JPH07182535A - 三次元ボリュームデータ表示装置 - Google Patents

三次元ボリュームデータ表示装置

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JPH07182535A
JPH07182535A JP5345777A JP34577793A JPH07182535A JP H07182535 A JPH07182535 A JP H07182535A JP 5345777 A JP5345777 A JP 5345777A JP 34577793 A JP34577793 A JP 34577793A JP H07182535 A JPH07182535 A JP H07182535A
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JP
Japan
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volume data
display device
presentation
dimensional volume
dimensional
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Application number
JP5345777A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sonobe
和夫 園部
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、三次元空間を走査するための機械的
な構成を要せずに、立体的な三次元像を高速に表示する
ことができる三次元ボリュームデータ表示装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】本発明は、三次元ボリュームデータ作成装置1
0、眼鏡型画像表示装置11及び画像プロセッサ12に
大別され、画像プロセッサ12が三次元ボリュームデー
タ作成装置10に接続されるメモリ1と、眼鏡型画像表
示装置11に接続され提示用ボリュームデータを記憶す
るメモリ3,4と、全体の制御を行うCPU7と、画像
の平行移動・回転を行う平行移動・回転装置5と、投影
装置6と、予め視点位置の情報を記憶するROM9と、
メモリ3,4に提示するプレーンの番号を指定するため
のカウンタ2とが内部バス8で接続し構成する三次元ボ
リュームデータ表示装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三次元空間上にデータ
が分布し内部構造を含めて立体的な構造の表現が可能な
三次元ボリュームデータを表示する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、三次元ボリュームデータを表示す
る手法としては、例えば図33に示すような三次元ボリ
ュームデータから任意の視点で二次元投影像を作成し、
表示するボリュームレンダリングの手法と、三次元ボリ
ュームデータを立体的に見える三次元像として表示する
体積走査法がある。
【0003】このボリュームレンダリングについては、
“三次元CGの手ほどき、レンダリングの手法(3)”
周藤安造著、テレビジョン学会誌Vol.46,No.
4、pp.490−496(1992)に記載されてい
る。また体積走査法については、“三次元ディスプレイ
の応用”平田渥美、鈴木清明著、テレビジョン学会誌、
Vol.41,No.7、pp.610(1987)及
び“特集:立体感と三次元情報 3−1表示方式”磯野
春雄著、テレビジョン学会誌Vol.45,No.4、
pp.446(1991)に記載されている。
【0004】図31を参照して、ボリュームレンダリン
グの手法について説明する。
【0005】このボリュームレンダリングの手法は、三
次元ボリュームデータ内を通過する仮想的な光線の進行
方向に沿って光の放射及び吸収を近似計算することによ
り、三次元ボリュームデータの内部を反映した二次元投
影像を作成し、表示するものである。
【0006】前記ボリュームレンダリングの手法は、体
積走査法とは異なり、三次元ボリュームデータの内部を
光線方向の輝度の影響の重ね合わせという限られた形で
表示する手法である。
【0007】また図32を参照して、体積走査法につい
て説明する。
【0008】この体積走査法では、まず、回転するスク
リーンまたは、前後に移動するスクリーン等に対して、
スクリーンの位置とレーザ光の照射位置に対応する三次
元ボリュームデータの値に応じて変調されたレーザを照
射する。
【0009】この体積走査法は、ボリュームデータ自体
に複雑な処理を施さないため、計算時間がかからず高速
に表示を行なえるという利点を持っている。
【0010】このようにして得られた変調されるレーザ
光を眼に残像現象が起きる時間内に三次元ボリュームデ
ータが分布する空間内で走査することにより、三次元ボ
リュームデータを立体的に見える三次元像として表示す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したボリ
ュームレンダリングの手法の欠点としては、立体的に見
える三次元像を表示する手法ではなく二次元投影像を表
示するので光線方向の輝度の影響の重ね合わせという形
でしか三次元ボリュームデータの内部が表示できないこ
とと、二次元投影像を作成する際に通過する光の進行方
向に沿った光の放射及び吸収の近似計算で膨大なデータ
を扱わなければならず、計算時間が大幅に長くなってし
まうことが挙げられる。
【0012】また、前記体積走査法においても、変調さ
れたレーザ光を三次元空間内で走査させるために、回転
するスクリーンまたは前後に移動するスクリーンといっ
た機械的に動作するハードウエアが必要となり装置が大
掛かりになるという欠点がある。
【0013】このように従来の手法では、三次元ボリュ
ームデータを表示するために、計算時間が長くなってし
まったり、また装置が大掛かりになってしまうという問
題があった。
【0014】そこで本発明は、三次元空間を走査するた
めの機械的な構成を要せずに、立体的な三次元像を高速
に表示することができる三次元ボリュームデータ表示装
置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、三次元空間上にデータが分布する三次元ボ
リュームデータを格納するメモリと、三次元ボリューム
データを視覚化するための少なくとも2つの視点を与え
る手段と、前記視点から三次元ボリュームデータを見る
場合の視線方向と垂直な各平面に対して、視差を与えな
がら投影により提示データを作成する投影手段と、一時
機に1つの平面に対応する提示データを指定し、該平面
に一定時間内に複数の提示データを指定する手段と、前
記指定された提示データを提示する表示手段とで構成さ
れた三次元ボリュームデータ表示装置。
【0016】
【作用】以上のような構成の三次元ボリュームデータ表
示装置は、三次元ボリュームデータから視点の位置に応
じた視差を与えながら左右の提示用ボリュームデータを
作成し順次提示することにより、回転するスクリーンま
たは前後に移動するスクリーンといった三次元空間を走
査するための機械的に動作するハードウエアを用いなく
とも、三次元ボリュームデータを立体的に見える三次元
像として表示する。また、視点位置が入力され、投影手
段と提示データを指定する手段により、その新たな視点
位置、視線方向に対応する三次元像が対話的に表示され
る。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0018】まず、図2,3を参照して本発明の三次元
ボリュームデータ表示装置の概略を説明する。
【0019】本発明の三次元ボリュームデータ表示装置
は、三次元ボリュームデータから左眼提示用のボリュー
ムデータと右眼提示用のボリュームデータを分けて作成
し、個別に左右の眼に提示して、立体的に見える三次元
像を表示するものである。
【0020】そして、三次元ボリュームデータから左右
の提示用ボリュームデータを作成する手法の概略につい
て,図2,図3を用いて説明する。
【0021】まず、三次元ボリュームデータは、図2
(a)に示すように、視線方向に垂直なプレーンを積み
重ねたものとして表す。また本実施例では提示用ボリュ
ームデータを左右の眼に個別に提示するデバイスに眼鏡
型画像表示装置を想定し、左右の画像の提示面が、図3
(a)に示すように視点の正面に位置すると考えること
にする。
【0022】前記提示用ボリュームデータは、前記三次
元ボリュームデータの各プレーンに対して次の処理を行
なうことにより得られる。まず、プレーンPk1に対して
提示用プレーンを作成する場合を考える。プレーンPk1
を立体的な奥行きをもって所定の位置に表示するために
は、それに相当する視差を含んだ左右の提示用プレーン
を作成し左右の眼に個別に提示する必要がある。
【0023】前記視差を含んだ左右の提示用プレーン
は、図3(a)に示すように、プレーンPk1から左右の
各視点28,29に収束するように、左右の提示面3
0,31に向かって像を投影することにより得られる。
【0024】前記プレーンPk1に対して得られる左右の
提示用プレーンを図3(b)に示す。この図3(b)に
示される左右の提示用プレーン35,36を、眼鏡型画
像表示装置を用いて、左右の眼に個別に提示すれば、左
右の提示用プレーンに含まれる視差により、プレーンP
k1は、図3(a)に示される位置に立体的な奥行きをも
って表示される。
【0025】また、プレーンPk2に対して得られる左右
の提示用プレーンを図3(c)に示す。このプレーンP
k2の場合、左右の提示用プレーン37,38は、プレー
ンPk1よりも遠くに表示されるような視差を含んでい
る。従って、プレーンPk2は眼鏡型画像表示装置を用い
て提示すると、図3(a)に示されるようにプレーンP
k1よりも遠い位置に立体的な奥行きをもって表示され
る。三次元ボリュームデータの各プレーンに対して、前
述した左右の提示用プレーンを作成し、各プレーンの位
置関係と同様の順番で視線方向に積み重ねることにより
左右の提示用ボリュームデータを得ることができる。
【0026】そして、得られた左右の提示用ボリューム
データは、図2(b)に示すように各プレーン毎に眼鏡
型画像表示装置により提示されるが、一連の提示用プレ
ーンが眼の残像現象が起きる時間内に提示されることに
より三次元ボリュームデータが立体的に見える三次元像
として表示される。
【0027】次に図1には、本発明による第1実施例と
しての三次元ボリュームデータ表示装置の概略的な構成
を示し説明する。
【0028】この構成は、三次元ボリュームデータ作成
装置10、眼鏡型画像表示装置11及び画像プロセッサ
12に大別される。
【0029】前記画像プロセッサ12は、内部のメモリ
1を通して三次元ボリュームデータ作成装置10に接続
されている。また画像プロセッサ12は、内部のメモリ
3、メモリ4を通して眼鏡型画像表示装置11に接続さ
れている。
【0030】前記画像プロセッサ12においては、三次
元ボリュームデータ作成装置10に接続されているメモ
リ1と、全体の制御を行うCPU7と、画像の平行移動
・回転を行う平行移動・回転装置5と、投影装置6と、
予め視点位置の情報を記憶するROM9とが、内部バス
8にそれぞれ接続され構成されている。
【0031】このような構成により、三次元ボリューム
データ作成装置10から得られた三次元ボリュームデー
タに対して、ROM9に格納されている視点位置の情報
をもとに、平行移動、回転、投影操作が行なわれ提示用
ボリュームデータが作成される。また眼鏡型画像表示装
置11に接続されているメモリ3,4も内部バス8に接
続されており、これらのメモリには作成された提示用ボ
リュームデータがそれぞれ格納される。前記メモリ3,
4には、提示するプレーンの番号を指定するためのカウ
ンタ2が設けられている。
【0032】このように構成された三次元ボリュームデ
ータ表示装置の動作について、説明する。
【0033】まず、三次元ボリュームデータ作成装置1
0で得られた三次元ボリュームデータは、画像プロセッ
サ12内のメモリ1に格納される。そして、CPU7は
ROM9に格納されている視点位置の情報の内、視線方
向情報を読出し、平行移動・回転装置5に送る。この平
行移動・回転装置5は、メモリ1に格納されている三次
元ボリュームデータに対して、与えられた視線方向がボ
リュームデータの中心を通るように、図2(d)に示す
ような平行移動を行なう。また視線の方向が正面方向と
等しくなるよう回転操作を行ない、その処理結果をメモ
リ1に格納する。前記CPU7は、ボリュームデータか
ら視点までの距離を投影装置6に送る。
【0034】前記投影装置6の動作については、図2
(c)と図4のフローチャートを用いて説明する。
【0035】図2(c)は、説明の簡略化のために、三
次元ボリュームデータと視点の関係を視線方向の一次元
と視線と垂直な方向の一次元と合わせて二次元的に示し
たものである。
【0036】他の一次元についても投影の手法について
は、以下で説明する手法と同様に考えればよい。図2
(c)には、左視点25と右視点25間の距離が
“b”、各視点と眼鏡型画像表示装置の画像を提示する
面27,28との距離が“s”、三次元ボリュームデー
タを立方的と考え一辺の大きさを“m”、画素数を
“n”とし、三次元ボリュームデータの最も視点に近い
プレーンと視点間の距離が“d”である場合の位置関係
が示されている。またk枚めのプレーンのt番目の画素
の画素値をv(k,t)とする。
【0037】次に図4のフローチャートを参照して説明
する。
【0038】前記投影装置6は、まず1枚目のプレーン
1 に処理を行なうためkに1をセットする(ステップ
S1)。
【0039】まず、プレーン内において1番目のデータ
に対して処理を行なうためにtに“1”をセットする
(ステップS2)。ここでk枚目のプレーンPk から視
点までの距離は、d+k×m/nで表わされる。
【0040】そして、プレーンPk において1番目のデ
ータv(k,1)からt番目のデータv(k,t)まで
の距離はt×m/nで表わされる。プレーンPk 上の左
視線の位置を原点とした場合、t番目のデータv(k,
t)の座標は、 (t×m/n)−((m−b)/2) で表わされ、プレーンPk 上の右視線を原点とした場合
のt番目のデータv(k,t)の座標は、 (t×m/n)−((m+b)/2) で表わされる。
【0041】従って、プレーンPk のt番目のデータv
(k,t)は、左提示面においては提示面の中心を原点
とした場合、 eL k,t =s×((t×m/n)−((m−b)/
2))/(d+(k×m/n)) の座標に投影され、右提示面においては提示面の中心を
原点とした場合、 eR k,t =s×((t×m/n)−((m+b)/
2))/(d+(k×m/n)) の座標に投影される。以上の式に従い、eL k,t 、eR
k,t を求める(ステップS3)。また、提示面27,2
8の大きさが“f”で画素数が“n”とすると、画素数
で表わされる投影位置は左提示面28に対して、 e′L k,t =eL k,t ×n/f 右提示面27に対しては、 e′R k,t =eR k,t ×n/f となる。以上の式に従いe′L k,t 、e′R k,t を求め
る(ステップS4)。
【0042】そしてメモリ3に格納される左提示用ボリ
ュームデータvL の座標(k,e′L k,t )の位置にメ
モリ1に格納されている三次元ボリュームデータvの座
標(k,t)の位置の値を代入する。また、メモリ4に
格納される右提示用ボリュームデータvR の座標(k,
e′R k,t )の位置に、メモリ1に格納されている三次
元ボリュームデータvの座標(k,t)の位置の値を代
入する(ステップS5)。
【0043】そして、プレーンPk 内で次のデータに投
影処理を行なうために、データ位置を示すtに1を加え
る(ステップS6)。
【0044】このtの値とnを比較し(ステップS
7)、tの値がnより大きくなければ(YES)、ステ
ップ3に戻る。しかし、tの値がnより大きれば(N
O)、次のステップS8に移行する。
【0045】このようなステップS3〜ステップS7を
実施することにより、プレーンPkは左右の提示面2
7,28に投影され左右の提示用プレーンが作成され
る。
【0046】そして、次のプレーンに投影処理を行なう
ためにプレーンを示すkに1を加える(ステップS
8)。次に、前記kの値とnを比較し(ステップS
9)、kの値がnより大きければ(NO)、このフロー
チャートを終了し、kの値がnより大きくなければ(Y
ES)、ステップS2に戻る。
【0047】このようにステップS2〜ステップS9の
処理を行なうことにより、メモリ1に格納されている三
次元ボリュームデータから、左提示用ボリュームデータ
がメモリ3に作成され、右提示用ボリュームデータがメ
モリ4に作成される。
【0048】次に、左右の提示用ボリュームデータで提
示される様子について、図4(b)のフローチャートを
参照して説明する。
【0049】前記CPU7は、メモリ3、メモリ4に左
右の提示用ボリュームデータが格納されると、カウンタ
2にカウント開始の信号を出力する。カウンタ2は、次
のようにカウントを行なう。
【0050】まず、カウント数を表わす変数をkとし、
カウンタ2はkに1をセットする(ステップS11)。
そして、カウンタ2はメモリ3にkの値を出力し、メモ
リ3は、カウンタ2から送られてくるカウント数kに対
応する左提示用プレーンPL k を眼鏡型画像表示装置1
1の左提示面に出力する(ステップS12)。
【0051】次に、カウンタ2は、メモリ4にkの値を
出力し、メモリ4はカウンタ2から送られてくるカウン
ト数kに対応する左提示用プレーンPR k を眼鏡型画像
表示装置11の右提示面に出力する(ステップS1
3)。
【0052】前記カウンタ2は、kの値に1を加える
(ステップS14)。
【0053】次にkの値とnを比較し(ステップS1
5)、kの値がnより大きくなければ(YES)、ステ
ップS12に戻り、kの値がnより大きければ(N
O)、カウンタ2はkの値を1にリセットする(ステッ
プS16)。そして、表示を終了するか否か判断し(ス
テップS17)、終了しなければ(NO)、ステップS
12に戻り、同様の処理を繰り返す。
【0054】以上のように、ステップS12からステッ
プS17まで繰り返すことにより、眼鏡型画像表示装置
11の左右の提示面27,28には、左右の提示用プレ
ーンが手前のプレーンから奥のプレーンへと順番に提示
される。そして一連の提示プレーンを眼に残像現象が起
きる時間内に提示することにより、三次元ボリュームデ
ータを立体的に見える三次元像として表示することがで
きる。
【0055】以上詳述したように、第1実施例では、三
次元ボリュームデータから視点の位置に応じた視差を与
えながら左右の提示用ボリュームデータを作成し順次提
示することにより、三次元ボリュームデータを立体的に
見える三次元像として表示することができる。従って、
第1実施例の三次元ボリュームデータ表示装置は、回転
するスクリーンまたは前後に移動するスクリーンといっ
た三次元空間を走査するための機械的に動作するハード
ウエアを用いずに、立体的に見える三次元像を高速に表
示することができる。
【0056】次に図5には、本発明による第2実施例と
しての三次元ボリュームデータ表示装置について説明す
る。この第2実施例は、視点位置を入力する手段を設け
視点位置を変更できるようにした例である。ここで、以
後説明する第2実施例以降の実施例の構成部材におい
て、第1実施例と同等の部材については、同じ参照符号
を付しその説明を省略する。
【0057】この三次元ボリュームデータ表示装置の構
成は、三次元ボリュームデータ作成装置10、画像プロ
セッサ12、眼鏡型画像表示装置11、視点位置入力装
置40に大別される。
【0058】前記視点位置入力装置40は、視点位置の
情報を数値データとして入力するためのキーボードと、
入力した数値データを確認するためのディスプレイから
なっている。また、画像プロセッサ12は内部のCPU
7を通して視点位置入力装置40に接続されている。
【0059】この三次元ボリュームデータ表示装置で
は、三次元ボリュームデータ作成装置10から得られた
三次元ボリュームデータに対して視点位置入力装置40
から得られる視点位置の情報をもとに平行移動、回転、
投影操作が行なわれ提示用ボリュームデータが作成され
る。また、眼鏡型画像表示装置11に接続されているメ
モリ3,4は、内部バス8に接続されており、これらの
メモリ3,4には作成された提示用ボリュームデータが
格納される。
【0060】次に図6のフローチャートを参照して、前
述した構成の三次元ボリュームデータ表示装置の動作に
ついて説明する。
【0061】前記三次元ボリュームデータ作成装置10
で得られた三次元ボリュームデータは、画像プロセッサ
12内のメモリ1に格納される。視点位置入力装置40
は三次元ボリュームデータ表示装置の操作者が入力する
視点位置及び視線方向を得る(ステップS21)。
【0062】そして、CPU7は、視点位置入力装置4
0により得られた視線方向を平行移動・回転装置5に送
る。平行移動・回転装置5はメモリ1に格納されている
三次元ボリュームデータに対して、与えられた視線方向
がボリュームデータの中心を通るように、図2(d)に
示すような平行移動を行なう。また、視線の方向が正面
方向と等しくなるよう回転操作を行ない、処理結果をメ
モリ1に格納する。CPU7はボリュームデータから視
点までの距離を投影装置6に送る。
【0063】この投影装置6は、第1実施例と同様に、
メモリ1に格納されている三次元ボリュームデータから
左提示用ボリュームデータを作成し、メモリ3に格納し
た後、右提示用ボリュームデータを作成しメモリ4に格
納する(ステップS22)。
【0064】前記CPU7は、新たな視点位置、視線方
向が入力された否か判断し(ステップS23)、入力さ
れていなければ(NO)、ステップS26に移行し、入
力されていれば(YES)、ステップS21と同様な処
理を行ない(ステップS24)、その後、ステップ22
と同様な処理を行なう(ステップS25)。
【0065】そして、メモリ3に格納されている左提示
用ボリュームデータと、メモリ4に格納されている右提
示用ボリュームデータは、メモリ3,4、カウンタ2、
眼鏡型画像表示装置11の第1実施例で前述した動作に
より、立体的に見える三次元像として表示される(ステ
ップS26)。
【0066】以上説明したステップS23からステップ
S27の処理を行なうことにより、入力された新たな視
点位置、視線方向に対応する三次元像が表示される。
【0067】この第2実施例は、視点位置入力装置を設
けることにより、立体的に見える三次元像を対話的に表
示できる。
【0068】次に図7には、本発明による第3実施例と
しての三次元ボリュームデータ表示装置の構成を示し説
明する。本実施例では画像を表示する装置に頭部または
顔面に装着する眼鏡型画像表示装置を用い、眼鏡型画像
表示装置に磁気センサまたは超音波センサ等を利用した
姿勢検出装置を取付けることにより視点位置と視線方向
の自動的な入力を行なうものである。また視点位置と視
線方向を連続的に入力することにより視点移動に追従す
る三次元ボリュームデータの表示を行なう。
【0069】この三次元ボリュームデータ表示装置の構
成は、三次元ボリュームデータ作成装置10、画像プロ
セッサ12、眼鏡型画像表示装置11、姿勢検出装置4
1に大別される。姿勢検出装置41は眼鏡型画像表示装
置11に固定されている。
【0070】この第3実施例のおいては、前記画像プロ
セッサ12は、第2実施例の構成と同等であり、CPU
7を通して姿勢検出装置41に接続されている。
【0071】次に図8のフローチャートを参照して、前
述した構成の三次元ボリュームデータ表示装置の動作に
ついて説明する。
【0072】三次元ボリュームデータ作成装置10で得
られた三次元ボリュームデータは、画像プロセッサ12
内のメモリ1に格納される。姿勢検出装置41は眼鏡型
画像表示装置の即ち三次元像の観察者の姿勢を検知し視
点位置及び視線方向を連続的に得る。姿勢委検出装置4
1が得る視点位置と視線方向は図9(a)に示すように
仮定した三次元ボリュームデータの中心を原点とする座
標で得られるものである(ステップS31)。
【0073】前記CPU7は、姿勢検出装置41により
得られた視線方向を平行移動・回転装置5に送る。平行
移動・回転装置5はメモリ1に格納されている三次元ボ
リュームデータに対して、与えられた視線方向がボリュ
ームデータの中心を通るように、図2(d)に示すよう
な平行移動を行なう。また視点の方向が正面方向と等し
くなるよう回転操作を行ない、処理結果をメモリ1に格
納する。
【0074】そして、CPU7はボリュームデータから
視点までの距離を投影装置6に送る。この投影装置6
は、前述した第1実施例と同様に、メモリ1に格納され
ている三次元ボリュームデータから、左提示用ボリュー
ムデータを作成しメモリ3に格納する。また右提示用ボ
リュームデータを作成しメモリ4に格納する(ステップ
S32)。
【0075】前記CPU7は、姿勢検出装置41から連
続的に得られる視点位置、視線方向が変化したか否かを
判断し(ステップS33)、変化していなければ(N
O)、何ら処理をせずにステップS36に移行する。し
かし、変化していれば(YES)、ステップS31と同
様な処理を行ない(ステップS34)、その後、ステッ
プ32と同様な処理を行なう(ステップS35)。
【0076】前記メモリ3に格納されている左提示用ボ
リュームデータと、メモリ4に格納されている右提示用
ボリュームデータは、メモリ3,4、カウンタ2、眼鏡
型画像表示装置11が、前述した第1実施例と同様に動
作により、立体的に見える三次元像として表示される
(ステップS36)。
【0077】次に終了するか否か判断し(ステップS3
7)、終了しない場合は(NO)、ステップS33に戻
る。
【0078】このように、ステップS33からステップ
S37の処理を行なうことにより、姿勢検出装置41に
より連続的に検出される視点位置、視線方向に追従する
三次元像の表示が行なえる。
【0079】以上に述べたように第3実施例では、観察
者の姿勢検出を自動的に連続して行なうことにより、観
察者の視点位置、視線方向に追従した立体的な三次元像
の表示が行なえる。また、本実施例の姿勢検出装置は、
磁気センサや超音波センサを利用するものだけではな
く、図9(b)に示すようなアーム42a,42b,…
の関節にエンコーダ43a,43b,…を取付け眼鏡型
画像表示装置の姿勢を検出できるようにしたものでもよ
い。この場合、観察者の移動可能範囲は磁気センサや超
音波センサを用いる場合より制限されるが、精度良く視
点位置を検出でき、磁気センサや超音波センサを用いる
場合に必要となるキャリブレーションも簡単に済み、取
り扱いが容易になる。
【0080】次に図10には、本発明による第4実施例
としての三次元ボリュームデータ表示装置の構成を示し
説明する。この第4実施例では、画像の提示を図10
(a)に示す時分割眼鏡型画像表示装置で行なう。
【0081】この時分割眼鏡型画像表示装置では、同一
の提示面に左右の像を時分割で提示し、観察者が左右の
像に同期して開閉するシャッタ式眼鏡53または液晶式
眼鏡を用いることにより、左用画像を左眼に右用画像を
右眼に提示できる。本実施例では、この方式を用いた場
合に、視点と提示面との位置関係を自動入力することに
より、提示面の前での観察者の動きに対応した三次元ボ
リュームデータの表示を行なう。
【0082】以下に、図11を参照して本実施例の三次
元ボリュームデータ表示装置の構成を示す。
【0083】この構成は、三次元ボリュームデータ作成
装置10、画像プロセッサ12、時分割眼鏡型画像表示
装置60、姿勢検出装置41に大別される。姿勢検出装
置41は、時分割眼鏡型画像表示装置60の眼鏡部62
に固定されている。この画像プロセッサ12は、図1に
示した画像プロセッサ12と同じ内部構成であり、詳細
な説明を省略する。
【0084】この画像プロセッサ12は内部のメモリ
3,4を通して時分割眼鏡型画像表示装置60の画像提
示部61に接続されている。また画像プロセッサ12は
内部のCPU7を通して姿勢検出装置41に接続されて
いる。
【0085】次に図12のフローチャートを参照して、
このように構成された三次元ボリュームデータ表示装置
の動作について説明する。
【0086】三次元ボリュームデータ作成装置10で得
られた三次元ボリュームデータは、画像プロセッサ12
内のメモリ1に格納される。姿勢検出装置41は時分割
眼鏡型画像表示装置60の眼鏡部62、即ち三次元像の
観察者の姿勢を検知し視点と時分割眼鏡型画像表示装置
60の画像提示部61との距離を連続的に得る。姿勢検
出装置41が得る視点と画像提示部との距離は図10
(c)に示すように視点から画像提示部61の提示面に
降ろした垂線の長さとする(ステップS41)。次に、
CPU7はROM9に格納されていた視線方向を平行移
動・回転装置5に送る。平行移動・回転装置5はメモリ
1に格納されている三次元ボリュームデータに対して、
与えられた視線方向がボリュームデータの中心を通るよ
うに、図2(d)に示すような平行移動を行なう。また
視線の方向が正面方向と等しくなるよう回転操作を行な
い、処理結果をメモリ1に格納する。CPU7はROM
9に格納されていたボリュームデータから視点までの距
離と、姿勢検出装置41により得られた視点と画像提示
部61との距離を投影装置6に送る。
【0087】前記投影装置6は、メモリ1に格納されて
いる三次元ボリュームデータから、左提示用ボリューム
データを作成しメモリ3に格納する。また右提示用ボリ
ュームデータを作成しメモリ4に格納する(ステップS
42)。
【0088】本実施例における投影では、左右の提示用
データを共通の提示面に投影するので、投影の幾何的関
係は、図10(b)に示されるようなものになる。ここ
で、姿勢検出装置41により得られた視点と画像提示部
61との距離は、図10(b)のsに対応する。
【0089】従って、プレーンPk のt番目のデータv
(k,t)は、左提示用データについては提示面の中心
を原点とした場合、 eL k,t =s×((t×m/n)−((m−b)/
2))/(d+(k×m/n))−b/2 の座標に投影され、右提示用データについては提示面の
中心を原点とした場合、 eR k,t =s×((t×m/n)−((m+b)/
2))/(d+(k×m/n))+b/2 の座標に投影される。他の部分については第1実施例と
同様なので、図4(a)に示されている第1実施例のフ
ローチャートのステップS3に示されている、
L k,t ,eR k,t を本実施例のものに差し替えれば、
本実施例のフローチャートとして用いることができる。
【0090】次に、CPU7は姿勢検出装置41から連
続的に得られる視点と画像提示部61との距離が変化し
たか否かを判断し(ステップS43)、変化していなけ
れば(NO)、何ら処理をせずにステップS46に移行
し、変化していれば(YES)、ステップS41と同様
な処理を行ない(ステップS44)、その後、ステップ
S42と同様な処理を行なう(ステップS45)。
【0091】そしてメモリ3,4、カウンタ2が、前述
した第1実施例と同様な処理を行い、時分割眼鏡型画像
表示装置60が左右個別に画像を提示することにより、
メモリ3に格納されている左提示用ボリュームデータ
と、メモリ4に格納されている右提示用ボリュームデー
タは、立体的に見える三次元像として表示される(ステ
ップS46)。
【0092】そして終了か否か判断し、終了しなければ
(NO)、ステップS43に戻る。このようにステップ
S43からステップS47の処理を行なうことにより、
姿勢検出装置41により連続的に検出される視点と画像
提示部61との距離に対応した三次元像の表示が行なえ
る。
【0093】以上で述べたように第4実施例では、時分
割眼鏡式画像表示装置を用いた場合にも視点と画像表示
装置との距離に対応した立体的な三次元像の表示が行な
うことができる。
【0094】次に図13を参照して、本発明による第5
実施例の三次元ボリュームデータ表示装置の概略につい
て説明する。
【0095】この第5実施例では、画像の提示をレンテ
ィキュラレンズかまたはグレーティングを用いて行なう
レンティキュラ型画像表示装置で行なう。
【0096】前記レンティキュラ型画像表示装置は、提
示面と観察者との間に図13(a)に示すようなレンテ
ィキュラレンズかまたはグレーティング64を置き、左
右の画像65,66を図13(b)に示すように、交互
に配置し提示することにより、左用画像65を左眼に右
用画像66を右眼に提示できる。
【0097】この実施例では、さらに予め複数の視点に
対応する左右の画像を作成し、図13(d)に示すよう
に配置し提示することにより、図13(c)に示すよう
な複数の視点に対応して左用画像を左眼に右用画像を右
眼に提示し、複数の異なる視点に対応する三次元像の表
示を行なう。
【0098】次に図14には、三次元ボリュームデータ
表示装置の構成を示す。この構成は三次元ボリュームデ
ータ作成装置10、画像プロセッサ12、レンティキュ
ラ型画像表示装置72に大別される。この画像プロセッ
サ12は、内部のメモリ1を通して三次元ボリュームデ
ータ作成装置10に接続されている。画像プロセッサ1
2は内部のメモリ71を通してレンティキュラ型画像表
示装置72に接続されている。
【0099】画像プロセッサ12は次のような内部構成
になっている。三次元ボリュームデータ作成装置10に
接続されているメモリ1、CPU7、平行移動・回転装
置5、投影装置6、ROM9が内部バス8に接続されて
いる。これらの接続により三次元ボリュームデータ作成
装置10から得られた三次元ボリュームデータに対し
て、ROM9から得られる三次元ボリュームデータに対
する視点位置の情報をもとに平行移動、回転、投影操作
が行なわれ提示用ボリュームデータが作成される。
【0100】また、メモリ3,4が内部バス8に接続さ
れており、これらのメモリには作成された提示用ボリュ
ームデータが格納される。レンティキュラ型データ作成
装置73、メモリ71も内部バス8に接続されている。
【0101】各メモリ3,4に格納されている提示用ボ
リュームデータの各提示プレーンに対して、図13
(d)に示すようなレンティキュラ型プレーンが作成さ
れ、プレーンの順番通りに積み重ねることにより得られ
るレンティキュラ型データとしてメモリ71に格納され
る。このメモリ71には、提示するプレーンの番号を指
定するためのカウンタ2が接続されている。
【0102】このように構成された三次元ボリュームデ
ータ表示装置の動作について、図15のフローチャート
及び図16を参照して説明する。
【0103】まず、この三次元ボリュームデータ作成装
置10で得られた三次元ボリュームデータは、画像プロ
セッサ12内のメモリ1に格納される。CPU7はRO
M9に格納されていた視点位置と視線方向を得る(ステ
ップS51)。
【0104】そして、CPU7は得られた視線方向を平
行移動・回転装置5に送る。平行移動・回転装置5はメ
モリ1に格納されている三次元ボリュームデータに対し
て、与えられた視線方向がボリュームデータの中心を通
るように、図2(d)に示すような平行移動を行なう。
また視線の方向が正面方向と等しくなるよう回転操作を
行ない、処理結果をメモリ1に格納する。CPU7はR
OM9に格納されていたボリュームデータから視点まで
の距離を投影装置6に送る。投影装置6はメモリ1に格
納されている三次元ボリュームデータから、左提示用ボ
リュームデータを作成しメモリ3に格納する。また右提
示用ボリュームデータを作成しメモリ4に格納する(ス
テップS52)。
【0105】前記ステップS52における投影は、左右
の提示用データを共通の提示面に投影するもので、前述
した第4実施例と同様である。ただし、画像の提示面と
視点の間の距離sは予め適当な値を決めておき、観察者
はその値に適した距離で観察するものとする。本実施例
では図13(c)に示すように複数の異なる視点に対応
するレンティキュラ型データを作成するので複数の異な
る視点に対応する左右の提示用ボリュームデータを作成
する必要がある。
【0106】そこで、まだ左右の提示用ボリュームデー
タを作成していない残りの視点があるか否かを判断し
(ステップS53)、残りの視点があれば(YES)、
後述するステップS54に移行し処理した後、ステップ
S53に戻る。しかし、残りの視点がなければ(N
O)、次のステップS55に移行する。
【0107】まず、残りの視点がある場合について説明
する。ここで視点は図13(c)に示すように視線方向
と直角にhだけ平行移動したものとすると、投影の幾何
学的関係は図16に示すようになる。
【0108】従って、プレーンpk のt番目のデータv
(k,t)は、左提示用データについては提示面の中心
を原点とした場合、 eL k,t =s×((t×m/n)−(((m−b)/
2)+h))/(d+(k×m/n))−((b/2)
−h) の座標に投影され、右提示用データについては提示面の
中心を原点とした場合、 eR k,t =s×((t×m/n)−(((m+b)/
2)+h))/(d+(k×m/n))−((b/2)
+h) の座標に投影される。投影の他の部分については第1実
施例と同様なので、図4(a)に示されている第1実施
例のフローチャートのステップS3に示されているeL
k,t 、eR k,t を以上で述べたものに差し替えれば、後
述するステップS54で必要になる投影フローチャート
として用いることができる。投影装置6はメモリ1に格
納されている三次元ボリュームデータから、左提示用ボ
リュームデータを作成しメモリ3に格納する。また右提
示用ボリュームデータを作成しメモリ4に格納する(ス
テップS54)。
【0109】そして、ステップS53,S54を繰り返
すことにより、所望の視点に対応する左右の提示用ボリ
ュームデータが作成される。また残りの視点がない場合
には、レンティキュラ型データ作成装置73はメモリ
3,4に格納されている複数の異なる視点に対応する左
右の提示用ボリュームデータから、各プレーン毎に図1
3(d)に示されるようなレンティキュラ型プレーンを
作成し、また各プレーン毎のレンティキュラ型プレーン
をプレーンの順番に応じて積み重ねたレンティキュラー
型データを作成する。得られたレンティキュラー型デー
タはメモリ71に格納される(ステップS55)。
【0110】そして、前記メモリ71に格納されている
レンティキュラ型データは、カウンタ2が第1実施例と
同様の処理を行い、メモリ71がカウンタ2の示す値に
応じたレンティキュラ型プレーンをレンティキュラ型画
像表示装置73に出力することにより、複数の異なる視
点に対応する三次元像として表示される(ステップS5
6)。
【0111】従って、第5実施例の三次元ボリュームデ
ータ表示装置は、レンティキュラ型画像表示装置を用い
て複数の視点に対応する立体的な三次元像を表示するこ
とができる。
【0112】次に図17には、本発明による第6実施例
としての三次元ボリュームデータ表示装置の構成を示し
説明する。この第3実施例は、三次元ボリュームデータ
に対して注目する三次元空間を設定し、他の空間を表示
しないことにより、注目空間を視認しやすくする実施例
である。また注目空間を複数設定することにより、三次
元ボリュームデータの所望の一部分と他の一部分を比較
しやすくする。
【0113】ここで、図18(a),(b)に注目空間
の一例を示す。図18(a)の注目空間は領域を適当な
大きさの立方体とした例であり、同図(b)の注目空間
は領域を一枚のプレーンとした例である。
【0114】図17を参照して、本実施例の構成を示
す。
【0115】この構成は、三次元ボリュームデータ作成
装置10、画像プロセッサ12、眼鏡型画像表示装置1
1、空間領域入力装置81に大別される。空間領域入力
装置81は注目空間の領域を座標の数値データとして入
力するためのキーボードと、入力した数値データを確認
するためのディスプイレイからなっている。画像プロセ
ッサ12は内部のメモリ1を通して三次元ボリュームデ
ータ作成装置10に接続されている。画像プロセッサ1
2は内部のメモリ3、メモリ4を通して眼鏡型画像表示
装置11に接続されている。また画像プロセッサ12は
内部のCPU7を通して空間領域入力装置81に接続さ
れている。
【0116】前記画像プロセッサ12では、三次元ボリ
ュームデータ作成装置10に接続されているメモリ1、
CPU7、平行移動・回転装置5、投影装置6、ROM
9、空間領域制限装置80が内部バス8に接続されて構
成されている。この構成により、三次元ボリュームデー
タ作成装置10から得られた三次元ボリュームデータに
対してROM9に格納されている視点位置の情報をもと
に平行移動、回転、領域制限、投影操作が行なわれ提示
用ボリュームデータが作成される。
【0117】また眼鏡型画像表示装置11に接続されて
いるメモリ3,4も内部バス8に接続されており、これ
らのメモリには作成された提示用ボリュームデータが格
納される。メモリ3,4には提示するプレーンの番号を
指定するためのカウンタ2が接続されている。
【0118】このように構成された三次元ボリュームデ
ータ表示装置の動作について、図19に示すフローチャ
ートを参照して説明する。
【0119】まず三次元ボリュームデータ作成装置10
で得られた三次元ボリュームデータは、画像プロセッサ
12内のメモリ1に格納される。CPU7は空間領域入
力装置81から得られる領域を空間領域制限装置80に
送る(ステップS61)。
【0120】そして、CPU7はまだ領域の入力がある
か否か判断する(ステップS62)。この判断で領域の
入力があれば(YES)、ステップS61に戻る。これ
らのステップS61及びステップS62の処理を所望の
回数繰り返すことにより、必要な数の注目空間の領域を
入力することができる。
【0121】しかしこの判断で、入力がなければ(N
O)、空間領域制限装置80は、メモリ1に格納されて
いる三次元ボリュームデータに対して注目空間の領域は
そのままにし、領域以外の部分に関しては零となる操作
を行ない、結果をメモリ1に格納する(ステップS6
3)。さらに、前述した第1実施例と同様の処理により
行い、三次元ボリュームデータの回転操作、平行移動、
投影、表示が行なわれる(ステップS64,S65)。
【0122】以上で述べたように第6実施例によれば、
三次元ボリュームデータに注目空間を設定し、他の領域
を表示しないようにすることにより、注目領域を視認し
やすくできる。また複数の注目空間を設定することによ
り、三次元ボリュームデータの所望の一部分と他の一部
分を比較しやすくすることができる。
【0123】次に図20には、本発明による第7実施例
としての三次元ボリュームデータ表示装置の構成を示し
説明する。前述した第1実施例から第6実施例では、三
次元ボリュームデータを立体的な三次元像として表示す
るために、主に左右眼に与える視差情報を利用してい
た。
【0124】この場合、立体視がうまく行くためには各
眼に提示する像と眼の間でアライメントができている必
要がある。また例えば、アライメントがうまくできてい
ても、立体視経験の浅い観察者や、立体視経験は豊富で
も観察を始めたばかりの時や疲労している時には、立体
視を行なうのが難しくなるときがある。一方、このよう
な状態の場合でも、一旦何らかのきっかけで立体視が形
成されると、以降どのようなパターンに対しても容易に
立体視の形成が持続されるようになることがわかってい
る。
【0125】これに対して図20に示す第7実施例の三
次元ボリュームデータ表示装置は、例えば図21に示す
ような簡単な立体視パターンを用意しておき、これを観
察者の要求するときに提示できるようにしておき、観察
者が立体視を失った場合に、立体視を回復しやすくした
ものである。
【0126】この三次元ボリュームデータ表示装置は、
三次元ボリュームデータ作成装置10、画像プロセッサ
12、眼鏡型画像表示装置11及び、切り替えスイッチ
86で構成される。
【0127】この画像プロセッサ12では、三次元ボリ
ュームデータ作成装置10に接続されているメモリ1、
CPU7、平行移動・回転装置5、投影装置6、ROM
9とが内部バス8に接続されて構成される。この構成に
より、三次元ボリュームデータ作成装置10から得られ
た三次元ボリュームデータに対してROM9に格納され
ている視点位置の情報をもとに平行移動、回転、投影操
作が行なわれ提示用ボリュームデータが作成される。
【0128】さらに画像プロセッサ12には、メモリ
3,4が設けられ、これらは内部バス8に接続されてお
り、各メモリには作成された提示用ボリュームデータが
格納されている。これらのメモリ3,4には、提示する
プレーンの番号を指定するためのカウンタ2が接続され
る。また内部バス8,メモリ3、メモリ84に接続され
る切り替え装置83と、内部バス8、メモリ4、メモリ
85に接続される切り替え装置82が設けられている。
【0129】次に図21及び図22に示すフローチャー
トを参照して、このように構成された三次元ボリューム
データ表示装置の動作について説明する。
【0130】まず、前述した第1実施例と同様の処理に
より、三次元ボリュームデータの回転操作、平行移動、
投影が行なわれ、左提示用ボリュームデータがメモリ
3、右提示用ボリュームデータがメモリ4に格納される
(ステップS71)。
【0131】そして、カウンタ2が提示するプレーンを
指定するためのkに1をセットする(ステップS7
2)。
【0132】次にCPU7は、切り替えスイッチ86
が、「立体視を回復させるための簡単なパターンの表
示」となっているか否かを判断し(ステップS73)、
その結果を切り替え装置82,83に送る。この判断
で、切り替えスイッチ86が「立体視を回復させるため
の簡単なパターンの表示」となっていれば(YES)、
切り替え装置83は、メモリ84からの提示用プレーン
を眼鏡型画像表示装置11の左提示面に出力する(ステ
ップS79)。
【0133】そして、切り替え装置82はメモリ85か
らの提示用プレーンを眼鏡型画像表示装置11の右提示
面に出力する(ステップS80)。但し、メモリ84、
メモリ85には例えば、図21に示すような立体視を回
復するのに適した簡単なパターンを予め格納しておく。
【0134】しかしステップS73の判断で、切り替え
スイッチ86が、「立体視を回復させるための簡単なパ
ターンの表示」となっていなければ(NO)、切り替え
装置83はメモリ3からの提示用プレーンを眼鏡型画像
表示装置11の左提示面に出力する(ステップS7
4)。
【0135】そして、切り替え装置82はメモリ4から
の提示用プレーンを眼鏡型画像表示装置11の右提示面
に出力する(ステップS75)。
【0136】そしてカウンタ2は次のプレーンを表示す
るために、プレーンを示すkに1を加える(ステップS
76)。
【0137】次にkの値とnとを比較し(ステップS7
7)、kの値がnより大きくなければ(NO)、ステッ
プS73に戻り、kの値がnより大きければ(YE
S)、終了するか否か判断する(ステップS78)。終
了しない場合には(NO)、ステップS72に戻る。
【0138】このように終了するまで、ステップS72
からステップS78までの処理を繰り返すことにより、
切り替えスイッチ86が「立体視を回復させるための簡
単なパターンの表示」となっていれば、立体視を回復し
やすい簡単なパターンが提示できる。またそうでなけれ
ば、第1実施例と同様の処理により、左右の提示用ボリ
ュームデータが左右の提示面に個別に提示され、立体的
な三次元像として表示される。
【0139】このように第7実施例では、立体視が容易
なパターンを用意し、観察者の立体視が失われた場合
に、観察者の要求により瞬時にパターンを切り替えるこ
とにより立体視の回復を行ないやすくすることができ
る。
【0140】次に図23には、本発明による第8実施例
としての三次元ボリュームデータ表示装置の構成を示し
説明する。
【0141】前述した第1実施例から第7実施例まで
は、一連の提示用プレーンを眼に残像現象が起きる時間
内に提示することにより、三次元ボリュームデータを立
体的な三次元像として表示している。しかし、例えば画
像表示装置の表示デバイスが十分な表示速度を持ってい
ない場合には、表示速度が残像現象に必要な速度に追い
付かず所望の三次元ボリュームデータを表示できないこ
とがある。
【0142】このような不具合を改善するものとして、
この第8実施例は、図23に示すように片眼に複数個の
画像表示デバイスを用意することにより、画像表示デバ
イスの表示速度を補い、所望の三次元ボリュームデータ
を立体的な三次元像として表示するものである。ここ
で、図23(a)の構成においては、特徴となる構成・
部材のみを示し、それ以外の構成・部材は第1実施例と
同等であり、説明を簡略化している。
【0143】この三次元ボリュームデータ表示装置は、
図示しない三次元ボリュームデータ作成装置10、画像
プロセッサ12、眼鏡型画像表示装置90に大別され
る。
【0144】この眼鏡型画像表示装置90は次のような
内部構成になっている。切り替え装置92は画像プロセ
ッサ12の左提示用プレーンの出力に接続され、切り替
え装置93は画像プロセッサ12の右提示用プレーンの
出力に接続される。またカウンタ91は提示した像の枚
数をカウントし、出力は割り算器102に接続されてい
る。
【0145】この割り算器102の出力は、切り替え装
置92,93にそれぞれ接続されている。このうち、切
り替え装置92は提示用プレーンの出力先として表示デ
バイス94と反転装置96を通して表示デバイス98に
接続されている。また表示デバイス94に提示された左
提示用プレーンと表示デバイス98に提示された左提示
用プレーンを、合成して左眼に提示するために図23
(a)に示すような位置関係でハーフミラー100が配
置される。
【0146】また、切り替え装置93は右提示用プレー
ンの出力先として表示デバイス95と反転装置97を通
して表示デバイス99に接続されている。また表示デバ
イス95に提示された右提示用プレーンと表示デバイス
99に提示された右提示用プレーンを、合成して右眼に
提示するために、図23(a)に示すような位置関係で
ハーフミラー101が配置される。
【0147】このように構成された三次元ボリュームデ
ータ表示装置の動作について、図24のフローチャート
を参照して説明する。
【0148】まず、カウンタ91は図示しない画像プロ
セッサ12から送られてきた提示用プレーンの枚数を示
すkに1をセットする(ステップS81)。
【0149】そして、カウンタ91はkの値を割り算器
102に送り、割り算器102は送られてきたkを片眼
に用いられている表示デバイスの数、即ち図23に示さ
れている例では2で割り、その余りをqとして切り替え
装置92,93に出力する(ステップS82)。
【0150】そして片眼に用いられる表示デバイスの数
が2である場合に、qが取り得る値は、“0”か“1”
か否か判断する(ステップS83)。
【0151】この判断で、qが“0”であれば、切り替
え装置92は左提示用プレーンを表示デバイス94に送
り提示し(ステップS84)、そして切り替え装置93
は右提示用プレーンを表示デバイス95に送り提示する
(ステップS85)。
【0152】しかしステップS83の判断で、qが
“1”であれば、切り替え装置92は左提示用プレーン
を反転装置96で反転した後に表示デバイス98に送り
提示する。反転装置96は提示用プレーンがハーフミラ
ーによって反転されるのを直すもので、図23(a)に
示すようにハーフミラーを使う場合は、左右の反転を行
なう(ステップS88)。
【0153】そして、切り替え装置93は右提示用プレ
ーンを反転装置97で反転した後に表示デバイス99に
送り提示する。反転装置97の作用は反転装置96の作
用と同様である(ステップS89)。
【0154】次にカウンタ91は、画像プロセッサ12
から次の提示プレーンが送られてくると提示プレーンの
枚数を示すのに1を加える(ステップS86)。
【0155】そして終了するか否か判断し(ステップS
87)、終了しなければステップS82に戻る。
【0156】このように終了になるまでステップS82
からステップS87までの処理を繰り返し行うことによ
り、左提示用プレーンは表示デバイス94と表示デバイ
ス98に交互に提示される。一方、左視点においてはハ
ーフミラー100の効果により表示デバイス94の提示
プレーンと表示デバイス98の提示プレーンを同時に見
ることが可能となる。また右提示用プレーンは表示デバ
イス95と表示デバイス99に交互に提示される。一
方、右視点においてはハーフミラー101の効果により
表示デバイス95の提示プレートと表示デバイス99の
提示プレーンを同時に見ることが可能となる。
【0157】以上で述べたように第8実施例によれば、
画像表示装置の表示デバイスが十分な表示速度を持って
いない時に、表示デバイスを複数個用意し交互に像を提
示させ、一方の表示デバイス画像を提示している時に他
方の表示デバイスに提示の準備をさせることにより、表
示デバイスの表示速度の不足を補うことができる。
【0158】また本実施例では、交互に提示した像を統
合する装置としてハーフミラーを用いているが、可動ミ
ラーを用いて像が提示されている方の表示デバイスを観
察者に見せ、他方を隠すようにしても上記実施例と同様
の効果を挙げることができる。 さらに交互に像を提示
する場合、一方の表示デバイスの画素位置に、他方の表
示デバイスの画素位置が重ならないように、図23
(b)に示すような表示デバイスを配置することによ
り、縦方向と横方向の見かけ上の解像度を高めることが
できる。
【0159】次に図25には、本発明による第9実施例
としての三次元ボリュームデータ表示装置の構成を示し
説明する。
【0160】前述した第3実施例に示したように、視点
移動に追従して三次元像を表示する場合には、視点移動
に伴う三次元像の変化により明るさが急激に変化する領
域があると、その部分がちらつきとして感じられる恐れ
がある。
【0161】この現象を防ぐためには単位時間あたりの
三次元像の表示数を増やす必要があるが、ハードウェア
の処理能力の制約により実現できない場合もある。
【0162】一方、人間の視覚特性として、動物体に対
する解像度は静止物体に対する解像度と比較して低いと
いうことが知られている。
【0163】この第9実施例は、この特性を利用し、視
点移動に伴う三次元像の変化が大きい場合には、表示す
る三次元像の解像度を低下させ、単位時間あたりの表示
数を増やすことにより、ちらつき感を低減させるもので
ある。
【0164】図25に示すように、この三次元ボリュー
ムデータ表示装置は、三次元ボリュームデータ作成装置
10、画像プロセッサ12、眼鏡型画像表示装置11、
姿勢検出装置41に大別される。三次元ボリュームデー
タ作成装置10、眼鏡型画像表示装置11、姿勢検出装
置41については、第3実施例と同様であり、ここでの
説明は省略する。
【0165】前記画像プロセッサ12は、三次元ボリュ
ームデータ作成装置10に接続されているメモリ1、C
PU7、平行移動・回転装置5、投影装置6、リサンプ
リング装置112、メモリ111が内部バス8に接続さ
れ構成されている。
【0166】この構成により、三次元ボリュームデータ
作成装置10から得られた三次元ボリュームデータに対
して姿勢検出装置41から得られる視点位置の情報をも
とにリサンプリング、平行移動、回転、投影操作が行な
われ提示用ボリュームデータが作成される。また内部バ
ス8には、眼鏡型画像表示装置11に接続するメモリ
3,4が接続され、これらのメモリには作成された提示
用ボリュームデータがそれぞれ格納されている。これら
のメモリ3,4には提示するプレーンの番号を指定する
ためのカウンタ2が接続されている。
【0167】このように構成された三次元ボリュームデ
ータ表示装置の動作について図26のフローチャートを
参照して説明する。
【0168】三次元ボリュームデータ作成装置10で得
られた三次元ボリュームデータは、画像プロセッサ12
内のメモリ1に格納される。CPU7はメモリ1に格納
されている三次元ボリュームデータを複製し、メモリ1
11に格納する。
【0169】そして、姿勢検出装置41は、眼鏡型画像
表示装置11の即ち三次元像の観察者の姿勢を検知し視
点位置及び視線方向を連続的に得る(ステップS9
1)。この姿勢検出装置41が得る視点位置と視線方向
は、図9に示すように仮定した三次元ボリュームデータ
の中心を原点とする座標で得られるものである。
【0170】そして、CPU7は、姿勢検出装置41に
より得られた視線方向を平行移動・回転装置5に送る。
前記平行移動・回転装置5は、メモリ111に格納され
ている三次元ボリュームデータに対して、与えられた視
線方向がボリュームデータの中心を通るように図2
(d)に示すような平行移動を行なう。
【0171】また、視線の方向が正面方向と等しくなる
よう回転操作を行ない、処理結果をメモリ111に格納
する。CPU7は、ボリュームデータから視点までの距
離を投影装置6に送る。
【0172】この投影装置6は、前述した第1実施例と
同様の処理により、メモリ111に格納されている三次
元ボリュームデータから、左提示用ボリュームデータを
作成しメモリ3に格納する。また右提示用ボリュームデ
ータを作成し、メモリ4に格納する(ステップS9
2)。
【0173】次にCPU7は、姿勢検出装置41から連
続的に得られる視点位置、視線方向が変化したか否かを
判断し(ステップS93)、変化していなければ(N
O)、何ら処理をせずに、ステップS96に移行する。
しかし、視点位置、視線方向が変化した場合(YE
S)、リサンプリング装置112は、メモリ111に格
納されている三次元ボリュームデータに対して、図27
に示されるようなリサンプリングを行ない、得られた結
果をメモリ111に格納する(ステップS94)。
【0174】前記姿勢検出装置41は、ステップS91
と同様に視点位置、視線方向を得る(ステップS9
5)。
【0175】そして、平行移動・回転装置5、投影装置
6はメモリ111に格納されている三次元ボリュームデ
ータに対してステップS92と同様に平行移動、回転、
投影を行ない、左提示用ボリュームデータを作成し、メ
モリ3に格納する。また右提示用ボリュームデータを作
成し、メモリ4に格納する。ここで、作成される提示用
ボリュームデータは、視点位置、視線方向が変化した場
合には、リサンプリング後の三次元ボリュームデータか
ら得られる。そうでない場合にはリサンプリングが行な
われていない三次元ボリュームデータから得られる。提
示用ボリュームデータの作成が終わると、CPU7はメ
モリ1に格納されている三次元ボリュームデータを複製
し、メモリ111に格納する(ステップS96)。
【0176】次にメモリ3に格納されている左提示用ボ
リュームデータと、メモリ4に格納されている右提示用
ボリュームデータは、メモリ3、メモリ4、カウンタ
2、眼鏡型画像表示装置11が、第1実施例と同様に作
用することにより、立体的に見える三次元像として表示
される(ステップS97)。
【0177】次に終了するか否か判断し(ステップS9
8)、終了しなければ(NO)、ステップS93に戻
る。
【0178】このようにステップS93からステップS
98の処理によって、姿勢検出装置41で連続的に検出
される視点位置、視線方向に追従する三次元像の表示が
行なえる。またその場合に、視点位置、視線方向の変化
に伴い表示する三次元像が変化する場合には、動物体に
対する視覚特性が静止物体に対する視覚特性と比較して
良くないことを利用し、三次元像の解像度を落とし単位
時間あたりの三次元像の表示数を増やすことにより、ち
らつき感を低減させることができる。
【0179】次に図28には、本発明による第10実施
例としての三次元ボリュームデータ表示装置の構成を示
し説明する。
【0180】この第10実施例は、三次元ボリュームデ
ータに対して、単一の視点を想定して得られる提示用ボ
リュームデータを、常に視点を移動しながら連続的に提
示することにより、観察者から近い点と遠い点との間で
知覚される動きの差即ち運動視差から立体視を形成する
例である。
【0181】この構成は、三次元ボリュームデータ作成
装置10、画像プロセッサ12、画像表示装置121に
大別される。
【0182】この画像プロセッサ12は、三次元ボリュ
ームデータ作成装置10に接続されているメモリ1、C
PU7、平行移動・回転装置5、投影装置122、RO
M9、が内部バス8に接続され構成される。前記メモリ
1は、三次元ボリュームデータ作成装置10に接続さ
れ、メモリ3は画像表示装置121に接続されている。
【0183】この構成により、三次元ボリュームデータ
作成装置10から得られた三次元ボリュームデータに対
してROM9に格納されている視点位置の情報をもとに
平行移動、回転、投影操作が行なわれ提示用ボリューム
データが作成される。
【0184】このROM9には、連続的に変化する複数
の視点位置の情報が格納されている。また画像表示装置
121に接続されているメモリ3も内部バス8に接続さ
れており、これらのメモリには作成された提示用ボリュ
ームデータが格納されている。 前記メモリ3には、提
示するプレーンの番号を指定するためのカウンタ2が接
続されている。
【0185】このように構成された三次元ボリュームデ
ータ表示装置の動作について、図29及び図30のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0186】この三次元ボリュームデータ表示装置は、
三次元ボリュームデータ作成装置10で得られた三次元
ボリュームデータは、画像プロセッサ12内のメモリ1
に格納する。CPU7は、ROM9に格納されている視
点位置の情報の中で視線方向を平行移動・回転装置5に
送る。この平行移動・回転装置5は、メモリ1に格納さ
れている三次元ボリュームデータに対して、与えられた
視線方向がボリュームデータの中心を通るように、図2
(d)に示すような平行移動を行なう。また視線の方向
が正面方向と等しくなるよう回転操作を行ない、その処
理結果をメモリ1に格納する。
【0187】前記CPU7は、ボリュームデータから視
点までの距離を投影装置122に送る。投影装置122
はメモリ1に格納されている三次元ボリュームデータか
ら提示用ボリュームデータを作成しメモリ3に格納す
る。
【0188】次に図30(a)のメインのフローチャー
トについて説明する。
【0189】まず、図30(b)のフローチャートにて
後述するように、メモリ1に格納されている三次元ボリ
ュームデータから、提示用ボリュームデータがメモリ3
に作成される(ステップS101)。
【0190】次に、図30(c)のフローチャートにて
後述するように、メモリ3、カウンタ2の動作により、
提示用ボリュームデータが画像表示装置121の提示面
には、提示用プレーンが手前のプレーンから奥のプレー
ンへと順番に提示される(ステップS102)。
【0191】そして、CPU7はROM9に格納されて
いる全ての視点位置に対して、提示用ボリュームデータ
の作成と提示を行なったか否か判断し(ステップ10
3)、作成と提示が行なわれていれば(YES)、何ら
処理せずに終了させる。しかし、作成と提示が行なわれ
ていなければ(NO)、新たな視点位置に対して、(ス
テップS101)と同様な処理を行い(ステップS10
4)、ステップS102に戻る。
【0192】このようなステップS102からステップ
S104の処理を繰り返すことにより、ROM9に格納
されている連続的に変化する複数の視点情報に対して提
示用ボリュームデータが作成、提示される。
【0193】従って、常に視点を移動しながら三次元ボ
リュームデータが連続的に提示されるので、観察者から
近い点と遠い点との間で知覚される動きの差即ち運動視
差から立体視を形成することができ、三次元ボリューム
データを立体的な三次元像として表示することができ
る。
【0194】ここで、投影装置122の動作について、
図29と図30(b)のフローチャートを参照して、詳
細に説明する。
【0195】図29は、説明のために三次元ボリューム
データと視点の関係を視線方向の一次元と視線と垂直な
方向の一次元と合わせて二次元的に示したものである。
他の一次元についても、投影の方法については以下で説
明する手法と同様に考えればよい。
【0196】図29において、視点と画像表示装置の画
像を提示する面との距離を“s”とし、三次元ボリュー
ムデータを立方体と考てえ一辺の大きさを“m”とし、
画素数を“n”とし、三次元ボリュームデータの最も視
点に近いプレーンと視点間の距離を“d”である場合の
位置関係が示されている。
【0197】投影装置122は、まず1枚目のプレーン
1 に処理を行なうためにkに1をセットする(ステッ
プS111)。
【0198】そして、プレーン内において、1番目のデ
ータに対して処理を行なうために、tに1をセットする
(ステップS112)。ここで。k枚目のプレーンPk
から視点までの距離は、 d+k×m/n で表わされる。また、プレーンPk において1番目のデ
ータv(k,1)からt番目のデータv(k,t)まで
の距離は、 t×m/n で表わされる。プレーンPk 上の視線の位置を原点とし
た場合、t番目のデータv(k,t)の座標は、 (t×m/n)−(m/2) で表わされる。従って、プレーンPk のt番目のデータ
v(k,t)は、提示面の中心を原点とした場合、 ek,t =s×((t×m/n)−(m/2))/(d+
(k×m/n)) の座標に投影される。以上の式に従い、ek,t を求める
(ステップS113)。また、提示面の大きさがfで画
素数がnとすると、画素数が表わされる投影位置は、 e′k,t =ek,t ×n/f となる。以上の式に従い、e′k,t を求める(ステップ
S114)。
【0199】そして、メモリ3に格納される提示用ボリ
ュームデータvL の座標(k,e′k,t )の位置に、メ
モリ1に格納されている三次元ボリュームデータvの座
標(k,t)の位置の値を代入する(ステップS11
5)。プレーンPk 内で、次のデータに投影処理を行な
うために、データ位置を示すtに1を加える(ステップ
S116)。
【0200】次に、tの値とnを比較し(ステップS1
17)、tの値がnより大きくなければ(YES)、ス
テップS113に戻る。しかし、tの値がnより大きけ
れば(NO)、次のステップS118に移行する。この
ようなステップS113からステップS117の処理を
行なうことにより、プレーンPk は提示面に投影され提
示用プレーンが作成される。
【0201】前記ステップS117の比較でtの値がn
より大きい場合に(YES)、次のプレーンに投影処理
を行なうためにプレーンを示すkに1を加える(ステッ
プS118)。その後、kの値とnを比較し(ステップ
S119)、kの値がnより大きくなれば(YES)、
ステップS112に戻る。しかしkの値がnより大きけ
れば(NO)、終了する。
【0202】このようなステップS112からステップ
S119までの処理により、メモリ1に格納されている
三次元ボリュームデータから、提示用ボリュームデータ
がメモリ3に作成される 次に、提示用ボリュームデータが提示される様子につい
て図30(c)のフローチャートを用いて説明する。
【0203】CPU7はメモリ3に提示用ボリュームデ
ータが格納されると、カウンタ2にカウント開始の信号
を出力する。カウンタ2は次のようにカウントを行な
う。カウント数を表わす変数をkとし、カウンタ2はk
に1をセットする(ステップS121)。
【0204】そして、カウンタ2はメモリ3にkの値を
出力し、メモリ3はカウンタ2から送られてくるカウン
ト数kに対応する提示用プレーンPk を画像表示装置1
21の提示面に出力する(ステップS122)。
【0205】次にカウンタ2は、kの値に1を加える
(ステップS123)。
【0206】そしてkの値とnを比較し(ステップS1
24)、kの値がnより大きくなければ(YES)、ス
テップS122に戻る。しかしkの値がnより大きけれ
ば(NO)、カウンタ2がkの値を1にリセットする
(ステップS125)。そして終了するか否か判断し
(ステップS126)、終了しなければステップS12
2に戻る。
【0207】このように終了になるまでステップ122
からステッ126まで処理を繰り返し行うことにより、
画像表示装置の提示面には、提示用プレーンが手前のプ
レーンから奥のプレーンへと順番に提示される。
【0208】以上詳述したように、本実施例では、三次
元ボリュームデータから視点の位置に応じた視差を与え
ながら左右の提示用ボリュームデータを作成し順次提示
することにより、三次元ボリュームデータを立体的に見
える三次元像として表示することができる。
【0209】従って、本実施例の三次元ボリュームデー
タ表示装置は、回転するスクリーンまたは前後に移動す
るスクリーンといった三次元空間を走査するための機械
的に動作するハードウエアを用いずに、立体的に見える
三次元像を高速に表示することができる。
【0210】また、観察者の姿勢検出を自動的に連続し
て行なうことにより、観察者の視点位置、視線方向に追
従した立体的な三次元像の表示が行なえ、また、観察者
の立体視が失われた場合には、立体視が容易なパターン
を用意し、観察者の要求により瞬時にパターンを切り替
えることにより立体視の回復を行ないやすくすることが
できる。
【0211】そして、三次元ボリュームデータに注目空
間を設定し、他の領域を表示しないようにすることによ
り、注目領域を視認しやすくできる。また複数の注目空
間を設定することにより、三次元ボリュームデータの所
望の一部分と他の一部分を比較しやすくすることができ
る。
【0212】さらに本実施例による時分割眼鏡型の表示
装置では、同一の提示面に左右の像を時分割で提示し、
観察者が左右の像に同期して開閉するシャッタ式眼鏡5
3または液晶式眼鏡を用いることにより、左用画像を左
眼に右用画像を右眼に提示できる。本実施例では、この
方式を用いた場合に、視点と提示面との位置関係を自動
入力することにより、提示面の前での観察者の動きに対
応した三次元ボリュームデータの表示を行なわれる。
【0213】また本発明は、前述した実施例に限定され
るものではなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0214】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、三
次元空間を走査するための機械的な構成を要せずに、立
体的な三次元像を高速に表示することができる三次元ボ
リュームデータ表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例としての三次元ボリュ
ームデータ表示装置の概略的な構成を示す図である。
【図2】本発明の三次元ボリュームデータ表示装置の概
略を説明するための図である。
【図3】本発明の三次元ボリュームデータ表示装置の概
略を説明するための図である。
【図4】図4(a)は図1に示した投影装置の動作を説
明するためのフローチャート、図4(b)は左右の提示
用ボリュームデータで提示するための処理工程を示すフ
ローチャートである。
【図5】本発明による第2実施例としての三次元ボリュ
ームデータ表示装置について説明するための図である。
【図6】図5に示した三次元ボリュームデータ表示装置
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明による第3実施例としての三次元ボリュ
ームデータ表示装置の構成を示す図である。
【図8】図7に示す構成の三次元ボリュームデータ表示
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】図9(a)は姿勢委検出装置が得る視点位置と
視線方向を示す図、図9(b)は姿勢検出装置の構成例
を示す図である。
【図10】本発明による第4実施例としての三次元ボリ
ュームデータ表示装置の概略を示す図である。
【図11】第4実施例の三次元ボリュームデータ表示装
置の構成を示す図である。
【図12】第4実施例の三次元ボリュームデータ表示装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明による第5実施例の三次元ボリューム
データ表示装置の概略を示す図である。
【図14】第5実施例の三次元ボリュームデータ表示装
置の構成を示す図である。
【図15】第5実施例の三次元ボリュームデータ表示装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】視点と三次元ボリュームデータにおける投影
の幾何学的関係を示す図である。
【図17】本発明による第6実施例の三次元ボリューム
データ表示装置の構成を示す図である。
【図18】図18は、注目空間の一例を示す図である。
【図19】第6実施例の三次元ボリュームデータ表示装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図20】本発明による第7実施例としての三次元ボリ
ュームデータ表示装置の構成を示す図である。
【図21】第7実施例に用いる簡単な立体視パターンの
一例を示す図である。
【図22】第7実施例の三次元ボリュームデータ表示装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図23】本発明による第8実施例としての三次元ボリ
ュームデータ表示装置の構成を示す図である。
【図24】第8実施例の三次元ボリュームデータ表示装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図25】本発明による第9実施例としての三次元ボリ
ュームデータ表示装置の構成を示す図である。
【図26】第9実施例の三次元ボリュームデータ表示装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図27】姿勢検出装置が得る視点位置と視線方向を示
す図である。
【図28】本発明による第10実施例としての三次元ボ
リュームデータ表示装置の構成を示す図である。
【図29】視点と三次元ボリュームデータにおける投影
の幾何学的関係を示す図である。
【図30】第10実施例の三次元ボリュームデータ表示
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図31】従来のボリュームレンダリングの手法を説明
するための図である。
【図32】従来の三次元像として表示する体積走査法を
説明するための図である。
【図33】三次元ボリュームデータの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,3,4…メモリ、2…カウンタ、5…平行移動・回
転装置、6…投影装置、7…CPU、8…内部バス、9
…ROM、10…三次元ボリュームデータ作成装置、1
1…眼鏡型画像表示装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三次元空間上にデータが分布する三次元
    ボリュームデータを格納するメモリと、 三次元ボリュームデータを視覚化するための少なくとも
    2つの視点を与える手段と、 前記視点から三次元ボリュームデータを見る場合の視線
    方向と垂直な各平面に対して、視差を与えながら投影に
    より提示データを作成する投影手段と、 一時機に1つの平面に対応する提示データを指定し、該
    平面に一定時間内に複数の提示データを指定する手段
    と、 前記指定された提示データを提示する表示手段と、を具
    備することを特徴とする三次元ボリュームデータ表示装
    置。
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