JP4486214B2 - テレビ受信機およびテレビ受信機の表示制御方法 - Google Patents

テレビ受信機およびテレビ受信機の表示制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ受信機に関するものであり、更に詳しくは、テレビ放送の多チャンネル化に対応した選局機能を有するテレビ受信機およびテレビ受信機の表示制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、テレビ放送のデジタル化などによって多チャンネル化が進行しつつある。テレビ放送が多チャンネル化すると、視聴者にとってはテレビジョン受信機(以下「テレビ受信機」ともいう)において所望番組を選択するための選局操作が煩雑となる。このため、視聴者が視聴したい番組を探すのに時間を要するという問題がある。また、同時に放送されている複数の番組を視聴するために、チャンネルアップダウンキーを用いた順次選局操作により複数のチャンネルの間で受信チャンネルを短時間で適宜切り替えたい場合があるが(以下、このような操作を「ザッピング」という)、多チャンネル化が進むと、このようなザッピングも困難となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、テレビ放送の多チャンネル化が進行している状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、テレビ放送の多チャンネル化が進行しても視聴者が所望の番組のチャンネルを容易に選択できるようにしたテレビ受信機およびテレビ受信機の表示制御方法を提供することにある。また、本発明の他の目的は、テレビ放送の多チャンネル化が進行しても上記のザッピングを容易に行えるようにしたテレビ受信機およびテレビ受信機の表示制御方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明によるテレビ受信機は、受信可能な複数チャンネルの中から視聴者の操作に基づき選択された希望チャンネルの信号を希望信号として受信信号の中からチューナによって抽出し、当該希望チャンネルで放送されている番組の映像を当該希望信号を用いて表示手段に表示するテレビ受信機であって、所定の複数キーであってそれぞれが所定の複数チャンネルのそれぞれに対応している複数キーと、前記複数キーのうちのいずれか1つのキーが前記視聴者による第1の操作に基づき操作されると、操作された当該キーに対応するチャンネルを受信可能な前記複数チャンネルの中から指定チャンネルとして選択する直接選局操作手段と、受信可能な前記複数チャンネルで放送される各番組と当該各番組のチャンネルおよび放送時間帯とを示す番組データを受信信号から取得する番組データ取得手段と、前記番組データによって示される各番組は、当該各番組が取りうる2つの状態であるロック状態と非ロック状態のうちのいずれの状態であるかを示すロック情報を格納する書き換え自在の記憶手段と、前記視聴者による第2の操作に基づき、受信可能な前記複数チャンネルで放送される番組の中から1つまたは複数の番組を選択し、選択された番組がロック状態であることを示すように前記ロック情報を書き換えるロック設定手段と、前記ロック情報に基づき、現時点において前記指定チャンネルで放送されている番組である指定番組がロック状態か非ロック状態かを判定する判定手段と、前記指定番組が非ロック状態であると判定された場合に、前記指定チャンネルの信号を前記希望信号として前記チューナに抽出させ、前記指定番組がロック状態であると判定された場合に、前記チューナに現時点の受信チャンネルの信号以外の信号を抽出させず、現時点の受信チャンネルの信号を引き続き前記チューナに抽出させるチューナ制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0005】
本発明によるテレビ受信機によれば、視聴者による第2の操作に基づき或る番組がロック状態に設定されると、その番組の放送中においてその番組のチャンネルの信号はチューナで抽出されることはない。すなわち、視聴者は所望の番組を選局対象から除外することができる。さらにロック状態の番組を放送しているチャンネルが指定チャンネルとして直接選局操作手段によって選択されても、受信チャンネルは切り替わらない。したがって、テレビ放送の多チャンネル化が進行しても、見たくない番組をロック状態に設定することにより、選択可能なチャンネル数が削減されるので、所望の番組を容易に選択して視聴することができる。
【0006】
本発明によるテレビ受信機の表示制御方法は、受信可能な複数チャンネルの中から視聴者の操作に基づき選択された希望チャンネルの信号を希望信号として受信信号の中からチューナによって抽出し、当該希望チャンネルで放送されている番組の映像を当該希望信号を用いて表示手段に表示するテレビ受信機の表示制御方法であって、所定の複数キーであってそれぞれが所定の複数チャンネルのそれぞれに対応している複数キーと、前記複数キーのうちのいずれか1つのキーが前記視聴者による第1の操作に基づき操作されると、操作された当該キーに対応するチャンネルを受信可能な前記複数チャンネルの中から指定チャンネルとして選択する直接選局操作ステップと、受信可能な前記複数チャンネルで放送される各番組と当該各番組のチャンネルおよび放送時間帯とを示す番組データを受信信号から取得する番組データ取得ステップと、前記視聴者による第2の操作に基づき、受信可能な前記複数チャンネルで放送される番組の中から1つまたは複数の番組を選択し、選択された番組がロック状態であることを示すように前記ロック情報を書き換えるロック設定ステップと、前記ロック情報に基づき、現時点において前記指定チャンネルで放送されている番組である指定番組がロック状態か非ロック状態かを判定する判定ステップと、前記指定番組が非ロック状態であると判定された場合に、前記指定チャンネルの信号を前記希望信号として前記チューナに抽出させ、前記指定番組がロック状態であると判定された場合に、前記チューナに現時点の受信チャンネルの信号以外の信号を抽出させず、現時点の受信チャンネルの信号を引き続き前記チューナに抽出させるチューナ制御ステップと、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明によるテレビ受信機の表示制御方法によっても、視聴者による第2の操作に基づき或る番組がロック状態に設定されると、その番組の放送中においてその番組のチャンネルの信号はチューナで抽出されることはない。すなわち、視聴者は所望の番組を選局対象から除外することができる。さらにロック状態の番組を放送しているチャンネルが指定チャンネルとして直接選局操作手段によって選択されても、受信チャンネルは切り替わらない。したがって、テレビ放送の多チャンネル化が進行しても、見たくない番組をロック状態に設定することにより、選択可能なチャンネル数が削減されるので、所望の番組を容易に選択して視聴することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
<1.第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るテレビ受信機の構成を示すブロック図である。以下では、このテレビ受信機はデジタル放送用のものであるとして説明を進める。しかし、本発明は、デジタル放送用テレビ受信機に限定されるものではなく、EPG(Electronic Program Guide:電子番組案内)機能などにより番組データ、すなわち受信可能なチャンネルで放送される各番組や、各番組のチャンネルおよび放送時間帯などを示すデータが取得可能であれば、アナログ放送用テレビ受信機にも適用可能である。
【0024】
本実施形態に係るテレビ受信機100は、図1に示すように、アンテナ10と、チューナ12と、表示装置14と、データ抜き取り部16と、表示制御18と、中央処理装置としてのCPU20と、時計/タイマー21と、書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable Read-Only Memory)22と、書き換え自在の揮発性メモリであるRAM24と、不揮発性の読み出し専用メモリであるROM26と、リモコン30から出射される赤外光を受光するリモコン受光部28とを備えている。そして、チューナ12とデータ抜き取り部16と表示制御部18とCPU20と時計/タイマー21とEEPROM22とRAM24とROM26とリモコン受光部28とは、それらの間でデータ転送が可能なようにバス29で接続されている。なお、CPU20は、ROM26に格納された所定のプログラムに基づき、下記の選局動作などを実現すべく、各部を制御する。このときCPU20は、時計/タイマー21から現時点の時刻(以下「現時刻」という)を示す情報を得ることができ、また、時計/タイマー21内のタイマーの設定が可能である。そして、タイマーの設定後にその設定に対応した時間が経過してタイムアウトとなると、時計/タイマー21からCPU20に対して割り込み(以下「タイマー割り込み」という)が発生する。
【0025】
上記のテレビ受信機100は、アンテナ10により種々のチャンネルで放送される各番組の映像および音声の信号である電波を受信する。アンテナ10で受信される電波には、これらの他、各番組と当該各番組のチャンネルおよび放送時間帯など示す番組データや、受信可能な各チャンネルと周波数との対応を示す参照テーブルの信号も含まれている。チューナ12は、アンテナ10で受信された信号の中から所望チャンネルに対応する信号を抽出する。表示装置14は、チューナ12で抽出された信号に基づく映像すなわち所望チャンネルで放送されている番組の映像を表示する。一方、データ抜き取り部16は、チューナ12によって抽出された信号から番組データや参照テーブルを抜き取る。これら番組データや参照テーブルは、本実施形態ではRAM24に格納されるが、テレビ受信機100の電源が遮断されても番組データや参照テーブルが消えないようにEEPROM22に格納してもよい。
【0026】
このテレビ受信機100では、以下のようにしてEPG(Electronic Program Guide)機能が実現される。すなわち、データ抜き取り部16によって得られる番組データは、図2に示すように、受信可能な各番組につき番組名とチャンネル番号(以下「ch」と略記する)と放送時間と番組IDとジャンルと番組内容とを示すものであり、既述のようにRAM24に格納される。CPU20は、この番組データに基づき、視聴者に番組を案内するための番組表を表すデータ(以下「番組表データ」という)を作成して、RAM24に格納する。表示制御18は、この番組表データに基づき、表示装置14に番組表を表示させる。
【0027】
視聴者は、上記のようにして表示装置14に表示された番組表を見て、所望の番組を視聴するために、その番組に対応するチャンネルを選択すべくリモコン30を操作する。この操作によって選択されたチャンネル(以下「指定チャンネル」という)を示す信号は、赤外光としてリモコン30からリモコン受光部28に送られる。この指定チャンネルを示す赤外光がリモコン受光部28によって受光されると、そこで電気信号に変換されてCPU20に渡される。CPU20は、この指定チャンネルを示す信号をリモコン受光部28から受け取ると、アンテナ10で受信された信号の中から、その指定チャンネルと参照テーブルによって決まる周波数の信号をチューナ12に抽出させる。表示装置14は、チューナ12で抽出された信号に基づく映像を表示する。
【0028】
本実施形態では上記動作のうち、視聴者がリモコン30でチャンネルを選択するための操作を行ってからその指定チャンネルに基づいてCPU20がチューナ12を制御するまでの動作である選局動作が、従来と相違する。すなわち、従来は、視聴者のリモコン30に対する操作によって或るチャンネルが指定チャンネルとして選択されると、CPU20は、図3(b)に示すような参照テーブル390を参照し、アンテナ10で受信された信号の中から、この参照テーブル30によって指定チャンネルに対応付けられる周波数の信号をチューナ12に抽出させる。これに対し本実施形態では、図3(a)に示すように、見たくない番組を選局対象から除外するための情報であるロック情報を示す項目(以下「ロック項目」という)302が参照テーブルに追加されている(以下、この参照テーブルを「ロック情報付き参照テーブル」ともいう)。本実施形態では、選局動作の際に、このロック情報付き参照テーブル300に基づきチューナ12が制御される。以下、本実施形態におけるロック項目302の設定(以下「ロック設定」という)および選局動作の詳細について説明する。なお、本明細書において、「番組を選局対象から除外する」とは、その番組の放送される時間帯においてその番組を放送しているチャンネルを通常の選局操作によっては選択できない状態にすることを意味するものとし、また、そのような番組の状態を「ロック状態」と呼ぶものとする。
【0029】
<1.1 ロック設定>
視聴者がテレビ受信機100の電源をオンしたとき、ドラマや映画の番組の放送が既に開始されていることがあり、この場合、通常、視聴者はそのようなドラマや映画の番組を途中から視聴することはない。また、暴力シーンを含む番組や成人向けの番組など、子供に見せたくない番組が放送されている場合がある。さらに、視聴者の好みに合わない特定のタレントが番組に出演していることがある。本実施形態では、これらの場合に視聴者は、下記に述べるようなロック設定のための操作により、特定の番組を選局対象から除外することができる。
【0030】
図4は、第1の実施形態に係るテレビジョン受信機において使用されるリモコン30のキー配置を示している。リモコン30のキーのうち点線で囲まれた領域32内の複数のキーはポジションキー(以下「Posキー」と略記する)と呼ばれ、各Posキーは所定の複数チャンネルの1つと所定のテーブル(以下「Pos−chテーブル」という)によって対応付けられている。このPos−chテーブルは、テレビジョン受信機の設置時などに設定されて例えばEEPROM22に格納されている。また、リモコン30には、受信可能な番組うち見たくない番組を指定するためのキーとしてロックキー34が設けられている。
【0031】
本実施形態では、初期状態において、ロック情報付き参照テーブル300におけるロック項目302の値は、全てのチャンネルについて「−1」に設定されている。これは、いずれのチャンネルで放送されているいずれの番組も選局対象から除外されていないこと、すなわち非ロック状態であることを示している。これに対し、ロックキー34の操作によって放送中の番組が選局対象から除外されたときには(このときの操作の詳細については後述する)、ロック情報付き参照テーブル300において、そのチャンネルに対応するロック項目302の値として、その番組の番組IDが設定される。以下では、ロック情報付き参照テーブル300において各チャンネルに対して設定されているロック項目302の値を「ロックID」と呼ぶものとする。
【0032】
放送中の番組を選局対象から除外する場合には、視聴者は次のような操作を行う。まず、選局対象から除外したい番組を放送しているチャンネルを選局する。そしてその番組を視聴しているとき、すなわちその番組の映像が表示装置14に表示されているときに、視聴者はリモコン30のロックキー34を押下する。このロックキー34の押下を示す信号は、赤外光としてリモコン30からリモコン受光部28に送られ、CPU20は、リモコン受光部28からバス29を介してその信号を電気信号として受け取る。この信号を受け取ったCPU20は、図5に示すような処理を行う。すなわち、CPU20は、まず、この信号に応答して、現時点の受信チャンネル(チューナ12によって抽出される信号の周波数に対応するチャンネル)で放送されている番組のIDを番組データから取得する(ステップS100)。次に、その番組IDをその受信チャンネルに対するロックIDとしてロック情報付き参照テーブル300に設定する(ステップS102)。これは、その番組がロック状態となったことを意味する。さらに、放送中の他の番組を選局対象から除外したいときは、視聴者は、同様にして、その番組を放送しているチャンネルを選局して視聴しているときにロックキー34を押せばよい。このようにして選局対象から除外したい1つまたは複数の番組(ただし放送中の番組に限る)をロック状態に設定することができ、ロック状態の番組については、ロック情報付き参照テーブル300において、その番組が放送されているチャンネルに対するロックIDとしてその番組のIDが設定されている。
【0033】
<1.2 直接選局操作による選局動作>
次に、上記のようにしてロック設定が行われた後において視聴者がPosキーを操作することにより所望のチャンネルを選択する場合の選局動作、すなわちロック設定後に直接選局操作が行われた場合の選局動作について説明する。
【0034】
図6は、本実施形態において直接選局操作が行われた場合のCPU20の処理手順を示すフローチャートである。Posキーのいずれかが押下されると、このフローチャートに示される処理が実行される。すなわち、リモコン30においていずれかのPosキーが押下されると、そのPosキーの押下を示す信号が赤外光としてリモコン30からリモコン受光部28に送られ、その信号は、リモコン受光部28で電気信号に変換された後、さらにバス29を介してCPU20に送られる。CPU20は、この信号を受け取ると下記のように動作する。
【0035】
まず、押下されたPosキーを識別する情報を、上記信号に含まれるPos情報としてリモコン受光部28から受け取る(ステップS10)。次に、Pos−chテーブルを用いて、このPos情報をチャンネル番号に変換する。すなわち、Pos−chテーブルによりそのPosキーに対応付けられているチャンネルを指定チャンネルと決定する(ステップS12)。その後、ロック情報付き参照テーブル300において指定チャンネルに対して設定されているロックIDを求め(ステップS13)、そのロックIDが「−1」か否かを判定する(ステップS14)。その結果、そのロックIDが「−1」の場合には、指定チャンネルで放送中の番組はロック状態ではないものとして、ロック情報付き参照テーブル300において指定チャンネルに対して設定されている周波数の信号をチューナ12に抽出させる(ステップS20)。これにより、1回のPosキー押下に対するCPU20の処理が終了する。以上の選局動作により、押下されたPosキーに対応する指定チャンネルの信号がチューナ12で抽出され、その抽出された信号に基づき指定チャンネルで放送中の番組の映像が表示装置14に表示される。
【0036】
ステップS14において、指定チャンネルに対するロックIDが「−1」でないと判定された場合は、そのロックIDが、その指定チャンネルで放送中の番組のIDに等しいか否かを判定する(ステップS16)。すなわち、ロック情報付き参照テーブル300において或るロックIDが「−1」でない場合、そのロックIDは番組IDを示しているので、番組データから、指定チャンネルに対するロックIDである番組IDによって示される番組の放送終了時刻を求め、時計/タイマー21によって得られる現時刻がその放送終了時刻を過ぎているか否かを判定する(ステップS16)。その結果、現時刻がその放送終了時刻以前であれば、指定チャンネルで放送中の番組はロック状態であるとして、指定チャンネルに対応する選局動作を中止する(ステップS24)。すなわち、指定チャンネルに対応する周波数の信号をチューナ12に抽出させることなく、現時点の受信チャンネルに対応する周波数の信号の抽出をチューナ12に続行させる。これは、視聴者の観点からみると、Posキーを押下して受信番組を別の番組に切り替えようとしても切り替わらないことを意味する。
【0037】
ステップS16において、指定チャンネルに対するロックIDがその指定チャンネルで放送中の番組のIDとは異なると判定された場合、ロック情報付き参照テーブル300において指定チャンネルに対して設定されているロックIDを「−1」に変更する(ステップS18)。すなわち、現時刻がその番組の放送終了時刻を過ぎていれば、指定チャンネルに対するロックIDを「−1」に設定する。これは、指定チャンネルでの放送の終了した番組を非ロック状態にすること、つまり、指定チャンネルに対するロックの解除を意味する。
【0038】
ステップS18において指定チャンネルに対するロックが解除された後は、ロック情報付き参照テーブル300において指定チャンネルに対して設定されている周波数の信号をチューナ12に抽出させる(ステップS20)。これにより、1回のPosキー押下に対するCPU20の処理が終了する。
【0039】
<1.3 順次選局操作による選局動作>
次に、受信可能なチャンネルを所定の順番で順次切り替えることにより所望のチャンネルを選択する場合の選択動作、すなわち順次選局操作が行われた場合の選局動作について説明する。通常の順次選局操作では、視聴者がチャンネルアップダウンキー36を操作することにより所望のチャンネルを選択する。すなわち、チャンネルアップダウンキー36の上部(以下「UPキー」という)36aを押下する毎に受信チャンネルが所定の順序(具体的には参照テーブルに設定されているチャンネルの順序)で順次切り替わっていき(以下、この動作を「チャンネルアップ動作」という)、チャンネルアップダウンキー36の下部(以下「DOWNキー」という)36bを押下する毎に受信チャンネルが上記順序とは逆の順序で順次切り替わっていく(以下、この動作を「チャンネルダウン動作」という)。例えば、2,4,6,8,10,12,B7,B9,B11の各チャンネルが受信可能であって各チャンネルと周波数との対応がこの順に参照テーブル30に設定されている場合、UPキー36aを押下する毎に受信チャンネルは、2→4→6→8→10→12→B7→B9→B11→2という順序で巡回的に順次切り替わる(概ね番号の昇順に受信チャンネルが切り替わる)。一方、DOWNキー36bを押下する毎にチャンネルは、B11→B9→B7→12→10→8→6→4→2→B11という順序(上記と逆の順序)で巡回的に順次切り替わる(すなわち、概ね番号の降順に受信チャンネルが切り替わる)。なお、上記において、B7,B9,B11は放送衛星(BS:Broadcast Satellite)によって放送されるチャンネルを示すものとする。
【0040】
本実施形態においても、初期状態の場合など、ロック情報付き参照テーブル300におけるロックIDが全て「−1」に設定されている場合には、チャンネルアップダウンキー36による順次選局操作が行われると、上記のように受信チャンネルが切り替わる。しかし、本実施形態では、ロック情報付き参照テーブル300においていずれかのチャンネルに対してロックIDとして放送中の番組のIDが設定されている場合、すなわち、放送中の番組のいずれかがロック状態となっている場合には、チャンネルアップダウンキー36による順次選局操作が行われると、ロック状態の番組が放送されているチャンネルをスキップして受信チャンネルが切り替わる。例えば、4,8,10,B7,B9のチャンネルで放送中の番組がロック状態である場合には、チャンネルアップダウンキー36の上部であるUPキー36aを押下する毎に、受信チャンネルが2→6→12→B11→2というように順次切り替わる。
【0041】
以下、図7に示すフローチャートを参照しつつ、本実施形態において順次選局操作が行われた場合の選局動作について説明する。なお、図7に示すフローチャートにおけるステップのうち図6に示すフローチャートにおけるステップと同一のものについては、同一のステップ番号を付して詳しい説明を省略する。
【0042】
本実施形態においてチャンネルアップダウンキー36が操作されると、つまりUPキー36aとDOWNキー36bのいずれかが押下されると、CPU20は、図7のフローチャートに示される処理を実行する。すなわち、リモコン30においてチャンネルアップダウンキー36が操作されると、UPキー36aとDOWNキー36bのいずれかの押下を示す信号が赤外光としてリモコン30からリモコン受光部28に送られ、リモコン受光部28で電気信号に変換された後、さらにバス29を介してCPU20に送られる。CPU20は、この信号を受け取ると下記のように動作する。なお、以下において、「現チャンネル番号」は、チャンネルアップダウンキー36が操作される直前には受信チャンネルの番号に等しいものとする。
【0043】
まず、UPキー36aとDOWNキー36bのいずれが押下されたかを示す情報を、上記信号に含まれるチャンネルUP/DOWN情報としてリモコン受光部28から受け取る。次に、このチャンネルUP/DOWN情報に基づき、UPキー36aが押下されたか否かを判定する(ステップS32)。ここで、UPキー36aが押下されたと判定された場合は、現チャンネル番号chを、ロック情報付き参照テーブル300に設定されているチャンネルの順序におけるその直後のチャンネル番号に更新する(ステップS34)。一方、ステップS32でUPキー36aが押下されなかったと判定された場合は、DOWNキー36bが押下されたことになるので、現チャンネル番号chを上記順序におけるその直前のチャンネル番号に更新する(ステップS36)。このようにして、現チャンネル番号chは、UPキー36aが押下された場合はステップS34で概ね昇順方向に更新され、DOWNキー36bが押下された場合はステップS36で概ね降順方向に更新される。
【0044】
その後は、その更新後の現チャンネル番号chについて、直接選局操作による選局動作の場合(図6)と同様の処理を行う(ステップS38,S14〜S20)。すなわち、その更新後の現チャンネル番号chのチャンネルである現チャンネルで放送中の番組がロック状態か非ロック状態かを判定し、非ロック状態と判定した場合には、ロック情報付き参照テーブル300において現チャンネルに対して設定されている周波数の信号をチューナ12に抽出させる(ステップS20)。これにより、1回のUPキー36aまたはDOWNキー36bの押下に対するCPU20の処理が終了する。
【0045】
しかし、上記処理において、現チャンネルに対するロックIDが「−1」ではなく、現チャンネルで放送中の番組のIDであると判定された場合(ステップS14,S16)、すなわち現チャンネルで放送中の番組がロック状態である場合は、直接選局操作による選局動作(図6)とは異なり、選局動作を中止することなく、ステップS32へ戻る。そして、既に得られているチャンネルUP/DOWN情報に基づき、現チャンネル番号chを再度更新し、その更新後の現チャンネルで放送中の番組がロック状態か非ロック状態かを判定する(ステップS14,S16)。以降、現チャンネルで放送中の番組が非ロック状態であると判定されるまで、ステップS16→S32→(S34またはS36)→S38→S14→S16を繰り返し実行して現チャンネル番号chを更新し続ける。その間に、現チャンネルで放送中の番組が非ロック状態であると判定されると、ロック情報付き参照テーブル300において現チャンネルに対して設定されている周波数の信号をチューナ12に抽出させ(ステップS20)、1回のUPキー36aまたはDOWNキー36bの押下に対する選局動作のための処理を終了する。
【0046】
<1.4 ロック設定およびロック設定後の選局動作の具体例>
次に、本実施形態におけるロック設定およびロック設定後の選局動作の具体例を、順次選局操作が行われた場合につき、図8および図9を参照しつつ説明する。
【0047】
以下では、受信可能なチャンネルの番号を、2,4,6,8,10,12とする。この場合、初期状態すなわちロック情報付き参照テーブル300におけるロックIDが全て「−1」に設定されている状態では、UPキー36aを押下する毎に受信チャンネルは、2→4→6→8→10→12→2という順序で順次切り替わる。ここでは、このようなチャンネルアップ動作を図8(b)のように表現するものとする。
【0048】
いま、受信チャンネルがチャンネル4であってチャンネル4で放送されている番組の映像が表示装置14に表示されているものとする。このとき、視聴者がロックキー34を押下すると(図8(a)参照)、このロックキー34の押下を示す信号は、赤外光としてリモコン30からリモコン受光部28に送られ、CPU20は、リモコン受光部28からバス29を介してその信号を電気信号として受け取る。次にCPU20は、この信号に応答して、現時点の受信チャンネルであるチャンネル4で放送中の番組のID(番組ID)を番組データから取得し、これをチャンネル4に対するロックIDとしてロック情報付き参照テーブル300に設定する。その後、視聴者によってUPキー36aが押下されると、CPU20は、ロック情報付き参照テーブル300においてチャンネル4の次のチャンネルであるチャンネル6に対応する周波数を求め、その周波数の信号をチューナ12に抽出させる。これにより、図8に示すように、受信チャンネルがチャンネル4からチャンネル6に切り替わり、チャンネル6で放送中の番組の映像が表示装置14に表示される。
【0049】
上記のようにしてチャンネル4で放送中の番組に対してロック設定がされた後は、順次選局操作による選局動作は以下のようになる(図9参照)。
【0050】
いま、受信チャンネルがチャンネル2であるものとする。このときUPキー36aが押下されると、チャンネル2の次のチャンネルであるチャンネル4が指定チャンネルとして選択されるが、ロック情報付き参照テーブル300には、チャンネル4に対するロックIDとしてチャンネル4で放送中の番組のIDが設定されている。このため、CPU20は、チャンネル4の次のチャンネルであるチャンネル6に対するロックIDを調べる。ロック情報付き参照テーブル300においてチャンネル6に対するロックIDは「−1」に設定されているので、CPU20は、この参照テーブル300においてチャンネル6に対応付けられている周波数の信号をチューナ12に抽出させる。これにより、図9(a)に示すように、チャンネル6が受信チャンネルとなって、チャンネル6で放送中の番組の映像が表示装置14に表示される。このようにして、受信チャンネルがチャンネル2のときにUPキー36aが押下されると、チャンネル4を飛ばして、チャンネル6に受信チャンネルが切り替わる。これは、チャンネル4で放送中の番組が選局対象から除外されたことを意味する。以降、図9(a)に示すように、UPキー36aが押下される毎に受信チャンネルは、6→8→10→12→2→6という順序で順次切り替わり、チャンネル4で放送中の番組が終了するまでは、順次選局においてチャンネル4がスキップされる。すなわち、チャンネル4で放送中の番組が終了するまでのチャンネルアップ動作は、図9(b)に示すようになる。
【0051】
なお上記では、チャンネル4で放送中の番組に対してのみロック設定された場合の選局動作について説明しているが、複数のチャンネルで放送中の複数の番組に対してロック設定を行うことも可能である。例えば、チャンネル4に加えてチャンネル6で放送されている番組に対してもロック設定が行われた場合、UPキー36aを押下する毎に受信チャンネルは、2→8→10→12→2という順序で順次切り替わる。
【0052】
<1.5 ロックの強制解除>
上記のようにしてロック状態に設定されて選局対象から除外された番組を、その番組放送の終了前に再度選局対象に含めるために非ロック状態に戻したい場合、すなわちその番組のロックを強制的に解除したい場合がある。このロックの強制解除は、ロックを解除したい番組が放送されているチャンネルに対応するPosキーとロックキー34とを組み合わせた操作によって行う。例えば、チャンネル4で放送中の番組がロック状態に設定されていた場合においてその番組を放送終了前に選局対象に戻したいときには、視聴者は、「4」のPosキーを押下し、続いてロックキー34を押下する。このような連続する2つのキー操作を示す信号は、リモコン30からリモコン受光部28に送られ、CPU20はその信号をバス29を介して受け取る。そしてCPU20、その信号を受け取ると、ロック情報付き参照テーブル300においてチャンネル4に対応するロックIDを「−1」に変更する。この後、チャンネル4の選局が可能となる。
【0053】
上記のように本実施形態では、所定の操作により、ロック状態の番組を強制的に非ロック状態に戻すことができるが、上記のような操作のみでロック解除可能とするのが好ましくない場合もある。例えば、ロック状態に設定されている番組が子供に見せたくない番組である場合には、視聴者に暗証番号の入力を要求する構成とするのが好ましい。具体的には、ロック設定のときに視聴者が必要に応じて暗証番号を入力できるようにするとともに、暗証番号の入力を伴うロック設定が行われた番組を強制的に非ロック状態に戻すための操作が行われたときには、視聴者(操作者)に暗証番号の入力を要求するという構成にすればよい。この構成の場合、ロック設定時に入力された暗証番号とロック解除時に入力された暗証番号とが一致するときにのみその番組が非ロック状態に戻ることになる。
【0054】
また、或る特定の操作により、現時点でロック状態に設定されている番組の全てを非ロック状態に戻す構成としてもよい。例えば、視聴者がロックキー34を押下し、続けてPosキーの押下によって特定の数値を入力すると、ロック状態に設定されている番組の全てが非ロック状態に戻るという構成としてもよい。
【0055】
<1.6 第1の実施形態における効果>
上記第1の実施形態によれば、ロックキー34を用いた操作によって見たくない番組を選局対象から除外することができるので、放送のデジタル化などに伴ってチャンネル数が増大しても、所望の番組を容易に選択して視聴することができる。すなわち、直接選局操作の場合には、ロック状態の番組に対応するチャンネルを選択しても受信チャンネルは切り替わらず、見たくない番組としてロック状態に設定された番組が受信されることはない。また、順次選局操作の場合には、UPキー36aまたはDOWNキー36bによって受信チャンネルを巡回的に順次切り換えるという動作において、見たくない番組としてロック状態に設定された番組に対応するチャンネルはスキップされ、非ロック状態の番組に対応するチャンネルの間でのみ受信チャンネルが切り替わる。したがって、放送のデジタル化などに伴ってチャンネル数が増大しても、ロック設定によって選局対象を削減することにより、ザッピングを容易に行うことができる。
【0056】
<1.7 第1の実施形態における変形例>
上記第1の実施形態では、選局操作においてチャンネルが選択されたときに、選択されたチャンネル(指定チャンネル)に対するロックIDとして設定されている番組IDの示す番組の放送が終了しているか否か(現時刻がその番組の放送終了時刻を過ぎているか否か)を調べ、その放送が終了している場合にその指定チャンネルに対するロックIDを「−1」に設定することによりロックを解除している。しかし、これに代えて、ロックキー34が押下されたときに時計/タイマー21におけるタイマーを設定してロックを解除するようにしてもよい。すなわち、ロックキー34が押下されたときに、上記と同様にしてそのときの受信チャンネルに対するロックIDとしてその受信チャンネルで放送中の番組のIDをロック情報付き参照テーブル300に設定するとともに、その受信チャンネルで放送中の番組の終了時刻を番組データで調べ、その終了時刻にタイムアウトとなるようにCPU20が時計/タイマー21内のタイマーを設定する。そしてタイムアウトになると、時計/タイマー21からCPU20に対する割り込みが発生し、このタイマー割り込みに基づきCPU20は、ロック情報付き参照テーブル300において、放送時間の終了した番組のチャンネルに対するロックIDを「−1」に変更する。
【0057】
また、これに代えて、ロック情報付き参照テーブル300においてロックIDとして設定されている番組IDについて、CPU20が、その番組IDで示される番組の放送終了時刻と現時刻との関係を定期的に調べ、その結果、現時刻がその番組の放送終了時刻を過ぎている場合に、そのロックIDを「−1」に変更するようにしてもよい。
【0058】
<2.第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係るテレビ受信機について説明する。本実施形態に係るテレビ受信機のハードウェア構成、ならびに直接選局操作および順次選局操作に対するCPU20の処理は、上記第1の実施形態の場合と同様である。しかし、本実施形態に係るテレビ受信機は、番組データに基づく視聴予約の機能を有していて、この視聴予約に応じてロック設定が行われる点で第1の実施形態と相違する。なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、図3(a)に示すようなロック情報付き参照テーブル300が使用され、初期状態において、ロック情報付き参照テーブル300におけるロック項目302の値(ロックID)は、全てのチャンネルについて「−1」に設定されている。
【0059】
本実施形態では、第1の実施形態と同様、CPU20は、データ抜き取り部16によって得られた番組データから番組表データを作成する。表示制御18は、この番組表データに基づき、図10に示すように、番組表を含む視聴予約画面を表示装置14に表示する。視聴者は、この視聴予約画面の表示を見て所望の番組を視聴予約すべく、リモコン30を操作する。本実施形態における視聴予約では、通常とは異なり、同一時間帯に放送される複数番組に対し視聴予約することができる。そして、番組表に現れる放送予定の番組のうち視聴予約されなかった番組は、ロック状態に設定される。このときのロック設定は、CPU20により下記のようにして行われる。
【0060】
<2.1 ロック設定>
本実施形態では、ロック状態に設定されるべき放送予定の番組の放送開始時刻とその番組の放送されるチャンネルとの対応を示すテーブル(以下「チャンネルロック予約テーブル」という)がRAM24内に用意されている。本実施形態において視聴予約が行われると、CPU20は、まず、番組表に現れる放送予定の番組のうち視聴予約されなかった番組(以下「ロック予約番組」という)のそれぞれにつき、そのロック予約番組の放送開始時刻とそのロック予約番組の放送されるチャンネルとを互いに対応づけてチャンネルロック予約テーブルに登録する。図11は、チャンネルロック予約テーブル400の一例を示している。以下では、本実施形態におけるロック設定のための処理のうち、まず、このチャンネルロック予約テーブル400へのロック予約番組の放送開始時刻および放送チャンネルの登録(以下、単に「ロック予約番組の登録」ともいう)に関する部分について、図12のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0061】
本実施形態において視聴予約が行われると、CPU20は、下記のように動作する。まず、番組表に現れる放送予定の番組のうち視聴予約されていない番組であるロック予約番組を1つ選択する(ステップS200)。次に、その選択された番組(以下「選択番組」という)の放送開始時刻とその選択番組が放送されるチャンネル(放送チャンネル)を番組データから求める(ステップS202)。そして、その選択番組の放送開始時刻と放送チャンネルとを、互いに対応付けてチャンネルロック予約テーブル400に登録する(ステップS204)。その後、その選択番組の放送開始時刻にタイマー割り込みが発生するように、時計/タイマー21におけるタイマーを設定する(ステップS206)。タイマーの設定が終了すると、未だ選択されていないロック予約番組が残っているか否かを判定する(ステップS208)。その結果、未選択のロック予約番組が残っていると判定された場合は、ステップS200へ戻って、未選択のロック予約番組の中から1つの番組を新たな選択番組として選ぶ。そして、新たな選択番組についてステップS202〜S208を実行する。以降、同様にして、未選択のロック予約番組が無くなるまで、ステップS208→S200→S202→S204→S206を繰り返し実行する。その間に、未選択のロック予約番組が無くなれば、チャンネルロック予約テーブル400へのロック予約番組の登録が終了する。
【0062】
チャンネルロック予約テーブル400へのロック予約番組の登録の際の上記タイマー設定に基づきタイマー割り込みが発生すると、CPU20は、図13に示す処理を実行する。すなわち、まず、時計/タイマー21から現時刻を示す情報を取得し(ステップS220)、チャンネルロック予約テーブル400に登録された放送開始時刻のうち実質的に現時刻に等しいもの(所定の誤差の範囲内で現時刻と同一と見なせる放送開始時刻)に対応するチャンネル(以下「該当チャンネル」という)を、チャンネルロック予約テーブル400を参照して求める(ステップS222)。次に、該当チャンネルで放送が開始される番組のIDを番組データから求める(ステップS224)。そして、ロック情報付き参照テーブル300において、該当チャンネルに対するロックIDとして、求まった番組IDを設定する(ステップS226)。以上により本実施形態におけるロック設定が終了する。
【0063】
例えば、チャンネルロック予約テーブル400にロック予約番組の放送開始時刻と放送チャンネルとが図11に示すように登録されている場合、CPU20は、以下のように動作する。この場合、10時00分と10時45分という時刻にタイマー割り込みが発生するようにタイマーが設定される。そして、現時刻が10時00分になってタイマー割り込みが発生すると、CPU20は、チャンネルロック予約テーブル400を参照して、10時00分に放送が開始されるロック予約番組についてのロック項目302の設定をロック情報付き参照テーブル300に対して行う。すなわち、チャンネル2,4,34,12で放送が開始される番組のIDとして番組データに含まれる番組IDを、ロック情報付き参照テーブル300においてチャンネル2,4,34,12に対応するロックIDとしてそれぞれ設定する。また、この場合、現時刻が10時45分になってタイマー割り込みが発生すると、CPU20は、チャンネルロック予約テーブル400を参照して、10時45分に放送が開始されるロック予約番組についてのロック項目302の設定をロック情報付き参照テーブル300に対して行う。すなわち、チャンネル2,4,12で放送が開始される番組のIDとして番組データに含まれる番組IDを、ロック情報付き参照テーブル300においてチャンネル2,4,12に対応するロックIDとしてそれぞれ設定する。
【0064】
なお、上記では、チャンネルロック予約テーブル400に登録されるロック予約番組の放送開始時刻にタイマー割り込みが発生するようにタイマーが設定されるが、これに代えて、CPU20が、各番組の放送時間よりも十分に短い時間として予め決められた時間毎にチャンネルロック予約テーブル400を参照するようにしてもよい。この場合、CPU20は、その予め決められた時間毎にチャンネルロック予約テーブル400を参照し、現時刻がチャンネルロック予約テーブル400に登録されているロック予約番組の放送開始時刻に達した時点で、放送開始時刻に達したロック予約番組についてのロック項目302の設定をロック情報付き参照テーブル300に対して行う。
【0065】
<2.2 選局操作による選局動作>
本実施形態では、上記のようにして、ロック予約番組のうち現時刻が放送開始時刻に到達した番組に対応するロック項目の設定が、ロック情報付き参照テーブル300において行われる。そしてCPU20は、Posキーによる直接選局操作が行われた場合には図6に示す処理手順に従って動作し、チャンネルアップダウンキー36による順次選局操作が行われた場合には図7に示す処理手順に従って動作する。これにより本実施形態では、視聴予約に基づき図11に示すようなロックテーブルが作成された場合において例えば順次選局操作が行われたときには、受信チャンネルは図14に示すように切り替わる。すなわち、ロック情報付き参照テーブル300にはチャンネル2,4,34,8,36,12に対して周波数が設定されているものとすると、9時00分の時点では、受信可能ないずれのチャンネルで放送中の番組もロック状態ではないので、順次選局操作が行われると、UPキー36aが押下される毎に受信チャンネルは、2→4→34→8→36→12→2という順序で順次切り替わる。これに対し、10時00分の時点では、受信可能なチャンネルで放送中の番組のうちチャンネル8で放送中の番組のみが非ロック状態であり、チャンネル2,4,34,12で放送中の番組はロック状態であるので、受信チャンネルは、UPキー36aが押下されてもチャンネル8のままである。また、10時45分の時点では、10時00分にチャンネル2,4,34,12で放送が開始されたロック状態の番組は終了しており、一方で、チャンネル2,4,12で放送中の番組がロック状態となるので、UPキー36aが押下される毎に受信チャンネルは、34→8→36→34という順序で順次切り替わる。そして、11時30分の時点では、10時45分にチャンネル2,4,12で放送が開始されたロック状態の番組は終了しており、その後にロック状態となった番組はないので、UPキー36aが押下される毎に受信チャンネルは、2→4→34→8→36→12→2という順序で順次切り替わる。
【0066】
<2.3 第2の実施形態における効果>
上記第2の実施形態によれば、視聴者が番組表に現れる放送予定の番組から選ばれた番組に対し視聴予約をすると、番組表に現れる放送予定の番組のうち視聴予約されなかった番組はロック状態に設定されて選局対象から除外され、視聴予約されていた番組のみが選局可能となる。既述のように第2の実施形態では、同一時間帯において複数番組に対し視聴予約することができるので、視聴したい番組を1つに絞れない場合などに、同一時間帯において複数番組に対し視聴予約するとよい。このようにすると、その時間帯においてはそれら複数番組以外の番組は選局対象から除外されるので、順次選局操作による選局が容易となる。また、その時間帯において視聴したい複数番組のみの間でのザッピングが可能となり、チャンネルアップダウンキー36によるザッピングのための操作が容易となる。
【0067】
<2.4 第2の実施形態の変形例>
上記第2の実施形態では、番組表に現れる放送予定の番組から選ばれた番組に対し視聴予約をすると、番組表に現れる放送予定の番組のうち視聴予約されなかった番組がロック状態に設定されるが、これに代えて、番組表に現れる放送予定の番組から視聴者がロックキー34の操作によって見たくない番組を選択すると、その選択された番組がロック状態に設定されるという構成にしてもよい。
【0068】
また、上記第2の実施形態では、ロック予約番組の放送開始時刻および放送チャンネルが互いに対応付けられてチャンネルロック予約テーブル400に登録されるが、このようなチャンネルロック予約テーブル400を作成する代わりに、図19に示すように、番組データにロック項目304を追加し(ロック項目304の追加されたロック情報付き番組データを符号210で示すものとする)、そのロック項目304に、番組データ210に示されている各番組がロック状態か否かを示すフラグ(「ロックフラグ」と呼ぶ)を設定するようにしてもよい(以下では、ロックフラグの値「1」はロック状態を、「0」は非ロック状態を表すものとする)。この場合、参照テーブルにおけるロック項目302は不要となり、Posキーまたはチャンネルアップダウンキー36によって選局操作が行われたときには、CPU20は、参照テーブルにおけるロック項目302を参照する代わりに、番組データ210におけるロックフラグを参照して、チューナ12を制御する。以下、このときのCPU20の動作の詳細を図20および図21を参照して説明する。
【0069】
図20は、各番組がロック状態か否かを示すロックフラグからなるロック項目304を番組データに設けた場合において直接選局操作が行われたときのCPUの処理手順を示すフローチャートである。図20に示すフローチャートにおけるステップのうち図6に示すフローチャートにおけるステップと同一のものについては、同一のステップ番号を付して詳しい説明を省略する。番組データにロック項目304を設けた場合、図20に示すように、リモコン30において視聴者によりいずれかのPosキーが押下されると、CPU20は下記のように動作する。すなわち、まず、そのPosキーで決まる指定チャンネルで放送中の番組のロックフラグを求める(ステップS43)。具体的には、時計/タイマー21から現時刻を示す情報を得て、その現時刻に基づきその指定チャンネルで放送中の番組を番組データ210において探し、見つかった番組に対応するロックフラグを番組データ210のロック項目304から得る。次に、そのロックフラグがセットされているか否かを判定する(ステップS44)。ここで、ロックフラグは「1」であればセットされており、「0」であればリセットされているものとする。ステップS44での判定の結果、ロックフラグがセットされていれば、その指定チャンネルで放送中の番組はロック状態であるので、その指定チャンネルに対応する選局動作を中止する(ステップS24)。ステップS44での判定の結果、ロックフラグがリセットされていれば、その指定チャンネルで放送中の番組は非ロック状態であるので、参照テーブル390においてその指定チャンネルに対応付けられている周波数を求め、その周波数の信号をチューナ12に抽出させる(ステップS16)。以上により、1回のPosキー押下に対するCPU20の処理が終了する。
【0070】
図21は、各番組がロック状態か否かを示すロックフラグからなるロック項目304を番組データに設けた場合において順次選局操作が行われたときのCPUの処理手順を示すフローチャートである。図21に示すフローチャートにおけるステップのうち図7に示すフローチャートにおけるステップと同一のものについては、同一のステップ番号を付して詳しい説明を省略する。番組データにロック項目304を設けた場合、図21に示すように、リモコン30において視聴者によりチャンネルアップダウンキー36が操作されると、CPU20は下記のように動作する。すなわち、UPキー36aとDOWNキー36bのいずれかが押下されると、UPキー36aとDOWNキー36bのいずれかの押下を示す信号に基づき現チャンネル番号chを更新し(ステップS30〜S36)、その更新後の現チャンネル番号chに対応するチャンネル(現チャンネル)で放送中の番組のロックフラグを求める(ステップS53)。具体的には、時計/タイマー21から現時刻を示す情報を得て、その現時刻に基づきその現チャンネルで放送中の番組を番組データ210において探し、見つかった番組に対応するロックフラグを番組データ210のロック項目304から得る。次に、そのロックフラグがセットされているか否かを判定する(ステップS54)。ステップS54での判定の結果、ロックフラグがセットされていれば、その現チャンネルで放送中の番組はロック状態であるので、ステップS32へ戻って現チャンネルを更に更新する(ステップS32〜S36)。ステップS54での判定の結果、ロックフラグがリセットされていれば、現チャンネルで放送中の番組は非ロック状態であるので、参照テーブル390においてその現チャンネルに対応付けられている周波数を求め、その周波数の信号をチューナ12に抽出させる(ステップS16)。以上により、1回のUPキー36aまたはDOWNキー36bの押下に対するCPU20の処理が終了する。
【0071】
<3.第3の実施形態>
次に、第3の実施形態に係るテレビ受信機について説明する。本実施形態に係るテレビ受信機のハードウェア構成、ならびに直接選局操作および順次選局操作に対するCPU20の処理は、上記第1および第2の実施形態の場合と同様である。また、第2の実施形態と同様、本実施形態に係るテレビ受信機も、番組データに基づく視聴予約の機能を有していて、この視聴予約に応じてロック設定が行われる。このとき本実施形態では、視聴予約する番組のジャンルを指定することが可能であり、そのジャンル指定に応じてロック設定が行われる。なお、本実施形態においても、第1および第2の実施形態と同様、図3(a)に示すようなロック情報付き参照テーブル300が使用され、初期状態において、ロック情報付き参照テーブル300におけるロック項目302の値(ロックID)は、全てのチャンネルについて「−1」に設定されている。
【0072】
本実施形態では、第2の実施形態と同様、CPU20は、データ抜き取り部16によって得られた番組データから番組表データを作成し、表示制御18は、この番組表データに基づき、番組表を含む視聴予約画面を表示装置14に表示する(図10参照)。視聴者は、この視聴予約画面の表示を見て所望の番組を視聴予約すべく、リモコン30を操作する。また、本実施形態では、図10に示すような視聴予約画面の代わりに、番組データに基づき図15に示すような視聴ジャンル選択画面を表示装置14に表示し、リモコン30を操作することによって、視聴する番組のジャンルを選択することもできる。本実施形態における視聴予約では、視聴ジャンル選択画面に現れたジャンルの中から視聴者によって1つまたは複数のジャンルが選択されると(以下、ここで選択されたジャンルを「視聴ジャンル」という)、視聴ジャンルに属する番組以外の全ての番組(ただし放送の終了している番組を除く)が、ロック状態に設定される。このときのロック設定は、CPU20により下記のようにして行われる。
【0073】
<3.1 ロック設定>
本実施形態においても、第2の実施形態と同様、ロック状態に設定されるべき放送予定の番組の放送開始時刻とその番組の放送されるチャンネルとの対応を示すチャンネルロック予約テーブル400がRAM24内に用意されている(図11参照)。本実施形態において視聴ジャンルの選択に基づく視聴予約が行われると、CPU20は、まず、番組表に現れる放送予定の番組のうち視聴ジャンルに属する番組以外の番組(以下「ジャンルロック番組」という)のそれぞれにつき、そのジャンルロック番組の放送開始時刻とそのジャンルロック番組の放送されるチャンネルとを互いに対応付けてチャンネルロック予約テーブル400に登録する。以下では、本実施形態におけるロック設定のための処理のうち、まず、このチャンネルロック予約テーブル400へのジャンルロック番組の放送開始時刻および放送チャンネルの登録(以下、単に「ジャンルロック番組の登録」ともいう)に関する部分について、図16のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0074】
本実施形態において視聴ジャンルの選択に基づく視聴予約が行われると、CPU20は、下記のように動作する。まず、番組表に現れる放送予定の番組のうち視聴ジャンルに属する番組以外の番組であるジャンルロック番組を1つ選択する(ステップS300)。次に、その選択された番組(選択番組)の放送開始時刻とその選択番組が放送されるチャンネル(放送チャンネル)を番組データから求める(ステップS302)。そして、その選択番組の放送開始時刻と放送チャンネルとを、互いに対応付けてチャンネルロック予約テーブル400に登録する(ステップS304)。その後、その選択番組の放送開始時刻にタイマー割り込みが発生するように時計/タイマー21におけるタイマーを設定する(ステップS306)。タイマーの設定が終了すると、未だ選択されていないジャンルロック番組が残っているか否かを判定する(ステップS308)。その結果、未選択のジャンルロック番組が残っていると判定された場合は、ステップS300へ戻って、未選択のジャンルロック番組の中から1つの番組を新たな選択番組として選ぶ。そして、新たな選択番組についてステップS302〜S308を実行する。以降、同様にして、未選択のジャンルロック番組が無くなるまで、ステップS308→S300→S302→S304→S306を繰り返し実行する。その間に、未選択のジャンルロック番組が無くなれば、チャンネルロック予約テーブル400へのジャンルロック番組の登録が終了する。
【0075】
チャンネルロック予約テーブル400へのジャンルロック番組の登録の際の上記タイマー設定に基づきタイマー割り込みが発生すると、CPU20は、図17に示す処理を実行する。すなわち、まず、時計/タイマー21から現時刻を示す情報を取得し(ステップS320)、チャンネルロック予約テーブル400に登録された放送開始時刻のうち実質的に現時刻に等しいもの(所定の誤差の範囲内で現時刻と同一と見なせる放送開始時刻)に対応するチャンネル(以下「該当チャンネル」という)を、チャンネルロック予約テーブル400を参照して求める(ステップS322)。次に、該当チャンネルで放送が開始される番組のIDを番組データから求める(ステップS324)。そして、ロック情報付き参照テーブル300において、該当チャンネルに対するロックIDとして、求まった番組IDを設定する(ステップS326)。以上により本実施形態におけるロック設定が終了する。
【0076】
例えば視聴者が視聴ジャンル選択画面(図15参照)で「映画」と「スポーツ」とを選び、これらのジャンルが視聴ジャンルとなる場合には、本実施形態におけるロック設定は以下のようになる。この場合、番組データに示される放送予定の番組のうち「映画」と「スポーツ」の両ジャンルのいずれにも属さない番組がジャンルロック番組となり、このジャンルロック番組がチャンネルロック予約テーブル400に登録される。そして、そのチャンネルロック予約テーブル400に基づいて、ロック情報付き参照テーブル300におけるロック項目302の値(ロックID)が設定される。これにより、ジャンルロック番組がロック状態に設定される。
【0077】
<3.2 選局動作>
いま、視聴者が表示装置14に視聴ジャンル選択画面を表示させて上記のように「映画」および「スポーツ」を視聴ジャンルとして選択し、既にその視聴ジャンルに対応してロック設定が行われているものとする。また、その後の午後9時30分の時点で放送されている番組についての番組データの内容が図18に示す通りであったとする。この場合、午後9時30分の時点では、「映画」と「スポーツ」のいずれかのジャンルに属する番組が放送されているチャンネルは19、34およびBS5であるので、これらの以外のチャンネルで放送されている番組はジャンルロック番組であってロック状態に設定されている。したがって、午後9時30分の時点で視聴者がリモコン30のUPキー36aによって順次選局操作を行うと、UPキー36aが押下される毎に受信チャンネルは、19→34→BS5→19と順序で順次切り替わる。
【0078】
<3.3 第3の実施形態における効果>
上記第3の実施形態によれば、視聴ジャンル選択画面を見た視聴者の操作に基づき、視聴する番組のジャンルが視聴ジャンルとして選択されると、視聴ジャンルに属する番組以外の全ての番組(ただし放送の終了している番組は除く)はロック状態に設定されて選局対象から除外され、視聴ジャンルに属する番組のみが選局可能となる。その結果、選局操作が容易になるとともに、各時間帯において視聴したいジャンルに属する複数番組の間でのザッピングが可能となって、チャンネルアップダウンキー36によるザッピングのための操作が容易となる。
【0079】
<3.4 第3の実施形態の変形例>
上記第3の実施形態では、視聴ジャンルの選択によって決まる放送予定の番組がロック状態に設定されるが、視聴ジャンルの選択によって決まる放送中の番組がロック状態に設定される構成としてもよい。この場合、視聴者によって視聴ジャンルが選択されると、その選択の時点(現時点)で放送中の番組のうち視聴ジャンルに属する番組以外の番組につき、CPU20が、その番組のIDを番組データ200から取得し、その番組の放送チャンネルに対応するロックIDとしてその番組のIDをロック情報付き参照テーブル300に設定するようにすればよい。このようなロック設定の後における選局動作のためのCPU20の処理手順は第1の実施形態の場合と同様である。すなわち、この場合、CPU20は、直接選局操作が行われると図6のフローチャートに従って動作し、順次選局操作が行われると図7のフローチャートに従って動作する。このようなCPU20の動作により、選局動作は下記のようになる。
いま、視聴者が表示装置14に視聴ジャンル選択画面を表示させて「映画」および「スポーツ」を視聴ジャンルとして選択したものとし、その選択の時点である午後9時30分に放送されている番組についての番組データの内容が図18に示す通りであったとする。この場合、午後9時30分の時点で、「映画」と「スポーツ」のいずれかのジャンルに属する番組が放送されているチャンネルは19、34およびBS5であるので、これらの以外のチャンネルで放送されている番組はジャンルロック番組であってロック状態に設定される。したがって、この視聴ジャンル選択の後に視聴者がリモコン30のUPキー36aによって順次選局操作を行うと、UPキー36aが押下される毎に受信チャンネルは、19、34およびBS5の3つのチャンネルの間で19→34→BS5→19という順序で順次切り替わる。このようにして、放送中の番組のうち視聴ジャンルに属する番組以外の番組は選局対象から除外され、視聴ジャンルに属する番組を放送しているチャンネルのみの間で選局が可能となる。
【0080】
また、上記第3の実施形態では、視聴者が視聴ジャンル選択画面に現れるジャンルの中から所望のジャンルを視聴ジャンルとして選択すると、番組データに示される放送予定の番組のうち視聴ジャンルに属する番組以外の番組がロック状態に設定されるが、これに代えて、視聴ジャンル選択画面に現れるジャンルの中から視聴者がロックキー34の操作によって見たくない番組を選択すると、そのようにして選択されたジャンルに属する番組がロック状態に設定される構成としてもよい。
【0081】
更にまた、上記第3の実施形態では、ジャンルロック番組の放送開始時刻および放送チャンネルが互いに対応付けられてチャンネルロック予約テーブル400に登録されているが、このようなチャンネルロック予約テーブル400を作成する代わりに、図19に示すように、番組データにロック項目304を追加し(ロック項目304の追加された番組データを符号210で示すものとする)、そのロック項目304に、番組データ210に示されている各番組がロック状態か非ロック状態かを示すロックフラグを設定するようにしてもよい。この場合、参照テーブルにおけるロック項目302は不要となり、Posキーまたはチャンネルアップダウンキー36によって選局操作が行われた場合には、CPU20は、参照テーブルにおけるロック項目302を参照する代わりに、番組データ210におけるロック項目304を参照する。そして、指定チャンネルまたは現チャンネルで放送中の番組がロック状態か非ロック状態かをロックフラグによって判定し、その判定結果に基づいてチューナ12を制御する。このときのCPU20の動作の詳細は、既述の第2の実施形態の変形例の場合と同様であって図20および図21に示す通りであるので、その説明を省略する。
【0082】
<4.その他>
上記のように、第1の実施形態に係るテレビ受信機は、現時点で放送中の番組に対して視聴者がロック設定を行うことにより、見たくない番組を選局対象から除外するという機能を有し、第2の実施形態に係るテレビ受信機は、視聴者が番組表を見て視聴予約をすると(同一時間帯に放送される複数番組に対して視聴予約可能)、番組表に現れる放送予定の番組のうち視聴予約されなかった番組をロック状態に設定して選局対象から除外するという機能を有し、第3の実施形態に係るテレビ受信機は、視聴者が視聴ジャンル選択画面に現れるジャンルの中から所望のジャンルを視聴ジャンルとして選択すると、番組データに示される放送予定の番組のうち、視聴ジャンルに属する番組以外の番組をロック状態に設定して選局対象から除外するという機能を有している。このように視聴者が見たくない番組を選局対象から除外するためにテレビ受信機に持たせるべき機能として、上記3つの実施形態において示された3種類の機能が考えられるが、本発明は、上記の3種類の機能のうちのいずれか1つに限定されるものではなく、1台のテレビ受信機が上記の3種類の機能を同時に有していてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るテレビ受信機の構成を示す機能ブロック図。
【図2】第1の実施形態に係るテレビ受信機で受信される番組データの構成を示す図。
【図3】第1の実施形態に係るテレビ受信機において使用される参照テーブル(a)を従来のテレビ受信機において使用される参照テーブル(b)とともに示す図。
【図4】第1の実施形態に係るテレビジョン受信機において使用されるリモコンのキー配置を示す図。
【図5】第1の実施形態におけるロック設定の場合のCPUの処理手順を示すフローチャート。
【図6】第1の実施形態において直接選局操作が行われた場合のCPUの処理手順を示すフローチャート。
【図7】第1の実施形態において順次選局操作が行われた場合のCPUの処理手順を示すフローチャート。
【図8】第1の実施形態におけるロック設定を説明するための図。
【図9】第1の実施形態においてロック設定後に順次選局操作を行った場合の動作を示す図。
【図10】第2の実施形態における視聴予約画面の表示例を示す図。
【図11】第2の実施形態において使用されるチャンネルロック予約テーブルを示す図。
【図12】第2の実施形態におけるロック設定のためのCPUの処理手順の一部を示すフローチャート。
【図13】第2の実施形態におけるロック設定のためのCPUの処理手順の他の部分を示すフローチャート。
【図14】第2の実施形態において視聴予約に基づくロック設定後に順次選局操作を行った場合の動作(チャンネルアップ動作)を示す図。
【図15】第3の実施形態における視聴ジャンル選択画面の表示例を示す図。
【図16】第3の実施形態におけるロック設定のためのCPUの処理手順の一部を示すフローチャート。
【図17】第3の実施形態におけるロック設定のためのCPUの処理手順の他の部分を示すフローチャート。
【図18】特定時刻(午後9時30分)の時点で放送中の番組についての番組データの内容を示す図。
【図19】第2および第3の実施形態の変形例における番組データの構成を示す図。
【図20】第2および第3の実施形態の変形例において直接選局操作が行われた場合のCPUの処理手順を示すフローチャート。
【図21】第2および第3の実施形態の変形例において順次選局操作が行われた場合のCPUの処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
14…表示装置
16…データ抜き取り部
18…表示制御
21…時計/タイマー
20…CPU
22…EEPROM
24…RAM
26…ROM
28…リモコン受光部
30…リモコン
32…ポジションキー(Posキー)の配置された領域
34…ロックキー
36…チャンネルアップダウンキー
36a…UPキー
36b…DOWNキー
100…テレビ受信機
200…番組データ
210…ロック情報付き番組データ
300…ロック情報付き参照テーブル
302…(ロックIDからなる)ロック項目
304…(ロックフラグからなる)ロック項目
390…参照テーブル(ロック情報無し)
400…チャンネルロック予約テーブル

Claims (4)

  1. 受信可能な複数チャンネルの中から視聴者の操作に基づき選択された希望チャンネルの信号を希望信号として受信信号の中からチューナによって抽出し、当該希望チャンネルで放送されている番組の映像を当該希望信号を用いて表示手段に表示するテレビ受信機であって、
    所定の複数キーであってそれぞれが所定の複数チャンネルのそれぞれに対応している複数キーと、前記複数キーのうちのいずれか1つのキーが前記視聴者による第1の操作に基づき操作されると、操作された当該キーに対応するチャンネルを受信可能な前記複数チャンネルの中から指定チャンネルとして選択する直接選局操作手段と、
    受信可能な前記複数チャンネルで放送される各番組と当該各番組のチャンネルおよび放送時間帯とを示す番組データを受信信号から取得する番組データ取得手段と、
    前記番組データによって示される各番組は、当該各番組が取りうる2つの状態であるロック状態と非ロック状態のうちのいずれの状態であるかを示すロック情報を格納する書き換え自在の記憶手段と、
    前記視聴者による第2の操作に基づき、受信可能な前記複数チャンネルで放送される番組の中から1つまたは複数の番組を選択し、選択された番組がロック状態であることを示すように前記ロック情報を書き換えるロック設定手段と、
    前記ロック情報に基づき、現時点において前記指定チャンネルで放送されている番組である指定番組がロック状態か非ロック状態かを判定する判定手段と、
    前記指定番組が非ロック状態であると判定された場合に、前記指定チャンネルの信号を前記希望信号として前記チューナに抽出させ、前記指定番組がロック状態であると判定された場合に、前記チューナに選局動作を行わせず、現時点の受信チャンネルの信号を引き続き前記チューナに抽出させるチューナ制御手段と、を備えることを特徴とするテレビ受信機。
  2. 前記ロック設定手段は、前記希望チャンネルで放送中の番組の映像が前記表示手段に表示されている間に前記視聴者によって前記第2の操作が行われると、前記希望チャンネルで放送中の番組がロック状態であることを示すように前記ロック情報を書き換えることを特徴とする、請求項1に記載のテレビ受信機。
  3. 受信可能な複数チャンネルの中から視聴者の操作に基づき選択された希望チャンネルの信号を希望信号として受信信号の中からチューナによって抽出し、当該希望チャンネルで放送されている番組の映像を当該希望信号を用いて表示手段に表示するテレビ受信機の表示制御方法であって、
    所定の複数キーであってそれぞれが所定の複数チャンネルのそれぞれに対応している複数キーと、前記複数キーのうちのいずれか1つのキーが前記視聴者による第1の操作に基づき操作されると、操作された当該キーに対応するチャンネルを受信可能な前記複数チャンネルの中から指定チャンネルとして選択する直接選局操作ステップと、
    受信可能な前記複数チャンネルで放送される各番組と当該各番組のチャンネルおよび放送時間帯とを示す番組データを受信信号から取得する番組データ取得ステップと、
    前記視聴者による第2の操作に基づき、受信可能な前記複数チャンネルで放送される番組の中から1つまたは複数の番組を選択し、選択された番組がロック状態であることを示すように前記ロック情報を書き換えるロック設定ステップと、
    前記ロック情報に基づき、現時点において前記指定チャンネルで放送されている番組である指定番組がロック状態か非ロック状態かを判定する判定ステップと、
    前記指定番組が非ロック状態であると判定された場合に、前記指定チャンネルの信号を前記希望信号として前記チューナに抽出させ、前記指定番組がロック状態であると判定された場合に、前記チューナに選局動作を行わせず、現時点の受信チャンネルの信号を引き続き前記チューナに抽出させるチューナ制御ステップと、を備えることを特徴とするテレビ受信機の表示制御方法。
  4. 前記ロック設定ステップは、前記希望チャンネルで放送中の番組の映像が前記表示手段に表示されている間に前記視聴者によって前記第2の操作が行われると、前記希望チャンネルで放送中の番組がロック状態であることを示すように前記ロック情報を書き換えることを特徴とする、請求項3に記載のテレビ受信機の表示制御方法。
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