JP2000184299A - テレビジョン放送受信装置 - Google Patents

テレビジョン放送受信装置

Info

Publication number
JP2000184299A
JP2000184299A JP10356077A JP35607798A JP2000184299A JP 2000184299 A JP2000184299 A JP 2000184299A JP 10356077 A JP10356077 A JP 10356077A JP 35607798 A JP35607798 A JP 35607798A JP 2000184299 A JP2000184299 A JP 2000184299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
broadcast
program
data
commercial
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10356077A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Hamazaki
忠 濱崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP10356077A priority Critical patent/JP2000184299A/ja
Publication of JP2000184299A publication Critical patent/JP2000184299A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送局側からの番組に関する情報サービスを
アナログ放送においても実現可能とするとともに、視聴
者にとって利便性の高いテレビジョン放送受信装置とす
る。 【解決手段】 放送局2から送られて来る放送電波3の
垂直帰線消去期間に重畳された放送番組データ、所定期
間内に放送予定の番組に関する放送予定番組データなど
からなる番組情報をチューナ4で受信可能とする。そし
て、ディスプレイ8に表示されている現在受信中の放送
番組の次回の放送が、一定期間後に放送される場合、そ
の一定期間後の放送を受信予約する際、リモコン6に設
けられた受信予約入力部による予約入力操作を行うこと
により、放送番組読み取り部13で読みとられた現在受
信中の放送番組の放送番組データと番組データ記憶部1
4に記憶されている放送予定番組データとを比較し、現
在受信中の放送番組のジャンルおよび番組名の少なくと
も一方の番組情報と一致もしくは類似する番組情報を有
する放送予定番組を受信予約番組とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送電波に重畳し
て送信される放送番組データ及び所定期間内に放送予定
の放送予定番組データを用いて、放送予定番組の受信予
約や受信した番組を録画する際、コマーシャルのカット
を可能としたテレビジョン放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のテレビジョン放送は、非常にチャ
ンネル数が増えていると同時に、その内容も多種多様な
ものとなってきており、視聴者にとって利便性の高いも
のとなってきている。たとえば、文字放送もその一つで
あり、各種のニュース、天気予報、株式の情報などのサ
ービスが可能となる。この文字放送は、テレビジョン映
像信号の垂直帰線期間の一部に文字や図形などのディジ
タル化したデータを重畳して放送するシステムである。
【0003】このように、文字放送は、テレビジョン映
像信号に様々な情報を重畳して送ることができることか
ら、上述の各種のニュース、天気予報、株式の情報など
以外にも、たとえば、個々の放送番組の放送日、放送時
間、チャンネル、ジャンル及び番組名等の放送番組デー
タや所定期間内に放送予定の番組に関する放送予定番組
データなどの番組に関する各種の情報(番組情報とい
う)を送ることも可能となっている。したがって、各チ
ャンネルの文字放送信号からテレビジョン(以下、TV
と称する)番組情報に基づいて、ユーザが予め予約した
番組を自動的に選局するというようなことも可能となっ
ている。このようにユーザの予約した番組を自動的に選
局する技術は、従来より種々提案されている。
【0004】たとえば、特開平6−236593号公報
に記載の記録予約装置(以下、第1の従来技術という)
もその一つである。この第1の従来技術は、放送局側か
ら送られてきた番組表をモニタ画面に表示させ、その番
組表内の所望の番組の欄をカーソル等で指示することに
より、容易にその放送予定番組の受信予約や録画予約等
を行うというものである。
【0005】上述したように、番組表を用いて受信予約
や録画予約等を行う装置では、その受信予約や録画予約
を行う際、まずリモコン等のコントローラを用いて所定
期間分(通常は1週間程度分)の番組表をモニタ装置の
ディスプレイ画面に表示させるための操作を行う。な
お、このディスプレイ画面に表示された番組表は、ディ
スプレイ画面のスペース的な問題から、当日分の全放送
予定番組の一部のみ見える状態となっており、見えない
部分(翌日以降分を含む)は視聴者がディスプレイ画面
をスクロールさせることによって見ることができる。そ
して、視聴者が番組表をディスプレイ画面に呼び出し、
さらにスクロールを行うことによって所望の放送予定番
組を見つけた後、その番組欄をカーソルで指示すること
によって、その番組データに基づいて受信予約や録画予
約ができるようになっている。
【0006】なお、番組表中のカーソル指示した番組
が、現在時間において放送されているものの場合は、チ
ャンネルがその放送番組を放送しているものに切り換わ
る。このように、番組表をディスプレイ画面に呼び出し
簡単な操作をすることにより、容易に受信予約や録画予
約をしたり、あるいはその番組へのチャンネル切り換え
ができるようになっている。
【0007】また、TV放送を録画しようとする際、番
組の途中に挿入されるコマーシャル部分を除去して録画
したいという要望は多い。このコマーシャルカットを実
現する技術も従来より種々提案されている。
【0008】たとえば、特公平7−101928号公報
に記載の技術(以下、第2の従来技術という)もその一
つである。この第2の従来技術は、視聴者が録画したい
番組認識番号を予め設定しておき(記憶手段に記憶させ
る)、放送局側から送られてくるテレビジョン映像信号
に挿入された番組認識番号とを比較して一致したときに
録画を開始し、それ以降、この番組認識番号が初めて不
一致になった時点で録画を停止し、その間で、コマーシ
ャル開始予告情報を受けたときは、録画を中止し、コマ
ーシャル終了予告情報を受けると録画動作を再開するよ
うにしている。これによれば、録画したい番組中に存在
するコマーシャルを確実にカットすることができるとと
もに、番組認識番号の一致/不一致を判断して、その番
組の録画制御を行っているので、たとえば、野球中継な
どのように番組の放映時間の延長などがあっても確実に
その番組の放映時間が終わるまで録画できるものと思わ
れる。
【0009】さらに、最近のTV装置には、遠隔操作が
可能なリモートコントローラ(リモコンという)が備え
られているのが普通である。このリモコンは、多数のチ
ャンネルから視聴者の見たい番組を選択したり、TV装
置に色々な機能の設定を行ったりすることができるよう
になっている。特に、最近では各地でケーブルTV放送
なども普及してきており、視聴可能なチャンネル数も多
くなってきている。このような多チャンネル時代に対応
するために、チャンネル選択を容易とするための技術も
従来より種々検討されてきている。
【0010】たとえば、特開平3−6130号公報に記
載の記述(以下、第3の従来技術という)は、「ニュー
ス」、「スポーツ」、「映画」、「ドラマ」といったジ
ャンルに割り振られたジャンル選択キーをリモコンに設
け、これらジャンル選択キーのうちの1つを操作入力す
ることによって、番組表をディスプレイ画面に表示させ
ることなく、指定されたジャンルの番組を放送している
チャンネルを選局するというものである。
【0011】すなわち、この第3の従来技術は、ジャン
ル選択キーの操作によって指定された番組コードと、放
送局側から送信されたTV映像信号に付加された全放送
の番組コードとをそれぞれ比較し、それらが一致するも
のを選択することによって、視聴者の好みのジャンルに
合ったチャンネルを選択可能としている。これにより、
視聴者がジャンル選択キーを入力すると、ある特定の狭
い範囲内(指定されたジャンル内)で装置が適当にチャ
ンネルを検索し選局するので、視聴者は番組表などの番
組に関する情報を、TV装置のディスプレイ画面で参照
するという作業をしなくても、自分の好きなジャンルの
番組が表示されることとなる。
【0012】また、特開平5−284476号公報に記
載の技術(以下、第4の従来技術という)も、第3の従
来技術と同様に、リモコンにジャンル別の入力ボタンを
設け、それを入力することで、指定されたジャンルのチ
ャンネルを選択するものである。また、特開平6−23
6593号公報(以下、第5の従来技術という)のよう
に、放送電波から取得したディジタルデータに基づいて
作成された独自の番組表をTV装置のディスプレイ画面
に表示させ、その番組表内の所望の番組の欄をカーソル
などで指示することにより、容易にそのチャンネルを選
択することが可能な技術も提案されている。なお、この
第5の従来技術は、TV装置のディスプレイ画面に表示
される独自の番組表は、視聴者が選択したチャンネルの
選択回数の多い順序に並べられて表示されるようになっ
ている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、視聴者
の見たい番組を予約できる機能、番組を録画する際にコ
マーシャルを自動的にカットする機能、多数のチャンネ
ルの中から視聴者の見たい番組を素早く探す機能など、
利便性を考慮した多種の機能を持たせるための様々な技
術が提案されており、これらの技術を採用したTV装置
も実用化されつつある。
【0014】しかしながら、上述した第1の従来技術で
は、受信予約や録画予約または上述したチャンネル切り
換えを行う際に、リモコン操作で番組表をモニタ画面へ
呼び出し、その番組表に書き込まれた膨大な数の放送予
定番組の中から所望の番組を見つける必要が生じ、その
操作が煩わしいものとなっている。
【0015】さらに、たとえば、受信予約したい番組が
連続ものの場合、通常は放送する曜日、時間等が毎週同
様となっており、番組表中から検索する作業はそれ程困
難ではないが、放送曜日及び時間等に規則性がなく「毎
週○曜日×時」のような検索方法ができない番組につい
ては、その検索動作が視聴者にとってかなり煩雑で困難
なものとなる。
【0016】またさらに、現在モニタ画面に表示されて
いる番組が連続番組となっており、視聴者が次回放送分
も見逃さないための受信予約を行う場合、上述した場合
と同様、番組表をディスプレイ画面へ表示させて次回放
送分の欄をカーソル等で指示するようになるが、番組表
は通常7日分がディスプレイ画面に表示可能となってい
るものが多い。そのため、この放送当日を1日目と算定
し、この当日分を含めて8日目となる次週の同じ曜日/
時間に放送予定の番組については、番組表に表示されな
いこととなる。その結果、次回放送分の番組欄をカーソ
ルで指示することができず、上述した簡単な受信予約方
法が使用できないという問題が生じる場合もある。
【0017】また、放送電波を送る放送局によっては、
番組表を表示させる画面自体を1つのチャンネルに割り
振って送信するものもある。このような場合、受信予約
や録画予約等を行うために番組表のチャンネルを呼び出
して予約操作を完了させた後、再び元のチャンネルで放
送されている放送番組にチャンネルを復帰しようとする
際に、今まで受信していた元のチャンネル番号がわから
なくなって戻れなくなるという問題も生じる。
【0018】また、第2の従来技術では、視聴者の録画
したい番組の認識番号をその都度入力し、それを記憶手
段に記憶させておく必要がある。つまり、視聴者は録画
したい番組の認識番号を新聞のテレビ番組欄やテレビ番
組雑誌などで調べて、その認識番号を入力する操作が必
要となる。このように、番組の認識番号を調べてその認
識番号を入力する操作は、録画する場合だけでなく、番
組予約を行う場合であっても視聴者にとってはきわめて
煩わしい操作である。
【0019】また、第3および第4の従来技術は、視聴
者がリモコンを用いて、「ニュース」、「スポーツ」、
「映画」、「ドラマ」といった大雑把なジャンルを選択
することによって、そのジャンルの中から番組を1つ無
作為に選んでTV装置のディスプレイ画面に出力するも
のである。すなわち、TV装置を遠隔操作するリモコン
は、ジャンルを選択する手段を有するのみで、番組名な
どを取得する手段を有していない。このため、「ニュー
ス」、「スポーツ」、「映画」、「ドラマ」といったジ
ャンルの中のどの番組を選択するかまでは指定すること
ができず、視聴者の所望とするチャンネルを完全に掌握
して選択するものとはなっていない。
【0020】また、第5の従来技術は、視聴者は、独自
の番組表をモニタ画面上に表示させることにより、番組
についての情報を得ることが可能であるが、たとえば、
他の視聴者がある番組を見ているときに、他のチャンネ
ルはどのような番組をやっているかなどの検索をTV装
置のディスプレイ画面を使って行うと、現在、ディスプ
レイ画面に映し出されている番組を見ている視聴者の邪
魔をしてしまうことになる。
【0021】以上のように、従来のTV装置は、視聴者
に対する利便性向上のための様々な機能を有している
が、それぞれにおいて改善すべき問題点も多い。
【0022】本発明は、上述した問題点に鑑みてなされ
たもので、現在行われているアナログ放送においても、
ディジタル放送と同様に番組に関する種々のデータを用
いた各種機能を実現し、かつ、従来の技術では解決でき
ない様々な問題点についての改善を図り、より一層、利
便性の高いテレビジョン放送受信装置を提供することを
目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1記載のテレビジョン放送受信装置は、
放送局から送られて来る放送電波の垂直帰線消去期間に
おける文字データ重畳可能期間内の所定期間に重畳され
た、少なくとも、各放送番組における個々の放送番組の
放送日、放送時間、チャンネル、ジャンル及び番組名等
の放送番組データと、所定期間内に放送予定の番組に関
する放送予定番組データとからなる番組情報を受信し、
当該番組情報に基づいて各種の機能を果たすことが可能
であって、放送電波の受信が可能な放送受信手段と、こ
の放送受信手段で受信された放送番組を表示する表示手
段と、放送受信手段内の各部を制御駆動させるためのコ
ントローラとを備えるテレビジョン放送受信装置におい
て、テレビジョン放送受信装置は、個々の放送番組に対
する放送番組データを読み取る放送番組データ読み取り
部と、所定期間内に放送予定の番組に関する放送予定番
組データを記憶する番組データ記憶部と、放送番組デー
タ読み取り部の内容と番組データ記憶部の内容との比較
を行う制御部とを有し、コントローラには番組の受信予
約を行うための受信予約入力部を有し、表示手段に表示
されている現在受信中の放送番組の次回の放送が、所定
期間後に放送される場合、その所定期間後の放送を受信
予約する際、コントローラに設けられた受信予約入力部
による受信予約入力操作を行うことにより、放送番組デ
ータ読み取り部で読みとられた現在受信中の放送番組の
放送番組データと番組データ記憶部に記憶されている放
送予定番組データとを比較し、現在受信中の放送番組の
ジャンルおよび番組名の少なくとも一方の番組情報と一
致もしくは類似する番組情報を有する放送予定番組を受
信予約番組とするようにしている。
【0024】そのため、番組表を表示手段へ呼び出すこ
となく、コントローラの受信予約入力部によって、現在
受信中の放送番組とジャンルもしくは番組名が一致もし
くは類似する放送予定番組を受信予約可能となる。その
結果、例えば、連続ものの番組の次回以降の受信予約や
録画予約等が容易なものとなる。しかも、本発明は、各
種データ(番組に関する情報など)を垂直帰線消去期間
に重畳させるようにし、このデータに基づいて各種処理
を行うようにしているので、現在、一般家庭用として最
も普及しているアナログ放送に対応できる。
【0025】また、番組表を1つのチャンネルとして割
り振っている場合でも、そのチャンネルを呼び出すこと
なく受信予約操作をすることが可能となるので、受信予
約操作を行う場合でも、現在見ている放送番組のチャン
ネルはそのままの状態とすることが可能となる。
【0026】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のテレビジョン放送受信装置において、放送番組デー
タと放送予定番組データとを比較した際に、放送予定番
組を受信予約できなかった場合、受信予約入力部で操作
した動作を所定期間有効なものとし、放送局から送られ
てくる放送予定番組データが更新された際に、再度放送
番組の放送番組データと更新された放送予定番組データ
とを比較し、放送番組のジャンル及び番組名の少なくと
も一方の番組情報と一致もしくは類似する番組情報を有
する放送予定番組を受信予約可能としている。
【0027】そのため、ある所定期間内の放送予定を組
み込んだ放送予定番組データ内に、受信予約したい放送
番組の次回放送分がない場合でも、一旦、受信予約のた
めに行った操作が所定期間有効となるため、ある程度時
間が空いて次回分の放送があったとしても受信予約をで
きる可能性の高いものとなる。
【0028】さらに、請求項3記載の発明は 放送局か
ら送られて来る放送電波の垂直帰線消去期間における文
字データ重畳可能期間内の所定期間に重畳された、少な
くとも、各放送番組における個々の放送番組の放送日、
放送時間、チャンネル、ジャンル及び番組名等の放送番
組データと、所定期間内に放送予定の番組に関する放送
予定番組データとからなる番組情報を受信し、当該番組
情報に基づいて各種の機能を果たすことが可能であっ
て、放送電波の受信が可能な放送受信手段と、この放送
受信手段で受信された放送番組を表示する表示手段と、
放送受信手段内の各部を制御駆動させるためのコントロ
ーラとを備えるテレビジョン放送受信装置において、表
示手段に表示されている現在受信中の放送番組の放送番
組データに基づき、この放送番組を受信しているチャン
ネルを当該放送番組が終了するまでロックし、かつ終了
した際にロックを解除できるようにした番組ロック設定
部をコントローラに設けるようにしている。
【0029】そのため、番組表を表示手段へ呼び出すこ
となく、コントローラの番組ロック入力部を用いて、現
在表示されている放送番組を放送しているチャンネルを
ロックすることが可能となる。
【0030】また、請求項4記載の発明は、放送局から
送られて来る放送電波の垂直帰線消去期間における文字
データ重畳可能期間内の所定期間に重畳された、少なく
とも、各放送番組における個々の放送番組の放送日、放
送時間、チャンネル、ジャンル及び番組名等の放送番組
データと、所定期間内に放送予定の番組に関する放送予
定番組データとからなる番組情報を受信し、当該番組情
報に基づいて各種の機能を果たすことが可能であって、
放送電波の受信が可能な放送受信手段と、この放送受信
手段で受信された放送番組を表示する表示手段と、放送
受信手段内の各部を制御駆動させるためのコントローラ
とを備えるテレビジョン放送受信装置において、コント
ローラは遠隔操作可能なコントローラであって、そのコ
ントローラに、受信した番組に対する番組情報の表示が
可能な表示手段を設けるとともに、この表示手段に表示
される内容を切り換えるための切り換え手段を設け、か
つ、放送受信手段に対し表示手段に表示されたチャンネ
ルにするための選局動作を行わせるチャンネル切り換え
入力スイッチを設けている。
【0031】これによれば、番組情報を遠隔操作手段と
してのコントローラ(リモコン)に表示させるようにし
たので、現在、モニタ装置に表示されている番組の邪魔
をすることなく、視聴者は番組情報を得ることができ、
利便性の高いテレビジョン放送受信装置とすることがで
きる。また、チャンネルごとに現在、放送中の番組名
や、今後の放送予定の番組を遠隔操作手段としてのコン
トローラ上に表示させることができるので、視聴者はチ
ャンネルの選択をする際に、番組に関する的確な情報を
得ることができ、所望の番組を容易に受信することがで
きる。しかも、本発明は、各種データ(番組に関する情
報など)を垂直帰線消去期間に重畳させるようにし、こ
のデータに基づいて各種処理を行うようにしているの
で、現在、一般家庭用として最も普及しているアナログ
放送に対応できる。
【0032】そして、請求項5記載の発明は、請求項4
記載のテレビジョン放送受信装置において、コントロー
ラは受信予約入力部を有し、当該コントローラに設けら
れた表示手段に放送予定番組データが表示された際、そ
の表示された放送予定番組データに対応した放送予定番
組を受信予約入力部により受信予約を可能としている。
【0033】これによれば、テレビジョン装置側のモニ
タ装置に番組表を呼び出すことなく、受信予約ができ、
同じテレビジョン放送受信装置を見る他の視聴者の邪魔
をすることなく受信予約が可能となる。
【0034】また、請求項6記載の発明は、放送局から
送られて来る放送電波の垂直帰線消去期間における文字
データ重畳可能期間内の所定期間に重畳された、少なく
とも、各放送番組における個々の放送番組の放送日、放
送時間、チャンネル、ジャンル及び番組名等の放送番組
データと、所定期間内に放送予定の番組に関する放送予
定番組データとからなる番組情報を受信し、当該番組情
報に基づいて各種の機能を果たすことが可能であって、
放送電波の受信が可能な放送受信手段と、この放送受信
手段で受信された放送番組を表示する表示手段と、放送
受信手段内の各部を制御駆動させるためのコントローラ
と、録画装置に対して録画開始および停止信号を出力す
る録画開始/停止信号出力手段とを備えるテレビジョン
放送受信装置において、放送電波の垂直帰線消去期間に
おける文字信号重畳可能期間内の所定期間には、番組情
報の他に、コマーシャルに関する情報を重畳させ、放送
受信装置にはコマーシャルに関する情報を検出する検出
部を設け、このコマーシャルに関する情報を検出するこ
とによって、録画開始/停止信号出力手段を制御し、録
画対象の番組放映中に、コマーシャル開始のタイミング
で録画停止信号を出力し、コマーシャル終了のタイミン
グで録画開始信号を出力するようにしている。
【0035】これによれば、放送電波の垂直帰線消去期
間に、コマーシャルに関する情報を重畳させ、放送受信
装置にはコマーシャルに関する情報を検出する検出部を
設け、このコマーシャルに関する情報を検出することに
よって、録画開始/停止信号を出力することで、録画対
象の番組放映中におけるコマーシャルカットを行うよう
にしたので、コマーシャルを確実にカットした録画が可
能となる。
【0036】そして、請求項7記載の発明は、請求項6
記載のテレビジョン放送受信装置において、コマーシャ
ルに関する情報は、録画対象の番組放映中、予め定めら
れ一定時間後にコマーシャルが開始することを知らせる
コマーシャル開始予定信号と、予め定められた一定時間
後にコマーシャルが終了することを知らせるコマーシャ
ル終了予定信号であって、コマーシャル開始のタイミン
グは、コマーシャル開始予定信号検出後の予め定められ
一定時間後であり、コマーシャル終了のタイミングは、
コマーシャル終了予定信号検出後の予め定められ一定時
間後としている。これによれば、番組の録画中にコマー
シャルが入っても、コマーシャル部分を確実にカットす
ることができる。
【0037】また、請求項8記載の発明は、請求項6記
載のテレビジョン放送受信装置において、コマーシャル
に関する情報は、コマーシャルの開始を指示する情報
と、そのコマーシャルの放映時間を示す情報であって、
コマーシャル開始のタイミングは、コマーシャルの開始
を指示する情報の検出時であり、コマーシャル終了のタ
イミングは、コマーシャの開始を指示する情報の検出時
からそのコマーシャルの放映時間後としている。これに
よっても番組の録画中におけるコマーシャル部分を確実
にカットすることができる。
【0038】また、請求項9記載の発明は、請求項6か
ら8のいずれか1項記載のテレビジョン放送受信装置に
おいて、視聴者が視聴しようとする視聴対象番組の開始
前に、その視聴対象番組を最後まで視聴することを示す
情報を視聴宣言情報として入力可能とし、この視聴宣言
情報の入力後は、当該視聴対象番組の放映中にコマーシ
ャルが放映された際、チャンネル変更して他の番組を表
示装置に表示させた場合、コマーシャル終了前に表示装
置に表示される番組を視聴対象番組に切り換えるように
している。これによれば、コマーシャル放映中に他の番
組を見ていてもコマーシャル終了前には確実に元の番組
に戻るので、番組の一部を見落とすというようなことを
なくすことができる。
【0039】また、請求項10記載の発明は、放送局か
ら送られて来る放送電波の垂直帰線消去期間における文
字データ重畳可能期間内の所定期間に重畳された、少な
くとも、各放送番組における個々の放送番組の放送日、
放送時間、チャンネル、ジャンル及び番組名等の放送番
組データと、所定期間内に放送予定の番組に関する放送
予定番組データとからなる番組情報を受信し、当該番組
情報に基づいて各種の機能を果たすことが可能であっ
て、送電波の受信が可能な放送受信手段と、この放送受
信手段で受信された放送番組を表示する表示手段と、放
送受信手段内の各部を制御駆動させるためのコントロー
ラとを備えるテレビジョン放送受信装置において、ある
番組を録画する際、その録画対象の番組の番組情報を垂
直帰線消去期間に重畳された番組情報から取得し、その
取得した情報をブルーバック状態で表示したものを録画
対象番組の録画開始時に、当該録画対象番組の開始前に
挿入して録画するようにしている。
【0040】これによれば、ブルーバックに表示された
情報が、録画済みの番組の頭出しとしての役目を果たす
ので、多数の録画済みの番組から所望とする番組を探す
ときに好都合なものとなる。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明のテレビジョン放送受信装
置は、その機能を大きく分けると、視聴者の見たい番組
を予約できる機能、リモコンに番組に関する情報を表示
可能とし、操作性の向上を図るようにした機能、番組を
録画する際にコマーシャルを自動的にカットする機能な
どを有しており、以下では、これらの機能を幾つかの実
施の形態に分けて説明する。なお、この発明で取り扱う
放送電波は、従来からのアナログ放送であり、かつ、こ
の発明が適用されるテレビジョン放送受信装置は文字放
送の受信可能なものとする。
【0042】(第1の実施の形態)この第1の実施の形
態は、視聴者の見たい番組を予約できる機能についてで
あり、図1から図8を参照しながら説明する。
【0043】テレビジョン放送受信装置1は、図1に示
すように、放送局2から送られてくる放送電波3を受信
し、その中から所望の放送番組を選局する放送受信手段
としてのチューナ4と、このチューナ4で選局された放
送番組を表示する表示手段としてのモニタ装置5と、選
局操作や予約操作等、チューナ4の各部を制御駆動させ
るためのコントローラとしてのリモコン6とを備えてい
る。
【0044】チューナ4は、放送局2から送られてくる
放送電波3をアンテナ11を介して受信しその中から所
望の放送番組を選局して受信する選局受信手段17を有
している。この選局受信手段17は、周波数切り換え機
能を有する受信部10と、この受信部10で受信した放
送電波3の中から必要なデータを随時抽出するデータ抽
出部12とから構成されている。
【0045】そして、選局受信手段17で受信された放
送電波のうち、視聴者によって設定されたチャンネルの
TV映像信号(音声信号も含む)が、選局受信手段17
からそれぞれ映像検波回路18および音声検波回路19
を介してモニタ装置5に伝送される。これによって、選
局受信手段17で選局された放送番組が、モニタ装置5
に出力されるようになっている。
【0046】また、チューナ4は、放送番組データ読み
取り部13、番組データ記憶部14を有している。さら
に、リモコン6からの赤外線信号による命令信号を受信
する受光部20と、リモコン6からの操作により放送予
定番組の受信予約が完了した際に予約完了サインを出力
するLED21a及び予約継続サインを出力するLED
21bと、受光部20に入力された命令信号によりチュ
ーナ4の各部を制御駆動する制御部22とを有してい
る。なお、このチューナ4の各部が行う動作については
のちに詳細に説明する。
【0047】ところで、この図1に示すテレビジョン放
送受信装置1は、文字放送の受信が可能な装置となって
いる。この文字放送は図2に示すように、放送電波3の
垂直帰線消去期間T1の一部に文字や図形などの文字デ
ータを重畳して放送するものである。具体的には、文字
データは垂直帰線消去期間T1の第1Hから第21Hま
での水平走査線に重畳することができる。現在では、第
10H〜第21Hまでが文字データの重畳可能である
が、その中の第14H〜第16Hと第21Hに重畳され
るようになっている。また、第17H〜第20Hは放送
局運用のためのデータ重畳期間として用いられる。この
ため、第10H〜第13Hまでは、その他のデータ用と
して利用することができると考えられる。
【0048】したがって、この第10H〜第13Hまで
の期間には、番組に関する情報(番組情報)を重畳する
ことができ、この第1の実施の形態では、その番組情報
として、図3に示すように、個々の放送番組の放送日、
放送時間、チャンネル、ジャンルおよび番組名などの放
送番組データ7aと、所定期間内に放送予定の番組に関
する放送予定番組データ7bと、放送局2から送られる
放送予定番組を表にしたEPGデータ7cと、現在時間
を示したクロックデータ7dとが重畳されるものとす
る。
【0049】なお、放送番組データ7aは、そのチャン
ネル分の各放送番組の放送日、放送時間、チャンネル、
ジャンル、番組内容および番組名等の複数の放送番組情
報で構成されている。この放送番組データ7aは、たと
えば、放送時間が途中で変更になる場合や放送時間が延
長される場合などに関しては、その都度新しい情報が更
新されて送信されてくるようになっている。
【0050】放送番組データ7aは、放送局からの放送
電波3がチューナ4の受信部10にアンテナ11を介し
て受信されると、チューナ4のデータ抽出部12によっ
て抽出される。この抽出された放送番組データ7aは、
放送番組データ読み取り部13に読み取られて記憶され
る。この放送番組データ読み取り部13に保存された放
送番組データ7aは、リモコン6の操作により、その中
の必要な情報をモニタ装置5のディスプレイ8に呼び出
すことが可能となっている。
【0051】また、放送予定番組データ7bは、放送局
2からそのチャンネルのたとえば1ヶ月分の放送予定に
関する番組情報で構成されている。この放送予定番組デ
ータ7bは、放送電波3がチューナ4の受信部10にア
ンテナ11を介して受信されると、チューナ4のデータ
抽出部12によって抽出される。そして、その抽出され
た放送予定番組データ7bは、番組データ記憶部14に
記憶される。なお、この放送予定番組データ7bのデー
タの内容は、1日1回程度、たとえば、視聴者の受信頻
度の低い時間帯に更新されるものとなっている。この番
組データ記憶部14に保存された放送予定番組データ7
bは、リモコン6の操作により、その中の必要な情報を
モニタ装置5のディスプレイ8に呼び出すことが可能と
なっている。
【0052】さらに、EPGデータ7cは、放送局2か
ら送られる放送予定番組を表にした番組表で構成され、
各放送番組の放送日、放送時間、チャンネル、ジャンル
及び番組名等の番組情報が含まれている。このEPGデ
ータ7cに書き込まれた情報も、放送予定番組データ7
bと同様、番組データ記憶部14に記憶される。このた
め、チューナ4では、このEPGデータ7c内の情報に
基づいて、放送局2側から送られる放送番組について検
索可能なものとなっている。なお、このEPGデータ7
c内のデータ内容も、放送予定番組データ7bと同様、
1日1回程度、視聴者の受信頻度の低い時間帯に更新さ
れるものとなっている。
【0053】このように、放送局2からは、TV映像信
号(音声信号も含む)の他に、垂直帰線消去期間T1に
重畳された各種データ(番組情報やその他の文字データ
など)も送られてくる。そして、このような放送電波3
に対して、チューナ4を所定の周波数に調整し、チュー
ナ4で視聴者の設定したチャンネルを選局することによ
って、所望の放送番組がモニタ装置5のディスプレイ8
上に表示されるようになっている。
【0054】また、チューナ4は、リモコン6の操作に
よって、現在、モニタ装置5に出力されている放送番組
の次回以降の放送分について、モニタ5のディスプレイ
8に番組表を呼び出すことなく受信予約できるものとな
っている。さらに、チューナ4は、リモコン6の操作に
よって、現在モニタ装置5に出力されている放送番組が
終了するまでの間、そのチャンネルにロックをかけるこ
とができるものとなっている。
【0055】なお、その受信予約を行う方法としては、
以下の通りとなっている。なお、このときのリモコン6
の操作は、受信予約入力部としてのワンタッチ予約入力
ボタン15(図5参照)を押すのみの容易な操作とな
る。この操作によってワンタッチ予約入力ボタン15を
作動させると、まず、現在、このテレビジョン放送受信
装置1が受信している放送信号から、チューナ4がその
放送番組に関するデータを抽出する。そして、このデー
タのうちの番組名が、放送予定番組データ7b内にある
かどうかを比較参照する。その結果、現在受信している
放送番組と一致する番組名が、放送予定番組データ7b
内にあれば、それを受信予約するようになっている。
【0056】なお、本実施の形態のテレビジョン放送受
信装置1では、放送局2から送られてくる放送番組デー
タ7aおよび放送予定番組データ7bに基づいて、放送
予定番組の受信予約を行うようにしているので、途中で
放送時間の変更や時間延長がある場合でも、そのデータ
が送られてくるので、そのデータに基づいて柔軟に対処
できるものとなっている。また、受信予約した時点で
は、その放送番組の次回放送予定分の受信予約ができな
い場合でも、その受信予約をするための操作状況はチュ
ーナ4に所定期間記憶されて有効なものとなる。そのた
め、放送予定番組データ7bが更新された際に、再検索
して自動的に受信予約されるようになっている。
【0057】このように、本発明のテレビジョン放送受
信装置1は、リモコン6によるワンタッチ操作で、垂直
帰線消去期間T1内に重畳されている放送予定番組デー
タ7bに基づいて、確実に放送予定番組を受信予約可能
な装置となっている。
【0058】また、チャンネルロックをかける場合は、
リモコン6に設けられた番組ロック設定部としての番組
ロックボタン16(図5参照)を作動させることによ
り、ワンタッチで、現在受信している放送番組に関する
データの中から放送時間に関するデータを抽出し、その
データに基づいてその放送番組を送っているチャンネル
を終了時間までチャンネルロックできるようになってい
る。
【0059】ところで、チューナ4の制御部22は、図
4に示すように、周波数切り換え駆動回路23と、選局
回路24と、メモリ26と、タイマ27と、これらの各
部を駆動制御すると共に、各種データを比較参照する比
較回路28aが組み込まれたCPU28とから構成され
ている。そして、リモコン6から受光部20に、チャン
ネルの選局や放送番組の受信予約や番組ロック等の指示
信号が入力されると、その指示信号によりCPU28が
動作を開始し、CPU28が制御部22の各部を制御駆
動するようになっている。
【0060】周波数切り換え駆動回路23は、CPU2
8によって制御駆動される。この周波数切り換え駆動回
路23は、受信部10の受信周波数を切り換えるための
駆動回路となっている。また、選局回路24も周波数切
り換え駆動回路23と同様にCPU28によって制御駆
動される、この選局回路24は、送られてきた放送電波
3内の各データのうち、選択されたチャンネルの放送番
組に関するデータを、データ抽出部12に抽出させモニ
タ装置5に出力させるための駆動回路となっている。
【0061】また、CPU28内に組み込まれた比較回
路28aは、放送番組データ読み取り部13内に記憶保
存された放送番組データ7aと、番組データ記憶部14
内に格納された放送予定番組データ7bおよびEPGデ
ータ7cとを比較参照するための回路となっている。こ
の比較回路28aは、リモコン6の操作によりチャンネ
ル選択の指示がなされた際、その指示されたチャンネル
のデータが、現在受信されている放送電波3内にあるか
どうか、すなわち、放送番組データ読み取り部13内に
記憶保存されているかどうかを比較して検出する。
【0062】なお、この比較回路28aでの検出の結
果、現在受信されている放送電波3内に選択したチャン
ネルのデータがない場合は、CPU28が、周波数切り
換え駆動回路23を用いて受信部10の周波数を切り換
えるようになっている。なお、放送電波3内のEPGデ
ータ7cは、チャンネルと周波数とを照合可能とするた
めの参照テーブルとなっている。そのため、CPU28
は、放送番組データ読み取り部13内に選択されたチャ
ンネルのデータがない場合、番組データ記憶部14内に
格納されたEPGデータ7cを検索する。
【0063】これによって、CPU28は、選択された
チャンネルを含む放送電波の周波数を検出し受信できる
ようになっている。なお、入力したチャンネル番号では
放送番組が受信できない場合、すなわち、入力されたチ
ャンネルに割り振られた放送がない場合は、CPU28
からモニタ装置5にその旨を知らせる信号が送信され
る。これによって、例えば、「そのチャンネルでは、放
送電波を受信できません」といったメッセージをモニタ
装置5に表出させることが可能となっている。
【0064】また、検出の結果、現在受信されている放
送電波内に選択されたチャンネルのデータがある場合
は、CPU28は、選局回路24を用いてデータ抽出部
12に、そのチャンネルのTV映像信号(音声信号も含
む)を抽出させる。これによって、選択されたチャンネ
ルのTV映像信号が、それぞれ映像検波回路18および
音声検波回路19を介してモニタ装置5に出力される。
【0065】また、比較回路28aは、後述するリモコ
ン6のワンタッチ予約入力ボタン15を操作することに
よって、現在受信している放送番組の次回の放送予定分
を受信予約する場合は、その現在受信している放送番組
に関するデータのうち番組名が一致するものが、番組デ
ータ記憶部14内に記憶保存された放送予定番組データ
7b内にあるかどうかを検出する。
【0066】なお、この比較回路28aでの検出の結
果、現在受信している放送番組の番組名と一致する番組
名が、放送予定番組データ7b内にない場合は、CPU
28は、受信予約ができない旨をモニタ装置5に表示さ
せるようになっている。しかしながら、このとき同時に
モニタ装置5のディスプレイ8には、予約検索動作を継
続するか否かを視聴者に対して判断させる項目が表示さ
れる。この表示項目にカーソルを合わせて入力すると、
現時点では受信予約ができなくとも、放送予定番組デー
タ7bの更新時に再検索を行うようにすることが可能と
なる。
【0067】これによって、放送予定番組データ7bの
ある所定期間内に、次回分の放送予定がない放送番組に
ついても、さらに期間を延長して次回放送予定分を自動
的に受信予約することが可能となる。
【0068】また、比較回路28aでの検出の結果、現
在受信している放送番組の番組名と一致する番組名が、
放送予定番組データ7b内にある場合、CPU28は、
その番組名と一致する放送予定番組を受信予約する。す
なわち、CPU28は、周波数切り換え駆動回路23お
よび選局回路24が、その放送番組が始まる数分前に所
望の放送予定番組を受信できる状態に切り換わるように
タイマ27をセットし、この状態をメモリ26に記憶さ
せる。これによって、放送予定番組データ7b内にある
放送予定番組に関しては、受信予約ができるようになっ
ている。
【0069】また、比較回路28aは、後述するリモコ
ン6の番組ロックボタン16を操作することによって、
現在受信している放送番組のチャンネルをチャンネルロ
ックする場合は、現在受信している放送番組の放送番組
データ7aを検索し、この放送番組の終了時間を読み取
る。そして、CPU28は、この読み取った放送番組の
終了時間となったら、CPU28にタイマ解除の信号を
送るようにタイマ27をセットする。
【0070】一方で、CPU28は、このタイマ27に
呼び出されるまでの間は、リモコン6からチャンネルの
変更をさせるための信号が着信されても周波数切り換え
駆動回路23および選局回路24を駆動しないような設
定となる。このため、現在受信中の放送番組をチャンネ
ルロックによって放送時間終了時まで確実に受信させ、
かつ放送終了後はチャンネルロックを解除可能なものと
している。
【0071】また、メモリ26は、CPU28で行われ
ている各部の制御動作、たとえば、受信部10の周波数
やデータ抽出部12で抽出させているTV映像信号(音
声信号も含む)のチャンネル番号や受信予約の有無等を
記憶格納しておくものとなっている。このメモリ26
は、チューナ4の電源を切った場合も、その電源を切る
前の状態のデータがメモリされるようになっている。そ
のため、チューナ4は、電源を切った後、再び電源を入
力すると、電源を切る前の状態に立ち上がるようになっ
ている。
【0072】また、チューナ4の各手段を制御駆動させ
るためのコントローラとしてのリモコン6は、図5に示
すように、ワンタッチ予約入力ボタン15と、番組ロッ
クボタン16と、番号入力ボタン29aおよびカーソル
ボタン29bからなるチャンネル番号入力ボタン29
と、画面切り換え用ボタン30と、音声切り換え用ボタ
ン31と、発光部32とを有している。また、リモコン
6には、図6に示すように、電源バッテリー33と、各
ボタンによって操作された内容に基づいて命令信号を出
力するための命令信号発生部34が内蔵されている。
【0073】ワンタッチ予約入力ボタン15は、リモコ
ン6の表面に形成されたワンタッチ押しボタンで形成さ
れており、視聴者が現在受信している放送番組の次回放
送分を予約したい場合に、押し操作をすることによりそ
の放送番組の次回放送分が予約される予約入力部となっ
ている。
【0074】すなわち、ワンタッチ予約入力ボタン15
を作動させ命令信号発生部34から発光部32を介して
命令信号が送信されると、この命令信号がチューナ4に
受信される。すると、チューナ4では、現在受信してい
る放送番組の放送番組データ7aと、番組データ記憶部
14に記憶格納されている放送予定番組データ7bとを
比較参照する。その結果、放送予定番組データ7b内に
現在受信している放送番組の番組名と一致するものがあ
れば、その放送予定番組を受信予約するようになってい
る。
【0075】また、番組ロックボタン16は、リモコン
6の表面のワンタッチ予約入力ボタン15の近傍に形成
されたワンタッチ式の押しボタンとなっており、視聴者
が現在受信している放送番組を放送終了まで確実に受信
したい場合に、押し操作をすることによりその放送番組
を行っているチャンネルがロックされる番組ロック設定
部となっている。
【0076】すなわち、番組ロックボタン16を作動さ
せ命令信号発生部34から発光部32を介して命令信号
が送信されると、この命令信号がチューナ4に受信され
る。すると、チューナ4では、現在受信している放送番
組の放送番組データ7aを抽出し、その放送時間に関す
るデータに基づきタイマ27を作動させる。それと同時
に、チューナ4の制御により周波数切り換え駆動回路2
3および選局回路24にロックをかける。なお、放送番
組が終了する時間となると、タイマ27が解除される。
その結果、現在受信している放送番組を放送終了まで確
実にチャンネルロックをし、かつ放送終了後にロックを
解除することが可能となる。
【0077】上述したように構成されたテレビジョン放
送受信装置1を用いて、現在受信している放送番組の次
回の放送予定分を受信予約する時の動作について、図7
を用いて以下に説明する。
【0078】本実施の形態のテレビジョン放送受信装置
1では、電源をオフにした際にどのチャンネルを受信し
ていたかのデータが、チューナ4のメモリ26に記憶さ
れている。そのため、チューナ4およびモニタ装置5の
電源をオンにする(ステップS1)と、電源をオフにし
た際のチャンネルの放送番組がチューナ4に受信され
る。これによって、この放送番組のTV映像号(信音声
信号を含む)が映像検波回路18および音声検波回路1
9を介してモニタ装置5に出力される(ステップS
2)。
【0079】なお、このときチューナ4に受信されてい
る放送電波3は、この放送番組のTV映像号(信音声信
号を含む)に、全てのチャンネルの放送番組データ7
a、放送予定番組データ7b、EPGデータ7c、クロ
ックデータ7dを重畳させた状態で、放送局2から送ら
れてくる。チューナ4では、このように送られた放送電
波を受信した際に、この放送電波内の各種データのうち
の必要な情報を抽出して記憶保存する(ステップS
3)。
【0080】すなわち、チューナ4は、放送番組データ
7aの必要情報をデータ抽出部12で抽出し、それを放
送番組データ読み取り部13に格納する。また、チュー
ナ4は、放送予定番組データ7bの必要情報およびEP
Gデータ7cをデータ抽出部12で抽出し、それらを番
組データ記憶部14に格納する。なお、放送予定番組デ
ータ7bおよびEPGデータ7cは、1日1回程度の割
合で、そのデータの内容が更新される。チューナ4で
は、データ内容に更新がある場合は、その更新されたデ
ータを番組データ記憶部14に格納する(ステップS
4)。
【0081】このようにしてモニタ装置5に出力された
放送番組が視聴者の好みに合わない場合、視聴者は、リ
モコン6を操作してチャンネルを切り換えることが可能
である。その場合、視聴者は、自身の見たい放送番組を
送っているチャンネルのチャンネル番号をリモコン6の
番号入力ボタン29aを用いて入力するか、あるいはモ
ニタ装置5のディスプレイ8に、EPGデータ7cに基
づく番組表を出力させ、その番組表を見ながら入力す
る。すると、チャンネルを切り換える旨の信号が、リモ
コン6からチューナ4に送信される。これによって、上
述したような方法でチャンネルが切り換わり(ステップ
S5)、視聴者の所望の放送番組がモニタ装置5に出力
される(ステップS6)。
【0082】なお、このようにして受信した放送番組の
各種データが、チャンネル切り換え前の各種データと異
なる場合は、チューナ4は、新たに放送番組データ7
a、放送予定番組データ7bおよびEPGデータ7cを
取得することとなる(ステップS7)。また、データ更
新切り換え時となると、チューナ4は、その更新された
放送予定番組データ7bおよびEPGデータ7cを取得
することとなる(ステップS8)。
【0083】上述したようにモニタ装置5のディスプレ
イ8に表示された放送番組の次回の放送予定分を受信予
約する場合、まず、視聴者は、リモコン6のワンタッチ
予約入力ボタン15を押し操作する(ステップS9)。
すると、リモコン6の命令信号発生部34で受信予約の
命令信号を生成され、この命令信号が発光部32からチ
ューナ4へ送信される(ステップS10)。
【0084】チューナ4は、リモコン6から送信されて
きた受信予約の命令信号を、受光部20で受信しこれを
制御部22のCPU28に伝送する(ステップS1
1)。CPU28は、この受信予約の命令信号に従い比
較回路28aを用いて、現在受信している放送番組の放
送番組データ7aと、放送予定番組データ7bとを比較
参照させる(ステップS12)。その結果、現在受信し
ている放送番組の番組名と一致する番組名の放送予定番
組が放送予定番組データ7b内にある場合には、CPU
28は、その放送予定番組データ7bに基づいて受信予
約するためのタイマ27をセットする(ステップS1
3)。また、同時にCPU28は、受信予約完了サイン
を出力するLED21aを点灯させる(ステップS1
4)。
【0085】なお、比較参照の結果、現在受信している
放送番組の番組名と一致する番組名の放送予定番組が、
放送予定番組データ7b内に存在しない場合は、CPU
28は、受信予約ができない旨をモニタ装置5に表示さ
せる(ステップS15)。このとき同時に、モニタ装置
5のディスプレイ8には、予約検索動作を継続するか否
かを視聴者に対して判断させる項目が表示される(ステ
ップS16)。
【0086】そして、視聴者が表示項目にカーソルを合
わせて「予約検索動作を継続しない」と入力する(N
O)と、今回の受信予約操作では受信予約がされない状
態で、これら一連の動作が終了する(ステップS1
7)。一方、視聴者が表示項目にカーソルを合わせて
「予約検索動作を継続する」と入力する(YES)と、
この命令が制御部22内のメモリ26に記憶される(ス
テップS18)。また、このときCPU28は、予約継
続サインを出力するLED21bを点灯させる(ステッ
プS19)。
【0087】なお、このメモリ26に記憶された受信予
約の検索継続命令は、チューナ4が放送局2から送られ
てくる放送電波3から更新された放送予定番組データ7
bを取得するごとに、CPU28によって引き出されて
上述したステップS10以降の受信予約動作を開始する
(ステップS20)。
【0088】次に、上述したように構成されたテレビジ
ョン放送受信装置1を用いて、現在受信している放送番
組のチャンネルをチャンネルロックする時の動作につい
て、図8を用いて以下に説明する。なお、チャンネル切
り換えまでの動作は、上述した受信予約時の動作と同様
なので省略する。
【0089】モニタ装置5のディスプレイ8に表示され
た放送番組のチャンネルロックをする場合、まず、視聴
者は、リモコン6の番組ロックボタン16を押し操作す
る(ステップS21)。すると、リモコン6の命令信号
発生部34でチャンネルロックの命令信号が生成され、
この命令信号が発光部32からチューナ4へ送信される
(ステップS22)。
【0090】チューナ4は、リモコン6から送信されて
きたチャンネルロックの命令信号を、受光部20で受信
しこれを制御部22のCPU28に伝送する(ステップ
S23)。CPU28は、このチャンネルロックの命令
信号に従い、比較回路28aを用いて、現在受信してい
る放送番組の放送番組データ7aを参照させる(ステッ
プS24)。これによって、CPU28は、現在受信し
ている放送番組の終了時間に関するデータを取得する
(ステップS25)。
【0091】そして、CPU28は、その放送番組を受
信しているチャンネルが放送時間終了時までチャンネル
ロックされるようにタイマ27をセットする(ステップ
S26)。このタイマ27がセットされている間、チュ
ーナ4はCPU28の制御によりチャンネル変更に関す
る命令信号を受け付けないように制御される。そして、
タイマ27が解除されると、チューナ4は再び初期状態
に復帰する(ステップS27)。
【0092】本実施の形態のテレビジョン放送受信装置
1は、上述したように構成したが、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能である。例えば、上述した実
施の形態では、現在受信している放送番組の放送番組デ
ータ7aと、放送予定番組データ7bとを比較参照する
ことによって、現在受信している放送番組名と一致する
番組名のものを検出し、この放送番組の次回放送分のみ
を受信予約するように構成している。
【0093】しかしながら、両データを参照してジャン
ルが一致するものを検出し、同ジャンルの番組の受信予
約をするようにすれば、ジャンルは同一でも番組名が違
う別の番組、例えばゴルフ番組で違う講師が出演してい
る別の番組を連続して視聴できるようになる。また、本
実施の形態では、現在受信されている放送番組の、次回
のみでなく次回以降の放送予定番組を何回分受信可能と
してもよい。また、リモコン6でワンタッチ予約動作を
した際に、次回以降何回分を受信予約させるかを視聴者
に選択させるように画面表示させるようにしてもよい。
【0094】また、本実施の形態のテレビジョン放送受
信装置1は、チャンネルロックをかけると周波数切り換
え駆動回路23および選局回路24がロックされ、その
間全くチャンネルの変更ができないように構成されてい
るが、たとえば、チャンネル番号が入力された際に一定
期間、具体的には10〜15秒程度チャンネル変更が可
能で、その後自動的にロックをかけたチャンネルに戻る
ように構成したり、あるいはチャンネル戻りボタンを設
けそのボタンを押すと自動的にロックをかけたチャンネ
ルに戻るように構成してもよい。
【0095】また、本実施の形態では、リモコン6にワ
ンタッチ予約入力ボタン15と番組ロックボタン16と
を設け、それぞれワンタッチで受信予約およびチャンネ
ルロックを行うことができるものとしたが、両ボタンは
1つで兼用させてもよい。また、受信予約とチャンネル
ロックのどちらか1つのみできるものとしてもよい。
【0096】また、本実施の形態のテレビジョン放送受
信装置1は、放送予定番組の受信予約およびチャンネル
ロックのみを可能とした装置としているが、タイマ27
を利用してビデオの録画予約も可能な装置としてもよ
い。この場合、ビデオ録画装置は、チューナ4に内蔵さ
せてもよいし、あるいはタイマ27によって動作を開始
する外付けタイプのものとしてもよい。
【0097】また、本実施の形態のテレビジョン放送受
信装置1では、受信予約が完了した際にはLED21a
を、予約継続となった場合にはLED21bをそれぞれ
点灯させるようにして、視聴者に状況を知らせるように
構成したが、特にこれらはLEDのように視覚に訴える
ものでなく音声で出力するようにしても良いし、またモ
ニタ装置5のディスプレイ8に表示させるようにしても
よい。また、さらにはなくてもよい。
【0098】またさらに、本実施の形態では、受信予約
操作を行ったにもかかわらず受信予約ができなかった場
合、その受信予約に関する検索を継続するか否かについ
て視聴者に選択させる構成となっているが、視聴者が最
初に受信予約操作を行うだけでその後の検索の継続を自
動的に行わせるように構成してもよい。
【0099】(第2の実施の形態)この第2の実施の形
態は、前述したリモコン6(この第2の実施の形態に用
いるリモコンはリモコン60として説明する)の操作性
をより一層向上させたものであり、図9から図14を参
照して説明する。
【0100】この第2の実施の形態としてのテレビジョ
ン放送受信装置1の構成は図9のような構成となってい
る。この図9に示されるテレビジョン放送受信装置1の
基本的には、図1と同じであり、チューナ4、モニタ装
置5、リモコン60で構成されているが、チューナ4に
は、番組情報作成部50と送信部51が新たに設けられ
ている。また、チューナ4の制御部22も基本的には図
4と同じであるが、番組情報作成部50がCPU28の
制御対象の1つとなっている。その他、図1および図4
と同一部分には同一符号が付されている。
【0101】リモコン60は、チューナ4に種々の動作
をさせるための赤外線の命令信号を送信するための発光
部61と、チューナ4が放送電波3を受信する際に放送
電波3から取得した各種データを伝送ケーブル63を介
して入力するためのインタフェース62、このインタフ
ェース62を介してチューナ4が取得したデータを記憶
するデータ格納部64と、このデータ格納部64内のデ
ータに基づく番組情報を表示する表示手段としての液晶
画面65と、液晶画面65の表示内容を切り換えるため
の切り換え手段としての第1ジョグダイヤル66aおよ
び第2ジョグダイヤル66bと、番号入力ボタン67
a、カーソルボタン67b、決定ボタン67c、画面切
り換え用ボタン67d、音声切り換え用ボタン67e、
電源バッテリ68、命令信号発生部69、リモコン60
内の各部の制御を行うリモコン制御部70などが備えら
れている。
【0102】なお、ここでは、液晶画面65に表示され
る番組情報をチャンネル番号と、番組名と、放送時間と
するが、その他の情報、たとえば、番組内容なども付加
してもよい。
【0103】第1ジョグダイヤル66aは、図10に示
すように、回転自在で、かつ、押し込み方向に移動可能
な状態で、リモコン60の本体側面に取り付けられたも
のとなっている。この第1ジョグダイヤル66aは、回
転させることにより液晶画面65に表示されるチャンネ
ルを切り換えることが可能で、本体方向に押し込むこと
により液晶画面65に表示されたチャンネルにチューナ
4の選局が設定されるようになっている。なお、図10
において図9と同一部分には同一符号が付されている。
【0104】また、第2ジョグダイヤル66bは、第1
ジョグダイヤル66aと同様、回転自在で、かつ、押し
込み方向に移動可能な状態で、リモコン60の本体側面
に取り付けられたものとなっている。この第2ジョグダ
イヤル66bは、回転させることにより液晶画面65に
表示される設定時間を切り換えることが可能となってい
る。すなわち、第2ジョグダイヤル66bは、回転させ
て時間を切り換え得ることにより、その選択されたチャ
ンネルのその時間ごとの番組名を次々に表示させるため
のものである。また、この第2ジョグダイヤル66b
は、本体方向に押し込むことにより液晶画面65に表示
された放送予定番組をチューナ4に受信させるための受
信予約スイッチともなっている。
【0105】このようなリモコン60を実現するため
に、放送局2から送られてくる放送電波3は、図11に
示すように、前述の図3で示した垂直帰線消去期間T1
内の番組情報(個々の放送番組に対する放送番組データ
7aと、所定期間内に送られる放送予定に関する番組情
報からなる放送予定番組データ7bと、放送予定番組を
表にしたEPGデータ7cと、現在時間を示したクロッ
クデータ7d)の他に、事務的データ7eが重畳され
る。事務的データ7eは、視聴者のチャンネルごとの契
約状況に関する情報や、そのチャンネルが有料(ペイパ
ービューなど)/無料などの情報から構成されている。
【0106】なお、放送番組データ7aは、前述したよ
うに、放送電波3がチューナ4に入力されると、データ
抽出部12によって抽出されたのち、放送番組データ読
み取り部13で読みとられ、モニタ装置5に出力され
る。また、放送予定番組データ7b、EPGデータ7
c、クロックデータ7d、事務的データ7eなどは、放
送電波3がチューナ4に入力されると、データ抽出部1
2によって抽出されたのち、番組データ記憶部14に格
納される。
【0107】この番組データ記憶部14に記憶されたデ
ータのうち、ここでは、放送予定番組データ7b、EP
Gデータ7c、クロックデータ7d、事務的データ7e
は、リモコン6の操作により、これらのデータの中の必
要な情報をモニタ装置5のディスプレイ8上に呼び出す
ことが可能となっている。また、放送予定番組データ7
b、EPGデータ7e、クロックデータ7d、事務的デ
ータ7eは、チューナ4に設けられた番組情報作成部5
0で各チャンネルごとの番組情報に加工され、送信部5
1から伝送ケーブル63を介してリモコン60のインタ
フェース62に伝送されたのち、データ格納部64に格
納される。このデータ格納部64に格納されたこれら放
送予定番組データ7b、EPGデータ7c、クロックデ
ータ7d、事務的データ7eに基づく番組情報は、液晶
画面65上に表示させることができる。
【0108】図12は、図10の液晶画面65部分と各
種キー部分を拡大して示すもので、液晶画面65上に表
示された番組情報の一例が示されている。この液晶画面
65上には、ある日のある時間における各チャンネル別
(第1チャンネルから第12チャンネル)の放送予定番
組が示されている。
【0109】このように、この第2の実施の形態による
リモコン60では、テレビジョン放送受信装置1側のモ
ニタ装置5のディスプレイ8上に番組情報を表示させる
ことなく、リモコン60側の液晶画面65上に表示させ
ることができるので、視聴者はリモコン60の液晶画面
65で番組情報を得ることができる。しかも、アナログ
放送の場合は、チャンネル数もそれほどは多くないの
で、各番組のタイトルをも表示することができる。
【0110】このように構成されたリモコン60におい
て、リモコン60の液晶画面65に番組情報を表示さ
せ、そのとき表示させたチャンネルにチューナ4を切り
換える際の動作について、図13のフローチャートを参
照しながら説明する。
【0111】本実施の形態のテレビジョン放送受信装置
1では、電源をオフにした際にどのチャンネルを受信し
ていたかのデータが、チューナ4のメモリ26に記憶さ
れている。そのため、チューナ4およびモニタ装置5の
電源をオンにする(ステップS31)と、電源をオフに
した際のチャンネルの放送番組がチューナ4に受信され
る。これによって、この放送番組のTV映像信号(音声
信号を含む)が映像検波回路18および音声検波回路1
9を介してモニタ装置5に出力される(ステップS3
2)。
【0112】なお、このときチューナ4に受信されてい
る放送電波3は、この放送番組のTV映像信号(音声信
号を含む)に、全てのチャンネルの放送番組データ7
a、放送予定番組データ7b、EPGデータ7c、クロ
ックデータ7d、事務的データ7eを重畳させた状態
で、放送局2から送られてくる。チューナ4では、この
ように送られた放送電波3を受信した際に、この放送電
波内の各種データのうちの必要な情報を抽出して記憶保
存する(ステップS33)。
【0113】すなわち、チューナ4は、放送番組データ
7aの必要情報をデータ抽出部12で抽出し、それを放
送番組データ読み取り部13に格納する。また、チュー
ナ4は、放送予定番組データ7bの必要情報およびEP
Gデータ7c、クロックデータ7d、事務的データ7e
をデータ抽出部12で抽出し、それらを番組データ記憶
部14に格納する。なお、これら放送予定番組データ7
b、EPGデータ7c、クロックデータ7d、事務的デ
ータ7eは、その都度、データの内容が更新される。チ
ューナ4では、データ内容に更新がある場合は、その更
新されたデータを番組データ記憶部14に格納する(ス
テップS34)。
【0114】ところで、チューナ4内に備えられた番組
情報作成部50は、ステップS33またはステップS3
4で番組データ記憶部14に格納されたデータのうち、
放送予定番組データ7b、EPGデータ7c、クロック
データ7d、事務的データ7eを参照しながら、リモコ
ン60へ伝送するための番組情報を作成する(ステップ
S35)。なお、この番組情報は、ステップS34でデ
ータが更新されるごとに再作成されるようになってい
る。
【0115】このように、チューナ4ではステップS3
1で電源が入力されると、自動的にステップS32から
S35までの工程を経過し、リモコン60に伝送するた
めの番組情報を作成する。そして、この番組情報は、伝
送ケーブル63を介して伝送されインタフェース62に
送られたのち、データ格納部64に格納される(ステッ
プS36)。
【0116】このようして番組情報を取得したリモコン
60は、リモコン制御部70の制御により、データ格納
部64内の番組情報を読み出してそれを液晶画面65に
表示させる(ステップS37)。なお、このときの液晶
画面65上に表示されるチャンネルおよびその番組情報
は、チューナ4で現在受信中のものである。このとき、
チューナ4で受信中の番組が視聴者の好みに合わない場
合、視聴者は、リモコン60を操作して放送予定番組デ
ータ7b、EPGデータ7cに基づく番組情報、すなわ
ち、他のチャンネルの番組をリモコン60の液晶画面6
5を見ながら検索することが可能となっている。
【0117】すなわち、ステップS37で現在受信中の
チャンネルおよびその番組情報が液晶画面65に表示さ
れた状態から、視聴者がリモコン60の第1ジョグダイ
ヤル66aを回転させる。すると、液晶画面65に表示
されるチャンネルと、そのチャンネルで放送中の番組名
が順に切り替わる(ステップS38)。
【0118】このステップS38で順に切り換えたチャ
ンネルおよびそのチャンネルで行われている番組の中か
ら視聴者が所望とするチャンネルを選択する。すなわ
ち、第1ジョグダイヤル66aの回転を所望のチャンネ
ルを液晶画面65に表示させた状態で停止する(ステッ
プS39)。この状態で、第1ジョグダイヤル66aを
リモコン60の本体方向へ押し込む(ステップS4
0)。すると、液晶画面65に表示されたチャンネルに
チューナ4を切り換える旨の信号が、リモコン60から
チューナ4に送信される(ステップS41)。
【0119】これによって、チューナ4のCPU28
は、入力されたチャンネル番号に対応するように受信部
10およびデータ抽出部12を制御することにより、チ
ャンネルの切替が行われる(ステップS42)。する
と、視聴者の操作によってリモコン60の液晶画面65
に表示させたチャンネルの番組が、モニタ装置5に出力
される(ステップS43)。
【0120】なお、ステップS31からステップS33
において、リモコン60の液晶画面65の表示内容を切
り換え、液晶画面65に表示させたチャンネルにチュー
ナ4を切り換える動作について説明したが、他の方法に
よってもチャンネルの切り換えは可能である。
【0121】たとえば、視聴者が所望のチャンネルのチ
ャンネル番号をリモコン60の番号入力ボタン67aを
用いて入力してもよいし、あるいは、モニタ装置5のデ
ィスプレイ8にEPGデータ7cのデータに基づく番組
表を出力させ、その番組表を見ながら入力してもよい。
【0122】次に、リモコン60の液晶画面に、放送予
定の番組を表示させ、その表示させた番組を受信する際
の動作について、図14のフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0123】上述したステップS31からステップS3
7までの動作(図13参照)を行うことにより、チュー
ナ4が放送電波3から取得したデータに基づく番組情報
を取得したリモコン60は、現在、受信中のチャンネル
を液晶画面65に表示させている。この状態から、ステ
ップS38およびステップS39の動作(図13参照)
を行うことにより、所望のチャンネルを液晶画面65に
表示させる。さらに、視聴者がリモコン60の第2ジョ
グダイヤル66bを回転させる。すると、液晶画面65
に表示される設定時間が切り換わり、そのチャンネルで
その設定時間に放送される番組名が順に切り換わる(ス
テップS51)。
【0124】このステップS51で順に切り換えた設定
時間およびその設定時間にそのチャンネルで行われてい
る番組の中から、視聴者が所望とする放送予定番組を選
択する。すなわち、第2ジョグダイヤル66bの回転を
所望のチャンネルを液晶画面65に表示させた状態で停
止する(ステップS52)。この状態で、第2ジョグダ
イヤル66bをリモコン60の本体方向へ押し込む(ス
テップS53)。すると、液晶画面65に表示された放
送予定番組をチューナ4に受信予約させる旨の信号が、
リモコン60からチューナ4に送信される(ステップS
54)。
【0125】これによって、チューナ4は、リモコン6
0の液晶画面65に表示された番組の受信予約動作を開
始する(ステップS55)。すなわち、チューナ4はC
PU28の制御によって、受光部20で受信した受信予
約命令に従い、放送開始時間に対応するようにタイマ2
7をセットし、受信予約されたチャンネルのチャンネル
番号をメモリ26に記憶する。また、同時にCPU28
は受信予約完了サインを出力するLED21aを点灯す
る(ステップS56)。
【0126】なお、ステップS51〜S56により受信
予約されると、タイマ27にセットされた設定時間が来
たときに、受信部10およびデータ抽出部12が制御部
22によって制御され、受信予約された番組のチャンネ
ルに切り換わる(ステップS57)。すると、視聴者の
操作によってリモコン60の液晶画面65に表示させた
チャンネルの番組が、モニタ装置5に出力される(ステ
ップS58)。
【0127】上述の実施の形態のリモコン60は、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たと
えば、上述した実施の形態では、リモコン60の液晶画
面65の表示内容を切り換えるためのジョグダイヤルを
2つ設け、一方をチャンネル変更用、他方を設定時間変
更用としたが、1つで併用させてもよい。また、ジョグ
ダイヤル以外のもの、たとえば、カーソルキーなどによ
ってチャンネルや設定時間を変更させるようにしてもよ
い。さらには、受信予約をしなくてもよい場合は、チャ
ンネルの切替のみを備え、設定時間を切り換える手段を
持たないものとしてもよい。
【0128】また、第1ジョグダイヤル66aは、回転
自在でかつ押し込み可能なものとし、回転動作によって
液晶画面65の表示内容を切り換え、押し込み動作で液
晶画面65に表示されたチャンネルを選択するようにし
たが、回転動作のみ可能とし、チャンネル切り換え入力
スイッチを別の部材で形成してもよい。また、第2ジョ
グダイヤル66bも第1ジョグダイヤル66aと同様、
受信予約入力スイッチを別の部材で形成してもよい。し
かしながら、上述の実施の形態では、回転動作および押
し込み動作を両方できるように構成したため操作性が向
上する。
【0129】また、上述の実施の形態のリモコン60
は、伝送ケーブル63によりチューナ4に接続してデー
タの送受信を行うようにしたが、伝送ケーブル63では
なく無線によってデータの送受信を行うようにしてもよ
い。また、リモコン60を所定のホルダに収納すること
により、チューナ4からのデータを受信できるようにし
てもよい。
【0130】さらに、上述の実施の形態によるリモコン
60は、視聴可能なチャンネルを順番に切り換えて、リ
モコン60の液晶画面65に表示させることが可能とな
っているが、このときのチャンネルの順番を、たとえ
ば、視聴者の視聴回数の多い順序など、視聴者の使い勝
手のよい順番としてもよい。その際、チャンネルの順番
をチューナ4で作成した独自の表を基にして組み換えて
もよいし、リモコン60にチャンネル組み換え手段を持
たせてもよい。
【0131】(第3の実施の形態)この第3の実施の形
態は、受信した番組を録画する際、コマーシャルをカッ
トする機能を設けた例であり、それを実現するための第
1の例と第2の例の2つの例について説明する。
【0132】この第3の実施の形態に用いられるテレビ
ジョン放送受信装置1の構成は、基本的には図1と同様
であるが、まず第1の例の場合は、図15に示すよう
に、コマーシャル予告信号検出部52と、録画スタート
/ストップ信号発生部53を設けたものである。これら
コマーシャル予告信号検出部(図15では予告信号検出
部と略して記述されている)52と、録画スタート/ス
トップ信号発生部(図15では開始/停止信号発生部と
略して記述されている)53は、制御部22内のCPU
28(図3参照)によって制御される。なお、図15に
おいて図1と同一部分には同一符号が付されている。
【0133】コマーシャルカットを行うために、前述し
た垂直帰線消去期間T1内のたとえば第10Hから第1
3Hの期間内に、図16に示すように、前述の図3で示
した垂直帰線消去期間T1内の番組情報(個々の放送番
組に対する放送番組データ7aと、所定期間内に送られ
る放送予定に関する番組情報からなる放送予定番組デー
タ7bと、放送予定番組を表にしたEPGデータ7c
と、現在時間を示したクロックデータ7d)の他に、放
映されるコマーシャル対応にコマーシャル開始予告信号
(図16では予告開始信号と略して記述されている)7
fとコマーシャル終了予告信号(図16では予告終了信
号と略して記述されている)7gを重畳させる。
【0134】そして、コマーシャル開始予告信号7fを
検出すると、予め設定した時間後に録画を一時停止し、
コマーシャル終了予告信号7gを検出すると、予め設定
された時間後に録画を再開するような制御を行う。な
お、この実施の形態では、コマーシャル開始予告信号7
fは、コマーシャル開始3秒前に出され、コマーシャル
終了予告信号7gはコマーシャル終了3秒前に出される
ものとする。すなわち、コマーシャル開始予告信号7f
をチューナ4で受け取るとその3秒後にコマーシャルが
開始し、コマーシャル終了予告信号7gをチューナ4で
受け取るとその3秒後に元の番組に戻るようになってい
る。
【0135】今、あるチャンネルで放送されている番組
を受信し、その番組を個々では図示しない録画装置で録
画しているとする。このような状態において、その番組
の受信中に、垂直帰線消去期間T1内に重畳されたコマ
ーシャル開始予告信号7fがコマーシャル予告信号検出
部52で検出されると、その3秒後に録画スタート/ス
トップ信号発生部53によって録画動作を一時中断す
る。そして、コマーシャル放送の終了予告信号7gがコ
マーシャル予告信号検出部52で検出されると、その3
秒後に録画スタート/ストップ信号発生部53によって
録画動作を再開する。
【0136】なお、これら、一連の動作を行わせるため
の制御はCPU28により行われる。すなわち、CPU
28は、コマーシャル予告信号検出部52がコマーシャ
ル開始予告信号7fを検出したと判断すると、タイマ2
7からの時間信号によって、その3秒後に録画スタート
/ストップ信号発生部53を駆動し、録画スタート/ス
トップ信号発生部53からは録画動作を中断するための
ストップ信号が出力される。また、CPU28はコマー
シャル予告信号検出部52がコマーシャル終了予告信号
7gを検出したと判断すると、タイマ27からの時間信
号によって、その3秒後に録画スタート/ストップ信号
発生部53を駆動し、録画スタート/ストップ信号発生
部53からは録画動作を開始するためのスタート信号が
出力される。
【0137】このように、垂直帰線消去期間T1内にコ
マーシャル開始予告信号7fとコマーシャル終了予告信
号7gを重畳させ、かつ、チューナ4にコマーシャル予
告信号検出部52と、録画スタート/ストップ信号発生
部53を追加することで、視聴者がある番組を録画中
に、その番組内にコマーシャルが挿入されていても。そ
のコマーシャルを確実に除去して番組だけを録画するこ
とができる。
【0138】なお、この第1の例では、コマーシャル開
始予告信号7fとコマーシャル終了予告信号7gという
予告信号によって、これらの予告信号が出されてから所
定時間後(この実施の形態ではそれぞれ3秒後)にコマ
ーシャルの開始/終了となるものとしたが、これに限ら
れることなく、第2の例として、コマーシャルの放映時
間を幾つかのパターンに分類して、それぞれのパターン
(時間)をコマーシャル放映時間情報として持ち、その
コマーシャル放映時間情報に基づいてコマーシャルカッ
トを行うようにしてもよい。
【0139】すなわち、コマーシャル放映時間は、5秒
間、15秒間、1分間、1分30秒間などというように
幾つかの放映時間パターンを有するのが一般的であるの
で、それぞれのコマーシャルをこれらの放映時間パター
ンに分類しておくことが可能である。そして、ここでは
図示しないが、各コマーシャルの放映開始を示す情報を
前述の垂直帰線消去期間内に重畳させるとともに、この
コマーシャルの放映開始情報にそのコマーシャルがどの
放映時間パターンであるかを示す情報を付加しておく。
【0140】これにより、あるチャンネルで放送されて
いる番組を受信し、その番組を録画しているとすると、
その番組の受信中に、垂直帰線消去期間T1内に重畳さ
れたコマーシャル放映開始情報を検出するとともに、そ
のコマーシャルの放映時間を示す情報からそのコマーシ
ャルがどの放映時間であるかを判断し、その判断結果に
基づいて、その間、録画を中断する。たとえば、コマー
シャルの放映時間が1分であると判断した場合には、コ
マーシャル開始情報を受け取ってから1分間は録画を中
断し、1分経過後に録画を再開する。
【0141】このような制御を行わせるには、図17に
示すように、チューナ4内に、図15で示した録画スタ
ート/ストップ信号発生部53の他に、コマーシャル開
始情報検出部(図17では開始情報検出部と略して記述
されている)54と、そのコマーシャル開始情報の中か
らコマーシャルの放映時間パターンがどのパターンであ
るかを判定するコマーシャル放映時間判定部(図17で
は放映時間判定部と略して記述されている)55とを設
け、これらの各部をCPU28が制御することで実現で
きる。
【0142】これによっても視聴者がある番組を録画
中、その番組内にコマーシャルが挿入されていても、そ
のコマーシャルを確実に除去して番組だけを録画するこ
とができる。
【0143】ところで、民放番組を視聴あるいは録画し
ているとき、視聴者はコマーシャルが入ると、他のチャ
ンネルに切り換え、元々視聴していた番組のコマーシャ
ルが終わった頃を見計らって元のチャンネルに戻すとい
うことがよくある。このとき、チャンネルを戻したとき
は既にコマーシャルは終り、番組が再開していて、番組
の一部を見逃すということがある。これを防止するため
に、次に示す2つの手段を採用する。
【0144】まず、第1の手段として、視聴しようとす
る番組が始まるとき、その番組の各種情報(番組タイト
ル、放送時間など)を取得し、当該番組を最後まで視聴
するという宣言(番組視聴宣言という)を行う。具体的
には、前述したリモコン6または第2の実施の形態で説
明したリモコン60に、番組視聴宣言ボタン(図示せ
ず)を用意し、この番組視聴宣言ボタンを操作すること
により行う。
【0145】番組視聴宣言を行ったときは、その旨を示
す表示をモニタ装置5のディスプレイ8上にOSD表示
したり、あるいは、リモコンが第2の実施の形態で示す
ような表示機能を有するリモコン60であればリモコン
60の液晶画面65上に表示を行ったり、さらには、L
EDを点灯させるなどして、現在、番組視聴宣言中であ
ることを示すようにする。そして、番組視聴宣言中はコ
マーシャル放映中以外はチャンネルの変更を許可しない
ようにする。
【0146】また、番組視聴宣言を行った後、コマーシ
ャルの放映がなされたとき、チャンネルを切り換えて他
の番組を視聴する際、そのコマーシャル放映時間を垂直
帰線消去期間内に重畳された各種データから取得する。
そして、取得した各種データのうちのコマーシャル放映
時間に対し、制御部22が有するタイマ27からの経過
時間を監視して、そのタイマ27の経過時間が、取得し
たコマーシャル放映時間に達する直前に、元の番組に強
制的に戻るようにする。
【0147】なお、このとき、コマーシャル放映時間を
モニタ装置5のディスプレイ8上にOSD表示したり、
あるいは、リモコンが第2の実施の形態で示すような表
示機能を有するリモコン60であればリモコン60の液
晶画面65上に表示を行ったりすることもできる。
【0148】このように、視聴者が番組視聴宣言を行っ
たあとは、番組視聴宣言を行った番組を視聴している最
中にコマーシャルが入ったとき、他のチャンネルに切り
換えても、そのコマーシャルが終わって元の番組が再開
される直前に、自動的に元の番組に切り換わるので、番
組の一部を見逃すことがなくなる。
【0149】なお、ここでの説明においては、番組視聴
宣言は番組視聴宣言ボタン(図示せず)を用意し、この
番組視聴宣言ボタンを操作することにより行うようにし
たが、これに限られるものではなく、たとえば、モニタ
装置5のディスプレイ8やリモコン60の液晶画面65
にメニューを表示させ、そのメニュー選択などにより番
組視聴宣言を行うようにしてもよい。また、番組視聴宣
言はその番組を視聴するに際して予め設定しておかなく
ても、コマーシャルに入ったときに、何らかのボタンを
用意しておき、そのボタンを押したのち、チャンネルを
切り換えるようにしてもよい。すなわち、そのボタン
は、いわば上述の番組視聴宣言ボタンに相当するもの
で、このボタンが押されたのち、チャンネルが切り換え
られると、コマーシャル終了直前には元の番組に自動的
に戻るようにする。
【0150】これは、コマーシャルの放映時間を装置側
で把握しておくことにより実現可能となる。すなわち、
コマーシャル放映時間を垂直帰線消去期間内に重畳され
た各種データから取得し、取得したコマーシャル放映時
間に対し、制御部22が有するタイマ27からの経過時
間を監視して、そのタイマ27の経過時間が、取得した
コマーシャル放映時間に達する直前に、元の番組に強制
的に戻るようにすればよい。
【0151】ところで、以上説明したような録画を行う
際、録画を行う番組が番組予約による番組であるか、そ
うでない番組であるかに係わらず、放送局側から送られ
てくる放送電波の垂直帰線消去期間に重畳されるデータ
(たとえばEPGデータ)に、番組のタイトル、概要、
放送年月日、録画時間、ジャンルなど各種の番組紹介情
報を重畳させ、その番組紹介情報を録画開始数秒前に番
組の映像と重ねない形、たとえば、ブルーバックの状態
で文字情報として表示させることも可能である。そし
て、そのブルーバックの文字情報を基点に録画を開始す
るようにする。
【0152】これにより、ある番組を録画する際、その
録画対象番組の前に、ブルーバックの状態で番組のタイ
トル、概要、放送年月日、録画時間、ジャンルなど各種
の番組紹介情報が録画されることになり、録画対象番組
の表題ともいえる内容が同時に録画されるので、録画さ
れた番組を早送りで再生する際の頭出しとしての役目を
果たすことができる。
【0153】これを用いれば、既に録画済みのたくさん
の番組の中から所望とする番組を探す際、視聴者はマニ
ュアル操作で容易に探すことができる。また、最近のビ
デオデッキにおいては、頭出しを実現するためのビス
(VISS)機能を有するものも多いが、このブルーバ
ックに番組紹介情報を表示したものをVISS機能とし
て用いることもでき、自動的な頭出しも可能となる。
【0154】なお、このブルーバックの状態で表示でき
る内容は上述の番組情報だけでなく、録画を行った視聴
者の名前(コード番号でもよい)などを入力することも
可能となる。あるいは、予め、幾つかのキャラクタを用
意しておき、録画を行う視聴者がそれを選択すること
で、選択されたキャラクタも同時に録画されるようにす
ることも可能である。
【0155】なお、本発明は、以上説明した第1から第
3の実施の形態で説明されたそれぞれの機能をそれぞれ
単独で用いたテレビジョン放送受信装置としてもよい
が、これらを任意に組み合わせたテレビジョン放送受信
装置としてもよく、さらには、これら各機能を全て備え
たテレビジョン放送受信装置としてもよい。このような
構成とすれば、視聴者にとって、より一層利便性の高い
テレビジョン放送受信装置とすることができる。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、コントローラを用いて、現在受信している放
送番組と番組名等が同様な放送予定番組を受信予約でき
るので、この放送番組が連続ものとなっている場合に容
易に次回分の予約をすることができる。さらに、モニタ
装置に番組表を呼び出さずにその受信している放送番組
の次回分の受信予約ができるので、受信予約する際に現
在受信している放送番組の邪魔とならないばかりか、番
組表を呼び出しその中から検索するという手間が省け
る。しかも、本発明は、各種データ(番組に関する情報
など)を垂直帰線消去期間に重畳させるようにし、この
データに基づいて各種処理を行うようにしているので、
現在、一般家庭用として最も普及しているアナログ放送
に対応でき、アナログ放送対応のテレビジョン受信装置
を高機能なものとすることが可能となる。
【0157】また、請求項2記載の発明によれば、受信
予約操作を行った際にその放送番組の次回分の受信予約
をできなかったとしても、その操作が所定期間有効で、
かつ放送局から更新されたデータが送られてくるたびに
再度番組の検索を行うようになっているので、ある程度
期間が空いて次回放送分が送信されてきた場合にも対応
できるものとなる。
【0158】請求項3記載の発明によれば、現在受信中
の放送番組のチャンネルをロックでき、かつ放送時間が
終了するとそのロックが解除するようになっているの
で、例えば、放送番組を見ている最中に、他のチャンネ
ルを見ようとしたり、あるいは他の番組の受信予約を行
う操作を行うために、例えば番組表のチャンネルを表示
手段へ呼び出そうとしても、元のチャンネルを忘れてし
まって復帰できなくなったりという不具合を解消でき
る。
【0159】また、請求項4記載の発明によれば、番組
情報を遠隔操作手段としてのコントローラ(リモコン)
に表示させるようにしたので、現在、モニタ装置に表示
されている番組の邪魔をすることなく、視聴者は番組情
報を得ることができ、利便性の高いテレビジョン放送受
信装置とすることができる。また、チャンネルごとに現
在、放送中の番組名や、今後の放送予定の番組を遠隔操
作手段としてのコントローラ上に表示させることができ
るので、視聴者はチャンネルの選択をする際に、番組に
関する的確な情報を得ることができ、所望の番組を容易
に受信することができる。しかも、本発明は、各種デー
タ(番組に関する情報など)を垂直帰線消去期間に重畳
させるようにし、このデータに基づいて各種処理を行う
ようにしているので、現在、一般家庭用として最も普及
しているアナログ放送に対応できる。
【0160】また、請求項5記載の発明によれば、遠隔
操作手段としてのコントローラには、受信予約入力部を
設け、この受信予約入力部によってコントローラ側の表
示手段に表示された放送予定番組データの中から受信予
約できるようにしたので、テレビジョン装置側のモニタ
装置に番組表を呼び出すことなく、受信予約ができ、同
じテレビジョン放送受信装置を見る他の視聴者の邪魔を
することなく受信予約が可能となる。
【0161】また、請求項6記載の発明によれば、放送
電波の垂直帰線消去期間に、コマーシャルに関する情報
を重畳させ、放送受信装置にはコマーシャルに関する情
報を検出する検出部を設け、このコマーシャルに関する
情報を検出することによって、録画開始/停止信号を出
力することで、録画対象の番組放映中におけるコマーシ
ャルカットを行うようにしたので、コマーシャルを確実
にカットした録画が可能となる。
【0162】また、請求項7記載の発明は、コマーシャ
ルに関する情報として、録画対象の番組放映中、予め定
められ一定時間後にコマーシャルが開始することを知ら
せるコマーシャル開始予定信号と、予め定められた一定
時間後にコマーシャルが終了することを知らせるコマー
シャル終了予定信号を用い、これによって録画停止と開
始のタイミングを決定しているので、番組の録画中にコ
マーシャルが入っても、コマーシャル部分を確実にカッ
トすることができる。
【0163】また、請求項8記載の発明は、コマーシャ
ルに関する情報として、コマーシャルの開始を指示する
情報と、そのコマーシャルの放映時間を示す情報を用い
たので、これによっても、番組の録画中におけるコマー
シャル部分を確実にカットすることができる。
【0164】また、請求項9記載の発明によれば、視聴
者が視聴しようとする視聴対象番組の開始前に、その視
聴対象番組を最後まで視聴することを示す情報を視聴宣
言情報として入力可能とし、この視聴宣言情報の入力後
は、当該視聴対象番組の放映中にコマーシャルが放映さ
れた際、チャンネル変更して他の番組を前記表示装置に
表示させた場合、上記コマーシャル終了前に前記表示装
置に表示される番組を前記視聴対象番組に切り換えるよ
うにしたので、コマーシャル放映中に他の番組を見てい
てもコマーシャル終了前には確実に元の番組に戻るの
で、番組の一部を見落とすというようなことをなくすこ
とができる。
【0165】また、請求項10記載の発明によれば、あ
る番組を録画する際、その録画対象の番組の番組情報を
前記垂直帰線消去期間に重畳された番組情報から取得
し、その取得した情報をブルーバック状態で表示したも
のを上記録画対象番組の録画開始時に、当該録画対象番
組の開始前に挿入して録画することを可能としたので、
そのブルーバックに表示された情報が、録画済みの番組
の頭出しとしての役目を果たすことができ、多数の録画
済みの番組から所望とする番組を探すときに好都合なも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のテレビジョン放送
受信装置の全体概略構造を示したブロック図である。
【図2】放送局から送られてくる放送電波の構成を示す
図である。
【図3】第1の実施の形態において用いられる垂直帰線
消去期間に重畳された番組情報のデータ構造を示した模
式図である。
【図4】図1に示したテレビジョン放送受信装置の制御
部を主に示したブロック図である。
【図5】図1に示したテレビジョン放送受信装置の全体
を模式的に示した斜視図である。
【図6】図5に示したテレビジョン放送受信装置のリモ
コンの内部構造を示したブロック図である。
【図7】第1の実施の形態のテレビジョン放送受信装置
を用いて放送予定番組の受信予約を行うときの動作を示
したフローチャートである。
【図8】第1の実施の形態のテレビジョン放送受信装置
を用いてチャンネルロックを行うときの動作を示したフ
ローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態のテレビジョン放送
受信装置の全体概略構造を示したブロック図である。
【図10】第2の実施の形態で用いられるコントローラ
(リモコン)の外観構成を示した図である。
【図11】第2の実施の形態において用いられる垂直帰
線消去期間に重畳された番組情報のデータ構造を示した
模式図である。
【図12】図10に示したリモコンにおける液晶画面の
表示例を示す図である。
【図13】第2の実施の形態におけるチャンネル切り換
え動作を行うときの動作を示したフローチャートであ
る。
【図14】第2の実施の形態における放送予定番組の受
信予約を行うときの動作を示したフローチャートであ
る。
【図15】本発明の第3の実施の形態におけるコマーシ
ャルカット機能(第1の例)を備えたテレビジョン放送
受信装置の全体概略構造を示したブロック図である。
【図16】第3の実施の形態において用いられる垂直帰
線消去期間に重畳された番組情報のデータ構造を示した
模式図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態におけるコマーシ
ャルカット機能(第2の例)を備えたテレビジョン放送
受信装置の全体概略構造を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 放送番組受信予約装置 2 放送局 3 放送電波 4 チューナ(放送受信手段) 5 モニタ装置(表示手段) 6 リモコン(コントローラ) 7a 放送番組データ 7b 放送予定番組データ 7c EPGデータ 7d クロックデータ 7e 事務的データ 7f コマーシャル開始予告信号 7g コマーシャル終了予告信号 13 放送番組データ読み取り部 14 番組データ記憶部 15 ワンタッチ予約入力ボタン(受信予約入力部) 16 番組ロックボタン(番組ロック設定部) 17 選局受信手段 50 番組情報作成部 51 送信部 52 コマーシャル予告信号検出部 53 録画スタート/ストップ信号発生部(録画開始/
停止信号出力手段) 54 コマーシャル開始情報検出部 55 コマーシャル放映時間判定部 60 リモコン(第2の実施の形態におけるリモコン) 65 液晶画面(コントローラに設けた表示手段) 66a 第1ジョグダイヤル(切り換え手段でかつチャ
ンネル切り換え入力スイッチ) 66b 第2ジョグダイヤル(切り換え手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/035 Fターム(参考) 5C025 BA11 BA27 CA02 CA09 CB08 DA08 5C063 AA01 AB06 AC01 AC05 CA29 CA36 DA03 DA07 DA13 DB02 EB04 EB27 EB29 EB32 EB33 EB46 5K028 AA00 BB04 CC05 DD01 DD02 EE03 EE05 KK24 MM12 SS12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局から送られて来る放送電波の垂直
    帰線消去期間における文字データ重畳可能期間内の所定
    期間に重畳された、少なくとも、各放送番組における個
    々の放送番組の放送日、放送時間、チャンネル、ジャン
    ル及び番組名等の放送番組データと、所定期間内に放送
    予定の番組に関する放送予定番組データとからなる番組
    情報を受信し、当該番組情報に基づいて各種の機能を果
    たすことが可能であって、上記放送電波の受信が可能な
    放送受信手段と、この放送受信手段で受信された上記放
    送番組を表示する表示手段と、上記放送受信手段内の各
    部を制御駆動させるためのコントローラとを備えるテレ
    ビジョン放送受信装置において、上記テレビジョン放送
    受信装置は、上記個々の放送番組に対する放送番組デー
    タを読み取る放送番組データ読み取り部と、上記所定期
    間内に放送予定の番組に関する放送予定番組データを記
    憶する番組データ記憶部と、上記放送番組データ読み取
    り部の内容と上記番組データ記憶部の内容との比較を行
    う制御部とを有し、上記コントローラは、番組の受信予
    約を行うための受信予約入力部を有し、上記表示手段に
    表示されている現在受信中の放送番組の次回の放送が、
    所定期間後に放送される場合、その所定期間後の放送を
    受信予約する際、上記コントローラに設けられた上記受
    信予約入力部による受信予約入力操作を行うことによ
    り、上記放送番組データ読み取り部で読みとられた現在
    受信中の放送番組の放送番組データと上記番組データ記
    憶部に記憶されている放送予定番組データとを比較し、
    上記現在受信中の放送番組の上記ジャンルおよび上記番
    組名の少なくとも一方の番組情報と一致もしくは類似す
    る番組情報を有する放送予定番組を受信予約番組とする
    ことを特徴とするテレビジョン放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記放送番組データと前記放送予定番組
    データとを比較した際に、前記放送予定番組を受信予約
    できなかった場合、前記受信予約入力部で操作した動作
    を所定期間有効なものとし、前記放送局から送られてく
    る前記放送予定番組データが更新された際に、再度前記
    放送番組の放送番組データと更新された前記放送予定番
    組データとを比較し、前記放送番組の前記ジャンル及び
    前記番組名の少なくとも一方の番組情報と一致もしくは
    類似する番組情報を有する放送予定番組を受信予約可能
    としたことを特徴とする請求項1記載のテレビジョン放
    送受信装置。
  3. 【請求項3】 放送局から送られて来る放送電波の垂直
    帰線消去期間における文字データ重畳可能期間内の所定
    期間に重畳された、少なくとも、各放送番組における個
    々の放送番組の放送日、放送時間、チャンネル、ジャン
    ル及び番組名等の放送番組データと、所定期間内に放送
    予定の番組に関する放送予定番組データとからなる番組
    情報を受信し、当該番組情報に基づいて各種の機能を果
    たすことが可能であって、上記放送電波の受信が可能な
    放送受信手段と、この放送受信手段で受信された上記放
    送番組を表示する表示手段と、上記放送受信手段内の各
    部を制御駆動させるためのコントローラとを備えるテレ
    ビジョン放送受信装置において、上記表示手段に表示さ
    れている現在受信中の放送番組の放送番組データに基づ
    き、この放送番組を受信しているチャンネルを当該放送
    番組が終了するまでロックし、かつ終了した際にロック
    を解除できるようにした番組ロック設定部を上記コント
    ローラに設けたことを特徴とするテレビジョン放送受信
    装置。
  4. 【請求項4】 放送局から送られて来る放送電波の垂直
    帰線消去期間における文字データ重畳可能期間内の所定
    期間に重畳された、少なくとも、各放送番組における個
    々の放送番組の放送日、放送時間、チャンネル、ジャン
    ル及び番組名等の放送番組データと、所定期間内に放送
    予定の番組に関する放送予定番組データとからなる番組
    情報を受信し、当該番組情報に基づいて各種の機能を果
    たすことが可能であって、上記放送電波の受信が可能な
    放送受信手段と、この放送受信手段で受信された上記放
    送番組を表示する表示手段と、上記放送受信手段内の各
    部を制御駆動させるためのコントローラとを備えるテレ
    ビジョン放送受信装置において、上記コントローラは遠
    隔操作可能なコントローラであって、そのコントローラ
    に、上記受信した番組に対する上記番組情報の表示が可
    能な表示手段を設けるとともに、この表示手段に表示さ
    れる内容を切り換えるための切り換え手段を設け、か
    つ、上記放送受信手段に対し上記表示手段に表示された
    チャンネルにするための選局動作を行わせるチャンネル
    切り換え入力スイッチを設けたことを特徴とするテレビ
    ジョン放送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記コントローラは受信予約入力部を有
    し、当該コントローラに設けられた前記表示手段に前記
    放送予定番組データが表示された際、その表示された放
    送予定番組データに対応した放送予定番組を上記受信予
    約入力部により受信予約を可能としたことを特徴とする
    請求項4記載のテレビジョン放送受信装置。
  6. 【請求項6】 放送局から送られて来る放送電波の垂直
    帰線消去期間における文字データ重畳可能期間内の所定
    期間に重畳された、少なくとも、各放送番組における個
    々の放送番組の放送日、放送時間、チャンネル、ジャン
    ル及び番組名等の放送番組データと、所定期間内に放送
    予定の番組に関する放送予定番組データとからなる番組
    情報を受信し、当該番組情報に基づいて各種の機能を果
    たすことが可能であって、上記放送電波の受信が可能な
    放送受信手段と、この放送受信手段で受信された上記放
    送番組を表示する表示手段と、上記放送受信手段内の各
    部を制御駆動させるためのコントローラと、録画装置に
    対して録画開始および停止信号を出力する録画開始/停
    止信号出力手段とを備えるテレビジョン放送受信装置に
    おいて、前記放送電波の垂直帰線消去期間における文字
    信号重畳可能期間内の所定期間には、前記番組情報の他
    に、コマーシャルに関する情報を重畳させ、前記放送受
    信装置にはコマーシャルに関する情報を検出する検出部
    を設け、このコマーシャルに関する情報を検出すること
    によって、前記録画開始/停止信号出力手段を制御し、
    録画対象の番組放映中に、コマーシャル開始のタイミン
    グで録画停止信号を出力し、コマーシャル終了のタイミ
    ングで録画開始信号を出力することを特徴とするテレビ
    ジョン放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記コマーシャルに関する情報は、録画
    対象の番組放映中、予め定められ一定時間後にコマーシ
    ャルが開始することを知らせるコマーシャル開始予定信
    号と、予め定められた一定時間後にコマーシャルが終了
    することを知らせるコマーシャル終了予定信号であっ
    て、前記コマーシャル開始のタイミングは、前記コマー
    シャル開始予定信号検出後の予め定められ一定時間後で
    あり、前記コマーシャル終了のタイミングは、前記コマ
    ーシャル終了予定信号検出後の予め定められ一定時間後
    であることを特徴とする請求項6記載のテレビジョン放
    送放送受信装置。
  8. 【請求項8】 上記コマーシャルに関する情報は、コマ
    ーシャルの開始を指示する情報と、そのコマーシャルの
    放映時間を示す情報であって、前記コマーシャル開始の
    タイミングは、前記コマーシャルの開始を指示する情報
    の検出時であり、前記コマーシャル終了のタイミング
    は、前記コマーシャルの開始を指示する情報の検出時か
    らそのコマーシャルの放映時間後であることを特徴とす
    る請求項6記載のテレビジョン放送受信装置。
  9. 【請求項9】 視聴者が視聴しようとする視聴対象番組
    の開始前に、その視聴対象番組を最後まで視聴すること
    を示す情報を視聴宣言情報として入力可能とし、この視
    聴宣言情報の入力後は、当該視聴対象番組の放映中にコ
    マーシャルが放映された際、チャンネル変更して他の番
    組を前記表示装置に表示させた場合、上記コマーシャル
    終了前に前記表示装置に表示される番組を前記視聴対象
    番組に切り換えることを特徴とする請求項6から8のい
    ずれか1項に記載のテレビジョン放送受信装置。
  10. 【請求項10】 放送局から送られて来る放送電波の垂
    直帰線消去期間における文字データ重畳可能期間内の所
    定期間に重畳された、少なくとも、各放送番組における
    個々の放送番組の放送日、放送時間、チャンネル、ジャ
    ンル及び番組名等の放送番組データと、所定期間内に放
    送予定の番組に関する放送予定番組データとからなる番
    組情報を受信し、当該番組情報に基づいて各種の機能を
    果たすことが可能であって、上記放送電波の受信が可能
    な放送受信手段と、この放送受信手段で受信された上記
    放送番組を表示する表示手段と、上記放送受信手段内の
    各部を制御駆動させるためのコントローラとを備えるテ
    レビジョン放送受信装置において、ある番組を録画する
    際、その録画対象の番組の番組情報を前記垂直帰線消去
    期間に重畳された番組情報から取得し、その取得した情
    報をブルーバック状態で表示したものを上記録画対象番
    組の録画開始時に、当該録画対象番組の開始前に挿入し
    て録画することを特徴とするテレビジョン放送受信装
    置。
JP10356077A 1998-12-15 1998-12-15 テレビジョン放送受信装置 Pending JP2000184299A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10356077A JP2000184299A (ja) 1998-12-15 1998-12-15 テレビジョン放送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10356077A JP2000184299A (ja) 1998-12-15 1998-12-15 テレビジョン放送受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000184299A true JP2000184299A (ja) 2000-06-30

Family

ID=18447218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10356077A Pending JP2000184299A (ja) 1998-12-15 1998-12-15 テレビジョン放送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000184299A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003032598A (ja) * 2001-07-16 2003-01-31 Funai Electric Co Ltd 録画装置
JP2003087667A (ja) * 2001-09-06 2003-03-20 Fujitsu Ten Ltd デジタル放送受信機
KR100413080B1 (ko) * 2001-06-25 2003-12-31 이철성 텔레비젼 방송 편성 정보를 제공하는 리모콘
JP2006279419A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Sanyo Electric Co Ltd チャンネル切替制御方法、コマーシャル終了通知方法、およびテレビ放送受信装置
JP2007049552A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Sharp Corp 映像表示装置、そのリモートコントロール装置、及び電子番組表表示方法
KR100694211B1 (ko) 2005-05-06 2007-03-14 삼성전자주식회사 방송 프로그램 예약 녹화 시스템 및 방법
JP2008092473A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Sharp Corp チャンネルロック装置、テレビジョン受像機及びチャンネルロック方法
JP2008311835A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Funai Electric Co Ltd 録画装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100413080B1 (ko) * 2001-06-25 2003-12-31 이철성 텔레비젼 방송 편성 정보를 제공하는 리모콘
JP2003032598A (ja) * 2001-07-16 2003-01-31 Funai Electric Co Ltd 録画装置
JP4556356B2 (ja) * 2001-07-16 2010-10-06 船井電機株式会社 録画装置
JP2003087667A (ja) * 2001-09-06 2003-03-20 Fujitsu Ten Ltd デジタル放送受信機
JP2006279419A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Sanyo Electric Co Ltd チャンネル切替制御方法、コマーシャル終了通知方法、およびテレビ放送受信装置
KR100694211B1 (ko) 2005-05-06 2007-03-14 삼성전자주식회사 방송 프로그램 예약 녹화 시스템 및 방법
JP2007049552A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Sharp Corp 映像表示装置、そのリモートコントロール装置、及び電子番組表表示方法
JP4663445B2 (ja) * 2005-08-11 2011-04-06 シャープ株式会社 映像表示装置、そのリモートコントロール装置、及び電子番組表表示方法
JP2008092473A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Sharp Corp チャンネルロック装置、テレビジョン受像機及びチャンネルロック方法
JP2008311835A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Funai Electric Co Ltd 録画装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6526578B2 (en) Interactive television program guide with selectable non-program options
AU712661B2 (en) Method and apparatus for displaying television programs and related text
KR0164593B1 (ko) 텔레비젼 수상기 및 비디오 카세트 레코더의 동작 및 제어를 통합하는 시스템
US8625030B2 (en) Television schedule system with pop-up action menu and icons
EP1241878B1 (en) Television system
US20100157156A1 (en) Method and apparatus for transmitting, storing and processing electronic program guide data for on-screen display
US20140250462A1 (en) Home entertainment system and method of its operation
JP2000184299A (ja) テレビジョン放送受信装置
JP3564220B2 (ja) 番組受信方法およびテレビジョン受信機
JP4687127B2 (ja) 放送受像装置、放送受信制御装置、放送受信装置、放送録画装置
KR100780725B1 (ko) 디지털 방송 수신기의 프로그램 안내 정보 갱신 방법
EP1675392A2 (en) Method and apparatus for displaying television programs and related text
JPH09275528A (ja) テレビジョン受像機
EP1250003B1 (en) Method and apparatus for displaying television programs and related text
KR100477658B1 (ko) 예약 녹화 방법 및 그에 적합한 장치
EP1773046A2 (en) Display apparatus and control method thereof
JP2000092400A (ja) 放送番組受信予約装置
JP2000092345A (ja) 番組選択装置
JP2002125160A (ja) デジタルテレビ放送受信機
KR19980028675A (ko) Kbps 프로그램정보를 이용한 방송프로그램 시청예약장치