JP4360308B2 - 車載音響制御システム及びaiエージェント - Google Patents

車載音響制御システム及びaiエージェント Download PDF

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Description

本発明は、車室内の音響を制御する車載音響制御システム及び前記車載音響制御システム内で用いられるAIエージェントに関する。
車室内の音響を制御する車載音響制御システムとして、例えば特許文献1に示すものがある。
特開平7−159190号公報
ところで、車室内においては、例えばオーディオECUから出力される音楽やナビゲーションECUから出力される経路案内などのための音声ガイダンスなどの各種の音が共存するが、これら音楽や音声ガイダンスなどは相互に連携されて出力されるのではなく、各々が独立して出力される構成であるので、例えば音楽が極めて多大な音量で出力されている途中で音声ガイダンスが出力されたとしても、その出力された音声ガイダンスが音楽に埋もれてしまい、音声ガイダンスがユーザに適切に聞取られなくなるなどの問題がある。また、これらの音は、ユーザの体調に関係なく出力されるので、例えばユーザが体調不良である場合には、ユーザにとって必要な音がユーザに適切に聞取られなくなるなどの問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車室内の音響をユーザの体調に基づいて適切に制御することができ、ユーザにとって必要な音をユーザに適切に聞取らせることができる車載音響制御システム及びAIエージェントを提供することにある。
請求項1に記載した車載音響制御システムによれば、音管理手段は、車載ECUや車載システムからコマンドが入力されると、その入力されたコマンドを解析して音データの優先度を判定すると共に、車載ECUや車載システムから音データが入力されると、その入力された音データに対応する音を当該音データの優先度に基づいて音出力手段から出力させ、AIエージェントは、ユーザとの対話結果として話し方、イントネーション、アクセント、声の調子及び声の高低を判定してユーザの体調を検出するユーザモードと、車載ECUや車載システムから音管理手段へ出力された音データに対応する音を音出力手段から出力させるビークルモードとを前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へコマンドが出力されているか否かを定期的に監視するタイミングで切替えて実行する。ここで、AIエージェントは、ビークルモードを実行する場合には、車載ECUや車載システムから音管理手段へ出力された音データに対応する音をユーザモードでユーザとの対話結果により検出されたユーザの体調に基づいて音量や発音タイミングや発音速度を音響制御して音出力手段から出力させる。
これにより、車載ECUや車載システムから音管理手段へ出力された音データに対応する音をユーザとの対話結果(例えば話し方、イントネーション、アクセント、声の調子及び声の高低)に基づいて音量や発音タイミングや発音速度を音響制御して音出力手段から出力することになり、例えばユーザが体調不良である(例えば疲労している、頭痛、腹痛あるいは下痢などの症状がある)と判定されると、ユーザが音を適切に聞き取れるように音量を大きくしたり発音タイミングや発音速度を遅くしたりすることにより、車室内の音響をユーザの体調に基づいて適切に制御することができ、ユーザにとって必要な音をユーザに適切に聞取らせることができる。
請求項2に記載した車載音響制御システムによれば、AIエージェントは、車載ECUや車載システムから音管理手段へコマンドが出力されているか否かを定期的に監視し、その監視タイミングで車載ECUや車載システムから音管理手段へコマンドが出力された場合にビークルモードを実行し、その監視タイミングで車載ECUや車載システムから音管理手段へコマンドが出力されなかった場合にユーザモードを実行する。これにより、ビークルモードとユーザモードとを定期的に切替えて実行することができる。
請求項3に記載した車載音響制御システムによれば、AIエージェントは、ビークルモードを実行している途中で車載ECUや車載システムから音管理手段へコマンドが出力されているか否かを定期的に監視するタイミングになると、その監視タイミングで車載ECUや車載システムから音管理手段へ出力された音データのうち未処理の音データがあるか否かを判定し、未処理の音データが有る場合には、その未処理の音データを履歴として記憶し、次回にビークルモードを実行する場合に、その履歴として記憶されている未処理の音データを処理する。これにより、車載ECUや車載システムから音管理手段へ出力された音データに対応する音を音出力手段から確実に出力させることができる。
請求項に記載した車載音響制御システムによれば、AIエージェントは、撮影手段により撮影されたユーザの撮影画像を解析する機能を有し、ユーザモードを実行する場合には、ユーザの撮影画像に基づいてユーザの体調を検出し、ビークルモードを実行する場合には、車載ECUや車載システムから音管理手段へ出力された音データに対応する音をユーザの撮影画像に基づいて音量や発音タイミングや発音速度を音響制御して音出力手段から出力させる。これにより、車載ECUや車載システムから音管理手段へ出力された音データに対応する音をユーザの撮影画像(例えば顔の表情、視線の動き及び口の動きなど)に基づいて適切に音響制御することができる。
請求項に記載した車載音響制御システムによれば、AIエージェントは、生体情報計測手段により計測されたユーザの生体情報を解析する機能を有し、ユーザモードを実行する場合には、ユーザの生体情報に基づいてユーザの体調を検出し、ビークルモードを実行する場合には、車載ECUや車載システムから音管理手段へ出力された音データに対応する音をユーザの生体情報に基づいて音量や発音タイミングや発音速度を音響制御して音出力手段から出力させる。これにより、車載ECUや車載システムから音管理手段へ出力された音データに対応する音をユーザの生体情報(例えば体温、血圧、脈拍及び心拍数など)に基づいて適切に音響制御することができる。
請求項に記載した車載音響制御システムによれば、AIエージェントは、ビークルモードを実行する場合には、車載ECUや車載システムから音管理手段へ出力された音データに対応する音を走行制御動作にも連動して音響制御して音出力手段から出力させる。これにより、音データに対応する音を例えばステアリング動作、ブレーキ動作及びアクセル動作にも連動して音量や発音タイミングや発音速度を音響制御することにより、車室内の音響を例えばステアリング動作、ブレーキ動作及びアクセル動作にも連動しても適切に制御することができる。
請求項7に記載したAIエージェントによれば、ユーザとの対話結果として話し方、イントネーション、アクセント、声の調子及び声の高低を判定してユーザの体調を検出するユーザモードと、車載ECUや車載システムから音管理手段へ出力された音データに対応する音を音出力手段から出力させるビークルモードとを前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へコマンドが出力されているか否かを定期的に監視するタイミングで切替えて実行可能に構成され、ビークルモードを実行する場合には、車載ECUや車載システムから音管理手段へ出力された音データに対応する音をユーザモードでユーザとの対話結果により検出されたユーザの体調に基づいて音量や発音タイミングや発音速度を音響制御して音出力手段から出力させる。これにより、上記した請求項1に記載したものと同様の作用効果を得ることができる。すなわち、例えばユーザが体調不良であると判定されると、ユーザが音を適切に聞き取れるように音量を大きくしたり発音タイミングや発音速度を遅くしたりすることにより、車室内の音響をユーザの体調に基づいて適切に制御することができ、ユーザにとって必要な音をユーザに適切に聞取らせることができる。

以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、車載音響制御システムの全体構成を機能ブロック図として示している。車載音響制御システム1は、オーディオECU2、ナビゲーションECU3、エアコンECU4、通信ECU5、走行制御システム6、車外監視システム7、車内監視システム8、音管理ECU9(本発明でいう音管理手段)及びAIエージェント10を備えて構成されている。
オーディオECU2は、ラジオ、音楽用CD及び音楽用MDなどのオーディオ全般に関する音データを音管理ECU9へ出力する。ナビゲーションECU3は、例えば経路案内や目的地設定などのナビゲーション全般に関する音データを音管理ECU9へ出力する。エアコンECU4は、エアコンの動作全般に関する音データを音管理ECU9へ出力する。通信ECU5は、携帯電話機11とのインタフェースを備え、携帯電話機11の動作全般に関する音データを音管理ECU9へ出力する。これらの車載ECU2〜5は、音データの出力要求を表すコマンドを音管理ECU9へ出力すると、音管理ECU9から音データの出力許可を表すレスポンスが入力される旨を待機し、音管理ECU9からレスポンスが入力されると、音管理ECU9への出力が許可された音データを音管理ECU9へ出力する。
走行制御システム6は、走行制御全般に関する音データを音管理ECU9へ出力する。車外監視システム7は、車室外撮影用カメラ12により撮影された車室外の撮影画像を取込むと共に、車室外マイクロホン13により集音された車室外の音を取込み、これらの車室外の撮影画像や車室外の音に基づいて車外を監視する。車内監視システム8は、車室内撮影用カメラ14(本発明でいう撮影手段)により撮影された車室内の撮影画像を取込むと共に、車室内マイクロホン15により集音された車室内の音を取込み、これらの車室内の撮影画像や車室内の音に基づいて車内を監視する。尚、この場合、車室内撮影用カメラ14は、ユーザをも撮影する。これらの車載システム6〜8も、上記した車載ECU2〜5と同様にして、音データの出力要求を表すコマンドを音管理ECU9へ出力すると、音管理ECU9から音データの出力許可を表すレスポンスが入力される旨を待機し、音管理ECU9からレスポンスが入力されると、音管理ECU9への出力が許可された音データを音管理ECU9へ出力する。
音管理ECU9は、上記した車載ECU2〜5や車載システム6〜8のいずれかからコマンドが入力されると、その入力されたコマンドを解析して音データの優先度を判定し、その判定結果に基づいて音データの出力許可を表すレスポンスを車載ECU2〜5や車載システム6〜8へ出力すると共に、コマンドが入力された旨を表すコマンドデータをAIエージェント10へ出力する。また、音管理ECU9は、車載ECU2〜5や車載システム6〜8のいずれかから音データが入力されると、その入力された音データに対応する音を当該音データの優先度に基づいてスピーカ16(本発明でいう音出力手段)から出力させる。
AIエージェント10は、ユーザとの対話機能を有している。具体的に説明すると、AIエージェント10は、対話制御プログラムを保持しており、車室内マイクロホン15に集音された音を対話制御プログラムのアルゴリズムに基づいて解析し、その解析結果に基づいて対話音声を作成し、その作成された対話音声を音管理ECU9によりスピーカ16から出力させることにより、ユーザと対話する。また、AIエージェント10は、車室内撮影用カメラ14により撮影されたユーザの撮影画像を解析する機能及び生体センサ17(本発明でいう生体情報計測手段)により計測されたユーザの生体情報を解析する機能をも有している。
このような構成により、AIエージェント10は、ユーザとの対話結果、ユーザの撮影画像及びユーザの生体情報に基づいてユーザの体調を認識し、車載ECU2〜5や車載システム6〜8から音管理ECU9へ出力された音データに対応する音をユーザの体調に基づいて音響制御してスピーカ16から出力させることが可能となっている。尚、ここでいう生体情報とは、例えば体温、血圧、脈拍及び心拍数などである。また、AIエージェント10は、ディスプレイ18に接続され、所定の表示画面をディスプレイ18に表示させることが可能となっている。
図2は、上記したAIエージェント10の機能ブロック図を示している。AIエージェント10は、AIエージェント10の動作全般を制御する制御部21、音管理ECU9から入力された音データをミキシングするミキサ22、制御データを格納する制御データ用メモリ23、ユーザの特性を表すユーザ特性データを格納するユーザ特性データ用メモリ24、音声発生データを格納する音声発生データ用メモリ25、音声認識データを格納する音声認識データ用メモリ26及び声紋認識データを格納する声紋認識データ用メモリ27を備えて構成されている。これらデータメモリ23〜28に格納されているデータは、AIエージェント10がユーザとの対話結果に基づいてユーザの体調を認識するのに使用される。つまり、AIエージェント10は、ユーザとの対話により得られたデータと、これらデータメモリ23〜28に格納されているユーザの体調が良好なときのデータとを総合的に比較することにより、ユーザの体調の認識することが可能となっている。
尚、上記した構成において、AIエージェント10は、音管理ECU9と一体的に構成されていても良いし、例えば車内監視システム8内のソフトモジュールの形態で構成されていても良いし、独立したECUの形態で構成されていても良いし、リコンフィギュアブルチップと呼ばれるプログラマブルデバイス上に形成されていても良い。また、車室外撮影用カメラ12は、車室外の全周方向を撮影可能となるように魚眼レンズカメラや広角レンズカメラから構成されていても良いし、複数のカメラが配設されて構成されていても良い。さらに、車室外マイクロホン13は、車室外の全周方向の音を集音可能となるように複数のマイクロホンが配設されて構成されていても良い
次に、上記した構成の作用について、図3ないし図9を参照して説明する。ここで、図3ないし図5は、AIエージェント10が行う処理をフローチャートとして示している。
AIエージェント10は、システムが起動されると、車載ECU2〜5や車載システム6〜8と音管理ECU9との接続状態を確認し(ステップS1)、車載ECU2〜5や車載システム6〜8と音管理ECU9との接続状態が正常であるか否かを判定する(ステップS2)。そして、AIエージェント10は、車載ECU2〜5や車載システム6〜8と音管理ECU9との接続状態が正常である旨を検出すると(ステップS2にて「YES」)、それらの接続状態が正常である旨を表す例えば「接続状態が正常です」という正常メッセージをディスプレイ18に表示させ(ステップS3)、接続状態が正常である旨をユーザに知らせる。これに対して、AIエージェント10は、車載ECU2〜5や車載システム6〜8と音管理ECU9との接続状態が正常でない旨を検出すると(ステップS2にて「NO」)、それらの接続状態が正常でない旨を表す例えば「接続状態が異常です」という異常メッセージ(エラーメッセージ)をディスプレイ18に表示させ(ステップS4)、接続状態が正常でない旨をユーザに知らせる。
さて、AIエージェント10は、接続状態が正常である旨を表す正常メッセージをディスプレイ18に表示させると、音管理ECU9からコマンドデータが入力されたか否かを判定することにより、車載ECU2〜5や車載システム6〜8から音管理ECU9へコマンドが出力されているか否かを判定する(ステップS5)。
ここで、AIエージェント10は、その時点で車載ECU2〜5や車載システム6〜8から音管理ECU9へコマンドが出力されていない旨を検出すると(ステップS5にて「NO」)、ユーザモード処理へ移行し(ステップS6)、これ以降、ユーザモードを実行する。これに対して、AIエージェント10は、その時点で車載ECU2〜5や車載システム6〜8から音管理ECU9へコマンドが出力されている旨を検出すると(ステップS5にて「YES」)、ビークルモード処理へ移行し(ステップS7)、これ以降、ビークルモードを実行する。以下、ユーザモード処理及びビークルモード処理の各々について順次説明する。
最初に、ユーザモード処理について、図4を参照して説明する。AIエージェント10は、ユーザモード処理へ移行すると、予め計測時間が設定されているユーザモードタイマを開始させる(ステップS11)。そして、AIエージェント10は、ユーザモード履歴を参照し(ステップS12)、前回のユーザモードを実行したときの未処理が有るか否かを判定する(ステップS13)。
ここで、AIエージェント10は、前回のユーザモードを実行したときの未処理が無い旨を検出すると(ステップS13にて「NO」)、車室内マイクロホン15及びスピーカ16によるユーザとの対話を開始し(ステップS14)、車室内カメラ14によるユーザの撮影を開始し(ステップS15)、生体センサ17によるユーザの生体情報の計測を開始する(ステップS16)。そして、AIエージェント10は、ユーザモードタイマがタイムアップした旨を検出するまで、これらユーザとの対話結果、ユーザの撮影画像及びユーザの生体情報を解析し、ユーザの体調を数値的に表すユーザ体調データを収集する(ステップS17,S18)。
さて、AIエージェント10がユーザ体調データを収集する手順について具体的に説明する。AIエージェント10は、ユーザとの対話結果としては、例えば話し方、イントネーション、アクセント、声の調子及び声の高低などを判定し、ユーザの撮影画像としては、ユーザの顔の表情、視線の動き及び口の動きなどを判定し、ユーザの生体情報としては、ユーザの血圧、脈拍及び心拍数などを判定し、ユーザ体調データを収集する。すなわち、AIエージェント10は、例えばユーザの話し方が通常のとき(体調が良好のとき)と比べて重そうな場合、顔の表情が通常のときと比べて冴えない場合及びユーザの血圧が通常のときと比べて高い場合などであれば、ユーザが体調不良である(疲労している)旨を判定する。
尚、AIエージェント10は、ユーザの体調を幾つかの段階でレベル分けし、そのレベルに応じでユーザと対話するように構成しても良い。具体的に説明すると、AIエージェント10は、ユーザが軽程度で疲労しているような場合にはユーザを癒すような音調で対話し、ユーザが中程度で疲労しているような場合にはユーザの眠気を醒ますような音調で対話し、ユーザが重程度で疲労しているような場合にはユーザの士気を高めるような音調で対話するように構成しても良い。また、AIエージェント10は、ユーザと対話することと同時に、ユーザが快適となるような温度や風量や風向が実現されるようにエアコンを制御しても良い。
AIエージェント10は、ユーザモードタイマがタイムアップした旨を検出すると(ステップS18にて「YES」)、車室内マイクロホン15及びスピーカ16によるユーザとの対話を終了し(ステップS19)、車室内カメラ14によるユーザの撮影を終了し(ステップS20)、生体センサ17によるユーザの生体情報の計測を終了する(ステップS21)。そして、AIエージェント10は、未処理分(例えば対話の途中分)をユーザモード履歴に記録し(ステップS22)、これまでに収集されたユーザ体調データを記録する(ステップS23)。尚、AIエージェント10は、前回のユーザモードを実行したときの未処理が有る旨を検出すると(ステップS13にて「YES」)、前回のユーザモードを実行したときの未処理分を処理した後に(ステップS24)、上記したステップS13以降の処理を行う。
以上に説明した一連の処理により、AIエージェント10は、車載ECU2〜5や車載システム6〜8から音管理ECU9へコマンドが出力されているか否かを監視するタイミングでコマンドが出力されていない場合には、ユーザモードを実行し、ユーザとの対話結果、ユーザの撮影画像及びユーザの生体情報を解析し、ユーザの体調を表すユーザ体調データを収集することになる。
次に、ビークルモード処理について、図5を参照して説明する。AIエージェント10は、ビークルモード処理へ移行すると、予め計測時間が設定されているビークルモードタイマを開始させる(ステップS31)。次いで、AIエージェント10は、ユーザモードを実行して記録したユーザ体調データを参照し(ステップS32)、車載ECU2〜5や車載システム6〜8から音管理ECU9へ出力された音データに対応する音の音量や発音タイミングや発音速度を決定する(ステップS33)。そして、AIエージェント10は、ビークルモード履歴を参照し(ステップS34)、前回のビークルモードを実行したときの未処理が有るか否かを判定する(ステップS35)。
ここで、AIエージェント10は、前回のビークルモードを実行したときの未処理が無い旨を検出すると(ステップS35にて「NO」)、ビークルモードタイマがタイムアップした旨を検出するまで、車載ECU2〜5や車載システム6〜8から音管理ECU9へ出力された音データに対応する音を先に決定した音量や発音タイミングや発音速度に基づいて音響制御し、その音響制御された音をスピーカ16から出力させる(ステップS36,S37,S38)。
そして、AIエージェント10は、ビークルモードタイマがタイムアップした旨を検出すると(ステップS38にて「YES」)、未処理分(音データの途中分)をビークルモード履歴に記録する(ステップS39)。尚、AIエージェント10は、前回のビークルモードを実行したときの未処理が有る旨を検出すると(ステップS35にて「YES」)、前回のビークルモードを実行したときの未処理分を処理した後に(ステップS40)、上記したステップS36以降の処理を行う。
以上に説明した一連の処理により、AIエージェント10は、車載ECU2〜5や車載システム6〜8から音管理ECU9へコマンドが出力されているか否かを監視するタイミングでコマンドが出力されている場合には、ビークルモードを実行し、車載ECU2〜5や車載システム6〜8から音管理ECU9へ出力された音データに対応する音をユーザの体調に基づいて音響制御してスピーカ16から出力させることになる。したがって、例えばユーザが体調不良であると判定されると、ユーザが音を適切に聞き取れるように音量を大きくしたり発音タイミングや発音速度を遅くしたりすることにより、車室内の音響をユーザの体調に基づいて適切に制御することが可能となり、ユーザにとって必要な音をユーザに適切に聞取らせることが可能となる。
ところで、以上は、ユーザとの対話結果、ユーザの撮影画像及びユーザの生体情報に基づいてユーザの体調を検出する場合を説明したものであるが、必ずしもこれらの3つの条件に基づいてユーザの体調を検出する構成でなくても良く、これらの3つの条件のうちのいずれか1つを選択してユーザの体調を検出する構成であっても良い。
次に、音管理ECU9の処理について、図6及び図7を参照して説明する。音管理ECU9は、以下の処理を行うことにより、車載ECU2〜5や車載システム6〜8からコマンドが入力されると、その入力されたコマンドを解析して音データの優先度を判定すると共に、車載ECU2〜5や車載システム6〜8から音データが入力されると、その入力された音データに対応する音を当該音データの優先度に基づいてスピーカ16から出力させる。ここで、図6は、音管理ECU9が行う処理をフローチャートとして示している。
音管理ECU9は、起動すると、車載ECU2〜5や車載システム6〜8との接続状態を確認し(ステップS51)、車載ECU2〜5や車載システム6〜8との接続に変更が発生したか否かを判定する(ステップS52)。ここで、音管理ECU9は、車載ECU2〜5や車載システム6〜8との接続に変更が無い旨を検出すると(ステップS52にて「NO」)、車載ECU2〜5や車載システム6〜8との接続に変更が無い旨をAIエージェント10へ通知する(ステップS53)。これに対して、音管理ECU9は、車載ECU2〜5や車載システム6〜8との接続に変更が有る旨を検出すると(ステップS52にて「YES」)、車載ECU2〜5や車載システム6〜8との接続に変更が有る旨をAIエージェント10へ通知する(ステップS54)。
次いで、音管理ECU9は、車載ECU2〜5や車載システム6〜8との接続ライン(接続ポート)を監視し(ステップS55)、車載ECU2〜5や車載システム6〜8のいずれかからコマンドが入力されたか否かを判定する(ステップS56)。ここで、音管理ECU9は、車載ECU2〜5や車載システム6〜8のいずれかからコマンドが入力された旨を検出すると(ステップS56にて「YES」)、その入力されたコマンドを解析する(ステップS57)。そして、音管理ECU9は、音データの優先度を判定し(ステップS58)、その判定された音データの優先度に基づいて当該音データに対応する音の出力順序を決定し(ステップS59)、その決定された音の出力順序をタイムラインメモリに記録する(ステップS60)。ここでいうタイムラインメモリとは、車載ECU2〜5や車載システム6〜8から音管理ECU9へ出力される音データに対応する音がスピーカ16から出力される場合の出力順序を時系列で表すメモリである。
そして、音管理ECU9は、該当する音の出力タイミングに到達した旨を検出すると(ステップS61にて「YES」)、音の出力許可を表すレスポンスを該当する車載ECU2〜5や車載システム6〜8へ出力し(ステップS62)、該当する車載ECU2〜5や車載システム6〜8から音データが入力された旨を検出すると(ステップS63にて「YES」)、その入力された音データに対応する音をスピーカ16から出力させる(ステップS64)。この場合、音管理ECU9がスピーカ16から出力させる音は、上記したAIエージェント10によりユーザの体調に基づいて音響制御されたものである。
以上に説明したことから、図7に示すように、音管理ECU9は、例えばオーディオECU2からコマンド(1)が「t1」にて入力されると共に、ナビゲーションECU3からコマンド(2)が「t2」にて入力されると、オーディオECU2から出力される音データ(1)の優先度とナビゲーションECU3から出力される音データ(2)の優先度とを比較し、ナビゲーションECU3から出力される音データ(2)の優先度がオーディオECU2から出力される音データ(1)の優先度よりも高いと判定されると、ナビゲーションECU3から出力される音データ(2)に対応する音をスピーカ16から「t3」にて出力させた後に、オーディオECU2から出力される音データ(1)に対応する音をスピーカ16から「t5」にて出力させることになる。
また、音管理ECU9は、車外監視システム7からコマンド(3)が「t4」にて入力されると、オーディオECU2から出力される音データ(1)の優先度とナビゲーションECU3から出力される音データ(2)と車外監視システム7から出力される音データ(3)の優先度とを比較し、車外監視システム7から出力される音データ(3)の優先度がナビゲーションECU3から出力される音データ(2)の優先度及びオーディオECU2から出力される音データ(1)の優先度よりも低いと判定されると、ナビゲーションECU3から出力される音データ(2)に対応する音をスピーカ16から「t3」にて出力させ、オーディオECU2から出力される音データに対応する音をスピーカ16から「t5」にて出力させた後に、車外監視システム7から出力される音データ(3)に対応する音をスピーカ16から「t6」にて出力させることになる。尚、図7において、イフェクトデータ(1)〜(4)は、音データ(1)〜(4)のイフェクト効果を表すデータである。
また、図8及び図9は、上記した処理の一例として、ナビゲーションECU3が音声ガイダンスを再生する場合の音出力パターンを概略的に示している。尚、本実施形態では、ナビゲーションECU3から再生される音声ガイダンスの音出力の管理をナビゲーションECU3が行う場合と、ナビゲーションECU3から再生される音声ガイダンスの音出力の管理をAIエージェント10が行う場合との2つの場合を説明する。
最初に、図8は、ナビゲーションECU3から再生される音声ガイダンスの音出力の管理をナビゲーションECU3が行う場合を示している。ナビゲーションECU3は、自車両から交差点までの距離が例えば「1キロメートル」である旨を検出すると(自車両の走行位置が図8中「P」にて示す位置)、音声ガイダンスの出力要求を表すコマンドを音管理ECU9へ出力する。AIエージェント10は、ナビゲーションECU3から音管理ECU9へコマンドが出力された旨を検出すると、上記したようにビークルモードを実行してユーザ体調データを参照し、ナビゲーションECU3から出力される音声ガイダンスの音量や発音タイミングや発音速度を決定する。そして、AIエージェント10は、オーディオECU2から再生されている音楽の音量を下げ、その決定された音量や発音タイミングや発音速度にしたがって自身の対話機能による例えば「ナビゲーション装置から音声ガイダンスが再生されます」という予告音声を再生してスピーカ16から出力させた後に(図8中「a」参照)、ナビゲーションECU3からの例えば「交差点まで1キロメートルです」という音声ガイダンスを再生させてスピーカ16から出力させる(図8中「A」参照)。
これと同様にして、AIエージェント10は、自車両から交差点までの距離が例えば「500メートル」である場合には(自車両の走行位置が図8中「Q」にて示す位置)、ユーザ体調データを参照し、ナビゲーションECU3から出力される音声ガイダンスの音量や発音タイミングや発音速度を決定し、オーディオECU2から再生されている音楽の音量を下げ、その決定された音量や発音タイミングや発音速度にしたがって自身の対話機能による例えば「ナビゲーション装置から音声ガイダンスが再生されます」という予告音声を再生してスピーカ16から出力させた後に(図8中「b」参照)、ナビゲーションECU3からの例えば「交差点まで500メートルです」という音声ガイダンスを再生させてスピーカ16から出力させる(図8中「B」参照)。
また、AIエージェント10は、自車両が交差点を通過する直前であって歩行者が存在する場合には(自車両の走行位置が図8中「R」にて示す位置)、ユーザ体調データを参照し、ナビゲーションECU3から出力される音声ガイダンスの音量や発音タイミングや発音速度を決定し、オーディオECU2から再生されている音楽の音量を下げ、その決定された音量や発音タイミングや発音速度にしたがって自身の対話機能による例えば「ナビゲーション装置から音声ガイダンスが再生されます」という予告音声を再生してスピーカ16から出力させた後に(図8中「c」参照)、ナビゲーションECU3からの例えば「歩行者がいます 歩行者に注意して下さい」という音声ガイダンスを再生させてスピーカ16から出力させる(図8中「C」参照)。
次に、図9は、ナビゲーションECU3から再生される音声ガイダンスの音出力の管理をAIエージェント10が行う場合を示している。この場合は、AIエージェント10は、ナビゲーションECU3からの音声ガイダンスを再生させるのではなく、ナビゲーションECU3から音声ガイダンスデータを取込むことにより、自身の対話機能による予告音声を再生してスピーカ16から出力させた後に、ナビゲーションECU3から取込まれた音声ガイダンスデータを自身で再生して音声ガイダンスをスピーカ16から出力させる。
以上に説明した一連の処理により、AIエージェント10は、ナビゲーションECU3からの音声ガイダンスをユーザの体調に基づいて音響制御してスピーカ16から出力させることになり、例えばユーザが体調不良であると判定されると、ユーザが音声ガイダンスを適切に聞き取れるように音量を大きくしたり発音タイミングや発音速度を遅くしたりすることにより、ナビゲーションECU3の音声ガイダンスをユーザに適切に聞取らせることが可能となる。
以上に説明したように本実施形態によれば、車載音響制御システム1において、ユーザとの対話結果(例えば話し方、イントネーション、アクセント、声の調子及び声の高低など)、ユーザの撮影画像(例えば顔の表情、視線の動き及び口の動きなど)及びユーザの生体情報(例えば体温、血圧、脈拍及び心拍数など)からユーザの体調を判定し、車載ECU2〜5や車載システム6〜8から音管理ECU9へ出力された音データに対応する音をユーザの体調に基づいて音響制御してスピーカ16から出力するように構成したので、例えばユーザが体調不良であると判定されると、ユーザが音を適切に聞き取れるように音量を大きくしたり発音タイミングや発音速度を遅くしたりすることにより、車室内の音響をユーザの体調に基づいて適切に制御することができ、ユーザにとって必要な音をユーザに適切に聞取らせることができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
システム全体の機能ブロック構成(音管理ECUに接続される車載ECUや車載システムの種類及びスピーカの個数など)は、他の構成であっても良い。
ロードノイズを検出し、ロードノイズの検出結果をも考慮して音響制御する構成であっても良い。また、スピーカのタイプを検出し、スピーカのタイプの検出結果をも考慮して音響制御する構成であっても良い。
AIエージェントにおいて、車載ECUや車載システムから音管理ECUへ出力された音データに対応する音を走行制御動作にも連動して音響制御するように構成しても良く、そのように構成すれば、車室内の音響を例えばステアリング動作、ブレーキ動作及びアクセル動作にも連動して音響制御することができる。
本発明の一実施形態の構成を示す機能ブロック図 AIエージェントの構成を示す機能ブロック図 AIエージェントが行う処理を示すフローチャート 図3相当図 図3相当図 音管理ECUが行う処理を示すフローチャート 車載ECUや車載システムから音管理ECUへコマンド及び音データが出力される態様を概略的に示す図 ナビゲーションECUの音声ガイダンスが再生される態様を概略的に示す図 図8相当図
符号の説明
図面中、1は車載音響制御システム、2はオーディオECU(車載ECU)、3はナビゲーションECU(車載ECU)、4はエアコンECU(車載ECU)、5は通信ECU(車載ECU)、6は走行制御システム(車載システム)、7は車外監視システム(車載システム)、8は車内監視システム(車載システム)、9は音管理ECU(音管理手段)、10はAIエージェント、14は車室内撮影用カメラ(撮影手段)、16はスピーカ(音出力手段)、17は生体センサ(生体情報計測手段)である。

Claims (7)

  1. 音データの出力要求を表すコマンド及び当該音データを音管理ECUへ出力する車載ECUや車載システムと、
    前記車載ECUや前記車載システムからコマンドが入力されると、その入力されたコマンドを解析して音データの優先度を判定すると共に、前記車載ECUや前記車載システムから音データが入力されると、その入力された音データに対応する音を当該音データの優先度に基づいて音出力手段から出力させる音管理手段と、
    ユーザとの対話機能を有し、ユーザとの対話結果として話し方、イントネーション、アクセント、声の調子及び声の高低を判定してユーザの体調を検出するユーザモードと、前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へ出力された音データに対応する音を前記音出力手段から出力させるビークルモードとを前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へコマンドが出力されているか否かを定期的に監視するタイミングで切替えて実行可能なAIエージェントとを備え、
    前記AIエージェントは、ビークルモードを実行する場合には、前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へ出力された音データに対応する音をユーザモードでユーザとの対話結果により検出されたユーザの体調に基づいて音量や発音タイミングや発音速度を音響制御して前記音出力手段から出力させることを特徴とする車載音響制御システム。
  2. 音データの出力要求を表すコマンド及び当該音データを音管理ECUへ出力する車載ECUや車載システムと、
    前記車載ECUや前記車載システムからコマンドが入力されると、その入力されたコマンドを解析して音データの優先度を判定すると共に、前記車載ECUや前記車載システムから音データが入力されると、その入力された音データに対応する音を当該音データの優先度に基づいて音出力手段から出力させる音管理手段と、
    ユーザとの対話機能を有し、ユーザとの対話結果として話し方、イントネーション、アクセント、声の調子及び声の高低を判定してユーザの体調を検出するユーザモードと、前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へ出力された音データに対応する音を前記音出力手段から出力させるビークルモードとを前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へコマンドが出力されているか否かを定期的に監視するタイミングで切替えて実行可能なAIエージェントとを備え、
    前記AIエージェントは、ビークルモードを実行する場合には、前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へ出力された音データに対応する音をユーザモードでユーザとの対話結果により検出されたユーザの体調に基づいて音量や発音タイミングや発音速度を音響制御して前記音出力手段から出力させ、前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へコマンドが出力されているか否かを定期的に監視し、その監視タイミングで前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へコマンドが出力されている場合にはビークルモードを実行し、その監視タイミングで前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へコマンドが出力されていない場合にはユーザモードを実行することを特徴とする車載音響制御システム。
  3. 音データの出力要求を表すコマンド及び当該音データを音管理ECUへ出力する車載ECUや車載システムと、
    前記車載ECUや前記車載システムからコマンドが入力されると、その入力されたコマンドを解析して音データの優先度を判定すると共に、前記車載ECUや前記車載システムから音データが入力されると、その入力された音データに対応する音を当該音データの優先度に基づいて音出力手段から出力させる音管理手段と、
    ユーザとの対話機能を有し、ユーザとの対話結果として話し方、イントネーション、アクセント、声の調子及び声の高低を判定してユーザの体調を検出するユーザモードと、前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へ出力された音データに対応する音を前記音出力手段から出力させるビークルモードとを前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へコマンドが出力されているか否かを定期的に監視するタイミングで切替えて実行可能なAIエージェントとを備え、
    前記AIエージェントは、ビークルモードを実行する場合には、前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へ出力された音データに対応する音をユーザモードでユーザとの対話結果により検出されたユーザの体調に基づいて音量や発音タイミングや発音速度を音響制御して前記音出力手段から出力させ、ビークルモードを実行している途中で前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へコマンドが出力されているか否かを定期的に監視するタイミングになると、その監視タイミングで前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へ出力された音データのうち未処理の音データがあるか否かを判定し、未処理の音データが有る場合には、その未処理の音データを履歴として記憶し、次回にビークルモードを実行する場合に、その履歴として記憶されている未処理の音データを処理することを特徴とする車載音響制御システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載した車載音響制御システムにおいて、
    ユーザを撮影する撮影手段を備え、
    前記AIエージェントは、前記撮影手段により撮影されたユーザの撮影画像を解析する機能を有し、ユーザモードを実行する場合には、ユーザの撮影画像に基づいてユーザの体調を検出し、ビークルモードを実行する場合には、前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へ出力された音データに対応する音をユーザの撮影画像に基づいて音量や発音タイミングや発音速度を音響制御して前記音出力手段から出力させることを特徴とする車載音響制御システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載した車載音響制御システムにおいて、
    ユーザの生体情報を計測する生体情報計測手段を備え、
    前記AIエージェントは、前記生体情報計測手段により計測されたユーザの生体情報を解析する機能を有し、ユーザモードを実行する場合には、ユーザの生体情報に基づいてユーザの体調を検出し、ビークルモードを実行する場合には、前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へ出力された音データに対応する音をユーザの生体情報に基づいて音量や発音タイミングや発音速度を音響制御して前記音出力手段から出力させることを特徴とする車載音響制御システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載した車載音響制御システムにおいて、
    前記AIエージェントは、ビークルモードを実行する場合には、前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へ出力された音データに対応する音を走行制御動作にも連動して音量や発音タイミングや発音速度を音響制御して前記音出力手段から出力させることを特徴とする車載音響制御システム。
  7. 音データの出力要求を表すコマンド及び当該音データを音管理手段へ出力する車載ECUや車載システムと、前記車載ECUや前記車載システムから入力されたコマンドを解析して音データの優先度を判定すると共に前記車載ECUや前記車載システムから入力された音データに対応する音を当該音データの優先度に基づいて音出力手段から出力させる音管理手段とを備えてなる車載音響制御システム内で用いられるAIエージェントであって、
    ユーザとの対話機能を有し、ユーザとの対話結果として話し方、イントネーション、アクセント、声の調子及び声の高低を判定してユーザの体調を検出するユーザモードと、前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へ出力された音データに対応する音を前記音出力手段から出力させるビークルモードとを前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へコマンドが出力されているか否かを定期的に監視するタイミングで切替えて実行可能に構成され、ビークルモードを実行する場合には、前記車載ECUや前記車載システムから前記音管理手段へ出力された音データに対応する音をユーザモードで検出されたユーザの体調に基づいて音量や発音タイミングや発音速度を音響制御して前記音出力手段から出力させることを特徴とするAIエージェント。
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