JPH06266283A - プログラムの暗号化方法及び暗号化プログラムを用いたゲーム機システム - Google Patents

プログラムの暗号化方法及び暗号化プログラムを用いたゲーム機システム

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JPH06266283A
JPH06266283A JP5077663A JP7766393A JPH06266283A JP H06266283 A JPH06266283 A JP H06266283A JP 5077663 A JP5077663 A JP 5077663A JP 7766393 A JP7766393 A JP 7766393A JP H06266283 A JPH06266283 A JP H06266283A
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JP
Japan
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program
data
game machine
encryption
setting information
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Application number
JP5077663A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kitahara
篤 北原
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Sega Corp
Original Assignee
Sega Enterprises Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】解読しても元のプログラムを得ることがことが
困難な暗号化されたプログラムを用いて、ゲームを可能
とするゲーム機システムを提供する。 【構成】プログラムデータ(X) の設定情報(y) に基づき
所定データ(a) を抜き出し暗号化プログラム(50)とす
る。所定データ(a) に対し、プログラムデータ(X)を実
行するゲーム機の固有情報(Z) を変数とする関数F(Z)
の演算により解読用のキーデータ(A) を得る。キーデー
タ(A) に対し、関数F(Z) の逆演算を行い所定データ
(a) を生成し、入力された暗号化プログラム(50)から設
定情報(y) を読み出し、これに基づき所定データ(a) を
入力された暗号化プログラム(50)に挿入し、元のフログ
ラムデータ(X) を復元し、実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例(図1乃至図5) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラムの暗号化方
法及び暗号化プログラムを用いたゲーム機システムに関
する。特に、衛星回線等の無線回線或いは、有線回線、
又はCD−ROM等の外部固定記憶装置により、ゲーム
実行のためのプログラムデータを暗号化して入力するよ
うにしたゲーム機システムに関する。
【0003】
【従来の技術】パソコン或いはマイクロコンピュータを
搭載した専用ハード装置を用いたTVゲーム装置が広く
普及している。かかる装置において、実行されるゲーム
のためのプログラムデータは、一般に半導体ROM(読
出専用メモリ)を内蔵したROMカートリッジ又はRO
Mカード、或いはCD─ROMに記憶されている。
【0004】更に近年は、ゲーム機本体の高機能、高速
化並びにゲーム等のプログラムデータの提供方法の多様
化の要請に従い、衛星回線、電話回線等の無線又は有線
回線により遠距離からプログラムデータを提供するシス
テムが考えられている。
【0005】しかし、無線又は有線回線によりプログラ
ムデータが提供される場合は、不特定多数がプログラム
データを容易に入手できる可能性がある。従って、かか
る場合プログラムデータの提供者は、無償でプログラム
データが利用され、プログラムデータの提供に対する、
正当な対価または補償を得ることが困難であるという問
題がある。
【0006】かかる問題に対する方策の1つとしてプロ
グラムデータの暗号化を図る方法が考えられる。しかし
ながら、これまで一般に考えられているソフトウェア或
いはプログラムデータの暗号化方法では、プログラムデ
ータにキーデータを付加する形で暗号化する方法が一般
的である。
【0007】しかしながら、かかるキーデータが付加さ
れた暗号化プログラムデータは、容易にそのキーデータ
が解読される可能性が高く、一端解読されると容易に暗
号化前のプログラムデータが復元されてしまう可能性が
高い。従って、かかる場合、ソフトウェア提供者は不当
に不利益を被ることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、か
かる従来のソフトウェア又はプログラムデータの提供に
際し、その解読が容易ではなく、且つコストの増大に繋
がらない方法でプログラムデータを暗号化することがで
き、この暗号化されたプログラムデータを用いてゲーム
の実行を可能とするゲーム機システムを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のプログラム暗号
化方法は、プログラムデータ(x)の設定情報(y)に
基づき該プログラムデータ(x)から所定データ(a)
を抜き出し暗号化プログラムを生成し、この抜き出した
所定データ(a)に対し、プログラムデータ(x)を実
行するゲーム機の固有情報(z)を変数とする関数F
(z)の演算により解読用のキーデータ(A)を生成す
る。
【0010】更にこのキーデータ(A)に対し、関数F
(z)の逆演算を行い所定データ(a)を生成する。入
力された暗号化プログラムから設定情報(y)を読み出
し、読み出された設定情報(y)に基づき逆演算により
生成された所定データ(a)を入力された暗号化プログ
ラムに挿入することにより、元のプログラムデータ
(x)を復元するようにしている。
【0011】本発明にかかるゲーム機システムは、プロ
グラムデータ(x)の設定情報(y)に基づき該プログ
ラムデータ(x)から所定データ(a)を抜き出し生成
された暗号化プログラムと、抜き出した所定データ
(a)に対し、プログラムデータ(x)を実行するゲー
ム機の固有情報(z)を変数とする関数F(z)の演算
により得られた解読用のキーデータ(A)を入力する。
【0012】入力されたキーデータ(A)に対し、関数
F(z)の逆演算を行い所定データ(a)を生成し、入
力された暗号化プログラムから設定情報(y)を読み出
し、読み出された設定情報(y)に基づき逆演算により
生成された所定データ(a)を入力された暗号化プログ
ラムに挿入し、元のプログラムデータ(x)を復元し、
復元されたプログラムデータ(x)を実行するように構
成される。
【0013】更に前記プログラムデータ(x)は、複数
種のゲームプログラムを有し、且つ前記所定データ
(a)を抜き出し生成された暗号化プログラムは、前記
設定情報(y)及び該複数種のゲームプログラムの実行
が不能である不完全プログラムを含むものであることを
特徴とする。
【0014】又、前記暗号化プログラムは、更に複数種
のゲームプログラムの案内を実行するプログラムを含む
ことを特徴とする。
【0015】更に具体的には、本発明のゲーム機システ
ムは、ゲーム機本体、TVモニタ、入力パッド及びデコ
ーダを有する。そして前記暗号化プログラムは、無線も
しくは有線回線を通じ、又は固定記憶装置から入力さ
れ、前記解読用のキーデータ(A)は、入力パッドによ
り入力される。
【0016】ゲーム機本体は、入力された解読用のキー
データ(A)に対し、前記関数F(z)の逆演算を行い
前記所定データ(a)を生成する。デコーダは、入力さ
れた暗号化プログラムから前記設定情報(y)を読み出
す。
【0017】読み出された設定情報(y)に基づきゲー
ム機本体において、逆演算により生成された所定データ
(a)を、入力された暗号化プログラムに挿入し、元の
プログラムデータ(x)を復元する。この復元されたプ
ログラムデータ(x)をゲーム機本体及びTVモニタに
おいて実行するように構成される。
【0018】
【作用】本発明は、プログラムデータ(x)の設定情報
(y)に基づきプログラムデータ(x)から所定データ
(a)を抜き出し暗号化プログラムデータを生成してい
る。ここで設定情報(y)は、プログラムデータ(x)
に対するプログラム名或いは番号等から所定データ
(a)を抜き出す手順を規定する。
【0019】この規定に従って所定データ(a)が抜き
出された暗号化プログラムデータは、従って何ら付加的
なキーデータは存在せず、単にプログラムデータ(x)
から所定データ(a)が抜き出されているだけである。
【0020】このため、不特定の第三者は、抜き出され
た所定データ(a)を暗号化プログラムデータの所定の
位置に挿入しない限り元のプログラムデータ(x)に戻
すことは不可能である。
【0021】更に本発明において、プログラムデータ
(x)が複数種のゲームのプログラムデータを含む場
合、所定のデータ(a)を抜き出すことにより生成され
る暗号化プログラムは、複数種のゲームのプログラムデ
ータの案内を実行するプログラムデータだけを残し、実
際のゲームの実行が不可となるようにデータが抜き出さ
れている。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の適用されるゲーム機システ
ムの概念図を示す。図において、1は、プログラムデー
タ(x)の実行装置であり、例えばパソコンを含むTV
ゲーム機本体である。
【0023】2は、ゲーム機本体1からのビデオ出力及
び音声信号によって映像及び音声を表示するTVモニタ
ーである。3は、入力パットであり、データの入力或い
はカーソル移動のために使用される。
【0024】特に、本発明の実施例においては、後に説
明する暗号化プログラムの解読のためのキーデータ
(A)を入力するためにも使用される。
【0025】4は、読出専用の記憶装置(ROM)を搭
載したROMカートリッジ又はROMカードもしくはC
D−ROM等の固定記憶装置であり、従来より市販され
ている、それだけでゲームの実行が可能な完成されたゲ
ームプログラムデータを記憶している。
【0026】5は、デコーダであり、暗号化プログラム
を無線回線として、例えば放送衛星BS或いは通信衛星
CSからの衛星電波を利用して受信し、或いは有線回線
を利用して受信する。更に上記のCD−ROM等の固定
記憶装置からデコーダ4に暗号化プログラムが入力され
るようにしてもよい。
【0027】デコーダ4は、後に説明する原理に従い、
これら受信又は入力される暗号化プログラムから元のプ
ログラムデータを復元する機能を有する。6はプログラ
ム提供者でありプログラム提供者6から前述したように
放送衛星BS或いは通信衛星CS又或いは有線を介して
プログラムデータが提供される。
【0028】7は電話回線を示し、8はマニュアル情報
を示している。即ちデコーダ4に入力されるのは暗号化
プログラムであり、この暗号化されたデータのままでは
ゲーム機本体1において、当該プログラムを実行するこ
とは出来ない。
【0029】このゲーム機本体1を保有するユーザーが
プログラム提供者6に対して何らかの登録された者であ
る場合、即ち、ゲームセンター等の場合その店舗の所有
者であり、又は個人のプレーヤーであって、事前にプロ
グラム提供者6と一定の契約を結んでいる者は、先に説
明したように、無線回線又は有線回線を通して、デコー
ダ4に暗号化されたプログラムを受信することができ
る。
【0030】更に、この暗号化されたプログラムのゲー
ムをゲームセンター等の店舗内のゲーム機で顧客に提供
しようとする場合、或いは個人のプレーヤーがゲームの
実行をしたいと望む場合、所定の条件(即ち、使用料の
支払い等の条件)の下に電話回線7或いはマニュアル8
(この場合は、マニュアルを購入することが所定の条件
であり、マニュアル中に存在するガイドによってユーザ
ーは解読キーデータを判読することが可能である)を通
じて暗号化プログラムデータに対する解読キーデータを
入手することが可能である。
【0031】そしてユーザーは、入力パット3を通し
て、入手した解読キーデータを入力する。入力された解
読キーデータは、デコーダ4に送られ、ここで後述する
原理に基づき暗号化されたプログラムは元のプログラム
データに復元される。この復元されたプログラムデータ
は、ゲーム機本体1により処理され、TVモニタ2を使
用してゲームが実行される。
【0032】図2は、図1におけるゲーム機システムの
特にゲーム機本体1を中心とする構成ブロック図であ
る。尚、図1と同一又は類似のものには同一の番号を付
してある。
【0033】ゲーム機本体1において、BUS線を介し
て各要素が接続されている。10はCPUである。RA
M11はワーキングRAMであって、各種の手段からデ
ータを一時記憶し、CPU10との間でデータの送受を
行う。12は、画像処理ユニットであり、図示しないビ
デオRAMとの間でのビデオ信号の受渡しをCPU10
の制御の下に行う。
【0034】13は、音声処理ユニットであり、同様に
図示しない音声用RAMに蓄積される音声データの受渡
しを行う。画像処理ユニット12及び音声処理ユニット
13は、更にTVモニター2に接続され、CPU10の
制御の下にそれぞれビデオ信号及び音声信号をTVモニ
ター2に送り、画像及び音声の表示を可能とする。
【0035】14は、インターフェース回路あって、B
S、CS等の衛星回線、有線等の通信回線を通して送ら
れる暗号化プログラムデータ信号を復調するモデム等を
含む回路である。
【0036】6は、CD−ROMのデータを再生するC
D装置である。前記したように暗号化プログラムをCD
−ROMにより入力する場合は、このCD装置6が使用
される。CD装置6によりCD−ROMから読みださ
れ、バッファRAM15に一時記憶される暗号化プログ
ラムデータは、ついでRAM11又はCPU10に直接
送られる。
【0037】ID−ROM40は、ハードウェア即ち、
ゲーム機本体1の固有(又は個有)のハードウェア情報
を記憶する読み取り専用メモリである。ハードウェア固
有情報とは例えば、個々のハード装置に対する製造シリ
アル番号或いは機種によって拡張された版数を表示する
ものである。
【0038】従ってこのID−ROM40に記憶されて
いるハードウェア固有情報によってゲーム機本体1が如
何なるプログラムに対して実行が可能であるか否かが特
定される。
【0039】尚、図1における暗号化プログラムデータ
を入力し、暗号化前の元のプログラムデータを再生する
図1のデコーダ4の機能は、図2の実施例では、CPU
10によって実行される。
【0040】図1及び図2に示したような本発明のゲー
ムシステムにおいて、本発明の特徴とするプログラムデ
ータの暗号化及び元のプログラムデータの復元について
以下図3乃至図5を参照して説明する。
【0041】図3は本発明に従うプログラムデータの暗
号化処理並びに復元化の処理を示す手続きフロー図であ
る。即ち、図3の処理フローは、エンコード処理とデコ
ード処理を有する。
【0042】ここでエンコード処理は、プログラムデー
タの提供者6において、図示しないエンコーダ装置を用
いて行う処理である。一方、デコード処理は、暗号化さ
れたプログラムを元のデータに復元するための処理であ
り、本発明の実施例では、図1に示すエンコーダ4又
は、図2に示すようにゲーム機本体1内において、CP
U10の制御の下に、行われる処理である。
【0043】図4及び図5は、図3に対応して、本発明
をより理解可能の為に用意された、それぞれエンコード
及びデコード動作を説明する図である。本発明に従う
と、プログラムデータ(以下、元のプログラムをxと記
す)から設定情報yに基づき所定のデータaの抜き出し
を行う。(ステップS1)
【0044】ここで設定情報yとは個々のプログラムが
持つ設定情報であって、プログラムデータxの所定部
分、例えば頭部分に存在するデータである。例えばゲー
ム名等を示すものである。この設定情報yによって、プ
ログラムデータxから抜き出すべき所定データaの位置
が特定される。即ち、設定情報yに従って抜き出すデー
タaに対応する所定のアドレス或いはブロックタイトル
位置等が決められている。
【0045】図4を参照して設定情報yについて更に説
明する。図4に示されるように実施例として元のプログ
ラムデータxは、複数のブロックF0、F1、F2、F
3、F4、F5と、これら複数のブロックの間に位置付
けられ、一つのファイルから抜き出される所定データa
がを含んで構成されている。
【0046】設定情報yは、例えば先頭のブロックであ
るF0に存在し、これを読み取ることにより、抜き取る
べき所定のデータaが特定される。従って、プログラム
データxから設定情報yに従って図4に示されるように
各ブロック間のデータを抜取り、それをまとめると抜き
出すべき所定データaとなる。
【0047】図3の処理フローに戻ると、プログラムデ
ータxからこの所定データaが抜かれると、残されたプ
ログラムデータが暗号化されたプログラムデータとな
る。(ステップS2)
【0048】次にプログラムを実行するハードウェア固
有の情報zが把握される。(ステップS3) このハー
ドウェア固有の情報zとは、例えば使用するハード装
置、図1の例では、ゲーム機本体1のシリアル番号或い
はハード装置個々のID番号である。
【0049】IDが固有の情報zである場合、このID
情報は、例えば、半導体メモリチップに記憶されてい
る。図2では、この半導体メモリチップは、ID−RO
M40で示されている。
【0050】次に抜き出された所定データaに対する関
数F(z)の演算が行われる。(ステップS4) この
関数F(z)は、図4に示されるように、例として抜き
出された所定データaにハードウェア固有の情報zをか
け、更に固定定数10を加えるような一次関数であると
考えることが出来る。
【0051】しかし本発明は、この一次関数に限定され
るものではなく更に複雑な関数を定義することが可能で
ある。この関数F(z)の演算を行うことにより解読用
のキーデータAが得られる(図4参照)。(STEP
S5)
【0052】以上の処理フロー(ステップS1乃至S
5)によってエンコーダ処理、即ち暗号化処理が行わ
れ、暗号化されたプログラムデータ(50)及び解読用
のキーデータAが生成される。
【0053】このようにして生成された、所定データa
の抜かれた暗号化プログラム(50)は、先に図1及び
図2に関連して説明したようにプログラム提供者6によ
って提供される。
【0054】この提供の方法としては既に述べたとおり
であり、放送衛星BS或いは通信衛星CS等の無線回線
又は、有線回線により提供される。又、従来と同様にC
D−ROM等の大容量メモリーによって提供されること
も可能である。
【0055】一方、解読用キーデータAは、これも既に
図1、図2に関連して説明したように別途の方法により
ユーザーがプログラム提供者6から別途の所定条件を満
たした場合に提供を受けることが可能である。
【0056】次に同様に図3及び図5を参照して本発明
に従って得られた暗号化プログラム(50)を解読し元
のプログラムデータxを復元する方法について説明す
る。このプログラムデータxの復元は、専ら図1、図2
の実施例ではデコーダ4において行われる。
【0057】暗号化されたプログラムデータ(50)
は、図2において放送衛星BS、通信衛星CS等の無線
回線或いは有線を通してデコーダ4に入力される。ある
いは、CD−ROM等の固定記憶装置5から入力され
る。そして、次のような処理により元のプログラムデー
タxが復元される。
【0058】プログラム提供者6から前記したような所
定条件を充足して解読用のキーデータAの取得を受け
る。この得られた解読用キーデータAは操作器、即ち入
力パッド3を通してゲーム機本体1内に備えられるCP
U10に入力される。(ステップS5)
【0059】CPU10は、入力された解読用キーデー
タAをデゴーダ4に送る。デコーダ4は入力された暗号
化プログラムデータ(50)からその所定位置、例えば
プログラムデータxのブロックF0に存在する設定情報
yを読み取る。更にCPU10は、ID─ROM40に
記憶されているゲーム機本体1の固有の情報zをデコー
ダ4に送るように制御する。
【0060】従って、デコーダ4は、CPU10の制御
の下に送られた解読用キーデータA及び固有の情報zに
基づき先に説明した関数F(z)に対する逆関数演算を
行う。(ステップS6)
【0061】即ち、図5に示すように本実施例では一次
関数F(z)=(A−10)/zの演算を行う。これに
よりデコーダ4は、エンコーダ処理の際元のプログラム
xから設定情報yに基づき抜き出された所定データaと
同じデータを生成する。
【0062】次いでこの生成されたデータaは、暗号化
プログラムデータ50のブロックF0から読み取ったプ
ログラムの設定情報yによって規定される規則性に従っ
て、暗号化プログラムデータ50の所定位置に挿入され
る。(ステップS7) これにより元のプログラムXが
完成する。(ステップS8)
【0063】従って、ユーザーは従来と同様にゲーム機
本体1によりTVモニターに対して画像処理ユニット1
2或いは音声ユニット13からの画像及び音声を表示し
て元のプログラムデータXを実行することが可能とな
る。
【0064】尚、上記実施例の説明において、プログラ
ムデータxは、一のファイルに複数のブロックF0〜F
5を有するように説明したが、本発明は、かかる実施例
に限定されない。
【0065】即ち、それぞれ一つのゲーム分のプログラ
ムデータを有するファイルを複数個有し、画像もしくは
音声により各々のゲームの内容について紹介するプログ
ラムのみ完全であるが、所定データaが抜かれているこ
とにより、各々のゲームの実行は不可となるようにプロ
グラムデータxを構成することも可能である。
【0066】かかる場合、ユーザーは各ゲームの紹介部
分(例えばゲームの導入部分)のみ実行し、その紹介に
基づき特定のゲームについてそれを実行したいと欲する
時は、解読用のキーデータAを取得して特定ゲームのプ
ログラムデータを完成する。これにより目的のゲームの
実行を可能とするように構成することも可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は元のプロ
グラムデータXから所定のルールに従ってデータaを抜
き出し暗号化プログラムとし、同時に抜き出したデータ
aに対し、ハードウェア固有情報zを基に所定の関数演
算を行うことにより解読用のキーデータAを生成する。
【0068】このように本発明に従うと暗号化手段を元
のプログラムXからプログラムの設定情報に従ってデー
タを抜き出すのみで暗号化が行われる。従って暗号化デ
ータ自体では何らプログラムを実行することが出来な
い。加えて暗号化プログラムデータは何らの暗号化解読
の手掛かりとなる情報が付加されてはいない。
【0069】従って従来の暗号化方法と異なり容易に解
読されることを防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるシステムの概念図を説明す
る図である。
【図2】本発明の実施例ブロック図である。
【図3】本発明の暗号化処理フロー及び暗号化プログラ
ムデータの解読処理フロー図である。
【図4】本発明に従う暗号化のためのエンコーダの説明
図である。
【図5】本発明に従う暗号化方法に対応する解読のため
のデコーダの説明図である。
【符号の説明】
1 プログラムデータを実行するハード装置 2 TVモニター 3 入力パット、操作器 4 デコーダ 5 ハード装置1の固有情報を記憶するRAM 6 プログラム提供者 7 電話回線 8 マニュアル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラムデータ(x)の設定情報(y)
    に基づき該プログラムデータ(x)から所定データ
    (a)を抜き出し暗号化プログラム(50)を生成し、 該抜き出した所定データ(a)に対し、該プログラムデ
    ータ(x)を実行するゲーム機の固有情報(z)を変数
    とする関数F(z)の演算により解読用のキーデータ
    (A)を生成し、 該キーデータ(A)に対し、該関数F(z)の逆演算を
    行い該所定データ(a)を生成し、 該入力された暗号化プログラム(50)から該設定情報
    (y)を読み出し、該読み出された設定情報(y)に基
    づき該逆演算により生成された所定データ(a)を該入
    力された暗号化プログラム(50)に挿入し、元のプロ
    グラムデータ(x)を復元するようにしたことを特徴と
    するプログラムの暗号化方法。
  2. 【請求項2】プログラムデータ(x)の設定情報(y)
    に基づき該プログラムデータ(x)から所定データ
    (a)を抜き出し生成された暗号化プログラム(50)
    と、 該抜き出した所定データ(a)に対し、該プログラムデ
    ータ(x)を実行するゲーム機の固有情報(z)を変数
    とする関数F(z)の演算により得られた解読用のキー
    データ(A)を入力し、 入力された該キーデータ(A)に対し、該関数F(z)
    の逆演算を行い該所定データ(a)を生成し、 該入力された暗号化プログラム(50)から該設定情報
    (y)を読み出し、該読み出された設定情報(y)に基
    づき該逆演算により生成された所定データ(a)を該入
    力された暗号化プログラム(50)に挿入し、元のプロ
    グラムデータ(x)を復元し、 該復元されたプログラムデータ(x)を実行するように
    構成されたことを特徴とする暗号化プログラムを用いた
    ゲーム機システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記プログラムデータ(x)は、複数種のゲームプログ
    ラムを有し、且つ前記所定データ(a)を抜き出し生成
    された暗号化プログラム(50)は、前記設定情報
    (y)及び該複数種のゲームプログラムの実行が不能で
    ある不完全プログラムを含むものであることを特徴とす
    る暗号化プログラムを用いたゲーム機システム。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記暗号化プログラム(50)は、更に該複数種のゲー
    ムプログラムの案内を実行するプログラムを含むことを
    特徴とする暗号化プログラムを用いたゲーム機システ
    ム。
  5. 【請求項5】ゲーム機本体(1)、TVモニタ(2)、
    入力パッド(3)及びデコーダ(4)を有し、 前記暗号化プログラム(50)は、無線もしくは有線回
    線を通じて又は、固定記憶装置(5、6)から入力さ
    れ、 前記解読用のキーデータ(A)は、該入力パッド(3)
    により入力され、 該ゲーム機本体(1)は、該入力された解読用のキーデ
    ータ(A)に対し、前記関数F(z)の逆演算を行い前
    記所定データ(a)を生成し、 該デコーダ(4)は、入力された暗号化プログラム(5
    0)から前記設定情報(y)を読み出し、該読み出され
    た設定情報(y)に基づきゲーム機本体(1)におい
    て、該逆演算により生成された所定データ(a)を、該
    入力された暗号化プログラム(50)に挿入し、元のプ
    ログラムデータ(x)を復元し、 該復元されたプログラムデータ(x)を該ゲーム機本体
    (1)及びTVモニタ(2)において実行するように構
    成されたことを特徴とする請求項2乃至4に記載の暗号
    化プログラムを用いたゲーム機システム。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記ゲーム機本体
    (1)は、CPU10を有し、該CPU10により前記
    デコーダ(4)の機能を実行させるようにしたことを特
    徴とするゲーム機システム。
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