JPH06139258A - ポイント転送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポイント転送装置に関し、ポイントを購入す
るための商店街本部及び、各個店の処理を簡素化するこ
とを目的とする。 【構成】 回線による通信を行う通信制御部と、サービ
スポイントの給付を各店舗毎に記録するポイント給付記
録ファイルとを有する上位装置と、該上位装置と通信を
行う端末通信制御部と、サービスポイントを記録するポ
イント設定レジスタと、を有する複数の端末装置とから
構成されるポイント転送装置であって、該端末装置か
ら、交付に必要なサービスポイントの点数を該端末通信
制御部を経由して該上位装置に送信し、該上位装置から
該サービスポイントの点数を該端末装置に通知するよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はポイント転送装置に関す
る。本発明は、商店等に於いて、顧客サービスのために
ポイントサービスを行うカード処理装置に関する。

【０００２】従来から商店は顧客誘致のためにポイント
サービスを行っている。ポイントサービスは、顧客の商
品購入金額に応じて顧客にポイントを与え、一定のポイ
ント数に達すると賞品等との交換を行うことによって顧
客に購買意欲を喚起させる制度である。

【０００３】このようなポイントサービスもカード化が
進み、従来台紙等にスタンプを貼ったり、捺印を行った
りしていたスタンプによるポイントサービスも、磁気カ
ードにポイントを累積する方法等、カードを使用するこ
とが多くなっている。特に商店街等では活性化を狙い、
国の補助を受けてポイントサービスをカード化する所が
増えている。

【０００４】しかし、ポイントサービスの運用は商店等
にとっては、単に顧客サービスだけが目的ではなく、そ
の資料を利用した顧客管理や、スタンプ購入方法の簡素
化等顧客サービス以外の運用面での課題も多い。このた
め、このポイントサービスに使用するカード処理システ
ムは運用面での機能の充実も望まれている。

【０００５】

【従来の技術】磁気カードによるポイントサービスカー
ドシステムを導入する前の、スタンプサービスの方法の
１つの台紙にスタンプを貼っていく方式では、商店街を
例にとると、各個店は商店街の本部に代金を払ってスタ
ンプを購入していた。各個店はスタンプがなくなると、
商店街本部に出向き、スタンプを買わなければならなか
った。

【０００６】ポイントサービスカードシステムの導入に
より、この操作は、ポイントを各個店にあるカード装置
内に移すという操作に変化した。そこで、各個店はポイ
ント購入カードを持ち、商店街本部で代金を払ってポイ
ント購入カードに購入したポイント数を書き込んでもら
い、それを個店に持ちかえり、各カード装置にそのポイ
ント購入カードを挿入して購入したポイント数をカード
装置に移すという操作を行わなければならない。

【０００７】このため、各個店ごとにポイント購入カー
ドを持たなければならず、本部では、ポイント購入カー
ドの書込処理を行わなければならない。また、ポイント
がなくなった場合に本部に行って、ポイントを購入しな
ければならないというのは、ポイントサービスカードシ
ステムを導入する前と、なんら変わりはなく、個店にと
っては、カード装置にポイントを移すという処理が増加
しただけとなって却って煩雑となっていた。

【０００８】図８は従来のポイントサービスカードシス
テムの構成図である。図において、１はカード決済端末
装置であって、各個店に設けられてポイントサービスカ
ードの記入を行うものである。２は端末ＣＰＵであっ
て、カード決済端末装置1 の制御を行うものである。

【０００９】３は端末記憶装置であって、ポイント設定
レジスタ11を記憶するものである。４は端末カードリー
ダライタであって、ポイントサービスカード8 及びポイ
ント購入カード9 を読み書きするものである。

【００１０】５はキー入力部であって、オペレータから
の入力を受けるものである。６は表示部であって、カー
ド決済端末装置1 がオペレータに情報を表示するもので
ある。７はプリンタ部であって、ポイントサービスカー
ドを忘れてきた顧客に対して忘れレシートを印刷するも
のである。

【００１１】８はポイントサービスカードであって、顧
客に購入金額に応じて、例えば１０００円購入したとき
に１点という様に、顧客に与えたサービスポイントを記
録する磁気カードである。９はポイント購入カードであ
って、上位装置20で各個店が購入したサービスポイント
を記録する磁気カードである。

【００１２】１１はポイント設定レジスタであって、ポ
イント購入カード9 から読み取ったサービスポイントを
設定するものである。以上説明したカード決済端末装置
1 は商店街の各個店に設けられているものである。

【００１３】２０は上位装置であって、商店街本部にあ
ってポイントの販売を管理するものである。２１はＣＰ
Ｕであって、上位装置20を制御するものである。２２は
記憶装置であって、ポイント給付記録ファイル23を記憶
するものである。

【００１４】２３はポイント給付記録ファイルであっ
て、各個店に給付したサービスポイントを記録するもの
である。２４はカードリーダライタであって、ポイント
購入カード9 にポイントを記録するものである。

【００１５】図９は従来のポイントサービスプログラム
の構成図であり、図のＡ）は前記カード決済端末装置1
がポイントサービス業務を処理するポイントサービスプ
ログラムの構成を示す。３０はポイントサービスプログ
ラムであって、交付機能31、取消機能32、加算機能33、
購入機能34から構成される。

【００１６】３１は交付機能であって、顧客の購入金額
に応じたサービスポイントを顧客に渡すために顧客のポ
イントサービスカード8 にそのサービスポイントを記入
する機能である。３２は取消機能であって、一旦顧客の
ポイントサービスカード8 に書き込んだサービスポイン
トを取り消して書き直す機能である。

【００１７】３３は加算機能であって、ポイントサービ
スカード8 を忘れた顧客に、カードに記入する代わりに
忘れレシートで発行したサービスポイントを、キー入力
部5から入力して、そのサービスポイントをポイントサ
ービスカード8 に記入されているサービスポイントに加
算して記録する機能である。

【００１８】３４は購入機能であって、端末カードリー
ダライタ4 でポイント購入カード9に記録されている今
回購入したサービスポイントを読み取り、ポイント設定
レジスタ11に設定されているポイントに加算する機能で
ある。

【００１９】３５は共通機能であって、上記各機能から
サブルーチンとして使用される機能であり、カード処理
機能36、入力処理機能39、ポイント記録機能40がある。
３６はカード処理機能であって、端末カードリーダライ
タ4 を動作させるものであり、読取機能37、書込機能38
がある。３７は読取機能であって、端末カードリーダラ
イタ4 に挿入された磁気カードを読み取る機能である。
３８は書込機能であって、端末カードリーダライタ4 に
挿入された磁気カードにポイントを書き込む機能であ
る。

【００２０】３９は入力処理機能であって、キー入力部
5 からの入力を読み取る機能である。４０はポイント記
録機能であって、ポイント設定レジスタ11に所定のポイ
ント数を設定する機能である。この他にカードを新規に
発行する機能等がある。

【００２１】また図のＢ）は上位装置20内のポイント販
売プログラムの構成を示す。図において、４１はポイン
ト販売プログラムであって、ポイント販売機能42、精算
機能43からなる。４２はポイント販売機能であって、個
店の購入を希望するポイント数が所定の限界内にあるこ
とを確認して、ポイントを販売し、各個店毎に販売した
ポイント数をそのポイント購入カード9 に記録すると共
にポイント給付記録に記録する機能である。４３は精算
機能であって、一定の期間ごとに精算書類を作成する機
能である。

【００２２】図１０は上位装置のポイント販売機能のフ
ローチャートである。図に従って、上位装置20における
ポイント販売の処理を説明する。先ずサービスポイント
の購入を希望する個店はポイント購入カード9 を商店街
本部に持参して上位装置20のカードリーダライタ24にポ
イント購入カード9 を挿入してポイント販売機能の動作
を開始させる。

【００２３】ステップ71でカードリーダライタ24からポ
イント購入カード9 の内容を読み取る。ポイント購入カ
ード9 には各個店を識別する識別符号とポイント購入カ
ードであることを示す分類符号とが記録されている。

【００２４】ステップ72で個店識別符号が商店街に属す
る店舗であるか及び、分類符号がポイント購入カードで
あるかを判定し、否であればステップ74へ、正しければ
ステップ73へ進む。

【００２５】ステップ73では入力部25から入力された各
個店の購入を希望するポイント数が所定の限界内にある
ことを判定し、限界内になければ、再度入力を行い、限
界内であればステップ75へ進む。

【００２６】ステップ75で購入ポイント数、発行日付を
記憶装置22内のポイント給付記録ファイル23に書き込
む。ステップ76で同様に購入ポイント数、発行日付をカ
ードリーダライタ24に挿入されているポイント購入カー
ド9 の分類符号、識別符号の後に書き込む。

【００２７】これでカードが正しい場合のポイント販売
の処理を終わる。またカードが間違っている場合はステ
ップ74に進む。ステップ74ではエラー表示を行い再度ス
テップ71に戻る。

【００２８】次にこのポイント購入カードを個店のカー
ド決済端末装置1 の端末カードリーダライタ4 に挿入し
てポイントを追記する購入処理を説明する。購入処理は
カード決済端末装置1 のポイントサービスプログラム30
の購入機能34が行う。

【００２９】図１１は従来の購入機能の処理フローチャ
ートである。先ず前記ポイント購入カード9 を個店のカ
ード決済端末装置1 の端末カードリーダライタ4 に挿入
してポイントサービスプログラム30の購入機能34を起動
する。

【００３０】ステップ67でポイント購入カード9 の内容
を読み取る。ステップ68で個店識別符号は自己の識別符
号であることを判定して若し誤っていればステップ70
に、正しければ、ステップ69に進む。

【００３１】ステップ69ではポイント購入カード9 に記
録されていた購入ポイントをポイント設定レジスタ11の
内容に加算して設定する。このときはポイント記録機能
40を使用する。

【００３２】次いでステップ71でポイント購入カード9
に記録されていた購入ポイントをポイント設定レジスタ
11に転写したのでポイント購入カード9 から消去する。
これで購入処理を終了する。

【００３３】次に、顧客の購入時にその購入金額に応じ
たポイントを顧客のもっているポイントサービスカード
に記入する交付処理を説明する。図１２はサービスポイ
ント交付処理のフローチャートである。先ず顧客のポイ
ントサービスカード8 をカード決済端末装置1 の端末カ
ードリーダライタ4 に挿入してポイントサービスプログ
ラム30の交付機能31を起動する。以下の動作は特に限定
しないかぎり交付機能31のものである。

【００３４】ステップ72で顧客のポイントサービスカー
ド8 を読み取る。ポイントサービスカード8 にはポイン
トサービスカードであることを示す分類符号、顧客毎に
設けられた顧客識別符号、蓄積されたサービスポイント
数、最終取扱い日付等が記録されている。

【００３５】ステップ73でカードの分類符号及び有効期
限が所定の範囲にあることを判定して有効であればステ
ップ74へ、カードが無効であればステップ75へ進む。ス
テップ74では顧客の購入金額に応じて提供するサービス
ポイントのポイント数を計算する。

【００３６】ステップ75では顧客のポイントサービスカ
ード8 が無効であることを表示部6に表示する。次いで
処理を停止する。ステップ76で顧客のポイントサービス
カード8 内に記録されているサービスポイントにステッ
プ74で計算したポイント数を加算する。

【００３７】ステップ77で、加算したポイント数だけポ
イント設定レジスタ11から減算してポイント設定レジス
タ11を設定し直す。ステップ78で顧客のポイントサービ
スカード8 に処理の日付と新しいポイント数を記入す
る。

【００３８】以上でサービスポイント交付処理を終了す
る。

【００３９】

【発明が解決しようとする課題】上記説明のように、各
個店はサービスポイントを購入するため、ポイント購入
カードを持参して商店街本部に出掛けて、ポイントを記
録してもらい、自己の店舗のカード決済端末装置にその
ポイント数を転写するという労力が必要であった。

【００４０】本発明はこのような点にかんがみて、ポイ
ントを購入するための商店街本部及び、各個店の処理を
簡素化する手段を提供することを目的とする。

【００４１】

【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成されたポイント転送装置によって解決される。図
１は、本発明の原理図である。

【００４２】回線による通信を行う通信制御部26と、サ
ービスポイントの給付を各店舗毎に記録するポイント給
付記録ファイル23とを有する上位装置20と、該上位装置
20と通信を行う端末通信制御部12と、サービスポイント
を記録するポイント設定レジスタ11と、を有する複数の
端末装置15とから構成されるポイント転送装置であっ
て、該端末装置15から、交付に必要なサービスポイント
の点数を該端末通信制御部12を経由して該上位装置20に
送信し、該上位装置20から該サービスポイントの点数を
該端末装置15に通知するように構成する。

【００４３】

【作用】端末装置15から、交付に必要なサービスポイン
トの点数を端末装置15が有する端末通信制御部12を経由
して上位装置20に送信する。

【００４４】そこで、該上位装置20は受信した交付に必
要なサービスポイントの点数の妥当性を検査して、妥当
な場合は該サービスポイントの点数を該端末装置15に通
知する。

【００４５】本発明によって従来のようにポイント購入
処理を行うため労力を要することが無くなる。

【００４６】

【実施例】図２は本発明の実施例のポイント転送装置の
システム構成図である。図において、１２は端末通信制
御部であって、上位装置20の通信制御部26と通信回線を
経由して通信を行うものである。２６は通信制御部であ
って、端末通信制御部と通信を行うものである。

【００４７】２７は店舗識別符号ファイルであって、各
個店を識別する識別符号を記録するファイルである。そ
の他、図８と同一符号の物は同一物である。また、図３
は本発明のカード決済端末装置の外観図である。

【００４８】本発明では、ポイント購入処理に回線を用
いてポイントの購入を行う。また従来のスタンプ購入カ
ードを使用する方法も使用可能である。図４は本発明の
実施例のプログラムの構成（その１）である。Ａ）はカ
ード決済端末装置のポイントサービスプログラムの構成
を示す。

【００４９】図において、３４ａは購入機能であって、
通信回線を利用したオンラインポイント購入の機能を従
来の購入機能34に付加したものである。４４は上位通信
機能であって、電文編集機能45と送受信処理機能46から
なるものである。

【００５０】４５は電文編集機能であって、上位装置20
に送信する電文を組み立てるものである。４６は送受信
処理機能であって、端末通信制御部12を使用して上位装
置20と電文を送受信するものである。

【００５１】また、図５は本発明の実施例のプログラム
の構成（その２）である。Ｂ）は上位装置のポイント販
売プログラムの構成を示す。図において、４７は通信機
能であって、ホスト電文編集機能48とホスト送受信処理
機能49とからなるものである。４８はホスト電文編集機
能であって、カード決済端末装置1 に送信する電文を組
み立てるものである。４９はホスト送受信処理機能であ
って、通信制御部26を使用して電文をカード決済端末装
置1 と送受信するものである。

【００５２】図６は、本発明の実施例の購入機能のフロ
ーチャートである。以下に動作の説明を図に従って行
う。まず最初にステップ79で図示されてない初期設定フ
ァイルを読込む。初期設定ファイルはポイント購入方法
について、ポイント購入カードによる方法とオンライン
通信による方法の二つのいずれかを指定するファイルで
あって、べつに用意される初期設定プログラムによって
設定されている。

【００５３】ステップ80で該初期設定ファイルに設定さ
れている購入方法は上記のいずれかを判定し、オンライ
ン通信が何らかの理由、例えば、回線が不通になった場
合、には、ポイント購入カードによる方法の場合は従来
の方法（図９，１０で示される方法）により処理を実行
し、オンライン通信による方法の場合はステップ81に進
む。

【００５４】ステップ81でオペレータがキー入力部5 か
ら購入ポイント数を入力する。ステップ82で電文編集機
能45に購入ポイント数を通知して電文の編集を依頼す
る。電文はポイント購入依頼を示す符号、個店の識別符
号、購入希望のポイント数、日付等が含まれる。

【００５５】ステップ83で送受信処理機能46に依頼して
編集した電文を上位装置20に送信する。送受信処理機能
46は端末通信制御部12を使用して上位装置20に該電文を
送信する。

【００５６】ここで上位装置20の処理が入る。上位装置
20のポイント販売プログラムがカード決済端末装置1 か
らの電文で起動される。図７は上位装置のポイント販売
機能のフローチャートである。図に沿ってポイント販売
機能の動作を説明する。

【００５７】ステップ87でカード決済端末装置1 からの
電文を読み取る。ステップ88で個店の識別符号が自己の
商店街に属する店舗の識別符号であるかを店舗識別符号
ファイル27と照合して判定し、否であればステップ90
へ、正しいときはステップ89へ進む。

【００５８】ステップ89では電文に指定された購入希望
のポイント数が所定の限界内にあることを判定し、限界
内になければステップ90に進み、限界内であればステッ
プ91へ進む。購入ポイントの限界は各個店の過去の販売
実績等から個店ごとに設定されている。

【００５９】ステップ90では購入依頼を発行したカード
決済端末装置1 にエラーを通知してステップ87に戻る。
エラーを通知されたカード決済端末装置1 は規定回数だ
けリトライを行い、それでもエラーが検出された場合は
処理を中止する。

【００６０】ステップ91では購入ポイント数、発行日付
をポイント給付記録ファイル23に書き込む。次いでステ
ップ92でホスト電文編集機能48に購入ポイント数、発行
日付を通知して電文の編集を依頼する。

【００６１】ステップ93でホスト送受信処理機能49に依
頼してカード決済端末装置1 にその電文を送信する。こ
れで上位装置20の販売機能の処理を終了する。図６のス
テップ84に戻って動作の説明を続ける。

【００６２】ステップ84で送受信処理機能46が上位装置
20からの電文を受け取り、購入機能34a に渡し、購入機
能34a は上位装置20からの販売ポイント数を受信する。
ステップ85で上位装置20からのポイント数を検査して自
己の申請した値かそれ以下の負でない値であれば妥当な
値として受け取る。それ以外の値のときはエラーとみな
して上位装置20に通知する。このときは上位装置20がポ
イント数通知のリトライを行う。

【００６３】ステップ86で受信したサービスポイント数
をポイント設定レジスタ11に加算して再度ポイント設定
レジスタ11に設定する。これでオンラインでのポイント
購入処理を終了する。

【００６４】サービスポイントの交付処理については従
来通りである。上記実施例において、上位装置による購
入を行う際に、上位装置より応答電文を受信するが、こ
の場合、上位装置の判断により、各個店の販売状況等を
判断して、要求した購入枚数より小さい枚数データを送
信することも可能である。

【００６５】例えば、従来購入していた期間当たり( 月
又は週、旬) の平均のポイント数を基準としてその２倍
までを限度とすることができる。このような基準を設け
ておき、通常要求される枚数より大きい数量の購入要求
があったとき、販売数量を制限する。

【００６６】このようにすることにより、各個店がポイ
ントを多大に購入してしまい、実際に顧客に給付せずに
滞貨してしまうことを防止して、代金の回収を確実にす
ることができる。

【００６７】購入したポイントの代金の支払はこのシス
テムを利用せず、後日別途銀行振込や現金決済等の手段
で行われる。また、同一の会社内で単にポイントを移動
するだけの場合にも利用することができ、ポイントの購
入のみに限定される必要のないことは勿論である。

【００６８】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よればポイントサービスを行う場合に、各個店は本部に
行って代金を払ってポイントを購入する必要はなくな
る。本部もポイント購入カードを発行する必要がなくな
り、運用の簡素化がはかれる。また、カード決済端末装
置をスタンドアロン形式で使用する場合は、初期設定フ
ァイルを従来通りのカードでのカード決済端末入方法に
しておけば従来通りの方法でポイント購入処理も可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の原理図

【図２】 本発明の実施例のポイント転送装置のシステ
ム構成図

【図３】 本発明のカード決済端末装置の外観図

【図４】 本発明の実施例のプログラムの構成（その
１）

【図５】 本発明の実施例のプログラムの構成（その
２）

【図６】 本発明の実施例の購入機能のフローチャート

【図７】 上位装置のポイント販売機能のフローチャー
ト

【図８】 従来のポイントサービスカードシステムの構
成図

【図９】 従来のポイントサービスプログラムの構成図

【図１０】 従来の上位装置のポイント販売機能のフロ
ーチャート

【図１１】 従来の購入機能の処理フローチャート

【図１２】 従来のサービスポイント交付処理のフロー
チャート

【符号の説明】

１ カード決済端末装置 ２ 端末ＣＰＵ ３ 端末記憶装置 ４ 端末カードリ
ーダライタ ５ キー入力部 ６ 表示部 ７ プリンタ部 ８ ポイントサー
ビスカード ９ ポイント購入カード １１ ポイント設定レジスタ １２ 端末通信制
御部 １５ 端末装置 ２０ 上位装置 ２１ ＣＰＵ ２２ 記憶装置 ２３ ポイント給
付記録ファイル ２４ カードリーダライタ ２５ 入力部 ２６ 通信制御部 ２７ 店舗識別符
号ファイル ３０ ポイントサービスプログラム ３１ 交付機能 ３２ 取消機能 ３３ 加算機能 ３４，３４ａ 購入機能 ３５ 共通機能 ３６ カード処理機能 ３７ 読取機能 ３８ 書込機能 ３９ 入力処理機
能 ４０ ポイント記録機能 ４１ ポイント販
売プログラム ４２ ポイント販売機能 ４３ 精算機能 ４４ 上位通信機能 ４５ 電文編集機
能 ４６ 送受信処理機能 ４７ 通信機能 ４８ ホスト電文編集機能 ４９ ホスト送受
信処理機能 ６１〜９３ 動作ステップ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 回線による通信を行う通信制御部(26)
   と、サービスポイントの給付を各店舗毎に記録するポイ
   ント給付記録ファイル(23)とを有する上位装置(20)と、 該上位装置(20)と通信を行う端末通信制御部(12)と、サ
   ービスポイントを記録するポイント設定レジスタ(11)
   と、を有する複数の端末装置(15)とから構成されるポイ
   ント転送装置であって、 該端末装置(15)から、交付に必要なサービスポイントの
   点数を該端末通信制御部(12)を経由して該上位装置(20)
   に送信し、該上位装置(20)から該サービスポイントの点
   数を該端末装置(15)に通知することを特徴とするポイン
   ト転送装置。