JP2002007738A - 与信判断支援システム - Google Patents

与信判断支援システム

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JP2002007738A JP2000186689A JP2000186689A JP2002007738A JP 2002007738 A JP2002007738 A JP 2002007738A JP 2000186689 A JP2000186689 A JP 2000186689A JP 2000186689 A JP2000186689 A JP 2000186689A JP 2002007738 A JP2002007738 A JP 2002007738A
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Masashi Hagiwara
将志 萩原
Kazutaka Minami
和孝 南
Kazutoshi Umeki
一利 梅木
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RIIKUREKKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な与信情報をリアルタイムに提供するこ
とで的確な与信判断を行えるよう支援する与信判断支援
システムを提供する。 【解決手段】 コンピュータネットワークを介して与信
サーバ1をクライアント端末及び調査機関端末に接続
し、与信サーバ1は、受信した取引先情報を調査機関端
末に送信する調査依頼手段32と、調査機関端末から受
信した調査情報に基づいて与信情報を生成する与信情報
生成手段34と、与信情報をクライアント端末に送信す
る与信情報提供手段36とを備えており、調査情報に含
まれる情報の一部が変動した場合に、この変動情報を調
査機関端末から受信することで調査情報を更新し、与信
情報を新たに生成してクライアント端末に送信する与信
判断支援システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、企業の取引先に関
する与信情報を提供することで与信判断を支援する与信
判断支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】取引先の拡大や売上高の増大を図ること
は企業にとって当然のことであるが、一方で取引先への
貸倒れや焦げ付きによって損害を被るおそれがあるた
め、取引先に対する与信管理は企業にとって重要な問題
である。複雑で変化の激しい今日の経済状況の下では、
各企業が独自に取引先の信用状況を的確に把握すること
は極めて困難であることから、最近になって「取引信用
保険」のニーズが高まっている。
【0003】この取引信用保険は、被保険者が取引先の
営業債権が回収できなくなった場合の損害に対して保険
会社が保険金を支払うというものであり、被保険者にと
って資金繰りの安定化が可能になる等のメリットがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の取引
信用保険においては、与信判断において以下に示すよう
な問題があった。即ち、保険会社が企業の信用情報を収
集する手段としては、大手調査機関の調査結果を利用す
るのが一般的であるが、この調査はほとんどの企業につ
いて可能である一方、業界によっては十分詳細な情報を
得られない場合があり、調査の精度という点で必ずしも
十分ではなかった。
【0005】また、調査機関からの調査報告は原則とし
て年1回であるため、保険会社はタイムリーな情報を入
手することができず、期首に設定された保険料率やクレ
ジットリミット(支払限度額)は1年間変更されないの
が通常であった。調査機関から手形の割止め等の不安情
報を不定期に入手できる場合もあるが、調査機関の作成
した調査報告は単に点数化されただけのものが通常であ
り、保険会社がこれに企業の不安情報を反映させること
は困難であるため、期中にクレジットリミット等が見直
されることはなかった。
【0006】これらの理由により、保険会社は最新且つ
正確な情報に基づいて与信判断を行うことができず、焦
げ付き等により保険金を支払うケースが頻発していると
いう問題があった。また、被保険者も、高い保険料を支
払わなければならないだけでなく、適切な与信管理アド
バイスを受けることができないというデメリットがあっ
た。
【0007】本発明は、このような問題を解決すべくな
されたものであって、企業が自己の取引先の与信管理を
する場合や、保険会社が被保険者の取引先の信用状況を
把握しようとする場合に、正確な与信情報をリアルタイ
ムに提供することで的確な与信判断を行えるよう支援す
る与信判断支援システムの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、コ
ンピュータネットワークを介して与信サーバをクライア
ント端末及び調査機関端末に接続し、クライアント企業
又は被保険者の取引先を示す取引先情報を前記クライア
ント端末から前記与信サーバに送信することにより、前
記取引先に関する与信情報を前記与信サーバから前記ク
ライアント端末に送信する与信判断支援システムであっ
て、前記与信サーバは、受信した前記取引先情報を前記
調査機関端末に送信する調査依頼手段と、前記調査機関
端末から受信した調査情報に基づいて前記与信情報を生
成する与信情報生成手段と、前記与信情報を前記クライ
アント端末に送信する与信情報提供手段とを備えてお
り、前記調査情報に含まれる情報の一部が変動した場合
に、この変動情報を前記調査機関端末から受信すること
で前記調査情報を更新し、前記与信情報を新たに生成し
て前記クライアント端末に送信することを特徴とする与
信判断支援システムにより達成される。
【0009】この与信判断支援システムにおいては、前
記与信サーバを複数の調査機関端末に接続し、前記調査
依頼手段が前記取引先情報を送信する前記調査機関端末
を各取引先毎に予め設定することが好ましい。更に、前
記調査情報に含まれる定量情報の業界毎の業界平均値を
予め登録しておき、前記業界平均値からの前記定量情報
の乖離度に基づいて生成された相対評価値と、前記調査
情報を絶対評価することにより得られた絶対評価値とか
ら前記与信情報を構成することがより好ましい。
【0010】また、前記与信情報に関連するコメント情
報を、前記調査情報又は与信情報の該当条件と共に予め
記憶しておき、前記与信情報提供手段は、前記該当条件
に合致する前記コメント情報を前記与信情報と共に前記
クライアント端末に送信することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の一実施形態について説明する。図1は、与信判
断支援システムの全体構成図である。
【0012】図1において、与信サービス会社に設置さ
れた与信サーバ1は、通信網であるインターネット2を
介して複数のクライアント端末4に接続されており、更
に、複数の調査機関端末6に接続されている。クライア
ント端末4は、企業が自己の取引先について与信調査を
依頼する場合には当該企業に設置され、保険会社が被保
険者の取引先について与信調査を依頼する場合には保険
会社に設置される。
【0013】また、調査機関端末6は、業界に特化した
興信所などの信用調査機関に設置されており、繊維業
界、鉄鋼業界など全ての業界についての調査を網羅でき
るように選定された複数の信用調査機関にそれぞれ設置
されている。
【0014】与信サーバ1の内部構成を図2に示す。与
信サーバ1は、クライアント端末4及び調査機関端末6
に接続された送受信部12と、各種処理を制御する制御
部14と、キーボードやマウス等の入力部16とを備え
ており、更に、各種データベース50及び各種処理を行
うためのアプリケーションファイル60を備えている。
【0015】データベース50には、クライアント情報
テーブル20、調査機関テーブル22、調査情報テーブ
ル24、変動情報テーブル26、与信情報テーブル2
8、業界平均テーブル40及びコメント情報テーブル4
2が設けられている。
【0016】クライアント情報テーブル20には、各ク
ライアント端末4に対応するユーザID、パスワード、
メールアドレス等のクライアント情報が格納される。
【0017】調査機関テーブル22には、信用調査の対
象となる取引先の企業コード、住所等と共に、当該企業
の信用調査を行う調査機関コード等に関する情報が格納
される。各企業が属する業界に特化した信用調査機関で
信用調査を行うことができるように、調査に最適な調査
機関コードを企業毎に入力部16から予め入力する。
【0018】調査情報テーブル24には、各調査機関で
調査した結果得られた調査情報が格納される。この調査
情報は、与信情報を生成する上で基礎となる情報をい
い、定量情報と定性情報とからなる。定量情報とは、企
業の経営状況を具体的な数値で表したものであり、例え
ば、売上高、利益額、借入額などの決算数字が該当す
る。また、定性情報とは、企業の信用状況の判断に影響
を与える情報であって、定量情報のように具体的に数値
化しにくいものをいい、例えば、割止め、貸倒れ、取引
先変動、業績変動、社長辞任、役員辞任、債権譲渡、主
力銀行変更、担保変動、災害・事故・事件、増資・減資、
本社移転・予定、不動産売買、新会社設立、新製品・商
品、取扱品変更、人員整理、税務申告修正、設備投資、
社名変更、代表者私事、労使関係特記、組織変更、支店
・営業所開設などが該当する。
【0019】変動情報テーブル26には、各調査機関が
リアルタイムに入手可能な変動情報が格納される。この
変動情報は、調査情報のうち定性情報に相当するものが
該当し、通常は、定性情報に含まれる一部の情報が変動
すると、その変動情報が調査機関端末6から与信サーバ
1にすぐに送信される。
【0020】与信情報テーブル28には、クライアント
企業又は被保険者の取引先に関する調査情報に基づいて
生成された与信情報が格納される。この与信情報は、後
述するように絶対評価値及び相対評価値からなる。
【0021】業界平均テーブル40には、調査情報のう
ち定量情報に含まれる各情報についての業界毎の業界平
均値に関する情報が格納される。ここでいう業界平均値
は、例えば、「鉄鋼業界」や「繊維業界」等における平
均値であっても良いが、より細分化した業界における平
均値であることが好ましい。例えば、「繊維業界」にお
いては、「アパレル業界」「繊維原料業界」「寝装業
界」などに細分化された各業界毎の売上高、利益額等の
平均値が業界平均値として格納される。
【0022】コメント情報テーブル42には、クライア
ント企業又は保険会社へのコメント情報が、調査情報又
は与信情報の該当条件と共に格納されている。
【0023】また、アプリケーションファイル60は、
制御部14からの指令を受けて動作する登録部30、調
査依頼部32、与信情報生成部34、与信情報提供部3
6及びデータベース構築部38から構成されている。
【0024】登録部30は、クライアント端末4から入
力情報が送信されると、新たにユーザID、パスワード
等の識別情報を生成し、この識別情報を当該クライアン
ト端末4に送信すると共に、当該入力情報及び識別情報
をクライアント情報テーブル20に登録する。ここで、
入力情報とは、新規登録しようとするクライアント企業
又は保険会社に関する情報であり、例えば、名称、住
所、電子メールアドレス等である。
【0025】調査依頼部32は、クライアント端末4か
ら取引先情報が送信されると、調査機関テーブル22を
検索して信用調査を依頼する調査機関を決定し、各調査
機関端末6に調査依頼情報を送信する。ここで、取引先
情報とは、クライアント企業や被保険者の取引先を特定
するための情報であり、例えば、企業名称、住所、企業
コードなどである。
【0026】与信情報生成部34は、調査情報テーブル
24に記憶された調査情報を加工して与信情報を生成す
る。与信情報提供部36は、生成された与信情報をクラ
イアント端末4に送信する。
【0027】データベース構築部38は、調査機関端末
6から受信した情報に基づいて、調査情報テーブル2
4、変動情報テーブル26、与信情報テーブル28の更
新をリアルタイムに行う。
【0028】次に、以上のように構成された与信判断支
援システムの作動について、図3に示すフローチャート
を参照して説明する。与信情報の提供を受けようとする
クライアント企業や保険会社は、まず、ユーザ登録を行
うために、郵送や電子メール等を利用して申込書を与信
サーバ1に送付する。与信サーバ1では、申込書に記載
されたクライアント名称、住所、電子メールアドレス等
を入力部16から入力する。
【0029】登録部30は、クライアント端末4から送
信された入力情報に基づいて、ユーザID、パスワード
等の識別情報を生成し、電子メール等を介してクライア
ント端末4に送信すると共に、入力情報及び識別情報を
クライアント情報テーブル20に登録する。
【0030】こうしてユーザ登録を終えた後、クライア
ント企業又は被保険者が、取引先情報をユーザID及び
パスワードと共にクライアント端末4から送信し、これ
らの情報が送受信部12で受信されると(ステップS
1)、調査依頼部32は送信されたコードから取引先情
報が送信されたと判断し(ステップS2)、受信したユ
ーザID及びパスワードをクライアント情報テーブル2
0で検索する。ユーザID及びパスワードが正しい場
合、調査依頼部32は、取引先情報に基づいて調査機関
テーブル22を検索し、調査に最適な信用調査機関を各
取引先毎に決定して各調査機関端末6に調査依頼情報を
送信する(ステップS3)。尚、ユーザID及びパスワ
ードが正しくない場合には、クライアント端末4におい
て再入力を促す。
【0031】各調査機関端末6は、調査依頼情報を受信
すると該当する企業について信用調査を行い、最新の調
査情報を与信サーバ1に送信する。調査情報が送受信部
12で受信されると(ステップS1)、データベース構
築部38は、送信されたコードから調査情報が送信され
たと判断する(ステップS4)。
【0032】調査機関端末6から送信される調査情報に
は、上述した変動情報以外に一括情報がある。一括情報
とは、ある企業について与信判断に必要な調査情報の全
てを一括した情報をいい、定量情報及び定性情報の双方
が含まれる。調査機関端末6が調査依頼情報に基づいて
与信サーバ1にこの一括情報を送信すると、データベー
ス構築部38は、受信した情報のコードから一括情報で
あると判断して(ステップS5)、調査情報テーブル2
4に調査情報を登録する(ステップS6)。
【0033】各調査機関端末6から送信された全ての取
引先に関する調査情報が調査情報テーブル24に登録さ
れると、与信情報生成部34は、それらの調査情報に基
づいて与信情報を生成する。データベース構築部38
は、この与信情報を与信情報テーブル28に登録する
(ステップS7)。与信情報提供部36は、登録された
与信情報をクライアント端末4に向けて送信する(ステ
ップS8)。尚、送信先は、取引先情報などの入力があ
ったクライアント端末4が原則であるが、取引先情報な
どを入力する際に送信先クライアント端末4の電子メー
ルアドレスが予め指定された場合には、当該クライアン
ト端末4に与信情報を送信するようにしても良い。こう
して送信された与信情報は、クライアント端末4側での
与信判断に供される。
【0034】調査機関では企業の信用状況を絶えず調査
しており、企業の信用判断に影響を与える変動情報を即
座に入手可能である。調査機関はこのような変動情報を
入手すると、調査機関端末6から与信サーバ1にリアル
タイムで送信する。
【0035】変動情報が送受信部12で受信されると
(ステップS1)、データベース構築部38は、送信さ
れたコードから変動情報が送信されたと判断する(ステ
ップS4,S5)。そして、調査情報テーブル24を検
索し(ステップS9)、変動情報に対応する調査情報が
存在する場合には、調査情報テーブル24を更新し(ス
テップS6)、記憶されている調査情報の一部が最新の
情報に置き換えられる。与信情報生成部34は、調査情
報テーブル24における調査情報が更新されると、与信
情報テーブル28を検索し、調査情報の更新が影響を与
える全ての与信情報を更新する(ステップS7)。与信
情報提供部36は、更新された与信情報をクライアント
端末4にリアルタイムで送信する(ステップS8)。
【0036】一方、変動情報に対応する調査情報が存在
しない場合には、この変動情報を変動情報テーブル26
に登録する(ステップS10)。即ち、変動情報テーブ
ル26に登録される内容は、調査情報テーブル24に登
録されていない企業についての変動情報である。
【0037】調査機関端末6から与信サーバ1に送信さ
れる調査情報には、上述したように、調査依頼時の一括
情報及び不定期に発生する変動情報があるが、更に、調
査を依頼したあと定期的に(例えば年1回)送信される
一括情報がある。この一括情報が送受信部12で受信さ
れると(ステップS1)、データベース構築部38は、
受信した調査情報が一括情報であると判断して(ステッ
プS4,S5)、調査情報テーブル24の調査情報を更
新する(ステップS6)。
【0038】与信情報生成部34は、更新された調査情
報に基づいて与信情報を生成し、データベース構築部3
8は、この与信情報を与信情報テーブル28に登録する
(ステップS7)。この後、与信情報提供部36は、登
録された与信情報をクライアント端末4に向けて送信す
る(ステップS8)。
【0039】次に、与信サーバ1から与信情報が具体的
にどのような形で提供されるかを説明する。クライアン
ト端末4における与信情報の表示画面の一例を図4に示
す。同図に示すように、クライアント端末4の表示画面
は、ポートフォリオ表示部Aとコメント表示部Bとから
構成されている。
【0040】ポートフォリオ表示部Aは、横軸に、絶対
評価値である定量定性分析値、縦軸に、相対評価値であ
る業界平均値からの乖離度をとったポートフォリオ管理
表を示す部分であり、右方又は上方へ行くほど値が大き
くなる。与信情報生成部34は、まず、ある取引先につ
いて、調査情報の定量情報から絶対ベース値を算出し、
この絶対ベース値を定性情報に基づいて増減させること
で、定量定性分析値を求める。更に、定量情報を、業界
平均テーブル40における業界平均値と比較することで
相対ベース値を算出し、この相対ベース値を定性情報に
基づいて増減させることで、業界平均値からの乖離度を
求める。こうして、クライアント企業又は被保険者の全
ての取引先(a社〜c社)についての与信情報がポート
フォリオ管理表に表示される。
【0041】また、このポートフォリオ管理表には、ク
レジットリミットが等しい点を連ねた等リミット線が複
数表示されており、右上方ほどクレジットリミットが高
く、左下方ほどクレジットリミットが低くなっている。
このような等リミット線と取引先のプロット位置との関
係から、各取引先のクレジットリミットをすぐに読みと
ることができる。例えば、図4におけるa社のクレジッ
トリミットは20百万円である。
【0042】このように、ポートフォリオ表示部Aに
は、従来からの絶対評価値だけでなく、その取引先が属
する業界を考慮した相対評価値も考慮した与信情報が表
示されるので、取引先の信用状況をより正確に把握する
ことが可能になる。また、与信情報がグラフ化されてい
るため、各取引先のクレジットリミットなどを視覚的に
容易に把握することができる。
【0043】また、調査機関端末6から変動情報を受信
すると、与信情報は更新されてポートフォリオ表示部A
にリアルタイムで再表示される。例えば、b社に割止め
が発生すると、ポートフォリオ表示部Aにおけるb社の
プロット位置は矢示のように移動する。これにより、ク
レジットリミットの見直しをリアルタイムに行うことが
可能になる。
【0044】また、与信情報生成部34は、与信情報に
基づいてコメント情報テーブル42を検索し、与信情報
が該当条件を満たすコメント情報を抽出して、コメント
表示部Bに具体的なアドバイスの形で表示する。これに
より、クライアント端末4側において、ポートフォリオ
表示部Aに表示された与信情報の理解を用意にすること
ができる。尚、コメントの内容としては例えば以下のよ
うなものがある。「a社及びb社については、現在のク
レジットリミットで取引可能です。」「c社について
は、すぐに取引を中止すべきです。」更に、与信情報生
成部34は、調査情報に基づいてコメント情報テーブル
42を検索し、調査情報が該当条件を満たすコメント情
報を抽出して、ポートフォリオ表示部Aには個別に表示
されることのない変動情報などに基づいたコメント情報
をコメント表示部Bに表示する。これにより、クライア
ント端末4側に変動情報などに基づいた迅速な対応を促
すことができ、クライアント企業や保険会社がより的確
な与信判断を行うことが可能になる。尚、コメントの内
容としては例えば以下のようなものがある。「現状取引
における決済条件は○×商事の資金負担を被った決済条
件となっています。回収サイトの短縮を検討くださ
い。」「不動産による担保余力はなく、同社の資金調達
余力は限界と判断します。取引縮小、債権圧縮・保全を
検討ください。」「○×商事の販売先である□△工業が
自己破産の申請準備中との情報が入りました。連鎖倒産
の危険があります。早急に撤退、もしくは担保要求願い
ます。○×商事は有価証券80百万、不動産にも若干余力
がある為、どちらかの担保取得が望まれます。」「債権
額が○×商事のシェア40%を超えています。現状シェ
アでは○×商事からの早急な撤退は不可能です。シェア
20%以内に押さえるよう努力願います。」なお、本発
明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例え
ば、通信網はインターネット2に限られず、与信サーバ
1、クライアント端末4及び調査機関端末6を相互に接
続可能な任意の通信網を使用することが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、調査情報を構成する情報の一部が変動した場
合に、この変動情報を調査機関端末から受信することで
調査情報を更新し、与信情報を新たに生成してクライア
ント端末に送信するようにしているので、調査機関が入
手した最新の変動情報を与信情報へリアルタイムに反映
させることが可能である。
【0046】したがって、クライアント企業は、焦げ付
きの発生を未然に防止できるなど与信管理能力を向上さ
せることができ、ひいては、自己の信用度も高めること
ができる。また、保険会社は、クレジットリミット等の
設定を的確に行うことで保険料の支払いを削減すること
ができるので、保険料を安くすることが可能になり、中
小企業等に対しても保険への加入を促すことができる。
【0047】また、与信サーバを複数の調査機関端末に
接続し、調査を依頼する前記調査機関端末を各取引先毎
に予め設定することで、各取引先の信用調査に適した調
査機関の調査情報を入手することが可能になる。したが
って、詳細な調査情報に基づいて、より正確な与信情報
を生成することができるので、クライアント端末側にお
いてより的確な与信判断を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る与信判断支援システ
ムを示す全体構成図である。
【図2】図1に示す与信サーバのブロック図である。
【図3】図1に示す与信サーバの処理を説明するフロー
チャートである。
【図4】クライアント端末における表示画面の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 与信サーバ 2 インターネット 4 クライアント端末 6 調査機関端末 12 送受信部 14 制御部 16 入力部 20 クライアント情報テーブル 22 調査機関テーブル 24 調査情報テーブル 26 変動情報テーブル 28 与信情報テーブル 30 登録部 32 調査依頼部 34 与信情報生成部 36 与信情報提供部 38 データベース構築部 40 業界平均テーブル 42 コメント情報テーブル 50 データベース 60 アプリケーションファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 502 G06F 17/60 502 (72)発明者 梅木 一利 大阪府大阪市中央区今橋2−5−8 株式 会社リークレックス内 Fターム(参考) 5B049 AA02 AA06 BB46 CC00 EE00 EE05 GG02 GG04 GG07 5B055 CC00 CC11 EE04 EE27 FA00 FB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータネットワークを介して与信
    サーバをクライアント端末及び調査機関端末に接続し、
    クライアント企業又は被保険者の取引先を示す取引先情
    報を前記クライアント端末から前記与信サーバに送信す
    ることにより、前記取引先に関する与信情報を前記与信
    サーバから前記クライアント端末に送信する与信判断支
    援システムであって、 前記与信サーバは、 受信した前記取引先情報を前記調査機関端末に送信する
    調査依頼手段と、 前記調査機関端末から受信した調査情報に基づいて前記
    与信情報を生成する与信情報生成手段と、 前記与信情報を前記クライアント端末に送信する与信情
    報提供手段とを備えており、 前記調査情報に含まれる情報の一部が変動した場合に、
    この変動情報を前記調査機関端末から受信することで前
    記調査情報を更新し、前記与信情報を新たに生成して前
    記クライアント端末に送信することを特徴とする与信判
    断支援システム。
  2. 【請求項2】 前記与信サーバを複数の調査機関端末に
    接続し、前記調査依頼手段が前記取引先情報を送信する
    前記調査機関端末を各取引先毎に予め設定したことを特
    徴とする請求項1に記載の与信判断支援システム。
  3. 【請求項3】 前記調査情報に含まれる定量情報の業界
    毎の業界平均値を予め登録しておき、 前記業界平均値からの前記定量情報の乖離度に基づいて
    生成された相対評価値と、前記調査情報を絶対評価する
    ことにより得られた絶対評価値とから前記与信情報を構
    成したことを特徴とする請求項2に記載の与信判断支援
    システム。
  4. 【請求項4】 前記与信情報に関連するコメント情報
    を、前記調査情報又は与信情報の該当条件と共に予め記
    憶しておき、 前記与信情報提供手段は、前記該当条件に合致する前記
    コメント情報を前記与信情報と共に前記クライアント端
    末に送信することを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載の与信判断支援システム。
JP2000186689A 2000-06-21 2000-06-21 与信判断支援システム Pending JP2002007738A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003242345A (ja) * 2002-02-20 2003-08-29 Ntt Data Corp 融資支援システム及びコンピュータプログラム
JP2003248754A (ja) * 2002-02-22 2003-09-05 Hachijuni Bank Ltd 資産査定支援システム
JP2010528391A (ja) * 2007-05-30 2010-08-19 ヴィザ ユー.エス.エイ. インコーポレイテッド リアルタイムのアカウント更新
JP2022084095A (ja) * 2020-11-26 2022-06-07 悠人 竹井 情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム

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