JP4741304B2 - データマイグレーション方法又はデータマイグレーションシステム - Google Patents

データマイグレーション方法又はデータマイグレーションシステム Download PDF

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Description

本願明細書で開示される技術は、複数のストレージシステム及び計算機を含む計算機システムに関し、特に、ストレージシステムを仮想化する仮想化環境におけるデータマイグレーションに関する。
計算機は、ストレージシステムにデータを保存する。そのデータの利用期間(保存期間)がストレージシステムの装置寿命より長い場合、装置寿命が経過する前に、古いストレージシステムに格納されたデータを新しいストレージシステムに移行(マイグレーション)する必要がある。データの移行にあたって、計算機がストレージシステムを利用できない時間はできるだけ短いことが望ましく、さらには、一切の停止なく移行できることが望まれる。
古いストレージシステムから新しいストレージシステムへデータを移行する技術として、例えば、特許文献1及び特許文献2が開示されている。特許文献1及び特許文献2によれば、古いストレージシステムから新しいストレージシステムへのデータの移行を開始する前に、計算機を新しいストレージシステムにつなぎ換える。
さらに、特許文献2によれば、新しいストレージシステム内に、古いストレージシステムのデバイス(記憶領域)に対応する仮想的なデバイスが設けられる。計算機は、仮想的なデバイスにアクセスすることによって、その仮想的なデバイスに対応する古いストレージシステムのデバイスにアクセスすることができる。
特表平10−508967号公報 特開2004−220450号公報
上記特許文献1及び特許文献2に記載された技術によれば、データの移行を開始する前に、計算機を新しいストレージシステムにつなぎ換える必要がある。このつなぎ換えの際、計算機からストレージシステムへのアクセスが一時的に停止する。さらに、装置寿命がまだ残っていたとしても、データの移行が終了した後は、古いストレージシステムを利用することができない。
本発明は、計算機と、前記計算機とネットワークを介して接続された複数のストレージシステムと、を備える計算機システムにおいて、前記複数のストレージシステムのうち第1ストレージシステムは、前記ネットワークに接続される第1インタフェースと、前記第1インタフェースに接続される第1プロセッサと、前記第1プロセッサに接続される第1メモリと、前記計算機によって書き込まれたデータを格納する第1記憶領域と、を備え、前記複数のストレージシステムのうち第2ストレージシステムは、前記ネットワークに接続される第2インタフェースと、前記第2インタフェースに接続される第2プロセッサと、前記第2プロセッサに接続される第2メモリと、前記第1記憶領域に格納されたデータが移行する第2記憶領域と、を備え、前記計算機は、前記ネットワークに接続される第3インタフェースと、前記第3インタフェースに接続される第3プロセッサと、前記第3プロセッサに接続される第3メモリと、を備え、前記第1プロセッサは、前記第2記憶領域に対応する第1仮想記憶領域を前記第1ストレージシステムに作成し、前記第1仮想記憶領域に対して発行されたデータの書き込み要求を、前記第2記憶領域に対する書き込み要求に変換して発行し、前記第1記憶領域に格納された前記データを前記第1仮想記憶領域に複写するための書き込み要求を発行し、前記第2プロセッサは、前記第1記憶領域に対応する第2仮想記憶領域を前記第2ストレージシステムに作成し、前記第2仮想記憶領域に対して発行されたデータの書き込み要求を、前記第1記憶領域に対する書き込み要求に変換して発行し、前記第3プロセッサは、前記複写が開始される前の時点、前記複写が開始されてから終了する前の時点、又は前記複写が終了した後の時点のいずれかにおいて、前記計算機がデータの書き込み要求を発行する対象を前記第1記憶領域から前記第2仮想記憶領域に切り替え、前記第2プロセッサは、前記複写が終了した後、前記第2記憶領域の識別子を、前記第2仮想記憶領域の識別子に変更することを特徴とする。
本発明の一形態によれば、複数のストレージシステムと、各ストレージシステムにネットワークを介して接続される計算機とを含む計算機システムの運用中に構成変更を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
<第1の実施の形態>
最初に、第1の実施の形態の概要について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の概要の説明図である。
本実施の形態の計算機システムの詳細な構成は、後で図2を参照して説明する。
図1に示すように、本実施の形態の計算機10は、ストレージシステム100に接続される。計算機10上のアプリケーションプログラム15は、ストレージシステム100の記憶領域101を利用する。すなわち、アプリケーションプログラム15は、記憶領域101にデータを書き込み、書き込んだデータを読み出す。計算機10は、パス切替プログラム50を保持する。
パス切替プログラム50は、アプリケーションプログラム15が発行するデータのリードライト要求の発行先の記憶領域を切り替えるプログラムである。ここで、パスとは、計算機10からいずれかの記憶領域に至るリードライト要求の経路である。パス切替プログラム50は、パス情報(後述)を設定することによって、リードライト要求の発行先の記憶領域を設定する。図1におけるパス切替プログラム50は、記憶領域101に対して要求を発行するように初期設定される。
本実施の形態の計算機システムは、さらに、ストレージシステム200を備える。ストレージシステム100の装置寿命が近づくと、新しいストレージシステム200の記憶領域201に記憶領域101のデータが移行(マイグレーション)される。ストレージシステム200を導入し、ストレージシステム100と物理的に結線するところまでは、作業者による人手作業となる。それ以降は、管理計算機500によって、データの移行手順が自動実行される。管理計算機500は、データの移行を実行するデータマイグレーションプログラム555を保持する。
データマイグレーションプログラム555は、まず、ストレージシステム100に対して、ストレージシステム200の記憶領域をディスカバリ(発見)するように指示する(61)。
次に、データマイグレーションプログラム555は、ストレージシステム100に対して、ディスカバリによって発見された記憶領域201を、ストレージシステム100の仮想記憶領域102として設定するように指示する(62)。仮想記憶領域102は、実際にデータが格納される記憶領域201と対応付けられた仮想的な領域である。すなわち、仮想記憶領域102自体にはデータが格納されない。仮想記憶領域102に対してデータの書き込み要求が発行されると、そのデータは、実際には記憶領域201に格納される。
次に、データマイグレーションプログラム555は、記憶領域101と仮想記憶領域102とをペアとして設定する(63)。ペアとは、データコピーが実行される二つの記憶領域の組であり、二つの記憶領域の一方がコピー元、他方がコピー先である。図1の例では、記憶領域101がコピー元、仮想記憶領域102がコピー先である。このペアにおいてコピーが実行されると、記憶領域101に格納されているデータは、仮想記憶領域102にコピーされる。そのデータは、実際には、記憶領域201に格納される。データマイグレーションプログラム555は、パス切替プログラム50のパス情報に記憶領域201を登録する(64)。
次に、データマイグレーションプログラム555は、ストレージシステム100に対して、ストレージシステム100の記憶領域101に関するキャッシュの利用を禁止するように指示する(65)。
次に、データマイグレーションプログラム555は、ストレージシステム100に対して、記憶領域101のデータを仮想記憶領域102にコピーするように指示する(66)。
コピーが完了すると、データマイグレーションプログラム555は、パス切替プログラム50のパス情報を設定し、アプリケーションプログラムからの要求を、記憶領域201に発行するように切り替える(67)。
切替終了後、データマイグレーションプログラム555は、記憶領域101と仮想記憶領域102のペア設定を解除し(68)、さらに、記憶領域201と仮想記憶領域102との対応を解除する(69)
以上のように処理することによって、記憶領域101から記憶領域201へのデータの移行を、計算機10からの要求の受付を中断することなく実行することができる。これは、計算機10と記憶領域101との接続関係とは独立に、仮想記憶領域102と記憶領域201との接続関係を確立できること、記憶領域101から仮想記憶領域102へのデータのコピーを計算機10からの要求を受け付けながら実行できること、及び、記憶領域101から記憶領域201へのパス切替をアプリケーションプログラム15の要求毎に実行できることによって実現される。
以下、本発明の詳細について説明する。
次に、本実施の形態の計算機システムの構成について説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態の計算機システムの構成を示すブロック図である。
なお、図1において既に説明した部分については、説明を省略する。
図2に示す計算機システムは、計算機10、ストレージシステム100、ストレージシステム200及び管理計算機500を備える。ストレージシステム100は、装置寿命が近づいている古いストレージシステムであり、計算機10によって利用される記憶領域101を格納する。ストレージシステム200は、ストレージシステム100に代わって、計算機10が新規に利用開始する新しいストレージシステムである。管理計算機500は、図2の計算機システムの運用を管理する計算機である。
計算機10とストレージシステム100とは、ファイバチャネルによって接続される。具体的には、計算機10のファイバチャネルインタフェース(以下FCインタフェースと略す)13が、ファイバチャネルスイッチ(以下FCスイッチと略す)20を介して、ストレージシステム100のFCインタフェース110と接続される。一方、ストレージシステム100及びストレージシステム200は、FCスイッチ30を介して、ファイバチャネルによって接続される。本実施の形態のFCスイッチ30は、計算機10及びストレージシステム100等を接続するネットワークを構成する。本発明は、ネットワークの種類に限定されないため、ファイバチャネルに代えて、インターネットプロトコルを用いるネットワークを用いても良い。
次に、計算機10について説明する。
計算機10は、CPU11、メモリ12、FCインタフェース13及び管理インタフェース19を備える。
CPU11は、メモリ12が保持するプログラムを実行するプロセッサである。
メモリ12には、CPU11によって実行されるプログラム及びデータが格納される。本実施の形態のメモリ12には、アプリケーションプログラム15、パス切替プログラム50及びパス情報51が格納される。
アプリケーションプログラム15は、ストレージシステムに対してデータのリードライト要求を発行することによって、データの処理を実行する。
パス切替プログラム50は、アプリケーションプログラム15がどのストレージシステムのどの記憶領域にリードライト要求を発行するかを最終的に決定する。
パス情報51は、アプリケーションプログラム15が発行するリードライト命令の発行先の記憶領域を設定するテーブルである(図3参照)。
FCインタフェース13は、FCスイッチ20及びFCスイッチ30を介して、ストレージシステム100及びストレージシステム200に接続される。計算機10は、FCインタフェース13を介して、各ストレージシステムとリードライト要求及びデータをやり取りする。
管理インタフェース19は、管理ネットワーク90を介して管理計算機500と接続される。
次に、ストレージシステム100について説明する。
ストレージシステム100は、FCインタフェース110、FCインタフェース115、データ転送制御モジュール120、キャッシュ121、CPU140、メモリ150、管理インタフェース190及び記憶領域101を備える。ストレージシステム100は、さらに、仮想記憶領域102を備えてもよい。
FCインタフェース110は、FCスイッチ20を介して計算機10と接続される。
FCインタフェース115は、FCスイッチ30を介して他のストレージシステム(図2の例では、ストレージシステム200)と接続される。
データ転送制御モジュール120は、記憶領域101及び仮想記憶領域102とFCインタフェース110等との間のデータ転送を制御する。
キャッシュ121は、計算機10から受信したデータ及び記憶領域101等から読み出したデータを一時的に保持する。
CPU140は、メモリ150に格納されたプログラムを実行することによって、計算機10から受け付けた要求の処理、データのコピー、及び、記憶領域101等の制御等を実行する。
メモリ150には、CPU140によって実行されるプログラム及びそれらのプログラムの実行のために必要なテーブルが格納される。具体的には、メモリ150には、記憶領域処理プログラム151、仮想記憶領域制御プログラム152、データコピー制御プログラム153、キャッシュ制御プログラム154及び管理テーブル155が格納される。これらのプログラムは、計算機10からのリードライト要求又は管理計算機500による記憶領域101等の制御を処理するために実行される(後述)。
管理テーブル155は、ストレージシステム100内で実行されるデータコピーを管理するために使用される。
管理インタフェース190は、管理ネットワーク90を介して管理計算機500に接続される。
記憶領域101は、計算機10が使用するデータを格納する領域である。例えば、ストレージシステム100は、一つ以上のハードディスクドライブ(図示省略)を備え、これらのハードディスクドライブ上に記憶領域101が設定される。計算機10は、一つの記憶領域101を一つのハードディスクドライブと認識する。
本実施の形態の計算機システムは、初期状態において、一つのストレージシステム100を備え、ストレージシステム100は、計算機10が使用する一つの記憶領域101を備える。しかし、本発明は、任意の数の計算機が任意の数の記憶領域を備える計算機システムにおいても、実施することができる。
ストレージシステム200の構成は、ストレージシステム100の構成と同様であるので、詳細な説明を省略する。
ストレージシステム200のFCインタフェース210、FCインタフェース215、データ転送制御モジュール220、キャッシュ221、CPU240、メモリ250及び管理インタフェース290は、それぞれ、FCインタフェース110、FCインタフェース115、データ転送制御モジュール120、キャッシュ121、CPU140、メモリ150及び管理インタフェース190と同様である。
メモリ250に格納される記憶領域処理プログラム251、仮想記憶領域制御プログラム252、データコピー制御プログラム253、キャッシュ制御プログラム254及び管理テーブル255は、それぞれ、メモリ150に格納される記憶領域処理プログラム151、仮想記憶領域制御プログラム152、データコピー制御プログラム153、キャッシュ制御プログラム154及び管理テーブル155に対応する。
次に、管理計算機500について説明する。
管理計算機500は、CPU510と、メモリ550及び管理インタフェース590を備える。
CPU510は、メモリ550に格納されたプログラムを実行する。
メモリ550には、CPU510によって実行されるプログラム及びそれらのプログラムの実行のために必要なテーブルが格納される。具体的には、メモリ550には、ストレージシステム検出プログラム551、データマイグレーションプログラム555及び管理テーブル556が格納される。
管理テーブル556は、ストレージシステム100等において実行されるデータ移行を管理するために使用される(図6参照)。
さらに、管理計算機500には、管理者に必要な情報を提示するためのディスプレイ580、管理者からの入力を受け付けるキーボード581及びマウス582が接続される。
次に、パス情報51について説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態のパス情報51の説明図である。
図3において、(A)から(D)は、本実施の形態の各時点におけるパス情報51を示す。これらについては、後で説明する。
本実施の形態のパス情報51は、アプリケーションプログラム番号511、パス512及び接続先記憶領域番号513からなる。
アプリケーションプログラム番号511は、パス情報51によってリードライト命令の発行先が設定されるアプリケーションプログラムの番号である。図3の例では、アプリケーションプログラム15のリードライト命令の発行先が設定される。
パス512は、設定されるパスが何番目のパスであるかを示す。第1のパスは、現時点で設定されているパスを示す。第2のパスは、第1のパスの次に設定されるパスを示す。第nのパスは、第n−1のパスの次に設定されるパスを示す(nは任意の自然数)。
接続先記憶領域番号513は、設定されるパスの接続先の記憶領域の番号(識別子)である。図3(A)の例では、第1のパスに対応する接続先記憶領域番号513として、「101」が設定されている。この場合、計算機10から記憶領域101にリードライト要求が発行される。
次に、確認画面について説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態のディスプレイ580に表示される確認画面の説明図である。
本実施の形態の確認画面589は、新ストレージシステム表示部5891、旧ストレージシステム表示部5892、実行ボタン5893及び取り消しボタン5894からなる。
新ストレージシステム表示部5891には、ディスカバリの指示(61)に従って発見された新しいストレージシステムを示す情報が表示される。
一方、旧ストレージシステム表示部5892には、装置寿命が近づいている古いストレージシステムを示す情報が表示される。
図4の例では、新ストレージシステム表示部5891に「200」が、旧ストレージシステム表示部5892に「100」が表示されている。これは、ストレージシステム100の装置寿命が近づいている一方、ストレージシステム200が新たに計算機システムに接続されて、ディスカバリ指示によって発見されたことを示している。
実行ボタン5893(図4の「OK」)は、システム管理者がデータ移行を実行するときに操作(例えば、マウス582のクリック)される。図4の例では、システム管理者が実行ボタンを操作すると、ストレージシステム100からストレージシステム200へのデータ移行が開始される。
取り消しボタン5894(図4の「CANCEL」)は、システム管理者がデータ移行を実行しないときに操作される。
次に、記憶領域一覧について説明する。
図5は、本発明の第1の実施の形態の記憶領域一覧の説明図である。
記憶領域一覧は、ストレージシステム100の記憶領域処理プログラム151(又は、ストレージシステム200の記憶領域処理プログラム251)が、管理計算機500からの要求を受けたときに作成し、管理計算機500に応答する情報である(後述)。
記憶領域一覧は、作成された時点のストレージシステム100等に設定されている記憶領域101等に関する情報を含む。本実施の形態の記憶領域一覧は、記憶領域101等を識別する記憶領域番号1561及び記憶領域101等のデータ容量を示す容量1562からなる。
図5には、例として、ストレージシステム100の記憶領域処理プログラム151が応答する記憶領域一覧を示す。図5の例では、記憶領域番号1561が「101」であり、容量1562が「100GB」である。これは、ストレージシステム100に記憶領域101が設定され、その容量が100GB(ギガバイト)であることを示す。
次に、管理テーブル556について説明する。
図6は、本発明の第1の実施の形態の管理計算機500に格納される管理テーブル556の説明図である。
管理テーブル556は、本実施の形態の計算機システム内で実行されるデータ移行を管理するテーブルである。
図6において、(A)及び(B)は、本実施の形態の各時点における管理テーブル556を示す。これらについては、後で説明する。
管理テーブル556は、データ移行元記憶領域番号5561、仮想記憶領域番号5562及びデータ移行先記憶領域番号5563からなる。これらのフィールドには、いずれかの記憶領域又は仮想記憶領域を識別する記憶領域番号(識別子)が登録される。
ここで、記憶領域101、仮想記憶領域102及び記憶領域201の記憶領域番号は、それぞれ、「101」、「102」及び「201」である。
図6(A)の例では、データ移行元記憶領域番号5561が「101」、データ移行先記憶領域番号5563が「201」である。これは、記憶領域101のデータが記憶領域201に移行されるように設定されていることを示す。
図6(B)の例では、データ移行元記憶領域番号5561が「101」、仮想記憶領域番号5562が「102」、データ移行先記憶領域番号5563が「201」である。これは、図1に示すように、記憶領域201に対応する仮想記憶領域102が設定され、記憶領域101のデータが仮想記憶領域102にコピーされることによって、そのデータが記憶領域201に移行されることを示す。
次に、管理テーブル155について説明する。
図7は、本発明の第1の実施の形態のストレージシステム100に格納される管理テーブル155の説明図である。
管理テーブル155は、ストレージシステム100内に存在する記憶領域のペアの状態を管理するテーブルである。
図7において、(A)及び(B)は、本実施の形態の各時点における管理テーブル155を示す。これらについては、後で説明する。
管理テーブル155は、コピー元記憶領域番号1551、コピー先記憶領域番号1552及び状態1553からなる。
コピー元記憶領域番号1551及びコピー先記憶領域番号1552は、それぞれ、実行されるデータコピーのコピー元及びコピー先の記憶領域(又は仮想記憶領域)の番号(識別子)である。図7の例では、記憶領域101がコピー元、仮想記憶領域102がコピー先である。すなわち、図1に示すように、記憶領域101及び仮想記憶領域102がペアを形成している。
状態1553は、ペアの状態を示す。図7(A)の例では、状態1553は「ペア」である。これは、記憶領域101及び仮想記憶領域102にペアが形成されていることを示す。一方、図7(B)の例では、状態1553は「コピー中」である。これは、記憶領域101から仮想記憶領域102へのデータのコピーが実行されていることを示す。
なお、ストレージシステム200には、管理テーブル255が格納される。管理テーブル255の構成は管理テーブル155と同様であるため、説明を省略する。ただし、管理テーブル255には、ストレージシステム200内に存在するペアに関する情報が登録される。
次に、初期状態について説明する。
本実施の形態の計算機システムは、初期状態において、計算機10、FCスイッチ20、ストレージシステム100及び管理計算機500を備える。すなわち、計算機10のアプリケーションプログラム15は、ストレージシステム100の記憶領域101を使用している。パス情報51は、図3(A)に示すように、第1のパスとして接続先の記憶領域番号「101」を設定している。パス切替制御プログラム50は、アプリケーションプログラム15からリードライト要求を受信するたびに、このパス情報51を参照し、リードライト要求を接続先の記憶領域101に発行する。その結果、アプリケーションプログラム15が発行するリードライト要求は、FCインタフェース13を介して、記憶領域101に発行される。
次に、ストレージシステム100の装置寿命とストレージシステム200の設置について説明する。
ここで、ストレージシステム100の装置寿命が近づき、新しいストレージシステム200にデータを移行する場合を想定する。システム管理者等は、ストレージシステム200を設置し、FCスイッチ30を介して、ストレージシステム100のFCインタフェース125と、FCインタフェース210を接続する。さらに、システム管理者等は、ストレージシステム200の管理インタフェース290を管理ネットワーク90に接続する。
次に、管理計算機500におけるストレージシステム200の検出について説明する。
管理計算機500のストレージシステム検出プログラム551は、定期的に管理ネットワーク90を検索し、接続されているストレージシステムの残稼働時間(すなわち、装置寿命までの時間)と、新しいストレージシステムが接続されたか否かを確認する。本実施の形態では、新しくストレージシステム200が発見されると、ストレージシステム検出プログラム551は、例えば、図4に示す確認画面589をディスプレイ580に表示する。その結果、新しいストレージシステム200が追加されたこと、及び、ストレージシステム100の装置寿命が近づいていることが、システム管理者に通知される。
システム管理者は、確認画面589を参照し、キーボード581又はマウス582を操作して、データ移行を実行するか否かを決定することができる。以下、確認画面589において実行ボタン5893が操作された(すなわち、システム管理者がデータ移行を実行することを決定した)場合について、図8のフローチャートを参照して説明する。
図8は、本発明の第1の実施の形態のデータマイグレーションプログラム555が実行するデータマイグレーションの手順を示すフローチャートである。
確認画面589において実行ボタン5893が操作されると、管理計算機500は、データマイグレーションプログラム555(以下、DMプログラム555と記載する)を実行する。以下、DMプログラム555が実行する処理を、図8のフローチャートを参照して説明する。
DMプログラム555は、まず、ストレージシステム100から、記憶領域一覧を入手する(802)。本実施の形態では、DMプログラム555がストレージシステム100の記憶領域処理プログラム151に記憶領域一覧を要求する。記憶領域処理プログラム151は、この要求に対して、図5に示す記憶領域一覧を応答する。
次に、DMプログラム555は、ストレージシステム200に対して、記憶領域101のデータの移行先として、記憶領域101の容量に対応する記憶領域を作成するように指示する(804)。図5の記憶領域一覧が示すように、記憶領域101の容量は「100GB」である。このため、DMプログラム555は、ストレージシステム200の記憶領域制御プログラム251に対して、100GBの記憶領域を作成するように指示する。記憶領域制御プログラム251は、記憶領域201を作成する(図2参照)。記憶領域制御プログラム251は、記憶領域201を作成したことをDMプログラム555に通知する。
次に、DMプログラム555は、記憶領域101に対応する記憶領域201を作成したことを管理テーブル556に登録する(806)。この時点の管理テーブル556の内容は、図6(A)に示す通りである。すなわち、データ移行元記憶領域番号5561に登録されている記憶領域101の記憶領域番号「101」に対応して、データ移行先記憶領域番号5563に記憶領域201の記憶領域番号「201」が登録される。
次に、DMプログラム555は、ストレージシステム100のFCインタフェース115をイニシエータとして設定する(808)。その結果、ストレージシステム100は、FCインタフェース115を介して、ストレージシステム200にリードライト要求を発行できるようになる。
次に、DMプログラム555は、ストレージシステム200のFCインタフェース210をターゲットとして設定する(810)。その結果、ストレージシステム200は、FCインタフェース210を介して、ストレージシステム100からのリードライト要求を受信できるようになる。
次に、DMプログラム555は、仮想記憶領域制御プログラム152に対して、イニシエータとして設定されたFCインタフェース115を介して、記憶領域をディスカバリ(発見)するように指示する(812)。ここでは、記憶領域201がディスカバリされる。仮想記憶領域制御プログラム152は、記憶領域201が見つかったことを、DMプログラム555に通知する。
次に、DMプログラム555は、仮想記憶領域制御プログラム152に対して、記憶領域201に対応する仮想記憶領域を作成するように指示する(814)。仮想記憶領域制御プログラム152は、仮想記憶領域102を作成する(図2参照)。仮想記憶領域制御プログラム152は、記憶領域201に対応する仮想記憶領域102を作成したことをDMプログラム555に通知する。
次に、DMプログラム555は、管理テーブル556を更新する(816)。具体的には、DMプログラム555は、管理テーブル556に、記憶領域201に対応する仮想記憶領域102を登録する。更新された管理テーブル556の内容は、図6(B)に示す通りである。仮想記憶領域102に対するリードライト要求(データのコピー時に発行される要求を含む)は、イニシエータとして設定されたFCインタフェース115を介して、ストレージシステム200の記憶領域201に発行される。すなわち、仮想記憶領域102に対するリードライト要求は、実際には、記憶領域201へのリードライト要求に変換されて再発行される。その結果、仮想記憶領域102に対するライト要求に応じて記憶領域201にデータがライト(書き込み)され、仮想記憶領域102に対するリード要求に応じて記憶領域201からデータがリード(読み出し)される。
次に、DMプログラム555は、管理テーブル556に登録された記憶領域番号を参照して、データコピー制御プログラム153に対して、記憶領域101をデータコピー元、仮想記憶領域102をデータコピー先とするペアを設定するよう指示する(818)。このペア設定によって、データをコピーする準備が整う。データコピー制御プログラム153は、このペア設定を、管理テーブル155に登録する。さらに、データコピー制御プログラム153は、管理テーブル155を使用して、設定されたペアの状態を管理する。ステップ818が実行された直後の管理テーブル155の内容は、図7(A)に示す通りである。
次に、DMプログラム555は、キャッシュ制御プログラム154に対して、記憶領域101に関するキャッシュ121の利用を禁止するよう指示する(820)。キャッシュ制御プログラム154は、キャッシュ121に残っている記憶領域101に関するデータを全て記憶領域101に書き込むとともに、以後、キャッシュ121を利用しない設定とする。
キャッシュ121の中に計算機から受け取ったデータがあり、そのデータがまだ記憶領域101に書き込まれていないと、ストレージシステム100とストレージシステム200の記憶領域のデータが完全に一致しない。コピー完了後にパスを切り替える際に、記憶領域のデータが一致している必要がある。このため、ステップ820においてキャッシュ121の利用を禁止しておく。キャッシュ121を利用禁止とすると、計算機に対する応答時間が長くなるので、コピー完了後、パスを切り替える直前にキャッシュ121を利用禁止にしても良い。
次に、DMプログラム555は、計算機10のパス切替プログラム50に対して、記憶領域101に関連する第2のパスとして、記憶領域201を登録するように指示する(822)。その結果、パス情報51は、図3(B)に示すように更新される。
次に、DMプログラム555は、データコピー制御プログラム153に対して、コピーを開始するように指示する(824)。データコピー制御プログラム153は、記憶領域101から仮想記憶領域102にデータのコピーを開始する。このとき、データコピー制御プログラム153は、管理テーブル155において、記憶領域101と仮想記憶領域102のペアに対応する状態1553を「コピー中」に書き換える(図7(B)参照)。
データのコピーとは、データ転送制御モジュール120が、コピー元の記憶領域(本実施の形態では、記憶領域101)の先頭のブロックから最終のブロックまでを順次読み出し、コピー先の記憶領域(本実施の形態では、仮想記憶領域102)の同じブロック位置に書き込むことである。データのコピー中に計算機10からデータのライト要求を受信した場合、データ転送制御モジュール120は、コピー元の記憶領域101とコピー先の仮想記憶領域102の両方にデータを書き込んでも良い。あるいは、データ転送制御モジュール120は、コピー元の記憶領域101にのみデータを書き込み、書き込みのあったブロックの位置を記憶し、最終ブロックまでコピーした後に、記憶していたブロック位置のデータを再度コピーしてもよい。
本実施の形態では、コピー先が仮想記憶領域102である。このため、コピーの際、データが仮想記憶領域102に書き込まれると、仮想記憶領域処理プログラムは、その書き込みを記憶領域201に対するライト要求として、FCインタフェース115を介して発行する。
コピーが完了すると、データコピー制御プログラム153は、コピーの完了をDMプログラム555に通知する。
次に、DMプログラム555は、計算機10のパス切替プログラム50に対して、パス情報51の第1のパスとして記憶領域201を設定するように指示する(826)。パス切替プログラム50は、パス情報51を、図3(C)に示すように更新する。パス情報51が更新されると、それ以後、アプリケーションプログラム15が発行するリードライト要求は、パス切替プログラム50によって、データの移行が完了した新しい記憶領域201に発行される。パス切替プログラム50は、パス情報51の更新を完了すると、DMプログラム555に、その完了を通知する。
次に、DMプログラム555は、データコピー制御プログラム153に対して、記憶領域101と仮想記憶領域201のペア関係を解除するよう指示する(828)。さらに、DMプログラム555は、仮想記憶領域制御プログラム152に対して、記憶領域201と仮想記憶領域102との対応を解除するように指示する(830)。
以上の第1の実施の形態によれば、記憶領域101から記憶領域201へのデータの移行を、計算機10からのリードライト要求の受付を中断することなく実行することができる。これは、計算機10と記憶領域101との接続関係とは独立に仮想記憶領域102と記憶領域201の接続関係を確立できること、記憶領域101から仮想記憶領域102へのデータのコピーを計算機10からの要求を受け付けながら実行できること、及び、記憶領域101から記憶領域201へのパス切替を要求毎に実行できることによって実現される。
以上の手順の完了後、さらに、DMプログラム555は、FCインタフェース210をイニシエータとして設定し、FCインタフェース215をターゲットとして設定してもよい(832)。
次に、DMプログラム555は、ストレージシステム200の仮想記憶領域制御プログラム252に対して、イニシエータとして設定されたFCインタフェース210を介して、記憶領域をディスカバリ(発見)するように指示してもよい(834)。図2の構成では、このとき、記憶領域101がディスカバリされる。
次に、DMプログラム555は、仮想記憶領域制御プログラム252に対して、記憶領域101に対応する仮想記憶領域(図示省略)を作成するよう指示してもよい(836)。その結果、計算機10は、ストレージシステム200を経由して、記憶領域101を再利用することができる。これによって、まもなく寿命を迎えるストレージシステムであっても、データ移行完了後、装置寿命が到来する直前まで使用することができ、記憶領域の有効利用を図ることができる。このような記憶領域の使用は一時的なものであることが望ましい。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態においては、図9に示すように(後述)、第1の実施の形態のファイバチャネルに代えて、インターネットプロトコルによるネットワークが計算機10、ストレージシステム100及びストレージシステム200を接続している。インターネットプロトコルに対応するため、第1の実施の形態のFCスイッチ20等に代えてIPスイッチ21が、FCインタフェース13等に代えてIPインタフェース14等が用いられる。また、第1の実施の形態では、計算機10のパス切替プログラム50が、アプリケーションプログラム15が発行するリードライト要求の発行先記憶領域を切り替えていたが、第2の実施の形態では、IPスイッチがこの切り替えを実現する。
最初に、本実施の形態の計算機システムの構成について説明する。
図9は、本発明の第2の実施の形態の計算機システムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態の計算機システムは、第1の実施の形態の計算機システム(図2)の2台のFCスイッチ20及び30に代えて、一台のIPスイッチ21を備える。さらに、本実施の形態の計算機システムは、FCインタフェース13、110、115、210及び215に代えて、IPインタフェース14、111、116、211、216を備える。さらに、本実施の形態の計算機10は、パス切替プログラム50及びパス情報51を保持しない。
その他の部分については、第1の実施の形態(図2)と同様であるため、説明を省略する。
次に、IPスイッチ21について説明する。
本実施の形態におけるパス切替は、IPスイッチ21が備えるパス切替モジュール25が実行する。パス切替モジュール25は、計算機10から受信したリードライト要求を含むパケットを解析し、パス情報26に従ってパケットを書き換えることによって、パケットの送付先を切り替える。パケットの発行元及び発行先は、IPアドレス及びポート番号等、IPインタフェースの識別情報によって識別される。以下の説明では、便宜上、図中に表示する番号を用いてパケットの発行元及び発行先を識別する。具体的には、以下の説明において、IPアドレスの代わりに、IPインタフェースに付した番号(14、111等)を使用し、ポート番号の代わりに、アプリケーションプログラムに付した番号(15)又は記憶領域に付した番号(101等)を使用する。
次に、パス情報26について説明する。
図10は、本発明の第2の実施の形態のパス情報26の説明図である。
図10において、(A)から(C)は、本実施の形態の各時点におけるパス情報26を示す。これらについては、後で説明する。
パス情報26は、発行元(ソース)261、発行先(ディスティネーション)262、書換ビット263及び書換発行先264からなる。
発行元261は、パケットの発行元を識別するIPアドレス2611及びポート番号2612からなる。
発行先262は、パケットの発行先を識別するIPアドレス2621及びポート番号2622からなる。
書換ビット263は、パケットの発行先を書換発行先264に書き換えるか否かを示すフラグである。書換ビット263が「1」であるとき、パス切替モジュール25は、パケットの発行元及び発行先がそれぞれ発行元261及び発行先262と一致するか否かを判定し、これらが一致するとき、パケットの発行先を書換発行先264に書き換える。
書換発行先264は、書き換えられた後のパケットの発行先を識別するIPアドレス2641及びポート番号2642からなる。
アプリケーションプログラム15が発行したリードライト要求のパケットには、発行元として、IPアドレス「14」(IPインタフェース14を意味する)、ポート番号「15」(アプリケーションプログラム15を意味する)が、発行先として、IPアドレス「111」(IPインタフェース111を意味する)、ポート番号「101」(記憶領域101を意味する)が含まれている。これらは、それぞれ、図10に示す発行元261の2611及びポート番号2612、及び、発行先262の2621及びポート番号2622と一致する。書換ビットが「1」である場合、IPスイッチ21のパス切替モジュール25は、そのパケットの発行先のIPアドレス及びポート番号を書換発行先264のIPアドレス2641及びポート番号2642に書き換える。
次に、データマイグレーション手順について説明する。
データマイグレーション(移行)の手順は、基本的に第1の実施の形態と同様である(図8参照)。ただし、計算機10のパス切替プログラム50に対する指示は、第2の実施の形態においては、IPスイッチ21のパス切替モジュール25への指示となる。以下、第1の実施の形態との相違点のみ説明する。
なお、本実施の形態において、図8の手順が開始した直後のパス情報26の内容は、図10(A)に示す通りである。
ステップ822において、DMプログラム555は、IPスイッチ21のパス切替モジュール25に対して、書換発行先264のIPアドレス2641の値として「216」、ポート番号2642の値として「201」を保持するように指示する。その結果、パス情報26は、図10(B)に示すように更新される。
ステップ826において、DMプログラム555は、IPスイッチ21のパス切替モジュール25に対して、書換ビット262を「1」にするよう指示する。その結果、パス情報26は、図10(C)に示すように更新される。
以上の第2の実施の形態によれば、データ移行の完了後、計算機10のアプリケーションプログラム15が今までどおり記憶領域101にリードライト要求を発行しても、IPスイッチ21のパス切替制御モジュール25によって、そのリードライト要求は記憶領域201に発行される。
<第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図11は、本発明の第3の実施の形態の計算機システムの構成を示すブロック図である。
第3の実施の形態の計算機システムの構成(図11)は、基本的に、第1の実施の形態の計算機システム(図2)と同じである。ただし、第3の実施の形態のストレージシステム200は、さらに、記憶領域切替プログラム259及び仮想記憶領域202を備える。また、第3の実施の形態の管理計算機500のメモリ550には、管理テーブル557が格納される(図12参照)。
第1の実施の形態では、ストレージシステム100がストレージシステム200の記憶領域201に対応する仮想記憶領域102を作成していた。第3の実施の形態では、さらに、ストレージシステム200がストレージシステム100の記憶領域101に対応する仮想記憶領域202を作成して、データをコピーする。
最初に、管理テーブル557について説明する。
図12は、本発明の第3の実施の形態の管理計算機500に格納される管理テーブル557の説明図である。
管理テーブル557は、本実施の形態の計算機システム内で実行されるデータ移行を管理するテーブルである。
図12において、(A)から(C)は、本実施の形態の各時点における管理テーブル557を示す。これらについては、後で説明する。
管理テーブル557は、データ移行元記憶領域番号5571、仮想記憶領域番号5572、データ移行先記憶領域番号5573及びデータ移行先仮想記憶領域番号5574からなる。これらのうち、データ移行元記憶領域番号5571、仮想記憶領域番号5572及びデータ移行先記憶領域番号5573は、それぞれ、管理テーブル556のデータ移行元記憶領域番号5561、仮想記憶領域番号5562及びデータ移行先記憶領域番号5563(図6参照)と同様である。また、図12(A)及び(B)が示す状態は、それぞれ、図6(A)及び(B)が示す状態と同様である。このため、これらについては説明を省略する。なお、仮想記憶領域202の記憶領域番号(識別子)は、「202」である。
図12(C)の例では、データ移行元記憶領域番号5571が「101」、仮想記憶領域番号5572が「102」、データ移行先記憶領域番号5573が「201」、データ移行先仮想記憶領域番号5574が「202」である。これは、図11に示すように、記憶領域201に対応する仮想記憶領域102及び記憶領域101に対応する仮想記憶領域202が設定され、仮想記憶領域202に書き込まれたデータは、記憶領域101、仮想記憶領域102を経由して記憶領域201に移行されることを示す(後述)。
次に、本実施の形態におけるデータの流れについて説明する。
図11に示す計算機システムにおいて、計算機10からライト要求によって記憶領域101に書き込まれるデータは、記憶領域101に書き込まれた後、仮想記憶領域102にコピーされる。仮想記憶領域102へのライト要求は、記憶領域201へのライト要求に変換されて再発行される。その結果、仮想記憶領域102にコピーされたデータは、記憶領域201に書き込まれる。
一方、計算機10から仮想記憶領域202にライト要求が発行されると、そのライト要求は、記憶領域101へのライト要求に変換されて再発行される。その結果、記憶領域101にデータが書き込まれる。記憶領域101に書き込まれたデータは、仮想記憶領域102にコピーされる。仮想記憶領域102へのライト要求は、記憶領域201へのライト要求に変換されて再発行される。その結果、仮想記憶領域102にコピーされたデータは、記憶領域201に書き込まれる。
第1の実施の形態では、コピーが完了するまで、計算機10でのパスの切り替えを行うことができなかった。このため、第1の実施の形態のパス切替プログラム50は、コピーの完了を正しく把握する必要があった。しかし、第3の実施の形態によれば、以上のように、計算機10が記憶領域101にライト要求を発行しても、仮想記憶領域202にライト要求を発行しても、結果として、必ず記憶領域201にデータが書き込まれる。このため、本実施の形態のパス切替プログラム50は、ストレージシステムのコピーの状態に関係なく、パスをいつでも切り替えることができる。
以下、本実施の形態のデータマイグレーション手順について、図13のフローチャートを参照して説明する。
図13は、本発明の第3の実施の形態のデータマイグレーションプログラム555が実行するデータマイグレーションの手順を示すフローチャートである。
なお、図13において、第1の実施の形態のデータマイグレーション(図8参照)と同様の手順については、詳細な説明を省略する。
第1の実施の形態と同様に、確認画面589において実行ボタン5893が操作されると、管理計算機500は、DMプログラム555を実行する。
DMプログラム555は、まず、ストレージシステム100から、記憶領域一覧を入手する(1302)。本実施の形態では、ストレージシステム100の記憶領域処理プログラム151が、DMプログラム555からの要求に対して、図5に示す記憶領域一覧を応答する。
次に、DMプログラム555は、ストレージシステム200に対して、記憶領域101の容量に対応する記憶領域を作成するように指示する(1304)。記憶領域制御プログラム251は、記憶領域201を作成し(図11)、作成したことをDMプログラム555に通知する。
DMプログラム555は、記憶領域101に対応する記憶領域201を作成したことを管理テーブル557に登録する(1306)。この時点の管理テーブル557の内容は、図12(A)に示す通りである。
次に、DMプログラム555は、ストレージシステム100のFCインタフェース115をイニシエータとして設定する(1308)。次に、DMプログラム555は、ストレージシステム200のFCインタフェース210をターゲットとして設定する(1310)。
さらに、DMプログラム555は、FCインタフェース215をイニシエータとして設定する(1312)。その結果、ストレージシステム200は、FCインタフェース215を介して、ストレージシステム100にリードライト要求を発行できるようになる。
次に、DMプログラム555は、仮想記憶領域制御プログラム152に対して、イニシエータとして設定されたFCインタフェース115を介して、記憶領域をディスカバリ(発見)するように指示する(1314)。ここでは、記憶領域201がディスカバリされる。仮想記憶領域制御プログラム152は、記憶領域201が発見されたことを、DMプログラム555に通知する。
次に、DMプログラム555は、仮想記憶領域制御プログラム152に対して、記憶領域201に対応する仮想記憶領域を作成するように指示する(1316)。仮想記憶領域制御プログラム152は、仮想記憶領域102を作成する(図11参照)。仮想記憶領域制御プログラム152は、記憶領域201に対応する仮想記憶領域102を作成したことをDMプログラム555に通知する。
次に、DMプログラム555は、管理テーブル557を更新する(1318)。更新された管理テーブル557の内容は、図12(B)に示す通りである。
次に、DMプログラム555は、仮想記憶領域制御プログラム252に対して、イニシエータとして設定されたFCインタフェース225を介して、記憶領域をディスカバリ(発見)するように指示する(1320)。ここでは、記憶領域101及び仮想記憶領域102がディスカバリされる。仮想記憶領域制御プログラム252は、記憶領域101及び仮想記憶領域102が発見されたことを、DMプログラム555に通知する。
次に、DMプログラム555は、図12に示す管理テーブル557を参照して、発見されたものが記憶領域であるか仮想記憶領域であるかを判別する(1322)。図12(B)に示すように、発見された記憶領域101は、通常の(仮想記憶領域でない)記憶領域である。
次に、DMプログラム555は、仮想記憶領域制御プログラム252に対して、記憶領域101に対応する仮想記憶領域を作成するように指示する(1324)。仮想記憶領域制御プログラム252は、仮想記憶領域202を作成する(図11参照)。仮想記憶領域制御プログラム252は、記憶領域101に対応する仮想記憶領域202を作成したことをDMプログラム555に通知する。
次に、DMプログラム555は、管理テーブル557を更新する(1326)。更新された管理テーブル557の内容は、図12(C)に示す通りである。
次に、DMプログラム555は、データコピー制御プログラム153に対して、記憶領域101をデータコピー元、仮想記憶領域を102をデータコピー先とするペアを設定するよう指示する(1328)。データコピー制御プログラム153は、このペア設定を、管理テーブル155に登録する(図7(A)参照)。
次に、DMプログラム555は、キャッシュ制御プログラム154に対して、記憶領域101に関するキャッシュ121の利用を禁止するよう指示する(1330)。キャッシュ制御プログラム154は、キャッシュ121に残っている記憶領域101に関するデータを全て記憶領域101に書き込むとともに、以後、キャッシュ121を利用しない設定とする。
次に、DMプログラム555は、計算機10のパス切替プログラム50に対して、記憶領域101に関連する第2のパスとして、記憶領域202を登録するように指示する(1332)。その結果、パス情報51は、図3(D)に示すように更新される。
パス切替プログラム50は、第1の実施の形態とは異なり、パス情報51に第2のパスが設定された後、任意のタイミングでパスを切り替えることができる。図13には、説明の便宜上、第2のパスを設定した(1332)後、コピーを開始する(1334)前に、パスの切り替えを実行する(1342)手順を示す。しかし、パス切替プログラム50は、コピーを開始した後、コピーが終了する前にパスを切り替えてもよいし、コピーが終了した後でパスを切り替えてもよい。あるいは、記憶領域の切り替え(1336)(後述)の後でパスを切り替えてもよい。パス切替プログラム50は、例えば、アプリケーションプログラム15の動作状況に応じてパスを切り替えても良い。パスの切り替えの手順は、第1の実施の形態のステップ826(図8参照)と同様である。
次に、DMプログラム555は、データコピー制御プログラム153に対して、コピーを開始するように指示する(1334)。データコピー制御プログラム153は、コピーが完了すると、コピーの完了をDMプログラム555に通知する。
次に、DMプログラム555は、ストレージシステム200の記憶領域切替プログラム259に対して、記憶領域201の記憶領域番号(識別子)を「201」から「202」に変更するように指示する(1336)。以後、ストレージシステム200のデータ制御モジュール220は、記憶領域201を記憶領域番号「202」の記憶領域として扱う。その結果、計算機が仮想記憶領域202に対して発行した書き込み要求によって、記憶領域201にデータが書き込まれる。一方、仮想記憶領域202には、当面、記憶領域番号として「NULL」を与える。「NULL」は、この仮想記憶領域が計算機10から利用できないことを示す。
DMプログラム555は、計算機10のパス切替プログラム50からパスを切り替えた旨の通知を受信すると、データコピー制御プログラム153に対して、記憶領域101と仮想記憶領域201のペア関係を解除するように指示する(1338)。ただし、データコピーが完了する前にパスが切り替えられた場合、DMプログラム555は、データコピーが完了した後で、ペア関係の解除を指示する。
次に、DMプログラム555は、記憶領域切替プログラム259に対して、記憶領域番号に「NULL」を与えた仮想記憶領域202に新たな記憶領域番号を与えるように指示する(1340)。記憶領域切替プログラム259は、例えば、仮想記憶領域202にまだ使用されていない記憶領域番号「203」を与える。その結果、計算機10は、仮想記憶領域202を記憶領域番号「203」の記憶領域として使用することができる。すなわち、ストレージシステム200は、記憶領域番号「203」を使用して、計算機10から書き込み要求又は読み出し要求を受ける。これらの要求は、ストレージシステム200内では、仮想記憶領域202に対する要求として処理される。このとき、仮想記憶領域202に対応する実際の記憶領域は、ストレージシステム100の記憶領域101である。
以上の本発明の第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態においては、コピーが完了する前に、パス切替プログラム50がパスを切り替えることができなかったのに対して、任意のタイミングでパスを切り替えることができる。また、ストレージシステム200が仮想記憶領域202に新たな記憶領域番号を与えることで、記憶領域101をストレージシステム200の記憶領域として再利用することができる。このため、まもなく装置寿命が到来するストレージシステムであっても、データ移行完了後、装置寿命が到来する直前まで使用することができ、記憶領域の有効利用を図ることができる。このような記憶領域の使用は、一時的なものであることが望ましい。
上記の実施の形態によれば、古いストレージシステムが計算機と新しいストレージシステムとの両方にネットワークを介して接続可能であるような計算機を含む計算機システムにおいて、計算機からストレージシステムへのアクセスを停止せずにデータの移行をすることができる。上記の実施の形態によれば、ストレージシステムにおけるデータ移行完了のタイミングによらず、計算機における接続パスの切り替えを行うことができる。上記の実施の形態によれば、データの移行完了後、計算機が新しいストレージシステムを経由して古いストレージシステムを継続的に利用することによって、記憶領域の有効利用を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態の概要の説明図である。 本発明の第1の実施の形態の計算機システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態のパス情報の説明図である。 本発明の第1の実施の形態のディスプレイに表示される確認画面の説明図である。 本発明の第1の実施の形態の記憶領域一覧の説明図である。 本発明の第1の実施の形態の管理計算機に格納される管理テーブルの説明図である。 本発明の第1の実施の形態のストレージシステムに格納される管理テーブルの説明図である。 本発明の第1の実施の形態のデータマイグレーションプログラムが実行するデータマイグレーションの手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の計算機システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態のパス情報の説明図である。 本発明の第3の実施の形態の計算機システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態の管理計算機に格納される管理テーブルの説明図である。 本発明の第3の実施の形態のデータマイグレーションプログラムが実行するデータマイグレーションの手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 計算機
11、140、240、510 CPU
12、150、250、550 メモリ
13、110、115、210、215 FCインタフェース
14、111、116、211、216 IPインタフェース
15 アプリケーションプログラム
19、29、190、290 管理インタフェース
20、30 FCスイッチ
21 IPスイッチ
25 パス切替モジュール
26、51 パス情報
50 パス切替プログラム
90 管理ネットワーク
100、200 ストレージシステム
101、201 記憶領域
102、202 仮想記憶領域
120、220 データ転送制御モジュール
121、221キャッシュ
151、251 記憶領域制御プログラム
152、252 仮想記憶領域制御プログラム
153、253 データコピー制御プログラム
154、254 キャッシュ制御プログラム
155、255 管理テーブル
259 記憶領域切替プログラム
500 管理計算機
551 ストレージシステム検出プログラム
555 データマイグレーションプログラム(DMプログラム)
556、557 管理テーブル
580 ディスプレイ
581 キーボード
582 マウス

Claims (7)

  1. 計算機と、前記計算機とネットワークを介して接続された複数のストレージシステムと、を備える計算機システムにおいて、
    前記複数のストレージシステムのうち第1ストレージシステムは、
    前記ネットワークに接続される第1インタフェースと、
    前記第1インタフェースに接続される第1プロセッサと、
    前記第1プロセッサに接続される第1メモリと、
    前記計算機によって書き込まれたデータを格納する第1記憶領域と、を備え、
    前記複数のストレージシステムのうち第2ストレージシステムは、
    前記ネットワークに接続される第2インタフェースと、
    前記第2インタフェースに接続される第2プロセッサと、
    前記第2プロセッサに接続される第2メモリと、
    前記第1記憶領域に格納されたデータが移行する第2記憶領域と、を備え、
    前記計算機は、
    前記ネットワークに接続される第3インタフェースと、
    前記第3インタフェースに接続される第3プロセッサと、
    前記第3プロセッサに接続される第3メモリと、を備え、
    前記第1プロセッサは、
    前記第2記憶領域に対応する第1仮想記憶領域を前記第1ストレージシステムに作成し、
    前記第1仮想記憶領域に対して発行されたデータの書き込み要求を、前記第2記憶領域に対する書き込み要求に変換して発行し、
    前記第1記憶領域に格納された前記データを前記第1仮想記憶領域に複写するための書き込み要求を発行し、
    前記第2プロセッサは、
    前記第1記憶領域に対応する第2仮想記憶領域を前記第2ストレージシステムに作成し、
    前記第2仮想記憶領域に対して発行されたデータの書き込み要求を、前記第1記憶領域に対する書き込み要求に変換して発行し、
    前記第3プロセッサは、前記複写が開始される前の時点、前記複写が開始されてから終了する前の時点、又は前記複写が終了した後の時点のいずれかにおいて、前記計算機がデータの書き込み要求を発行する対象を前記第1記憶領域から前記第2仮想記憶領域に切り替え、
    前記第2プロセッサは、前記複写が終了した後、前記第2記憶領域の識別子を、前記第2仮想記憶領域の識別子に変更することを特徴とする計算機システム。
  2. 前記第2プロセッサは、前記第2プロセッサが前記第2記憶領域の識別子を前記第2仮想記憶領域の識別子に変更し、かつ、前記第3プロセッサがデータの書き込み要求を発行する対象を前記第1記憶領域から前記第2仮想記憶領域に切り替えた後、前記第2仮想記憶領域の識別子を変更し、
    前記第2ストレージシステムは、前記変更された識別子を使用して、前記計算機から前記第2仮想記憶領域に対するデータの書き込み要求又は読み出し要求を受けることを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  3. 前記第1ストレージシステムは、
    前記第1記憶領域に書き込まれるデータを一時的に格納するキャッシュを備え、
    前記第1プロセッサは、
    前記複写が開始される前に、前記キャッシュに格納されている前記第1記憶領域に書き込まれるべきデータを、前記第1記憶領域に書き込み、
    前記複写が開始された後、前記第1記憶領域に書き込まれるべきデータを前記キャッシュに書き込まないことを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  4. 計算機と、ネットワークを介して前記計算機と接続された複数のストレージシステムと、を備える計算機システムと管理ネットワークを介して接続される管理計算機において、
    前記管理計算機は、
    前記管理ネットワークに接続される管理インタフェースと、
    前記管理インタフェースに接続される第1プロセッサと、
    前記第1プロセッサに接続される第1メモリと、を備え、
    前記複数のストレージシステムのうち第1ストレージシステムは、前記計算機によって書き込まれたデータを格納する第1記憶領域を備え、
    前記第1プロセッサは、
    前記第1ストレージシステムから、前記第1ストレージシステムが備える前記第1記憶領域の識別子を、前記管理インタフェースを介して取得し、
    前記第1メモリに、取得した前記第1記憶領域の識別子を登録し、
    前記複数のストレージシステムのうち第2ストレージシステムに、前記第1記憶領域に格納されたデータが移行する第2記憶領域の作成指示を、前記管理インタフェースを介して送信し、
    前記作成された第2記憶領域の識別子を、前記第1メモリに、前記第1記憶領域の識別子と対応付けて登録し、
    前記第1ストレージシステムに、前記第2記憶領域に対応する第1仮想記憶領域の作成指示を、前記管理インタフェースを介して送信し、
    前記作成された第1仮想記憶領域の識別子を、前記第1メモリに、前記第1記憶領域及び前記第2記憶領域の識別子と対応付けて登録し、
    前記第2ストレージシステムに、前記第1記憶領域に対応する第2仮想記憶領域の作成指示を、前記管理インタフェースを介して送信し、
    前記作成された第2仮想記憶領域の識別子を、前記第1メモリに、前記第1記憶領域、前記第1仮想記憶領域及び前記第2記憶領域の識別子と対応付けて登録し、
    前記第1メモリに登録された識別子を参照して、前記第1ストレージシステムに、前記第1記憶領域に格納された前記データを前記第1仮想記憶領域に複写する旨の指示を、前記管理インタフェースを介して送信し、
    前記複写が開始される前の時点、前記複写が開始されてから終了する前の時点、又は前記複写が終了した後の時点のいずれかにおいて、前記第1メモリに登録された識別子を参照して、前記計算機に、データの書き込み要求を発行する対象を前記第1記憶領域から前記第2仮想記憶領域に切り替える旨の指示を、前記管理インタフェースを介して送信し、
    前記複写が終了した後、前記第2ストレージシステムに、前記第2記憶領域の識別子を前記第2仮想記憶領域の識別子に変更する指示を、前記管理インタフェースを介して送信することを特徴とする管理計算機。
  5. 前記第1プロセッサは、前記第2ストレージシステムが前記第2記憶領域の識別子を前記第2仮想記憶領域の識別子に変更し、かつ、前記計算機がデータの書き込み要求を発行する対象を前記第1記憶領域から前記第2仮想記憶領域に切り替えた後、前記第2ストレージシステムに、前記第2仮想記憶領域の識別子を変更する指示を、前記管理インタフェースを介して送信することを特徴とする請求項4に記載の管理計算機。
  6. 前記第1ストレージシステムは、
    前記第1記憶領域に書き込まれるデータを一時的に格納するキャッシュを備え、
    前記第1プロセッサは、
    前記複写を指示する前に、前記第1ストレージシステムに、前記キャッシュに格納されている前記第1記憶領域に書き込まれるべきデータを前記第1記憶領域に書き込む指示を、前記管理インタフェースを介して送信し、
    前記第1ストレージシステムに、前記複写が開始された後、前記第1記憶領域に書き込まれるべきデータを前記キャッシュに書き込まない旨の指示を、前記管理インタフェースを介して送信することを特徴とする請求項4に記載の管理計算機。
  7. 計算機と、前記計算機と接続された複数のストレージシステムと、を備える計算機システムの制御方法において、
    前記複数のストレージシステムのうち第1ストレージシステムは、前記計算機によって書き込まれたデータを格納する第1記憶領域と、前記第1記憶領域に格納されるべきデータを一時的に格納するキャッシュと、を備え、
    前記複数のストレージシステムのうち第2ストレージシステムは、前記第1記憶領域のデータが移行する第2記憶領域を備え、
    前記制御方法は、
    前記第2記憶領域に対応する第1仮想記憶領域を前記第1ストレージシステムに作成し、
    前記第1仮想記憶領域に対して発行されたデータの書き込み要求を、前記第2記憶領域に対する書き込み要求に変換して発行し、
    前記第1記憶領域に対応する第2仮想記憶領域を前記第2ストレージシステムに作成し、
    前記第2仮想記憶領域に対して発行されたデータの書き込み要求を、前記第1記憶領域に対する書き込み要求に変換して発行し、
    前記第1記憶領域に格納された前記データを前記第1仮想記憶領域に複写するための書き込み要求を発行し、
    前記複写が開始される前に、前記キャッシュに格納されている前記第1記憶領域に書き込まれるべきデータを、前記第1記憶領域に書き込み、
    前記複写が開始される前の時点、前記複写が開始されてから終了する前の時点、又は前記複写が終了した後の時点のいずれかにおいて、前記計算機がデータの書き込み要求を発行する対象を前記第1記憶領域から前記第2仮想記憶領域に切り替え、
    前記複写が終了した後、前記第2記憶領域の識別子を、前記第2仮想記憶領域の識別子に変更し、
    前記第2記憶領域の識別子を前記第2仮想記憶領域の識別子に変更し、かつ、前記データの書き込み要求を発行する対象を前記第1記憶領域から前記第2仮想記憶領域に切り替えた後、前記第2仮想記憶領域の識別子を変更し、前記変更された識別子を使用して前記計算機から前記第2仮想記憶領域に対するデータの書き込み要求又は読み出し要求を受けることを特徴とする制御方法。
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