JP5582511B1 - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】演出ステージ毎に対応する役を備えたスロットマシンにあって、従来構成よりも興趣に富んだ構成を提供する。
【解決手段】複数の演出ステージ毎に対応付けた複数のステージ対応役を設け、該複数のステージ対応役に同時に当選することとなる対応役同時当選を、役抽選の結果として生じ得るよう構成し、対応役同時当選時には、図柄表示部の停止順序によって、入賞可能となるステージ対応役が異なるよう制御する。さらに、対応役同時当選時には、遊技者による前記図柄表示部の停止順序の選択によって、現在の演出ステージのステージ対応役に入賞可能であることを報知する停止順序選択画像を画像表示器に表示させ、現在の演出ステージに対応するステージ対応役に入賞した場合には、他の演出ステージに対応するステージ対応役に入賞した場合に比べて、遊技者に有利な処理を実行する。
【選択図】図19

Description

本発明は、演出内容の異なる複数の演出ステージに選択的に移行するスロットマシンに関する。
従来のスロットマシンでは、機体前面に液晶表示装置等からなる画像表示器が設けられており、遊技の進行に伴って画像表示器を中心とした遊技演出が実行される。こうした遊技演出では、単なる演出に留まらず、入賞に必要な図柄表示部の停止順序や、ボーナス役当選などの遊技者に有利となる情報も報知される。
また、多くのスロットマシンでは、演出内容の異なる複数の演出ステージを備え、演出ステージを適宜切り替えて演出内容を変化させることにより、遊技演出のマンネリ化を防いでいる。この「演出ステージ」は、演出中に画像表示器に表示されるキャラクターや場面などによって特徴付けられるものである。例えば、戦国時代をテーマとしたスロットマシンであれば、信長ステージ、秀吉ステージ、家康ステージといった武将のキャラクターによって特徴付けられたステージや、桶狭間ステージ、長篠ステージ、関が原ステージといった合戦場面によって特徴付けられた演出ステージが設けられ、各演出ステージでは夫々の武将や合戦に関するアニメーションが画像表示器に表示される。演出ステージは、多くの場合数十回程度の遊技に亘って継続し、規定遊技回数の満了や所定役の当選(内部当選)などを契機に変更される。
また、近年のスロットマシンにあって、演出ステージ毎に対応する役(ステージ対応役)を設け、現在の演出ステージに対応するステージ対応役に当選した場合に、当該ステージ対応役に他の演出ステージで当選した場合に比べて、遊技者に有利な処理を行うようにした構成が知られている。
特開2004−65488号公報
上述のようにステージ対応役が設定された従来のスロットマシンでは、現在の演出ステージのステージ対応役に当選することで、特に有利な処理が実行されることとなるため、当該ステージ対応役に入賞した時の遊技者の喜びは大きなものとなる。しかしながら、かかる従来構成では、演出ステージとステージ対応役とが一対一に関連付けられているものの、ステージ対応役同士は全く関連付けされておらず、ステージ対応役の特性を十分に活かした演出が行われているとはいえない。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、演出ステージ毎に対応する役を備えたスロットマシンにあって、従来構成よりも興趣に富んだ構成を提供することを目的とする。
本発明は、複数種類の図柄を変動表示させ、該図柄を停止表示させることが可能な複数の図柄表示部と、遊技の開始指令を出力し、前記図柄表示部の図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、変動表示中の前記図柄を、前記図柄表示部ごとに停止表示させるためのストップスイッチと、停止表示された前記図柄の組合せによって入賞判定される複数種類の役について、当選か否かを決定する役抽選を行う役抽選手段と、前記スタートスイッチの操作を契機として前記図柄表示部の図柄を変動表示させ、前記ストップスイッチの操作を契機として、前記役抽選手段の役抽選の結果に基づいて、前記図柄表示部の図柄を停止表示させる図柄制御手段と、該図柄制御手段によって、全ての前記図柄表示部の図柄が停止表示した時に、停止表示された前記図柄の組合せに基づいて、前記複数種類の役に入賞したか否かを判定する入賞判定手段と、演出内容の異なる複数の演出ステージに制御する演出制御手段とを備え、前記複数種類の役は、前記複数の演出ステージ毎に対応付けられた複数のステージ対応役を含み、前記役抽選手段は、前記複数のステージ対応役に同時に当選することとなる対応役同時当選を、役抽選の結果として生じ得るよう構成されており、前記図柄制御手段は、前記対応役同時当選時には、前記図柄表示部の停止順序によって、入賞可能となる前記ステージ対応役が異なるよう制御するものであり、さらに、対応役同時当選時に、遊技者による前記図柄表示部の停止順序の選択によって、現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役に入賞可能であることを報知する停止順序選択画像を画像表示器に表示させる停止順序選択報知手段と、前記対応役同時当選の発生によって入賞した前記ステージ対応役が、現在の前記演出ステージに対応するものである場合には、他の前記演出ステージに対応するものである場合に比べて、遊技者に有利な処理を実行する対応役入賞処理手段とを備えたことを特徴とするスロットマシンである。
ここで「演出ステージ」は、上述のように、演出中に画像表示器に表示されるキャラクターや場面などの演出内容によって特徴付けられるものであり、一回〜複数回の遊技に亘って継続し、所定のステージ変更条件の成立によって切り換えられるものである。また、対応役入賞処理手段が実行する「遊技者に有利な処理」の内容は、特に限定されるものではないが、例えば、遊技者に有利な遊技状態へ移行することや、有利な遊技状態への移行抽選を高確率で行うことが挙げられる。また、遊技の勝敗を左右する内部状態を報知することも挙げられる。
かかる構成にあっては、対応役同時当選の場合は、図柄表示部の停止順序によって入賞し得るステージ対応役が変化する。この場合、遊技者には、図柄表示部の停止順序の選択によって現在の演出ステージのステージ対応役(以下、現ステージ対応役という。)に入賞させ得ることが報知される。ここで、現ステージ対応役に入賞した場合は、他の演出ステージのステージ対応役(以下、他ステージ対応役という。)に入賞した場合に比べて有利な処理が行われるため、遊技者は、ストップスイッチを操作して図柄表示部の停止順序を選択することによって現ステージ対応役の入賞を試みることとなる。このように、対応役同時当選の場合は、遊技者のストップスイッチの操作如何によって、現ステージ対応役に入賞し得るか否かが決まるため、現ステージ対応役に入賞した時に、遊技者は、自分の操作によって入賞させ得たという達成感を感じることができる。
一方で、対応役同時当選の場合は、遊技者が正しい順序(現ステージ対応役に入賞させ得る順序)で図柄表示部を停止させないと、他ステージ対応役に入賞する結果となり得る。他ステージ対応役は、夫々に対応する演出ステージで入賞することで、特に有利な処理が行われるものであるため、他ステージ対応役に入賞した場合は、遊技者は、現ステージ対応役に入賞できなかったという失望に加えて、「あの演出ステージであればよかったのに」という、演出ステージとステージ対応役の不一致を嘆く感情を抱くこととなり、単にハズレになった場合よりも、遊技者の心残りは大きなものとなる。
このように、本発明では、対応役同時当選時には、現ステージ対応役に入賞すれば達成感を感じることができ、一方で、現ステージ対応役の入賞に失敗し、他ステージ対応役に入賞した場合には、遊技者の心残りが大きくなる。そして、このように、ハズレた時の心残りが大きい分だけ、遊技者は「次回は正しい順序で停止させてやろう」と挑戦意欲を強く刺激されることとなり、その後、対応役同時当選で現ステージ対応役に入賞できた時には、遊技者の達成感は一層大きなものとなる。このように、本発明にあっては、現ステージ対応役を含む複数のステージ対応役に同時に当選させ、遊技者の図柄表示部の停止順序に応じて、現ステージ対応役に入賞させたり、他ステージ対応役に入賞させたりすることで、従来構成に比べて、各演出ステージにおける遊技の興趣を向上させることができる。
本発明にあって、前記役抽選手段は、現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役にのみ当選する対応役単独当選を、役抽選の結果として生じ得るよう構成されており、前記図柄制御手段は、前記対応役単独当選時には、前記図柄表示部を、任意の停止順序で停止させることによって、又は、予め設定された正規の停止順序で停止させることによって、現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役に入賞可能となるよう制御するものであり、前記演出制御手段は、現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役に入賞した場合に、遊技者に有利な特別遊技状態に移行するための内部条件の成立期待度を示唆する期待度示唆演出を実行するものであり、前記対応役同時当選の発生によって現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役に入賞した場合に実行される期待度示唆演出は、前記対応役単独当選による同じステージ対応役の入賞によって実行される期待度示唆演出に比べて、前記内部条件の高い成立期待度を示唆する演出を含むことが提案される。
かかる構成にあっては、図柄表示部の停止順序の選択が必要となる分、対応役単独当選時に比べて、対応役同時当選時の方が現ステージ対応役への入賞は困難であるが、かかる困難な状況下で現ステージ対応役に入賞すれば、対応役単独当選時よりも、遊技者にとって好ましい期待度示唆演出が実行され得るため、対応役同時当選時には、遊技者は、現ステージ対応役入賞に対する挑戦意欲を一層高くすることとなる。したがって、本構成では、対応役同時当選時に現ステージ対応役の入賞に成功した場合には、遊技者に一層大きな達成感を感じさせることができ、これにより遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、本発明にあって、前記停止順序選択報知手段が前記画像表示器に表示させる前記停止順序選択画像は、現在の演出ステージのステージ対応役に入賞可能な図柄表示部の停止順序を報知する第一の停止順序選択画像と、現在の演出ステージのステージ対応役に入賞可能な図柄表示部の停止順序を報知しない第二の停止順序選択画像とからなり、前記演出制御手段は、現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役に入賞した場合に、遊技者に有利な特別遊技状態に移行するための内部条件の成立期待度を示唆する期待度示唆演出を実行するものであり、前記第二の停止順序選択画面の表示後に実行される期待度示唆演出は、前記第一の停止順序選択画面の表示後に実行される期待度示唆演出に比べて、前記内部条件の高い成立期待度を示唆する演出を含むことが提案される。
かかる構成にあっては、図柄表示部の正しい停止順序が報知されない分、第一の停止順序選択画像の表示時よりも、第二の停止順序選択画像の表示時の方が、現ステージ対応役への入賞は困難であるが、かかる困難な状況下で現ステージ対応役に入賞すれば、第一の停止順序選択画像の表示時に比べて、遊技者にとって好ましい演出が実行され得るため、第二の停止順序選択画像の表示時には、遊技者は、現ステージ対応役入賞に対する挑戦意欲を一層高くすることとなる。したがって、本構成では、第二の停止順序選択画像の表示時に現ステージ対応役の入賞に成功した場合には、遊技者に一層大きな達成感を感じさせることができ、これにより遊技の興趣を向上させることが可能となる。
以上に述べたように、本発明にあっては、対応役同時当選時における遊技者の図柄表示部の停止順序選択に応じて、現ステージ対応役に入賞したり、他ステージ対応役に入賞したりするため、遊技者は、現ステージ対応役に入賞した時には大きな達成感を感じ、一方で、他ステージ対応役に入賞した時には、演出ステージとステージ対応役が不一致になることで、単にハズレになった場合よりも悔しい思いをすることとなる。このように、本発明では、対応役同時当選によって複数のステージ対応役を相互に関連付けることで、遊技者を一喜一憂させることができるため、従来構成に比べて、各演出ステージにおける遊技の興趣を向上させることが可能となる。
実施例のスロットマシン1の斜視図である。 前扉3を開放した状態のスロットマシン1の概略を示す斜視図である。 スロットマシン1の制御回路を示すブロック図である。 リール11の図柄配列を示す図表である。 メイン制御基板20とサブ制御基板21の機能ブロック図である。 メイン制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 停止操作判断処理の制御内容を示すフローチャートである。 役の内容を示す図表である。 遊技状態の移行態様を示す状態遷移図である。 ART状態で表示される画像の一例である。 期待度示唆画像54a〜54dの表示例である。 (a)は、ボーナス状態への移行を報知する画像の一例であり、(b)は、ART遊技への移行確定を示す表示画像の一例である。 役抽選テーブルにおける各役の当選比率を示す図表である。 グループ役当選時に、リール11の停止順序によって入賞させ得る役の種類を示す図表である。 各演出ステージで表示される表示画像の一例である。 通常状態におけるART抽選の当選確率を示す図表である。 高確率状態におけるART抽選の当選確率を示す図表である。 (a)は、第一停止順序選択画像の一例であり、(b)は、第二停止順序選択画像の一例である。 サブ制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 図19から続くサブ制御処理の制御内容を示すフローチャートである。
本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
なお、下記実施例にあって、本発明に係る図柄表示部は、リール11に相当する。また、本発明に係る図柄表示制御手段は、リール制御手段43に相当する。また、本発明に係る対応役同時当選は、グループ役当選に相当する。また、本発明に係る対応役単独当選は、小役単独当選に相当する。また、本発明に係る停止順序選択報知手段は、停止順序選択画像決定手段50gによって実現される。また、本発明に係る対応役入賞処理手段は、遊技状態制御手段46及びART抽選手段52によって実現される。また、本発明に係る特別遊技状態は、ART状態及びボーナス状態に相当する。また、本発明に係る第一の停止順序選択画像及び第二の停止順序選択画像は、第一停止順序選択画像56a及び第二停止順序選択画像56bに夫々相当する。
図1,2に示すように、スロットマシン1の筐体2は前方に開放しており、前方から前扉3によって覆われている。図1に示すように、前扉3の中央部には、筐体2の内部に配設された三つのリール11を視認するための視認窓4が設けられる。そして、視認窓4の上方には、液晶表示装置からなる画像表示器8が配設される。画像表示器8は、図1に示すように、前扉3に設けられた矩形状の開口部9に嵌めこまれて、正面側の表示画面10に演出用の画像を表示する。また、画像表示器8の背面側には、画像表示器8を制御する液晶制御基板22が配設される。また、前扉3の前面側には、視認窓4の下方に、遊技操作に用いるベットスイッチ5a,5b、スタートスイッチ6、ストップスイッチ7、精算スイッチ12、演出ボタンユニット13などの各種スイッチが配設される。また、前扉3の背面側には、図2に示すように、スピーカ15やメダルセレクタ16などが配設される。筐体2には、図2に示すように、リール11の上方に、メイン制御基板20やサブ制御基板21がケースに収納された状態で設置され、また、リール11の下方には、電源ボックス18やホッパーユニット19が配設される。
次に、スロットマシン1の作動を制御する制御回路を、図3を参照して説明する。
メイン制御基板20は、CPU、RAM、ROM等を備え、遊技の進行に関する制御を行うものである。メイン制御基板20の入力ポートには、電源ボックス18、投入センサ24、ベットスイッチ5a,5b、スタートスイッチ6、ストップスイッチ7、精算スイッチ12、設定変更スイッチ25が接続される。また、メイン制御基板20の出力ポートには、リール11、ホッパーユニット19、外部端子板26、サブ制御基板21が接続される。
電源ボックス18は、スロットマシン1の各機器に電力を供給するためのものであり、電源のON/OFFを切り替えるための電源スイッチ28と、各役への当選確率を変更(いわゆる設定変更)するための設定キースイッチ29とを備えている。
投入センサ24は、スロットマシン1に投入されたメダルを検出するものである。投入センサ24は、前扉3の裏側に備えられたメダルセレクタ16内のメダル通路に配設され、メダル通路を通過するメダルを1枚ずつ検知し、メダルを検知する毎に投入信号を出力する。
ベットスイッチ5a,5bは、クレジットされているメダルを投入するためのものである。ベットスイッチ5a,5bとしては、シングルベットスイッチ5a、とマックスベットスイッチ5bとが備えられている。シングルベットスイッチ5aは、クレジットされているメダルを1枚ずつ投入する。マックスベットスイッチ5bは、1ゲーム当たりの最大投入枚数のメダルを投入する。
スタートスイッチ6は、リール11の回転を開始させるものである。本実施例では、レバー式スイッチが用いられており、レバーを傾動させることで、三つのリール11が回転を開始する。
三つのストップスイッチ7は、リール11の回転を停止させるものである。各ストップスイッチ7は、個々のリール11に対応付けられており、ストップスイッチ7を押圧操作すると、対応したリール11が所定遅延時間内に停止するよう構成されている。すなわち、このストップスイッチ7の操作順序によって、回転中のリール11の停止順序を選択することができる。なお、本実施例では、ストップスイッチ7を操作する順番を選択することによって、3つのリール11を任意の順序で停止させることができるが、通常は、左→中→右の順にストップスイッチ7を押圧操作(以下、「順押し」と言う。)して、リール11を左側から順番に停止させるのが正規の停止順序とされ、順押し以外の操作が禁止される。通常時に、順押し以外の操作を行い、リール11を非正規の順序で停止させた場合は、所定遊技回数の間、後述のART抽選を実行しなくなるなど、遊技者が不利となるペナルティが科される。
精算スイッチ12は、クレジットされているメダル及び投入されたものの未だ遊技に用いられていないメダルを返却するためのものである。
設定変更スイッチ25は、電源ボックス18の設定キースイッチ29とともに設定変更を行うためのものであり、前扉3の背面側に設けられている。
各リール11は、円筒形状をなしており、図4に示すように、その外周面には「赤7」「青7」「チェリー」「カブト」「巻物」「リプレイ」などの図柄が合計21個配されている。各リール11はステッピングモータ30を備えており、各ステッピングモータ30によって三つのリール11を回転させ、任意の角度で停止させることで、視認窓4に外周面の図柄を選択的に表示させ得るよう構成されている。視認窓4には、入賞ラインが予め設定されており、後述するように、リール11が停止した時に、入賞ラインの上に表示された図柄の組合せによって入賞したか否かが決定される。
ホッパーユニット19はメダルを払い出すためのものであり、メダルを貯留するタンクと、タンクのメダルを払出口に向けて送り出す送出機構とを備えている。送出機構は、駆動源となるモータ31と、送出されるメダルを検出するための払出センサ32とを備えている。
外部端子板26は、遊技情報(投入・払出情報、遊技履歴情報、エラー情報など)を外部出力し、遊技場設備によってスロットマシン1の大当り履歴などの情報を閲覧可能とするものである。
サブ制御基板21は、CPU、RAM、ROM等を備え、遊技に関する演出の制御を行うものであり、サブ制御基板21のROMには、多岐に渡る演出パターンに関する固定データが記憶されている。サブ制御基板21の入力ポートには、メイン制御基板20と演出ボタンユニット13が接続される。メイン制御基板20からサブ制御基板21には、遊技の進行に関する情報が入力される。また、演出ボタンユニット13は、遊技者が演出内容を選択するためのものである。そして、サブ制御基板21は、メイン制御基板20から入力される情報と、演出ボタンユニット13からの信号に基づいて演出パターンを選択し、選択した演出パターンを実行させるために、演出用ランプ34やスピーカ15にコマンドを送信し、さらには、画像表示器8に所要の画像を表示させるために液晶制御基板22にコマンドを送信する。
液晶制御基板22は、CPU、RAM、ROM等を備え、画像表示器8の表示制御を行うものである。液晶制御基板22のROMには、表示画面10に表示する演出用画像を生成するためのデータが多量に記憶される。液晶制御基板22は、サブ制御基板21からコマンドを受信すると、CPUにおいて演算処理し、演出用画像のデータをRAMに書きこんで画像表示器8に出力し、サブ制御基板21が選択した演出パターン通りの演出用画像を表示画面10に表示させる。
図5は、上記メイン制御基板20とサブ制御基板21の機能ブロック図である。
上記メイン制御基板20は、遊技制御手段38と、投入枚数判定手段39と、メイン側操作判定手段40と、操作情報送信手段41と、役抽選手段42と、リール制御手段43と、入賞判定手段44と、払出制御手段45と、遊技状態制御手段46と、設定値設定手段47と、サブコマンド送信手段48とを備えている。
遊技制御手段38は、投入枚数判定手段39や、メイン側操作判定手段40、操作情報送信手段41、役抽選手段42、リール制御手段43、入賞判定手段44、払出制御手段45などを制御することにより、遊技の統括的な制御を行うものである。
投入枚数判定手段39は、投入センサ24が出力する投入信号に基づいて、投入されたメダル数を計数するものである。
メイン側操作判定手段40は、ストップスイッチ7などのスイッチの操作信号を常時監視して、各種スイッチの操作の有無を判定するものである。このメイン側操作判定手段40が判定する各種スイッチの操作情報は、操作情報送信手段41によってサブ制御基板21へ送信される。すなわち、このメイン側操作判定手段40と操作情報送信手段41とによって、リール11を停止する時のストップスイッチ7の操作順序がサブ制御基板21に伝えられる。
役抽選手段42は、複数用意された役について当選か否かを決定する役抽選を行うものである。役抽選手段42は、乱数発生手段42aと、乱数抽出手段42bと、役抽選テーブル42cと、役抽選判定手段42dと、役抽選結果記憶手段42eとを備えている。
乱数発生手段42aは、ハードウェア乱数生成回路により構成されるものであり、0〜65535の範囲の乱数を発生させる。なお、この乱数発生手段42aは、ハードウェア乱数生成回路に限らず、ソフトウェア乱数を発生させる乱数生成プログラムによって構成することもできるし、ハードウェア乱数生成回路と乱数生成プログラムの組み合わせにより構成することもできる。乱数抽出手段42bは、ラッチ回路により構成されるものであり、スタートスイッチ6の操作を契機に乱数発生手段42aから乱数値を抽出する。役抽選テーブル42cは、当選役と乱数値とを対応付けしたものであり、複数種類が用意されている。役抽選判定手段42dは、乱数抽出手段42dが抽出した乱数値を現在有効な役抽選テーブル42cを参照することにより、夫々の役について当選したか否かを決定する。役抽選結果記憶手段42eは、役抽選判定手段42dの判定結果をRAMに記憶するものである。
リール制御手段43は、三つのリール11の回転を制御するものである。リール制御手段43は、回転制御手段43aと、励磁データテーブル43bと、リール検出手段43cと、停止制御手段43dと、停止テーブル43eとを備えている。回転制御手段43aは、リール11の回転駆動を制御するものであり、スタートスイッチ6の操作を契機として、ステッピングモータ30に信号を送り、全リール11を所定速度で回転させる。励磁データテーブル43bは、ステッピングモータ30を制御するための励磁データが記憶されたものである。
リール検出手段43cは、各リール11の現在の回転角度位置を検出するものである。具体的には、各リール11のスポーク部分には、基準位置検出用のインデックスと呼ばれる突起が形成され、また、リール11の回転時にインデックスが通過する位置にフォトインタラプタが設けられており、リール検出手段43cは、インデックスがフォトインタラプタを通過する際に出力される信号により、当該リール11が基準位置にあることを検出する。そして、リール検出手段43cは、フォトインタラプタから信号を受信してから、ステッピングモータ30のステップ数をカウントすることで、各リール11の回転角度位置を検出する。
停止制御手段43dは、ストップスイッチ7の操作を契機としてリール11を停止させるものである。具体的には、停止制御手段43dは、ストップスイッチ7が操作されてから190ms の遅延期間内に、該ストップスイッチ7に対応するリール11を停止させる。停止制御手段43dは、190msの遅延期間中にリール11を図柄0〜4コマ分滑らせることができ、ストップスイッチ7が操作されると、停止テーブル43eの内容に従って、リール11を図柄何コマ分滑らせてから停止 させるかを決定する。
停止テーブル43eは、ストップスイッチ7が操作された時の条件に応じて、当該リール11を図柄何コマ分滑らせてから停止させるかを記憶したものである。この停止テーブル43eにあって、リール11を停止させるまでに滑らせるコマ数は、ストップスイッチ7が操作された時のリール11の回転角度位置のみならず、役抽選結果、また、リール11の停止順序等に応じても変化する。かかる停止テーブル43eによれば、当選していない役に係る図柄組合せは、入賞ライン上に揃わないように制御され、多くの場合は、当選している役に係る図柄組合せが入賞ライン上に揃うように制御される。また、当選した役に入賞可能なリール11の停止順序が定められている場合には、当該停止順序以外の順序では、当該役に係る図柄組合せが入賞ライン上に揃わないよう制御される。なお、停止テーブル43eは複数種類用意され、遊技状態に応じていずれかの停止テーブル43eが選択的に用いられる。
入賞判定手段44は、三つのリール11が停止した時に、入賞ライン上の図柄組合せを判定し、当該図柄組合せにより各種の役に入賞したか否かを判定するものである。
払出制御手段45は、各種の役に入賞した時に、入賞役に応じたメダルの払い出しを実行するものである。具体的には、入賞に係る払出枚数を、メダルのクレジット枚数に加算する。この時、クレジット枚数が上限枚数(50枚)に達した場合には、ホッパーユニット19を作動させて、上限枚数を超えた分のメダルを払い出す。
遊技状態制御手段46は、役抽選手段の抽選結果によって得られた特定役の当選や入賞など、所定の遊技状態移行条件の成立に伴って遊技状態の切換えを行うものである。スロットマシン1には、複数種類の役抽選テーブル42cが設けられており、遊技状態の変化に応じて役抽選で用いられる役抽選テーブル42cが切り換えられる。
設定値設定手段47は、各役への当選確率に影響を与える設定値を設定するためのものである。具体的には、設定値は1〜6の6段階が用意される。前記役抽選テーブル42cは設定値ごとに用意されており、設定値の数値が大きいほど、全体的に役の当選確率が高い役抽選テーブル42cが役抽選に用いられるよう構成されている。なお、設定値を設定する場合は、設定キースイッチ29に鍵を差し込んだ状態で、電源スイッチ28をONにして主電源を投入する。かかる操作により、設定値設定手段47は、スロットマシン1を設定変更許可状態とする。この設定変更許可状態では、設定変更スイッチ25の押圧操作によって所望の設定値を選択し、スタートスイッチ6の操作によって当該設定値を確定することができる。設定変更許可状態は、設定キースイッチ29に差し込んだ鍵を抜いて前扉3を閉めることで終了し、通常の遊技状態に復帰する。
サブコマンド送信手段48は、メイン制御基板20からサブ制御基板21へ各種の遊技情報を送信するものである。サブコマンド送信手段48が送信する遊技情報としては、役抽選の結果や、リール停止時の入賞判定の結果などが挙げられる。
サブ制御基板21は、メイン制御基板20から送信されるコマンドを受信するサブコマンド受信手段49と、演出全般の制御を行う演出制御手段50と、乱数発生手段51と、後述するART状態への移行契機となるART抽選を実行するART抽選手段52とを備えている。
演出制御手段50は、演出全般の制御を行うものである。演出制御手段50は、演出パターンを選択する演出内容決定手段50aと、演出パターン記憶手段50bと、音声制御手段50cと、ランプ制御手段50dと、画像制御手段50eを備えている。演出内容決定手段50aは、メイン制御基板20から入力される情報や、演出ボタンユニット13からの信号、乱数発生手段51が生成する乱数値などに基づいて演出パターンを決定する。この演出内容決定手段50aには、後述する期待度示唆演出の内容を決定する期待度示唆演出決定手段50fが含まれる。また、演出内容決定手段50aには、後述のグループ役当選時に表示する停止順序選択画像56a,56bの内容を決定する停止順序選択画像決定手段50gも含まれる。前記演出パターン記憶手段50bは、スロットマシン1で実行される全ての演出パターンを記憶したものであり、演出制御手段50は、演出内容決定手段50aが決定した演出パターンを実行するために、当該演出パターンの演出内容を演出パターン記憶手段50bから取得し、当該演出内容を実現するために、ランプ制御手段50dを介して演出用ランプ34の点灯制御を行うとともに、音声制御手段50cを介してスピーカ15の出力制御を行い、さらには、画像表示器8に所要の演出画像を表示させるために画像制御手段50eを介して液晶制御基板22にコマンドを送信する。
本実施例のスロットマシン1の基本的な一単位の遊技は、(1)一遊技に必要な枚数のメダル投入、(2)スタートスイッチ操作、(3)リールの回転、(4)ストップスイッチ操作によるリール停止、(5)入賞ライン上に停止した図柄組合せに基づく入賞処理、の順序で行われる。
図6は、メイン制御基板20のCPUの制御内容にあって、メインルーチンを構成するメイン制御処理の制御内容を示したものである。メイン制御処理において実行される各ステップS1〜S9の詳細は下記の通りである。
S1:前遊技が終了後、若しくは電源ONされてからROM及びRAMの状態確認を行い、異常がなければメダル投入操作を有効とする。そして、一遊技に必要なメダル数が投入若しくはクレジットからのベット操作が行われたか否かを検知し、いずれかが操作されるまで待機する。
S2:スタートスイッチ6が操作されるまで待機する。
S3:スタートスイッチ6が操作されると乱数発生回路が発生させる乱数をラッチ回路が抽出する。そして、抽出した乱数値に基づいて、各種の役に当選したか否かを決定する。そして、役抽選の結果をRAMに記憶するとともに、サブ制御基板21に送信する。
S4:役抽選の結果等に応じた停止テーブル43eを選択し、各リール11の回転を開始させる。そして、リール11が所定の回転速度に達すると、ストップスイッチ7の操作を有効とする。
S5:リール11を停止させるための停止操作判断処理を実行する。この停止操作判断処理については後述する。
S6:全てのリール11の回転が停止するまで待機する。
S7:入賞ラインの上に停止した図柄の組合せが、役に対応する図柄の組合せと一致しているか否かを判定し、一致している場合には当該役に入賞が発生したと判定する。
S8:入賞判定処理の判定結果に応じた処理を行う。役に入賞した場合は、入賞した役に対応する処理を行う。具体的には、後述する小役に入賞したと判定された場合には、入賞した小役に応じた払出枚数をクレジットに加算し、クレジットが所定数(50枚)を超えた場合には、超過分のメダルを払い出す。また、後述するボーナス役等に入賞したと判定された場合は、後述するボーナス状態に移行する。
図7は、停止操作判断処理S6(図6参照)の制御内容を示したものである。停止操作判断処理S6において実行される各ステップS101〜S106の詳細は下記の通りである。
S101:最初のストップスイッチ7が操作されるまで待機する。
S102:最初のストップスイッチ7が操作されると、操作されたストップスイッチ7に対応するリール11を停止させる。この時、停止テーブル43eを参照することで、当該リール11を図柄何コマ分滑らせてから停止させるかが決定される。また、上述のように、ストップスイッチ7の操作情報は、メイン側操作判定手段40によって監視されており、メイン側操作判定手段40が操作されたと判断したストップスイッチ7の情報は操作情報送信手段41を介して遅滞なくサブ制御基板21に送信される。
また、ストップスイッチ7の操作情報は、遅滞なくサブ制御基板21に送信される。
S103:二番目のストップスイッチ7が操作されるまで待機する。
S104:二番目のストップスイッチ7が操作されると、操作されたストップスイッチ7に対応するリール11を停止させる。この時、停止テーブル43eを参照することで、当該リール11を図柄何コマ分滑らせてから停止させるかが決定される。また、上述のように、ストップスイッチ7の操作情報は、メイン側操作判定手段40によって監視されており、メイン側操作判定手段40が操作されたと判断したストップスイッチ7の情報は操作情報送信手段41を介して遅滞なくサブ制御基板21に送信される。
S105:三番目のストップスイッチ7が操作されるまで待機する。
S106:三番目のストップスイッチ7が操作されると、操作されたストップスイッチ7に対応するリール11を停止させる。この時、停止テーブル43eを参照することで、当該リール11を図柄何コマ分滑らせてから停止させるかが決定される。また、上述のように、ストップスイッチ7の操作情報は、メイン側操作判定手段40によって監視されており、メイン側操作判定手段40が操作されたと判断したストップスイッチ7の情報は操作情報送信手段41を介して遅滞なくサブ制御基板21に送信される。
スロットマシン1では、リール11停止時の図柄の組合せによって入賞判定される役が設けられている。この役は、図8に示すように、ボーナス役、小役、リプレイ(再遊技役)に大別される。上述のように、これらの役に係る図柄組合せは、役抽選で当選することによって、初めて入賞ライン上に停止させることが可能となり、役抽選で当選していない状態では、当該図柄組合せが入賞ライン上に揃わないようリール11の停止位置が制御される。
ボーナス役は、後述するボーナス状態に移行するための特別役である。役抽選でボーナス役に当選すると、ボーナス役に係る図柄の組合せが停止表示されて入賞するまで、ボーナス役に当選した状態が持ち越される。ボーナス役は、ビッグボーナス(BB)とレギュラーボーナス(RB)に分けられ、BBに入賞した場合は、多量のメダルを獲得可能なボーナス状態に移行し、RBに入賞した場合はBB入賞時に比べて獲得可能なメダル枚数の少ないボーナス状態に移行する。
小役は、入賞時に規定枚数のメダルが払い出される役である。図8に示すように、小役は、入賞に係る図柄組合せによって「巻物」と「カブト」と「チェリー」の3つに分けられる。「巻物」は、入賞ライン上に3つの巻物図柄が揃った時に入賞となり、入賞により9枚のメダルが払い出される。「カブト」は、入賞ライン上に3つのカブト図柄が揃った時に入賞となり、入賞により9枚のメダルが払い出される。「チェリー」は、左側のリール11のチェリー図柄が入賞ライン上に停止した時に入賞となる、この場合、中央と右側のリールの図柄は任意(ANY)である。払出枚数は、チェリー図柄の停止位置によって異なる。なお、後述するように、この3種類の小役「巻物」、「カブト」、「チェリー」は、本発明に係るステージ対応役に相当するものである。
「リプレイ」は、3つのリプレイ図柄が入賞ライン上に揃うことで入賞する役であり、入賞時にはメダルを投入することなく再度遊技可能となる。
本実施例のスロットマシン1は、役抽選テーブル42c等を切り替えることにより、遊技内容の異なる複数の遊技状態に制御される。具体的には、図9に示すように、遊技状態は、通常状態、高確率状態、ボーナス内部当選状態、ART状態、及びボーナス状態の5種類に大別される。このうち、ART状態及びボーナス状態は、本発明に係る特別遊技状態に相当するものであり、遊技者は、遊技中にこれらの遊技状態に移行することで、多量のメダルを獲得可能となる。
通常状態は、初期状態に相当するものであり、本実施例では、この通常状態が遊技者に最も不利な遊技状態である。
高確率状態は、通常状態に比べて、ART状態への移行契機となるART抽選の当選確率が高くなる遊技状態である。通常状態から高確率状態へは、後述するように、現在の演出ステージに対応するステージ対応役(現ステージ対応役)に入賞することで移行する。高確率状態は、継続可能な遊技数が決まっており、ART抽選やボーナス役に当選することなく所定遊技数を消化すると通常状態に移行する。
ART状態は、当選した小役に入賞させるためのリール11の停止順序が報知されるアシストタイムと、リプレイに高確率で当選するリプレイタイムを組み合わせた遊技が行われる。具体的には、ART状態では、図10に示すように、リール11の停止順序を報知する停止順序報知画像55が画像表示器8に表示される。なお、図10に示す停止順序報知画像55は、左側のリール11からの停止を報知するものである。そして、遊技者は、停止順序報知画像55の報知通りにリール11を停止させることで、小役に入賞可能となる。ART状態では、この停止順序報知画像55が所定回数表示され、かつ、高頻度でリプレイに入賞することで、遊技者は、多量のメダルを獲得可能となる。ART状態へは、通常状態又は高確率状態でART抽選に当選し、所定遊技回数の潜伏期間を経て移行する。ART抽選は、本実施例においては、通常は小役当選時に実行され、また、後述のグループ役当選時には、小役に入賞した時に実行される。また、ART状態は、所定回数の遊技回数を消化した後に、特定役(転落リプレイ)に入賞することで通常状態に移行する。
ボーナス内部当選状態は、通常状態又は高確率状態でボーナス役に当選することによって移行する状態であり、ボーナス状態の前段階の遊技状態である。このボーナス内部当選状態でボーナス役に入賞するとボーナス状態に移行する。
上述の高確率状態及びボーナス内部当選状態では、ART状態やボーナス状態へ移行するための内部条件(ART抽選当選やボーナス役当選)が成立しても、当該内部条件の成立を遊技者に直ぐには報知せず、まず、当該内部条件の成立期待度を示す期待度示唆演出が行われる。この期待度示唆演出は、ART抽選当選やボーナス役当選の期待度を示す期待度示唆画像54a〜52dを要所要所で画像表示器8に表示することによって実現される。期待度示唆画像54a〜52dは、図11に示すように、第一示唆画像54aから第四示唆画像54dまでの4段階が存在する。このうち、図11(a)に示す、第一示唆画像54aが最も内部条件成立の期待度が低く、第二示唆画像54b(図11(b))、第三示唆画像54c(図11(c))の順に期待度が高くなり、第四示唆画像54d(図11(d))が最も期待度が高くなるように順序付けられている。各期待度示唆画像54a〜52dの期待度は、実際に、ART抽選やボーナス役に当選している場合における表示頻度と、ART抽選及びボーナス役に当選していない場合における表示頻度との比率を適宜調節することによって、実現される。
このように、高確率状態やボーナス内部当選状態では、まず、期待度示唆演出を実行することで、遊技者のART状態やボーナス状態への期待感を刺激する。そして、期待度示唆演出の実行後に、ボーナス役に当選している場合は、図12(a)に示すように、ボーナス役の当選状態を報知する画像を画像表示器8に表示し、ART抽選に当選している場合は、図12(b)に示すように、ART抽選の当選を報知する画像を表示する。一方、ART抽選及びボーナス役に当選していない場合は、上述のように所定遊技回数を消化した後に通常状態に移行する。
本実施例のスロットマシン1では、上述のように、一遊技ごとにメイン制御基板20で役抽選が実行される。具体的には、スタートスイッチ6が操作されると、0〜65535の範囲の乱数値が抽出され、この抽出乱数値を役抽選テーブル42cと比較することにより、それぞれの役に当選したか否かが判定される。役抽選テーブル42cは、0〜65535の各抽出乱数値に対して、役の当選又はハズレを対応付けしたものである。この役抽選テーブル42cは、複数種類用意されており、設定値や遊技状態等に応じて切り換えられる。
図13は、各種の役抽選テーブルにあって、0〜65535の各抽出乱数値に割り当てられた、役の当選又はハズレの比率を示した帯グラフであり、(a)は通常状態、(b)は高確率状態、(c)はボーナス内部当選状態の役抽選テーブルを夫々示している。例えば、図13(a)に示すように、通常状態では、65536通りの抽出乱数値は、「BB」、「RB」、「チェリー(単独)」、「巻物(単独)」、「カブト(単独)」、「グループ役当選」、「リプレイ」、「ハズレ」のいずれかに割り当てられる。ここで、チェリー(単独)、巻物(単独)、カブト(単独)は、その他の役と重複して当選することなく、当該小役に単独で当選するものである、以下、これらを纏めて「小役単独当選」と言う。また、グループ役当選は、3種類の小役(チェリー、巻物、カブト)に同時当選するものである。グループ役当選については別途詳述する。なお、図示は省略しているが、BBやRBへの当選には、各小役との重複当選が含まれる。なお、具体的な当選確率は設定値によって変化するため、同じ遊技状態であっても一定とは限らない。
図13に示すように、(a)通常状態、(b)高確率状態、及び(c)ボーナス内部当選状態では、役の当選比率の異なる役抽選テーブルが用いられる。例えば、高確率状態では、小役単独当選が発生せず、その分、グループ役当選の発生確率が高くなる。また、ボーナス内部当選状態は、ボーナス役(BB,RB)への当選が発生せず、また、通常状態に比べてグループ役当選やリプレイの発生確率が高くなり、小役単独当選やハズレの発生確率が低くなる。
本実施例では、通常状態、高確率状態、及びボーナス内部当選状態では、小役単独当選が発生した場合、当選した小役に係る図柄組合せを入賞ラインに揃えることが可能となる。なお、かかる場合は、順押し以外の停止操作が禁止され、誤った停止操作がなされた場合は、誤操作のペナルティとして、所定遊技数間、例えば誤操作を行った次遊技から10G間、ART抽選を中止する処理を行っている。ここで、「巻物」と「カブト」の単独当選時には、ストップスイッチ7の操作タイミングに関わらず、入賞に係る図柄の組合せが入賞ライン上に必ず揃うようにリール11の停止制御が行われる。一方、「チェリー」の単独当選時には、ストップスイッチ7の操作タイミングによっては、入賞に係る図柄を入賞ライン上に揃え損なう場合がある。
グループ役当選が発生した場合、当該遊技において、3種類の小役に係る図柄組合せを入賞ラインに揃えることが可能となる。ここで、グループ役当選では、3種類の小役に同時に入賞できるわけでなく、順押し以外の停止操作が許容され、リール11の停止順序によって、入賞可能な小役が変化するよう構成される。詳述すると、グループ役当選は、図14に示すように、グループ役当選1からグループ役当選60までの60通りに細分され、各グループ役当選について、6通りのリール11の停止順序に対し、入賞可能な小役が割り当てられている。例えば、図14に示すように、グループ役当選1が発生した場合は、左−中−右の順にリール11を停止させると「巻物」に係る図柄組合せを入賞ラインに揃えることができ、左−右−中又は右−左−中の順に停止させると「チェリー」に係る図柄組合せを揃えることができる。そして、残りの3通りの順序で停止させた場合は、「カブト」に係る図柄組合せが揃えられる。リール11の6通りの停止順序と3種類の小役との対応付けは、60通りのグループ役当選1〜60で夫々異なっているが、いずれのグループ役当選1〜60でも、リール11の6通りの停止順序に対して、「巻物」が一通り、「チェリー」が2通り、「カブト」が3通りの比率で割り当てられる。
本実施例のスロットマシン1では、遊技の進行合わせて、画像表示器8やスピーカ15、演出用ランプ34を用いた遊技演出が行われる。ここで、本実施例では、かかる遊技演出として3種類の演出ステージが用意されており、上述の各種遊技状態(通常状態、高確率状態など)では、各演出ステージに対応した演出が実行される。各演出ステージは、演出の中心となるキャラクターによって夫々特徴付けられている。具体的には、第一演出ステージでは、織田信長が演出の中心となるキャラクターであり、図15(a)に示すように、第一演出ステージでは、要所要所で画像表示器8の表示画面10に織田信長のキャラクター画像60aが表示され、織田信長を主役とした物語が展開される。また、第二演出ステージでは豊臣秀吉が演出の中心となるキャラクターであり、第二演出ステージでは、図15(b)に示すように、豊臣秀吉のキャラクター画像60bが要所要所で表示され、豊臣秀吉を主役とした物語が展開される。そして、第三演出ステージでは徳川家康が演出の中心となるキャラクターであり、第三演出ステージでは、図15(c)に示すように、徳川家康のキャラクター画像60cが要所要所で表示され、徳川家康を主役とした物語が展開される。三種類の演出ステージは、電源投入時の抽選により選択される。また、役抽選で特定のリプレイに当選した時に、サブ制御基板21でステージ変更抽選が行われ、その抽選結果に応じて演出ステージが変更されるよう構成されている。
本実施例では、3種類の小役が、3種類の演出ステージに夫々対応付けられたステージ対応役となっている。具体的には、「カブト」は第一演出ステージに、「巻物」は第二演出ステージに、「チェリー」は第三演出ステージに対応付けられている。そして、通常状態や高確率状態で、小役に当選又は入賞した時に、当該小役が、現在の演出ステージに対応した小役(以下、現ステージ対応役と言う。)である場合には、その他の演出ステージに対応した小役(以下、他ステージ対応役と言う。)である場合に比べて、遊技者に有利な処理が行われるよう構成されている。具体的には、本実施例では、通常状態又は高確率状態で現ステージ対応役に当選・入賞すると、他ステージ対応役に比べて高確率のART抽選が実行される。さらに、図9に示すように、通常状態では、現ステージ対応役に入賞すると、通常状態よりも有利な高確率状態に移行する。
図16は、通常状態にあって、各小役の当選時又は入賞時に実行されるART抽選の当選確率を示したものである。図16に示すように、当選した小役が他ステージ対応役である場合は、ART抽選の当選確率は極めて低確率(1/32768)であるが、現ステージ対応役に当選した場合は、比較的高確率でART抽選が実行される。具体的には、第一演出ステージでは、当該演出ステージに対応する「カブト」の当選・入賞時にART抽選の当選確率が1/99と他の小役に比べて高確率となる。また、同様に、第二演出ステージでは「チェリー」に関する当選確率が約1/13となり、第三演出ステージでは、「巻物」に関する当選確率が1/4と高確率になるよう設定されている。また、図17は、高確率状態における、ART抽選の当選確率を示したものである。通常状態の当選確率(図16参照)と比較するとわかるように、高確率状態では、現ステージ対応役に当選した場合のART抽選の当選確率が、通常状態の2倍に設定されており、これにより、通常状態よりも高確率でART状態に移行し易いものとなっている。
このように、本実施例にあっては、現ステージ対応役に当選・入賞することで、高確率でART抽選を実行し、また、通常状態から高確率状態に移行することができ、他ステージ対応役の当選・入賞時に比べて、大きな利益を得ることができる。ここで、3つの小役に同時当選するグループ役当選の場合は、現ステージ対応役に入賞するか、他ステージ対応役に入賞するかによって、遊技者の得られる利益は大きく変化する。グループ役当選時に入賞し得る役は、リール11の停止順序によって変化するため、グループ役当選時に遊技者が得られる利益は、遊技者のストップスイッチ7の操作次第である。
そして、本実施例では、グループ役当選時には、リール11の停止順序の選択によって、現ステージ対応役に入賞可能であることを報知する停止順序選択画像56a,56bが、画像表示器8の表示画面10に表示される。停止順序選択画像56a,56bは、現ステージ対応役に入賞可能なリール11の停止順序を報知する第一停止順序選択画像56aと、現ステージ対応役に入賞可能なリール11の停止順序を報知しない第二停止順序選択画像56bに分類される。具体的には、第一停止順序選択画像では、図18(a)に示すように、現ステージ対応役の図柄57(チェリー)が表示されるとともに、リール11の停止順序を報知する数字58が表示される。したがって、図18(a)の第一停止順序選択画像56aが表示された場合は、遊技者は、報知された順序(中−右−左)にストップスイッチ7を操作すれば、現ステージ対応役(チェリー)に入賞し得ることがわかる。一方、第二停止順序選択画像56bでは、図18(b)に示すように、現ステージ対応役の図柄52(チェリー)は、第一停止順序選択画像と同様に表示されるが、リール11の停止順序はクエスチョンマーク59で表示される。このため、図18(b)の第二停止順序選択画像56bが表示された場合は、遊技者は、具体的な順序は不明であるが、ストップスイッチ7を適切に操作すれば、現ステージ対応役(チェリー)に入賞し得ることがわかる。
このように、本実施例にあっては、グループ役当選時に、停止順序選択画像56a,56bが表示されることで、遊技者は、リール11の停止順序選択によって、現ステージ対応役に入賞可能であることがわかる。ここで、第一停止順序選択画像56aの場合は、遊技者は、第一停止順序選択画像56aによって報知された順序でリール11を停止させることで、現ステージ対応役への入賞を試みることとなり、第二停止順序選択画像56bの場合は、直感などにより選択した順序でリール11を停止させることで、現ステージ対応役への入賞を試みることとなる。
また、本実施例にあっては、グループ役当選で現ステージ対応役に入賞させることで、高確率状態において、期待度の高い期待度示唆画像54c,52dを表示し得るようになっている。具体的には、小役単独当選でステージ対応役に入賞し、高確率状態に移行し、当該高確率状態中にグループ役当選でステージ対応役に入賞しない場合は、期待度示唆演出において、4段階の期待度示唆画像54a〜52dのうち、期待度の比較的低い第一示唆画像54aと第二示唆画像54bしか表示されることがない。これに対して、グループ役当選で現ステージ対応役に入賞して高確率状態に移行するか、又は、高確率状態中やボーナス内部当選状態中にグループ役当選で現ステージ対応役に入賞した場合は、期待度示唆演出において、比較的期待度の比較的高めの第三示唆画像54cも表示され得る。すなわち、本実施例では、グループ役当選で現ステージ対応役に当選していない場合は、高確率状態やボーナス内部当選状態における期待度示唆演出は、期待度が低めの期待度示唆画像54a,52bしか表示されない、内容の乏しいものとなる。これに対して、グループ役当選で現ステージ対応役に当選すれば、期待度示唆演出は、期待度の高い期待度示唆画像54cを含む興趣に富んだものとなる。
さらには、高確率状態への移行時や、高確率状態中やボーナス内部当選状態中に、グループ役当選し、リール停止順序非報知の状態(第二停止順序選択画像56bの表示状態)で現ステージ対応役に入賞した場合には、最も期待度の高い第四示唆画像54dを表示可能となる。すなわち、本実施例では、第二停止順序選択画像56bの表示状態で現ステージ対応役に入賞させることで、期待度示唆演出をさらに興趣に富んだものにすることが可能となる。
以上のように、本実施例にあっては、グループ役当選時には、遊技者のリール11の停止順序に応じて入賞可能な小役(ステージ対応役)が変化し、また、リール11の停止順序選択によって現ステージ対応役に入賞可能であることが遊技者に報知される。現ステージ対応役に入賞させれば、他ステージ対応役入賞に比べて、高確率でのART抽選が期待できるから、遊技者は、リール11の停止順序を選択することによって現ステージ対応役の入賞を試みることとなる。このように、グループ役当選時には、遊技者のストップスイッチ7の操作如何によって、遊技者に有利な処理が行われるか否かが決まるため、現ステージ対応役に入賞できた場合には、遊技者は、自分の操作によって有利な処理を勝ち得たという達成感を感じることができる。
一方で、グループ役当選時には、遊技者が正しい順序(現ステージ対応役に入賞させ得る順序)でリール11を停止させないと、他ステージ対応役に入賞する結果となり得る。他ステージ対応役は、他の演出ステージで入賞すればART抽選が高確率で行われるが、現在の演出ステージではART抽選が低確率でしか行われないため、遊技者は、グループ役当選して他ステージ対応役に入賞してしまった場合は、現ステージ対応役に入賞できなかったという失望に加えて、「別の演出ステージであればよかったのに」という、演出ステージとステージ対応役の不一致を嘆く感情を抱くこととなり、単にハズレになった場合よりも、遊技者の心残りは大きなものとなる。
このように、本実施例では、グループ役当選時に、遊技者のリール11の停止順序に応じて、現ステージ対応役に入賞したり、他ステージ対応役に入賞したりするため、遊技者は、現ステージ対応役に入賞した時には大きな達成感を感じ、一方で、他ステージ対応役に入賞した時には、単にハズレになった場合よりも悔しい思いをすることとなる。このように、本実施例では、現ステージ対応役と他ステージ対応役に同時当選させ、入賞可能な小役を遊技者のリール11の停止順序によって選択させることで、遊技者を従来構成に比べて激しく一喜一憂させることができ、各演出ステージにおいて興趣に富んだ遊技を実現できる。
また、本実施例にあっては、グループ役当選時に現ステージ対応役の入賞に成功した場合に、小役単独当選で現ステージ対応役に入賞した場合に比べて、ART抽選当選やボーナス役当選の成立期待度の高い演出(第三示唆画像54c,第四示唆画像54d)が実行され得るため、グループ役当選時には、遊技者は小役単独当選時に比べて挑戦意欲を高めることとなり、現ステージ対応役の入賞に成功した場合には、遊技者に大きな達成感を感じさせることが可能となる。
また、本実施例にあっては、リール11の停止順序を報知しない第二停止順序選択画像56b表示時の方が、第一停止順序選択画像56aに比べて、現ステージ対応役の入賞が困難であるが、第二停止順序選択画像56bの表示時に現ステージ対応役の入賞に成功した場合は、第一停止順序選択画像57aの表示時に比べて、ART抽選当選やボーナス役当選の成立期待度の高い演出(第四示唆画像54d)が実行され得る。このため、遊技者は、第二停止順序選択画像56b表示時の方が、第一停止順序選択画像56aに比べて挑戦意欲を高めることとなり、かかる困難な状況下で、現ステージ対応役の入賞に成功した場合には、遊技者に大きな達成感を感じさせることが可能となる。
図19,20は、サブ制御基板21のCPUの制御内容にあって、メインルーチンを構成するサブ制御処理の制御内容を示したものである。サブ制御処理において実行される各ステップS200〜S219の詳細は下記の通りである。
S200:メイン制御基板20によって実施される役抽選の結果を受信したか否かを判断するステップであり、Yesであるならば役抽選結果を受信したものであるとして、次のS201のステップに移行する。
S201:役抽選結果を受信した結果がボーナス役の当選であるのか否かを判断する。NoであるならばS202のステップに移行して特定の役に当選したかを判定する。
S202:役抽選結果を受信した結果が特定の役(本実施例ではグループ役)の当選であるのか否かを判断する。YesであるならばS203のステップに移行して演出パターンを選択する。NoであるならばS211のステップに移行してAT抽選対象役であるのか判断を行う。
S203:演出内容決定手段50aにおいて特定の役に対応した演出パターンを決定する。具体的には、当選役や現在のステージに応じて予め演出パターンが設定されており、その中から決定される。
S204:S203のステップで決定された演出パターンを実行する。具体的には、決定されたパターンに基づいて画像表示器8やスピーカ15、演出用ランプ34を作動させて、選択した演出パターンに基づく映像や音声を出力、制御する。
S205:メイン制御基板20のメイン側操作判定手段40によって遊技者の第1停止操作として操作された操作信号を受信するので、どの位置のストップスイッチ6が操作されたのか、その操作結果を操作情報送信手段41からサブコマンド受信手段49で受信する。
S206:サブコマンド受信手段49で受信した第1停止操作としての操作結果が、画像表示器8に表示された通りの第1停止操作位置のストップスイッチ6か否かによって、画像表示内容を実行する。
S207:メイン制御基板20のメイン側操作判定手段40によって遊技者の第2停止操作として操作された操作信号を受信するので、どの位置のストップスイッチ6が操作されたのか、その操作結果を操作情報送信手段41からサブコマンド受信手段49で受信する。
S208:サブコマンド受信手段49で受信した第2停止操作としての操作結果が、画像表示器8に表示された通りの第2停止操作位置のストップスイッチ6か否かによって、画像表示内容を実行する。
S209:メイン制御基板20のメイン側操作判定手段40によって遊技者の第3停止操作として操作された操作信号を受信するので、どの位置のストップスイッチ6が操作されたのか、その操作結果を操作情報送信手段41からサブコマンド受信手段49で受信する。この結果、サブ制御基板21でもすべてのリール21が停止したことが把握できた状態となり、いずれの当選役が入賞したのか判定を行う。
S210:サブコマンド受信手段49で受信した第3停止操作としての操作結果が、画像表示器8に表示された通りの第3停止操作位置のストップスイッチ6か否かによって、画像表示内容を実行する。
S211:S202のグループ当選役であるのか否か判定した結果、Noであった場合にS211で当選した役はAT抽選対象役であるのか否か判定する。YesならばS214に進みAT抽選処理を実行。
S212:S211のAT抽選役対象に当選か否かを判定した結果、Noであった場合は、AT抽選対象役ではなかったと判断され、当選若しくはハズレに該当する演出を演出制御手段60からパターン決定する。
S213:S212のステップで決定された演出パターンを実行する。具体的には、決定されたパターンに基づいて画像表示器8やスピーカ15、演出用ランプ34を作動させて、選択した演出パターンに基づく映像や音声を出力、制御する。
S214:AT抽選を実行する。具体的には乱数発生手段51から乱数を抽出し、現在の遊技状況に応じた抽選テーブルで抽出した乱数値と比較を行い、ATに当選したのか否かを決定する。
S215:S214にて実施したAT抽選の結果がどのようになったのか(AT当選か否か)の判定を行う。YesならばS216に進み前兆遊技数を決定。NoならばS217に進み、どのような演出と遊技数の期待感演出を行うか決定する。
S216:S215の判定の結果、AT当選した場合には、前兆遊技として表示する期待度示唆画像54a〜52d及びその遊技数を決定する。
S217:期待度示唆演出にあって表示する期待度示唆画像54a〜52dを決定する。AT抽選当選時と、AT抽選非当選時の比率を適宜調整することで、各期待度示唆画像54a〜52dの期待度が実現される。
S218:高確率状態に移行するための条件が成立したか否かを判定する。具体的には、このステップでは、通常状態中に現ステージ対応役に当選したか否か、また、グループ役当選時は現ステージ対応役に入賞したか否かを判定する。YesならばS219に進み、Noならばそのままサブ制御処理を終了する。
S219:S218の判定結果に基づいて、遊技状態を高確率状態に移行させる処理を行う。
なお、本発明のスロットマシンは、上記実施例の形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、上記実施例にあっては、三種類の演出ステージが、演出中に画像表示器8に表示されるキャラクターによって特徴付けられたものであるが、本発明に係る演出ステージは、キャラクターによって特徴付けられるものに限らず、演出中に表示される場面によって特徴付けられたものであってもよい。また、実施例では、三種類の演出ステージは、抽選により切り換えられるものであるが、本発明に係る演出ステージは、遊技者が選択的に切換可能なものであってもよい。また、上記実施例では、グループ役当選時に現ステージ対応役に入賞した場合には、他のステージ対応役に比べて高確率でART抽選が実行され、また、通常状態では高確率状態への移行処理が行われるが、本発明にあって、対応役入賞処理手段が実行する「遊技者に有利な処理」は、これらの処理に限定されず、適宜変更可能である。
1 スロットマシン
6 スタートスイッチ
7 ストップスイッチ
8 画像表示器
10 表示画面
11 リール(図柄表示部)
20 メイン制御基板
21 サブ制御基板
40 遊技制御手段
41 投入枚数判定手段
42 役抽選手段
43 リール制御手段
44 入賞判定手段
46 遊技状態制御手段
50 演出制御手段
50f 期待度示唆演出決定手段
50g 停止順序選択画像決定手段
52 ART抽選手段
54a〜54d 期待度示唆画像
55 停止順序報知画像
56a,56b 停止順序選択画像

Claims (3)

  1. 複数種類の図柄を変動表示させ、該図柄を停止表示させることが可能な複数の図柄表示部と、
    遊技の開始指令を出力し、前記図柄表示部の図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
    変動表示中の前記図柄を、前記図柄表示部ごとに停止表示させるためのストップスイッチと、
    停止表示された前記図柄の組合せによって入賞判定される複数種類の役について、当選か否かを決定する役抽選を行う役抽選手段と、
    前記スタートスイッチの操作を契機として前記図柄表示部の図柄を変動表示させ、前記ストップスイッチの操作を契機として、前記役抽選手段の役抽選の結果に基づいて、前記図柄表示部の図柄を停止表示させる図柄制御手段と、
    該図柄制御手段によって、全ての前記図柄表示部の図柄が停止表示した時に、停止表示された前記図柄の組合せに基づいて、前記複数種類の役に入賞したか否かを判定する入賞判定手段と、
    演出内容の異なる複数の演出ステージに制御する演出制御手段と
    を備え、
    前記複数種類の役は、前記複数の演出ステージ毎に対応付けられた複数のステージ対応役を含み、
    前記役抽選手段は、前記複数のステージ対応役に同時に当選することとなる対応役同時当選を、役抽選の結果として生じ得るよう構成されており、
    前記図柄制御手段は、前記対応役同時当選時には、前記図柄表示部の停止順序によって、入賞可能となる前記ステージ対応役が異なるよう制御するものであり、
    さらに、対応役同時当選時に、遊技者による前記図柄表示部の停止順序の選択によって、現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役に入賞可能であることを報知し、現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役に入賞可能な前記図柄表示部の停止順序は報知しない停止順序選択画像を画像表示器に表示させる停止順序選択報知手段と、
    前記対応役同時当選の発生によって入賞した前記ステージ対応役が、現在の前記演出ステージに対応するものである場合には、他の前記演出ステージに対応するものである場合に比べて、遊技者に有利な処理を実行する対応役入賞処理手段と
    を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 複数種類の図柄を変動表示させ、該図柄を停止表示させることが可能な複数の図柄表示部と、
    遊技の開始指令を出力し、前記図柄表示部の図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
    変動表示中の前記図柄を、前記図柄表示部ごとに停止表示させるためのストップスイッチと、
    停止表示された前記図柄の組合せによって入賞判定される複数種類の役について、当選か否かを決定する役抽選を行う役抽選手段と、
    前記スタートスイッチの操作を契機として前記図柄表示部の図柄を変動表示させ、前記ストップスイッチの操作を契機として、前記役抽選手段の役抽選の結果に基づいて、前記図柄表示部の図柄を停止表示させる図柄制御手段と、
    該図柄制御手段によって、全ての前記図柄表示部の図柄が停止表示した時に、停止表示された前記図柄の組合せに基づいて、前記複数種類の役に入賞したか否かを判定する入賞判定手段と、
    演出内容の異なる複数の演出ステージに制御する演出制御手段と
    を備え、
    前記複数種類の役は、前記複数の演出ステージ毎に対応付けられた複数のステージ対応役を含み、
    前記役抽選手段は、前記複数のステージ対応役に同時に当選することとなる対応役同時当選を、役抽選の結果として生じ得るよう構成されており、
    前記図柄制御手段は、前記対応役同時当選時には、前記図柄表示部の停止順序によって、入賞可能となる前記ステージ対応役が異なるよう制御するものであり、
    さらに、対応役同時当選時に、遊技者による前記図柄表示部の停止順序の選択によって、現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役に入賞可能であることを報知する停止順序選択画像を画像表示器に表示させる停止順序選択報知手段と、
    前記対応役同時当選の発生によって入賞した前記ステージ対応役が、現在の前記演出ステージに対応するものである場合には、他の前記演出ステージに対応するものである場合に比べて、遊技者に有利な処理を実行する対応役入賞処理手段と
    を備え、
    前記役抽選手段は、現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役にのみ当選する対応役単独当選を、役抽選の結果として生じ得るよう構成されており、
    前記図柄制御手段は、前記対応役単独当選時には、前記図柄表示部を、任意の停止順序で停止させることによって、又は、予め設定された正規の停止順序で停止させることによって、現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役に入賞可能となるよう制御するものであり、
    前記演出制御手段は、
    現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役に入賞した場合に、遊技者に有利な特別遊技状態に移行するための内部条件の成立期待度を示唆する期待度示唆演出を実行するものであり、
    前記対応役同時当選の発生によって現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役に入賞した場合に実行される期待度示唆演出は、前記対応役単独当選による同じステージ対応役の入賞によって実行される期待度示唆演出に比べて、前記内部条件の高い成立期待度を示唆する演出を含むことを特徴とするスロットマシン。
  3. 複数種類の図柄を変動表示させ、該図柄を停止表示させることが可能な複数の図柄表示部と、
    遊技の開始指令を出力し、前記図柄表示部の図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
    変動表示中の前記図柄を、前記図柄表示部ごとに停止表示させるためのストップスイッチと、
    停止表示された前記図柄の組合せによって入賞判定される複数種類の役について、当選か否かを決定する役抽選を行う役抽選手段と、
    前記スタートスイッチの操作を契機として前記図柄表示部の図柄を変動表示させ、前記ストップスイッチの操作を契機として、前記役抽選手段の役抽選の結果に基づいて、前記図柄表示部の図柄を停止表示させる図柄制御手段と、
    該図柄制御手段によって、全ての前記図柄表示部の図柄が停止表示した時に、停止表示された前記図柄の組合せに基づいて、前記複数種類の役に入賞したか否かを判定する入賞判定手段と、
    演出内容の異なる複数の演出ステージに制御する演出制御手段と
    を備え、
    前記複数種類の役は、前記複数の演出ステージ毎に対応付けられた複数のステージ対応役を含み、
    前記役抽選手段は、前記複数のステージ対応役に同時に当選することとなる対応役同時当選を、役抽選の結果として生じ得るよう構成されており、
    前記図柄制御手段は、前記対応役同時当選時には、前記図柄表示部の停止順序によって、入賞可能となる前記ステージ対応役が異なるよう制御するものであり、
    さらに、対応役同時当選時に、遊技者による前記図柄表示部の停止順序の選択によって、現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役に入賞可能であることを報知する停止順序選択画像を画像表示器に表示させる停止順序選択報知手段と、
    前記対応役同時当選の発生によって入賞した前記ステージ対応役が、現在の前記演出ステージに対応するものである場合には、他の前記演出ステージに対応するものである場合に比べて、遊技者に有利な処理を実行する対応役入賞処理手段と
    を備え、
    前記停止順序選択報知手段が前記画像表示器に表示させる前記停止順序選択画像は、
    現在の演出ステージのステージ対応役に入賞可能な図柄表示部の停止順序を報知する第一の停止順序選択画像と、
    現在の演出ステージのステージ対応役に入賞可能な図柄表示部の停止順序を報知しない第二の停止順序選択画像とからなり、
    前記演出制御手段は、
    現在の前記演出ステージの前記ステージ対応役に入賞した場合に、遊技者に有利な特別遊技状態に移行するための内部条件の成立期待度を示唆する期待度示唆演出を実行するものであり、
    前記第二の停止順序選択画面の表示後に実行される期待度示唆演出は、前記第一の停止順序選択画面の表示後に実行される期待度示唆演出に比べて、前記内部条件の高い成立期待度を示唆する演出を含むことを特徴とするスロットマシン。
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