JPH02132938A - 弾性表面波マッチドフィルタを用いた受信復調回路 - Google Patents

弾性表面波マッチドフィルタを用いた受信復調回路

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JPH02132938A
JPH02132938A JP63287149A JP28714988A JPH02132938A JP H02132938 A JPH02132938 A JP H02132938A JP 63287149 A JP63287149 A JP 63287149A JP 28714988 A JP28714988 A JP 28714988A JP H02132938 A JPH02132938 A JP H02132938A
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Tatsuo Ishizu
石津 達雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野) 本発明は、スペクトラム拡散通信方式の一方式である直
接拡散方式の受信復調回路に関するもので、その中でも
弾性表面波(Surface  AcousticW 
a v e以下SAWと略称する )マツチドフィルタ
を用いた受信復調回路に関するものである。
(従来技術とその問題点) 例えば、2相位相変1!(PSK)の場合の直接拡散方
式について説明する。この方式では、搬送波を伝送する
情報(データ)によって2相位相変調し、さらに、これ
をデータに比べて速度の速い擬似ランダム符号で2相位
相変調して送信する。
この処理は擬似ランダム符号である拡散符号とデ一夕と
の乗算を行い、その出力で搬送波を2相位相変調しても
同じ送信出力が得られる。
第1図は、上述の直接拡散方式の変調から復調に至る各
段階での信号波形を示す波形図であり、第2図は受信復
調回路に用いられるSAWマッチドフィルタの構成例図
、第3図は従来のSAWマッチドフィルタを用いた受信
復調回路の構成例である. 第1図において、aは変調データ、bは拡散符号、Cは
a,b両者の積、dはCで2相位相変調された出力波形
である。波形e,f,gは第3図に示した受信復調回路
における各部の波形である.図に示した波形は、時間軸
における変調データaの1ビットの長さと拡散符号bの
一周期の長さTが等しい場合の例である。又、拡散符号
bを作成するための符号単位となる1クロツタの時間L
を1チップ時間と呼ぶ。
波形dの出力信号を受信する受信機では、何らかの方法
で受信信号の拡散符号のタイミングに受信装置の復調タ
イミングを合わす(拡散符号の同期をとる)必要がある
この処理は、種々の回路構成によって実現することがで
きるが、その一つとして、整合ろ波器(マッチドフィル
タ)を用いると、拡散符号bの周期T毎に相関ピークを
有する出力が得られるので、このピークに受信装置のタ
イミングを合わすことにより短い時間で同期をとること
ができ、同期捕捉のための他の複雑な回路に比べて簡単
であるという利点がある。
SAWマッチドフィルタは、SAW素子を遅延素子とし
て使用した整合フィルタである。整合フィルタとは、あ
る一定のパターンの波形の信号に対して信号対雑音比が
最大となるように設計された最適フィルタである。第2
図に示したSAWマッチドフィルタの構成例は、rll
loo10」という7つの符号からなる符号列で2相位
相変調された信号に対する7個の電極をもつマ・ンチド
フィルタである。図において、1はSAWi子、2〜8
は入力信号が1チップ時間tだけそれぞれ遅延する間隔
で設けられたSAW素子の電極であり、+1,−1のよ
うに1の前に付した+,一の符号は電極の極性を表し、
SAWIからの信号の位相を正相で出力するか、逆相で
出力するかを示す。
説明を判り易くするためにSAW素子1から電極を抜き
出して図示した。9〜14は加算器である。
電極の極性は拡散符号bの符号列の符号にそれぞれ対応
するように設定されている。
今、電極の数をNとする。この回路に拡散符号により2
相位相変調された信号が入力されると、信号の変調パタ
ーンと電極の極性パターンが一致した時(整合がとれた
とき)N個のすべての電極から位相の一致した出力が出
るので、これらを加算器で電圧加算すると各電極から出
力される電圧のN倍の電圧が周期T毎に出力される。そ
の他の時間では、信号の変調パターンと電極の極性パタ
ーンが異なるので、各電極の出力信号の位相はランダム
となり互いに打ち消し合うため周期T毎の出力電圧は小
さな値となる。この時の電圧は使用する符号列によって
多少異なるが、擬似ランダム符号としてよく知られてい
るM系列符号を使用した場合、ピーク電圧の1/N倍の
電圧となる。その結果位相の一致した時点にピークをも
つ出力波形が得られる。
第3図に示した従来の受信復調回路の構成例は、中間周
波帯でSAWマッチドフィルタを用いた回路の例であり
、中間周波数(IF)に変換された以後の回路を示して
いる。
図において、15はSAWマンチドフィルタ(MF)、
16は同期検波器(DET)、17はデータを判定する
サンプリング及び判定回路(SMP)、18は受信入力
に同期した搬送波を発生する搬送波再生回路(PLLI
)、19は包絡線検波器(ENV)、20は拡散符号の
同期をとるタイミング同期回路(PLL2)である。
第1図の波形eはSAWマッチドフィルタ15からの出
力で、擬似ランダム符号の一周期Tが入力したところに
相関のピークを有している。これをP L L 1 (
18)で再生された搬送波で同期検波をすることにより
出力fが得られ、この波形fをピーク位置でサンプルす
ることにより復調出力gが得られる。ENV(19),
PLL2(20)はサンプルタイミングをこのピーク位
置に合わせるための回路である。
このようなSAWマッチドフィルタを用いた復調回路に
よってS/Nの悪い受信入力に対しても正確に同期をと
って復調するためには、拡散符号の周期を長くすればよ
い.そこで、周期の長い拡散符号に同期をとるため、S
AWマッチドフィルタの電極の数を多くし、各電極の出
力を合成した電圧がより鋭いピークをもつようにすれば
よい。
しかし、SAWデバイスは、入力電気信号が機械的振動
に変換されて圧電基板上の表面波として伝搬されるもの
であり、この時の伝搬速度は圧電基板の材質の温度特性
等により温度による影響を受ける。温度変化により伝搬
速度が変化すると、正確に1チップ時間tだけ遅延する
間隔で設けられた電極と、受信信号の拡散符号による変
調のタイミングとにずれが生じてくる。このタイミング
のずれは電極毎に累積されるため、SAWマッチドフィ
ルタの電極の段数が多くなる程ずれによる影響が大きく
なり出力電圧のピークが鈍くなってしまう。
このようにSAWマッチドフィルタは、周期の長い拡散
符号に対しては、電極の数が多く伝搬方向の長さが長く
なり温度特性による影響が大きくなるため、拡散符号の
周期毎のピークレベルが低くなって効率良く相関を検出
することができなくなり、実用上復調回路に利用できな
いという欠点がある。
(発明の目的) 本発明の目的は、このような欠点を解決するために、周
期の長い拡散符号に対しても従来のSAWマッチドフィ
ルタを用いて効率良く相関を検出することができる受信
復調回路を提供することにある。
(発明の構成および作用) 本発明の弾性表面波(以下SAWと略称する)マッチド
フィルタを用いた受信復調回路は、SAWマッチドフィ
ルタを用いたスペクトラム拡散通信方式の受信復調回路
において、 入力信号の拡散符号の1周期の内前半の符号列の符号数
に対応した電極の数と該符号のそれぞれの極性に対応し
た極性を有する第1のSAWマッチドフィルタと、 前記入力信号を該第1のSAWマッチドフィルタの遅延
時間に等しい時間だけ遅らせる遅延回路と、 該遅延回路からの信号を前記拡散符号の1周期の内後半
の符号列の符号数に対応した電極の数と該符号のそれぞ
れの極性に対応した極性を有する第2のSAWマッチド
フィルタとを備え、前記第1のSAWマッチドフィルタ
の出力と前記第2のSAWマッチドフィルタの出力とを
合成した合成出力を同期検波して復調するように構成さ
れたことを特徴とするものである。
以下図面により発明の詳細を説明する。
第4図は、本発明を実施した同期検波方式の受信復調回
路の構成例を示すブロソク図である。図において、21
. 23はSAWマッチドフィルタ(MFl,MF2)
、22はSAWマッチドフィルタ21の総遅延時間に等
しい遅延時間をもつ遅延回路(DLY)、24は加算器
、25は同期検波器(DET)、26はデータを判定す
るサンプリング及び判定回路(SMP)、27は受信入
力に同期した搬送波を発生する搬送波再生回路(PLL
I)、28は包絡線検波器(ENV)、29は拡散符号
の同期をとるタイミング同期回路(PLL2)である。
ここで、SAWマッチドフィルタMFIとMF2には拡
散符号の符号数に対応した電極の数とそれぞれの極性を
予め設定する必要があるが、拡散符号の前半をMF2に
、後半をMFIに設定する。
第5図は第4図の回路の各部の波形例図である。
hはMFIの出力波形、iはMF2の出力波形、jは加
算器24の出力波形である。
加算器24から後の回路の構成及び動作は前述した従来
の回路の場合と同一であるので省略する。
MFIとMF2は別々のSAWマッチドフィルタである
が、MF2に入力される信号は、MFIに入力される信
号よりMFIの遅延時間と等しい時間だけDLY22に
より遅延されて入力されるので、M F 1 (20)
とDLY22及びM F 2 (23)とで構成される
回路は、あたかも一つのSAWマッチドフィルタのよう
に動作して加算器24に入力される.従って、加算器2
4の出力波形はMFIの段数とMF2の段数とが合計さ
れた段数のSAWマッチドフィルタから出力される波形
と同じピークを持つ波形となり、第5図に示したように
波形h,iが加算されて波形jになるためそれぞれのマ
ッチドフィルタの2倍のピークレベルをもつ相関出力が
得られる。遅延回路22は、SAW素子等で容易に実現
することができ、その遅延時間は搬送波の位相も含めて
正確にMFIの遅延時間に等しく設定される。
以上の説明は、同期検波方式の場合について述べたが、
他の差動検波方式等についても同様の方法で実現できる
ことは明らかである。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によって、従来困難
であった長い周期を持つ拡散符号に対しても、従来の温
度特性をもつSAWマッチドフイルタを用いて受信復調
回路を構成することが可能となり、高速同期引き込みが
できる受信復調回路が実現でき、実用上極めて大きい効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は直接拡散方式の従来の受信復調回路の波形図、
第2図はSAWマッチドフィルタの構成図、第3図は従
来の受信復調回路のブロック図、第4図は本発明の受信
復調回路のブロック図、第5図は第4図の回路の各部の
波形図である。 1・・・SAW素子、 2〜8・・・SAW素子の電極
、9〜14・・・加算器、 15. 21. 23・・
・SAWマッチドフィルタ、 16. 25・・・同期
検波器、 17. 26・・・サンプリング判定回路、
 18. 27・・・搬送波再生回路、 19. 28
・・・包絡線検波器、 20. 29・・・タイミング
同期回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  弾性表面波マッチドフィルタを用いたスペクトラム拡
    散通信方式の受信復調回路において、入力信号の拡散符
    号の1周期の内前半の符号列の符号数に対応した電極の
    数と該符号のそれぞれの極性に対応した極性を有する第
    1の弾性表面波マッチドフィルタと、 前記入力信号を該第1の弾性表面波マッチドフィルタの
    遅延時間に等しい時間だけ遅らせる遅延回路と、 該遅延回路からの信号を前記拡散符号の1周期の内後半
    の符号列の符号数に対応した電極の数と該符号のそれぞ
    れの極性に対応した極性を有する第2の弾性表面波マッ
    チドフィルタとを備え、前記第1の弾性表面波マッチド
    フィルタの出力と前記第2の弾性表面波マッチドフィル
    タの出力とを合成した合成出力を同期検波して復調する
    ように構成されたことを特徴とする弾性表面波マッチド
    フィルタを用いた受信復調回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5515015A (en) * 1992-06-18 1996-05-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Transceiver duplex filter utilizing saw filter
US6229409B1 (en) 1997-04-25 2001-05-08 Kazuo Tsubouchi Surface acoustic wave matched filter
US7054355B2 (en) 1998-10-06 2006-05-30 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Spread spectrum signal processing apparatus and spread communication system

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