JP3363668B2 - 画像伝送装置及び画像伝送システム - Google Patents

画像伝送装置及び画像伝送システム

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JP3363668B2
JP3363668B2 JP18928595A JP18928595A JP3363668B2 JP 3363668 B2 JP3363668 B2 JP 3363668B2 JP 18928595 A JP18928595 A JP 18928595A JP 18928595 A JP18928595 A JP 18928595A JP 3363668 B2 JP3363668 B2 JP 3363668B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、画像伝送装置に関
し、特に、設定した階層毎に独立した暗号化処理を行
い、階層だけでなく、暗号化処理に応じた料金も受信側
に課金するために用いて好適なものである。 【0002】 【従来の技術】近年、幹線通信網における光ファイバネ
ットワークの装備、ケーブルテレビシステムの普及、衛
星通信の実用化、ローカルエリアネットワークの普及等
に伴い、いわゆる情報サービス産業が増大している。上
記情報サービス産業は、上述したような通信網を利用し
て様々な情報を提供し、その情報の内容および情報の量
に応じて料金を徴収するようにしている。このような情
報サービス産業においては、提供した情報に対する課金
を適切に行うことが重要な問題である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
情報サービス産業において行われていた課金方式は、例
えば、ケーブルテレビシステムや衛星放送のように、使
用頻度に無関係な月極の課金方式であったり、またはコ
ンピュータの利用サービスのように、情報の種類や質に
無関係な使用頻度(または使用時間)のみを計数した課
金方式であったりすることが多かった。 【0004】本発明は上述の問題点に鑑み、階層符号化
技術に対応する課金方式を提供し、情報やサービスの種
類、および情報の質を考慮した課金を行うことができる
ようにすることを目的とする。 【0005】また、伝送路のトラフィックに応じた課金
処理を行うことができるようにすることを第2の目的と
する。 【0006】また、画像伝送システムにおいて送受信さ
れる情報に対する不正行為が行われるのを防止すること
を第3の目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の画像伝送装置
は、伝送路を介して階層符号化された画像情報を送出す
る画像伝送装置において、上記画像情報の送出を要求す
るための情報を取り込んだ時点での上記伝送路のトラフ
ィックを検出する検出手段と、上記検出手段により検出
されたトラフィックに応じていずれかの階層を設定して
出力する出力手段と、上記設定した階層毎に独立した暗
号化処理を行う暗号化手段と、上記設定された各階層に
応じた料金及び上記暗号化処理に応じた料金を記憶する
ための料金記憶手段と、上記各階層に応じた料金及び上
記暗号化処理に応じた料金に基づいて課金を行う課金手
段とを具備し、上記暗号化処理に応じた料金は、上記暗
号化処理の動作時間及び上記暗号化処理した画像情報の
情報量に基づくことを特徴としている。 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【作用】本発明は上記技術手段を有するので、伝送路の
トラフィックに応じて伝送する画像の解像度を設定し、
上記設定した解像度に応じて画像の料金を課すことがで
きるようになる。 【0022】また、本発明の他の特徴によれば、伝送す
る画像の解像度の他に、画像の情報量を考慮した料金体
系で課金処理を行うことができるようになる。 【0023】 【0024】また、本発明のその他の特徴によれば、伝
送する画像情報を暗号化しているので、盗聴や改ざんか
ら画像情報を守ることができ、公正な課金を行うことが
できるようになる。 【0025】 【発明の実施の形態】以下、本発明の画像伝送装置を用
いた伝送システムの実施の形態を図面を参照して説明す
る。以下に示す技術例は、伝送路を介して階層符号化さ
れた画像情報を伝送する伝送システムにおいて、階層符
号化を考慮し、伝送路のトラフィックに応じて伝送画像
の解像度(階層)を設定し、上記解像度に応じて画像の
料金を課すことを可能とするために適用するものであ
る。 【0026】特に、第1の技術例では、解像度(階層)
毎に一律な料金体系としたときの課金処理を行う課金手
段について詳細に説明する。 【0027】第2の技術例では、解像度(階層)の他
に、情報量も考慮した料金体系としたときの課金手段に
ついて詳細に説明する。 【0028】第3の技術例では、第1の技術例および第
2の技術例において、一定期間毎に料金の精算を行うよ
うにする課金手段について詳細に説明する。 【0029】第4の技術例では、画像提供側が第1の
術例〜第3の技術例に示した課金手段を有する場合につ
いて詳細に説明する。 【0030】第5の技術例では、画像受信側が第1の
術例〜第3の技術例に示した課金手段を有する場合につ
いて詳細に説明する。 【0031】第6の技術例では、画像提供側と画像受信
側の双方が第1の技術例〜第3の技術例に示した課金手
段を有する場合について詳細に説明する。 【0032】第7の技術例では、上記第1の技術例から
第6の技術例に示した課金手段をローカルエリアネット
ワークに接続された機器同士の通信に適用した場合につ
いて詳細に説明する。 【0033】第8の技術例では、上記第1の技術例から
第6の技術例に示した課金手段をワイドエリアネットワ
ークに接続された機器同士の通信に適用した場合につい
て詳細に説明する。 【0034】そして、本発明の実施の形態では、盗聴や
改ざんから情報を守り公正な課金を行うために、上記第
4の技術例から第8の技術例に示した課金手段に対して
暗号手段を組み合わせた場合について詳細に説明する。 【0035】以下、本発明に係わる第1の技術例を図面
を参照して説明する。なお、第1の技術例を詳細に説明
する前に、階層符号化についてその概要を説明する。画
像情報の符号化において、異なる解像度を持つ画像処理
装置に効率的に対応したり、画像データベースでの画像
検索に適した符号化方式として階層符号化がある。 【0036】階層符号化では、最初に全体を大まかに表
す縮小された画像が符号化され、続いて縮小画像を順次
拡大するための差分情報が符号化される。 【0037】その結果、異なる解像度、例えば画素数の
少ない縮小された画像をモニター表示などに用いて、印
刷には全ての情報を用いて画素数の多い詳細な画像を用
いるなど、ある程度スケーラブルな符号化が実現可能と
なる。 【0038】図20に、階層符号化データの一般的な概
念図を示す。図22において、イメージの先頭は一つの
画像情報全体の始まりを示すヘッダを示している。そし
て、フレーム1のヘッダは、フレーム1の始まりを示す
ビットパターンであり、フレーム1は原画像の最も縮小
された画像を符号化した階層1の情報である。 【0039】フレーム2のヘッダはフレーム2の始まり
を示すビットパターンであり、フレーム2は階層1の画
像を拡大するための差分情報である階層2の情報であ
る。 【0040】以下、フレームnのヘッダはフレームnの
始まりを示すビットパターンであり、フレームnは階層
n−1の画像を拡大するための差分情報である階層nの
情報である。 【0041】ところで、代表的な符号化方式として、J
PEGの階層符号化方式が行われている。上記JPEG
については、ISO/IEC 10918−1,109
18−2もしくはITU−T T.81,T.83を参
照されたい。このような符号化技術は、マルチメディア
ネットワークにおいてよく用いられる技術である。 【0042】さらに、画像伝送方法においては、伝送路
のトラフィックに応じて、後述のように、伝送する画像
情報の解像度を変化させる画像伝送システムが提案され
ている。 【0043】以下、画像伝送システムの動作の概要を説
明する。最初に、伝送する画像に対して上述の階層符号
化を行う。次に、伝送路の使用状況を検査し、十分な空
き容量があれば、上記画像情報の全ての階層のフレーム
を伝送する。 【0044】また、全階層の情報を送るために十分な空
き容量がなければ、階層1の情報から順に、伝送路の空
き容量で送れる範囲内で上位階層の情報まで伝送する。
このような伝送方法は、LANなどでマルチメディアを
扱う場合には重要な要素技術となっている。 【0045】しかし、上述したように、情報やサービス
の種類や質に依存しない方式であり、上記のような階層
符号化を行った画像データを考慮した課金を行っていな
かった。本発明はこのような実情に鑑みてなされたもの
であり、階層符号化技術に対応可能な課金を行うことが
できるようにするものである。 【0046】図1は、本発明の画像伝送システムに係わ
る課金手段の要部を示す機能ブロック図である。図1に
おいて、100は画像伝送システムが具備するための課
金手段である。101は制御部であり、上記画像伝送シ
ステム内で送受信される利用者の画像送信要求を取り込
み、トラフィック検査部102、伝送モード選択部10
3、課金処理部104の動作制御を行うとともに、伝送
モード選択部103、課金処理部104に要求されてい
る画像の識別子(画像を特定するための名前や符号等)
を通知する制御を行う。 【0047】102は、画像伝送システム110(また
は伝送路)をモニタするか、または上記画像伝送システ
ム110で管理しているトラフィックに関する情報など
を画像伝送システム110に問い合わせることにより、
その時点での伝送可能容量(トラフィック情報)を検査
し、上記検査結果を伝送モード選択部103に通知する
トラフィック検査部である。 【0048】103は、制御部101から要求されてい
る画像の識別子、およびトラフィック検査部102から
画像伝送システムのトラフィック情報を受取り、そのト
ラフィック情報に応じて画像を伝送する際の解像度を選
択し(解像度選択方法については後述)、課金処理を行
う課金処理部104および画像伝送システム110に通
知する解像度選択部である。 【0049】104は課金処理部であり、制御部101
から画像識別子を取り込み、また、解像度選択部103
から解像度情報を取り込む。そして、上記取り込んだ画
像識別子と解像度情報とに対応する料金を記憶部105
から読み出し、画像伝送システム110に通知する。 【0050】105は、課金制御部101が参照する画
像の料金情報を記憶するための記憶部である。次いで、
110は画像伝送システムであり、ネットワークおよび
上記ネットワークに有線または無線を介して接続された
コンピュータ、受信機、プリンタ、モニタ等の端末によ
って構成される。なお、各機能を上述のように分割する
ことなく、複数の機能ブロックを1個の機能ブロックと
したり、または上述の任意の機能ブロックが複数にした
りしてもよい。 【0051】以下に、上記トラフィック検査部102に
おけるトラフィック検査方法の一例を、画像伝送システ
ム110がATM(Asynchronous Tra
nsfer Mode)で実現されている場合を例に挙
げて説明する。 【0052】上記トラフィック検査部102は、ある伝
送レートCrで伝送可能であるかを画像伝送システム1
10に問い合わせる。そして、上記画像伝送システム1
10が上記伝送レートCrで伝送することに許可を与え
なければ、許可が与えられるまで、C’r<Crなる
C’rを画像伝送システム110に問い合わせる。ま
た、上記画像伝送システム110が上記伝送レートCr
で伝送することに許可を与えれば、上記伝送レートCr
を検査値とする。 【0053】また、他のネットワークシステムで構築さ
れた画像伝送システムでは、そのネットワークに応じて
上述以外のトラフィック検査方法が行われる場合もあ
る。すなわち、本実施の形態のトラフィック検査方法は
上述のATMの例に限定されるものではない。 【0054】次に、解像度選択部103における解像度
選択方法の一例を説明する。上記解像度選択部103
は、まず、上記トラフィック検査部102から画像伝送
システム110のトラフィックに関する情報を受け取
り、また、要求されている画像の識別子を制御部101
から受け取る。 【0055】そして、記憶部105にアクセスして要求
されている画像を各解像度で伝送するために必要な伝送
容量(記憶部105に記憶されている情報については、
図3を用いて後で説明する)と、画像伝送システムのト
ラフィック(伝送可能容量)とを比較して、以下の手順
で上記画像を伝送する際の解像度を決定する。 【0056】トラフィック検査部102において求めら
れた伝送可能容量をCr、階層符号化されたある画像情
報を解像度1で伝送するために必要な伝送容量をC1、
解像度2(階層1、階層2の情報)で伝送するために必
要な伝送容量をC2、解像度3で伝送するために必要な
伝送容量を解像度3(階層1、階層2、階層3の情報)
で伝送するために必要な伝送容量をC3、解像度4(階
層1、階層2、階層3、階層4の情報)で伝送するため
に必要な伝送容量をC4、とするとき、Cr≧C4なら
ば解像度4を選択する。 【0057】また、C4>Cr≧C3ならば解像度3を
選択し、C3>Cr≧C2ならば解像度3を選択するよ
うにする。また、C2>Cr≧C1ならば解像度2を選
択し、C2>Cr≧C1ならば解像度1を選択するよう
にする。なお、C1>Crの場合には解像度1でも十分
な伝送容量が得られないことを画像伝送システムに通知
する。 【0058】ただし、解像度選択部103の動作は上述
したものに限らず、Crが解像度i(i=1,2,…)
で画像を伝送するために十分でなくても(Cr<C
i)、Crで解像度iの画像を伝送したり、十分な容量
Cr(≧Ci)が得られるまで待つなどの処理を行って
もよい。 【0059】図3は、記憶装置102に記憶される料金
テーブルの一例を示している。図3の料金テーブルにお
いて、例えばInfo 1という情報は、解像度1で提
供した場合の料金が料金11で、そのとき必要な伝送容
量はC11であることを示している。 【0060】また、解像度2で提供した場合の料金が料
金12で、必要な伝送容量がC12であることを示し、
解像度3で提供した場合の料金が料金13で、必要な伝
送容量がC13、であることを意味している。 【0061】以下に、本実施の形態の課金手段により解
像度毎に定められた料金体系で課金を行うときの動作
を、利用者(また利用者の利用端末)が画像Info
1を提供者に要求しており、そのときの画像伝送システ
ムの伝送可能容量がCr(C14>Cr≧C13)の場
合を例として示す。 【0062】まず、第1の動作手順において、上記制御
部101は、画像伝送システムで送受信されているメッ
セージを監視するか、画像伝送システムからメッセージ
を受け取ることにより、利用者が画像Info 1を送
信することを要求するための情報を取り込む。 【0063】次に、第2の動作手順において、トラフィ
ック検査部102は、その時点での画像伝送システム1
10のトラフィックの検査を行い、伝送可能容量Crを
得る。 【0064】次に、第3の動作手順において、制御部1
01は解像度選択部103に要求されている画像の識別
子Info 1を通知する。また、トラフィック検査部
102は上記伝送可能容量Crを解像度選択部103に
通知する。さらに、解像度選択部103は、Info
1を各解像度で伝送するために必要な伝送容量を記憶部
105から読み出して、これらを上記伝送可能容量Cr
と比較することにより、トラフィックに応じた画像解像
度3を選択し、画像伝送システム110に通知する。 【0065】次に、第4の動作手順において、制御部1
01は要求されている画像の識別子Info 1を課金
処理部104に通知する。解像度選択部103は、選択
した解像度3を課金処理部104に通知する。 【0066】課金処理部104は、記憶装置105に記
憶されている料金テーブル、すなわち、図3に示した料
金テーブルから、制御部101から通知された画像識別
子Info 1と、解像度選択部103から通知された
解像度3とから対応する料金13を読み出し、画像伝送
システム110に通知する。 【0067】図2は、図1の機能ブロック図に示した課
金手段100の具体的な構成例を示すブロック図であ
る。図2において、200は課金手段であり、図1に示
した課金手段100に相当するものである。201はC
PUであり、ROM204またはRAM203に格納さ
れているプログラムに従い、I/Oインタフェース20
2からの入力を処理したり、外部装置への命令を発した
りするためのものである。 【0068】202はI/Oインタフェースであり、画
像伝送システムとの情報のやりとりや、記憶装置206
との入出力を行うためのものである。203はRAMで
あり、CPU201が一時メモリとして用いたり、プロ
グラムを記憶したりするためのものである。 【0069】204はROMであり、上記CPU201
で実行するためのプログラムを記憶している。ただし、
課金手段200の外部からプログラムを読み込んだり、
RAM203にプログラムを記憶させたりする場合には
省略してもよい。 【0070】205はCPU201〜ROM204がデ
ータのやりとりを行うためのバスであり、206は画像
毎に解像度別の料金を記憶するための記憶装置であり、
例えば、磁気、光、半導体素子などによって構成される
ものである。 【0071】図2において、図1に示した制御部10
1、トラフィック検査部102、解像度選択部103、
課金処理部104の各機能は、CPU201、I/Oイ
ンタフェース202、RAM203、ROM204、B
US205によって実現することができる。 【0072】例えば、上述の動作手順の制御、トラフィ
ック検査、解像度選択および課金処理等は、CPU20
1によって行われ、そのための動作手順、トラフィック
検査方法、解像度選択方法、課金処理方法はRAM20
3またはROM204に記憶されている。第1の動作手
順におけるトラフィック検査、第2の動作手順における
解像度の通知、第4の動作手順における料金通知はI/
Oインタフェース202を介して行われる。 【0073】ただし、図1の機能ブロックを実現する構
成は、図2の構成に限定されるものではなく、図1の各
機能ブロックのうちの1個以上を1個の装置として構成
したり、図1の全機能ブロックを1個の装置として構成
してもよい。また、動作に関しても上述の動作に限ら
ず、以下のような場合も本実施の形態に含んでいる。 【0074】すなわち、第2の動作手順と第3の動作手
順とを一つの手順とし、解像度選択部103は、Inf
o 1をある解像度iで伝送する際に必要となる伝送容
量Ciを読み出す。そして、上記伝送容量Ciをトラフ
ィック検査部に通知した後、トラフィック検査部は上記
解像度iで伝送可能かどうか検査する。 【0075】そして、伝送できない場合には、解像度選
択部103は、上記解像度iよりも低い解像度(例え
ば、解像度i−1)で必要となる伝送容量を読み出し、
上述の動作を繰り返し、伝送可能であれば解像度選択部
は、その解像度を画像伝送システムと課金処理部104
に通知する。 【0076】また、第1の動作手順において、利用者が
画像を要求する際に解像度を指定し、本実施の形態の課
金手段は 第2の動作手順から第4の動作手順におい
て、指定した解像度で画像を伝送可能な場合には、解像
度選択部103は指定された解像度で伝送する指示を画
像伝送システムに通知するとともに、課金処理部104
は上記解像度での課金処理を行う。 【0077】そして、解像度選択部103は伝送できな
い場合には、伝送可能なレートで伝送するか、または伝
送できるようになるまで待つ。もしくは、解像度を落と
して伝送するか、要求を取り消すなどの処理を行うこと
を画像伝送システムに通知する。課金処理部104は、
それぞれの処理に応じた課金処理を行う。 【0078】以下、本発明に係わる第2の技術例を図を
参照して説明する。本実施の形態は、階層符号化された
画像情報を伝送路を介して伝送する画像伝送システムに
おいて、階層符号化を考慮し、伝送路のトラフィックに
応じて伝送する画像の解像度(階層)を選択し、各画像
毎に解像度に応じて単位情報量あたりの単位料金を定
め、上記単位料金と伝送した画像の情報量から料金を決
定する料金体系の課金手段を実現するために適用するも
のである。 【0079】図4は、本技術例に係わる課金手段の要部
を示す機能ブロック図であり、第1の技術例における図
1に対応する図である。なお、以下の説明において、上
述した第1の技術例の構成および動作と重複する部分に
ついては、詳細な説明を省略する。図4において、40
0は画像伝送システムが具備するための課金手段であ
り、図1の課金手段100に対応する。 【0080】401は制御部であり、図1の制御部10
1に対応する。402はトラフィック検査部であり、図
1のトラフィック検査部102に対応する。403は解
像度選択部であり、図1の解像度選択部103に対応す
る。 【0081】404は課金処理部であり、図1の課金処
理部104に対応する。405は、制御部401が参照
する画像の料金情報を記憶するための記憶装置であり、
図1の記憶装置105に対応する。410は画像伝送シ
ステムであり、図1の画像伝送システム110に対応す
る。 【0082】また、406は画像伝送システム410で
送受信される画像情報の情報量を計測するための計測部
であり、上述した第1の技術例には設けられていなかっ
たものである。 【0083】図6は、記憶装置402に記憶される料金
テーブルの一例を示している。図6の料金テーブルにお
いて、例えばInfo 1という情報は、解像度1で提
供した場合の単位情報量当たりの料金が料金11あるこ
とを示している。 【0084】また、解像度2で提供した場合の単位情報
量当たりの料金が料金12あることを示し、解像度3で
提供した場合の料金が料金13であることを意味してい
る。 【0085】以下に、本技術例の課金手段により解像度
毎に定められた単位情報量当たりの料金を定め、単位情
報量と伝送した画像の情報量とから料金を決定する料金
体系で課金を行うときの動作を、利用者(また利用者の
利用端末)が画像Info1を提供者に要求しており、
そのときの画像伝送システムの伝送可能容量がCr(C
14>Cr≧C13)の場合を例として示す。なお、こ
の場合、第1の動作手順〜第4の動作手順は、上述した
第1の技術例における第1の動作手順〜第3の動作手順
と同様なので、以下の説明では省略する。 【0086】本実施の形態においては、上述した第4の
動作手順が終了すると、次に、第5の動作手順におい
て、計測部406は画像伝送システム410がInfo
1を伝送している間、その情報量をカウントし、In
fo 1の伝送終了後、課金処理部404で単位料金1
2とカウントした情報量とから料金を決定して画像伝送
システム410に通知する。 【0087】図5は、図4の機能ブロック図に示した課
金手段400の具体的な構成例を示すブロック図であ
る。図5において、500は課金手段であり、図2に示
した課金手段200に相当するものである。501はC
PUであり、図2に示したCPU201に相当するもの
である。502はI/Oインタフェースであり、図2に
示したI/Oインタフェース202に相当するものであ
る。 【0088】503はRAMであり、図2に示したRA
M203に相当するものである。504はROMであ
り、図2に示したROM204に相当するものである。
505はCPU501〜ROM504がデータのやりと
りを行うためのバスであり、図2に示したバス205に
相当するものである。 【0089】506は画像毎に解像度別の料金を記憶す
るための記憶装置であり、図2に示した記憶装置206
に相当するものである。507は、画像伝送システム4
10で送受信される画像情報の伝送量を計測するための
計測器であり、カウンタ等で構成される。ただし、情報
量の代わりに時間を計測し、単位料金と時間とから料金
を求める場合には、、CPUで計測を行うようにして、
上記計測器507を省略することができる。 【0090】図5において、図4に示した制御部40
1、トラフィック検査部402、解像度選択部103、
課金処理部104の各機能は、CPU501、I/O5
02、RAM503、ROM504、BUS505、計
測器507(ただし、時間計測の場合は計測器507は
省略してもよい)によって実現することができる。 【0091】また、本技術例の場合も、上述した第1の
技術例において述べたような種々の変形例を考慮するこ
とができる。なお、本実施の形態の場合には、画像伝送
中の任意のタイミングで第5の動作手順のような方法に
よりその時点での料金を求めて、課金処理部404は画
像伝送システムに上記料金を通知する。 【0092】以下、本発明に係わる第3の技術例を図を
参照して説明する。本技術例は、第1の技術例および第
2の技術例において、累積料金の計算を行うことにより
一定期間毎の料金精算を可能とするために適用するもの
である。 【0093】図7は、第3の技術例に係わる課金手段を
説明するための機能ブロック図である。図7において、
701は制御部であり、図4に示した制御部401に相
当するものである。 【0094】702はトラフィック検査部であり、図4
に示したトラフィック検査部402に相当するものであ
る。703は解像度選択部であり、図4に示した解像度
選択部403に相当するものである。 【0095】704は課金処理部であり、図4に示した
課金処理部404に相当するものである。705は記憶
装置であり、図4に示した記憶装置405に相当するも
のである。706は計測部であり、図4に示した計測部
406に相当するものである。なお、各部の詳細および
解像度選択方法は上述したのと同様なので、詳細な説明
を省略する。 【0096】図9は、記憶部702に記憶される累積金
額テーブルの例を示している。例えば図9(a)のテー
ブルは、課金手段700が画像提供者側の端末に具備さ
れた場合の累積金額テーブルを示している。図9(a)
において、User Aという利用者に提供した画像の
料金のうち、料金Charge Aだけが未精算であ
り、User Bという利用者に提供した画像の料金の
うち、料金ChargeBだけが未精算であるというこ
とを意味している。 【0097】また、例えば図9(b)は、課金手段が利
用者側の端末に具備された場合の累積金額テーブルを示
している。図9(b)において、提供者Aから提供され
た画像の料金のうち、料金Charge Aだけが未精
算であり、提供者Bから提供された画像の料金のうち料
金Charge Bだけが未精算であるということを意
味している。 【0098】以下に、本実施の形態の課金手段により、
単位料金と画像の情報量とから求めた料金の累積料金を
求める手順を利用者(または利用者の利用端末)Use
rLが画像Info 1を提供者Aに要求しており、そ
のときの画像伝送システムの伝送可能容量がCr(C1
4>Cr≧C13)の場合を例として示す。 【0099】なお、本実施の形態の動作手順における第
1の動作手順〜第5の動作手順は、上述した第1の動作
手順〜第5の動作手順と同様なので、詳細な説明を省略
する。 【0100】本実施の形態においては、上述した第5の
動作手順が終了すると、次に、第6の動作手順におい
て、課金処理部704は記憶部705からUser L
の累積料金を読み出し、第5の動作手順において求めた
料金を上記累積料金に加算して記憶部705に記録す
る。 【0101】図8は、図7の機能ブロック図に対応する
課金手段の具体的な構成例を示している。図8におい
て、800は課金手段であり、図5に示した課金手段5
00に相当するものである。801はCPUであり、図
5に示したCPU501に相当するものである。802
はI/Oインタフェースであり、図5に示したI/Oイ
ンタフェース502に相当するものである。 【0102】803はRAMであり、図5に示したRA
M503に相当するものである。804はROMであ
り、図5に示したROM504に相当するものである。
805はCPU801〜ROM804がデータのやりと
りを行うためのバスであり、図5に示したバス505に
相当するものである。 【0103】806は画像毎に解像度別の料金を記憶す
るための記憶装置であり、図5に示した記憶装置506
に相当するものである。 【0104】図8において、図7に示した制御部70
1、トラフィック検査部702、解像度選択部703、
課金処理部704の各機能は、CPU801、I/O8
02、RAM803、ROM804、BUS805、計
測器807(ただし、時間計測の場合は計測器807は
省略してもよい)によって実現することができる。 【0105】これは、第1の技術例において述べた通り
である。なお、本技術例の場合には、画像伝送中の任意
のタイミングで第5の動作手順のような方法によりその
時点での料金を求めて、課金処理部704は画像伝送シ
ステムに上記料金を通知する。 【0106】なお、本技術例の動作は上述した動作に限
定されるものではなく、第1の技術例および第2の技術
にて説明したように、種々の変形例を考慮することが
できる。 【0107】また、本技術例において、料金テーブルを
図6の料金テーブルから図3の料金テーブルに変更す
る。そして、第4の動作手順において、単位料金でなく
画像毎の均一料金(料金13)を読み出す。次に、第5
の動作手順における情報量のカウントを行わず、第6の
動作手順において、第4の動作手順で読み出した累積料
金と料金13との和を新たな累積料金とする。 【0108】そして、画像伝送中の任意のタイミング
で、上述した第5の動作手順のような方法により、その
時点での料金を求める。そして、課金処理部704は、
上記料金を画像伝送システムに通知する。 【0109】また、次のような処理を行う。すなわち、
第6の動作手順を第4の動作手順、第5の動作手順と並
行して行う。第5の動作手順において、料金通知を行わ
ない。第6の動作手順において、累積料金の通知を行
う、等のようにすることができる。 【0110】以下、本発明に係わる第4の技術例を図を
参照して説明する。図10は、第1の技術例〜第3の
術例に示した課金処理手段を画像提供者(またはその端
末装置)が有する場合を示しているブロック図である。 【0111】図10において、1001は送信端末装置
であり、課金手段を具備する画像提供者側のパソコン、
ワークステーション、その他のコンピュータや画像送信
器などの装置である。 【0112】1002は、第1の技術例〜第3の技術例
に示した課金処理手段に対応する課金手段、1003は
利用者側のパソコン、ワークステーション、その他のコ
ンピュータや画像受信器などの受信端末装置である。 【0113】以下に、図11に従って、第2の技術例
課金処理手段およびそのための装置を適用したときにU
ser L(受信端末装置1003)が画像Info
1を提供者A(送信端末装置1001)に要求してお
り、そのときの画像伝送システムの伝送可能容量がCr
(C14>Cr≧C13)である場合を例として、本実
施の形態の動作を説明する。 【0114】まず、第1の動作手順において、User
Lは提供者Aに画像Info 1を要求するメッセー
ジを伝送路を介して提供者Aに送信する(以降、上記メ
ッセージを画像送信要求メッセージと呼ぶ)。提供者A
の端末装置1001においては、上記画像送信要求メッ
セージが受信されると、課金処理手段1002は上記画
像送信要求メッセージを送信端末装置1001から取り
込む。 【0115】次に、第2の動作手順において、課金処理
手段1002は、送信端末装置1001を介して伝送路
のトラフィックを検査して伝送可能容量Crを得た後、
図6の料金テーブルでC11〜C14を参照し、伝送可
能容量CrとC11〜C14とを比較し、Info 1
を解像度3で伝送することを決定し、送信端末装置10
01に解像度3を通知する。 【0116】次に、第3の動作手順において、送信端末
装置1001は伝送路を介してInfo 1を解像度3
でUser Lに送信する。また、これと同時に、課金
処理手段1002では、送信端末装置1001が送信し
ているInfo 1の情報量を計測する。 【0117】次に、第4の動作手順において、課金処理
手段1002は送信中のInfo1を監視し、画像の終
端を示すビットパターンを検出するか、または送信端末
1001からUser LへのInfo 1の送信が終
了したことを示すメッセージを受けてUser Lへの
Info 1の送信が終了したことを認識すると、図6
に示す料金テーブルから単位料金13を読み出し、Us
er Lに提供したInfo 1の情報量と単位料金1
3とからUser Lに課する料金を決定する。 【0118】次に、第5の動作手順において、課金処理
手段1002は 第4の動作手順において求めた料金を
送信端末装置1001に対して出力する。次に、第6の
動作手順において、料金の支払を行う。 【0119】なお、以下のような場合も本実施の形態に
含む。まず、第1の動作手順において利用者が画像を要
求する際、解像度も指定する。なお、指定された解像度
で伝送するために十分な伝送容量Crが得られない場合
には、課金処理手段は伝送容量Crで指定された解像度
で伝送する。または、十分な伝送容量が確保できるまで
待つ。または、伝送容量Crで伝送できる解像度で伝送
する。 【0120】または、要求を取り消すなどの指示を画像
送信装置に通知し、上記指示に応じた課金処理を行うと
ともに、画像送信装置は画像受信装置との間で上記指示
に従って画像伝送の処理、または要求取り消しなどの処
理を行う。なお、以上の処理を利用者に問い合わせて選
択させてもよい。 【0121】また、第1の動作手順において、利用者は
画像提供者に画像を要求する際、画像の出力先の端末装
置(または画像処理装置)も指定し、提供者Aは指定さ
れた出力先に画像情報を送信する。 【0122】第3の動作手順において、単位料金13を
読み出しておき、上記単位料金13とその時点での情報
量からその時点までの料金を計算し、上記計算した料金
を送信端末装置1001に出力し、提供者AやUser
Lなどに知らせる。 【0123】第4の動作手順において、単位料金13を
読み出した後に、送信端末装置1001に出力し、上記
送信端末装置1001から伝送路を介して単位料金13
をUser Lに送信する。 【0124】第5の動作手順において、送信端末装置1
001はUser Lに上記料金を伝送路を介して知ら
せる。課金処理手段1002を、送信端末装置1001
が有するCPU、メモリ、記憶装置などを利用して実現
する。 【0125】なお、本技術例においては、上述した例の
他に、下記のような変形例を考慮することができる。す
なわち、第1の技術例の課金処理手段を適用したり、第
3の技術例の課金処理手段を適用したりする、等の変形
例を本実施の形態に含むことができる。 【0126】以下、本発明に係わる第5の技術例を、図
面を参照して説明する。図12は、第1の技術例〜第3
技術例に示した課金処理手段を利用者(またはその端
末装置)が有する場合を示している。 【0127】図12において、1201は課金手段を具
備する画像提供者側のパソコン、ワークステーション、
その他のコンピュータや画像送信器などの送信端末装
置、1202は第1の技術例〜第3の技術例に示した課
金処理手段に対応する課金手段、1203は受信者側の
パソコン、ワークステーション、その他のコンピュー
タ、画像受信器などの受信端末装置である。 【0128】以下に、図13に従って、第2の技術例
課金処理手段を適用したときに、User L(受信端
末装置1203)が画像Info 1を提供者A(送信
端末装置1201)に要求しており、そのときの画像伝
送システムの伝送可能容量Cr(C14>Cr≧C1
3)である場合を例として本技術例の動作を説明する。 【0129】まず、第1の動作手順〔S1〕において、
User Lは提供者Aに画像Info 1を送信する
ことを要求するメッセージを受信端末装置1203内に
生成する(以降,上記メッセージを画像送信要求メッセ
ージと呼ぶ)。課金処理手段1202は、受信端末装置
1203から上記画像送信要求メッセージを取り込む。 【0130】次に、第2の動作手順〔S2〕において、
課金手段1202は、受信端末装置1203を介して伝
送路のトラフィックを検査して伝送可能容量Crを得た
後、図6の料金テーブルでC11〜C13を参照する。
そして、伝送可能容量CrとC11〜C14とを比較
し、Info 1を解像度3で伝送することを決定して
受信端末装置1203に解像度2を通知する。 【0131】受信端末装置1203は、「User L
が提供者Aに画像Info 1を解像度3で送信するこ
とを要求している」ことを伝送路を介して送信端末装置
1201に通知する。 【0132】次に、第3の動作手順〔S3〕において、
送信端末装置1201は受信端末装置1203からの通
知を受けて、伝送路を介してInfo 1を解像度3で
User Lに送信する。また、これと同時に、課金処
理手段1202では、受信端末装置1203が受信して
いるInfo 1の情報量を計測する。 【0133】次に、第4の動作手順〔S4〕において、
課金処理手段1202は受信中のInfo 1を監視
し、画像の終端を示すビットパターンを検出するか、ま
たは受信端末装置1203から提供者AからのInfo
1の受信が終了したことを示すメッセージを受けて提
供者AからのInfo 1の受信が終了したことを認識
する。 【0134】課金処理手段1202は、上記のようにし
て受信が終了したことを認識すると、図6に示す料金テ
ーブルから単位料金13を読み出し、提供者Aから受信
したInfo 1の情報量と単位料金13とから提供者
Aから課せられる料金を決定し、受信端末装置1203
に対して出力する。次に、第5の動作手順〔S5〕にお
いて、料金の支払を行う。 【0135】なお、以下のような場合も本実施の形態に
含む。第1の動作手順において、利用者は画像を要求す
る際、解像度も指定する。なお、指定された解像度で伝
送するために十分な伝送容量Crが得られない場合に
は、課金処理手段1202は伝送容量Crで指定された
解像度で伝送する。または、十分な伝送容量が確保でき
るまで待つ。または、伝送容量Crで伝送できる解像度
で伝送する。 【0136】または、要求を取り消すなどの指示を画像
受信装置に通知し、上記指示に応じた課金処理を行うと
ともに、画像受信装置は画像送信装置との間で上記指示
に従って画像伝送または要求取り消しなどの処理を行
う。以上の処理を利用者に問い合わせて選択させてもよ
い。 【0137】また、第1の動作手順において、利用者は
画像提供者に画像を要求する際、画像の出力先の端末装
置(または画像処理装置)を指定し、提供者Aは指定さ
れた出力先に画像情報を送信する。このとき、以下の2
通りを含む。 【0138】まず、第1の場合は、利用者が課金処理手
段を有する場合である。この場合には、利用者(または
利用者が有する課金処理手段)は、出力先または画像提
供者から画像提供開始時、第3の動作手順の前に画像の
送信を開始したと通知したことを通知してもらい、課金
動作を開始する。 【0139】また、画像提供終了時、第4の動作手順に
おいては、画像の送信を終了したことを通知してもら
い、課金動作を終了する。また、画像の情報量に関して
も利用者は出力先または提供者から通知してもらう。 【0140】第2の場合は、利用者が指定する出力先が
課金処理手段を有する場合である。この場合、利用者は
第1の動作手順で画像送信要求メッセージを出力先にも
送信し、出力先の課金処理手段が上記画像送信要求メッ
セージを取り込む。また、出力先の課金処理手段は、第
4の動作手順において、料金を提供者または利用者に通
知する。 【0141】第1の動作手順において、受信端末装置1
203から画像送信要求メッセージを送信し、送信端末
装置1201で課金処理手段1202と同様の方法で解
像度3を選択する。 【0142】第3の動作手順において、単位料金13を
読み出しておき、上記単位料金13とその時点までに受
信済みのInfo 1の情報量とからその時点までの料
金を計算し、上記計算した料金を受信端末装置1203
に出力して表示し、UserLに知らせる。 【0143】なお、以下の変形例も考慮することができ
る。すなわち、課金処理手段1202を、受信端末装置
1203が有するCPU、メモリ、記憶装置などを利用
して実現する。また、第1の技術例の課金処理手段を適
用したり、第3の技術例の課金処理手段を適用したりす
る、等の変形例を本技術例に含むことができる。 【0144】以下、本発明に係わる第6の技術例を図を
参照して説明する。図14は、第1の技術例〜第3の
術例に示した課金処理手段を、画像提供者(またはその
端末装置)と利用者(またはその端末装置)との双方が
有する場合を示している。 【0145】図14において、1401は課金手段を具
備する画像提供者側のパソコン、ワークステーション、
その他のコンピュータや画像送信器などの送信端末装
置、1402は第1の技術例〜第3の技術例に示した課
金処理手段に対応する課金手段、1403は課金手段を
具備する利用者側のパソコン、ワークステーション、そ
の他のコンピュータや画像受信器などの受信端末装置、
1404は第1の技術例〜第3の技術例に示した課金処
理手段に対応する課金手段である。 【0146】以下に、図15に従って、上述した第2の
技術例の課金処理手段およびそのための装置を適用した
ときに、User L(受信端末装置1403)が画像
Info 1を提供者A(送信端末装置1401)に要
求しており、そのときの画像伝送システムの伝送可能容
量がCr(C14>Cr≧C13)である場合を例とし
て、本実施の形態の動作を説明する。 【0147】まず、第1の動作手順〔S1〕において、
User L(受信端末装置1403)は提供者A(送
信端末装置1401)に画像Info 1の送信を要求
するメッセージを伝送路を介して送信する(以降上記送
信を要求するメッセージを、画像送信要求メッセージと
呼ぶ)。課金手段1404は、受信端末装置1403か
ら上記画像送信要求メッセージを取り込む。そして、送
信端末装置1401が上記画像送信要求メッセージを受
信すると、課金手段1402は送信端末装置1401か
ら上記画像送信要求メッセージを取り込む。 【0148】次に、第2の動作手順〔S2〕において、
課金手段1402は、送信端末装置1401を介して伝
送路のトラフィックを検査し伝送可能容量Crを得た
後、図6の料金テーブルでC11〜C14を参照し、伝
送可能容量CrとC11〜C14とを比較し、Info
1を解像度3で伝送することを決定して送信端末装置
1401に解像度3を通知する。課金手段1404も課
金手段1402と同様に解像度3を得て、受信端末装置
1403に通知する。 【0149】次に、第3の動作手順〔S3〕において、
送信端末装置1401は伝送路を介してInfo 1を
解像度3で受信端末装置1403に送信する。課金手段
1402では、送信端末装置1401が送信しているI
nfo 1の情報量を計測する。 【0150】受信端末装置1403は、伝送路を介して
送られてきたInfo 1を受信する。一方、課金手段
1404では、受信端末装置1403が受信しているI
nfo 1の情報量を計測する。 【0151】次に、第4の動作手順〔S4〕において、
課金手段1402は、送信中のInfo 1を監視し画
像の終端を示すビットパターンを検出するか、または送
信端末1401からUser LへのInfo 1の送
信が終了したことを示すメッセージを受けてUser
LへのInfo 1の送信が終了したことを認識する
と、図6に示す料金テーブルから単位料金13を読み出
す。そして、UserLに提供したInfo 1の情報
量と単位料金13とからUser Lに課する料金を計
算して送信端末1401に通知する。 【0152】課金手段1404は、受信中のInfo
1を監視し、画像の終端を示すビットパターンを検出す
るか、または受信端末1403から提供者AからのIn
fo1の受信が終了したことを示すメッセージを受けて
提供者AからのInfo1の受信が終了したことを認識
すると、図6に示す料金テーブルから単位料金13を読
み出す。 【0153】そして、提供者Aから受信Info 1の
情報量と単位料金13とから提供者Aから課せられる料
金を計算して受信端末1403に通知する。 【0154】次に、第5の動作手順〔S5〕において、
料金の支払を行う。 【0155】なお、以下のような場合も本実施の形態に
含む。すなわち、第1の動作手順〔S1〕において、利
用者は画像を要求する際、解像度も指定する。 【0156】なお、上記指定された解像度で伝送するた
めに十分な伝送容量Crが得られない場合には、課金手
段1402(または1404)は伝送容量Crで指定さ
れた解像度で伝送する。または、十分な伝送容量が確保
できるまで待つ。または、伝送容量Crで伝送できる解
像度で伝送する。 【0157】または、要求を取り消すなどの指示を画像
送信装置(課金手段1404の場合画像受信装置)に通
知し、上記指示に応じた課金処理を行うとともに、画像
送信装置および画像受信装置は上記指示に従って画像伝
送または要求取り消しなどの処理を行うようにする。以
上の処理を利用者に問い合わせて選択させてもよい。 【0158】第1の動作手順〔S1〕において、利用者
は画像提供者に画像を要求する際、画像の出力先の端末
装置(また画像処理装置)を指定し、提供者Aは指定さ
れた出力先に画像情報を送信する。このとき、以下の2
通りを含む。 【0159】すなわち、第1の場合は、提供者と利用者
が課金手段を有する場合である。この場合には利用者
(または利用者が有する課金手段)は、出力先または画
像提供者から画像提供開始時 第3の動作手順〔S3〕
において、の前に画像の送信を開始したことを通知して
もらい、課金動作を開始し、画像提供終了時 第4の動
作手順〔S4〕では、画像の送信を終了したことを通知
してもらい、課金動作を終了する。また、画像の情報量
に関しても利用者は出力先または提供者から通知しても
らう。 【0160】第2の場合は、提供者と利用者が指定する
出力先が課金手段を有する場合である。この場合は、利
用者は第1の動作手順〔S1〕で画像送信要求メッセー
ジを出力先にも送信し、出力先の課金手段が上記画像送
信要求メッセージを取り込む。また、出力先の課金手段
は第4の動作手順〔S4〕において料金を利用者に通知
してもよい。 【0161】また、第2の動作手順〔S2〕の段階で、
課金手段1402は単位料金13を読み出し、送信端末
装置1401に通知し、送信端末装置1401で表示し
提供者Aに知らせる。 【0162】さらに、第2の動作手順〔S2〕の段階
で、課金手段1404は単位料金13を読み出し、受信
端末装置1403に通知し、受信端末装置1403で表
示しUser Lに知らせる。 【0163】第3の動作手順〔S3〕において、課金手
段1404は単位料金13を読み出しおき、単位料金1
3とその時点までに受信済みのInfo 1の情報量か
らその時点までの料金を計算し、上記料金を受信端末装
置1403に出力する。 【0164】課金手段1402を、送信端末装置140
1が有するCPU、メモリ、記憶装置などを利用して実
現する。また、課金手段1404を、受信端末装置14
03が有するCPU、メモリ、記憶装置などを利用して
実現する。 【0165】さらに、第1の技術例の課金処理手段を適
用したり、第3の技術例の課金処理手段を適用したりす
る。以上、説明した課金手段を用いるネットワークは全
て本発明に係わる本技術例であるが、特に、本発明によ
る課金手段を用いた好適な本技術例を以下に示す。 【0166】以下、本発明に係わる第7の技術例を図を
参照して説明する。図16は、本技術例のネットワーク
全体の構成を示すブロック図である。 図16におい
て、1601は後述するATM(Asynchrono
us Transfer Mode:非同期転送モー
ド)にてデータを転送するATMネットワークである。 【0167】1602と1603は、ATM以外のモー
ドにてデータを転送するイーサネット等を用いたローカ
ルエリアネットワーク(LAN)である。これらのネッ
トワーク1601、1602および1603には、例え
ば、以下のような各種装置が接続されている。 【0168】1604はファクシミリ装置、1605は
内部にページメモリを有するカラープリンタ、1606
はカラースキャナ、カラープリンタを含むカラー複写機
であり、カラースキャナで読み取った原稿の画像データ
が書き込まれるページメモリ、ページメモリに書き込ま
れたデータを読み出してプリンタに供給する回路を含ん
でいる。 【0169】1607は、上記ATMネットワークを介
して入力される画像データを一旦蓄えるファイルサー
バ、1608はこのファイルサーバにデータを入出力す
るためのワークステーションである。 【0170】1609は、上記ATMネットワークと接
続される端末装置であり、この端末装置1609は上述
のローカルエリアネットワーク1602、1603との
間でもデータの授受を行い、各種画像データの編集等の
各種処理を行う。また、この端末装置1609は、上記
プリンタ1605等と上記ネットワーク回線1603、
または専用線を介して接続されている。 【0171】1610は、サーバ1607と同様のサー
バであって、上記サーバ1607と同様の構成である。
このようなサーバ1610には、上述のカラー複写機1
606と同様のカラー複写機1611と接続されてい
る。 【0172】1612は、ATMネットワークに接続さ
れているディジタルテレビであり、このディジタルテレ
ビは上記ATMネットワークを介してデータを受信し、
これを可視像としてディスプレイ装置に表示する。 【0173】1613は、上記ATMネットワークを介
して画像データを受信するVTRである。1614は、
ATMネットワークに各種ソフトデータや画像データを
送出するCATV局などのセンタ局である。1615
は、ATMネットワークに他のATMネットワークを接
続するための第1のルータ、1616は他のローカルエ
リアネットワークと接続するための第2のルータであ
る。 【0174】また、ファクシミリ装置1604、プリン
タ1605、カラー複写機1607等のATMネットワ
ークに接続されている機器と、ATMネットワークとの
間に不図示のATMネットワークスイッチが設けられて
いる。さらに、これらの機器には、必要に応じて第1の
技術例〜第3の技術例に示したような課金手段が具備さ
れている。 【0175】以上の構成における課金動作を説明するた
めに、センタ局1614が課金手段を有しており(第4
技術例)、利用者であるところの端末装置1609
が、画像出力先としてディジタルテレビ1612を指定
して、送信側であるところのセンタ局1614に要求を
出す場合を一例として、図17を参照しながら説明す
る。 【0176】まず、第1の動作手順〔S1〕において、
端末装置1609はセンタ局1614に送信要求を行
い、要求する画像とその解像度および出力先としてディ
ジタルテレビ1612を指定する。このとき、課金手段
は上記送信要求を受信したセンタ局1614から上記送
信要求を取り込む。 【0177】次に、第2の動作手順〔S2〕において、
センタ局1614は画像データをディジタルテレビ16
12に対して送信し、ディジタルテレビ1612は画像
データを受信する。このとき、上述した第4の技術例
示したように、課金動作が実行され、端末装置1609
(またはその利用者)がセンタ局1614に支払うべき
料金の導出が進行する。 【0178】次に、第3の動作手順〔S3〕において、
端末装置1609またはディジタルテレビ1612はデ
ータの受信を途中で終了したいとき、上記センタ局16
14に送信終了要求を送る。 【0179】次に、第4の動作手順〔S4〕において、
センタ局1614は上記送信終了要求に応じて画像デー
タの供給を終了する。また、それを検知して課金手段は
課金動作を終了する。 【0180】次に、第5の動作手順〔S5〕において、
センタ局1614は課金手段を用いて導出した料金を端
末装置1609に通知する。 【0181】次に、第6の動作手順〔S6〕において、
センタ局1614と端末装置1609との間で料金の支
払を行う。双方向のデータ転送がある場合は、送受信が
逆転した形で同様の課金が行われる。 【0182】なお、以下の場合も本実施の形態に含む。
すなわち、センタ局1614に課金手段を設けず、端末
装置1609に課金手段を設ける場合、第1の動作手順
〔S1〕において、課金手段は送信要求を端末装置16
09から取り込む。 【0183】また、画像の提供を開始する際に、センタ
局1614またはディジタルテレビ1612から画像提
供開始を知らせるメッセージを端末装置1609に通知
し、画像の提供を終了する際には、センタ局1614ま
たはディジタルテレビ1612から画像提供終了を知ら
せるメッセージを端末装置1609に通知する。 【0184】課金手段は、画像提供開始のメッセージを
検出すると第4の技術例に示したような課金動作を開始
し、画像提供終了のメッセージを検出すると課金動作を
終了する。なお、この場合は、本実施の形態の手順の説
明における第5の動作手順〔S5〕は省略される。 【0185】センタ局1614、端末装置1609に課
金手段を設けず、ディジタルテレビ1612に課金手段
を設ける場合、第1の動作手順〔S1〕において、課金
手段は送信要求をディジタルテレビ1612から取り込
む。 【0186】また、課金動作は第5の技術例に示したよ
うになり、本技術例の第5の動作手順〔S5〕において
は、ディジタルテレビ1612からセンタ局1614、
または端末装置1609、またはセンタ局1614と端
末装置1609双方に料金が通知される。 【0187】また、少なくとも、センタ局1614と端
末装置1609の双方が課金手段を有する場合の動作
は、第6の技術例に示した動作例から明らかである。こ
れがセンタ局とディジタルテレビのみならず、他の端末
同士でもデータのやりとりに課金できることは明らかで
ある。 【0188】以下、本発明に係わる第8の技術例を図を
参照して説明する。図18は、本発明が適用されるマル
チメディアネットワークシステムの概念の一例を示す図
である。 【0189】図18において、1801は高速公衆回線
を用いたB−ISDN網、1802はケーブルテレビ
(CTAV)網、1803および1804はローカルエ
リアネットワーク(LAN)、1805は通信衛星であ
る。 【0190】1811と1812は通信衛星を介して情
報通信を行う地上局、1821と1822はこれらの通
信網を利用して映像情報、音声情報、その他様々なマル
チメディア情報を提供してその対価を受け取る情報提供
者、1831から1839は情報提供者から提供される
情報を利用して対価を支払う利用者である。 【0191】B−ISDN網1801、CATV網18
02、LAN1803および1804、通信衛星180
5は互いに接続され、相互に情報のやり取り(双方向通
信)が可能である。また、情報提供者1821および1
822、利用者1831〜1839は、これらの通信網
のいずれかに接続されている。情報提供者1821およ
び1822は、第1の技術例から第3の技術例に示した
課金手段を有している。 【0192】ただし、双方向通信が可能であるので、情
報提供者1821および1822と利用者1831〜1
839とが共に課金手段を有していれば、情報提供者が
利用者になったり、利用者が情報提供者となったりする
ことができる。また、上記課金手段は、各装置に内蔵さ
れていたり、各装置とネットワークの間に挿入する形で
設置されていたり、各装置の外付け装置として各装置に
接続されていたりする。 【0193】以下に、利用者1839が情報提供者18
21に対して利用の申込みを行い、情報提供者1821
が提供者した情報に応じて、利用者1839から課金す
る動作を例にして、提供者のみが課金手段を有する場合
について、図19を用いて以下に説明する。 【0194】なお、以下の説明において、伝送路は第2
のLAN1804、B−ISDN網1801、CATV
網1802、第1のLAN1803を指している。 【0195】まず、第1の動作手順〔S1〕において、
利用者1839は情報提供者1821に対して画像を送
信してもらうための要求を伝送路を介して送る。 【0196】次に、第2の動作手順〔S2〕において、
情報提供者1821は利用者1839からの要求に従っ
て階層符号化された画像情報を伝送路を介して利用者1
839に提供する。この間、第4の技術例に示したよう
な課金動作が実行される。 【0197】次に、第3の動作手順〔S3〕において、
利用者1839は途中で画像の送信を終了してもらいた
いときには送信終了要求を送る。 【0198】次に、第4の動作手順〔S4〕において、
情報提供者は送信終了要求に応じて画像の送信を終了す
る。また、課金手段も上述の課金動作を終了する。 【0199】次に、第5の動作手順〔S5〕において、
料金の支払いが行われる。上述のネットワークにおいて
課金手段を利用者が有している場合、第5の技術例に示
した課金手段が、また課金手段を提供者と利用者の双方
が有している場合、第6の技術例に示した課金手段が動
作することは明らかである。以上から、他の利用者、他
の情報提供者に対しても同様の課金が可能であることは
明らかである。 【0200】次に、本発明の画像伝送装置の実施の形態
を説明する。送信局と受信局との間で伝送路を介して情
報(画像を要求する信号、画像情報、課金に関する情報
等)の伝送を行う場合、例えば、 1.第3者が対価を支払わずに、画像情報を傍受する。 2.第3者が他の受信局を偽装して情報の要求と受信を
行う。 3.受信局が情報受信後、料金請求の情報を改ざんす
る。 4.受信局が、対価を支払わずに領収情報を偽造する。 などの不正行為を行う恐れがある。 【0201】このような不正行為に対する対策として、
第1の技術例から第8の技術例に示した課金手段、また
はそれを用いたシステムに、以下に示すような暗号化手
段を組み合わせることもできる。 【0202】この場合、図10、図12または図14に
おいて、送信端末装置および受信端末装置が、以下に示
すような暗号化手段を具備すればよい。また、画像デー
タに階層別に暗号・復号手段を割り当て、上記暗号・復
号手段の動作時間や上記暗号・復号手段で処理した画像
の情報量などを料金計算のための一要素としてもよい。 【0203】ところで、暗号技術は、以下の共通鍵暗号
方式と公開鍵暗号方式とに大別できる。以下に、共通鍵
暗号と公開鍵暗号について述べる。 【0204】まず、共通鍵暗号方式について述べる。上
記共通鍵暗号方式は、送信者と受信者で同一の暗号鍵を
秘密に共有する暗号方式(秘密鍵暗号方式、対称暗号方
式、慣用暗号方式とも呼ばれる)である。 【0205】共通鍵暗号方式は、適当な長さの文字列
(ブロック)ごとに同じ鍵で暗号化するブロック暗号
と、文字列またはビットごとに鍵を変えていくストリー
ム暗号とに分けることができる。また、上記ブロック暗
号には文字の順序を置き換えて暗号化する転置式暗号
や、文字を他の文字に換える換字式暗号等がある。 【0206】この場合、転置や換字の対応表が暗号鍵と
なる。上記ストリーム暗号には多表を用いるビジネル暗
号や、1回限りの使い捨ての鍵を用いるバーナム暗号等
が知られている(各暗号の詳細は池野、小山著「現代暗
号理論」電子情報通信学会,1986.の第2章および
第4章参照)。 【0207】また、ブロック暗号のなかでもアルゴリズ
ムが公開されているDES(Data Encrypt
ion Standard)や、FEAL(Fast
data Encipherment ALgorit
hm)といった暗号(詳細は辻井,笠原著「暗号と情報
セキュリティ」昭晃堂,1990.の第2章参照)が商
用暗号として広く用いられている。 【0208】公開鍵暗号は、暗号鍵と復号鍵とが異な
り、暗号鍵を公開、復号鍵を秘密に保持する暗号方式で
ある。上記公開鍵暗号の特徴は、以下(1)、(2)、
(3)に述べる通りである。 【0209】(1)暗号鍵と復号鍵とは異なり、暗号鍵
を公開できるため、暗号鍵を秘密に配送する必要がな
く、鍵配送が容易である。 【0210】(2)各利用者の暗号鍵は公開されている
ので、利用者は各自の復号鍵のみ秘密に記憶しておけば
よい。 【0211】(3)送られてきた通信文の送信者が偽者
でないこと、およびその通信文が改ざんされていないこ
とを受信者が確認するための認証機能を実現できる。こ
の機能のことをディジタル署名ともいう。代表的な方式
として以下に挙げるようなものが提案されている。 【0212】RSA暗号、R暗号、W暗号、MI暗号、
MH暗号、GS暗号、CR暗号、M暗号、E暗号、T暗
号、S暗号、L暗号、GMY暗号、GMR暗号、OSS
暗号、OS暗号。(各暗号の詳細は池野,小山著「現代
暗号理論」電子情報通信学会,1986.の第5章〜第
8章参照)。 【0213】 【発明の効果】本発明は上述したように、本発明によれ
ば、伝送路のトラフィックに応じて設定した階層毎に独
立した暗号化処理を行い、上記各階層に応じた料金及び
上記暗号化処理に応じた料金に基づいて課金を行うよう
にようにしたので、情報やサービスの種類や質といった
特徴を生かした料金を課金するだけでなく、画像に対す
る暗号化処理の負担に応じた適切な料金を課金する方式
を実現することができ、多様な情報やサービスに対応す
ることができる。 【0214】また、本発明の他の特徴によれば、階層符
号化技術に対応した課金を行うことができるようにな
る。 【0215】また、本発明のその他の特徴によれば、伝
送する画像の解像度の他に、画像の情報量を考慮した課
金を行うようにすることができるので、画像伝送の実情
に合った最適な課金を行うようにすることができる。 【0216】 【0217】また、本発明のその他の特徴によれば、盗
聴や改ざんから情報を守ることができ、公正な課金を行
うことができる。 【0218】また、本発明の他の特徴によれば、指定さ
れた階層で階層符号化することができるとともに、上記
指定された階層に応じて課金することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1の技術例の課金手段を示す機能構成図であ
る。 【図2】第1の技術例の課金手段の具体的な構成例を示
すブロック図である。 【図3】第1の技術例の課金手段が用いる料金テーブル
の一例を示す図である。 【図4】第2の技術例の課金手段を示す機能構成図であ
る。 【図5】第2の技術例の課金手段の具体的な構成例を示
すブロック図である。 【図6】第2の技術例の課金手段が用いる料金テーブル
の一例を示す図である。 【図7】第3の技術例の課金手段を示す機能構成図であ
る。 【図8】第3の技術例の課金手段の具体的な構成例を示
すブロック図である。 【図9】第3の技術例の課金手段が用いる累積料金テー
ブルの一例を示す図である。 【図10】第4の技術例の画像伝送システムの要部構成
を示すブロック図である。 【図11】第4の技術例の画像伝送システムの動作を説
明する図である。 【図12】第5の技術例の画像伝送システムの要部構成
を示すブロック図である。 【図13】第5の技術例の画像伝送システムの動作を説
明する図である。 【図14】第6の技術例の画像伝送システムの要部構成
を示すブロック図である。 【図15】第6の技術例の画像伝送システムの動作を説
明する図である。 【図16】第7の技術例のシステムを示す図である。 【図17】第7の技術例のシステムにおける課金手順を
説明する図である。 【図18】第8の技術例のシステムを示す図である。 【図19】第8の技術例のシステムにおける課金手順を
説明する図である。 【図20】階層符号化された画像データのフォーマット
の概要を示す図である。 【符号の説明】 100 課金手段 101 制御部 102 トラフィック検査部 103 解像度選択部 104 課金処理部 105 記憶部 110 画像伝送システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−126393(JP,A) 特開 平1−231490(JP,A) 特開 平7−15715(JP,A) 特開 昭62−108686(JP,A) 特開 平7−75092(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 伝送路を介して階層符号化された画像情
    報を送出する画像伝送装置において、上記画像情報の送出を要求するための情報を取り込んだ
    時点での 上記伝送路のトラフィックを検出する検出手段
    と、 上記検出手段により検出されたトラフィックに応じてい
    ずれかの階層を設定して出力する出力手段と、 上記設定した階層毎に独立した暗号化処理を行う暗号化
    手段と、上記設定された各階層に応じた料金及び上記暗号化処理
    に応じた料金を記憶するための料金記憶手段と、 上記各階層に応じた料金及び上記暗号化処理に応じた料
    金に基づいて課金を行う課金手段とを具備し、 上記暗号化処理に応じた料金は、上記暗号化処理の動作
    時間及び上記暗号化処理した画像情報の情報量に基づく
    ことを特徴とする画像伝送装置。
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