込む。課金部11はPPCから金銭情報を読み出
し、その額がPIDに示された料金より多く(金額は表
示されてもよい)、課金部11がPPCに利用料金を請
求可能である場合に判定部14はPPの利用を許可す
る。この場合、PPの利用料金が時間によって更新され
ていっても、PPCの記載料金以内は継続して利用可能
であるように構成される。
【0030】この場合の金銭情報は電子的な情報である
ので、金銭情報の入出力も通信I/F19を介して料金
分配者18との所定の手続きによる通信によって行うこ
とができる。このとき、第1と第2の実施の形態と異な
り実際の金銭を利用者は料金分配者18に直接支払うわ
けではないので、利用者の金銭支払いを保証するのは利
用者と契約を結んだ銀行やその他の金融機関(以後、図
5、図6の料金立替者20)である。さらに、利用情報
の通知に関しても、第3の実施の形態と同様に通信I/
F19を用いて現在の利用情報を料金分配者18に知ら
せることによって、利用頻度に応じた料金の分配が可能
になる。この場合、利用料金を電子的な金銭情報によっ
て直接料金分配者18や情報提供者Pに送ることも可能
である。
【0031】具体的には、次のような通信処理によって
電子的な金銭情報の入出力が実現できる。ただし、課金
部11は後述のような暗号・認証処理手段を有し、後述
のTA等で示されるタイムスタンプを安全に管理する手
段を有するものとする。これは、PPCがフロッピーデ
ィスク等の書き換えが容易な媒体であるために、金銭情
報のコピー等によって不正が行われる可能性があるの
で、それを防止するために金銭情報を認証可能にし、タ
イムスタンプの管理によって金銭情報のコピー等の不正
に対抗するものである。
【0032】ここで、図6における各端末において、利
用者をA、情報提供者をB、料金分配者をC、料金立替
者をDとし各々は署名可能な秘密鍵を秘密に保持し、通
信相手はその署名を検査できる公開鍵を知っているもの
(例えば、Aの秘密鍵をsA、公開鍵をpAとする)と
する。AがBの提供情報Piを利用する場合を考える。
ただし、Xの鍵Yによる処理結果を{X}^Yで表し、
利用者の各処理、及び鍵やタイプスタンプの管理は課金
部11内の安全性が保証された手段または各人の記憶や
記録によるものとして各処理について説明する。
【0033】〔金銭情報入手処理〕 (1)Aはa円(通貨の単位は円に限らない)分の金銭
情報の入力要求を自分の登録情報iA(口座番号やクレ
ジット番号など)をつけて秘密鍵sAで署名しCに送
る。 MA={A,{A,iA,a,TA}^sA} (2)CはMAの署名をAの公開鍵pAで検査し、iA
を用いてDにa円分の請求を行い、それが受け入れられ
れば金銭情報aを1円毎または基本単位のe毎(情報が
100円単位の価格であれば100円毎)にCの署名鍵
であるsCで署名して次のメッセージをAに送る。ただ
し、それらには異なるタイムスタンプTCiがつけられ
る。 MC=Σ{TA,{C,e,TCi}^sC}^pA (3)AはMCの各々をpAで復号し、さらにsCに対
応するCの公開鍵pCで署名を検査し、検査結果が正し
ければ{C,a,TCi}^sCをPPCに記録する。
ただし、TAやTCiはタイムスタンプであり、同じ送
信者からの同じタイムスタンプをもつメッセージは不正
要求とする。また、TA、TCiはシリアル番号や偶然
一致することがないまたは少ない乱数のようなものであ
ればタイムスタンプでなくてもよい。
【0034】〔利用情報通知処理〕 (1)Aが情報Piを利用したいとき、AのPPC内の
金銭情報がPIDiに示された利用料金より大きければ
課金部11はPiの利用を許可する。 (2)AがPiの利用を終了したとき、または利用中に
課金部11はPPCの金銭情報から要した利用料金を消
去する。 (3)このとき、Aは次の利用通知MBをCに送る。た
だし、消去された利用料金をbとする。 MB={A,B,{B,b,TB}^sA} (4)Cはこのメッセージを検査し正しいときに、b円
をBへの分配金として支払う。
【0035】以上では、処理を簡単にするためにCと各
利用者間の暗号方式は公開鍵暗号としたが、予め鍵が共
有されていれば共通鍵暗号を用いてもよいことは明らか
である。また、タイムスタンプからの時間によって各メ
ッセージの有効期間を定めることもできる。以上におい
て、メッセージ内の並び順は順不同であり、A、B等で
示す利用者の識別子やタイムスタンプは必ずしも必要で
ない場合もある。さらに、上記の金銭情報入手処理、利
用情報通知処理の手順は1つの例であり、電子的な情報
を金銭情報として利用者固有データを用いずに課金処理
を行うものは全て本発明に含まれる。
【0036】また、通信I/F19を持たない場合、利
用者は販売店などの料金分配者18のところでPPCに
格納する金銭情報を入力してもらう。また、課金部11
が前記MBのような提供情報の利用記録をPPCに記録
し、該PPCを販売店等の料金分配者18のところで金
銭情報を補充・入力する際にその利用記録を補充器が回
収することによって、利用頻度に応じた料金の分配を行
うことができる。このような電子的な金銭情報は前述し
たように料金分配者18だけが処理できる特殊なデータ
であるので、通信I/F19を持たない利用者はPPC
を用いるためには必ず販売店等の料金分配者を介する必
要があるので、利用記録は必ず回収でき利用頻度に応じ
た料金の分配が可能である。
【0037】〔第5の実施の形態〕PPCがICカード
やPCMCIAのような電子的なカードである場合を、
図7に示す。このとき、PPC内に格納される金銭情報
は銀行やその他の金融機関等によって保証されたデータ
であったり、販売店を含む料金分配者18によってのみ
加算処理できる特殊なデータである。利用者はPPCの
受け口13にPPCをさし込み、所定の手続き(暗証番
号の検査など)によってそのPPCを動作可能にする。
課金部11はPPCから金銭情報を読み出し、その額が
PIDに示された料金より多く(金額は表示されてもよ
い)、課金部11がPPCに利用料金を請求可能である
場合に判定部14はPPの利用を許可する。この場合、
PPの利用料金が時間によって更新されていっても、P
PCの記載料金以内は継続して利用可能であるように構
成される。
【0038】この場合の金銭情報は電子的な情報である
ので、金銭情報の入出力も通信I/F19を介して料金
分配者18との所定の手続きによる通信によって行うこ
とができる。このとき、第1と第2の実施の形態と異な
り実際の金銭を利用者は料金分配者18に直接支払うわ
けではないので、利用者の金銭支払いを保証するのは利
用者と契約を結んだ銀行やその他の金融機関(以後、図
7の料金立替者20)である。さらに、利用情報の通知
に関しても、第3の実施の形態と同様に通信I/F19
を用いて現在の利用情報を料金分配者18に知らせるこ
とによって、利用頻度に応じた料金の分配が可能にな
る。この場合、利用料金を電子的な金銭情報によって直
接料金分配者18や情報提供者Pに送ることも可能であ
る。
【0039】具体的には、次のような通信処理によって
電子的な金銭情報の入出力が実現できる。ただし、通信
や処理に関する安全性を考慮してPPCとして用いる電
子的なカードはセキュリティ機能として暗証番号による
所有者確認や、アクセス条件によるデータメモリへのア
クセス制御や、後述のような暗号方式による暗号・認証
を行うことができるとする。このとき暗号処理や認証処
理に用いる秘密鍵は前述のようにアクセス制御されたメ
モリ領域に書き込まれ、そのアクセス条件を満たす者
(カード発行者や料金分配者等)しかアクセスできない
とする。また、以下の課金動作もカードの発行者または
料金分配者以外変更できない仕様になっているとする。
【0040】利用者、情報提供者、料金分配者、料金立
替者は図8のように各端末装置としてネットワークで接
続されているとする。 ここで、利用者をA、情報提供
者をB、料金分配者をC、料金立替者をDとし、Cは各
利用者に対して暗号通信のための秘密鍵を共有し(例え
ば、AのCの間の秘密鍵をsA、BとCの間の秘密鍵を
sBとする)、Cは自分しか知らない署名のための秘密
鍵sCを秘密に保持し、それに対応する署名の検査鍵p
Cを公開しているものとする。以下に、AがBの提供情
報Piを利用する場合を考える。ただし、平文Xの鍵Y
による暗号文を{X}^Yで表し、利用者の各処理は全
て上述のようなセキュリティ機能をもつPPC内で行わ
れるものとする。
【0041】〔金銭情報入手処理〕 (1)AはCにa円(通貨の単位は円に限らない)分の
金銭情報の入力要求をDへの自分の登録情報iA(口座
番号やクレジット番号など)をつけてCに送る。 MA={A,{A,iA,a,TA}^sA} (2)CはMAの暗号部分をAと共有しているsAで復
号し、iAを用いてDにa円分の請求を行い、それが受
け入れられれば金銭情報aにCの署名鍵であるsCで署
名して次のメッセージをAに送る。 MC={TA,{C,a,TC}^sC}^sA (3)AはMCをpAで復号し、さらにsCに対応する
Cの公開鍵pCで署名を検査し、検査結果が正しい場合
のみAのPPCはa円分の金銭情報を加算する。ただ
し、TAやTCはタイムスタンプであり、同じ送信者か
らの同じタイムスタンプをもつメッセージは不正要求と
する。また、TA、TCはシリアル番号や偶然一致する
ことがないまたは少ない乱数のようなものであればタイ
ムスタンプでなくてもよい。
【0042】〔利用情報通知処理〕 (1)Aが情報Piを利用したいとき、AのPPC内の
金銭情報がPIDiに示された利用料金より大きければ
課金部11はPiの利用を許可する。 (2)AがPiの利用を終了したとき、または利用中に
課金部11はPPCの金銭情報から要した利用料金を差
し引き、その結果をPPCに書き込む。 (3)このとき、Aは次の利用通知をCに送る。ただ
し、差し引いた利用料金をbとする。 MB={A,{A,B,b,TB}^sA} (4)Cはこのメッセージを復号し正しいときに、b円
をBへの分配金として支払う。
【0043】次に、AとBの間の情報も暗号通信によっ
てやりとりする場合、次の処理を前述の金銭情報入手処
理と利用情報通知処理の間で行えばよい。ただし、Cは
情報提供者とも秘密鍵を共有しているとする。
【0044】〔情報利用処理〕 (1)AはCにBとの会話鍵の生成を依頼するために次
のメッセージをCに送る。 MA′={A,B,TA′} (2)Cは会話鍵CKを生成し、次のメッセージをAに
送る。 MC′={{TC′,A,CK}^sB,TA′,B,
CK}^sA (3)AはMC′をsAで復号し、{TC′,A,C
K}^sBをBに送る。 (4)Bは受信メッセージをsBで復号し、会話鍵CK
で暗号化した情報をAに送る。 (5)Aは会話鍵CKで暗号化情報を復号する。
【0045】以上では、処理を簡単にするためにCと各
利用者間の暗号方式は共通鍵暗号としたが、前の実施の
形態と同様に公開鍵暗号を用いてもよいことは明らかで
ある。また、タイムスタンプからの時間によって各メッ
セージの有効期間を定めることもできる。以上におい
て、メッセージ内の並び順は順不同であり、A、B等で
示す利用者の識別子やタイムスタンプは必ずしも必要で
ない場合もある。さらに、上記の金銭情報入手処理、利
用情報通知処理の手順は1つの例であり、電子的な情報
を金銭情報として利用者固有データを用いずに課金処理
を行うものは全て本発明に含まれる。
【0046】また、通信I/Fを持たない場合、利用者
は販売店などの料金分配者のところでPPCに格納する
金銭情報を入力してもらう。また、課金部が提供情報の
利用記録をPPCに記録し、そのPPCを販売店等の料
金分配者のところで金銭情報を補充・入力する際に該利
用記録を補充器が回収することによって、利用頻度に応
じた料金の分配を行うことができる。このような電子的
な金銭情報は前述したように料金分配者だけが処理でき
る特殊なデータであるので、通信I/Fを持たない利用
者はPPCを用いるためには必ず販売店等の料金分配者
を介する必要があるので、利用記録は必ず回収でき利用
頻度に応じた料金の分配が可能である。
【0047】〔第6の実施の形態〕本実施の形態は第5
の実施の形態と同様に電子的な情報を金銭情報として用
い(図9参照)、料金分配者のいらない課金方式を示す
ものである。利用者、情報提供者、料金立替者は図10
のようなネットワークで接続されているとする。さら
に、PPCとして用いる電子カードはセキュリティ機能
として暗証番号による所有者確認や、アクセス条件によ
るデータメモリへのアクセス制御や、後述のような暗号
方式による暗号・認証を行うことができるとする。この
とき、暗号処理や認証処理に用いる秘密の鍵は前述のよ
うにアクセス制御されたメモリ領域に書き込まれている
とする。また、以下の課金動作もカードの発行者または
料金分配者以外変更できない仕様になっているとする。
【0048】利用者をA、情報提供者をB、料金立替者
をDとし、各々は署名可能な秘密鍵を秘密に保持し、通
信相手はその署名を検査できる公開鍵を知っているもの
(例えば、Aの秘密鍵をsA、公開鍵をpAとする)と
する。AがBの提供情報Piを利用する場合を考える。
ただし、Xの鍵Yによる処理結果を{X}^Yで表し、
利用者の各処理は全て上述のようなセキュリティ機能を
もつPPC内で行われるものとする。
【0049】〔金銭情報入手処理〕 (1)Aはa円(通貨の単位は円に限らない)分の金銭
情報の入力要求を自分の登録情報iA(口座番号やクレ
ジット番号など)をつけて秘密鍵sAで署名しDに送
る。 MA={A,{A,iA,a,TA}^sA} (2)DはMAの署名をAと公開鍵pAで検査し、iA
が正しくAがa円支払い可能であれば、金銭情報aをs
Dで署名して次のメッセージをAに送る。 MD={TA,{D,a,TD}^sD}^sA (3)AはMDをpAで検査し、さらにsDに対応する
Dの公開鍵pDで署名を検査し、検査結果が正しい場合
のみAのPPCはa円分の金銭情報を加算する。ただ
し、TAやTDはタイムスタンプであり、同じ送信者か
らの同じタイムスタンプをもつメッセージは不正要求と
する。また、TA、TDはシリアル番号や偶然一致する
ことがないまたは少ない乱数のようなものであればタイ
ムスタンプでなくてもよい。
【0050】〔利用情報通知処理〕 (1)Aが情報Piを利用したいとき、AのPPC内の
金銭情報がPIDiに示された利用料金より大きければ
課金部はPiの利用を許可する。 (2)AがPiの利用を終了したとき、または利用中に
課金部はPPCの金銭情報から要した利用料金を差し引
き、その結果をPPCに書き込む。 (3)このとき、Aは次の利用通知MBをBに送る。た
だし、差し引いた利用料金をbとする。 MB={A,B,{B,b,TB}^sA} (4)Bは署名を検査し正しいときに、Aの署名{B,
b,TB}^sAをDに示し、b円の料金を受け取る。
【0051】次に、AとBの間の情報も暗号通信によっ
てやりとりする場合、直接相手の公開鍵で公開鍵による
暗号通信を行うこともできるが、情報量が多い場合次の
ように共通鍵暗号による暗号通信を行うこともできる。
この場合、各利用者と情報提供者の間には共通鍵暗号手
段が共有されているとする。ただし(1)、(2)にお
いてAとBは逆であっても良い。
【0052】〔情報利用処理〕 (1)AはBとの共通鍵CKをBの公開鍵pBで暗号化
して送る。 MA′={A,B,CK,TA′}^pB (2)Bは受信メッセージをsBで復号する。 (3)Bは共通鍵CKで共通鍵暗号化した情報をAに送
る。 (4)Aは共通鍵CKで共通鍵暗号化情報を復号する。
【0053】以上では、処理を簡単にするためにDと各
利用者と情報提供者との暗号方式は公開鍵暗号とした
が、前述のような共通鍵暗号を用いてもよいことは明ら
かである。また、タイムスタンプからの時間によって各
メッセージの有効期間を定めることもできる。以上にお
いて、メッセージ内の並び順は順不同であり、A、B等
で示す利用者の識別子やタイムスタンプは必ずしも必要
でない場合もある。さらに、上記の金銭情報入手処理、
利用情報通知処理の手順は1つの例であり、電子的な情
報を金銭情報として利用者固有データを用いずに課金処
理を行うものは全て本発明に含まれる。
【0054】〔その他の実施の形態〕 〔第7の実施の形態〕第2の実施の形態に示す実際の金
銭を用いた課金方式によって、端末を設置した施設を情
報提供者または料金分配者が営業し、公衆電話やゲーム
センター、喫茶店、図書館のように多くの人が金銭を支
払うことによって自由に上記設置端末を使用するという
課金システムが実現できる。第3の実施の形態に示すプ
リペイドカードを用いた課金方式によって、情報提供者
がCD−ROMやパソコン通信等によって広く提供情報
を配布し、情報に対する著作権協会のような機関が料金
分配者となってプリペイドカードを制作・販売し、利用
者は販売店などを通じてプリペイドカードを購入し、自
宅やその他の端末等で提供情報を利用するという課金シ
ステムが実現できる。
【0055】第4の実施の形態に示すフロッピーディス
クを用いた課金方式によって、前記第3の実施の形態に
おいてPPCのために特殊な受け口を必要とせず(利用
者端末には通常フロッピーディスクの受け口はついてい
るとする)、さらに金銭情報の通信によるやりとりによ
って販売店を省略可能とし、暗号・認証処理をソフト的
に行うことによって現在のネットワークで容易に実現可
能な課金システムが構成できる。第5の実施の形態に示
すICカードやPCMCIA等の電子的なカードを用い
た課金方式によって、前記第4の実施の形態を用いた課
金システムをより安全にした課金システムが実現でき
る。
【0056】第6の実施の形態に示す課金方式によっ
て、料金分配者のいらない、即ち利用者と情報提供者と
が料金立替者を通して直接取引をする課金システムが実
現できる。また、この課金方式、及び課金システムは将
来実用化されると思われるある特殊なデータを金銭と同
様に扱う電子現金に対しても適用可能であることは明ら
かである。また、上記の課金方式、及び課金システムを
組み合わせた種々の課金システムも本発明に含まれる。
【0057】〔第8の実施の形態〕現在、情報提供者が
多くの情報を異なる鍵で暗号化してCD−ROM等に納
め、媒体としてのCD−ROM自体は販売店を通じて安
価に販売し、利用者からの依頼に応じて情報提供者が利
用者に指定情報の暗号鍵を知らせるときにその情報の利
用対価を請求する課金方式が知られている。しかし、こ
の方式ではCD−ROMを販売する販売店は媒体として
の販売利益は得られても、利用情報を販売したことに対
する利益は得られないと言う問題がある。そこで、本発
明で示したPPCによる課金方式をレンタル的な情報の
利用ではなく、情報の買い取りに対して用いることによ
って上記の問題が解決できる。即ち、利用者は販売店で
のCDROM購入と同時に、プリペイドカード等のPP
Cを購入し、情報提供者との通信(電話など)によって
暗号鍵を知るときにプリペイドカードでの支払を指定す
ることによって、情報提供者はプリペイドカードを販売
した販売店から利用料金を回収する。これによって、情
報の利用料金の流れに対しても販売店を経由するので販
売店は情報利用に対する利益も得ることができる。ただ
し、課金部はPPCの金銭情報を検査し情報の利用が可
能であれば、情報に対する暗号化を復号するときだけP
PCから料金を引くように構成する。さらに、このPP
Cは使用しないときには換金できるとする。このとき、
PPCは情報提供者毎に制作され販売店を通じてCD−
ROMと同様に販売される。従って、本実施の形態では
料金分配者は必要としない。
【0058】また第3の実施の形態において、利用情報
通知処理を以下のようにすることでプリペイドカードの
利用情報通知処理も安全にすることができる。ただし、
プリペイドカードにはプリペイドカード毎の識別番号i
Pとそれに対応した秘密鍵sPが登録されている。 〔利用情報通知処理〕 (1)AのPPC内の金銭情報がPIDiに示された利
用料金より大きければ判定部は情報Piの利用を許可す
る。 (2)AがPiの利用を終了したとき、または利用中に
判定部はPPCの金銭情報から要した利用料金を差し引
き、その結果をPPCに書き込む。 (3)このとき、判定部は次の利用通知をCに送る。た
だし、Bへの利用料金をbとする。 MB={iP,{B,b,iP,TB}^sP} (4)CはMBを登録した秘密鍵sPで復号し、このメ
ッセージが正しいときにb円をBへの分配金として支払
う。 これによって、iPとsPを知るもの以外、利用通知を
生成することはできない。
【0059】〔第9の実施の形態〕マルチメディアネッ
トワークでは図11に示すように、情報提供者Pの他に
ネットワークそのものにあたる伝送路提供者21や、端
末が高品質であることが要求されるので端末提供者22
等が存在することが予想される。従って、利用者は情報
の他にそれらの利用に関しても料金を支払う必要があ
る。そこで、それらが別々の課金体系によって処理され
ていてもよいが、1つの課金体系によって処理された方
が便利であり、かつ、使用した情報単位で課金された方
が細かい課金が可能である。
【0060】よってネットワークに関する全ての提供者
への料金分配を情報単位で行う課金方式を本実施の形態
に示す。第1〜第8の実施の形態で示した課金方式は情
報提供者が設定するPIDと金銭情報であるPPCとに
基づいて課金され、その課金された金銭は利用に応じて
直接または料金分配者を通して情報提供者に分配される
ものである。従って、伝送路や端末等の各提供者21、
22がPIDに相当する情報を提供情報に付属すること
ができれば、同様の手法によって情報提供者を含む各提
供者に正当に料金を分配できる。
【0061】次に図12を参照して全ての提供者への課
金を実現する方式の説明を行う。図12においてPは情
報提供者、PPi(またはPPj)はPによって提供さ
れる有償情報としての提供情報、PIDi(またはPI
Dj)はPPiに固有の情報固有データ、PPCは金銭
情報、14は利用可否の判定部であり、これまでの説明
と同じである。ここで、TIDi(またはTIDj)は
伝送路提供者21や端末提供者22などによって設定さ
れる伝送路や端末の使用に関する付属データである。
【0062】情報提供者P及び/または各提供者は提供
情報PPにPIDをはじめとする各付属データTIDを
付属させる(これらをまとめて1つのデータとしても良
い)。利用者端末10ではその提供情報PPを利用する
際には、必ず課金部11を経由するように構成してあ
り、この課金部11には金銭情報であるPPCの受け口
13がある。提供情報PPの利用要求が生じると、判定
部14はPID、TID、PPCの少なくとも一部の情
報に基づいて、提供情報の利用可能性をチェックする。
例えば、PIDとTIDに示された利用料金がPPCの
金銭情報以内か否かなどのチェックである。利用がOK
か否かは利用端末10に通知され、もしOKであれば利
用端末10は提供情報PPの利用が可能となる。このと
きPID、TIDやPPCに関する情報(提供情報PP
の利用料金やPPCの残高など)は表示部15に示され
る。また、判定部14の判定結果も表示部15に示すこ
とができる。
【0063】金銭情報PPCは実際の金銭であってもよ
いし、テレホンカードのようなプリペイドカードであっ
てもよいし、フロッピーディスク、及びICカードやP
CMCIAなどに格納された金銭と等価な電子的な情報
であってもよい。本発明では、利用者毎の利用者固有デ
ータUSERIDの代わりに利用者に存在しない金銭情
報PPCによって提供情報PPの利用可否を判定する。
従って、第1〜第8の実施の形態と同様に前記(1)か
ら(3)の問題が解決される。ただし、図12では簡単
のために通信I/Fに関する説明を省略したが、他の実
施の形態と同様に通信I/Fを付加し、料金分配者や料
金立替者と通信させることもできる。
【0064】また(4)の問題に関しては、TIDは提
供者が異なるだけでPIDと同じ意味を持ち、利用者は
上記のようにTIDに関する料金もPPCから支払うの
で、料金分配者(または直接通信で)がTIDの使用に
応じて料金を各提供者に分配すればネットワークに関す
る全ての提供者に正当な料金が支払われる。これによっ
て、(4)の問題が解決される。具体的な例としては、
提供情報の回線使用時間に応じた料金をTIDに記して
おけば、回線の使用に応じた料金を伝送路提供者は正当
に得ることができる。また、TIDに利用時間、利用回
線等の種別の料金を記載しておけば細かな課金も可能で
ある。このとき、伝送路提供者は情報提供者とネットワ
ークを接続する接続器等にTIDを付属させる処理を行
わせればよい。(接続器はハブやゲートウェイのような
伝送路中にあるものも含む)。また、CPUや端末の使
用料の場合も同様に、その使用時間や処理に応じた料金
をTIDに記しておけば、CPUや端末の使用料を正当
に得ることができる。
【0065】以下、さらに種々の場合についての課金の
具体例を示す。 〔第10の実施の形態〕本実施の形態は画像圧縮に関す
る課金の実施の形態を示す。画像情報の符号化におい
て、異なる解像度を持つ画像処理装置に対応したり、画
像データベースでの画像検索を効率的に行うための符号
化方式として階層符号化がある。以下階層符号化につい
てその概要を説明する。最初に全体を大まかに表す縮小
された画像が符号化され、続いて縮小画像を順次拡大す
るための差分情報が符号化される。その結果、異なる解
像度に対応できるスケーラブルな符号化が実現可能とな
る。例えば、モニターには画素数の少ない縮小された画
像を用いて高速に表示したり、印刷には全ての情報を用
いて画素数の多い詳細な画像を出力するなどが可能にな
る。
【0066】階層符号化データの一般的な概念図を図1
3に示す。図13において、イメージの先頭は一つの画
像情報全体の始まりを示すヘッダ、フレーム1のヘッダ
はフレーム1の始まりを示すビットパターン、フレーム
1は原画像の最も縮小された画像を符号化した階層1の
情報、フレーム2のヘッダはフレーム2の始まりを示す
ビットパターン、フレーム2は階層1の画像を拡大する
ための差分情報である階層2の情報、…、フレームnの
ヘッダはフレームnの始まりを示すビットパターン、フ
レームnは階層n−1の画像を拡大するための差分情報
である階層nの情報である。代表的な方式として、JP
EGの階層符号化方式(ISO/IEC 10918-1, 10918-2また
はITU-T T.81, T.83参照)やFile No.114821号の
特許公報に示す符号化方式等が知られている。このよう
な符号化技術はマルチメディアネットワークにおいてよ
く用いられる技術である。
【0067】本実施の形態においては以後、TIDとし
てこのような階層符号化による解像度を例として説明す
る。この解像度は情報に固有でないデータである。すな
わち、同じ一つの情報であっても伝送路のトラフィック
や利用者のモニターの解像度やデータ検索の精度などに
応じて伝送路を通じて送られる情報の階層符号化による
解像度は異なる。そこで、TIDは提供情報の送られる
ときの階層符号化の解像度とそれに関する料金等を示す
とする。例えば、同じ情報でも階層1の粗い解像度で伝
送する場合の料金と階層nの精密な解像度で伝送する場
合ではTIDに記される料金は異なる。また、伝送自体
は全て階層nの精密な解像度で送り、それを復号または
表示するときに復号器や表示部の能力に応じた階層まで
の解像度とすることもできる。この場合、TIDには全
階層に対する料金が示され、使用した階層に応じた課金
を行うこともできる。
【0068】次に図14を参照して本実施の形態におけ
る課金動作を説明する。図14において、利用者はPP
Cの受け口13にPPCをさし込み、PPCから金銭情
報を読み出し、その額がPID、TIDに示された料金
より多く(金額は表示されてもよい)、課金部11がP
PCに利用料金を請求可能である場合に判定部14はP
Pの利用を許可する。ただし、全階層データを送り指定
した解像度で復号する場合は、指定する解像度を課金部
11に入力するキーボード等の不図示の入力手段があ
り、それによってTIDに関する料金が判定される。さ
らに、PPのPIDによる料金やTIDによる料金など
が時間によって更新されていっても、PPCの記載料金
以内は継続して利用可能であるように構成されてもよ
い。また、PPCは他の実施の形態で説明したように、
実際の金銭でも紙や電子的なカードによるプリペイドカ
ードでもよい。
【0069】判定部14によってPPの利用が許可され
た場合、PPとともにTIDに記された解像度に関する
データが階層符号化処理部12aに送られ、階層符号化
処理部12aはその解像度に対応した階層符号化の復号
処理を行う。また、PPが全ての階層データを含み、利
用者または端末が復号する解像度を指定する場合も、P
Pとともにその指定された解像度が階層符号化処理部1
2aに送られ、階層符号化処理部12aはその指定され
た解像度に対応する階層までの復号処理を行う。この階
層符号化処理部12aはJPEGや、前記File No.11
4821号の特許公報に示されるような公知の処理装置
でよい。また、料金の分配に関しては他の実施の形態と
同様の手段を用いることができる。そのために、図14
に通信I/Fを付加することもできる。
【0070】また、階層符号化処理部は情報提供者Pと
異なる伝送路提供者21等が開発することが多いので、
伝送路提供者21は階層符号化の符号化処理部を情報提
供者PにTIDとともに提供し、情報提供者がPIDと
一緒にPPに付属させて提供するか、情報提供者Pとネ
ットワークは伝送路提供者21が提供する接続器等によ
って接続されるならば、PIDを含む提供情報PPが上
記接続器を通して伝送路に送られるときにその接続器が
階層符号化処理を行い、その際にPPに付属させても良
い。(接続器はハブのように伝送路の中にあっても良
い)。また、情報センタのようなある機関が情報提供者
Pから情報を集めて一括して情報を提供する場合には、
そのセンタが単独、あるいは伝送路提供者21と共同し
て階層符号化を行いTIDを設定することもできる(上
記センタは伝送路提供者21や料金分配者18を兼ねる
場合もある)。料金の分配に関しては、利用者がPID
に関する情報の他にTIDに関する情報も料金分配者に
通知すれば他の実施の形態での手法と同様に、料金分配
者は通知されたTIDの使用に応じて料金を伝送路提供
者に分配すればよい。従って、料金分配の仕組みは他の
実施の形態で述べた手法を用いることができる。ただし
ここでは簡単のために、階層符号化処理部の開発は伝送
路提供者が行うとして説明したがそうでない場合は正当
な提供者に料金が分配される。
【0071】〔第11の実施の形態〕本実施の形態は画
像圧縮に関する課金の実施の形態を示す。動画像情報を
効率良く蓄積・伝送するための符号化方式としてMPE
Gが知られている。このMPEGデータは、動画像の高
能率符号化を行うことを目的とした国際標準であり、デ
ータの周波数特性や人間の視覚特性を利用するとともに
動画像特有の時間軸方向の冗長度を利用して一層の高能
率符号化を行う方式である。このMPEG方式は、デジ
タルストレージメディア用に転送レートを最大1.5M
bpsとしたMPEG1と、伝送レートの上限をなくし
双方向デジタルマルチメディア機器、デジタルVTR、
ATV、光ファイバネットワーク等の全ての伝送系で用
いられことを企画したMPEG2があるが、基本的なア
ルゴリズムはほぼ同様であるので、MPEG1をベース
としてその符号化方式の原理及びデータ構造について説
明する。
【0072】まず、このMPEGによる高能率符号化方
式の原理について説明する。この高能率符号化方式にお
いては、フレーム間の差分を取ることで時間軸方向の冗
長度を落とし、これによって得られる差分データをDC
T及び可変長符号化処理して空間方向の冗長度を落とす
ことによって全体として高能率符号化を実現する。上記
時間軸方向の冗長度については、動画の場合には連続し
たフレームの相関が高いことに着目し、符号化しようと
するフレームと時間的に先行又は後行するフレームとの
差分を取ることによって冗長度を落とすことが可能とな
る。そこで、MPEGでは、図15に示すように専らフ
レーム内で符号化する符号化モードで得られるイントラ
符号化画像(I−ピクチャ)の他に、時間的に先行する
フレームとの差分値を符号化する前方予測符号化画像
(P−ピクチャ)と、時間的に先行するフレーム又は後
行するフレームとの差分値或いは両フレームからの補間
フレームとの差分値の内最もデータ量が少ないものを符
号化する両方予測符号化画像(B−ピクチャ)とを有
し、これらの符号化モードによる各フレームを所定の順
序で組み合わせている。
【0073】MPEGにおいては、上述のI−ピクチ
ャ、P−ピクチャ、B−ピクチャを夫々1枚、4枚、1
0枚で1単位(GOP)とし、先頭にI−ピクチャを配
し、2枚のB−ピクチャとP−ピクチャを繰り返し配す
る組み合わせを推奨しており、一定周期でI−ピクチャ
を置くことによって逆再生等の特殊再生やこのGOPを
単位とした部分再生を可能にするとともにエラー伝播の
防止を図っている。なお、フレーム中で新たな物体が現
われた場合には、時間的に先行するフレームとの差分を
取るよりも後行するフレームとの差分を取った方がその
差分値が少なくなる場合がある。そこでMPEGでは上
述のような両方予測符号化を行い、より高能率な圧縮を
行っている。
【0074】また、MPEGでは動き補償を行う。即
ち、8画素×8画素のブロックを輝度データについて4
ブロック、色差データについて2ブロック集めた所定ブ
ロック(マクロブロック)単位で、先行又は後行フレー
ムの対応ブロック近傍のマクロブロックとの差分をと
り、一番差が少ないマクロブロックを探索することによ
って動きベクトルを検出し、この動きベクトルをデータ
として符号化する。復号の際には、この動きベクトルを
用いて先行又は後行フレームの対応マクロブロックデー
タを抽出し、これによって動き補償を用いて符号化され
た符号化データの復号を行なう。上述のような動き補償
に際しては、時間的に先行するフレームを一旦符号化し
た後、再度復号したフレームを得て先行するフレームと
され、このフレームにおけるマクロブロックと符号化し
ようとするフレームのマクロブロックとを用いて動き補
償が行なわれる。なお、MPEG1はフレーム間の動き
補償を行なうが、MPEG2においてはフィールド間の
動き補償が行なわれる。上述のような動き補償によって
得られた差分データ及び動きベクトルは先に説明したよ
うなDCT変換及びハフマン符号化によって更に高能率
符号化される。
【0075】次に、このMPEG方式のデータ構造につ
いて説明する。このデータ構造は、ビデオシーケンス
層、GOP層、ピクチャ層、スライス層、マクロブロッ
ク層、ブロック層から成る階層構造で構成されている。
以下、下層となる層から順に説明する。先ず、ブロック
層は先のJPEGと同様に輝度データ及び色差データ毎
に8画素×8画素で各々構成され、この単位毎にDCT
が行われる。上記マクロブロック層は、上述した8画素
×8画素のブロックを輝度データについては4ブロッ
ク、色差データについて各1ブロックまとめ、マクロブ
ロックヘッダを付したものであり、MPEG方式ではこ
のマクロブロックを後述する動き補償及び符号化の単位
とする。また、上記マクロブロックヘッダは、各マクロ
ブロック単位の動き補償及び量子化ステップの各デー
タ、及び各マクロブロック内の6つのDCTブロック
(Y0,Y1,Y2,Y3,Cr,Cb)がデータを有
するか否かのデータを含む。上記スライス層は、画像の
走査順に連なる1以上のマクロブロック及びスライスヘ
ッダで構成され、同一スライス層内の一連のマクロブロ
ックにおける量子化ステップを一定とすることができ
る。なお、上記スライスヘッダは各スライスヘッダは各
スライス層内の量子化ステップに関するデータを有し、
各マクロブロックに固有の量子化ステップデータがない
場合にはそのスライス層内の量子化ステップを一定とす
る。また、先頭のマクロブロックは直流成分の差分値を
リセットする。上記ピクチャ層は、上述のスライス層を
1フレーム単位で複数集めたものであり、ピクチャース
タートコート等からなるヘッダと、これに続く1つまた
は複数のスライス層とから構成される。
【0076】また、上記ヘッダには画像の符号化モード
を示すコード(符号化識別符号)や動き検出の精度(画
素単位か半画素単位か)を示すコートを含む。上記GO
P層は、グループスタートコートやシーケンスの最初か
らの時間を示すタイムコード等のヘッダと、これに続く
複数のIフレーム、Bフレーム又はPフレームから構成
される。上記ビデオシーケンス層は、シーケンススター
トコードから始まってシーケンスエンドコードで終了
し、その間に画像サイズやアスペクト比等の復号に必要
な制御データ及び画像サイズ等が同じ複数のGOPが配
列される。このようなデータ構造を持つMPEG方式
は,その規格にてビットストリームが規定されている。
このような符号化技術はマルチメディアネットワークに
おいてよく用いられる技術である。
【0077】本実施の形態において以後、TIDとして
このようなMPEGによるピクチャ情報を例として説明
する。このピクチャ情報は情報に固有でないデータであ
る。すなわち、同じ一つの情報であっても伝送路のトラ
フィックや利用者のモニターの解像度などに応じて要求
されるMPEGの符号化効率は異なる。そこで、TID
は提供情報の送られるときのMPEGのピクチャに関す
る情報度とそれに関する料金等を示すとする。例えば、
同じ情報でもP−ピクチャやB−ピクチャの伝送を少な
くしたコマ送り的な動画像伝送に対する料金と、全ての
ピクチャを用いた動画像伝送に対する料金ではTIDに
記される料金とは異なる。また、伝送自体は全てのピク
チャを送り、それを復号または表示するときに復号器や
表示手段の能力に応じて指定したピクチャによる復号を
することもできる。この場合、TIDには全ピクチャに
対する料金が示され、使用したピクチャに応じた課金が
なられればよい。
【0078】次に図16を参照して本実施の形態による
課金動作を説明する。図16において、利用者はPPC
の受け口にPPCをさし込み、PPCから金銭情報を読
み出し、その額がPID、TIDに示された料金より多
く(金額は表示されてもよい)、課金部11がPPCに
利用料金を請求可能である場合に判定部14はPPの利
用を許可する。ただし、全ピクチャを送り指定したピク
チャによって復号する場合は、指定するピクチャ情報を
課金部11に入力するキーボード等の不図示の手段があ
り、それによってTIDに関する料金が判定される。さ
らに、PPのPIDによる料金やTIDによる料金など
が時間によって更新されていっても、PPCの記載料金
以内は継続して利用可能であるように構成されてもよ
い。また、PPCは他の実施の形態で説明したように実
際の金銭でも紙や電子的なカードによるプリペイドカー
ドでもよい。
【0079】判定部14によってPPの利用が許可され
た場合、PPとともにTIDに記されたピクチャに関す
るデータがMPEG処理部12bに送られ、MPEG処
理部12bはそのピクチャに対応した復号処理を行う。
また、PPが全てのピクチャを含み、利用者または端末
が復号するピクチャを指定する場合も、PPとともにそ
の指定情報をMPEG処理部12bに送り、MPEG処
理部12bはその指定されたピクチャに対応する復号処
理を行う。このMPEG処理部12bは公知の処理装置
である。また、料金の分配に関しては他の実施の形態と
同様の手段を用いることができる。そのために、図16
に通信I/Fを付加することもできる。
【0080】また、MPEG処理部12bは情報提供者
Pと異なる伝送路提供者21等が開発することが多いの
で、伝送路提供者はMPEGの符号化処理部を情報提供
者にTIDとともに提供し、情報提供者がPIDと一緒
にPPに付属させて提供するか、情報提供者とネットワ
ークは伝送路提供者が提供する接続器等によって接続さ
れるならば、PIDを含む提供情報PPが上記接続器を
通して伝送路に送られるときにその接続器がMPEG符
号化処理を行い、その際にPPに付属させても良い(接
続器はハブのように伝送路の中にあっても良い)。ま
た、情報センタのようなある機関が情報提供者から情報
を集めて一括して情報を提供する場合には、そのセンタ
が単独、あるいは伝送路提供者と共同してMPEG符号
化を行いTIDを設定することもできる(上記センタは
伝送路提供者や料金分配者を兼ねる場合もある)。
【0081】料金の分配に関しては、利用者がPIDに
関する情報の他にTIDに関する情報も料金分配者に通
知すれば他の実施の形態での手法と同様に、料金分配者
は通知されたTIDの使用に応じて料金を伝送路提供者
に分配すればよい。よって、料金分配の仕組みは他の実
施の形態で述べた手法を用いることができる。ただしこ
こでは簡単のために、MPEG処理部の開発は伝送路提
供者が行うとして説明したがそうでない場合は正当な提
供者に料金が分配される。また、本実施の形態ではMP
EGを例として説明したが、時間軸上の差分による符号
化に関してPPCを用いて課金する手法は全て本実施の
形態に含まれる。
【0082】〔第12の実施の形態〕本実施の形態は、
提供される情報を指定した利用者以外に利用させないた
めの暗号技術の課金に関するものである。マルチメディ
アネットワークは種々の情報を取り扱うために、情報の
種類に応じて要求される処理速度や安全性が大きく異な
る。例えば、動画像のような大容量で高速リアルタイム
性が要求されるデータの場合には、高速な暗号処理が要
求されるし、文書やソフトウェアに代表されるような小
容量で非リアルタイム的なデータの場合には、暗号化処
理速度を遅くして暗号処理に関する負荷を軽減すること
が望まれる。また逆に、動画像のような大容量で高速リ
アルタイム性が要求されるデータは、スクランブル程度
の安全性の低い暗号処理で良い場合が多く、文書やソフ
トウェアのような小容量で非リアルタイム的なデータの
場合には、安全性の高い暗号処理が望まれる場合が多
い。従って、要求される処理速度や安全性に対応した課
金が実現できることが望まれる。本実施の形態において
以後、TIDとしてこのような暗号の処理速度や強度に
対する料金が示される場合を例として説明する。
【0083】図17を参照して本実施の形態による課金
動作を説明する。図17において、利用者はPPCの受
け口13にPPCをさし込み、PPCから金銭情報を読
み出し、その額がPID、TIDに示された料金より多
く(金額は表示されてもよい)、課金部11がPPCに
利用料金を請求可能である場合に判定部14はPPの利
用を許可する。さらに、PPのPIDによる料金やTI
Dによる料金などが時間によって更新されていっても、
PPCの記載料金以内は継続して利用可能であるように
構成されてもよい。また、PPCは他の実施の形態で説
明したように実際の金銭でも紙や電子的なカードによる
プリペイドカードでもよい。
【0084】判定部14によってPPの利用が許可され
た場合、PPとともにTIDに記された暗号の処理速度
や強度に関するデータが暗号処理部12cに送られ、暗
号処理図12cはその処理速度や強度に対応した復号処
理を行う。このような異なる処理速度や強度に応じて暗
号化、復号処理が可能な暗号処理部の構成はFile No.1
48067号の特許公報に詳細に述べられており公知の
技術によって実現できる。
【0085】また、料金の分配に関しては他の実施の形
態と同様の手段を用いることができる。そのために、図
17に通信I/Fを付加することもできる。また、暗号
処理部は情報提供者と異なる伝送路提供者等が開発する
ことが多いので、伝送路提供者は暗号化処理部を情報提
供者にTIDとともに提供し、情報提供者がPIDと一
緒にPPに付属させて提供するか、情報提供者とネット
ワークは伝送路提供者が提供する接続器等によって接続
されるならば、PIDを含む提供情報PPが上記接続器
を通して伝送路に送られるときにその接続器が暗号化処
理を行い、その際にPPに付属させても良い(接続器は
ハブのように伝送路の中にあっても良い)。また、情報
センタのようなある機関が情報提供者から情報を集めて
一括して情報を提供する場合には、上記センタが単独、
あるいは伝送路提供者と共同して暗号化を行いTIDを
設定することもできる(上記センタは伝送路提供者や料
金分配者を兼ねる場合もある)。
【0086】料金の分配に関しては、利用者がPIDに
関する情報の他にTIDに関する情報も料金分配者に通
知すれば他の実施の形態の手法と同様に、料金分配者は
通知されたTIDの使用に応じて料金を伝送路提供者に
分配すればよい。よって、料金分配の仕組みは他の実施
の形態で述べた手法を用いることができる。ただしここ
では簡単のために、暗号処理部の開発は伝送路提供者が
行うとして説明したがそうでない場合は正当な提供者に
料金が分配される。また、本実施の形態では暗号処理部
としてFile No.148067号の特許公報を例として説
明したがその暗号処理部に限定されず、異なる暗号処理
速度や強度に対応できる課金手法は全て本発明に含まれ
る。
【0087】〔第13の実施の形態〕第12の実施の形
態に暗号の処理速度や強度に関する課金方式を示した
が、図18に示すように暗号の処理速度や強度だけでな
く暗号の種類も異なるネットワークの場合、暗号の種類
に応じた課金を実現することが重要である。この場合、
使用する暗号の種類に応じた料金がTIDに記されてい
れば、それに応じた料金をPPCから徴収することによ
って種々の暗号に応じた課金が実現できることは明らか
である。ただし、提供情報はTIDに記された暗号によ
って暗号化されているものとする。また、各暗号には第
12の実施の形態と同様に処理速度や強度に応じた細か
な設定がTIDになされていてもよい。この場合、図1
7に示した構成によって第12の実施の形態と同様に実
現可能であることは明らかである。ただし、図17の暗
号処理部は各端末が有している暗号処理部となる。
【0088】また、各端末が情報の種類に応じて用いる
暗号を選択できる場合に対する課金も考えられる。この
ような用いる暗号を選択できる暗号処理部はFile No.1
48072号の特許に示されている。よって、図17の
暗号処理部をFile No.148072号公報の暗号処理部
にすれば、図17と同様の構成によって暗号を選択でき
る場合に対する課金も実現できる。このとき、TIDに
は全ての暗号の種類とその料金が記され、それから使用
した暗号に応じてTIDによる課金が行われても良い。
また、各暗号毎に課金に関する細かな設定が行われても
良い。
【0089】〔第14の実施の形態〕本実施の形態は、
提供される情報の画像品位に対する課金に関するもので
ある。ここで画像品位とは単位時間当たりのフレーム
数、画像の画素数、画像に含まれるそれぞれの画素の色
度、画素の彩度、画素の明度等といった尺度のダイナミ
ックレンジの分解能の数等を言う。各々の項目はより広
いダイナミックレンジとより細かい階調を持つほど画像
品位が高い。本実施の形態において以後、TIDとして
このような画像品位の各々の項目を例として説明する。
これらの項目による画像品位は情報に固有でないデータ
である。すなわち、同じ一つの情報であっても伝送路の
トラフィックや利用者のモニターの解像度やデータ検索
の精度などに応じて伝送路を通じて送られる情報の画像
品位は異なる。そこで、TIDは提供情報の送られると
きの画像品位とそれに関する料金等を示すとする。例え
ば、同じ情報でも画素の粗い情報を伝送する場合の料金
と画素の細かい情報う伝送する場合ではTIDに記され
る料金は異なる。また、伝送自体は最高の画像品位で送
り、それを表示するときに必要に応じた画像品位で表示
することもできる。この場合、TIDには全品位に対す
る料金が示され、使用した品位に応じた課金を行うこと
もできる。
【0090】次に図19を参照して本実施の形態におけ
る課金動作を説明する。図19において、利用者はPP
Cの受け口13にPPCをさし込み、PPCから金銭情
報を読み出し、その額がPID、TIDに示された料金
より多く(金額は表示されてもよい)、課金部11がP
PCに利用料金を請求可能である場合に判定部14はP
Pの利用を許可する。ただし、全品位データを送り指定
した品位で表示する場合は、指定する品位を課金手段に
入力するキーボード等の不図示の入力手段があり、それ
によってTIDに関する料金が判定される。さらに、P
PのPIDによる料金やTIDによる料金などが時間に
よって更新されていっても、PPCの記載料金以内は継
続して利用可能であるように構成されてもよい。また、
PPCは他の実施の形態で説明したように実際の金銭で
も紙や電子的なカードによるプリペイドカードでもよ
い。
【0091】判定部14によってPPの利用が許可され
た場合、PPとともにTIDに記された品位に関するデ
ータが画像表示部12dに送られ、画像表示部12dは
その品位に対応した品位で画像をモニターに表示させ
る。またPPが全ての品位データを含み、利用者または
端末が表示する品位を指定する場合も、PPとともにそ
の指定された品位が画像表示部12dに送られ、画像表
示部12dはその指定された品位に対応する品位で表示
を行う。また料金の分配に関しては他の実施の形態と同
様の手段を用いることができる。そのために、図19に
通信I/Fを付加することもできる。
【0092】また、画像表示部は情報提供者と異なる端
末提供者等が開発することが多いので、端末提供者は画
像表示部を情報提供者にTIDとともに提供し、情報提
供者がPIDと一緒にPPに付属させて提供するか、伝
送路提供者と共同してネットワークとの接続器等にTI
Dを付加する機能を追加して、PIDを含む提供情報P
Pが上記接続器を通して送られるときにその接続器がT
IDを付属させても良い(接続器はハブのように通信路
の中にあっても良い)。また、情報センタのようなある
機関が情報提供者から情報を集めて一括して情報を提供
する場合には、そのセンタが単独、あるいは端末提供者
と共同して階層符号化を行いTIDを設定することもで
きる(上記センタは端末提供者や料金分配者を兼ねる場
合もある)。
【0093】料金の分配に関しては、利用者がPIDに
関する情報の他にTIDに関する情報も料金分配者に通
知すれば他の実施の形態の手法と同様に、料金分配者は
通知されたTIDの使用に応じて料金を端末提供者に分
配すればよい。よって、料金分配の仕組みは他の実施の
形態で述べた手法を用いることができる。ただしここで
は簡単のために、画像表示部の開発は端末提供者が行う
として説明したがそうでない場合は正当な提供者に料金
が分配される。
【0094】〔第15の実施の形態〕第9〜第14の実
施の形態に回線や端末、画像圧縮、暗号、画像品位等に
関する課金方式を示した。本発明で提案した課金方式は
それらが混在するネットワークに対してもTIDに課金
される対象も記す等のTIDの形式を規定しておくこと
により適用できる。また、PIDやTIDに処理の種類
を記す等の形式を規定しておくことにより、本課金方式
は前述の処理以外の種々の処理に対応できることは明ら
かであり、前述の情報提供者P以外のネットワークに関
する種々の提供者も自由に参入できる柔軟性の高い課金
方式となっていることは明らかである。また、第12の
実施の形態に示した暗号の処理速度に応じた課金は暗号
だけでなく、画像符号化等の種々の処理速度にも応じて
設定できることも明らかである。また、安全性も暗号の
強度だけでなく、アクセス制御など種々の安全性に対し
て設定できることも明らかである。
【0095】また、TIDは情報とともにやりとりされ
なくても特定形式のデータとして単独にやりとりし、そ
れに示された料金がPPCの金額以内ならば提供情報を
伝達するようにしてもよい。その後、提供情報の利用に
関してPIDに関する課金が行われてもよい。さらに、
PIDも特定形式のデータとしてTIDと同様に単独で
やりとりしてもよい。この場合、PIDとTIDに関す
る料金がPPCの金額以内のときのみ提供情報が伝達さ
れるようにすれば、伝送路を効率的に使用することがで
きる。
【0096】また、例えばTIDが端末に固有のデータ
である場合、そのTIDは前述のようにネットワークを
介してやりとりされなくても、その端末にTIDの格納
部があり、提供情報PPの利用可否判定のときそこから
TIDに関するデータが判定部14に行けば同様の課金
処理が実行できることも明らかである。TIDは情報に
固有のデータではないので、これは端末に限らずTID
に固有の部分に対して有効である。また、0(無料)と
いうのも料金のなかに含まれる。従って、提供情報また
はその1部(階層符号化の粗い画素の場合など)の中に
は只でそれを利用することもできる場合もある。
【0097】次に、本発明で用いられる暗号に関して説
明する。 〔共通鍵暗号方式〕共通鍵暗号方式は送信者と受信者で
同一の暗号鍵を秘密に共有する暗号方式(秘密鍵暗号方
式、対称暗号方式、慣用暗号方式とも呼ばれる)であ
る。共通鍵暗号方式は適当な長さの文字列(ブロック)
ごとに同じ鍵で暗号化するブロック暗号と文字列または
ビットごとに鍵を変えていくストリーム暗号に分けるこ
とができる。ブロック暗号には文字の順序を置き換えて
暗号化する転置式暗号や、文字を他の文字に換える換字
式暗号等がある。この場合、転置や換字の対応表が暗号
鍵となる。ストリーム暗号には多表を用いるビジネル暗
号や1回限りの使い捨ての鍵を用いるパーナム暗号等が
知られている(各暗号の詳細は池野、小山著「現代暗号
理論」電子情報通信学会,1986. の第2章及び第4章参
照)。また、ブロック暗号のなかでもアルゴリズムが公
開されているDES(Data Encryption Standard)やF
EAL(Fast data Encipherment ALgorithm)といった
暗号(詳細は辻井、笠原著「暗号と情報セキュリティ」
昭晃堂,1990. の第2章参照)が商用暗号として広く用
いられている。ただし、DESやFEALはアルゴリズ
ムを公開しているために暗号解読法も開発され、その解
読法に対抗するために種々の変形が行われていることが
ある。(例えば、後述の繰り返し回数を増したり(C.H.
Mayer and S.M.Matyas:"CRYPTOGRAPHY-A New Dimension
in Computer Data Security", Wiley-Interscience, A
ppendix D, pp.679-712, 1982.参照)、鍵を頻繁に変え
る(山本、岩村、松本、今井:“2乗型疑似乱数生成器
とブロック暗号を用いた実用的暗号方式”,信学技報,
ISEC93-29, pp,65-75, 1993.参照)などの変形が提案さ
れている)。
【0098】〔公開鍵暗号方式〕公開鍵暗号方式は暗号
鍵と復号鍵が異なり、暗号鍵を公開、復号鍵を秘密に保
持する暗号方式である(よって、暗号鍵う公開鍵、復号
鍵を秘密鍵と呼ぶこともある)。公開鍵暗号は共通鍵暗
号にない次のような特徴をもつ。 (1)暗号鍵と復号鍵とが異なり暗号鍵を公開できるた
め、暗号鍵を秘密に配送する必要がなく、鍵配送が容易
である。 (2)各利用者の暗号鍵は公開されているので、利用者
は各自の復号鍵のみ秘密に記憶しておけばよく、鍵の管
理が容易である。 (3)送られてきた通信文の送信者が偽物でないこと及
びその通信文が改ざんされていないことを受信者が確認
するため認証機能を実現できる。
【0099】公開鍵暗号の暗号通信と認証通信、及び認
証機能付き暗号通信は以下のようなプロトコルによって
実現される。ここでは送信者Aから受信者Bへ暗号通
信、認証通信、認証機能付き暗号通信を行なう場合のプ
ロトコルを示す。Aの秘密鍵をksA、公開鍵をkpA
とし、Bの秘密鍵をksB、公開鍵をkpBとし、通信
文Mに対して、公開鍵kpを用いた暗号化操作をE(k
p,M)とし、秘密の復号鍵ksを用いた復号操作をD
(ks,M)と表す。 〔暗号通信〕AからBへの通信文(平文)Mを秘密通信
する場合次の手順で行なう。 Step1:AはBの公開鍵をkpBでMを暗号化し、
暗号文CをBに送る。 C=E(kpB,M) Step2:Bは自分の秘密鍵ksBでCを復号し、も
との平文Mを得る。 M=D(ksB,C) 受信者Bの公開鍵は不特定多数に公開されているので、
Aに限らず全ての人がBに秘密の通信ができる。
【0100】〔認証通信〕AからBへ通信文(平文)M
を認証通信する場合次の手順で行う。 Step1:Aは自分の秘密鍵ksAで送信文Sを生成
しBに送る。 S=D(ksA,M) この送信文Sを署名文といい、署名文を得る操作を署名
という。 Step2:BはAの公開鍵kpAでS復元変換し、も
との平文Mを得る。 M=E(kpA,S) もし、Mが意味のある文であることを確認したならば、
Mが確かにAから送られてきたことを認証する。送信者
Aの公開鍵は不特定多数に公開されているので、Bに限
らず全ての人がAの署名文を認証できる。このような認
証をディジタル署名ともいう。
【0101】[署名付暗号通信]AからBへ通信文(平
文)Mを署名付き秘密通信する場合次の手順で行なう。 Step1:Aは自分の秘密鍵ksAでMを署名し、署
名文Sを作る。 S=D(ksA,M) さらにAはBの公開鍵kpBでSを暗号化し、暗号文C
をBに送る。 C=E(kpB,S) Step2:Bは自分の秘密鍵ksBでCを復号し、署
名文Sを得る。 S=D(ksB,C) さらに、BはAの公開鍵kpAでSを復元変換し、元の
平文Mを得る。 M=E(kpA,S) もし、Mが意味のある文であることを確認したならば、
Mが確かにAから送られてきたことを認証する。なお、
各Step内における関数を施す順序はそれぞれ逆転し
てもよい。
【0102】また、代表的な公開鍵暗号方式の例を以下
に挙げる。暗号通信と認証通信ができる方式: ・RSA暗号(R.L.Rivest, A.Shamir and L.Adleman:
"A method of obtainingdigital signatures and publi
c key cryptosytems", Comm. of ACM, 1978) ・R暗号(M.Rabin: "Digitalized signatures and pub
lic-key cryptosystems", MIT/LCS/TR-212, Technical
Report MIT, 1979) ・W暗号(H.C.Williams: "A modification of the RSA
public-key encryptionprocedure", IEEE Trans. Inf.
Theory, IT-26, 6, 1980) ・MI暗号(松本、今井:“公開鍵暗号系の新しいアク
ゴリズム”,信学技報,IT82-84, 1982; T.Matsumoto a
nd H.Imai: "A class of asymmetric cryptosystems ba
sed on polynomials over finite rings", IEEE Intern
ational Symp. onInformation Theory, 1983 )
【0103】暗号信号のみができる方式: ・MH暗号(R.C.Merkle and M.E.Hellman: "Hiding in
formation and signatures in trapdoor knapsacks", I
EEE Trans. Inf.Theory, IT-24, 5, 1978 ) ・GS暗号(A.Shamir and R.E.Zippel: "On the secur
ity of the Merkle-Hellman cryptographic scheme", I
EEE Trans. Inf. Theory, IT-26, 3, 1980) ・CR暗号(B.Chor and R.L.Rivest: "A knapsack typ
e public key cryptosystem based on arithmetric in
finite field", Proc. Crypto 84) ・M暗号(R.J.McEliece: "A public-key cryptosystem
based on algebraic coding theory" DSN Progress Re
p., Jet Propulsion Lab., 1978 ) ・E暗号(T.E.ElGamal: "A public-key cryptosystem
and a signature schemebased on discretre logarith
m", Proc. Crypto 84, 1984 ) ・T暗号(辻井重男:“行列分解を利用した公開鍵暗号
の一方式”,信学技法,IT85-12, 1985 )
【0104】認証通信のみができる方式 ・S暗号(A.Shamir: "A fast signature scheme", Rep
ort MIT/LCS/TM-107, MIT laboratory for computer sc
ience, Cambridge, Mass., 1978 ) ・L暗号(K.Lieberhorr: "Uniform complexity and di
gital signature", Lecture Notes in Computer Scienc
e 115 Automata, Language and Programming, Eighth C
olloquium Acre, Israel, 1981) ・GMY暗号(S.Goldwasser, S.Micali and A.Yao: "S
trong signature schemes", ACM Symp. on Theory of C
omputing, 1983) ・GMR暗号(S.Goldwasser, S.Micali and R.L.Rives
t: "A "paradoxical" solution to the signature prob
lem", ACM Symp. on Foundation of Computer Science,
1984 ) ・OSS暗号(H.Ong, C.P.Schnorr and A.Shamir: "An
efficient signature scheme based on quadratic equ
ation", ACM Symp. on Theory of Computing, 1984) ・OS暗号(岡本、白石:“多項式演算によるディジタ
ル署名方式”,信学論(D),J68-D, 5, 1985; T.Okam
oto and A.shiraisi: "A fast signature schemebased
on quadratic inequalities", IEEE Symp. on Theory o
f Computing, 1984)
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
適正な課金を行うことのできる課金装置、通信装置、通
信システムを得ることができ、これらを用いることによ
って前述の(1)〜(4)に示した問題を解決した課金
方式、課金システムを実現することができる。特に回線
や端末の提供者への料金にも対応できる課金システムを
実現することができる。これによって、利用者は種々の
情報をレンタル的に安価に利用しながらプライバシーの
保護ができ、情報提供者は利用者毎の情報利用の管理を
行うことなく、提供情報の利用頻度に応じて利用料金の
分配を受けることができる。また、例えば販売店を含む
料金分配者や料金立替者を導入することによって料金の
支払いまで含めて使い勝手の良い課金システムを構成す
ることができる。さらに、情報に固有でない付属データ
によって情報提供者以外のネットワークに関する種々の
提供者にも正当な料金を分配できる柔軟な課金システム
を構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図3】第3の実施の形態を示すブロック図である。
【図4】第3の実施の形態でのネットワークを示すブロ
ック図である。
【図5】第4の実施の形態を示すブロック図である。
【図6】第4の実施の形態でのネットワークを示すブロ
ック図である。
【図7】第5の実施の形態を示すブロック図である。
【図8】第5の実施の形態でのネットワークを示すブロ
ック図である。
【図9】第6の実施の形態を示すブロック図である。
【図10】第6の実施の形態でのネットワークを示すブ
ロック図である。
【図11】第6の実施の形態でのネットワークを示すブ
ロック図である。
【図12】第6の実施の形態を示すブロック図である。
【図13】階層符号化を示す構成図である。
【図14】第10の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図15】MPEGによる符号化を説明するための構成
図である。
【図16】第11の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図17】第12の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図18】第13の実施の形態でのネットワークを示す
ブロック図である。
【図19】第14の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図20】従来の超流通を示すブロック図である。
【符号の説明】
P 情報提供者 PP 提供情報 PID 情報固有データ PPC 金銭情報 TID 付属データ 10 利用者端末 11 課金部 12 情報処理部 13 PPC受け口 14 判定部 15 表示部 16 コインボックス 18 料金分配者 19 通信I/F 20 料金立替者 21 伝送路提供者 22 端末提供者 12a 階層符号化処理部 12b MPEG処理部 12c 暗号化処理部 12d 画像表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 9/08 H04M 11/08 9/32 15/00 Z H04M 11/08 H04N 7/16 C 15/00 H04L 9/00 601C H04N 7/16 601E 7/167 673Z 675B H04N 7/167 Z

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される提供情報に固有の情報固有デ
    ータと回線又は端末の使用に関する付属データとのうち
    の少なくとも1つと、利用者が支払う金銭情報とに基づ
    いて上記提供情報の利用可否を判定する判定手段を備え
    た課金装置。
  2. 【請求項2】 入力される提供情報に固有の情報固有デ
    ータと回線又は端末の使用に関する付属データとのうち
    の少なくとも1つと、利用者が支払う金銭情報とに基づ
    いて上記提供情報の利用可否を判定する判定手段と、 上記判定手段の判定結果に応じて上記提供情報を処理し
    て利用者に与える情報処理手段とを備えた通信装置。
  3. 【請求項3】 提供情報を送出する情報提供者用通信装
    置と、 入力される上記提供情報に固有の情報固有データと回線
    又は端末の使用に関する付属データとのうちの少なくと
    も1つと、利用者が支払う金銭情報とに基づいて上記提
    供情報の利用可否を判定する判定手段を有する課金装置
    と、 上記判定手段の判定結果に応じて上記提供情報を処理し
    て利用者に与える情報処理手段を有する利用者用通信装
    置と、 上記各装置を接続するネットワークとを備えた通信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 上記課金装置を上記利用者用通信装置内
    に設けた請求項3記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 上記金銭情報が現金またはそれと等価な
    プリペイドカードであり、それを挿入する挿入手段を設
    けた請求項2記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 上記金銭情報が電子的な情報であり、そ
    れを挿入する挿入手段を設けた請求項2記載の通信装
    置。
  7. 【請求項7】 上記情報固有データ及び/または付属デ
    ータに応じて異なる金銭情報を用い、それを識別する識
    別手段を設けた請求項2記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 上記情報固有データ・付属データ、金銭
    情報に関する情報を表示する表示手段を設けた請求項2
    記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 利用した提供情報に関する情報固有デー
    タ及び/または付属データに関する情報を通知する通知
    手段を設けた請求項2記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 上記金銭情報をネットワークを通じて
    入出力する入出力手段を設けた請求項2記載の通信装
    置。
  11. 【請求項11】 上記通知手段が通知する情報を暗号化
    ・認証する暗号・認証処理手段を設けた請求項9記載の
    通信装置。
  12. 【請求項12】 上記入出力手段により入出力される金
    銭情報を暗号化・認証する暗号・認証処理手段を設けた
    請求項10記載の通信装置。
  13. 【請求項13】 上記付属データが階層符号化された情
    報の解像度に関するデータも含むことを特徴とする請求
    項2記載の通信装置。
  14. 【請求項14】 上記付属データがMPEGのピクチャ
    に関するデータも含むことを特徴とする請求項2記載の
    通信装置。
  15. 【請求項15】 上記付属データが提供情報の安全性に
    関するデータも含むことを特徴とする請求項2記載の通
    信装置。
  16. 【請求項16】 上記付属データが上記暗号・認証処理
    手段による暗号の処理速度に関するデータも含むことを
    特徴とする請求項11又は12記載の通信装置。
  17. 【請求項17】 上記付属データが暗号の種類に関する
    データも含むことを特徴とする請求項11又は12記載
    の通信装置。
  18. 【請求項18】 上記付属データが画像品位に関するデ
    ータも含むことを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  19. 【請求項19】 上記付属データが処理の速度に関する
    データも含むことを特徴とする請求項2記載の通信装
    置。
  20. 【請求項20】 上記付属データが処理の種類に関する
    データも含むことを特徴とする請求項2記載の通信装
    置。
  21. 【請求項21】 上記課金装置が受け取った金銭情報を
    受け取って上記情報提供者通信装置に送る料金分配者用
    通信装置を上記ネットワークに接続した請求項3記載の
    通信システム。
  22. 【請求項22】 上記課金装置が受け取った金銭情報を
    立替える料金立替者用通信装置を上記ネットワークに接
    続した請求項3記載の通信システム。
  23. 【請求項23】 上記課金装置が受け取った金銭情報を
    立て替えるための上記ネットワークに接続された料金立
    替者用通信装置と、 上記料金立替者用通信装置が立替えた金銭情報を受け取
    って上記情報提供者用通信装置に送るための上記ネット
    ワークに接続された料金分配者用通信装置を設けた請求
    項3記載の通信システム。
  24. 【請求項24】 上記ネットワークを提供する者が用い
    る伝送路提供者用通信装置を上記ネットワークに接続し
    た請求項3記載の通信システム。
  25. 【請求項25】 上記課金装置及び各通信装置を提供す
    る者が用いる端末提供者用通信装置を上記ネットワーク
    に接続した請求項3、21〜24の何れか1項に記載の
    通信システム。
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