JP3425366B2 - 画像補正装置 - Google Patents

画像補正装置

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JP3425366B2
JP3425366B2 JP18346398A JP18346398A JP3425366B2 JP 3425366 B2 JP3425366 B2 JP 3425366B2 JP 18346398 A JP18346398 A JP 18346398A JP 18346398 A JP18346398 A JP 18346398A JP 3425366 B2 JP3425366 B2 JP 3425366B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像補正装置に関
し、特に本の綴じ目の付近のように特定部域が歪んだ原
稿を画像として読み取り、元の原稿が平面であったかの
ように補正する画像補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製本された本やノートなどのように中央
綴じ部が原稿台より離れる原稿を当倍率に鮮明に複写す
る装置として、特開昭57−191653号公報記載の
画像形成装置がある。この画像形成装置は原稿と原稿台
との距離を測定し、その距離に応じて走査速度と原稿台
の高さと光源の照度を調節することにより、画像の歪み
及び明るさを補正するものであり、中央綴じ部の直線を
y軸とし、見開きページの方向をx軸とするとき、原稿
台と原稿がy軸方向には傾斜角がなく、x軸方向のみに
一定の傾斜角θをなすときに有効な方法を提供してい
る。
【0003】また、入力した画像だけから画像補正する
技術として、特開平5−161004号公報記載の原稿
読み取り装置がある。この原稿読み取り装置は、原稿読
み取り手段にて原稿を読み取り、画像情報を得るととも
に、境界検出手段にて原稿と原稿台の境界を検出する。
この境界検出結果を基に原稿の形状、曲がり具合を検出
し、その検出結果に応じて読み取った画像データを補正
するものである。また、上記原稿読み取り装置では、原
稿と原稿台を区別しやすいように原稿台は黒色など白色
以外の色が選ばれ、原稿の両方のエッジ部の高さの差が
ある程度以下のものに適用できるものである。
【0004】また、特開平8−181828号公報記載
の画像処理装置によると、特開平5−161004号公
報記載の原稿読み取り装置などで課題になった原稿台の
色の制限や、原稿の色に関する制限に対する改善が、原
稿と接する面に白黒の縞模様のついた原稿ガイドを設け
ることにより実現されている。
【0005】さらに、特開平10−065877号公報
記載の画像処理装置には、原稿を撮影して得られた画像
のエッジを検出し、得られたエッジから原稿のスキュー
を検出し、高さ歪みと回転歪みを有する原稿を補正する
技術が公開されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の特開昭57−191653号公報記載の画像形成装
置では、画像を読み込みながら走査速度と原稿台の高さ
と光源の照度を制御する必要があるため、非常に複雑な
機構が必要になるという問題があった。
【0007】また、一般に測距手段の結果には誤差が含
まれるため、実際の原稿と原稿台との距離と測定結果が
一致せず、必ずしも撮像される画像が平面に補正できる
とは限らないという問題もあった。
【0008】また、特開平5−161004号公報記載
の原稿読み取り装置では、上記の画像形成装置のように
原稿面の高さをセンサなどの測距手段を用いて検出する
必要がなく、画像だけから歪みや明るさの補正を行う
が、境界の位置と原稿の高さを一意に対応づけているた
め、原稿が定められた場所に置かれていない場合、ある
いは回転して置かれている場合には補正をすることがで
きないという問題があった。
【0009】また、原稿の高さが読み取り手段の主走査
方向に対して一定範囲でなければ補正を行うことができ
ず、原稿の高さが読み取り手段の主走査方向に対して一
定範囲でない場合は警告を発するにとどまるという問題
があった。
【0010】また、従来のエッジの位置の検出方法は、
特開平10−065877号公報で公開されているよう
に、エッジ検出フィルタ処理した画像の連結成分が所定
以下の場合は、孤立点とし、上記連結成分が所定以下の
場合は、直線で補間していたが、この方法の場合、エッ
ジ検出誤り、エッジ検出漏れが起こるという問題があっ
た。
【0011】また、従来の綴じ目位置の検出は、特開平
10−065877号公報で公開されているように、エ
ッジ位置の極大若しくは極小点を綴じ目位置と判定する
方法が用いられていた。このため、原稿に皺などの局所
的な変化がある場合は、綴じ目位置の検出を間違えると
いう問題があった。
【0012】さらに、従来の基準線の傾きは、例えば、
特開平8−181828号公報に記載されているよう
に、原稿ガイドの下部の線を基準線としていたため、原
稿ガイドのない場合、基準線あるいは基準線の傾きが求
まらないという問題があった。
【0013】また、原稿の端点は、特開平8−1818
28号公報に記載されているように、両ページ共通の判
定基準で検出していたため、通常斜め方向から光が当て
られるスキャナ、複写機において、左右のページの端点
が正しく検出されないという問題があった。
【0014】また、特開昭57−191653号公報、
特開平5−161004号公報、特開平8−18182
8号公報、特開平8−181828号公報で示された技
術に共通して、原稿の高さが読み取り手段の主走査方向
に対して一定であるため、原稿の上下で浮き上がり量が
異なる場合には画像を補正できないという問題があっ
た。さらに、左右ページの上下で浮き上がり量が異なる
場合にも左右のバランスを取って補正することができ
ず、適正な補正にならないという、問題があった。
【0015】また、従来技術では、綴じ目付近の画像の
画像は黒くなる傾向があり、補正が不完全であったりあ
るいは不可能である場合があった。さらに、原稿の色が
白色でない場合の綴じ目を補正する場合は、特に補正が
難しいという問題があった。
【0016】また、従来技術では、読み取ったままの高
解像度の画像から形状認識を行っていたため処理が重
く、メモリ消費量が大きくなるという問題があった。
【0017】また、画像の歪み補正の有無にかかわりな
く同一の特性で画像の読み取りを行っているため、歪み
補正のない場合は白黒コントラストが低すぎ、歪み補正
を行えば、エッジ検出が難しくなるという問題があっ
た。
【0018】また、従来技術は、補正の自動停止機能が
なく、無駄な紙を出力してしまうという問題があった。
【0019】本発明の目的は上記問題点を解決するた
め、たとえ原稿が回転していたり、綴じ目の浮き方が原
稿の上下で異なっていても、あたかも元の原稿が平面で
あったかのように、画像の幾何学的歪みや明るさを補正
する画像補正装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、綴じ目の上下の浮き上がり量が異なる
原稿の画像を補正する画像補正装置であって、前記歪み
画像補正手段は、原稿のエッジを検出するエッジ検出手
段と、原稿の綴じ目の位置を求める綴じ目位置検出手段
と、原稿の位置の基準線を求める基準線検出手段と、上
記基準線と綴じ目の位置より原稿の上下の側面の傾斜角
を計算する側面傾斜角算出手段と、前記エッジと基準線
と傾斜角より原稿の上下のエッジの3次元位置を計算す
るエッジ3次元位置算出手段と、エッジの3次元位置よ
り原稿全体の形状を計算する原稿形状算出手段とを有す
ることを特徴とする画像補正装置である。
【0021】さらに、前記エッジ付近の画像の輝度変化
より原稿の左右の端点を求める原稿端点検出手段と、原
稿の3次元形状に従い、画像から補正対象画素の背景輝
度を求め、背景輝度と目標輝度から画素の輝度補正パラ
メータを求める輝度補正パラメータ算出手段とを有し、
前記原稿の3次元形状と輝度補正パラメータを用いて入
力された画像を補正することを特徴とする。
【0022】また、前記エッジ検出手段は、エッジの位
置変化が少ない場所のうち所定の長さ以上の区間を検出
し、前記区間以外は前後で検出した区間から補間した位
置を原稿エッジの位置とすることを特徴とする。
【0023】また、前記綴じ目位置検出手段は、前記エ
ッジ検出手段によって検出されたエッジの位置の極大点
若しくは極小点のうち、画像の中心に最も近い方を綴じ
目位置として検出することを特徴とする。
【0024】また、前記基準線検出手段は、エッジ付近
の画像の画素値が第1の基準値以上で、且つ、エッジの
傾きの変化量が第2の基準値以下となる区間のうち、最
も長い区間における平均のエッジの傾きを基準線の傾き
とし、前記最長区間の原稿外側の端点から前記傾きで延
ばした直線を基準線とし、原稿左右あるいは上下のエッ
ジについてそれぞれ基準線を検出するものであることを
特徴とする。
【0025】また、前記原稿端点検出手段は、原稿の左
右のページで別々の判定基準に基づいて原稿端点を検出
することを特徴とする。
【0026】また、前記原稿形状算出手段は、原稿面を
上下のエッジの間を結ぶ直線の集合で近似し、原稿面の
3次元位置を前記直線の上下端点の位置の内分比から求
めることを特徴とする。
【0027】さらに、前記原稿形状算出手段は、算出さ
れたエッジの長さが上下で異なる場合、同一の長さにな
るようにエッジの3次元位置を修正することを特徴とす
る。
【0028】さらに、前記原稿形状算出手段は、算出さ
れた原稿の縦の長さが左右のページで異なる場合、縦の
長さが左右で同一となるように原稿の3次元形状データ
を修正することを特徴とする。
【0029】さらに、前記原稿形状算出手段は、入力さ
れた画像を所定の縮小率で縮小する画像縮小手段を有
し、前記縮小された画像から原稿の3次元形状を求めた
後、前記縮小率に従い原稿の3次元形状データを修正す
ることを特徴とする。
【0030】また、前記輝度補正パラメータ算出手段
は、原稿面を近似する直線の上下端点付近の画像の輝度
の内分比から補正対象画素の背景輝度を求め、背景輝度
に対する目標輝度の比を輝度補正パラメータとすること
を特徴とする。
【0031】
【0032】
【0033】さらに、前記縮小画像を作成するための画
像の読み取りと、補正対象となる画像の読み取りを別々
に行うことを特徴とする。
【0034】
【0035】
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0037】〔実施の形態1〕図1は本発明の実施の一
形態である画像補正装置1の電気的構成を示すブロック
図である。画像補正装置1は、中央演算処理装置2、画
像入力装置3、記憶装置4、画像出力装置5を含み、そ
れぞれバスライン6で接続され、バスライン6を介して
相互に信号の授受を行う。以後の説明では、バスライン
に関する記載は省略する。
【0038】画像入力手段である画像入力装置3は、例
えばスキャナなどの画像読み取り装置によって実現され
る。また、画像入力装置3はあらかじめCD−ROM、
フロッピーディスク、光磁気ディスクなどの記憶媒体に
記録された画像を読み出す装置であってもよい。
【0039】画像出力手段である画像出力装置5は、例
えばプリンタによって実現される。また、CRTやLC
Dなどの表示装置であってもよい。
【0040】記憶手段である記憶装置4は例えば半導体
メモリやハードディスク装置によって実現される。画像
入力装置3によって入力された画像は、画像信号として
記憶装置4に記憶される。また、各画像処理手段はプロ
グラムによって実現され、あらかじめ記憶装置4に記憶
されている。
【0041】中央演算処理手段である中央演算処理装置
2は例えばマイクロプロセッサによって実現され、以降
で説明する各画像処理手段は、中央演算処理装置2上で
実行されるプログラムとして実現される。本実施形態で
は、各画像処理手段は中央演算処理装置2上で実行され
るプログラムとしているが、各手段がハードウェアのロ
ジックであってもよい。
【0042】図2は本や雑誌などの原稿10を読み取っ
た画像の例である。原稿面はスキャナのガラス面に密着
させるため、ガラス面に密着した原稿面とスキャナのレ
ンズとの距離は一定であるが、綴じ目12付近の原稿面
はガラス面から浮き上がるためにスキャナのレンズとの
距離が広がり、縮小して読み取られる。このため、綴じ
目12付近に幾何学的歪みが生じることとなる。また、
スキャナは原稿面に光りを当て、その反射光を読み取る
ため、綴じ目12付近のように浮き上がった場所の画像
は暗くなってしまう。
【0043】以下の説明では、図2の水平方向をx方
向、垂直方向をy方向と決める。原点Oはレンズ中心に
合わせ、画像上部中央に定める。画像を読み取るスキャ
ナの主走査方向はx軸と平行であるとし、副走査方向は
y方向と平行であるとする。つまり、CCDラインセン
サとx軸は平行であり、レンズ及びCCDの移動方向は
y方向と平行ということである。入力画像中の原稿10
は時計回りに90°回転して置かれているとし、画像の
上側に来るページを左ページ、下側に来るページを右ペ
ージと呼ぶこととし、原稿10のaを原稿左上、bを原
稿左下、cを原稿右上、dを原稿右下と呼ぶこととす
る。原稿面の輪郭を原稿エッジと呼ぶこととし、図2の
13の部分を原稿上部エッジ、14の部分を原稿下部エ
ッジと呼ぶこととする。原稿面はガラス面に接している
部分は平面であり、原稿エッジも直線となる。このよう
な場所における原稿エッジの接線を基準線とし、原稿左
上部の基準線を基準線15a、左下の基準線を基準線1
5b、右上の基準線を基準線15c、右下の基準線を基
準線15dとする。
【0044】また、画像は原稿10のエッジが検出でき
るよう、原稿10と原稿外領域11が区別できるように
読み取られているものとする。背景が白い通常の原稿の
場合、スキャナの蓋を開けた状態で原稿を読み込むか、
スキャナの蓋を黒などの色にしておくことにより、原稿
外領域11は原稿10よりも暗く読み取られるため、原
稿外領域11と原稿10で輝度差が生じ、原稿10のエ
ッジを検出することができる。また、黒っぽい原稿であ
った場合には、スキャナの蓋を白色など明るい色にし、
蓋を閉めて画像を読み込むことにより、原稿外領域11
と原稿10で輝度差が生じるため、同様に原稿のエッジ
を検出することができる。
【0045】以下、各画像処理手段について詳細に説明
する。以下の説明では、特に断らない限り、実際の原稿
ではなく、レンズによって投影される像を用いて説明し
ている。これは、実際の原稿とその像は相似関係にあ
り、大きさが違うだけで、形状に違いはないことと、画
像としてCCDに写るのはレンズによって投影される原
稿の像のCCD面での断面であり、画像と同じスケール
で原稿の像の形状を計算することができるため、より理
解しやすいという理由による。
【0046】エッジ検出手段は例えばエッジ検出フィル
タを使って実現される。エッジ検出フィルタはSobe
lのオペレータやPrewittのオペレータなどさま
ざまなものが従来から提案されている。これらエッジ検
出フィルタは、画像の明るさが急激に変化する場所ほど
大きな値を出力する。原稿面の明るさが原稿面以外の部
分と異なる場合、画像をエッジ検出フィルタで処理する
ことにより、原稿のエッジを検出することができるが、
文字の輪郭など、原稿エッジ以外のエッジも検出してし
まうため、以下のようにして原稿エッジのみを検出す
る。ここで原稿エッジとは原稿面の最も外側の輪郭線の
ことを示す。
【0047】図3はエッジ検出の手順を示すフローチャ
ートである。まず、エッジ検出フィルタでエッジ検出を
行い(S1)、エッジ検出処理を行った画像の端からx
方向に所定の閾値を越える点(エッジ)を探す(S
2)。このとき、見つかれば(S3)エッジの妥当性の
チェックを行い(S4)、妥当であれば位置を記録し
(S5)、次のラインに移る(S7)。探索範囲の終端
までエッジが見つからないときは位置を記録せずに次の
ラインに移る。最後のラインまで到達すれば(S8)処
理を終了する。
【0048】妥当性のチェックでは、例えば、孤立点で
はないこと、及び、原稿内側に向かってエッジが一定距
離存在していないことを調べる。フィルタ処理で検出さ
れたエッジが孤立点である場合、スキャナのガラス面に
付着したゴミ、ホコリの像であったり、ノイズであった
りするため、これを除去する。孤立点の判断は、フィル
タ処理した画像の画素の連結成分を調べ、連結している
画素の数が所定数以下の場合、孤立点と判断する。ま
た、画像に写った原稿の側面やカバーなどもエッジ検出
フィルタでエッジとして検出されてしまうが、原稿面の
上下端には空白があると仮定すると、原稿面のエッジの
内側にはしばらくエッジは存在しないと考えられる。こ
のことから、検出されたエッジから原稿内側に向かって
他のエッジが一定距離存在していない場合は原稿のエッ
ジと判断することができる。
【0049】図4はエッジ検出結果と、前後のエッジ位
置の差分の絶対値のグラフを示している。図3に従い、
エッジ検出を行った場合、エッジの検出誤り、検出抜け
を含んでいる場合がある。これはそれぞれ図4のア、イ
の部分に相当する。図4のア、イの部分を検出するた
め、まず、前後のエッジ位置の差分の絶対値を計算す
る。正しく原稿エッジを検出している部分はエッジの変
化が少ないため、差分値は小さくなるが、エッジ検出を
誤った部分はその前後で差分値が増大する。エッジの検
出抜けは、その前後でエッジ検出のデータがないことか
ら判断できる。以上により、差分値が所定値以下であ
り、エッジ検出結果が存在している区間は正しいエッジ
検出結果であると判断する。ただし、エッジ検出誤りを
避けるため、所定の長さ以下の区間は無視する。上記以
外の区間はその前後の区間のデータから近似により補間
する。近似方法は直線で近似してもよいし、ベジエ曲線
などで近似してもよい。
【0050】以上により、原稿の上下について、同様の
処理を行うことにより、原稿の上下のエッジを検出する
ことができる。
【0051】次に図5を用いて、綴じ目位置検出手段に
ついて説明する。エッジ検出手段によって得られた上部
エッジ13と下部エッジ14から綴じ目12の上下端点
12a、12bを求める。綴じ目の上部端点12aは上
部エッジ13の極小点、綴じ目の下部端点12bは下部
エッジ14の極大点とする。このとき、綴じ目ではな
い、局所的な極大、極小点も存在する可能性があるた
め、最も中心に近い極大、極小点を綴じ目位置とする。
【0052】以上により、綴じ目の上下端点が求められ
るので、それらを結ぶ線が綴じ目12となる。次に図6
を用いて基準線検出手段について説明する。原稿面がガ
ラス面に接触している部分では歪みがないため、原稿エ
ッジも直線となる。このような直線を基準線とし、後述
の画像処理では基準線とエッジの位置関係から原稿形状
を計算している。
【0053】図6の20aは左ページ上部のエッジの傾
き、20bは右ページ上部のエッジの傾きを表してい
る。また、21は原稿上部のエッジ付近の画素値の変化
を示している。エッジ付近の画素値とは、エッジから所
定距離にある画素の値でもよいし、その周辺の平均値で
もよい。原稿がガラス面から離れた場所では画像が暗く
なるため、画素値は小さくなる。このため、画素値の最
大値から所定の範囲にある部分はガラス面に接触した部
分と判断できる。上記範囲において、エッジの傾き20
a及び20bにおいて傾きがほぼ一定の値になる場所を
検出し、求めた値をそれぞれ基準線の傾きとする。原稿
がガラス面に接触している区間におけるエッジ位置を通
過点とする、前記傾きの直線が基準線となる。通過点は
ガラス面に接触していると判断した区間内であればどこ
でもよいが、区間の両端部分はエッジが曲がり始める部
分であり、必ずしも直線になっていない場合もあるた
め、区間の中心付近である方が望ましい。
【0054】原稿下部についても同様の処理を行うこと
により、原稿上下のエッジの基準線15a、15b、1
5c、15dを求めることができる。
【0055】次に、図7を用いて原稿端点検出手段につ
いて説明する。ガラス面に密着している部分の原稿面の
明るさはおおよそ一定と考えられるが、原稿の外側はス
キャナなどの光源から離れるため、暗くなる。図6と同
様に、原稿上下でエッジ付近の画素値の変化を求め、そ
れぞれ、左右のページで画素値の最大値と比べ、一定割
合以上小さくなる場所を検出する(S11)。
【0056】また、一般に、スキャナや複写機などの光
源は原稿の真下からではなく、斜め方向から当てられる
ため、原稿左右の側面で光りの入射角が異なり、画像に
写る明るさが異なる場合がある。このため、例えば、原
稿左側は3%、右側は5%画素値が小さくなったら原稿
端点と判断するなど、原稿の左右で判断基準を変えても
よい。図8のように、検出した端点22a、22b、2
2c、22dから原稿の上下反対側の基準線に垂線を引
き(S12)、原稿の外側になる垂線を左右それぞれで
選び、基準線との交点をあらたに原稿端点22a'、2
2b'、22c'、22d'とする(S13)。本実施形
態では、必要な部分を切り落としてしまわないように、
原稿の外側になる垂線を選んでいるが、不要な部分をで
きるだけ落とすために、内側になる垂線を選んでもよ
い。
【0057】次に図9を用いて側面傾斜角算出手段につ
いて説明する。図9はレンズと原稿の像の関係を示して
おり、原稿の像をy軸方向から見、90度回転させた図
である。図では、CCD面及び、ガラス面に垂直にz軸
を設定し、レンズ中心を原点Oとしている。レンズとC
CD面の距離はfとする。原稿上部が沈んでいるため
に、綴じ目が原稿上側に傾斜していることを示してい
る。図中の実線はレンズによって投影された原稿の像を
表している。綴じ目の上下端点E1;E2は、CCD上
では縮小され、P1;P2の位置に見える。これは、本
をスキャナで読み込んだ際、浮き上がっている部分の画
像は縮小されることを示している。
【0058】ここで、E1;E2を通り、綴じ目L0に
垂直な線をL1;L2とする。本などの原稿は、長方形
の紙を1辺で綴じたものであるため、綴じ目と上下側面
の関係は直角であると考えてよい。このため、直線L
1;L2はそれぞれ原稿の上部側面、下部側面と一致し
ているとする。
【0059】また、L1;L2とCCD面との交点B
1;B2はエッジの基準線上にあるとする。このとき、
以下のようにして、原稿側面の傾きαを算出する。い
ま、CCD上において、綴じ目の上端、下端がそれぞれ
点P1;P2の位置に写っていたとする。このとき、綴
じ目の上端、下端の像はそれぞれ直線M1及び、M2上
に存在し、直線L0とL1、L2の交点E1、E2の位
置にある。
【0060】まず、L1とM1の交点E1を求める。直
線L1、M1はそれぞれ
【0061】
【数1】
【0062】
【数2】
【0063】と表され、式1、式2よりL1とM1の交
点E1は
【0064】
【数3】
【0065】となる。
【0066】次に、L2とM2の交点E2を求める。直
線L2、M2はそれぞれ
【0067】
【数4】
【0068】
【数5】
【0069】と表され、式4、式5よりL2とM2の交
点E2は
【0070】
【数6】
【0071】となる。式3、式6より、直線L0の方向
ベクトルは
【0072】
【数7】
【0073】であり、直線L0及びL1、L2が直交す
る条件から
【0074】
【数8】
【0075】となり、これを簡単にすると
【0076】
【数9】
【0077】というαの3次方程式となり、その解が求
める側面の傾きαとなる。一般に3次方程を解くのは難
しいが、実際には側面の傾きはほぼz軸と平行に近く、
B1、P1及び、B2、P2のz軸からの距離の比率か
ら、上下どちら側に綴じ目が沈んでいるかも分かるた
め、おおよその解は分かる。あらかじめおおよその解が
分かっている場合、2分法などを用いれば、反復計算で
近似解を簡単に求めることができる。
【0078】次に、エッジ3次元位置算出手段について
説明する。側面傾斜角算出手段によって原稿の上下側面
の傾きαを求める際に用いた式3、式6は、綴じ目の上
下端点だけでなく、エッジ全体に適用することができ
る。
【0079】レンズとCCDの距離f、基準線の位置、
CCD面に写ったエッジの位置、原稿の上下側面の傾き
αを式3、式6に適用することにより、エッジのx、z
座標値が分かる。スキャナなどの入力装置の場合、CC
D及びレンズを走査して撮像するため、y方向には平行
投影となり、CCDに写ったエッジのy座標と、投影さ
れた像におけるy座標は一致しているため計算する必要
はない。よって、上記のx、z座標と合わせて、エッジ
の像の3次元位置を求めることができる。
【0080】次に、図10、図11を用いて、原稿形状
算出手段について説明する。図10はレンズ16によっ
て投影された原稿の像(左ページのみ)を表している。
ガラス面に接触している原稿はCCD面17上に投影さ
れるが、ガラス面から浮き上がっている部分はCCD面
より遠くに投影される。綴じ目、上部エッジ、下部エッ
ジは12'、13'、14'に対応しており、CCDに写
った画像では、12、13、14の位置に見えることに
なる。上記、エッジ3次元位置算出手段により、綴じ目
12'、上部エッジ13'、下部エッジ14'、原稿左端
18の位置は分かっているため、その間の原稿面の位置
を求める。原稿面の像の任意の位置での3次元座標が分
かれば、レンズとCCDの位置関係から簡単にCCDに
写った画像との対応をとることができ、画像を平面に補
正することが可能となる。
【0081】図11は投影された像を平面に戻した図で
ある。原稿形状が長方形であると仮定すると、投影され
た像を平面に戻したものも、当然長方形になる。図11
の長方形の上の辺が上部エッジ13'、下の辺が下部エ
ッジ14'に対応している。ただし、測定誤差などの理
由により、算出されるエッジの長さが異なることがある
ため、上部エッジと下部エッジのどちらかに長さを合わ
せる必要がある。例えば、下部エッジ14'が上部エッ
ジ13'より短い場合、まず、上部エッジ13'と長方形
の上の辺を対応させ、下部エッジ14'については長方
形の下の辺の対応位置を引き延ばすことにより、下部エ
ッジ14'と長方形の下の辺を一致させる。
【0082】また、長方形の左右の辺の長さ、つまり補
正後のページの高さは、原稿上下のエッジ基準線の間の
距離と一致させる。ただし、測定誤差などの理由によ
り、原稿上下の基準線の間の距離が異なることがあるた
め、例えば、左右ページの平均値に合わせる。あるい
は、どちらか一方に合わせてもよい。
【0083】原稿面がガラス面から浮き上がり始める場
所を立上り線19と呼ぶこととする。立上り線は直線で
あるとする。原稿面の浮き上がった部分は、立上り線1
9と綴じ目12'の2直線で拘束されるため、原稿面は
立上り線19から綴じ目12'にかけて連続的に傾きの
変化する直線の集合と考えることができる。本実施形態
ではこの直線は立上り線19と綴じ目12'を一定の比
率で内分する位置にある直線であると仮定するが、他の
モデルを使ってもよい。一定の比率で内分する直線とは
図11の破線にあたり、水平方向の内分比が同じになる
点の集合とする。原稿左端18と立上り線19の間は平
面であるため、このようなモデル化をする必要はない
が、曲面部分と同じ処理が行えるため、原稿左端18と
立上り線19の間も一定の比率で内分する位置にある直
線の集合と考える。
【0084】図12に原稿面上の点Pの3次元座標の求
め方のフローチャートを示す。まず、点Pの13'、1
4'間の内分比m:nと19、12'間の内分比a:bを
求める(S21)。13'上において19、12'をa:
bに内分する点U1と14'上において19、12'を
a:bに内分する点B1を求める(S22)。上部エッ
ジ13'及び、下部エッジ14'上の3次元座標は上記エ
ッジ3次元位置算出手段によって求められているため、
U1、B1の座標は分かっている。U1とB1の間の原
稿面は直線と仮定しているため、その直線をm:nに内
分する点がPとなる。上記のように、原稿面の任意の点
の3次元位置、つまり、原稿面の3次元形状を求めるこ
とができる。
【0085】図13を用いて輝度補正パラメータ算出手
段について説明する。上記原稿形状算出手段と同様に、
注目点Pにおいて、19、12'の間の内分比a:bと
13'、14'の間の内分比m:nを求める(S31)。
13'、14'上でa:bに内分する点U1、B1を求
め、U1とB1のCCD面上での原稿の背景輝度の値を
求める(S32)。本などの原稿はエッジ付近は空白と
考えて良く、エッジ付近の画素値を背景輝度とすればよ
い。エッジ付近の画素値とは、エッジから一定距離の画
素の値でもよいし、一定範囲の画素の値の平均でもよ
い。ただし、エッジ付近に文字や絵が書かれていること
もあるため、あらかじめ、エッジ付近の画素値を調べて
おき、図14のように、極端に変化する場所は前後の画
素値から補間しておく。U1からB1の間の背景輝度は
直線的に変化すると仮定し、U1とB1の背景輝度値を
m:nに内分する値をPの背景輝度とする(S33)。
背景輝度と目標輝度から輝度補正パラメータを求める
(S34)。目標輝度をBg、背景輝度をBbとする
と、輝度補正パラメータBrは式10のように求める。
【0086】 Br=Bg/Bb (式10) 目標輝度は画像全体の背景輝度の最大値でもよいし、十
分明るい画素値、あるいは、画素値のとり得る範囲で最
大の値でもよい。Iinを補正前の画素値、Ioutを
補正後の画素値とすると、輝度補正パラメータBrを使
って、式11のように輝度補正を行うことができる。
【0087】本実施形態では、輝度補正は画像補正手段
において歪み補正と同時に行われる。
【0088】 Iout=BrIin (式11) 実際は、画素値は0から255など、有限の範囲内の値
をとるため、式11は最大値で飽和するようにする。ま
た、綴じ目付近の暗くなった画像を式11を用いて補正
すると、文字部分が明るくなり過ぎ、薄くなることもあ
るため、一定値以下の画素については補正パラメータを
変える、あるいは、補正しないなどとしてもよい。
【0089】次に、画像補正手段について説明する。図
11において、任意の原稿面上の点Pの画素値が求めら
れれば、歪みのある画像をあたかも原稿面が平面であっ
たかのように補正することができる。すでに、上記原稿
形状算出手段により、原稿面の3次元形状は分かってい
る。
【0090】図15を用いて原稿面の像の3次元位置P
からCCDに写った画像の参照位置P'を求める方法を
説明する。原稿面の3次元位置をP(x0,y0,z
0)、CCDに写っているPの位置をP'(x1,y
1,z1)とすると、P'は三角形の相似の関係から、
式12のように求められる。
【0091】
【数10】
【0092】ここで、fとはレンズとCCDの距離であ
る。スキャナや複写機の場合、レンズとCCDを走査す
ることによって撮像するため、レンズの移動方向である
y方向には平行投影となり、原稿の像とCCD面上のy
座標は変わらない。
【0093】以上のように、原稿面の任意の位置におい
て、参照すべき画像の座標が求められ、画素値も得るこ
とができる。原稿面の端から順に参照画素を求め、出力
することにより、画像の歪みだけでなく、スキューも補
正した画像を得ることができる。また、画像補正手段で
は画素値を出力する際、式11を用いて同時に輝度補正
も行う。本実施形態では補正パラメータ、及び、画素の
画像中での参照座標は各画素毎に求めているが、画像を
一定の大きさの格子に区切り、格子点においてのみ、補
正パラメータ、参照座標を求め、それ以外の場所では前
記の値を補間したものを用いてもよい。
【0094】次に、画像出力手段について説明する。本
実施形態の画像補正装置では、原稿形状算出手段によっ
て原稿面の3次元形状を求め、原稿面のみを撮像された
画像と対応づけ、画像補正手段によって補正を行ってい
る。このため、原稿の左右端と上下のエッジで囲まれた
範囲の画像のみが補正されることになり、原稿面以外の
余分な部分は補正されない。画像出力手段は上記のよう
な補正画像を出力することにより、原稿以外の不必要な
部分を除去した画像を出力することができる。また、補
正後の原稿面の大きさが分かっていることから、画像の
大きさに合わせて、最適な用紙に出力すれば、ユーザー
が用紙選択を行うことなく、無駄のないプリントアウト
を行うことができる。
【0095】さらに、綴じ目位置検出手段によって、原
稿の綴じ目位置が分かっているため、綴じ目位置で出力
を分割することにより、左右のページを別々に出力する
ことができる。これにより、左右のページを別々に読み
取らなくても、一度に読み取るだけで、別々の紙に出力
することもできる。
【0096】また、綴じ目部分の影は画像補正手段で輝
度補正を行っても除去しきれない場合もあるため、綴じ
目付近の画像を出力するときには白データに変換して出
力してもよい。原稿が白ではない場合もあるため、白デ
ータではなく、綴じ目の外側の画素値に変換してもよ
い。
【0097】〔実施の形態2〕第2の実施の形態は第1
の実施の形態と比べ、画像縮小手段が加わり、原稿形状
算出手段が異なる。その他の部分は第1の実施の形態と
同一である。本実施の形態では、画像縮小手段及び、原
稿形状算出手段は中央演算処理装置2上で実行されるプ
ログラムとして実現されるが、各手段がハードウェアの
ロジックであってもよい。画像縮小手段は、入力画像に
おいて、複数画素の平均をとり、それを1画素として出
力する、あるいは、画素を間引いて出力することにより
実現できる。第1の実施の形態では、入力した画像から
原稿形状を求めているが、複写機などで入力される画像
は例えば400dpiや600dpiといった非常に高
解像度の画像であり、このような高解像度の画像から原
稿形状を求める場合には非常に多くのメモリが必要であ
り、また、多くの計算時間がかかるといった問題があ
る。例えば画像を1/4に縮小することにより、データ
量は1/16になり、より少ないメモリで、高速に画像
処理を行うことができる。
【0098】次に、原稿形状算出手段について説明す
る。原稿形状算出手段は原稿の3次元形状を算出すると
ころまでは第1の実施の形態と同一である。原稿の3次
元形状データは縮小画像によって求めたものであり、画
像補正は縮小画像ではなく、入力画像で行う必要がある
ため、原稿の3次元形状データを修正する必要がある。
【0099】データの修正は、例えば縮小画像の倍率が
1/4であれば、原稿の3次元形状データを4倍すれば
よい。また、原稿の形状認識を行うときと、画像補正を
行うときの2回、画像入力を行うことにより、必要なメ
モリ量を削減することができる。
【0100】一度の画像入力ですべての処理を行う場合
には、画像すべてをメモリ上に持っておく必要がある
が、画像入力を2回行うことにより、形状認識では縮小
画像の容量程度のメモリで済み、画像補正では画像を入
力しながら補正を行えばよいので、画像の一部分だけを
メモリ上に置いておけば処理が行える。
【0101】〔実施の形態3〕第3の実施の形態は第1
の実施の形態に画像補正を行うか否かの選択手段を設
け、画像の入力特性を切り替えることができるようにし
たものである。選択手段はソフトウェアの選択メニュー
でもよいし、ハードウェアスイッチでもよい。例えば、
補正を行う場合には入力画像を補正して出力し、行わな
い場合には入力画像をそのまま出力する。通常のコピー
機では黒い文字は黒く、白い背景は白くなるように入力
特性を調節しているが、本発明の画像補正装置では原稿
のエッジを検出する必要があるため、綴じ目付近の画像
が黒潰れしてしまっては正しくエッジ検出を行うことが
できない。歪み補正を行う場合には画像を明るめに入力
することにより、綴じ目付近の画像も黒潰れせず、正し
くエッジを検出することができる。また、歪み補正時に
輝度補正を行うことにより、実際の原稿と補正後の画像
の明るさを一致させることもできる。
【0102】以上のように、補正を行うか否かにより入
力特性を切り替えることにより、それぞれ最適な画像を
得ることができ、また、正しく歪み補正を行うことがで
きる。
【0103】〔実施の形態4〕第4の実施の形態は第1
の実施の形態に原稿領域検出手段を加えたものである。
図16を用いて原稿領域検出手段を説明する。
【0104】図16は、原稿10が画像領域からはみ出
していることを示している。例えば背景が白などの明る
い原稿をスキャナで読み込んだ場合、原稿領域の画素値
は大きいので、画像の中から画素値が一定値以上の領域
を検出する。その領域の範囲が、画像の外枠と接してい
た場合、原稿は画像領域からはみ出していると判断でき
る。
【0105】原稿が画像領域からはみ出していた場合、
正しく原稿の上下のエッジを検出することができないた
め、歪み補正を行うことができない。このため、原稿の
はみ出しを検出した場合は歪み補正動作は行わないよう
にする。本実施の形態では原稿領域の検出を画像から行
っているが、別途センサを設け、センサによって原稿の
位置を検出してもよい。また、原稿の左右がはみ出して
も形状認識にはあまり影響しないため、左右のはみ出し
は無視し、上下のはみ出しのみを検出してもよい。
【0106】
【発明の効果】本発明の請求項1又は請求項2によれ
ば、本や雑誌などをスキャナやコピー機で読み取った際
に生じる歪み、影を補正することにより、あたかも原稿
が平面であったかのようにすることができる。また、原
稿の綴じ目での沈み方が上下で異なっていたり、原稿が
回転していても補正することが可能となる。
【0107】本発明の請求項3によれば、エッジ検出処
理後の画像の連結成分の長短による孤立点の判断に加
え、エッジの位置変化の少ない場所のうち所定の長さ以
上の区間をエッジ位置として検出し、検出されていない
区間は前後の検出した区間から補間することにより、エ
ッジの検出誤りあるいはエッジ検出漏れを無くし、安定
的にエッジを検出することができるようになった。
【0108】本発明の請求項4によれば、エッジ位置の
極大若しくは極小点のうち、最も画像の中心に近いもの
を綴じ目として検出することにより、局所的な細かな形
状変化に影響されずに、安定的に綴じ目位置を検出する
ことができるようになった。
【0109】本発明の請求項5によれば、エッジの傾き
の変化量が基準値以下になる区間のうち、最も長い区間
における平均のエッジの傾きを基準線の傾きとすること
により、連続的に傾きの変化する原稿のエッジの中から
基準線の傾きを正確に検出することができるようになっ
た。
【0110】本発明の請求項6によれば、原稿左右のペ
ージを別々の判定基準で原稿端点を検出することによ
り、通常斜め方向から光が当てられるスキャナ、複写機
において、左右のページの端点をそれぞれ最適に検出す
ることができるようになった。
【0111】本発明の請求項7によれば、原稿面を連続
的に傾きの変わる直線の集合として近似することによ
り、原稿面内の任意の点の原稿形状の補正パラメータを
内分比から簡単に求めることができるようになった。
【0112】本発明の請求項8によれば、算出された原
稿エッジの長さが上下で異なる場合、どちらか一方の長
さにデータを修正することにより、上下で長さが違うま
ま画像を補正するよりも、補正後の画像を、より自然な
印象にすることができるようになった。
【0113】本発明の請求項9によれば、算出された原
稿の縦の長さが左右で異なっていた場合、どちらか一方
の長さにデータを修正することにより、左右のバランス
を保つことができ、補正した画像をより自然な印象にす
ることができるようになった。
【0114】本発明の請求項10によれば、読み取った
画像を縮小した画像で形状認識をすることにより、読み
取ったままの高解像度の画像から形状認識するよりも処
理を大幅に軽くすることができるようになった。
【0115】本発明の請求項11によれば、原稿面を連
続的に傾きの変わる直線の集合として近似することによ
り、原稿面内の任意の点の輝度補正パラメータを内分比
から簡単に求めることができるようになった。
【0116】
【0117】本発明の請求項14によれば、画像の読み
取りを、形状認識のための画像読み取りと補正対象画像
の読み取りに分けることにより、必要なメモリ量を大幅
に削減することができる。
【0118】
【0119】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である画像補正装置1の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】本や雑誌などの原稿10を読み取った画像の例
である。
【図3】エッジ検出の手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】エッジ検出結果と、前後のエッジ位置の差分の
絶対値のグラフである。
【図5】綴じ目位置検出手段について説明するための図
である。
【図6】基準線検出手段について説明するための図であ
る。
【図7】原稿端点検出手段の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図8】原稿端点検出手段を説明するための図である。
【図9】側面傾斜角算出手段について説明するための図
である。
【図10】原稿形状算出手段について説明するための図
である。
【図11】原稿形状算出手段について説明するための図
であり、投影された像を平面に戻した図である。
【図12】原稿面上の点Pの3次元座標の求め方のフロ
ーチャートである。
【図13】輝度補正パラメータ算出手段について説明す
るためのフローチャートである。
【図14】エッジ付近の背景輝度を表したグラフであ
る。
【図15】原稿面の像の3次元位置PからCCDに写っ
た画像の参照位置P'を求める画像補正する方法を説明
するための図である。
【図16】原稿領域検出手段を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 画像補正装置 2 中央演算処理装置 3 画像入力装置 4 記憶装置 5 画像出力装置 6 バスライン 10 原稿 11 原稿外領域 12 綴じ目 13 原稿上部エッジ 14 原稿下部エッジ 15a 原稿左上部の基準線 15b 原稿左下部の基準線 15c 原稿右上部の基準線 15d 原稿左下部の基準線 S1 エッジ検出フィルタ処理モジュール S2 所定の閾値を越える点(エッジ)を探す処理モジ
ュール S3 閾値判定処理モジュール S4 エッジ位置妥当性の判断処理モジュール S5 エッジ位置記録処理モジュール S6 最終ライン判断処理モジュール S7 次ライン処理モジュール S8 最終ライン判断処理モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−173905(JP,A) 特開 平5−161004(JP,A) 特開 平6−217090(JP,A) 特開 平2−308269(JP,A) 特開 平7−38712(JP,A) 特開 平7−254969(JP,A) 特開 平9−284491(JP,A) 特開 昭61−125282(JP,A) 特開 平10−23243(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 280 H04N 1/387 H04N 1/40

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綴じ目の上下の浮き上がり量が異なる原
    稿の画像を補正する画像補正装置であって、前記歪み画
    像補正手段は、原稿のエッジを検出するエッジ検出手段
    と、原稿の綴じ目の位置を求める綴じ目位置検出手段
    と、原稿の位置の基準線を求める基準線検出手段と、上
    記基準線と綴じ目の位置より原稿の上下の側面の傾斜角
    を計算する側面傾斜角算出手段と、前記エッジと基準線
    と傾斜角より原稿の上下のエッジの3次元位置を計算す
    るエッジ3次元位置算出手段と、エッジの3次元位置よ
    り原稿全体の形状を計算する原稿形状算出手段とを有す
    ることを特徴とする画像補正装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記エッジ付近の画像の輝度変
    化より原稿の左右の端点を求める原稿端点検出手段と、
    原稿の3次元形状に従い、画像から補正対象画素の背景
    輝度を求め、背景輝度と目標輝度から画素の輝度補正パ
    ラメータを求める輝度補正パラメータ算出手段とを有
    し、前記原稿の3次元形状と輝度補正パラメータを用い
    て入力された画像を補正することを特徴とする請求項1
    記載の画像補正装置。
  3. 【請求項3】 前記エッジ検出手段は、エッジの位置変
    化が少ない場所で所定の長さ以上の区間を検出し、前記
    区間以外は前後で検出した区間から補間した位置を原稿
    エッジの位置とすることを特徴とする請求項1記載の画
    像補正装置。
  4. 【請求項4】 前記綴じ目位置検出手段は、前記エッジ
    検出手段によって検出されたエッジの位置の極大点若し
    くは極小点のうち、画像の中心に最も近い方を綴じ目位
    置として検出することを特徴とする請求項1記載の画像
    補正装置。
  5. 【請求項5】 前記基準線検出手段は、エッジ付近の画
    像の画素値が第1の基準値以上で、且つ、エッジの傾き
    の変化量が第2の基準値以下となる区間のうち、最も長
    い区間における平均のエッジの傾きを基準線の傾きと
    し、前記最長区間の原稿外側の端点から前記傾きで延ば
    した直線を基準線とし、原稿左右あるいは上下のエッジ
    についてそれぞれ基準線を検出するものであることを特
    徴とする請求項1記載の画像補正装置。
  6. 【請求項6】 前記原稿端点検出手段は、原稿の左右の
    ページで別々の判定基準に基づいて原稿端点を検出する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像補正装置。
  7. 【請求項7】 前記原稿形状算出手段は、原稿面を上下
    のエッジの間を結ぶ直線の集合で近似し、原稿面の3次
    元位置を前記直線の上下端点の位置の内分比から求める
    ことを特徴とする請求項1記載の画像補正装置。
  8. 【請求項8】 前記原稿形状算出手段は、算出されたエ
    ッジの長さが上下で異なる場合、同一の長さになるよう
    にエッジの3次元位置を修正することを特徴とする請求
    項7記載の画像補正装置。
  9. 【請求項9】 前記原稿形状算出手段は、算出された原
    稿の縦の長さが左右のページで異なる場合、縦の長さが
    左右で同一となるように原稿の3次元形状データを修正
    することを特徴とする請求項7又は請求項8記載の画像
    補正装置。
  10. 【請求項10】 前記原稿形状算出手段は、入力された
    画像を所定の縮小率で縮小する画像縮小手段を有し、前
    記縮小された画像から原稿の3次元形状を求めた後、前
    記縮小率に従い原稿の3次元形状データを修正すること
    を特徴とする請求項1及び請求項7乃至請求項9のうち
    いずれか1つに記載の画像補正装置。
  11. 【請求項11】 前記輝度補正パラメータ算出手段は、
    原稿面を近似する直線の上下端点付近の画像の輝度の内
    分比から補正対象画素の背景輝度を求め、背景輝度に対
    する目標輝度の比を輝度補正パラメータとすることを特
    徴とする請求項7記載の画像補正装置。
  12. 【請求項12】 前記縮小画像を作成するための画像の
    読み取りと、補正対象となる画像の読み取りを別々に行
    うことを特徴とする請求項10記載の画像補正装置。
JP18346398A 1998-06-30 1998-06-30 画像補正装置 Expired - Fee Related JP3425366B2 (ja)

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