JP2007256365A - 光周波数コム発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】S/N比がよい光コムを得ることができる光周波数コム発生装置を提供する。
【解決手段】レーザ光源10がモード同期レーザ発振して出力されたパルスレーザ光は、逆方向励起方式の光ファイバ増幅器30Aにより光増幅されて高パワーとされた後、高非線形性光ファイバ40Aに入力される。高非線形性光ファイバ40Aにおいて発現する非線形光学現象により、高非線形性光ファイバ40Aに入力されたパルスレーザ光が広帯域化されて、S/N比がよい広帯域光コムが得られる。
【選択図】図1
【解決手段】レーザ光源10がモード同期レーザ発振して出力されたパルスレーザ光は、逆方向励起方式の光ファイバ増幅器30Aにより光増幅されて高パワーとされた後、高非線形性光ファイバ40Aに入力される。高非線形性光ファイバ40Aにおいて発現する非線形光学現象により、高非線形性光ファイバ40Aに入力されたパルスレーザ光が広帯域化されて、S/N比がよい広帯域光コムが得られる。
【選択図】図1
Description
本発明は、或る一定の光周波数範囲において等間隔に配列された複数の光周波数の光を発生する光周波数コム発生装置に関するものである。
光周波数コム発生装置は、或る一定の光周波数範囲において等間隔に配列された複数の光周波数の光(「光コム」と呼ばれる。)を発生するものであり、例えば特許文献1〜3に開示されている。光周波数コム発生装置は、レーザ光の光周波数(数百THz)を測定する際に用いられ、また、相異なる光周波数のレーザ光の間の光周波数差(数十THzまで)を測定する際にも用いられる。
特許文献1〜3を含め多くの文献において、種々の構成の光周波数コム発生装置が提案されている。非特許文献1〜7それぞれに記載された光周波数コム発生装置は、モード同期レーザ光源,光増幅器および高非線形性光ファイバを備えており、モード同期レーザ光源から出力されたパルスレーザ光を光増幅器により光増幅し、その光増幅したパルスレーザ光を高非線形性光ファイバにより導波させて、その導波の際に発現する非線形光学現象によりパルスレーザ光を広帯域化して出力する。
特開平7−58386号公報
特開平11−4037号公報
特開2000−89264号公報
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従来の光周波数コム発生装置により得られる光コムの信号雑音比(S/N比)は25dB〜40dB程度(分解能帯域100kHz)であった。このS/N比が25dB程度あれば、位相同期を行ったり周波数計測したりすることが可能ではある。しかし、温度変動などの環境変動に因りS/N比が低下する可能性があり、また、S/N比が悪いと周波数安定度に影響を及ぼす場合もある。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、S/N比がよい光コムを得ることができる光周波数コム発生装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光周波数コム発生装置は、(1) モード同期レーザ発振してパルスレーザ光を出力するレーザ光源と、(2) 希土類元素が光導波領域に添加された増幅用光ファイバと、増幅用光ファイバに添加された希土類元素を励起し得る波長の励起光を出力する励起光源とを含み、レーザ光源から出力されたパルスレーザ光を増幅用光ファイバの第1端に入力し、励起光源から出力された励起光を増幅用光ファイバの第2端に入力して、増幅用光ファイバの第1端に入力したパルスレーザ光を増幅用光ファイバにおいて光増幅して増幅用光ファイバの第2端から出力する光ファイバ増幅器と、(3) 光ファイバ増幅器により光増幅されて出力されたパルスレーザ光を第1端に入力し、その入力したパルスレーザ光のスペクトルを非線形光学現象により広帯域化して、その広帯域化したパルスレーザ光を出力する高非線形性光ファイバと、を備えることを特徴とする。
この光周波数コム発生装置では、レーザ光源がモード同期レーザ発振して出力されたパルスレーザ光は、逆方向励起方式の光ファイバ増幅器により光増幅されて高パワーとされた後、高非線形性光ファイバに入力される。高非線形性光ファイバにおいて発現する非線形光学現象により、高非線形性光ファイバに入力されたパルスレーザ光が広帯域化されて、S/N比がよい広帯域光コムが得られる。
本発明に係る光周波数コム発生装置は、(4) 高非線形性光ファイバから出力されたパルスレーザ光を入力し、そのパルスレーザ光の基本波に対し第2高調波を発生し出力する非線形光学媒体と、(5) 非線形光学媒体から出力されたパルスレーザ光の第2高調波と基本波とのビート周波数に基づいて、キャリア・エンベロープ・オフセット周波数(CEO周波数)を検出するCEO周波数検出部と、(6) CEO周波数検出部により検出されたCEO周波数が所定値となるように、レーザ光源から出力されるパルスレーザ光の波長を安定化制御するCEO周波数安定化部と、を更に備えるのが好適である。この場合には、高非線形性光ファイバから出力されたパルスレーザ光は非線形光学媒体に入力され、この非線形光学媒体においてパルスレーザ光の基本波に対し第2高調波が発生する。CEO周波数検出部により、非線形光学媒体から出力されたパルスレーザ光の第2高調波と基本波とのビート周波数に基づいて、CEO周波数が検出される。そして、CEO周波数安定化部により、CEO周波数検出部により検出されたCEO周波数が所定値となるように、レーザ光源から出力されるパルスレーザ光の波長が安定化制御される。
本発明に係る光周波数コム発生装置は、(7) パルスレーザ光の繰返し周波数を検出する繰返し周波数検出部と、(8) 繰返し周波数検出部により検出された繰返し周波数が所定値となるように、レーザ光源から出力されるパルスレーザ光の繰返し周波数を安定化制御する繰返し周波数安定化部と、を更に備えるのが好適である。この場合には、繰返し周波数検出部によりパルスレーザ光の繰返し周波数が検出され、繰返し周波数安定化部により、この検出された繰返し周波数が所定値となるように、レーザ光源から出力されるパルスレーザ光の繰返し周波数が安定化制御される。
本発明に係る光周波数コム発生装置は、(9) 高非線形性光ファイバから出力されたパルスレーザ光と、他のレーザ光源から出力されたレーザ光とを合波して、その合波したレーザ光を出力する光合波部と、(10) 光合波部により合波されて出力されたレーザ光をヘテロダイン検波するヘテロダイン検波部と、を更に備えるのが好適である。この場合には、高非線形性光ファイバから出力されたパルスレーザ光と、他のレーザ光源から出力されたレーザ光とは、光合波部により合波されてヘテロダイン検波部によりヘテロダイン検波され、これにより、上記他のレーザ光源から出力されたレーザ光の波長が検出される。
また、本発明に係る光周波数コム発生装置は、レーザ光源とファイバ増幅器との間に設けられ、レーザ光源から出力されたパルスレーザ光の偏波を調整して、その偏波調整したパルスレーザ光をファイバ増幅器へ出力する偏波調整部を更に備えるのが好適である。この場合には、レーザ光源とファイバ増幅器との間に設けられた偏波調整部により、レーザ光源から出力されたパルスレーザ光の偏波が調整され、その偏波調整されたパルスレーザ光がファイバ増幅器に入力される。これにより、CEO周波数fCEOが高精度に検出され得る。
本発明によれば、S/N比がよい光コムを得ることができる光周波数コム発生装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る光周波数コム発生装置1の構成図である。この図に示される光周波数コム発生装置1は、レーザ光源10、光ファイバ増幅器30A,30B、高非線形性光ファイバ40A,40B、非線形光学媒体52A、フォトダイオード56A,56B,56C、CEO周波数安定化部60および繰返し周波数安定化部70等を備えている。
レーザ光源10は、モード同期レーザ発振してパルスレーザ光を出力するものであり、増幅用光ファイバ11、励起光源12、ドラム13、λ/4板14、λ/2板15、ポラライザ16、偏波依存型光アイソレータ17および偏波無依存型光アイソレータ18を含む。これらのうち、増幅用光ファイバ11,λ/4板14,λ/2板15,ポラライザ16および光アイソレータ17は、リング型光共振器の共振光路上に設けられている。
増幅用光ファイバ11は、Er元素が光導波領域に添加された光ファイバであり、ピエゾ素子が設けられたドラム13に巻かれている。励起光源12は、増幅用光ファイバ11に添加されたEr元素を励起し得る波長1.48μm帯の励起光を出力して、その励起光を増幅用光ファイバ11に供給する。
λ/4板14およびλ/2板15は、リング型光共振器で発振するレーザ光の偏波を制御する。また、λ/4板14,λ/2板15,ポラライザ16および偏波依存型光アイソレータ17は、リング型光共振器でパルスレーザ光を選択的に発振させる。ドラム13に設けられたピエゾ素子は、そのドラム13に巻かれた増幅用光ファイバ11の長さを調整することができ、これにより、リング型光共振器の共振器長を調整することができる。
このように構成されるレーザ光源10では、励起光源12から出力された励起光が増幅用光ファイバ11に供給され、増幅用光ファイバ11に添加されているEr元素が励起されて、増幅用光ファイバ11から波長1.55μm帯の光が放出される。増幅用光ファイバ11から放出された光はリング型光共振器により共振されて、レーザ光源10はレーザ発振する。
また、このレーザ光源10では、λ/4板14,λ/2板15,ポラライザ16および偏波依存型光アイソレータ17の作用によりモード同期レーザ発振し、この発振により得られたパルスレーザ光が偏波無依存型光アイソレータ18を経て出力される。なお、レーザ光源10から出力されるパルスレーザ光の波長は、励起光源12から増幅用光ファイバ11に供給される励起光のパワーに依存する。レーザ光源10から出力されるパルスレーザ光の繰返し周波数は、ドラム13に設けられたピエゾ素子の作用により調整されたリング型光共振器の共振器長に依存する。
レーザ光源10から出力されたパルスレーザ光は2分岐され、2分岐された後の一方のパルスレーザ光はλ/4板21Aおよびλ/2板22Aを経て光ファイバ増幅器30Aに入力され、2分岐された後の他方のパルスレーザ光はλ/4板21Bおよびλ/2板22Bを経て光ファイバ増幅器30Bに入力される。
λ/4板21Aおよびλ/2板22Aは、レーザ光源10と光ファイバ増幅器30Aとの間に設けられた偏波調整部として作用するものであり、レーザ光源10から出力されたパルスレーザ光の偏波を調整して、その偏波調整したパルスレーザ光をファイバ増幅器30Aへ出力する。同様に、λ/4板21Bおよびλ/2板22Bは、レーザ光源10と光ファイバ増幅器30Bとの間に設けられた偏波調整部として作用するものであり、レーザ光源10から出力されたパルスレーザ光の偏波を調整して、その偏波調整したパルスレーザ光をファイバ増幅器30Bへ出力する。
光ファイバ増幅器30Aは、増幅用光ファイバ31Aおよび励起光源32Aを含む。増幅用光ファイバ31Aは、Er元素が光導波領域に添加された光ファイバである。励起光源32Aは、増幅用光ファイバ31Aに添加されたEr元素を励起し得る波長0.98μm帯の励起光を出力して、その励起光を増幅用光ファイバ31Aに供給する。この光ファイバ増幅器30Aは、増幅用光ファイバ31Aにおいて被増幅光(パルスレーザ光)および励起光が互いに逆の方向に導波する逆方向励起のものである。
すなわち、レーザ光源10から出力されてλ/4板21Aおよびλ/2板22Aを経たパルスレーザ光は、増幅用光ファイバ31Aの第1端に入力される。励起光源32Aから出力された励起光は増幅用光ファイバ31Aの第2端に入力される。そして、増幅用光ファイバ31Aの第1端に入力したパルスレーザ光は、増幅用光ファイバ31Aにおいて光増幅されて、増幅用光ファイバ31Aの第2端から高非線形性光ファイバ40Aへ出力される。
同様に、光ファイバ増幅器30Bは、増幅用光ファイバ31Bおよび励起光源32Bを含む。増幅用光ファイバ31Bは、Er元素が光導波領域に添加された光ファイバである。励起光源32Bは、増幅用光ファイバ31Bに添加されたEr元素を励起し得る波長0.98μm帯の励起光を出力して、その励起光を増幅用光ファイバ31Bに供給する。この光ファイバ増幅器30Bは、増幅用光ファイバ31Bにおいて被増幅光(パルスレーザ光)および励起光が互いに逆の方向に導波する逆方向励起のものである。
高非線形性光ファイバ40Aおよび高非線形性光ファイバ40Bそれぞれは、非線形性が高く非線形光学現象が発現し易い光ファイバである。高非線形性光ファイバとは、通常の伝送用に用いられる標準的なシングルモードファイバより非線形係数が3倍以上大きい光ファイバをいう。高非線形性光ファイバの非線形係数(XPM法での測定)は、5/W/kmより大きいのが望ましく、より好適には10/W/km以上であり、更に好適には20/W/km以上である。また、高非線形性光ファイバ40A,40Bのゼロ分散波長は1450nm以下であるのが好ましい。高非線形性光ファイバ40Aは、光ファイバ増幅器30Aにより光増幅されて出力されたパルスレーザ光を第1端に入力し、その入力したパルスレーザ光のスペクトルを非線形光学現象により広帯域化して、その広帯域化したパルスレーザ光をシングルモード光ファイバ41Aへ出力する。同様に、高非線形性光ファイバ40Bは、光ファイバ増幅器30Bにより光増幅されて出力されたパルスレーザ光を第1端に入力し、その入力したパルスレーザ光のスペクトルを非線形光学現象により広帯域化して、その広帯域化したパルスレーザ光をシングルモード光ファイバ41Bへ出力する。
シングルモード光ファイバ41Aは、高非線形性光ファイバ40Aの第2端(出射端)に接続されている。同様に、シングルモード光ファイバ41Bは、高非線形性光ファイバ40Bの第2端(出射端)に接続されている。シングルモード光ファイバ41Aは、高非線形性光ファイバ40Aおよび非線形光学媒体52Aで生じる波長分散を補償するものであり、その波長分散補償の為に調整されたファイバ長を有する。同様に、シングルモード光ファイバ41Bは、高非線形性光ファイバ40Bで生じる波長分散を補償するものであり、その波長分散補償の為に調整されたファイバ長を有する。
シングルモード光ファイバ41Aの出射端から出射されたパルスレーザ光を入力するレンズ51Aは、その入力したパルスレーザ光を集光して非線形光学媒体52Aに入射させる。非線形光学媒体52Aは、例えばPPLN(periodicallypoled lithium niobate crystal)であり、入射したパルスレーザ光の基本波に対し第2高調波を発生し出力する。ハーフミラー54Aは、非線形光学媒体52Aから出力されたパルスレーザ光の基本波および第2高調波を入力して、一部を透過させ残部を反射させて2分岐する。
ハーフミラー54Aを透過したパルスレーザ光を入力するバンドパスフィルタ55Aは、その入力したパルスレーザ光のうち特定の透過帯域のものを透過させる。ここで、透過帯域は、高非線形性光ファイバ40Aから出力されるパルスレーザ光の帯域のうち光周波数が高い帯域である。CEO周波数検出部56Aは、バンドパスフィルタ55Aを透過したパルスレーザ光の第2高調波と基本波とのビート周波数に基づいてCEO周波数を検出する。そして、CEO周波数安定化部60は、CEO周波数検出部56Aにより検出されたCEO周波数が所定値となるように、励起光源12から増幅用光ファイバ11に供給される励起光のパワーを調整することにより、レーザ光源10から出力されるパルスレーザ光の波長を安定化制御する。
ハーフミラー54Aで反射されたパルスレーザ光を入力する繰返し周波数検出部56Cは、その入力したパルスレーザ光の繰返し周波数を検出する。そして、繰返し周波数安定化部70は、繰返し周波数検出部56Cにより検出された繰返し周波数が所定値となるように、ドラム13のピエゾ素子を介してレーザ光源10のリング型光共振器の共振器長を調整することにより、レーザ光源10から出力されるパルスレーザ光の繰返し周波数を安定化制御する。
シングルモード光ファイバ41Bの出射端から出射されたパルスレーザ光を入力するレンズ51Bは、その入力したパルスレーザ光をコリメートする。また、レンズ51Cは、レーザ光源2から出力されたレーザ光をコリメートする。ハーフミラー54Bは、レンズ51Bからミラー53Bを経て到達したパルスレーザ光と、レンズ51Cから到達したレーザ光とを合波して、その合波したレーザ光を出力する。そして、ヘテロダイン検波部56Bは、ハーフミラー54Bにより合波されて出力されたレーザ光をヘテロダイン検波して、レーザ光源2から出力されたレーザ光の波長を検出する。
次に、本実施形態に係る光周波数コム発生装置1の動作について説明する。レーザ光源10がモード同期レーザ発振して出力されたパルスレーザ光は、時間軸で見れば或る一定の繰返し周波数frepの超短パルス光列(時間軸上でのデルタ関数列)であり、光周波数軸で見れば、光共振器の縦モードに応じて一定の光周波数範囲において一定間隔frepの光周波数列(光周波数軸上でのデルタ関数列、すなわち、光コム)である(非特許文献1参照)。光周波数軸で見たときの一定間隔frepの光周波数列は、光周波数のものさしの目となっている。
レーザ光源10から出力されたパルスレーザ光は、光コムであるとは言っても、波長1,55μmを含む狭い帯域に限られる。そこで、以下のようにして広帯域化される。レーザ光源10から出力されたパルスレーザ光は2分岐され、その分岐された一方のパルスレーザ光はλ/4板21Aおよびλ/2板22Aを経て光ファイバ増幅器30Aに入力され、分岐された他方のパルスレーザ光はλ/4板21Bおよびλ/2板22Bを経て光ファイバ増幅器30Bに入力される。
光ファイバ増幅器30Aに入力されたパルスレーザ光は、逆方向励起方式の光ファイバ増幅器30Aにより光増幅されて高パワーとされた後、高非線形性光ファイバ40Aに入力される。この高非線形性光ファイバ40Aにおいて発現する非線形光学現象により、高非線形性光ファイバ40Aに入力されたパルスレーザ光は広帯域化される。同様に、光ファイバ増幅器30Bに入力されたパルスレーザ光は、逆方向励起方式の光ファイバ増幅器30Bにより光増幅されて高パワーとされた後、高非線形性光ファイバ40Bに入力される。この高非線形性光ファイバ40Bにおいて発現する非線形光学現象により、高非線形性光ファイバ40Bに入力されたパルスレーザ光は広帯域化される。
図2は、本実施形態に係る光周波数コム発生装置1の高非線形性光ファイバ40A,40Bから出力されるパルスレーザ光の光周波数の配置を示す図である。この図に示されるように、高非線形性光ファイバ40A,40Bから出力されるパルスレーザ光は、光周波数軸で見ると一定の光周波数範囲において一定間隔frepの光周波数列からなる光コムとなる。
光周波数のものさしである光コムのスペクトルが1オクターブ以上に拡がることは、光周波数計測への応用という観点からは極めて重要な意味を持つ。すなわち、f-to-2f干渉と呼ばれる手法により、光コムのオフセット周波数(fCEO)の観測が可能となるからである(非特許文献2参照)。図2は、1オクターブ以上に広がる光コムの周波数軸上のモードを示している。
光周波数軸において、一定間隔frepで並んでいるコムのモードを仮想的に光周波数0となる点の近傍まで伸ばすと、オフセット周波数(fCEO)が存在する。これは、時間軸のパルスで理解すると、隣り合うパルスにおける光のキャリア周波数とパルスのエンベロープとの位相差である「carrier-envelope 位相」となることから、「carrier-envelope offset周波数(CEO周波数)」fCEOと呼ばれる。CEO周波数fCEOを観察することができると、光コム中において、CEO周波数fCEOをゼロ番目として、n番目のモードの周波数f(n)は、下記(1)式で記述することができ、繰返し周波数frepおよびCEO周波数fCEOの2つのパラメータにより表すことができる。
f(n)= n×frep + fCEO …(1)
光コムが1オクターブ以上に広がっているということは、光コム中にn番目のモードと2n番目のモードとが同時に存在することを意味する。n番目のモードの第2高調波の光周波数は下記(2)式で表され、2n番目のモードの光周波数は下記(3)式で表される。両者の差はfCEOとなり、ビート観測により測定することができる。これが、f-to-2f干渉と呼ばれる手法である。
光コムが1オクターブ以上に広がっているということは、光コム中にn番目のモードと2n番目のモードとが同時に存在することを意味する。n番目のモードの第2高調波の光周波数は下記(2)式で表され、2n番目のモードの光周波数は下記(3)式で表される。両者の差はfCEOとなり、ビート観測により測定することができる。これが、f-to-2f干渉と呼ばれる手法である。
2f(n)= 2n×frep + 2fCEO …(2)
f(2n)= 2n×frep + fCEO …(3)
具体的にはCEO周波数fCEOは以下のようにして検出される。すなわち、高非線形性光ファイバ40Aにおいて1オクターブ以上まで広帯域化されたパルスレーザ光は、シングルモード光ファイバ41Aおよびレンズ51Aを経て非線形光学媒体52Aに入力される。非線形光学媒体52Aでは、入射したパルスレーザ光の基本波に対し第2高調波が発生する。これらパルスレーザ光の基本波および第2高調波のうちハーフミラー54Aおよびバンドパスフィルタ55Aを透過したものは、CEO周波数検出部56Aにより受光される。
f(2n)= 2n×frep + fCEO …(3)
具体的にはCEO周波数fCEOは以下のようにして検出される。すなわち、高非線形性光ファイバ40Aにおいて1オクターブ以上まで広帯域化されたパルスレーザ光は、シングルモード光ファイバ41Aおよびレンズ51Aを経て非線形光学媒体52Aに入力される。非線形光学媒体52Aでは、入射したパルスレーザ光の基本波に対し第2高調波が発生する。これらパルスレーザ光の基本波および第2高調波のうちハーフミラー54Aおよびバンドパスフィルタ55Aを透過したものは、CEO周波数検出部56Aにより受光される。
そして、このCEO周波数検出部56Aにより、パルスレーザ光の第2高調波と基本波とのビート周波数に基づいてCEO周波数fCEOが検出される。さらに、CEO周波数安定化部60により、CEO周波数検出部56Aにより検出されたCEO周波数fCEOが所定値となるように、励起光源12から増幅用光ファイバ11に供給される励起光のパワーが調整され、これにより、レーザ光源10から出力されるパルスレーザ光の波長が安定化制御される。
また、上記(1)式に現れる繰返し周波数frepは、ハーフミラー54Aで反射されたパルスレーザ光を高速の繰返し周波数検出部56Cにより直接に受光することで、簡単に測定することができる。そして、繰返し周波数安定化部70により、繰返し周波数検出部56Cにより検出された繰返し周波数frepが所定値となるように、ドラム13のピエゾ素子を介してレーザ光源10のリング型光共振器の共振器長が調整され、これにより、レーザ光源10から出力されるパルスレーザ光の繰返し周波数frepが安定化制御される。
なお、以上のようにして得られる繰返し周波数frepおよびCEO周波数fCEOを、周波数標準である国際原子時に同期した周波数源から発生される基準周波数に等しくなるように制御することにより、超短パルスレーザの「光コム」が「光周波数のものさし」として使えるようになる。さらに、レーザ光源2から出力されたレーザ光は、高非線形性光ファイバ40Bから出力されたパルスレーザ光とハーフミラー54Bにより合波され、ヘテロダイン検波部56Bによりヘテロダイン検波されて、レーザ光源2から出力されたレーザ光の波長が高精度に検出され得る。
増幅用光ファイバに対して順方向および逆方向の双方から励起光を供給する双方向励起方式の光ファイバ増幅器を採用した従来の装置と比較すると、以上に説明した本実施形態に係る光周波数コム発生装置1は、光ファイバ増幅器30A,30Bが逆方向励起方式のものであることから、得られる光コムのS/N比が優れる。
また、本実施形態に係る光周波数コム発生装置1は、非線形光学媒体52Aにおいて第2高調波を発生させる際に共通光路干渉計を採用している。これは、高非線形性光ファイバ40Aで発生した広帯域光コムをレンズ51Aにより集光して全て一緒に非線形光学媒体52Aに入射させる。そして、非線形光学媒体52Aで発生した広帯域光コムの長波長部分の第二高調波と短波長部分とを、分離することなくそのままCEO周波数検出部56Aに入射させる。
ただし、高非線形光ファイバ40Aおよび非線形光学媒体52Aは波長分散を有することから、一般的には長波長側および短波長側それぞれのパルス光が時間的にずれてCEO周波数検出部56Aに入射される。そこで、本実施形態では、高非線形性光ファイバ40Aの後段に設けられたシングルモード光ファイバ41Aの長さを調整することにより、各波長帯の光コムに対する波長分散がほぼ同じになるようにしている。ここでは、構成を簡略化し、非線形光学媒体52Aから出射されたパルス光をそのままCEO周波数検出部56Aで受光している。これにより、より容易かつ堅牢なCEO周波数fCEO検出が可能となっている。
また、本実施形態に係る光周波数コム発生装置1では、光ファイバ増幅器30Aの前段に偏波調整の為のλ/4板21Aおよびλ/2板22Aが設けられ、また、光ファイバ増幅器30Bの前段に偏波調整の為のλ/4板21Bおよびλ/2板22Bが設けられている。これらの波長板の光学軸の方位を調整することで、f-to-2f干渉で用いるn番目および2n番目それぞれのモードの光のパワーを大きくすることができて、CEO周波数fCEOを高精度に検出することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。レーザ光源10は、上記実施形態ではリング型光共振器構造を有する光ファイバレーザ光源であったが、他の構成のモード同期レーザ光源であってもよく、例えば、モード同期レーザ発振する半導体レーザ光源や固体レーザ光源であってもよい。
次に、本実施形態に係る光周波数コム発生装置1の更に具体的な実施例について比較例と対比しつつ説明する。実施例の光周波数コム発生装置は、図1に示された構成を有する。比較例1の光周波数コム発生装置は、図1に示された構成において光ファイバ増幅器30A,30Bを双方向励起方式のものに置換したものである。また、比較例2の光周波数コム発生装置は、図1に示された構成において光ファイバ増幅器30A,30Bを順方向励起方式のものに置換したものである。
この実施例および比較例1,2において高非線形性光ファイバ40A,40Bとして用いた光ファイバは、図3に示される波長分散特性を有するものであった。この光ファイバは、ファイバ長が20cmであり、伝送損失が0.62dB/kmであり、両端にシングルモード光ファイバを接続したときの当該接続損失を含む総損失が0.1〜2dB/端であり、ゼロ分散波長が1447nmであり、波長分散が+3.91ps/nm/kmであり、分散スロープが+0.032ps/nm2/kmであり、カットオフ波長が1560nmであり、実効断面積が10.4μm2であり、非線形係数γが21W−1km−1であった。なお、これらのパラメータのうち波長に依存するものは、波長1550nmにおける値である。
図4は、実施例の光周波数コム発生装置の高非線形性光ファイバから出力される光コムのスペクトルを示す図である。図5は、比較例1の光周波数コム発生装置の高非線形性光ファイバから出力される光コムのスペクトルを示す図である。また、図6は、比較例2の光周波数コム発生装置の高非線形性光ファイバから出力される光コムのスペクトルを示す図である。逆方向励起方式の実施例では、高非線形性光ファイバに入力される光のパワーは45mWであり、高非線形性光ファイバから出力される光のパワーは19mWであった。双方向励起方式の比較例1では、高非線形性光ファイバに入力される光のパワーは84mWであり、高非線形性光ファイバから出力される光のパワーは33mWであった。また、順方向励起方式の比較例2では、高非線形性光ファイバに入力される光のパワーは40mWであり、高非線形性光ファイバから出力される光のパワーは18mWであった。
図4〜図6を比較して判るように、順方向励起方式の比較例2(図6)では、高非線形性光ファイバから出力される光のスペクトルの下限は1050nm程度までしか拡がらなかった。これに対して、逆方向励起方式の実施例(図4)では、高非線形性光ファイバから出力される光のスペクトルの下限は1000nm程度まで拡がり、双方向励起方式の比較例1(図5)では、高非線形性光ファイバから出力される光のスペクトルの下限は960nm程度まで拡がった。また、実施例および比較例1,2の何れの場合も、高非線形性光ファイバから出力される光のスペクトルの上限は2000nm以上に拡がった。逆方向励起方式の実施例(図4)および双方向励起方式の比較例1(図5)では、高非線形性光ファイバから出力される光のスペクトルは1オクターブを越える帯域であった。
図7は、実施例および比較例1それぞれの光周波数コム発生装置において検出されたCEO周波数fCEO信号を示す図である。この図から判るように、双方向励起方式の比較例1と比較して、逆方向励起方式の実施例では、ノイズフロアが低く、高いS/N比の信号が得られた。このように、双方向励起方式の光ファイバ増幅器を採用した従来の装置と比較すると、本実施形態に係る光周波数コム発生装置1は、光ファイバ増幅器30A,30Bが逆方向励起方式のものであることから、得られる光コムのS/N比が優れる。
1…光周波数コム発生装置、2…レーザ光源、10…レーザ光源、11…増幅用光ファイバ、12…励起光源、13…ドラム、14…λ/4板、15…λ/2板、16…ポラライザ、17,18…光アイソレータ、21A,21B…λ/4板、22A,22B…λ/2板、30A,30B…光ファイバ増幅器、31A,31B…増幅用光ファイバ、32A、32B…励起光源、40A,40B…高非線形性光ファイバ、41A,41B…シングルモード光ファイバ、51A,51B,51C…レンズ、52A…非線形光学媒体、53B…ミラー、54A,54B…ハーフミラー、55A…バンドパスフィルタ、56A…CEO周波数検出部、56B…ヘテロダイン検波部、56C…繰返し周波数検出部、60…CEO周波数安定化部、70…繰返し周波数安定化部。
Claims (5)
- モード同期レーザ発振してパルスレーザ光を出力するレーザ光源と、
希土類元素が光導波領域に添加された増幅用光ファイバと、前記増幅用光ファイバに添加された希土類元素を励起し得る波長の励起光を出力する励起光源とを含み、前記レーザ光源から出力されたパルスレーザ光を前記増幅用光ファイバの第1端に入力し、前記励起光源から出力された励起光を前記増幅用光ファイバの第2端に入力して、前記増幅用光ファイバの第1端に入力したパルスレーザ光を前記増幅用光ファイバにおいて光増幅して前記増幅用光ファイバの第2端から出力する光ファイバ増幅器と、
前記光ファイバ増幅器により光増幅されて出力されたパルスレーザ光を第1端に入力し、その入力したパルスレーザ光のスペクトルを非線形光学現象により広帯域化して、その広帯域化したパルスレーザ光を出力する高非線形性光ファイバと、
を備えることを特徴とする光周波数コム発生装置。 - 前記高非線形性光ファイバから出力されたパルスレーザ光を入力し、そのパルスレーザ光の基本波に対し第2高調波を発生し出力する非線形光学媒体と、
前記非線形光学媒体から出力されたパルスレーザ光の第2高調波と基本波とのビート周波数に基づいて、キャリア・エンベロープ・オフセット周波数(以下「CEO周波数」という。)を検出するCEO周波数検出部と、
前記CEO周波数検出部により検出されたCEO周波数が所定値となるように、前記レーザ光源から出力されるパルスレーザ光の波長を安定化制御するCEO周波数安定化部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1記載の光周波数コム発生装置。 - 前記パルスレーザ光の繰返し周波数を検出する繰返し周波数検出部と、
前記繰返し周波数検出部により検出された繰返し周波数が所定値となるように、前記レーザ光源から出力されるパルスレーザ光の繰返し周波数を安定化制御する繰返し周波数安定化部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1記載の光周波数コム発生装置。 - 前記高非線形性光ファイバから出力されたパルスレーザ光と、他のレーザ光源から出力されたレーザ光とを合波して、その合波したレーザ光を出力する光合波部と、
前記光合波部により合波されて出力されたレーザ光をヘテロダイン検波するヘテロダイン検波部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1記載の光周波数コム発生装置。 - 前記レーザ光源と前記ファイバ増幅器との間に設けられ、前記レーザ光源から出力されたパルスレーザ光の偏波を調整して、その偏波調整したパルスレーザ光を前記ファイバ増幅器へ出力する偏波調整部を更に備えることを特徴とする請求項1記載の光周波数コム発生装置。
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