JPH08111696A - 誤り率推定装置 - Google Patents

誤り率推定装置

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JPH08111696A
JPH08111696A JP24501194A JP24501194A JPH08111696A JP H08111696 A JPH08111696 A JP H08111696A JP 24501194 A JP24501194 A JP 24501194A JP 24501194 A JP24501194 A JP 24501194A JP H08111696 A JPH08111696 A JP H08111696A
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JP
Japan
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Application number
JP24501194A
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English (en)
Inventor
Masanori Morobishi
正典 諸菱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディジタル移動体通信の回線品質測定のため、
誤り率を高い精度で推定する。 【構成】ディジタル移動体通信方式において回線品質を
測定するために、受信された信号を検波し、検波器出力
をデータの再生タイミングでA/D変換したデータの分
散を用いて誤り率を推定する。検波器出力の信号をデー
タの再生タイミングでA/D変換するA/D変換手段
と、そのA/D変換されたデータの絶対値からN個毎に
分散を算出する分散算出手段と、N個毎に算出された分
散の値を推定誤り率に変換するデータ変換手段と、N個
毎に変換された推定誤り率とから全体の推定誤り率を計
算する手段とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル移動体通信に
おける回線品質を測定する装置に関するものであり、デ
ータ伝送路での誤り率を推定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル移動体通信において従来の回
線品質を測定するための誤り率推定方式は、受信データ
中の同期ワード等について受信側に蓄えられている既知
のデータからその誤り率を測定して全体の誤り率を推定
するものである。図5はこのような従来の方式を説明す
る図であり101は受信信号を復調する復調器、102
は受信信号からデータのタイミングを再生するクロック
再生器、103は再生されたクロック信号のタイミング
により受信データの判定を行う判定器、104は同期ワ
ードからフレームタイミングを抽出する同期ワード検出
器、105は同期ワードのビットパターンを蓄えておく
メモリ、106は受信器を制御する制御部である。以下
この図を用いて従来の方式を説明する。受信されたデー
タはクロック再生器102により再生されたデータクロ
ックのタイミングにより復調器101の出力をデータ判
定器103により判定することで得られる。このデータ
の中には、受信信号のフレームを判定するための同期ワ
ードが含まれている。同期ワード検出器104は、メモ
リ105に蓄えられている既知の同期ワードと受信デー
タ系列とを比較し受信信号のフレームを検出する。この
とき、既知の同期ワードの誤りビット数をカウントしそ
の結果を制御部106に入力する。制御部106では、
数フレームにわたりその誤りビット数を累積し現在のビ
ット誤り率を推定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、陸上移
動体通信ではフェージングと呼ばれる現象により誤りが
バースト的に発生する。このため、1フレームに数ビッ
トから数十ビット程度の同期パターンからだけでは、正
確に誤り率を推定できないという問題がある。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明は前述したような
従来の欠点を解決するためになされたものであり、ディ
ジタル移動体通信において受信側で検波器の出力をデー
タの再生タイミングでA/D変換し多値のディジタルデ
ータを得、そのN個毎の多値のディジタルデータの絶対
値の分散を計算し、その分散と誤り率の関係から誤り率
を推定するものである。
【0005】
【作用】本発明によれば、検波器の出力をデータの再生
タイミングでA/D変換しすべての受信データに対応す
る多値のディジタルデータを得、そのN個毎のディジタ
ルデータの絶対値の分散を計算し、その分散と誤り率の
関係から受信データの誤り率を推定することにより、全
受信データから誤り率を推定できることとなり、より正
確な誤り率の推定を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照し説明す
る。図2は本発明の概念を説明するための検波器の直交
出力のベクトル空間図である。この方法はQPSK信号
を受信し検波器出力の直交成分I、Qの値から誤り率を
推定するものである。QPSK信号の理想的な検波器出
力のデータ再生タイミングにおける信号点の一例は図2
のaからdの4点となる。受信側ではデータの再生タイ
ミングでそれぞれI軸、Q軸の正負により検波器出力の
値を判定して受信データを再生する。しかし、実際はノ
イズ等の影響によりその信号点はaからdの点を中心と
してばらついてくる。このばらつきは受信信号のC/N
とほぼ比例関係にあり、言い替えればI、Qの値のデー
タ再生タイミングにおける値のばらつきと誤り率はほぼ
比例関係にあるといえる。このため、受信信号から誤り
率を推定するためには検波器出力のI、Q信号のデータ
再生タイミングにおける値のばらつきを計算し、その値
から誤り率を推定することができる。
【0007】図1は本発明の第1の実施例である。この
例ではQPSK信号を取り扱う場合を説明する。1は検
波器、2はクロック再生器、3はA/D変換器、4はバ
ッファ、5は分散算出器、6は変換テーブル、7は制御
部である。受信されたQPSK信号は検波器1により直
交成分として復調される。その復調信号から受信データ
を再生するためのシンボルクロックをクロック再生器2
により再生する。復調器1の出力はA/D変換器3によ
りシンボルクロックのタイミングで図2中の原点を0と
してA/D変換される。A/D変換された直交成分のデ
ータはバッファ4に一時蓄えられ、シンボルクロックの
2倍であるデータクロックに合わせ分散算出器5に入力
される。分散算出器5は入力データの絶対値の分散をN
個毎に計算する。この場合のNは5から50ビット程度
で十分である。
【0008】図3に分散算出器の実施例を示す。ここ
で、この分散算出器を説明する。この例では入力8個毎
に分散の値が出力される。11は入力データの絶対値を
とる絶対値回路、12、16は入力データを累算する累
算回路、13、15は入力データの自乗をとる自乗回
路、14は入力ビットを3ビットLSB側へシフトする
シフト回路、17は引き算回路である。バッファ4より
入力される直交成分のそれぞれの値はひとつずつ絶対値
回路11に入力されその絶対値が出力される。出力され
た絶対値は累算回路12により累算されるとともに、自
乗回路15によりその自乗値が計算され累算回路16に
よりその値を累算する。入力データ8個に対して前述し
た処理が終わると累算回路12の出力を自乗回路13に
入力しその自乗値を算出しシフト回路14により3ビッ
トLSB側にシフトされる。このシフト動作はNに依存
するものであり、この例では自乗回路13の出力を8で
割る動作を3ビットシフトすることにより行っているも
のである。シフト回路14の出力と累算器16の出力は
引き算回路17によりその差が計算される。この値が入
力8個毎の分散の値となる。また、累算器12、16は
8個毎にその累算値を0にクリアされる。
【0009】入力N個毎に計算された分散の値は、変換
テーブル6に入力され、その値に応じたN個毎の推定誤
り率に変換される。この変換テーブル6は一般的にRO
M、RAM等のメモリにより構成される。すなわち、入
力データをアドレスとしてその入力に対応する値をメモ
リに格納しておくことにより実現されるものである。N
個毎の推定誤り率は制御部7に入力され、必要数の平均
化等の処理が施され受信データの最終的な推定誤り率と
なる。
【0010】次に本発明の第2の実施例におけるばらつ
き算出部を図4に示す。この実施例では分散の算出にお
ける計算を簡略化するものである。前述したようにQP
SKの理想的な復調信号は図2の4点に集中する。この
ため、分散を直接計算するかわりに、理想的な受信点か
らの差を累算し、その値を用いても同様な結果となるこ
とがわかる。全体の構成は図1と同様であり、図1中の
分散算出器5のかわりにこのばらつき算出器が入る。2
1、23は入力データの絶対値をとる絶対値回路、22
は理想的な受信点aからの差を求める引き算回路、24
は入力データを累算する累算回路である。図4において
入力は第1の実施例の分散算出器と同じである。入力さ
れたデータは絶対値回路21によりその絶対値が出力さ
れる。引き算回路22はその絶対値と理想的な平均値a
との差を出力する。さらに理想的な平均値との差のデー
タは絶対値回路23によりその絶対値をとり、累算回路
24により累算値が計算される。この累算回路24内の
累算値はN個毎に0にクリアされる。実施例2では前述
したばらつき算出器により算出されたばらつきの値を第
1の実施例と同様な処理を行い推定誤り率を得る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、受信デー
タの一部の既知のデータからのみだけでなく、受信デー
タすべての値から誤り率を推定できるので、より精度の
高い誤り率の推定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】QPSK信号の検波器出力を説明するための図
である。
【図3】本発明の第1の実施例における分散算出器の実
施例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】従来の誤り率推定方式を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1、101 検波器 2、102 クロック再生器 3 A/D変換器 4 バッファ 5 分散算出器 6 変換テーブル 7、106 制御部 103 データ判定器 104 同期ワード検出器 105 メモリ 11、21、23 絶対値算出回路 12、16、24 累積回路 13、15 自乗回路 14 シフト回路 17、22 引き算回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル通信方式において、 検波器出力をデータの再生タイミングでA/D変換し、
    多値のディジタルデータを得る手段と、 上記手段により得られた多値のディジタルデータN個を
    用いてその絶対値の分散を算出する手段と、 上記手段により得られた分散を推定誤り率に変換する手
    段と、 前記推定誤り率から全体の推定誤り率を計算する手段を
    設けて誤り率を推定することを特徴とする誤り率推定装
    置。
  2. 【請求項2】前記分散を求める手段においてその平均値
    を固定として計算することを特徴とする請求項1記載の
    誤り率推定装置。
JP24501194A 1994-10-11 1994-10-11 誤り率推定装置 Pending JPH08111696A (ja)

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JP24501194A JPH08111696A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 誤り率推定装置

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JPH08111696A true JPH08111696A (ja) 1996-04-30

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999005834A1 (fr) * 1997-07-24 1999-02-04 Kabushiki Kaisha Kenwood Circuit de calcul de dispersion de la repartition des points de signal
JP2009296072A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Japan Radio Co Ltd 無線受信機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999005834A1 (fr) * 1997-07-24 1999-02-04 Kabushiki Kaisha Kenwood Circuit de calcul de dispersion de la repartition des points de signal
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