JPH0366358A - 生体信号計測装置 - Google Patents

生体信号計測装置

Info

Publication number
JPH0366358A
JPH0366358A JP1202186A JP20218689A JPH0366358A JP H0366358 A JPH0366358 A JP H0366358A JP 1202186 A JP1202186 A JP 1202186A JP 20218689 A JP20218689 A JP 20218689A JP H0366358 A JPH0366358 A JP H0366358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analysis
section
histogram
waveform
abnormal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1202186A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Go
郷 崇文
Tadashi Fujii
正 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP1202186A priority Critical patent/JPH0366358A/ja
Priority to US07/557,766 priority patent/US5056527A/en
Priority to EP19900114893 priority patent/EP0411644A3/en
Publication of JPH0366358A publication Critical patent/JPH0366358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/316Modalities, i.e. specific diagnostic methods
    • A61B5/318Heart-related electrical modalities, e.g. electrocardiography [ECG]
    • A61B5/333Recording apparatus specially adapted therefor
    • A61B5/335Recording apparatus specially adapted therefor using integrated circuit memory devices

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生体からの信号を所定時間計測する装置に関
し、特に生体からの信号を実時間で解析する生体信号計
測装置に関する。
〔従来の技術〕
近年医療分野においては、心電図、血圧等を測定する臨
床検査が日常的に行われている。これらの検査は、通常
は診療所、病院等の医療施設内で医師あるいは臨床検査
技師の管理下に、ごく限られた時間内で実施されている
しかしながら、このような限られた時間内の検査では発
見できない疾患が存在する。例えば一過性の心臓疾患(
不整脈)の場合には、心電図に異常な波形が常に現れる
わけではなく、短時間の検査で発見できる確率が低く、
このため、短時間の検査により確定診断を行うことは困
難である場合が多い。
そこで、このような疾患を発見するために、長時間にわ
たって心電図を計測する方法が考案されている。この方
法による心電図は、長時間心電図、通称ホルタ−心電図
といわれ、日常生活の中で1日、24時間の間、携帯可
能な心電計を被検者の身体に装着し、心電波形を磁気テ
ープに収集記録する。そして、この記録を磁気テープ再
生装置により心電波形を再生して医師等の検査者が観察
して異常を発見し、一過性の心臓疾患等の診断を行おう
とするものである。
しかし、磁気テープに記録された心電波形の再生は量が
多いため高速で行われる。したがって、医師等の検査者
は、高速で再生される大量の心電波形を見て診断しなけ
ればならず、負担の多い作業となっていた。特に、一過
性の、ごくまれにしか出現しない不整脈を発見するため
に、24時間分の心電波形のすべてを再生し、多くの時
間を費やして解析することは無駄な作業が多く、全体と
しての検査の効率が低い。
このような不合理性を解決するため、記録した多量の磁
気テープを例えば60倍あるいは120倍の高速で再生
し、装置により所定の方法で波形を自動解析させ、その
結果、異常と判断された部分のみを表示させ、これを検
査者が検査する方法も実施されている。
しかし、この方法も、磁気テープを高速で再生し、心電
波形のデータを高速で入力するため、このデータをマイ
クロコンピュータ等を用いて解析しようとすると、解析
時間が充分とれないため、解析の精度を上げることが困
難となっているのが現状である。
そこで最近、長時間心電図を収集しながら同時に、すな
わち実時間で心電波形解析を自動的に行い、その結果、
異常と判定された心電波形のみを磁気テープまたはIC
メモリ等に記憶させる方法が採用されるようになった。
この方法では、後日医師のもとで表示装置に異常と判定
された心電波形および解析結果を表示し、あるいは必要
に応じてプリントアウトし、医師がその結果を確認して
いる。この方法によれば、前記の方法に比べて、60倍
あるいは120倍もの充分な解析時間がとれ、解析精度
の向上が計られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述長時間心電計測における実時間解析においては、2
4時間全ての心電波形が残されるのではなく、装置の自
動解析により異常と判定された波形のみが記憶されてい
る。したがって、自動解析により正常と判定された波形
は記憶されていないので、この中に異常波形があったと
しても検査者がこれを確認することはできない。そのた
め、異常波形の見逃しがないことが極めて重要であり、
さらには、検査者の検査の手間を少なくするため、正常
波形を異常と判定しないようにすることも重要である。
しかし、心電波形には被検者の個人的時t1k(個人差
)が現れるため、一定の基準により正常か異常かを自動
的に判定すると、誤りの発生する率が高くなる傾向があ
る。
すなわち、心電波形においては、波形信号のレベルが大
きく変化するQR3部分を検出して、このQR3部分の
面積、振幅(高さ)、タイムインデックス(幅の指標)
等の値が予定の閾値を越えたか否かにより正常か異常か
を判定するが、これらの閾値には個人差があるため、2
4時間計測を行いながら実時間解析を行う場合に、一義
的に閾値を設定しても、判定には誤りの発生する率が高
くなるおそれが生じる。
例えば不整脈の中でも最も問題のある心室性期外収縮を
精度よく正確に検出しようとする試みがなされており、
この場合には、前記のQRS部分のタイムインデックス
(QR3幅の指81)を測定し、これが所定の閾値を越
えているか否かにより心室性期外収縮の有無を判断して
いる。しかし、QR3幅指標の正常値と異常値どの境界
となる閾値は絶対的に定められるものではなく、個人差
があり、また、同一人においても日向あるいは日差変動
があることがよく知られている。すなわち同一のQR5
幅指標の値が得られても、正常の場合と異常の場合とが
ある。したがって、閾値を一義的に固定化して正常、異
常を判定すると誤りが少じることを防止できない。
本発明は、このような従来技術の欠点を解消し、長時間
の生体信号計測において、計測される波形の個人的な特
徴を考慮して精度の高い長時間解析を行うことのできる
長時間生体信号計測装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明は、被検者の生体信号を計測および解
析して記憶し出力する生体信号計測装置において、生体
信号に関する複数の特徴量についてヒストグラムを作成
するヒストグラム作成手段と、ヒストグラムの分布形状
を認識し解析上最も有用な情報を持つ特徴量を選択する
特徴量選択手段と、選択された特徴量を用いて生体信号
の解析を行う解析手段とを備え、解析手段により正常、
異常の判定、解析を行うことを特徴とする。
さらに、ヒストグラム作成手段は、所定の期間を単位と
してヒストグラムの作成を行い、最新の期間を所定の期
間として、異常の生体信号を記憶するように構成し、ま
た、特徴量選択手段は、最も分離状態のよい形状の特徴
量を解析上最も有用な情報を持つ特徴量として選択し、
解析手段は、選択された特徴量に対して正常、異常を判
定する閾値を設定し、該閾値を基準にして生体信号の解
析を行うことを特徴とする。
〔作用〕
本発明の生体信号計測装置では、ヒストグラム作成手段
で生体信号に関する複数の特徴量についてヒストグラム
を作成すると、特徴量選択手段でこのヒストグラムの分
布形状を認識し解析上最も有用な情報を持つ特徴量を選
択するので、個人的な特徴を考慮して解析手段による生
体信号の解析を行うことができる。しかも、ヒストグラ
ムの作成を所定の期間を単位として行うと、同一人にお
ける日内変動や日差変動にも対応した正確な正常、異常
の判定、解析を行うことができ、その中から容易に異常
の生体信号を選択して記憶することもできる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本発明に係る生体信号計測装置の1実施例を示
す図、第2図は本発明に係る生体信号計測装置の基本構
成を示す図、第3図は本発明に係る生体信号計測装置の
ハード構成例を示す図である。図中、10は携帯心電計
、20はプリンタ、を示す。
本発明に係る生体信号計測装置の基本構成は、第2図に
示すように長時間計測手段100と計測結果出力手段2
00からなる。長時間計測手段100は、例えば第3図
(a)や(C)に示すような被検者に装着される携帯心
電計10等の長時間心電計測装置であり、携帯心電計1
0は、同図(C)に示すように被検者が携帯し、例えば
24時間もの長時間にわたり被検者の心電波形を計測し
ながら、計測した心電波形の各々の部分について心電波
形の特徴量を測定し心電波形を解析して正常か異常かを
判定し、異常と判定した波形の部分等を記憶するもので
ある。計測結果出力手段200は、例えば同図(b)に
示すような携帯心電計10と接続されるプリンタ20で
あり、プリンタ20は、携帯心電計IOによる長時間計
測後の携帯心電計10を接続し、解析、判定された結果
を出力するものであり、この出力により医師等が確認お
よび診断を行う。
前述長時間計測手段100についての機能的なブロック
構成例を示したのが第1図(a)であり、計測結果出力
手段200についての機能的なブロック構成例を示した
のが同図(b)である。
第1図(a)に示す長時間計測手段100において、心
電信号入力部110は、被検者からの心電信号を入力す
るものであり、QR3検出部120は、心電信号入力部
110から送られてきた心電信号のQR3部を検出する
ものである。特徴量ヒストグラム作成部140は、心電
信号入力部110から送られてきた心電信号より心電信
号の各種特徴量に関して、ヒストグラムを作成するもの
である。
解析部130は、QR3検出部120においてQR3部
が検出された心電波形に対して、特徴量ヒストグラム作
成部140によって作成された各種特徴量のヒストグラ
ムを用いて、その波形が正常か異常かを判定するもので
ある。解析結果記憶部160は、解析部130において
行われた心電波形の判定結果が異常と判定された波形部
分とその近傍の波形部分、出現時刻等を記憶するもので
ある。出力部150は、主としてプリンタ20に接続さ
れプリンタへ解析結果を出力するものである。
第1図ら)に示す計測結果出力手段200において、入
力部210は、携帯心電計10の出力部150と接続さ
れ、携帯心電計10から解析データを入力するものであ
る。出力部230は、入力部210から解析データ処理
部220を通して送られてくる解析データの表示やプリ
ント出力等を行うものである。
第4図は携帯心電計10のハード構成を示すブロック図
、第5図はプリンタ20のハード構成を示すブロック図
である。
第4図に示す携帯心電計において、電極RIDlは、第
3図(al、(C)に示すように複数の心電用電極10
1a、101b、101cからなり、誘導法によって、
必要な電極数が決定される。増幅部102は、電極部1
01に接続され、電極部101から入力される被検者の
心電信号を増幅するものである。A/D変換l5103
は、増幅部102で増幅された心電信号をデジタル信号
に変換するものであり、QR3検出部104は、心電信
号のQR3部を検出するものである。制御部105は、
内蔵された制御プログラムおよび心電信号の解析プログ
ラムにより、A/D変換R103から入力されるデジタ
ル心電信号を解析L、解析結果を記憶部106に格納す
るものである。表示部108、通信部109は、第1図
(a)で示した出力部150を構成するものである。操
作部107は、心電計測を開始するための開始ボタンお
よび被検者が異常を自覚した時に押されるイベント・マ
ーカ・スイッチ等で構成するものである。電源部115
は、乾電池で構成するものであり、各部へ電源を供給し
、24時間あるいはさらに長時間にわたって携帯心電計
10が心電信号の計測及び解析を行うのに必要な容量を
有する。
第5図に示すプリンタにおいて、通信l5201は、第
4図に示す通信部109と接続され、記憶部106より
読み出された携帯心電計10の解析結果を受信するもの
である。制御部202は、解析結果が通信部109を通
して携帯心電計10から転送されてくると、これを所定
の出力様式に整えるものであり、プリンタ部203より
この解析結果が出力される。
次に本発明に係る生体信号計測装置の使用手順及び動作
を説明する。
第6図は本発明に係る生体信号計測装置の全体の使用手
順と動作を説明するための図である。
まず、医師等の検査者が携帯心電計lOを被検者の身体
に装着する。携帯心電計10の電極部101の心電用電
極は、誘導法を定めて被検者の身体の所定の部位に固定
し、本体は、被検者が携帯する(ステップ300)。
被検者あるいは検査者は、携帯心電計10の表示部10
8で所定の条件が満足していることを確認して測定用開
始ボタンを押す。この操作により測定が開始される。こ
こで、所定の条件とは、例えば乾電池の電圧が低下して
いないこと、電極が身体に装着され、心電信号が入力さ
れていること等であり、この条件が満足しているか否か
の判断は、制御部105で行い、満足していない場合に
、警報として告知するため表示部108へ表示する(ス
テップ350)。
測定の開始により、携帯心電計10は、日常生活下での
被検者の心電信号の測定と、実時間解析を行い(ステッ
プ400)、所定の時間、例えば24時間の測定が終了
するとその旨を表示部108へ表示する(ステップ50
0)。この表示を確認して被検者が電極を取り外すと、
携帯心電計10は測定終了状態となる。
測定終了により被検者が携帯心電計10を再び医師等の
もとへ持ち帰ると、医師等は、携帯心電計10をプリン
タ20へ接続する(ステップ550)。
携帯心電計10とプリンタ20との間で、記憶部106
に記憶された解析結果を通信部109と201を介して
プリンタ20の制御部202へ転送する(ステップ60
0)。
プリンタ20は、解析結果の転送が終了すると、プリン
タ部203より解析結果を所定の様式で出力する(ステ
ップ650)。
医師は、プリンタ部203より所定の様式で解析結果が
出力されると、この出力結果により診断を行う。(ステ
ップ700)。
以上で全てのステップが終了する。
次に、ステップ400の測定・実時間解析処理について
詳述する。
第7図は測定・実時間解析処理の流れを説明するための
図、第8図は心電図波形から抽出される特徴量の例を説
明するための図、第9図はヒストグラムの分布状態の代
表的な例を示す図、第10図は全体の処理の流れを説明
するためのタイムチャートである。
測定・実時間解析処理では、まず第1の所定期間(単位
期間)の心電図データ(心電図信号)を制御部105に
読み込む(ステップ410)。
次にこの第1の所定期間の心電図データに対してR波頂
点の検出を行う(ステップ420)。
R波頂点の検出は、QR3検出[104によって検出さ
れた信号を基準として行う。具体的には、良く知られる
ようにQR3波形を効率良く抽出するためのハンド・パ
ス・フィルタ処理と処理波形の極大値検出処理の組合せ
等のアナログ的処理によって行う。
いずれにしても、本ステップ420で、心電図波形解析
の基準となるR波頂点を検出する。なお、このR波頂点
の検出を全て制御部105内でデジタル的に処理しても
よい。
続いて心電図解析を行うため、入力された心電図データ
に対してその特徴量の計測を行う(ステップ430)。
特徴量とは、心電図波形が正常か異常かを判定するため
の基準となるものであり、例えば第8図に示すようにQ
R3H分の面積(A) 、R波頂点の高さ(H) 、Q
R3部分の幅(W)、あるいはST変位(ST)等であ
る。
ステップ430で計測された複数の特徴量について、各
々ヒストグラムを作成する(ステップ440)。
ステップ440で作成された各ヒストグラムについて、
その形状、すなわち特徴量の分布状態を112する。そ
して、各ヒストグラムの中で、その分布状態の認識によ
り2つの山状の分布を示し、しかも第9図(a)に示す
ように2つの山状分布が明瞭に分離されている特徴量を
探し出す(ステップ450)。
次に、ステップ450で選択された特徴量を用い、その
ヒストグラム上にて2つの山状の分布から例えば第9図
(a)のX7のように閾値の設定を行う(ステップ46
0)。
次に、第1の解析区間の心電図データの特徴量を計測す
る(ステップ465)。
次に、ステップ460で設定した闇値によって第1の所
定期間以降の第1の解析区間の心電図データについて正
常、異常の判定を行う(ステップ470)。
次に、ステップ470で異常と判定された心電図波形及
びその前後の波形、出現時刻等の解析結果を記憶部10
6に記憶する(ステップ480)。
以上の解析法において、例外的な処理として、全ての特
徴量のヒストグラムにおいて分布が第9図(C)に示す
ように、あるいは1つの山状分布となり分離度が良くな
かった場合には、ステップ450においてヒストグラム
の分離度判定が不能となるので、ステップ455に移行
する。この場合には、−船釣に使用されるR−R間隔に
よって判定を行う。
すなわち、所定の心拍数について、R−R間隔の移動平
均をとりながら、この移動平均R−R間隔の所定%以下
を異常波形(不整脈)として判定を行う。
以上で第1の所定解析区間における心電図データの解析
が終了すると、ステップ410より再び、同様の処理を
繰り返して行い、第2の所定の単位期間におけるヒスト
グラムの作成、閾値の決定、第2の所定解析区間におけ
る心電図データの解析を行う。この全体の処理の流れを
タイミングチャートで示したのが第10図である。
この第10図に示すように本発明に係る生体信号計測装
置の特徴は、既に終了した第1の所定単位期間のヒスト
グラム及び解析結果を次の第2の所定単位期間のヒスト
グラムの作成に再使用せず、第2の所定単位期間におけ
る心電図データで新たにヒストグラムを作成して第2の
所定期間以降の第2の解析区間の心電図データの解析を
行う点である。すなわち、日内等の変動に対応するため
、ヒストグラムは常に更新され、その期間において分離
度の良い特徴量をその期間毎に認識し選択して、その期
間以降の所定解析区間の解析を行うことである。勿論ヒ
ストグラムが常に更新されるので、閾値についてもその
単位期間毎に更新されることになる。
次に特徴量による正常か異常かの判定、閾値の設定につ
いてさらに詳しく説明する。
第11図は心電図波形の正常、異常の例を示す図、第1
2図は閾値の設定アルゴリズムを説明するための図であ
る。
例えば第11図に示した心電図波形において、N、 、
N* 、N、 、N、の波形は正常波形であるが、■1
の波形は代表的な異常波形であり、心室性期外収縮の場
合である。この場合には、QR3部分の面積(A>ある
いはQR3部分の幅(W)を計測して、その値により正
常、異常を判定できる。
しかしながら、前述したようにこれらの特徴量に関して
、正常か異常かの閾値は必ずしも絶対的に定められるも
のではなく、個人差もあり、また、同一人でも、日内変
動、日差変動があることが良く知られている。さらには
、正常範囲と異常範囲が明確に分離出来る場合とそうで
ない場合もあり、このことは、他の臨床検査値(血液検
査等)についても言える傾向(現象)である。
すなわち、心電図波形からある特徴量(X)についてヒ
ストグラムを作成すると、第9図(a)に示すように正
常範囲(N)と異常範囲(V)が明確に分離できるが、
他の特徴量(Y)についてヒストグラムを作成すると、
同図(b)に示すように境界域において一部分重複し、
正常範囲(N)と異常範囲(V)が明確に分離できない
場合がある。また、別の特徴量(Z)に関するヒストグ
ラムの場合には同図(C)に示すようにかなりの部分で
重複する場合等、特徴量によって生じてくる傾向が種々
異なる場合がある。さらに、同じ特徴量(X)によるヒ
ストグラムでも、前述したように個人差によって第9図
(a)、わ)、(C)のような違いが生じてくる場合も
あり、同じ特徴量で同一人のヒストグラムを作成しても
、前述したように日内変動、日差変動によって同様に第
9図(a)、Cb)、(C)のように変化してしまう場
合も生じてくる。
前述のように第9図(a)の場合には、閾値をxlの位
置に設定すれば、正常(N)と異常(V)を正しく分離
することができ、正常、異常の判定を正確に精度良く行
うことができる。また、同図(b)の場合には、同図(
a)程分離してはいないが、閾値をY、の位置に設定す
れば、ある程度の精度で正常、異常の分離判定を行うこ
とができる。
ところが、第9図(a)の場合で考えると、2つの山状
分布が明瞭に分離して存在していることは認識できるが
、どちらの山状分布が正常か、あるいは異常かは、今ま
での情報からだけでは判明できない。そこで、いずれの
山状分布が正常か、あるいは異常かを判定するために、
特徴量の中で、正常、異常の診断基準として考えられて
いるQR3部分の幅(W>のヒストグラムを利用する。
すなわち、このヒストグラムは、120mSの位置が−
a的な境界値(閾値)とされているので、第12図(a
)に示すような分布の場合には、120mSの位置を閾
値として、120m5以上のQR3幅を持つ領域のデー
タは異常、120cm9未満の領域データは正常と仮定
する。
当然、このような判定法のみでは、前述したように個人
差、日内変動、日差変動に対応して正確に判定すること
はできない。そこで、次に正常データと考えられる12
0c+*S未満の領域データを、本ステップ470で分
離度が良く判定のための特徴量として採用、選択した第
9図(a)に示すヒストグラム上に投影を行う。この結
果が第12図(ロ)である。この投影により、大多数の
正常データと考えられる120cIl+S未満領域のデ
ータが第12図(b)の左の山状分布の方に斜線部で示
すように対応していることがL1識できる。なお、右の
山状分布にも斜線で示すように少数のデータが投影され
ているが、正常である確率は、左の山状分布で極めて高
いことが認識できる。従って、左の山状分布が正常デー
タであり、閾値X、の右側の山状分布が異常データであ
ることが判定できるので、この特徴量の閾値Xによって
第1の解析区間の心電図データの判定を行う。
なお、本発明は、前述の実施例に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。例えば前述の実施例では
、長時間心電図計測について説明したが、他の長時間生
体信号を計測、収集し、解析する場合にも適用可能であ
り、心電図に限らず、血圧波形、脳波波形等にも適用可
能であることはいうまでもない。また、特徴量の選択、
抽出において、分離度が同程度に良い特徴量のヒストグ
ラムが2つ以上存在した場合には、各々の特徴量につい
て個別に判定を行い、異常という判定が1つでもあった
場合には、異常と判定をしてもよい。
このことで異常波形の検出感度(sensitivit
y)を向上させることができる。さらに、検出感度を向
上させるためにはステップ450のヒストグラムにより
判定を行い、正常と判定された心電図データにおいても
、ステップ455のR−R間隔による判定で、異常と判
定された場合には最終判定は異常とする方法を採用して
もよい。
また、ヒストグラムの作成区間と解析区間を独立に設定
し、第10図に示すように前者を後者より長くしてヒス
トグラムの作成を並列処理する場合を説明したが、両区
間を同じ長さにしてヒストグラムの作成を直列処理によ
り繰り返すようにしてもよいし、第10図に示すl=ス
トグラムの作成で直前のヒストグラムに修正を加えて作
成するように処理してもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、長時
間生体信号計測を行う際に、例えば長時間心電図計測に
おいては、測定心電図波形に対して、複数の特徴量につ
いて第1の所定期間でヒストグラムを作成し、この複数
のヒストグラム上で最も分離状態の良い形状を有する特
徴量を選択するので、その特徴量によって前記第1の所
定期間以降に心電図波形の異常、正常の判定を行うと、
個人差その他の変動要因に影響されず正確な判定を行う
ことができる。しかも、この処理を繰り返し実行するこ
とにより心電図を計測しながら、自動的に異常心電図波
形を認識することができ、心電図波形の個人差、あるい
は同一人の日向変動、日差変動の影響を受けずに、異常
心電図波形の認識を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る生体信号計測装置のl実施例を示
す図、第2図は本発明に係る生体信号計測装置の基本構
成を示す図、第3図は本発明に係る生体信号計測装置の
ハード構成例を示す図、第4図は携帯心電計1.0のハ
ード構成を示すブロック図、第5図はプリンタ20のハ
ード構成を示すブロック図、第6図は本発明に係る生体
信号計測装置の全体の使用手順と動作を説明するための
図、第7図は測定・実時間解析処理の流れを説明するた
めの図、第8図は心電図波形から抽出される特徴量の例
を説明するための図、第9図はヒストグラムの分布状態
の代表的な例を示す図、第1O図は全体の処理の流れを
説明するためのタイムチャート、第11図は心電図波形
の正常、異常の例を示す図、第12図は閾値の設定アル
ゴリズムを説明するための図である。 10・・・携帯用心電計、20・・・プリンタ、100
・・・長時間計測手段、110・・・心電信号入力部、
120・・・QR3検出部、130・・・解析部、14
0・・・特徴量ヒストグラム作成部、150と230・
・・出力部、160・・・解析結果記憶部、200・・
・計測結果出力手段、210・・・入力部、220・・
・解析データ処理部。 出 願 人   テルモ株式会社

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被検者の生体信号を計測および解析して記憶およ
    び/または出力する生体信号計測装置であって、生体信
    号に関する複数の特徴量についてヒストグラムを作成す
    るヒストグラム作成手段と、ヒストグラムの分布形状を
    認識し解析上最も有用な情報を持つ特徴量を選択する特
    徴量選択手段と、選択された特徴量を用いて生体信号の
    解析を行う解析手段とを備え、解析手段により正常、異
    常の判定、解析を行うことを特徴とする生体信号計測装
    置。
  2. (2)ヒストグラム作成手段は、所定の期間を単位とし
    てヒストグラムの作成を行うことを特徴とする請求項1
    記載の生体信号計測装置。
  3. (3)所定の期間は、最新の期間であることを特徴とす
    る請求項2記載の生体信号計測装置。
  4. (4)異常の生体信号を記憶するように構成したことを
    特徴とする請求項1記載の生体信号計測装置。
  5. (5)特徴量選択手段は、最も分離状態のよい形状の特
    徴量を解析上最も有用な情報を持つ特徴量として選択す
    ることを特徴とする請求項1記載の生体信号計測装置。
  6. (6)解析手段は、選択された特徴量に対して正常、異
    常を判定する閾値を設定し、該閾値を基準にして生体信
    号の解析を行うことを特徴とする請求項1記載の生体信
    号計測装置。
JP1202186A 1989-08-03 1989-08-03 生体信号計測装置 Pending JPH0366358A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1202186A JPH0366358A (ja) 1989-08-03 1989-08-03 生体信号計測装置
US07/557,766 US5056527A (en) 1989-08-03 1990-07-26 Apparatus for analyzing vital signals based upon a feature selected from a plurality of vital signal features
EP19900114893 EP0411644A3 (en) 1989-08-03 1990-08-02 Vital signal measuring apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1202186A JPH0366358A (ja) 1989-08-03 1989-08-03 生体信号計測装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0366358A true JPH0366358A (ja) 1991-03-22

Family

ID=16453391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1202186A Pending JPH0366358A (ja) 1989-08-03 1989-08-03 生体信号計測装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5056527A (ja)
EP (1) EP0411644A3 (ja)
JP (1) JPH0366358A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04352941A (ja) * 1991-05-29 1992-12-08 Sharp Corp 携帯型心電計
JPH07295924A (ja) * 1992-08-14 1995-11-10 Loral Fairchild Corp コンピュータ・バスおよび仲裁方法
JP2005521456A (ja) * 2002-03-29 2005-07-21 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 突然心停止モニターシステム
JP2012110520A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Nippon Koden Corp センサ装着時間報知方法および装置
JP2016533216A (ja) * 2013-10-30 2016-10-27 セント・ジュード・メディカル,カーディオロジー・ディヴィジョン,インコーポレイテッド 電位図の電圧ベースの評価のための心臓マッピングのシステム及び方法
JP2017143949A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 フクダ電子株式会社 心電計および指標値算出プログラム

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04180730A (ja) * 1990-11-16 1992-06-26 Atsufuku Takara ストレスレベル測定装置
US5309919A (en) * 1992-03-02 1994-05-10 Siemens Pacesetter, Inc. Method and system for recording, reporting, and displaying the distribution of pacing events over time and for using same to optimize programming
US5967994A (en) * 1998-03-26 1999-10-19 Hewlett-Packard Company Method and system for characterizing the quality of signals indicative of heart function
JP3114142B2 (ja) 1998-05-28 2000-12-04 マイクロライフ システムズ エージー 血圧の測定と不整脈の検出とを同時に行うための装置
EP2344022B1 (en) * 2008-07-22 2017-08-30 Cardiac Pacemakers, Inc. Morphology feature evaluation in implantable medical devices

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3824990A (en) * 1971-06-30 1974-07-23 Instr For Cardiac Res Inc Method and apparatus for producing sample electrocardiograms
US3820025A (en) * 1972-09-07 1974-06-25 Xerox Corp Method of apparatus for generating an r-interval histogram
US3880147A (en) * 1973-03-22 1975-04-29 Xerox Corp R-R interval histogram instrument system
US4023564A (en) * 1976-01-26 1977-05-17 Spacelabs, Inc. Arrhythmia detector
DE2755643A1 (de) * 1977-12-14 1979-06-21 Zeiss Carl Fa Verfahren und anordnung zur elektronischen langzeit-herzueberwachung
ES485470A1 (es) * 1978-12-19 1980-09-01 Contraves Ag Procedimiento para establecer un umbral de separacion para separar por lo menos dos clases de senales para analizar particulas y usos similares
US4698848A (en) * 1986-09-26 1987-10-13 Buckley Mary C Blouse for cardiac patients
JPS6399840A (ja) * 1986-10-17 1988-05-02 テルモ株式会社 生体信号計測装置
EP0329356A3 (en) * 1988-02-17 1991-10-09 Wayne State University Physiologic waveform analysis

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04352941A (ja) * 1991-05-29 1992-12-08 Sharp Corp 携帯型心電計
JPH07295924A (ja) * 1992-08-14 1995-11-10 Loral Fairchild Corp コンピュータ・バスおよび仲裁方法
JP2005521456A (ja) * 2002-03-29 2005-07-21 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 突然心停止モニターシステム
JP2012110520A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Nippon Koden Corp センサ装着時間報知方法および装置
CN102551734A (zh) * 2010-11-25 2012-07-11 日本光电工业株式会社 传感器安装时间通知方法及装置
JP2016533216A (ja) * 2013-10-30 2016-10-27 セント・ジュード・メディカル,カーディオロジー・ディヴィジョン,インコーポレイテッド 電位図の電圧ベースの評価のための心臓マッピングのシステム及び方法
US9990470B2 (en) 2013-10-30 2018-06-05 St. Jude Medical, Cardiology Division, Inc. Cardiac mapping system and method for voltage-based evaluation of electrograms
US10991464B2 (en) 2013-10-30 2021-04-27 St. Jude Medical, Cardiology Division, Inc. Cardiac mapping system and method for voltage-based evaluation of electrograms
JP2017143949A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 フクダ電子株式会社 心電計および指標値算出プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP0411644A2 (en) 1991-02-06
EP0411644A3 (en) 1992-08-05
US5056527A (en) 1991-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4386235B2 (ja) 心電図の順次比較のための方法及び装置
JPH0347094B2 (ja)
US5090418A (en) Method and apparatus for screening electrocardiographic (ECG) data
US9314177B2 (en) System and method of detecting abnormal movement of a physical object
US8764686B2 (en) Fetal movement information processing device and fetal movement information processing method
US8560054B2 (en) Method and apparatus for extracting optimum holter ECG reading
CN102485172B (zh) T波的峰值点检测方法和系统
US6491629B1 (en) Method for determining at least one diagnostic piece of information from signal patterns of medical sensor systems
JPH0366358A (ja) 生体信号計測装置
CN107530020A (zh) 用于基于ecg的心脏缺血检测的方法与系统
JP2005080712A (ja) 心臓健康指数の算出方法及び心電図特定波分類方法
CN110464339B (zh) 一种心电图分析方法及装置
CN113812962A (zh) 心电节律分类神经网络构建方法、系统及存储介质
JP2001224565A (ja) 哺乳動物の心臓の生理学的状態の統計学的マッピング
CN112603328A (zh) 一种基于深度学习的心电图波段标注系统
KR100880004B1 (ko) 심전도 판독을 위한 보조정보 제시방법
WO2015038572A1 (en) Diagnostic digital data mining of biological waves
JPH0490744A (ja) 不整脈生起リズム分析装置
JPH026529B2 (ja)
JPH03218729A (ja) 心電計
CN110693484A (zh) 一种长程动态心电图监测系统及其监测方法
Macfarlane A critical appraisal of computer assisted ECG interpretation
JPH04292137A (ja) 心電計
Donnelly et al. Optimal electrode placements for the identification of old MI and LVH
Mohebbi et al. An Automated System for On-line Monitoring and Detection of ST Changes in ECG Signal