JP4150762B2 - 情報端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載される情報端末装置に関する。
【0002】
【従来技術と発明の課題】
従来、FM多重放送電波、光ビーコン、電波ビーコンにより、自車位置付近の交通情報を入手する車載用情報端末装置が知られている。この車載用情報端末装置はFM多重放送受信機、光ビーコン受信機、電波ビーコン受信機を搭載している。FM多重放送は受信エリアが限定されており、たとえば、千代田区を走行中に京都市内のFM多重放送電波を受信して京都市内の交通情報を入手することはできない。光ビーコンや電波ビーコンによる交通情報は、主要道路に設置されている光ビーコン送信機や電波ビーコン送信機から送信される。車両が光ビーコン送信機や電波ビーコン送信機の近傍を通過するときに交通情報を受信する。したがって、受信エリアはFM多重放送に比べて狭い。従来の車載用情報端末装置は乗員の意志によらずに一方的に送信されてくる交通情報を受信するものであり、希望する交通情報が入手できないという問題がある(たとえば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平07−168997号公報
【0004】
本発明の目的は、情報入手希望者の要求に応じた地域の情報を入手することができる情報端末装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1の発明による情報端末装置は、車両に搭載され、道路地図データをメッシュ領域単位で記憶し、基地局のデータベースに格納されている渋滞情報や規制情報を含む交通情報を移動体通信網および通信装置を介して受信する情報端末装置において、車両の走行軌跡を記録する軌跡記録手段と、軌跡記録手段によって記録した車両の走行軌跡の中から複数の走行軌跡を抽出する軌跡抽出手段と、軌跡抽出手段によって抽出した各走行軌跡が含まれるメッシュ領域の出現数を計数するメッシュ出現数計数手段と、メッシュ出現数計数手段による計数値の多い方から所定数分のメッシュ領域を特定する領域特定手段と、領域特定手段によって特定したメッシュ領域を対象とした交通情報を通信装置および移動体通信網を介して基地局に要求する要求手段と、要求に応じて基地局から移動体通信網を経由して送信されて、通信装置で受信した交通情報を記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1の情報端末装置において、軌跡抽出手段は、軌跡記録手段によって記録した車両の走行軌跡のうち、所定の走行距離以内の複数の走行軌跡を抽出することを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項1または2に記載の情報端末装置において、記憶手段によって記憶した交通情報を道路地図データに基づく道路地図に重畳して表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
―――第1の実施の形態―――
図1〜11により、本発明による情報端末装置をカーナビゲーション装置(以下、車載機と呼ぶ)100に適用した第1の実施の形態を説明する。車載機100には受信装置130と携帯電話機150が接続されている。受信装置130は、光ビーコン受信機、電波ビーコン受信機、FM多重放送受信機を備えている。車載機100は、交通情報センター300から全国の交通情報を次の(1)〜(3)の媒体を経由して取得する。
(1)車両現在位置付近の情報をメディアセンター350を経由し光ビーコン送信機や電波ビーコン送信機を介して受信装置130で受信する。
(2)FM多重放送網360を介して受信エリア内の交通情報を受信装置130で受信する。
(3)全国任意のエリアの交通情報を移動体通信網250を介して携帯電話機150で受信する。携帯電話機150の代わりに、車載電話機や通信LAN、車載機専用の通信装置を用いてもよい。
この実施の形態では、乗員の要求に応じたエリアの交通情報を移動体通信網250を介して取得する。
【0007】
図2は車載機100の構成を表すシステムブロック図である。図2において、111は車両の現在地を検出する現在地検出装置であり、例えば車両の進行方位を検出する方位センサ111a、車速を検出する車速センサ111b、GPS衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ111c等からなる。112は全国の道路地図データを格納する記憶装置で、CD−ROM,DVD−ROM,HDD、半導体メモリ等から構成される。114は装置全体を制御する制御回路であり、マイクロプロセッサおよびその周辺回路からなる。制御回路114は、RAM115を作業エリアとしてROM116に格納された制御プログラムを実行して後述する各種の制御を行う。
【0008】
117は車両の目的地等を入力する各種スイッチを有する入力装置である。入力装置117は、後述する道路交通情報をユーザーが要求する際の入力スイッチとしても機能する。118は表示モニタ119に表示するための画像データを格納する画像メモリであり、この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データなどから作成される。画像メモリ118に格納された画像データは適宜読み出されて表示モニタ119に表示される。表示モニタ119には、交通情報が道路地図とともに表示される。後述するように、車載機100に接続されている受信装置130、または携帯電話機150で受信した交通情報は、一旦RAM15に記憶された後、表示モニタ119に表示するために適宜画像メモリ118に記憶される。
【0009】
このように構成される車載機100は、現在地検出装置111により取得した自車位置情報および記憶装置112に格納されている道路地図データや経路探索データに基づき各種のナビゲーションを行う。例えば、自車位置近辺の道路地図および自車位置を表示モニタ119に表示し、経路探索処理で得られた経路誘導データによってドライバーを誘導する。また、後述するように、全国の任意の交通情報を情報配信センター200から受信し、道路地図に重畳して表示モニタ119に表示することができる。例えば、自車位置近辺の道路地図を表示し、渋滞情報により渋滞道路は赤色で、混雑道路は黄色で、渋滞混雑していない順調な道路は緑色などで表示し、渋滞情報を視覚的に提供する。もちろん、交通情報センター300からメディアセンター350を経由し光ビーコン送信機や電波ビーコン送信機を介して、またFM多重放送網360を介して同様の交通情報を受信して表示することもできる。
【0010】
図3は情報配信センター200の構成を表すシステムブロック図である。図3において、201は要求受付サーバであり、車載機100からの車両位置情報や地図・経路配信要求を受け付けて要求を実行する。202は地図・POIサーバであり、全国の詳細な道路地図およびPOI情報(Point of Interest 観光地や各種施設の情報)が格納されており、要求受付サーバ201の要求に応じてデータを要求受付サーバ201へ出力する。203は探索・誘導サーバであり、要求受付サーバ201の要求に応じて経路探索および誘導のための演算を行い、演算結果を要求受付サーバ201へ出力する。204は交通情報サーバであり、オンラインで結ばれた交通情報センターから一定時間毎に送られてくる全国の道路交通情報を格納し、要求受付サーバ201の要求に応じて各種の交通情報を要求受付サーバ201へ出力する。205は顧客DBサーバである。車載機100が要求した地図・POIデータや経路探索・誘導の演算結果および各種交通情報は、いったん顧客DBサーバ205へ車載機100毎に格納された後、要求受付サーバ201を通じて車載機100へ配信される。車載機100にはあらかじめ自車を識別する識別IDが付与されており、顧客DBサーバ205は識別IDに割り当てられている記憶領域に各種の情報を格納する。
【0011】
図4は交通情報センター300の構成を表すシステムブロック図である。交通情報センター300で提供する道路交通情報データの内容は、渋滞情報、事故・工事などの交通規制情報、所要時間情報、都市高速道路における入口閉鎖情報、SA・PAおよび駐車場の位置や満車・空車情報などである。交通情報センター300で提供する道路交通情報データの提供エリアは、一部の県を除く全国である。図4において、301は受信系サーバであり、全国の道路交通情報データを受信する。302は処理系サーバであり、受信系サーバ301で受信した道路交通情報データを送信系サーバ303へ送るための各種処理を実行する。303は送信系サーバであり、情報配信センター200および全国の各需要家に交通情報を配信しており、送信系サーバ303と情報配信センター200の交通情報サーバ204とはオンラインで接続されている。
【0012】
上述したように、交通情報センター300による道路交通情報は、メディアセンター350から光ビーコン、電波ビーコンを介して、移動体に搭載された受信装置130に提供されるほか、FM多重放送網360によっても提供されている。また、受信装置130で受信可能な交通情報は、自車位置に基づいた限られた地理的な領域のものである。
【0013】
図5(a),(b)は、車載機100で表示される地図データの構成を示した図である。地図データは、リンク列データがメッシュコードとともにメッシュ領域単位で分類して格納されている。なお、リンク列データとは、一本の道路を、交差点などのノードと、ノード間のリンクとして定義したデータ構造である。メッシュ領域とは、道路地図を所定範囲毎に区分けしたときの区分けされた各領域をいう。メッシュコードの記憶領域401には、メッシュ領域を識別する番号が格納される。リンク列データの記憶領域402には、図5(b)に示すように、ノードの位置座標X,Yと、ノード間のリンク番号と、リンクをさらに短く分割する補間点の位置座標X,Yとがそれぞれの領域に格納される。これらの位置座標が地図表示やロケータ処理の形状データとして用いられる。
【0014】
図6は、交通情報センター300から情報配信センター200へ送信される交通情報データの構成を示した図である。交通情報センター300から送信される交通情報データは、メッシュ領域内に存在するリンク単位で分類された渋滞情報と規制情報がメッシュコードとともにメッシュ領域単位で分類して格納されている。この交通情報センター300から送信される交通情報データのメッシュコードとリンク番号は、車載機100で扱う表示データのメッシュコードとリンク番号に対応づけられて使用される。
【0015】
上記構成によれば、交通情報センター300で提供している全国の最新の道路交通情報のうち、車載機100側が要求した任意の道路交通情報を、携帯電話機150と移動体通信網250を通じて情報配信センター200から車載機100へ送信することができる。情報配信センター200は、全国の任意の道路交通情報を送信することができるが、ユーザー要求に合致しないデータが送信されると、送信データ量が多くなったり、ユーザーの必要とするエリアの情報が得られなかったりする。そこで、後述するように本発明の一実施の形態では、ユーザーの入力情報、現在位置情報等に応じて情報配信センター200からの送信情報を決定するようにしている。
【0016】
―――情報配信センター200でのデータの流れ―――
図7は、車載機100から交通情報の配信要求を受けた情報配信センター200が交通情報を車載機100へ送信する過程を示したシーケンスチャートである。車載機100から交通情報配信要求コマンド101が情報配信センター200の要求受付サーバ201で受信されると、要求受付サーバ201は、要求受付パラメータ103を顧客DBサーバ205へ送り、交通情報サーバ204に交通情報配信要求コマンド105を送信する。交通情報サーバ204は、要求受付サーバ201からの要求コマンド105に基づき、符号107のように交通情報を要求受付サーバ201に送信する。要求受付サーバ201は、交通情報サーバ204から受け取った交通情報を符号109で示すように、いったん顧客DBサーバ205へ送信する。顧客DBサーバ205は、要求受付サーバ201から受け取った交通情報をいったん格納した後、符号111,113に示すように、要求受付サーバ201を介して車載機100へ交通情報を送信する。車載機100は、受け取った交通情報113を符号115で示すように表示モニタ119に表示する。
【0017】
―――車載機100の動作―――
図8は、車載機100の動作を示すフローチャートである。イグニッションキーによりアクセサリーON(ACC ON)になると、車載機100の電源が入り、図8に示す処理を行うプログラムが起動される。なお、図8のプログラムは制御回路114で実行される。ステップS1で、車両の現在位置を表示モニタ119に表示してステップS3へ進む。ステップS3で、交通情報配信要求があったか否かを判断する。交通情報配信を要求するタイミングは、ユーザーによる入力装置117からの要求操作があったとき、車載機100の電源投入後一定周期毎、目的地が設定されたときなどがあるが、第1の実施の形態では、ユーザーが交通情報の要求ボタンを操作したときとして説明する。交通情報配信要求がなければステップS3で待機する。ステップS3で交通情報配信要求があると判断されると、ステップS10へ進み、交通情報が必要なメッシュを演算してステップS5へ進む。ステップS10における演算のサブルーチンは後で詳述する。ステップS5では、ステップS10のサブルーチンで求めたメッシュに関する交通情報配信を情報配信センター200に要求する。
【0018】
なお、ステップS5で車載機100が送信した交通情報配信要求が情報配信センター200で受信されると、上述したように、情報配信センター200では車載機100の要求した交通情報をメッシュ単位で交通情報サーバ204から読み出して顧客DBサーバ205へいったん格納する。格納された交通情報は、車載機100へ送信される。
【0019】
ステップS5で交通情報配信を情報配信センター200に要求した後、ステップS7へ進み、情報配信センター200に要求したすべてのメッシュの交通情報を受信したか否かを判断する。すべてのメッシュの交通情報を受信していないと判断されるとステップS7で待機する。ステップS7で、すべての交通情報が受信していると判断されると、ステップS8へ進み、受信した交通情報の領域に合わせて、現在位置から周囲10km四方の地図を記憶装置112から読み出して表示モニタ119に表示する。ステップ9において、表示モニタ119に表示された地図にステップS7で受信した交通情報を重畳して表示を行い、ステップS3へ戻る。
【0020】
たとえば後述のように現在の車両付近の交通情報を情報配信センター200に要求し、交通情報を受信した場合の一例を図9に示す。表示モニタ119には、自車位置近辺の道路地図上に自車位置マーク501が表示され、道路502には渋滞情報503が重畳表示される。太線504は推奨経路を表す。
【0021】
以下、車載機100が交通情報配信を要求する道路地図領域について詳細に説明する。第1の実施の形態では、たとえば、車両の現在位置を中心に10km四方の枠内および枠にかかるメッシュの交通情報を情報配信センター200に要求する。図10は、車両現在位置を示す自車位置マーク511と、枠512と、情報配信センター200へ要求するメッシュ513(図10斜線部)を表した図である。図10の自車位置マーク511を中心にした周囲10km四方の領域は枠512で示される。枠512で囲まれた1つのメッシュと枠512がかかる8つのメッシュ(斜線部分)が交通情報を必要とする領域である。
【0022】
図11は、第1の実施の形態における、上述のステップS10のサブルーチンの一例を示す。このサブルーチン処理により、要求する道路地図領域、すなわち要求メッシュが決定される。メインルーチンのステップS3において交通情報配信要求があると判断されると、ステップS11において車両の現在位置の座標を求める。ステップS11で車両の現在位置の座標が求められるとステップS13へ進み、求められた車両現在位置を中心として周囲10km四方の枠を設定してステップS15へ進む。ステップS15においてステップS13で設定した枠内および枠にかかるメッシュを求めた後、メインルーチンに戻り、ステップS5以降のメインルーチンを実行する。
【0023】
このようにして、サブルーチンで決定された要求メッシュは、車両を特定するID番号とともに情報配信センター200へ送信される。情報配信センター200は要求メッシュにより交通情報サーバ204をアクセスして、要求メッシュ内の交通情報を検索する。検索結果はいったん顧客DBサーバ205に送信される。顧客DBサーバ205は、上述したように、車両ID番号毎にデータ格納領域を確保しており、送られてきた交通情報は車両ID番号毎に分類されて格納される。格納された交通情報は、その後、要求受付サ−バ201を経由して車両に送信される。送信された交通情報は携帯電話機150を介して車載機100のRAM115に格納される。交通情報配信センター200から送信される交通情報には、渋滞情報など情報そのものと、要求メッシュのコード番号と、交通情報の道路を特定するリンク番号などが付されている。そこで、RAM115に格納された交通情報を用いて、記憶装置112の道路地図データを更新する。すなわち、送信されたメッシュコード番号とリンク番号で特定される道路の交通情報格納領域を新たな交通情報で更新する。そして、これらの交通情報が表示モニタ119に表示される。
第1の実施の形態の車載用情報端末装置では、自車両現在位置を中心とする周囲10Km四方の矩形領域内の交通情報を、乗員の要求に応じて入手することができる。
【0024】
本発明による情報端末装置の第2〜第8の実施の形態について以下説明する。第1図〜第9図までの構成はこれらの実施の形態で共通であり、サブルーチンS10の内容について特に説明する。
【0025】
―――第2の実施の形態―――
第2の実施の形態では、車載機100は、車両の現在位置から進行方向に向かった地域の交通情報を要求する。たとえば、車両の現在位置を中心に20kmの枠内のメッシュおよび枠にかかるメッシュの範囲で、かつ車両進行方向から左右45度以内およびこの左右45度の線分にかかるメッシュの交通情報を情報配信センター200に要求する。図12は、車両現在位置と情報配信センター200へ要求するメッシュ516(図12斜線部)を表した図である。図12の自車位置マーク511を中心とした周囲20km四方の領域は、枠514で示される。自車位置マーク511から車両進行方向に45度の広がり角度で示す線分515にかかる領域および線分515と枠514で囲まれた斜線部分が交通情報を必要とする領域として要求される。
【0026】
図13は、第2の実施の形態における、上述のステップS10のサブルーチンである。ステップS21において車両の現在位置と車両進行方向を求める。ステップS21からステップS23へ進み、車両現在位置を中心として周囲20km以内で、かつ車両進行方向から左右45度以内のエリアを演算してステップS25へ進む。ステップS25でステップS23で設定した枠内および枠にかかるメッシュを求めた後、メインルーチンに戻り、ステップS5以降のメインルーチンを実行する。このようにして、図12の斜線で示すメッシュを演算する。演算したメッシュの基づいて交通情報を入手して表示する処理は、第1の実施の形態で説明したことと同様であり、説明を省略する。
【0027】
第2の実施の形態では、自車両現在位置を中心とする周囲20Km四方の矩形領域内であって、進行方向左右45度の線分で区画されたメッシュ領域内の交通情報を、乗員の要求に応じて入手することができる。したがって、自車両現在位置から進行方向に向かって広がる領域の混雑状態などを事前に入手することができる。
【0028】
―――第3の実施の形態―――
本発明による情報端末装置の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、車載機100は、車両の軌跡情報に基づいて、ユーザーが最もよく通過するエリアの交通情報を要求する。たとえば、過去100kmの車両の走行軌跡を保存しておき、この軌跡が最も多く含まれるメッシュのうち上位50メッシュの交通情報を情報配信センター200に要求する。図14は、自車位置マーク511と、車両の走行軌跡521と、情報配信センター200へ要求するメッシュ522(図14斜線部)を表した図である。
【0029】
図15は、車両の走行軌跡を記録するためのフローチャートである。図15にフローチャートを示したプログラムは、車載機100の制御回路114により実行される。ステップS331で車両が50m走行したと判断されると、ステップS333において車両の現在位置を測定する。ステップS335では、ステップS333で測定した車両の現在位置を記憶装置112へ車両の走行軌跡情報として格納してステップS331へ戻る。
【0030】
図16は、第3の実施の形態における、上述のステップS10のサブルーチンである。ステップS31において記憶装置112に格納されている走行軌跡情報のうち過去の走行距離100km以内のものを選び出してステップS33へ進む。ステップS33では、ステップS31で選び出された走行軌跡の各地点それぞれについて、その地点を含むメッシュのメッシュ番号を出現数に応じてカウントしてステップS35へ進む。ステップS35では、ステップS33でカウントした数字の大きいメッシュ、たとえば出現数の多い上位50のメッシュを求めた後、メインルーチンに戻り、ステップS5以降のメインルーチンを実行する。このようにして、図14の斜線で示すメッシュの交通情報を入手する。入手後の交通情報の取り扱いは、第1の実施の形態で説明したことと同様であり、説明を省略する。
【0031】
第3の実施の形態では、過去の走行軌跡から、出現数の多いメッシュを選択し、そのメッシュ領域内の交通情報を乗員の要求に応じて入手することができる。したがって、走行する可能性の高い道路の混雑状態などを事前に入手することができる。なお、走行軌跡全てが含まれる領域のメッシュを選択してもよい。
【0032】
―――第4の実施の形態―――
本発明による情報端末装置の第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態では、車載機100は、ユーザーが設定した地点付近の交通情報を要求する。たとえば、ユーザーが地図のスクロール等で設定した地点の周囲10kmの枠内のメッシュおよび枠にかかるメッシュの交通情報を情報配信センター200に要求する。図17は、ユーザーが設定した地点531と、枠532と、情報配信センター200へ要求するメッシュ533(図17斜線部)を表した図である。
【0033】
図18は、第4の実施の形態における、上述のステップS10のサブルーチンである。ステップS41においてユーザーが地点を設定したか否かを判断する。ユーザーが地点を設定していないと判断されるとユーザーが地点を設定するまでステップS41で待機する。ステップS41でユーザーが地点を設定したと判断されるとステップS43へ進み、設定地点の座標を求め、ステップS45へ進む。ステップS45において、設定地点を中心として周囲10km四方の枠を設定してステップS47へ進む。ステップS47では、ステップS45で設定した枠内のメッシュおよび枠にかかるメッシュを求めた後、メインルーチンに戻り、ステップS5以降のメインルーチンを実行する。このようにして、図17の斜線で示すメッシュの交通情報を入手する。入手後の交通情報の取り扱いは、第1の実施の形態で説明したことと同様であり、説明を省略する。
【0034】
第4の実施の形態では、任意の地点を設定し、設定位置を中心とする周囲10Km四方の矩形で決定されたメッシュ内の交通情報を、乗員の要求に応じて入手することができる。したがって、走行予定地点の混雑状態などを事前に入手することができる。
【0035】
―――第5の実施の形態―――
本発明による情報端末装置の第5の実施の形態について説明する。第5の実施の形態では、車載機100は、車両の現在位置と目的地で決まるエリアの交通情報を要求する。たとえば、車両の現在位置と目的地を焦点とする楕円を求め、この楕円内のメッシュおよび楕円がかかるメッシュの交通情報を情報配信センター200に要求する。図19は、車両現在位置511と、目的地542と、楕円枠543と、情報配信センター200へ要求するメッシュ544(図19斜線部)を表した図である。
【0036】
図20は、第5の実施の形態における、上述のステップS10のサブルーチンである。ステップS51において車両の現在位置の座標を求める。ステップS51で車両の現在位置の座標が求められるとステップS53へ進み、ユーザーが設定した目的地の座標を求め、ステップS55へ進む。ステップS55において、車両の現在位置と目的地の座標から車両の現在位置と目的地を焦点とする楕円を後述する計算式により計算する。ステップS55で車両の現在位置と目的地を焦点とする楕円が計算されるとステップS57へ進み、ステップS55で計算された車両の現在位置と目的地を焦点とする楕円内のメッシュおよび楕円がかかるメッシュを求めた後、メインルーチンに戻り、ステップS5以降のメインルーチンを実行する。このようにして、図19の斜線で示すメッシュの交通情報を入手する。入手後の交通情報の取り扱いは、第1の実施の形態で説明したことと同様であり、説明を省略する。
【0037】
第5の実施の形態では、出発地と目的地で決定される楕円内に含まれるメッシュ内の交通情報を、乗員の要求に応じて入手することができる。したがって、出発地と目的地の間の領域に存在する種々の道路の混雑状態などを事前に入手することができる。
【0038】
上述のステップS55における、車両の現在位置と目的地の座標から車両の現在位置と目的地を焦点とする楕円をもとめる計算式は、次のとおりである。楕円を表す一般式は次式である。
【数1】
s(X-Xc)+t(X-Xc)(Y-Yc)+u(Y-Yc)=1・・・(1)
ここで、車両現在位置の座標を(Ox,Oy)、目的地の座標を(Dx,Dy)とすると、楕円の中心点(Xc、Yc)は、Xc=(Ox+Dx)/2、Yc=(Oy+Dy)/2となる。(1)式において楕円の長軸長、短軸長は、s,t,uにより決定される。第5の実施の形態では、予めある値となっている。楕円のx/y軸方向それぞれの最大/最小値を求め、求められた最大/最小値から、図21に示すように、楕円内のメッシュおよび楕円にかかるメッシュとなりうる候補のメッシュが存在する範囲を限定する。楕円のx軸方向の最大値Xmax、最小値Xmin、y軸方向の最大値Ymax、最小値Yminは次のとおりである。
【数2】
Xmax=Xc+(4u/(4su−t0.5
【数3】
Xmin=Xc−(4u/(4su−t0.5
【数4】
Ymax=Yc+(4s/(4su−t0.5
【数5】
Ymin=Yc−(4s/(4su−t0.5
【0039】
上述した楕円内のメッシュおよび楕円にかかるメッシュとなりうる候補のメッシュが存在する範囲から、楕円内および楕円にかかるメッシュを次のように特定する。まず楕円内のメッシュおよび楕円にかかるメッシュとなりうる候補のメッシュが存在する範囲のすべてのメッシュに対して、(1)式の楕円との交点を求める。1つのメッシュに対する(1)式の楕円との交点の数により、メッシュと楕円の関係が次のように分類される。
(1) 1つのメッシュと楕円との交点がない場合、図22(a),(b),(c)に示すようにそのメッシュは楕円の内部にあるか外部にあるかのいずれかである。図22(a)に示すように、メッシュ601の角に相当する任意の1点が楕円543の内部であればそのメッシュ601全体が楕円543の内部に存在していることになる。図22(b)に示すように、Xmin、Xmax、Ymin、Ymaxのすべてが1つのメッシュ601の中にあれば、そのメッシュ601は楕円543を包含していることになる。また、図22(c)に示すように、メッシュ601の角に相当する任意の1点が楕円543の外部であればそのメッシュ601全体が楕円543の外部に存在していることになる。
(2) 1つのメッシュと楕円との交点が1点の場合、図22(d),(e)に示すようにそのメッシュと楕円とは接している。図22(d)に示すように、楕円543の中心がメッシュ601の外部であればそのメッシュ601が楕円543に外接していることになる。また、図22(e)に示すように、楕円543の中心がメッシュ601の内部であればそのメッシュ601に楕円543が内接していることになる。
(3) 1つのメッシュと楕円との交点が2点以上の場合、図22(f),(g)に示すようにそのメッシュ601は楕円543にかかった状態である。
【0040】
上述のメッシュと楕円の交点の関係から、楕円内および楕円にかかるメッシュは以下の条件に当てはまるメッシュである。よって、ステップS57では以下のメッシュを交通情報の配信要求を行うメッシュとする。
(1) 楕円内のメッシュとして、楕円との交点がなく角に相当する任意の1点が楕円の内部にあるメッシュ(図22(a))と、楕円との交点が1点で楕円の中心を包含するメッシュ(図22(e))。
(2) 楕円にかかるメッシュとして、楕円との交点はないが楕円を包含しているメッシュ(図22(b))と、楕円との交点が2点以上であるメッシュ(図22(f),(g))。
【0041】
―――第6の実施の形態―――
本発明による情報端末装置の第6の実施の形態について説明する。第6の実施の形態では、車載機100は、車両の現在位置から目的地までの推奨経路の存在するメッシュの交通情報を要求する。たとえば、車両の現在位置から目的地までの推奨経路を演算し、この推奨経路が存在するメッシュの交通情報を情報配信センター200に要求する。図23は、自車位置マーク511と、推奨経路552と、情報配信センター200へ要求するメッシュ553(図23斜線部)を表した図である。
【0042】
図24は、第6の実施の形態における、上述のステップS10のサブルーチンである。ステップS61において車両の現在位置の座標を求める。ステップS61で車両の現在位置の座標が求められるとステップS63へ進み、ユーザーが設定した目的地の座標を求め、ステップS65へ進む。ステップS65において、車両の現在位置と目的地から推奨経路の演算を行う。推奨経路の演算は周知のカーナビゲーション装置のものと同じであり、詳細な説明は省略する。ステップS65で推奨経路が演算されるとステップS67へ進み、ステップS65で演算された推奨経路がかかるメッシュを求めた後、メインルーチンに戻り、ステップS5以降のメインルーチンを実行する。このようにして、図23の斜線で示すメッシュの交通情報を入手する。入手後の交通情報の取り扱いは、第1の実施の形態で説明したことと同様であり、説明を省略する。
【0043】
第6の実施の形態では、出発地と目的地から演算された推奨経路が含まれるメッシュ内の交通情報を、乗員の要求に応じて入手することができる。したがって、推奨経路の混雑状態などを事前に入手することができる。
【0044】
―――第7の実施の形態―――
本発明による情報端末装置の第7の実施の形態について説明する。第7の実施の形態では、上述した第5および第6の実施の形態において、車両の現在位置から目的地までの距離が遠い場合、車両の現在位置から近いエリアの交通情報を要求する。すなわち第7の実施の形態では、上述した第5および第6の実施の形態において、交通情報の配信を要求したメッシュの数が多い場合には、車両の現在位置から近い50のメッシュを選択して交通情報を情報配信センター200に要求する。
【0045】
図25は、第7の実施の形態における、上述のステップS10のサブルーチンである。ステップS71において、第5または第6の実施の形態におけるステップS10のサブルーチンS51〜S57またはS61〜S67の処理を実行し、ステップS73へ進む。ステップS73では、ステップS57またはS67で求められたメッシュの数が50以上か否かを判断する。ステップS73で50以上であると判断されると、ステップS75へ進み、ステップS57またはS67で求められたメッシュから現在位置に近い50のメッシュを選択してメインルーチンに戻り、ステップS5以降のメインルーチンを実行する。ステップS73で50以上でないと判断されると、そのままメインルーチンに戻り、ステップS5以降のメインルーチンを実行する。このようにして、現在位置に近い50のメッシュの交通情報を入手する。入手後の交通情報の取り扱いは、第1の実施の形態で説明したことと同様であり、説明を省略する。
【0046】
第7の実施の形態では、出発地と目的地で決定される楕円内に含まれるメッシュ内の交通情報のうち、現在地に近い50メッシュを選択する。あるいは、出発地と目的地で決定される推奨経路に含まれるメッシュ内の交通情報のうち、現在地に近い50メッシュを選択する。したがって、目的地が遠い場合、現在地近傍のみの交通情報を入手するようにしたので、情報配信センター200から交通情報をダウンロードする時間を短縮することができ、表示待ち時間の短い情報端末装置を提供できる。なお、目的地近傍の交通情報を入手するようにしてもよい。すなわち、要求するメッシュ数が多数の場合の絞り込む手法は問わない。
【0047】
―――第8の実施の形態―――
本発明による情報端末装置の第8の実施の形態について説明する。第8の実施の形態では、車載機100は、ユーザーが車載機100に登録している特定の地点付近の交通情報を要求する。たとえば、ユーザーが車載機100に登録している特定の地点を中心に10kmの枠内のメッシュおよび枠にかかるメッシュの交通情報を情報配信センター200に要求する。図26は、ユーザーが車載機100に登録している特定の地点561と、枠562と、情報配信センター200へ要求するメッシュ563(図26斜線部)を表した図である。
【0048】
図27は、第8の実施の形態における、上述のステップS10のサブルーチンである。ステップS81において、乗員が登録地点を指定すると、車載機100に登録されている特定の地点の座標を読み出す。ステップS81で座標が読み出されるとステップS83へ進み、特定の地点を中心として周囲10km四方の枠を設定してステップS85へ進む。ステップS85では、ステップS83で設定した枠内のメッシュおよび枠にかかるメッシュを求めた後、メインルーチンに戻り、ステップS5以降のメインルーチンを実行する。このようにして、図26の斜線で示すメッシュの交通情報を入手する。入手後の交通情報の取り扱いは、第1の実施の形態で説明したことと同様であり、説明を省略する。
【0049】
第8の実施の形態では、予め登録している地点を指定し、指定登録地点を中心とする周囲10Km四方の矩形で決定されたメッシュ内の交通情報を、乗員の要求に応じて入手することができる。したがって、走行予定道路上の登録地点の混雑状態などを事前に入手することができる。
【0050】
上述した実施の形態では、図8のステップS3で、交通情報要求配信があったか否かを判断しており、交通情報配信を要求するタイミングは、ユーザーが交通情報の要求ボタンを操作したときとして説明したが、これに限らない。交通情報配信を要求するタイミングは、車載機100の電源投入後一定周期毎でもよいし、目的地が設定されたときでもよい。
【0051】
上述した実施の形態では、図8のステップS8で、受信した交通情報の領域に合わせて、現在位置から周囲10km四方の地図を記憶装置112から読み出して表示モニタ119に表示しているが、これに限らない。ステップS8の直前の画面表示をそのまま継続し、受信した交通情報の領域に合わせて、バックグラウンドで地図を記憶装置112から読み出すようにしてもよい。この場合、ユーザーが入力装置117から交通情報表示の操作を行った後、バックグラウンドで読み込んだ地図と受信した交通情報を表示するようにすればよい。また、第3,5〜7の実施の形態のように、受信した交通情報のメッシュの数が多い場合には、バックグラウンドで読み込んだ地図と受信した交通情報のすべてを一画面に同時に表示しなくてもよい。バックグラウンドで読み込んだ地図と受信した交通情報の中から、ユーザーの希望する一部分の地図および交通情報が表示モニタ119に表示されるようにしてもよい。
【0052】
上述した第6の実施の形態では、ステップS65において、車載機100側で車両の現在位置と目的地から推奨経路の演算を行っているが、情報配信センター200で推奨経路の演算を行うようにしてもよい。この場合、以下のようにすればよい。車載機100は、情報配信センター200へ出発地と目的地を含む推奨経路演算要求を送信する。情報配信センター200では推奨経路を演算した後、車載機100へ推奨演算結果を送信する。車載機100では、受信した推奨演算結果を表示モニタ119に表示する。
【0053】
また、上述の第6の実施の形態の変形例において、車載機100が情報配信センター200へ推奨経路演算要求を送信する際に、交通情報の送信要求も同時に行うようにしてもよい。この場合、情報配信センター200では推奨経路の演算を行った後、演算した推奨経路が存在するメッシュの交通情報を検索し、車載機100へ推奨演算結果とともに推奨経路が存在するメッシュの交通情報を送信するようにすればよい。
【0054】
上述の各実施の形態およびその変形例において、情報配信センター200に交通情報を要求する場合、受信装置130(電波ビーコン、光ビーコン、FM多重放送受信機)で受信したエリア以外のエリアを情報配信センター200に要求して受信してもよい。また、電波ビーコン、光ビーコンで受信したエリア以外の情報は、情報配信センター200に要求して受信してもよい。
【0055】
上述の各実施の形態およびその変形例は、それぞれ組み合わされて実施されてもよい。また、上述の各実施の形態およびその変形例において、車載機100が情報配信センター200に要求する情報は、交通情報に限定されない。たとえば、車両の現在位置および目的地付近の天気情報や、店舗の販売価格情報、観光地の桜開花状況や紅葉状況、行楽地の混雑状況、災害情報など、リアルタイム性の高い情報であってもよい。また、災害情報など緊急性の高い情報は、車載機100からの要求がなくても情報配信センター200から送信して、車載機100の表示モニタ119に緊急情報受信の旨を表示するようにしてもよい。
【0056】
なお、上述した各実施の形態および変形例では、車載用カーナビゲーション装置の例で説明をしたが、携帯用のナビゲーション装置にも本発明は適用できる。さらに、本発明はナビゲーション装置以外の種々の用途に用いられる通信機能付き情報端末装置にも適用できる。
【0057】
以上の実施の形態およびその変形例において、軌跡抽出手段、メッシュ出現数計数手段、領域特定手段、および要求手段は、制御回路114で実行されるプログラムによって実現されている。軌跡記録手段は、RAM115によって実現されている。表示手段は、制御回路114、画像メモリ118、および表示モニタ119とによって実現されている。
【0058】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、基地局のデータベースに格納されている交通情報などの各種情報のうち、入手したい情報の領域を特定して要求し、要求した情報を情報端末装置で受信することができる。これによりユーザーの要求に応じた地域の情報を入手することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による情報端末装置と、情報配信センターと、交通情報センターを示した全体構成図
【図2】 本発明による情報端末装置のシステムブロック図
【図3】 本発明による情報端末装置へ情報を送信する情報配信センターのシステムブロック図
【図4】 本発明による情報端末装置へ情報を送信する交通情報センターのシステムブロック図
【図5】 本発明による情報端末装置で表示される地図データの構成を示した図である。
【図6】 図1の交通情報センターから情報配信センターへ送信される交通情報のデータ構成を示した図
【図7】 本発明による情報端末装置からの交通情報配信要求を受信した情報配信センターが交通情報を情報端末装置へ送信する過程を示したシーケンスチャート
【図8】 本発明による情報端末装置の動作を示すシーケンスチャート
【図9】 本発明による情報端末装置の表示モニタを示す図であり、道路地図と推奨経路と交通情報が表示されている。
【図10】 本発明による情報端末装置の第1の実施の形態における交通情報配信の要求を行うメッシュを示した図
【図11】 図8のシーケンスチャートの第1の実施の形態におけるサブルーチン
【図12】 本発明による情報端末装置の第2の実施の形態における交通情報配信の要求を行うメッシュを示した図
【図13】 図8のシーケンスチャートの第2の実施の形態におけるサブルーチン
【図14】 本発明による情報端末装置の第3の実施の形態における交通情報配信の要求を行うメッシュを示した図
【図15】 本発明による情報端末装置の第3の実施の形態における車両の走行軌跡を記録するためのフローチャート
【図16】 図8のシーケンスチャートの第3の実施の形態におけるサブルーチン
【図17】 本発明による情報端末装置の第4の実施の形態における交通情報配信の要求を行うメッシュを示した図
【図18】 図8のシーケンスチャートの第4の実施の形態におけるサブルーチン
【図19】 本発明による情報端末装置の第5の実施の形態における交通情報配信の要求を行うメッシュを示した図
【図20】 図8のシーケンスチャートの第5の実施の形態におけるサブルーチン
【図21】 本発明による情報端末装置の第5の実施の形態における交通情報配信の要求を行うメッシュとなりうる候補のメッシュを示した図
【図22】 本発明による情報端末装置の第5の実施の形態における交通情報配信の要求を行うメッシュとなりうる候補のメッシュと交通情報配信の要求を行う楕円枠との関係を示した図
【図23】 本発明による情報端末装置の第6の実施の形態における交通情報配信の要求を行うメッシュを示した図
【図24】 図8のシーケンスチャートの第6の実施の形態におけるサブルーチン
【図25】 図8のシーケンスチャートの第7の実施の形態におけるサブルーチン
【図26】 本発明による情報端末装置の第8の実施の形態における交通情報配信の要求を行うメッシュを示した図
【図27】 図8のシーケンスチャートの第8の実施の形態におけるサブルーチン
【符号の説明】
100 車載機 112 記憶装置
114 制御回路 115 RAM
116 ROM 130 受信装置
150 携帯電話機 200 情報配信センター
250 移動体通信網 300 交通情報センター
350 メディアセンター 360 FM多重放送網

Claims (3)

  1. 車両に搭載され、道路地図データをメッシュ領域単位で記憶し、基地局のデータベースに格納されている渋滞情報や規制情報を含む交通情報を移動体通信網および通信装置を介して受信する情報端末装置において、
    前記車両の走行軌跡を記録する軌跡記録手段と、
    前記軌跡記録手段によって記録した前記車両の走行軌跡の中から複数の走行軌跡を抽出する軌跡抽出手段と、
    前記軌跡抽出手段によって抽出した各走行軌跡が含まれるメッシュ領域の出現数を計数するメッシュ出現数計数手段と、
    前記メッシュ出現数計数手段による計数値の多い方から所定数分のメッシュ領域を特定する領域特定手段と、
    前記領域特定手段によって特定したメッシュ領域を対象とした交通情報を前記通信装置および移動体通信網を介して前記基地局に要求する要求手段と、
    前記要求に応じて前記基地局から前記移動体通信網を経由して送信されて、前記通信装置で受信した前記交通情報を記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする情報端末装置。
  2. 請求項1に記載の情報端末装置において、
    前記軌跡抽出手段は、前記軌跡記録手段によって記録した前記車両の走行軌跡のうち、所定の走行距離以内の複数の走行軌跡を抽出することを特徴とする情報端末装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報端末装置において、
    前記記憶手段によって記憶した前記交通情報を前記道路地図データに基づく道路地図に重畳して表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする情報端末装置。
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