JP2022084095A - 情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所定アドレスに関する情報を提供できる情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供すること。【解決手段】本発明に係る情報処理システムは、ブロックチェーンから所定アドレスに関する情報の要求を受領する受領部と、所定アドレスの情報が記憶された第1データベースに記憶された情報に基づいて、所定アドレスに関する情報を生成し、該生成した情報を出力する生成部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
近年、ブロックチェーン技術を応用した暗号資産(仮想通貨)の取引が盛んに行われている。このブロックチェーン技術は、ピアトゥピア(P2P)ネットワークを構成する多数のノードが、記録(トランザクション)を格納したブロック群(ブロックチェーン)を同期させつつ共有する、一種の分散型データベースを構築するための技術である。
現在、ビットコイン(Bitcoin)や、スマートコントラクト機能を備えたイーサリアム(Ethereum)等、数多くの暗号資産取引プラットフォームが存在するが、このようなブロックチェーン技術を応用した分散型データベースシステムは、ゼロダウンタイム、トラストレス(信頼される第三者が不要)や、低コストといった多くの特長を有するため、暗号資産を自己のアドレスから別のアドレスへ送金したり、別のアドレスから自己のアドレスへの送金を受けたりすることが活発に行われている。
特開2020-68388号公報
しかしながら、暗号資産の取引ではアドレスと個人情報が結び付いておらず偽名性が高いことから送金等を行う場合、該送金が不正送金等の犯罪に該当しないか等、アドレスに関する情報を取得できれば利便性が向上すると考えられる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、所定アドレスに関する情報を提供できる情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の情報処理システムは、ブロックチェーンから所定アドレスに関する情報の要求を受領する受領部と、所定アドレスの情報が記憶された第1データベースに記憶された情報に基づいて、所定アドレスに関する情報を生成し、該生成した情報を出力する生成部と、を備える。
本発明によれば、所定アドレスに関する情報を提供できる情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することができる。
実施形態に係る情報処理システム及びブロックチェーンの構成の一例を示す図である。 実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態に係るブロックチェーンを説明するための概要図である。 実施形態に係るブロックチェーンに記録された情報の一例を示す概念図である。 実施形態に係る情報処理システム及びブロックチェーンの機能の一例を示す図である。 実施形態に係る情報処理システムの処理の一例を示すフローチャート図である。 実施形態に係る要求処理の一例を示す図である。 実施形態に係る徴収処理の一例を示す図である。 実施形態に係る応答処理の一例を示す図である。 実施形態に係る応答処理の一例を示す図である。 実施形態に係る応答処理の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、資産として主に暗号資産(ビットコイン(Bitcoin)、イーサリアム(Ethereum)、ライトコイン(Litecoin)など)を例に本発明を説明するが、暗号資産に限られず、本発明を適用することができる。また、以下の実施形態の説明において「オラクル」とは、ブロックチェーンネットワーク外から情報を取得するための仕組みのことであり、ブロックチェーンネットワーク外とデータを送受信するために利用される。なお、下記実施形態において、オラクルは分散型であってもよいし、集中型であってもよい。また、下記実施形態においてオラクルは必須の構成ではない。また、ブロックチェーンネットワークのことを単にブロックチェーンとも称する。
[実施形態]
図1は、情報処理システム1及びブロックチェーン2の概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の情報処理システム1及びブロックチェーン2は、それぞれネットワークNにより接続された1以上の情報処理装置10で構成される。ここで、情報処理装置10には、例えば、下記(a1)~(a5)の情報処理装置などが含まれる。なお、下記(a1)~(a5)はあくまで情報処理装置10の一例であり、これらに限られない。
(a1)一般にパソコンと称される卓上コンピュータ(デスクトップパソコンなど)
(a2)集約的なデータ処理を目的としたサーバ
(a3)スマートフォン、タブレット型PC等の携帯端末
(a4)VPS(仮想プライベートサーバ)やクラウドサーバと称されるホスティングを行うデータセンターに設置されたコンピュータや仮想マシン
(a5)暗号資産の価値移転記録を生成することを主な目的としたマイニングハードウェアなどと呼ばれる専用ハードウェアやマイニングファームなどと称される専用の機器及び/又は機器群
ここで、ブロックチェーン2を構成する情報処理装置10は1台あればよい。これは、情報処理装置10が1台あれば、情報処理装置10の種別を問わずブロックチェーンに相当するものが構築可能であるためである。なお、情報処理システム1についても、ブロックチェーン2と同様に情報処理装置10が1台以上あればよい。
図2は、図1で示した情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置10は、例えば、他の情報処理装置10と送受信するためのNIC(Network Interface Card)101、主記憶装置であるメモリ102、CPU103(中央演算処理装置)などを備える。なお、NIC(Network Interface Card)101、メモリ102、CPU103は、それぞれ必要な機能を有していれば他の回路で代用されてもよい。また、情報処理装置10は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、磁気ディスク、磁気テープなどの記憶媒体(ストレージ)104を備えていてもよい。また、情報処理装置10は、マウス、キーボード、USB接続される入力用デバイスなどの入力機器や、シリアルコンソール、ディスプレイ、プリンタ、スピーカなどの出力機器を備えていてもよい。
なお、情報処理装置10を構成する各ハードウェアは、必ずしも直接接続されていなくともネットワークなどを介して接続されていてもよいし、クラウドサーバなどにおける形態のように仮想的に接続されていてもよい。
図3は、ブロックチェーン2を説明するための概要図である。具合的には、ブロックチェーン2上で交換されるデータ構造の一例を示す図である。図3に示す各ブロックB~Bは、合意形成の単位であり、これらブロックB~Bによりブロックチェーン2が構成される。各ブロックB~Bは、それぞれ作成された順序(数学的な順序関係)を判別するための識別子(ID)、ブロックB~Bの作成日時、包含するトランザクションTのIDなどの情報を有するが、必ずしもこれらの情報を有していなくともよく、これら以外の情報を有していてもよい。
トランザクションTは、ブロックチェーン2上でのデータ記録の単位となるデータ構造である。トランザクションTは、任意のデータを含んでいてもよく、例えば、暗号資産を任意のアドレスから別のアドレスへと規定数量だけ移転する指示や、トランザクション作成者による電子署名、スマートコントラクトと呼ばれるプログラムの新規作成命令、任意のアドレスに存在するスマートコントラクトに対する情報の入力や関数の実行命令などが含まれていてもよい。また、ブロックチェーン2がプライベートブロックチェーンの場合、任意の命令をブロックチェーン2を構成する情報処理装置10(コンピュータ)上で実行させる命令(例えば、合意形成のメンバを変更する命令など)を含んでいてもよい。
なお、トランザクションTをブロックの一種として扱うことで、ブロックBとトランザクションTを同一のデータ構造として定義して扱ってもよい。
図4は、ブロックチェーン2に記録された情報の一例を示す概念図である。
ブロックチェーン上に記録された情報を関連付ける主体であるアカウントを識別する符号をアドレスと称し、任意のブロックチェーン内の異なるアカウントにはそれぞれ異なる符号(アドレス)が付与される。なお、通貨(いわゆる暗号資産)や権利(電子記録移転権利)という概念により価値が記録されてもよい。
図4において、EOA(Externally Owned Account)は、ブロックチェーン2外の存在(人や企業などの自然人や法人、またはソフトウェアなど)が所有しているアカウントである。なお、EOAは、トランザクションの送信に使用されるアカウントであり、ブロックチェーン2外の存在が秘密鍵を生成して管理する。図4では、EOAのアドレスが「0x1234…」、残高(価値記録)が「10ETH」の例を示しているが、あくまで一例である。
スマートコントラクトは、ブロックチェーン2内に存在するアカウントであり、スマートコントラクトを生成する命令を含むトランザクションにより新規に生成される。スマートコントラクトは、該アドレスを管理するプログラムからなり、該アドレスに対するデータ入力、関数の呼び出し、暗号資産など価値の移転などのトランザクションにより処理が開始される。図4では、スマートコントラクトのアドレスが「0x2345…」、残高(価値記録)が「20ETH」の例を示しているが、あくまで一例である。また、スマートコントラクトのことを単にコントラクトとも称する。
(情報処理システム1)
図5は、情報処理システム1及びブロックチェーン2の機能構成の一例を示す図である。図5に示すように、情報処理システム1は、例えば、エンティティサーバであり、料金徴収部11、要求受領部12(受領部)、応答作成部13(生成部)、情報処理部14、データベース15などの機能を有している。
料金徴収部11は、ブロックチェーンエンジン部23から本サービス(本情報処理システム1により提供されるサービス)が管理する集金用アドレスなどへの暗号資産の移転の検出、要求に対応する移転が行われたか否かの確認などを行う。
要求受領部12(受領部)は、ブロックチェーンエンジン部23からの要求を受領する。要求受領部12は、ブロックチェーンに送信されたトランザクションを全て検出してブロックチェーンエンジン部23からの要求を受領する形式でもよいし、ブロックチェーンで発生した要求(イベント)を受領する形式でもよい。つまり、どのような方式であれ、要求受領部12(受領部)は、ブロックチェーンエンジン部23からの要求を受領できればよい。なお、該要求には、明示的と暗黙的とを問わず、種々のものが含まれる。例えば、暗号資産の送金先アドレスや送金元アドレスなどの信用情報を要求するものであってもかまわない。
応答作成部13(生成部)は、要求に対する応答を生成する。具体的には、要求に対する応答に含めるべき情報を情報処理部14から受け取り、それをトランザクションとしてブロックチェーンに送信するための情報に変換する。例えば、要求が暗号資産の送金先アドレスや送金元アドレスなどの信用情報の要求であれば、応答作成部13は、送金先アドレスや送金元アドレスなどの信用情報を含む応答を生成する。応答作成部13は、署名用秘密鍵Kを用いて応答に電子署名を施してもよい。
情報処理部14は、要求受領部12が検出した要求を処理し、応答作成部13が応答を作成するための基礎情報を算出する。情報処理部14は、例えば、応答作成部13が信用情報を含む応答を作成するための信用度(リスク)を算出する。また、情報処理部14は、ブロックチェーン2やネットワークN上を検索して要求に必要なデータを収集するなどして、要求の応答に必要な情報を取得してもよい。
データベース15は、所定アドレスに関する情報(例えば、信用度(リスク)を算出するための情報)などが格納されている。
(ブロックチェーン2)
また、図5に示すように、ブロックチェーン2は、例えば、情報受信部21、情報送信部22、ブロックチェーンエンジン部23、データ保存領域24などの機能を有している。
情報受信部21及び情報送信部22は、図2のNIC101を介してブロックやトランザクション(取引)などのデータ構造を、図1に示す任意の情報処理装置10とやりとり、換言すると送受信する。
ブロックチェーンエンジン部23は、ブロックやトランザクションのデータを解析し、ブロックチェーンに記録された情報を管理する。また、ブロックチェーンエンジン部23は、ブロックチェーン外のソフトウェアに対してAPI(Application Programming Interface)を提供する。ブロックチェーンエンジン部23は、ブロックチェーン外のソフトウェアからの要求に応じて、署名用秘密鍵Kを用いてトランザクションに電子署名を施してもよい。
データ保存領域24は、ブロックやトランザクションのデータ、その他ブロックチェーンに必要なブロックチェーンの維持、実行に必要なデータを保存する。なお、検証後のデータを保存しないメモリ(RAMなどデータを一時的に記憶するメモリ)だけで稼働するノードも存在するため、データ保存領域24は必ずしも必要ではない。
なお、署名用秘密鍵Kは、必要に応じて準備される。例えば、プライベートブロックチェーンでは、参加メンバ自体の信用が予め担保されていることが多いため、応答に署名する必要がないことが考えられる。この場合、署名用秘密鍵Kは不要としてもよい。
なお、図5に示す情報処理システム1及びブロックチェーン2のそれぞれの機能は、一つの情報処理装置10により実現されていてもよいし、複数の情報処理装置10により実現されていてもよい。また、情報処理システム1のエンティティサーバ部分に、ブロックチェーン2の機能(プログラム)の全部又は一部が含まれていてもよい。
(実施形態に係る情報処理システム1で実行される処理)
図6は、実施形態に係る情報処理システム1で実行される処理の一例を示すフローチャートである。図7~図10は、各ステップにおける処理の説明のための図である。以下、図6~図10を参照して、実施形態に係る情報処理システム1で実行される処理について説明するが、図1~図5を参照して説明した構成と同一の構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図6は、実施形態に係る情報処理システム1で実行される処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS101)
ブロックチェーン2のブロックチェーンエンジン部23は、ブロックチェーン2外に情報(例えば、所定アドレスに関する情報)を要求する要求処理を実行する。情報処理システム1の要求受領部12は、ブロックチェーンエンジン部23からの要求を受領する。
要求受領部12は、ブロックチェーン2からの明示的なトランザクション又はトランザクションによって暗黙的に行われる関数呼び出し等により要求を受領するが、これには種々の方法が存在する。ここで、要求には、以下(b1)の情報が必ず含まれる。
(b1)情報を取得したい1以上のアドレス
また、要求には、例えば、以下(b2)~(b5)の情報が含まれていてもよい。
(b2)暗号資産移転の指示
(b3)トランザクションの作成者を特定するための電子署名
(b4)日時(タイムスタンプ)、トランザクションの識別子、などの追加情報
(b5)応答の送信先のアドレス
以下、図7を参照して要求の受領の方法について説明する。なお、図7の右側には、要求を発出するトランザクションTに含まれるデータ(情報)を例示した。なお、図に記載したトランザクションTに含まれるDSは電子署名である。
図7(a)に示す例では、
イーサリアムのブロックチェーン2において、要求を受領するためのコントラクトのアドレス(例えば、オラクル)に対し、EOAが情報を取得したい他のアドレスを指定した関数呼び出しを行うトランザクションを発行(送信)する。
コントラクトが要求を受領すると、ブロックチェーン2上のイベントを発生させることで、ブロックチェーンエンジン部23から要求受領部12に要求が通知される。換言すると、イベントを発生させることにより、要求受領部12がブロックチェーンエンジン部23からの要求を受領する。
図7(b)に示す例では、
イーサリアムのブロックチェーン2において、DeFiと呼ばれる分散型金融サービスを提供するスマートコントラクトに対するEOAからのトランザクションによって、該スマートコントラクトが要求を受領するためのコントラクトアドレス(例えば、オラクル)に対し、EOAのアドレスに関する情報の要求を行う関数呼び出しを実行する。
コントラクトが要求を受領すると、ブロックチェーン2上のイベントを発生させることで、ブロックチェーンエンジン部23から要求受領部12に要求が通知される。換言すると、イベントを発生させることにより、要求受領部12がブロックチェーンエンジン部23からの要求を受領する。
図7(c)に示す例では、
ビットコインのブロックチェーン2において、要求を受領するための専用アドレスに対して、サービス要求者(情報を要求するもの)のアドレスから手数料相当の価値となるビットコイン(暗号資産)の移転を行い、情報を取得したい他のアドレスを含む情報を要求する命令(例えば、OP_RETURN)を含むトランザクションを発行する。
要求受領部12は、ブロックチェーン2の情報受信部21が受信する全てのトランザクションをブロックチェーンエンジン部23を介して確認し、情報を取得したい他のスマートコントラクトのアドレスを含む情報を要求する命令(例えば、OP_RETURN)呼び出しを行うトランザクションの有無を確認し、トランザクションが存在する場合、要求を受領する。
図7(d)に示す例では、
サプライチェーン管理を目的とするプライベートのブロックチェーン2において、所定アドレスの情報の取得を目的とした専用のトランザクションを用いて、サービス要求者(情報を要求するもの)が特定の企業を示すアドレスを含むトランザクションを発行する。
ブロックチェーンエンジン部23が発行されたトランザクションを認識することで、要求受領部12が要求を受領する。
(ステップS102)
情報処理システム1の料金徴収部11は、手数料に相当する価値を徴収する。
以下、図7及び図8を参照して徴収の方法について説明する。
手数料に相当する価値を徴収する方法には、例えば、下記(c1)~(c3)の方法を用いることができる。
(c1)ネイティブ通貨による徴収
集金用アドレスに対してブロックチェーン固有の価値を移転させるトランザクションの発行を受ける方法である。
ここで、集金用アドレスは、サービス提供者(要求の受領者)自身のアドレスの他、支払い代行やエスクローサービス等の他のアドレスであってもよい。
また、コインベーストランザクションと呼ばれる新規暗号資産の発行による移転(徴収)であってもよい。なお、ネイティブ通貨には以下に例示するイーサリアム、ビットコインのほか種々のものを利用することができる。
ネイティブ通貨による徴収には、例えば、イーサリアムのブロックチェーン2上で、本サービスの集金用アドレスに対して、暗号資産イーサリアムを移転するトランザクションを発行するようにしてもよい(図7(a)のトランザクションTの「0.01ETH」の情報に相当)。なお、集金用アドレスは、オラクルが集金を兼ねてもよいが、別のアドレスを使用してもよい。
また、例えば、ビットコインのブロックチェーン2上で、本サービスの集金用アドレスに対して、暗号資産ビットコインを移転するトランザクションを発行するようにしてもよい(図7(c)のトランザクションTの「0.001BTC」の情報に相当)。なお、集金用アドレスは、オラクルが集金を兼ねてもよいが、別のアドレスを使用してもよい。
(c2)トークンによる徴収(図8を参照)
暗号資産等のトークンを管理するスマートコントラクト上に対して、価値記録を変更することで集金用アドレスもしくはそれに類似するサービス運営者の資産の記録に手数料相当額の価値の加算を行うトランザクションの発行を受ける方法である。なお、トークンは、ファンジブルトークン(FT)またはノンファンジブルトークン(NFT)などであってもよい。ここで、FTとは、ERC-20と呼ばれる仕様で規定されるトークン種別であり、例えば、日本円や他国の法定通貨のように、同一量には同一の価値が存在するとみなし、量の多寡により価値の大小を比較できるトークンである。また、NFTとは、ERC-721と呼ばれる仕様で規定されるトークン種別であり、例えば、土地・建物のように同一のものが存在せず(一物)、それぞれ異なるものが価値の主体となっていることを想定したトークンである。また、NFTには、土地のように分割(分筆)可能な資産と、建物の部屋のような分割が不能なものが存在する。
トークンによる徴収には、例えば、イーサリアムのブロックチェーン2上で、暗号資産DAIの残高を移動させるトランザクションを発行するようにしてもよい(図8(b)参照)。本方法では、オラクルのアドレスに対して、サービス利用者(情報の要求者)のアドレスから残高を移転する。
また、例えば、ビットコインのブロックチェーン2上で、OP_RETURN情報の形式によって集金用アドレスに対して暗号資産カラードコインを送付する命令を含むトランザクションを発行するようにしてもよい。ここで、ビットコインの場合、トランザクションにはスクリプトと呼ばれる電子署名などに用いられる領域が存在するが、その領域にデータ列を記録(記載)することができる。そのためのデータ記録命令がOP_RETURNである。
また、例えば、金融サービスを提供するプライベートのブロックチェーン2において、融資を管理するスマートコントラクトにおける、本サービス運営者の抵当入れされた債務の記録に対して、サービス利用者(情報の要求者)が債務の一部又は全部を抵当から解放する要求を行うトランザクションを発行するようにしてもよい。
(c3)トークンによる事前承認方法
事前に暗号資産等のトークンを管理するスマートコントラクトに対して、価値記録を変更することで集金用アドレスもしくはそれに類似するサービス運営者の資産の記録に一定額を上限とする価値の加算を行うことを承認するトランザクションの発行を受けたうえで、料金徴収部11が事前に承認された一定額内で価値の移転を要求するトランザクションを発行する方法である。
トークンによる事前承認方法による徴収には、例えば、イーサリアムのブロックチェーン2上で、暗号資産DAIのスマートコントラクト(図8(a)参照)に対してサービス利用者(情報の要求者)が事前に所定額(例えば、100DAI)を上限とする集金用アドレスへの移転の承認を行うトランザクションを予め発行しておき、サービス利用時(情報の要求時)に料金徴収部11が暗号資産DAIのスマートコントラクトに対して集金用アドレスへサービス利用額(例えば、50DAI)分の所有権を移転して残高の変更を要求するトランザクションを発行するようにしてもよい(図8(c)参照)。
また、例えば、イーサリアムのブロックチェーン2上で、ノンファンジブルトークン(NFT)のスマートコントラクトに対してサービス利用者(情報の要求者)が事前にトークンA、Bの集金用アドレスへの移転を承認するトランザクションを発行しておく。そして、サービス利用時(情報の要求時)に料金徴収部11がノンファンジブルトークン(NFT)のスマートコントラクトに対して集金用アドレスへトークンAのみの所有権を移転するよう要求するトランザクションを発行するようにしてもよい。
(ステップS103)
情報処理システム1の情報処理部14は、要求に対する情報を処理する。例えば、情報処理部14は、検索して要求に必要なデータを収集するなどして、要求の応答に必要な情報を取得する。
応答作成部13(生成部)は、情報処理部14の処理結果に基づいて、要求に対する応答のデータ構造を生成する。
本例では、応答作成部13は、応答を行うトランザクションを生成する。応答作成部13が生成した応答は、ブロックチェーン2の情報送信部22からブロックチェーン2に接続された他のコンピュータ等へ送信される。
ここで、トランザクションには、以下(d1)の情報が必ず含まれる。
(d1)要求に対する応答となる情報(例えば、所定アドレスの信用情報)
なお、応答となる情報には、データとしてエンコードするだけでなく、移転数量の数値中で表現していてもよい。例えば、スコア75/100を返すために、0.00000075BTC(日本円で1円前後の価値の暗号資産ビットコイン)を移転するようにしてもよい。
また、トランザクションには、例えば、以下(d2)~(d5)の情報が含まれていてもよい。
(d2)サービス利用者(情報の要求者)が料金を支払いすぎた場合、料金徴収方法と同等の方法により過払い分を釣銭として送付する命令
(d3)応答のトランザクションの作成者を特定するための電子署名
(d4)日時(タイムスタンプ)、トランザクションの識別子、などの追加情報
(d5)複数の異なる要求に対する1以上の応答
また、トランザクションは、新規暗号資産の発行を行うコインベーストランザクションであってもよい。
以下、図9~図11を参照して応答の方法について例示する。なお、図9~図11に記載したトランザクションTに含まれるDSは電子署名である。
例えば、要求に対する応答は、イーサリアムのブロックチェーン2上において、サービス提供者が管理するEOA2から特定のスマートコントラクトアドレス(例えば、オラクル)に対し、要求中で指定されていた応答を受信するアドレスにスマートコントラクトが情報を転送する処理を実行させる応答を含むトランザクションを発行するようにしてもよい(図9(a)参照)。
また、例えば、イーサリアムのブロックチェーン2上において、サービス提供者が管理するEOA3から特定のスマートコントラクト(例えば、オラクル)に対し、スマートコントラクトの状態変数中に応答情報を記録しておくような応答情報を含む情報を送信するトランザクションを予め送信しておき、ブロックチェーン上の他のアドレスから情報の読み取り要求によって該当する応答情報を同期的に返答するようにしてもよい(図9(b)参照)。
また、例えば、異なる暗号資産の同時交換を行うアトミックスワップを将来行うことを目的として、ビットコインのブロックチェーン上で受けたライトコイン(ビットコインのクローン)アドレスの問い合わせ要求に対して(図10(a)参照)、ライトコインブロックチェーン上のコインベーストランザクションを用いて、複数のライトコインアドレスに対して応答を行うようにしてもよい(図10(b)参照)。
また、例えば、複数の企業の連合体により運営されるプライベートブロックチェーンにおいて(図11(a)参照)、所定のアドレスを有する企業が合意形成アルゴリズムに加わる要求トランザクションを出すことで(図11(b)参照)、暗黙的に本システムへ情報を要求した場合に、ブロックチェーンノードの運営者(企業)のいずれかが、前記所定のアドレスをもつ企業の情報を含むトランザクションを、トランザクションがブロックに記録されることを要しない形式で、電子署名せずに全ノードに対してブロードキャストにより応答するようにしてもよい(図11(c)参照)。
以上のように、情報処理システム1は、ブロックチェーンから所定アドレスに関する情報の要求を受領する受領部(要求受領部12)と、所定アドレスの情報が記憶された第1データベース(データベース15)に記憶された情報に基づいて、所定アドレスに関する情報を生成し、該生成した情報を出力する生成部(応答作成部13)と、を備える。
このため、所定アドレスに関する種々の情報を提供することができ、利便性に優れる。
また、情報処理システム1の受領部(要求受領部12)は、ブロックチェーンから出力されるイベントを受信することで、所定アドレスに関する情報の要求を受領する。
このため、所定アドレスに関する情報の要求がイベントとしてブロックチェーン外へ出力される場合に要求を受領することができる。
また、情報処理システム1の受領部(要求受領部12)は、ブロックチェーン上のトランザクションを参照することで、所定アドレスに関する情報の要求を受領する。
このため、所定アドレスに関する情報の要求がイベントとしてブロックチェーン外へ出力されない場合にも、要求を受領することができる。
また、所定アドレスに関する情報には、所定アドレスの信用に関する情報が含まれる。
このため、所定アドレスの信用に応じて、価値(資産など)を移転するか否かを決定したり、融資利率を決定したりすることができ利便性が向上する。
例えば、所定アドレスの信用が所定値以上である場合に、取引が安全とみなして所定アドレスへの暗号資産の移転や所定アドレスからの暗号資産の移転を実行することが可能となる。なお、この場合、所定アドレスへ移転するか、所定アドレスから移転するかに応じて所定値を異なる値としてもよい。
また、情報処理システム1の生成部(応答作成部13)は、生成した所定アドレスに関する情報をブロックチェーンへ出力する。
このため、所定アドレスに関する情報をブロックチェーンに返信することができ、利便性が向上する。
例えば、スマートコントラクトのようにブロックチェーン上のプログラムも、該情報を受領することができる。また、EOAが情報の受領者である場合であっても、ブロックチェーン上で応答を受領できることから、他のネットワークを用いる必要がない。
また、情報処理システム1の生成部(応答作成部13)は、生成した所定アドレスに関する情報をブロックチェーン以外へ出力する。
このため、ブロックチェーンを介さずにメモリ等に出力された所定アドレスに関する情報を参照することができ、利便性が向上する。
例えば、アドレスに関する情報としてブロックチェーンに負荷を加えうる程度の巨大な情報または個人を特定しうる機微情報や営業秘密に関する情報が応答に含まれていたとしても、ブロックチェーン上に永続化することなく、臨時的に情報を受領することができる。
また、情報処理システム1は、信用と、取引に関する助言とが関連付けて記憶されたデータベース(第2データベース)を参照し、所定アドレスの信用に応じて、所定アドレスとの取引に関する助言を取得し、該取得した所定アドレスとの取引に関する助言を出力する助言取得部を備えていてもよい。
例えば、所定アドレスの信用が所定値以上であれば取引が安全である旨の助言や、信用が所定値未満であれば取引が安全でない旨の助言などを信用に関連付けてデータベース15(第2データベース)に記憶し、助言取得部は、所定アドレスの信用に応じて対応する助言をデータベース15から取得して出力するようにしてもよい。
[実施形態の変形例]
上記実施形態では、所定アドレスに関する情報(例えば、所定アドレスの信用やリスクなど)をデータベース15に記憶しているが、情報処理システム1が所定アドレスの信用を算出し、算出した所定アドレスの信用を出力する構成としてもよい。
例えば、算出部は、異なる情報源から所定アドレスの信用に関する情報を取得し、該取得した情報に基づいて所定アドレスの信用を算出する。
ここで、信用に関する情報には、下記のような情報が含まれる。
移転対象である仮想通貨が投資勧誘詐欺(スキャム)に関わった資産であるか否か、盗難に関連した資金であるか否かの確率(関与度合い)。
なお、関与度合いは、例えば、ブロックチェーンのコミュニティ(ブロックチェーン利用者により形成されるコミュニティ)から提供される情報から所定アドレスの信用として関与確率を算出するようにしてもよい。
また、算出部が、関与確率を算出する場合、データベース15に、各情報(例えば、後述のブロックチェーンのコミュニティ取得される情報)の当否と確率とを対応づけた関与確率算出用のテーブルを記憶させてもよい。算出部は、関与確率算出用のテーブルを参照し、各情報の当否に応じて対応付けられた確率を抽出して加算することにより取得した信用に関する情報から関与確率を算出する。
このような所定アドレスの信用に関する情報は、中央集権的に運営されるVASP(取引所・暗号資産寄託を始めとする暗号資産サービス事業者)や、非中央集権(つまり民主的)に運営される暗号資産サービスなどで利用することができる。背景として、ブロックチェーンは偽名性が高いネットワークであるため、投資勧誘詐欺が非常に多く存在する。例えば、Twitterの著名人アカウントを模した偽アカウントの作成や、認証済みアカウントの乗っ取りを行ったのち、「一定量の暗号資産を送ってくれれば倍にして送り返しますよ」などと騙る詐欺がある。しかし、ブロックチェーンのコミュニティは通常、法執行機関と連携して盗難被害資金の差し止めや回復に協力する態度を取ることが多いため、上記のような情報をコミュニティから取得することができ、取得した情報から投資勧誘詐欺(スキャム)に関わった資産であるか否か、盗難に関連した資金であるか否かの関与確率を算出することができる。
また、算出部は、例えば、暗号資産による融資の受け手(例えば、上記実施形態では、ユーザ端末4のユーザ)が、融資を返済するだけの財務余力があるかの信用度(リスクでも良い)を算出して出力するようにしてもよい。この場合、暗号資産による融資の受け手が、融資を返済するだけの財務余力があるかをデータベース15に記憶し、データベース15に記憶された情報を取得して出力するようにしてもよいし、ネットワークNを介して外部のシステム等(例えば、信用調査企業、銀行、他のブロックチェーン上の利用状況など)から情報を取得して出力する構成としてもよい。
また、算出部が、例えば、銀行の預金額、勤務先、キャッシングの情報、賭博等を示唆する財務上のアクティビティ、その他の高いリスクの金融サービスの利用履歴、犯罪への関与などの情報から、融資が返済可能な確率を所定アドレスの信用として算出するようにしてもよい。
なお、算出部が、上記情報から融資が返済可能な確率を算出する場合、データベース15に、各情報(例えば、銀行の預金額、勤務先、キャッシングの情報、賭博等を示唆する財務上のアクティビティ、その他の高いリスクの金融サービスの利用履歴、犯罪への関与など)と確率とを対応づけた返済確率算出用のテーブルを記憶させてもよい。算出部は、返済確率算出用のテーブルを参照し、各情報の当否に応じて対応付けられた確率を抽出して加算することにより所定アドレスの信用として融資が返済可能な確率を算出する。
賭博等を示唆する財務上のアクティビティ、その他の高いリスクの金融サービスの利用履歴、犯罪への関与等は、当該人物が融資を受けた際に返済力に悪影響を与える可能性がある要因と考えることができる。このような融資を返済するだけの財務余力があるかを利用者の信用に関する情報として送信(出力)することで、融資を提供するユーザやサービスは、個別の利用者に対する利率を変更することができる。
また、情報処理システム1は、疑わしい取引の届出(STR)や各国でのそれに準ずる書面(日本の場合は犯罪収益移転防止法によって警察庁が主導して定めている)の提出にかかわるような取引を識別するための情報を所定アドレスの信用に関する情報として出力するようにしてもよい。この場合、疑わしい取引の届出や各国でのそれに準ずる書面の提出にかかわるような取引を識別するための情報をデータベース15に記憶し、データベース15に記憶された情報を取得して出力するようにしてもよいし、ネットワークNを介して外部のシステム等から情報を取得して出力する構成としてもよい。
このような犯罪への関与が疑われる取引や、その他の不審な挙動とみなされるような取引活動を識別するための情報をリスクに関する情報として出力することで、そのような挙動に関与した取引との近さ(どの程度の取引距離で起きているか)を認識することができる。
また、情報処理システム1は、AML/CFT(資金洗浄およびテロ資金供与への対策)に関するルールに抵触するアクティビティへの関与の度合いをリスクに関する情報として送信(出力)するようにしてもよい。この場合、AML/CFTに関するルールに抵触するアクティビティへの関与の度合いの情報をデータベース15に記憶し、データベース15に記憶された情報を取得して出力するようにしてもよいし、ネットワークNを介して外部のシステム等から情報を取得して出力する構成としてもよい。
このようなAML/CFTに関するルールに抵触するアクティビティへの関与の度合いをリスクに関する情報として出力することで、犯罪収益の資金洗浄やテロ支援をおこなう資本と疑われる資金を識別することや、そのような挙動に関与した取引との近さを認識することができる。
また、情報処理システム1は、所定アドレスの取引の活動履歴を元にして、該所定アドレスが所属するマーケットセグメントやペルソナ(サービスのユーザ像を仮想の人物として定義したもの)を分類して識別できるような分類情報(例えば、取引リスクが高い、平均的、低いなど)を信用に関する情報として出力するようにしてもよい。この場合、分類情報をデータベース15に記憶し、データベース15に記憶された情報を取得して出力するようにしてもよいし、ネットワークNを介して外部のシステム等から情報を取得して出力する構成としてもよい。
また、算出部が、取得した情報(例えば、所定アドレスの取引の活動履歴)に基づいて、該当アドレスの信用を算出し、分類部が、算出部での算出結果に基づいて分類するようにしてもよい(例えば、信用度のスコアが30未満であれば取引リスクが高い、信用度のスコアが30以上70未満であれば取引リスクが平均的の、信用度のスコアが70以上であれば取引リスクが低いなど)。
通常、暗号資産を用いた分散プラットフォーム上では、エンドユーザ(一般利用者)に関してごく限られた情報しか利用できない。しかし暗号資産で支払いを行う物販プラットフォーム等では、ユーザの挙動やペルソナを知ることで、競合との差別化を図ることができる。
また、情報処理システム1は、金融取引に関する市場(例えば、株式市場、債券市場、商品市場、先物市場など)の株価や商品価格、利率の変化や取引高の膨張や縮小といった変化(ボラリティ)に関する情報を信用に関する情報として送信(出力)するようにしてもよい。この場合、上記情報は、リアルタイム性を求められるため、ネットワークNを介して外部のシステム等から情報を取得する構成とすることが好ましい。
どのアドレスがどういった取引挙動をするものかという過去の傾向を識別し、それらの予測モデルを作成することで、取引やその他の金融活動を行うスマートコントラクトの円滑な運用や、キャピタルゲインを最大化するマーケットメイクを行うシステムに役立てることができる。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、実施形態を構成する構成要素を各々組み合わせて実施してもよい。
1 情報処理システム
2 ブロックチェーンネットワーク(ブロックチェーン)
11 料金徴収部
12 要求受領部(受領部)
13 応答作成部(生成部)
14 情報処理部
15 データベース
21 ブロックチェーン情報受信部
22 ブロックチェーン情報送信部
23 ブロックチェーンエンジン部
24 データ保存領域
10 情報処理装置
101 NIC(Network Interface Card)
102 メモリ
103 CPU
K 署名用秘密鍵
DS 電子署名

Claims (9)

  1. ブロックチェーンから所定アドレスに関する情報の要求を受領する受領部と、
    前記所定アドレスの情報が記憶された第1データベースに記憶された情報に基づいて、前記所定アドレスに関する情報を生成し、該生成した情報を出力する生成部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記受領部は、
    前記ブロックチェーンから出力されるイベントを受信することで、前記所定アドレスに関する情報の要求を受領する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記受領部は、
    前記ブロックチェーン上のトランザクションを参照することで、前記所定アドレスに関する情報の要求を受領する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記所定アドレスに関する情報には、前記所定アドレスの信用に関する情報が含まれる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報処理システム。
  5. 前記生成部は、
    生成した前記所定アドレスに関する情報を前記ブロックチェーンへ出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報処理システム。
  6. 前記生成部は、
    生成した前記所定アドレスに関する情報を前記ブロックチェーン以外へ出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報処理システム。
  7. 前記信用と、取引に関する助言とが関連付けて記憶された第2データベースを参照し、前記所定アドレスの信用に応じて、前記所定アドレスとの取引に関する助言を取得し、該取得した前記所定アドレスとの取引に関する助言を出力する助言取得部、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の情報処理システム。
  8. 受領部が、ブロックチェーンから所定アドレスに関する情報の要求を受領する工程と、
    生成部が、前記所定アドレスの情報が記憶されたデータベースに記憶された情報に基づいて、前記所定アドレスに関する情報を生成し、該生成した情報を出力する工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  9. コンピュータを、
    ブロックチェーンから所定アドレスに関する情報の要求を受領する受領部、
    前記所定アドレスの情報が記憶されたデータベースに記憶された情報に基づいて、前記所定アドレスに関する情報を生成し、該生成した情報を出力する生成部、
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
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