JPH09107271A - 直接拡散スペクトル拡散用ディジタルマッチドフィルタ - Google Patents

直接拡散スペクトル拡散用ディジタルマッチドフィルタ

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JPH09107271A
JPH09107271A JP7288156A JP28815695A JPH09107271A JP H09107271 A JPH09107271 A JP H09107271A JP 7288156 A JP7288156 A JP 7288156A JP 28815695 A JP28815695 A JP 28815695A JP H09107271 A JPH09107271 A JP H09107271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarity
input signal
signals
tap coefficient
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP7288156A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiko Miyatani
徹彦 宮谷
Masashi Naito
昌志 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH09107271A publication Critical patent/JPH09107271A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直接拡散スペクトル拡散用ディジタルマッチド
フィルタの構成で問題となる乗算器の多数使用による回
路規模増大の問題を解決し、回路規模の縮小を図る。 【解決手段】入力信号をn個の遅延素子1〜6に順次入
力してシフトする毎に出力させる。選択回路13〜18
は、各遅延素子1〜6の出力と極性反転回路7〜12の
出力とを、タップ係数発生器20から出力されるタップ
係数によって切替え出力する。加算器19はその出力を
加算してフィルタ出力とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は直接拡散スペクトル
拡散通信に用いられるディジタルマッチドフィルタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の直接拡散スペクトル拡散用
ディジタルマッチドフィルタの構成例図である。以下、
直接拡散スペクトル拡散用ディジタルマッチドフィルタ
をDS−DMFと称する。図中太線はバス線を示し、細
線は単一ビット線を示す。図において、1〜6は遅延素
子(Z-1)、31〜36は乗算器、37は加算器、38
はタップ係数発生器である。
【0003】A/D変換されたディジタル入力信号は、
遅延素子1〜6からなるシフトレジスタに入力され、T
c/m間隔(但し、Tcはチップ間隔、mは1〜16の
整数)で順にシフトしていき、シフトする毎にレジスタ
出力は各乗算器31〜36でタップ係数と乗算される。
タップ係数発生器38から出力されるタップ係数は、サ
ンプリングされた拡散符号であり、帯域制限されていな
い。つまり、1,−1(論理値では0,1)の2値を持
つ。1シフト毎に得られる乗算結果は加算器37で加算
され、DS−DMF出力となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成では、各遅延素子の数だけ乗算器が必要となるので、
回路規模が増大化し、小型化が困難であるという欠点が
ある。
【0005】本発明の目的は、上記従来の構成で問題と
なる乗算器の多数使用による回路規模増大の問題を解決
し、回路規模を縮小可能な構成のDS−DMFを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の直接拡散スペク
トル拡散用ディジタルマッチドフィルタは、入力信号を
Tc/m時間(但し、Tc:拡散符号1チップ時間、
m:整数)で順に遅延させるn個(但し、n:整数)の
遅延素子と、該n個の遅延素子からの信号の極性をそれ
ぞれ反転するn個の極性反転回路と、該n個の極性反転
回路からの信号と前記n個の遅延素子からの信号とのい
ずれかをそれぞれタップ係数に従って選択出力するn個
の選択回路と、該n個の選択回路からの信号を加算して
フィルタ出力を得る加算器とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。図
1は本発明のDS−DMFの構成例図である。図におい
て、1〜6は遅延素子(Z-1)でありシフトレジスタで
構成される。7〜12は極性反転回路、13〜18は選
択回路、19は加算器、20はタップ係数発生器であ
る。この実施例は、6段のシフトレジスタの例を挙げた
が、任意のシフトレジスタ(通常1〜16384段)ま
で拡散が可能である。図中、太線はバス線を示し、細線
は単一ビット線を示す。
【0008】受信後A/D変換されたシリアル入力信号
はシフトレジスタ1へ入力する。入力信号は、そのビッ
ト周期もしくはサンプル周期と同期して、右方向へ順次
シフトしていく。各シフトレジスタに接続されている極
性反転回路7〜12は、符号ビットだけを反転するもの
ではなく、入力信号を正→負、もしくは負→正と、入力
信号の極性を反転するものである。
【0009】選択回路13〜18は、極性反転回路7〜
12の出力を一方の入力とし、シフトレジスタ1〜6の
出力を他方の入力とし、タップ係数発生器20からのタ
ップ係数に従って、極性反転されたものか、そのまま出
力するのかのいずれかを選択する。極性が決定した信号
は加算器19へ入力されて加算される。
【0010】
【実施例】図2は本発明の具体例を示す。図において、
1〜6は遅延素子、21〜26は排他的論理和回路(E
OR)、27,28は加算器である。その動作を説明す
る。今、入力として、各レジスタに図のように4,1,
−4,13,6,9という数値を持つ信号が入力したと
する。その時、タップ発生器20から出力されるタップ
係数は1,0,1,0,0,1である。ここで1,0は
論理値であり、1が−1、0が1に相当する。従来のマ
ッチドフィルタであれば、図2のような入力とタップ係
数の関係であれば、−4+1−4−13+6−9=−2
3という出力が得られるのは自明である。本発明におい
ても同様に動作することを説明する。
【0011】1段目の遅延素子1からの出力は、4(0
000 01000)であり、タップ係数は1であるか
ら、EOR21の出力は(1111 1011)とな
る。2段目の遅延素子2からの出力は1(0000 0
0001)であり、タップ係数は0であるから、EOR
22の出力は(0000 00001)とそのまま出力
される。以下、同様にすると、全ての遅延素子,タップ
係数,EOR回路からの出力関係は、図中のEOR回路
21〜26の出力端にそれぞれ付記した2進数表示のよ
うになる。
【0012】一方、タップ係数は1,0,1,0,0,
1であるから、−1を乗算するべき数は3個である。加
算器27の出力は、タップ係数中の1の数をカウントし
たものであるから、加算器27の出力は図示するように
3(0000 0011)となる。
【0013】以上、タップ係数中の1の数と、入力信号
の全てのEOR回路の出力を加算器28にて加算する
と、出力は−23となる。これは従来のマッチドフィル
タと同等であることがわかる。
【0014】本発明の構成により、相関出力を得るため
の従来の乗算器を極性反転器と選択回路に置き換えられ
るので、処理時間が多大で回路規模を増大させる乗算器
が不要となる。また、拡散符号の変更は、タップ係数発
生用データを外部入力するように構成すれば回路自体の
変更は必要ない。したがって、全体の回路規模を縮小す
ることが可能で、低消費電力化の可能な直接拡散スペク
トル拡散用ディジタルマッチドフィルタを実現すること
ができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を実施する
ことにより、乗算器を極性反転器と選択回路に置き換え
ることにより、回路規模を大幅に軽減できること、およ
び、回路構成が簡単になるという効果は大きい。また、
拡散符号を任意に変更することができるので、TDMA
(時分割多元接続)通信等のフレーム同期式にも応用可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の具体例を示す構成図である。
【図3】従来のディジタルマッチドフィルタの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1〜6 シフトレジスタ 7〜12 極性反転回路 13〜18 選択回路 19,27,28,37 加算器 20 タップ係数発生回路 21〜26 EOR回路 31〜36 乗算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号をTc/m時間(但し、Tc:
    拡散符号1チップ時間、m:整数)で順に遅延させるn
    個(但し、n:整数)の遅延素子と、 該n個の遅延素子からの信号の極性をそれぞれ反転する
    n個の極性反転回路と、 該n個の極性反転回路からの信号と前記n個の遅延素子
    からの信号とのいずれかをそれぞれタップ係数に従って
    選択出力するn個の選択回路と、 該n個の選択回路からの信号を加算してフィルタ出力を
    得る加算器とを備えたスペクトル拡散用ディジタルマッ
    チドフィルタ。
JP7288156A 1995-10-11 1995-10-11 直接拡散スペクトル拡散用ディジタルマッチドフィルタ Pending JPH09107271A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6301292B1 (en) 1998-04-14 2001-10-09 Kokusai Electric Co., Ltd. Despreading circuit
US6724812B2 (en) 1999-11-30 2004-04-20 Sharp Kabushiki Kaisha Matching filter calculating correlation valve utilizing exclusive-or of two data and exclusive-or of two codes corresponding to the input data

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6301292B1 (en) 1998-04-14 2001-10-09 Kokusai Electric Co., Ltd. Despreading circuit
US6636557B2 (en) 1998-04-14 2003-10-21 Kokusai Electric Co., Ltd. Despreading circuit
US6724812B2 (en) 1999-11-30 2004-04-20 Sharp Kabushiki Kaisha Matching filter calculating correlation valve utilizing exclusive-or of two data and exclusive-or of two codes corresponding to the input data

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