JP5245612B2 - ポスティングサーバ、および、ポスティングサーバ制御方法 - Google Patents

ポスティングサーバ、および、ポスティングサーバ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5245612B2
JP5245612B2 JP2008193929A JP2008193929A JP5245612B2 JP 5245612 B2 JP5245612 B2 JP 5245612B2 JP 2008193929 A JP2008193929 A JP 2008193929A JP 2008193929 A JP2008193929 A JP 2008193929A JP 5245612 B2 JP5245612 B2 JP 5245612B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
server
content data
printing
terminal
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008193929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009093625A (ja
Inventor
潔 依田
積憲 長尾
正信 西谷
英二 久保田
隆夫 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2008193929A priority Critical patent/JP5245612B2/ja
Publication of JP2009093625A publication Critical patent/JP2009093625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5245612B2 publication Critical patent/JP5245612B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1202Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/1203Improving or facilitating administration, e.g. print management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1223Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to use a particular technique
    • G06F3/1237Print job management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1278Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to adopt a particular infrastructure
    • G06F3/1285Remote printer device, e.g. being remote from client or server
    • G06F3/1288Remote printer device, e.g. being remote from client or server in client-server-printer device configuration

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、コンテンツの印刷を行うためのコンテンツデータをネットワークを介して伝送するための技術に関するものである。なお、本明細書中において、「印刷コンテンツ」または単に「コンテンツ」とは、文書、画像、またはそれら組み合わせた情報などを言い、特に、印刷可能なものを言う。また、「コンテンツデータ」とは、上記コンテンツを表すデータをいう。
従来、企業が顧客に広告などを配信する場合、郵送やファクシミリなどが利用されていた。また、通信教育分野などにおいて、教材提供企業が受講者に教材などを配信する場合も、同様に、郵送やファクシミリなどが利用されていた。
郵送による場合、広告や教材などの印刷コンテンツ自体は、高品質で印刷されたものを提供できるものの、送付に多数の人手を要し、多くのコストがかかると共に、送付にも時間を要するという問題がある。
また、ファクシミリによる場合は、郵送に比較して、送付に人手や時間は要しないものの、通信費用は発生し、また、顧客先で受け取る印刷コンテンツ自体も高品質なものを期待できないという問題がある。
一方、近年では、インターネットの発達などによって、情報を無料に近い低コストで伝送することが可能となっている。また、高性能なプリンタや複合機などの開発によって、家庭内でも、比較的低コストで、高品質な印刷を行うことができるようになってきている。
なお、ネットワークを利用した情報の伝送に関しては、例えば、下記の特許文献に記載のものが知られている。
特開2005−109701号公報 特開2003−178028号公報 特表2005−516320号公報
そこで、上記したインターネットなどのネットワークや、プリンタや複合機などを含む印刷端末などを利用して、印刷コンテンツを、低コストで、かつ、高品質にて配信することができる、システムの開発が待たれている。
従って、本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決し、印刷コンテンツを、低コストで、かつ、高品質にて配信することができる技術を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
本発明の第1の形態は、ネットワークに接続されるポスティングサーバであって、
コンテンツの印刷を行うためのコンテンツデータを前記ネットワークを介して印刷端末に配信して印刷させる制御部を備え、
前記制御部は、前記コンテンツデータを前記印刷端末に印刷させるのに先立ち、プレゼンスサーバとして動作する仲介サーバが取得した前記印刷端末の状態に関する状態情報の提供を受け、前記印刷端末が印刷可能な状態にある場合には、前記仲介サーバを介して前記印刷端末とセッションを確立した上で、前記コンテンツデータを前記印刷端末に印刷させ、
前記制御部は、前記印刷端末が印刷不能な状態にある場合には、一定期間毎に前記印刷端末が印刷可能な状態になったか否かを判断し、印刷可能な状態になれば、前記仲介サーバを介して前記印刷端末とセッションを確立した上で、前記コンテンツデータを前記印刷端末に印刷させるポスティングサーバである。
このような形態であれば、印刷コンテンツの印刷を行うに当たり、ポスティングサーバが、配信先である印刷端末の状態に関する状態情報の提供を、プレゼンスサーバから受け、印刷端末が印刷可能な状態であるかを把握することができるので、エラーの無い確実な配信を行うことができる。
[適用例1]
ネットワークに接続されるポスティングサーバであって、
コンテンツの印刷を行うためのコンテンツデータを前記ネットワークを介して印刷端末に配信する制御部を備え、
前記制御部は、前記コンテンツデータを前記印刷端末に配信するのに先立ち、前記ネットワークを介して、プレゼンスサーバから、前記印刷端末の状態に関する状態情報の提供を受け、前記印刷端末が印刷可能な状態にある場合に、前記印刷端末に対して、前記コンテンツデータを配信する、ポスティングサーバ。
適用例1では、印刷コンテンツの配信を行うに当たり、ポスティングサーバが、配信先である印刷端末の状態に関する状態情報の提供を、プレゼンスサーバから受け、印刷端末が印刷可能な状態であるかを把握することができるので、エラーの無い確実な配信を行うことができる。
[適用例2]
適用例1に記載のポスティングサーバにおいて、前記制御部は、前記コンテンツデータを配信先情報に基づき配信する、ポスティングサーバ。
適用例2では、配信先情報に基づいてコンテンツデータを配信することにより、特定の配信先にコンテンツデータを配信することができる。
[適用例3]
適用例1に記載のポスティングサーバにおいて、前記制御部は、送信端末から送信された前記コンテンツデータを受信し、前記コンテンツデータを前記ネットワークを介して配信し、
前記ポスティングサーバは、配信した前記コンテンツデータに関する配信履歴を格納する格納部をさらに備え、
前記制御部は、前記プレゼンスサーバから提供された前記状態情報を、前記格納部内の配信履歴に追加して保存すると共に、前記配信履歴のうち、少なくとも一部の情報を前記送信端末に通知する、ポスティングサーバ。
適用例3では、印刷コンテンツの配信を行うに当たり、ポスティングサーバが、配信後の印刷端末の状態に関する状態情報をプレゼンスサーバから随時収集して、配信履歴情報として管理し、その情報を送信端末に通知するようにしているため、送信端末において、印刷コンテンツがエラーなく印刷されたかどうかを把握することができ、配信に関する信頼性を高めることができる。
[適用例4]
適用例3に記載のポスティングサーバにおいて、前記制御部は、前記送信端末から、前記コンテンツデータと共に、配信先情報を受信し、前記コンテンツデータを前記配信先情報に基づき配信する、ポスティングサーバ。
適用例4では、ポスティングサーバが、送信端末からの配信先情報に基づいてコンテンツデータを配信することにより、特定の配信先にコンテンツデータを配信することができる。
[適用例5]
ネットワークに接続されるプレゼンスサーバであって、前記ネットワークを介して、印刷端末から前記印刷端末の状態に関する状態情報を取得して、前記ネットワークを介して、少なくともポスティングサーバに対して前記状態情報を提供する制御部を備える、プレゼンスサーバ。
適用例5では、プレゼンスサーバが、印刷端末からその印刷端末の状態に関する状態情報を取得して、ポスティングサーバに対してその状態情報を提供することにより、ポスティングサーバでは、印刷コンテンツの配信を行うに当たり、その状態情報に基づいて、印刷端末が印刷可能な状態であるかを把握することができるので、エラーの無い確実な配信を行うことができる。
[適用例6]
ネットワークに接続されたポスティングサーバを制御するためのポスティングサーバ制御方法であって、
(a)前記ネットワークを介して、プレゼンスサーバから、印刷端末の状態に関する状態情報の提供を受ける工程と、
(b)前記プレゼンスサーバから提供された前記状態情報に基づき、前記印刷端末が印刷可能な状態にある場合に、コンテンツの印刷を行うためのコンテンツデータを前記ネットワークを介して、前記印刷端末へ配信する工程と、
を備える、ポスティングサーバ制御方法。
適用例6によれば、適用例1と同様の効果を奏することができる。
[適用例7]
適用例6に記載のポスティングサーバ制御方法において、
(c)送信端末からの前記コンテンツデータを受信し、前記コンテンツデータを前記ネットワークを介して前記印刷端末へ配信する工程と
(d)配信する前記コンテンツデータに関する配信履歴を前記ポスティングサーバの格納部に格納する工程と、
(e)前記プレゼンスサーバから提供された前記状態情報を、前記格納部内の配信履歴に追加して保存する工程と、
(f)前記格納部内の配信履歴のうち、少なくとも一部の情報を、前記送信端末に通知する工程と、
をさらに備える、ポスティングサーバ制御方法。
適用例7によれば、適用例3と同様の効果を奏することができる。
[適用例8]
ネットワークに接続されるプレゼンスサーバを制御するためのプレゼンスサーバ制御方法であって、
(a)前記ネットワークを介して、印刷端末から前記印刷端末の状態に関する状態情報を取得する工程と、
(b)前記ネットワークを介して、少なくともポスティングサーバに対して前記状態情報を提供する工程と、
を備える、プレゼンスサーバ制御方法。
適用例8によれば、適用例5と同様の効果を奏することができる。
[他の適用例]
送信端末は、表示部を有し、ポスティングサーバから、配信したコンテンツデータに関する配信履歴のうち、少なくとも一部の情報が通知された場合に、通知された前記情報を前記表示部に表示する。
このように、送信端末がポスティングサーバより通知された情報を表示部に表示するようにしているので、送信端末のユーザは、コンテンツデータの配信先である印刷端末の状態に関する情報を目視で確認することができる。
なお、本発明は、上記したポスティングサーバやプレゼンスサーバなどの装置発明の態様やポスティングサーバ制御方法やプレゼンスサーバ制御方法などの方法発明の態様に限ることなく、それら方法や装置を構築するためのコンピュータプログラムとしての態様や、そのようなコンピュータプログラムを記録した記録媒体としての態様など、種々の態様で実現することも可能である。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1の実施例:
B.第2の実施例:
C.第3の実施例:
D.変形例1:
E.第4の実施例:
F.第5の実施例:
G.第6の実施例:
H.第7の実施例:
I.変形例2:
A.第1の実施例:
A−1.実施例の構成:
図1は本発明の第1の実施例としてのコンテンツ伝送システムの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すとおり、本実施例のコンテンツ伝送システムは、印刷コンテンツ(広告や通信教材など)の配信を希望する企業によって管理される送信端末112Sと、ネットワークサービス提供業者によって管理されるポスティングサーバ102及びSIP(Session Initiation Protocol)サーバ104,106と、それぞれの顧客によって管理される印刷端末108P,110Pと、で構成されている。なお、ポスティングサーバ102及びSIPサーバ104,106は、それぞれ、異なるネットワークサービス提供業者によって管理されていてもよいし、同一のネットワークサービス提供業者によって管理されていてもよい。ポスティングサーバ102、SIPサーバ104,106、及び印刷端末108P,110Pは、インターネットを含む、いわゆるブロードバンドネットワーク114を介して接続されている。また、送信端末112Sは、同じくブロードバンドネットワークを介してポスティングサーバ102に接続されていてもよいし、専用回線などを介してポスティングサーバ102に接続されていてもよい。
なお、図1に示すように、ネットワーク114内において、ポスティングサーバ102、SIPサーバ104及び印刷端末108Pは、west.comドメインに所属しているものとし、SIPサーバ106及び印刷端末110Pは、east.comドメインに所属しているものとする。
本実施例では、広告や通信教材などの印刷コンテンツは、コンテンツデータとして、後ほど詳述するように、送信端末112Sからポスティングサーバ102に送信され、ポスティングサーバ102によって、印刷端末108P,110PにそれぞれPUSH型で配信される。ここで、このような印刷のために用いられるコンテンツデータとしては、例えば、JPEGデータ、GIFデータ、PNGデータ、TIFFデータ、プレーンテキストデータ、HTMLデータ、PDFデータ、PostScript(登録商標)データなど、画像やドキュメントを表現することが可能な各種データを用いることができる。また、印刷端末で用いられるプリンタ等の機種が分かっている場合には、印刷データの形態で配信するようにしてもよい。また、ここで、「PUSH型」とは、端末側が情報をリクエストしなくても、サーバ側が一方的に情報を端末に送り出して配信する方法を言う。
図2は図1におけるポスティングサーバ102の主要構成を示すブロック図である。図2に示すように、ポスティングサーバ102は、サーバコンピュータによって構成されており、プログラムを実行することにより種々の処理や制御を行うCPU10と、ネットワークを介して他の装置との間で各種データや情報などの伝送を行う通信部12と、プログラムを格納したり、データや情報を格納したりするためのメモリ14と、を主として備えている。このうち、メモリ14は、データや情報として、コンテンツデータ16や配信依頼情報18などを格納すること可能である。なお、ポスティングサーバ102は、上記構成要素以外にも、キーボードやポインティングデバイスなどの入力部やモニタなどの表示部などを備えているが、図では省略されている。
また、本実施例では、上述したコンテンツデータの配信に先立って、シグナリングプロトコルの一種であるSIP(Session Initiation Protocol)を用いて、装置間におけるセッションの確立を行うようにしている。なお、コンテンツデータの配信、すなわち、装置間におけるコンテンツデータの伝送には、SIPではなく、データ転送プロトコルの一種であるHTTP(Hypertext Transfer Protocol)を用いるようにしている。ここで、「セッション」とは、端末などのノード間でメディアストリームを送受信する関係を言い。
図3は図1におけるSIPサーバ104,106の主要構成を示すブロック図である。図3に示すように、SIPサーバ104,106も、ポスティングサーバ102と同様に、サーバコンピュータによって構成されており、プログラムを実行することにより種々の処理や制御を行うCPU30と、ネットワークを介して他の装置との間で各種データや情報などの伝送を行う通信部32と、プログラムを格納したり、データや情報を格納したりするためのメモリ34と、を主として備えている。このうち、メモリ34は、情報として、後述するような、登録情報36やプリンタ状態情報38などを格納すること可能である。なお、SIPサーバ104,106は、上記構成要素以外にも、キーボードやポインティングデバイスなどの入力部やモニタなどの表示部などを備えているが、図では省略されている。
図4は一般的なSIPサーバの種別を示す説明図である。一般に、SIPサーバは、機能に応じて、図4に示すような種別に分けることができる。
レジストラは、SIPクライアント(すなわち、SIPユーザエージェント)からの登録要求を受け付けて、SIPクライアントのSIPアドレス(すなわち、SIP URI(Uniform Resource Identifier))や位置情報(すなわち、IP(Internet Protocol)アドレスなど)を、ロケーションサーバに登録する。
ロケーションサーバは、SIPクライアントやサーバのSIPアドレスや位置情報などを格納するデータベースである。
プロキシサーバは、SIPクライアント間において、リクエストやレスポンスを中継するサーバであって、SIPクライアント間におけるセッションの確立などを仲介する。
リダイレクトサーバは、SIPクライアントからの問い合わせに対して、通信したい相手先の位置情報を通知する。
プレゼンスサーバは、SIPクライアントの状態に関する情報(例えば、電源がオンかオフかなど)を取得し、管理すると共に、それらの情報を他のSIPクライアントに提供する。
図5は図1における印刷端末108P,110Pの構成の各種形態を示す説明図である。印刷端末108P,110Pの構成としては、図5に示すように、種々の形態が考えられる。なお、ここで、後述する複合機とは、少なくとも印刷機能と読取・送信機能を備えた多機能印刷装置を言う。また、プリンタとは、少なくとも印刷機能を備えた単機能印刷装置を言う。
1)印刷端末が、IP(Internet Protocol)通信プリンティング対応複合機52のみで構成される形態である。IP通信プリンティング対応複合機52は、後述するSIP URIなどグローバルなアドレスを直接扱うことができるため、ブロードバンドルータ50を介して、インターネットなどのブロードバンドネットワーク114に直接接続したとしても、それらネットワーク114上の装置との間でデータをやりとりすることが可能である。このため、IP通信プリンティング対応複合機52だけで、印刷端末を構成することができる。配信されたコンテンツデータは、黒色矢印72で示すように、ネットワーク114から、ブロードバンドルータ50を介してIP通信プリンティング対応複合機52に伝送される。なお、IP通信プリンティング対応複合機の代わりに、IP通信プリンティング対応プリンタを用いるようにしてもよい。
2)印刷端末が、パーソナルコンピュータ54と、そのパーソナルコンピュータ54にUSBケーブルなどで直接接続される複合機56またはプリンタ58と、で構成される形態である。配信されたコンテンツデータは、黒色矢印74で示すように、ブロードバンドルータ50を介して、パーソナルコンピュータ54に伝送され、複合機56またはプリンタ58に出力される。
3)印刷端末が、パーソナルコンピュータ54と、そのパーソナルコンピュータ54にLANケーブルなどでLAN(ローカルエリアネットワーク)70を介して接続されたネットワーク対応複合機62と、で構成される形態である。ネットワーク対応複合機62は、プライペートなアドレスを扱うことができるが、グローバルなアドレスを扱うことができないため、パーソナルコンピュータ54などを介さないと、ネットワーク114上の装置との間でデータをやりとりすることができないからである。配信されたコンテンツデータは、黒色矢印74で示すように、ブロードバンドルータ50を介して、パーソナルコンピュータ54に伝送された後、黒色矢印76で示すように、LAN70を介してネットワーク対応複合機62に伝送される。なお、ネットワーク対応複合機の代わりに、ネットワーク対応プリンタを用いるようにしてもよい。
4)印刷端末が、パーソナルコンピュータ54と、そのパーソナルコンピュータ54にLANケーブルなどでLAN70を介して接続されたネットワークアダプタ64と、そのネットワークアダプタ64にUSBケーブルなどで接続された複合機66またはプリンタ68と、で構成される形態である。複合機やプリンタがネットワーク対応でない場合に、有効な形態である。配信されたコンテンツデータは、黒色矢印74で示すように、ブロードバンドルータ50を介して、パーソナルコンピュータ54に伝送された後、黒色矢印78で示すように、LAN70を介しネットワークアダプタ64に伝送され、その後、複合機66またはプリンタ68に出力される。
なお、装置同士は、ケーブルなど有線で接続される代わりに、いわゆる無線LANや、ブルートゥースや、赤外線など、無線で接続されてもよい。
また、インターネットを含むネットワーク114では、グローバルIPアドレスが割り当てられるのに対し、LAN70などのプライペートネットワークでは、プライペートIPアドレスが割り当てられることが多い。そのような場合、いわゆるNAT(Network Address Translation)越えの問題が存在するが、一般に知られているように、NAT越えの方法として、UPnP(Universal Plug and Play)の技術や、STUN(Simple Traversal of UDP through NAT)の技術や、TURN(Traversal Using Relay NAT)の技術や、ICE(Interactive Connectivity Establishment)の技術などを用いることによって、そのような問題は解決することができる。
ところで、複合機を用いる場合、上記したとおり、読取・送信機能を有しているため、印刷端末を構成するだけでなく、送信端末を構成することもできる。なお、送信端末としては、その他、パーソナルコンピュータ54と、そのパーソナルコンピュータ54にUSBケーブルなどで直接接続されるスキャナ60と、で構成される形態も考えられる。送信端末を構成する場合、読取・送信されたコンテンツデータは、上記した黒色矢印とは反対向きの経路をたどって、ネットワーク114へ伝送される。
A−2.実施例の動作:
本実施例では、上述したとおり、シグナリングプロトコルの一種であるSIPを用いて、装置間におけるセッションの確立を行い、データ転送プロトコルの一種であるHTTPを用いて、装置間におけるコンテンツデータの伝送を行うようにしている。
図1において、まず、ポスティングサーバ102や印刷端末108Pは、それぞれ、起動すると、同じドメイン(west.com)に所属しているSIPサーバ104にSIPクライアントとしてアクセスする。同様に、印刷端末110Pも、起動すると、同じドメイン(east.com)に所属しているSIPサーバ106にSIPクライアントとしてアクセスする。そして、ポスティングサーバ102、印刷端末108P,110Pは、破線矢印116,118,120で示すように、アクセスしたSIPサーバ104,106にそれぞれ登録要求を出し、自己のSIP URIやIPアドレスなどの情報を送信する。SIPサーバ104,106は、レジストラ,ロケーションサーバとして機能し、図3に示すように、そのCPU30は、通信部32を介して、登録要求を受け付け、送信された情報を登録情報36としてメモリ34に登録する。
この結果、SIPサーバ104は、同じドメイン(west.com)に所属するポスティングサーバ102及び印刷端末108Pの登録情報を有することになり、SIPサーバ106は、同じドメイン(east.com)に所属する印刷端末110Pの登録情報を有することになる。登録情報36は、各端末毎に、そのSIP URIと、そのIPアドレスと、が対応付けて、CPU30によって管理される。
ここで、SIP URIは、例えば、「sip:user@west.com」という形式の識別子で表される。先頭には、SIPであることを示す識別子(スキーム)を置き(「sip」)、次にユーザ識別子を置き(「user」)、「@」で区切って、ホスト名を置く(「west.com」)という形式になっている。なお、ユーザ識別子には、ユーザIDや電話番号などが用いられる。また、ホスト名には、完全修飾ドメイン名(FQDN:Fully Qualified Domain Name)やIPアドレスが用いられる。さらに、ホスト名の後には、ポート番号や、オプションパラメータなどを置くことも可能である。また、SIP URIに代えて、SIPのセキュアなURIとして、SIPS URIを用いることもできる。その場合、スキームとして、「sips」を置く。
こうして、SIPに関する事前準備が完了したら、SIPを利用した、コンテンツデータの配信が可能となる。
そこで、まず、企業側において、印刷コンテンツとして配信したいコンテンツデータと、各配信先のリストを用意する。送信端末112Sは、そのコンテンツデータと、配信先リストを含む配信依頼情報と、を白抜き矢印138で示すように、ポスティングサーバ102に送信する。ポスティングサーバ102は、図2に示すように、受信したコンテンツデータ16と、配信依頼情報18と、をメモリ14に一旦格納する。このとき、送信端末112Sからポスティングサーバ102へのコンテンツデータ,配信依頼情報の伝送には、API(Application Program Interface)技術が利用される。伝送プロトコルとしては、HTTPに従って行われるが、FTP(File Transfer Protocol)など他のデータ伝送プロトコルを用いるようにしてもよい。
送信端末からポスティングサーバへのコンテンツ送信に関しての送信態様として以下の構成が想定できる。
1.送信端末に予め送信プログラムが存在して、この送信プログラムによってコンテンツを送る態様。送信プログラムは送信端末が予めポスティングサーバなどからダウンロードされてインストールされていても良いし、送信するタイミングで自動的にポスティングサーバからダウンロードされるとしても良い。
2. HTTPのプロトコルにより、Webベースで送信端末からポスティングサーバに送信する。この場合1のような特別なプログラムが必要ない。なお、Webベースでは、実際にコンテンツを送る態様の他、コンテンツ可能場所を表すURLのみを送り、ポスティングサーバ側で取得したURLに従ってコンテンツを取りに行く態様もある。この場合も実際のコンテンツが送信端末から送られるわけではないが、格納能情報を送っているので「送信」と言える。
ポスティングサーバ102のCPU10は、配信依頼情報18を読み出し、それに含まれる配信先リストを解析する。配信先リストには、配信先として、印刷端末108Pや110PのSIP URIが記載されている。そして、ポスティングサーバ102のCPU10は、その配信先リストに従って、まず、印刷端末110Pを送信先として、ポスティングサーバ102と同じドメイン(west.com)に所属するSIPサーバ104にリクエストを送信する(実線矢印122)。このとき、SIPサーバ104は、プロキシサーバとして機能する。SIPサーバ104は、印刷端末110Pが自己とは異なるドメイン(east.com)に所属しており、印刷端末110Pに関する登録情報を有していないので、印刷端末110Pと同じドメイン(east.com)に所属するSIPサーバ106に、そのリクエストを転送する(実線矢印126)。SIPサーバ106も、プロキシサーバとして機能する。SIPサーバ106は、印刷端末110Pが自己とは同じドメイン(east.com)に所属しており、印刷端末110Pに関する登録情報を有しているので、その登録情報に基づき、転送されたリクエストを印刷端末110Pに中継する(実線矢印128)。印刷端末110Pは、ポスティングサーバ102を返信先として、そのリクエストに対するレスポンスをSIPサーバ106に送信する(実線矢印132)。すると、SIPサーバ106は、ポスティングサーバ102が自己とは異なるドメイン(west.com)に所属しており、ポスティングサーバ102に関する登録情報を有していないので、ポスティングサーバ102と同じドメイン(west.com)に所属するSIPサーバ104に、そのレスポンスを転送する(実線矢印134)。SIPサーバ104は、ポスティングサーバ102が自己とは同じドメイン(west.com)に所属しており、ポスティングサーバ102に関する登録情報を有しているので、その登録情報に基づき、転送されたレスポンスをポスティングサーバ102に中継する(実線矢印136)。このように、ポスティングサーバ102と印刷端末110Pとの間で、リクエストとレスポンスがやりとりされることによって、両者の間でセッションの確立がなされることになる。また、このとき、SIPサーバ104.106は、共にプロキシサーバとして機能し、セッション確立の仲介を行う。詳細には、図6に示すようなリクエストとレスポンスがやりとりされる。
図6は図1におけるポスティングサーバ102と印刷端末110Pとの間のセッション確立処理のシーケンスを示す説明図である。図6において、時間は上から下に向かって流れている。また、カギ括弧内の数の順番に、処理シーケンスは進んでいく。
ポスティングサーバ102は、自己のIPアドレスを印刷端末110Pに伝えるために、印刷端末110Pに向かって送信するINVITEリクエストメッセージのボディの中に、ポスティングサーバ102のIPアドレスを含ませる。一方、印刷端末110Pも、自己のIPアドレスをポスティングサーバ102に伝えるために、ポスティングサーバ102に向かって送信する200 OKレスポンスメッセージのボディの中に、印刷端末110PのIPアドレスを含ませる。
こうして、ポスティングサーバ102から送信したACKリクエストメッセージが、印刷端末110Pに到達したら、ポスティングサーバ102と印刷端末110Pとの間のセッションは確立されたことになる。
その後、ポスティングサーバ102は、200 OKレスポンスメッセージより取得した印刷端末110PのIPアドレスに基づいて、印刷端末110Pに、SIPサーバ104,106を介することなく、直接アクセスして、図1の白抜き矢印142で示すように、HTTPに従ってコンテンツデータをPUSH型で配信する。
印刷端末110Pは、配信されたコンテンツデータの受信が完了したら、再び、SIPに従って、BYEリクエストメッセージをSIPサーバ104,106を介してポスティングサーバ102に送信する。ポスティングサーバ102は、BYEリクエストメッセージを受信すると、200 OKレスポンスメッセージをSIPサーバ104,106を介して印刷端末110Pに返す。これにより、ポスティングサーバ102と印刷端末110Pとの間のセッションが解消される。
次に、ポスティングサーバ102のCPU10は、その配信先リストに従って、ポスティングサーバ102と同じドメイン(west.com)に所属する印刷端末108Pを送信先として、SIPサーバ104にリクエストを送信する(実線矢印122)。SIPサーバ104は、印刷端末108Pが自己とは同じドメイン(west.com)に所属しており、印刷端末108Pに関する登録情報を有しているので、その登録情報に基づき、そのリクエストを印刷端末108Pに中継する(実線矢印124)。印刷端末108P、ポスティングサーバ102を返信先として、そのリクエストに対するレスポンスをSIPサーバ104に送信する(実線矢印130)。すると、SIPサーバ104は、ポスティングサーバ102が自己とは同じドメイン(west.com)に所属しており、ポスティングサーバ102に関する登録情報を有しているので、その登録情報に基づき、そのレスポンスをポスティングサーバ102に中継する(実線矢印136)。このように、ポスティングサーバ102と印刷端末108Pとの間で、リクエストとレスポンスがやりとりされることによって、両者の間でセッションの確立がなされることになる。また、このとき、SIPサーバ104は、プロキシサーバとして機能し、セッション確立の仲介を行う。なお、ポスティングサーバ102と印刷端末108Pとの間のセッション確立処理のシーケンスについては、前述した図6から容易に類推できるので、説明は省略する。
こうして、ポスティングサーバ102と印刷端末108Pとの間のセッションが確立されると、ポスティングサーバ102は、印刷端末108PのIPアドレスに基づいて、印刷端末108Pに、SIPサーバ104を介することなく、直接アクセスして、図1の白抜き矢印140で示すように、HTTPに従ってコンテンツデータをPUSH型で配信する。
コンテンツデータの配信が完了したら、ポスティングサーバ102と印刷端末108Pは、BYEリクエストメッセージと200 OKレスポンスメッセージのやりとりを行い、これにより、ポスティングサーバ102と印刷端末108Pとの間のセッションが解消される。
印刷端末108P及び110Pでは、配信されたコンテンツデータに基づいて、印刷機能により、印刷を実行し、印刷コンテンツを出力する。これにより、印刷端末108P,110Pを管理する各々の顧客に、印刷コンテンツを配信することができる。
一方、SIPサーバ104,106は、それぞれ、プレゼンスサーバとしても機能する。SIPサーバ104のCPU30は、同じドメイン(west.com)に所属する印刷端末108Pの状態に関する情報を、SIPサーバ106のCPU30は、同じドメイン(east.com)に所属する印刷端末110Pの状態に関する情報を、それぞれ通信部32を介して取得し、図3に示すように、メモリ34内にプリンタ状態情報38として格納して、管理する。そして、SIPサーバ104,106のCPU30は、ポスティングサーバ102などから要求があった場合に、プリンタ状態情報38の中から、要求された情報を提供する。これによって、ポスティングサーバ102は、印刷端末108P,110Pの状態を把握することができる。
A−3.実施例の効果:
本実施例によれば、コンテンツデータの伝送に、インターネットを含むネットワーク114を利用するため、低コストで、かつ、高速度で、コンテンツデータの配信を行うことができる。印刷端末として、顧客の有する高性能なプリンタや複合機を利用することができるため、高品質な印刷を行うことができる。さらに、企業側は、ポスティングサーバ102を利用することによって、印刷コンテンツとして配信したいコンテンツデータと、各配信先のリストを用意するだけでよいため、人的,経済的負担が軽くて済む。また、ポスティングサーバ102を利用することによって、大量の印刷コンテンツの配信が可能となる。また、ポスティングサーバ102がコンテンツデータをPUSH型で配信することにより、顧客は、何ら意識することなく、印刷コンテンツを自動的に受け取りを行うことができる。
B.第2の実施例:
B−1.実施例の構成:
図7は本発明の第2の実施例としてのコンテンツ伝送システムの概略構成を示すブロック図である。
図7に示すとおり、本実施例のコンテンツ伝送システムが、第1の実施例におけるコンテンツ伝送システムと異なる点は、印刷コンテンツの配信を希望する企業によって管理される送信端末144S自体が、ポスティングサーバを介することなく、直接、コンテンツデータを、顧客によって管理される印刷端末108P,110Pにそれぞれ配信するようにした点である。言い換えれば、企業によって管理される送信端末に、ポスティングサーバの機能を持たせたと言うこともできる。従って、本実施例では、ポスティングサーバ102は削除されている。また、その他の構成は、第1の実施例と同じであるので、同一の符号を付し、それらについての説明は省略する。
B−2.実施例の動作:
本実施例においても、第1の実施例と同様に、シグナリングプロトコルの一種であるSIPを用いて、装置間におけるセッションの確立を行い、データ転送プロトコルの一種であるHTTPを用いて、装置間におけるコンテンツデータの伝送を行うようにしている。
図7において、送信端末144Sは、起動すると、同じドメイン(west.com)に所属しているSIPサーバ104にSIPクライアントとしてアクセスする。ネットワーク114は、破線矢印116で示すように、アクセスしたSIPサーバ104に登録要求を出し、自己のSIP URIやIPアドレスなどの情報を送信する。これにより、SIPサーバ104は、登録要求を受け付け、送信端末144Sから送信された情報を登録情報36としてメモリ34に登録する。なお、第1の実施例で説明したとおり、印刷端末108P,110Pについても、同様に、それらの登録情報がSIPサーバ104,106に登録されている。
そこで、まず、企業側において、印刷コンテンツとして配信したいコンテンツデータと、各配信先のリストを用意し、送信端末144S内のメモリに格納させる。以下、送信端末144Sは、第1の実施例におけるポスティングサーバ102と同様の動作を行い、配信先リストに従って、コンテンツデータを印刷端末108P及び110Pにそれぞれ配信する。
印刷端末108P及び110Pでは、配信されたコンテンツデータに基づいて、印刷を実行し、印刷コンテンツを出力する。これにより、印刷端末108P,110Pを管理する各々の顧客に、印刷コンテンツを配信することができる。
また、SIPサーバ104,106は、第1の実施例と同様に、印刷端末108P,110Pの状態に関する情報を取得し、プリンタ状態情報38として格納して、管理する。そして、SIPサーバ104,106は、送信端末144Sから要求があった場合に、プリンタ状態情報38の中から、要求された情報を提供する。これによって、送信端末144Sは、印刷端末108P,110Pの状態を把握することができる。
B−3.実施例の効果:
本実施例によれば、第1の実施例と同様に、コンテンツデータの伝送に、インターネットを含むネットワーク114を利用するため、無料に近い低コストで、コンテンツデータの配信を行うことができる。印刷端末として、顧客の有する高性能なプリンタや複合機を利用することができるため、高品質な印刷を行うことができる。
C.第3の実施例:
C−1.実施例の構成:
図8は本発明の第3の実施例としてのコンテンツ伝送システムの概略構成を示すブロック図である。
図8に示すとおり、本実施例のコンテンツ伝送システムが、第1の実施例におけるコンテンツ伝送システムと異なる点は、顧客同士の間で印刷コンテンツの伝送を行うようにした点である。具体的には、一方の顧客によって管理される送信端末108Sが、直接、コンテンツデータを、他方の顧客によって管理される印刷端末110Pに対して伝送するようにする。なお、送信端末108Sは、印刷端末108Pと同じ端末によって構成されていてもよいし、印刷端末108Pとは異なる端末によって構成されていてもよい。例えば、送信端末と印刷端末が同じ端末で構成される形態としては、前述したとおり複合機を用いる場合や、1つのパーソナルコンピュータにスキャナとプリンタが共に接続されている場合などが考えられる。送信端末108S以外の構成は、第1の実施例と同じであるので、同一の符号を付し、それらについての説明は省略する。
C−2.実施例の動作:
本実施例においても、第1の実施例と同様に、シグナリングプロトコルの一種であるSIPを用いて、装置間におけるセッションの確立を行い、データ転送プロトコルの一種であるHTTPを用いて、装置間におけるコンテンツデータの伝送を行うようにしている。
図8において、送信端末108Sは、起動すると、同じドメイン(west.com)に所属しているSIPサーバ104にSIPクライアントとしてアクセスする。ネットワーク114は、破線矢印118で示すように、アクセスしたSIPサーバ104に登録要求を出し、自己のSIP URIやIPアドレスなどの情報を送信する。これにより、SIPサーバ104は、登録要求を受け付け、送信端末108Sから送信された情報を登録情報36としてメモリ34に登録する。なお、第1の実施例で説明したとおり、印刷端末110Pについても、同様に、その登録情報がSIPサーバ106に登録されている。
そこで、まず、印刷コンテンツを伝送したい顧客は、その印刷コンテンツを、送信端末108Sにおけるスキャナなどの読取機能を用いて、コンテンツデータとして読み取らせ、送信端末108S内のメモリに格納させる。
次に、上記顧客は、送信端末108Sの入力部(図示せず)を操作して、送付先である印刷端末110PのSIP URIを入力する。すると、送信端末108Sは、そのSIP URIに従って、印刷端末110Pを送信先として、送信端末108Sと同じドメイン(west.com)に所属するSIPサーバ104にリクエストを送信する(実線矢印148)。SIPサーバ104は、印刷端末110Pが自己とは異なるドメイン(east.com)に所属しており、印刷端末110Pに関する登録情報を有していないので、印刷端末110Pと同じドメイン(east.com)に所属するSIPサーバ106に、そのリクエストを転送する(実線矢印126)。SIPサーバ106は、印刷端末110Pが自己とは同じドメイン(east.com)に所属しており、印刷端末110Pに関する登録情報を有しているので、その登録情報に基づき、転送されたリクエストを印刷端末110Pに中継する(実線矢印128)。印刷端末110Pは、送信端末108Sを返信先として、そのリクエストに対するレスポンスをSIPサーバ106に送信する(実線矢印132)。すると、SIPサーバ106は、送信端末108Sが自己とは異なるドメイン(west.com)に所属しており、送信端末108Sに関する登録情報を有していないので、送信端末108Sと同じドメイン(west.com)に所属するSIPサーバ104に、そのレスポンスを転送する(実線矢印134)。SIPサーバ104は、送信端末108Sが自己とは同じドメイン(west.com)に所属しており、送信端末108Sに関する登録情報を有しているので、その登録情報に基づき、転送されたレスポンスを送信端末108Sに中継する(実線矢印150)。このように、送信端末108Sと印刷端末110Pとの間で、リクエストとレスポンスがやりとりされることによって、両者の間でセッションの確立がなされることになる。また、このとき、SIPサーバ104.106は、共にプロキシサーバとして機能し、セッション確立の仲介を行う。
こうして、送信端末108Sと印刷端末110Pとの間のセッションが確立されると、送信端末108Sは、印刷端末110PのIPアドレスに基づいて、印刷端末110Pに、SIPサーバ104,106を介することなく、直接アクセスして、白抜き矢印152で示すように、HTTPに従ってコンテンツデータを伝送する。
コンテンツデータの伝送が完了したら、送信端末108Sと印刷端末108Pは、再び、リクエストとレスポンスのやりとりを行い、これにより、送信端末108Sと印刷端末108Pとの間のセッションが解消される。
印刷端末110Pでは、伝送されたコンテンツデータに基づいて、印刷機能により、印刷を実行し、印刷コンテンツを出力する。これにより、印刷端末110Pを管理する顧客に、印刷コンテンツを伝送することができる。
また、SIPサーバ106は、第1の実施例と同様に、印刷端末110Pの状態に関する情報を取得し、プリンタ状態情報38として格納して、管理する。そして、SIPサーバ106は、送信端末108Sから要求があった場合に、プリンタ状態情報38の中から、要求された情報を提供する。これによって、送信端末108Sは、印刷端末110Pの状態を把握することができる。
C−3.実施例の効果:
本実施例によれば、第1の実施例と同様に、コンテンツデータの伝送に、インターネットを含むネットワーク114を利用するため、低コストで、コンテンツデータの伝送を行うことができる。印刷端末として、顧客の有する高性能なプリンタや複合機を利用することができるため、高品質な印刷を行うことができる。
D.変形例1:
第1及び第2の実施例では、企業側からそれぞれの顧客に対してコンテンツデータの配信を行っていたが、顧客から企業側に対してコンテンツデータを伝送したい場合も考えられる。例えば、企業側から、通信教材が配信され、それに対して、顧客が答案を返送する場合などである。このような顧客から企業側に対してコンテンツデータを伝送する場合は、第3の実施例で述べた、顧客同士の間でコンテンツデータの伝送を行うと同様の方法で実現することができる。
図9は第1の実施例において、顧客から企業側に対してコンテンツデータを伝送する場合の変形例を示すブロック図であり、図10は第2の実施例において、同じく、顧客から企業側に対してコンテンツデータを伝送する場合の変形例を示すブロック図である。
なお、送信端末108S,110Sは、印刷端末108P,110Pと同じ端末によって構成されていてもよいし、印刷端末108P,110Pとは異なる端末によって構成されていてもよい。また、受信端末112R,144Rも、送信端末112S,144Sと同じ端末によって構成されていてもよいし、送信端末112S,144Sとは異なる端末によって構成されていてもよい。それら以外の構成は、第1の実施例,第2の実施例と同じであるので、同一の符号を付し、それらについての説明は省略する。
第3の実施例と同様に、各々の顧客は、送信端末108S,110Sの入力部(図示せず)を操作して、送付先であるポスティングサーバ102のSIP URIや、受信端末144RのSIP URIを入力する。すると、送信端末108S,110Sは、そのSIP URIに従って、ポスティングサーバ102や受信端末144Rとの間において、SIPサーバ104,106を介して、リクエストとレスポンスのやりとりを行い、セッションの確立を行う。
そして、セッションが確立されると、送信端末108S,110Sは、ポスティングサーバ102や受信端末144RのIPアドレスに基づき、ポスティングサーバ102や受信端末144Rに対して、SIPサーバ104,106を介することなく、直接アクセスして、HTTPに従ってコンテンツデータを伝送する。
コンテンツデータの伝送が完了したら、送信端末108S,110Sは、ポスティングサーバ102や受信端末144Rとの間で、再び、リクエストとレスポンスのやりとりを行い、これにより、送それらの間のセッションが解消される。
ポスティングサーバ102や受信端末144Rでは、伝送されたコンテンツデータを管理する。特に、図9におけるポスティングサーバ102では、その管理結果を必要に応じて、企業側の受信端末112Rに通知する。なお、ポスティングサーバ102における管理としては、例えば、通信教材を配信した顧客から、その教材に対する答案が返送されたかどうかなどを管理することが考えられる。
このように、本変形例では、顧客から企業側に対してコンテンツデータを伝送することも可能となる。
上記した実施例では、ネットワーク114に、2つのドメイン(west.comドメイン,east.comドメイン)が存在する場合を対象としたが、1つのドメインのみが存在する場合を対象としてもよく、或いは、3つ以上の数のドメインが存在する場合を対象としてもよい。
また、上記した実施例では、ネットワーク114として、インターネットを含むネットワークを対象としていたが、例えば、企業内LANなどを対象としてもよい。なお、このことは、後述する第4〜第7の実施例においても同様である。
E.第4の実施例:
従来においては、ファクシミリを利用して印刷コンテンツを送信する場合、特に、送信先のファクシミリ機器において、受信した内容を画面で確認してから印刷させる、いわゆる「見てから印刷」に対応している場合には、送信者側では、送信先で、送信した印刷コンテンツが実際に印刷されたかどうかを確認することができない。そのため、予め、送信者と受信者の間での取り決めを行っておき、送信前と受信後にお互いに電話連絡をして、印刷コンテンツが確実に印刷されたかどうかを確認をしたり、受信者が印刷された印刷コンテンツを送信者に返信して確認をしたり、と言った方法がしばしば採られていた。また、インターネットFAX等のファクシミリ送付サービスにおいては、送信先での受信完了が送信者にフィードバックされるものもあるが、送信先において、実際に印刷されたか、あるいは、印刷されずに削除されたか、もしくは、エラーが発生して再送信処理中であるか、と言った情報などは、送信者には確認することができない。以上のことは、印刷コンテンツの配信を行う上で、送信者及び受信者の負担を増やし、配信の効率化や信頼性に対する大きな妨げとなっている。
そこで、本実施例においては、印刷コンテンツの配信を行う場合に、ポスティングサーバが、配信したコンテンツデータの置かれている状態などの情報を随時収集して、配信履歴情報として管理し、その結果を送信者に通知することによって、送信者側において、印刷コンテンツが実際に印刷されたかどうかを把握することができるようにしている。
E−1.実施例の構成:
図11は本発明の第4の実施例としてのコンテンツ伝送システムの概略構成を示すブロック図である。
図11に示すとおり、本実施例のコンテンツ伝送システムは、印刷コンテンツの配信を希望する企業(送信者)によって管理される送信端末212Sと、ネットワークサービス提供業者によって管理されるポスティングサーバ202及びSIPサーバ204と、顧客(受信者)によって管理される印刷端末208Pと、で構成されている。このうち、送信端末212Sは、モニタを備えたパーソナルコンピュータ264によって構成されており、印刷端末208Pは、パーソナルコンピュータ260及びプリンタ262によって構成されている。なお、本実施例においても、印刷端末208Pとしては、図5に示したとおり、各種形態を採ることも可能である。
ポスティングサーバ202、SIPサーバ204及び印刷端末208Pは、インターネットを含む、いわゆるブロードバンドネットワーク214を介して接続されている。また、送信端末212Sは、同じくブロードバンドネットワークを介してポスティングサーバ202に接続されていてもよいし、専用回線などを介してポスティングサーバ202に接続されていてもよい。
なお、図11に示すように、ネットワーク214内において、ポスティングサーバ202、SIPサーバ204及び印刷端末208Pは、west.comドメインに所属しているものとする。本実施例では、説明を簡略化するために、ネットワーク214として、1つのドメインのみが存在する場合を対象としている。しかし、本実施例においても、第1〜第3の実施例と同様に、2つのドメインが存在する場合を対象としてもよいし、それ以上の数のドメインが存在する場合を対象としてもよい。このことは、後述する第5〜第7の実施例においても同様である。
図12は図11におけるポスティングサーバ202の主要構成を示すブロック図である。図12に示すように、ポスティングサーバ202の構成は、図2に示したポスティングサーバ102の構成とほぼ同様であるが、メモリ14に、配信履歴情報17をさらに格納している点で異なっている。配信履歴情報17は、複数の配信結果情報19に基づいて構成されている。その他の構成は、図2に示したポスティングサーバ102の構成と同じであるので、説明は省略する。
図13は図11における送信端末212Sの主要構成を示すブロック図である。送信端末212Sは、上述したとおり、パーソナルコンピュータ264によって構成されており、プログラムを実行することにより種々の処理や制御を行うCPU80と、ネットワークを介して他の装置との間で各種データや情報などの伝送を行う通信部82と、プログラムを格納したり、データや情報を格納したりするためのメモリ84と、取得したデータや情報などを表示するためのモニタ86と、を主として備えている。なお、パーソナルコンピュータ264は、上記構成要素以外にも、キーボードやポインティングデバイスなどの入力部などを備えているが、図では省略されている。
E−2.実施例の動作:
本実施例においても、第1〜第3の実施例と同様に、シグナリングプロトコルの一種であるSIPを用いて、装置間におけるセッションの確立を行い、データ転送プロトコルの一種であるHTTPを用いて、装置間におけるコンテンツデータの伝送を行うようにしている。なお、ポスティングサーバ202や印刷端末208Pの登録情報は、既に、SIPサーバ204内に登録されているものとする。
図14は図11における送信端末212S、ポスティングサーバ202及び印刷端末208P間におけるデータや情報のやりとりを模式的に示した説明図である。図14において、時間は上から下に向かって流れている。
そこで、まず、企業側において、印刷コンテンツとして配信したいコンテンツデータと、各配信先のリストを用意する。送信端末212Sであるパーソナルコンピュータ264は、そのコンテンツデータと、配信先リストを含む配信依頼情報と、を図11の白抜き矢印238で示すように、ポスティングサーバ202に送信する。ポスティングサーバ202のCPU10は、図12に示すように、受信したコンテンツデータ16と、配信依頼情報18と、をメモリ14に一旦格納する。そして、ポスティングサーバ202のCPU10は、そのコンテンツデータについて、配信結果情報19を作成し、そのコンテンツデータの配信履歴情報17として、メモリ14に保存する。
ここで、配信結果情報19には、以下の情報が含まれている。
1)送信者情報(送信者名、送信者側ののIPアドレスなど)
2)送信先情報(送信先名、送信先のIPアドレスなど)
3)コンテンツデータのファイル名
4)コンテンツデータの置かれている状態
5)コンテンツデータが保存されている場所
6)コンテンツデータが4)の状態に置かれた時刻
このうち、5)のコンテンツデータが保存されている場所として、本実施例では、ポスティングサーバ202、印刷端末208Pにおけるパーソナルコンピュータ260/プリンタ262が対象となる。
また、4)のコンテンツデータの置かれている状態としては、5)のコンテンツデータの保存場所に応じて、以下のような種々の状態が考えられる。
a)コンテンツデータの保存場所がポスティングサーバ202である場合
・配信受付
・再送信待ち
・送信エラー
b)コンテンツデータの保存場所がパーソナルコンピュータ260/プリンタ262である場合
・送信済み
・印刷済み
・削除済み
・印刷エラー
さらに、6)のコンテンツデータが4)の状態に置かれた時刻としては、例えば、その状態が配信受付であれば、受付時刻、送信済みであれば、受信時刻、エラーであれば、エラー発生時刻などが用いられる。
さて、上記の場合、ポスティングサーバ202のCPU10は、配信依頼のあったコンテンツデータについて、配信依頼を受け付けたので、作成する配信結果情報19には、次のような情報が含まれることになる。
4)の状態 → 配信受付
5)の場所 → ポスティングサーバ
6)の時刻 → 受付時刻
なお、ポスティングサーバ202のCPU10は、配信依頼のあったコンテンツデータ毎に、配信履歴情報を保存して、管理する。
次に、ポスティングサーバ202のCPU10は、配信履歴情報17を読み出し、その配信履歴情報17を通信部12を介して送信端末212Sであるパーソナルコンピュータ264に通知する(図11の実線矢印268)。パーソナルコンピュータ264では、通知された配信履歴情報を通信部82を介して受信して、メモリ84に保存する。その後、CPU80は、その配信履歴情報を読み出し、その内容をモニタ86によってグラフィカルに表示させる。
次に、ポスティングサーバ202のCPU10は、配信依頼情報18を読み出し、それに含まれる配信先リストを解析する。そして、その配信先リストに従って、印刷端末208Pのパーソナルコンピュータ260との間において、SIPサーバ204を介して、リクエストとレスポンスのやりとりを行い(図11の実線矢印222,224)、セッションの確立を行う。
そして、セッションが確立されると、ポスティングサーバ202は、印刷端末208PのIPアドレスに基づき、印刷端末208Pのパーソナルコンピュータ260に対して、SIPサーバ204を介することなく、直接アクセスして、HTTPに従ってコンテンツデータをPUSH型で配信する(白抜き矢印240)。これに対し、印刷端末208Pのパーソナルコンピュータ260では、図14に示すように、伝送されたコンテンツデータを受信して、そのコンテンツデータをメモリ(図示せず)に保存すると、配信結果情報を作成して、HTTPに従って、その配信結果情報をポスティングサーバ202へ送信する(図11の実線矢印266)。
この場合、パーソナルコンピュータ260は、ポスティングサーバ202から送信されたコンテンツデータを受信したので、作成する配信結果情報には、次のような情報が含まれることになる。
4)の状態 → 送信済み
5)の場所 → パーソナルコンピュータ/プリンタ
6)の時刻 → 受信時刻
ポスティングサーバ202では、送信された配信結果情報を通信部12を介して受信すると、CPU10は、受信した配信結果情報を配信履歴情報17に追加して、メモリ14に保存する。
その後、ポスティングサーバ202のCPU10は、前回と同様にして、配信履歴情報17を読み出して、送信端末212Sであるパーソナルコンピュータ264に通知する。パーソナルコンピュータ264では、その配信履歴情報の内容をモニタ86に表示させる。
次に、印刷端末208Pにおいて、パーソナルコンピュータ260が、受信したコンテンツデータを印刷命令と共にプリンタ262に送信し(図11の白抜き矢印241)、プリンタ262は、そのコンテンツデータに基づいて印刷を行う。なお、パーソナルコンピュータ260では、受信したコンテンツデータに所望の処理を施して、プリンタ262において印刷実行可能なデータ形式に変換する。その後、印刷が完了したら、プリンタ262は、印刷完了をパーソナルコンピュータ260に通知する(実線矢印265)。パーソナルコンピュータ260では、図14に示すように、その通知を受けると、配信結果情報を作成して、HTTPに従い、その配信結果情報をポスティングサーバ202へ送信する(図11の実線矢印266)。
この場合、パーソナルコンピュータ260は、プリンタ262から印刷完了の通知を受けたので、作成する配信結果情報には、次のような情報が含まれることになる。
4)の状態 → 印刷済み
5)の場所 → プリンタ
6)の時刻 → 印刷時刻
ポスティングサーバ202では、その配信結果情報を受信すると、前回と同様にして、CPU10は、受信した配信結果情報を配信履歴情報17に追加して、メモリ14に保存する。その後、ポスティングサーバ202のCPU10は、その配信履歴情報17を、送信端末212Sであるパーソナルコンピュータ264に通知し、パーソナルコンピュータ264では、その配信履歴情報の内容をモニタ86に表示させる。
以上が、コンテンツデータに基づく印刷が正常に実行された場合の処理の流れである。次に、コンテンツデータの配信から印刷に至るまでの間に、エラーなどが発生した場合の処理の流れについて説明する。
図15は図11において送信エラーが発生した際の送信端末212S、ポスティングサーバ202及び印刷端末208P間におけるデータや情報のやりとりを模式的に示した説明図である。図15に示すように、ポスティングサーバ202が、印刷端末208Pのパーソナルコンピュータ260に対して、コンテンツデータを送信する際、その送信(また受信)に失敗した場合、ポスティングサーバ202のCPU10は、そのコンテンツデータについて、配信結果情報19を作成し、配信履歴情報17に追加してメモリ14に保存する。
この場合、ポスティングサーバ202は、コンテンツデータの送信に失敗したので、作成する配信結果情報19には、次のような情報が含まれることになる。
4)の状態 → 送信エラー、そのエラー内容
6)の時刻 → エラー発生時刻
そして、ポスティングサーバ202のCPU10は、更新された配信履歴情報17を送信端末212Sであるパーソナルコンピュータ264に通知し、パーソナルコンピュータ264では、その配信履歴情報の内容をモニタ86に表示させる。
このようにコンテンツデータの配信に失敗したので、その後、ポスティングサーバ202のCPU10は、再配信処理を開始する。このとき、CPU10は、配信結果情報19を作成し、配信履歴情報17に追加してメモリ14に保存する。
この場合、コンテンツデータは再配信待ちの状態にあるので、ポスティングサーバ202の作成する配信結果情報19には、次のような情報が含まれることになる。
4)の状態 → 再配信待ち
ポスティングサーバ202のCPU10は、更新された配信履歴情報17をパーソナルコンピュータ264に通知し、パーソナルコンピュータ264では、その配信履歴情報の内容をモニタ86に表示させる。
図16は図11において印刷エラーが発生した際の送信端末212S、ポスティングサーバ202及び印刷端末208P間におけるデータや情報のやりとりを模式的に示した説明図である。図16に示すように、印刷端末208Pのプリンタ262において、コンテンツデータに基づき印刷を実行した際、その印刷に失敗した場合、プリンタ262は、印刷端末208Pのパーソナルコンピュータ260に対し、印刷エラー発生を通知する。パーソナルコンピュータ260では、その通知を受けると、配信結果情報を作成して、HTTPに従い、その配信結果情報をポスティングサーバ202へ送信する。
この場合、パーソナルコンピュータ260は、印刷エラー発生の通知を受けたので、作成する配信結果情報には、次のような情報が含まれることになる。
4)の状態 → 印刷エラー、そのエラー内容
6)の時刻 → エラー発生時刻
ポスティングサーバ202では、その配信結果情報を受信すると、CPU10は、受信した配信結果情報を配信履歴情報17に追加してメモリ14に保存する。そして、CPU10は、更新された配信履歴情報17を送信端末212Sであるパーソナルコンピュータ264に通知し、パーソナルコンピュータ264では、その配信履歴情報の内容をモニタ86に表示させる。なお、通知する情報としては、配信履歴情報17のうち、必要な情報のみを通知するようにしてもよいし、そのコンテンツデータについて保存している配信履歴情報の全てを通知するようにしてもよい。このことは、後述する実施例においても同様である。
コンテンツデータに基づく印刷が後述するようなダイレクト印刷である場合には、プリンタ262が印刷を失敗したことにより、印刷端末208Pでは配信されたコンテンツデータが失われているので、ポスティングサーバ202のCPU10は、再配信処理を開始する。このとき、CPU10は、配信結果情報19を作成し、配信履歴情報17に追加してメモリ14に保存する。以降の処理は、図15の場合と同様であるので、説明は省略する。
図17は図11においてコンテンツデータの削除が発生した際の送信端末212S、ポスティングサーバ202及び印刷端末208P間におけるデータや情報のやりとりを模式的に示した説明図である。図17に示すように、印刷端末208Pのパーソナルコンピュータ260が、配信されたコンテンツデータを、印刷の実行がなされる前に、ユーザ(受信者)からの指示によって削除した場合、パーソナルコンピュータ260では、配信結果情報を作成して、HTTPに従い、その配信結果情報をポスティングサーバ202へ送信する。
この場合、パーソナルコンピュータ260は、コンテンツデータの削除を行ったので、作成する配信結果情報には、次のような情報が含まれることになる。
4)の状態 → 削除済み
6)の時刻 → 削除時刻
ポスティングサーバ202では、その配信結果情報を受信すると、CPU10は、受信した配信結果情報を配信履歴情報17に追加してメモリ14に保存する。そして、CPU10は、更新された配信履歴情報17を送信端末212Sであるパーソナルコンピュータ264に通知し、パーソナルコンピュータ264では、その配信履歴情報の内容をモニタ86に表示させる。
配信したコンテンツデータは、印刷が実行される前に削除されたので、ポスティングサーバ202のCPU10は、再配信処理を開始する。このとき、CPU10は、配信結果情報19を作成し、配信履歴情報17に追加してメモリ14に保存する。以降の処理は、図15の場合と同様であるので、説明は省略する。
なお、本実施例においては、送信者側(企業側)である送信端末212S(すなわち、パーソナルコンピュータ264)は、ポスティングサーバ202からの通知を受けて、配信中のコンテンツデータに関する配信履歴情報を取得して、その内容をモニタに表示するようにしていた。
しかし、これに代えて、または、これと共に、送信者側の送信端末212S(すなわち、パーソナルコンピュータ264)は、定期的に、ポスティングサーバ202にアクセスして、配信中のコンテンツデータに関する配信履歴情報を取得して、その内容をモニタに表示するようにしてもよい。
E−3.実施例の効果:
以上説明したように、本実施例によれば、印刷コンテンツの配信を行う場合に、ポスティングサーバ202が、配信したコンテンツデータの置かれている状態などの情報を随時収集して、配信履歴情報として管理し、その結果を送信者に通知しているので、送信者側において、印刷コンテンツが実際に印刷されたかどうかを把握することができ、配信に関する信頼性を高めることができる。
F.第5の実施例:
上記した第4の実施例では、配信したコンテンツデータの置かれている状態などの情報を、ポスティングサーバが、配信先である印刷端末から直接受け取っていたが、これに代えて、SIPサーバから、情報を受け取るようにしてもよい。第1の実施例などで述べたとおり、SIPサーバは、プレゼンスサーバとして機能すると、印刷端末の状態に関する情報をプリンタ状態情報として取得し、ポスティングサーバなどから要求があった場合に、そのプリンタ状態情報の中から、要求された情報を提供することができるからである。
そこで、本実施例においては、印刷コンテンツの配信を行う場合に、ポスティングサーバが、配信先である印刷端末の状態に関する情報の提供を、プレゼンスサーバとして機能するSIPサーバから受け、その印刷端末が印刷可能な状態であるかを把握したり、さらには、配信後の印刷端末の状態に関する情報を随時収集して、配信履歴情報として管理し、その結果を送信者に通知することによって、送信者側において、印刷コンテンツがエラーなく印刷されたかどうかを把握することができるようにしている。
F−1.実施例の構成:
図18は本発明の第5の実施例としてのコンテンツ伝送システムの概略構成を示すブロック図である。
図18に示すとおり、本実施例のコンテンツ伝送システムが、第4の実施例におけるコンテンツ伝送システムと異なる点は、SIPサーバ204がプレゼンスサーバとして機能して、印刷端末208Pから、印刷端末の状態に関する情報をプリンタ状態情報として取得し、その情報をポスティングサーバ202に提供するようにしている点である。従って、本実施例では、ポスティングサーバ202は、SIPサーバ204を通じて、印刷端末208Pの状態に関する情報を受け取るため、第4の実施例のように、印刷端末208Pから直接、配信結果情報を受け取ることはしていない。なお、SIPサーバ204の構成は、第1の実施例において、図3に示したSIPサーバ104,106の構成と同様である。また、その他の構成は、第4の実施例と同じであるので、同一の符号を付し、それらについての説明は省略する。また、本実施例においても、印刷端末208Pとしては、図5に示したとおり、各種形態を採ることも可能である。
なお、本実施例において、SIPサーバ204は、請求項におけるプレゼンスサーバに、ポスティングサーバ202におけるメモリ14は、請求項における格納部に、送信端末212Sにおけるモニタ86は、請求項における表示部に、それぞれ相当する。
F−2.実施例の動作:
図19は図18における送信端末212S、ポスティングサーバ202、SIPサーバ204及び印刷端末208P間におけるデータや情報のやりとりを模式的に示した説明図である。図19において、時間は上から下に向かって流れている。なお、図19では、印刷端末208PのパーソナルコンピュータをPCと略記してある。
図19において、まず、ポスティングサーバ202や印刷端末208Pは、それぞれ、起動すると、同じドメイン(west.com)に所属しているSIPサーバ204にアクセスして、登録要求を出し、自己のSIP URIやIPアドレスなどの情報を送信する(図18の破線矢印216,218)。SIPサーバ204は、登録要求を受け付け、送信された情報を登録情報として登録する。
こうして、SIPに関する事前準備が完了したら、次に、SIPサーバ204は、プレゼンスサーバとして機能する。SIPサーバ204のCPU30は、同じドメイン(west.com)に所属する印刷端末208Pの状態に関する情報を通信部32を介して取得し(図18の実線矢印226)、図3に示すように、メモリ34内にプリンタ状態情報38として格納して、管理する。
プリンタ状態情報(印刷端末の状態に関する情報と)しては、例えば、次のような情報を取得する。
・オンライン情報:プリンタが電源ONの状態か電源OFFの状態かを示す。
・動作状態情報:プリンタの動作状態がアイドルか、処理中か、停止中かを示す。具体的には、プリンタが待機中であれば、アイドルとなり、印刷中であれば、処理中となり、エラー発生時やカバーオープン時であれば、停止中となる。
・インク情報(トナー情報):プリンタのインク(トナー)切れているか否かを示す。
・用紙情報:プリンタの用紙が切れているか否かを示す。
・排紙口情報:プリンタの排紙口が満杯か否かを示す。
・エラー情報:プリンタにエラーが発生した場合、そのエラー内容を示す。
なお、「プリンタのインク(トナー)の残量が少量になった」など、いわゆるワーニング情報も含ませるようにしてもよい。また、プリンタに関する情報だけでなく、そのプリンタが接続されるパーソナルコンピュータに関する情報を含ませるようにしてもよい。また、これら情報の他に、プリンタ状態情報には、第4の実施例で述べたような、コンテンツデータの置かれている状態を示す情報(例えば、印刷済み、削除済みなどの情報)を含ませるようにしてもよい。
ちなみに、図19に示すように、SIP URIやIPアドレスなどの情報を登録した後に、SIPサーバ204が取得するプリンタ状態情報は、電源ONで、かつ、アイドルとなっている。
また、このようなSIPサーバ204によるプリンタ状態情報の取得は、プリンタ262に状態変化があった場合に、パーソナルコンピュータ260が、SIPサーバ204にプリンタ状態情報を通知することによって行われる。パーソナルコンピュータ260は、プリンタ262から必要な情報を随時受け取っており(図18の実線矢印265)、その情報を元にしてプリンタ状態情報をSIPサーバ204に通知するようにしている。
なお、SIPサーバ204は、パーソナルコンピュータ260に定期的にアクセスすることにより(すなわち、ポーリングすることにより)、プリンタ状態情報をパーソナルコンピュータ260から取得するようにしてもよい。
また、プリンタ262において、配信されたコンテンツデータに基づく印刷が完了した際には、パーソナルコンピュータ260は、SIPサーバ204における情報の初期化を目的として、プリンタ状態情報をSIPサーバ204に通知するようにする。
一方、企業側では、印刷コンテンツとして配信したいコンテンツデータと、各配信先のリストを用意する。送信端末212Sであるパーソナルコンピュータ264は、そのコンテンツデータと、配信先リストを含む配信依頼情報と、をポスティングサーバ202に送信する(図18の白抜き矢印238)。ポスティングサーバ202のCPU10は、図12で示したように、受信したコンテンツデータ16と、配信依頼情報18と、をメモリ14に格納して、そのコンテンツデータについての配信依頼を受け付ける。そして、そのコンテンツデータについて配信結果情報19を作成し、配信履歴情報17としてメモリ14に保存する。
そして、ポスティングサーバ202のCPU10は、配信履歴情報17を読み出し、その配信履歴情報17を通信部12を介して送信端末212Sであるパーソナルコンピュータ264に通知する(図18の実線矢印268)。パーソナルコンピュータ264では、通知された配信履歴情報を受信して、その内容をモニタ86によってグラフィカルに表示させる。
次に、ポスティングサーバ202のCPU10は、配信依頼情報18を読み出し、それに含まれる配信先リストを解析する。そして、CPU10は、その配信先リストに基づき、配信先である印刷端末208Pのプリンタ状態情報の提供を、SIPサーバ204に対して要求する。SIPサーバ204のCPU30は、その要求を受けると、図3に示すように、メモリ34から、印刷端末208Pのプリンタ状態情報38を読み出して、ポスティングサーバ202に対して提供する(図18の実線矢印228)。ポスティングサーバ202は、提供されたプリンタ状態情報を受信すると、CPU10が、そのプリンタ状態情報を配信履歴情報17に追加して、メモリ14に保存する。これによって、ポスティングサーバ202は、印刷端末208Pの状態を把握することができる。
そこで、ポスティングサーバ202は、提供されたプリンタ状態情報を解析し、配信先である印刷端末208Pが印刷可能な状態であるかどうかを判定する。このとき、ポスティングサーバ202は、プリンタ状態情報が、電源ONで、かつ、アイドルとなっている場合に、印刷端末208Pは印刷可能な状態であると判定し、それ以外の場合には、印刷可能な状態でないと判定する。その判定の結果、印刷可能な状態であれば、ポスティングサーバ202は、コンテンツデータを配信すべく、印刷端末208Pのパーソナルコンピュータ260との間において、SIPサーバ204を介して、リクエストとレスポンスのやりとりを行い(図18の実線矢印222,224)、セッションの確立を行う。反対に、印刷可能な状態でない場合には、ポスティングサーバ202は、コンテンツデータの印刷端末208Pへの配信を見合わせ、待機する。
上記したセッションが確立されると、ポスティングサーバ202は、印刷端末208PのIPアドレスに基づき、印刷端末208Pのパーソナルコンピュータ260に対して、SIPサーバ204を介することなく、直接アクセスして、HTTPに従ってコンテンツデータをPUSH型で配信する(白抜き矢印240)。
印刷端末208Pでは、パーソナルコンピュータ260が、受信したコンテンツデータを印刷命令と共にプリンタ262に送信し(図18の白抜き矢印241)、プリンタ262は、そのコンテンツデータに基づいて印刷を行い、印刷コンテンツを出力する。なお、パーソナルコンピュータ260では、受信したコンテンツデータに所望の処理を施して、プリンタ262において印刷実行可能なデータ形式に変換する。また、この際、プリンタ262では、印刷処理が開始されると、プリンタ262の動作状態が、アイドルから処理中に変化するので、図19に示すように、パーソナルコンピュータ260は、その状態変化によって、SIPサーバ204にプリンタ状態情報を通知する。このときのプリンタ状態情報は、電源ONで、かつ、処理中となっている。
こうして、SIPサーバ204では、印刷端末208Pから新たなプリンタ状態情報を取得すると、CPU30は、取得したプリンタ状態情報38をメモリ34内に格納して、管理する。その後、ポスティングサーバ202から、印刷端末208Pについてのプリンタ状態情報の提供を要求されると、SIPサーバ204のCPU30は、メモリ34から、印刷端末208Pのプリンタ状態情報38を読み出して、ポスティングサーバ202に対して提供する。
ポスティングサーバ202のCPU10は、提供されたプリンタ状態情報を、メモリ14内の配信履歴情報17に追加して、メモリ14に保存する。そして、ポスティングサーバ202のCPU10は、その配信履歴情報17を送信端末212Sであるパーソナルコンピュータ264に通知する。パーソナルコンピュータ264では、通知された配信履歴情報を受信して、その内容をモニタによって表示させる。
その後、プリンタ262において、印刷が完了すると、プリンタ262の動作状態が、処理中からアイドルに変化するので、図19に示すように、パーソナルコンピュータ260は、その状態変化によって、SIPサーバ204に再びプリンタ状態情報を通知する。このときのプリンタ状態情報は、電源ONで、かつ、アイドルとなっている。
SIPサーバ204では、印刷端末208Pからまた新たなプリンタ状態情報を取得すると、CPU30は、取得したプリンタ状態情報38をメモリ34内に格納して、管理する。その後、ポスティングサーバ202からプリンタ状態情報の提供を要求されると、SIPサーバ204のCPU30は、メモリ34からプリンタ状態情報38を読み出して、ポスティングサーバ202に対して提供する。
ポスティングサーバ202のCPU10は、提供されたプリンタ状態情報を配信履歴情報17に追加して、メモリ14に保存し、その後、その配信履歴情報17を送信端末212Sであるパーソナルコンピュータ264に通知する。パーソナルコンピュータ264では、その配信履歴情報を受信して、その内容をモニタによって表示させる。
以上が、コンテンツデータに基づく印刷が正常に実行された場合の処理の流れである。一方、コンテンツデータに基づく印刷に関連して、印刷端末208Pにおいて、エラーなどが発生した場合は、次のような処理となる。
例えば、印刷端末208Pのプリンタ262において、コンテンツデータに基づき印刷を実行した際、その印刷に失敗した場合、エラー発生により、プリンタ262の動作状態が、処理中から停止中に変化するので、図19に示すように、パーソナルコンピュータ260は、その状態変化によって、SIPサーバ204にプリンタ状態情報を通知する。このときのプリンタ状態情報は、電源ONで、かつ、停止中となっており、エラー内容を示すエラー情報も含まれる。
SIPサーバ204では、印刷端末208Pから、エラー発生に伴うプリンタ状態情報を取得すると、メモリ34内に格納して管理する。その後、ポスティングサーバ202からプリンタ状態情報の提供を要求されると、SIPサーバ204は、そのプリンタ状態情報38をポスティングサーバ202に対して提供する。
ポスティングサーバ202では、そのプリンタ状態情報を受信すると、配信履歴情報17に追加してメモリ14に保存する。そして、ポスティングサーバ202は、更新された配信履歴情報17を送信端末212Sであるパーソナルコンピュータ264に通知し、パーソナルコンピュータ264では、その配信履歴情報の内容をモニタに表示させる。
F−3.実施例の効果:
以上説明したように、本実施例によれば、印刷コンテンツの配信を行うに当たり、ポスティングサーバ202が、配信先である印刷端末208Pの状態に関する情報(プリンタ状態情報)の提供を、プレゼンスサーバとして機能するSIPサーバ204から受け、印刷端末208Pが印刷可能な状態であるかを把握することができるので、エラーの無い確実な配信が可能になる。また、ポスティングサーバ202は、配信後の印刷端末208Pの状態に関する情報をSIPサーバ204から随時収集して、配信履歴情報17として管理し、その結果を送信者に通知することによって、送信者側において、印刷コンテンツがエラーなく印刷されたかどうかを把握することができ、配信に関する信頼性を高めることができる。
G.第6の実施例:
従来においては、企業(送信者)が顧客(受信者)に対して期間限定で印刷コンテンツを配信する場合、例えば、その印刷コンテンツのコンテンツデータをサーバに保持して、その期間のみ、顧客に、そのコンテンツデータをダウンロードをさせることを許可するといった方法が採られていた。このような場合、顧客が一度ダウンロードしたコンテンツデータは、その後、顧客のローカル環境において、期間制限なく印刷や移動を自由に行うことができるため、送信者が想定している期間を超えても、印刷コンテンツの利用が可能になってしまうという問題があった。
そこで、本実施例においては、期間限定で印刷コンテンツの配信を行う場合、ポスティングサーバにおいて、期間限定に即したコンテンツデータの管理を行うと共に、PUSH型印刷(すなわち、ダイレクト印刷)として、コンテンツデータの配信,印刷,削除までの一連の処理を1つの通信セッションで行うようにすることにより、送信者が想定している期間を超えて、顧客(受信者)等による印刷コンテンツの利用ができないようにしている。
G−1.実施例の構成:
図20は本発明の第6の実施例としてのコンテンツ伝送システムの概略構成を示すブロック図である。
本発明の第6の実施例としてのコンテンツ伝送システムの構成は、図20に示すように、基本的には、図18に示した第5の実施例におけるコンテンツ伝送システムの構成と同じであるが、印刷端末208Pからポスティングサーバ202へ配信結果情報を送信するための信号経路(実線矢印266)が追加されている。その他の構成は、第5の実施例と同じであるので、同一の符号を付し、それらについての説明は省略する。また、本実施例においても、印刷端末208Pとしては、図5に示したとおり、各種形態を採ることも可能である。
図21は図20におけるポスティングサーバ202の主要構成を示すブロック図である。但し、本実施例においては、後述するように、企業側(送信者)の送信端末212Sから印刷コンテンツの配信依頼を受ける際、その印刷コンテンツについての印刷可能期限の指定も受けるので、図21に示すように、ポスティングサーバ202のメモリ14に格納される配信依頼情報18’には、配信先リストの他、印刷可能期限の情報も含まれることになる。なお、ポスティングサーバ202は、上記構成要素以外にも、キーボードやポインティングデバイスなどの入力部やモニタなどの表示部などを備えているが、図では省略されている。
図22は図20における印刷端末208Pの主要構成を示すブロック図である。印刷端末208Pは、上述したとおり、パーソナルコンピュータ260と、そのパーソナルコンピュータ260にUSBケーブルなどで接続されたプリンタ262と、によって構成されている。このうち、パーソナルコンピュータ260は、プログラムを実行することにより種々の処理や制御を行うCPU90と、ネットワークを介して他の装置との間で各種データや情報などの伝送を行う通信部92と、プログラムを格納したり、データや情報を格納したりするためのメモリ94と、取得したデータや情報などを表示するためのモニタ96と、キーボードやポインティングデバイスなどから成り、ユーザからの指示を入力するための入力部97と、外部接続されたプリンタ262などにデータを出力するための出力インタフェース(I/F)部98と、を主として備えている。
G−2.実施例の動作:
図23は図20における送信端末212S、ポスティングサーバ202、SIPサーバ204及び印刷端末208P間におけるデータや情報のやりとりを模式的に示した説明図である。図23において、時間は上から下に向かって流れている。なお、図23でも、印刷端末208PのパーソナルコンピュータをPCと略記してある。
図23において、まず、ポスティングサーバ202や印刷端末208Pは、それぞれ、起動すると、同じドメイン(west.com)に所属しているSIPサーバ204にアクセスして、登録要求を出し、自己のSIP URIやIPアドレスなどの情報を送信する。SIPサーバ204は、登録要求を受け付け、送信された情報を登録情報として登録する。
こうして、SIPに関する事前準備が完了したら、次に、SIPサーバ204は、プレゼンスサーバとして機能し、同じドメイン(west.com)に所属する印刷端末208Pの状態に関する情報、すなわち、プリンタ状態情報を取得し、メモリ内に格納して管理する。
一方、企業側では、印刷コンテンツとして配信したいコンテンツデータと、各配信先のリストを用意すると共に、その企業(送信者)が希望する印刷可能期限(○○年○月○日○時○分)を指定する。送信端末212Sであるパーソナルコンピュータ264は、そのコンテンツデータと、配信先リスト及び印刷可能期限を含む配信依頼情報と、をポスティングサーバ202に送信する。ポスティングサーバ202のCPU10は、図21で示すように、受信したコンテンツデータ16と、配信先リスト及び印刷可能期限を含む配信依頼情報18’と、をメモリ14に格納する。
ポスティングサーバ202のCPU10は、配信依頼情報18’に印刷可能期限が含まれている場合、コンテンツデータの配信に先立って、図24に示すコンテンツ配信開始判定処理を実行する。
図24は図23のポスティングサーバ202で実行されるコンテンツ配信開始判定処理の処理手順を示すフローチャートである。この処理が開始されると、ポスティングサーバ202のCPU10は、内部クロックから現在時刻を取得すると共に(ステップS102)、メモリ14から配信依頼情報18’を読み出し、それに含まれる印刷可能期限を取得する。そして、現在時刻と印刷可能期限とを比較し、印刷可能期限内であるか否かを判定する(ステップS104)。判定の結果、印刷可能期限内であれば(すなわち、印刷可能期限を過ぎていなければ)、配信依頼情報18’に含まれる配信先リストを解析し、その配信先リストに従って、後述する手順にて、コンテンツデータの配信を開始する(ステップS106)。その後、CPU10は、配信先リストに掲載された全ての配信先に対して、エラーなく正常に配信されたか否かを判定する(ステップS108)。判定の結果、コンテンツデータの配信に失敗した配信先に対しては、一定時間経過後、コンテンツデータの再配信を行う。すなわち、CPU10は、一定時間待機した後(ステップS110)、ステップS102に戻り、再び同様の処理を繰り返す。こうして、印刷可能期限内にある間は、配信失敗によりコンテンツデータの配信がなされていない配信先に対しては、再配信処理(エラーリトライ)が行われる。なお、コンテンツデータの配信失敗の場合としては、ポスティングサーバから印刷端末へのコンテンツデータの送信に失敗した場合や、印刷端末自体が印刷可能な状態にない場合などが挙げられる。
以上のようにして、全ての配信先に対してコンテンツデータが正常に配信された場合には(ステップS108 Yes)、CPU10は、図24に示す処理を終了する。また、ステップS104の判定の結果、印刷可能期限を過ぎてしまった場合にも(ステップS104 No)、CPU10は図24に示す処理を終了する。
なお、上記した再配信処理を行う際には、以下のような優先順位を付けた処理を実行するようにしてもよい。
1)印刷可能期限が近づいたら、定期的に行われる再配信の実行間隔が短くなるようにする。例えば、期限3日前からは、1日1回の再配信が1日3回になるようにするなどである。具体的には、ステップS110における待機時間を短くすることにより、実現することができる。)
2)複数のコンテンツデータについて再配信が行われる場合には、印刷可能期限までに残り時間の少ないコンテンツデータから、順番に、再配信処理を開始するようにする。
一方、ポスティングサーバ202では、CPU10が、図24に示すコンテンツ配信開始判定処理と並行して、図25に示すコンテンツ削除判定処理も実行する。
図25は図23のポスティングサーバ202で実行されるコンテンツ削除判定処理の処理手順を示すフローチャートである。この処理が開始されると、ポスティングサーバ202のCPU10は、現在時刻を取得すると共に(ステップS202)、配信依頼情報18’に含まれる印刷可能期限を取得する。そして、現在時刻と印刷可能期限とを比較し、印刷可能期限を過ぎているか否かを判定する(ステップS204)。判定の結果、印刷可能期限を過ぎていなければ、一定時間待機した後(ステップS208)、ステップS202に戻り、再び同様の処理を繰り返す。ステップS204の判定の結果、印刷可能期限を過ぎていれば、CPU10は、メモリ14内の対応するコンテンツデータ16を削除して(ステップS206)、図25に示す処理を終了する。このように、ポスティングサーバ202は、定期的に、印刷コンテンツの印刷可能期限をチェックし、印刷可能期限を過ぎた印刷コンテンツを削除し、配信を中止する。
次に、コンテンツデータの配信開始後の処理について、図23を用いて説明する。本実施例では、前述したように、PUSH型印刷(すなわち、ダイレクト印刷)として、コンテンツデータの配信,印刷,削除までの一連の処理を1つの通信セッションで行う。
まず、ポスティングサーバ202のCPU10は、配信先リストに基づき、配信先である印刷端末208Pのプリンタ状態情報の提供を、SIPサーバ204に対して要求する。SIPサーバ204のCPU30は、その要求を受けると、メモリから、印刷端末208Pのプリンタ状態情報38を読み出して、ポスティングサーバ202に対して提供する。ポスティングサーバ202は、提供されたプリンタ状態情報を受信すると、CPU10が、そのプリンタ状態情報を解析し、配信先である印刷端末208Pが印刷可能な状態であるかどうかを判定する。判定の結果、印刷可能な状態であれば、ポスティングサーバ202は、コンテンツデータを配信するため、印刷端末208Pのパーソナルコンピュータ260との間において、SIPサーバ204を介して、リクエストとレスポンスのやりとりを行い、セッションの確立を行う。反対に、印刷可能な状態でない場合には、ポスティングサーバ202は、上述したごとく、コンテンツデータの印刷端末208Pへの配信を見合わせ、待機する。
上記したセッションが確立されると、ポスティングサーバ202は、印刷端末208PのIPアドレスに基づき、印刷端末208Pのパーソナルコンピュータ260に直接アクセスして、HTTPに従ってコンテンツデータをPUSH型で配信する。なお、このとき、コンテンツデータには、属性情報が付加されており、その情報には、PUSH型印刷を行う旨の指示が含まれている。
印刷端末208Pにおけるパーソナルコンピュータ260では、通信部92を介してコンテンツデータを受信すると、CPU90は、一時的にメモリ94にそのコンテンツデータ95を保存する。そして、CPU90は、そのコンテンツデータ95に付加されている属性情報を解析し、PUSH型印刷を行う旨の指示を受け取ると、コンテンツデータ95を印刷命令と共にプリンタ262に送信し、プリンタ262は、そのコンテンツデータに基づいて印刷を行い、印刷コンテンツを出力する。なお、パーソナルコンピュータ260では、受信したコンテンツデータに所望の処理を施して、プリンタ262において印刷実行可能なデータ形式に変換する。その後、印刷が完了したら、プリンタ262は、印刷完了をパーソナルコンピュータ260に通知する。パーソナルコンピュータ260では、その通知を受けると、CPU90が、メモリ94に保存していたコンテンツデータ95を削除すると共に、配信結果情報を作成して、HTTPに従い、その配信結果情報を通信部92からポスティングサーバ202へ送信する(実線矢印266)。
ポスティングサーバ202では、その配信結果情報を受信すると、CPU10は、受信した配信結果情報19を配信履歴情報17として、メモリ14に保存する。その後、ポスティングサーバ202のCPU10は、その配信履歴情報17を、送信端末212Sであるパーソナルコンピュータ264に通知し、パーソナルコンピュータ264では、その配信履歴情報の内容をモニタに表示させる。
G−3.実施例の効果:
以上説明したように、本実施例では、期間限定で印刷コンテンツの配信を行う場合、ポスティングサーバ202では、印刷可能期限が過ぎているか否かの判定を行い、印刷可能期限内であれば、配信先である印刷端末へコンテンツデータの配信を行い、印刷可能期限を過ぎていたら、コンテンツデータを削除し、それ以降の配信を行わないようにしている。また、コンテンツデータの配信を行う際には、PUSH型印刷として、コンテンツデータの配信,印刷,削除までの一連の処理を1つの通信セッションで行うようにして、印刷端末においても、印刷が完了したら、直ちに、コンテンツデータを削除するようにしている。従って、本実施例によれば、企業(送信者)側で想定している期間を超えて、コンテンツデータが、ポスティングサーバ202内や、顧客(受信者)の印刷端末内に留まることがないため、その期間経過後に、コンテンツデータが不正に利用されたりする恐れがなく、その期間経過後の印刷コンテンツの利用を確実に制限することができる。
H.第7の実施例:
上記した第6の実施例においては、PUSH型印刷(すなわち、ダイレクト印刷)により、印刷端末208Pに配信されたコンテンツデータは、顧客(受信者)の印刷端末内において、印刷完了後に、直ちに削除されるため、その印刷端末内に留まることはないが、いわゆる「見てから印刷」など、印刷端末に配信されたコンテンツデータが、印刷端末内に保持され、その後、顧客(受信者)からの指示によって印刷の実行がされるような場合には、送信者が想定している期間を超えて、顧客の下にコンテンツデータが留まる恐れがある。
そこで、本実施例においては、期間限定で印刷コンテンツの配信を行う場合に、顧客(受信者)の印刷端末においても、ポスティングサーバを利用して、保持しているコンテンツデータについて期間限定に即した管理を行うようにすることにより、送信者が想定している期間を超えて、顧客の下にコンテンツデータが留まることがなく、その期間経過後の印刷コンテンツの利用を制限できるようにしている。
H−1.実施例の構成:
図26は本発明の第7の実施例としてのコンテンツ伝送システムの概略構成を示すブロック図である。
本発明の第7の実施例としてのコンテンツ伝送システムの構成は、図26に示すように、基本的には、図18に示した第5の実施例におけるコンテンツ伝送システムの構成と同じであるが、印刷端末208Pからポスティングサーバ202へコンテンツデータ情報を送信するための信号経路(実線矢印266)と、ポスティングサーバ202から印刷端末208Pへ「印刷可」または「印刷不可」の応答を返すための信号経路(実線矢印267)と、が追加されている。その他の構成は、第5の実施例と同じであるので、同一の符号を付し、それらについての説明は省略する。また、ポスティングサーバ202及び印刷端末208Pの構成については、図21及び図22に示した第6の実施例の構成と同じであるので、それらについての説明も省略する。但し、本実施例では、上述したとおり、顧客(受信者)の印刷端末208Pにおいて、保持しているコンテンツデータに対し期間限定に即した管理を行うために、印刷端末208Pを構成するパーソナルコンピュータ260では、専用のアプリケーションプログラムが実行されている。従って、パーソナルコンピュータ260のCPU90は、その専用アプリケーションプログラムに従って、後述する種々の処理を行うことになる。また、本実施例においても、印刷端末208Pとしては、図5に示したとおり、各種形態を採ることも可能である。
H−2.実施例の動作:
本実施例においても、ポスティングサーバ202が印刷端末208Pに対しコンテンツデータの配信を開始するに当たり、両者のセッションの確立がなされるまでの動作は、第6の実施例と同じであるので、それら動作についての説明は省略する。
図27は図26におけるポスティングサーバ202、印刷端末208P間における、コンテンツデータ配信以降のデータや情報のやりとりを模式的に示した説明図である。図27において、時間は上から下に向かって流れている。
本実施例では、前述したようにいわゆる「見てから印刷」に対応しており、印刷端末208Pにおいて、例えば、顧客(受信者)が、配信されたコンテンツデータについての内容を、顧客(受信者)が画面で確認した後、顧客からの指示によって印刷の実行がされる。
ポスティングサーバ202と208Pとの間のセッションが確立されると、ポスティングサーバ202は、印刷端末208PのIPアドレスに基づき、印刷端末208Pのパーソナルコンピュータ260に直接アクセスして、HTTPに従ってコンテンツデータをPUSH型で配信する。
印刷端末208Pにおけるパーソナルコンピュータ260では、通信部92を介してコンテンツデータを受信すると、CPU90は、メモリ94にそのコンテンツデータ95を保存する。その後、顧客(受信者)から入力部97を介して、内容確認のための表示指示を受け取ると、CPU90は、コンテンツデータ95に基づいて、印刷コンテンツの内容をモニタ96の画面上に表示させる。続いて、顧客(受信者)から入力部97を介し、確認した印刷コンテンツについて印刷指示を受け取ると、CPU90は、通信部92を介して、ポスティングサーバ202にアクセスし、印刷しようとしているコンテンツデータの情報(具体的には、送信者情報、送信先情報、コンテンツデータのファイル名など)を送信する(実線矢印266)。なお、この際、ポスティングサーバ202にアクセスできない場合には、CPU90は、顧客(受信者)が印刷の実行をできないようにする(例えば、印刷ボタンなどのユーザインタフェースを無効化するなど)。
次に、ポスティングサーバ202は、送られてきたコンテンツデータ情報と一致するコンテンツデータについての配信依頼情報18’から、印刷可能期限を取得し、内部クロックから得た現在時刻との比較を行い、印刷可能期限内であるか否かを判定する。判定の結果、印刷可能期限内であれば(すなわち、印刷可能期限を過ぎていなければ)、CPU90は通信部92を介して印刷端末208Pに対し、「印刷可」の応答を返す(実線矢印267)。反対に、印刷可能期間を過ぎていたら、CPU90は印刷端末208Pに対し、「印刷不可」の応答を返す(実線矢印267)。ちなみに、ポスティングサーバ202において、図25に示したコンテンツ削除判定処理における、印刷可能期限が過ぎたとの判定(ステップS204 Yes)により、ポスティングサーバ202内のコンテンツデータが既に削除されていた場合にも、CPU90は、「印刷不可」の応答を返す。
次に、印刷端末208Pのパーソナルコンピュータ260では、通信部92を介して判定結果についての応答を受け取ると、CPU90は、その応答内容を解析し、その応答内容が「印刷可」の場合には、コンテンツデータ95に基づく印刷開始をパーソナルコンピュータ260に指示する。すなわち、CPU90は、コンテンツデータ95を印刷命令と共にプリンタ262に送信し、プリンタ262は、そのコンテンツデータに基づいて印刷を行い、印刷コンテンツを出力する。なお、パーソナルコンピュータ260では、受信したコンテンツデータに所望の処理を施して、プリンタ262において印刷実行可能なデータ形式に変換する。
一方、応答内容が「印刷不可」の場合には、CPU90は、モニタ96に印刷可能期限を過ぎたことを示すメッセージを表示すると共に、メモリ94に保存されているコンテンツデータ95を削除する。
さて、以上の説明では、印刷端末208Pのパーソナルコンピュータ260は、顧客(受信者)からの印刷指示の受け取りを契機として、ポスティングサーバ202に対し、印刷可能期限のチェックを依頼していたが、パーソナルコンピュータ260は、定期的に、印刷可能期限チェックの依頼をするようにしてもよい。具体的には、パーソナルコンピュータ260のCPU90が、タイマ処理を行って、一定時間毎に、ポスティングサーバ202にアクセスし、印刷可能期限チェックを依頼するようにする。
そのように、定期的に印刷可能期限チェックを依頼するような場合には、ポスティングサーバ202からの応答として、印刷可能期限まであとどのくらいかという情報も併せて受け取るようにしてもよい。そのような場合、CPU90は、印刷されていないコンテンツデータの印刷可能期限が近づいたときに、印刷実行を促すメッセージをモニタ96の画面上に表示させるようにしてもよい。さらには、プリンタ262に印刷開始を指示し、自動で印刷を開始させるようにしてもよい。具体的には、例えば、印刷可能期限の3日前からは、上記した印刷実行を促すメッセージを表示させ、印刷可能期限の当日には、自動で印刷を開始させるようにするなどである。
なお、このように定期的に印刷可能期限チェックを依頼するような場合でも、印刷可能期限が過ぎていたら(すなわち、「印刷不可」の場合)、パーソナルコンピュータ260のCPU90は、モニタ96に印刷可能期限が過ぎたことを表示させ、コンテンツデータの削除を行う。
また、メッセージをモニタ96の画面上に表示させる代わりに、そのメッセージを音声などで顧客(受信者)に知らせるようにしてもよい。あるいは、警告ランプなど、その他の手段で報知するようにしてもよい。
H−3.実施例の効果:
以上説明したように、本実施例では、期間限定で印刷コンテンツの配信を行った場合に、印刷端末208Pがポスティングサーバ202に対し印刷可能期限が過ぎているか否かの判定を依頼し、その応答内容に基づいて、印刷可能期限内であれば、そのコンテンツデータに基づく印刷を開始し、印刷可能期限を過ぎていたら、コンテンツデータを削除し、それ以降の印刷を行わないようにしている。従って、いわゆる「見てから印刷」など、印刷端末208Pに配信されたコンテンツデータが、印刷端末208P内に保持され、その後、顧客(受信者)からの指示によって印刷の実行がされるような場合においても、企業(送信者)側で想定している期間を超えて、コンテンツデータが、顧客(受信者)の印刷端末208P内に留まることがないため、不正に印刷など行うことができず、その期間経過後の印刷コンテンツの利用を制限することができる。
I.変形例2:
なお、本発明は上記した実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
上記した実施例においては、ネットワークとして、インターネットを含むブロードバンドネットワークを利用したが、携帯電話網や、公衆電話網などを利用するようにしてもよい。
上記した実施例においては、シグナリングプロトコルの一種であるSIPを利用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、H.323や、MGCP(Media Gateway Control Protocol)、MEGACO(Media Gateway Control)などを用いるようにしてもよい。また、上記した実施例においては、データ転送プロトコルの一種であるHTTPを利用していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、FTPや、RTP(Realtime Transport Protocol)、IRC(Internet Relay Chat)、TELNETなどを用いるようにしてもよい。また、セッション確立やデータ伝送を行うために、Skype(登録商標)やインスタントメッセージング(instant messaging)を利用するようにしてもよい。Skypeやインスタントメッセージングに限らず、その他、グローバルアドレスの管理やプレゼンスサービス機能を有する類似の各種技術を利用するようにしてもよい。
上記した実施例では、SIPサーバをプロキシサーバとして機能させ、セッションの確立の仲介を行わせていたが、SIPでは、SIPクライアント同士が互いのSIP URIとIPアドレスを分かっていれば、ピアツーピアでセッションの確立を行うことが可能であるため、そのような場合には、SIPクライアント同士の間で、SIPサーバの仲介なしに、直接、セッションの確立を行うようにしてもよい。
上記した実施例では、ポスティングサーバから印刷端末に対して、コンテンツデータをPUSH型で配信するようにしていたが、PULL型で配信するようにしてもよい。ここで、「PULL型」とは、端末がサーバにデータ配信をリクエストして、その結果、サーバが端末にデータを配信する方法を言う。
上記した実施例では、ネットワーク上の位置情報として、IPアドレスを利用するようにしていたが、MAC(Media Access Control)アドレスを利用するようにしてもよい。
上記した実施例では、ネットワーク上に、SIPサーバが複数存在する場合、登録情報や、プレゼンス情報(SIPクライアントの状態に関する情報など)は、各SIPサーバが独自に管理するようにしていたが、例えば、SIPサーバ同士の間で、それらの情報を共有するようにしてもよい。また、或るSIPサーバにおいて、情報が更新された場合、他のSIPサーバとの間で同期をとって、情報の更新を他のSIPサーバにも反映させ、情報の共通化を図るようにしてもよい。
また、必要な情報のみを他のドメインに流すように、SIPサーバにフィルタリング機能を持たせるようにしてもよい。
本発明の第1の実施例としてのコンテンツ伝送システムの概略構成を示すブロック図である。 図1におけるポスティングサーバ102の主要構成を示すブロック図である。 図1におけるSIPサーバ104,106の主要構成を示すブロック図である。 一般的なSIPサーバの種別を示す説明図である。 図1における印刷端末108P,110Pの構成の各種形態を示す説明図である。 図1におけるポスティングサーバ102と印刷端末110Pとの間のセッション確立処理のシーケンスを示す説明図である。 本発明の第2の実施例としてのコンテンツ伝送システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施例としてのコンテンツ伝送システムの概略構成を示すブロック図である。 第1の実施例において、顧客から企業側に対してコンテンツデータを伝送する場合の変形例を示すブロック図である。 第2の実施例において、顧客から企業側に対してコンテンツデータを伝送する場合の変形例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施例としてのコンテンツ伝送システムの概略構成を示すブロック図である。 図11におけるポスティングサーバ202の主要構成を示すブロック図である。 図11における送信端末212Sの主要構成を示すブロック図である。 図11における送信端末212S、ポスティングサーバ202及び印刷端末208P間におけるデータや情報のやりとりを模式的に示した説明図である。 図11において送信エラーが発生した際の送信端末212S、ポスティングサーバ202及び印刷端末208P間におけるデータや情報のやりとりを模式的に示した説明図である。 図11において印刷エラーが発生した際の送信端末212S、ポスティングサーバ202及び印刷端末208P間におけるデータや情報のやりとりを模式的に示した説明図である。 図11においてコンテンツデータの削除が発生した際の送信端末212S、ポスティングサーバ202及び印刷端末208P間におけるデータや情報のやりとりを模式的に示した説明図である。 本発明の第5の実施例としてのコンテンツ伝送システムの概略構成を示すブロック図である。 図18における送信端末212S、ポスティングサーバ202、SIPサーバ204及び印刷端末208P間におけるデータや情報のやりとりを模式的に示した説明図である。 本発明の第6の実施例としてのコンテンツ伝送システムの概略構成を示すブロック図である。 図20におけるポスティングサーバ202の主要構成を示すブロック図である。 図20における印刷端末208Pの主要構成を示すブロック図である。 図20における送信端末212S、ポスティングサーバ202、SIPサーバ204及び印刷端末208P間におけるデータや情報のやりとりを模式的に示した説明図である。 図23のポスティングサーバ202で実行されるコンテンツ配信開始判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図23のポスティングサーバ202で実行されるコンテンツ削除判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第7の実施例としてのコンテンツ伝送システムの概略構成を示すブロック図である。 図26におけるポスティングサーバ202、印刷端末208P間における、コンテンツデータ配信以降のデータや情報のやりとりを模式的に示した説明図である。
符号の説明
10…CPU
12…通信部
14…メモリ
16…コンテンツデータ
17…配信履歴情報
18…配信依頼情報
19…配信結果情報
30…CPU
32…通信部
34…メモリ
36…登録情報
38…プリンタ状態情報
50…ブロードバンドルータ
52…IP通信プリンティング対応複合機
54…パーソナルコンピュータ
56…複合機
58…プリンタ
60…スキャナ
62…ネットワーク対応複合機
64…ネットワークアダプタ
66…複合機
68…プリンタ
70…LAN
80…CPU
82…通信部
84…メモリ
86…モニタ
90…CPU
92…通信部
94…メモリ
95…コンテンツデータ
96…モニタ
97…入力部
98…出力インタフェース部
102…ポスティングサーバ
104,106…SIPサーバ
108P,110P…印刷端末
108S,110S…送信端末
112R,144R…受信端末
112S,144S…送信端末
114…ネットワーク
202…ポスティングサーバ
204…SIPサーバ
208P…印刷端末
212S…送信端末
214…ネットワーク
260…パーソナルコンピュータ
262…プリンタ
264…パーソナルコンピュータ

Claims (6)

  1. ネットワークに接続されるポスティングサーバであって、
    コンテンツの印刷を行うためのコンテンツデータを前記ネットワークを介して印刷端末に配信して印刷させる制御部を備え、
    前記制御部は、前記コンテンツデータを前記印刷端末に印刷させるのに先立ち、プレゼンスサーバとして動作する仲介サーバが取得した前記印刷端末の状態に関する状態情報の提供を受け、前記印刷端末が印刷可能な状態にある場合に前記仲介サーバを介して前記印刷端末とセッションを確立した上で、前記コンテンツデータを前記印刷端末に印刷させ、
    前記制御部は、前記印刷端末が印刷不能な状態にある場合には、一定期間毎に前記印刷端末が印刷可能な状態になったか否かを判断し、印刷可能な状態になれば、前記仲介サーバを介して前記印刷端末とセッションを確立した上で、前記コンテンツデータを前記印刷端末に印刷させる、
    ポスティングサーバ。
  2. 請求項1に記載のポスティングサーバにおいて、
    前記制御部は、前記コンテンツデータを配信先情報に基づき配信する、ポスティングサーバ。
  3. 請求項1に記載のポスティングサーバにおいて、
    前記制御部は、送信端末から送信された前記コンテンツデータを受信し、前記コンテンツデータを前記ネットワークを介して配信し、
    前記ポスティングサーバは、
    配信した前記コンテンツデータに関する配信履歴を格納する格納部をさらに備え、
    前記制御部は、前記プレゼンスサーバから提供された前記状態情報を、前記格納部内の配信履歴に追加して保存すると共に、前記配信履歴のうち、少なくとも一部の情報を前記送信端末に通知する、ポスティングサーバ。
  4. 請求項3に記載のポスティングサーバにおいて、
    前記制御部は、前記送信端末から、前記コンテンツデータと共に、配信先情報を受信し、前記コンテンツデータを前記配信先情報に基づき配信する、ポスティングサーバ。
  5. ネットワークに接続されたポスティングサーバを制御するためのポスティングサーバ制御方法であって、
    (a)プレゼンスサーバとして動作する仲介サーバが取得した印刷端末の状態に関する状態情報の提供を受け、前記印刷端末が印刷可能な状態にある場合には、前記仲介サーバを介して前記印刷端末とセッションを確立した上で、前記コンテンツデータを前記印刷端末に印刷させる工程と、
    (b)前記プレゼンスサーバから提供された状態情報に基づき、前記印刷端末が印刷不能な状態にある場合に一定期間毎に前記印刷端末が印刷可能な状態になったか否かを判断し、印刷可能な状態になれば、前記仲介サーバを介して前記印刷端末とセッションを確立した上で、前記コンテンツデータを前記印刷端末に印刷させる工程と、
    を備える、ポスティングサーバ制御方法。
  6. 請求項に記載のポスティングサーバ制御方法において、
    (c)送信端末からの前記コンテンツデータを受信し、前記コンテンツデータを前記ネットワークを介して前記印刷端末へ配信する工程と
    (d)配信する前記コンテンツデータに関する配信履歴を前記ポスティングサーバの格納部に格納する工程と、
    (e)前記プレゼンスサーバから提供された前記状態情報を、前記格納部内の配信履歴に追加して保存する工程と、
    (f)前記格納部内の配信履歴のうち、少なくとも一部の情報を、前記送信端末に通知する工程と、
    をさらに備える、ポスティングサーバ制御方法。
JP2008193929A 2007-07-31 2008-07-28 ポスティングサーバ、および、ポスティングサーバ制御方法 Expired - Fee Related JP5245612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008193929A JP5245612B2 (ja) 2007-07-31 2008-07-28 ポスティングサーバ、および、ポスティングサーバ制御方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007198800 2007-07-31
JP2007198800 2007-07-31
JP2007241436 2007-09-18
JP2007241436 2007-09-18
JP2008193929A JP5245612B2 (ja) 2007-07-31 2008-07-28 ポスティングサーバ、および、ポスティングサーバ制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009093625A JP2009093625A (ja) 2009-04-30
JP5245612B2 true JP5245612B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=40380623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008193929A Expired - Fee Related JP5245612B2 (ja) 2007-07-31 2008-07-28 ポスティングサーバ、および、ポスティングサーバ制御方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20090204686A1 (ja)
JP (1) JP5245612B2 (ja)
KR (1) KR20090013122A (ja)
CN (2) CN101360162B (ja)
SG (1) SG149804A1 (ja)
TW (1) TW200922279A (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5453745B2 (ja) * 2007-07-31 2014-03-26 セイコーエプソン株式会社 ポスティングサーバ、コンテンツ伝送システム及びポスティングサーバ制御方法
EP2020801A1 (en) * 2007-07-31 2009-02-04 Seiko Epson Corporation Posting server, sending terminal, posting server control method and sending terminal control method
JP2009093624A (ja) * 2007-07-31 2009-04-30 Seiko Epson Corp ポスティングサーバ、印刷端末及びポスティングサーバ制御方法
US20110051188A1 (en) * 2009-08-27 2011-03-03 Seiko Epson Corporation Printing system, distributing server, printing terminal, method for controlling distributing server and control program, and method for controlling printing terminal and control program
CN102054181B (zh) * 2009-11-03 2013-03-13 北京洛克斯科技发展有限公司 一种医学图像纸介质打印、管理系统及实现方法
JP5370495B2 (ja) * 2009-12-11 2013-12-18 富士通株式会社 情報処理装置及び制御方法
US9294536B2 (en) * 2010-04-12 2016-03-22 Samsung Electronics Co., Ltd Method and system of communicating delivery status of an XDM resource in an XDM environment
JP5143191B2 (ja) * 2010-06-30 2013-02-13 株式会社バッファロー 周辺装置を利用するためのシステム、サーバ装置、方法
US8838679B2 (en) * 2010-12-22 2014-09-16 Microsoft Corporation Providing state service for online application users
JP2014197759A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 富士通株式会社 プレゼンス管理方法、情報処理装置およびプログラム
JP6155851B2 (ja) * 2013-05-31 2017-07-05 ブラザー工業株式会社 表示プログラムおよび表示装置
CN104463995A (zh) * 2014-10-21 2015-03-25 小米科技有限责任公司 通讯方法及装置
JP6408500B2 (ja) * 2016-02-05 2018-10-17 日本電信電話株式会社 呼処理システム、負荷分散装置及び負荷分散方法

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5638118A (en) * 1987-06-09 1997-06-10 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing device with diverse storage times used in picture composition
US6452692B1 (en) * 1996-12-02 2002-09-17 Sun Microsystems, Inc. Networked printer server
DE69927339T2 (de) * 1998-11-30 2006-06-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Datenübertragungverfahren
US7437750B1 (en) * 1999-04-12 2008-10-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data transceiving system and method therefor
US20020046101A1 (en) * 2000-04-28 2002-04-18 Katsuhisa Ogawa Expendable supplies providing method and expendable supplies providing apparatus, and control program
JP2002032207A (ja) * 2000-04-28 2002-01-31 Canon Inc 消耗品提供方法および消耗品提供システムおよび消耗品提供装置および消耗品提供プログラムおよび記憶媒体
JP4109821B2 (ja) * 2000-09-13 2008-07-02 キヤノン株式会社 情報処理装置及びジョブの処理結果確認方法
US20020033964A1 (en) * 2000-09-19 2002-03-21 Fuji Xerox Co., Ltd. Image administering system
JP2003008569A (ja) * 2001-06-26 2003-01-10 O2 Interactive:Kk データ中継装置
JP3800320B2 (ja) * 2001-08-01 2006-07-26 セイコーエプソン株式会社 プリントシステム及びプリント業務を監視するサーバ
JP2003087408A (ja) * 2001-09-13 2003-03-20 Nec Corp ショートメッセージ配信システム
US7904360B2 (en) * 2002-02-04 2011-03-08 Alexander William EVANS System and method for verification, authentication, and notification of a transaction
JP2003263585A (ja) * 2002-03-07 2003-09-19 Fuji Xerox Co Ltd 広告配信システム、印刷システム、およびコンピュータプログラム
JP2004171324A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Seiko Epson Corp ジョブ管理装置
JP2004220565A (ja) * 2002-12-27 2004-08-05 Seiko Epson Corp 分散印刷システム及び分散印刷方法、分散印刷プログラム、並びにプリンタ及びプリンタ管理サーバ
JP3912298B2 (ja) * 2003-03-07 2007-05-09 ブラザー工業株式会社 送受信装置、ファクシミリ装置および送受信プログラム
JP4341303B2 (ja) * 2003-06-09 2009-10-07 セイコーエプソン株式会社 ネットワーク印刷システム
JP2005079929A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Canon Inc 通信装置、通信装置の制御方法、および通信装置の制御プログラム
JP4047303B2 (ja) * 2004-06-04 2008-02-13 キヤノン株式会社 提供装置、提供プログラム、及び、提供方法
JP3928631B2 (ja) * 2004-07-08 2007-06-13 村田機械株式会社 ファクシミリ装置
JP4464231B2 (ja) * 2004-09-17 2010-05-19 株式会社リコー 印刷処理装置、印刷処理方法、印刷処理プログラム及び記録媒体
JP4677229B2 (ja) * 2004-12-27 2011-04-27 キヤノン株式会社 印刷装置及び印刷方法
KR100739687B1 (ko) * 2005-01-05 2007-07-13 삼성전자주식회사 인쇄 상태 표시 방법 및 그 장치
US20060227376A1 (en) * 2005-03-29 2006-10-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Secure image data system and method
JP2007020000A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Ntt Docomo Inc Sipサーバ、端末装置、加入者情報管理装置、通信制御方法
JP4635855B2 (ja) * 2005-12-13 2011-02-23 株式会社日立製作所 データ通信方法およびシステム
CN101179459A (zh) * 2006-11-07 2008-05-14 朗迅科技公司 Ims网络打印服务
EP2020801A1 (en) * 2007-07-31 2009-02-04 Seiko Epson Corporation Posting server, sending terminal, posting server control method and sending terminal control method
JP2009093624A (ja) * 2007-07-31 2009-04-30 Seiko Epson Corp ポスティングサーバ、印刷端末及びポスティングサーバ制御方法
JP5453745B2 (ja) * 2007-07-31 2014-03-26 セイコーエプソン株式会社 ポスティングサーバ、コンテンツ伝送システム及びポスティングサーバ制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009093625A (ja) 2009-04-30
SG149804A1 (en) 2009-02-27
CN101360162B (zh) 2012-03-21
US20090204686A1 (en) 2009-08-13
TW200922279A (en) 2009-05-16
CN102572194A (zh) 2012-07-11
KR20090013122A (ko) 2009-02-04
CN101360162A (zh) 2009-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5245612B2 (ja) ポスティングサーバ、および、ポスティングサーバ制御方法
JP5453745B2 (ja) ポスティングサーバ、コンテンツ伝送システム及びポスティングサーバ制御方法
JP2009093622A (ja) ポスティングサーバ、送信端末、ポスティングサーバ制御方法及び送信端末制御方法
JP2009093624A (ja) ポスティングサーバ、印刷端末及びポスティングサーバ制御方法
JP5277855B2 (ja) 送信装置およびその方法
US20090122343A1 (en) Transmission terminal, information output device, and content transmission system
JP2002290462A (ja) メール不達情報通知方法およびデータ通信装置
JP2010113649A (ja) 印刷端末及びポスティングサーバ
JP5157554B2 (ja) 送信装置、コンテンツ送信システム、コンテンツ送信方法及びコンピュータプログラム
JP2009193567A (ja) 送信端末、情報出力装置、コンテンツ伝送システム及び出力条件伝送方法
JP2010113648A (ja) コンテンツ配信システム
JP2009193538A (ja) コンテンツ伝送システム及び印刷装置特定方法
US20110051188A1 (en) Printing system, distributing server, printing terminal, method for controlling distributing server and control program, and method for controlling printing terminal and control program
JP5568924B2 (ja) 印刷システム、配信サーバー、印刷端末、配信サーバー制御プログラム、印刷端末制御プログラム
JP2009193540A (ja) コンテンツ伝送システム、仲介サーバ及び機種情報伝送方法
JP2009239497A (ja) データ送信システム、それに用いる送信装置及び受信装置、データ送信方法、コンピュータプログラム
CN101360038A (zh) 邮寄服务器、打印终端及邮寄服务器控制方法
JP2011049811A (ja) 印刷システム、配信サーバー、印刷端末、配信サーバー制御方法および制御プログラム、印刷端末制御方法および制御プログラム
JP2014160898A (ja) 中継装置及びファクシミリ送受信プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5245612

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees