JP3558393B2 - Foamable aerosol composition - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は起泡性エアゾール組成物に関する。さらに詳しくは、噴射したときに泡状となり、破泡させなくても自ら消泡し、有効成分を容易に均一に塗布させることができる起泡性エアゾール組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、エアゾール組成物には、主として、ヘアスプレーなどのように有効成分を霧状に噴射するものや、シェービングクリームなどのように有効成分を泡状に噴射するものがある。
【０００３】
しかしながら、従来の霧状に噴射するエアゾール組成物は、有効成分が目的とする部位以外にも付着し、有効成分の種類によっては、鼻粘膜を刺激し、咳込みを起こすことがある。
【０００４】
また、泡状に噴射するエアゾール組成物は、一般的にきめ細かい泡となることが多く、自ら消泡しずらいという欠点がある。泡状に噴射するエアゾール組成物の代表的なものとして、特開平２−２５５８８９号公報に記載されているものなどが知られているが、噴射剤の揮散に時間がかかるので、消泡性がわるく、形成された泡を充分にこすらないと破泡を完全に行なって均一に塗布することができないことがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、噴射させたときに泡状となり、破泡させなくても自ら消泡し、有効成分を容易に均一に塗布させることができ、しかも噴射剤の気化熱によって爽快感を付与しうる起泡性エアゾール組成物を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、（Ａ）低級アルコール１０〜５０重量％、水４０〜８０重量％、油成分０．０１〜１０重量％、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンステロールエーテル、ポリオキシエチレンラノリン誘導体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、シリコーンポリエーテルコポリマーのノニオン界面活性剤の１種以上０．１〜５重量％および有効量の有効成分を含有した原液５５〜７５重量％と、
（Ｂ）蒸気圧が２５℃で２〜７ｋｇ／ｃｍ2・Ｇである噴射剤２５〜４５重量％
とからなり、噴射させたときに泡状となり、破泡させなくても自ら消泡する起泡性エアゾール組成物に関する。
【０００７】
【作用および実施例】
本発明の起泡性エアゾール組成物は、前記したように、特定量の低級アルコール、水、油成分および界面活性剤ならびに有効成分を含有した原液と、特定の蒸気圧に調整された噴射剤とが用いられ、前記原液と前記噴射剤とが特定の割合で配合されたものであり、
（Ａ）低級アルコール１０〜５０重量％、水４０〜８０重量％、油成分０．０１〜１０重量％、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンステロールエーテル、ポリオキシエチレンラノリン誘導体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、シリコーンポリエーテルコポリマーのノニオン界面活性剤の１種以上０．１〜５重量％および有効量の有効成分を含有した原液５５〜７５重量％と、
（Ｂ）蒸気圧が２５℃で２〜７ｋｇ／ｃｍ2・Ｇである噴射剤２５〜４５重量％
とから構成される。
【０００８】
前記低級アルコールは、えられる起泡性エアゾール組成物に消泡性を付与する性質を有する成分である。
【０００９】
前記低級アルコールの具体例としては、たとえばエタノール、変性エタノール、ｎ−プロパノール、イソプロパノール、ｎ−ブタノール、イソブタノールなどの炭素数２〜４のアルコールがあげられ、これらは単独でまたは２種以上を混合して用いることができる。これらの低級アルコールのなかでは、汎用性の面からエタノール、変性エタノールおよびイソプロパノールが好ましい。
【００１０】
前記低級アルコールの原液中における含有量は、消泡性を向上させるために、１０重量％以上、好ましくは２０重量％以上とされ、また起泡性を向上させるために、５０重量％以下、好ましくは４０重量％以下とされる。
【００１１】
前記水は、えられる起泡性エアゾール組成物に起泡性を付与する性質を有する成分である。
【００１２】
前記水の種類はとくに限定がなく、たとえば通常のエアゾール組成物に用いられている精製水やイオン交換水などを好適に用いることができる。
【００１３】
前記水の原液中における含有量は、起泡性を向上させるために、４０重量％以上、好ましくは５０重量％以上とされ、また消泡性を向上させるために、８０重量％以下、好ましくは７５重量％以下とされる。
【００１４】
前記油成分は、えられる起泡性エアゾール組成物に消泡性を付与する性質を有する成分である。
【００１５】
前記油成分の具体例としては、たとえば鎖状ジメチルシリコーンオイル（メチルポリシロキサン）、環状シリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイルなどのシリコーンオイル；アイソパーＡ、アイソパーＣ、アイソパーＤ、アイソパーＥ、アイソパーＧ、アイソパーＨ、アイソパーＫ、アイソパーＬ、アイソパーＭ（以上、エクソン社製）、流動パラフィンなどのイソパラフィン系炭化水素、ワセリン、スクワラン、α−オレフィンオリゴマー、スクワレンなどの炭化水素類；オリーブ油、アーモンド油、ホホバ油、落花生油、ヒマシ油、ヤシ油、パーム油、サフラワー油、ヒマワリ油、綿実油、アボカド油、ツバキ油、トウモロコシ油、小麦胚芽油、コメヌカ油、カカオ油、ゴマ油、月見草油、紅花油、サザンカ油、大豆油、ナタネ油などの植物油；ラノリン、ラノリン誘導体、タートル油、ミンク油、ミツロウ、プリスタン、卵黄油などの動物油；ブチルステアレート、ヘキシルラウレート、イソプロピルミリステート、オクチルドデシルミリステート、イソプロピルパルミテート、ジイソプロピルアジペート、ジイソプロピルセバケートなどの脂肪酸エステル；ｌ−メントール、リモネン、シネオール、リナロール、ピネン、カンファーなどの精油、天然および合成香料などがあげられ、これらは単独でまたは２種以上を混合して用いることができる。
【００１６】
前記油成分の原液中における含有量は、消泡性を向上させるために、０．０１重量％以上、好ましくは０．１重量％以上とされ、また起泡性を向上させ、使用時にべたつきを付与しないようにするために、１０重量％以下、好ましくは５重量％以下とされる。
【００１７】
前記界面活性剤は、水と油成分との馴染みをよくし、起泡性を向上させるために用いられる成分である。
【００１８】
前記界面活性剤としては、ノニオン界面活性剤であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンステロールエーテル、ポリオキシエチレンラノリン誘導体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、シリコーンポリエーテルコポリマーがあげられ、これらは単独でまたは２種以上を混合して用いることができる。前記ノニオン界面活性剤を使用するばあい、エアゾール用金属製容器との腐食性などの面から好適である。
【００１９】
前記界面活性剤の原液中における含有量は、起泡性を向上させるために、０．１重量％以上、好ましくは０．３重量％以上とされ、また使用時にべたつきを付与しないようにし、皮膚に刺激を与えないようにするために、５重量％以下、好ましくは３重量％以下とされる。
【００２０】
前記有効成分は、えられる起泡性エアゾール組成物の目的、用途に応じて適宜選択して用いられる。
【００２１】
たとえば、本発明の起泡性エアゾール組成物をアフターシェーブローションとして用いるばあいには、有効成分として、たとえばグリチルリチン酸ジカリウム、ビタミン類などがあげられ、制汗剤として用いるばあいには、有効成分として、たとえばパラフェノールスルホン酸亜鉛、クロロヒドロキシアルミニウムなどがあげられ、化粧水として用いるばあいには、有効成分として、たとえばプラセンタエキス、アラントイン、ビタミンＥなどがあげられ、日焼け止め剤として用いるばあいには、有効成分として、たとえばパラメトキシケイ皮酸２−エチルヘキシル、パラジメチルアミノ安息香酸２−エチルヘキシルなどがあげられ、蚊などの害虫を忌避させるための人体用忌避剤として用いるばあいには、有効成分として、たとえばディートなどがあげられ、かゆみ止め剤として用いるばあいには、有効成分として、たとえばジフェンヒドラミン、アミノ安息香酸エチル、クロタミトンなどがあげられ、消炎鎮痛剤として用いるばあいには、たとえばインドメタシン、ケトプロフェン、イブプロフェン、フェルビナク、フルルビプロフェン、ピロキシカムなどがあげられ、また殺菌剤として用いるばあいには、たとえばアクリノール、塩化ベンザルコニウム、グルコン酸クロロヘキシジンなどがあげられる。
【００２２】
前記有効成分の原液中における含有量は、少なくとも前記有効成分によって効果が発現される量、すなわち有効量であるが、かかる有効量は、前記有効成分の種類によって異なるので一概には決定することができない。通常、前記有効成分の原液中における含有量は、前記したように、前記有効成分の種類にもよるが、０．０１重量％以上、なかんづく０．１重量％以上であることが好ましい。なお、前記有効成分の原液中における含有量は、あまりにも多いばあいには、他の成分の含有量が相対的に減少し、本発明の目的が達成されがたくなる傾向があるので、１０重量％以下、なかんづく５重量％以下であることが好ましい。
【００２３】
前記したように、本発明に用いられる原液は低級アルコール、水、油成分、界面活性剤および有効成分を含有したものであるが、本発明においては、さらに必要に応じて、たとえばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、１，３−ブチレングリコールなどの多価アルコール；パラベンなどの防腐剤；ジブチルヒドロキシトルエンなどの酸化防止剤；水酸化ナトリウム、アンモニア水、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、クエン酸などのｐＨ調整剤；カルボキシメチルセルロースなどの増粘剤；酸化亜鉛、酸化チタン、ナイロンパウダー、タルクなどの粉末などを本発明の目的が疎外されない範囲内で配合してもよい。
【００２４】
前記噴射剤としては、蒸気圧が２５℃で２〜７ｋｇ／ｃｍ２ ・Ｇのものが用いられる。蒸気圧が２ｋｇ／ｃｍ２ ・Ｇよりも小さいばあいには、消泡性が充分でなくなり、また７ｋｇ／ｃｍ２ ・Ｇをこえるばあいには、高圧となるので安全性の面で好ましくない。なお、かかる蒸気圧は、好ましくは２５℃で２〜５ｋｇ／ｃｍ２ ・Ｇである。
【００２５】
前記噴射剤の代表的なものとしては、たとえばＬＰＧ（プロパン、ｉ−ブタンおよびｎ−ブタンを主成分とする液化石油ガス）、ジメチルエーテル、ジフルオロモノクロロエタン、モノクロロジフルオロメタン、テトラフルオロエタンなどのフロンガスなどの液化ガスがあげられ、これらは単独でまたは２種以上を混合して用いられる。これらの噴射剤のなかでは、起泡性を向上させるという点から、前記ＬＰＧ（液化石油ガス）が好ましい。なお、本発明においては、前記液化ガスに、たとえば空気、Ｎ２ 、Ｏ２ 、ＣＯ２ 、Ｎ２ Ｏなどの圧縮ガスを配合することができる。
【００２６】
本発明の起泡性エアゾール組成物は、前記原液５５〜７５重量％と、噴射剤２５〜４５重量％とから構成される。
【００２７】
前記原液の割合が７５重量％をこえるばあい、すなわち前記噴射剤の割合が２５重量％未満であるばあい、消泡性が低下するようになり、また前記原液の割合が５５重量％未満であるばあい、すなわち前記噴射剤の割合が４５重量％をこえるばあい、起泡性が低下するようになる。
【００２８】
したがって、前記原液の割合は、５５重量％以上、好ましくは６０重量％以上、７５重量％以下とされ、また前記噴射剤の割合は、２５重量％以上、４５重量％以下、好ましくは４０重量％以下とされる。
【００２９】
本発明の起泡性エアゾール組成物は、通常の方法でエアゾール用耐圧容器内に充填し、エアゾール用バルブを取りつけることによってエアゾール製品とすることができる。
【００３０】
なお、エアゾール用耐圧容器にはとくに限定がなく、通常用いられている容器を適用することができる。
【００３１】
かくしてえられる本発明の起泡性エアゾール組成物は、噴射したときに泡状となり、破泡させなくても自ら消泡するので、有効成分を容易に均一に塗布させることができ、しかも噴射剤の気化熱によって爽快感を付与することができるものである。
【００３２】
つぎに本発明の起泡性エアゾール組成物を実施例にもとづいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【００３３】
実施例１〜９および比較例１〜４
表１〜３に示す組成からなる原液と噴射剤を混合して起泡性エアゾール組成物をえた。えられた起泡性エアゾール組成物１２０ｇをエアゾール用耐圧容器（満注量：３００ｍｌ）に充填し、エアゾール用バルブおよびボタンを取り付けてエアゾール製品を作製した。
【００３４】
なお、表２中、ＴＥＡはトリエタノールアミン、ＤＩＡはジイソプロパノールアミン、ＢＧは１，３−ブチレングリコールを示す。
【００３５】
【表１】
【表２】
【表３】
えられた起泡性エアゾール組成物の物性として起泡性、消泡性、塗布性および爽快感について下記の方法で調べた。その結果を表４に示す。
【００３９】
（起泡性）
えられた起泡性エアゾール組成物を掌の上に３秒間噴射させたときの起泡性を以下の判定基準によって評価した。
（判定基準）
○：起泡がピンポン玉（直径約４ｃｍ）以上の大きさである。
×：起泡がピンポン玉（直径約４ｃｍ）よりも小さい。
【００４０】
（消泡性）
えられた起泡性エアゾール組成物を、腕の約３ｃｍ四方に噴射し、完全に消泡するまでの時間を調べることにより、消泡性を調べ、以下の判定基準によって評価した。
（判定基準）
○：３分間以内に消泡する。
△：３〜６分間で消泡する。
×：６分間以内には消泡しない。
【００４１】
（塗布性）
３０歳代の男性１０人および女性１０人のパネラーを対象にして、えられた起泡性エアゾール組成物を腕の約３ｃｍ四方に噴射してもらい、塗布性を以下の判定基準によって評価した。
（判定基準）
○：１８人以上が塗布性がよいと判断。
△：１０〜１７人が塗布性がよいと判断。
×：９人以下が塗布性がよいと判断。
【００４２】
（爽快感）
３０歳代の男性１０人および女性１０人のパネラーを対象にして、えられた起泡性エアゾール組成物を腕の約３ｃｍ四方に噴射し、手で噴射された泡をつぶしたあと１分間放置し、腕の表面で爽快感を調べてもらい、以下の判定基準によって評価した。
（判定基準）
○：１８人以上が爽快感があると判断。
△：１０〜１７人が爽快感があると判断。
×：９人以下が爽快感があると判断。
【００４３】
【表４】
表４に示された結果から、実施例１〜９でえられた起泡性エアゾール組成物は、いずれも起泡性、消泡性、塗布性および爽快感にすぐれたものであることがわかる。
【００４５】
【発明の効果】
本発明の起泡性エアゾール組成物は、噴射したときに泡状となり、破泡させなくても自ら消泡し、有効成分を容易に均一に塗布させることができ、しかも噴射剤の気化熱によって爽快感を付与することができるという効果を奏する。[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to foamable aerosol compositions. More specifically, the present invention relates to a foamable aerosol composition which forms a foam when sprayed, defoams itself without breaking the foam, and can easily and uniformly apply the active ingredient.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, aerosol compositions mainly include those that spray the active ingredient in a mist, such as hair spray, and those that spray the active ingredient in a foam, such as a shaving cream.
[0003]
However, the conventional aerosol composition sprayed in the form of a mist adheres to an area other than the target area of the active ingredient, and depending on the type of the active ingredient, may stimulate the nasal mucosa and cause coughing.
[0004]
In addition, aerosol compositions that are sprayed in the form of a foam generally have fine bubbles in many cases, and have a drawback that they are difficult to defoam themselves. As a typical aerosol composition to be sprayed in the form of a foam, those described in JP-A-2-255889 are known, but since the volatilization of the propellant takes time, the defoaming property is low. On the contrary, if the formed foam is not sufficiently rubbed, it may not be possible to completely break the foam and to apply the foam uniformly.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above prior art, and becomes a foam when sprayed, defoams itself without breaking bubbles, and can easily and uniformly apply the active ingredient. It is an object of the present invention to provide a foamable aerosol composition that can provide a refreshing feeling by the heat of vaporization of a propellant.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to (A) 10 to 50% by weight of a lower alcohol, 40 to 80% by weight of water, 0.01 to 10% by weight of an oil component, polyoxyethylene polyoxypropylene alkyl ether, polyethylene glycol fatty acid ester, polyoxyethylene sterol. Ether, polyoxyethylene lanolin derivative, polyoxyethylene polyoxypropylene block polymer, glycerin fatty acid ester, decaglycerin fatty acid ester, polyoxyethylene glycerin fatty acid ester, polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester, polyoxyethylene sorbitol fatty acid ester, silicone polyether a stock solution from 55 to 75 weight percent of active ingredient one or more 0.1 to 5 wt% and an effective amount of the nonionic surfactant of the copolymer,
(B) 25 to 45% by weight of a propellant having a vapor pressure of 2 to 7 kg / cm 2 · G at 25 ° C.
The present invention relates to a foamable aerosol composition which forms a foam when sprayed and defoams itself without breaking the foam.
[0007]
[Action and Examples]
The foamable aerosol composition of the present invention is, as described above, a stock solution containing a specific amount of a lower alcohol, water, an oil component and a surfactant and an active ingredient, and a propellant adjusted to a specific vapor pressure. Is used, wherein the stock solution and the propellant are blended in a specific ratio,
(A) 10 to 50% by weight of lower alcohol, 40 to 80% by weight of water, 0.01 to 10% by weight of oil component, polyoxyethylene polyoxypropylene alkyl ether, polyethylene glycol fatty acid ester, polyoxyethylene sterol ether, polyoxy Nonionic interface of ethylene lanolin derivative, polyoxyethylene polyoxypropylene block polymer, glycerin fatty acid ester, decaglycerin fatty acid ester, polyoxyethylene glycerin fatty acid ester, polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester, polyoxyethylene sorbitol fatty acid ester, silicone polyether copolymer a stock solution from 55 to 75 weight percent of active ingredient 0.1 to 5% by weight of one or more active agents and an effective amount,
(B) 25 to 45% by weight of a propellant having a vapor pressure of 2 to 7 kg / cm 2 · G at 25 ° C.
It is composed of
[0008]
The lower alcohol is a component having a property of imparting defoaming properties to the obtained foamable aerosol composition.
[0009]
Specific examples of the lower alcohol include alcohols having 2 to 4 carbon atoms such as ethanol, denatured ethanol, n-propanol, isopropanol, n-butanol and isobutanol, and these may be used alone or in combination of two or more. Can be used. Among these lower alcohols, ethanol, denatured ethanol and isopropanol are preferred from the viewpoint of versatility.
[0010]
The content of the lower alcohol in the stock solution is 10% by weight or more, preferably 20% by weight or more, for improving the defoaming property, and 50% by weight or less, preferably, for improving the foaming property. Is 40% by weight or less.
[0011]
The water is a component having a property of imparting foaming properties to the obtained foamable aerosol composition.
[0012]
The type of the water is not particularly limited, and for example, purified water, ion-exchanged water, and the like, which are used in ordinary aerosol compositions, can be suitably used.
[0013]
The content of the water in the stock solution is 40% by weight or more, preferably 50% by weight or more, in order to improve the foaming property, and 80% by weight or less, preferably, in order to improve the defoaming property. Not more than 75% by weight.
[0014]
The oil component is a component having a property of imparting defoaming properties to the obtained foamable aerosol composition.
[0015]
Specific examples of the oil component include silicone oils such as chain dimethyl silicone oil (methyl polysiloxane), cyclic silicone oil and methyl phenyl silicone oil; Isopar A, Isopar C, Isopar D, Isopar E, Isopar G, Isopar H, Isopar K, Isopar L, Isopar M (exxon), isoparaffinic hydrocarbons such as liquid paraffin, hydrocarbons such as petrolatum, squalane, α-olefin oligomer, squalene; olive oil, almond oil, jojoba oil , Peanut oil, castor oil, coconut oil, palm oil, safflower oil, sunflower oil, cottonseed oil, avocado oil, camellia oil, corn oil, wheat germ oil, rice bran oil, cacao oil, sesame oil, evening primrose oil, safflower oil, sasanqua Oil, soybean oil, nata Vegetable oils such as oil; animal oils such as lanolin, lanolin derivatives, turtle oil, mink oil, beeswax, pristane, egg yolk oil; butyl stearate, hexyl laurate, isopropyl myristate, octyldodecyl myristate, isopropyl palmitate, diisopropyl adipate; Fatty acid esters such as diisopropyl sebacate; essential oils such as l-menthol, limonene, cineol, linalool, pinene, camphor and the like, natural and synthetic flavors, etc., and these can be used alone or in combination of two or more. .
[0016]
The content of the oil component in the stock solution is 0.01% by weight or more, preferably 0.1% by weight or more in order to improve the defoaming property, and also improves the foaming property and reduces stickiness during use. In order not to give it, the content is 10% by weight or less, preferably 5% by weight or less.
[0017]
The surfactant is a component used to improve the affinity between water and an oil component and to improve foaming properties.
[0018]
Said as a surfactant, polyoxyethylene polyoxypropylene alkyl ether is a nonionic surfactant, Po triethylene glycol fatty acid esters, polyoxyethylene sterol ethers, polyoxyethylene lanolin derivatives, polyoxyethylene polyoxypropylene block polymer, glycerin fatty acid esters, decaglycerol fatty acid esters, polyoxyethylene glycerin fatty acid esters, polyoxyethylene sorbitan fatty acid esters, polyoxyethylene sorbitol fatty acid esters, silicone polyether copolymer chromatography is Agerare, they alone or Can be used in combination. When using the nonionic surfactant is a good suitable in terms of corrosion of the aerosol metal container.
[0019]
The content of the surfactant in the stock solution is 0.1% by weight or more, preferably 0.3% by weight or more, in order to improve foaming properties. In order not to cause irritation, the content is 5% by weight or less, preferably 3% by weight or less.
[0020]
The active ingredient is appropriately selected and used depending on the purpose and use of the obtained foamable aerosol composition.
[0021]
For example, when the foamable aerosol composition of the present invention is used as an after-shave lotion, examples of the active ingredient include dipotassium glycyrrhizinate, vitamins, and the like. For example, zinc paraphenolsulfonate, chlorohydroxyaluminum and the like can be mentioned. When used as a lotion, the active ingredients include, for example, placenta extract, allantoin, vitamin E, etc., and when used as a sunscreen, Examples of the active ingredient include 2-ethylhexyl paramethoxycinnamate and 2-ethylhexyl paradimethylaminobenzoate, which are effective when used as a human repellent for repelling pests such as mosquitoes. As an ingredient, for example, dee When used as an anti-itch agent, examples of the active ingredient include diphenhydramine, ethyl aminobenzoate, and crotamiton.When used as an anti-inflammatory analgesic, for example, indomethacin, ketoprofen, ibuprofen, Felbinac, flurbiprofen, piroxicam and the like, and when used as a fungicide, for example, acrinol, benzalkonium chloride, chlorohexidine gluconate and the like.
[0022]
The content of the active ingredient in the stock solution is at least an amount at which the effect is exhibited by the active ingredient, that is, an effective amount.However, such an effective amount varies depending on the type of the active ingredient, and thus may be determined unconditionally. Can not. Generally, as described above, the content of the active ingredient in the stock solution depends on the type of the active ingredient, but is preferably 0.01% by weight or more, particularly preferably 0.1% by weight or more. When the content of the active ingredient in the stock solution is too large, the content of the other ingredients tends to be relatively reduced, and the object of the present invention tends to be difficult to achieve. It is preferably at most 5% by weight, especially at most 5% by weight.
[0023]
As described above, the stock solution used in the present invention contains a lower alcohol, water, an oil component, a surfactant and an active ingredient. In the present invention, if necessary, further, for example, ethylene glycol, diethylene glycol Polyhydric alcohols such as triethylene glycol, propylene glycol, glycerin and 1,3-butylene glycol; preservatives such as paraben; antioxidants such as dibutylhydroxytoluene; sodium hydroxide, aqueous ammonia, triethanolamine, diethanolamine; PH adjusters such as diisopropanolamine and citric acid; thickeners such as carboxymethylcellulose; powders such as zinc oxide, titanium oxide, nylon powder, talc and the like may be blended within a range that does not exclude the object of the present invention. .
[0024]
As the propellant, those having a vapor pressure of 2 to 7 kg / cm 2 · G at 25 ° C. are used. When the vapor pressure is lower than 2 kg / cm 2 · G, the defoaming property is not sufficient, and when the vapor pressure exceeds 7 kg / cm 2 · G, the pressure becomes high, which is not preferable in terms of safety. . The vapor pressure is preferably 2 to 5 kg / cm 2 · G at 25 ° C.
[0025]
Representative propellants include, for example, LPG (liquefied petroleum gas mainly containing propane, i-butane and n-butane), chlorofluorocarbon gas such as dimethyl ether, difluoromonochloroethane, monochlorodifluoromethane, and tetrafluoroethane. Liquefied gases are used singly or as a mixture of two or more. Among these propellants, the above-mentioned LPG (liquefied petroleum gas) is preferable from the viewpoint of improving foaming properties. In the present invention, a compressed gas such as air, N 2 , O 2 , CO 2 , and N 2 O can be mixed with the liquefied gas.
[0026]
The foamable aerosol composition of the present invention comprises 55 to 75 % by weight of the stock solution and 25 to 45% by weight of a propellant.
[0027]
When the ratio of the stock solution exceeds 75 % by weight, that is, when the ratio of the propellant is less than 25 % by weight, the defoaming property decreases, and when the ratio of the stock solution is less than 55% by weight. In some cases, that is, when the proportion of the propellant exceeds 45% by weight, the foaming property is reduced.
[0028]
Accordingly, the ratio of the stock solution, 55 wt% or more, preferably 60 wt% or more, is 75 wt% or less, also the proportion of the propellant 25 wt% or more, 4 5% by weight or less, preferably 40 % By weight or less.
[0029]
The foamable aerosol composition of the present invention can be made into an aerosol product by filling a pressure-resistant container for aerosol by an ordinary method and attaching a valve for aerosol.
[0030]
The pressure-resistant container for aerosol is not particularly limited, and a commonly used container can be used.
[0031]
The foamable aerosol composition of the present invention thus obtained becomes foamy when sprayed, and self-defoams without breaking, so that the active ingredient can be easily and uniformly applied, and furthermore, the propellant Refreshing feeling can be imparted by the heat of vaporization.
[0032]
Next, the foamable aerosol composition of the present invention will be described in more detail based on examples, but the present invention is not limited to these examples.
[0033]
Examples 1 to 9 and Comparative Examples 1 to 4
A stock solution having the composition shown in Tables 1 to 3 and a propellant were mixed to obtain a foamable aerosol composition. 120 g of the obtained foamable aerosol composition was filled into a pressure-resistant container for aerosol (full filling volume: 300 ml), and an aerosol valve and a button were attached to produce an aerosol product.
[0034]
In Table 2, TEA indicates triethanolamine, DIA indicates diisopropanolamine, and BG indicates 1,3-butylene glycol.
[0035]
[Table 1]
[Table 2]
[Table 3]
The foaming properties, defoaming properties, applicability and exhilaration as physical properties of the obtained foamable aerosol composition were examined by the following methods. Table 4 shows the results.
[0039]
(Foaming)
The foaming property when the obtained foamable aerosol composition was sprayed on the palm for 3 seconds was evaluated according to the following criteria.
(Judgment criteria)
：: Foaming is larger than a ping-pong ball (about 4 cm in diameter).
X: Foaming is smaller than a ping-pong ball (about 4 cm in diameter).
[0040]
(Defoaming)
The obtained foamable aerosol composition was sprayed about 3 cm square on the arm, and the time required until the foam completely disappeared was examined. The defoaming property was examined and evaluated according to the following criteria.
(Judgment criteria)
：: Defoam within 3 minutes.
Δ: Defoamed in 3 to 6 minutes.
×: Does not defoam within 6 minutes.
[0041]
(Applicability)
For 10 male and 10 female panelists in their 30s, the obtained foamable aerosol composition was sprayed about 3 cm square on the arm, and the applicability was evaluated according to the following criteria.
(Judgment criteria)
：: 18 or more persons judged that the applicability was good.
Δ: 10 to 17 persons judged that the applicability was good.
X: Nine or less people judged that applicability was good.
[0042]
(Exhilaration)
For 10 male and 10 female panelists in their 30s, spray the foaming aerosol composition obtained about 3 cm square on the arm, crush the foam sprayed by hand and leave for 1 minute Then, the feeling of exhilaration was examined on the surface of the arm, and evaluated according to the following criteria.
(Judgment criteria)
：: More than 18 people judged that there was a feeling of exhilaration.
Δ: 10 to 17 persons judged that there was a feeling of exhilaration.
X: 9 or less persons judged that there was a feeling of exhilaration.
[0043]
[Table 4]
From the results shown in Table 4, it can be seen that the foaming aerosol compositions obtained in Examples 1 to 9 are all excellent in foaming properties, defoaming properties, applicability, and exhilaration. .
[0045]
【The invention's effect】
The foamable aerosol composition of the present invention becomes foamy when sprayed, defoams itself without breaking the foam, and can easily and uniformly apply the active ingredient. An effect that an exhilarating feeling can be provided is exerted.
Claims (4)
（Ｂ）蒸気圧が２５℃で２〜７ｋｇ／ｃｍ2・Ｇである噴射剤２５〜４５重量％
とからなり、噴射させたときに泡状となり、破泡させなくても自ら消泡する起泡性エアゾール組成物。 (A) 10 to 50% by weight of lower alcohol, 40 to 80% by weight of water, 0.01 to 10% by weight of oil component, polyoxyethylene polyoxypropylene alkyl ether, polyethylene glycol fatty acid ester, polyoxyethylene sterol ether, polyoxy Nonionic interface of ethylene lanolin derivative, polyoxyethylene polyoxypropylene block polymer, glycerin fatty acid ester, decaglycerin fatty acid ester, polyoxyethylene glycerin fatty acid ester, polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester, polyoxyethylene sorbitol fatty acid ester, silicone polyether copolymer a stock solution from 55 to 75 weight percent of active ingredient 0.1 to 5% by weight of one or more active agents and an effective amount,
(B) 25 to 45% by weight of a propellant having a vapor pressure of 2 to 7 kg / cm 2 · G at 25 ° C.
And a foaming aerosol composition which foams when sprayed and defoams itself without breaking bubbles.
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