JP6254356B2 - 光周波数コム発生装置および光周波数コムの周波数安定化方法 - Google Patents

光周波数コム発生装置および光周波数コムの周波数安定化方法 Download PDF

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Description

本発明は、光周波数コム発生装置および光周波数コムの周波数安定化方法に関し、レーザ光の生成ないし制御に関する。
産業利用されるレーザとして、光周波数コムと呼ばれる超短パルスレーザがある。この光周波数コムは、レーザ共振器内の縦モードをモード同期させることで、周波数スペクトルが正確に等間隔で並んだコム状(櫛状)になるレーザである。
光周波数コムはマイクロ波領域の周波数標準器に安定化することができるため、光領域の周波数標準器として利用することができる。これにより、これまで非常に困難であった、光の絶対周波数計測や極めて高い精度でのレーザの周波数制御が可能になった。それ以外でも、光周波数コムそのものを光源として用いた応用計測などにも利用されている。
このような光周波数コムを生成するために、従来の光周波数コム発生装置では、周波数スペクトルに現れる櫛状の間隔frepと、周波数の端数となるCEO周波数(キャリアエンベロープオフセット周波数)fceoとを検出し、それぞれマイクロ波の参照周波数に位相同期をかけることによって安定化させている(特許文献1参照)。
特許文献1の装置では、光周波数コムの一部を分割して、その周波数間隔frepおよびCEO周波数fceoを検出している。
frepの周波数は、光周波数コムをフォトディテクタで受光した際に発生するビート周波数信号で検出できるため、比較的簡単な構成で信号を得ることができる。検出されたfrepの周波数を参照周波数と比較し、これが一定になるように共振器長を制御することで、繰り返し周波数frepの安定化を行うことができる。
これに対し、fceoの検出は、光周波数コムの増幅やスペクトルの広帯域化、第二高調波の発生、干渉といった幾通りの光学的な作用を組み合わせることによって実現されている。
特開2007−256365号公報
前述した従来の光周波数コム発生装置では、fceoを検出するために付加的な光学部品が多く必要であり、そのために大がかりで高価なシステムになるという問題があった。
光周波数コム発生装置において、fceoの安定化を行うための主な構成としては、光周波数コムを発生させるオシレータと、オシレータからの出力光を増幅するアンプと、光周波数コムのスペクトルを1オクターブ以上に広げる広帯域化要素と、広帯域化された光周波数コムからfceoを仮想的に発生させる非線形光学媒体と、が用いられる。
前述した特許文献1においては、増幅用にEr(エルビウム)等の希土類がドープされた増幅用光ファイバとレーザダイオード(LD)とからなるファイバアンプが利用され、広帯域化要素として高非線形性光ファイバ(HNLF)が利用され、非線形光学媒体としてPPLN結晶(周期的分極反転ニオブ酸リチウム結晶)が利用されている。
このような光周波数コム発生装置において、例えば1.5μmの通信波長域の光学部品を使用した光周波数コムの場合、Erドープファイバをレーザ媒質としたレーザ光源による光周波数コムは出力数mWで、1550nmの波長付近に数十nmのスペクトル幅で発生する。この数mWの出力光はファイバアンプで50mW以上まで増幅され、増幅された光は広帯域化要素のNHLFに入射され、1オクターブ以上の広範囲に広がったスペクトル光に広げられる。そして、広帯域化された光はPPLN結晶に入力され、低周波数(長波長)の第二高調波と高周波(短波長)とを干渉させることによってCEO周波数fceoを擬似的に発生させる。
このように、従来の光周波数コム発生装置では、ファイバアンプ、HNLFを用いた広帯域化要素、PPLN結晶を用いた非線形光学媒体など、fceoを発生ないし検出するための付加的な光学部品が多く必要であり、そのために大がかりで高価なシステムになっていた。
本発明の目的は、簡単な構成で周波数を安定化できる光周波数コム発生装置および光周波数コムの周波数安定化方法を提供することにある。
本発明は、発明者が鋭意研究の結果、光周波数コムを光源とし所定の光路長差を与えた干渉計より得られる干渉強度とCEO周波数fceoとの相関に基づいてなされたものである。
すなわち、光周波数コム発生装置において、fceoは、パルスレーザがエンベロープとして進む群速度と、パルスを構成するキャリアの位相速度とが、共振器内の分散によってずれを生じるために発生する。そして、fceoは、繰り返し周波数frepの時間周期で発生するパルス間におけるキャリアの位相ずれ量Δφとの関係から、次式(1)で表される。
fceo=(Δφ/2π)・frep …(1)
これは、式(1)の関係を有する光周波数コムにおいては、2π/Δφの周期で、つまり2π/Δφ個目のパルス毎に、パルスの位相が同じになることを意味する(図1参照)。
具体的には、例えばfrepが50MHz、fceoが5MHzの光周波数コムにおいては、10個おきに同じ位相のパルスとなる。
図1において、レーザ光源から出力される光には、共振器内を光が1周する時間間隔でパルスが発生する。P0位置のパルスを基準にすると、光軸上の、共振器長nLに相当する光路長だけ離れた位置に、1つ後に発生したパルスP1,P2,…が存在する。この時、各パルスP0,P1,…における位相ズレΔφとすると、2π/Δφ後に発生したパルスP(2π/Δφ)の位相は基準としたパルスP0と一致する。
本発明においては、このような光周波数コムに対し、共振器長nLの整数倍m・nLに相当する光路長差を与えて干渉させる。このような干渉により、異なるタイミングで発生したパルスどうしが重ね合わせられることになる。
この際、光路長差をnLの整数倍m・nLとなるように正確に調整し、パルス強度のピークどうしが干渉するようにしても、互いのパルスの間にはfceoによるキャリアの位相ずれがあるために、その分干渉強度が低くなるといった現象が発生する。
例えば、前述したfrep=50MHz、fceo=5MHzの例においては、光路長差を5・nL、つまり5個前のパルスと干渉させるようにした場合に、各パルスの位相が反転して打ち消しあう関係になり、干渉強度は小さくなる。一方、光路長差を10・nL、つまり10個前のパルスと干渉させるようにした場合には、各パルスの位相が揃っているため、干渉強度は大きくなる。
この現象を逆に利用して、レーザ光源からの光周波数コムに対し、共振器長nLの整数倍m・nLに相当する固定の光路長差を与えて干渉させ、レーザ光源の励起光源の注入電流を変える等の方法によってfceoを変化させると、観測される干渉強度が変化する。
図2に示すように、fceoを変化させた際に観測される干渉強度は、fceo=(2k−1)frep/(2m)で最小となり、fceo=2k・frep/(2m)で最大となる周期的な変化を示す(kは自然数)。このような干渉強度の周期的な変化は、fceoが0からfrep/mまでの間繰り返される。
従って、光周波数コムに対し、固定の光路長差m・nLを与えた干渉計から得られる強度信号を観測し、その値が最大、最小あるいは中間の値など、所定の値になるようにLDの注入電流を制御することで、発生する光周波数コムのfceoを安定化させることができる。
本発明は、以上のような知見に基づき、光周波数コムのfceoを安定化させるための構成として、固定の光路長差m・nLを与える干渉計を用いるようにしたものである。
具体的に、本発明は以下に示す構成を備える。
本発明の光周波数コム発生装置は、光周波数コムを発生するレーザ光源と、前記レーザ光源からの光のCEO周波数を検出するfceo検出器とを備えた光周波数コム発生装置であって、前記fceo検出器は、干渉させる光束間で光路長差を有する干渉計であり、前記光路長差は前記レーザ光源の共振器長の1以上の整数倍であり、前記fceo検出器は、前記CEO周波数を変化させることにより、前記fceo検出器に現れる干渉強度を変化させて前記CEO周波数の変化に対する前記干渉強度の変化を干渉強度情報として取得し、取得した前記干渉強度情報をもとに、前記CEO周波数を検出あるいは所定の値に安定化させることを特徴とする。
このような本発明では、レーザ光源で発生した光周波数コムに対し、fceo検出器である干渉計において干渉させるとともに、干渉計においてはレーザ光源の共振器長の整数倍の光路長差(光路長差m・nL)を与え、これにより得られる干渉強度信号に基づいてレーザ光源を制御することで、発生する光周波数コムのfceoを安定化させることができる。
さらに、本発明では、簡素な干渉計を用いてfceoを検出することができるため、従来の光周波数コム発生装置のような、大がかりで高価な付加的構成(ファイバアンプ、HNLFを用いた広帯域化要素、PPLN結晶を用いた非線形光学媒体など)を省略することができる。
なお、本発明に用いる干渉計としては、マイケルソン型、フィゾー型、マッハツェンダー型あるいは他の形式の干渉計を適宜採用することができる。
また、このような本発明では、光源の周波数を変化させてfceoを走査することで、干渉強度の変化を干渉強度情報として取得することができ、変化を示す曲線の最大、最小等を用いて安定化を行うことができる。
本発明において、前記干渉強度情報の最大値または最小値のいずれか、または、前記干渉強度情報の極大値または極小値のいずれか、または、前記干渉縞強度情報の最大値と最小値の中間の値、または、前記干渉縞強度情報の極大値と極小値の中間の値、または、前記干渉縞強度情報より得られるCEO周波数fceoに対する干渉強度曲線の変曲点、前記干渉強度情報の最大値および最小値をもとに定めた所定の周波数、または、前記干渉強度情報の極大値および極小値をもとに定めた所定の周波数により、前記fceoを検出または安定化することを特徴とすることが好ましい。
このような本発明では、取得された干渉強度情報における特定の点を識別することができ、CEO周波数を検出または安定化する際に利用することができる。
本発明において、前記fceo検出器は、光路長が異なる複数の前記干渉計を有することが望ましい。
本発明においては、fceo検出器である干渉計による干渉強度信号に基づいてレーザ光源を制御する際に、前述したように光路長差m・nLを与えた干渉計から得られる強度信号を観測し、その値が最大、最小あるいは中間の値などの所定の値になるように制御する。
図2に示した通り、fceoの周波数に対する干渉強度の変化の周期は干渉させる二つの光路の光路長差の整数m倍によって変わる。mの異なる複数の干渉計から得られるfceoの周波数に対する干渉強度の変化の複数の曲線を利用して、fceoの周波数を検出または制御することで、より高精度または高安定な光周波数コムとすることができる。
本発明において、前記干渉計は、光路長が異なる複数の光ファイバを有することが望ましい。
このような本発明では、コンパクトに収納可能な光ファイバの長さによって光路長を設定することで小型かつ環境変動に頑健な装置とすることができる。
本発明の光周波数コムの周波数安定化方法は、光周波数コムを発生するレーザ光源と、干渉させる光束間で光路長が異なる光路差を有する干渉計とを用い、前記光路長差を前記レーザ光源の共振器長の1以上の整数倍に設定しておき、前記レーザ光源からの前記光周波数コムを前記干渉計に通し、前記レーザ光源からの光のCEO周波数を変化させることにより、前記干渉計に現れる干渉強度を変化させて前記CEO周波数の変化に対する前記干渉強度の変化を干渉強度情報として取得し、取得した前記干渉強度情報をもとに、前記CEO周波数を検出あるいは所定の値に安定化させることを特徴とする。
このような本発明によれば、前述した本発明の光周波数コム発生装置で説明した通り、簡素な干渉計でfceoを検出、発生することができるため、従来の光周波数コム発生装置のような、大がかりで高価な付加的構成を省略することができる。
本発明によれば、簡単な構成で周波数を安定化できる光周波数コム発生装置および光周波数コムの周波数安定化方法を提供することができる。
本発明の原理を説明するための光周波数コムの模式図。 本発明の原理を説明するための干渉強度信号のグラフ。 本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図。 本発明の第2実施形態の構成を示すブロック図。 前記第2実施形態における干渉強度信号のグラフ。 本発明の第3実施形態の構成を示すブロック図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
図3には、本発明に基づく光周波数コム発生装置の第1実施形態が示されている。
図3において、光周波数コム発生装置1は、レーザ光源10、光周波数コム出力部20、frep安定化制御部30、fceo安定化制御部40を備えている。
この光周波数コム発生装置1では、光周波数コム出力部20で生成される光周波数コムにおける周波数間隔frepおよびCEO周波数fceoの周波数成分を、それぞれfrep安定化制御部30およびfceo安定化制御部40で安定化することによって、光周波数コムの周波数を安定化することができ、光領域での周波数標準器として使用可能な光源となる。このように安定化した光周波数コムは、ハーフミラー21により光周波数コム出力部20へと取り出して外部へ供給したり、他のレーザ光源のレーザ光測定に利用したり、あるいは他の用途への利用に供することができる。
レーザ光源10は、モード同期レーザ発振によりパルスレーザ光を発生するものである。
光周波数コム出力部20は、ファイバリング状の光共振器光路19内に増幅用光ファイバ12、偏波コントローラ13、光アイソレータ14、取り出しカプラ15を配置している。励起光源11で増幅用光ファイバ12を励起してレーザ発振させて、共振器内を周回するレーザ光の偏波面を偏波コントローラで回転調整をすることでモード同期発振をさせて、アイソレータ16から出力カプラ17へと超短パルスレーザの光周波数コムを出力することができる。
これらのレーザ光源10および光周波数コム出力部20の構成は、前述した特許文献1の光源で示されたものと同様であるため、原理説明等は省略する。
frep安定化制御部30には、ハーフミラー31により出力カプラ17からの光周波数コムが入力される。frep安定化制御部30において、光周波数コムをフォトディテクタで受光した際に発生するビート周波数によって周波数間隔frepを得ることができる。frepは、共振器光路19の光路長nL(n;屈折率、L;幾何的な長さ)を光が1回まわる時間の逆数によって物理的に決まる値であるため、frep周波数を測定してその値が一定になるように、共振器光路19の光路長をコントロールして安定化制御する。これらの構成も前述した特許文献1と同様であるため、詳細な原理説明は省略する。
一方、本発明に係るCEO周波数fceoは、以下に示す原理で周波数を検出して安定化制御を行う。
fceo安定化制御部40は、出力カプラ17からの光周波数コムが入力されるfceo検出器41によりfceoを検出し、予め設定された基準値に従ってレーザ光源10の励起光源11のパワーを制御する。これによりレーザ光源10から出力される光周波数コムのfceoが安定化される。
本実施形態においては、fceo検出器41として、マイケルソン型干渉計50を用いる。
マイケルソン型干渉計50は、ハーフミラー53、ミラー54,55および光検出器56を有し、ハーフミラー53を透過してミラー54で反射されハーフミラー53を経て光検出器56に至る第1光路51と、ハーフミラー53で反射されてミラー55からハーフミラー53に戻り光検出器56に至る第2光路52とを備えている。
第1光路51の光路長はl1、第2光路52の光路長はl2とされている。これらの光路長l1、l2は、その光路長差(l1−l2)が、前述した光共振器光路19の共振器長nLの整数倍(m・nL)となるように設定されている。
このような本実施形態では、レーザ光源10からの光周波数コムは、fceo検出器41であるマイケルソン型干渉計50に導入され、第1光路51および第2光路52に設定された光路長差(l1−l2=m・nL)により干渉を生じる。
fceo安定化制御部40は、レーザ光源10の励起光源11の注入電流を変えることにより、fceo検出器41に現れる干渉強度を変化させ、これによりCEO周波数fceoの走査を行って干渉強度情報を取得する。そして、取得した干渉強度情報から、干渉強度の値のうち最大、最小あるいは中間の値など着目した位置での値が所定の値になるように(図2参照)、励起光源11の注入電流を制御し、光周波数コム発生装置1として発生する光周波数コムのfceoを安定化させる。
なお、参照する干渉強度の値としては、干渉強度情報の最大値または最小値のいずれか、または、干渉強度情報の極大値または極小値のいずれか、または、干渉強度情報の最大と最小値の中間の値、または、干渉強度情報の極小値と極大値の中間の値、または、干渉強度情報より得られたCEO周波数に対する干渉強度曲線の変曲点の値、または、干渉強度情報の最大値および最小値をもとに定めた所定の周波数、または、干渉強度情報の極大値および極小値をもとに定めた所定の周波数を用いることができる。
このように、本実施形態によれば、光周波数コム発生装置1で発生する光周波数コムのCEO周波数fceoを簡素な干渉計で検出し、安定化することができる。したがって、従来の光周波数コム発生装置で欠かすことのできない、ファイバアンプ、HNLFを用いた広帯域化要素、PPLN結晶を用いた非線形光学媒体といったといった高価でかつ大がかりな付加的な構成を省略することができる。
〔第2実施形態〕
図4には、本発明に基づく光周波数コム発生装置の第2実施形態が示されている。
図4において、光周波数コム発生装置1Aは、レーザ光源10、光周波数コム出力部20、frep安定化制御部30、fceo安定化制御部40Aを備えている。
このうち、レーザ光源10、光周波数コム出力部20、frep安定化制御部30は、前述した第1実施形態と同様であるため重複する説明は省略する。
fceo安定化制御部40Aは、前述した第1実施形態と同様に、出力カプラ17からの光周波数コムにおけるCEO周波数fceoを検出し、予め設定された基準値に従ってレーザ光源10の励起光源11のパワーを制御するものである。
ただし、前述した第1実施形態のfceo安定化制御部40(図3参照)が、fceo検出器41を1つだけ備えていたのに対し、本実施形態のfceo安定化制御部40Aは複数のfceo検出器41,42を備えている。
このうち、fceo検出器41は、前述した第1実施形態と同様に出力カプラ17の先の光路上に設置されている。fceo検出器42は、ハーフミラー43により出力カプラ17からの光周波数コムを取り込む構成とされている。
fceo検出器41,42は、それぞれ前述した第1実施形態と同様なマイケルソン型干渉計50で構成されている。
すなわち、各々が、ハーフミラー53、ミラー54,55および光検出器56を有し、ハーフミラー53を透過してミラー54で反射されハーフミラー53を経て光検出器56に至る第1光路51と、ハーフミラー53で反射されてミラー55からハーフミラー53に戻り光検出器56に至る第2光路52とを備えている。
本実施形態において、fceo検出器41,42は、各々の第1光路51および第2光路52の光路長が互いに異なる設定とされている。
fceo検出器41では、第1光路51の光路長がl1、第2光路52の光路長がl2とされている。これらの光路長l1、l2は、その光路長差(l1−l2)が、前述した光共振器光路19の共振器長nLの整数倍(m1・nL)となるように設定されている。
fceo検出器42では、第1光路51の光路長がl1’、第2光路52の光路長がl2’とされている。これらの光路長l1’、l2’は、その光路長差(l1’−l2’)が、前述した光共振器光路19の共振器長nLの整数倍(m2・nL)となるように設定されている。
このような本実施形態では、レーザ光源10からの光周波数コムは、fceo検出器41およびfceo検出器42に導入され、各々を構成するマイケルソン型干渉計50で干渉を生じる。
この際、fceo検出器41では、その第1光路51および第2光路52に設定された光路長差(l1−l2=m1・nL)に基づく干渉を生じる。
また、fceo検出器42では、その第1光路51および第2光路52に設定された光路長差(l1’−l2=m・nL)に基づく干渉を生じる。
fceo安定化制御部40Aは、レーザ光源10の励起光源11の注入電流を変えることにより、fceo検出器41,42に現れる干渉強度を変化させる。
従って、前述した第1実施形態と同様に、干渉強度の値のうち最大、最小あるいは中間の値など着目した位置での値が所定の値になるように、励起光源11の注入電流を制御することで、光周波数コム発生装置1として発生する光周波数コムのfceoを安定化させることができる。
とくに、本実施形態においては、複数のfceo検出器41,42を用いているため、fceoの変化に対して、各々から得られる干渉強度の変化を互いにずらすことができ、より高精度なfceo検出を行うことができる。
ここでは、本実施形態においてm=2、m=4とした場合で具体的に説明する。
図5に、fceoを0から1/2・frepの間で変化させた場合に、fceo検出器41とfceo検出器42得られる干渉強度の変化の様子をそれぞれS1とS2で示す。
S1は0と1/2・frepの時を最大とする周期関数として変化し、概略1周期のコサイン関数のように変化する。一方のS2は、同区間の間に、0と1/4・frepと1/2・frepを最大として2周期で変化する。
1/6・frepの時、S1とS2の曲線は交差し、その前後の1/8・frepから1/4・frepの範囲ではS1は減少傾向にある一方で、S2の曲線は増加傾向にある。
1/3・frepの場合も両曲線は交差し、1/2・frepから3/4・frep間でS1は増加しS2は減少する傾向にある。
そこで、fceoの周波数変化に対して、干渉強度が方や増加、方や減少するこの区間で、両強度の差のデータを観測すれば、fceoの周波数変化を高い感度で検出することができる。そして、その強度の差が一定になるように励起光源11の出力を電流制御などでコントロールすれば、fceoを高い精度で一定に保つことができる。
また、図5に示したコサイン関数で変化する現象に従えば、fceo検出器41と42から得られる強度が同じになるところ安定化すれば、fceoは1/6・frepまたは、1/3・frepで安定化していることになる。
実際には、fceoに対する干渉強度の変化の振幅は、図中、S1とS2で示したように同じであるとも限らないし、理想的にコサイン関数で変化しているとは限らない。その場合には、fceo検出器41,42の両検出器から出力される干渉強度変化の振幅が同じで一様になるような正規化処理や理想的なコサイン関数でフィッティングするといった、通常考え得る補正処理を施した後に、fceoの周波数検出および安定化制御を施すと良い。
前述した第1実施形態のように、1つのfceo検出器41のみの場合、構成はより簡素である一方で、レーザ光源10の出力に変化があった場合に干渉強度の曲線の振幅や絶対値は変化するために、そのような強度信号を使って、強度一定にする制御ではレーザ光源の出力変化に応じて、fceoが変化することになる。
それに対して、本実施形態のように2つのfceo検出器41、42から得られる干渉強度の差をとる手法においては、レーザ光源11の出力変化分が相殺されるために、これがfceoの安定化への影響はない。さらに言えば、周波数変化に対する強度変化が概略2倍になって検出できるために、その情報を用いれば2倍の精度で安定化制御することができる。
このように、本実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様に、簡素な干渉光学系でfceoを検出し安定化することができる。複数のfceo検出器41,42を用いることで、前述した第1実施形態よりも高い精度でfceoを検出して制御することができる。
なお、前述した第2実施形態では、2つのfceo検出器41,42を用いたが、3つ以上であってもよい。fceo検出器の数を増すことで、情報の冗長性が増し、高精度のfceo検出が可能となる。ただし、機器点数も増加するため、構成の簡略化の目的に沿うように配慮することが望ましい。
また、光路長l1と光路長l2との間に付与する固定の光路長差m・nLについては、m1=2の場合とm2=4の場合で示したが、これに限らず、本発明の趣旨にそった特性の干渉強度信号が得られる組み合わせあれば、いくつであっても構わない。
〔第3実施形態〕
図6には、本発明に基づく光周波数コム発生装置の第3実施形態が示されている。
図6において、光周波数コム発生装置1Bは、レーザ光源10、光周波数コム出力部20、frep安定化制御部30、fceo安定化制御部40Bを備えている。
このうち、レーザ光源10、光周波数コム出力部20、frep安定化制御部30は、前述した第1実施形態と同様であるため重複する説明は省略する。
レーザ光源10からの出力光をファイバカプラ17で分岐して、光ファイバを導波させる状態のままでfceo安定化制御部40Bへと入射する。ただし、前述した第1実施形態のfceo安定化制御部40(図3参照)が、マイケルソン型干渉計50を用いたfceo検出器41を備えていたのに対し、本実施形態のfceo安定化制御部40Bは並列に接続された光ファイバ61,62を用いたfceo検出器44を備えている。
fceo検出器44において、光ファイバ61,62はファイバカプラ63,64の間に並列に接続されており、ファイバカプラ63にはファイバカプラ17からの光周波数コムが導入され、ファイバカプラ64には光検出器65が接続されている。
光ファイバ61,62は、それぞれ異なる光路長l1,l2とされており、これらは前述した第1実施形態と同様に光路長差(l1−l2=m・nL)となるように設定されている。
このような本実施形態では、レーザ光源10からの光周波数コムは、ファイバカプラ63で分岐されて光ファイバ61,62に通され、各々を通った2つの光がファイバカプラ64で重ね合わせられて光検出器65で受光され、光検出器65では光ファイバ61,62の光路長差(l1−l2=m・nL)に応じた干渉が観測される。
従って、本実施形態においても、前述した第1実施形態と同様に、光路長差に応じた干渉強度の変化を利用して、光周波数コム発生装置として発生する光周波数コムのfceoを安定化させることができる。また、従来の光周波数コム発生装置のような、大がかりで高価な付加的構成を省略することができる。
さらに、本実施形態では、fceo検出器44において光ファイバ61,62を用いて光路長差を与えることができ、構成を簡略かつ長い光路長とした際にも安定した光伝送が行えるとともに、光ファイバを巻いて収納することによって装置の大幅なコンパクト化を図ることができる。
なお、本実施形態では、光ファイバ61,62を有するfceo検出器44を1つ用いたが、同様な光ファイバ式のfceo検出器を複数設置してもよく、これにより前述した第2実施形態のような検出の容易化および精度向上が期待できる。
〔変形例〕
本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形等は本発明に含まれるものである。
たとえば、図3、図4で示したマイケルソン干渉計の光路51、52については、光ファイバを導波させて光路長差m・nLを与えるファイバ型の干渉計であっても良い。また、干渉計については、ここに示したマイケルソン型に限らず、フィゾー型、マッハツェンダー型ほか、干渉させる2光束間に光路長差m・nLを付与させるものであればどのような構成であっても差支えない。
また、レーザ光源10の構成は、前述した第1実施形態の構成に限らず、適宜光学要素を加減してもよく、要するに本発明に基づいて制御しうる光周波数コムを発生できるものであればよい。
また、光周波数コム出力部20およびfrep安定化制御部30の構成も、前述した第1実施形態の構成に限らず、適宜光学要素を加減してもよい。
本発明は、光周波数標準として利用可能な光周波数コムを得るための装置および光周波数コムの周波数安定化方法に利用できる。
1,1A,1B…光周波数コム発生装置
10…レーザ光源
11…励起光源
12…増幅用光ファイバ
13…偏波コントローラ
14…アイソレータ
15…取り出しカプラ
16…アイソレータ
17…出力カプラ
19…光共振器光路
20…光周波数コム出力部
21…ハーフミラー
30…frep安定化制御部
31…ハーフミラー
40,40A,40B…fceo安定化制御部
41,42,44…fceo検出器
43…ハーフミラー
50…マイケルソン型干渉計
51…第1光路
52…第2光路
53…ハーフミラー
54,55…ミラー
56,65…光検出器
61,62…光ファイバ
63,64…ファイバカプラ
fceo…CEO周波数
frep…間隔
l1,l2…光路長
nL…共振器長
P0,P1…パルス
S1,S2…干渉強度
Δφ…位相ずれ量

Claims (5)

  1. 光周波数コムを発生するレーザ光源と、前記レーザ光源からの光のCEO周波数を検出するfceo検出器とを備えた光周波数コム発生装置であって、
    前記fceo検出器は、干渉させる光束間で光路長差を有する干渉計であり、前記光路長差は前記レーザ光源の共振器長の1以上の整数倍であり、
    前記fceo検出器は、前記CEO周波数を変化させることにより、前記fceo検出器に現れる干渉強度を変化させて前記CEO周波数の変化に対する前記干渉強度の変化を干渉強度情報として取得し、取得した前記干渉強度情報をもとに、前記CEO周波数を検出あるいは所定の値に安定化させることを特徴とする光周波数コム発生装置。
  2. 請求項1に記載した光周波数コム発生装置において、
    前記干渉強度情報の最大値または最小値のいずれか、または、前記干渉強度情報の極大値または極小値のいずれか、または、前記干渉強度情報の最大値と最小値の中間の値、または、前記干渉強度情報の極大値と極小値の中間の値、または、前記干渉強度情報より得られるCEO周波数に対する干渉強度変化曲線における変曲点、または、前記干渉強度情報の最大値および最小値をもとに定めた所定の周波数、または、前記干渉強度情報の極大値および極小値をもとに定めた所定の周波数により、前記CEO周波数を検出または安定化することを特徴とする光周波数コム発生装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載した光周波数コム発生装置において、
    前記fceo検出器は、光路長が異なる複数の前記干渉計を有することを特徴とする光周波数コム発生装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載した光周波数コム発生装置において、
    前記干渉計は、光路長が異なる光ファイバを有することを特徴とする光周波数コム発生装置。
  5. 光周波数コムを発生するレーザ光源と、干渉させる光束間で光路長が異なる光路差を有する干渉計とを用い、前記光路長差を前記レーザ光源の共振器長の1以上の整数倍に設定しておき、
    前記レーザ光源からの前記光周波数コムを前記干渉計に通し、
    前記レーザ光源からの光のCEO周波数を変化させることにより、前記干渉計に現れる干渉強度を変化させて前記CEO周波数の変化に対する前記干渉強度の変化を干渉強度情報として取得し、取得した前記干渉強度情報をもとに、前記CEO周波数を検出あるいは所定の値に安定化させることを特徴とする光周波数コムの周波数安定化方法。
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