JP3260923B2 - データ処理システムのバックアップ制御装置及び方法 - Google Patents

データ処理システムのバックアップ制御装置及び方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大量に処理されるデー
タを磁気テープ等の媒体に格納してバックアップするバ
ックアップ制御装置及び方法に関し、特に、全データの
バックアップとそれ以降の差分となる更新データのみの
バックアップを組合せて運用するバックアップ制御方法
及び装置に関する。
【0002】近年、銀行業務、保険業務などの計算機ネ
ットワークを使用したデータ処理システムにあっては、
データ量の急激な増加により、磁気ディスク装置などの
直接アクセス装置(DASD)の設置台数が増大し、バ
ックアップ時間が増加している。通常、バックアップは
夜間の業務負荷の少ない時間帯を使用して行うが、デー
タ量の増加に伴い、翌日のオンライン業務に支障をきた
す程、バックアップ時間が増加してきている。
【0003】従来の一般的なバックアップの方法は、バ
ックアップ処理の都度、バックアップ対象となった磁気
ディスク装置上の全てのデータを、例えば磁気テープ装
置を用いて磁気テープ上に複写するようにしている。し
かし、従来のバックアップは、バックアップ時に対象と
なる全データを複写する必要があるため、データ量の増
加に伴ってバックアップ時間が増大してしまう。このよ
うなバックアップ時間を短縮するバックアップ方法とし
て、更新されなかったデータはバックアップせず、更新
されたデータのみをバックアップする所謂差分バックア
ップ方法がある。
【0004】差分バックアップ方法は、全データのバッ
クアップ(以下「全体バックアップ」という)と、全体
バックアップ以降に更新された更新データのみのバック
アップ(以下「差分バックアップ」という)を組合せて
使用する必要がある。さらに、差分バックアップには、 累積型 非累積型 両者の併用型 があり、とのバックアップを更新個所を判定する基準と
するかで異なる。即ち、累積型は、前回の全体バックア
ップを基準として更新データを判定し、また非積型は
直前の全体バックアップまたは直前の差分バックアップ
を基準に更新データを判別する。
【0005】例えば月曜から土曜のサイクルでバックア
ップを繰り返す場合、累積型の差分バックアップでは、
まず最初の月曜日に全体バックアップテープをとる。次
の火曜日には、月曜日の全体バックアップを基準に更新
されたデータのみの差分バックアップテープをとる。次
の水曜日も同じく月曜日の全体バックアップを基準に更
新されたデータの差分バックアップテープをとり、これ
を土曜日まで繰り返す。このため各曜日ごとに更新デー
タが累積された差分バックアップが行われる。
【0006】これに対し非蓄積型の差分バックアップ
は、最初の月曜日に全体バックアップテープ、残りの火
曜から土曜までの更新バックアップについては前日のデ
ータを基準に更新されたデータのみの差分バックアップ
テープをとる。このような差分バックアップ法を用いた
場合のリカバリ処理は、累積型については、全体バック
アップテープと最新の差分バックアップテープを必要と
する。また非累積型は全体バックアップテープとリカバ
リ時点までに取得した差分バックアップテープの全てを
使用してデータを復元する。
【0007】ここで累積型処理と非累積型処理の利点欠
点は次のようになる。累積型処理は、差分バックアップ
を行うにつれて、バックアップ時のデータ量と処理時間
が次第に増加していくが、バックアップ媒体の管理やリ
カバリ処理は容易である。これに対し非累積型処理は、
最新の更新データだけを処理するので、バックアップ時
のデータ量や処理時間が増加することはないが、差分バ
ックアップを行うにつれてバックアップ先媒体の数が次
第に増加し、媒体管理やリカバリ処理が複雑になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
差分バックアップ処理を用いたバックアップ法において
は、全体バックアップを行うか、差分バックアップを行
うかは、バックアップを行う業務管理者などがその都度
人為的に判断して決めており、使い分けの判断が経験に
依存せざるを得ない面があり、十分な使い分けが困難で
あった。
【0009】また従来の差分バックアップ処理において
は、リカバリ時に少くとも全体バックアップ先媒体に加
えて1又は複数の差分バックアップ先媒体が必要とな
り、全体バックアップ先媒体のみを使用した通常のリカ
バリ処理に比較し時間が掛かっていた。特に、リカバリ
中は業務が中断するため、時間短縮が必要である。更
に、従来の更新分バックアップ処理においては、バック
アップ対象媒体のどの部分が更新データとしてバックア
ップしてあるかバックアップ先媒体内にのみ記録してい
たため、リカバリ時にバックアップ先媒体を読み込んで
みないとデータの必要性が判断できず、不要なバックア
ップ先媒体であった場合には、その分、時間と労力が無
駄になる問題があった。
【0010】更にまた、従来の差分バックアップ先媒体
を用いたリカバリ処理にあっては、全体バックアップ先
媒体のデータをまず書き込み、その後に差分バックアッ
プ先媒体の更新データを書き込んでいる。そのため、全
体バックアップしたデータの大半が差分バックアップで
更新されていたような場合、リカバリ時間が全体バック
アップ先媒体のみからのリカバリと比較し、リカバリの
入力となるバックアップ先媒体の数をnとすると、約n
倍リカバリ時間が必要になる。
【0011】また全体バックアップ処理から差分バック
アップ処理までの間にバックアップ対象媒体のデータ更
新を行う有効領域が変更または減少していた場合、変更
または減少した部分の機密保護のため、リカバリの際に
一度書き戻した変更前または減少前の領域のデータを消
去しなければならず、リカバリに時間がかかる。加え
て、従来の差分バックアップを用いたリカバリ処理にあ
っては、全体バックアップ先媒体と差分バックアップ先
媒体を順に1つずつ読み込んでリカバリしていたため、
リカバリ時に書き出すデータが分散してしまい、例えば
リカバリ時に使用可能な入出力装置の複数台あっても、
ハードウェアの最大性能を引き出すことができなかっ
た。
【0012】本発明の目的は、全体バックアップと差分
バックアップを組合せた最適なバックアップデータの取
得を行うと共に、バックアップデータ取得後のリカバリ
処理を短時間で効率良く実行できるようにするデータ処
理システムのバックアップ制御装置および方法を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理説
明図であり、装置構成を例にとっている。まず本発明に
よるデータ処理システムのバックアップ制御装置全
は、バックアップと差分バックアップの自動的な使い分
けのため、予め定めたバックアップ定義情報に基づいて
バックアップ動作環境を環境定義手段34で定義する。
またコントロールデータセット(CDS;Control Data
Set)としての制御情報管理手段50に、環境定義手段
34で定義されたバックアップ動作環境、バックアップ
対象媒体52の情報、バックアップ先媒体62の情報を
登録して管理する。
【0014】バックアップ処理手段36に対するバック
アップ自動処理の開始をバックアップ指示手段28によ
り外部から指示すると、制御情報管理手段50を参照し
てバックアップ開始条件が成立するごとに、バックアッ
プ対象媒体52の全データをバックアップ先媒体62に
複写する全体バックアップ処理と、バックアップ対象媒
体52のデータの内、基準となるバックアップ処理デー
タに対し更新されたデータを差分データとして抽出して
バックアップ先媒体62に複写する差分バックアップ処
理とのいずれかを判断して実行する。
【0015】ここでバックアップ対象媒体52の更新デ
ータの位置を示す情報としての更新ビットマップテーブ
ルは、バックアップ対象媒体52自身、またはバックア
ップ対象媒体52の入出力装置の制御部に設け、ビット
マップテーブルに対する初期化処理及び更新位置情報の
書込処理を行う。またバックアップ処理手段36は、差
分バックアップ処理ごとに、バックアップ対象媒体52
の直前の全体バックアップデータまたは差分バックアッ
プデータを基準に更新された差分データを抽出してバッ
クアップ先媒体62に複写する非累積型の差分バックア
ップ処理、またはバックアップ対象媒体52の前回の全
体バックアップデータを基準に更新された差分データを
抽出してバックアップ先媒体62に複写する累積型の差
分バックアップ処理を行う。
【0016】バックアップ処理手段36による全体バッ
クアップと差分バックアップの使い分けは、バックアッ
プ対象媒体52における現在の更新データの数を所定の
基準値と比較し、基準値以上の場合に全体バックアップ
処理を実行し、基準値より少ない場合には差分バックア
ップ処理を実行する自動的な使い分けを行う。制御情報
管理手段50は、バックアップ対象媒体52を媒体単位
に指定しており、この場合、バックアップ処理手段36
は指定媒体単位にバックアップ処理を実行する。また制
御情報管理手段50は、複数の媒体ごとにグループ分け
してバックアップ対象に指定することもでき、この場
合、バックアップ処理手段36は指定グループ単位にバ
ックアップ処理を実行する。このグループ分けは、媒体
の使用頻度又は重要度に従って階層的に行うことができ
る。更に、1つのグループを下位の複数グループに分割
することで上位グループからから下位グループまでの木
構造の階層グループに分割し、更に、各グループ階層ご
とにバックアップ動作環境を設定するようにしてもよ
い。
【0017】制御情報管理手段50は、バックアップ先
媒体情報として、バックアップ対象媒体の識別番号;バ
ックアップの形態を示す識別子;バックアップ先媒体の
識別番号;を格納したテーブル情報を登録する。バック
アップ形態を示す識別子としては、全体バックアップ、
非累積型差分バックアップ又は累積型差分バックアップ
を示す識別子を用いる。
【0018】バックアップ処理手段36は、バックアッ
プ対象媒体52のボリューム目録内容テーブル(VTO
C;Volume Table of Content) に設けた更新データの位
置を示す更新位置を示すビットマップテーブルを参照し
てバックアップするデータを抽出する。このバックアッ
プ対象媒体52から得たの更新位置を示すビットマップ
テーブルはバックアップ先媒体にバックアップデータと
共に格納される。
【0019】またバックアップ処理手段36は、バック
アップ対象媒体52から得た更新位置を示すビットマッ
プテーブルを制御情報管理手段50に登録して管理させ
てもよい。更に、バックアップ対象媒体52の入出力制
御装置に、ビットマップテーブルを設け、データの更新
状態を記録するようにしてもよい。更にバックアップ対
象媒体52のボリューム目録内容テーブル(VTOC)
には、上位のソフトウェアが管理する有効領域情報が登
録されていることから、バックアップ処理手段36は、
バックアップ対象媒体52から得た更新データの位置を
示すビットマップテーブルと上位装置がアクセスする有
効領域を示すビットマップテーブルを参照して、両者の
論理積が得られる位置のデータをバックアップデータと
して抽出してもよい。
【0020】本発明によるデータ処理システムのバック
アップ制御装置に於いて、更に、マージ処理手段38を
設け、既に取得した全体バックアップ先媒体と複数のバ
ックアップ先媒体のバックアップデータをマージし、よ
り少ない数のバックアップ先媒体62に格納するマージ
処理(複写結合処理)を行う。このマージ処理は、制御
情報管理手段50に予め登録した実行条件に基づいて自
動的に行われる。
【0021】例えば、データ処理システムの業務負荷が
低下し、且つバックアップ先媒体62の入出力装置に空
きがある場合に、マージ処理を実行する。また制御管情
報管理手段50のバックアップ先媒体情報から取得した
マージ対象となる差分バックアップ先媒体の形態が非累
積型か、累積型か、更には混在型かに応じてマージ処理
を行う。
【0022】複数の差分バックアップ先媒体62が非累
積型の場合、全体バックアップ先媒体と全ての差分バッ
クアップ先媒体のうちの最新のデータを有効データとし
て残すようにマージして1つの全体バックアップ先媒体
を生成する。またマージ対象となる複数の差分バックア
ップ先媒体62が非累積型の場合、全ての差分バックア
ップ先媒体のうちの最新のデータを有効データとして残
すようにマージして1つの累積型差分バックアップ先媒
体を生成するようにしてもよい。これは全体バックアッ
プ先媒体を生成するまでの処理時間がない場合に有効で
ある。
【0023】勿論、マージ対象となる差分バックアップ
先媒体62が累積型の場合、全体バックアップ先媒体と
最新の累積型差分バックアップ先媒体のうちの最新のデ
ータを有効データとして残すようにマージして1つの全
体バックアップ先媒体を生成する。マージ処理において
も、媒体単位又はグループ分けした複数の媒体単位にマ
ージ処理を指定することができる。更に、1つのグルー
プを下位の複数グループに分割することで上位グループ
からから下位グループまでの木構造の階層グループに分
割し、更に、各グループ階層ごとにマージ実行条件を設
定してもよい。
【0024】更に、本発明によるデータ処理装置のバッ
クアップ制御装置は、バックアップ取得後のリカバリ処
理を効率良く行うため、環境定義手段34でリカバリ動
作環境を設定する。リカバリ指示手段28により外部か
らリカバリ処理の開始指示を受けると、リカバリ処理手
段40は、制御情報管理手段50を参照してリカバリ処
理に使用するバックアップ先媒体62の識別子が差分バ
ックアップか否か判断する。
【0025】差分バックアップ先媒体が含まれていない
場合は全体バックアップ先媒体のデータをリカバリ先媒
体68に複写(リストア)する通常のリカバリ処理を行
う。差分バックアップ先媒体が含まれている場合は、全
体バックアップ先媒体と差分バックアップ先媒体からリ
カバリデータを生成してリカバリ先媒体68に複写(リ
ストア)するリカバリ処理を行う。
【0026】リカバリ処理手段40は、複数の差分バッ
クアップ先媒体を使用してリカバリ処理を行う場合、制
御情報管理手段50にバックアップ処理の際に登録され
たか差分バックアップ先媒体の更新位置を示すビットマ
ップテーブルに基づいてリカバリ処理に使用しない差分
バックアップ先媒体を判別し、処理対象から除外する。
具体的には、複数の差分バックアップ先媒体中の最新の
更新位置を示す更新ビットマップの有効ビットと同一位
置の他の更新ビットマップの有効ビットを無効ビットに
変更し、全て無効ビットとなった更新ビットマップの差
分バックアップ先媒体を処理対象から除外する。
【0027】リカバリ処理手段40は、複数の差分バッ
クアップ先媒体を使用してリカバリ処理を行う場合、バ
ックアップ先媒体の読み込みに使用する入出力装置が1
台のとき、最新の差分バックアップ先媒体から順次読み
込んで最新の更新データをバックアップデータとして残
すリカバリ処理を行う。具体的には、リカバリに使用す
る複数のバックアップ先媒体から有効領域を示す有効領
域ビットマップを展開すると共に、更新位置を示す更新
ビットマップを展開する。次に最新の更新ビットマップ
の有効ビット位置に対応した更新データをリカバリ先媒
体68に書き込むと共に、最新の有効領域ビットマップ
の書込み済みの有効ビットを無効ビットに切替える処理
を、前記有効領域ビットマップが全て無効ビットとなる
まで新しいバックアップ先媒体から古いバックアップ先
媒体に向けて逐次繰り返す。これにより最新の更新デー
タのみが有効データとしてリカバリ先媒体に書き込ま
れ、同一位置の更新データの重複した書込みが回避され
る。
【0028】リカバリ処理手段40は、バックアップ先
媒体62の読み込みに使用する入出力装置が複数台の場
合、複数のバックアップ先媒体62から同時にバックア
ップデータを読み込み、同一位置で複数の更新データが
重複する場合は、最新の更新データを有効データとして
リカバリ先媒体68に書き込む。具体的には、複数の入
出力装置の各々にバックアップ先媒体の読出位置情報を
指定すると共に、リカバリ先媒体68の入出力装置にリ
カバリデータの書込位置情報を指定し、複数の入出力装
置の読込み処理(読込タスク)と書込み処理(書込タス
ク)の各々に中央処理装置の使用権(タスク)を割り振
って並列処理させる。
【0029】
【作用】このような本発明によるデータ処理装置のバッ
クアップ制御装置および方法によれば次の作用が得られ
る。まずバックアップ開始条件が成立するごとに、バッ
クアップ対象媒体の更新ビットマップを読み込んで現在
の更新データの数を検出し、基準値より多ければ全体バ
ックアップが採取され、基準値より少なければ差分バッ
クアップが採取され、データの更新状況に応じた最適な
バックアッブ取得ができる。例えば、バックアップ対象
媒体の全域が更新されているような場合には、全体バッ
クアップが採取され、1箇所も更新されていないような
場合には、更新分バックアップが採取されることとな
る。
【0030】また採取済みのバックアップに対しては、
業務負荷の少ない時間帯を使用して複数のバックアップ
先媒体を1つの全体バックアップ先媒体に整理するマー
ジ処理が行われる。このため差分バックアップ処理によ
りリカバリに使用する媒体数が増加しても、単一の全体
バックアップ先媒体に整理され、単独でリカバリ可能と
判断され、リカバリ時間を短縮と媒体管理の簡易が図れ
る。
【0031】一方、リカバリ処理の起動時には、コント
ロールデータセット(CDS)にバックアップの際に登
録された複数のリカバリ先媒体の更新ビットマップを使
用し、リカバリに使用しない差分バックアップ先媒体を
判別して排除し、必要最小限のバックアップ先媒体の使
用を可能とする。またリカバリ使用するバックアップ先
媒体の入出力装置が1台しかないか複数台あるかにより
最適なリカバリを行う。入出力装置が1台しかない場合
は、最新の差分バックアップ先媒体から順番にデータを
読込んで、重複した場合には最新のデータを有効データ
としてリカバリ先媒体に書き込む。このとき、後続する
バックアップ先媒体の更新ビットマップの同一位置に有
効ビットがあれば、この有効ビットをオフして無効ビッ
トとする。これにより全ビットを無効ビットとする更新
ビットマップが得られた時点で、リカバリ完了と判断で
き、重複したデータの無駄な書き戻しをなくし、1台の
入出力装置であっても、リカバリ時間を最短時間で行
う。また複数台の入出力装置が使用できる場合には、複
数のバックアップ先媒体の同一位置のデータを並列的に
読出し、重複する有効データがあれば最新のデータをリ
カバリデータとして書き戻し、ハードウェア性能を最大
限に活かすことができ、リカバリ時間を全体バックアッ
プのみの場合とほぼ同じ時間に短縮できる。
【0032】
【実施例】
<目次> 1.ハードウェア構成と全体機能 2.バックアップ処理 3.バックアップ処理の使い分け 4.累積型と非累積型の差分バックアップ 5.更新ビットマップと有効領域ビットマップ 6.マージ処理 7.リカバリ処理 8.リカバリ逐次処理 9.リカバリ並列処理 1.ハードウェア構成と全体機能 図2は本発明のバックアップ制御方法が適用される計算
機システムのハードウェア構成を示す。計算機システム
は中央処理装置10のバスライン32に主記憶装置12
を接続しており、更に入出力チャネル装置14−1〜1
4−4を接続している。この実施例で入出力チャネル装
置14−1,14−3に対してはディスク用入出力制御
装置16−1〜16−3を介して直接アクセス装置(D
ASD;Direct Access Strage Divice )として磁気デ
ィスク装置24−1〜24−3,24−11〜24−1
3,24−21〜24−23を接続している。
【0033】これらの磁気ディスク装置24−1〜24
−23は中央処理装置10で処理されたデータを外部記
憶装置として格納する。入出力チャネル装置14−1に
はまた磁気テープ用入出力制御装置18が接続され、複
数の磁気テープ装置26−1〜26−3を接続してい
る。この磁気テープ装置26−1〜26−3はバックア
ップ先媒体としての磁気テープに対するバックアップデ
ータの入出力に使用される。
【0034】入出力チャネル装置14−2にはコンソー
ル用入出力制御装置20を介してオペレータコンソール
28が接続される。更に、入出力チャネル装置14−4
に対してはモデム装置25が接続され、モデム装置25
を介して通信回線により外部装置との間のデータ送受を
行うことができ、所謂オンラインシステムとして引用す
ることができる。
【0035】図3は図2のハードウェアのプログラム制
御により実現される本発明のバックアップ制御の処理機
能を示したブロック図である。まず中央処理装置10に
示すように、主記憶装置12に格納されたプログラムの
実行により環境定義処理部34,バックアップ処理部3
6,マージ処理部38およびリカバリ処理部40がアプ
リケーションプログラムの機能として実現される。また
オペレーティング・システム42によって各アプリケー
ション処理部からの要求を処理する。
【0036】更に、バックアップ対象媒体52のデータ
を更新するデータ更新処理部44と、処理動作の際に必
要なデータを展開するメモリ46の機能が実現される。
中央処理装置10に対する外部機能として定義制御文4
8、各種の制御指示を行うオペレータコンソール28、
必要なデータを打ち出すプリンタ30が設けられる。更
に本発明のバックアップ制御に必要な各種の制御情報を
登録して管理するコントロールデータセットとして、バ
ックアップ制御用管理ファイル50が設けられている。
【0037】バックアップ対象とするデータを格納した
図2の磁気ディスク装置は、図3にあっては1つのバッ
クアップ対象媒体52として示している。バックアップ
対象媒体52は入出力制御装置54を介して中央処理装
置10に接続される。バックアップ対象媒体52のデー
タ領域はデータ更新が行われる有効領域58の割付けを
受けており、有効領域58に含まれるデータに対し中央
処理装置10のデータ更新処理部44による更新データ
60の更新が行われる。
【0038】この有効領域58については、データ更新
処理部44がソフトウェア処理により適宜に設定する。
バックアップ対象媒体52に割り付けた有効領域58の
位置情報は、例えば仮想記憶計算機システムの場合には
磁気ディスク装置のボリューム目録テーブル(VTO
C)にトラック単位のビットマップテーブルとして格納
されている。
【0039】また、データ更新処理部44により更新さ
れた有効領域58の中の更新データ60の位置について
も、同じくボリューム目録テーブル(VTOC)の中の
1トラックを1ビットに対応させた更新ビットマップテ
ーブルとして格納されている。このため、バックアップ
対象媒体52としての磁気ディスク装置におけるボリュ
ーム目録テーブルを参照すれば、有効領域58および有
効領域58の中の更新データ60の位置を認識すること
ができる。
【0040】更に、更新データ60の位置を示す更新ビ
ットマップテーブルについては、バックアップ対象媒体
52のボリューム目録テーブルを参照せずに入出力制御
装置54でまとめて管理することもできる。即ち、入出
力制御装置54に更新ビットマップテーブル56を格納
するメモリ領域を確保し、ハードウェアによりバックア
ップ対象媒体52を更新するごとに更新データ60に対
応する入出力制御装置54の更新ビットマップテーブル
の対応ビットをセットする。
【0041】入出力制御装置54に更新ビットマップテ
ーブル56を設けることは、図2に示したように1つの
ディスク用入出力制御装置16−1〜16−3に複数の
磁気ディスク装置を接続した場合、各磁気ディスク装置
をアクセスするときに入出力制御装置をアクセスするだ
けで、バックアップ対象とする磁気ディスク装置の更新
ビットマップテーブルが得られる点で優れている。
【0042】また、入出力制御装置54に設ける更新ビ
ットマップテーブル56としては、電源断による情報消
失を防ぐため不揮発性メモリとすることが望ましい。中
央処理装置10に対し接続されるバックアップ先媒体6
2として、この実施例にあっては、磁気テープ装置によ
りデータ読み書きを行う磁気テープを使用している。 2.バックアップ処理 図4は図3に示した本発明によるバックアップ処理の機
能を取り出して更に詳細に示した説明図である。まず定
義制御文48としては、バックアップ対象媒体52に関
する情報、バックアップ先媒体62に関する情報、全体
バックアップ処理か差分バックアップ処理かの使い分け
を決める基準、更にバックアップが済んだバックアップ
先媒体62を整理するマージ処理の実行基準を定める。
【0043】このような定義制御文48の内容は、図2
に示した計算機システムの環境設計および環境設定を行
う際に予め作成される。定義制御文48はオペレータコ
ンソール28を用いたメニュー処理,コマンド入力,ジ
ョブ指定などの適宜の手法で中央処理装置10に与えら
れ、この指示を受けて環境定義処理部34がコントロー
ルデータセット(CDS)として機能するバックアップ
制御用管理ファイル50に定義制御文48で指定された
内容を登録する。
【0044】バックアップ制御用管理ファイル50とし
ては、この実施例にあっては磁気ディスク装置を使用し
ている。勿論、磁気ディスク装置以外に半導体メモリを
使用した半導体ディスク装置,システム記憶装置,光デ
ィスク装置,フロッピー装置などの適宜の媒体に格納し
てもよい。環境定義処理部34による定義制御文48に
基づいた登録により、バックアップ制御用管理ファイル
50には、 バックアップ対象媒体管理情報 バックアップ先媒体管理情報 バックアップ使い分け基準 マージ実行条件 がそれぞれテーブル情報として登録される。
【0045】図5はバックアップ制御用管理ファイル5
0に登録されるバックアップ対象媒体の管理情報テーブ
ルを示す。図5(A)はバックアップ対象媒体を示す情
報を使用頻度1,2,3,4,・・・の順番にバックア
ップ対象媒体の媒体識別番号によって登録している。こ
のため、バックアップ処理を指示された際には、このバ
ックアップ対象媒体管理テーブルを参照し、使用頻度が
一番高い媒体識別番号「DASD00」をもつバックア
ップ対象媒体からバックアップ処理を開始するようにな
る。
【0046】図5(B)はバックアップ対象媒体を使用
頻度に応じてグループ分けしたバックアップ対象媒体管
理テーブルを示している。このため、バックアップ指示
を受けると、使用頻度の最も高いグループ識別番号に属
するバックアップ対象媒体からグループ単位にバックア
ップ処理を行うようになる。このような使用頻度により
階層的に分けたバックアップ対象媒体の管理情報テーブ
ルを用いることで、使用頻度や重要度の最も高いバック
アップ対象媒体から優先的にバックアップ処理を行うこ
とができる。
【0047】図6はバックアップ制御用管理テーブル5
0に登録するバックアップ対象媒体の管理情報テーブル
の他の実施例を示したもので、この実施例にあっては、
重要度に応じてバックアップ対象媒体を階層的に分類し
ている。即ち、図6(A)は、重要度に応じてバックア
ップ対象媒体単位に階層的に登録している。また図6
(B)は、重要度に応じたグループ分けにより階層的に
バックアップ対象媒体を登録している。勿論、媒体単位
あるいはグループ分けした際の階層的なバックアップ優
先順位の分け方は、使用頻度や重要度以外に必要に応じ
て適宜のパラメータを用いてもよい。
【0048】図7はバックアップ対象媒体のグループ分
けの他の実施例を示したもので、1つのグループ内を階
層的に分割してグループ分けしたことを特徴する。図7
(A)はバックアップ対象となる複数の磁気ディスク装
置で構成された入出力サブシステム88を示す。入出力
サブシステム88は、予め定めたグループ分け基準に従
いグループA,B,Cに分割している。更に、クループ
A,B,C内には下位のグループを示すa1〜a4,b
1〜b4,c1〜c4が付された磁気ディスク装置が4
台ずつ含まれている。
【0049】図7(B)は図7(A)の階層的なグルー
プ分けによる木構造を示す。1つの大きなグループを構
成する入出力サブシステム88は、まずグループA,
B,Cに分割され、グループA,B,Cのそれぞれが更
に下位のグループa1〜a4,b1〜b4c1〜c4に
分割されている。ここでグループ分割の最下位層は、磁
気ディスク装置1台単位となる。このような階層的なグ
ループ分けに対応して、各階層ごとに左側に示す第1階
層バックアップ条件90,第2階層バックアップ条件9
2がバックアップ動作環境として設定されている。
【0050】階層ごとに設定するバックアップ条件とし
ては、例えば磁気ディスク装置の信頼性を用いる。具体
的には磁気ディスクのに信頼性の評価関数のシークエラ
ー回数を監視し、階層ごとに下位で高く上位に行くほど
低くなるエラー回数閾値を設定する。そしてバックアッ
プ処理を開始する際に、最下位グループから順番に実際
のエラー回数と閾値と比較し、閾値を越えるグループを
バックアップ対象として選択する。
【0051】図7(B)の例えばグループAの系統を例
にとると、まず最下位グループa1〜a4について、そ
れぞれのグループのエラー回数を第2階層バックアップ
条件92として設定されたエラー回数閾値と比較する。
ここで最下位グループa1〜a4は磁気ディスク装置1
台ずつで構成されており、従って、磁気ディスク総血ご
とのエラー回数を閾値と比較することになる。例えばグ
ループa1〜a3のエラー回数が閾値を越え、グループ
a4のエラー回数が閾値を越えていなかった場合は、グ
ループa1〜a3に最も優先度の高いバックアップ順位
をセットする。
【0052】閾値を超えていないグループa4は、その
上位グループAに設定された第1段階バックアップ条件
90のエラー回数閾値と比較する。ここで閾値を越えて
いれば、第2階層より低いバックアップ順位を設定す
る。閾値を越えていなかった場合は、それ以上の上位の
階層がないのでグループa4を今回のバックアップ対象
から除外する。これらにより信頼性の低いバックアップ
対象を優先的に選択したバックアップ処理を行うことが
できる。尚、図7は2階層にグループ分けした場合を示
しているが、階層数は必要に応じて任意に決めることが
できる。
【0053】図8は図4のバックアップ制御用管理ファ
イル50に登録されるバックアップ先媒体62の管理情
報テーブルを示す。このバックアップ先媒体の管理情報
テーブル70にあっては、バックアップ対象媒体の識別
番号72,バックアップ処理の形態を示す識別子74、
更にバックアップ先媒体を示す識別番号76の3つを登
録している。
【0054】例えばバックアップ対象媒体ID=DAS
D01については、4つのバックアップ先媒体番号NT
0000〜NT0003が登録されている。これらのバ
ックアップ先媒体は先頭の媒体が全体バックアップ処理
を行っており、残り3つの媒体が非累積型差分バックア
ップ処理を行っている。またバックアップ対象媒体ID
=DASD11については、先頭の全体バックアップ処
理に対し残り3つは累積型差分バックアップ処理である
ことが分かる。
【0055】図9は図4のバックアップ制御用管理ファ
イル50に登録するバックアップ先媒体の管理情報テー
ブルの他の実施例を示したもので、図8に示した管理情
報テーブル70に対象媒体のもつ更新ビットマップ82
を付加したことを特徴とする。このように更新ビットマ
ップテーブル82を付加する理由は、後の説明で明らか
にするリカバリ処理の際にバックアップ先媒体を読み込
まなくてもバックアップ制御用管理ファイル50を参照
するだけで、リカバリに使用しようとするバックアップ
先媒体における更新データの様子を把握できることであ
る。
【0056】図10は図4のバックアップ制御用管理フ
ァイル50に登録される複数のバックアップ先媒体を対
象マージ処理を行うためのマージ処理の実行条件テーブ
ルを示す。このマージ処理の実行条件テーブルには、マ
ージ処理を開始するためのCPUの付加条件、マージ処
理に使用可能なバックアップ用の入出力装置の空き条
件、マージ対象となるバックアップ先媒体の媒体数、日
付、曜日、時刻などの条件が定義制御文48に基づく環
境定義処理部38の処理で登録されている。
【0057】再び図4を参照するに、バックアップ処理
部36はオペレータコンソール28を通じて業務管理者
などによるバックアップ指示を受けると、環境定義処理
部34によりバックアップ制御用管理ファイル50に登
録されたバックアップ開始条件に従って自動的にバック
アップ処理を開始する。このバックアップ開始条件とし
ては、例えばバックアップのサイクルを月曜日から土曜
日とし、夜間の業務負荷の少ない時間帯を使用して自動
的にバックアップ処理を行う。またバックアップ処理部
36によるバックアップ処理の内容は、バックアップ使
い分け基準に従って全体バックアップ処理と差分バック
アップ処理のいずれかが自動的に判断され実行する。 3.バックアップ処理の使い分け 図11は図4のバックアップ処理部36による本発明の
バックアップ処理のメインルーチンを示したフローチャ
ートである。図11の処理に先立ってバックアップ処理
部36は予め定義されたバックアップ条件を監視してい
る。例えば月曜日から土曜日までを1サイクルとし、一
日の業務が終了した負荷の少ない夜間の指定時間に到達
するとバックアップ処理を起動する。またバックアップ
対象媒体は予め固定的に決めていてもよいし、図7の階
層的なグループ分けで示したように、各階層に設定した
ックアップ条件を満たすグループのみをバックアップ
対象媒体とし選択するようにしてもよい。
【0058】このように予め定義されたバックアップ条
件が成立すると、図11の処理が開始され、まずステッ
プS1でバックアップ制御用管理ファイル50から全体
バックアップ処理は差分バックアップ処理かを決める基
準情報を読み込む。続いてステップS2でバックアップ
対象媒体52における更新状況を調べる。具体的には、
バックアップ対象媒体52側から更新データの位置を示
す更新ビットマップテーブルを読み込み、ビットが1に
オンしている有効ビットの数を検出する。続いてステッ
プS3で、検出した更新データの数がステップS1で読
み込んだ基準値を越えているか否か判定する。基準値を
越えている場合にはステップS4に進み、全体バックア
ップ処理を実行する。一方、基準値に満たない場合には
ステップS5で差分バックアップ処理を実行する。
【0059】ステップS4の全体バックアップ処理は図
12のサブルーチンに示すように、まずステップS1で
バックアップ対象として認識したバックアップ対象媒体
の全データをバックアップ先媒体に複写するバックアッ
プ処理を行う。この全データの複写が済んだならば、ス
テップS2で例えば入出力制御装置54に更新ビットマ
ップテーブル56を設けていた場合には更新ビットマッ
プテーブル56をクリアし、次の更新バックアップに備
える。
【0060】図13は図11のステップS5に示した差
分バックアップ処理をサブルーチンとして示したフロー
チャートである。この差分バックアップ処理にあって
は、まずステップS1でバックアップ対象として認識し
たバックアップ対象媒体の更新ビットマップを読み込
み、ステップS2で更新ビットマップテーブルのビット
がオンしている有効ビットに対応するデータを更新デー
タとして抽出してバックアップ先媒体に複写する。
【0061】続いてステップS3で差分バックアップ処
理が非累積型か否かチェックし、もし非累積型の設定で
あればステップS4でバックアップ対象媒体側の更新ビ
ットマップテーブルをクリアし、次のバックアップ処理
の際には、今回バックアップできたデータを基準とした
更新データのみを抽出可能とする。これに対し、累積型
が設定されていた場合には更新ビットマップのクリアは
行わない。
【0062】このため、累積型の差分バックアップ処理
にあっては、図12の全体バックアップ処理のバックア
ップデータを基準とし、この後の差分バックアップごと
に累積された更新データを抽出したバックアップが行わ
れる。 4.累積型と非累積型の差分バックアップ ここで、図13に示した差分バックアップ処理の累積型
と非累積型を具体的に説明すると次のようになる。
【0063】図14は累積型の差分バックアップ処理を
示している。いまバックアップのサイクルを月曜日から
土曜日の業務終了後の行うものとする。まず最初の月曜
日にあっては、バックアップ対象媒体52のデータ部5
8を全てバックアップ先媒体62−01に複写する全体
バックアップ処理を行う。このときバックアップ対象媒
体52側の更新ビットマップをクリアしておく。
【0064】次の火曜日にあっては、更新ビットマップ
の状態から有効データ領域58の中で2つの更新データ
60−1,60−2の更新が行われたことが分かるの
で、この更新データ60−1,60−2のみをバックア
ップ先媒体62−02に複写する差分バックアップを行
う。この場合には、バックアップ対象媒体52側の更新
ビットマップのクリアは行わない。
【0065】次の水曜日にあっては、更に更新データ6
0−3,60−4の更新が行われ、火曜分と水曜分を合
わせた更新データ60−1〜60−4をバックアップ先
媒体62−03に複写する差分バックアップを行う。以
下、木曜,金曜について同様の差分バックアップを行
い、土曜については図示のように差分バックアップを行
う。このような月曜から土曜に亘るバックアップ処理
で、バックアップ先媒体62−01〜62−06が得ら
れる。
【0066】ここで、バックアップ対象媒体52を磁気
ディスク装置とし、バックアップ先媒体62−01〜6
2−06とした場合、一週間当たりのバックアップ対象
媒体の更新率は約10〜20%程度となる。このため、
曜日が進むごとに最初の差分バックアップでは1〜2分
程度でテープ数も1,2本であったものが、土曜日の差
分バックアップ処理では10分程度の時間に増加し、ま
たテープ数も5〜6本に増加する。このような月曜から
土曜の一週間分のバックアップが済むと、次の月曜では
再び全体バックアップを行って更新ビットマップをクリ
アし、これを繰り返す。
【0067】累積型の差分バックアップにおけるリカバ
リ処理は、例えば土曜日の状態のデータをリカバリする
ためには月曜の全体バックアップデータバックアップ
先媒体62−01と最も新しい土曜日に得たバックアッ
プ先媒体62−06の2つを使用すればよい。このた
め、累積型のバックアップ処理にあっては、リカバリ処
理の際の媒体数が少なくでき、媒体管理も容易になる。
【0068】図15は非累積型の差分バックアップ処理
を図14と同様、月曜から土曜日を1サイクルとしてバ
ックアップ業務を行う場合を例にとって示している。最
初の月曜日については、図14の累積型と同様、全体バ
ックアップを行い、更新ビットマップをクリアしてい
る。次の火曜から水曜については差分バックアップをと
るごとに更新ビットマップをクリアしている点が累積型
の場合と相違する。
【0069】このため、火曜から土曜までの差分バック
アップにあっては、前日の全体バックアップまたは差分
バックアップを基準とした更新データのみが抽出されて
バックアップ先媒体62−02〜62−06に複写され
る。非累積型のバックアップ処理で得られた媒体を用い
たリカバリ処理は、例えば土曜日までのデータを復元す
る場合を例にとると、月曜の全体バックアップから土曜
までの複数の差分バックアップによるバックアップ先媒
体62−01〜62−06の全てを使用しなければなら
ない。
【0070】このように非累積型の差分バックアップに
あっては、例えば一週間におけるバックアップ対象媒体
の更新率を10〜20%とすると、各曜日における毎回
の差分バックアップは1〜2分程度でテープ数も1〜2
本と処理時間およびテープ本数を大幅に低減できる。し
かし、リカバリ処理の際には全体バックアップとリカバ
リを行うまでに得た複数の差分バックアップによる媒体
の全てを使用しなければならず、リカバリ時間が増大
し、また媒体管理も繁雑になる。
【0071】本発明のバックアップ制御にあっては、こ
のような累積型と非累積型の差分バックアップ処理がも
つ利点を効果的に活かすと共に、それぞれのもつ欠点を
可能な限り抑制して効率のよいリカバリ処理と媒体管理
を行うものである。 5.更新ビットマップと有効領域ビットマップ 図16は図4に示したバックアップ処理部36による更
新ビットマップテーブルに加えて、有効領域ビットマッ
プテーブルを用いたバックアップ処理を示しいる。仮想
記憶方式を採用した計算機システムにあっては、図4に
示したバックアップ対象媒体52を構成する磁気ディス
ク装置のボリューム目録テーブル(VTOC)にデータ
更新を行う有効領域を示すビットマップテーブルを格納
している。そこで図16のバックアップ処理にあって
は、更新データの位置を示すビットマップテーブルに加
えて、有効領域を示す有効領域ビットマップテーブルを
組み合わせてバックアップとして複写する更新データの
抽出を行う。
【0072】まずバックアップ対処媒体52のデータ部
66には中央処理装置10によるソフトウェア処理で有
効領域58が予め設定されている。この有効領域58は
有効領域ビットマップ64に示すように、バックアップ
対象媒体52側に記録されている。中央処理装置はバッ
クアップ対象媒体52の有効領域58のデータについて
のみ更新データ60に示すように更新処理を行う。
【0073】しかしながら、無効領域90に対しハード
ウェアによって更新が行われ、更新データ60が存在す
る場合もある。更新ビットマップテーブル82はバック
アップ対象媒体52における更新データ60の位置をハ
ードウェア的に検出して記録している。従って、無効領
域90の更新データ60についても、更新ビットマップ
82上に有効ビット1がセットされている。
【0074】このような更新ビットマップテーブル82
をそのまま用いた場合には、無効領域90の更新データ
60もバックアップ先媒体62に不要なデータとして複
写されてしまう。そこでバックアップ処理の際に更新ビ
ットマップデータ82に加えて有効領域ビットマップテ
ーブル64を読み込み、2つのビットマップテーブル6
4,82の同一位置のビットの論理積をとって、有効ビ
ットとなった位置の有効データのみをバックアップ先媒
体62に複写する。これによって無効領域90の更新デ
ータ60はバックアップ対象から除外され、必要ないデ
ータをバックアップ先媒体62に複写してしまう無駄を
省くことができる。 6.マージ処理 次に、図11に示したバックアップ処理に従ってバック
アップ先媒体としての複数の磁気テープが得られた状態
でのマージ処理を説明する。
【0075】図17は本発明のマージ処理の対象となる
あるバックアップ対象媒体についてのバックアップ先媒
体の管理情報テーブルを示している。即ち、バックアッ
プ対象媒体の識別ID=DASD01については、バッ
クアップ形態識別子74−1〜74−4に示すように、
全体バックアップに続いて3つの累積型差分バックアッ
プにより得られたバックアップ先媒体の識別番号76−
1〜76−4に示すID=MT0001〜MT0004
のバックアップが済んでいることが認識される。
【0076】このようなバックアップ済みの状態につい
ては、図18に示すように、ID=MT0001〜MT
0004のバックアップ先媒体62−01〜62−04
について最も時間的に古い全体バックアップ先媒体62
−01と最新の累積型差分バックアップ先媒体62−0
4の2つを複写合成して1つの全体バックアップ先媒体
62−05を生成する。この場合の複写は全体バックア
ップ先媒体62−01と最新の累積型差分バックアップ
先媒体62−04のそれぞれの更新ビットマップにつ
き、同一位置に有効ビットがあれば最新の有効ビットに
対応するデータを抽出して複写結合すればよい。
【0077】更に、マージ処理により1つの全体バック
アップ先媒体62−05が得られたならば、図17に示
す管理情報テーブル70については4つの情報をとりま
とめた識別子74−5を全体バックアップとし、また媒
体識別ID=MT0005としたテーブル情報の置き換
えを行う。図19はマージ処理の対象とするバックアッ
プ先媒体の管理情報テーブルの他の例を示したもので、
この場合には全体バックアップに続く残り3つの差分バ
ックアップが非累積型となっていた場合である。
【0078】この場合のマージ処理は図20に示すよう
に、全体バックアップ先媒体62−01と残り3つの差
分バックアップ先媒体62−01〜62−04の全てを
読み込んで複写結合する。勿論、複写結合は同一位置に
ある更新データのうちの最新のものを抽出して全体バッ
クアップ先媒体62−05に複写する。図21は図19
に示した3つの非累積型の差分バックアップによる媒体
を使用したマージ処理の他の処理に使用する管理情報テ
ーブル70を示している。この場合には、図22に示す
ように3つの非累積型差分バックアップ先媒体62−0
2〜62−04をマージ処理し、1つの累積型差分バッ
クアップ先媒体62−05を生成していることを特徴と
する。
【0079】これはマージ処理に時間的な余裕がない場
合であり、全体バックアップ先媒体62−01を含めた
図20に示すような1つの全体バックアップ先媒体62
−05を作るには時間がない場合に、とりあえず非累積
型差分バックアップ先媒体を1つの累積型差分バックア
ップ先媒体にまとめる。そして、もし余裕があれば、図
18に示したように全体バックアップ先媒体と図22で
生成した1つの累積型差分バックアップ先媒体62−0
5を使用したマージ処理を行えばよい。
【0080】図23はマージ処理の対象となるバックア
ップ先媒体の管理情報テーブル70の他の例を示したも
ので、この例にあっては累積型差分バックアップと非累
積型差分バックアップとが混在した場合である。図24
は累積型と非累積型の差分バックアップが混在した場合
のマージ処理を示している。まず最初の全体バックアッ
プ先媒体62−01と次の累積型差分バックアップ先媒
体62−02については、両者をマージして全体バック
アップ先媒体62−05を生成する。次に全体バックア
ップ先媒体62−01と3番目の累積型差分バックアッ
プ先媒体62−03を統合して、この時点での全体バッ
クアップ先媒体62−06を生成する。
【0081】更に全体バックアップ先媒体62−01と
累積型差分バックアップ先媒体62−03と最後の非累
積型差分バックアップ先媒体62−03の3つをマージ
して、この時点での全体バックアップ先媒体62−07
を生成する。そして新たに生成した全体バックアップ先
媒体62−05〜62−07については、図23の右側
に示すように、新たな識別子とバックアップ先媒体のI
Dを生成して置き換えを行う。
【0082】図25は本発明によるマージ処理を示した
フローチャートである。まずステップS1で計算機シス
テムにおける業務負荷が低いか否かチェックし、業務負
荷が低ければステップS2でバックアップ処理用の入出
力装置に空きがあるか否かチェックする。空きがあれば
ステップS3以降のマージ処理を行う。マージ処理はス
テップS3でバックアップ制御用管理ファイル50から
マージ対象とするバックアップ先媒体に関する情報を取
得する。
【0083】即ち、図17,図19,図21あるいは図
23に示したようなバックアップ先媒体に関する管理情
報テーブル70を取得する。次にステップS4でマージ
対象に含まれる差分バックアップ先媒体が非累積型のみ
か否かチェックする。非累積型のみであった場合には、
ステップS4で全体バックアップ先媒体と全ての非累積
型差分バックアップ先媒体を複写して結合するマージ処
理を行う。
【0084】ステップS4で非累積型のみでなかった場
合にはステップS5で累積型のみか否かチェックする。
累積型のみであった場合には、ステップS7で全体バッ
クアップ先媒体と最新の累積型差分バックアップ先媒体
を複写して結合するマージ処理を行う。更に非累積型の
みでなく且つ累積型のみではなかった場合には、混在型
であることからステップS8に進み、例えば図24に示
すような全体非累積型,累積型の混在処理を行う。
【0085】ステップS6,S7またはS8におけるマ
ージ処理が済んだならばステップS9で、ステップS3
で読み込んだバックアップ対象媒体に関する管理情報テ
ーブルの書替えを行う。 7.リカバリ処理 図26は本発明のバックアップ処理制御におけるリカバ
リ処理の機能を示した説明図である。図26のリカバリ
処理はリカバリ処理部40に対するオペレータコンソー
ル28からのリカバリ指示により行われる。このリカバ
リ処理のため、定義制御文48により予めリカバリ処理
の使い分け基準を作成して環境定義処理部34に指示
し、リカバリ処理使い分け基準をバックアップ制御用管
理ファイル50に予め登録している。
【0086】定義制御文48で指示するリカバリ処理の
使い分け基準としては、例えばリカバリ用の使用できる
バックアップ先媒体の入出力装置の台数がある。即ち、
本発明のリカバリ処理にあっては、リカバリ処理の際に
使用可能なリカバリ先媒体の入出力装置が1台か複数台
かにより順次処理と並列処理を行っており、このための
使い分け基準としてリカバリ用に使用できるバックアッ
プ先媒体の入出力装置の台数が使い分け基準として定義
される。
【0087】図27は図26のリカバリ処理部40によ
るリカバリ処理のメインルーチンを示したフローチャー
トである。システムダウンなどによりリカバリ指示を受
けるとリカバリ処理部40が起動し、まずステップS1
でバックアップ制御用管理ファイル50からリカバリに
必要な差分バックアップ先媒体の数を読み込む。続いて
ステップS2でリカバリに必要な差分バックアップ先媒
体があるか否かチェックし、もし差分バックアップ先媒
体がなければステップS3に進み、全体バックアップ先
媒体のみを使用した通常のリカバリ処理を行う。
【0088】ステップS2で差分バックアップ先媒体が
あった場合にはステップS4に進み、複数の差分バック
アップ先媒体の中から不要な媒体を排除する不要媒体排
除処理を行う。続いてステップS5でバックアップ先媒
体からの読込みに使用する入出力装置の台数が複数台か
否かチェックする。もし入出力装置が1台であった場合
にはステップS6に進み、最新の差分バックアップ先媒
体から順次読み込んでリカバリする逐次処理を実行す
る。一方、入出力装置が複数台あった場合にはステップ
S7で複数のバックアップ先媒体のデータを並列的に読
み込んでリカバリする並列処理を実行する。
【0089】図28は図27のステップS4による不要
媒体排除処理の対象となったバックアップ先媒体の一例
を示している。不要媒体排除処理の際には、図28に示
す例えば4つのバックアップ先媒体62−1〜62−4
につきバックアップ制御用管理ファイル50を参照し
て、図29に示す管理情報テーブル70およびこれに付
加している更新ビットマップテーブル82を参照する。
【0090】この更新ビットマップテーブル82につい
て図30に示すように、媒体識別ID=MT0004と
なる最新の更新ビットマップデータの中の有効ビット1
に対応するそれ以前のビットマップデータにおける有効
ビット1を矢印で示すように無効ビット0にオフする。
次に媒体識別ID=MT0003について、有効ビット
1について、それ以前の更新ビットマップの同一位置の
有効ビット1を無効ビット0に矢印に示すようにオフす
る。
【0091】この結果、媒体識別ID=MT0002の
更新ビットマップテーブルは全て無効ビット0となる。
従って、媒体識別ID=MT0002の有効ビット1で
示される更新データは、その後の媒体識別ID=MT0
003,MT0004による有効ビット1の更新データ
で書き替えられており、リカバリの際に書込みを必要と
する有効な更新データは存在しない。従って、媒体識別
ID=MT0002はリカバリに使用する媒体から排除
される。
【0092】図31は本発明の不要媒体排除処理を示し
たフローチャートである。まずステップS1でバックア
ップ制御用管理ファイル50から各バックアップ先媒体
にバックアップされている更新データの場所を示す情報
を獲得し、ステップS2でビットマップテーブルを作成
する。なお、ステップS1の処理はバックアップ制御用
管理ファイル50に最初からビットマップテーブルの形
で格納している場合は不要である。
【0093】ステップS3にあっては、最新のバックア
ップ先媒体をチェック対象とする。続いてステップS4
でチェック対象となったバックアップ先媒体の更新ビッ
トマップテーブルに有効ビットがあるか否かチェックす
る。もし有効ビットがあればステップS5でこの媒体を
リカバリに使用する媒体として指定する。続いてステッ
プS6で処理中のバックアップ先媒体の更新ビットマッ
プテーブルにおける有効ビット1と同一位置の以前の更
新ビットマップテーブルの有効ビットを無効化する。続
いてステップS7でビットマップテーブルに有効ビット
が残っているか否かチェックする。残っていればステッ
プS8で1つ前のバックアップ先媒体を新たなチェック
対象とし、ステップS4〜S6の処理を繰り返す。ステ
ップS7で有効ビットがもはや残っていなければステッ
プS9に進み、ステップS5でリカバリ用として指定し
た指定媒体のみを使用してリカバリ処理を実行する。 8.リカバリ逐次処理 次に図27のステップS6に示したリカバリ処理の際に
使用可能なバックアップ先媒体の入出力装置が1台しか
設けられていない場合の逐次処理を説明する。
【0094】図32はリカバリ逐次処理に使用される全
体バックアップの様子を示している。即ち、この全体バ
ックアップにあってはバックアップ対象媒体52の有効
領域を示す有効領域ビットマップテーブル64−1と、
その中の更新データの位置を示す更新ビットマップテー
ブル82−1との論理積で有効ビットとなった位置の更
新データを全体バックアップ先媒体62−1に複写して
いる。
【0095】図33は図32の全体バックアップに組み
合わせてリカバリ逐次処理に使用される最新の差分バッ
クアップの様子を示している。この差分バックアップに
あっては、バックアップ対象媒体52に示すように、有
効領域58−1は図32の全体バックアップと同じであ
るが、有効領域58−3については1段下側にずれた位
置に変更している。この場合にも有効領域ビットマップ
テーブル64−2と更新ビットマップテーブル82−2
における同一位置のビットの論理積から得られた有効ビ
ット1の更新データ60のみを差分バックアップ先媒体
62−2に複写している。
【0096】リカバリ逐次処理にあっては、図33に示
した最新の差分バックアップ先媒体62−2を最初に読
み込み、続いて図32に示す全体バックアップ先媒体6
2−1を読み込んでリカバリ処理を行う。説明を簡単に
するため、差分バックアップ先媒体は1つの場合として
いるが、複数ある場合は新しい順番に順次読み込む。図
34は図33に示した最新の差分バックアップ先媒体6
2−2の読込みによる第1段階のリカバリ処理を示して
いる。この第1段階のリカバリ処理は、まず最新の差分
バックアップ先媒体62−2の更新ビットマップテーブ
ル82−2の有効ビット1に対応する更新データ60を
読み込んでリカバリ先媒体68に書き込む。
【0097】次に図32に示した1つ前のバックアップ
先媒体、すなわち全体バックアップ先媒体62−1のビ
ットマップテーブル82−1の有効ビットを、既にリカ
バリ先媒体68への書込みが済んだ更新ビットマップテ
ーブル82−2の有効ビット1により無効ビット0にオ
フする。これによって新たな更新ビットマップテーブル
82−3が得られる。
【0098】図35は全体バックアップ先媒体62−1
からデータを読み込んで行う第2段階のリカバリ処理で
ある。この場合には最終段階のリカバリ処理を示してい
る。全体バックアップ先媒体62−1からのデータの読
込みは図34の第2段階で得られた更新ビットマップテ
ーブル82−3を使用し、その有効ビット1に対応する
位置のデータを全体バックアップ先媒体62−1から読
み込んでリカバリ先媒体68に書き込む。
【0099】この書込みにおいて、更新ビットマップテ
ーブル82−3の書込みが済んだ有効ビット1は無効ビ
ット0にオフする。更新ビットマップテーブル82−4
は更新ビットマップテーブル82−3の有効ビット1の
全てに対応するデータのリカバリ先媒体68への書込み
が済んだときの状態を示している。このとき更新ビット
マップテーブル82−4のビットは全て無効ビット0と
なっていることから、この時点でリカバリ逐次処理が完
了したことを認識して処理を終了する。
【0100】図36は本発明によるリカバリ逐次処理を
示したフローチャートである。まずステップS1で、バ
ックアップ制御用管理ファイル50からリカバリに必要
な媒体の一覧表を獲得する。続いてステップS2で最新
のバックアップ先媒体に関する更新データの格納位置で
ある有効位置を示すビットマップを作成する。ここで、
更新ビットマップが既にバックアップ制御用管理ファイ
ル50に登録されている場合はビットマップの作成は不
要である。
【0101】ステップS3にあっては、最新のバックア
ップ先媒体を用意する。続いてバックアップ先媒体から
ステップS4でバックアップデータを読み込み、ステッ
プS5でビットマップテーブル上で有効ビット1か否か
チェックする。有効ビット1であればステップS6で、
読み込んだバックアップデータをリカバリ先媒体に書き
出してリカバリし、ビットマップ上で有効ビット1を無
効ビット0に切り替える。
【0102】ステップS5で有効ビット1でなかった
り、ステップS6でのリカバリ書込みと無効ビットへの
切替えが済んだならば、ステップS7でバックアップ先
媒体内に未処理の読込データが残っているか否かチェッ
クし、全データを読み込むまでステップS4〜S6の処
理を繰り返す。ステップS7でバックアップ先媒体内か
らの全ての媒体読出しが済んだならば、ステップS8で
ビットマップに有効ビットが残っているか否かチェック
する。有効ビットが残っていればステップS9に進み、
1つ前のバックアップ先媒体を用意し、ステップS4〜
S7の処理を繰り返す。ステップS8でビットマップ上
に有効ビットが残っておらず全て無効ビットとなってい
た場合にはリカバリ処理の終了を認識し、一連の処理を
終了する。 9.リカバリ並列処理 次に図37のステップS7に示した複数の入出力装置を
使用したリカバリ並列処理の詳細を説明する。図37は
リカバリ並列処理に使用されるバックアップ先媒体の管
理情報テーブルの一例を示している。この管理情報テー
ブル70で指定されるバックアップ先媒体62−1〜6
2−4は図38に示すバックアップ内容をもっている。
【0103】メモリ46上に展開されたリカバリ処理部
40はリカバリ先媒体62−1〜62−4ごとに入出力
装置が個別に割り当てられていることから、それぞれの
入出力装置にリード処理部84−1〜84−4としての
タスクを割り振り、各媒体における同一位置のデータの
並列読込みを行わせる。リード処理部84−1〜84−
4によるメモリ46上に読み込まれた4つのリカバリデ
ータについて、リカバリ処理部40は最新のデータを有
効データとしてリカバリ先媒体68に書き出す。
【0104】このような並列処理を全てのデータ位置に
ついて順次繰り返すことで、複数のバックアップ先媒体
62−1〜62−4を用いても全体バックアップによる
リカバリ先媒体1つを用いたリカバリ処理と同等の処理
時間でリカバリ先媒体68に書き出すことができる。図
39は本発明によるリカバリ並列処理を示したフローチ
ャートである。まずステップS1でバックアップ制御用
管理ファイル50よりリカバリに必要な媒体を判断し、
ステップS2で全てのバックアップ先媒体を入出力装置
にセットして読込可能状態にする。続いてステップS3
で全てのバックアップ先媒体の同一位置からデータを読
み込み、ステップS4で重複箇所については最新のデー
タをメモリ内で選択する。続いてステップS5で最新デ
ータのみをリカバリ先となる出力媒体に書き出してリカ
バリする。以上のステップS3〜S5の処理をステップ
S6でリカバリ対象箇所が終了するまで繰り返す。
【0105】尚、上記の実施例はリカバリ対象媒体とし
て磁気ディスク装置を例にとっているが、この他に半導
体メモリを使用した光ディスク装置,システム記憶装
置,光磁気ディスク装置またはフロッピー装置などの適
宜の直接アクセス装置を含む。またバックアップ先媒体
としてはオープンリールやカートリッジの磁気テープを
媒体とした磁気テープ装置を例にとっているが、磁気デ
ィスク装置,光磁気ディスク装置,半導体ディスク装
置,システム記憶装置あるいはフロッピ装置であっても
よい。
【0106】また、更新データの位置を示す情報として
は1つの更新データに1ビットを割り当てたビットマッ
プを用いているが、ビットマップによる表現形式以外に
更新データの開始位置と大きさ、更新データの開始位置
と終了位置、更新データでない場所の開始位置と大き
さ、または更新データでない場所の開始位置と終了位置
で表現するようにしてもよい。この点はビットマップを
用いた有効領域についても同様である。更に本発明は実
施例に示された数値による限定は受けない。
【0107】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、バックアップの都度、バックアップ実施者が行って
いた更新箇所情報の出力、バックアップの媒体量、バッ
クアップ時間の見積り、全体バックアップと差分バック
アップの使い分けの判断などの前準備が不要となり、バ
ックアップ準備の作業工数が削減され、結果としてバッ
クアップ時間を短縮できる。
【0108】また、全体バックアップから差分バックア
ップへの変更はバックアップ制御用管理ファイルに対す
る一度の定義で済み、運用形態を変更する際の工数や準
備期間が削減でき、より簡単に運用形態の変更ができ
る。更に導入作業が困難になることから、差分バックア
ップによる運用ができなかったものが、本発明は自動的
に全体バックアップと差分バックアップを使い分けるこ
とで、導入作業を意識することなく差分バックアップを
組み合わせた運用ができる。
【0109】また差分バックアップの組合せでバックア
ップ先媒体の媒体数が増加しても、業務負荷の低い空き
時間を利用したマージ処理によりリカバリ処理に必要な
バックアップ先媒体数が必要最小限に整理されるため、
リカバリ時間の短縮とバックアップ先媒体の管理が容易
になる。特にリカバリ時間が制約されて差分バックアッ
プによる媒体数ではリカバリ困難な場合に、マージ処理
によるバックアップ先媒体で十分な時間的余裕をもって
リカバリでき、リカバリに必要な業務中止時間を最小限
に抑えることができる。
【0110】また、差分バックアップの組合せで多数の
バックアップ先媒体が得られても、リカバリの際に不要
な媒体を自動的に排除した読込処理を行うことで、リカ
バリ時間の大部分を占めるバックアップ先媒体の読込処
理の時間を短縮し、リカバリを効率良く行うことができ
る。また、リカバリの際に使用可能な入出力装置が1台
で、バックアップ先媒体の逐次処理しかできない場合に
も、同一位置の重複するバックアップデータについては
最新のデータをリカバリデータとして書き出し、リカバ
リ時間を必要最小限に抑えることができる。
【0111】更にまた、複数台の入出力装置を使用した
バックアップ先データの読込みが可能な場合には、複数
のバックアップデータの同一位置からの並列読込みと、
読み込んだ複数データの最新データを有効データとして
リカバリ先に書き出す書込処理とを並列的に行うこと
で、複数の差分バックアップ先媒体があっても1つの全
体バックアップ先媒体を用いた場合と同等のリカバリ時
間で効率良く処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明が適用される計算機システムのハードウ
ェアを示したブロック図
【図3】本発明による処理機能を示した説明図
【図4】本発明のバックアップ処理の機能を示した説明
【図5】使用頻度に基づくバックアップ対象媒体の管理
情報の説明図
【図6】重要度に基づくバックアップ対象媒体の管理情
報の説明図
【図7】木構造をもつ階層的なグループ分けを示した説
明図
【図8】バックアップ先媒体の管理情報の説明図
【図9】更新ビットマップを同時に登録したバックアッ
プ先媒体の管理情報の説明図
【図10】差分バックアップ先媒体のマージ条件登録テ
ーブルの説明図
【図11】本発明のバックアップ処理のメインルーチン
を示したフローチャート
【図12】全体バックアップ処理を示したフローチャー
【図13】差分バックアップ処理を示したフローチャー
【図14】累積型の差分バックアップ処理の説明図
【図15】非累積型の差分バックアップ処理の説明図
【図16】有効領域ビットマップテーブルと更新ビット
マップテーブルを用いたバックアップ処理の説明図
【図17】本発明のマージ処理の対象となるバックアッ
プ先媒体情報を示した説明図
【図18】図17のバックアップ先媒体情報に基づいた
累積型のマージ処理の説明図
【図19】本発明のマージ処理の対象となるバックアッ
プ先媒体情報を示した説明図
【図20】図19のバックアップ先媒体情報に基づいた
非累積型のマージ処理の説明図
【図21】本発明のマージ処理の対象となるバックアッ
プ先媒体情報を示した説明図
【図22】図21のバックアップ先媒体情報に基づいた
非累積型の他のマージ処理の説明図
【図23】本発明のマージ処理の対象となるバックアッ
プ先媒体情報を示した説明図
【図24】図23のバックアップ先媒体情報に基づいた
混在型のマージ処理の説明図
【図25】本発明のマージ処理を示したフローチャート
【図26】本発明によるリカバリ処理の機能を示した説
明図
【図27】本発明のリカバリ処理のメインルーチンを示
したフローチャート
【図28】リカバリ処理で媒体排除処理を行うバックア
ップ先媒体の説明図
【図29】図28の媒体に対応した管理情報テーブルの
説明図
【図30】媒体処理における管理情報テーブルのビット
無効化を示した説明図
【図31】本発明による不要媒体の排除処理を示したフ
ローチャート
【図32】逐次読込みで行うリカバリ処理に用いる全体
バックアップの説明図
【図33】逐次読込みで行うリカバリ処理に用いる差分
バックアップの説明図
【図34】最新の差分バックアップ先媒体の読込みで行
う第1段階のリカバリ処理の説明図
【図35】最も古い全体バックアップ先媒体の読込みで
行う最終段階のリカバリ処理の説明図
【図36】本発明の逐次読込みによるリカバリ処理を示
したフローチャート
【図37】並列読込みで行うリカバリ処理に用いるバッ
クアップ先媒体情報の説明図
【図38】図37の媒体情報に基づいた並列読込みによ
るリカバリ処理の説明図
【図39】本発明の並列読込みによるリカバリ処理を示
したフローチャート
【符号の説明】
10:中央処理装置(CPU) 12:主記憶装置(MSU) 14−1〜14−4:入出力チャネル装置 16−1〜16−3:ディスク用入出力制御装置 18:磁気テープ用入出力制御装置 20:コンソール用入出力制御装置 22:プリンタ用入出力制御装置 24−1〜24−23:磁気ディスク装置 26−1〜26−3:磁気テープ装置 28:オペレータコンソール 30:プリンタ 34:環境定義処理部(環境定義手段) 36:バックアップ処理部(バックアップ処理手段) 38:マージ処理部(マージ処理手段) 40:リカバリ処理部(リカバリ処理手段) 42:オペレーティング・システム(OS) 44:データ更新処理部 46:メモリ 48:定義制御文 50:バックアップ制御用管理ファイル(制御情報管理
手段) 52:バックアップ対象媒体 54:入出力制御装置 56:更新ビットマップテーブル 58:有効領域 60:更新データ 62,62−1〜62−5:バックアップ先媒体 66,78:ボリューム目録テーブル(VTOC;Volum
e of Table Content) 68,80:データ部 70:制御情報管理テーブル 72:対象媒体番号 74:バックアップ形態の識別子 76:バックアップ先媒体番号 82:更新ビットマップテーブル 84−1〜84−4:リード処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−295941(JP,A) 特開 平2−194422(JP,A) 特開 平2−42523(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06 304

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ処理システムのバックアップ対象媒
    体のデータをバックアプ先に複写するバックアップ制御
    装置に於いて、 予め定めたバックアップ定義に基づいてバックアップ動
    作環境を定義するバックアップ環境定義手段と、予め定めた定義情報に基づいてリカバリ動作環境を定義
    するリカバリ環境定義手段と、 前記バックアップ環境定義手段で定義されたバックアッ
    プ動作環境、バックアップ対象媒体の情報、バックアッ
    プ先媒体の情報と前記リカバリ環境定義で定義されたリ
    カバリ処理の使い分け基準の情報とを登録して管理する
    制御情報管理手段と、 バックアップ自動処理の開始を指示するバックアップ指
    示手段と、 前記バックアップ指示手段からのバックアップ指示を受
    けた際に、前記制御情報管理手段を参照してバックアッ
    プ開始条件が成立する毎に、処理データを格納するバッ
    クアップ対象媒体における現在の更新データの数を所定
    の基準値と比較して、該更新データの数が該基準値以上
    の場合に前記バックアップ対象媒体の全データを前記バ
    ックアップ対象媒体の複写データを格納するバックアッ
    プ先媒体に複写する全体バックアップ処理を実行し、該
    更新データの数が該基準値より少ない場合にはバックア
    ップ対象媒体のデータの内、基準となるバックアップ処
    理データに対し更新されたデータを抽出して前記バック
    アプ先媒体に複写する差分バックアップ処理を実行する
    バックアップ処理手段と、外部からリカバリ処理の開始を指示するリカバリ指示手
    段と、 前記制御情報管理手段を参照してリカバリ処理に使用す
    るバックアップ先媒体の識別子が差分バックアップか否
    かを判断し、差分バックアプ先媒体が含まれていない場
    合は全体バックアップ先媒体のデータをリカバリ先媒体
    に複写し、差分バックアップ先媒体が含まれている場合
    は、全体バックアップ先媒体と差分バックアプ先媒体か
    らリカバリデータを生成してリカバリ先媒体に複写する
    リカバリ処理手段と、 を設けたことを特徴とするデータ処理システムのバック
    アップ制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデータ処理システムのバッ
    クアプ制御装置に於いて、前記リカバリ処理手段は、複数の差分バックアップ先媒
    体を使用してリカバリ処理を行う場合、前記制御情報管
    理手段にバックアップ処理の際に登録された差分バック
    アップ先媒体の更新位置情報に基づいてリカバリ処理に
    使用しない差分バックアップ先媒体を判別し、処理対象
    から除外すること、 を特徴とするデータ処理システムのバックアップ制御装
    置。
  3. 【請求項3】データ処理システムのバックアップ対象媒
    体のデータをバックアップ先に複写するバックアップ制
    御方法に於いて、 予め定めたバックアップ定義情報に基づいてバックアプ
    動作環境を定義するバックアップ環境定義過程と、 予め定めた定義情報に基づいてリカバリ動作環境を定義
    するリカバリ環境定義過程と、 前記バックアップ環境定義過程で定義されたバックアッ
    プ動作環境、バックアップ対象媒体の情報、バックアッ
    プ先媒体の情報と前記リカバリ環境定義過程で定義され
    たリカバリ処理の使い分け基準の情報とを登録して管理
    する制御情報管理過程と、 バックアップ自動処理の開始を指示するバックアップ指
    示過程と、 前記バックアプ指示過程からの指示を受けた際に、前記
    制御情報管理過程を参照してバックアップ開始条件が成
    立する毎に、バックアップ対象媒体における現在の更新
    データの数を所定の基準値と比較し、更新データの数が
    該基準値以上の場合にバックアップ対象媒体の全データ
    を前記バックアップ先媒体に複写する全体バックアップ
    処理を実行し、基準値より少ない場合にはバックアップ
    対象媒体のデータの内、基準となるバックアップ処理デ
    ータに対し更新されたデータを抽出して前記バックアッ
    プ先媒体に複写する差分バックアップ処理を実行するバ
    クアップ処理過程と、 外部からリカバリ処理を開始するリカバリ処理過程と、 前記制御情報管理過程で得られた情報を参照してリカバ
    リ処理に使用するバックアップ先媒体の識別子が差分バ
    ックアップか否かを判断し、差分バックアップ先媒体が
    含まれていない場合は全体バックアップ先媒体のデータ
    をリカバリ先媒体に複写し、差分バックアップ先媒体が
    含まれている場合には、全体バックアップ先媒体と差分
    バックアップ先媒体からリカバリデータを作成してリカ
    バリ先媒体に複写するリカバリ処理過程と、 を設けたことを特徴とするデータ処理システムのバック
    アップ制御方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載のデータ処理システムのバッ
    クアップ制御方法に於いて、 前記リカバリ処理過程は、複数の差分バックアップ先媒
    体を使用してリカバリ処理を行う場合、前記制御情報管
    理過程でバックアップ処理の際に登録された差分バック
    アップ先媒体の更新位置情報に基づいてリカバリ処理に
    使用しない差分バックアップ先媒体を判別し、処理対象
    から除外することを特徴とするデータ処理システムのバ
    ックアップ制御方法
  5. 【請求項5】請求項記載のデータ処理システムのバッ
    クアップ制御装置に於いて、 前記リカバリ処理手段は、複数の差分バックアップ先媒
    体中の最新の更新位置を示す更新ビットマップの有効ビ
    ットと同一位置の他の更新ビットマップの有効ビットを
    無効ビットに変更し、全て無効ビットとなった更新ビッ
    トマップの差分バックアップ先媒体を処理対象から除外
    することを特徴とするデータ処理システムのバックアッ
    プ制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、5のいずれかに記載のデー
    タ処理システムのバックアップ制御装置に於いて、 前記リカバリ処理手段は、複数の差分バックアップ先媒
    体を使用してリカバリ処理を行う場合、バックアップ先
    媒体の読み込みに使用するバックアップ用入出力装置が
    1台のとき、最新の差分バックアップ先媒体から順次読
    み込んで最新の更新データをバックアップデータとして
    残すことを特徴とするデータ処理システムのバックアッ
    プ制御装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載のデータ処理システムのバッ
    クアップ制御装置に於いて、 前記リカバリ処理手段は、リカバリに使用する複数のバ
    ックアップ先媒体から有効領域を示す有効領域ビットマ
    ップを展開すると共に、更新位置を示す更新ビットマッ
    プを展開し、最新の更新ビットマップの有効ビット位置
    に対応した更新データをリカバリ先媒体に書き込む共
    に、最新の有効領域ビットマップの書込み済みの有効ビ
    ットを無効ビットに切替える処理を、前記有効領域ビッ
    トマップが全て無効ビットとなるまで新しいバックアッ
    プ先媒体から古いバックアップ先媒体に向けて逐次繰り
    返すことを特徴とするデータ処理システムのバックアッ
    プ制御装置。
  8. 【請求項8】請求項1、2、5のいずれかに記載のデー
    タ処理システムのバックアップ制御装置に於いて、 前記リカバリ処理手段は、バックアップ先媒体の読み込
    みに使用する入出力装置が複数台の場合、複数のバック
    アップ先媒体から同時にバックアップデータを読み込
    み、同一位置で複数の更新データが重複する場合は、最
    新の更新データを有効データとしてリカバリ先媒体に書
    き込むことを特徴とするデータ処理システムのバックア
    ップ制御装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載のデータ処理システムのバッ
    クアップ制御装置に於いて、 前記リカバリ手段は、複数の入出力装置の各々にバック
    アップ先媒体の読出位置情報を指定すると共に、リカバ
    リ先媒体の入出力装置にリカバリデータの書込位置情報
    を指定し、前記複数の入出力装置の読込処理と書込処理
    の各々に中央処理装置の使用権を割り振って並列処理さ
    せることを特徴とするデータ処理システムのバックアッ
    プ制御装置。
  10. 【請求項10】請求項記載のデータ処理システムのバ
    ックアップ制御方法に於いて、 前記リカバリ処理過程は、複数の差分バックアップ先媒
    体中の最新の更新位置を示す更新ビットマップの有効ビ
    ットと同一位置の他の更新ビットマップの有効ビットを
    無効ビットに変更し、全て無効ビットとなった更新ビッ
    トマップの差分バックアップ先媒体を処理対象から除外
    することを特徴とするデータ処理システムのバックアッ
    プ制御方法。
  11. 【請求項11】請求項9乃至10のいずれかに記載のデ
    ータ処理システムのバックアップ制御方法に於いて、 前記リカバリ処理過程は、複数の差分バックアップ先媒
    体を使用してリカバリ処理を行う場合、バックアップ先
    媒体の読み込みに使用するバックアップ用入出力方法が
    1台のとき、最新の差分バックアップ先媒体から順次読
    み込んで最新の更新データをバックアップデータとして
    残すことを特徴とするデータ処理システムのバックアッ
    プ制御方法。
  12. 【請求項12】請求項11記載のデータ処理システムの
    バックアップ制御方法に於いて、 前記リカバリ処理過程は、リカバリに使用する複数のバ
    ックアップ先媒体から有効領域を示す有効領域ビットマ
    ップを展開すると共に、更新位置を示す更新ビットマッ
    プを展開し、最新の更新ビットマップの有効ビット位置
    に対応した更新データをリカバリ先媒体に書き込むと共
    に、最新の有効領域ビットマップの書込み済みの有効ビ
    ットを無効ビットに切替える処理を、前記有効領域ビッ
    トマップが全て無効ビットとなるまで新しいバックアッ
    プ先媒体から古いバックアップ先媒体に向けて逐次繰り
    返すことを特徴とするデータ処理システムのバックアッ
    プ制御方法。
  13. 【請求項13】請求項9乃至10のいずれかに記載のデ
    ータ処理システムのバックアップ制御方法に於いて、 前記リカバリ処理過程は、バックアップ先媒体の読み込
    みに使用する入出力装置が複数台の場合、複数のバック
    アップ先媒体から同時にバックアップデータを読み込
    み、同一位置で複数の更新データが重複する場合は、最
    新の更新データを有効データとしてリカバリ先媒体に書
    き込むことを特徴とするデータ処理システムのバックア
    ップ制御方法。
  14. 【請求項14】請求項13記載のデータ処理システムの
    バックアップ制御方法に於いて、 前記リカバリ過程は、複数の入出力装置の各々にバック
    アップ先媒体の読出位置情報を指定すると共に、リカバ
    リ先媒体の入出力装置にリカバリデータの書込位置情報
    を指定し、前記複数の入出力装置の読込処理と書込処理
    の各々に中央処理装置の使用権を割り振って並列処理さ
    せることを特徴とするデータ処理システムのバックアッ
    プ制御方法。
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