JP2726220B2 - 符号分割多元接続装置 - Google Patents
符号分割多元接続装置Info
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- H—ELECTRICITY
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- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/69—Spread spectrum techniques
- H04B1/707—Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
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- H04J13/0003—Code application, i.e. aspects relating to how codes are applied to form multiplexed channels
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- H04J13/00—Code division multiplex systems
- H04J13/0007—Code type
- H04J13/0022—PN, e.g. Kronecker
- H04J13/0029—Gold
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- H04J13/0007—Code type
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、符号分割多元接続（Ｃ
ＤＭＡ）通信、特にパーソナル通信システム（ＰＣＳ）
のような移動通信におけるＣＤＭＡ通信に用いる変復調
装置に関するものである。
ＤＭＡ）通信、特にパーソナル通信システム（ＰＣＳ）
のような移動通信におけるＣＤＭＡ通信に用いる変復調
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ＣＤＭＡ通信における変復調装置は、例
えば次記文献に示されている。 文献： BERNARD SKLAR 著、"DIGITAL COMMUNICATIONS
Fundamentals and Applications" pp.571-573、1988
年、Prentice Hall Prentice-Hall International Edit
ions。 この文献の変復調装置では、送信データに拡散コードを
かけてスペクトラムを拡散する。スペクトラム拡散され
た信号は、無線機によって高周波信号に変換され、アン
テナから送信される。複数の送信局は同一の周波数を用
い、使用する拡散コードが異なっている。復調装置で
は、アンテナからの受信信号は高周波からベースバンド
信号に変換され、送信局と同期した拡散コードを乗じ、
１シンボル分を加算して復調信号を取り出す。復調信号
には目的とする信号の他に、他局からの干渉信号が含ま
れているが、干渉信号としては目的とする信号に対して
小さいので、目的とする局の信号が得られる。
えば次記文献に示されている。 文献： BERNARD SKLAR 著、"DIGITAL COMMUNICATIONS
Fundamentals and Applications" pp.571-573、1988
年、Prentice Hall Prentice-Hall International Edit
ions。 この文献の変復調装置では、送信データに拡散コードを
かけてスペクトラムを拡散する。スペクトラム拡散され
た信号は、無線機によって高周波信号に変換され、アン
テナから送信される。複数の送信局は同一の周波数を用
い、使用する拡散コードが異なっている。復調装置で
は、アンテナからの受信信号は高周波からベースバンド
信号に変換され、送信局と同期した拡散コードを乗じ、
１シンボル分を加算して復調信号を取り出す。復調信号
には目的とする信号の他に、他局からの干渉信号が含ま
れているが、干渉信号としては目的とする信号に対して
小さいので、目的とする局の信号が得られる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
の装置において送信局数が多くなると、誤りの少ない伝
送方式を構築するためには１シンボル分の拡散コードの
長さが大きくなるため、使用する周波数帯域広がるとい
う問題点があった。従って本発明は、１シンボルを２系
統にし、それぞれ１シンボル分の拡散コードを２分割し
たものを用いて拡散した信号を直交した２つの搬送波で
伝送及び並列処理することにより、伝送量を増やして使
用する周波数帯域の広帯域化を低減することにある。
の装置において送信局数が多くなると、誤りの少ない伝
送方式を構築するためには１シンボル分の拡散コードの
長さが大きくなるため、使用する周波数帯域広がるとい
う問題点があった。従って本発明は、１シンボルを２系
統にし、それぞれ１シンボル分の拡散コードを２分割し
たものを用いて拡散した信号を直交した２つの搬送波で
伝送及び並列処理することにより、伝送量を増やして使
用する周波数帯域の広帯域化を低減することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信部に、１
つの拡散符号を２分割して２系統の部分拡散符号を作成
し、同一の送信データ入力とこれら２系統の部分拡散符
号との乗算をそれぞれ行い、第１被拡散信号及び第２被
拡散信号を作成する第１手段を有する。また、直交した
２系統の搬送波を作成し第１被拡散信号と一方の搬送波
との乗算を行い且つ第２被拡散信号と他方の搬送波との
乗算を行って、無線周波数（ＲＦ）帯域の２系統の信号
を作成する第２手段と、その出力を合成して無線周波数
帯域の送信信号を作成してアンテナ部から送信する第３
手段とを備えている。また、本発明は、受信側に、直交
した２系統の搬送波を作成し、アンテナ部から受信した
無線周波数帯域の同一の受信信号とこれら２系統の搬送
波との乗算をそれぞれ行い、ベースバンド帯域の第１受
信信号と第２受信信号とを作成する第４手段を有する。
また、１つの拡散符号を２分割して２系統の部分拡散符
号を作成し第１受信信号と一方の部分拡散符号との乗算
を行い且つ第２受信信号と他方の部分拡散符号との乗算
を行って第１部分相関値と第２部分相関値とを作成する
第５手段と、これら第１部分相関値及び第２部分相関値
を加算してその加算値を受信データ推定値として出力す
る第５手段とを備えている。
つの拡散符号を２分割して２系統の部分拡散符号を作成
し、同一の送信データ入力とこれら２系統の部分拡散符
号との乗算をそれぞれ行い、第１被拡散信号及び第２被
拡散信号を作成する第１手段を有する。また、直交した
２系統の搬送波を作成し第１被拡散信号と一方の搬送波
との乗算を行い且つ第２被拡散信号と他方の搬送波との
乗算を行って、無線周波数（ＲＦ）帯域の２系統の信号
を作成する第２手段と、その出力を合成して無線周波数
帯域の送信信号を作成してアンテナ部から送信する第３
手段とを備えている。また、本発明は、受信側に、直交
した２系統の搬送波を作成し、アンテナ部から受信した
無線周波数帯域の同一の受信信号とこれら２系統の搬送
波との乗算をそれぞれ行い、ベースバンド帯域の第１受
信信号と第２受信信号とを作成する第４手段を有する。
また、１つの拡散符号を２分割して２系統の部分拡散符
号を作成し第１受信信号と一方の部分拡散符号との乗算
を行い且つ第２受信信号と他方の部分拡散符号との乗算
を行って第１部分相関値と第２部分相関値とを作成する
第５手段と、これら第１部分相関値及び第２部分相関値
を加算してその加算値を受信データ推定値として出力す
る第５手段とを備えている。
【０００５】
【作用】全送受信局は完全に同期しているものとする。
送信データ入力は、拡散符号によって直接拡散変調され
る。送信データ入力の１シンボル（プラス１又はマイナ
ス１のシンボル）当たりに使用する拡散コードの長さが
一定のものを用いた場合、一般的傾向として、非直交の
拡散コードを使用した場合はユーザ数が多いほど誤り率
が増加し、直交の拡散コードを使用した場合はユーザ数
が直交の拡散コードの数より多くなるほど誤り率が増加
するので、ユーザ数と送信データ１シンボル当たりに使
用する拡散コードの長さとの間には密接な関係がある。
本発明では、１シンボル分の拡散符号ｓｋ（ｔ）を２つ
の部分に分割したものを用い、その２系統の部分的拡散
符号ｃｋ１（ｔ）、ｃｋ２（ｔ）で送信データ入力をそ
れぞれ拡散し、拡散したそれぞれの被拡散信号と直交し
た２つの搬送波との乗算を行ってＲＦ帯域の送信信号を
作成することにより、送信局数が増えても、２倍の伝送
量を確保できるようにしたものである。
送信データ入力は、拡散符号によって直接拡散変調され
る。送信データ入力の１シンボル（プラス１又はマイナ
ス１のシンボル）当たりに使用する拡散コードの長さが
一定のものを用いた場合、一般的傾向として、非直交の
拡散コードを使用した場合はユーザ数が多いほど誤り率
が増加し、直交の拡散コードを使用した場合はユーザ数
が直交の拡散コードの数より多くなるほど誤り率が増加
するので、ユーザ数と送信データ１シンボル当たりに使
用する拡散コードの長さとの間には密接な関係がある。
本発明では、１シンボル分の拡散符号ｓｋ（ｔ）を２つ
の部分に分割したものを用い、その２系統の部分的拡散
符号ｃｋ１（ｔ）、ｃｋ２（ｔ）で送信データ入力をそ
れぞれ拡散し、拡散したそれぞれの被拡散信号と直交し
た２つの搬送波との乗算を行ってＲＦ帯域の送信信号を
作成することにより、送信局数が増えても、２倍の伝送
量を確保できるようにしたものである。
【０００６】本発明におけるＲＦ帯域の送信信号ｓｋ
（ｔ）は、次式のように表される。
（ｔ）は、次式のように表される。
【数１】 ここでａｋ（ｔ）は時刻ｔにおいてｋ局が送信した送信
データ（情報データ）であり、プラス１あるいはマイナ
ス１で表される。ａｋ（ｔ）はシンボル長時間Ｔａの間
は変化しない。ｃｋ１（ｔ）、ｃｋ２（ｔ）は、時刻ｔ
においてｋ局が用いている２系統の部分的拡散符号であ
り、ｋ局の１シンボル長に対してＮ／２（Ｎ／２＝Ｔａ
／Ｔｃ、但しＴｃは部分拡散コードのチップ時間長）倍
の速度をもつ。ψ１（ｔ）、ψ２（ｔ）は互いに直交し
た搬送波である。
データ（情報データ）であり、プラス１あるいはマイナ
ス１で表される。ａｋ（ｔ）はシンボル長時間Ｔａの間
は変化しない。ｃｋ１（ｔ）、ｃｋ２（ｔ）は、時刻ｔ
においてｋ局が用いている２系統の部分的拡散符号であ
り、ｋ局の１シンボル長に対してＮ／２（Ｎ／２＝Ｔａ
／Ｔｃ、但しＴｃは部分拡散コードのチップ時間長）倍
の速度をもつ。ψ１（ｔ）、ψ２（ｔ）は互いに直交し
た搬送波である。
【０００７】スペクトル拡散通信における直交した２つ
の搬送波帯域で伝送したＲＦ帯域の受信信号Ｒ（ｔ）
は、送信局数がＭ局あるとき次式（２）のように表され
る。
の搬送波帯域で伝送したＲＦ帯域の受信信号Ｒ（ｔ）
は、送信局数がＭ局あるとき次式（２）のように表され
る。
【数２】 １シンボル区間においてｋ局の信号を検出する場合は、
乗積処理を行うことにより、ＲＦ帯域の受信信号から、
２つの直交した搬送波ψ１（ｔ）、ψ２（ｔ）に乗せた
ベースバンドにおけるそれぞれの成分Ｅ１（ｔ）、Ｅ２
（ｔ）を抽出する。なお、Ｅ１（ｔ）、Ｅ２（ｔ）は、
それぞれ、式（１）におけるａｋ（ｔ）ｃｋ１（ｔ）、
ａｋ（ｔ）ｃｋ１（ｔ）に対応する。そして、送信局ｋ
局において使用し且つ送信局ｋ局と同期した拡散符号ｃ
ｋ１（ｔ）、ｃｋ２（ｔ）との相関値ｂｋ１、ｂｋ２を
それぞれ計算し、それらの和ｂ（ｋ）を計算する（逆拡
散）。
乗積処理を行うことにより、ＲＦ帯域の受信信号から、
２つの直交した搬送波ψ１（ｔ）、ψ２（ｔ）に乗せた
ベースバンドにおけるそれぞれの成分Ｅ１（ｔ）、Ｅ２
（ｔ）を抽出する。なお、Ｅ１（ｔ）、Ｅ２（ｔ）は、
それぞれ、式（１）におけるａｋ（ｔ）ｃｋ１（ｔ）、
ａｋ（ｔ）ｃｋ１（ｔ）に対応する。そして、送信局ｋ
局において使用し且つ送信局ｋ局と同期した拡散符号ｃ
ｋ１（ｔ）、ｃｋ２（ｔ）との相関値ｂｋ１、ｂｋ２を
それぞれ計算し、それらの和ｂ（ｋ）を計算する（逆拡
散）。
【０００８】相関演算により得られた和ｂｋ、すなわ
ち、２つの直交した搬送波に乗せた送信データ成分の出
力の和は次式（３）のように表される。
ち、２つの直交した搬送波に乗せた送信データ成分の出
力の和は次式（３）のように表される。
【数３】 式（３）において、Ｅ１（ｔ）、Ｅ２（ｔ）は、それぞ
れ、式（１）におけるａｋ（ｔ）ｃｋ１（ｔ）、ａｋ
（ｔ）ｃｋ１（ｔ）に対応するものであり、従って、相
関値の和ｂｋは、拡散符号ｃｋ（ｔ）を用いて１シンボ
ルのＮ倍の速度で拡散して送信したものを復調した場合
の相関値と同じであり、受信データ推定値となる。
れ、式（１）におけるａｋ（ｔ）ｃｋ１（ｔ）、ａｋ
（ｔ）ｃｋ１（ｔ）に対応するものであり、従って、相
関値の和ｂｋは、拡散符号ｃｋ（ｔ）を用いて１シンボ
ルのＮ倍の速度で拡散して送信したものを復調した場合
の相関値と同じであり、受信データ推定値となる。
【０００９】
【実施例】図１は本発明に係るＣＤＭＡ送信装置の一実
施例を示すブロック図であり、このＣＤＭＡ送信装置
は、拡散符号発生部１１、拡散変調部１２−１、１２−
２、搬送波発生部１３、乗積変調部１４−１、１４−２
で、波形合成部１５、送信アンテナ１６で構成される。
拡散変調部１２−１、１２−２及び乗積変調部１４−
１、１４−２は、それぞれ、同じ構成のものである。送
信データ入力ａｋ（ｔ）は、拡散変調部１２−１、１２
−２へ入力し、また、この拡散変調部１２ー１、１２ー
２には、拡散符号発生部１１の出力を、入力する。拡散
符号発生部１１では、送信局で使用する、拡散符号ｃｋ
（ｔ）を発生し、それを２つの部分に分割して、１つの
拡散符号ｃｋ１（ｔ）を拡散変調部１２−１に、もう１
つの拡散符号ｃｋ２（ｔ）を拡散変調部１２−２にそれ
ぞれ入力する。なお、拡散符号としては、疑似ランダム
（ＰＮ）符号、ゴールド（Ｇｏｌｄ）符号系列などの非
直交符号を用いることができ、また、ウォルシュ・アダ
マール（Ｗａｌｓｈ Ｈａｄａｍａｒｄ）符号のような
直交符号の拡散符号を用いることができる。
施例を示すブロック図であり、このＣＤＭＡ送信装置
は、拡散符号発生部１１、拡散変調部１２−１、１２−
２、搬送波発生部１３、乗積変調部１４−１、１４−２
で、波形合成部１５、送信アンテナ１６で構成される。
拡散変調部１２−１、１２−２及び乗積変調部１４−
１、１４−２は、それぞれ、同じ構成のものである。送
信データ入力ａｋ（ｔ）は、拡散変調部１２−１、１２
−２へ入力し、また、この拡散変調部１２ー１、１２ー
２には、拡散符号発生部１１の出力を、入力する。拡散
符号発生部１１では、送信局で使用する、拡散符号ｃｋ
（ｔ）を発生し、それを２つの部分に分割して、１つの
拡散符号ｃｋ１（ｔ）を拡散変調部１２−１に、もう１
つの拡散符号ｃｋ２（ｔ）を拡散変調部１２−２にそれ
ぞれ入力する。なお、拡散符号としては、疑似ランダム
（ＰＮ）符号、ゴールド（Ｇｏｌｄ）符号系列などの非
直交符号を用いることができ、また、ウォルシュ・アダ
マール（Ｗａｌｓｈ Ｈａｄａｍａｒｄ）符号のような
直交符号の拡散符号を用いることができる。
【００１０】拡散変調部１２−１では、送信データ入力
ａｋ（ｔ）を、拡散符号ｃｋ１（ｔ）との乗算によって
拡散し、その被拡散信号ｄｋ１（ｔ）を乗積変調部１５
−１へ入力する。同様に、拡散変調部１２−２において
も、送信データ入力ａｋ（ｔ）を、拡散符号ｃｋ２
（ｔ）との乗算によって拡散し、その被拡散信号ｃｋ２
（ｔ）を乗積変調部１５−２へ入力する。被拡散信号ｄ
ｋ１（ｔ）、ｄｋ２（ｔ）はそれぞれ式（４）に示す。
ａｋ（ｔ）を、拡散符号ｃｋ１（ｔ）との乗算によって
拡散し、その被拡散信号ｄｋ１（ｔ）を乗積変調部１５
−１へ入力する。同様に、拡散変調部１２−２において
も、送信データ入力ａｋ（ｔ）を、拡散符号ｃｋ２
（ｔ）との乗算によって拡散し、その被拡散信号ｃｋ２
（ｔ）を乗積変調部１５−２へ入力する。被拡散信号ｄ
ｋ１（ｔ）、ｄｋ２（ｔ）はそれぞれ式（４）に示す。
【数４】
【００１１】搬送波発生部１３では直交した２つの搬送
波ｃｏｓ（２πｆｃｔ）、ｓｉｎ（２πｆｃｔ）を出力
し、それぞれ乗積変調部１４−１、乗積変調部１４−２
へ入力する。乗積変調部１４−１では、拡散変調部１２
−１から出力される被拡散信号ｄｋ１（ｔ）と搬送波発
生部１３から出力される搬送波ｃｏｓ（２πｆｃｔ）と
を乗算し、そのＲＦ帯域の信号を波形合成部１５へ入力
する。同様に、乗積変調部１４−２においても、拡散変
調部１２−２から出力される被拡散信号ｄｋ２（ｔ）と
搬送波発生部１３から出力される搬送波ｓｉｎ（２πｆ
ｃｔ）とを乗算し、そのＲＦ帯域の信号を波形合成部１
５へ入力する。波形合成部１５では、乗積変調部１４−
１の出力と乗積変調部１４−２の出力とを波形を合成し
てＲＦ帯域の送信信号ｓｋ（ｔ）を作成し、送信アンテ
ナ１６を通して出力する。ＲＦ帯域の送信信号ｓｋ
（ｔ）は式（６）のように表される。
波ｃｏｓ（２πｆｃｔ）、ｓｉｎ（２πｆｃｔ）を出力
し、それぞれ乗積変調部１４−１、乗積変調部１４−２
へ入力する。乗積変調部１４−１では、拡散変調部１２
−１から出力される被拡散信号ｄｋ１（ｔ）と搬送波発
生部１３から出力される搬送波ｃｏｓ（２πｆｃｔ）と
を乗算し、そのＲＦ帯域の信号を波形合成部１５へ入力
する。同様に、乗積変調部１４−２においても、拡散変
調部１２−２から出力される被拡散信号ｄｋ２（ｔ）と
搬送波発生部１３から出力される搬送波ｓｉｎ（２πｆ
ｃｔ）とを乗算し、そのＲＦ帯域の信号を波形合成部１
５へ入力する。波形合成部１５では、乗積変調部１４−
１の出力と乗積変調部１４−２の出力とを波形を合成し
てＲＦ帯域の送信信号ｓｋ（ｔ）を作成し、送信アンテ
ナ１６を通して出力する。ＲＦ帯域の送信信号ｓｋ
（ｔ）は式（６）のように表される。
【数５】
【００１２】図２は本発明のＣＤＭＡ受信装置の一実施
例を示すブロック図であり、このＣＤＭＡ受信装置は、
受信アンテナ２１、搬送波発生部２２、乗積復調部２３
−１、２３−２、ローパスフィルタ部２４−１、２４−
２、拡散符号発生部２５、相関演算部２６−１、２６−
２、加算部２７で構成される。乗積復調部２３−１、２
３−２、ローパスフィルタ部２４−１、２４−２、拡散
符号発生部２５、相関演算部２６−１、２６−２は、そ
れぞれ、同じ構成のものである。ここで全受信局は完全
に同期し、且つ、全受信局とも完全に同期しているもの
とする。受信アンテナ２１から、式（２）で表されるＲ
Ｆ帯域の受信信号Ｒ（ｔ）が、乗積復調部２３−１、２
３−２へ入力される。搬送波発生部２２では、送信局と
同期し且つ互いに直交した２つの搬送波ｃｏｓ（２πｆ
ｃｔ）、ｓｉｎ（２πｆｃｔ）を出力し、乗積復調部２
３−１、２３−２にそれぞれ入力される。乗積復調部２
３−１では、受信アンテナ２１から出力される受信信号
Ｒ（ｔ）と搬送波発生部２２から出力される搬送波ｃｏ
ｓ（２πｆｃｔ）とを乗算し、その乗積信号Ｕ１（ｔ）
を、ローパスフィルタ部２４−１へ入力する。同様に、
乗積復調部２４−２では、受信アンテナ２１から出力さ
れる受信信号Ｒ（ｔ）と搬送波発生部２２から出力され
る搬送波ｓｉｎ（２πｆｃｔ）とを乗算し、その乗積信
号Ｕ２（ｔ）を、ローパスフィルタ部２４−２へ入力す
る。乗積信号Ｕ１（ｔ）、Ｕ２（ｔ）は式（６）のよう
に表される。
例を示すブロック図であり、このＣＤＭＡ受信装置は、
受信アンテナ２１、搬送波発生部２２、乗積復調部２３
−１、２３−２、ローパスフィルタ部２４−１、２４−
２、拡散符号発生部２５、相関演算部２６−１、２６−
２、加算部２７で構成される。乗積復調部２３−１、２
３−２、ローパスフィルタ部２４−１、２４−２、拡散
符号発生部２５、相関演算部２６−１、２６−２は、そ
れぞれ、同じ構成のものである。ここで全受信局は完全
に同期し、且つ、全受信局とも完全に同期しているもの
とする。受信アンテナ２１から、式（２）で表されるＲ
Ｆ帯域の受信信号Ｒ（ｔ）が、乗積復調部２３−１、２
３−２へ入力される。搬送波発生部２２では、送信局と
同期し且つ互いに直交した２つの搬送波ｃｏｓ（２πｆ
ｃｔ）、ｓｉｎ（２πｆｃｔ）を出力し、乗積復調部２
３−１、２３−２にそれぞれ入力される。乗積復調部２
３−１では、受信アンテナ２１から出力される受信信号
Ｒ（ｔ）と搬送波発生部２２から出力される搬送波ｃｏ
ｓ（２πｆｃｔ）とを乗算し、その乗積信号Ｕ１（ｔ）
を、ローパスフィルタ部２４−１へ入力する。同様に、
乗積復調部２４−２では、受信アンテナ２１から出力さ
れる受信信号Ｒ（ｔ）と搬送波発生部２２から出力され
る搬送波ｓｉｎ（２πｆｃｔ）とを乗算し、その乗積信
号Ｕ２（ｔ）を、ローパスフィルタ部２４−２へ入力す
る。乗積信号Ｕ１（ｔ）、Ｕ２（ｔ）は式（６）のよう
に表される。
【数６】
【００１３】ローパスフィルタ部２４−１では、乗積復
調部２３−１から出力される受信信号Ｕ１（ｔ）に含ま
れている搬送波のｃｏｓ（２πｆｃｔ）成分に乗せたベ
ースバンド信号Ｅ１（ｔ）を抽出し、相関演算部２６−
１へ入力する。同様に、ローパスフィルタ部２５−２で
は、乗積復調部２３−２から出力される受信信号Ｕ２
（ｔ）に含まれている搬送波のｓｉｎ（２πｆｃｔ）成
分に乗せたベースバンド信号Ｅ２（ｔ）を抽出し、相関
演算部２６−２へ入力する。拡散符号発生部２５では、
送信局ｋ局で使用し且つ送信局ｋ局と同期した拡散符号
ｃｋ（ｔ）を発生し、その拡散符号ｃｋ（ｔ）を２つの
部分に分割し、その１つの拡散符号ｃｋ１（ｔ）を相関
演算部２６−１へ、もう１つの拡散符号ｃｋ２（ｔ）を
相関演算部２６−２へそれぞれ入力する。相関演算部２
６−１では、ローパスフィルタ部２４−１からの出力と
拡散符号発生部２５からの拡散符号ｃｋ１（ｔ）との相
関演算を行い、相関値ｂｋ１は加算部２７へ入力する。
同様に相関演算部２６−２では、ローパスフィルタ部２
４−２からの出力と拡散符号発生部２５から出力される
拡散符号ｃｋ２（ｔ）との相関演算を行い、相関値ｂｋ
２は加算部２７へ入力する。
調部２３−１から出力される受信信号Ｕ１（ｔ）に含ま
れている搬送波のｃｏｓ（２πｆｃｔ）成分に乗せたベ
ースバンド信号Ｅ１（ｔ）を抽出し、相関演算部２６−
１へ入力する。同様に、ローパスフィルタ部２５−２で
は、乗積復調部２３−２から出力される受信信号Ｕ２
（ｔ）に含まれている搬送波のｓｉｎ（２πｆｃｔ）成
分に乗せたベースバンド信号Ｅ２（ｔ）を抽出し、相関
演算部２６−２へ入力する。拡散符号発生部２５では、
送信局ｋ局で使用し且つ送信局ｋ局と同期した拡散符号
ｃｋ（ｔ）を発生し、その拡散符号ｃｋ（ｔ）を２つの
部分に分割し、その１つの拡散符号ｃｋ１（ｔ）を相関
演算部２６−１へ、もう１つの拡散符号ｃｋ２（ｔ）を
相関演算部２６−２へそれぞれ入力する。相関演算部２
６−１では、ローパスフィルタ部２４−１からの出力と
拡散符号発生部２５からの拡散符号ｃｋ１（ｔ）との相
関演算を行い、相関値ｂｋ１は加算部２７へ入力する。
同様に相関演算部２６−２では、ローパスフィルタ部２
４−２からの出力と拡散符号発生部２５から出力される
拡散符号ｃｋ２（ｔ）との相関演算を行い、相関値ｂｋ
２は加算部２７へ入力する。
【００１４】相関値ｂｋ１（ｔ）、ｂｋ２（ｔ）はそれ
ぞれ式（７）のように表される。
ぞれ式（７）のように表される。
【数７】
【００１５】加算部２７では、式（９）に示すように、
相関演算部２６−１、２６−２からの相関値出力ｂｋ
１、ｂｋ２を加算し、この加算値ｂｋを、受信データ推
定値として誤り訂正復号器（図示せず）へ出力する。得
られる加算部２７の出力は、式（７）のｃｋ（ｔ）にＷ
ａｌｓｈ Ｈａｄａｍａｒｄ行列を用いた符号のような
直交符号、ＰＮ符号、Ｇｏｌｄ符号のような非直交符号
用いた場合、それぞれの符号の相互相関値は０ないし小
さい値であり無視できるので、ｂｋは式（８）のように
なり、これは受信推定データとなる。
相関演算部２６−１、２６−２からの相関値出力ｂｋ
１、ｂｋ２を加算し、この加算値ｂｋを、受信データ推
定値として誤り訂正復号器（図示せず）へ出力する。得
られる加算部２７の出力は、式（７）のｃｋ（ｔ）にＷ
ａｌｓｈ Ｈａｄａｍａｒｄ行列を用いた符号のような
直交符号、ＰＮ符号、Ｇｏｌｄ符号のような非直交符号
用いた場合、それぞれの符号の相互相関値は０ないし小
さい値であり無視できるので、ｂｋは式（８）のように
なり、これは受信推定データとなる。
【数８】
【００１６】
【発明の効果】以上、詳細に説明にしたように本発明に
よれば、送信局数が増えても、１シンボルを２系統に
し、それぞれ１シンボル分の拡散コードを２分割したも
のを用いて拡散した信号を直交した２つの搬送波で伝送
及び並列処理することにより、伝送量を増やして使用す
る周波数帯域の広帯域化を低減することが可能である。
よれば、送信局数が増えても、１シンボルを２系統に
し、それぞれ１シンボル分の拡散コードを２分割したも
のを用いて拡散した信号を直交した２つの搬送波で伝送
及び並列処理することにより、伝送量を増やして使用す
る周波数帯域の広帯域化を低減することが可能である。
【図１】本発明の一実施例を示すＣＤＭＡ送信装置のブ
ロック図
ロック図
【図２】本発明の一実施例を示すＣＤＭＡ受信装置のブ
ロック図
ロック図
【符号の説明】 １１ 拡散符号発生部 １２ 拡散変調部 １３ 搬送波発生部 １４ 乗積変調部 １５ 波形合成部部 １６ 送信アンテナ ２１ 受信アンテナ ２２ 搬送波発生部 ２３ 乗積復調部 ２４ ローパスフィルタ部 ２５ 拡散符号発生部 ２６ 相関演算部 ２７ 加算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 拓朗 東京都港区虎ノ門１丁目７番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平３−198543（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−114894（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】 送信部に、 １つの拡散符号を２分割して２系統の部分拡散符号を作
成し、同一の送信データ入力と、これら２系統の部分拡
散符号との乗算をそれぞれ行い、第１被拡散信号及び第
２被拡散信号を作成する第１手段と、 直交した２系統の搬送波を作成し、前記第１被拡散信号
と一方の当該搬送波との乗算を行い、且つ、前記第２被
拡散信号と他方の当該搬送波との乗算を行って、無線周
波数帯域の２系統の信号を作成する第２手段と、 当該第２手段の出力を合成して無線周波数帯域の送信信
号を作成し、アンテナ部から送信する第３手段とを、備
え、 受信側に、 直交した２系統の搬送波を作成し、アンテナ部から受信
した無線周波数帯域の同一の受信信号と、これら２系統
の搬送波との乗算をそれぞれ行い、ベースバンド帯域の
第１受信信号と第２受信信号とを作成する第４手段と、 １つの拡散符号を２分割して２系統の部分拡散符号を作
成し、前記第１受信信号と一方の当該部分拡散符号との
乗算を行い、且つ、前記第２受信信号と他方の当該部分
拡散符号との乗算を行って、第１部分相関値と第２部分
相関値とを作成する第５手段と、 これら第１部分相関値及び第２部分相関値を加算してそ
の加算値を受信データ推定値として出力する第５手段と
を、備えたことを特徴とする符号分割多元接続装置。
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|---|---|---|---|
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