JPH06305755A - ガラス板を曲げる方法及び装置 - Google Patents

ガラス板を曲げる方法及び装置

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JPH06305755A
JPH06305755A JP6024352A JP2435294A JPH06305755A JP H06305755 A JPH06305755 A JP H06305755A JP 6024352 A JP6024352 A JP 6024352A JP 2435294 A JP2435294 A JP 2435294A JP H06305755 A JPH06305755 A JP H06305755A
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glass plate
glass
mold
bending
press
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Neil W Jacques
ウイリアム ヤッケス ニール
Brian J Thomas
ジェームス トーマス ブリアン
David Sykes
サイクス デビッド
James Boardman
ボードマン ジェームズ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最近の需要に答えて、複雑な曲率で、正確に
ガラス板を大きく湾曲させることができるガラスを曲げ
る方法及び装置を提供する。 【構成】 中心部5と移動端6、7とを有する湾曲した
下型3の中心部上にガラス板1、2を配置し、ガラスの
軟化温度でガラスの重量により重力曲げ加工を加え、次
に移動端をガラス板に向け移動させ接触させてガラス板
の湾曲すべき部分を支持し、次に上型4をガラス板に接
触させる。次に機械的アーム40の端部41、又は上型
4′内の負圧、又は上方に指向するガスジェットのよう
な支持方法でガラス板の湾曲すべき部分を支持し、この
支持した状態で移動端をガラス板から離して移動させ
る。次にガラス板のこの支持していた部分に向けプレス
ウイング12、13を揺動させてガラス板に接触させ、
ガラス板の湾曲すべき部分を上型4に押圧してガラス板
にプレス曲げ加工を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス板を曲げる方
法、また特に、最初にガラス板の重量を利用して重力曲
げ工程を行い、次にプレス曲げ工程を行ってガラス板を
曲げる方法であり、必ずしも限定されないが、次の成層
のため自動車のガラスを曲げるのに特に有用なガラス板
を曲げる方法、及びその方法の実施に使用する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌の窓のガラスは、通常湾曲してお
り、その曲率は、曲げ工程によって平坦なガラスに与え
られる。この曲げ工程の1つにおいては、平坦なガラス
板を環状めす型上に設置し、ガラスの軟化点までガラス
板を加熱する。各ガラス板は、それ自身の重量で湾曲し
(たるんで)、ガラス板の周縁が環状めす型に接触す
る。このような曲げ技術は、「たるみ曲げ」、又は重力
曲げとして知られており、車輌の製造の需要に追いつく
ようガラスを曲げるため、この技術は、ここ数年で発達
した。例えば、一層大きく湾曲したガラスが必要になっ
たので、環状めす型を変更して、ヒンジにより型の中心
部に型の端部を取り付け、ガラスが軟化し、曲げ工程が
進行するにつれて、このヒンジを付けた型の端部を徐々
に閉じるようにしていた。これは、曲げている間に、型
に対してガラス板が摺動する傾向を防止し、ガラス板に
引っかき傷が生ずるのを防止するためである。このよう
な型を関節付き型と称する。
【0003】ガラス板の重量を利用する重力曲げ工程
は、2枚のガラス板に内層材料シートを組み合わせるこ
とによって次の工程で成層すべきガラスの製造に特に適
していることがわかった。重力曲げ工程は、光学的に品
質が高いガラスを生産することができ、また2枚のガラ
ス板を同時に曲げることができ、従って、成層する際、
非常に良く適合し、整合して対をなすガラスを生産する
ことができる。近年、車輌の設計が発達したため、複雑
な曲率のガラス、即ち互いに直角方向に2方向に曲げら
れたガラスが必要になった。しかし、重力曲げ工程だけ
では、複雑な曲率の場合、非常に限定された程度にガラ
ス板を曲げることができるに過ぎない。
【0004】更に、車輌の製造に自動化された装置を使
用することが増大したため、ガラス板が一層厳密な寸法
公差を有することが必要になった。曲げた窓ガラスの周
縁の形状は、2次元の投影に関してだけでなく、3次元
にも正確でなければならない。即ち、周縁に隣接するガ
ラスの角度は正確でなければならない。この角度は、当
業者には「入り口角(angle of entry) 」として知られ
ており、この角度が正しくないと、曲げた窓ガラスは、
車輌の本体フレームの取付けフランジ内に嵌着せず、満
足にシールしない。更に、窓ガラスの光学的性質は、ガ
ラスの中心区域の形状によって影響を受けるから、必要
な光学的基準を満たすためには、ガラスの中心区域の形
状を正確に制御しなければならない。
【0005】これ等のガラス板に対する要件は、一層大
きく、一層複雑に曲げることと相まって、ガラス板を重
力曲げ技術のみで加工していては、も早達成されない。
そこで、現在は、このようなガラス板の形状を完成する
には、次の工程のプレス曲げ工程を行う必要があると考
えられている。このプレス曲げ工程は、曲げる窓ガラス
の限られた部分のみを加工するもので、例えば、窓ガラ
ス板を車輌の本体に組み込んだ時に、本体のフロントガ
ラス窓枠に隣接する窓ガラスの区域のみを加工する。現
在の多くの車輌の設計では、この窓ガラスの区域は一層
大きく曲げることが必要であり、次の工程のプレス曲げ
工程で一層大きく曲げる必要がある窓ガラスの区域を本
明細書中、「大きく湾曲させる部分」と称する。
【0006】このような次の工程のプレス曲げ工程の例
は、旭ガラス株式会社の名で出願したヨーロッパ特許出
願第89103298.9号であってヨーロッパ特許第
338216号となった明細書に開示されている。この
明細書には、1対の補助おす型によってガラス板の大き
く湾曲させる部分を環状型に向けプレスする構成が開示
されている。重力曲げ加工を既に行った関節付き型のヒ
ンジ端をプレス曲げ工程中に所定位置に確実にロックす
るか、又は重力曲げ工程と、次のプレス曲げ工程との間
で非関節付き型、即ち固定型に向けガラス板を移送して
いる。この移送中に、ガラスの形状が変化し、又はその
温度が降下するか、又はその両方が起こるので、ガラス
の移送は好ましくない。更に、所定位置にヒンジ端をロ
ックした関節付き型でプレス曲げ工程を実施する場合で
も、また固定型にガラス板を移送した後に実施する場合
でも、ガラス板の大きく湾曲させる部分を十分正しい角
度に支持するため、「広いランド部」によって型の端部
を延長する必要がある。そのようにすれば、ガラス板に
生ずるマークを減らすことができ、プレス曲げ工程中、
必要な入口角を達成することができる。ここに使用する
「広いランド部」の語は、適切な角度で環状型のヒンジ
端に取り付けた金属のリボン状ストリップを意味する。
これにより、環状型の端部の狭い上端縁の所定位置にガ
ラス板を支持する。しかし、このような広いランド部を
使用すると、ガラス板からの熱の流れに影響を及ぼし、
端縁の応力が過大となり、特殊な方法でガラス板をアン
ニーリングすることが必要になる。
【0007】この装置の全体としての欠点は、プレス曲
げ工程に使用するそれぞれの型をプレス力に耐えるよう
補強する必要があり、広いランド部を必要とすること
と、関節付き型であれば型の端部をロックする装置が必
要なことである。製造炉内には、これ等の型の20個以
上が存在し、型の完全な一組を準備するために、一層多
くの製造作業と製造費用とが必要になる欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のような理由か
ら、重力曲げ工程の次の工程であるプレス曲げ工程中、
ガラス板の大きく湾曲させる部分を支持するため、ヒン
ジ端のような環状型の一部や、付加的環状固定型を使用
することは好ましいことでない。重力曲げ工程に使用し
た環状型の一部をガラス板から離し、他の手段をガラス
板に接触させる間に、ガラス板が好ましくないたるみを
起こすのを防止する工程を行うならば、この重力曲げ工
程に使用した環状型の一部(又は移送後の固定型の一
部)以外の手段を使用することによって次の工程の満足
なプレス曲げ工程を達成し得ることがわかった。本発明
の目的は、上述の従来の技術の欠点を除去し、ガラス板
を正確に大きく湾曲させることができ、過大な応力をガ
ラス板に発生させることなく、余分な設備や費用を要せ
ず、従来の設備をあまり変更することなく、重力曲げ工
程の他にプレス曲げ工程を実施することができるガラス
板を曲げる方法、及び装置を得るにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、少なくと
も1個の移動端を有する型でガラス板を曲げるに当た
り、型の上で最初の重力曲げ工程をガラス板に加え、次
に型の移動端にあるガラス板の一部を支持し、この支持
を続けたまま、型の移動端をガラス板から離間して下降
させ、次にプレス曲げ工程を加えることを特徴とする。
【0010】本発明方法において、型の移動端を上述し
たようにヒンジで取り付けることができるが、この移動
端をガラス板から離間して型の中心部に対し相対的に下
降させるためにいかなる機械的構成でも十分に使用する
ことができる。
【0011】ガラス板を湾曲させる温度までガラス板を
加熱する炉を含む曲げ装置で本発明を実施する。曲げ装
置自身の加熱装置(それが炉の一部であってもなくと
も)によって直接加熱される曲げ装置の一部において、
又は高温ガスを通過させて(及び型の何らかの加熱によ
って)加熱される部分において本発明を実施することが
でき、又は直接加熱される部分で本発明の一部を実施
し、高温ガスの通過により主に加熱される部分で本発明
の一部を実施してもよい。湾曲させた後、ガラス板を例
えばアンニーリングによって冷却することができる。し
かし、好適と思われるならテンパリング(即ち加熱によ
る強化)を加えてもよい。型の移動端にあるガラス板の
上記部分の必要な支持のためには多くの方法がある。
【0012】本発明の一態様によれば、上型内の負圧に
よってガラス板の支持を行うことができる。支持すべき
ガラス板の部分、又は複数個の部分のみに、又はこれ等
の部分の一部のみに負圧を加えるのが好適である。本発
明の他の態様によれば、ガラスに接触できるようにした
端部を有する少なくとも1個の機械的アームによってガ
ラス板を支持する。型の移動端のような曲げ装置の他の
部分をアームが妨害することなく、またアームが妨害さ
れることなく、ガラス板に接触し、また離間するようア
ームが動き得るようにする必要があるから、支持すべき
ガラス板の部分、又は複数個の部分の一部のみに、例え
ば縁のみにアームが接触するのが好適である。本発明の
更に他の態様によれば、ほぼ上方に指向するガス、例え
ば空気によってガラス板を支持する。支持すべきガラス
板の部分、又は複数個の部分のみに、又はこれ等の部分
の一部のみにガスを加えるのが好適である。
【0013】ガラス板を曲げる本発明装置は、少なくと
も1個の移動端を有する下型と、この移動端を開閉する
手段と、下型の上方に取り付けた少なくとも1個の上型
と、下型に対しこの上型を往復動させる手段と、大きく
湾曲させるべきガラス板の部分に接触して押圧するよう
移動可能に取り付けた少なくとも1個のプレスウイング
と、下型の移動端に設置されたガラス板の一部を支持す
る支持手段とを具えることを特徴とする。
【0014】通常の自動車用ガラスを曲げる技術におい
ては、上型はおす型、即ち凸型であり、下型はめす型、
即ち凹型である。本発明装置に使用するプレスウイング
も通常同様にめす型、即ち凹形に湾曲している。しか
し、本発明は他の構成の型にも適用することができる。
本発明によって製造される板ガラスの大きく湾曲した部
分は、車輌のサイドウインドウにはめ込む窓ガラスに必
要である。しかし、対称にする結果、このような2個の
大きく湾曲した部分を有するフロントガラスとして成層
させる重ねた1対のガラス板を曲げるのに本発明は特に
有用である。このような用途では、下型に2個の移動端
を設け、更に2個のプレスウイングを設け、下型の2個
の移動端によって支持されていたガラス板の2個の部分
を次に支持することが明らかである。
【0015】本発明に採用する上型は、プレス曲げ工程
中、ガラス板の大きく湾曲させる部分に接触するようこ
の部分にそれぞれ設置する1個、又はそれ以上のパッド
を具える。又は、上型を全面型にすることができ、即ち
ガラス板の全面をほぼ覆う型にすることができる。又
は、過大な寸法の全面型にすることもできる。更に、適
切な下型と共に、適切な全面型である上型とを使用する
ことによって、(窓にはめ込んだ時、明らかであるが)
窓ガラスの上端縁から下端縁までの方向にS字状の曲率
と、側方から側方の方向にC字状の曲率(窓枠に隣接す
る大きく湾曲する部分を伴って)とを組み合わせてガラ
ス板を製造することができる。
【0016】上述の説明では、曲げ作用によって、たる
んで湾曲したガラス板の部分に接していた下型の部分の
上にそのまま位置しているガラス板を次にプレス曲げす
るように説明したが、プレス曲げ工程のためガラス板を
下型から一旦取り外し、下型の上記部分の上にあったガ
ラス板の部分を次に支持する場合も本発明方法に包含さ
せることができる。図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0017】
【実施例】図1において、プレス曲げ工程の開始時にお
ける曲げ装置の一部の左側(図面で見て)を示す。この
装置の左側を一層明瞭に図示するためこの装置の右側を
省略したが、対称平面A−Aに関して左側と右側とは鏡
面対称である。上ガラス板1と下ガラス板2とから成る
湾曲させる1対のガラス板を互いに重ねて下型3上に支
持する。この下型3は、環状のめす型、即ちガラス板を
支持する面が凹形の型であり、この装置の作動サイクル
のこの時点で閉じた状態にある。下型3は、中心部5
と、左移動端6と、右移動端(図1に図示せず)とから
成る。ここに、「閉じた状態」とは、移動端が中心部5
に対し下方に降下しておらず、図1のような位置にある
状態を言う。
【0018】上述したように、左移動端6は、種々の機
械的構成によって移動可能にすることができる。軸線1
0の周りに回動するリンク8から成るヒンジによって中
心部5に左移動端6を連結するようにここに図示してい
る。ガラス板1、2の上方には、下型3に対し垂直方向
に一線に上型4を設ける。通常の特性を有する機構(図
示せず)に上型4を取り付けて垂直方向に往復動できる
ようにする。(代案として、上型を固定し、下型を往復
動するよう取り付けてもよい。)以下に一層詳細に説明
するように、実際に実施されている本発明の実施例によ
れば、上型4は種々の形態にすることができる。下型3
を除いて、この曲げ装置の全ての要素を通常の特性のフ
レーム110に取り付ける。このフレーム110は、図
19のみに図示し、装置の他の要素を一層良く明示する
ため他の図面では省略した。
【0019】下型3の左にプレスウイング12を設け
る。「プレスウイング」と称するのは翼のように揺動し
てガラス板をプレスするからである。この場合のプレス
ウイング12は、めす型、即ち凹形の型であり、本発明
のプレス曲げ工程で使用する。アンカー16を介してフ
レーム(図1に図示せず)に取り付けた空気、又は液圧
のシリンダ14によってプレスウイング12を作動させ
る。シリンダ14を作動させると、ピストンロッド18
を突出し、軸線22の周りに作動アーム20を回転さ
せ、プレスウイング12を動かし、最終的にプレスウイ
ングをそのプレス位置にもたらす。この曲げ装置の種々
の部分に下型3を通すため、移動台、台車、又はコンベ
ヤのような移送の通常の手段に下型3を支持する。
【0020】本発明の実施例では、ガラス板の一部を支
持するため種々の支持手段を採用できるから、支持手段
を図1に図示しない。図2に示す本発明の第1実施例で
は、変更を加えた上型4′の一部の内側の負圧によって
ガラス板を支持する。この支持手段は、左側の真空パッ
ド24と右側の真空パッド25とから成り、ガラス板
1、2の大きく湾曲させる部分、即ち支持すべき部分の
上方にこれ等真空パッドを配置する。変更を加えた上型
4′を構造的に強化するフレーム部材26に真空パッド
24、25を取り付ける。また、フレーム部材26に熱
絶縁スクリーン27を取り付けて、ガラス板1、2の中
心区域からの過大な熱損失を防止する。図2に、右移動
端7と、右側のリンク9と、右側の軸線11とを示す
が、これ等の部片は、対応する図1の左側の部片と鏡面
対称に配置されている。
【0021】内部の構造を示すため図3に真空パッド2
4を拡大して示す。真空パッド25は真空パッド24に
鏡面対称になっている。真空パッド24の上部を形成す
る真空室30に管31を通じて真空ポンプ(図示せず)
を連結する。多数の細い管32の上端を真空室30内に
開口する。管32の下端は、真空パッド24のガラス接
触面33によって形成され、即ちガラス接触面と同一平
面である。従って、ガラス接触面33は、その全面に多
数の孔34があって、孔34は管32の下端を示してい
る。例えば、ガラス板1、2の周縁に最も近いパッド2
4の部分のように、ガラス板の縁が支持を必要としてい
る区域に孔34の集中度を増大する。
【0022】使用中、ガラス板1、2を支持する孔34
の位置に負圧が存在し、ガラス板1が表面33に接触
し、ガラス板2がガラス板1に接触する。真空パッド2
4、25内の負圧が上ガラス板1のみに直接作用してい
ることは明らかであるが、両方のガラス板の大きく湾曲
させる部分が真空パッド24、25によって十分に支持
されることは、本発明のこの実施例の予期しない驚くべ
き効果である。ここに十分な支持とは、型の移動端6、
7を下降させ、プレスウイング12(と右側のプレスウ
イングと)を揺動させて、プレス曲げ工程を行うため
に、ガラス板1、2のその時の形状を十分長く維持する
ような支持を意味する。また、このように支持すれば、
プレスウイング12(と右端のプレスウイングと)を後
退させ、代わりに型の移動端6、7をその原位置に復帰
させる間、ガラス板の変形した形状を維持することがで
きる。
【0023】重力による曲げ工程が完了したが、プレス
曲げ工程は、まだ行われていない時の曲げサイクルの一
時点で、ガラス板の一部を支持していることが必要であ
る。この時点では、ガラス板1、2の大きく湾曲させる
部分の形状は、真空パッド24、又は25のガラス接触
面33の形状に正確に対応しておらず、まだ相違してい
る。この相違が大きければ大きい程、真空パッドによる
支持の作用が少なくなる。これは、ガラス板と真空パッ
ドのガラス接触面との間に大きな間隙を生じ、その間隙
から孔34内に空気が吸い込まれるからである。この場
合には、上型4′の一部、例えば真空パッドに取り付け
た例えば遮板47のような空気の流れを制御する手段を
採用し、この手段をガラス板1、2の周縁に隣接するよ
う配置するのが好適である。空気を吸引して気流を加速
する間隙をこのような遮板によって制限し、上ガラス板
1とガラス接触面33との間の間隙に作用する負圧を生
ぜしめ、ガラス板を支持する作用を確実なものにする。
遮板を不銹鋼の板で製造するのが好適であり、ガラス板
1、2の大きく湾曲させる部分を遮板の裾部によって一
部包囲するように真空パッド24の端部の周りに遮板を
延在させる。真空パッド25では、遮板を反対端に設け
ればよいことは明らかである。
【0024】各真空パッドにセラミック部35を設け、
特に真空室30を収容する鋼ケーシング36をこのセラ
ミック部35上に配置することが好適である。細い管3
2をセラミック管で構成してもよいし、セラミック部3
5に孔を形成して構成してもよく、又はその両方を組み
合わせてもよい。
【0025】真空パッド24、25に内部加熱装置を設
けるのが好適である。そのような加熱装置を図3に示し
て開示しているが、次に説明する本発明の第2実施例と
第3実施例に関連して使用する上型4内に設けるのも好
適である。内部加熱装置を設け、ガラスを曲げる時の温
度に近い温度にガラス接触面33を維持する技術は当業
者によく知られている。ガラス接触面33に近く、セラ
ミック部35内に設けた通孔37内に管状の螺旋形の通
常の電気抵抗ヒータ46で内部加熱装置を構成するのが
好適である。例としてこのようなヒータを2個の通孔3
7内に設けた場合を示したが、全ての通孔内に組み込ん
でもよいし、接触面33、即ち加熱面に必要とする数だ
け組み込んでもよい。ケーシング36に通した適切な絶
縁ケーブル38によってこのヒータを電気的に接続す
る。代案としての加熱手段としては、高温ガスの外部供
給源から通孔37を通じて高温ガス、例えば高温空気を
供給してもよい。型の温度を有効に維持するのを助ける
ため、セラミック部35とケーシング36との間に通常
の熱絶縁特性を有する層39をこの型に設ける。本発明
の或る実施例では、当業者にとって通常の技術である例
えば不銹鋼クロスのような耐熱性クロスで覆ったガラス
接触面を上型、又は下型、又はその両方に設けることが
できる。
【0026】図4に本発明の第2実施例を示し、この実
施例では、ガラスに接触する端部41を有する機械的ア
ーム40によってガラス板の一部の支持体を設けてい
る。図1と同様、図4でも左側のみを示し、右側は仮想
の平面A−Aに関して左側と鏡面対称である。端部41
は、ガラス板2の周縁、例えば6mmの幅のみでガラス
に接触するのが望ましい。これを容易にするため、軸線
44の周りに回動自在に取り付けた支柱43の端部にア
ーム40を取り付け、側方調整装置42をこのアーム4
0に設ける。端部41がガラス板2に接触し両方のガラ
ス板1、2を支持している図4に示す位置と、端部41
がガラス板から離れた(例えば図10、図11に示すよ
うな)位置との間に上述の組立体を回動させることがで
きる。図1に示すシリンダ14に類似する形式のシリン
ダ(図示せず)を作動させることによって上述の組立体
を回動させることができる。
【0027】端部41は種々の形状にすることができ
る。好適な形状を図5に示すが、この図面では、型3、
4と残りの組立体とを簡明のため省略した。端部41を
形成するには、薄い耐熱性金属、例えばシート状の不銹
鋼で造り、ガラス板の大きく湾曲させる部分の周縁に対
応するアーチ状の輪郭に沿って円鋸歯状に配置した多数
の垂片45によって端部41を構成する。このような垂
片45を使用する利点は、垂片45を曲げるだけで端部
41の垂直方向の形状を迅速に調整することができるこ
とである。端部41の他の形状(図示せず)では、可撓
性のガラス接触部材に回転自在に取り付けたボルトと、
下方の剛強フレーム部材に取り付けたナットとを調整す
ることによってこの調整を行う。図18、図19では、
同一部分を同一符号で示して、図4の機械的アーム、及
び第1のプレスウイングを一層詳細に示し、また図8の
型開放機構を図19に詳細に示す。
【0028】本発明の第3実施例を図6、及び図7に示
し、ほぼ上方に指向する例えば空気のようなガスによっ
てガラス板1、2の一部を支持する支持体を構成する。
図1、及び図4におけるように、図6でも簡明のため左
側のみを示すが、平面A−Aに関し右側は左側に対し鏡
面対称である。ガラス板1、2内に好ましくない応力が
発生しないようにするため、ガラス板に指向するガスの
温度をガラス板の温度に近い値にする。一連のノズル5
0から例えば矢印Bの方向にガラス板の縁にジェット状
のガスを指向させる。ガラス板の大きく湾曲させる部分
の周りに延びる湾曲管51に一連のノズル50を取り付
ける。垂直方向に移動する手段を設けた支柱52に管5
1を取り付けるから、管51はその作動位置から後退す
ることができる。移動型端6が矢印Cの方向にガラス板
から離れて降下するのを管51が妨害せず、またプレス
曲げ工程を行うため矢印Dの方向にプレスウイング12
が揺動するのを管51が妨害しないようにして、ガラス
板1、2にできるだけ近く管51の作動位置を選択す
る。そのためには、管51の曲率半径をガラス板1、2
の周縁の曲率半径より大きくするか、さもなければ同程
度にする必要がある。即ち図7の平面図で見て、管51
がガラス板1、2の周縁から若干外方に移動して位置す
ることになる。
【0029】図7においては、簡明のため、支柱52と
型3、4とプレスウイング12とを省略した。好適な例
では、管51の内径は50〜60mm、長さは1〜2m
であり、ノズル50の数は12〜30個で、75〜30
mmの間隔で配置する。各ノズル50の直径は6mmで
ある。使用する空気の圧力は、管51への入口で測って
10kPa 〜30kPa であり、温度は、ノズル50で測っ
て約570℃〜670℃である。上述したように、本発
明の第2実施例と第3実施例で採用した上型4には、好
適にも内部加熱装置を設けている。更に、上型4には、
ガラス板1、2の大きく湾曲させる部分のみに適切な形
状のパッドを設けている。又は、ガラス板1、2の全体
にわたって曲率を制御するため上型を全面型にすること
もできる。
【0030】本発明の実施例は全て、下型を開くように
する必要がある。即ち、少なくとも一方の移動型端をガ
ラスから離して下方に揺動させ、プレスウイング12を
上方に揺動させてガラスに接触させ、プレス曲げ工程を
行うようにする必要がある。型を開く一つの機構を図8
に示す。関節的に動く型を開く機構は、自動車用のガラ
スを湾曲させる技術において当業者に既知であり、本発
明の範囲を逸脱することなく種々の機構を採用すること
ができる。図1、図4、及び図6におけるように、簡明
のため図8には左側のみを示し、平面A−Aに関して右
側は左側に対し鏡面対称である。
【0031】プレス曲げ工程の開始時の、下型3上の所
定位置にある2個の湾曲ガラス板を図8に示す。移動型
端6、リンク8から成るヒンジ、及び枢着軸線10は、
図1に関連して説明したとおりであるが、完全のため、
リンク8の延長部を形成する釣合錘アーム70と調整自
在の釣合錘71とを図示した。アーム70と釣合錘71
とは、ガラス板が軟化する際、重力の作用を受けて型を
閉じるように作用する。これ等の部材は、通常の性質を
有するものなので、簡明のため他の図面から除去した。
アーム72を矢印Eの方向に動かしてピン73上に圧着
するようにアーム72を作動させることによって型を開
く。ピン73はリンク8の一方の延長部74に取り付け
られている。アンカー76を介してフレームに取り付け
たシリンダ75を作動させて作動アーム72をEの方向
に移動させる。ピストンロッド77がシリンダ75内に
後退すると、軸線79の周りに上部クランク78を回転
させ、連結ロッド80をほぼ上方に移動させる。ピスト
ンロッド80によって、図面で見て時計方向に軸線82
の周りに下部クランク81を回転させ、下部クランク8
1に(調整可能なように)剛固に固着した作動アーム7
2を動かす。
【0032】図9〜図17を参照して完全曲げサイクル
の進行に従ってこの曲げ装置の作動の概略を説明する。
これ等の図面は、図4、及び図5に示した本発明の第2
実施例を示しているが、次に明らかなように、この曲げ
サイクルは基本的に全ての実施例について同一である。
平坦なガラス板1、2を下型3上に設置し、その結果、
図9に示すように下型3は、ガラス板の重量によって部
分的に開く。型3とガラス板1、2とを通常のように加
熱する。このために、型3とガラス板1、2とを予熱ス
テーションを通じて重力曲げステーションまで移送し、
ガラス板の温度を軟化温度に達せしめる。ガラス板1、
2は型3に適合するようにたるみ始める。既に説明した
ように、このため、移動型端6、7を移動させ、図10
に示すように型3を閉じる。この時、重力曲げ工程が完
了し、次にプレス曲げ工程が行われる。この曲げ工程に
は、型3とガラス板1、2を他の曲げステーションに移
送する必要がある。しかし、代案として、プレスウイン
グ、その関連する機構、型開放機構、及びガラス板支持
手段を重力曲げステーションに設けることができる。図
10に示すガラス板支持手段は、図3につき説明した支
持手段である機械的アームの端部41を具える。端部4
6は、端部41に対し鏡面対称である。
【0033】プレス曲げ工程の開始に当たり、上型4を
下降させ、図11に示すように上型4をガラス板1に接
触させる。上型4によってガラス板1、2に圧力が加わ
ることがなく、ガラス板の一方、又は両方にマークを生
ずることがないことに注意すべきである。この時点で
は、ガラス板1、2の形状は、上型4のガラス接触面9
0(図12参照)の形状と正確に同一でない。特に、ガ
ラス板1、2の大きく湾曲させる部分91、92(図1
2参照)は、上型4の表面90に正確に合致しない。こ
れは、重力曲げ工程に限界があるためである。この形状
の相違は、線図的であるこの図面には現れていない。
【0034】移動型端6、7を下降させるための準備と
してガラス板1、2の大きく湾曲させる部分を次に支持
する。図11の実施例に示すように、この支持を端部4
1、46によって行うが、変更した上型4′内の負圧に
よって行うこともでき、管51から指向するガスのジェ
ットによって行うこともできる。この場合、鏡面対称の
右側の部分も同時に作動させることはもちろんである。
このようにして、ガラス板1、2が十分に支持される
と、図13に示すように、移動型端6、7をガラス板か
ら離して下降させる。図14には、両方のプレスウイン
グを示している。これ等プレスウイングは、互いに鏡面
対称に配置されている。プレスウイング12、13は、
それぞれ矢印F、及びGの方向に揺動して下ガラス板2
に接触し、次に両方のガラス板1、2の大きく湾曲させ
る部分を上型4のガラス接触面90に押圧する。このよ
うにして、大きく湾曲させる部分の形状をガラス接触面
90の形状に合致させる。
【0035】プレス曲げ工程の残りの工程は、本質的
に、ここまで説明したことを逆に操作することである。
図15に示すように、矢印H、Iの方向に揺動させてプ
レスウイング12、13を後退させる。端部41、46
によって、又は変更した上型41内の負圧によって、又
は管51から上方に指向するガスのジェットによって、
ガラス板1、2の部分を支持し続ける。次に、型開放機
構を逆に作動させ、釣合錘の作用により下型3を徐々に
閉じる。下型が閉じた状態を図16に示し、この時、端
部41、46によってガラス板を尚支持している。この
支持手段を次に除去する。即ち、端部41、46を後退
させるか、変更した上型4′内の圧力を大気圧まで上昇
させるか、又は管51からのガスのジェットを停止させ
る。次に、図17に示すように、上型4を上昇させ、湾
曲したガラス板1、2と共に下型3を冷却ステーション
に移送する。
【0036】(例えば成層フロントガラスを製造する時
のように)2個の対称に配置された大きく湾曲させる部
分をそれぞれ有する対になったガラスを湾曲させる場合
につき本発明を説明したが、単独で湾曲させるガラスの
場合や、例えば、車輌の側灯のように大きく湾曲した部
分が一箇所しかないガラス(単独で湾曲させてもよい
し、2枚同時に湾曲させてもよい)の場合でも本発明を
適用することができる。ここに説明した本発明は、ガラ
ス板を湾曲させる上述の従来の方法に比較し顕著な利点
がある。型によってガラスに生ずるマークを減らし、特
殊なアンニールングを必要としない程、端縁に生ずる応
力を減らして、大きく湾曲した形状のガラス板を得るこ
とができる。しかも、既存の重力曲げ生産設備に本発明
を適用する費用は少なくてすむ。これは、必要なプレス
曲げステーションに一組のまとまった装置を採用するこ
とができるからであり、費用を要する変更をシステム内
の全ての下型に加えなくとも済むからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法によりプレス曲げ工程を開始する以
前のそれぞれの位置に上型、下型、ガラス板、及びプレ
スウイングの一部を示す曲げ装置の一部の線図的側面図
である。
【図2】上型の一部の内部の負圧によってガラス板の一
部を支持するようにした本発明の一実施例の上型の線図
的側面図である。
【図3】図2の型の一部の拡大断面図である。
【図4】ガラス板の一部を支持する特に機械的アームを
示す本発明の第2実施例の線図的側面図である。
【図5】1枚のガラス板、又は2枚のガラス板の縁を支
持している状態を示す図4の機械的アームの変形の線図
的平面図である。
【図6】ガラス板の一部を支持するようほぼ上方にガス
を指向させる手段を特に示す線図的平面図である。
【図7】図6の手段に類似するガスを指向させる手段の
平面図である。
【図8】上述の3箇の実施例に共通な関節的に移動可能
な型の移動端を開く機構を特に詳細に示す曲げ装置の側
面図である。
【図9】図4と図5とに示した本発明の実施例のプレス
曲げ工程の最初の工程であるガラス板の重量によって下
型を開いた状態を示す線図的側面図である。
【図10】移動型端が移動して下型を閉じる次の工程を
示す線図的側面図である。
【図11】上型を下降させる次の工程を示す線図的側面
図である。
【図12】機械的アームの端部によってガラス板を支持
する次の工程を示す線図的側面図である。
【図13】移動型端をガラス板から離して下降させる次
の工程を示す線図的側面図である。
【図14】プレスウイングをガラス板に向け回動させて
ガラス板を上型に押圧する次の工程を示す線図的側面図
である。
【図15】プレスウイングをガラス板から離す次の工程
を示す線図的側面図である。
【図16】下型を閉じる次の工程を示す線図的側面図で
ある。
【図17】機械的アームの端部をガラス板から後退さ
せ、上型を上昇させる次の工程を示す線図的側面図であ
る。
【図18】本発明の第2実施例の曲げ装置の作動機構と
機械的アームとを示す部分側面図である。
【図19】図1、図4、図8、及び図18の主要部を含
む本発明の第2実施例の装置の側面図である。
【符号の説明】
1 上ガラス板 2 下ガラス板 3 下型 4 上型 5 中心部 6 左移動端、移動型端 7 右移動端、移動型端 8、9 リンク 12 プレスウイング 14 シリンダ 16 アンカー 18 ピストンロッド 20 作動アーム 24、25 真空パッド 26 フレーム部材 27 熱絶縁スクリーン 30 真空室 31、32 管 33 ガラス接触面 34 孔 35 セラミック部 36 鋼ケーシング 37 通孔 40 アーム 41 端部 42 側方調整装置 43 支柱 45 垂片 46 ヒータ 50 ノズル 51 湾曲管 52 支柱 70 釣合錘アーム 71 釣合錘 72 アーム、作動アーム 73 ピン 74 延長部 75 シリンダ 76 アンカー 77 ピストンロッド 78 上部クランク 80 連結ロッド 81 下部クランク 90 ガラス接触面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブリアン ジェームス トーマス イギリス国 ダブリューエヌ8 7ティー ティー ランカシャー ウイガン パーボ ルド ニューバーグ サンディ レイン 1 (72)発明者 デビッド サイクス イギリス国 ダブリューエヌ3 6エイエ フ グレーター マンチェスター ウイガ ン ハイフィールド クリーブドン ドラ イブ 5 (72)発明者 ジェームズ ボードマン イギリス国 ビー38 8ティーエイ バー ミンガム キングス ノートン ウィチャ ル レイン 44

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個の移動端を有する型でガ
    ラス板を曲げるに当たり、 前記型の上で最初の重力曲げ工程をガラス板に加え、 次に前記型の前記移動端にある前記ガラス板の一部を支
    持し、 前記支持を続けたまま、前記型の前記移動端を前記ガラ
    ス板から離間して下降させ、 次に前記ガラス板にプレス曲げ工程を加えることを特徴
    とするガラス板を曲げる方法。
  2. 【請求項2】 前記型が2個の移動端を有する型であ
    り、前記ガラス板を支持するため前記ガラス板の2個の
    部分を支持する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 上型内の負圧によって前記ガラス板の支
    持を行う請求項1、又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ガラス板に接触する一端を有する少
    なくとも1個の機械的アームによって前記ガラス板の支
    持を行う前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ほぼ上方に指向するガスによって前記ガ
    ラス板の支持を行う前記請求項のいずれか1項に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 曲げるガラス板が1対のガラス板である
    前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ガラス板に接触する一端が、前記ガ
    ラス板の大きく湾曲する部分の周縁に対応するアーチ状
    の輪郭に沿って円鋸歯状に配置された垂片から成る請求
    項4に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ガスの温度が570℃〜670℃で
    ある請求項5に記載の方法。
  9. 【請求項9】 内部から加熱した上型を前記プレス曲げ
    工程で採用する請求項1〜8のいずれか1項に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 少なくとも1個の移動端を有する下型
    と、 この移動端を開閉する手段と、 前記下型の上方に取り付けた少なくとも1個の上型と、 前記下型に対し前記上型を往復動させる手段と、 大きく湾曲させるべきガラス板の部分に接触して押圧す
    るよう移動可能に取り付けた少なくとも1個のプレスウ
    イングと、 前記下型の前記移動端に設置されたガラス板の一部を支
    持する支持手段とを具えることを特徴とするガラス板を
    曲げる装置。
  11. 【請求項11】 2個の移動端を有する下型と、2個の
    プレスウイングと、ガラス板の2個の部分を支持する支
    持手段とを具える請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記上型内に負圧を発生する手段で前
    記支持手段を構成した請求項10、又は11に記載の装
    置。
  13. 【請求項13】 ガラス板に接触するようにした端部を
    有する少なくとも1個の機械的アームで前記支持手段を
    構成した請求項10〜12のいずれか1項に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】 ほぼ上方にガスを指向させる手段で前
    記支持手段を構成した請求項10〜13のいずれか1項
    に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記ガラス板を経て前記上型内に入る
    ガスの流れを制御する制御装置を前記支持手段が付加的
    に有する請求項12に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記ガラス板の大きく湾曲させる部分
    の周縁に対応するアーチ状の輪郭に沿って円鋸歯状に配
    置した垂片によって前記ガラス板に接触するようにした
    端部を構成した請求項13に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記上型に内部加熱装置を設けた請求
    項10〜16のいずれか1項に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記請求項1〜9のいずれか1項によ
    る方法で曲げたガラス板。
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