JP5722877B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2010年3月18日に出願された日本国特許出願2010− 62971号の優先権を主張するものであり、この先の出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
本発明は、電子機器に関するものであり、特に、ドラッグ処理を行う電子機器に関するものである。
例えば携帯電話のような携帯端末において、ユーザが端末の操作を行う際に使用する入力装置は、各端末の機能や用途に応じて様々なものが開発されている。多くの場合、携帯端末本体の表面に予め配設された機械式のキーまたはボタンなどを、ユーザが指などで直接押下することによって、入力操作を行う構成になっている。
このような端末における入力装置の機械的なキー(例えばテンキー等)は、当該端末の主要な用途に応じて予め配置されているのが普通である。したがって、一般的に、最初に規定されたキーの物理的配置を、後から変更することはできない。
ところで、最近では、携帯電話にデジタルカメラや音楽再生の機能を搭載したものがあるように、小型の携帯端末に多種多様な機能が組み込まれている。例えば、最近の携帯電話のように、端末の主要な用途以外に補助的な機能が数多く搭載されているものや、PDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末)等のように、1つの端末でスケジュール管理や住所録など、主要な用途を複数有するものもある。このような端末においては、キーの配置が固定されていると、使用する機能によっては、ユーザが操作入力時に著しく不便さを感じることがある。
このような操作入力の際の不便さを解消するために、表示部を構成する液晶表示画面の前面に透明な入力部を重ねて配設することにより構成したタッチパネルを備える入力装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このようなタッチパネルを有する入力装置は、一般的に、タッチパネルの表示画面上に、入力用の操作キーやボタンなどの画像(以下、「オブジェクト」と記す)を表示する。表示画面上に表示されたオブジェクトをユーザが押圧すると、その位置に対応するタッチパネルの入力部が入力を受け付けるようになっている。
このタッチパネルを有する入力装置は、表示部上に表示されたオブジェクトにユーザが指先などで直接触れる(タッチする)入力方式により入力を受け付けるため、ユーザは極めて直感的な操作を行うことができる。すなわち、ユーザは、タッチパネルの画面に表示された案内に従って、画面に表示されたオブジェクトに指先などで直接触れることにより操作を行う。このため、ユーザは、画面に表示された誘導に応じて直感的な操作により非常に容易に端末を動作させることができ、結果的に誤操作を低減させる効果も期待できる。
このように、タッチパネルは、入力部の構成の自由度を高めることができ、かつ、ユーザが極めて直感的に操作入力を行うことができるというメリットのため、タッチパネルを備える入力装置を有する端末装置はますます増加傾向にある。
ところで、このようなタッチパネルの操作性を更に向上させるために、タッチパネルに対する押圧操作による押圧力を検出する荷重検出部を設け、ユーザによる入力の押圧荷重に応じて入力を受け付けることが可能な入力装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このような入力装置によれば、タッチパネルに対してある一定以上の押圧力が加えられなければ、入力を受け付けないように制御することができる。したがって、このような入力装置は、ユーザがタッチパネルに意図せず軽く触れただけで入力が受け付けられるといった誤操作を防止することができる。
特開2006−311224号公報 特開2006−039745号公報
ここで、このようなユーザの押圧力に基づき入力を受け付ける入力装置において、オブジェクトの表示位置を変移させるため等に行われるドラッグ処理については、以下の動作処理が想定される。
まず、この入力装置においては、入力を受け付けるための荷重基準(「入力受付荷重基準」と称する)および入力を解除するための荷重基準(「入力解除荷重基準」と称する)が設定される。そして、この入力装置は、荷重検出部が入力受付荷重基準を満たす(超える)押圧荷重を検出すると、入力を受け付け、入力を受け付けた後は、入力解除荷重基準を満たさない(「下回る」、又は「以下の」)押圧荷重を検出すると、先に受け付けた入力を解除する。
そして、オブジェクトの表示位置を変移させるドラッグ処理においては、表示部に表示されているオブジェクトに対する操作入力(タッチ)に係る押圧荷重が入力受付荷重基準を満たした状態で、操作入力を行っている指やスタイラスペンがタッチパネル上をスライドすると、そのスライドに対応してドラッグ処理が開始する。これにより、当該オブジェクトが、指等がスライドしている位置に対応する表示部の位置に表示される。そして、オブジェクトに対する操作入力(タッチ)に係る押圧荷重が入力解除荷重基準を満たさなくなると、ドラッグしていたオブジェクトがドロップされる。すなわち、ドラッグしていたオブジェクトは、荷重検出部が入力解除荷重基準を満たさない荷重基準を検出した際に、指等のタッチ対象がタッチしていたタッチパネルの位置に対応する表示部の位置に表示される。これにより、ドラッグ処理が終了する。
このような、ユーザの押圧力に基づき入力を受け付ける入力装置におけるドラッグ処理では、荷重検出部が検出する押圧荷重に基づきドラッグの開始およびドラッグの終了が判断されるため、ユーザの意図に反してドラッグ処理が終了される虞がある。すなわち、このようなドラッグ処理において、オブジェクトの表示位置を変移させていた場合には、意図していない位置にドラッグに係るオブジェクトをドロップしてしまう虞がある。たとえば、ドラッグを開始する際には、ユーザは、オブジェクトに対して押圧力を加えていた指等をスライドさせる必要があるが、スライドする前にオブジェクトを押圧するために鉛直方向に加えていた力を、スライドする際には、鉛直方向のみならず水平方向にも加える必要がある。したがって、スライド開始前とスライド開始後において、ユーザの入力装置に対する押圧力(スカラー量)が同じであったとしても、スライド開始前とスライド開始後では、入力装置に加える押圧力のベクトルが異なる結果となる。よって、スライド開始後では、水平方向に加える力が増えるために鉛直方向の押圧力が弱まってしまう。このように、鉛直方向の押圧力が弱まると、荷重検出部が検出する押圧荷重が、入力解除荷重基準を満たさなくなり、オブジェクトを意図せずドロップしてしまう虞がある。
また、スライド中においても、同様に、スライドの速さを速めようとして、水平方向に力を加えてしまうと、意図せず鉛直方向の押圧力が弱まってしまい、結果オブジェクトを意図しない位置にドロップしてしまう虞がある。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、ドラッグ処理の際に、ユーザの意図に反してドラッグ処理が終了されてしまう虞を低減する電子機器を提供することにある。
上記した課題を解決すべく、第1の観点に係る電子機器の発明は、
タッチ対象によるタッチを検出するタッチセンサと、
前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記荷重検出部が検出する押圧荷重が入力受付荷重基準を超えたときに入力を受け付ける状態にするように制御するとともに、前記荷重検出部が検出する押圧荷重が前記入力受付荷重基準より低い入力解除荷重基準を下回るときに前記入力を受け付ける状態を解除するように制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記入力を受け付ける状態において、前記タッチ面をタッチしているタッチ対象によるスライドを検出している場合には前記入力解除荷重基準を、前記タッチ面をタッチしているタッチ対象によるスライドを検出していない場合の入力解除荷重基準よりも低くなるように制御することを特徴とする。
また、第2の観点に係る発明は、第1の観点に係る電子機器において、前記制御部は、前記タッチ面をタッチしているタッチ対象によるスライドの速さを算出し、前記スライドを検出している場合における前記入力解除荷重基準を、前記スライドの速さに基づき設定するように制御することを特徴とする。
第3の観点に係る発明は、第1または第2の観点に係る電子機器において、
前記制御部は、前記入力を受け付ける状態において、前記入力解除荷重基準を新たに設定する際、前記荷重検出部が検出している押圧荷重が、前記新たに設定する前記入力解除荷重基準を満たしてなければ、該入力解除荷重基準を新たに設定しないように制御することを特徴とする。
第4の観点に係る発明は、第1または第2の観点に係る電子機器において、
前記制御部は、前記入力を受け付ける状態において、前記入力解除荷重基準を新たに設定する際、前記荷重検出部が検出している押圧荷重が、前記新たに設定する前記入力解除荷重基準に所定の調整を施した基準を満たしてなければ、該入力解除荷重基準を新たに設定しないように制御することを特徴とする。
本発明に係る電子機器によれば、ドラッグ処理の際に、ユーザの意図に反してドラッグ処理が終了されてしまう虞を低減する。
第1実施の形態に係る電子機器の機能ブロック図である。 第1実施の形態に係る電子機器によるドラッグ処理を説明するフローチャートである。 第1実施の形態に係る電子機器の荷重検出部によって検出される押圧荷重が変化する様子を表したグラフである。 第1実施の形態に係る電子機器のスライド処理態様を説明する図である。 第2実施の形態に係る電子機器によるドラッグ処理を説明するフローチャートである。 第2実施の形態に係る電子機器の荷重検出部によって検出される押圧荷重が変化する様子を表したグラフである。 第3実施の形態に係る電子機器によるドラッグ処理を説明するフローチャートである。 第3実施の形態に係る電子機器の荷重検出部によって検出される押圧荷重が変化する様子を表したグラフである。 第4実施の形態に係る電子機器の荷重検出部によって検出される押圧荷重が変化する様子を表したグラフである。
以下、本発明に係る電子機器の実施の形態について、図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る電子機器10の機能ブロック図である。図1に示すように、電子機器10は、タッチセンサ11、荷重検出部12、表示部13、記憶部14、および、全体の動作を制御する制御部15を有する。
タッチセンサ11は、そのタッチ面11aに対する指やスタイラスペンなどのタッチ対象(以下、単に「タッチ対象」と総称する)によるタッチを検出するもので、抵抗膜方式、静電容量方式、光学式等で構成して、表示部13上に配置する。なお、タッチセンサ11がタッチを検出する上で、タッチ対象がタッチセンサを物理的にタッチすることは必須ではない。例えば、タッチセンサ11が光学式である場合には、タッチセンサ11はタッチセンサ11上の赤外線等がタッチ対象によりで遮られた位置を検出するため、タッチ対象がタッチセンサ11を物理的にタッチすることは不要である。荷重検出部12は、押圧による入力の押圧荷重を検出するものであり、例えば、タッチセンサ11のタッチ面11aに対する押圧荷重を検出する。荷重検出部12は、例えば、歪みゲージセンサや圧電素子等の荷重に対して反応する素子を用いて構成する。
表示部13は、入力用のオブジェクト(アイコン)を表示するもので、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネル等を用いて構成する。この表示部13に表示された入力用の操作キーやボタンなどのオブジェクト(単に「オブジェクト」と称する)に対するタッチ対象によるタッチは、タッチセンサ11から出力される位置情報に基づいて制御部15により検出される。入力用のオブジェクトに対する所定の操作が行われると、制御部15は、この入力用のオブジェクトに対応づけられた処理やアプリケーションの起動を行う。
記憶部14は、各種アプリケーションおよび入力された各種情報などを記憶するとともに、ワークメモリなどとしても機能する。記憶部14は、荷重検出部12が検出するタッチ面11aに対する押圧荷重などを、制御部15が処理するために一時的に記憶する。
制御部15は、例えばCPU等からなり、タッチセンサ11からの位置情報、荷重検出部12からの押圧荷重情報に基づいてドラッグ処理等を行う。
次に、第1実施の形態に係る電子機器10によるドラッグ処理について説明する。図2は、本実施の形態に係る電子機器10による、表示部13に表示されたオブジェクトの表示位置を変移するためのドラッグ処理の流れを説明するフローチャートである。
先ず、制御部15は、表示部13に表示されているオブジェクトに対するタッチをタッチセンサ11により検出し、さらに、荷重検出部12により検出される押圧荷重が入力を受け付ける荷重基準(「入力受付荷重基準」と称する)Faを満たしているか否か判断する(ステップS101)。制御部15は、荷重検出部12により検出される押圧荷重が入力受付荷重基準Faを満たしていると判断すると、タッチセンサ11により検出されたタッチ対象によるタッチに基づく入力を受け付ける状態にする。制御部15は、タッチセンサ11が表示部13に表示されたオブジェクトに対応する位置に対するタッチを検出し、かつ、荷重検出部12により検出される押圧荷重が入力受付荷重基準Faを満たしていると判断した場合、当該オブジェクトを選択する(ステップS102)。
ステップS102の後、制御部15は、荷重検出部12が検出している押圧荷重が、入力受付荷重基準Faより低い、入力を解除する荷重基準(「入力解除荷重基準」と称する)Frを満たしているか否か判断する(ステップS103)。荷重検出部12が検出している押圧荷重が、入力解除荷重基準Frを満たしていると判断すると、ステップS104に進む。一方、荷重検出部12が検出している押圧荷重が、入力解除荷重基準Frを満たしていないと判断すると、後述するステップS108に進む。
ステップS104にて、制御部15は、選択したオブジェクトに対してタッチしている指等のタッチ対象がスライドしているか否か判断する。つまり、制御部15は、タッチセンサ11により検出されるタッチ対象によるタッチの位置が変位しているか否か判断する。制御部15は、選択したオブジェクトに対してタッチしているタッチ対象がスライドしていると判断すると、入力解除荷重基準Frと異なる入力解除荷重基準Fr’を新たに設定するように制御する。(ステップS105)。この入力解除荷重基準Frと異なる入力解除荷重基準Fr’を、変更後の入力解除荷重基準Fr’と称する。この変更後の入力解除荷重基準Fr’は、選択したオブジェクトに対してタッチしているタッチ対象がスライドし、制御部15がオブジェクト等のドラッグ処理を行っている際に、ユーザによる意図しない押圧力の変化等により、荷重検出部12が入力解除荷重基準Frを満たさない押圧荷重を検出し、入力を受け付ける状態が解除されないように設定されるものである。入力を受け付ける状態が解除されないように、制御部15は、変更後の入力解除荷重基準Fr’を、変更前の入力解除荷重基準Frより低い荷重基準に設定してもよい。
ステップS105の後、制御部15は、ドラッグ処理を行い、表示部13に表示している選択したオブジェクトを、タッチセンサ11のタッチ面11aをタッチ対象がスライドしている位置(タッチしている位置)に対応付けられている表示部13の位置に変移して表示するように制御する(ステップS106)。一方、ステップS104にて、制御部15が、選択したオブジェクトに対してタッチしているタッチ対象がスライドしていないと判断すると、ステップS103に戻る。
ステップS106の後、制御部15は、荷重検出部12が検出する押圧荷重が変更後の入力解除荷重基準Fr’を満たさないか否かを判断する(ステップS107)。荷重検出部12により検出される押圧荷重が変更後の入力解除荷重基準Fr’を満たさないと判断されると、制御部15は、入力を受け付ける状態を解除する。そして、荷重検出部12により検出される押圧荷重が変更後の入力解除荷重基準Fr’を満たさないと判断された際、制御部15は、タッチセンサ11のタッチ面11aをタッチ対象がタッチしている位置に対応付けられている表示部13の位置に、選択していたオブジェクトをドロップする(選択していたオブジェクトの位置を確定する)(ステップS108)。そしてステップS108の後、本処理を終了する。
一方、ステップS107にて、荷重検出部12により検出される押圧荷重が変更後の入力解除荷重基準Fr’を満たすと判断されると、制御部15は、選択したオブジェクトに対してタッチしている指等のタッチ対象がスライドしているか否か判断する(ステップS109)。ステップS109にて、選択したオブジェクトに対してタッチしている指等のタッチ対象がスライドしていないと判断されると、制御部15は、変更後の入力解除荷重基準Fr’を元の入力解除荷重基準Frに戻すように制御する(ステップS110)。ステップS110の処理を終えると、ステップS103に戻る。一方、ステップS109にて、選択したオブジェクトに対してタッチしている指等のタッチ対象がスライドしていると判断されると、制御部15は、ステップS106に戻って処理を続行する。
上述の説明では、(入力受付または入力解除)荷重基準を満たすと記載したが、この「荷重基準を満たす」と判定できる態様は、例えば、荷重基準の値を「押圧荷重の閾値」に見立て、荷重検出部12が検出する押圧荷重が荷重基準の値に達した場合である。また、「荷重基準を満たす」と判定できる態様はこれに限定されず、荷重検出部12が検出する押圧荷重が上記荷重基準の値を超えた場合に「荷重基準を満たす」と判定することもできる。また、荷重検出部12が上記荷重基準の値以上又は超える押圧荷重を検出している場合に、「荷重基準を満たす」と判定することもできる。
また、上述の説明では、(入力受付または入力解除)荷重基準を満たさないと記載したが、この「荷重基準を満たさない」と判定できる態様は、例えば、荷重基準の値を「押圧荷重の閾値」に見立て、荷重検出部12が検出する押圧荷重が荷重基準の値以下の場合である。また、「荷重基準を満たさない」と判定できる態様はこれに限定されず、荷重検出部12が検出する押圧荷重が上記荷重基準の値を下回った場合に「荷重基準を満たさない」と判定することもできる。
図3は、第1実施の形態に係る電子機器10の荷重検出部12によって検出される押圧荷重が変化する様子を表したグラフである。図3において、X軸方向は時間の推移を表し、Y軸方向は荷重検出部12が検出する押圧荷重の大きさを表す。図3において、ユーザがタッチセンサ11のタッチ面11aをタッチした時点が原点(0)であり、その時の押圧荷重は0である。
図3に示すように、ユーザが表示部13に表示されているオブジェクトに対してタッチし、押圧力をタッチ面11aに加えることにより、荷重検出部12が検出する押圧荷重が、時間の経過と共に増加する。t1の時点で、荷重検出部12が検出する押圧荷重が入力受付荷重基準Faに達すると(を満たすと)、制御部15は、入力を受け付ける状態とする。制御部15が、入力を受け付ける状態にすることにより、オブジェクトに対する入力が受け付けられ、当該オブジェクトが選択状態となる。なお、制御部15は、入力を受け付ける状態にない場合(すなわち、入力を受け付ける状態を解除している場合、入力を受け付けない状態の場合)、ユーザが表示部13に表示されているオブジェクトに対してタッチしていたとしても、当該オブジェクトに対する入力は受け付けられず、オブジェクトは選択状態にならない。オブジェクトが選択状態になった後、荷重検出部12が検出する押圧荷重が入力解除荷重基準Frを満たした状態で、ユーザが当該オブジェクトに対してタッチしている指等のタッチ対象をスライドさせると(t2の時点)、制御部15は、入力解除荷重基準Frと異なる入力解除荷重基準(変更後の入力解除荷重基準)Fr’を新たに設定するように制御する。また、この設定処理とともに、制御部15は、ドラッグ処理を行い、表示部13に表示している選択したオブジェクトを、タッチセンサ11のタッチ面11aをタッチ対象がスライドしている位置(タッチしている位置)に対応付けられている表示部13の位置に変移して表示するように制御する。
このように、ドラッグ処理を開始した後、制御部15は、入力が受け付ける状態が解除されないように変更後の入力解除荷重基準Fr’を新たに設定する。このため、図3のt3の時点で、荷重検出部12が検出する押圧荷重が、ユーザの意図に反した押圧力の減少により元の入力解除荷重基準Frを満たさなくなった(下回った)としても、入力を受け付ける状態が解除されない。したがって、本発明に係る電子機器によれば、ユーザの意図しない位置にドラッグ処理に係るオブジェクトがドロップされることはない。
その後、t4の時点で、ユーザが、オブジェクトに対してタッチしているタッチ対象のスライドを停止すると、制御部15は、変更後の入力解除荷重基準Fr’を元の入力解除荷重基準Frに戻すように制御する。
図4は、第1実施の形態に係る電子機器10のスライド処理の一態様を説明する図である。図3に示した(a)、(b)、(c)は、それぞれ図4に示す(a)、(b)、(c)に対応している。
図4の(a)は、指等のタッチ対象Fが表示部13に表示されているオブジェクトOに対してタッチしている状態を示している。ユーザが、オブジェクトOに対してタッチした後に、押圧力を強めることにより、オブジェクトOが選択状態になる。図4の(a)は、図3の(a)(0からt2の時点まで)の状態に対応している。
次に、図4の(b)は、指等のタッチ対象Fがタッチセンサ11のタッチ面11aをスライドしている状態を示している。制御部15は、指等のタッチ対象Fのスライドによりドラッグ処理を開始するように制御する。この時、制御部15は、ユーザのスライド操作に応じて、表示部13に表示している選択されたオブジェクトOを、タッチセンサ11のタッチ面11aをタッチ対象Fがスライドしている位置(タッチしている位置)に対応付けられている表示部13の位置に変移して表示するように制御する。図4の(b)は、図3の(b)(t2の時点からt4の時点まで)の状態に対応している。
また、図4の(c)は、スライド操作を停止した状態を示している。図4の(c)は、図3の(c)(t4の時点以降)の状態に対応している。
このように、本実施の形態によれば、ドラッグ処理中に、入力解除荷重基準が低くなるように新たに設定するので、ドラッグ処理に係るオブジェクトがユーザの意図に反してドロップされてしまう虞を低減することができる。
(第2実施の形態)
次に、本発明の第2実施の形態に係る電子機器10について説明する。第2実施の形態に係る電子機器10は、第1実施の形態で説明した電子機器10と同じ構成により実施することができ、制御部15の処理および動作が異なるものである。したがって、上述した第1実施の形態と同じ説明、同じ効果の記載は適宜省略する。
第2実施の形態について、図5のフローチャートを用いて入力処理を説明する。なお、図5のフローチャートにおいて、図2と同様の処理を行うステップには、図2と同じステップ番号を付与している。
制御部15は、ステップS104にて、選択したオブジェクトに対してタッチしているタッチ対象がスライドしていると判断すると、ステップS201に進み、当該スライドの速さを算出する。スライドの速さの算出方法については、所定時間あたりの変移量から算出する方法等、タッチ対象がスライドしている速さを算出するできる方法であれば任意のものとすることができる。ステップS201にて、スライドの速さを算出した後、制御部15は、スライドの速さに基づき、入力解除荷重基準Frと異なる入力解除荷重基準Fr’’を新たに設定するように制御する(ステップS202)。この入力解除荷重基準Frと異なる入力解除荷重基準Fr’’を、変更後の入力解除荷重基準Fr’’と称する。この変更後の入力解除荷重基準Fr’’は、スライドの速さに依存して決定され、スライドの速さが遅い場合と速い場合を比較すると、スライドの速さが速い場合は、変更前の入力解除荷重基準Frと変更後の入力解除荷重基準Fr’’との間隔が大きくなるようにするのが好適である。つまり、スライドの速さが速いほど、変更後の入力解除荷重基準Fr’’は、より低い荷重基準として設定されるようにするのが望ましい。
荷重検出部12が検出する押圧荷重は、ユーザの電子機器10に対する押圧力(スカラー量)が一定であれば、指等のタッチ対象のスライドの速さが速くなればなるほど、タッチパネルに対する水平方向の力が大きくなることにより、小さくなっていく傾向にある。したがって、スライドの速さが速い場合は、荷重検出部12が検出する押圧荷重が小さくなりやすく、結果、ユーザの意図に反してドラッグ処理が終了してしまう虞がある。このように、スライドの速さが速いほど、ユーザの意図に反してドラッグ処理が終了してしまうことを考慮して、スライドの速さが速いほど、変更後の入力解除荷重基準Fr’’をより低い荷重基準として設定するのが好適である。このように設定することにより、ユーザの意図と反したドラッグ処理の終了が生じる虞を低減することができる。
ステップS106にて、ドラッグ処理を行った後、制御部15は、荷重検出部12が検出する押圧荷重が、変更後の入力解除荷重基準Fr’’を満たさないか否か判断する(ステップS203)。ここで、荷重検出部12が検出する押圧荷重が、変更後の入力解除荷重基準Fr’’を満たすと判断すると、制御部15は、選択したオブジェクトに対してタッチしている指等のタッチ対象がスライドしているか否か判断する(ステップS204)。ステップS204にて、制御部15が、選択したオブジェクトに対してタッチしている指等のタッチ対象がスライドしていないと判断すると、変更後の入力解除荷重基準Fr’’を元の入力解除荷重基準Frに戻すように制御する(ステップS205)。ステップS205の処理を終えると、制御部15は、ステップS103に戻って処理を続行するように制御する。一方、ステップS204にて、制御部15が、選択したオブジェクトに対してタッチしている指等のタッチ対象がスライドしていると判断すると、ステップS201に戻る。ステップS201に戻ると、制御部15は、選択したオブジェクトに対してタッチしているタッチ対象のスライドの速さを再び算出し(ステップS201)、再び算出したスライドの速さに基づき、入力解除荷重基準Frと異なる入力解除荷重基準Fr’’を新たに設定するように制御する(ステップS202)。このように制御することで、タッチ対象のスライドの速さが変化するごとに、入力解除荷重基準Fr’’も変化させることができる。
図6は、第2実施の形態に係る電子機器10の荷重検出部12によって検出される押圧荷重が変化する様子を表したグラフである。図6において、X軸方向は時間の推移を表し、Y軸方向は荷重検出部12が検出する押圧荷重の大きさを表す。図6において、ユーザがタッチセンサ11のタッチ面11aをタッチした時点が原点(0)であり、その時の押圧荷重は0である。
図6に示すように、ユーザが表示部13に表示されているオブジェクトに対してタッチし、押圧力をタッチ面11aに加えることにより、荷重検出部12が検出する押圧荷重が、時間の経過と共に増加する。t1の時点で、荷重検出部12が検出する押圧荷重が入力受付荷重基準Faに達すると(を満たすと)、制御部15は、入力を受け付ける状態とする。制御部15が、入力を受け付ける状態にすることにより、オブジェクトに対する入力が受け付けられ、当該オブジェクトが選択状態となる。その後、荷重検出部12が検出する押圧荷重が入力解除荷重基準Frを満たした状態で、ユーザが当該オブジェクトに対してタッチしている指等のタッチ対象をV1の速さでスライドさせると(t2の時点)、制御部15は、入力解除荷重基準Frと異なる入力解除荷重基準(変更後の入力解除荷重基準)Fr’’1を新たに設定するように制御する。また、この設定処理とともに、制御部15は、ドラッグ処理を行い、表示部13に表示している選択したオブジェクトを、タッチセンサ11のタッチ面11aをタッチ対象がスライドしている位置(タッチしている位置)に対応付けられている表示部13の位置に変移して表示するように制御する。
その後、ユーザが、指等のタッチ対象をV1より速いV2の速さでスライドさせると(t3の時点)、制御部15は、変更後の入力解除荷重基準Fr’’1より低い入力解除荷重基準(変更後の入力解除荷重基準)Fr’’2を新たに設定する。その後、ユーザが指等のタッチ対象をV1の速さでスライドさせると(t4の時点)、制御部15は、入力解除荷重基準として、変更後の入力解除荷重基準Fr’’1を設定する。そして、ユーザが指等のタッチ対象のスライドを停止させると、制御部15は、元の入力解除荷重基準Frに戻すように設定する。
このように、本実施の形態によれば、ユーザの指等のタッチ対象のスライドの速さに基づき、入力解除荷重基準が新たに設定され、スライドの速さが速くなればなるほど、入力解除荷重基準が低くなるように設定されるので、入力を受け付ける状態が解除されないようになる。したがって、ドラッグ処理に係るオブジェクトがユーザの意図に反してドロップされてしまう虞を低減することができる。
(第3実施の形態)
次に、本発明の第3実施の形態に係る電子機器10について説明する。第3実施の形態に係る電子機器10も、第1実施の形態で説明した電子機器10と同じ構成により実施することができ、制御部15の処理および動作が異なるものである。したがって、上述した第1実施の形態と同じ説明、同じ効果の記載は適宜省略する。
上述した第1および第2実施の形態においては、ユーザがオブジェクトに対してタッチしている指等のタッチ対象のスライドが検出された後、当該スライドが検出されなくなったら、変更後の入力解除荷重基準を、元の入力解除荷重基準に戻すように制御した。すなわち、第1実施の形態においては、ステップS109において選択したオブジェクトに対してタッチしている指等のタッチ対象がスライドしていないと判断されると、ステップS110にて、制御部15は、変更後の入力解除荷重基準Fr’を元の入力解除荷重基準Frに戻すように制御した。また、第2実施の形態においては、ステップS204において選択したオブジェクトに対してタッチしている指等のタッチ対象がスライドしていないと判断されると、ステップS205にて、制御部15は、変更後の入力解除荷重基準Fr’’を元の入力解除荷重基準Frに戻すように制御した。
このように制御を行う場合、ユーザの指等のタッチ対象のスライドが検出された後、当該スライドが検出されなくなった際に、ユーザの押圧力(荷重検出部12により検出される押圧荷重)が元の入力解除荷重基準を満たしていないと、入力を受け付ける状態は解除されてオブジェクトはドロップされることになる。このため、ユーザがスライドを開始して当該スライドを停止した際に所定の押圧力を印加していないと、当該スライドを停止した瞬間に、ユーザの意図に反して入力を受け付ける状態が解除されてオブジェクトがドロップされてしまう不都合も想定される。以上の動作の流れを、例えば第1実施の形態について説明する。ステップS109においてスライドが検出されていない場合、ステップS110において変更後の入力解除荷重基準Fr’が元の入力解除荷重基準Frに戻される。その後ステップS103において押圧荷重が元の入力解除荷重基準Frを満たしていない場合、ステップS108において入力を受け付ける状態は解除され、オブジェクトがドロップされることになる。
このため、本実施の形態においては、ユーザの指等のタッチ対象のスライドが検出された後、当該スライドが検出されなくなった際に、ユーザの押圧力(荷重検出部12により検出される押圧荷重)が元の入力解除荷重基準を満たしていない場合、変更後の入力解除荷重基準を、例えば元の入力解除荷重基準に戻さないように制御する。
以下、第3実施の形態について、図7のフローチャートを用いて入力処理を説明する。なお、図7のフローチャートにおいて、図2と同様の処理を行うステップには、図2と同じステップ番号を付与している。なお、第3実施の形態は、上述した第1または第2実施の形態において説明した動作に更に処理を追加することにより実施することができる。以下、上述した第1実施の形態に所定の処理を追加した第3実施の形態の動作について説明する。
図7に示すように、第3実施の形態において、ステップS109においてスライドが検出されていない場合、制御部15は、荷重検出部12により検出される押圧荷重が、新たに設定する基準を満たしているか否かを判定する(ステップS301)。ここで、「新たに設定する基準」とは、例えば元の入力解除荷重基準Frとすることができる。ステップS301において、荷重検出部12により検出される押圧荷重が、新たに設定する基準を満たしていると判定された場合、制御部15は、第1実施の形態と同様に、変更後の入力解除荷重基準Fr’を元の入力解除荷重基準Frに戻すように制御する(ステップS110)。
一方、ステップS301において、荷重検出部12により検出される押圧荷重が、新たに設定する基準を満たしていないと判定された場合、制御部15は、ステップS110の処理を行わずにステップS107に移行する。ステップS107以降は、上述した第1実施の形態と同様に、制御部15は、荷重検出部12により検出される押圧荷重が、変更後の入力解除荷重基準Fr’を満たさないか否かを判定し、満たさない場合には、入力を受け付ける状態を解除してオブジェクトをドロップする。一方、ステップS107において荷重検出部12により検出される押圧荷重が、変更後の入力解除荷重基準Fr’を満たす場合、制御部15は、ステップS109以降の処理を行う。
すなわち、本実施の形態において、制御部15は、入力を受け付ける状態において、前記入力を受け付ける状態を解除する荷重基準を新たに設定する際、荷重検出部12が検出している押圧荷重が、新たに設定する前記入力を受け付ける状態を解除する荷重基準を満たしてなければ、該荷重基準を新たに設定しないように制御する。
図8は、第3実施の形態に係る電子機器10の荷重検出部12によって検出される押圧荷重が変化する様子を表したグラフである。図8において、X軸方向は時間の推移を表し、Y軸方向は荷重検出部12が検出する押圧荷重の大きさを表す。図8において、ユーザがタッチセンサ11のタッチ面11aをタッチした時点が原点(0)であり、その時の押圧荷重は0である。
図8に示すように、t4の時点でスライドが停止した際に、荷重検出部12により検出される押圧荷重が、新たに設定する基準(ここでは元の入力解除荷重基準Fr)を満たしていない。このような場合に、図3にて説明したように変更後の入力解除荷重基準Fr’を元の入力解除荷重基準Frに戻してしまうと、突然入力を受け付ける状態が解除され、オブジェクトがドロップされることになる。しかしながら、本実施の形態によれば、図8に示すように、制御部15は、変更後の入力解除荷重基準Fr’を、元の入力解除荷重基準Frに戻さない。すなわち、制御部15は、入力を受け付ける状態を解除する荷重基準を新たに設定しない。このため、ユーザが例えば押圧力を維持したままスライドを停止したとしても、突然入力を受け付ける状態が解除され、オブジェクトがドロップされることはない。
このように、本実施の形態によれば、スライド停止時においても、ドラッグ処理に係るオブジェクトがユーザの意図に反してドロップされてしまう虞を低減することができる。
なお、図7においては、図2にて説明した第1実施の形態に基づいて処理を追加することにより第3実施の形態としたが、図5にて説明した第2実施の形態に基づいて処理を追加したものを第3実施の形態としてもよい。
(第4実施の形態)
次に、本発明の第4実施の形態に係る電子機器10について説明する。第4実施の形態に係る電子機器10も、第1実施の形態で説明した電子機器10と同じ構成により実施することができ、制御部15の処理および動作が異なるものである。したがって、上述した第1実施の形態と同じ説明、同じ効果の記載は適宜省略する。
第4実施の形態は、上述した第3実施の形態において、ステップS301の処理を変更するものである。上述した第3実施の形態において、入力を受け付ける状態を解除する荷重基準を新たに設定しないのは、荷重検出部12が検出している押圧荷重が、新たに設定する前記入力を受け付ける状態を解除する荷重基準を満たしていない場合とした。この場合、例えば、荷重検出部12が検出している押圧荷重が、新たに設定する前記入力を受け付ける状態を解除する荷重基準をかろうじて満たしている場合には、入力を受け付ける状態を解除する荷重基準が新たに設定される。したがって、入力を受け付ける状態を解除する荷重基準が新たに設定された際に、ユーザの押圧力が少しでも弱まると、即座に入力を受け付ける状態が解除され、オブジェクトがドロップされるおそれも想定される。
このため、本実施の形態においては、入力を受け付ける状態を解除する荷重基準を新たに設定しない場合を、荷重検出部12が検出している押圧荷重が、新たに設定する前記入力を受け付ける状態を解除する荷重基準に所定の調整を施した基準を満たしていない場合とする。ここで、「新たに設定する前記入力を受け付ける状態を解除する荷重基準に所定の調整を施した基準」とは、例えば新たに設定する前記入力を受け付ける状態を解除する荷重基準に所定量の荷重を加えた基準などとすることができる。すなわち、本実施の形態において、制御部15は、入力を受け付ける状態において、前記入力を受け付ける状態を解除する荷重基準を新たに設定する際、荷重検出部12が検出している押圧荷重が、前記新たに設定する前記入力を受け付ける状態を解除する荷重基準に所定の調整を施した基準を満たしてなければ、該荷重基準を新たに設定しないように制御する。
図9は、第4実施の形態に係る電子機器10の荷重検出部12によって検出される押圧荷重が変化する様子を表したグラフである。図9において、X軸方向は時間の推移を表し、Y軸方向は荷重検出部12が検出する押圧荷重の大きさを表す。図9において、ユーザがタッチセンサ11のタッチ面11aをタッチした時点が原点(0)であり、その時の押圧荷重は0である。
例えば図9に示すように、本実施の形態においては、制御部15は、t4の時点でスライドが停止した際に、荷重検出部12により検出される押圧荷重が、新たに設定する基準に所定の調整を施した基準Fmを満たしている場合には、該荷重基準を新たに設定するように制御する。しかしながら、本実施の形態において、制御部15は、t4の時点でスライドが停止した際に、荷重検出部12により検出される押圧荷重が、新たに設定する基準に所定の調整を施した基準Fmを満たしていない場合には、該荷重基準を新たに設定しないように制御する。
このように、本実施の形態では、ユーザによるスライドが停止した際に、荷重検出部12により検出される押圧荷重が、例えば新たに設定する基準よりも若干高めに設定した基準を満たしていない場合には、該荷重基準を新たに設定しないように制御する。これにより、入力を受け付ける状態を解除する荷重基準が新たに設定された際に、ユーザの押圧力が少し弱まったために即座に入力を受け付ける状態が解除されてオブジェクトがドロップされるという不都合は解消される。
このように、本実施の形態によれば、スライド停止時においても、ドラッグ処理に係るオブジェクトがユーザの意図に反してドロップされてしまう虞をさらに低減することができる。
なお、本実施の形態においては、図2にて説明した第1実施の形態に基づいて処理を追加することにより第4実施の形態としたが、上述した第3実施の形態と同様に、図5にて説明した第2実施の形態に基づいて処理を追加したものを第4実施の形態としてもよい。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲内に含まれることに留意されたい。
本実施の形態においては、入力受付荷重基準Faと入力解除荷重基準Frを異なる荷重基準(の値)として設定したが、これに限定されずに、同じ荷重基準(の値)として設定してもよい。
また、本実施の形態においては、スライドが開始する前と、スライドが停止した後で、同じ入力解除荷重基準Frが設定されているが、スライドが停止した際に(第1実施の形態では、t4の時点。第2実施の形態では、t5の時点。)、荷重検出部12が検出している押圧荷重に基づき、新たに入力解除荷重基準を設定してもよい。この新たに設定される入力解除荷重基準は、スライドが停止した際に、荷重検出部12が検出している押圧荷重より低い入力解除荷重基準を設定すると好適である。
また、本実施の形態では、タッチセンサ11を用いて、当該タッチセンサ11のタッチ面11aに対する接触を検出したが、荷重検出部12を用いて、所定の押圧荷重の基準を満たした場合に、接触がなされたものと判定することもできる。
また、荷重検出部12は、タッチセンサ11における接触検出方式に応じて構成することができる。例えば、抵抗膜方式の場合には、接触面積による抵抗変化に基づく出力信号の変化から荷重が検出できれば、歪みゲージセンサを用いることなく構成することができる。あるいは、静電容量方式の場合には、静電容量の変化に基づく出力信号の変化から荷重が検出できる場合も、歪みゲージセンサを用いることなく構成することができる。
また、本実施の形態の説明におけるタッチセンサ11および表示部13は、表示部と接触検出部との両機能を共通の基板に持たせる等により、一体化した装置によって構成されるようにしてもよい。このように表示部と接触検出部との両機能を一体化した装置の構成の一例としては、液晶パネルが有するマトリクス状配列の画素電極群に、フォトダイオード等の複数の光電変換素子を規則的に混在させたものを挙げることができる。この装置は、液晶パネル構造によって画像を表示する一方で、パネル表面の所望位置をタッチ入力するペンの先端で液晶表示用のバックライトの光を反射し、この反射光を周辺の光電変換素子が受光することによって、タッチ位置を検出することができる。
11 タッチセンサ
11a タッチ面
12 荷重検出部
13 表示部
14 記憶部
15 制御部

Claims (4)

  1. タッチ対象によるタッチを検出するタッチセンサと、
    前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記荷重検出部が検出する押圧荷重が入力受付荷重基準を超えたときに入力を受け付ける状態にするように制御するとともに、前記荷重検出部が検出する押圧荷重が前記入力受付荷重基準より低い入力解除荷重基準を下回るときに前記入力を受け付ける状態を解除するように制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記入力を受け付ける状態において、前記タッチ面をタッチしているタッチ対象によるスライドを検出している場合には前記入力解除荷重基準を、前記タッチ面をタッチしているタッチ対象によるスライドを検出していない場合の入力解除荷重基準よりも低くなるように制御することを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御部は、前記タッチ面をタッチしているタッチ対象によるスライドの速さを算出し、前記スライドを検出している場合における前記入力解除荷重基準を、前記スライドの速さに基づき設定するように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御部は、前記入力を受け付ける状態において、前記入力解除荷重基準を新たに設定する際、前記荷重検出部が検出している押圧荷重が、前記新たに設定する前記入力解除荷重基準を満たしてなければ、該入力解除荷重基準を新たに設定しないように制御することを特徴とする、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記制御部は、前記入力を受け付ける状態において、前記入力解除荷重基準を新たに設定する際、前記荷重検出部が検出している押圧荷重が、前記新たに設定する前記入力解除荷重基準に所定の調整を施した基準を満たしてなければ、該入力解除荷重基準を新たに設定しないように制御することを特徴とする、請求項1または2に記載の電子機器。
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