JPH07295924A - コンピュータ・バスおよび仲裁方法 - Google Patents

コンピュータ・バスおよび仲裁方法

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JPH07295924A
JPH07295924A JP5201652A JP20165293A JPH07295924A JP H07295924 A JPH07295924 A JP H07295924A JP 5201652 A JP5201652 A JP 5201652A JP 20165293 A JP20165293 A JP 20165293A JP H07295924 A JPH07295924 A JP H07295924A
Authority
JP
Japan
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bus
module
arbitration
bup
access
Prior art date
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Pending
Application number
JP5201652A
Other languages
English (en)
Inventor
William N Waggener
エヌ. ワグナー ウィリアム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lockheed Martin Corp
Original Assignee
Loral Fairchild Corp
Lockheed Martin Fairchild Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Loral Fairchild Corp, Lockheed Martin Fairchild Corp filed Critical Loral Fairchild Corp
Publication of JPH07295924A publication Critical patent/JPH07295924A/ja
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/36Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system
    • G06F13/368Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with decentralised access control
    • G06F13/372Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with decentralised access control using a time-dependent priority, e.g. individually loaded time counters or time slot

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  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Bus Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のモジュール間でデータを転送し、バス
仲裁が分散化し、柔軟性のあるコンピュータ・バスを提
供する。 【構成】 複数のデータ・ラインは、バス202に接続
されたモジュール208間でデータ・ビットを転送する
ように動作可能である。各モジュール208に単一の仲
裁ライン204が接続され、次のバス・サイクル期間に
バス202が使用可能であるかどうかを示すために使用
される。バス202上の各モジュール208には、次の
BUPタイム・スロット期間にそのモジュール208に
バス202へのアクセスを許可するかどうかを各モジュ
ール208の優先度に基づいて判断するための仲裁回路
300が実装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、コンピュ
ータ・バス・アーキテクチャに関し、具体的には、優先
順位付けを柔軟化する分散仲裁手法を含むパケット化通
信を目的とした仮想パケット・バスおよび仲裁方法に関
するものである。
【0002】なお、本明細書の記述は本件出願の優先権
の基礎たる米国特許出願第07/929,445号の明
細書の記載に基づくものであって、当該米国特許出願の
番号を参照することによって当該米国特許出願の明細書
の記載内容が本明細書の一部分を構成するものとする。
【0003】
【従来の技術】プロセッサ・モジュール、コントローラ
・モジュール、通信インタフェース(リレー)モジュー
ルなどの複数のモジュールからなるディジタル・コンピ
ュータ・システムでは、これらのモジュール間でデータ
転送を行うことを可能にする媒体が採用されている。採
用されている媒体の代表的なものとしては、バスと呼ば
れる物理データ・チャネル(通信路)がある。バスは各
モジュール上の通信ポートに接続されている。代表的な
データ・バス・アーキテクチャでは、情報はバス上を1
ワード単位で伝達されている。さらに、同じバスを複数
のモジュールが共用しているので、各ワードを送出する
ためにバスをアクセスするとき、モジュール間でバスの
争奪(競合)が起こっている。
【0004】コンピュータ・バスは、バスに接続された
モジュール間で異種タイプの情報を転送し、その転送を
制御するための多数のラインから構成されているのが代
表的である。従来のバス・アーキテクチャは、パラレル
・データ・バス構造と複数の制御ラインを含んでいる。
データ・バスの代表的なものは、Nビット幅になってい
る(ただし、Nはワード当たりのビット数である)。
【0005】時間的には、バスはバス・サイクルと呼ば
れる一連のタイム・スロットに分割されている。バス・
サイクルとは、あるモジュールがバスをアクセスするこ
とを許可される時間期間のことである。従来のバス・ア
ーキテクチャでは、バス・サイクルはクロック・サイク
ルと同じ長さになっている。従って、従来のシステムで
は、各クロック・サイクルごとに1個のNビット・ワー
ドがモジュールから転送されている。
【0006】以下のシナリオは、従来のバス・アーキテ
クチャを採用したコンピュータ・システムで普通に行わ
れていることを説明したものである。あるモジュール
(第1モジュール)は、データ・バス上を別のモジュー
ル(第2モジュール)へ送ろうとしている(転送しよう
としている)ワードまたは一連のワードをもっている。
第1モジュールはバスをアクセスしたいことを通知す
る。バスへのアクセスを仲裁する手段は、次のバス・サ
イクルで第1モジュールにアクセスを許可するかどうか
を判断する。第1モジュールにアクセスが許可されなけ
れば、第1モジュールは、アクセスが許可されるまでそ
の要求を繰り返さなければならない。バス・アクセスが
第1モジュールに許可されると、第1モジュールは、バ
スを経由して最初のワードを第2モジュールへ送ること
ができる。このプロセスは、第1モジュールが送ろうと
する後続の各ワードごとになん度も繰り返されなければ
ならない。あるモジュールから複数のワードを転送する
ことが許される場合もあるが、その転送形体は制限され
ている。
【0007】従来のバス・アーキテクチャは2つの点で
制約がある。1つは、各バス・サイクルごとに転送が許
されるのは、1ワード(または限定された複数ワード転
送)だけという制約である。もう1つは、各種モジュー
ルによるバス・アクセスを制御するために採用されてい
る仲裁手法に制約があることである。
【0008】バス・アクセスが単一ワードに制限されて
いる、上述の従来バス・アーキテクチャでは、コンピュ
ータ・システムは通信の柔軟性が一定範囲に限られてお
り、どの環境においても最適なシステム・パフォーマン
スが得られるとは限らない。ある種の環境では、コンピ
ュータ・システムは各種の通信ネットワークとのインタ
フェースとなることが要求されている。例えば、コンピ
ュータ・システムに通信コントローラとしての機能をも
たせて、ノードをインタフェースとするネットワーク間
の通信を制御している。別の例では、コンピュータ・シ
ステムは科学計算や事務計算を目的に使用され、データ
を得るためにネットワークとのインタフェースにすぎな
い場合もある。
【0009】上記環境においてコンピュータの基礎とな
る機能がどのようなものであるかに関係なく、コンピュ
ータに要求されることは、コンピュータがインタフェー
スとなる各種通信ネットワークからデータを受け取り、
時にはデータを通信ネットワーク上に送出することであ
る。これらの通信ネットワークの代表的なものは、パケ
ット・レベルで動作している。つまり、ネットワークは
パケットと定義された単位でデータを転送している。パ
ケットの特性は、どの通信標準によるかに応じて定義さ
れている。パケットは、長さが特定数のビット、または
特定数のオクテット(octet)として定義されてい
るのが代表的である。例えば、非同期転送モード(As
ynchronous Transfer Mode−
ATM)の通信仕様では、53オクテット・パケットが
定義されている。
【0010】従来のバス・アーキテクチャで採用されて
いる1ワードまたは限定複数ワード伝送方式は、これら
のパケット・レベル通信標準とは直接に互換性がない。
例えば、あるデータ・パケットがネットワーク・インタ
フェース・カードで受信されたとき、そのパケットは従
来のコンピュータ・バス上を直接に送信することができ
ない。送信するためには、データ・パケットを分解して
から(depacketize−データをパケットから
取り除くこと)、Nビット・ワード単位でバス上を送信
する必要があり、そのデータが別のネットワークを経由
して別の宛先に送られる場合には、パケットに再組み立
てする必要がある。この非互換性の結果、インタフェー
ス・モジュールに追加の回路が必要になる。この追加回
路に要求されることは、インタフェース・カードがデー
タをパケットから取り除き(パケット分解)、再びデー
タをパケットに組み立て、パケット・レベルとワード・
レベルの両方で動作することを可能にすることである。
【0011】従来のバス・アーキテクチャはその仲裁手
法に制約がある。多くの従来システムでは、バス仲裁は
中央アービタ(arbiter)が取り扱っている。こ
れらのシステムでは、各モジュールはバス・アクセス要
求ラインとアクセス許可時にモジュールに通知するライ
ンをもっている。多くの場合、制御ラインが追加され
て、仲裁システムの状態(ステート)などの追加情報が
得られるようにしている。仲裁が集中化されたシステム
では、各モジュールはバス・アクセス要求を中央アービ
タに送信している。各アクセス期間ごとに、中央アービ
タは、要求したモジュールの優先度に基づいてバス・ア
クセスを許可する。
【0012】他の仲裁方式では、仲裁機能をバスに接続
されたモジュールに分散させている。これらのシステム
では、各モジュールに仲裁回路が置かれて、各モジュー
ル自身がバスへのアクセスが許可されるかどうかを判断
できるようにしている。多くの場合、これらのシステム
では、仲裁の分散化を可能にする仲裁バスが必要であ
る。これらの仲裁バスの代表的なものは、Yまたは2Y
ラインの幅になっている(ただし、Yはモジュールの個
数である)。集中システムの場合と同様に、バス争奪
は、要求側システムの優先度を判断し、最高優先度の要
求モジュールにアクセスを許可することによって解決し
ている。
【0013】従来の仲裁手法には、モジュールに優先度
を割り当てる方法に制約があるため、コンピュータ・バ
ス動作の柔軟性に制約がある。この制約は、集中(中
央)仲裁方式と分散仲裁方式の両方に見られる。従来シ
ステムでは、優先度の割当て方法は、さまざまなものが
ある。1つは、物理アドレス、バス・ロケーション、ま
たはモジュールのカード・スロット・ロケーションを基
準にして優先度を割当てる方法である。これらの優先度
は固定しており、モジュールを配置替えするか、そのア
ドレスを変更しない限り、変更ができない。この最初の
方法による優先度割当て手法を採用した従来の仲裁方式
では、時には、優先順位をモジュール・ロケーション間
で回転させることによって柔軟性をもたせている。
【0014】従来システムで優先度を割り当てる第2の
方法は、初期割当てを行っておき、そのあと、後続の各
バス・サイクルの開始時に各モジュールの優先度を回転
する方法である。この方法では、各モジュールは初期優
先度から始まる。モジュールにアクセスが許可されるた
びに、モジュールの優先度がシフトしていく。ある種の
方式では、各モジュールの優先度はすべてが一定の方法
でインクリメントまたはデクリメントするようになって
いる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のバス・アーキテクチャは次の2点で制約がある。
1つは、各バス・サイクル期間にデータを1ワード単位
でしか転送できないという制約である。もう1つは、採
用されている仲裁手法には、モジュール優先度の割当て
と変更に柔軟性がないという制約である。さらに、従来
の分散仲裁手法では、多数の信号通路、つまり、バス上
のモジュールの個数に比例する個数の信号通路からなる
仲裁バスが必要である。
【0016】従って、従来のバス・アーキテクチャは、
外部通信ネットワークとのインタフェースとなるときの
柔軟性に制約があり、また、その仲裁およびモジュール
優先度割当て方式に制約がある。
【0017】本発明は、柔軟性のある分散バス仲裁を含
めて、パケット・レベルでバス通信を行うコンピュータ
・バスおよび仲裁方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によるバスは、パ
ケット単位でデータを転送する構造になっている。この
場合、パケットは長さがNビットの複数のワードから構
成されている(ただし、Nはデータ・バスの幅であ
る)。
【0019】本発明による仲裁方式は、バスへのアクセ
スを争奪(競合)する各モジュールにバス仲裁ロジック
が置かれている分散仲裁手法である。各モジュールの仲
裁回路とのインタフェースとなる単一バス仲裁ラインが
設けられている。バス仲裁ロジックは各モジュールの優
先度を判断するためのロジックと、各モジュールにいつ
バス・アクセスを許可すべきかを各モジュールの優先度
に基づいて判断するためのロジックとからなっている。
【0020】請求項1記載の発明は、コンピュータ・バ
スに接続された複数のモジュール間でデータを転送する
ためのコンピュータ・バスにおいて、(a)ワード・ビ
ットを転送するように動作可能な各モジュールに接続さ
れた複数のデータ・ラインと、(b)各モジュールに接
続された単一仲裁ラインと、(c)各モジュールに接続
され、バスをBUPタイム・スロットと呼ばれるサイク
ル期間に時間的に分割するように動作可能なバス・パケ
ット(BUP)クロックと、(d)各モジュールに接続
され、前記BUPタイム・スロットをアクセス・タイム
・スロットに分割するように動作可能なアクセス・タイ
ム・クロックと、(e)バス上の各モジュール用に設け
られ、前記BUPクロックと、前記仲裁ラインと、前記
アクセス・タイム・クロックとに接続されて、複数のモ
ジュール間のバス争奪を仲裁するように構成された仲裁
回路とを備えたことを特徴とする。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
コンピュータ・バスにおいて、前記BUPタイム・スロ
ットは、多数のワードからなるパケットが1つの該BU
Pタイム・スロット期間にモジュール間で転送できるだ
けの十分な時間期間であることを特徴とする。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1に記載の
コンピュータ・バスにおいて、各モジュールの前記仲裁
回路は、(1)前記BUPクロックに接続された入力
と、コンパレータに接続された出力とをもつステート・
マシンと、(2)前記ステート・マシンに接続された入
力と、フリップフロップに接続された出力とをもち、比
較タイム・パルスを出力するように構成された前記コン
パレータと、(3)前記コンパレータに接続され、前記
仲裁ラインから入力されたバス使用中(busy)信号
に応答する第1入力と、バス使用可能信号を出力する出
力とをもつ前記フリップフロップと、(4)前記フリッ
プフロップの出力に接続されたベースと、アースに接続
されたエミッタと、仲裁ラインに接続されたコレクタと
をもち、モジュールが前記バス使用可能信号を肯定した
とき仲裁ラインを低状態にするように動作可能なトラン
ジスタとを備えたことを特徴とする。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項3に記載の
コンピュータ・バスにおいて、前記仲裁回路は、前記B
UPクロックに接続された第1入力と、前記アクセス・
タイム・クロックに接続された第2入力と、前記コンパ
レータに接続された出力をもつカウンタとをさらに備
え、該カウンタは、該アクセス・タイム・クロックのパ
ルスをカウントし、該BUPクロックのパルスが現れる
とリセットし、カウンタ値信号を出力するように構成さ
れ、前記ステート・マシンは優先度値信号を前記コンパ
レータに出力するように構成されたことを特徴とする。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項4に記載の
コンパレータ・バスにおいて、前記仲裁回路は、前記フ
リップフロップに接続され、バス要求信号に応答すると
共に、該フリップフロップの該出力に応答し、モジュー
ルがバス・アクセスを要求しているときのみ前記バス使
用可能信号を出力するANDゲートをさらに備えたこと
を特徴とする。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項4に記載の
コンピュータ・バスにおいて、前記コンパレータはAN
Dゲートを介して前記フリップフロップに接続され、該
ANDゲートは前記仲裁ラインに接続された入力をもつ
ことを特徴とする。
【0026】請求項7記載の発明は、請求項3に記載の
コンピュータ・バスにおいて、前記仲裁ラインに接続さ
れ、前記バス使用中信号を出力するように構成されたバ
ッファをさらに備えたことを特徴とする。
【0027】請求項8記載の発明は、請求項3に記載の
コンピュータ・バスにおいて、前記コンパレータはモジ
ュール・アクセス番号を受け取るように構成された入力
をもち、前記ステート・マシンはインクリメントした出
力を出力するように構成され、該ステート・マシンはさ
らに初期設定値を受け取るように構成されたことを特徴
とする。
【0028】請求項9記載の発明は、請求項8に記載の
コンピュータ・バスにおいて、前記仲裁回路は、前記フ
リップフロップと前記トランジスタとに接続され、バス
要求信号に応答すると共に、該フリップフロップの該出
力に応答して、モジュールがバス・アクセスを要求して
いるときだけ前記バス使用可能信号を出力するANDゲ
ートをさらに備えたことを特徴とする。
【0029】請求項10記載の発明は、請求項8に記載
のコンピュータ・バスにおいて、前記コンパレータはA
NDゲートを介して前記フリップフロップに接続され、
該ANDゲーチは前記仲裁ラインに接続された入力をも
つことを特徴とする。
【0030】請求項11記載の発明は、請求項8に記載
のコンピュータ・バスにおいて、前記仲裁ラインとVcc
間に接続され、前記トランジスタがターン・オンしてい
なければ、該仲裁ラインを高レベルに維持するように構
成されたプル・アップ抵抗をさらに備えたことを特徴と
する。
【0031】請求項12記載の発明は、請求項3に記載
のコンピュータ・バスにおいて、前記仲裁ラインは光フ
ァイバ・ケーブルであり、前記仲裁回路はさらに、
(5)Vccと前記トランジスタ間に接続され、該トラン
ジスタが前記バス使用可能信号によってターン・オンし
たとき光を放出するように構成された第1ホトダイオー
ドと、(6)Vccとアース間に接続され、光ファイバ仲
裁ライン上の光によってターン・オンしたとき低レベル
・バス使用中信号を出力するように構成された第2ホト
ダイオードと、(7)前記第1ホトダイオードからの光
を光フィバ仲裁ラインに結合し、光ファイバ仲裁ライン
から出た光を前記第2ホトダイオードに結合するために
光カプラとを備えたことを特徴とする。
【0032】請求項13記載の発明は、請求項1に記載
のコンピュータ・バスにおいて、モジュールの各々に接
続され、モジュール・グループ間の仲裁を行うための複
数の仲裁ラインをさらに備え、前記仲裁回路は前記仲裁
ラインの少なくとも1つに接続されたグループ仲裁ロジ
ックをさらに備えたことを特徴とする。
【0033】請求項14記載の発明は、複数のモジュー
ル間で仲裁ラインからなるコンピュータ・バスの争奪が
行ったとき、その仲裁を行う方法であって、(1)バス
をBUPタイム・スロットと呼ばれるバス・サイクルに
時間的に分割するステップであって、該BUPタイム・
スロットの長さをBUPクロックを使用して定義したス
テップと、(2)前記BUPタイム・スロットをアクセ
ス・タイム・クロックを使用してさらに複数のアクセス
・タイム・スロットに分割するステップであって、該ア
クセス・タイム・クロックの発生回数は前記BUPクロ
ックの発生回数の倍数であるステップと、(3)各モジ
ュールについて、モジュールの優先度値を発生したアク
セス・タイム・スロットの数を表す値と比較するステッ
プと、(4)前記優先度値が発生したアクセス・タイム
・スロットの数を表す前記値と等しいとき、比較タイム
・パルスを生成するステップと、(5)前記比較タイム
・パルス、バス使用可能、およびバス要求信号に基づい
てバス使用可能信号を生成するステップと、(6)前記
バス使用可能信号を使用して仲裁ラインを低レベルにす
るステップとを備えたことを特徴とする。
【0034】請求項15記載の発明は、請求項14に記
載の仲裁方法において、前記BUPタイム・スロットの
開始時に各モジュールの前記優先度値を更新するステッ
プをさらに含むことを特徴とする。
【0035】請求項16記載の発明は、請求項14に記
載の仲裁方法において、前記BUPタイム・スロットは
パケットでデータの転送を可能にするだけの十分な長さ
であることを特徴とする。
【0036】請求項17記載の発明は、コンピュータ・
バスであって、該コンピュータ・バスに接続された複数
のモジュール間でデータを転送するためのコンピュータ
・バスにおいて、(a)ワード・ビットを転送するよう
に動作可能な各モジュールに接続された複数のデータ・
ラインと、(b)各モジュールに接続された単一仲裁ラ
インと、(c)各モジュールに接続され、バスをBUP
タイム・スロットと呼ばれるサイクル期間に時間的に分
割するように動作可能なバス・パケット(BUP)クロ
ックと、(d)各モジュールに接続され、前記BUPタ
イム・スロットをアクセス・タイム・スロットに分割す
るように動作可能なアクセス・タイム・クロックと、
(e)モジュール間でコンピュータ・バスへのアクセス
争奪が起こったときその仲裁を行い、前記BUPクロッ
クと、前記仲裁ラインと、前記アクセス・タイム・クロ
ックとに接続された手段とを備えたことを特徴とする。
【0037】請求項18記載の発明は、請求項17に記
載したコンピュータ・バスにおいて、前記仲裁を行う手
段は、(1)前記アクセス・タイム・クロックのパルス
をカウントし、カウントした該パルスの数を表す第1信
号を出力する第1手段と、(2)前記第1信号をモジュ
ールの優先度を表す番号と比較し、比較タイム・パルス
を出力する第2手段と、(3)前記第2手段に接続さ
れ、バス使用中信号に応答し、前記比較タイム・パルス
に応答して、バス使用可能信号を出力する第3手段と、
(4)前記第3手段に接続され、前記仲裁ラインに接続
され、前記バス使用可能信号に応答して、前記仲裁ライ
ンを低レベルにする第4手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0038】請求項19記載の発明は、請求項18に記
載のコンピュータ・バスにおいて、前記仲裁を行う手段
は、前記第2手段に接続され、前記モジュール・アクセ
ス番号を初期設定し、更新するための第5手段をさらに
備えたことを特徴とする。
【0039】
【作用】本発明によれば、バスは時間的にバス・パケッ
ト(Bus Packet)と呼ばれるバス・サイクル
期間、つまり、BUPタイム・スロットに分割されてい
る。BUPタイム・スロットとは、あるモジュールにア
クセスを許可する時間期間を定義したものである。BU
Pタイム・スロットは、アクセス・タイム・クロック信
号を用いて、アクセス・タイム・スロットにさらに分割
される。
【0040】本発明によれば、ディジタル・カウンタ
は、BUPクロックを用いてBUPタイム・スロットの
開始時にリセットされる。ディジタル・カウンタはアク
セス・タイム・クロックのパルスのカウントを始めるこ
とによって、アクセス・タイム・スロットをカウントす
る。カウンタの出力値はコンパレータ(比較器)に出力
される。
【0041】ステート・マシン(state mach
ine)はモジュールの優先度を指示し、優先度値をコ
ンパレータに出力する。コンパレータは優先度値をカウ
ンタ値と比較し、これらの値が一致していると、コンパ
レータは比較タイム・パルスを出力する。比較タイム・
パルスは、バスへのアクセスを最終的に要求する場合に
使用される。
【0042】各モジュールのコンパレータはカウントが
とられたアクセス・タイム・スロットの個数をそのモジ
ュールの優先度値と比較する。その結果、優先番号が小
さい(つまり、優先度が高い)モジュールに対しては、
比較タイム・パルスが他のモジュールよりも早く生成さ
れる。バス・アクセスを要求し、比較タイム・パルスを
生成した最初のモジュールは最終的に仲裁ラインを低
(low)にするので、他のモジュールはアクセスが拒
否されることになる。
【0043】優先度の高い(優先番号が小さい)モジュ
ールがバスへのアクセスをまだ要求していないで、仲裁
ラインを低にしていなければ、別のモジュールがバスを
要求すると、その要求モジュールの比較タイム・パルス
が使用されてバス使用可能(bus availabl
e)信号が生成される。このバス使用可能信号が仲裁ラ
インを低にするために使用されると、他のモジュールが
バス・アクセス権を取得することが禁止される。
【0044】バス仲裁は現在のBUPタイム・スロット
期間に行われて、次のBUPタイム・スロット時にどの
モジュールがバスへアクセスできるかが判断される。各
BUPタイム・スロットの開始時に、カウンタ値はその
初期値にリセットされるので、モジュールの優先度はい
くつかの優先度割当て方式に基づいて更新することがで
きる。各BUPタイム・スロットごとにモジュールの優
先度を設定するには、いくつかの優先度割当て方式が使
用可能である。いくつかの異なる優先度方式をシステム
に採用できるので、システムの柔軟性を最大にすること
ができる。
【0045】
【実施例】本発明のその他の特徴と利点については、本
発明の各種実施例の構造およびオペレーションと共に、
添付図面を参照して以下に詳しく説明する。なお、図面
において、同一要素または機能的に類似の要素は、同一
または類似参照符号を付けて示されている。さらに、参
照符号の左端桁の数字は参照符号が最初に現れる図面を
示している。
【0046】目次 1.本発明の概要 2.環境例 3.バス 4.バス仲裁 5.優先順位付け手法 6.モジュール・キャパシティの拡張 7.高速動作 1.本発明の概要 本発明は、柔軟性のある分散バス仲裁を含めて、パッケ
ージ化バス通信のためのシステムおよび方法を提供する
ことを目的としている。本発明によるバスは、データ転
送をパケットという単位で取り扱う構造になっている。
パケットはM個のワードから構成されている。ただし、
M個のワードの各々はNビット長になっている。
【0047】バスは分散仲裁方式を使用している。この
方式では、バス・アクセスを争奪する各モジュールはバ
ス仲裁ロジックをもっている。バス仲裁ロジックはモジ
ュールの優先度を判断するロジックと、モジュールにい
つバス・アクセスを許可するかをモジュールの優先度に
基づいて判断するロジックとから構成されている。
【0048】バス仲裁ロジックは、優先順位付け方式に
柔軟性をもたせる機能を備えている。本発明によれば、
いくつかの代替優先順位付け方式を採用することが可能
である。これらの方式を通して、システムの柔軟性と適
応性を向上している。
【0049】従って、本発明による仲裁は、各モジュー
ルに接続された単一のバス仲裁ラインだけを使用して実
現することが可能である。この単一バス仲裁ラインは、
次のバス・サイクル期間にバスへのアクセスが別のモジ
ュールにすでに許可されているかどうかを示すために使
用される。
【0050】2.環境例 本発明は、ネットワーク・パケット・スイッチとしての
機能をもつコンピュータ・システムで使用されることを
目的に開発されたものである。図1はネットワーク・パ
ケット・スイッチ100およびその代表的なインタフェ
ースとして構成されたコンピュータ・システムを示すブ
ロック図である。以下では、図1を参照して環境例を説
明する。この環境例のネットワーク・パケット・スイッ
チ100は2つの別々のバスを含んでいる。仮想パケッ
ト・バス102(以下VPB 102と呼ぶ)は、本発
明による高速仮想非同期転送モード(VATM)バスで
ある。もう1つのバスは標準VMEバス104であり、
これはローカルの低速ステータス(状況)および制御情
報を扱うために用意されたものである。
【0051】T−1フレーム・リレー・モジュール10
6は、最高4つまでのT−1フレーム・リレー・チャネ
ルを受け取って、これらのチャネルからのデータをパケ
ット化してATM(Asynchronous Tra
nsfer Mode−非同期転送モード)パケットに
入れる。トランク・インタフェース・モジュール(tr
unk interface module)108は
VPB 102からATMパケットを受け取る。このト
ランク・インタフェース・モジュールは標準T−3また
はSONET形式のATMパケットとのインタフェース
となって、トランスポートするものである。プロセッサ
・モジュール110はネットワーク要素管理機能を備
え、外部イーサネット(Ethernet)ネットワー
ク114とのインタフェースとなる。外部イーサネット
・ネットワーク114はノードにネットワーク管理イン
タフェースを提供する。デュアル冗長電源モジュール1
12はシステム電源を供給する。
【0052】ネットワーク・パケット・スイッチ100
の機能は、フレーム・リレー・サービス(Frame
Relay Service)や交換マルチ・メガビッ
ト・データ・サービス(Switched Multi
−Megabit DataService−SMD
S)などのネットワーク・データ・サービスのユーザを
発生源とするデータ・パケットを受け取り、そのデータ
・パケットをそのパケットのアドレスに従って他のネッ
トワーク・ノードに転送(route)することであ
る。さらに、ネットワーク・パケット・スイッチ100
は、パケット・スイッチのロケーションにアドレスされ
た他のノードからデータ・パケットを受け取る。本発明
の主題であるVPB 102は、T−1フレーム・リレ
ー・モジュール106などのユーザ・アクセス・モジュ
ールと、トランク・インタフェース・モジュール108
などのノード間通信リンク(一般にトランク(trun
k)と呼ばれる)との間でデータ・パケットを受け渡し
するための内部通信経路を提供する。多数のフレーム・
リレー・モジュール106の1つに置かれたユーザ・イ
ンタフェースから発生したパケットは、バスを経由して
トランク・モジュール108のいずれかに転送すること
も、フレーム・リレー・モジュール106経由で他のロ
ーカル・ユーザに転送することも可能である。
【0053】3.バス 図2の(A)は、本発明によるVPB 102を示す図
である。図2に示すように、VPB 102はデータ・
バス202、共通バス仲裁ライン204およびバス・パ
ケット(BUP)クロック・ライン206から構成され
ている。本発明の好適実施例では、VPB 102は複
数のモジュール208とのインタフェースとなるバック
プレーン・バスである。モジュール208は回路カード
にすることができ、その場合は、カード縁のコネクタを
使用してバックプレーンVPB102に差し込まれる。
また、モジュール208には、「環境例」の個所で述べ
たように、プロセッサ・モジュール110やトランク・
インタフェース・モジュール108などのモジュールを
含めることができる。
【0054】好適実施例では、データ・バス202は6
4ビット幅である(つまり、Nは64である)。この幅
にしたのは、VPB 102を53オクテット・パケッ
ト標準と互換性をもたせるためであり、他のシステム機
能用にビットに余裕をもたせるためである。仮想パケッ
ト・バスの好適実施例では、53オクテットATMパケ
ットを使用している。データ・バス幅を64ビットにす
ると、各パケットには7つのバス転送が必要であり、3
オクテットは追加ビットとして残しておくことができる
(7バス転送・各転送ごとに8オクテット−53オクテ
ット)。これらの余分のビットはいろいろな目的に使用
できる。例えば、パケット・エラー検出のためのエラー
訂正パリティ情報の搬送、ステータス情報の搬送などで
ある。データ・バス202を64ビット以外の幅にする
ことも可能である。
【0055】本発明によるVPB 102の独特の特徴
は、ワードをグループ単位(パケット)にしてデータ転
送を可能にすることである。パケットは、長さがMワー
ドとして定義されている。好適実施例では、パケット長
は7ワードである(つまり、Mは7である)。データ転
送をパケット単位で扱うために、バス・サイクルの長さ
はパケット長をカバーするように定義されている。従っ
て、本発明によるVPB 102は、パケット・タイミ
ング概念を用いてバス・サイクルを定義している。
【0056】図2の(B)は本発明によるVPB 10
2のパケット・タイミング概念図である。図2の(A)
および(B)を参照して、パケット・タイミング概念に
ついて説明する。BUPクロック・ライン206は、V
PBバス102上のすべてのモジュール208にBUP
クロック信号226を送る。BUPクロック信号226
は、時間的にVPB 102をバス・サイクル期間に分
割する。これらのバス・サイクル期間はBUPタイム・
スロット(time slot)と呼ばれる。BUPク
ロック信号226は、各BUPタイム・スロットの開始
を示すタイミング・パルスである。BUPタイム・スロ
ットの長さLはバス・パケット長Mを扱えるだけの長さ
になっている。バス・パケット長LはVPB 102の
最小データ転送時間単位である。VPB 102上のす
べてのパケット転送は、BUPクロック信号226で定
義されたBUPタイム・スロット期間内に行われる。
【0057】従って、M=7とした好適実施例では、バ
ス・パケット長Lは、7個のNビット・ワード228が
その時間内に転送できるように選択されている。従っ
て、データ・バス202は、Nビットの幅と、バス・パ
ケット長Lで定義した長さの期間とで表して定義するこ
とができる。
【0058】4.バス仲裁 本発明によれは、バス仲裁は分散仲裁方式で処理され
る。バス上の各モジュールには仲裁回路が実装されてい
る。この仲裁回路は、そのモジュールが次のBUPタイ
ム・スロット期間にバスをアクセスできるかどうかを、
現BUPタイム・スロット期間に判断する。仲裁回路
は、現在のモジュール優先度を判断するための論理要素
(logical element)と、その優先度に
基づいてバス・アクセスを許可するかどうかを判断する
論理要素とを含んでいる。モジュール優先度を更新する
ための回路も実装されている。仲裁回路には、BUPク
ロック226とアクセス・タイム・クロックが入力され
る。
【0059】現BUPタイム・スロット期間に、仲裁回
路はアクセス・タイム・クロック信号のパルスをカウン
トすることを開始する。仲裁回路は、カウントをとった
値を現在のモジュール優先度と比較する。カウント値が
モジュール優先度と等しいときは、次の2条件が満足さ
れていれば、そのモジュールは次のBUPタイム・スロ
ット期間にバスへアクセスすることが許可される。2条
件とは、(i)そのモジュールはアクセスを要求してい
ること、(ii)バスが優先度の高いモジュールから要
求されていないこと、である。モジュールにバスへのア
クセスが許可されると、そのモジュールは現BUPタイ
ム・スロットが経過するまで、仲裁ラインを低(lo
w)にする。仲裁ラインが低のときは、他のどのモジュ
ールにも、次のBUPタイム・スロット期間、アクセス
は許可されない。
【0060】図3は、本発明による仲裁回路を示す概略
図である。図3に示すように、バス・アービタ(bus
arbiter)300は共通バス仲裁ライン204
と、アクセス・タイム・クロック308と、BUPクロ
ック信号226とに結ばれている。
【0061】バス・アービタ300は7つの論理要素か
ら構成されている。以下、これらの論理要素について説
明する。バス・アービタ300はステート・マシン(s
tate machine)302を含んでいる。ステ
ート・マシン302はモジュールの優先度をディジタル
形式で示すために使用される。また、バス・アービタ3
00はカウンタ304とコンパレータ(比較器)306
も含んでいる。カウンタ304はアクセス・タイム・ク
ロック308のエッジ(縁)をカウントする。好適実施
例では、カウンタ304は初期値から始まり、アクセス
・タイム・クロック信号308が正向きになるたびにそ
の値をインクリメントする。カウンタ値はカウンタ値信
号354として出力される。カウンタ304は、BUP
クロック信号226によって初期値にリセットされる。
別の実施例として、カウンタ304をインクリメントさ
せるのではなく、デクリメントさせることも、負向きに
なったときカウンタ304がそれに応答するようにする
ことも可能である。
【0062】コンパレータ306はステート・マシン3
02から与えられたモジュール優先度を、カウンタ値信
号354と突き合わせて比較する。
【0063】バッファ310は仲裁ライン204をモニ
タ(監視)するために使用され、バスへのアクセスが次
のBUPタイム・スロット期間にまだ可能であるかどう
かが判断される。仲裁ライン204が高(high)な
らば、バスは次のBUPタイム・スロット期間にまだ使
用可能である。しかるに、仲裁ライン204が低なら
ば、次のタイム・スロット期間にバスをすでに要求して
いるモジュールが別にいることを意味する。
【0064】フリップフロップ314は、カウンタ30
4がステート・マシン302から通知されたモジュール
優先度までに達したとき、バスが次のBUPタイム・ス
ロット時にまだ使用可能になっていれば、セットされ
る。フリップフロップ314がセットされ、モジュール
が次のBUPタイム・スロット期間にバス・アクセスを
要求しているときは、トランジスタ316はターン・オ
ンする。トランジスタ316がターン・オンすると、仲
裁ライン204は低になるので、他のモジュールは次の
BUPタイム・スロット期間にバスをアクセスすること
が禁止される。
【0065】ステート・マシン302には、モジュール
の初期優先度を示す初期値が初期値信号366によって
ロードされる。モジュールの優先度値は各BUPタイム
・スロットごとに更新信号368によって更新すること
が可能である。
【0066】図4および図5は、本発明によるバス・ア
ービタ300の動作を示すフローチャートである。図6
は、本発明のバス・アービタ300の種々信号間の時間
的関係を示すタイミング図である。以下、図3、図4、
図5、および図6を参照して、バス・アービタ300の
動作について説明する。なお、以下では、あるモジュー
ルを例にして、そのバス・アービタ300の動作を、他
のモジュールのバス・アービタ300に起こる事象(イ
ベント)と関連づけて説明する。各モジュールのバス・
アービタ300の動作の仕方は同じである。
【0067】ステップ402において、時刻τ=0のと
き、BUPクロック信号226のBUPクロック・パル
ス502が現れると、現BUPタイム・スロットが開始
される。この現BUPタイム・スロット期間の時間は、
次のBUPタイム・スロット期間にどのモジュールにバ
スへのアクセスを許可するかを判断するために使用され
る。次のBUPタイム・スロットは時刻τ=2に開始す
る。さらに、BUPクロック・パルス502が現れる
と、カウンタ304は初期値にリセットされ、フリップ
フロップ314がリセットされる。また、BUPクロッ
ク・パルス520が現れると、ステート・マシン302
は、初期値信号366で判断された初期優先度値に、あ
るいは更新信号368で判断された更新優先度値にセッ
トされる。
【0068】ステップ404において、カウンタ304
は、アクセス・タイム・クロック308のパルスをカウ
ントすることを開始する。アクセス・タイム・クロック
308のクロック速度は、BUPクロック226より高
速になっている。従って、カウンタ304は、図6に示
すように、各BUPタイム・スロットを一定数の短時間
タイム・スロットに分割することを基本にしている。こ
れらのタイム・スロットの長さは、アクセス・タイム・
クロック308の期間によって定義される。例えば、ア
クセス・タイム・クロック308のクロック速度がBU
Pクロック226よりも16倍高速であれば、カウンタ
304はBUPタイム・スロット期間内に16回インク
リメント(またはデクリメント)することになる。従っ
て、この例では、カウンタ304はBUPタイム・スロ
ットを16セグメントに分割することになる。
【0069】カウンタ304はアクセス・タイム・クロ
ック308のパルス504をその初期値からカウントす
ることを始め、カウンタ値信号354をコンパレータ3
06へ出力する。カウンタ304は、次のBUPクロッ
ク・パルスが現れて、カウンタ304がその初期値にリ
セットされるまで、パルス354のカウントを続ける。
リセットされたカウンタ304は、その初期値からカウ
ントすることを再び始める。好適実施例では、カウンタ
値信号354はディジタル・ワード形式になっている。
ワードの幅はカウンタ304が到達する最大値が収まる
ように選択されている。この最大値はアクセス・タイム
・クロック308の発生回数とBUPクロック226の
発生回数との比率で定義することができる。
【0070】ステート・マシン302は、BUPタイム
・スロット全期間を通してモジュールの優先度を継続的
に示している。ステート・マシンはモジュール優先度値
信号352(タイム・アクセス・ステート352とも呼
ばれる)をコンパレータ306へ出力する。バス上の各
モジュールは、どのBUPタイム・スロット時において
も、固有のタイム・アクセス・ステート352をもって
いる。好適実施例では、モジュールのタイム・アクセス
・ステート352はディジタル・ワード形式で示され
る。このディジタル・ワードの幅は、各モジュールごと
に固有のタイム・アクセス・ステート352が表せるだ
けの幅になっている。
【0071】カウンタ304がパルス504をカウント
しているとき、コンパレータ306はカウンタ値信号3
54を、ステート・マシン302から通知されたタイム
・アクセス・ステート352と比較している。
【0072】ステップ406において、カウンタ値信号
354がタイム・アクセス・ステート352(つまり、
優先度値)と一致していると、コンパレータ306は比
較タイム・パルス506をコンパレータ出力信号経路3
56上に送出する。比較タイム・パルス506は、カウ
ンタ304がモジュールのタイム・アクセス・ステート
352までに達したことを示している。この事象が起こ
ったことは、図6に時刻τ=1で示されている。
【0073】上例のように、アクセス・タイム・クロッ
ク308がBUPタイム・スロットを16セグメントに
分割する場合は、16個の離散カウント(distin
ctcounts)が1BUPタイム・スロットでカウ
ンタ304から出力される。従って、この例では、16
モジュールが固有のタイム・アクセス・ステート352
をもつことができる。これらの固有タイム・アクセス・
ステート352の各々はBUPタイム・スロットにおけ
る固有のタイム・アクセス・ウィンドウを定義してい
る。
【0074】ステップ408において、問題のモジュー
ルよりも優先度が高い別のモジュールが次のBUPタイ
ム・スロット期間にバスへのアクセスを要求していれ
ば、仲裁ライン204はすでに低状態にあるので(後述
する)、仲裁プロセスは完了している。問題のモジュー
ルは次のタイム・スロット期間にはアクセスが許可され
ない。仲裁プロセスは、BUPクロック226の次のB
UPクロック・パルス502と共に、再びステップ40
2から開始される。他方、バスが次のBUPタイム・ス
ロット期間にまだ使用可能であれば、バス・アービタ3
00はステップ410から仲裁プロセスを継続する。ス
テップ408は以下でもっと詳しく説明する。
【0075】ステップ410において、比較タイム・パ
ルス506は入力ポートSからフリップフロップ314
に入力される。比較タイム・パルス506はフリップフ
ロップ314の出力ポートQを高(high)にセット
する。この結果、フリップフロップの出力信号360は
高状態に遷移する。
【0076】ステップ412において、モジュールが次
の仲裁期間にバスへのアクセスを要求していなければ、
バス要求信号362は低であるので、このモジュールの
仲裁プロセスは終了する。仲裁は、BUPクロック22
6の次のBUPクロック・パルス502が現れると、ス
テップ402から再開される。
【0077】しかるに、モジュールが次の仲裁期間にバ
スへのアクセスを要求しているときは、モジュールは高
状態バス要求信号362を要求する。ステップ414に
おいて、高フリップフロップ出力信号360と高状態バ
ス要求信号362がANDゲート320に入力される
と、バス使用可能信号364は高状態に遷移する。バス
使用可能信号が高になると、トランジスタ316がター
ン・オンする。トランジスタ316のコレクタはバス仲
裁ライン204に接続され、ソースは接地される。バス
仲裁ライン204は、プル・アップ抵抗(pull−u
p resistor)がVccに接続されるので高のま
ま維持される。従って、トランジスタ316がそのベー
スに現れたバス使用可能信号364によってターン・オ
ンすると、バス仲裁ライン204は接地状態になる。バ
ス仲裁ライン204が低のときは、他のどのモジュール
にもバスへのアクセスが許可されない。
【0078】さらに、バス使用可能信号364は、次の
BUPタイム・スロット期間にモジュールにバスへのア
クセスが許可されたことをモジュールに通知する。
【0079】好適実施例では、トランジスタ316はバ
イポーラ・トランジスタが使用されている。説明するま
でもなく、電気的スイッチング・デバイスが十分に高速
ならば、どのタイプのデバイスを使用しても、トランジ
スタ316と同一の機能が得られる。別タイプのスイッ
チング・デバイスとしては、仲裁ラインを接地状態にす
る機能をもつMOS電界効果トランジスタ・デバイスや
標準ロジック・ゲートがある。
【0080】ステップ416において、時刻τ=2のと
き、アクセスが許可されたモジュールはバス経由でその
パケットを送信する。この時点で、仲裁プロセスはステ
ップ402から再び始まる。BUPクロック226のパ
ルス502が現れると、カウンタ304はその初期値に
リセットされ、ステート・マシン302の優先度が更新
され(あるいはリセットされ)、フリップフロップ31
4がリセットされる。フリップフロップ314がリセッ
トされると、フリップフロップ出力信号360は低にな
る。これにより、バス使用可能信号364は低になるの
で、トランジスタ316はターン・オフする。トランジ
スタ316がターン・オフすると、バス仲裁ライン20
4はプル・アップ抵抗322によって高に維持される。
【0081】ステップ408で上述したように、優先度
が高い他のモジュールがアクセスを要求していない場合
を除き、問題のモジュールにはバスへのアクセスが許可
されない。以下では、この判断がどのように行われるか
について詳しく説明する。各モジュールのカウンタ30
4はアクセス・タイム・クロック308のパルス504
をカウントしている。一実施例では、カウンタ304は
アップカウンタ(upcounter)が使用され、初
期値を0としてそのカウントを開始する。従って、タイ
ム・アクセス・ステート352が他のモジュールより低
いモジュールは、タイム・アクセス・ステート352が
高いモジュールよりも前にその比較タイム・パルス50
6を生成する。比較タイム・パルス506を最初に生成
し、高状態バス要求信号362でバスを要求したモジュ
ールは、上述したように仲裁ライン204を低状態にす
る。次のBUPタイム・スロット期間にそのモジュール
にアクセスが許可される。従って、他のモジュールに対
してはアクセスはすべて禁止されることになる。
【0082】あるモジュールが仲裁ライン204を低状
態にすると、各バス・アービタ300に置かれているバ
ッファ310は、低状態バス使用中信号358をAND
ゲート318の入力端子に付与する。この低状態バス使
用中信号358は、比較タイム・パルス506がフリッ
プフロップ314をセットするのを禁止する。従って、
あるモジュールが仲裁ライン204を低状態にすると、
他のモジュールがそのフリップフロップ出力信号360
を高にセットし、高状態バス使用可能信号364を生成
し、次のBUPタイム・スロット期間にバスをアクセス
することが禁止される。
【0083】別の実施例によれば、バス・アービタ30
0を別の方法で実現することも可能である。例えば、フ
リップフロップ314をJKフリップフロップにして、
比較タイム・パルス506でクロックをとることが可能
である。この実施例では、J入力はバス要求信号362
となる。従って、バス要求信号362が高のとき、比較
タイム・パルス506が現れると、Q出力は高信号とな
る。この場合も、JKフリップフロップはBUPクロッ
ク226でリセットされる。
【0084】さらに別の実施例によれば、カウンタ30
4の代わりにステート・マシンを使用し、ステート・マ
シン302を省いてバス・アービタ300を実現するこ
とも可能である。図7は、この別実施例によるバス・ア
ービタ300を示す図である。図7に示すように、モジ
ュール・アクセス番号652はハード布線によってコン
パレータ306に入力される。モジュール・アクセス番
号652は各モジュール別に固有になっている。各モジ
ュールは固有初期値656でステート・マシン602を
初期設定する。アクセス・タイム・クロック308のパ
ルスによって、ステート・マシン602はクロックがと
られる。アクセス・タイム・クロック308のパルスが
現れるたびに、ステート・マシン出力654はインクリ
メントする。コンパレータ306はステート・マシン出
力654をモジュール・アクセス番号652と比較す
る。番号が一致していれば、比較タイム・パルス506
が生成される。この比較タイム・パルス506は、好適
実施例の場合と同じように、バス仲裁ライン204を低
状態にするために使用される。BUPクロック信号22
6のパルス502は、新しいBUPタイム・スロットが
開始されるつど、ステート・マシンをインクリメントし
て新しい状態にする。
【0085】再び図3において、さらに別実施例によれ
ば、バス使用中信号356は(図示のANDゲート31
8に供給される代わりに)カウンタ304に直接に転送
される。この別実施例では、カウンタ304は、バス使
用中信号358が低状態のときカウントが禁止される。
従って、ANDゲート318は不要である。
【0086】さらに別実施例によるバス・アービタ30
0では、バス要求信号362をANDゲート318に入
力して、バス・アクセスを許可または禁止しているの
で、ANDゲート320が不要になっている。
【0087】以上説明した代替実施例は、本発明による
バス仲裁回路の多数の実施例のうちの一部にすぎず、こ
れらはすべて機能的には同等のものである。
【0088】5.優先順位付け手法 本発明のバス仲裁によれば、モジュール優先度を柔軟に
割り当て、更新することができる。モジュール優先度を
決定する優先順位付け(prioritizatio
n)手法は多数の方法が可能である。コンピュータ・シ
ステムの要件に基づいて異種優先順位付け方式を採用し
て、システム・パフォーマンスを最適化することができ
る。以下では、これらの優先順位付け手法の例につい
て、その概要を説明する。
【0089】再び図3において、前述したように、モジ
ュールの優先度はステート・マシン302によって制御
される。ステート・マシン302は、モジュール優先度
を示すタイム・アクセス・ステート352を出力する。
最も単純な構成では、ステート・マシンは固定したハー
ド布線番号になっている。この構成では、各モジュール
には、固有の固定優先番号(タイム・アクセス・ステー
ト352)が割り当てられている。この優先度は、いく
つかの異なるストラテジ(strategy)に従って
割り当てることができる。例えば、各モジュールの優先
番号は、バス上のモジュールのロケーションに従って割
り当てることが可能である。
【0090】好適実施例では、ステート・マシン302
は、各BUPクロック・パルス502が現れるたびに更
新されるような形で実現されている。すべてのモジュー
ルにおけるステート・マシン302は、タイム・アクセ
ス・ステート352が各モジュールに対して一意的にな
るように同期がとられ、および同一になっていなければ
ならない。
【0091】各BUPクロック・パルス502ごとにモ
ジュール優先度を決定するための優先度方式は様々なも
のが実現可能である。これらの各種方式の実現は、ステ
ート・マシン320が実現されている態様を変更するこ
とによって達成される。一例として、モジュロNカウン
タをステート・マシン302として使用すると、単純な
優先度方式が実現できる。この方式では、モジュロNカ
ウンタはモジュール番号で初期設定される。この初期設
定は、初期設定信号366をステート・マシン302に
送ることによって行われる。初期設定されたあと、すべ
てのモジュールのモジュロNカウンタは、各BUPスロ
ットごとにBUPクロック・パルス502に現れるとデ
クリメントする。従って、各BUPタイム・スロットの
あと、各モジュールの優先度は1ずつ増えていく。ある
モジュールがバスを要求し、あるBUPタイム・スロッ
ト期間にバスを獲得すると、モジュール・タイム・アク
セス・ウィンドウは、BUPクロック・パルス502が
モジュロNカウンタをデクリメントしたとき、1アクセ
ス・タイムだけ遅れて移動する。最低優先度タイム・ア
クセス・ステートをもっていたモジュールは、最高優先
度に移され、他のモジュールはすべて優先度が減少す
る。
【0092】別の方法として、「ラウンド・ロビン」
(round robin)方式を実現することも可能
である。この方式は、VPBを獲得したモジュールのア
クセス・ステートを最低優先度(最終タイム・アクセ
ス)に移し、低い優先度をもっていたすべてのモジュー
ルの優先度をデクリメントすることによって実現され
る。この場合、バスを獲得したモジュールより遅れたア
クセス・ステートをもつモジュールはそのステートをイ
ンクリメントし、高い優先度をもつモジュールは現ステ
ートを維持し、最近のバス・ユーザは最終アクセス・タ
イムに移ることになる。ステート・マシンと結ばれた更
新ラインはステート・マシンを制御する。
【0093】疑似乱数列(pseudo random
sequence−PRS)ジェネレータを使用し
て、アクセス・タイム・ステートを生成することも可能
である。すべてのモジュールが同一のPRSジェネレー
タをもち、各モジュールがそのモジュール番号などの一
意的なステートでジェネレータを初期設定するようにす
れば、すべてのPRSジェネレータは各BUPスロット
ごとにインクリメントし、すべてのモジュールには同一
の長期平均バス優先度が与えられることになる。ステー
ト・マシンは、各モジュールに対して一意的なステート
を生成し、初期設定によって同期をとることができるマ
シンならば、どのようなマシンでも構わない。その1つ
として、テーブル・ルックアップ(table loo
kup)方法がある。
【0094】6.モジュール・キャパシティの拡張 これまでに述べてきた仲裁手法によれば、バス・アクセ
スを争奪できる複数のモジュールは、アクセス・タイム
・クロックとBUPクロックとの比率によって制限され
ている。言い換えれば、バス・アクセスを争奪できるモ
ジュールの個数は1バス・タイム・スロット内で作成で
きるアクセス・タイム・ウィンドウの個数に制限されて
いる。
【0095】実現という観点から見たとき、望ましいこ
とは、アクセス・タイム・クロックとBUPタイム・ク
ロックとの比率を最小化することである。しかし、その
ようにすると、システム構成に含めることができるモジ
ュールの個数が制限されることになる。
【0096】この制限は、モジュールをグループ化する
ことにより解消することができる。この実現方法では、
各モジュール・グループごとに1つの仲裁ラインが用意
される。これらの仲裁ラインは、個別のモジュール優先
度だけでなく、グループ優先度を判断するためにも使用
される。
【0097】図8は、それぞれが2つのグループに属す
る2つのモジュールを示している。以下では、グループ
優先度の考え方を、2つのモジュール・グループを例に
して説明する。この考え方を任意の個数のモジュール・
グループまで拡張する方法は、当業者に自明のことであ
る。図8に示すように、モジュールA1はグループに属
し、モジュールB1はグループBに属している。2つの
仲裁ライン704A、704Bは、それぞれグループA
に属するすべてのモジュールおよびグループBに属する
すべてのモジュールに結ばれている。説明を簡単にする
ために、各グループのモジュールは1つだけが示されて
いる。
【0098】各モジュールはグループ優先度ロジック7
02を含んでいる。グループ優先度ロジック702は、
グループ間でバスを争奪するという競合を解決するため
に使用される。
【0099】優先度信号732はグループ優先度ロジッ
ク702に入力される。この優先度信号732はグルー
プの優先度を示している。各グループは優先度信号73
2で表された一意的な優先度値をもっている。
【0100】グループBに属するすべてのモジュール
は、上述した好適実施例で説明したようにバスへのアク
セスを争奪する。例えば、グループBが最高優先度をも
つとすると、グループB内のあるモジュールにバスへの
アクセスが許可されると、仲裁ライン704Bはトラン
ジスタ706によって低状態にされる。仲裁ライン70
4Bが低状態になると、低状態信号がグループA内のバ
ッファ708Aに送られる。この低状態信号は入力端Q
からグループ優先度ロジック702Aに入力される。こ
の低状態信号がグループ優先度ロジック702Aの入力
端Qに現れると、グループAに属するモジュールは、ト
ランジスタ706Aをターン・オンして仲裁ライン70
4Aを低状態にすることが禁止される。
【0101】7.高速動作 仲裁ラインの速度は、本発明による仮想パケット・バス
の全体速度を決める重要な要因になっている。仲裁ライ
ンを光ファイバで構築すれば、バンド幅の利用効率を向
上することができる。図9は、光ファイバを使用した仲
裁ラインの構築例である。図9を参照して、光ファイバ
実現例を説明する。仲裁ライン802は光ファイバを用
いて構築されている。光ファイバはインコヒーレント光
ファイバで、もっと簡単に言えば、光パイプ(opti
cal light pipe)で実現することが可能
である。光ファイバ仲裁ライン802は光カプラ(op
tical coupler)804を用いた仲裁回路
に接続されている。ホトダイオード(発光ダイオード−
LED)808は電流を光信号810に変換する。光信
号810は光カプラ804を介して仲裁ライン802上
に送出される。従って、高状態バス使用可能信号364
によってトランジスタ316がターン・オンすると(上
述した実施例と同じ)、電流がLED 808に流れ
る。その結果、LED 808から出力された光は仲裁
ライン802上に送出される。従って、次のBUPタイ
ム・スロット期間にモジュールにアクセスが許可された
ときは、光が仲裁ライン802に現れることになる。
【0102】ホトダイオード812は光カプラ804か
ら光エネルギを受光する。仲裁ライン802に光が存在
しないと、ホトダイオード812の電流は、暗流レベル
と呼ばれるレベルまで減少する。暗流レベルまで減少す
ると、Vccからの電流はアースに流れないので、論理高
レベルがバッファ310の入力に現れる。
【0103】他方、光が仲裁ライン802に存在する
と、ホトダイオード812からVCC電流がアースに流れ
るので、低状態信号がバッファ310の入力に現れる。
【0104】8.結論 以上、本発明の各種実施例について説明してきたが、こ
れらは単なる例であり、上述した実施例に限定されるも
のではない。従って、本発明の範囲は上述した実施例に
限定されるものではなく、その範囲は、特許請求の範囲
に記載された特徴事項に明確化されている通りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の環境例においてネットワーク通信ノー
ドとして働くコンピュータ・システムを示すブロック図
である。
【図2】(A)は本発明による仮想パケット・バスの構
造を示すブロック図、(B)は仮想パケット・バスをB
UPタイム・スロットに分割した様子を示すタイミング
図である。
【図3】本発明の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図5】図4と共に本発明の動作を示すフローチャート
である。
【図6】本発明の実施例による仲裁回路の主要タイミン
グ信号が時間的に配置されている様子を示すタイミング
図である。
【図7】カウンタを使用しないで構築された本発明の別
実施例を示す図である。
【図8】モジュール・グループ内に配置されたモジュー
ル間の仲裁を示すブロック図である。
【図9】光ファイバ仲裁ラインを使用して本発明による
仲裁回路を実現した例を示す図である。
【符号の説明】
100 ネットワーク・パケット・スイッチ 102 仮想パケット・バス(VPB) 104 標準VMEバス 106 T−1フレーム・リレー・モジュール 108 トランク・インタフェース・モジュール 110 プロセッサ・モジュール 112 デュアル冗長電源モジュール 114 外部イーサネット・ネットワーク 202 データ・バス 204 共通バス仲裁ライン 206 バス・パケット(BUP)クロック・ライン 208 モジュール 226 BUPクロック 300 バス・アービタ(仲裁回路) 302 ステート・マシン 304 カウンタ 306 コンパレータ 308 アクセス・タイム・クロック 310 バッファ 314 フリップフロップ 316 トランジスタ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ・バスに接続された複数の
    モジュール間でデータを転送するためのコンピュータ・
    バスにおいて、 (a)ワード・ビットを転送するように動作可能な各モ
    ジュールに接続された複数のデータ・ラインと、 (b)各モジュールに接続された単一仲裁ラインと、 (c)各モジュールに接続され、バスをBUPタイム・
    スロットと呼ばれるサイクル期間に時間的に分割するよ
    うに動作可能なバス・パケット(BUP)クロックと、 (d)各モジュールに接続され、前記BUPタイム・ス
    ロットをアクセス・タイム・スロットに分割するように
    動作可能なアクセス・タイム・クロックと、 (e)バス上の各モジュール用に設けられ、前記BUP
    クロックと、前記仲裁ラインと、前記アクセス・タイム
    ・クロックとに接続されて、複数のモジュール間のバス
    争奪を仲裁するように構成された仲裁回路とを備えたこ
    とを特徴とするコンピュータ・バス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンピュータ・バスに
    おいて、前記BUPタイム・スロットは、多数のワード
    からなるパケットが1つの該BUPタイム・スロット期
    間にモジュール間で転送できるだけの十分な時間期間で
    あることを特徴とするコンピュータ・バス。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のコンピュータ・バスに
    おいて、各モジュールの前記仲裁回路は、 (1)前記BUPクロックに接続された入力と、コンパ
    レータに接続された出力とをもつステート・マシンと、 (2)前記ステート・マシンに接続された入力と、フリ
    ップフロップに接続された出力とをもち、比較タイム・
    パルスを出力するように構成された前記コンパレータ
    と、 (3)前記コンパレータに接続され、前記仲裁ラインか
    ら入力されたバス使用中(busy)信号に応答する第
    1入力と、バス使用可能信号を出力する出力とをもつ前
    記フリップフロップと、 (4)前記フリップフロップの出力に接続されたベース
    と、アースに接続されたエミッタと、仲裁ラインに接続
    されたコレクタとをもち、モジュールが前記バス使用可
    能信号を肯定したとき仲裁ラインを低状態にするように
    動作可能なトランジスタとを備えたことを特徴とするコ
    ンピュータ・バス。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のコンピュータ・バスに
    おいて、 前記仲裁回路は、前記BUPクロックに接続された第1
    入力と、前記アクセス・タイム・クロックに接続された
    第2入力と、前記コンパレータに接続された出力をもつ
    カウンタとをさらに備え、該カウンタは、該アクセス・
    タイム・クロックのパルスをカウントし、該BUPクロ
    ックのパルスが現れるとリセットし、カウンタ値信号を
    出力するように構成され、 前記ステート・マシンは優先度値信号を前記コンパレー
    タに出力するように構成されたことを特徴とするコンピ
    ュータ・バス。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のコンパレータ・バスに
    おいて、前記仲裁回路は、前記フリップフロップに接続
    され、バス要求信号に応答すると共に、該フリップフロ
    ップの該出力に応答し、モジュールがバス・アクセスを
    要求しているときのみ前記バス使用可能信号を出力する
    ANDゲートをさらに備えたことを特徴とするコンピュ
    ータ・バス。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のコンピュータ・バスに
    おいて、前記コンパレータはANDゲートを介して前記
    フリップフロップに接続され、該ANDゲートは前記仲
    裁ラインに接続された入力をもつことを特徴とするコン
    ピュータ・バス。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載のコンピュータ・バスに
    おいて、前記仲裁ラインに接続され、前記バス使用中信
    号を出力するように構成されたバッファをさらに備えた
    ことを特徴とするコンピュータ・バス。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載のコンピュータ・バスに
    おいて、前記コンパレータはモジュール・アクセス番号
    を受け取るように構成された入力をもち、前記ステート
    ・マシンはインクリメントした出力を出力するように構
    成され、該ステート・マシンはさらに初期設定値を受け
    取るように構成されたことを特徴とするコンピュータ・
    バス。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のコンピュータ・バスに
    おいて、前記仲裁回路は、前記フリップフロップと前記
    トランジスタとに接続され、バス要求信号に応答すると
    共に、該フリップフロップの該出力に応答して、モジュ
    ールがバス・アクセスを要求しているときだけ前記バス
    使用可能信号を出力するANDゲートをさらに備えたこ
    とを特徴とするコンピュータ・バス。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載のコンピュータ・バス
    において、前記コンパレータはANDゲートを介して前
    記フリップフロップに接続され、該ANDゲーチは前記
    仲裁ラインに接続された入力をもつことを特徴とするコ
    ンピュータ・バス。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載のコンピュータ・バス
    において、前記仲裁ラインとVcc間に接続され、前記ト
    ランジスタがターン・オンしていなければ、該仲裁ライ
    ンを高レベルに維持するように構成されたプル・アップ
    抵抗をさらに備えたことを特徴とするコンピュータ・バ
    ス。
  12. 【請求項12】 請求項3に記載のコンピュータ・バス
    において、前記仲裁ラインは光ファイバ・ケーブルであ
    り、前記仲裁回路はさらに、 (5)Vccと前記トランジスタ間に接続され、該トラン
    ジスタが前記バス使用可能信号によってターン・オンし
    たとき光を放出するように構成された第1ホトダイオー
    ドと、 (6)Vccとアース間に接続され、光ファイバ仲裁ライ
    ン上の光によってターン・オンしたとき低レベル・バス
    使用中信号を出力するように構成された第2ホトダイオ
    ードと、 (7)前記第1ホトダイオードからの光を光フィバ仲裁
    ラインに結合し、光ファイバ仲裁ラインから出た光を前
    記第2ホトダイオードに結合するために光カプラとを備
    えたことを特徴とするコンピュータ・バス。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載のコンピュータ・バス
    において、モジュールの各々に接続され、モジュール・
    グループ間の仲裁を行うための複数の仲裁ラインをさら
    に備え、前記仲裁回路は前記仲裁ラインの少なくとも1
    つに接続されたグループ仲裁ロジックをさらに備えたこ
    とを特徴とするコンピュータ・バス。
  14. 【請求項14】 複数のモジュール間で仲裁ラインから
    なるコンピュータ・バスの争奪が行ったとき、その仲裁
    を行う方法であって、 (1)バスをBUPタイム・スロットと呼ばれるバス・
    サイクルに時間的に分割するステップであって、該BU
    Pタイム・スロットの長さをBUPクロックを使用して
    定義したステップと、 (2)前記BUPタイム・スロットをアクセス・タイム
    ・クロックを使用してさらに複数のアクセス・タイム・
    スロットに分割するステップであって、該アクセス・タ
    イム・クロックの発生回数は前記BUPクロックの発生
    回数の倍数であるステップと、 (3)各モジュールについて、モジュールの優先度値を
    発生したアクセス・タイム・スロットの数を表す値と比
    較するステップと、 (4)前記優先度値が発生したアクセス・タイム・スロ
    ットの数を表す前記値と等しいとき、比較タイム・パル
    スを生成するステップと、 (5)前記比較タイム・パルス、バス使用可能、および
    バス要求信号に基づいてバス使用可能信号を生成するス
    テップと、 (6)前記バス使用可能信号を使用して仲裁ラインを低
    レベルにするステップとを備えたことを特徴とする仲裁
    方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の仲裁方法におい
    て、前記BUPタイム・スロットの開始時に各モジュー
    ルの前記優先度値を更新するステップをさらに含むこと
    を特徴とする仲裁方法。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の仲裁方法におい
    て、前記BUPタイム・スロットはパケットでデータの
    転送を可能にするだけの十分な長さであることを特徴と
    する仲裁方法。
  17. 【請求項17】 コンピュータ・バスであって、該コン
    ピュータ・バスに接続された複数のモジュール間でデー
    タを転送するためのコンピュータ・バスにおいて、 (a)ワード・ビットを転送するように動作可能な各モ
    ジュールに接続された複数のデータ・ラインと、 (b)各モジュールに接続された単一仲裁ラインと、 (c)各モジュールに接続され、バスをBUPタイム・
    スロットと呼ばれるサイクル期間に時間的に分割するよ
    うに動作可能なバス・パケット(BUP)クロックと、 (d)各モジュールに接続され、前記BUPタイム・ス
    ロットをアクセス・タイム・スロットに分割するように
    動作可能なアクセス・タイム・クロックと、 (e)モジュール間でコンピュータ・バスへのアクセス
    争奪が起こったときその仲裁を行い、前記BUPクロッ
    クと、前記仲裁ラインと、前記アクセス・タイム・クロ
    ックとに接続された手段とを備えたことを特徴とするコ
    ンピュータ・バス。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載したコンピュータ・
    バスにおいて、前記仲裁を行う手段は、 (1)前記アクセス・タイム・クロックのパルスをカウ
    ントし、カウントした該パルスの数を表す第1信号を出
    力する第1手段と、 (2)前記第1信号をモジュールの優先度を表す番号と
    比較し、比較タイム・パルスを出力する第2手段と、 (3)前記第2手段に接続され、バス使用中信号に応答
    し、前記比較タイム・パルスに応答して、バス使用可能
    信号を出力する第3手段と、 (4)前記第3手段に接続され、前記仲裁ラインに接続
    され、前記バス使用可能信号に応答して、前記仲裁ライ
    ンを低レベルにする第4手段とを備えたことを特徴とす
    るコンピュータ・バス。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のコンピュータ・バ
    スにおいて、前記仲裁を行う手段は、前記第2手段に接
    続され、前記モジュール・アクセス番号を初期設定し、
    更新するための第5手段をさらに備えたことを特徴とす
    るコンピュータ・バス。
JP5201652A 1992-08-14 1993-08-13 コンピュータ・バスおよび仲裁方法 Pending JPH07295924A (ja)

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