JP4221698B2 - データ転送システム及びその基地局 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動通信端末と基地局とを含んで構成され、移動通信端末からそれによる通信に適合する仕様を持つ所望の相手通信機器にデータ転送するデータ転送システム及びその基地局の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話等の移動通信端末を利用してインターネット接続を行うユーザがここ数年で目覚しく増加している。インターネット(Internet Service Provider)によって電子メールの他にも、ゲーム、ショッピング、証券取引等多くのサービスが提供される。特に利用者が増加し始めているのが写真や動画等に代表されるマルチメディアデータのメールによるやりとりやweb page上での公開である。
現在の携帯電話でのデータ通信はパケット通信を使用するものが多い。回線交換呼を利用する通信と比べ、情報量の少ない文字のみのメールであればパケット通信によるメリットは大きい。しかし、動画のようにファイルサイズの大きなものを送受信する場合、パケット通信を使用した方が通信料が高くなる場合が多々あり、問題となってきている。また、ファイルサイズの肥大化と共にファイルの受信に要する時間も増大しており、受信中に可能なユーザ操作の制限とあわせてヒューマン・インタフェース面等で課題が生じている。
【0003】
このような状況にあって、通信回線の利用効率を向上させるための、或いは、通信料金を低廉にするための提案も種々なされている。特開2000−174770号公報には、マルチリンク方法により複数の回線を用いて無線データ通信を行なうに際して、回線の状況に拠らず通信速度を維持するために、回線の状況を監視する手段によって得た監視情報に基づいてデータパスを切り替える技術が提案されている
【0004】
また、特開2000−253180号公報には、ネットワーク上からマルチメディアデータやテキストベースの情報等のコンテンツを効率よく取得するために、伝送するコンテンツの種類に応じて回線を自動選択する技術が提案されている。
【0005】
更に、特開2000−307660号公報には、パケット交換の通信回線を用いるか又は回線交換の通信回線を用いるかを切り替えることにより、通信回線の利用効率を向上させる無線データ通信システムが提案されている。同公報には、回線交換網による通信が継続困難になった場合や、回線交換網による通信のデータ量が低減した場合には、回線交換網からパケット交換網に切り替えて通信を継続することが開示されている。
【0006】
また、特開2001−282677号公報にも、テキスト以外に音声データ、画像データ等々複数のデータを含むマルチメディアメールを移動通信端末に転送する場合、資源を効率的に用いることができるデータ転送方法が提案されている。同公報には、マルチメディアメールにコントロールデータを含ませ、このコントロールデータに基づいてメールサーバにてメールの宛先である移動通信端末に転送支援データを送信することにより、該移動通信端末側では、この転送支援データに基づいて転送要求を行いデータの無駄な伝送を防止でき、移動通信網のトラフィックを増加させず、移動通信端末自体のメモリ資源も有効活用できるとされている。
【0007】
特開2001−320424号公報には、ネットワークを使用してデータの送受信を行うとき送受信の対象となるデータの種類に応じて通信網を適宜選択可能にした無線端末を提供すべく、メインデータ取得手段が取得したメインデータに併記された付随データ(音声データや画像データ等)に関する情報に依拠して、この付随データの通信に適する通信路を選択しながら付随データの通信を行うようにして低廉な通信料金でデータの伝送を行うことができるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した何れの既提案の技術においても、移動通信端末と基地局とを含んで構成され、当該移動通信端末からそれによる通信に適合する仕様を持つ所望の相手側通信機器にデータ転送するデータ転送システム全体を見通して、種々の状況において、通信料を抑えられる呼種別の自動選択を行うための具体的な技術の提案は未だ十分になされているとは言えない。
【0009】
本発明は上述のような課題を解決しようとするものであり、移動通信端末と基地局とを含んで構成され、当該移動通信端末からそれによる通信に適合する仕様を持つ所望の相手側通信機器にデータ転送するデータ転送システム全体を見通して、種々の状況において、通信料を抑えられる呼種別の自動選択を行うためのデータ転送システム及びその基地局を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を備えている。
【0011】
(1)移動通信端末と基地局とを含んで構成され、前記移動通信端末からそれによる通信に適合する仕様を持つ所望の相手通信機器にデータ転送するデータ転送システムであって、
前記移動通信端末は、該移動通信端末から前記基地局へ転送の対象とするファイルのサイズを表すファイルサイズデータを含んで構成されたファイルであるコマンドファイルを保有するための第1のコマンドファイル保有部と、前記コマンドファイルの内容を認識するための第1のコマンドファイル認識機能部と、回線交換呼及びパケット交換呼に関する所要の料金を算出するための基礎となるデータを収めた通信料データテーブルを保有するための第1の通信料テーブルデータ保有部と、前記転送の対象とするファイルのサイズを表すファイルサイズデータを含んで構成されたファイルである第1類型のコマンドファイルを作成して前記基地局に供給する第1のコマンドファイル生成送出部とを備え、
前記基地局は、該基地局から前記移動通信端末へ転送の対象とするファイルのサイズを表すファイルサイズデータを含んで構成されたファイルであるコマンドファイルを保有するための第2のコマンドファイル保有部と、前記コマンドファイルの内容を認識するための第2のコマンドファイル認識機能部と、回線交換呼及びパケット交換呼に関する所要の料金を算出するための基礎となるデータを収めた通信料テーブルデータを保有するための第2の通信料テーブルデータ保有部と、通信料比較して既存呼の方が安価か否かの判断後に前記基地局から前記移動通信端末に対して要求されるコールバックと該コールバックに適用すべき呼の種別を表すデータを含んで構成され、実際にコールバックを要求するファイルである第2類型のコマンドファイル及び前記転送の対象とするファイルのサイズデータのみを通知するファイルである第3類型のコマンドファイルを作成し得るように構成された第2のコマンドファイル生成送出部とを備え、
前記第2のコマンドファイル生成送出部は、前記第2類型のコマンドファイル又は前記第3類型のコマンドファイルのうちの少なくとも一方を前記移動通信端末に供給するものであり、
前記第2類型のコマンドファイルは、前記呼の種別の変更を伴い、回線の再接続をする場合に、前記移動通信端末に前記コールバックを要求するために供給するものであり、
前記第3類型のコマンドファイルは、前記呼の種別の変更を伴わず、回線の切断を伴わない場合に前記移動通信端末に供給するものであり、
前記移動通信端末及び前記基地局は、自己から該当する通信相手にデータ転送を行うに際し、当該データ転送に係る前記第1又は第2のコマンドファイル保有部に保有されたコマンドファイルを自己の第1又は第2のコマンドファイル認識機能部で認識することによって前記転送の対象とするファイルのサイズを表すファイルサイズデータと前記通信料テーブルデータとに基づいて、より通信料の安い方の呼種別の自動選択を行うように構成されるデータ転送システム。
【0012】
(2)前記基地局は、ファイル転送時に転送の対象とされるデータを保持するためのファイルサーバを更に備える上記(1)のデータ転送システム。
【0013】
(3)それぞれ転送対象ファイルのファイルサイズデータを含む第1のコマンドファイルを保有する第1のコマンドファイル保有部、前記第1のコマンドファイルの内容を認識する第1のコマンドファイル認識機能部、第1の通信料テーブルデータを保有する第1の通信料テーブルデータ保有部及び第1のコマンドファイルを作成して相手通信機器へ供給する第1のコマンドファイル生成送出部を備える移動通信端末と基地局とを含、前記移動通信端末からそれによる通信に適合する仕様をもつ所望の相手通信機器にデータ転送をするデータ転送システムにおける前記基地局であって、
自基地局から前記移動通信端末への転送の対象とするファイルのサイズを表すファイルサイズデータを含んで構成されたファイルである第2のコマンドファイルを保有するための第2のコマンドファイル保有部と、前記第2のコマンドファイルの内容を認識するための第2のコマンドファイル認識機能部と、回線交換呼及びパケット交換呼に関する所要の料金を算出するための基礎となるデータを収めた第2の通信料テーブルデータを保有するための第2の通信料テーブルデータ保有部と、通信料の比較をして既存呼の方が安価か否かの判断後に前記移動通信端末に対して要求するコールバックと該コールバックに適用すべき呼の種別を表すデータを含んで構成され、実際にコールバックを要求するファイルである第2類型のコマンドファイル及び/又は前記転送の対象とするファイルのサイズデータのみを通知するファイルである第3類型のコマンドファイルを作成し得るように構成された第2のコマンドファイル生成送出部とを備え、
前記第2のコマンドファイル生成送出部は、前記第2類型のコマンドファイル又は前記第3類型のコマンドファイルのうちの少なくとも一方を前記移動通信端末に供給するものであり、
前記第2類型のコマンドファイルは、前記呼の種別の変更を伴い、回線の再接続をする場合に、前記移動通信端末に前記コールバックを要求するために供給し、
前記第3類型のコマンドファイルは、前記呼の種別の変更を伴わず、回線の切断を伴わない場合に前記移動通信端末に供給し、
通信相手にデータ転送を行うに際し、当該データ転送に係る前記第2のコマンドファイル保有部に保有されたコマンドファイルを前記第2のコマンドファイル認識機能部で認識することによって前記転送の対象とするファイルのサイズを表すファイルサイズデータと前記通信料テーブルデータとに基づいて、より通信料の安い方の呼種別の自動選択を行うデータ転送システムの基地局。
【0014】
(4)ファイル転送時に転送の対象とされるデータを保持するためのファイルサーバを更に備え、該ファイルサーバを介して前記ファイル転送する上記(3)のデータ転送システムの基地局。
【0015】
(5)前記第2のコマンドファイル生成送出部は、コールバック用呼種別、転送用パスワード、対応コマンドファイル名、前記基地局から前記移動通信端末に転送するファイルサイズを表すデータを含む第2類型のコマンドファイルを生成する上記(3)のデータ転送システムの基地局。
【0016】
(6)前記第2のコマンドファイル生成送出部は、テキストファイルをテキストエディタによって直接編集することにより第2類型のコマンドファイルを生成する上記(3)のデータ転送システムの基地局。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適実施形態について詳細に説明する。
【0029】
図1は、本発明の基本概念を示す図である。本発明は、図1の(A)部に示されたように、パケット交換呼又は回線交換呼がそれらによる通信料の比較によってより低廉な料金のものが自働的に選択され、ベースバンド部の転送対象となるデータが転送される。
【0030】
また図1の(B)部に示されたように、携帯電話機のような移動通信端末及び基地局は、通信料の比較手段を夫々保有し、これにより通信料の比較によってパケット交換呼又は回線交換呼のうちより低廉な料金の回線が選択されてファイルの転送が行われる。基地局とインターネット間はFTTH(Fiber to the Home)等の高速通信網で結ばれる。
【0031】
即ち、本発明では移動通信端末、基地局の両方に通信料が安価となる呼を選択発信する機能とそれを制御するコマンドファイルの認識機能を設ける。また、ファイル転送時に必要となるファイルサーバを基地局内に設ける。移動通信端末とインターネット上の指定アドレス間のファイル転送は、基地局のファイルサーバを介して行う。
【0032】
図2は本発明のシステムにおける移動通信端末の構成を示すブロック図である。 図2に示すように、移動通信端末10は、この移動通信端末10の系全体を統括的に制御するためのシステム制御部(CPU)11、ワークエリアとなるRAM12、制御プログラム、アプリケーション、通信料比較テーブル及び各種設定値を記録するFLASH ROM13、ベアラの終端、データフォーマット変換を行うパケット交換呼制御部14、回線交換呼制御部15、送信ファイルのファイルサイズを検出する機能を持ちFLASH ROM13内に設定されたファイルサイズ検出部131、無線部16、無線部を制御するベースバンド部17を有する。
【0033】
パケット交換呼制御部14、回線交換呼制御部15、及び、ファイルサイズ検出部131はプログラムとして実装することも可能だが、特に前者2つの制御部に関してはハードウェアで実装することが望ましい。 図示は省略するがデータを保存するためのデータドライブも備えることが望ましい。但し、本発明のシステムでは必須の要素ではない。
【0034】
また、パケット交換呼による通信と回線交換呼による通信と同時に行うことが許容されるように構成することによりユーザの利便性が一段と向上する。
【0035】
図3は本発明のシステムにおける基地局の構成を示すブロック図である。基地局20についても移動通信端末10と同様に、この基地局20の系全体を統括的に制御するためのシステム制御部(CPU)21、ワークエリアとなるRAM22、メールやファイルを保管する大容量データドライブ23、制御プログラム、アプリケーション、通信料比較テーブル及びユーザ情報を記録するFLASH ROM24、ベアラの終端、データフォーマット変換を行うパケット交換呼制御部25、回線交換呼制御部26、送信ファイルのファイルサイズを検出する機能を持ちFLASH ROM24内に設定されたファイルサイズ検出部241、無線部27、無線部を制御するベースバンド部28を有し、それに加え外部ネットワークに接続するための網制御部29も有している。
【0036】
アプリケーションとしてメール関係の処理を行うメールサーバと、送受信を行うファイルを一時的に保管するファイルサーバを持つ(図1(B)部参照)。
【0037】
本システムの重要な要素としてファイルの連続送受信を行う場合に連続処理用のコマンドファイルが必要となる。本ファイルには移動通信端末側が作成し基地局側に送付するもの(第1類型のコマンドファイル)と(ブラウジング中の時のみ例外として移動通信端末側と同時に基地局側でも作成する)、基地局側から移動局側に対して送付するものの2つのタイプが存在する。
【0038】
前者は通常のファイルの送受信時に使用され、後者は基地局側から移動通信端末側に対してコールバックの要求を行う場合、もしくは移動通信端末側が受信しようとしているファイルのサイズを通知するときに使用される。
本ファイルの説明では便宜上、前者をNormal_cmd、後者をCallback_cmdと呼ぶことにする。また、Callback_cmdについては、実際にコールバックを要求するもの(第2類型のコマンドファイル)とファイルサイズのみ通知するもの(第3類型のコマンドファイル)があるため、夫々Callback_cmd1、Callback_cmd2とする。
【0039】
図4は本発明のシステムにおけるコマンドファイルNormal_cmdの記載内容を表す図である。ファイル情報としてファイル毎に図示の内容を記述するものとする。即ち、送受信を示すコマンド、日時、送受信を行うファイル名、ファイルサイズ、移動通信端末側のアドレス、ネットワーク側のアドレス、ファイルサーバ内のアドレス(基地局側のファイルのみ記述)、FTP用ID(注)、FTP用パスワードが記述される。
【0040】
コマンドファイルNormal_cmdはテキストファイルであり、テキストエディタでファイルを直接編集することにより作成される。 また、オフライン状態で移動通信端末内のキャッシュを利用、もしくはオンライン状態でのブラウジング操作より受信ファイルを選択し、コマンドファイルを作成・追記することが可能である。
【0041】
送受信を行う場合、このコマンドファイルNormal_cmdに記述されたファイルサイズのデータに基づいて通信料比較を行う。受信ファイルについてはファイルサイズが分からない場合があるが、その場合はファイルサイズの欄は空欄とし、Callback_cmdを基地局側より送信された時点で入力する。また、基地局側からファイル送信処理を行う場合、ファイルサイズが記載されているもののみ転送を行い、ファイルサイズが記載されていないものについては転送を行わない。
【0042】
アドレス欄には転送先、転送元のアドレスを記述する。 ただし、基地局側では、移動通信端末よりNormal_cmdが送信された時点で「ファイルサーバ内のアドレス」をファイルに追記する。ブラウジング中のNormal_cmd作成時には、基地局側で最初から記載する。
【0043】
FTP用IDとパスワードは、FTPを行う場合に必要となる。 ただし、この欄が空欄の状態でFTPを行う場合、基地局側はFTPサーバに対してID:guest、パスワード:anonymousを入力するものとする。よって、FTPを使用しない場合、もしくはguestIDを使用する場合には、これらの欄は空欄でも構わない。
【0044】
本発明では、Normal_cmdは移動通信端末側と基地局側の両方に持ち、転送に成功した場合、もしくはファイルサーバと指定アドレスとの間でのファイル転送に失敗した場合にファイル情報を削除する。 本ファイルはユーザ操作以外での上書きを禁止し、通し番号によって管理を行う。 また、ユーザ操作により消去・マージが出来るものとする。
【0045】
図5は本発明のシステムにおける移動通信端末側のコマンドファイルNormal_cmdの記述例を示す図である。Normal_cmdはこの図5に示されたような形式となる。1行目は送信を意味する記述で、ファイルサイズを含め、FTP(File Transfer Protocolの略。RFC959にて規定されるファイル転送用のプロトコル)のIDとパスワードも設定されている。2行目は受信を意味する記述で、ファイルサイズとFTPに関する項目が未記載となっている。
【0046】
図6は本発明のシステムにおけるコマンドファイルCallback_cmdの記載内容を表す図である。ファイル情報としてファイル毎に図示の内容を記述するものとする。即ち、コールバック用呼種別、転送用パスワード、対応コマンドファイル名、基地局→移動通信端末に転送するファイルサイズ等である。
【0047】
コールバックを行う場合、移動通信端末は本ファイルに記載されているコールバック用呼種別の内容に従って発信処理を行う。転送用パスワードは、基地局側からコールバック要求を受ける際に送られる呼毎のパスワードで、コールバック後、本パスワードを用いて基地局側との間で認証処理を行う。 本パスワードは基地局内のコマンドファイルと1対1で対応しており、基地局は実行すべきマンドファイルの識別を行うことが出来る。
【0048】
ファイルサイズは基地局側が送信するファイルのサイズのみを並べて記載する。例えば300bytes,400bytes,500bytesのファイルを送信する場合には、300,400,500と記述する。 移動通信端末側は、本情報より受信するファイルのサイズを得、Normal_cmdの更新を行う。
【0049】
本ファイルは認証後に消去され、以降のファイル転送に関する制御は、本ファイルに記載される対応Normal_cmdに移る。 ただし、Callback_cmdからNormal_cmdを起動した場合、移動通信端末側→基地局側へのファイル転送は行わない。
【0050】
Callback_cmd2は基本的にはCallback_cmd1と変わらないが、「コールバック用呼種別」「転送用パスワード」が不要のため、これらの欄は空欄となっており、違いはこの箇所のみである。
【0051】
図7は本発明のシステムにおける移動通信端末側に送信されるCallback_cmd1の記述例を示す図である。Callback_cmd1はこの図7に示されたような形式となる。図示の例のファイルでは、回線交換呼で再発信を要求しており、Normal_cmd3に設定されている3つのファイルに対してファイルサイズを通知し、この3つのファイルを送信することを示している。また、認証パスワードはcallback_pasであることを示している。
【0052】
本発明のシステム及び方法では内容について大きく分類すると、移動通信端末側から発信した場合、コールバック処理を行った場合、ブラウジング中の処理については移動通信端末側からの発信、基地局側からの発信の4つに分けることができる。それぞれの状態について移動通信端末側、基地局側の動作についてフローチャートに基づいて説明する。ただし、基地局側からはメールのみの送信となるため、基地局側の処理のみを記載し、通常の着信処理を行う移動通信端末側については割愛する。また、ファイルの送受信時の詳細な処理等、繰り返し出てくる内容については、最初のみ動作について詳しく説明を行い、以降の動作については詳細説明を割愛する。
【0053】
図8は本発明のシステムにおける移動通信端末側より発信を行う場合の処理のうち移動通信端末側で実行される処理を表すフローチャートである。以下には、この図8を参照して、移動通信端末の処理動作を便宜上5節に分けて説明する
【0054】
1.データファイル作成(A−1〜A−2)
ユーザは送信するメールもしくはNormal_cmdの編集を行い、送信するデータを準備する。送信するデータが複数ある場合、1つづつ発信しても良いし、メールであれば一括送信、ファイルであれば移動通信端末側で連続処理を行うためのNormal_cmdを作成し、まとめて送信することも可能とする。
【0055】
2.発信呼種別の選択(A−3〜A−4) 送信データの準備が終わると次に発信処理に移るが、このとき発信呼の種別の選択が行われる。発信呼の自動選択を行う場合のみファイルサイズ検出を行い、発信呼の呼種別としてパケット交換呼、もしくは回線交換呼が指定されていた場合にはファイルサイズ検出を行わず、指定された呼で発信処理を行う。本内容はユーザにより設定可能であり、設定変更時には基地局側に対して設定後の値を通知する。また、発信呼の自動選択設定で且つ送信データが無い状態での発信については、目的としてブラウザによる閲覧等が想定されることから、パケット交換呼で発信することとする。
【0056】
3.通信料比較(A−5〜A−6)
ファイルサイズ検出により検出したデータファイルの総ファイルサイズと通信料比較テーブルにより、パケット交換呼と回線交換呼でどちらが通信料の上で有利であるかを比較・決定する。Normal_cmdに受信コマンドが登録されておりファイルサイズが不明の場合、ファイルサイズは0byteとして計算する。通信料比較テーブルは移動通信端末起動時、もしくは発信時に基地局より通知されるパケット単価、回線交換呼によるデータ通信時の時間当りの単価と、回線交換呼のデータ通信速度により構成され、記録情報から変更があった時にテーブルの更新を行う。
【0057】
4.発信処理(A−7〜A−14)
前項、前々項の決定に従った呼でデータ発信を行う。パケット交換呼であればそのまま発信を行う。回線交換呼で発信を行う場合、音声呼と競合する可能性があるため、まず既存呼の確認を行い、既存呼が無ければ回線交換呼でデータ発信を行う。既存呼がある場合、呼の競合時の設定により、パケット交換呼で発信する設定となっている場合には、その設定に従ってパケット発信を行う。 本内容はユーザにより設定可能であり、設定変更時には基地局側に対して設定後の値を通知する。回線交換呼で発信する設定となっていた場合には、既存呼の切断処理が終わるまでポーリング動作を行い、既存呼が切断されたのを確認してから回線交換呼による発信処理を行う。
【0058】
5.ファイル送受信・切断(A−15〜A−28)
メールソフトやブラウザ等の上位アプリにより、ファイル送信を行う。メール送信後、送信もしくは受信するファイルがあればNormal_cmdの送信にてファイルの送受信を行い、無ければ回線を切断する。ファイルのやり取りは移動通信端末と基地局のファイルサーバとの間で行われる。ファイルが1つ転送完了した時点で、受信側は送信側に対して受信完了した旨を通知し、Normal_cmd内の該当するファイルの情報を削除・更新を行う。送信側も受信完了通知を受け取った時点でNormal_cmd内の該当するファイルの情報を削除・更新を行う。ファイルの送受信が正常に行われなかった場合、受信側は送信側に対して再送要求を通知する。基地局側よりCallback_cmd2が送信されれば引き続き受信しCallback_cmd1が送信された場合には、回線の切断処理を行う。
【0059】
図9は本発明のシステムにおける移動通信端末側より発信を行う場合の処理のうち基地局側で実行される処理を表すフローチャートである。以下には、この図9を参照して、基地局の処理動作を便宜上2節に分けて説明する
【0060】
1.ファイル受信(B−1〜B−8)
基地局側では回線接続後、まず移動通信端末からのデータにメールが含まれているかどうかを確認し、含まれていればメールをメールサーバに登録する。 続いてNormal_cmdの受信を待ち、Normal_cmdが無ければメールのみの受信と判断し、移動通信端末からの切断要求を待って回線の切断処理を行う。
【0061】
Normal_cmdを受け取った場合、Normal_cmdの解析を行い、受信ファイルがあるかどうかを確認する。受信ファイルが指定されている場合、基地局はまず基地局内のファイルサーバにファイルの受信を行う。 ファイルサーバ内に転送されたファイルは、指定アドレスに転送された場合には即座に削除するが、転送に失敗した場合は一定期間ファイルサーバ内に保存しておく。このファイル転送が成功した時点で、ファイルサーバにそのファイルに関するNormal_cmd内の情報を記録し、Normal_cmd内に記述されている本ファイルに対応する記述部分を削除する。
【0062】
2.ファイル送信(B−9〜B−23)
Normal_cmd内に基地局より送信する旨のコマンドが記載されている場合、基地局は指定されたファイルを検索、ファイルサーバに受信・登録すると共にファイルサイズに関する情報を照会する(B−10 〜B−11)。ファイルの送受信をファイルサーバを介して行うことにより、ルーティング等で生じるオーバーヘッドを防ぐことが出来る。
【0063】
インターネット上の指定アドレスからファイルサーバに対してデータの転送が終わると、Normal_cmdを解析し、移動通信端末に対して送信するファイルで、ファイルサイズが記述してあるかどうかを確認する(B−12)。記述してある場合、そのファイルを受信することを考慮の上で現在の種別の呼で発信していると考えられるため、Normal_cmdを編集する前にそのファイルを送信する(B−18)。その後、まだNormal_cmd内にファイル送信を行う旨の記述がある場合には、Normal_cmdの編集後、ファイルの送信処理を行う。
【0064】
移動通信端末から通知された発信呼の種別選択に関する情報を解析し(B−14)、この種別が固定であればNormal_cmdの記述内容に従ってファイルサーバよりファイルの送信を行い(B−18)、送信後に回線の切断処理を行う(B−23)。固定でない場合には通信料比較を行い(B−15)、既存呼の方が安価と判断すればそのままファイル送信を行い(B−18)、そうでない場合にはCallback_cmd1を移動通信端末に送信し(B−22)、移動通信端末からの切断要求を待って回線の切断処理を行う(B−23)。
【0065】
図10及び図11は本発明のシステムにおける基地局(ファイルサーバ)−移動通信端末間のファイルの送受信の様子を示す図であり、図10は再送信処理に関して転送が成功した場合を示し、図11は再送信処理に関して転送が失敗した場合を示している。
【0066】
Normal_cmd内に基地局より送信する旨のコマンドが記載されている場合、基地局は指定されたファイルを検索、ファイルサーバに受信・登録すると共にファイルサイズに関する情報を照会する。ファイルの送受信をファイルサーバを介して行うことにより、ルーティング等で生じるオーバーヘッドを防ぐことが出来る。
【0067】
移動通信端末から通知された発信呼の種別選択に関する情報を解析し、この種別が固定であればNormal_cmdの記述内容に従ってファイルサーバよりファイルの送信を行い、送信後に回線の切断処理を行う。固定でない場合には通信料比較を行い、既存呼の方が安価と判断すればそのままファイル送信を行い、そうでない場合にはCallback_cmd1を移動通信端末に送信し、移動通信端末からの切断要求を待って回線の切断処理を行う。
【0068】
図12、図13、図14、及び、図15は指定アドレス−基地局(ファイルサーバ)間のファイル送受信の状況を夫々示すフローチャートである。
【0069】
図12は基地局側におけるファイルサーバから指定のアドレスへのファイルの送信処理を示すフローチャートであり、図13は基地局側における指定アドレスへのファイル転送失敗に対し再処理を行なうメールを受信した場合の処理を示すフローチャートであり、図14は指定アドレスからファイルサーバへのファイルの送信処理を示すフローチャートであり、図15は指定アドレスからのファイル受信失敗に対し再処理を行なうメールを受信した場合の処理を示すフローチャートである。
【0070】
図12の、移動通信端末から指定アドレスへの送信時には、ファイルサーバはNormal_cmdより受け取った情報を解析(C−2)、指定アドレスにFTP送信を試みる(C−3)。 本動作は送信ファイル毎に、且つ移動通信端末と基地局との間の通信とは別タスクで行われ、双方の通信に影響を与えることはないようにする。 FTPのパスワードが違うなど何らかの理由でファイル転送に失敗した場合には、転送失敗理由をメールにてユーザに通知する(C−5〜C−6)。転送に失敗したファイルは一定期間の間保存を行う。ユーザは通知されたメールに対して指定アドレス、FTPに使用するID、パスワード等を応答することで、再転送の指示及び削除を行うことができる。また、本メールよりNormal_cmdの作成・追記も可能とする。
【0071】
図14の、指定アドレスから移動通信端末への送信時には、ファイルサーバはNormal_cmdより受け取った情報を解析、指定アドレスよりFTPによる受信を試みる(E−2)。FTPのパスワードが違うなど何らかの理由でインターネット側の指定アドレスから基地局内のファイルサーバに対しての転送に失敗した場合には、転送失敗理由をメールにてユーザに通知する(E−〜E−)。ユーザは通知されたメールに対してアドレス、FTPに使用するID、パスワード等を応答することで、再転送の指示を行うことができる。また、本メールよりNormal_cmdの作成・追記も可能とする。
【0072】
図15の、メールによる指示で再受信を試みる場合、移動通信端末側はメールを発信すると同時にそのファイルに対応したNormal_cmdを作成する(F−1〜F−8)。基地局側ではメールより受け取った情報からFTPによる再受信をこころみる。受信に成功した場合には、ファイル情報の照会を行い、以降は通常の送信処理を行う。但し、Normal_cmdには1つのファイルしか登録されていないため、Normal_cmdは更新ではなく、削除される。
【0073】
インターネット側の指定アドレスから基地局内のファイルサーバに対しての転送に失敗した場合には、メール以外にリアルタイムで移動通信端末にファイル転送に失敗したことを通知する。移動通信端末側は本通知を受けた時点で、基地局側はファイルサーバへの転送に失敗した時点でNormal_cmd内に記述されている本ファイルに対応する記述部分を削除する。全てのファイル送受信後、移動通信端末側はユーザに対して転送に失敗したことをLCD表示等で通知する。
【0074】
図16は本発明のシステムにおける移動通信端末側におけるコールバック発信処理を示すフローチャートである。コールバック発信基地局からCallback_cmd1を受けた場合、移動通信端末はCallback_cmd1に記載されているコールバック用の呼種別にて発信処理を行う。パケット交換呼の場合は(G−2:Yes)そのまま発信処理を行い(G−3)、回線交換呼の場合には通話中であるかどうかを判断し(G−4)、通話中でなければ発信処理を行い(G−5)、通話中の場合には回線交換呼の切断をポーリング動作にて検出する(G−6〜G−7)。回線接続後(G−8)は転送用パスワードの送信を行い(G−9)、基地局との認証完了後、対応するNormal_cmdの内容に従ってファイルの受信を行う(G−10)。全てのファイルを受信した時点で回線の切断処理を行う(G−12〜G−13)。
【0075】
図17は、本発明のシステムでの基地局側におけるコールバック着信処理を示すフローチャートである。回線接続後(H−1)、移動通信端末より通知される転送用パスワードにより認証処理を行う(H−2〜H−3)。 該当するパスワードが存在する場合、そのパスワードに対応するNormal_cmdを用いてファイルの送信処理を開始する(H−4)。全てのファイルを送信した時点で移動通信端末からの切断要求を待って回線の切断処理を行う(H−6〜H−7)。
【0076】
図18は、本発明のシステムでのブラウジング中にファイル受信を行う場合の移動通信端末側の処理を示すフローチャートである。以下には、この図18を参照して、移動通信端末の処理動作を便宜上3節に分けて説明する。
【0077】
1.ブラウジング操作(I−1〜I−3)
ブラウジング操作を行う場合、接続時間や内容が分からないことから、パケット交換呼で発信処理を行う。
【0078】
2.ブラウジング中の受信ファイル選択時の処理(I−4〜I−8)
ブラウジング中に受信したいファイルがあった場合、受信ファイルの選択を行う。 選択後の処理として連続受信設定となっていた場合、Normal_cmdの編集のみ行い、ブラウジング操作を継続する。連続受信設定でない場合は(I−6:No)そのままファイル受信を行い、受信完了後にブラウザ操作に戻る。
【0079】
3.ブラウジング後の受信ファイル受信処理(I−9〜I−15)
ブラウジング終了後、連続受信設定で無ければ回線を切断し、連続受信設定であれば引き続き連続受信処理に遷移する。 本内容はユーザにより設定可能であり、設定変更時には基地局側に対して設定後の値を通知する。
【0080】
Callback_cmd2に続き、ファイルが送信されてきた場合にはそのまま受信処理を行い、全ファイルの受信完了後に回線の切断処理を行う。Callback_cmd1が送信された場合には即座に回線の切断処理を行う(I−14,I−15)。
【0081】
図19は、本発明のシステムでのブラウジング中にファイル受信を行う場合の基地局側の処理を示すフローチャートである。以下には、この図19を参照して、基地局側の処理動作を便宜上2節に分けて説明する
【0082】
1.ブラウジング中の受信ファイル選択時の処理(J−1〜J−9)
回線接続後(J−1)、移動通信端末側よりファイルの送信要求があった場合(J−4)、基地局はまず携帯移動端末の状態が連続受信設定に設定されているかどうかを確認する(J−5)。連続受信に設定されていない場合、基地局は即座に要求ファイルの送信を始める(J−6)。逆に連続受信設定となっていた場合、ファイルサイズ等の情報を照会しNormal_cmdの編集を行うのと同時に送信するファイルを指定先より受信・ファイルサーバへの登録処理を行う(J−7〜J−9)。
【0083】
2.ブラウジング後の受信ファイル受信処理(J10〜J−19)
ブラウジング終了後(J−3:Yes)、送信ファイルがある場合には(J10:Yes)、移動通信端末側の発信呼の種別選択情報を確認し、呼種別固定且つパケット交換呼の場合にはCallback_cmd2と共に選択されたファイルを順次送信していく。全てのファイルを送信し終えた時点で移動通信端末からの切断要求を待って回線の切断処理を行う。呼種別固定且つ回線交換呼の場合にはCallback_cmd1を送信、移動通信端末からの切断要求を待って回線の切断処理を行う。呼種別が固定されていない場合には、照会した情報より通信料比較を行い(J13)、既存呼の方が安価であればCallback_cmd2に引き続いて選択ファイルの送信を行う(J15)。既存呼の方が通信料が高くなる場合には、Callback_cmd1を送信後移動通信端末からの切断要求を待って回線の切断処理を実行する(J18〜J−19)。
【0084】
図20は本発明のシステムにおいて基地局側よりメール送信を行う場合の処理を示すフローチャートである。以下には、この図20を参照して、基地局側の処理動作を便宜上5節に分けて説明する
【0085】
1.データファイル作成(K−1)
基地局はメールサーバからの送信要求により、メール送信処理を開始する。メールサーバは送信要求時、送信するメール数と総ファイルサイズを通知する。
【0086】
2.発信呼種別の選択(K−2〜K−3)
メール送信処理に遷移し、発信呼の種別の選択が行われる。移動携帯端末より通知されている設定値を参照し、発信呼の自動選択を行う場合のみ通信料比較を行い、パケット交換呼、もしくは回線交換呼が指定されていた場合には、指定された呼で発信処理を行う。
【0087】
3.通信料比較(K−4)
メールサーバより通知されたメールの総ファイルサイズと通信料比較テーブルにより、パケット交換呼と回線交換呼でどちらが通信料の上で有利であるかを比較・決定する。通信料比較テーブルは移動通信端末起動時、もしくは発信時に基地局より通知されるパケット単価、回線交換呼によるデータ通信時の時間当りの単価と、回線交換呼のデータ通信速度により構成され、記録情報と変更があった時にテーブルの更新を行う。
【0088】
4.発信処理(K−5〜K−6)
前項、前々項の決定に従った呼でデータ発信を行う。パケット交換呼であればそのまま発信を行う。 回線交換呼で発信を行う場合、音声呼と競合する可能性があるため、まず回線交換呼の確認を行い、送信すべき移動通信端末と基地局の間で呼接続が無ければデータ発信を行う。呼接続がある場合、移動携帯端末より通知されている設定値を参照し、パケット交換呼で発信する設定の場合には、パケット発信を行う。パケット交換呼で発信される設定がされていない場合には、切断処理が終了するまでポーリング動作を行い、切断されたのを確認してから回線交換呼による発信処理を行う。
【0089】
5.メール送信・切断(K−13〜K−14)
全メールを送信後、移動通信端末からの切断要求を待って回線の切断処理を行う。
【0090】
上述の本発明の実施形態によれば:
1.パケット交換呼と回線交換呼の通信料比較を行うことにより、ユーザに対しより安価にデータ転送サービスを提供することができる。
2.ファイル転送を基地局内のファイルサーバを介して行うため、ルーティング等によるオーバーヘッドを抑えることが可能になる。
3.ファイルの一括転送方式により、ユーザ操作に必要な時間を削減できる。等々の効果を奏する。
【0091】
図21は発明の他の実施形態を示すフローチャートであり、パケット交換呼及び回線交換呼を複数持った移動通信端末からの発信に関するものである。前述の実施形態は、現在の移動通信端末の能力を考慮し、パケット交換呼もしくは回線交換呼が1回線づつある場合の装置構成について記載してきたが、この図21の実施形態ではそれぞれの回線を複数持つような構成をとる。
【0092】
通信料の比較を行うところまでは、既述のシーケンスと同じである。発信がパケット交換呼の場合、通信料はデータ量に比例するため、基本的に回線数により通信料が変わることはない。そのため、使用可能な最大回線数であるm回線を利用してマルチリンク接続を行うことで、通信料は変わらずにより高速なデータ転送が可能となる。
【0093】
発信が回線交換呼の場合、通信料は時間だけでなく回線数にも影響を受けるため、単純に使用可能な最大回線数を通信料が高くなる可能性がある。そこで、使用可能な最大回線数であるn回線を検出後、データ量に応じて最適な回線数oを決定し、n≧oの場合にはo回線、n<oの場合にはn回線を利用してのマルチリンク接続を行うことで、安価で且つ高速なデータ転送を行うことが出来る。
【0094】
その他、回線交換呼の場合には、1回線であれば音声通信を行っている間は発信が出来ない等の問題点があったが、回線数が増えることで本問題も解決され、インタフェース的にも改善することが可能である。
【0095】
尚、以上の各例では移動通信端末について示したが、基地局は使用可能回線数の検出方法が「契約回線数−現在の通信回線数」となるだけで、基本的には移動通信端末と同じである。
【0096】
【発明の効果】
本発明によれば、移動通信端末と基地局とを含んで構成され、当該移動通信端末からそれによる通信に適合する仕様を持つ所望の相手側通信機器にデータ転送するデータ転送システム全体を見通して、種々の状況において、通信料を抑えられる呼種別の自動選択を行うためのシステム及びこのシステムを構成する移動通信端末、基地局、並びに、このシステムにおけるデータ転送方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本概念を示す図である。
【図2】本発明のシステムにおける移動通信端末の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明のシステムにおける基地局の構成を示すブロック図である
【図4】本発明のシステムにおけるコマンドファイルの記載内容を表す図である。
【図5】本発明のシステムにおける移動通信端末側のコマンドファイルの記述例を示す図である。
【図6】本発明のシステムにおけるコマンドファイルの記載内容を表す図である。
【図7】本発明のシステムにおける移動通信端末側に送信される記述例を示す図である。
【図8】本発明のシステムにおける移動通信端末側より発信を行う場合の処理のうち移動通信端末側で実行される処理を表すフローチャートである。
【図9】本発明のシステムにおける移動通信端末側より発信を行う場合の処理のうち基地局側で実行される処理を表すフローチャートである。
【図10】本発明のシステムにおける基地局(ファイルサーバ)−移動通信端末間のファイルの送受信に関し、再送信処理に関して転送が成功した場合を示すフローチャートである。
【図11】本発明のシステムにおける基地局(ファイルサーバ)−移動通信端末間のファイルの送受信に関し、再送信処理に関して転送が失敗した場合を示すフローチャートである。
【図12】本発明のシステムでの基地局側におけるファイルサーバから指定のアドレスへのファイルの送信処理、及びファイル転送失敗時のユーザへの通知処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明のシステムでの基地局側における指定アドレスへのファイル転送失敗に対し再処理を行なうメールを受信した場合の処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明のシステムでの指定アドレスからファイルサーバへのファイルの送信処理、及びファイル転送失敗時のユーザへの通知処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明のシステムでの指定アドレスからのファイル受信失敗に対し再処理を行なうメールを受信した場合の処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明のシステムにおける移動通信端末側におけるコールバック発信処理を示すフローチャートである。
【図17】本発明のシステムでの基地局側におけるコールバック着信処理を示すフローチャートである。
【図18】本発明のシステムでのブラウジング中にファイル受信を行う場合の移動通信端末側の処理を示すフローチャートである。
【図19】本発明のシステムでのブラウジング中にファイル受信を行う場合の基地局側の処理を示すフローチャートである。
【図20】本発明のシステムにおいて基地局側よりメール送信を行う場合の処理を示すフローチャートである。
【図21】発明の他の実施形態を示すフローチャートであり、パケット交換呼及び回線交換呼を複数持った移動通信端末からの発信に関するものである
【符号の説明】
10 移動通信端末
11 CPU
12 RAM
13 FLASH ROM
14 パケット交換呼制御部
15 回線交換呼制御部
16 無線部
17 ベースバンド部
20 基地局
21 CPU
22 RAM
23 大容量データドライブ
24 FLASH ROM
25 パケット交換呼制御部
26 回線交換呼制御部
27 無線部
28 ベースバンド部
29 網制御部
131、241 ファイルサイズ検出部

Claims (6)

  1. 移動通信端末と基地局とを含んで構成され、前記移動通信端末からそれによる通信に適合する仕様を持つ所望の相手通信機器にデータ転送するデータ転送システムであって、
    前記移動通信端末は、該移動通信端末から前記基地局へ転送の対象とするファイルのサイズを表すファイルサイズデータを含んで構成されたファイルであるコマンドファイルを保有するための第1のコマンドファイル保有部と、前記コマンドファイルの内容を認識するための第1のコマンドファイル認識機能部と、回線交換呼及びパケット交換呼に関する所要の料金を算出するための基礎となるデータを収めた通信料データテーブルを保有するための第1の通信料テーブルデータ保有部と、前記転送の対象とするファイルのサイズを表すファイルサイズデータを含んで構成されたファイルである第1類型のコマンドファイルを作成して前記基地局に供給する第1のコマンドファイル生成送出部とを備え、
    前記基地局は、該基地局から前記移動通信端末へ転送の対象とするファイルのサイズを表すファイルサイズデータを含んで構成されたファイルであるコマンドファイルを保有するための第2のコマンドファイル保有部と、前記コマンドファイルの内容を認識するための第2のコマンドファイル認識機能部と、回線交換呼及びパケット交換呼に関する所要の料金を算出するための基礎となるデータを収めた通信料テーブルデータを保有するための第2の通信料テーブルデータ保有部と、通信料比較して既存呼の方が安価か否かの判断後に前記基地局から前記移動通信端末に対して要求されるコールバックと該コールバックに適用すべき呼の種別を表すデータを含んで構成され、実際にコールバックを要求するファイルである第2類型のコマンドファイル及び前記転送の対象とするファイルのサイズデータのみを通知するファイルである第3類型のコマンドファイルを作成し得るように構成された第2のコマンドファイル生成送出部とを備え、
    前記第2のコマンドファイル生成送出部は、前記第2類型のコマンドファイル又は前記第3類型のコマンドファイルのうちの少なくとも一方を前記移動通信端末に供給するものであり、
    前記第2類型のコマンドファイルは、前記呼の種別の変更を伴い、回線の再接続をする場合に、前記移動通信端末に前記コールバックを要求するために供給するものであり、
    前記第3類型のコマンドファイルは、前記呼の種別の変更を伴わず、回線の切断を伴わない場合に前記移動通信端末に供給するものであり、
    前記移動通信端末及び前記基地局は、自己から該当する通信相手にデータ転送を行うに際し、当該データ転送に係る前記第1又は第2のコマンドファイル保有部に保有されたコマンドファイルを自己の第1又は第2のコマンドファイル認識機能部で認識することによって前記転送の対象とするファイルのサイズを表すファイルサイズデータと前記通信料テーブルデータとに基づいて、より通信料の安い方の呼種別の自動選択を行うように構成されることを特徴とするデータ転送システム。
  2. 前記基地局は、ファイル転送時に転送の対象とされるデータを保持するためのファイルサーバを更に備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ転送システム。
  3. それぞれ転送対象ファイルのファイルサイズデータを含む第1のコマンドファイルを保有する第1のコマンドファイル保有部、前記第1のコマンドファイルの内容を認識する第1のコマンドファイル認識機能部、第1の通信料テーブルデータを保有する第1の通信料テーブルデータ保有部及び第1のコマンドファイルを作成して相手通信機器へ供給する第1のコマンドファイル生成送出部を備える移動通信端末と基地局とを含、前記移動通信端末からそれによる通信に適合する仕様をもつ所望の相手通信機器にデータ転送をするデータ転送システムにおける前記基地局であって、
    自基地局から前記移動通信端末への転送の対象とするファイルのサイズを表すファイルサイズデータを含んで構成されたファイルである第2のコマンドファイルを保有するための第2のコマンドファイル保有部と、前記第2のコマンドファイルの内容を認識するため の第2のコマンドファイル認識機能部と、回線交換呼及びパケット交換呼に関する所要の料金を算出するための基礎となるデータを収めた第2の通信料テーブルデータを保有するための第2の通信料テーブルデータ保有部と、通信料の比較をして既存呼の方が安価か否かの判断後に前記移動通信端末に対して要求するコールバックと該コールバックに適用すべき呼の種別を表すデータを含んで構成され、実際にコールバックを要求するファイルである第2類型のコマンドファイル及び/又は前記転送の対象とするファイルのサイズデータのみを通知するファイルである第3類型のコマンドファイルを作成し得るように構成された第2のコマンドファイル生成送出部とを備え、
    前記第2のコマンドファイル生成送出部は、前記第2類型のコマンドファイル又は前記第3類型のコマンドファイルのうちの少なくとも一方を前記移動通信端末に供給するものであり、
    前記第2類型のコマンドファイルは、前記呼の種別の変更を伴い、回線の再接続をする場合に、前記移動通信端末に前記コールバックを要求するために供給し、
    前記第3類型のコマンドファイルは、前記呼の種別の変更を伴わず、回線の切断を伴わない場合に前記移動通信端末に供給し、
    通信相手にデータ転送を行うに際し、当該データ転送に係る前記第2のコマンドファイル保有部に保有されたコマンドファイルを前記第2のコマンドファイル認識機能部で認識することによって前記転送対象とするファイルのサイズを表すファイルサイズデータと前記通信料テーブルデータとに基づいて、より通信料の安い方の呼種別の自動選択を行う
    ことを特徴とするデータ転送システムの基地局。
  4. ファイル転送時に転送の対象とされるデータを保持するためのファイルサーバを更に備え、該ファイルサーバを介して前記ファイル転送することを特徴とする請求項3に記載のデータ転送システムの基地局。
  5. 前記第2のコマンドファイル生成送出部は、コールバック用呼種別、転送用パスワード、対応コマンドファイル名、前記基地局から前記移動通信端末に転送するファイルサイズを表すデータを含む第2類型のコマンドファイルを生成することを特徴とする請求項3に記載のデータ転送システムの基地局。
  6. 前記第2のコマンドファイル生成送出部は、テキストファイルをテキストエディタによって直接編集することにより第2類型のコマンドファイルを生成することを特徴とする請求項3に記載のデータ転送システムの基地局。
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