JPH06291692A - Fmラジオ受信機における音場・音質制御装置 - Google Patents

Fmラジオ受信機における音場・音質制御装置

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JPH06291692A
JPH06291692A JP9715693A JP9715693A JPH06291692A JP H06291692 A JPH06291692 A JP H06291692A JP 9715693 A JP9715693 A JP 9715693A JP 9715693 A JP9715693 A JP 9715693A JP H06291692 A JPH06291692 A JP H06291692A
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rds
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FMラジオ受信機において、放送信号に多重
化されるRDS(Radio data system)データを用いて、
自動選局機能だけでなく、音場・音質制御をリアルタイ
ムに実行させる。 【構成】 FM検波器7から得られる複合信号からRD
S信号検出部14がRDS信号を検出し、その検出信号を
RDSデコーダ15でデコードする。マイクロコンピュー
タ回路13のROM21には予めRDSデータに含まれる番
組内容や音声種類を示すコード(PTY:Program type,M/S:
Music/Speach)に対応させて音声出力を最適な音場・音質
に制御するための制御データが格納されており、CPU
22がデコードデータに応じてイコライザ回路9L,9Rやト
ーンコントロール回路10L,10Rを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFMラジオ受信機におけ
る音場・音質制御装置に係り、特にFM信号に多重化さ
れたRDS(Radio data system)データを用いて放送局
の選局やRDSデータの表示を行うFM受信機に適用さ
れ、更にRDSデータに含まれる放送番組等の内容を示
すコードに応じて最適な音場や音質を自動設定させる機
能を付加するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、FMラジオ放送において、従来の
FMステレオ信号に同一番組の最良受信局の自動選局デ
ータや交通情報識別データ等の各種ディジタルデータを
多重化して放送するRDS方式が実施化されつつあり、
欧州放送連盟(EBU)においてその主要な規格がとりま
とめられている。また、その方式は、欧州だけでなく、
米国や香港や南アフリカ共和国等でも既に実施されてい
る。
【0003】このRDSは、主にカーラジオ用の放送方
式として開発されたものであり、例えば、自動車がFM
放送を受信しながら長距離を移動している場合には、あ
る放送局に受信周波数を設定しておいても徐々にその放
送局のサービスエリアから外れてしまうために手動操作
で選局し直す必要が生じるが、RDSデータとして通過
地帯の放送ネットワーク等を考慮した自動選局コードを
設けておくことにより、カーラジオ側に高度な自動選局
機能を持たせることが可能になる。特に、サービスエリ
アが狭いFM放送においてはその要求が強く、またその
他の利用情報も多重化できることから、付加データのF
M多重化方式は近い将来に日本国内でも一般的な放送方
式として採用されるものと考えられる。
【0004】前記のような目的から、EBUではRDS
の放送方式の選定と規格化について、次のような条件を
満たすものと規定されている。 (1) 受信機の選局操作の容易化を第一目標とし、同一番
組の最良受信局への選択機能を実現可能にする。 (2) 他の番組関連情報の送信にも十分な伝送容量を持つ
こと。 (3) 将来の用途拡大に対するシステム拡張性があるこ
と。 (4) データチャンネルから音声チャンネル側への妨害が
ないこと。 (5) マルチパスに対して強いこと。 (6) 一部の地域で既に実施されている交通情報識別シス
テムとの両立性があること。
【0005】ここに、EBUがまとめたRDSデータの
主要な種類としては、次のようなデータの名称とその内
容乃至機能が採用されている。 ・PI(Program identification):各放送局ネットワー
クに固有のコード、国コード、サービス地域コード等を
持つ。同一のPIコード局は同一ネットワーク・同一放
送内容。 ・PS(Program service name):8文字(ASCII類似コー
ド)の放送局名。 PTY(Program type):放送番組の内容を示すコード
(ニュース/スポーツ/音楽等)。 ・TP(Traffic-program identification):交通情報局
の識別コード。 ・AF(List of Alternative frequency):同一ネット
ワークでの近接する放送局の周波数リスト。 ・PIN(Program item number):番組の開始日時で表
される番組識別コード。番組予約、留守録音等に対応。 ・RT(Radio text):64又は32文字のテキストデー
タ。家庭用受信機での文字表示を主目的とする。 ・ON(Information concerning other networks):8
つまでのネットワークに関する情報(PI,PIN,TP,PTY,TA,
AF)。 ・CT(Clock-time and date):日付及び時刻コード。
日付は西暦データが、時刻は協定世界時と放送局所在地
のタイムオフセットデータが送信される。 ・EON(Enhanced other networks):同一放送の放送
局(AFリスト中)以外の放送網から電波の強い同一番組
放送局を選局する。 ・M/S(Music/Speach):音楽信号かスピーチ信号か
を識別させるスイッチ信号。
【0006】また、放送局側からRDSデータを伝送す
る場合には、図4に示される手順によってDSB(Double s
ide band)変調信号を作成し、そのDSB変調信号をFM放
送信号に多重化させる。即ち、先ず、1.1875kHzの伝送
基本クロック(A)をRDSデータ(B)によって差動エンコ
ードし、そのエンコード後のデータ(C)を前記クロック
を用いて2相PSK(Phase-shift keying)変調した信号
(D)を得る。そして、前記の信号(D)をハイパスフィルタ
にかけ、そのフィルタ通過後の信号(E)で副搬送波(57
kHz)を両側帯波変調方式で変調した搬送波抑圧変調信号
(F:DSB変調信号)を得て、そのDSB変調信号(F)の両側
波帯をFM放送信号に多重化させて伝送する。従って、
図5に示すように、結果的に得られるRDS信号(=F:D
SB変調信号)のスペクトルはFM放送における音声変
調信号の一種に過ぎず、RDS信号によるFM放送の主
搬送波の変調度は標準で約2.7%(±2kHz)と低いことか
ら、放送されるFM信号(主チャンネル信号と副チャン
ネル信号とパイロット信号からなる複合信号)に対して
何等の影響を与えない。尚、RDSデータの副搬送波(5
7kHz)はパイロット信号(19kHz)の第3次高調波と同相又
は直交位相の関係に設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、RDS
方式の放送はFMラジオ受信機側での自動選局機能を実
現させることに主目的があり、併せてRDSデータの内
容(放送局名や番組内容等)を表示させることも実施され
ているが、受信機側での能動的利用態様はその程度に留
まっているのが現状である。
【0008】一方、一般に、FMラジオ受信機において
はグラフィックイコライザ回路やトーンコントロール回
路を内蔵させて音場・音質の調整機能を有したものが多
いが、それらは手動調整によるものであり、一旦設定さ
れると再度手動調整されるまで変更されないことが多
く、放送される音声を最適な音場や音質で聴取している
ようなケースは極めて少ない。
【0009】ところで、RDS方式の放送によれば、例
えば、RDSデータに含まれているPTYやM/Sは再
生音の音場・音質と密接な関係を有しており、それらの
データを利用すれば番組内容や音楽/スピーチの相違を
判別でき、放送をより快適に聴取できる音場・音質状態
で再生させることが可能になる。
【0010】そこで、本発明は、FMラジオ受信機にお
いて、RDSのようにFM信号に多重化された放送番組
の内容又は/及び音声の種類を示す識別信号を用いて、
再生音の音場・音質を自動的且つリアルタイムに最適制
御する装置を提供することを目的として創作された。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、FMラジオ受
信機において、FM信号に多重化された放送番組の内容
又は/及び音声の種類を示す識別信号を検出する信号検
出手段と、前記信号検出手段が検出した識別信号をデコ
ードするデコード手段と、前記FM信号に多重化される
各識別信号のデコードデータに対応させて音声出力の音
場・音質制御データを記憶した記憶手段と、前記デコー
ド手段から得られた識別信号のデコードデータに基づい
て前記記憶手段におけるそのデコードデータに対応した
音場・音質制御データを読出し、読出した制御データを
用いて音場・音質可変回路を制御する制御手段を具備し
たことを特徴とするFMラジオ受信機における音場・音
質制御装置に係る。
【0012】
【作用】FM信号に多重化された放送番組の内容又は/
及び音声の種類を示す識別信号を用いれば、放送される
音声信号をそれらの内容や種類に応じた最適な音場・音
質の再生信号として音声出力させることが可能になる。
【0013】FM信号に多重化されている識別信号は信
号検出手段で検出され、デコード手段でデコードされる
が、記憶手段はデコードされた識別情報を音場・音質可
変回路の制御データに変換する役割を果たし、その制御
データは識別情報に対応して最適な音場・音質を実現す
るための内容を有している。
【0014】従って、FM信号から識別信号を継続的に
又は一定時間毎に検出し、制御手段によって記憶手段か
ら制御データを読出して音場・音質可変回路を制御すれ
ば、再生音を自動的且つリアルタイムに最適な音場・音
質に保つことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明のFMラジオ受信機における音
場・音質制御装置に係る一実施例を、図1から図3を用
いて詳細に説明する。先ず、図1はRDS放送方式に対
応したFMラジオ受信機(ステレオ・カーラジオ受信機)
のシステム回路図を示す。同図において、1はフロント
エンドであり、高周波増幅器(RF AMP)2と、混合器(MIX)
3と、局部発振器(LOCAL OSC)4とからなり、アンテナ5で
受信したFM放送の電波を同調・増幅し、中間周波数(1
0.7MHz)に変換する。そして、変換された信号を中間周
波増幅器(IF AMP)6で増幅した後、FM検波器(FM DET)7
で検波して低周波信号を得るが、低周波信号は主チャン
ネル信号(L+R;15kHz以下)と副チャンネル信号(L-R;23〜
38kHzと38〜53kHzのDSB)とパイロット信号(19kHz)から
なる複合信号になっており、この受信機がステレオ受信
機であることから、ステレオ復調器(MPX)8がパイロット
信号を用いてL信号とR信号を復調する。
【0016】また、復調されたL,R信号は再生回路へ
入力され、両チャンネルとも、遅延残響を付加するグラ
フィックイコライザ回路9L,9R→トーンコントロール回
路10L,10R→パワーアンプ11L,11Rを経てスピーカ12L,12
Rから音声出力されるが、イコライザ回路9L,9Rとトーン
コントロール回路10L,10Rはマイクロコンピュータ(マイ
コン)回路13によって制御される。
【0017】ところで、本実施例のFMラジオ受信機は
RDS放送方式に対応するためにRDS信号検出部14と
RDSデコーダ15を有しており、RDS信号検出部14は
そのRDS副搬送波検出回路16によって副搬送波(57kH
z)を検出するとスイッチング信号発生回路17で同一周波
数のスイッチング信号を発生させ、図5に示したRDS
信号(=F:DSB変調信号)を検出し、RDSデコーダ15
が図4に示した変調方式とは逆の過程でその信号を復調
してRDSデータを出力させる。
【0018】一方、マイコン回路13はI/Oポート(A/D
変換器とD/A変換器を内蔵)19とRAM20とROM21とC
PU22からなる通常の構成を有しているが、ROM21に
は受信機全体を制御するシステム制御プログラムと共
に、各種のRDSデータに対応させて選局・表示制御デ
ータと音場・音質制御データがテーブル化して格納され
ており、特に本実施例では後者の音場・音質制御データ
が格納されている点に特徴がある。尚、LCD制御部23
はマイコン回路13から得られる各種のRDSデータをL
CD24へ表示させ、また操作部25は手動による制御デー
タをI/F26を介してマイコン回路13へ出力させる。
【0019】以下、本実施例のFMラジオ受信機におけ
るRDSデータを用いた制御動作を図2及び図3のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。先ず、図2はRD
Sデータの表示機能及び自動選局機能の実行手順を示
す。ここに、この受信機では操作部25から選局設定及び
音場・音質設定に関して手動調整モードと自動調整モー
ドを選択できるが、本実施例では予め自動調整モードが
選択されている。そして、ある放送局のRDS方式の放
送電波が受信されている状態では、RDS信号検出部14
がRDS信号を検出しており、マイコン回路13は一定時
間ΔT毎(例えば0.5sec毎)にRDSデコーダ15からR
DSデータを取込んでRAM20へセーブする(S1,S2)。
この場合、CPU22はI/Oポート19からRDSデータ
が取込む度に前回セーブさせたRAM20のRDSデータ
を書換える。また、CPU22はRDSデータに対応した
表示制御データを用いて表示用データをI/Oポート19
からLCD制御部23へ出力させ、LCD24の表示内容を
逐次更新させる(S3)。即ち、RDSデータのPIに対応
したネットワーク名や、PSに対応した放送局名や、P
TYで識別される番組種別(「ニュース」/「スポーツ」/
「音楽」等)や、PSとAFから得られる受信放送局の周
波数や、CTを用いた日付や時刻等をLCD24に表示さ
せる。
【0020】一方、FM検波器7からは同調している受
信電波の電界強度を検出することができるが、本実施例
の場合はカーラジオ受信機であるため、自動車の走行に
よって受信状態にある放送局から離れるにつれて前記の
電界強度が低下してゆく。そこで、CPU22は電界強度
が一定以下になった場合には選局変更の必要ありとみな
し(S4)、RAM20にセーブされているRDSデータのP
I,AF,EONに対応した選局制御データを用いてフロ
ントエンドの同調制御を実行する(S5)。即ち、先に設定
してある放送局と同一ネットワークであり、同一内容の
番組を放送している各放送局の周波数に順次変化させて
ゆき、最も電界強度が高くなった状態でフロントエンド
の同調周波数を固定する。
【0021】そして、前記の手順はΔT時間毎に実行さ
れるため(S6→S1)、LCD24に新規なRDSデータが更
新表示されると共に、常に放送番組を最良の受信状態で
聴取できることになる。
【0022】ところで、前記の手順によって、マイコン
回路13のRAM20にはΔT時間毎に最新のRDSデータ
がセーブされていることになる。従って、そのPTYや
M/Sを確認することにより、現在受信している放送の
番組内容を識別でき、更に各時点での受信信号が音楽信
号であるのかスピーチ信号であるのかを識別できる。
【0023】そこで、本実施例のFMラジオ受信機で
は、前記の手順と並行して、マイコン回路13が図3に示
される音場・音質制御手順を実行する。即ち、前記の手
順でRAM20のRDSデータが逐次書換えられている
が、CPU22は書換えがある度にRDSデータのPTY
とM/Sを確認し、その確認したデータに対応せしめら
れている音場・音質制御データを読出し、読出されたデ
ータを用いてグラフィックイコライザ回路9L,9Rとトー
ンコントロール回路10L,10Rを制御することにより、番
組内容や音楽/スピーチの相違に対応した最適な音場・音
質状態に設定する(S11,S12)。
【0024】具体的には、PTYから確認される番組内
容が、ニュース番組である場合には音場をモノラル出力
に近い状態に設定すると共に、高い周波数帯域の信号を
カットしてアナウンサやニュースキャスターの声を聴取
し易くし、音楽番組やスポーツ番組の場合にはステレオ
出力状態で再生信号の周波数帯域を最大限に広く設定し
たり、遅延残響を付加する音場処理を実行することによ
り臨場感のある音場・音質を構成させる。また、一つの
番組の中でも音楽とスピーチが交互に放送される場合が
少なくないが、その切換わりはM/Sから確認でき、そ
の度に音楽/スピーチのスイッチングに対応させて、そ
れぞれ前記と同様の音場・音質制御を実行することによ
り、最適な音場・音質状態へ変化させる。
【0025】その結果、従来のように操作部25からの手
動操作による場合にはその煩わしさのために一旦設定し
た音場・音質状態のままにされることが多いが、このF
Mラジオ受信機ではRDSデータによる自動選局や情報
表示だけでなく、何等の操作を伴うことなく、放送され
る音声をリアルタイムに自動制御された最適な音場・音
質で左右のスピーカ12L,12Rから聴取できることにな
る。
【0026】
【発明の効果】本発明のFMラジオ受信機における音場
・音質制御装置は、以上の構成を有していることによ
り、次のような効果を奏する。RDS方式の放送のよう
に、FM信号に放送番組の内容又は/及び音声の種類を
示す識別信号が多重化されている場合に、その識別信号
から得られるデータに基づいて、番組の内容や音声の種
類に応じた最適な音場・音質による再生を可能にし、面
倒な調整を不要にすると共に、常に放送を快適に聴取で
きるようにして、FMラジオ受信機に新規な付加価値を
付与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】RDS放送方式に対応したFMラジオ受信機
(ステレオ・カーラジオ受信機)のシステム回路図であ
る。
【図2】RDSデータの表示機能及び自動選局機能の実
行手順を示すフローチャートである。
【図3】音場・音質制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】RDSデータの変調方式を示す信号タイミング
チャートである。
【図5】RDS放送方式での放送信号の周波数スペクト
ラムを示すグラフである。
【符号の説明】
1…フロントエンド、2…高周波増幅器、3…混合器、4…
局部発信器、5…アンテナ、6…中間周波増幅器、7…F
M検波器、8…ステレオ復調器、9L,9R…グラフィックイ
コライザ回路(音場可変回路)、10L,10R…トーンコント
ロール回路(音質可変回路)、11L,11R…パワーアンプ、1
2L,12R…スピーカ、13…マイコン回路、14…RDS信号
検出部(信号検出手段)、15…RDSデコーダ(デコード
手段)、16…RDS副搬送波検出回路、17…スイッチン
グ信号発生回路、18…スイッチング回路、19…I/Oポ
ート、20…RAM、21…ROM(記憶手段)、22…CPU
(制御手段)、23…LCD制御部、24…LCD、25…操作
部、26…I/F。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FMラジオ受信機において、FM信号に
    多重化された放送番組の内容又は/及び音声の種類を示
    す識別信号を検出する信号検出手段と、前記信号検出手
    段が検出した識別信号をデコードするデコード手段と、
    前記FM信号に多重化される各識別信号のデコードデー
    タに対応させて音声出力の音場・音質制御データを記憶
    した記憶手段と、前記デコード手段から得られた識別信
    号のデコードデータに基づいて前記記憶手段におけるそ
    のデコードデータに対応した音場・音質制御データを読
    出し、読出した制御データを用いて音場・音質可変回路
    を制御する制御手段を具備したことを特徴とするFMラ
    ジオ受信機における音場・音質制御装置。
JP9715693A 1993-03-31 1993-03-31 Fmラジオ受信機における音場・音質制御装置 Pending JPH06291692A (ja)

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