JP3352593B2 - 移動通信システムおよび移動通信システムにおけるソフトハンドオーバ中送信電力制御方法 - Google Patents

移動通信システムおよび移動通信システムにおけるソフトハンドオーバ中送信電力制御方法

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JP3352593B2
JP3352593B2 JP12738396A JP12738396A JP3352593B2 JP 3352593 B2 JP3352593 B2 JP 3352593B2 JP 12738396 A JP12738396 A JP 12738396A JP 12738396 A JP12738396 A JP 12738396A JP 3352593 B2 JP3352593 B2 JP 3352593B2
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power control
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公士 大野
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/38TPC being performed in particular situations
    • H04W52/40TPC being performed in particular situations during macro-diversity or soft handoff
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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    • H04W36/18Performing reselection for specific purposes for allowing seamless reselection, e.g. soft reselection

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多元接続
方式(以下、CDMAと略称する)の移動通信システム
において移動局が複数の基地局に同時に接続されるソフ
トハンドオーバ中に基準無線回線の受信品質を所定の受
信品質に等しくなるように送信電力制御する移動通信シ
ステムおよび移動通信システムにおけるソフトハンドオ
ーバ中送信電力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA移動通信システムにおいて無線
回線容量(最大同時通信数)を増大するには、無線回線
の受信品質がすべての無線回線で常時同一となるように
送信電力を制御する必要がある。
【0003】また、移動局が複数の基地局と同時接続さ
れるソフトハンドオーバ中の送信電力制御では、複数の
無線回線のうち、無線回線品質が最良の無線回線(以
下、基準無線回線と称する)を所定の基準品質に合わせ
るように送信電力制御を行うことにより、更に送信電力
を低減することができる(特願平7−77934号参
照)。
【0004】ソフトハンドオーバ中において複数の基地
局は複数の有線回線を介して合成局に接続され、複数の
基地局から合成局への複数の上り伝送信号は合成局にお
いて所定の選択合成間隔で選択合成され、複数の基地局
から移動局への複数の下り伝送信号は移動局において所
定の選択合成間隔で選択合成される。この選択合成を行
うソフトハンドオーバに上述した特願平7−77934
号の送信電力制御方法を適用すると、選択合成後の無線
回線品質が基準品質よりも劣化する。
【0005】更に詳しくは、送信電力制御間隔は、無線
回線容量上、極めて短時間、例えば1msec程度にす
る必要がある。これに対して、選択合成間隔は、信頼度
情報の伝送トラヒックを考慮すると、送信電力制御間隔
とすることは極めて困難であり、送信電力制御間隔より
も長く設定される。
【0006】図4は、送信電力制御を行わず一定の最大
送信電力を送信した場合と送信電力制御を行った場合の
各基地局における希望波受信レベルと干渉波受信レベル
との比である受信SIRの時間変動例を示す。同図にお
いて、フレームAの区間では、送信電力制御がオフの場
合、点線で示す基地局2の受信SIRが大きく、該基地
局2の無線回線が基準無線回線となるため、送信電力制
御がオンの場合に基地局2の受信SIRが基準SIRに
等しくなるように送信電力制御され、基地局2では常に
基準SIRを満足し、他方の実線で示す基地局1の受信
SIRは同じ差だけ小さく制御される。当然のことなが
ら、フレームAの選択合成時には基地局2の受信フレー
ムが選択されるので、選択合成後も基準SIRを満足で
きる。
【0007】これに対して、次のフレームBの区間にお
いては、その途中までのB1 区間では点線で示す基地局
2の受信SIRが大きいので、基地局2の無線回線が基
準無線回線となり、その受信SIRが基準SIRに等し
くなるように送信電力制御され、基地局2では基準SI
Rを満足するが、基地局1の受信SIRは基準SIR以
下となっている。そして、途中で受信SIRの優劣が基
地局間で入れ替わった場合、送信電力制御間隔がフレー
ム長よりも短いことから、この入れ替わったB2 区間で
は、実線で示す基地局1の受信SIRが大きくなるの
で、この途中の時点から基地局1の無線回線が基準無線
回線となり、該基地局1の受信SIRが基準SIRに等
しくなるように送信電力制御され、基地局1では基準S
IRを満足するが、基地局2の受信SIRは基準SIR
以下になるという現象が発生する。
【0008】フレームBの区間での平均SIRは図4の
例では基地局2の方が高いため、選択合成時には基地局
2の受信フレームが選択されるが、基地局2では、B2
区間で劣化しているため、基地局2のフレームBの平均
受信SIRは基準SIR以下になる。従って、フレーム
Bの選択合成後の通信品質は基準SIR以下になるとい
う問題がある。
【0009】上述したように、特願平7−77934号
の送信電力制御方法を選択合成を行うソフトハンドオー
バに適用した場合、選択合成間隔に対して送信電力制御
間隔が短いことにより、基地局の受信品質の優劣が入れ
替わった選択合成区間において選択合成後の通信品質が
基準品質を満足できなくなるという問題がある。
【0010】特に、フェージング周波数が高い程、選択
合成間隔内で基地局の受信品質の優劣が入れ替わる頻度
が高くなるため、選択合成後の基準品質の劣化は激しく
なると考えられるが、品質の劣化はサービス提供上容認
されない。
【0011】更に、合成局で選択合成を行うために、複
数の基地局から合成局に対して複数の有線回線を用いて
情報伝送を行うため、有線トラヒックが増大して、有線
回線コストが増大するという問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、選択合成
区間内で無線回線の受信品質の良否が入れ替わっても常
に受信品質が基準品質を満足するように送信電力制御を
行うことができる移動通信システムおよび移動通信シス
テムにおけるソフトハンドオーバ中送信電力制御方法を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、符号分割多元接続方式の
移動通信システムにおいて通信中の移動局および基地局
はそれぞれの無線回線の受信品質が所定の基準品質に等
しくなるように所定の送信電力制御間隔で送信電力制御
を行い、移動局が複数の基地局に同時に接続されるソフ
トハンドオーバ中において複数の基地局は複数の有線回
線を介して合成局に接続され、複数の基地局から合成局
への複数の伝送信号は所定の選択合成間隔で合成局にお
いて選択合成され、複数の基地局から移動局への複数の
伝送信号は移動局において所定の選択合成間隔で選択合
成される移動通信システムにおいて、上りの複数の無線
回線と下りの複数の無線回線のそれぞれについて、複数
の無線回線中の1無線回線を基準無線回線として選択
し、該基準無線回線の受信品質が所定の基準品質になる
ように送信電力制御を行い、該基準無線回線を選択合成
間隔内で切り替えないことを要旨とする。
【0014】請求項1記載の本発明にあっては、複数の
下りおよび上り無線回線のうちのそれぞれについて1無
線回線を基準無線回線として選択し、該基準無線回線の
受信品質が所定の基準品質になるように送信電力制御を
行い、該基準無線回線を選択合成間隔内で切り替えない
ので、該基準無線回線は選択合成間隔内において所定の
基準品質を常に満足することができる。
【0015】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、複数の無線回線のうち、選択合成
単位毎に直前において最良の受信品質を有する無線回線
を基準無線回線として選択することを要旨とする。
【0016】請求項2記載の本発明にあっては、複数の
無線回線のうち選択合成単位毎に直前において最良の受
信品質を有する無線回線を基準無線回線とし、該基準無
線回線の受信品質が所定の基準品質になるように送信電
力制御を行い、該基準無線回線を選択合成間隔内で切り
替えないので、該基準無線回線は選択合成間隔内におい
て所定の基準品質を常に満足することができる。
【0017】更に、請求項3記載の本発明は、請求項2
記載の発明において、基地局が、受信した上り無線回線
の受信品質が基準品質を満たしているかを送信電力制御
間隔毎に判定し、この判定の結果に応じて上り送信電力
量を指示するための送信電力制御情報を下り無線回線で
送信電力制御間隔毎に送信し、送信電力制御情報は、基
準品質を満たしていれば上り送信電力を下げるように、
基準品質を満たしていなければ上り送信電力を上げるよ
うに移動局に対して指示し、移動局は、受信した送信電
力制御情報に従って上り送信電力を所定量上げるかまた
は下げ、移動局はソフトハンドオーバ中には複数の送信
電力制御情報を複数の各基地局から受信し、選択合成単
位の直前の送信電力制御情報以前において最も長い期間
送信電力を下げるように指示し続けている送信電力制御
情報を送信する基地局が受信する上り無線回線を基準無
線回線として選択し、選択合成間隔内では直前に選択し
た基準無線回線を受信する基地局からの送信電力制御情
報に従って送信電力制御を行うことを要旨とする。
【0018】請求項4記載の本発明は、請求項2記載の
発明において、移動局が、受信した下り無線回線の受信
品質が基準品質を満たしているかを送信電力制御間隔毎
に判定し、この判定の結果に応じて下り送信電力量を指
示するための送信電力制御情報を上り無線回線で送信電
力制御間隔毎に送信し、送信電力制御情報は、基準品質
を満たしていれば下り送信電力を下げるように、基準品
質を満たしていなければ下り送信電力を上げるように基
地局に対して指示し、基地局は受信した送信電力制御情
報に従って下り送信電力を所定量上げるかまたは下げ、
移動局はソフトハンドオーバ中には複数の基地局からの
複数の下り無線回線を受信し、選択合成単位の直前の受
信品質が最良の下り無線回線を基準無線回線として選択
し、選択合成間隔内では直前に選択した基準無線回線の
受信品質に従ってすべての基地局に対して同一の送信電
力制御情報を送信し、全基地局でその送信電力制御情報
に従って送信電力制御を行うことを要旨とする。
【0019】また、請求項5記載の本発明は、請求項2
記載の発明において、ソフトハンドオーバ中の移動局と
複数の基地局との間の通信において、複数の各基地局は
選択合成単位の直前に上り無線回線の受信品質を測定
し、この測定結果または測定結果に関する情報を送信電
力制御情報とともに移動局に伝送し、移動局では複数の
上り無線回線の測定結果または測定結果に関する情報に
基づいてどの無線回線が最良であるかを判断し、この判
断した無線回線を基準無線回線とすることを要旨とす
る。
【0020】更に、請求項6記載の本発明は、符号分割
多元接続方式の移動通信システムにおいて通信中の移動
局および基地局はそれぞれの無線回線の受信品質が所定
の基準品質に等しくなるように所定の送信電力制御間隔
で送信電力制御を行い、移動局が複数の基地局に同時に
接続されるソフトハンドオーバ中において複数の基地局
は複数の有線回線を介して合成局に接続され、複数の基
地局から合成局への複数の伝送信号は所定の選択合成間
隔で合成局において選択合成され、複数の基地局から移
動局への複数の伝送信号は移動局において所定の選択合
成間隔で選択合成される移動通信システムにおいて、
移動局は、選択合成単位毎に、基準無線回線がどの無
線回線であるかを指定する基準無線回線指定情報と前記
伝送信号とを前記基地局送信し、前記基地局は、前記
選択合成単位で、受信した前記基準無線回線指定情報が
自局を示していれば、前記伝送信号を前記有線回線を介
して前記合成局に送信し、前記基地局は、前記選択合成
単位で、受信した前記基準無線回線指定情報が自局を示
していない場合または自局を示さない状態が所定回数連
続された場合、前記伝送信号を前記有線回線を介して前
記合成局に送信しないことを要旨とする。
【0021】請求項7記載の本発明は、符号分割多元接
続方式の移動通信システムにおいて通信中の移動局およ
び基地局はそれぞれの無線回線の受信品質が所定の基準
品質に等しくなるように所定の送信電力制御間隔で送信
電力制御を行い、移動局が複数の基地局に同時に接続さ
れるソフトハンドオーバ中において複数の基地局は複数
の有線回線を介して合成局に接続され、複数の基地局か
ら合成局への複数の伝送信号は所定の選択合成間隔で合
成局において選択合成され、複数の基地局から移動局へ
の複数の伝送信号は移動局において所定の選択合成間隔
で選択合成される移動通信システムにおいて、前記移動
局は、ソフトハンドオーバで同時接続中の複数の基地局
との複数の無線回線のうち、1無線回線を基準無線回線
として選択する選択手段と、該選択手段で選択された基
準無線回線の受信品質が所定の基準品質になるように送
信電力制御を行う制御手段とを有し、前記選択手段は、
前記選択合成間隔内で前記基準無線回線を切り替えない
ことを要旨とする。
【0022】また、請求項8記載の本発明は、請求項7
記載の発明において、前記選択手段が、ソフトハンドオ
ーバで同時接続中の複数の基地局との複数の無線回線の
受信品質を測定する測定手段、および該測定手段で測定
した複数の受信品質のうち選択合成単位の直前で最良の
受信品質の無線回線を基準無線回線として選択する選択
手段を有することを要旨とする。
【0023】更に、請求項9記載の本発明は、符号分割
多元接続方式の移動通信システムにおいて通信中の移動
局および基地局はそれぞれの無線回線の受信品質が所定
の基準品質に等しくなるように所定の送信電力制御間隔
で送信電力制御を行い、移動局が複数の基地局に同時に
接続されるソフトハンドオーバ中において複数の基地局
は複数の有線回線を介して合成局に接続され、複数の基
地局から合成局への複数の伝送信号は所定の選択合成間
隔で合成局において選択合成され、複数の基地局から移
動局への複数の伝送信号は移動局において所定の選択合
成間隔で選択合成される移動通信システムにおいて、基
地局装置は、受信した上り無線回線の受信品質が基準品
質を満たしているかを送信電力制御間隔毎に判定する判
定手段と、この判定の結果に応じて上り送信電力量を指
示するための送信電力制御情報を下り無線回線で送信電
力制御間隔毎に送信する送信手段であって、前記送信電
力制御情報は基準品質を満たしていれば上り送信電力を
下げるように、基準品質を満たしていなければ上り送信
電力を上げるように移動局に対して指示する送信手段と
を有し、移動局装置は、受信した送信電力制御情報に従
って上り送信電力を所定量上げるかまたは下げる手段
と、ソフトハンドオーバ中には複数の送信電力制御情報
を複数の各基地局から受信し、選択合成単位の直前の送
信電力制御情報以前において最も長い期間送信電力を下
げるように指示し続けている送信電力制御情報を送信す
る基地局が受信する上り無線回線を基準無線回線として
選択する選択手段と、選択合成間隔内では直前に選択し
た基準無線回線を受信する基地局からの送信電力制御情
報に従って送信電力制御を行う送信電力制御手段とを有
することを要旨とする。
【0024】請求項10記載の本発明は、符号分割多元
接続方式の移動通信システムにおいて通信中の移動局お
よび基地局はそれぞれの無線回線の受信品質が所定の基
準品質に等しくなるように所定の送信電力制御間隔で送
信電力制御を行い、移動局が複数の基地局に同時に接続
されるソフトハンドオーバ中において複数の基地局は複
数の有線回線を介して合成局に接続され、複数の基地局
から合成局への複数の伝送信号は所定の選択合成間隔で
合成局において選択合成され、複数の基地局から移動局
への複数の伝送信号は移動局において所定の選択合成間
隔で選択合成される移動通信システムにおいて、移動局
装置は、受信した下り無線回線の受信品質が基準品質を
満たしているかを送信電力制御間隔毎に判定する判定手
段と、この判定の結果に応じて下り送信電力量を指示す
るための送信電力制御情報を上り無線回線で送信電力制
御間隔毎に送信する送信手段であって、前記送信電力制
御情報は基準品質を満たしていれば下り送信電力を下げ
るように、基準品質を満たしていなければ下り送信電力
を上げるように基地局に対して指示する送信手段と、ソ
フトハンドオーバ中には複数の基地局からの複数の下り
無線回線を受信し、選択合成単位の直前の受信品質が最
良の下り無線回線を基準無線回線として選択する選択手
段と、選択合成間隔内では直前に選択した基準無線回線
の受信品質に従ってすべての基地局に対して同一の送信
電力制御情報を送信し、全基地局でその送信電力制御情
報に従って送信電力制御を行う送信電力制御手段とを有
し、基地局装置は、受信した送信電力制御情報に従って
下り送信電力を所定量上げるかまたは下げるように制御
する制御手段を有することを要旨とする。
【0025】また、請求項11記載の本発明は、符号分
割多元接続方式の移動通信システムにおいて通信中の移
動局および基地局はそれぞれの無線回線の受信品質が所
定の基準品質に等しくなるように所定の送信電力制御間
隔で送信電力制御を行い、移動局が複数の基地局に同時
に接続されるソフトハンドオーバ中において複数の基地
局は複数の有線回線を介して合成局に接続され、複数の
基地局から合成局への複数の伝送信号は所定の選択合成
間隔で合成局において選択合成され、複数の基地局から
移動局への複数の伝送信号は移動局において所定の選択
合成間隔で選択合成される移動通信システムにおいて、
基地局装置は、ソフトハンドオーバ中において選択合成
単位の直前に上り無線回線の受信品質を測定する測定手
段と、この測定結果または測定結果に関する情報を送信
電力制御情報とともに移動局に伝送する伝送手段とを有
し、移動局装置は、該伝送手段からの複数の上り無線回
線の測定結果または測定結果に関する情報に基づいてど
の無線回線が最良であるかを判断し、この判断した無線
回線を基準無線回線とする判断手段を有することを要旨
とする。
【0026】更に、請求項12記載の本発明は、符号分
割多元接続方式の移動通信システムにおいて通信中の移
動局および基地局はそれぞれの無線回線の受信品質が所
定の基準品質に等しくなるように所定の送信電力制御間
隔で送信電力制御を行い、移動局が複数の基地局に同時
に接続されるソフトハンドオーバ中において複数の基地
局は複数の有線回線を介して合成局に接続され、複数の
基地局から合成局への複数の伝送信号は所定の選択合成
間隔で合成局において選択合成され、複数の基地局から
移動局への複数の伝送信号は移動局において所定の選択
合成間隔で選択合成される移動通信システムにおいて、
前記移動局は、前記選択合成単位毎に基準無線回線がど
の無線回線であるかを指定する基準無線回線指定情報
前記伝送信号とを前記基地局に送信する送信手段を有
し、前記基地局は、前記選択合成単位で、受信した前記
基準無線回線指定情報が自局を示していれば、前記伝送
信号を前記有線回線を介して前記合成局に送信する送信
制御手段と、前記選択合成単位で、受信した前記基準無
線回線指定情報が自局を示していない場合または自局を
示さない状態が所定回数連続された場合、前記伝送信号
を前記有線回線を介して前記合成局に送信しないように
制御する不送信制御手段とを有することを要旨とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0028】図1は、本発明の一実施形態に係わるソフ
トハンドオーバ中送信電力制御方法を実施するCDMA
移動通信システムにおいてソフトハンドオーバ中にある
移動局MS、2つの基地局BS1,BS2および合成局
CSを示す図である。移動局MSは基地局BS1からの
下り無線回線91および基地局BS2からの下り無線回
線93を受信するとともに、基地局BS1,BS2に対
して共通の上り無線回線95を送信している。また、基
地局BS1は有線回線97を介して合成局CSに接続さ
れ、基地局BS2は有線回線99を介して合成局CSに
接続されている。
【0029】図2は、図1に示す移動局MSの構成を示
すブロック図である。同図において、10はアンテナ、
11は送受分離部、12は受信無線部、13,13’は
逆拡散部、14,14’は復調部、15は送信電力制御
情報抽出部、16は送信電力制御情報選択部、17は送
信電力制御部、18,18’は希望波受信電力検出部、
19,19’は干渉波受信電力検出部、20,20’は
送信電力制御間隔毎SIR算出部、21はSIR選択
部、22は送信電力制御情報決定部、23は信号発生
部、24は変調部、25は拡散部、26は送信無線部、
27は選択合成単位直前SIR抽出部、28,28’は
選択合成単位直前SIR算出部である。
【0030】図3は、図1に示す各基地局BS1,BS
2の構成を示すブロック図である。同図において、63
はアンテナ、31は送受分離部、33は送信無線部、3
5は拡散部、37は変調部、39は信号発生部、41は
送信電力制御部、43は送信電力制御情報抽出部、45
は送信電力制御情報決定部、47は合成局インタフェー
ス、49は受信無線部、51は逆拡散部、53は希望波
受信電力検出部、55は干渉波受信電力検出部、57は
復調部、59は送信電力制御間隔毎SIR算出部、61
は選択合成単位直前SIR算出部、65は伝送情報抽出
部、67は基準無線回線指定情報抽出部、69は有線伝
送判定部である。
【0031】以上のように構成されるCDMA移動通信
システムにおいて、通信中の移動局および基地局はそれ
ぞれの無線回線の受信品質が所定の基準品質に等しくな
るように所定の送信電力制御間隔で送信電力制御を行う
とともに、図1に示すように移動局MSが複数の、本実
施形態では2つの基地局BS1,BS2に同時に接続さ
れるソフトハンドオーバ中において基地局BS1,BS
2はそれぞれの有線回線97,99を介して合成局CS
に接続され、基地局BS1,BS2から合成局CSへの
各伝送信号は所定の選択合成間隔で合成局において選択
合成され、基地局BS1,BS2から移動局MSへの各
伝送信号は移動局において所定の選択合成間隔で選択合
成される。
【0032】更に詳しくは、各基地局BS1,BS2
は、移動局MSからの上り無線回線をアンテナ63で受
信し、送受分離部31を介して受信無線部49に入力す
る。この受信信号は受信無線部49において帯域外成分
の除去、増幅、中間周波数帯への周波数変換、検波、A
/D変換などを施され、逆拡散部51に入力される。そ
して、該受信信号は逆拡散部51で逆拡散されるととも
に、希望波受信電力検出部53および干渉波受信電力検
出部55で希望波受信電力と干渉波受信電力をそれぞれ
随時測定する。
【0033】この測定された希望波受信電力と干渉波受
信電力は送信電力制御間隔毎SIR算出部59に供給さ
れ、送信電力制御間隔毎のタイミングでSIR値が算出
され、この算出結果は送信電力制御情報決定部45に供
給される。
【0034】送信電力制御情報決定部45では、入力さ
れたSIR値と所定の基準SIR値とを比較し、入力さ
れたSIR値が所定の基準SIR値以上の場合には送信
電力制御情報を「上り送信電力を下げる」とし、入力さ
れたSIR値が所定の基準SIR値よりも小さい場合に
は送信電力制御情報を「上り送信電力を上げる」とし
て、この旨を信号発生部39に通知する。
【0035】信号発生部39は、送信電力制御情報決定
部45からの通知内容に従い、下り無線回線に設定され
る送信電力制御情報を生成し、合成局インタフェース4
7からの下り伝送情報とともに下り無線回線での送信フ
レームを構成する。
【0036】この送信フレームは、変調部37で変調さ
れ、拡散部35で拡散された後、送信無線部33でD/
A変換、周波数変換、増幅処理等が施され、送受分離部
31を介してアンテナ63から移動局に対して送信され
る。
【0037】ソフトハンドオーバ中において複数の基地
局BS1,BS2と通信を行っている移動局MSにおい
ては、基地局BS1,BS2からの複数の下り信号を一
括してアンテナ10で受信し、送受分離部11を介して
受信無線部12に供給する。一括して入力された複数の
下り信号は、受信無線部12において帯域外成分の除
去、増幅、中間周波数帯域への周波数変換、検波、A/
D変換等が施され、分配して逆拡散部13,13’に供
給される。
【0038】逆拡散部13,13’では、2つの基地局
BS1,BS2からの2無線回線毎に使用されている拡
散コードでそれぞれ逆拡散され、各無線回線毎の逆拡散
信号は復調部14,14’にそれぞれ入力される。復調
部14,14’は、各無線回線毎の逆拡散信号を復調
し、この2つの復調信号を送信電力制御情報抽出部15
に供給する。送信電力制御情報抽出部15は、2つの復
調信号から送信電力制御情報を送信電力制御間隔毎にそ
れぞれ抽出し、この抽出した2つの送信電力制御情報を
送信電力制御情報選択部16に供給する。
【0039】送信電力制御情報選択部16は、入力され
た2つの送信電力制御情報について選択合成単位の直前
の送信電力制御情報以前で最も長い期間送信電力を下げ
るように指示し続けている送信電力制御情報を選択し、
その直後の選択合成間隔内では常時選択した側の送信電
力制御情報のみを送信電力制御部17に供給する。この
処理は選択合成間隔毎に実施される。
【0040】送信電力制御部17は、入力された送信電
力制御情報に従い、所定の値だけ送信電力を上げるかま
たは下げるように送信電力制御間隔で送信電力を決定
し、この決定した送信電力値を送信無線部26に通知す
る。送信無線部26は、拡散部25からの上り伝送信号
をD/A変換、周波数変換し、送信電力制御部17から
通知された送信電力値に従い増幅処理を行い、送受分離
部11を介してアンテナ10から移動局MSに対して送
信する。
【0041】上記実施形態では、ソフトハンドオーバ中
の移動局は複数の無線回線のうち、選択合成単位の直前
の送信電力制御情報以前において最も長い期間、送信電
力を上げるように指示し続けている無線回線を基準無線
回線としている。すなわち、ソフトハンドオーバ中の移
動局は複数の無線回線のうち選択合成単位毎に直前にお
いて最良の受信品質を有する無線回線を基準無線回線と
し、すなわち図5に示すように選択合成単位Bにおいて
は直前において最良の受信SIRを有する基地局2の無
線回線を基準無線回線とし、この基準無線回線の受信S
IRが所定の基準SIRになるように送信電力制御を行
い、この選択合成単位内で図5に示すように基地局1の
受信SIRが良くなったとしても、該基準無線回線を選
択合成間隔内で切り替えないようにし、これにより基準
無線回線においては選択合成間隔内において所定の基準
品質を常に満足することができるようにしている。な
お、図5では、選択合成単位Bにおいて基地局1の受信
SIRが基準SIRをB2 区間において若干超えて、干
渉となり、容量は若干減るが、ほとんど問題にはならな
い程度である。
【0042】また、本発明の他の実施形態について図2
および図3を参照して説明する。
【0043】本実施形態では、移動局は、複数の、本例
では2つの基地局と同時に接続されているソフトハンド
オーバ中にあり、各基地局からの下り信号を一括してア
ンテナ10で受信し、送受分離部11を介して受信無線
部12に入力する。この一括して入力された複数の下り
信号は、受信無線部12で帯域外成分の除去、増幅、中
間周波数帯域への周波数変換、検波、A/D変換等が施
され、分配して逆拡散部13,13’に入力され、逆拡
散部13,13’で両基地局からの各無線回線毎に使用
されている拡散コードでそれぞれ逆拡散される。
【0044】更に、逆拡散部13,13’においては、
希望波受信電力検出部18,18’および干渉波受信電
力検出部19,19’で受信信号の希望波受信電力と干
渉波受信電力を各無線回線毎にそれぞれ随時測定し、こ
の両受信電力値を送信電力制御間隔毎SIR算出部2
0,20’および選択合成単位直前SIR算出部28,
28’に供給する。送信電力制御間隔毎SIR算出部2
0,20’は、この両受信電力値に基づいて送信電力制
御間隔毎のタイミングでSIR値を2無線回線それぞれ
について算出する。そして、この算出した2無線回線の
算出結果をSIR選択部21に供給する。また、選択合
成単位直前SIR算出部28,28’は、両受信電力値
に基づいて選択合成単位直前のSIR値を2無線回線そ
れぞれについて算出し、SIR選択部21に供給する。
【0045】SIR選択部21は、選択合成単位直前S
IR算出部28,28’からの選択合成単位の直前の受
信SIRが最良の下り無線回線を基準無線回線として選
択し、選択合成間隔内では直前に選択した基準無線回線
の送信電力制御間隔毎SIR算出部20,20’からの
SIR値を常時選択して送信電力制御情報決定部22に
入力する。なお、この場合、SIR選択部21は基準無
線回線でない無線回線の送信電力制御間隔毎SIR算出
部20,20’からのSIR値は破棄する。そして、こ
の処理を選択合成間隔毎に行う。
【0046】送信電力制御情報決定部22では、入力さ
れたSIR値と所定の基準SIR値とを比較し、入力さ
れたSIR値が所定の基準SIR値以上の場合には送信
電力制御情報を「下り送信電力を下げる」とし、入力さ
れたSIR値が所定の基準SIR値より小さい場合には
送信電力制御情報を「下り送信電力を上げる」として、
この旨を信号発生部23に通知する。
【0047】信号発生部23は、送信電力制御情報決定
部22からの通知内容に従い、上り無線回線に設定され
る送信電力制御情報を生成し、送信フレームを構成す
る。この送信フレームは変調部24で変調され、拡散部
25で拡散された後、送信無線部26でD/A変換、周
波数変換、増幅処理を施され、送受分離部11を介して
アンテナ10から複数の基地局に対して送信される。
【0048】各基地局は、移動局からの上り無線回線を
アンテナ63で受信し、送受分離部31を介して受信無
線部49に入力する。この受信信号は受信無線部49で
帯域外成分の除去、増幅、中間周波数帯への周波数変
換、検波、A/D変換等が施され、逆拡散部51に入力
される。逆拡散部51は、受信信号を逆拡散し、この逆
拡散信号を復調部57に入力する。復調部57は逆拡散
信号を復調し、送信電力制御情報抽出部43および合成
局インタフェース47に供給する。合成局インタフェー
ス47からはユーザ情報が有線回線を介して合成局に送
信される。
【0049】送信電力制御情報抽出部43は、復調部5
7からの復調信号から送信電力制御情報を送信電力制御
間隔毎に抽出し、送信電力制御部41に供給する。送信
電力制御部41は、入力された送信電力制御情報に従
い、所定の値だけ送信電力を上げるかまたは下げるよう
に送信電力制御間隔で送信電力を決定し、この決定した
送信電力値を送信無線部33に通知する。
【0050】送信無線部33は、拡散部35からの下り
伝送信号をD/A変換、周波数変換し、送信電力制御部
41から指定された送信電力値に従い増幅処理を行い、
送受分離部31を介してアンテナ63から移動局に対し
て送信する。
【0051】次に、本発明の更に他の実施形態について
図2および図3を参照して説明する。
【0052】本実施形態では、移動局と複数の基地局と
が同時に接続されているソフトハンドオーバ中におい
て、基地局は、移動局からの上り無線回線をアンテナ6
3で受信し、送受分離部31を介して受信無線部49に
入力する。受信無線部49は、受信信号に対して帯域外
成分の除去、増幅、中間周波数帯への周波数変換、検
波、A/D変換等を行い、逆拡散部51に供給する。
【0053】逆拡散部51は、受信信号を逆拡散すると
ともに、希望波受信電力検出部53および干渉波受信電
力検出部55で希望波受信電力と干渉波受信電力をそれ
ぞれ随時測定し、この測定結果を送信電力制御間隔毎S
IR算出部59および選択合成単位直前SIR算出部6
1に供給する。
【0054】送信電力制御間隔毎SIR算出部59は、
両受信電力値に基づいて送信電力制御間隔毎のタイミン
グでSIR値を算出し、この算出結果を送信電力制御情
報決定部45に供給する。また、選択合成単位直前SI
R算出部61は、両受信電力値に基づいて選択合成単位
直前のSIR値を算出し、この算出結果を信号発生部3
9に送信する。
【0055】送信電力制御情報決定部45は、送信電力
制御間隔毎SIR算出部59からのSIR値を所定の基
準SIR値と比較し、入力されたSIR値が所定の基準
SIR値以上の場合には送信電力制御情報を「上り送信
電力を下げる」とし、入力SIR値が所定の基準SIR
値よりも小さい場合には、送信電力制御情報を「上り送
信電力を上げる」として、この旨を信号発生部39に通
知する。
【0056】信号発生部39は、送信電力制御情報決定
部45からの通知内容に従い、下り無線回線に設定され
る送信電力制御情報を生成し、合成局インタフェース4
7からの伝送情報および選択合成単位直前SIR算出部
61からのSIR値とともに下り無線回線での送信フレ
ームを構成する。この送信フレームは、変調部37で変
調され、拡散部35で拡散された後、送信無線部33で
D/A変換、周波数変換、増幅処理等が施され、送受分
離部31を介してアンテナ63から移動局に対して送信
される。
【0057】移動局は、各基地局からの複数の下り信号
を一括してアンテナ10で受信し、送受分離部11を介
して受信無線部12に入力する。この一括して入力され
た複数の下り信号は、受信無線部12で帯域外成分の除
去、増幅、中間周波数帯への周波数変換、検波、A/D
変換等を施され、分配して逆拡散部13,13’に入力
される。逆拡散部13,13’は、各基地局からの各無
線回線毎に使用されている拡散コードでそれぞれ逆拡散
し、各無線回線毎の逆拡散信号をそれぞれ復調部14,
14’に供給する。
【0058】復調部14,14’は、各無線回線毎の逆
拡散信号を復調し、各復調信号を送信電力制御情報抽出
部15および選択合成単位直前SIR抽出部27に供給
する。送信電力制御情報抽出部15は、各復調信号から
送信電力制御情報を送信電力制御間隔毎に抽出し、送信
電力制御情報選択部16に供給する。
【0059】また、選択合成単位直前SIR抽出部27
は、各復調信号から各基地局で測定した選択合成単位直
前SIR値を選択合成間隔毎に抽出し、この各選択合成
単位直前SIR値を送信電力制御情報選択部16に供給
する。
【0060】送信電力制御情報選択部16は、選択合成
単位直前SIR抽出部27からの選択合成単位直前SI
R値が最良の上り無線回線を基準無線回線として選択
し、送信電力制御情報抽出部15からの各送信電力制御
情報のうち、直前に選択した基準無線回線に対応する送
信電力制御情報を選択合成間隔内では常時選択して送信
電力制御部17に通知する。なお、基準無線回線でない
無線回線に対応する送信電力制御情報は破棄する。この
処理を選択合成間隔毎に行う。
【0061】送信電力制御部17は、送信電力制御情報
選択部16から入力された送信電力制御情報に従い、所
定の値だけ送信電力を上げるかまたは下げるように送信
電力制御間隔で送信電力を決定し、この決定した送信電
力値を送信無線部26に通知する。送信無線部26は、
拡散部25からの上り伝送信号をD/A変換、周波数変
換し、送信電力制御部17から通知された送信電力値に
従い増幅処理を行い、送受分離部11を介してアンテナ
10から基地局に対して送信する。
【0062】更に、別の実施形態では、図2に示す移動
局MSの送信電力制御情報選択部16が選択合成単位毎
に基準無線回線を決定すると、この決定した選択合成単
位毎の基準無線回線を指定する基準無線回線指定情報を
信号発生部23に供給する。信号発生部23は、送信電
力制御情報決定部22からの送信電力制御ビットを含む
送信信号に前記基準無線回線指定情報を含ませて、変調
部24に供給する。変調部24はこの基準無線回線指定
情報を含んだ送信信号を変調し、拡散部25で拡散し、
送信無線部26およびアンテナ10を介して基地局に送
信する。
【0063】図3に示す各基地局BS1,BS2は、移
動局MSから送信信号をアンテナ63、送受分離部31
を介して受信無線部49で受信し、逆拡散部51で逆拡
散し、復調部57で復調する。復調信号は伝送情報抽出
部65および基準無線回線指定情報抽出部67で伝送信
号および基準無線回線指定情報がそれぞれ選択合成単位
毎に抽出され、有線伝送判定部69に供給される。有線
伝送判定部69は選択合成単位内の基準無線回線指定情
報が自局を示しているか否かを識別し、自局を示してい
る場合には、選択合成単位に含まれる伝送情報を合成局
インタフェース47を介して有線回線97または99で
合成局CSに伝送する。
【0064】また、基地局の有線伝送判定部69におい
て、基準無線回線指定情報抽出部67から供給された基
準無線回線指定情報が自局を示していない場合または自
局を示さない状態が所定回数連続した場合には、選択合
成単位に含まれる伝送情報を有線回線97,99で伝送
しない。このように基準無線回線指定情報が自局を示し
ていない場合または自局を示さない状態が所定回数連続
した場合に伝送情報を有線回線で伝送しないように構成
することにより、有線トラヒックを低減することができ
る。すなわち、これは最大ソフトハンドオーバを実行し
ない場合と同等の有線回線トラヒックにすることができ
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の下りおよび上り無線回線のうちのそれぞれについ
て1無線回線を基準無線回線とし、該基準無線回線の受
信品質が所定の基準品質になるように送信電力制御を行
い、該基準無線回線を選択合成間隔内で切り替えないの
で、基地局の受信品質の優劣が入れ替わった選択合成間
隔においても基準無線回線は選択合成間隔内において所
定の基準品質を常に満足することができる。
【0066】また、本発明によれば、複数の無線回線の
うち選択合成単位毎に直前において最良の受信品質を有
する無線回線を基準無線回線とし、該基準無線回線の受
信品質が所定の基準品質になるように送信電力制御を行
うので、基準無線回線は選択合成間隔内において所定の
基準品質を常に満足することができる。
【0067】また、本発明によれば、ソフトハンドオー
バ中の移動局は選択合成単位の直前の送信電力制御情報
以前において最も長い期間、送信電力を下げるように指
示し続けている無線回線を基準無線回線とし、該基準無
線回線を選択合成間隔内で切り替えないので、基準無線
回線は選択合成間隔内において所定の基準品質を常に満
足することができる。
【0068】更に、本発明によれば、選択合成単位の直
前に受信側で受信品質を測定し、該測定結果または測定
結果に関する情報を送信電力制御情報とともに送信側に
伝送し、送信側では測定結果または測定結果に関する情
報に基づいてどの無線回線が最良かを判断し、この判断
した無線回線を基準無線回線とし、該基準無線回線を選
択合成間隔内で切り替えないので、基準無線回線は選択
合成間隔内において所定の基準品質を常に満足すること
ができる。
【0069】本発明によれば、移動局から選択合成単位
毎に、基準無線回線がどの無線回線であるかを指定する
情報を含ませて、上り無線回線を送信し、基地局では受
信した選択合成単位内の基準無線回線指定情報が自局を
示していれば、選択合成単位に含まれる伝送情報を有線
回線を介して合成局に送信し、基準無線回線指定情報が
自局を示していない場合または自局を示さない状態が所
定回数連続した場合、選択合成単位に含まれる伝送情報
を有線回線を介して合成局に送信しないので、有線伝送
におけるトラヒックを最大ソフトハンドオーバを行わな
い場合と同等のトラヒックに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるソフトハンドオー
バ中送信電力制御方法を実施するCDMA移動通信シス
テムにおいてソフトハンドオーバ中にある移動局、基地
局および合成局を示す図である。
【図2】図1に示す移動局の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図1に示す基地局の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】送信電力制御を行わず一定の最大送信電力を送
信した場合と従来の送信電力制御を行った場合の各基地
局における希望波受信レベルと干渉波受信レベルとの比
である受信SIRの時間変動例を示す。
【図5】送信電力制御を行わず一定の最大送信電力を送
信した場合と本発明の送信電力制御を行った場合の各基
地局における希望波受信レベルと干渉波受信レベルとの
比である受信SIRの時間変動例を示す。
【符号の説明】
15 送信電力制御情報抽出部 16 送信電力制御情報選択部 17 送信電力制御部 20,20’ 送信電力制御間隔毎SIR算出部 21 SIR選択部 22 送信電力制御情報決定部 23 信号発生部 27,27’ 選択合成単位直前SIR抽出部 28,28’ 選択合成単位直前SIR算出部 43 送信電力制御情報抽出部 45 送信電力制御情報決定部 59 送信電力制御間隔毎SIR算出部 61 選択合成単位直前SIR算出部 BS1,BS2 基地局 CS 合成局 MS 移動局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−107033(JP,A) 特表 平7−508381(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
    ムにおいて通信中の移動局および基地局はそれぞれの無
    線回線の受信品質が所定の基準品質に等しくなるように
    所定の送信電力制御間隔で送信電力制御を行い、移動局
    が複数の基地局に同時に接続されるソフトハンドオーバ
    中において複数の基地局は複数の有線回線を介して合成
    局に接続され、複数の基地局から合成局への複数の伝送
    信号は所定の選択合成間隔で合成局において選択合成さ
    れ、複数の基地局から移動局への複数の伝送信号は移動
    局において所定の選択合成間隔で選択合成される移動通
    信システムにおいて、 上りの複数の無線回線と下りの複数の無線回線のそれぞ
    れについて、複数の無線回線中の1無線回線を基準無線
    回線として選択し、該基準無線回線の受信品質が所定の
    基準品質になるように送信電力制御を行い、該基準無線
    回線を選択合成間隔内で切り替えないことを特徴とする
    移動通信システムにおけるソフトハンドオーバ中送信電
    力制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の無線回線のうち、選択合成単位毎
    に直前において最良の受信品質を有する無線回線を基準
    無線回線として選択することを特徴とする請求項1記載
    の移動通信システムにおけるソフトハンドオーバ中送信
    電力制御方法。
  3. 【請求項3】 基地局は、受信した上り無線回線の受信
    品質が基準品質を満たしているかを送信電力制御間隔毎
    に判定し、この判定の結果に応じて上り送信電力量を指
    示するための送信電力制御情報を下り無線回線で送信電
    力制御間隔毎に送信し、送信電力制御情報は、基準品質
    を満たしていれば上り送信電力を下げるように、基準品
    質を満たしていなければ上り送信電力を上げるように移
    動局に対して指示し、移動局は、受信した送信電力制御
    情報に従って上り送信電力を所定量上げるかまたは下
    げ、移動局はソフトハンドオーバ中には複数の送信電力
    制御情報を複数の各基地局から受信し、選択合成単位の
    直前の送信電力制御情報以前において最も長い期間送信
    電力を下げるように指示し続けている送信電力制御情報
    を送信する基地局が受信する上り無線回線を基準無線回
    線として選択し、選択合成間隔内では直前に選択した基
    準無線回線を受信する基地局からの送信電力制御情報に
    従って送信電力制御を行うことを特徴とする請求項2記
    載の移動通信システムにおけるソフトハンドオーバ中送
    信電力制御方法。
  4. 【請求項4】 移動局は、受信した下り無線回線の受信
    品質が基準品質を満たしているかを送信電力制御間隔毎
    に判定し、この判定の結果に応じて下り送信電力量を指
    示するための送信電力制御情報を上り無線回線で送信電
    力制御間隔毎に送信し、送信電力制御情報は、基準品質
    を満たしていれば下り送信電力を下げるように、基準品
    質を満たしていなければ下り送信電力を上げるように基
    地局に対して指示し、基地局は受信した送信電力制御情
    報に従って下り送信電力を所定量上げるかまたは下げ、
    移動局はソフトハンドオーバ中には複数の基地局からの
    複数の下り無線回線を受信し、選択合成単位の直前の受
    信品質が最良の下り無線回線を基準無線回線として選択
    し、選択合成間隔内では直前に選択した基準無線回線の
    受信品質に従ってすべての基地局に対して同一の送信電
    力制御情報を送信し、全基地局でその送信電力制御情報
    に従って送信電力制御を行うことを特徴とする請求項2
    記載の移動通信システムにおけるソフトハンドオーバ中
    送信電力制御方法。
  5. 【請求項5】 ソフトハンドオーバ中の移動局と複数の
    基地局との間の通信において、複数の各基地局は選択合
    成単位の直前に上り無線回線の受信品質を測定し、この
    測定結果または測定結果に関する情報を送信電力制御情
    報とともに移動局に伝送し、移動局では複数の上り無線
    回線の測定結果または測定結果に関する情報に基づいて
    どの無線回線が最良であるかを判断し、この判断した無
    線回線を基準無線回線とすることを特徴とする請求項2
    記載の移動通信システムにおけるソフトハンドオーバ中
    送信電力制御方法。
  6. 【請求項6】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
    ムにおいて通信中の移動局および基地局はそれぞれの無
    線回線の受信品質が所定の基準品質に等しくなるように
    所定の送信電力制御間隔で送信電力制御を行い、移動局
    が複数の基地局に同時に接続されるソフトハンドオーバ
    中において複数の基地局は複数の有線回線を介して合成
    局に接続され、複数の基地局から合成局への複数の伝送
    信号は所定の選択合成間隔で合成局において選択合成さ
    れ、複数の基地局から移動局への複数の伝送信号は移動
    局において所定の選択合成間隔で選択合成される移動通
    信システムにおいて、前記 移動局は、選択合成単位毎に、基準無線回線がどの
    無線回線であるかを指定する基準無線回線指定情報と前
    記伝送信号とを前記基地局送信し、前記 基地局は、前記選択合成単位で、受信した前記基準
    無線回線指定情報が自局を示していれば、前記伝送信号
    を前記有線回線を介して前記合成局に送信し、前記基地局は、前記選択合成単位で、受信した前記基準
    無線回線指定情報が自局を示していない場合または自局
    を示さない状態が所定回数連続された場合、前記伝送信
    号を前記有線回線を介して前記合成局に送信しないこと
    を特徴とする移動通信システムにおけるソフトハンドオ
    ーバ中送信電力制御方法。
  7. 【請求項7】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
    ムにおいて通信中の移動局および基地局はそれぞれの無
    線回線の受信品質が所定の基準品質に等しくなるように
    所定の送信電力制御間隔で送信電力制御を行い、移動局
    が複数の基地局に同時に接続されるソフトハンドオーバ
    中において複数の基地局は複数の有線回線を介して合成
    局に接続され、複数の基地局から合成局への複数の伝送
    信号は所定の選択合成間隔で合成局において選択合成さ
    れ、複数の基地局から移動局への複数の伝送信号は移動
    局において所定の選択合成間隔で選択合成される移動通
    信システムにおいて、前記 移動局は、 ソフトハンドオーバで同時接続中の複数の基地局との複
    数の無線回線のうち、1無線回線を基準無線回線として
    選択する選択手段と、 該選択手段で選択された基準無線回線の受信品質が所定
    の基準品質になるように送信電力制御を行う制御手段と
    を有し、 前記選択手段は、前記選択合成間隔内で前記基準無線回
    線を切り替えない ことを特徴とする移動通信システム。
  8. 【請求項8】 前記選択手段は、ソフトハンドオーバで
    同時接続中の複数の基地局との複数の無線回線の受信品
    質を測定する測定手段、および該測定手段で測定した複
    数の受信品質のうち選択合成単位の直前で最良の受信品
    質の無線回線を基準無線回線として選択する選択手段を
    有することを特徴とする請求項7記載の移動通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
    ムにおいて通信中の移動局および基地局はそれぞれの無
    線回線の受信品質が所定の基準品質に等しくなるように
    所定の送信電力制御間隔で送信電力制御を行い、移動局
    が複数の基地局に同時に接続されるソフトハンドオーバ
    中において複数の基地局は複数の有線回線を介して合成
    局に接続され、複数の基地局から合成局への複数の伝送
    信号は所定の選択合成間隔で合成局において選択合成さ
    れ、複数の基地局から移動局への複数の伝送信号は移動
    局において所定の選択合成間隔で選択合成される移動通
    信システムにおいて、 基地局装置は、受信した上り無線回線の受信品質が基準
    品質を満たしているかを送信電力制御間隔毎に判定する
    判定手段と、この判定の結果に応じて上り送信電力量を
    指示するための送信電力制御情報を下り無線回線で送信
    電力制御間隔毎に送信する送信手段であって、前記送信
    電力制御情報は基準品質を満たしていれば上り送信電力
    を下げるように、基準品質を満たしていなければ上り送
    信電力を上げるように移動局に対して指示する送信手段
    とを有し、 移動局装置は、受信した送信電力制御情報に従って上り
    送信電力を所定量上げるかまたは下げる手段と、ソフト
    ハンドオーバ中には複数の送信電力制御情報を複数の各
    基地局から受信し、選択合成単位の直前の送信電力制御
    情報以前において最も長い期間送信電力を下げるように
    指示し続けている送信電力制御情報を送信する基地局が
    受信する上り無線回線を基準無線回線として選択する選
    択手段と、選択合成間隔内では直前に選択した基準無線
    回線を受信する基地局からの送信電力制御情報に従って
    送信電力制御を行う送信電力制御手段とを有することを
    特徴とする移動通信システム。
  10. 【請求項10】 符号分割多元接続方式の移動通信シス
    テムにおいて通信中の移動局および基地局はそれぞれの
    無線回線の受信品質が所定の基準品質に等しくなるよう
    に所定の送信電力制御間隔で送信電力制御を行い、移動
    局が複数の基地局に同時に接続されるソフトハンドオー
    バ中において複数の基地局は複数の有線回線を介して合
    成局に接続され、複数の基地局から合成局への複数の伝
    送信号は所定の選択合成間隔で合成局において選択合成
    され、複数の基地局から移動局への複数の伝送信号は移
    動局において所定の選択合成間隔で選択合成される移動
    通信システムにおいて、 移動局装置は、受信した下り無線回線の受信品質が基準
    品質を満たしているかを送信電力制御間隔毎に判定する
    判定手段と、この判定の結果に応じて下り送信電力量を
    指示するための送信電力制御情報を上り無線回線で送信
    電力制御間隔毎に送信する送信手段であって、前記送信
    電力制御情報は基準品質を満たしていれば下り送信電力
    を下げるように、基準品質を満たしていなければ下り送
    信電力を上げるように基地局に対して指示する送信手段
    と、ソフトハンドオーバ中には複数の基地局からの複数
    の下り無線回線を受信し、選択合成単位の直前の受信品
    質が最良の下り無線回線を基準無線回線として選択する
    選択手段と、選択合成間隔内では直前に選択した基準無
    線回線の受信品質に従ってすべての基地局に対して同一
    の送信電力制御情報を送信し、全基地局でその送信電力
    制御情報に従って送信電力制御を行う送信電力制御手段
    とを有し、 基地局装置は、受信した送信電力制御情報に従って下り
    送信電力を所定量上げるかまたは下げるように制御する
    制御手段を有することを特徴とする移動通信システム。
  11. 【請求項11】 符号分割多元接続方式の移動通信シス
    テムにおいて通信中の移動局および基地局はそれぞれの
    無線回線の受信品質が所定の基準品質に等しくなるよう
    に所定の送信電力制御間隔で送信電力制御を行い、移動
    局が複数の基地局に同時に接続されるソフトハンドオー
    バ中において複数の基地局は複数の有線回線を介して合
    成局に接続され、複数の基地局から合成局への複数の伝
    送信号は所定の選択合成間隔で合成局において選択合成
    され、複数の基地局から移動局への複数の伝送信号は移
    動局において所定の選択合成間隔で選択合成される移動
    通信システムにおいて、 基地局装置は、ソフトハンドオーバ中において選択合成
    単位の直前に上り無線回線の受信品質を測定する測定手
    段と、この測定結果または測定結果に関する情報を送信
    電力制御情報とともに移動局に伝送する伝送手段とを有
    し、 移動局装置は、該伝送手段からの複数の上り無線回線の
    測定結果または測定結果に関する情報に基づいてどの無
    線回線が最良であるかを判断し、この判断した無線回線
    を基準無線回線とする判断手段を有することを特徴とす
    る移動通信システム。
  12. 【請求項12】 符号分割多元接続方式の移動通信シス
    テムにおいて通信中の移動局および基地局はそれぞれの
    無線回線の受信品質が所定の基準品質に等しくなるよう
    に所定の送信電力制御間隔で送信電力制御を行い、移動
    局が複数の基地局に同時に接続されるソフトハンドオー
    バ中において複数の基地局は複数の有線回線を介して合
    成局に接続され、複数の基地局から合成局への複数の伝
    送信号は所定の選択合成間隔で合成局において選択合成
    され、複数の基地局から移動局への複数の伝送信号は移
    動局において所定の選択合成間隔で選択合成される移動
    通信システムにおいて、前記 移動局は、前記選択合成単位毎に基準無線回線がど
    の無線回線であるかを指定する基準無線回線指定情報
    前記伝送信号とを前記基地局に送信する送信手段を有
    し、前記 基地局は、前記選択合成単位で、受信した前記 基準無線回線指定情
    報が自局を示していれば、前記伝送信号前記有線回線
    を介して前記合成局に送信する送信制御手段と、前記選択合成単位で、受信した 前記基準無線回線指定情
    報が自局を示していない場合または自局を示さない状態
    が所定回数連続された場合、前記伝送信号前記有線回
    線を介して前記合成局に送信しないように制御する不送
    信制御手段とを有することを特徴とする移動通信システ
    ム。
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