JP4640770B2 - 外部の装置に接続される制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外部の装置に接続される制御装置に関し、例えば、記憶デバイスを備える記憶制御装置に接続される制御装置に関する。
例えば、データセンタ等のような大規模なデータを取り扱うデータベースシステムでは、ホストコンピュータとは別に構成された記憶システムを用いてデータを管理する。この記憶システムは、例えば、ディスクアレイ装置等から構成される。ディスクアレイ装置は、多数の記憶デバイスをアレイ状に配設して構成されるもので、例えば、RAID(Redundant Array of Independent Inexpensive Disks)に基づいて構築されている。記憶デバイス群が提供する物理的な記憶領域上には少なくとも1つ以上の論理ボリューム(論理ユニット)が形成され、この論理ボリュームがホストコンピュータ(より詳しくは、ホストコンピュータ上で稼働するデータベースプログラム)に提供される。ホストコンピュータは、所定のコマンドを送信することにより、論理ボリュームに対してデータの書込み、読み出しを行うことができる。
情報化社会の進展等につれて、データベースで管理すべきデータは、日々増大する。このため、より高性能、より大容量の記憶制御装置が求められており、この市場要求に応えるべく、新型の記憶制御装置が開発されている。新型の記憶制御装置を記憶システムを導入する方法としては、2つ考えられる。その一つは、旧型の記憶制御装置と新型の記憶制御装置とを完全に入れ替え、全て新型の記憶制御装置から記憶システムを構成する方法である(特許文献1)。他の一つは、旧型の記憶制御装置からなる記憶システムに新型の記憶制御装置を新たに追加し、新旧の記憶制御装置を併存させる方法である。
なお、物理デバイスの記憶領域をセクタ単位で管理し、論理デバイスをセクタ単位で動的に構成する技術も知られている(特許文献2)。
さらに、容量の異なる複数の記憶デバイスから論理デバイスを構築する際に、最も容量の少ない記憶デバイスに合わせてエリアを形成し、残りの容量も最も小さな容量に合わせてエリアを形成するようにした技術も知られている(特許文献3)。
特表平10−508967号公報 特開2001−337850号公報 特開平9−288547号公報
例えば、第二の記憶制御装置から第一の記憶制御装置に送られて来るデータは、第一の記憶制御装置に存在するコンピュータプログラム(以下、制御プログラム)によって解釈される。この場合、その制御プログラムは、所定のデータフォーマットを解釈することができるように構築されたものである。
しかし、第一の記憶制御装置が受信するデータのフォーマットは、第一の記憶制御装置に新たな第二の記憶制御装置が接続されたり、第二の記憶制御装置内のコンピュータプログラムがバージョンアップされたりする等の理由により、制御プログラムが解釈できない新たなデータフォーマットとなる場合があり得る。この場合、第一の記憶制御装置の制御プログラムを、その新たなデータフォーマットを解釈できる新たな制御プログラムに更新する必要がある。しかし、制御プログラムの更新は、通常、その制御プログラムの稼動中には行うことができない(例えば、その制御プログラムがホスト装置からのI/O要求(例えば、データのライト命令又はリード命令)を処理している最中には行うことができない)。このため、第一の記憶制御装置にその新たなデータフォーマットを解釈させられるようにするためには、制御プログラムの稼動を停止しなければならない。
従って、本発明の目的は、制御装置のコンピュータプログラムの稼動を停止することなく、今まで解釈できなかったデータフォーマットをその制御装置に解釈させられるようにすることにある。
本発明の他の目的は、後述の説明から明らかになるであろう。
本発明の第一の側面に従う制御装置は、複数のアクセス先の中から選択したアクセス先を表すアクセス先データを出力するホスト装置と、一以上の外部記憶デバイスを有し、外部記憶デバイスに関するデータである外部データを送信する外部記憶制御装置とに接続することができる。この制御装置は、どのアクセス先データにどの外部記憶デバイスが対応付けられているかを表す外部デバイス情報を記憶する記憶部と、前記ホスト装置からアクセス先データを受信し、前記外部デバイス情報を参照することにより、前記受信したアクセス先データに対応した外部記憶デバイスを特定し、前記特定された外部記憶デバイスにアクセスする制御部とを備える。前記制御部が、前記外部構成データのフォーマットに関するデータフォーマット情報を参照して、前記外部記憶制御装置から受信した前記外部データを解析するコンピュータプログラムを備え、前記記憶部が、前記コンピュータプログラムに参照される前記データフォーマット情報を記憶する。
ここで、「アクセス先データ」とは、番号、符号、論理ブロックアドレス等、アクセス先を表す情報であれば、どのようなものでも採用することができる。
また、「外部記憶デバイス」としては、例えば、物理的な記憶デバイスであっても論理的な記憶デバイスであっても良い。また、「外部記憶制御装置」としては、例えば、ハードディスクを備えるハードディスクドライブであっても良いし、複数の物理記憶デバイスを備えるディスクアレイ装置であってもよい。
また、「制御部」は、マイクロプロセッサであっても良いし、マイクロプロセッサを備えた回路基板等であっても良い。
また、「記憶部」は、論理的な資源であっても良いし物理的な資源であっても良い。後者の場合は、例えば、記憶部は、メモリであっても良いし、ハードディスクであっても良い。
また、「制御装置」は、例えば、パーソナルコンピュータであっても良いし、外部記憶制御装置と同様の記憶制御装置であっても良い。なお、後者の場合、制御装置は、必ずしも、記憶デバイスを備えていなくても良い。
この制御装置の第一の実施態様では、前記データフォーマット情報は、複数のデータフォーマット個別情報を含む。前記複数のデータフォーマット個別情報の各々が、外部記憶制御装置のどんな装置属性に対応した情報であるかを表す情報要素を含んでいる。
この制御装置の第二の実施態様では、前記第一の実施態様において、前記コンピュータプログラムが、前記複数のデータフォーマット個別情報の中から、前記外部データを送信した外部記憶制御装置の装置属性に対応したデータフォーマット個別情報を検索し、前記検索されたデータフォーマット個別情報と、前記受信した外部データとを用いて、前記外部デバイス情報を生成する。
この制御装置の第三の実施態様では、前記第二の実施態様において、前記コンピュータプログラムが、前記複数のデータフォーマット個別情報の中から、前記外部データを送信した外部記憶制御装置の装置属性に対応したデータフォーマット個別情報を検索し、前記検索されたデータフォーマット個別情報と、前記検索されたデータフォーマット個別情報を用いて作成された外部デバイス情報と、前記受信した外部データとを用いて、前記外部デバイス情報に表される外部記憶デバイスの正当性を判断する。
この制御装置の第四の実施態様では、前記第二の実施態様において、前記外部データには、前記外部記憶制御装置の装置属性を識別するための装置属性識別情報と、前記外部記憶デバイスを識別するための外部記憶デバイス識別情報とが含まれている。前記複数のデータフォーマット個別情報の各々には、そのデータフォーマット個別情報に対応した装置属性を表す装置属性識別情報と、前記外部データのどこに前記装置属性識別情報が存在するかを表す属性識別位置情報と、前記外部データのどこに前記外部記憶デバイス識別情報が存在するかを表すデバイス識別位置情報とが含まれている。前記コンピュータプログラムが、或るデータフォーマット個別情報中の前記属性識別位置情報が表す外部データ位置から装置属性識別情報を取得し、前記取得された装置属性識別情報と、前記或るデータフォーマット個別情報中の装置属性識別情報とが互いに適合するか否かを判断することにより、肯定的な判断結果が得られるデータフォーマット個別情報を検索し、前記検索されたデータフォーマット個別情報中のデバイス識別位置情報が表す外部データ位置から外部記憶デバイス識別情報を取得し、前記取得した外部記憶デバイス識別情報を含んだ前記外部デバイス情報を生成する。
この制御装置の第五の実施態様では、前記第一の実施態様において、前記コンピュータプログラムが、或るデータフォーマット個別情報の一部又は全部の更新後の内容を表す更新情報を入力し、前記入力された更新情報をその更新情報に対応するデータフォーマット個別情報に反映するか否かの判断を行い、所定の条件に適合することが認識された場合には、前記更新情報の反映を行い、前記所定の条件に適合することが認識されない場合には、前記更新情報の反映を行わない。
この制御装置の第六の実施態様では、前記第五の実施態様において、前記複数のデータフォーマット個別情報の各々には、そのデータフォーマット個別情報に対応した装置属性を有する外部記憶制御装置がどんな機能をサポートしているか否かを表すサポート機能情報が含まれている。前記コンピュータプログラムが、前記入力された更新情報に、或る機能をサポートしないことを表したサポート機能情報が含まれている場合、その或る機能を前記制御装置が使用していれば、前記更新情報を反映することを行わないようにする。
この制御装置の第七の実施態様では、前記第五の実施態様において、前記外部デバイス情報は、前記外部データを送信した外部記憶制御装置の装置属性に対応したデータフォーマット個別情報と、前記外部データとを用いて生成された情報である。前記コンピュータプログラムが、前記入力された更新情報が反映される前のデータフォーマット個別情報と、前記外部デバイス情報に対応した外部記憶デバイスに関する外部データとを用いて、前記外部記憶デバイスの正当か否かを判断し、正当でないと判断された場合には、前記入力された更新情報の反映を行わない。
この制御装置の第八の実施態様では、前記第一の実施態様において、前記外部デバイス情報は、前記外部データを送信した外部記憶制御装置の装置属性に対応したデータフォーマット個別情報と、前記外部データとを用いて生成された情報である。前記外部デバイス情報及び前記データフォーマット個別情報の少なくとも一方と、前記外部データとには、所定の種類の情報要素が含まれている。前記コンピュータプログラムが、前記外部デバイス情報及び前記データフォーマット個別情報の少なくとも一方と、前記外部データとにそれぞれ含まれている前記前記所定の種類の情報要素を用いて、前記外部デバイス情報に表される外部記憶デバイスの正当性を判断する。前記外部デバイス情報及び前記データフォーマット個別情報の少なくとも一方と、前記外部データとには、前記所定の種類の情報要素が二つ以上含まれている。
この制御装置の第九の実施態様では、前記第一の実施態様において、前記外部デバイス情報は、前記外部データを送信した外部記憶制御装置の装置属性に対応したデータフォーマット個別情報と、前記外部データとを用いて生成された情報である。前記コンピュータプログラムが、或るデータフォーマット個別情報の一部又は全部の更新後の内容を表す更新情報を入力し、前記入力された更新情報をその更新情報に対応するデータフォーマット個別情報に反映し、前記更新情報が反映されたデータフォーマット個別情報と、そのデータフォーマット個別情報を用いて生成された外部デバイス情報と、その外部デバイス情報が表す外部記憶デバイスに関する外部データとを用いて、前記外部記憶デバイスが正当か否かを判断し、正当ではないとの判断結果が得られた場合には、前記更新情報が反映されたデートフォーマット個別情報と、前記外部データとを用いて、前記外部デバイス情報を生成する。
本発明の別の側面に従う制御装置は、データを送信する外部の記憶制御装置に接続することができる装置であって、データのフォーマットに関するデータフォーマット情報を用いて前記外部の記憶制御装置から受信したデータを解析するコンピュータプログラムを備え、前記データフォーマット情報を前記コンピュータプログラムとは別の場所(例えば記憶域)に記憶する。
本発明によれば、制御装置のコンピュータプログラムの稼動を停止することなく、今まで解釈できなかったデータフォーマットをその制御装置に解釈させられる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る幾つかの実施例について説明する。
図1は、本発明の一実施形態の第一実施例に係る記憶システムの構成を示す。
この記憶システム100には、一以上の論理記憶デバイス(以下、「LDEV」と略記)31を備える第一の記憶制御装置20と、一以上のLDEV42を備える第二の記憶制御装置40とが備えられる。
第一の記憶制御装置20には、第一の通信ネットワークCN1を介してホスト装置10が接続され、第二の通信ネットワークCN2を介して第二の記憶制御装置40が接続され、第三の通信ネットワークCN3を介して別のホスト装置14が接続される。
ホスト装置10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム等として構成される。ホスト装置10は、例えば、キーボードスイッチやポインティングデバイス、マイクロフォン等の情報入力装置(図示せず)と、例えば、モニタディスプレイやスピーカー等の情報出力装置(図示せず)とを備えている。さらに、ホスト装置10には、例えば、第一の記憶制御装置20が提供する記憶領域を使用するデータベースソフトウェア等のアプリケーションプログラム11と、第一の通信ネットワークCN1介して第一の記憶制御装置20にアクセスするためのアダプタ12とが設けられている。
また、ホスト装置10は、ストレージ管理アプリケーション13を備えている。ストレージ管理アプリケーション13は、例えば、図示しないCPUに読み込まれて動作するコンピュータプログラムであり、第一の記憶制御装置20に指令(制御データ)を出し、第一の記憶制御装置20の作動を制御するものである。具体的には、例えば、ストレージ管理アプリケーション13は、第一の記憶制御装置20で管理している複数のLDEV31から、コピー元のLDEV31(又は32)とコピー先のLDEV31(又は32)を選択し、コピー元からコピー先へデータをコピーすることを第一の記憶制御装置20に行わせることができる。
ホスト装置10は、第一の通信ネットワークCN1を介して、第一の記憶制御装置20に対してデータの入出力を行うことができる。通信ネットワークCN1としては、例えば、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、インターネット、専用回線、公衆回線等を場合に応じて適宜用いることができる。LANを介するデータ通信は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルに従って行われる。ホスト装置10がLANを介して第一の記憶制御装置20に接続される場合、ホスト装置10は、ファイル名を指定してファイル単位でのデータ入出力を要求する。一方、ホスト装置10がSANを介して第一の記憶制御装置20等に接続される場合、ホスト装置10は、ファイバチャネルプロトコルに従って、複数のディスク記憶装置(ディスクドライブ)により提供される記憶領域のデータ管理単位であるブロックを単位としてデータ入出力を要求する。通信ネットワークCN1がLANである場合、アダプタ12は、例えばLAN対応のネットワークカードである。通信ネットワークCN1がSANの場合、アダプタ12は、例えばホストバスアダプタである。また、第一の通信ネットワークCN1を介してストレージ管理アプリケーションの制御データをやり取りすることもできる。
以上が、ホスト装置10についての説明である。なお、ホスト装置10は、第二の通信ネットワークCN2を介して第二の記憶制御装置40に接続されても良い。また、第三の通信ネットワークCN3を介して第一の記憶制御装置20に接続されるホスト装置14は、上述したホスト装置10と同様の構成をとることができる。第二の通信ネットワークCN2及び第三の通信ネットワークCN3は、例えば、SAN、LAN、インターネット、専用回線、公衆回線等から構成できる。ホスト装置14は、第一の記憶制御装置20を制御するための制御データを、第三の通信ネットワークCN3を介して第一の記憶制御措置20に送信することができる。
第一の記憶制御装置20は、例えば、ディスクアレイサブシステムとして構成されるものである。但し、これに限らず、第一の記憶制御装置20を、高機能化されたインテリジェント型のファイバチャネルスイッチとして構成することもできる。これは、第二の記憶制御装置40についても同様である。
第一の記憶制御装置20は、コントローラ部と、一又は複数の物理記憶デバイス400とを備える。コントローラ部は、例えば、複数(例えば二つ)のチャネルアダプタ(CHA)2A、2Bと、複数のディスクアダプタ(DKA)22と、サービスプロセッサ(SVP)23と、キャッシュメモリ24と、共有メモリ25と、接続部26とを備えている。
CHA2A、2Bは、第一の記憶制御装置20に接続された外部の装置(例えば、ホスト装置10或いは第二の記憶制御装置40)との間のデータ通信を行うものである。各CHA2A,2Bは、外部の装置と通信を行うための通信ポート21A、21Bを備えている。この実施例では、CHA2Aは、通信ポート21A及び第一の通信ネットワークCN1を介してホスト装置10に接続されており、CHA2Bは、通信ポート21B及び第二の通信ネットワークCN2を介して第二の記憶制御装置40に接続されている。CHA2A、2Bは、それぞれMP(Micro Processor)801やメモリ等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成されており、外部の装置から受信した各種コマンドを解釈して実行する。例えば、CHA2A、2Bには、それぞれを識別するためのネットワークアドレス(例えば、IPアドレスやWWN)が割り当てられており、その場合、CHA2A,2Bは、それぞれが個別にNAS(Network Attached Storage)として振る舞うことができるようになっている。また、CHA2A、2Bは、MP801に読み込まれて稼動する制御プログラム800により動作することができる。この制御プログラム800は、例えば、後述の図8に例示する判定処理や、図11及び図12に示す処理を実行することができる。
各DKA22は、物理記憶デバイス400との間のデータ授受を行うものである。各DKA22は、物理記憶デバイス400に接続するための通信ポート22Aを備えている。また、各DKA22は、CPUやメモリ等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成されている。各DKA22は、CHA2A、2Bからの指示に従って、物理記憶デバイス400にデータを書き込んだり、物理記憶デバイス400からデータを読み出したりする。物理記憶デバイス400との間でデータ入出力を行う場合、各DKA22は、論理的なアドレスを物理的なアドレスに変換する。各DKA22は、物理記憶デバイス400がRAIDに従って管理されている場合は、RAID構成に応じたデータアクセスを行う。
SVP23は、第一の記憶制御装置20の保守又は管理のために操作されるコンピュータ装置であり、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータである。SVP23は、装置20内の障害発生を監視してディスプレイ画面(図示せず)に表示したり、ストレージ管理アプリケーションからの指令に基づいて、LDEV31を備える物理的な記憶デバイス(例えばハードディスクドライブ)の閉塞処理等を指示したりすることができる。SVP23には、第三の通信ネットワークCN3を介してホスト装置14が接続されている。SVP23は、第三の通信ネットワークCN3を介して、ホスト装置14からデータ或いは命令を受信することができる。
キャッシュメモリ24は、ホスト装置10から受信したデータや、LDEV31から読み出されたデータ等を一時的に記憶するものである。共有メモリ25には、第一の記憶制御装置20の動作を制御するための制御情報や、各LDEV31と各物理記憶デバイス400との対応関係を表す情報等が格納される。また、共有メモリ25には、ワーク領域が設定されるほか、後述するサポートデバイス情報、外部デバイス情報等の各種装置制御情報も格納される。なお、LDEV31を、キャッシュ用のディスクとして使用することもできる。
接続部26は、各CHA21,各DKA22,SVP23,キャッシュメモリ24,共有メモリ25を相互に接続させる。接続部26は、例えば、高速スイッチング動作によってデータ伝送を行う超高速クロスバススイッチ等のような高速バスとして構成することができる。また、LAN、SANのような通信ネットワークでも構成でき、さらに、前述の高速バスとともに複数のネットワークでも構成することができる。
物理記憶デバイス400としては、例えば、ハードディスク、フレキシブルディスク、磁気テープ、半導体メモリ、光ディスク等のようなデバイスを用いることができる。一又は複数の物理記憶デバイス400上には、一以上のLDEV31が用意される。なお、以下、説明を分かり易くするために、第一の記憶制御装置20に備えられるLDEV31を「内部LDEV31」と言い、それに対し、第二の記憶制御装置40に備えられるLDEV42を「外部LDEV42」と言うことがある。
図1に点線で示される参照番号32は、ホスト装置10(又は14)に対して提供される仮想的な内部LDEVを示す。別の言い方をすれば、参照番号32は、第二の記憶制御装置40の有する外部LDEV42を仮想的に第一の記憶制御装置20側に取り込んだ状態を示すものである。即ち、本実施例では、第一の記憶制御装置20から見て外部に存在するLDEV42が、第一の記憶制御装置20の内部に備えられるLDEV32として、ホスト装置10(又は14)に提供される。別の言い方をすれば、第一の記憶制御装置20は、第二の記憶制御装置40の有するLDEV42を自己のLDEV32としてホスト装置10に提供することができるものであるから、自己が直接支配するローカルなLDEV31(換言すれば、そのLDEV31を備えるための物理記憶デバイス400)を有していなくてもよい。つまり、第一の記憶制御装置20がLDEV31を全く備えていなくても、ホスト装置10に対し、記憶資源を提供することができる。
第二の記憶制御装置40は、第一の記憶制御装置20と同様の構成をとることができる。例えば、第二の記憶制御装置40は、通信ポート41とLDEV42とを備えている。このほか、CHAやDKA等を備えることもできる。第二の記憶制御装置40は、第二の通信ネットワークCN2を介して第一の記憶制御装置20に接続されており、外部LDEV42は、第一の記憶制御装置20の内部LDEV32として扱われるようになっている。
図2は、第二の記憶制御装置40のLDEV42が第一の記憶制御装置20の内部LDEV32としてホスト装置10に提供される仕組みの概要を表す。
第一の記憶制御装置20は、下層側から順番に、VDEV101と、LDEV31、32と、LUN103とからなる3層の記憶階層を有している。
VDEV101は、論理的な記憶階層の最下位に位置する仮想デバイス(Virtual Device)である。VDEV101は、物理的な記憶資源を仮想化したものであり、RAID構成を適用することができる。即ち、1つの物理記憶デバイス400から複数のVDEV101を形成することもできるし(スライシング)、複数の物理記憶デバイス400から1つのVDEV101を形成することもできる(ストライピング)。図2中の左側に示すVDEV101は、例えば、所定のRAID構成に従って物理記憶デバイス400を仮想化している。
一方、図2中の右側に示すVDEV101は、第二の記憶制御装置40のLDEV42(別の言い方をすれば、そのLDEV42を提供する物理記憶デバイス400)をマッピングすることにより構成されている。即ち、本実施例では、第二の記憶制御装置40の物理記憶デバイス400により提供されるLDEV42を、VDEV101にマッピングすることにより、第一の記憶制御装置20の内部LDEV32として使用できるようになっている。図に示す例では、4台の第二記憶制御装置40A〜40Dが備えられ、それらの第二記憶制御装置40A〜40Dには、それぞれ、ユニークな識別情報であるWWN(World Wide Name)が割り当てられた通信ポート41A〜41Dと、LUN(Logical Unit Number)43A〜43Dと、LDEV42A〜42Dとが備えられる。各LDEV42A〜42Dには、WWN及びLUN(例えば、更に、第二の記憶制御装置のID)の組合せによって、特定することができる。
VDEV101の上には、LDEV31,32が設けられている。1つのVDEV101から一又は複数のLDEV31(及び/又は32)に接続することもできるし、複数のVDEV101から1つのLDEV31(又は32)に接続することもできる。ホスト装置10は、所定又は所望のLUN103を介してLDEV31及び/又は32にアクセスすることができる。
このように、本実施例では、LUN103と外部LDEV42との間に位置する中間記憶階層(VDEV101,LDEV32)に外部LDEV42を接続することにより、外部のLDEV42を第一の記憶制御装置20の内部LDEV32の1つとして利用できるようにしている。具体的には、例えば、第一の記憶制御装置20は、CHA2Aにより、ホスト装置10から内部LDEV32に対するI/O要求(データのライト命令又はリード命令)を受けた場合には、CHA2Bにより、その内部LDEV32にVDEV101を介して対応付けられている外部LDEV42にアクセスする。
以上が、本実施例に係る記憶システム100の概要である。
ところで、本実施例では、前述したように、第一の記憶制御装置20は、外部接続機能を有している。外部接続機能とは、第一の記憶制御装置20のVDEV101と、第二の記憶制御装置40のLDEV42とを対応付けることで(つまりマッピングすることで)、外部LDEV42を第一記憶制御装置20の記憶資源としてホスト装置10に提供する機能である。第一の記憶制御装置20は、VDEV101にマッピングされた外部LDEV42と接続するためのパス情報と、接続先が外部LDEV42であることを確認するための確認情報を関連付けて保持しておく必要がある。本実施例では、図3に表す外部デバイス情報I3が、パス情報とを確認情報とを含んだ情報にあたる。
外部デバイス情報I3は、照会コマンドを使用し作成することができる。照会コマンドは、照会先の記憶制御装置の種類及び構成を明らかにするために用いられるもので、照会先の照会コマンドに対する応答(照会データ)から、照会先装置の有する階層を投下して、その物理的構造を把握することができる。例えば、照会コマンドは、SCSIに従うプロトコルの下では、Inquiryコマンドとすることができる。第一記憶制御装置20は、Inquiryコマンドを第二記憶制御装置40に送信することにより、第二記憶制御装置20から照会データを受信し、その照会データから、所定のデータ要素、例えば、ベンダID、装置名称、装置製番、及び、LDEV42の装置内での固有情報(例えば、LDEV番号)を取得することができる。これらのデータ要素を用いることによって、接続先のLDEV42が、VDEV101にマッピングされたLDEV42であるか否かを判別することができる。
照会データの書式(フォーマット)、すなわち、どのような種類のデータ要素が照会データのどの位置に存在するかは、照会先の第二記憶制御装置40の機種毎に異なる場合がある。そのため、照会データのフォーマットに関する情報(例えば、どの種類のデータ要素がどの位置に書かれているかを表す情報)が、第二の記憶制御装置の機種毎に必要になる場合がある。
また、各機種の記憶制御装置を第二の記憶制御装置40として第一の記憶制御装置20に接続できるようにするためには、記憶制御装置の機種毎に、所定の種類の情報、例えば、どんな機能をサポートしているかを表したサポート機能情報が必要になる。なぜなら、第一の記憶制御装置20が或る機能をサポートしていて、それに接続しようとする第二の記憶制御装置40がその或る機能をサポートしていない場合には、第一の記憶制御装置20の性能が十分に発揮されないことがあり得るためである。サポート機能情報としては、例えば、コピー機能をサポートしているかことを表すコピー機能サポート可否情報を採用することができる。コピー機能とは、コピー元となるLDEVとコピー先となるLDEVとのうちの一方が、自己の記憶制御装置の外部にあっても、それらのLDEVが内部に存在する場合と同様にデータコピーを実行することができる機能である。
以上のように、本実施例では、第一の記憶制御装置20が外部接続機能を発揮するためには、第二の記憶制御装置40の機種毎に、照会データの書式に関する書式情報や、サポート機能情報などが必要となる。書式情報やサポート機能情報を含んだ情報として、図4に例示するようなサポートデバイス個別情報がある。サポートデバイス個別情報は、記憶制御装置の各機種毎に用意される。また、複数のサポートデバイス個別情報を含んだ情報として、図4に例示するようなサポートデバイス情報がある。
以下、外部デバイス情報及びサポートデバイス情報について説明する。
図3は、外部デバイス情報の構成例を示す。
図3に示すように、外部デバイス情報I3は、サポートデバイス個別情報番号、外部LDEV識別情報、属性情報、及び、外部LDEVへのパス情報を含んでいる。
サポートデバイス個別情報番号は、サポートデバイス個別情報を識別するための番号(例えば通し番号)である。すなわち、外部デバイス情報I3には、その外部デバイス情報I3が作成される際に、どのサポートデバイス個別情報が使用されたかが保持されている。前述したように、サポートデバイス個別情報は機種毎に用意されており、例えば、第一の記憶制御装置20は、そのサポートデバイス個別情報を参照することにより、マッピングされている外部LDEV42を有する第二記憶制御装置40の機種を判別することができる。
外部LDEV識別情報は、マッピングされている外部LDEV42の正当性を判定するために使用される情報である。ただし、外部LDEV42を有する第二の記憶制御装置40の機種を判別するために使用される情報としては、前述したサポートデバイス個別情報があるため、外部LDEV識別情報は、そのサポートデバイス個別情報とは別の情報を含んでいる。例えば、外部LDEV識別情報は、記憶制御装置の製番と、外部LDEV42の記憶制御装置内での固有情報(例えば、LDEV番号)とを含んだ情報である。以下、外部LDEV識別情報から識別される外部LDEV42を「対象外部LDEV42」と称する場合がある。
属性情報は、対象外部LDEV42の性質を表す情報(例えば、対象外部LDEV42が第一記憶制御装置20のコピー機能で使用できるLDEVか否か)を表す情報である。
外部LDEVへのパス情報は、対象外部LDEV42にアクセスするためのアクセス経路を表す情報である。対象外部LDEV42へのパスは、複数個定義することができるため、パスが複数個定義されている場合には、その数だけパス情報も作成される。パス情報は、例えば、第一ポートIDと、第二ポートID、LUN、パス状態、外部LDEV設定情報、パス優先度からなる。
ここで、第一ポートIDとは、対象外部LDEV42と接続されている、第一の記憶制御装置20の通信ポート21Bを識別するための情報(例えば番号)である。
第二ポートIDとは、対象外部LDEV42と接続できる、第二記憶制御装置40の通信ポート41を識別するための情報(例えばWWN)である。
LUNは、第二の記憶制御装置40が有する複数のLUNのうち対象外部LDEV42及び通信ポート41に接続されたLUNである。例えば、LUNと外部LDEVとの対応付けは一対一とすることができる。勿論、一対一に限らず、例えば、複数対一でも良いし、一体複数であっても良い。
パス状態とは、第一ポートID、第二ポートID及びLUNから特定されるパスが使用可能か否かを判定するための情報である。例えば、パス状態は、当該パスが使用可能な場合は正常という情報を表し、該当パスが何らかの理由により使えない場合は閉塞という情報を表す。
外部LDEV設定情報とは、対象外部LDEV42を有する第二記憶制御装置40内で当該外部LDEV42に対して設定された情報、例えば、交代パス設定情報である。交代パス設定情報とは、第二記憶制御装置40のLDEV42に対して交代パス構成が組まれており、かつ、稼動中のパス(主パス)と未稼働中のパス(交代パス)とが設定されている場合に、その主パスと交代パスとを判別するための情報である。
パス優先度情報とは、定義されているパスの中で該当パスを使用する優先度を設定した情報である。例えば、対象外部LDEV42に対して二つのパスが用意されているならば、二つのパス情報が存在することになるが、その場合には、例えば、一方のパス情報中のパス優先度情報は、優先度「1」を表し、他方のパス情報中のパス優先度情報は、優先度「1」よりも低い優先度「2」を表す。どのパスに対してどのような優先度を設定するかは、所定の規則に従って自動的に設定されても良いし、手動により設定されても良い。第一の記憶制御装置20は、これらのパス情報を参照することにより、例えば、通常は、優先度の高いパスを介して対象外部LDEV32にアクセスし、そのパスが閉塞した場合には、それよりも優先度の低いパスを使用して対象外部LDEV32にアクセスすることができる。
以上が、外部デバイス情報I3の構成についての説明である。外部デバイス情報I3は、例えば、共有メモリ25において、仮想的な内部LDEV32のLDEV番号に対応付けられた情報である。すなわち、第一の記憶制御装置20は、仮想的な内部LDEV32の番号をホスト装置10から指定された場合には、その番号に対応した外部デバイス情報I3を特定し、特定された外部デバイス情報I3の内容に基づいて、外部LDEV42にアクセスすることで、第二記憶制御装置40の記憶資源を第一記憶制御装置20の記憶資源としてホスト装置10に提供することができる。
図4は、サポートデバイス情報の構成例を示す。
サポートデバイス情報I1は、各機種毎に用意されたサポートデバイス個別情報I2を含んでいる。サポートデバイス個別情報I2は、その情報I2を識別するためのサポートデバイス個別情報番号と、機種識別情報と、外部LDEV識別位置情報と、外部LDEV設定位置情報と、サポート機能情報とを含んでいる。
サポートデバイス個別情報番号は、その情報I2を識別するための番号である。この番号を参照することにより、前述した外部デバイス情報I3に含まれているサポートデバイス個別情報番号に対応したサポートデバイス個別情報の取得が可能となる。
機種識別情報は、照会データから照会先の機種を判別するための情報である。機種識別情報は、照会データのどこを参照すれば機種を識別することができるかを表した機種位置情報と、照会データから取得されるべき機種識別情報を表した機種識別情報内容とを含んでいる。第一の記憶制御装置20は、機種位置情報が表す照会データ位置から、一以上のデータ要素を取得し、取得された一以上のデータ要素が、機種識別情報内容に適合した(例えば一致した)場合に、その照会データを送信した第二記憶制御装置40の機種を、該当サポートデバイス個別情報に対応した機種と判別する。照会データから取得される一以上のデータ要素(換言すれば、機種識別情報内容)としては、例えば、ベンダID及び装置名称である。
外部LDEV識別位置情報は、照会データのどの位置を参照すれば外部LDEV識別情報を取得することができるかを表す情報である。外部LDEV識別情報は、前述したように、例えば、装置製番や、外部LDEV42の装置40内での固有情報(例えば、LDEV番号)を含んだ情報である。
外部LDEV設定位置情報は、照会データのどの位置を参照すれば外部LDEV設定情報を取得することができるかを表す情報である。外部LDEV設定情報は、例えば、前述した交代パス設定情報である。
サポート機能情報は、どんな機能をサポートしているかを表した情報であり、第二の記憶制御装置40の機種毎に設定する特別な情報である。サポート機能設定情報は、例えば、前述したようなコピー機能サポート可否情報である。
以下、図5及び図6を主に参照し、適宜に図7を参照して、サポートデバイス情報と照会データとから外部デバイス情報を作成するために行われる処理の流れの一例を説明する。なお、図7Aは、第二の記憶制御装置が送信する照会データの構成例を示す。図7Bは、第一の機種に対応したサポートデバイス個別情報(以下、第一のサポートデバイス個別情報)の内容の一例を示す。図7Cは、第二の機種に対応したサポートデバイス個別情報(以下、第二のサポートデバイス個別情報)の内容の一例を示す。図7Dは、生成された外部デバイス情報の内容の一例を示す。
第一の記憶制御装置20(例えばその装置20内のCHA2B)が、CHA2Bに接続されている第二の記憶制御装置40に、第二の通信ネットワークCN2を介して、照会コマンドを発行する(ステップS11)。その照会コマンドの内容は、例えば、照会先の第二の記憶制御装置40が備える全てのLDEVに関する照会であっても良いし、複数のLDEVのうちの一つ(又は複数)のLDEVに関する照会であっても良い。後者の場合には、例えば、第一の記憶制御装置20は、CHA2Bのポート21AのID、第二記憶制御装置40のポート41のID及びLUN43から特定されるパスを介して、照会コマンドを発行する。
第二の記憶制御装置40(例えばその装置40内のCHA)は、その照会コマンドに応答して、その装置40で管理されている制御情報等から、データを構成するための複数のデータ要素を取得し、取得された複数のデータ要素を含んだ照会データを生成し、生成した照会データを第一の記憶制御装置20に返送する。これにより、第一の記憶制御装置20は、照会データを取得する(S12)。その照会データの構成例は、図7Aに示す通りである。すなわち、その照会データI4には、位置A1〜A3に、機種識別情報「装置B」が記述されており、位置C4〜C8に、外部LDEV識別情報「LDEV1」が記述されており、位置E3〜E5に、外部LDEV設定情報「主パス」が記述されている。照会データI4は、例えば、第二記憶制御装置40が備える各LDEV毎に取得される。換言すれば、例えば、N個のLDEV42が存在する場合には、N個の照会データI4が生成される。
第一の記憶制御装置20は、S12で取得した照会データI4を用いて、対応するサポートデバイス個別情報I2を判定する処理を行う(S13)。
具体的には、例えば、第一の記憶制御装置20は、共有メモリ25における第一のサポートデバイス個別情報I2(図7B参照)を参照し、その情報I2の機種識別位置情報が表す照会データ位置A1〜A3からデータ要素を取得する。ここで取得されるデータ要素は、図7Aの照会データI4によれば、「装置B」である。第一の記憶制御装置20は、その「装置B」と、第一のサポートデバイス個別情報I2内の機種識別情報内容とを比較する。図7Bによれば、機種識別情報内容は「装置A」であり、照会データから取得した情報「装置B」と一致しないため、比較の結果は不一致となり、それにより、第一の記憶制御装置20は、第一のサポートデバイス個別情報I2は照会先の第二記憶制御装置40に対応したサポートデバイス個別情報ではないと判定することができる。この場合、第一の記憶制御装置20は、別のサポートデバイス個別情報を参照し、その別のサポートデバイス個別情報と、照会データI4とを用いて、その個別情報が照会先の第二記憶制御装置40の機種に対応した情報か否かを判断する。このような処理を繰り返すことで、第一の記憶制御装置20は、照会先の第二記憶制御装置40の機種に対応したサポートデバイス個別情報I2を見つけることができる。図5乃至図7に示した例によれば、第二のサポートデバイス個別情報I2(図7C参照)を用いて照会データI4から取得される情報は「装置B」であり、且つ、その個別情報I2の機種識別情報内容も「装置B」であるため、比較の結果として一致が得られ、それにより、第一の記憶制御装置20は、第二のサポートデバイス個別情報が照会先の第二記憶制御装置40の機種に対応したサポートデバイス個別情報であると判定することができる。
S13の後、第一の記憶制御装置20は、照会先の第二記憶制御装置40に対応すると判定された第二のサポートデバイス個別情報I2に含まれている外部LDEV識別位置情報及び外部LDEV設定位置情報を参照し、それらの情報がそれぞれ表す照会データ位置から、外部LDEV識別情報と外部LDEV設定情報とを取得する(S14)。このS14では、図7A及び図7Cの例によれば、外部LDEV識別情報として「LDEV1」が取得され、外部LDEV設定情報として「主パス」が取得される。
第一の記憶制御装置20は、S13で判定されたサポートデバイス個別情報I2と、S14で取得された情報とを用いて、外部デバイス情報I3を生成し、生成した外部デバイス情報I3を共有メモリ25に格納する(S15)。このS15では、図7A乃至図7Cの例によれば、図7Dに例示する外部デバイス情報I3が生成される。具体的には、例えば、S13で判定されたサポートデバイス個別情報I2中に番号「2」が含まれているため、外部デバイス情報I4に含められるサポートデバイス個別情報番号は「2」となる。また、S14では、「LDEV1」、「主パス」という情報が取得できたため、外部デバイス情報I3には、外部LDEV識別情報として「LDEV1」が設定され、外部LDEV設定情報として「主パス」が設定される。また、第一ポートID、第二ポートID及びLUNは、照会コマンドを送ったパスをもとに設定される。属性情報は、S13で判定されたサポートデバイス個別情報のサポート機能情報で許可されている範囲で設定が行われる。本例では、第二のサポートデバイス個別情報のサポート機能情報においてコピー機能サポートとなっているため、「コピー機能サポート」、「コピー機能未サポート」どちらでも設定できる(どちらにするかは、ユーザが手動で設定しても良いし、所定の規則に従って自動で設定しても良い)。今回は「コピー機能サポート」を設定することにする。パス優先度は、外部デバイス情報の作成時に自動で又は手動で設定される。今回は定義されたパスが一本だけなのでパス優先度は「1」と設定される。
以上が、外部デバイス情報の作成処理の流れである。このように作成された外部デバイス情報は、共有メモリ25において、内部LDEV32の番号に対応付けることができる。
次に、図8を参照して、接続先の外部LDEVの正当性の判定処理の流れの一例について説明する。
第一の記憶制御装置20は、図5及び6のS11と同様の方法で照会コマンドを発行し(S21)、それに応答して、第二の記憶制御装置40から、S12と同様に、照会データを受信する(S22)。
第一の記憶制御装置20は、VDEV101に対応付けられている外部デバイス情報I3のサポートデバイス個別情報番号からそれに対応するサポートデバイス個別情報を取得し、その個別情報中の機種識別位置情報が表す照会データ位置に存在する第一のデータ要素と、その個別情報中の外部LDEV識別情報位置が表す照会データ位置に存在する第二のデータ要素とを取得する(S23)。ここでは、それらの位置に意味の無いデータ(例えばヌルデータ)が存在する場合には、その意味の無いデータが取得される。
また、第一の記憶制御装置20は、VDEV101に対応付けられている外部デバイス情報I3から外部LDEV識別情報を取得し、且つ、その外部デバイス情報I3に対応しているサポートデバイス個別情報から機種識別情報内容を取得する(S24)。図7A、図7C及び図7Dに示した例によれば、このS24では、機種情報内容として「装置B」が取得され、外部LDEV識別情報として「LDEV1」が取得される。
その後、第一の記憶制御装置20は、S23で取得された第一のデータ要素の内容と、S24で取得された機種識別情報内容との比較(第一の比較)を行い、且つ、S23で取得された第二のデータ要素と、S24で取得された外部LDEV識別情報との比較(第二の比較)を行う。
第一の記憶制御装置20は、第一の比較の結果と第二の比較の結果の両方が一致となれば、照会先はマッピングされた外部LDEVである(換言すれば正当な外部LDEVである)と判定し(S26)、一方、第一の比較の結果と第二の比較の結果の少なくとも一つが不一致となれば、照会先はマッピングされた外部LDEVではない(換言すれば不当な外部LDEVである)と判定する(S27)。S26となった場合、第一の記憶制御装置は、照会先との接続を維持し、一方、S27となった場合、照会先との接続を切断してもよい。
このように、この第一実施例では、第一の記憶制御装置20が、外部デバイス情報I3と、サポートデバイス情報I1とを保持し、外部デバイス情報I3を、照会先の第二記憶制御装置40から受信する照会データと、サポートデバイス情報I1とを用いて作成する。
このサポートデバイス情報を、オンコーディングでプログラム内に規定する方法も考えられる(例えば、前述した制御プログラム800内に規定する方法が考えられる)。しかし、それでは、サポートデバイス情報を更新する場合(例えば、新規のサポートデバイス個別情報を既存のサポートデバイス情報に追加することで、接続可能な第二記憶制御装置の機種を増やす場合)、或いは、既存のサポートデバイス個別情報の外部LDEV識別位置情報等を変更して、外部LDEV識別情報として使用する情報を変更する場合、制御プログラム800の交換が必要になる。すなわち、制御プログラム800が稼動中の場合には、サポートデバイス情報の更新が不可能である。
しかし、本実施例では、前述したように、サポートデバイス情報は制御プログラム800とは別に備えられる。このため、例えば、図9に示すように、ホスト装置14(又は10)にインストールされているストレージ管理アプリケーション13が、サポートデバイス個別情報I2の一部又は全部が更新された情報(以下、更新情報)I5を作成したり、外部の装置(例えば可搬型記憶媒体)から読み込んだり、その更新情報I5を任意のタイミングでサポートデバイス情報I2に含めたりすることができる。すなわち、外部接続機能で第二の記憶制御装置として使える機種の変更や、照会データの参照すべき位置を表す情報の変更や、第一の記憶制御装置20で第二の記憶制御装置40のLDEV42とマッピングされているVDEV101のLDEV32で使用できる機能の変更等を、制御プログラム800の稼動中であるか否かに関わらず、自由に行うことができる。
例えば、本実施例では、ストレージ管理アプリケーション13が、図10A乃至図10CのようなGUI(Graphical User Interface)画面を用意する。ストレージ管理アプリケーション13は、更新情報I5の反映後のサポートデバイス情報I1をディスプレイ画面に表示しつつ、更新情報I5を作成することができる。ストレージ管理アプリケーション13が有する機能としては、例えば、「サポートデバイス情報の参照」、「更新ファイルから更新情報の読み込み」、「サポートデバイス情報の編集」、「サポートデバイス個別情報の追加」、「サポートデバイス情報の保存」、「照会データの取得」、及び「更新情報の共有メモリへの反映」がある。以下、各機能について説明する。
「サポートデバイス情報の参照」は、第一の記憶制御装置20の共有メモリ25上に保持されているサポートデバイス情報I1を取得し、GUI画面に表示する機能である。図10A及び10Bでは、サポートデバイス個別情報番号1,2,3にそれぞれ対応した3つの機種が第二の記憶制御装置として使用できるサポートデバイス個別情報が共有メモリ25上に存在することを表している。ストレージ管理アプリケーション13は、例えば、図10Bに表すように、ユーザ所望のサポートデバイス個別情報(例えば番号が「3」の情報)が選択され、ポップアップメニューの「Detail」が選択された場合に、図10Cに例示するようなDetail情報ダイアログを表示し、そのダイアログ内に、サポートデバイス個別情報の各情報項目を表示することができる。
「更新ファイルから更新情報の読み込み」は、サポートデバイス情報のホスト装置上や可搬型記憶媒体(例えばフレキシブルディスク)内の更新ファイルを指定することによって、更新情報を読み込むことができる機能である。ここで、更新ファイルとは、例えば、サポートデバイス情報の更新情報I5が収められているファイルで、更新されたサポートデバイス個別情報I2が1つ、又は、複数入っている。例えば、ストレージ管理アプリケーション13は、更新ファイルから、共有メモリ25のサポートデバイス情報I1に含まれていないサポートデバイス個別情報I2を読み込み、共有メモリ25に更新情報I5を反映させた場合に、更新ファイルから読み込んだサポートデバイス個別情報に対応した機種の第二の記憶制御装置の外部LDEV42をマッピングすることができるようになる。更新情報I5が共有メモリ25に記憶された場合は、サポートデバイス情報I1内の、その更新情報に対応するサポートデバイス個別情報が、その更新情報に変更される。また、ストレージ管理アプリケーション13は、更新ファイルから読み込んだ更新情報を、後述する機能「サポートデバイス個別情報の編集」により、ユーザに、GUI画面上で編集させることができる。
「サポートデバイス個別情報の編集」は、サポートデバイス個別情報の各項目をDetail情報ダイアログ上で直接編集し、更新情報を作成する機能である。
「サポートデバイス個別情報の追加」は、新たなサポートデバイス個別情報をGUI画面上で作成し、更新情報とするための機能である。例えば、図10A及び図10Bでは、サポートデバイス個別情報番号「1」、「2」及び「3」があるが、ストレージ管理アプリケーション13は、この機能により、サポートデバイス個別情報番号「4」を付与した新たな個別情報(つまり新たな機種に対応した個別情報)を作成することができ、この情報を共有メモリ25に反映することにより、外部接続機能の第二の記憶制御装置として使える機種を追加することができる。
「サポートデバイス情報の保存」は、保存ファイル名を指定することによって、サポートデバイス情報をストレージ管理アプリケーションが動作しているホスト装置上に保存する機能である。保存する情報は、例えば、第一の記憶制御装置20の共有メモリ25上から取得した情報、また、GUI画面上で編集中のサポートデバイス情報とすることができる。保存された情報は、そのまま更新ファイルとして使用でき、且つ、「更新ファイルから更新情報を読み込み」の機能を用いてGUI画面に読み込むことが出来る。これにより、例えば、第一の記憶制御装置20の共有メモリ25から取得したサポートデバイス情報を保存した場合は、サポートデバイス情報のバックアップとして使え、後でサポートデバイス情報を元に戻したい場合に利用できる。また、画面上で編集中のサポートデバイス情報を保存した場合は、後でこの情報を読み込むことによって、保存した状態から更新情報の作成を続けることができ、更新情報の作成作業を一時中断したい場合に有用である。
「照会データの取得」は、LDEVを指定し、指定したLDEVの照会データを取得し表示する機能である。また、この照会データを、ストレージ管理アプリケーション13が動作中のホスト装置14(又は10)上に保存することもできる。例えば、この機能を用いて外部接続機能で第一の記憶制御装置のVDEVとマッピングしたい外部LDEVの照会データを取得し、取得した照会データを解析することによって、サポートデバイス情報の更新情報を作成し、該当外部LDEVをマッピングできるようにすることができる。
「更新情報の共有メモリへの反映」は、「更新ファイルから更新情報の読み込み」、「サポートデバイス個別情報の編集」、及び/又は「サポートデバイス個別情報追加」という機能を用いて、サポートデバイス情報の更新情報を第一の記憶制御装置の共有メモリ25に反映する機能である。
第一の記憶制御装置20は、自分が保持しているサポートデバイス情報中のサポートデバイス個別情報の更新情報をホスト装置14(又は10)から受けた場合、その更新情報をサポートデバイス情報に反映させるか否かなどの制御処理を実行することができる。
図11及び図12は、サポートデバイス個別情報の更新が行われる際に第一の記憶制御装置20が実行する処理の流れの一例を示す。複数のサポートデバイス個別情報が更新される場合は、図11及び図12の処理を各サポートデバイス個別情報に対して行うことにより、実行することができる。
第一の記憶制御装置20(例えばそのうちのCHA2A又はSVP23)は、更新情報が入力された場合、その更新情報に対応したサポートデバイス個別情報(以下、「対象個別情報」と略記)を特定する(S31)。
第一の記憶制御装置20は、対象個別情報を用いて外部デバイス情報が作成されたか否かを判別する(S32)。この判別は、例えば、対象個別情報に対応したサポートデバイス個別情報番号と同じ番号を持った外部デバイス情報が共有メモリ25に存在するか否かを調べることで、行うことができる。
S32の結果、否定的な判別結果が得られた場合には(S32でNO)、第一の記憶制御装置20は、S31において入力された更新情報を共有メモリ25上の対象個別情報に上書きする(S42)。
一方、S32の結果、肯定的な判別結果が得られた場合には(S32でYES)、サポートデバイス個別情報を更新した場合、外部デバイス情報に含まれている特定の情報と、更新後のサポートデバイス個別情報中の特定の情報とが不一致になり、例えば、第一の記憶制御装置20のVDEV101にマッピングされている外部LDEV42を正しく認識することができない等の不具合が起こり得る。起こり得る不具合の種類は、サポートデバイス個別情報の更新された情報項目がどれであるかによって異なるし、また、不具合が起こらないようにするための対処方法も、更新された情報項目がどれであるかによって異なる。
ここで、サポートデバイス個別情報のどの情報項目の更新した場合には不具合が起こり得るか検討し、且つ、不具合が起こり得る場合には、そのような不具合が起こらないようにするための対応方法も検討する。
サポートデバイス個別情報の情報項目の一つとして、例えば、機種識別情報がある。機種識別情報は、例えば、外部LDEVの正当性の判定処理(図8参照)において使用される。そのため、もし、機種識別情報が更新されていれば、その判定処理のS25において、不一致という結果が生じると考えられるかもしれない。しかし、そのS25では、サポートデバイス個別情報から取得された機種識別情報と、照会データから取得された機種識別情報とが比較されるので、取得される照会データに合わせて、サポートデバイス個別情報内の機種識別情報が更新されたのであれば、情報の不一致は起こらないと考えられる。
また、サポートデバイス個別情報の情報項目の一つとして、例えば、外部LDEV識別位置情報がある。この位置情報は、外部LDEV識別情報が照会データのどこに存在するかを表す情報である。この位置情報が表す照会データ位置から取得された外部LDEV識別情報は、外部デバイス情報に含められる。このため、サポートデバイス個別情報の外部LDEV識別位置情報のみが更新された場合には、外部デバイス情報で保持している外部LDEV識別情報と、更新後の外部LDEV識別位置情報が表す照会データ位置から取得される情報とに不一致が起こり得る。この場合、照会先の外部LDEV42が、VDEV101にマッピングされた外部LDEV42であっても、図8のS25において、照会先はマッピングされた外部LDEVではないと判定され使えなくってしまい得る。このような不具合を起こさないための対応方法の一つとして、外部LDEV識別位置情報を更新する場合は、更新情報中の外部LDEV識別位置情報を用いて外部LDEV識別情報を照会データから取得し直し、対象個別情報に対応した外部デバイス情報に再設定する方法(つまり外部デバイス情報を更新する方法)が考えられる。
また、サポートデバイス個別情報の情報項目の一つとして、例えば、外部LDEV設定位置情報がある。この位置情報は、外部LDEV設定情報が照会データのどこに存在するかを表す情報である。この位置情報が表す照会データ位置から取得された外部LDEV設定情報は、外部デバイス情報に含められる。したがって、サポートデバイス個別情報の外部LDEV設定位置情報が更新された場合、外部デバイス情報には、更新前の位置情報に対応した外部LDEV設定情報がそのまま保持されているため、更新後のサポートデバイス個別情報に対応した機種に期待される情報が取得されていない。この場合、マッピングされている外部LDEV42が正常な動きをしなくなってしまい得る。具体的には、例えば、交代パス設定情報(外部LDEV設定情報の一種)のバイト数が3バイトから5バイトに拡張された場合(例えば、図7Aの照会データI4において位置E3〜E5から位置E3〜E7に拡張された場合)、外部LDEV設定情報が2バイト足りないため、正しく交代パス設定を認識することができない。この不具合を起こさないための対応方法の一つとして、外部LDEV設定位置情報を更新する場合は、更新情報の外部LDEV設定位置情報を用いて、外部LDEV設定情報を取得し直し、該当外部デバイス情報に再設定する方法が考えられる。
また、サポートデバイス個別情報の情報項目の一つとして、例えば、サポート機能情報がある。サポート機能情報の更新後、未サポートになる機能があった場合、その機能を使っている場合は期待通りの動作ができなくなる。例えば、「コピー機能サポート」が「コピー機能未サポート」になった場合、更新前に作成された外部デバイス情報の属性情報にはコピー機能サポートという情報が入っている。したがって、第一の記憶制御装置20のコピー機能の設定で、VDEV101にマッピングされた外部LDEV42に対してコピーを行う設定が行えてしまう。しかし、実際には、コピー機能はサポートされていないため、外部LDEV42が正常に動かない。この不具合を起こさないための対応方法の一つとして、未サポートになる機能が、更新前のサポートデバイス個別情報を用いて作成された外部デバイス情報の属性情報に使用可能と保持されている場合は、更新情報を反映するための処理を抑止する(つまり、サポートデバイス個別情報の更新は行わない)。
これまで説明したように、外部LDEV識別位置情報、外部LDEV設定位置情報が更新される場合は、外部デバイス情報の外部LDEV識別情報及び外部LDEV設定情報を更新情報を用いて取得し直し、サポートデバイス個別情報と共に該当外部デバイス情報を更新する必要がある。また、サポート機能情報で更新前にサポートであったものが未サポートに更新され、その機能が外部デバイス情報で使用可能と保持されているようであれば、更新情報の反映をしない。
上述のことを踏まえて、再び図11及び図12を参照し、外部デバイス情報がすでに作成されているサポートデバイス個別情報の更新処理を説明する。
第一の記憶制御装置20は、サポート機能情報のチェックを行う(S33)。このS33では、例えば、第一の記憶制御装置20は、更新情報中のサポート機能情報と、既存の(つまり更新前の)サポートデバイス個別情報のサポート機能情報を比較し、未サポートになる機能があるか否かを調べる。未サポートになる機能がある場合、第一の記憶制御装置20は、その機能が該当サポートデバイス個別情報を用いて作成された外部デバイス情報において使用可能とされているか否かを調べる(S34)。使用可能と保持されていた場合(S34でYES)、第一の記憶制御装置20は、更新情報の反映処理を抑止する(S43)。
S14において、サポート機能情報のチェックで問題がなかった場合は(S33でNO)、第一の記憶制御装置20は、外部LDEV識別位置情報及び外部LDEV設定位置情報の少なくとも一方が更新されるかどうかを調べる(S35)。これは、例えば、更新情報中の外部LDEV識別位置情報及び外部LDEV設定位置情報と、更新前の外部LDEV識別位置情報及び外部LDEV設定位置情報とをそれぞれ比較することにより、調べることができる。
もし、更新される場合は(S35でYES)、第一の記憶制御装置20は、サポートデバイス個別情報を更新する際に、それぞれ、更新後の外部LDEV識別位置情報及び/又は外部LDEV設定位置情報が表す照会位置データから外部LDEV識別情報及び/又は外部LDEV設定情報を取得し、取得した情報を、更新後のサポートデバイス個別情報に対応した外部デバイス情報に設定する必要がある。
ここで、外部LDEV識別情報及び/又は外部LDEV設定情報を照会データから再び取得する際は、照会先の外部LDEV42が、以前に外部デバイス情報が作成された際の照会先と同一の外部LDEVでなければならない。したがって、第一の記憶制御装置20は、更新前のサポートデバイス個別情報とそれに対応した外部デバイス情報とを用いて、図8を参照して説明した判定処理を行う(S36)。この判定処理において、対象外部LDEVがマッピングされた外部LDEVであると判断できなかった場合は(S36でNO)、サポートデバイス個別情報及びそれに対応する外部デバイス情報を更新できないため、第一の記憶制御装置20は、更新情報は反映させないようにする(S43)。
一方、判断できた場合は(S36でYES)、第一の記憶制御装置20は、外部LDEV識別位置情報が更新される場合は(S37でYES)、パス優先度の最も高い正常な状態のパスを介して、外部LDEVの照会コマンドを発行し、それに応答して、そのパスを介して照会データを受信し、更新後の外部LDEV識別位置情報が表す照会データ位置から外部LDEV識別情報を取得する(S38)。すなわち、このS38では、第一の記憶制御装置20は、照会先となる外部LDEVの外部デバイス情報に複数のパス情報が含まれている場合には、複数のパス情報にそれぞれ含まれている複数のパス優先度及び複数のパス情報を参照することにより、最もパス優先度が高く且つパス状態が正常のパスを選択することができる。第一の記憶制御装置20は、定期的に又は不定期に、外部LDEVに対する各パスの状態を調べ、パスが閉塞した場合には、「閉塞」という状態を、そのパスに対応したパス情報に含めることができる。
また、第一の記憶制御装置20は、或る外部LDEVの外部LDEV設定位置情報が更新される場合は(S39でYES)、その外部LDEVの外部LDEV情報に含まれている一以上のパス情報から特定される一以上のパスのうち、状態の正常な全てのパスを介して、外部LDEVの照会コマンドを発行し、それに応答して、各パスを介して照会データを受信し、更新後の外部LDEV設定位置情報が表す照会データ位置から外部LDEV設定情報を取得する(S40)。
第一の記憶制御装置20は、取得した外部LDEV識別情報及び/又は外部LDEV設定情報を、照会先の外部LDEVに対応した外部デバイス情報に含める(S41)。また、第一の記憶制御装置20は、更新情報を、それに対応する対象個別情報に反映する(S42)。
以上の図11及び図12を参照して説明した処理は、第一の記憶制御装置20内のコンピュータプログラム(例えば、CHA2A、2BのMPに読み込まれるマイクロプログラム)を稼動させたままでも、行うことができる。すなわち、コンピュータプログラムを稼動させたままでも、サポートデバイス情報の更新を行うことができる。
上述した処理の具体的な例を、図10A、図13A、図13B及び図14A乃至図14Cを参照して説明する。
図13A及び図13Bは、ストレージ管理アプリケーションによって読み込まれた更新情報が第一の記憶制御装置20のサポートデバイス情報I1に反映されるまでの流れを示す。図14Aは、本具体例において取得される照会データの構成例を示す。図14Bは、更新後の第二サポートデバイス個別情報I2の構成例を示す。図14Cは、その第二サポートデバイス個別情報I2を用いて生成された外部デバイス情報I3の構成例を示す。
この具体例では、第二のサポートデバイス個別情報I2のうち、外部LDEV識別位置情報が「D1〜D4」に変更されるとする。つまり、外部LDEV識別情報として、「LDEV1」ではなく、「DEV1」が使用される場合を考える。
ストレージ管理アプリケーション13は、「更新ファイル情報の読み込み機能」を使って、更新ファイルから更新情報を取得する(S51)。この更新情報は、第二のサポートデバイス個別情報I2の外部LDEV識別位置情報を「C4〜C8」から「D1〜D4」に変更するための情報である。
ストレージ管理アプリケーション13は、この更新情報を、「更新情報の共有メモリへの反映」機能を用いて、共有メモリ25へ反映させる。これにより、外部LDEV識別位置情報が更新され、その結果、第二のサポートデバイス個別情報は、図7Cに示した内容から図14Bに示した内容に変更され、その個別情報に対応した外部デバイス情報の内容は、図7Dに示した内容から図14Cに示した内容に変更される。その後、図8の判定処理が行われる場合には、図14Aに示した照会データと、図14Bに示した第二サポートデバイス個別情報と、図14Cに示した外部デバイス情報とが使用される。
より具体的に説明すれば、この具体例では、更新前の第二サポートデバイス個別情報を使用することにより、照会データから機種識別情報として「装置B」が取得され、外部LDEV識別情報として「LDEV1」が取得される。また、更新前の外部デバイス情報から、機種識別情報として「装置B」が取得され、外部LDEV識別情報として「LDEV1」が取得される。このため、同種の情報が互いに一致するので、第一の記憶制御装置20は、照会先の外部LDEVを、マッピングされた外部LDEVであると判断する。その後、第一の記憶制御装置20は、更新情報を用いて、外部LDEV識別情報を取得することを行う。更新情報において、外部LDEV識別位置情報が「D1〜D4」であるから、第一の記憶制御装置20は、図14Aに示した照会データI4から、「DEV1」というデータ要素を取得する。第一の記憶制御装置20は、この「DEV1」を、外部デバイス情報の外部LDEV識別情報に設定し、且つ、第二のサポートデバイス個別情報の外部LDEV識別位置情報を、「D1〜D4」に更新する。これにより、第二のサポートデバイス個別情報は、図7Cの内容から図14Bの内容に更新され、外部デバイス情報は、図7Dの内容から図14Cの内容に更新される。
更新情報反映後は、図8の判定処理において、更新後の第二サポートデバイス個別情報を参照することにより、照会データから、機種識別情報「装置B」及び外部LDEV識別情報「DEV1」が取得され、更新後の外部デバイス情報からは、機種識別情報「装置B」及び外部LDEV識別情報「DEV1」が取得されるので、図8のS25では、一致が得られ、マッピングされた外部LDEVであるとの判断結果が得られる。
外部デバイス情報には、変更前の照会データの機種識別情報及び外部LDEV識別情報が保持されている。このため、照会データの構成が変更された場合(例えば、外部LDEV識別情報の存在位置が別の位置に変わった場合)、照会データからは、機種識別情報及び外部LDEV識別情報が取得できなくなる可能性がある。故に、図8の判定処理において、照会先の外部LDEVは、本来ならマッピングされている外部LDEVであるにも関わらず、マッピングされた外部LDEVとの判断結果が得られなくなってしまう可能性が出る。
この第二実施例では、第一記憶制御装置20が、外部デバイス情報の作成の際に、複数の外部LDEV識別情報を照会データから取得し、取得した複数の外部LDEV識別情報を、照会先の外部LDEVに対応した外部デバイス情報に含める。その後、第一の記憶制御装置20は、外部デバイス情報に含められた複数の外部LDEV識別情報のうちのどれか1つでも、照会データ内の外部デバイス識別情報と一致することが確認できれば、その外部デバイスを、マッピングされた外部デバイスと判定する。つまり、外部LDEVの正当性を判断するために使用する外部LDEV識別情報を複数にすることにより、照会先の外部LDEVの照会データの構成に変更があっても、その外部LDEVがマッピングされた外部LDEVであると判定することができるようになる。
上述のことを、図15A乃至図15Cを参照して説明する。
図15Aは、図7Aの照会データが変更された後の照会データの一例を示す。図15Bは、第二実施例における第二のサポートデバイス個別情報の構成例を示す。図15Cは、図15Bの第二サポートデバイス個別情報に対応した外部デバイス情報の構成例を示す。
図15Bに例示するように、第二のサポートデバイス個別情報には、第一と第二の外部LDEV識別位置情報が含まれている。これらの外部LDEV識別位置情報が表す照会データ位置から取得された第一と第二の外部LDEV識別情報を用いることで、図15Cに例示するような外部デバイス情報が作成される。
その後、照会データの構成が、変更されたとする。具体的には、例えば、第一の外部デバイス識別情報「LDEV1」の存在位置が、図7Aに例示した位置C1〜C4から、図15Aに例示した位置B4〜B8に変更されたとする。この場合、図8の判定処理において、図15A及び図15Bによれば、第二サポートデバイス個別情報中の第一の外部LDEV識別位置情報が表す照会データ位置からは、ヌルデータが取得されてしまうので、第一の外部LDEV識別情報同士の比較では一致が得られない。
しかし、その判定処理において、第一の記憶制御装置20は、第二の外部LDEV識別情報位置が表す照会データ位置からデータ要素を取得し、取得したデータ要素と、外部デバイス情報中の第二の外部LDEV識別情報とを比較する。この比較では、図15A乃至図15Cによれば、第二の外部LDEV識別情報同士の一致が得られるので、第一の記憶制御装置20は、照会先の外部LDEVの照会データの構成が図7Aから図15Aのように変わっても、その外部LDEVを、マッピングされた外部LDEVであると判定することができる。
なお、この第二実施例では、第一の記憶制御装置20は、機種識別情報及び第一の外部LDEV識別情報の両方について一致が得られた場合、機種識別情報及び第二の外部LDEV識別情報の両方についての一致が得られた場合、又は、第二の外部LDEV識別情報について一致が得られた場合に、照会先の外部LDEVを、マッピングされた外部LDEVであると判定することができる。
第三実施例は、第二の記憶制御装置40のプログラム交換(例えば、図示しないCHAのMPに読み込まれるマイクロプログラムの交換)によって、或る外部LDEVの照会データが変更された場合の実施例である。
この第三実施例において、外部デバイス情報が作成に使用された照会データは、図7Aに例示した構成であり、使用されたサポートデバイス個別情報は、図7Cに例示した構成であり、作成された外部デバイス情報は、図7Dに例示した構成であるとする。そして、第二の記憶制御装置40の照会データが、第二の記憶制御装置40のプログラム交換(例えば、図示しないCHAのMPに読み込まれるマイクロプログラムの交換)によって、或る外部LDEVの照会データが、図7Aに例示した構成から図16Aに例示する構成に変更されたとする。
この第三実施例において、図8の判定処理が行われたとすると、図7Cの第二サポートデバイス個別情報を用いて照会データI4(図16A参照)から取得される外部LDEV識別情報は、「00000」となる。このため、図7Dの外部デバイス情報I3に含まれている外部LDEV識別情報「LDEV1」とは異なるため、照会先がマッピングされた外部LDEVであるとの判断結果が得られず、その照会先の外部LDEVを使用することができない。
その照会先の外部LDEVを再び使用できるように戻すためには、サポートデバイス情報を、変更された照会データに対応したサポートデバイス情報に更新し、その更新の際に、変更された更新データから機種識別情報及び外部LDEV識別情報を取得し、外部デバイス情報を、更新後のサポートデバイス情報に対応した情報に再構築する必要がある。
そこで、この第三実施例では、以下に説明する処理を行う。この処理は、例えば、図11のS36に、適用することができる。
第一の記憶制御装置20は、更新前のサポートデバイス個別情報を用いて、外部LDEVの正当性の判断を行う。ここで、第一の記憶制御装置20は、マッピングされた外部LDEVであると判断できない場合、照会先の外部LDEVに対応した外部デバイス情報中のパス情報を取得し、取得したパス情報を、例えばホスト装置14(又は10)のディスプレイ画面に表示する。第一の記憶制御装置20は、ユーザに、マッピングされた外部LDEVか否かを判断させ、肯定的な判断結果を得られたのであれば、更新処理の続行を指示させる。更新処理の続行の指示を受けた後、例えば図11のS37以降の処理が終了すれば、第一の記憶制御装置20は、サポートデバイス情報の更新と、更新後のサポートデバイス情報に対応した外部デバイス情報の再構築とを実行することができる。それにより、当該外部LDEVを使用することができるようになる。
第二のサポートデバイス個別情報が更新されてから、外部LDEVが使用できる状態に戻されるまでの処理流れを、図16B及び図16Cを参照して説明する。以下に説明する処理は、例えば、ストレージ管理アプリケーション13が表示するGUI画面からの操作により行われる。
ストレージ管理アプリケーション13は、照会データ取得機能を用いて、現在の外部LDEVから照会データ(図16A参照)を取得する(S61)。ストレージ管理アプリケーション13は、得られた照会データを解析し(S62)、機種識別情報及び/又は外部LDEV識別情報で変更があったか否かを調べる。本実施例の場合、外部LDEV識別情報に変更があるので、ストレージ管理アプリケーション13は、S61で取得された照会データの内容を表示し、外部LDEV識別情報として使用可能なデータ要素が存在するか否かをユーザに調べさせる。本実施例では、位置D1〜D4に、「DEV1」という外部LDEV識別情報として使用可能なデータ要素が存在するので、ストレージ管理アプリケーション13は、ユーザからの指示に従って、第二のサポートデバイス個別情報の外部LDEV識別位置情報を、「C4〜C8」から「D1〜D4」に変更し、サポートデバイス個別情報の編集機能を用いて、外部LDEV識別位置情報として「D1〜D4」を含んだ新たな第二サポートデバイス個別情報(つまり更新情報)を作成する(S63)。
ストレージ管理アプリケーション13は、「更新情報の共有メモリへの反映」機能を用いて、更新情報を反映させる(S64)。外部LDEV識別位置情報が更新されるので、第一の記憶制御装置20は、更新情報を用いて照会データから外部LDEV識別情報を取得し、更新情報を用いたサポートデバイス情報の更新と共に、その更新情報を用いて外部デバイス情報の更新も行う。このとき、例えば、第一の記憶制御装置20は、図11及び図12の処理において、更新を行うのであれば、S36の処理を省き、パス情報を信用して、照会データを取得し、外部LDEV識別情報を取得することができる。
この第三実施例では、外部LDEV識別情報として「DEV1」が取得され、第二のサポートデバイス個別情報が、図7Cから図14Bに示す内容に更新され、外部デバイス情報が、図7Dから図14Cに示す内容に更新される。
このように、更新情報が反映された後、図8の判定処理が行われた場合には、照会データから、機種識別情報として「装置B」が取得され、外部LDEV識別情報として「DEV1」が取得される。また、外部デバイス情報から、機種識別情報として「装置B」が取得され、外部LDEV識別情報として「DEV1」が取得される。このため、機種識別情報についても、外部LDEV識別情報についても、情報の一致が得られる。故に、照会先の外部LDEVは、マッピングされた外部LDEVと判断されるので、その照会先の外部LDEVは、使用可能な状態に戻される。
以上、本発明の好適な幾つかの実施例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。例えば、照会データのフォーマットは機種毎に異なるとの例を挙げたが、そのフォーマットは、様々な種類の記憶制御装置属性、例えば、ベンダ或いはメーカなどであってもよい。この場合、サポートデバイス個別情報は、機種毎ではなく、様々な属性毎に用意されても良い。また、更新情報の入力は、ホスト装置14から第三通信ネットワークCN3を介して行うこともできるし(アウトオブバンド)、ホスト装置10から第一通信ネットワークCN1を介して行うこともできる(インバンド)。また、照会先は、第二記憶制御装置40であっても良いし、その第二記憶制御装置40が備える個々のLDEV42であってもよい。また、上述した複数の実施例のいずれも、オープンシステムでもメインフレームでも適用することができる。
図1は、本発明の一実施形態の第一実施例に係る記憶システムの構成を示す。 図2は、第二の記憶制御装置40のLDEV42が第一の記憶制御装置20の内部LDEV32としてホスト装置10に提供される仕組みの概要を表す。 図3は、外部デバイス情報の構成例を示す。 図4は、サポートデバイス情報の構成例を示す。 図5は、サポートデバイス情報と照会データとから外部デバイス情報が作成される際に行われる処理の流れの一例を示す。 図6は、サポートデバイス情報と照会データとから外部デバイス情報が作成される際に行われる処理の流れの一例を示す。 図7Aは、第二の記憶制御装置が送信する照会データの構成例を示す。図7Bは、第一の機種に対応したサポートデバイス個別情報の内容の一例を示す。図7Cは、第二の機種に対応したサポートデバイス個別情報の内容の一例を示す。図7Dは、生成された外部デバイス情報の内容の一例を示す。 図8は、接続先の外部LDEVの正当性の判定処理の流れの一例を示す。 図9は、ストレージ管理アプリケーションによって行われる処理の一例を示す。 図10A乃至図10Cは、それぞれ、ストレージ管理アプリケーションが表示するGUI画面の一例を示す。 図11は、サポートデバイス個別情報の更新が行われる際に第一の記憶制御装置20が実行する処理の流れの一例の一部を示す。 図12は、図11の流れの続きを示す。 図13A及び図13Bは、ストレージ管理アプリケーションによって読み込まれた更新情報が第一の記憶制御装置20のサポートデバイス情報I1に反映されるまでの流れを示す。 図14Aは、第一実施例の具体例において取得される照会データの構成例を示す。図14Bは、更新後の第二サポートデバイス個別情報I2の構成例を示す。図14Cは、その第二サポートデバイス個別情報I2を用いて生成された外部デバイス情報I3の構成例を示す。 図15は、第二実施例における、照会データ、サポートデバイス個別情報及び外部デバイス情報の構成例を示す。具体的には、図15Aは、図7Aの照会データが変更された後の照会データの一例を示す。図15Bは、第二実施例における第二のサポートデバイス個別情報の構成例を示す。図15Cは、図15Bの第二サポートデバイス個別情報に対応した外部デバイス情報の構成例を示す。 図16Aは、第三実施例における照会データの一例を示す。図16B及び図16Cは、第三実施例において、第二のサポートデバイス個別情報が更新されてから、外部LDEVが使用できる状態に戻されるまでの処理流れの一例を示す。
符号の説明
2A,2B…CHA 10,14・・・ホスト装置 11…アプリケーションプログラム 12…アダプタ 13…ストレージ管理アプリケーション 20…第一の記憶制御装置 21A、21B…通信ポート 22…DKA 22A…通信ポート 23…SVP 24…キャッシュメモリ 25…共有メモリ 26…接続部 30…記憶デバイス 31…記憶デバイス 32…記憶デバイス(仮想化された内部記憶デバイス) 40…第二の記憶制御装置 41…通信ポート 42…記憶デバイス CN1…第一の通信ネットワーク CN2…第二の通信ネットワーク CN3…第三の通信ネットワーク 43…論理ユニット番号 100…記憶システム 101…VDEV(仮想デバイス) 102…LDEV(論理デバイス)、103…論理ユニット番号(LUN) 400…物理記憶デバイス 800…制御プログラム 801…MP I1…サポートデバイス情報 I2…サポートデバイス個別情報 I3…外部デバイス情報 I4…照会データ I5…更新情報

Claims (3)

  1. アクセス先を表すアクセス先データを出力するホスト装置と、一以上の外部記憶デバイスを有しており外部記憶デバイスに関するデータである外部データを送信する外部記憶制御装置と、に接続することができる制御装置において、
    どのアクセス先データにどの外部記憶デバイスが対応付けられているかを表す外部デバイス情報を記憶する記憶部と、
    前記ホスト装置からアクセス先データを受信し、前記外部デバイス情報を参照することにより、前記受信したアクセス先データに対応した外部記憶デバイスを特定し、前記特定された外部記憶デバイスにアクセスする制御プログラムを実行する制御部と
    を備え、
    前記制御プログラムは、前記外部データのフォーマットに関するデータフォーマット情報を参照して、前記外部記憶制御装置から受信した前記外部データを解析することも行うコンピュータプログラムであり、
    前記記憶部が、前記制御プログラムに参照される前記データフォーマット情報を記憶し、
    前記データフォーマット情報は、複数のデータフォーマット個別情報を含み、
    前記複数のデータフォーマット個別情報の各々が、外部記憶制御装置のどんな装置属性に対応した情報であるかを表す情報要素を含んでおり、
    前記制御プログラムが、前記複数のデータフォーマット個別情報の中から、前記外部データを送信した外部記憶制御装置の装置属性に対応したデータフォーマット個別情報を検索し、前記検索されたデータフォーマット個別情報と、前記受信した外部データとを用いて、前記外部デバイス情報を生成し、
    (A1)前記データフォーマット個別情報の情報項目の一つとして、外部記憶デバイス識別位置情報があり、その位置情報は、外部記憶デバイス識別情報が外部データのどこに存在するかを表す情報であり、その位置情報が表す外部データ位置から取得された外部記憶デバイス識別情報は、外部デバイス情報に含められ、
    (A2)前記制御プログラムは、前記外部記憶デバイス識別位置情報が更新された場合、更新された外部記憶デバイス識別位置情報を用いて外部記憶デバイス識別情報を外部データから取得し、その外部記憶デバイス識別情報を、前記外部デバイス情報に設定し、
    (B1)前記データフォーマット個別情報の情報項目の一つとして、外部記憶デバイス設定位置情報があり、その位置情報は、外部記憶デバイス設定情報が外部データのどこに存在するかを表す情報であり、その位置情報が表す外部データ位置から取得された外部記憶デバイス設定情報が、外部デバイス情報に含められ、前記外部記憶デバイス設定情報は、その情報に対応する外部記憶デバイスを有する外部記憶制御装置内で当該外部記憶デバイスについて設定された交代パス設定情報であり、前記交代パス設定情報とは、外部記憶制御装置の外部記憶デバイスに対する稼動中のパスである主パスと未稼働中のパスである交代パスとを判別するための情報であり、
    (B2)前記制御プログラムは、前記外部記憶デバイス設定位置情報が更新された場合、更新された外部記憶デバイス設定位置情報を用いて、外部記憶デバイス設定情報を外部データから取得し、その外部記憶デバイス設定情報を前記外部デバイス情報に設定し、
    (C1)前記データフォーマット個別情報の情報項目の一つとして、機能とその機能がサポートされているか否かを表すサポート機能情報があり、
    (C2)前記制御プログラムが、更新前のデータフォーマット個別情報を用いて作成された外部デバイス情報に、未サポートになる機能が使用可能と保持されている場合、データフォーマット個別情報の更新を抑止する、
    制御装置。
  2. 前記制御プログラムが、前記複数のデータフォーマット個別情報の中から、前記外部データを送信した外部記憶制御装置の装置属性に対応したデータフォーマット個別情報を検索し、前記検索されたデータフォーマット個別情報と、前記検索されたデータフォーマット個別情報を用いて作成された外部デバイス情報と、前記受信した外部データとを用いて、前記外部デバイス情報に表される外部記憶デバイスの正当性を判断する、
    請求項1記載の制御装置。
  3. 前記制御プログラムが、或るデータフォーマット個別情報の一部又は全部の更新後の内容を表す更新情報を入力し、前記入力された更新情報をその更新情報に対応するデータフォーマット個別情報に反映するか否かの判断を行い、所定の条件に適合することが認識された場合には、前記更新情報の反映を行い、前記所定の条件に適合することが認識されない場合には、前記更新情報の反映を行わず、
    前記外部デバイス情報は、前記外部データを送信した外部記憶制御装置の装置属性に対応したデータフォーマット個別情報と、前記外部データとを用いて生成された情報であり、
    前記制御プログラムが、前記入力された更新情報が反映される前のデータフォーマット個別情報と、前記外部デバイス情報に対応した外部記憶デバイスに関する外部データとを用いて、前記外部記憶デバイスの正当か否かを判断し、正当でないと判断された場合には、前記入力された更新情報の反映を行わない
    請求項1又は2記載の制御装置。
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