JP2017500084A - 飲料を浸出するための器具および方法 - Google Patents

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Abstract

茶の原料を中に含むカプセル(30)を収容するための、自動化された飲料浸出器具と共に使用するように適合されたカプセルホルダ(20)であって、該カプセルホルダ(20)は、準備された飲料の通過を可能にするが、望ましくない粗い固体の茶の原料の通過は阻止するフィルタ(25)と、フィルタより上で抽出された飲料を受けるための入り口と、カプセルホルダの内部でカプセルを支えるための手段と、使用中濾過された飲料がその中に進み、準備された飲料を分配するための出口(21、29)を有する、フィルタ(25)の下の小室(70)と、を備え、小室(70)とフィルタ(25)より上の空間が少なくとも1つのチャネル(27、76)によって気体連通していることを特徴とするカプセルホルダ(20)。

Description

本発明は、飲料を浸出するための器具および方法に関する。より詳細には本発明は、抽出室を有する器具の中で浸出された、抽出された茶をベースとした飲料に関する。
茶やコーヒーなどの飲料は通常、挽いたコーヒー、ティーバッグまたはリーフティーを使用して家庭において準備される。しかしながら長い浸出時間が必要であり、散らかった状態になるため不便である。したがって、このような飲料を浸出する簡便で迅速であり、かつ消費者が手軽に使える方法を提供する浸出器具が考案されてきた。
飲料の原料は、一般に、使い捨てのカプセルの中に入れられて、または飲料を浸出した後に廃棄されるその他の容器に入れられて提供される。コーヒー飲料の場合、カプセル自体が浸出室として機能するのが一般的である。カプセルの容積は通常は最終的な飲料の体積より小さく、そのため浸出用の水がカプセルの中を通って流れることが不可欠である。これはカプセル内にフィルタを有することによって達成され、その結果、飲料の原料が保持されたまま浸出された飲料を分配することができ、飲料の原料はカプセルと共に廃棄される。
しかしながらこの方法は、茶葉が抽出するためのより大きな空間を必要とするため、茶を浸出するのには適さない。したがって、別個のより大きな抽出室を有する茶を浸出するための器具が設計されてきた。
例えば、特許文献1は、抽出された飲料を準備することを目的とし、液体を中に含む抽出容器を有する器具を開示する。茶葉を中に含むカートリッジが器具の空洞に取りこまれる。カートリッジの底部は液体浸透性のフィルタを備える。抽出容器と空洞は互いに連通しており、その結果液体が抽出容器内に注がれる際、それはカートリッジに流れる。茶葉はこうして液体の中に浸され抽出が行われる。
国際公開第2007/042485号
抽出が行われた後、空洞と連通する通路が開放され、抽出後の液体が抽出容器から空洞を通り、カートリッジのフィルタを通り抜け通路に流れ出るようにする。使用済みの茶葉はカートリッジの中に集められ、カートリッジと共に空洞から取り出される。抽出室は茶葉を抽出するための空間を可能にするが、この方法にはいくつかの欠点がある。具体的にはカートリッジはまず、浸出が行われたら短時間で飲料を分配することを可能にするためにフィルタのために十分な領域を提供する必要があり、2番目に抽出中に典型的にはその乾燥した体積のおよそ4倍まで膨らむ使用済みの茶葉を中に含むのに十分な空間を有する必要がある。
したがってカートリッジを比較的大きくする必要がある。また使用済みの茶葉が器具から取り出される際、その重量に耐えるために十分に強固である必要がある。したがってカプセルを作成するのにかなりの量の材料(例えばプラスチック)が必要とされる。さらにカプセル本体とフィルタは一般に異なる材料から作成されるため、カプセルを容易に再利用することができない。これらはコストの点から、および環境影響の点からも望ましいことではない。したがって、本発明の目的はこれらの欠点を克服することである。
このような機器に関する別の主たる問題は、膨らんだ茶葉が飲料を分配する段階においてフィルタを塞ぎやすく、飲料を分配するのを阻止する可能性があるという点である。
フィルタの穴のサイズを大きくした場合、これによりフィルタを塞ぐ問題は緩和させることができるが、より大きなレベルの微量な茶の粒子がこのときフィルタを通り抜けて消費者の飲料の中に入ってしまい、これによりフィルタの意図される目的が損なわれることが分かっている。
したがってこの分野における改良が大いに望ましい。
茶葉によるこのようなフィルタの閉塞はフィルタをまたぐ圧力差によって起こり、ひとたびそれが起こると、より多くの茶葉がフィルタを塞ぐように押しやられるため悪化してしまうことが分かってきた。したがってある量の分配されない飲料がフィルタより上に残っている場合でもフィルタより下に気泡が生じる可能性がある。
本発明は、濾過の性能を損なうことなく、フィルタをまたぐ圧力を均一化する手段を設けることによってこの問題を解決する。
したがって第1の態様において本発明は、抽出可能な原料を含むカプセルを支えるカプセルホルダがその底部にある抽出室と、カプセル内に液体を投入し、その結果、液体と茶の原料が混ざり合い抽出室に流れ込み、飲料を浸出することができる手段と、抽出された飲料の通過は可能にするが、望ましくない固体の微粒子の原料の通過は阻止するフィルタと、使用中、濾過された飲料がその中に進み、準備された飲料を分配するための出口を有する、フィルタの下の小室とを備える自動化された飲料浸出器具であって、小室とフィルタより上の空間が、少なくとも1つのチャネルによって気体連通していることを特徴とする自動化された飲料浸出器具に関する。
第2の態様において本発明は、茶の原料を中に含むカプセルを収容するための、自動化された飲料浸出器具と共に使用するように適合されており、準備された飲料の通過は可能にするが、望ましくない粗い固体の茶の原料の通過は阻止するフィルタと、フィルタより上で抽出された飲料を受け取るための入り口と、カプセルホルダ内でカプセルを支えるための手段と、使用中濾過された飲料がその中に進み、準備された飲料を分配するための出口を有する、フィルタの下の小室とを備えるカプセルホルダであって、小室とフィルタより上の空間が少なくとも1つのチャネルによって気体連通していることを特徴とするカプセルホルダに関する。
フィルタの性能を損なわずに圧力均一化機能を提供することが可能なチャネルを設けることができることが分かってきた。抽出された飲料に対してフィルタが呈示するより大きな流れ抵抗をチャネルが呈示することを確実にすることによって、茶葉は概ね少なくとも1つのチャネルの中に侵入しなくなる。
好ましい一実施形態において、チャネルは、フィルタによって提供されるものより大きな全体の流体流れ抵抗を呈示する。
したがって浸出された飲料の送り出し中、茶葉は下の方に沈殿するため、それらは大部分がフィルタに向かって落下し、チャネルに侵入せずにフィルタより上のチャネルの開口を通り過ぎる。これは、抽出された飲料の流れの大半がフィルタを通過し、その結果茶葉の流路は、フィルタより上のチャネル内にある開口に向かうのではなく、フィルタに向かうためであると考えられている。
好ましい一実施形態において、少なくとも1つのチャネルは、フィルタ内の開口より大きくなるように寸法が決められるが、一方、依然としてフィルタよりも大きな全体的な流体抵抗を呈示する。好ましい一実施形態において、少なくとも1つのチャネルは、0.5から4mm、好ましくは、1.0mmから2.0mmの有効断面直径を有する。
好ましくは、開口はフィルタ表面より上にあることで、フィルタに向かって進む一部の茶葉がチャネル内を流れるように方向が変わってしまう可能性を低下させる。したがって好ましくは、開口は、フィルタより少なくとも5mm上にあり、好ましくは、少なくとも10mm上にある。
一般に、必要とされる圧力の均一化を実現するためにそれほど多くのチャネルは必要ではない。さらに、より少ない数のチャネルでも全体としてチャネルによって提供される流体抵抗を増大させるため、そのようにしても器具の機能には有益である。したがって典型的には、5つ以下のチャネル、好ましくは、3つ以下の、またはさらには1つのみのチャネルが存在する。
さらに好ましい一実施形態において、フィルタより上にあるチャネル開口は、フィルタ表面の下流に位置決めされる。これにより抽出された飲料が、フィルタより上のチャネル開口に到達する前にまずフィルタの表面全体に流れる必要があることを保証することによって、抽出された飲料および固体がチャネルに沿って進む可能性をさらに低下させる。
このような構成は、抽出された飲料がフィルタの第1の側に流れ、チャネルの開口がフィルタの第1の側の反対側に位置決めされていることを保証することによって実現されてよい。
例えばカプセルの存在を抽出された飲料をフィルタの第1の側に誘導するのに利用することができ、これに対して抽出された飲料は、フィルタ表面の反対側に到達しフィルタより上のチャネルの開口に到達する前にカプセルの下のフィルタの表面全体に流れる必要がある。
好ましい一実施形態において、フィルタはカプセルの中には配置されず、カプセルホルダの中に配置される。
この実施形態において、本発明のカプセルホルダは、使用済みの茶葉を保持するために、浸出された飲料を濾過するなど従来技術においてカプセルによって行われていた機能の一部を果たしている。したがってカプセルに必要とされる機能は著しく緩和され、カプセルの構造をはるかにより簡素にすることができる。例えばカプセルはもはや両側が開放される必要はなく、そのためそれは箔の蓋を備えた簡素な不浸透性のカップであってよい。これには当然のことながら、浸出された飲料が抽出室からカプセルホルダ内のフィルタまで進むための経路があることが必要である。したがってカプセルは、カプセルホルダの上部の縁の内側の領域の全てを覆う必要はない。それでもなおカプセルホルダは、浸出する間カプセルを所定の場所に支持する必要がある。
カプセルホルダは、カプセルを支えるための手段を備える。このような手段は、カプセルの底部および/またはフランジを支える。このような手段は、カプセルホルダの側壁の内側および/または底部にある1つまたは複数の突出部を備える場合がある。例えばカプセルホルダの上部の縁のちょうど下で側壁の内側に棚がある場合がある。代替としてまたは追加として、底部から上向きに延びるリブ、壁または支柱などがある場合もある。
代替としてまたは追加として、底部自体がカプセルを支えるように成形される場合もある。カプセルホルダは好ましくは、さらに、カプセルの位置および向きを規定するための手段を備える。カプセルは回転対称性を有してよく、この場合、この手段はいくつかの可能な向きを規定する。カプセルの位置および向きを規定するための手段は、棚の上にある突起および/またはくぼみである場合がある。
好ましくは、カプセルを支えるための手段は、カプセルホルダの側壁の内側にある棚で構成される。これは、リブ、壁または他の突起がカプセルホルダの底部または側壁にないことで、茶葉が詰まる可能性があり、これにより清掃がしにくくなり得るカプセルホルダ内の場所が形成されないという利点を有する。
こうして第3の態様において、本発明は、カプセルホルダを形成するために受け器と協働するように適合されたストレーナを提供し、このストレーナは、
・ 底部(73)および縁(74)と、
・ カプセル(30)をストレーナの内部に支持することでカプセルが縁の内部の領域を部分的に覆う手段(78)と、
・ カプセルの意図される位置の真下に位置するフィルタ(25)と、受け器上に配置される際、受け器とフィルタより上の空間の間に気体連通を形成する、縁(74)の中のチャネルとを備える。
本明細書で使用されるように、用語「茶の原料」は、茶の木の原料、ハーブ植物の原料またはその混合物を指す。疑問を避けるために、用語「茶の原料」は、コーヒーの原料は含まない。用語「茶の木の原料」は、カメリアシネンシスシネンシスおよび/またはカメリアシネンシスアッサミカからの葉、つぼみおよび/または茎原料を指す。茶の木の原料は、十分に発酵される(すなわち紅茶)、半発酵される(すなわちウーロン茶)またはほとんど発酵されない(すなわち緑茶または白茶)場合がある。それはまた上記に挙げた茶の木の原料の1つまたは複数の混合物の場合もある。茶葉製品に風味をつけるのに一般に使用される他の成分(例えばベルガモット、ミカン果皮など)が、茶の木の原料と混合される場合もある。用語「ハーブ植物原料」は、薬草の抽出のための前駆物質として一般に使用される原料を指す。好ましくは、ハーブ植物原料は、カモミール、シナモン、エルダーフラワー、ジンジャー、ハイビスカス、ジャスミン、ラベンダー、レモングラス、ミント、ルイボス(アスパラトゥスリネアリスから一般に広まった)、ローズヒップ、バニラおよびバーベナから選択される。茶の原料は追加として、果物の細片(例えばリンゴ、ブラックカレント、マンゴー、桃、パイナップル、ラズベリー、ストロベリーなど)を含む場合もある。
好ましくは、茶の原料は乾燥され、30重量%未満、より好ましくは、20重量%未満、および最も好ましくは、0.1重量%から10重量%の水分量を有する。好ましくは茶の原料の粒子は、およそ2mmからおよそ10mm、好ましくは、3mmから7mmのサイズ(すなわち最も長い直径)を有する。
用語「飲料」は人が摂取するのに適した実質的に水溶性の飲用に適した浸出物を指す。好ましくは、飲料は、飲料の重量の少なくとも85%、より好ましくは、少なくとも90%および最も好ましくは、95%から99.9%の水を含む。好ましくは、飲料は、0.04重量%から3重量%、より好ましくは、0.06重量%から2重量%、最も好ましくは、0.1重量%から1重量%の茶の固体を有する。
用語「浸出」は、茶の原料に液体、具体的にはお湯を加えることで茶の原料を液体中に浸すまたは染み込ませることで、可溶性の物質(例えば風味および/または芳香分子)を液体中に放出させ、これにより飲料を作ることを指す。浸出は、任意の温度において、好ましくは、80℃から95℃の範囲内で行われてよい。
用語「抽出室」は、茶の原料の抽出が行われる液体容器を意味し、これは抽出する間茶の原料が液体の中を動き回り、かつ最終的な飲料の体積のかなりの部分(すなわち少なくとも50%)を収容するのに十分な大きさである。したがって用語「抽出室」は、典型的にはコーヒーマシンの場合のように、浸出が行われるカプセルの内部を指すわけではない。
用語「カプセル」は、茶の原料が包装される、または包装され得る剛性または半剛性の容器を指し、例えばカプセル、カートリッジ、ポッドなどを指す。
用語「流体抵抗」は、同一の条件の場合の所与の圧力差に関して、より大きな流体抵抗を有するチャネルは、より小さい流体抵抗を有するチャネルよりもより少ない容積測定の流体流れを提供することになることを意味する。
用語「有効断面直径」は、チャネルと同一の流体抵抗を有する円形の断面を有する概念的チャネルの直径を意味する。
本発明を次に図面を参照して記載する。
本発明による浸出器具を示す図である。 器具の主な機能的な構成要素を示す概略図である。 カプセルホルダがその下方位置にある状態の図1の器具を示す図である。 ここではカプセルがカプセルホルダに挿入された状態の図3におけるものと同様の器具を示す図である。 器具から取り外されたカプセルホルダの第1の実施形態を示す図である。 器具から取り外されたカプセルホルダの第1の実施形態を示す図である。 器具から取り外され、カプセルを中に含んでいるカプセルホルダの第2の実施形態を示す図である。 器具から取り外され、カプセルを中に含んでいるカプセルホルダの第2の実施形態を示す図である。 カプセルの側面図である。 蓋のないカプセルの斜視図である。 蓋を備えたカプセルの斜視図である。 多様な概ね楕円形のフランジを有するカプセルの上から見た図である。 多様な概ね楕円形のフランジを有するカプセルの上から見た図である。 カプセルの蓋を開放するための開放部材を備えた抽出室のマニフォルドを示す図である。
図1は、本発明による浸出器具の1つの非制限的な実施形態を示す。器具1は、前面3および背面4を備えたケーシング2を有する。抽出室10およびカプセルホルダ20が、器具の前面に位置決めされる。抽出室10は、その下部面に開口を画定する底部の縁12を有する。抽出室は、取り外し可能な蓋15によって覆われるその頂部面に開口を有する場合、あるいはそれはその頂部面に開口を持たない液体容器として構築される場合もある。カプセルホルダ20は、カプセルを収容するように設計される。それは支持体6内に配置され、好ましくは、ハンドル22を有する。カプセルホルダは、好ましくは、上から見たときほぼ円形であり、これにより茶葉が詰まってしまう可能性のある隅部がないため清掃を容易にすることができる。
図1において、カプセルホルダ20は、浸出するための所定の位置において示されており、すなわちその結果カプセルホルダの上部の縁23は抽出室10の底部の縁12と水密に接触している。抽出室10は、マニフォルド(図示せず)によって支持され所定の場所に保持される。水のタンク、ヒータおよびポンプ(図示せず)が、ケーシングの背部4の内側に配置される。ケーシングの前面3の底部には、飲料が分配される際カップ9が置かれるトレイ8がある。分配用の注ぎ口7がカプセルホルダの真下に位置決めされる。
図2は、器具の主な機能的な構成要素を示す概略図である。タンク50からの水が、水のフィルタ52、水のポンプ54、ヒータ56および弁57を経由して抽出室10に供給される。ヒータは好ましくは、フロースルーヒータである。弁57は、水がヒータ56と抽出室10の間で採る経路を制御する。例えば飲料60を浸出するために、水はまずカプセル30を経由して抽出室10に汲み上げることができる。その後、抽出室10を洗い流すおよび/または清掃するために、弁57は、水がすすぎヘッド18を経由して抽出室10に侵入するように水の方向を変えることができる。例えばカプセルホルダ20内に配置されたカプセル30を経由して、またはカプセルホルダ自体を経由して抽出室に空気を注入することができる空気ポンプ58がある場合もある。注ぎ口7、カップ9およびトレイ8が、カプセルホルダ20の真下に位置決めされる。
図3は、カプセルホルダ20が下に下げられることで、その上部の縁23が抽出室の底部の縁12から分離される図1の器具を示す。カプセルホルダ20は好ましくは、支持体6から取り外し可能であり、そのためカプセルを容易に挿入することができ、また清掃しやすくするためでもある。図4は、カプセル30がカプセルホルダ20の中に挿入されており、カプセルホルダが下方位置にある状態の器具を示す。
図5は、器具から取り出されたカプセルホルダ20の一実施形態を(a)は斜視図で示し、(b)は断面図で示している。カプセルホルダ20は、上部の縁23を備えた側壁24と、底部26とを有する。側壁24は好ましくは、上から見たときに円形である。
カプセルホルダは、カプセルが上部の縁の内側の領域を部分的に覆うようにカプセルを支えるための手段28を備える。図5に示される実施形態において、カプセルを支えるための手段28は、上部の縁23のすぐ下の側壁24の内側にある棚28Aと、底部26から上向きに延びるリブ28Bとによって構成される。
フィルタ25がカプセルの真下でカプセルホルダの内側に配置される。フィルタ25の下には分配時に飲料が流れる通路29があり、これは浸出する際、ドレン弁21によって閉鎖される。フィルタは好ましくは、例えばステンレス鋼、ナイロン、ポリエステルまたはPTFEでできた微細なメッシュで構成される。メッシュのサイズは、茶の原料の小さい破片を捕らえるのに十分な小ささであり、但し排出作用が遅くなりすぎないことを保証するのに十分な大きさであるべきである。好ましくは、メッシュのサイズは100ミクロンから500ミクロン、より好ましくは、150ミクロンから300ミクロンである。
好ましくは、フィルタは(器具内のその正常な位置にあるとき)、5°から45°、好ましくは、10°から30°、例えばおよそ20°の角度で水平面に対して傾けられる。フィルタを水平面に対してある角度にすることには2つの利点があり、まずそれがより大きな表面積を提供し、これにより排出の速度を速めることである。2番目に茶の原料が傾斜したフィルタの底部に集まり、上部は茶の原料がない状態にすることで飲料が自由にそれを通過して流れ出る。
フィルタの下の小室とフィルタより上の領域の間に気体連通を実現する円形断面のチャネル27も設けられる。径が1.5mmであるチャネルの直径は、フィルタ内の1つの孔のサイズより著しく大きい。しかしながら1つのチャネル27しか設けられないため、チャネル27を通る容積測定の流体流れは、使用中同一条件下でフィルタを通る流れより著しく少なくなるであろう。
使用する際、抽出された飲料は、カプセル30の位置付けにより開口27が配置される場所と反対側の面でフィルタに投入される。したがって抽出された飲料は、フィルタより上のチャネル27の開口に到達する前にカプセル30の真下にあるフィルタの表面全体にわたって流れる必要がある。
使用中、固体の茶葉はほとんどチャネル内を通過しないことが分かっている。これは、チャネルがフィルタをまたぐ圧力の均一化を実現し、これによりフィルタを通り抜ける流れを維持し、茶葉がチャネル27を通らずにフィルタに向かって引っ張られる状態を維持するためである。したがってフィルタは、何らかの圧力差が原因で塞がれることはない。
図6は、2つの別々の部分、すなわち受け器70と、ストレーナ72とで構成されるカプセルホルダ20の第2の実施形態の斜視図を示す。図6(a)は、所定の場所にカプセル30を有するように組み立てられたときのカプセルホルダを示しており、図6(b)は、分離されたカプセルと、ストレーナと、受け器とを示している。
受け器70は側壁24と、底部26とを有する。ここでもまた側壁は上から見たときに好ましくは、円形である。底部26内には、飲料が分配する際に流れる通路29が配置されており、これは浸出する際ドレン弁(図示せず)によって閉鎖される。受け器70はハンドル22を有する。
ストレーナ72は、底部73と、縁74と、ハンドル75とを有する。図6に示される実施形態では、カプセルを支えるための手段は、縁74のすぐ下で側壁24の内側にある棚78を備える。棚78は側壁の一部を囲むように延在する。カプセル30は、棚の形状に一致するフランジ33を有し、その結果フランジは、カプセルの片側のほぼ全体に沿って棚の上に載り、これにより棚によって支えられる。側壁は、好ましくは円形であり(上から見たとき)、そのため棚も同様に円弧の形状を有する。これは、カプセルのフランジが概ね楕円形であることを要する。対照的に、カプセルが例えば円形フランジを有するならば、棚とフランジの間の接触面積はカプセルを支えるのに十分ではなくなるであろう。これにより余分な支持体がカプセルホルダの内側に必要となるであろう。このようなことは結果として、カプセルホルダの内部に茶葉が詰まる可能性のある場所を生じさせることになり、したがって、清掃しにくくなる可能性がある。
カプセルのフランジを支えることができるならば、棚に切れ目がないことは必須ではない。したがって例えば棚は小さな隙間を有する場合がある。棚の幅は、好ましくはフランジの幅に一致し、好ましくは、少なくとも3mmの幅である。棚78の上に載るフランジ33の部分80が図6(a)に指摘されている。棚の上に小さな部材71があることでカプセルが正確な位置に、かつ2つの可能な正確な向きのうちの一方に位置決めされることを保証する。
ストレーナの底部73の少なくとも一部は、フィルタ25で形成される。示される好ましい実施形態において、カプセルの真下に位置する底部73の一部は中実であり、底部の残りの部分はフィルタで構成される。中実の部分はまた、カプセルを支えるように機能する。フィルタは好ましくは、例えばステンレス鋼、ナイロン、ポリエステルまたはPTFEでできた微細なメッシュで構成される。メッシュのサイズは、茶の原料の細片を捕らえるのに十分な小ささであり、但し排出が遅くなりすぎないようにするのに十分な大きさでなければならない。好ましくは、メッシュサイズは、100ミクロンから500ミクロン、より好ましくは、150ミクロンから300ミクロンである。
図6(a)に示されるように、使用する際ストレーナ72は受け器の上に載り、側壁24によって支えられる。ストレーナの縁74は、カプセルホルダ20の上部の縁23を形成する。ストレーナが受け器70の頂部全体を覆うことで、液体はストレーナの縁74と受け器の側壁24の間を通過することができず、故にフィルタを通過することでしか受け器70に侵入することは不可能である。フィルタは、使用済みの茶葉が受け器70に侵入するのを阻止する。好ましくは、縁74は弾性材料から作製される。これによりそれは、受け器とストレーナの間、およびまたカプセルホルダと抽出室の間にシールを形成する事実上のガスケットである。
この実施形態には、ストレーナおよび受け器を清掃のために容易に分離させることができるという利点がある。さらに、使用済みの茶葉をカプセルホルダから空けるには、ストレーナを取り外し、使用済みの葉をそこから外にあけることのみが必要である。
好ましくは、ストレーナのハンドル75は、受け器のハンドル22より大きく、これに重なる。ストレーナが受け器の中に位置決めされる際、図6(a)に示されるようにストレーナのハンドル75は受け器のハンドル22の頂部に着座する。これにより、それらを上と下から掴むことによって、受け器とストレーナを一緒に持ち上げることが可能になる。それでもなおストレーナは、ハンドル75が受け器のハンドル22を超えて延びるハンドル75の縁部を掴むことによって受け器から容易に取り外すことができる。
ストレーナのハンドル75は任意選択でその下方面に突起77を有する場合があり、これは受け器のハンドル22の頂部側にある対応する中空部79の中に置かれる。これは、ストレーナを受け器に対して正確に位置決めするのを助ける。ストレーナは任意選択でその縁の上に、例えばハンドルと反対側に位置するリップ(図示せず)を有する場合があり、これは受け器の側壁の頂部にある対応するノッチの中に置かれる。これによりストレーナを受け器に対して正確に位置決めするのを助け、かつそれを支える助けをする。
ストレーナ72はまた、組み立てられたとき、受け器70とフィルタより上の領域の間に円形断面のチャネルを提供する開口76を備える。1.5mmであるチャネルの直径は、フィルタ内の1つの孔のサイズより著しく大きい。しかしながらチャネル76は1つしか設けられないため、チャネル76を通る容積測定の流量は、使用中同一条件下のフィルタを通る容積測定の流量より著しく少なくなるであろう。
使用する際、抽出された飲料は、カプセル30の位置付けによって、開口76が配置される場所と反対側でフィルタに投入される。したがって抽出された飲料は、フィルタより上のチャネル76の開口に到達する前にカプセル30の真下にあるフィルタの表面全体にわたって流れる必要がある。
図7(a)はカプセル30の側面図を示す。カプセルは、本体部分31と、蓋32とを備える。本体部分31は、茶の原料36が入れられる空洞35を画定する。茶の原料36をカプセルの内部に封入するために本体部分に蓋が装着される。カプセルに必要とされる機能は、既知のカプセルと比べてかなり緩和され、これはカプセルがフィルタを中に含む必要がないためである。浸出用の液体が片方の面から侵入し他方の面から出て行く必要がなく、そのためカプセルの本体部分に穿孔する、または別の方法で開口を形成する必要がない。したがってカプセルの構造は大いに簡素化される。これにより本体部分は好ましくは、単一の不浸透性の部品であり、好ましくは、液体が本体部分を通り抜けてカプセルに侵入したり出て行ったりすることを可能にするためのいかなる手段(例えばフィルタ、または開封可能なもしくは脆くなった領域)も中に含まれない。本体部分は好ましくは、プラスチックまたはアルミニウムから作製される。それは例えば射出成形または熱成形によって形成されてよい。
空洞35は好ましくは、図7(b)に示されるように上から見たとき概ね円形の断面である。このような形状は、製造の観点から好都合であり、またカプセル内に茶の原料を充填するのにも好都合である。それはまた、茶の原料が詰まってしまう可能性のある隅部または他の領域がないことから、浸出する際カプセルから茶の原料を放出しやすくもする。「概ね円形」とは、空洞が正確に円形の断面であることは必要ではなく、したがって茶の原料が詰まってしまう可能性のある幅の狭い凹部がなければ、例えば小さなへこみを有することができる。
本体部分はフランジ33を備え、例えば熱シール作用によってフランジに蓋が装着され、これにより茶の原料を封入する。蓋をしっかりと装着するのに十分な領域を提供するために、フランジは、好ましくは、少なくとも3mmの幅である。フランジ33はまた、上記のようにカプセルホルダの側壁の内部にある棚の上に載ることによって、カプセルをカプセルホルダの中で支える働きもしている。したがってフランジは、カプセルホルダ内のその意図される位置に合致するように成形されサイズが決められる。
上記に記載したカプセルホルダの好ましい実施形態は、カプセルが概ね楕円形状のフランジを備えることを必要とする。「概ね楕円形」とは、フランジが正確に楕円形であることは必要としない。フランジは、カプセルホルダの側壁24の内側の半径と同様の曲率半径を有し、その結果フランジの形状は概ね棚に一致する。それでもなお、カプセルを支えるためにフランジと棚の間に十分な重なる部分がある限り、楕円形状からのわずかな変形形態にも対処することができる。概ね楕円形状のいくつかの例が図8に示される。特に好ましい実施形態では、カプセルのフランジは、図8(b)によって示されるように各々がほぼカプセルホルダと同一の半径である曲率半径(R)を有する、すなわちカプセルホルダの内径(D)の半分の曲率半径(R)を有する2つの交差する円弧によって画定される。フランジの最も長い直径とフランジの最も短い直径の比は、1.2:1から1.5:1である。最小の比1.2:1は、カプセルによって浸出された飲料が通過するための十分な空間を与えるために必要とされ、最大の比1.5:1は、過度に大きなカプセルホルダを必要とせずにカプセルが十分な茶の原料を中に含むのに十分な大きさであるのに必要とされる。
カプセルは、好ましくは対称であり、最も好ましくは、垂直軸を中心にして180°の回転対称性を有する。したがってカプセルは、2つの向きのいずれかでカプセルホルダ内に配置することができる。
好ましい実施形態では、カプセルの本体部分は透明であり、その結果カプセル内部の茶の原料を見ることが可能である。これは消費者にとって魅力的であり、また例えば重量によってではなく光学的な手段によって、充填した後の品質管理の目的で内容物を点検することができるという利点もある。
カプセルに必要とされる機能は、フィルタを中に含む既知のカプセルと比べて著しく緩和される。カプセルは使用済みの茶葉を保持する必要がなく、カプセルは抽出室と水密の接続部を形成する必要もない。実際にはカプセルは浸出用の液体の中に浸される。カプセルには1回の乾燥した茶の原料の供給分を中に含むのに十分な大きさであり、かつ十分に強固であることしか要求されないため、それは既知のカプセルよりずっと小さくすることができる。したがってカプセルの内部容積(すなわち空洞の容積)は、10cmから24cm、好ましくは12cmから19cm、最も好ましくは14cmから18cmである。さらにカプセルは、乾燥した茶の原料を支えるのに十分に強固である必要があるだけであり、湿った使用済みの茶の原料を支えるのに十分に強固である必要はない。したがってカプセルの本体部分は、比較的薄い壁を有することもできる。
カプセルの大きさが縮小されることは、カプセルを作製するのに必要な材料(例えばプラスチック)の量が著しく削減されることを意味する。これは環境とコストの利点を有する。さらに、カプセルの本体部分をより容易に再利用することができ、これはそれが、フィルタを有する典型的なカプセルとは異なり単独の材料でできているためである。小型のカプセルはまた、搬送する際、および例えば消費者の食器棚に保管する際に占める空間が小さくなるという利点も有する。
空洞は、充填する際に茶の原料がそこから飛び出すほど浅くてはならない。したがって空洞の深さは、好ましくは、少なくとも10mm、より好ましくは、少なくとも13mmである。一方で空洞は、浸出を開始する際、茶の原料がカプセルから取り出しにくくなるほど深くてはならない。したがって空洞の深さは、好ましくは高々20mm、より好ましくは、高々18mmである。空洞の容積がさらにその範囲のうちの上限に近い場合(すなわち空洞が深くも浅くもない場合)、この範囲のうちの上位の部分の深さを有する空洞から茶の原料はより取り出しやすい。
空洞の断面積および直径は、必要とされる容積および深さに関連する。その結果、空洞の直径は、好ましくは、30mmから45mmである。蓋は、フランジに重なる、またはフランジを覆うだけでなく空洞も覆っており、したがって好ましくは、約45mmから60mm、より好ましくは、47mmから58mmの直径である。蓋は好ましくは、フランジの形状に概ね一致するように成形される。
蓋は簡素な薄膜または箔であってよい。蓋は好ましくは、金属箔またはラミネート箔、最も好ましくは、アルミ箔とポリエチレンのラミネートで作製される。好ましい一実施形態において、蓋の形状は、2つの交差する円弧によって画定されるが、図7(c)に示されるように先端が切り取られた端部38を備える。2つの先端が切り取られた端部の間の蓋の長さは47mmから58mmであり、蓋の最大の幅は45mmから50mmである。
以下に記載するように、好ましくは、蓋は、水を注入し茶の原料を放出するためにカプセルの開封を容易にするためにミシン目を有する。より好ましくは、蓋32は、湾曲形態のミシン目のライン34を有し、図7(c)に示されるように、湾曲部の両端から反対方向に延在する区域を備える。このような構造は、蓋が先の丸い開封部材(以下に記載する)に当たるように押し込まれたとき輪郭がはっきりとした開口を形成し、これにより茶葉をカプセルから放出させることを可能にする。最も好ましくは、図7(c)に示されるように蓋には対称的に並んだ2セットのミシン目があり、その結果カプセルが挿入される2つの可能な向きのいずれにおいてもミシン目の一方のセットが常に開封部材の真下に位置決めされる。ミシン目の切れた部分とつながった部分の比は、例えば搬送する際、あまりに容易にちぎれないように、但しそれでもなお開封するのにあまり大きな力が必要とされないようにするべきである。例えば、アルミ箔/ポリエチレンラミネートの蓋の場合、1:2前後の切れた部分とつながった部分の比が好適である。
典型的にはカプセルは、気密式の二次包装、例えばいくつかのカプセル(例えば10個)を中に含んだパックに入った状態で消費者に提供される。穿孔された蓋を有することは、若干の茶の芳香がカプセルの内部の茶の原料から二次包装の内部空間に放出されるという別の利点を有する。これにより消費者は、二次包装を開封する際に茶の芳香を嗅ぐ。
使用する際、器具は以下のように機能する。カプセルホルダがその下方位置にある状態で、ユーザはカプセルホルダを支持体から取り外す、または図6に示されるカプセルホルダの第2の実施形態では、ユーザはストレーナを受け器から取り外すだけの場合もある。茶の原料を中に含むカプセルがカプセルホルダ内に置かれることで、それはカプセルを支えるための手段の上に載る。好ましくは、これらの手段は、また、カプセルを正確な位置および向きで位置決めもする。
カプセルホルダはその後支持体の上に元通りに置かれる。次にユーザは、例えばアクチュエータを始動させる器具のボタンを押すことによって支持体を持ち上げる。カプセルホルダは、それが抽出室に接続するまで垂直方向に上向きに進み水密のシールを形成する。代替の一実施形態において、抽出室は、カプセルホルダに向かって下方に移動する場合もある。
本発明の文脈において、「カプセルホルダの上部の縁を抽出室の底部の縁に接続する」および「上部の縁が抽出室の底部の縁に接続される」とは、カプセルホルダの上部の縁と、抽出室の底部の縁が水密の接触を形成し、その結果カプセルホルダと抽出室が、浸出が行われる間浸出用の液体を保持することができる液体容器を形成することを意味するものと理解されたい。カプセルホルダと抽出室は、良好なシールを提供するために、ガスケットなど(例えばカプセルホルダの上部の縁および/または抽出室の底部の縁の上に配置されたゴムまたはその他の適合材料でできたリング)の中間部材によって接続されてよい。抽出室とカプセルホルダは、接続される際、浸出するための空間を形成する。好ましくは、浸出のための空間の容積は、最終的な飲料の体積の少なくとも75%、より好ましくは、少なくとも90%である。
図9に示される好ましい一実施形態において、カプセルホルダが上向きに進んで抽出室の底部の縁と接続する際、蓋は、1つまたは複数の固定式の開封部材に当たるようにそれを押し込むことによって開封される。蓋32は、抽出室のマニフォルド16上に位置する固定式の開封部材40に当たるように押し込まれる。この部材の機能は、液体および茶の原料を放出するために蓋の中に開口を形成することである。これは、蓋を切断するまたは穿孔する鋭利な縁部を備えた部材によって実現させることができる。あるいは蓋は、事前に形成された脆くなった部分、例えばそれを開封するのに必要な力を軽減させるミシン目34などを有する場合もある。この場合、部材40は、例えば針金など先がとがっていなくてよい。好ましくは、この部材は、角度が付けられるか、または傾斜した部分41を有することで、それがカプセルの中に進む際、蓋を開封することによって形成されたフラップが開口から離れるように押され、茶の原料がカプセルから放出される間その行く手に入らないように保持される。
図9に示される好ましい実施形態において、先のとがった端部を有する管で構成された固定式の針42に対して蓋を押し込むことによって、液体をカプセル内に投入するための第2の開口が形成される。針42は蓋を突き刺す。好ましくは、水がこのときタンクからフロースルーヒータであるヒータに汲み上げられる。結果として生じるお湯(および任意選択で蒸気)がその後カプセルに汲み上げられ、針を通ってカプセルに侵入する。お湯が流れ込むことによって、開封部材40によって形成された開口を通り抽出室10に入るようにカプセルから茶の原料を押し出す。
ヒータおよびポンプは、目標とする浸出温度(これは典型的には80℃から95℃の範囲内である)が抽出室内で達成されるように制御される。典型的には水の流量は、飲料の所望されるサイズに応じて200ml/分から400ml/分の範囲内であり、水の体積は150mlから300mlである。
好ましくは、抽出室10は、ガラスまたは透明プラスチックなどの透明な材料で作製され、その結果ユーザは飲料が浸出されている間茶の原料(茶葉など)の動きを見ることができる。最も好ましくは、抽出室はTritan(登録商標)コポリエステルで作製され、これはこの材料が透明であり、かつ着色作用に対して良好な耐性を有することが分かっているためである。空気がカプセルホルダ20に注入される(例えば固定式の針を介して)、または直接抽出室10に注入されることで水中に気泡を形成し、これにより茶の原料を攪拌してよい。これは単に視覚的体裁を高めるだけでなく、抽出を促進させ、茶の原料が抽出室の面にくっつかないようにするのを助ける。さらに空気の投入によって芳香を放出させ、この芳香は、例えば分配用の注ぎ口の付近または抽出室の頂部付近に出口を有する管を介して任意選択で排出させることができ、このことによって浸出する間ユーザに茶の芳香を提供する。浸出時間は、典型的には10秒から120秒の範囲であり、好ましくは、ユーザ入力によっておよび/またはカプセルから読み取った情報によって設定される。
浸出が必要な時間にわたって行われると、カプセルホルダ20の底部に位置するドレン弁21が開放され、飲料を抽出室から排出することを可能にする。好ましくは、ドレン弁の開放は、機械によって自動的に制御される。飲料は、抽出室からカプセルの下のカプセルホルダ内に位置するフィルタ25を通り抜け、通路29を通り、最終的にはユーザがトレイ8の上に既に置いてあるカップ9の中に流れ込む。茶の原料はフィルタ25によってカップ9の中に入ることが阻止される。
任意選択で、図1に示されるようにカプセルホルダの下に分配用の注ぎ口7が位置決めされており、その結果飲料はドレン弁を通り注ぎ口から外に分配される。したがって飲料は容器の中に入るように垂直方向に下向きに分配される代わりに、ティーポットの注ぎ口から注がれる茶のように弧を描く。これは、ユーザに対して機械によって提供される「場面」を向上させ、またコーヒーメーカとは異なる飲料の「茶らしさ」も目立たせる。
飲料が分配された後、使用済みの茶葉は、別のお湯を使用して抽出室の壁から洗い流すことができる。好ましくは、すすぎ用の水は、抽出室の頂部付近に位置する回転式のすすぎジェット18を介して投入される。固定式ではなく回転式のすすぎジェットによってより優れたすすぎ作用が実現される。好ましい一実施形態において、すすぎ作用は、飲料が分配された直後に行われ、すすぎ水もまた容器内に分配され飲料の一部となる。これにより、すすぎ水を別々に排出する必要がなくなる。この場合、すすぎ水は、飲料の全体積の15〜30%前後を提供し、例えば使用されるすすぎ水の体積は50ml前後である。
最終的に、飲料が分配された後、カプセルホルダは、好ましくは、自動的に、または代替として例えばボタンを作動させることによってユーザによって、下に下げられる。ユーザはその後、ハンドル22を使用してカプセルホルダを支持体から取り外す、あるいは図6に示されるカプセルホルダの第2の実施形態ではユーザは、受け器からストレーナを取り外すだけの場合もある。使用済みのカプセルおよび使用済みの茶葉がその後廃棄され、カプセルホルダを洗い流すことができる。カプセルホルダは浸出器具から取り外し可能であるため、それは清掃しやすい。カプセルホルダはその後支持体に戻され、次に使用するために準備される。
器具は、例えば茶の原料なしですすぎサイクルを続けることによって、または過炭酸ナトリウムなどの清浄剤と共にサイクルを続けることによって清掃することができる。清浄剤はカプセルの中に入れられて提供される、または代替としてカプセルホルダ内に単に置かれるタブレットとして提供される場合もある。
上記の個々のセクションにおいて言及された本発明の実施形態の様々な特徴は、他のセクションにも必要に応じて必要な変更を加えて適用される。その結果、あるセクションで特定された特徴は、必要に応じて他のセクションで特定された特徴と組み合わせることもできる。関連分野の当業者に明白である本発明を実施するための記載される態様の種々の修正形態は、以下の特許請求の範囲にあることが意図される。
1 浸出器具
2 ケーシング
3 前面
4 背面
6 支持体
7 注ぎ口
8 トレイ
9 カップ
10 抽出室
12 底部の縁
15 蓋
16 マニフォルド
18 すすぎヘッド
20 カプセルホルダ
21 ドレン弁
22 ハンドル
23 上部の縁
24 側壁
25 フィルタ
26 底部
27 チャネル
28A 棚
28B リブ
29 通路
30 カプセル
31 本体部分
32 蓋
33 フランジ
34 ミシン目のライン
35 空洞
36 茶の原料
38 先端が切り取られた端部
40 開封部材
41 傾斜した部分
42 針
50 水のタンク
52 水のフィルタ
54 水のポンプ
56 ヒータ
57 弁
58 空気ポンプ
60 飲料
70 受け器
71 小さな部材
72 ストレーナ
73 底部
74 上部の縁
75 ハンドル
76 チャネル
77 突起
78 棚
79 中空部
80 部分
D カプセルホルダの内径
R 曲率半径

Claims (15)

  1. 抽出可能な原料を含むカプセルを支えるカプセルホルダがその底部にある抽出室(10)と、前記カプセル内に液体を投入し、その結果、前記液体と茶の原料が混ざり合い前記抽出室に流れ込み、飲料を浸出することができる手段と、抽出された飲料の通過は可能にするが、望ましくない固体の微粒子の原料の通過は阻止するフィルタ(25)と、使用中、濾過された飲料がその中に進み、準備された飲料を分配するための出口(21、29)を有する、前記フィルタ(25)の下の小室(70)と、を備える自動化された飲料浸出器具(1)であって、前記小室(70)と前記フィルタ(25)より上の空間が、少なくとも1つのチャネル(27、76)によって気体連通していることを特徴とする自動化された飲料浸出器具(1)。
  2. 茶の原料を中に含むカプセル(30)を収容するための、自動化された飲料浸出器具と共に使用するように適合されたカプセルホルダ(20)であって、準備された飲料の通過は可能にするが、望ましくない粗い固体の茶の原料の通過は阻止するフィルタ(25)と、前記フィルタより上で抽出された飲料を受け取るための入り口と、前記カプセルホルダ内でカプセルを支えるための手段と、使用中濾過された飲料がその中に進み、前記準備された飲料を分配するための出口を有する、前記フィルタ(25)の下の小室とを備えるカプセルホルダ(20)において、前記小室と前記フィルタ(25)より上の空間が少なくとも1つのチャネルによって気体連通していることを特徴とするカプセルホルダ(20)。
  3. 前記フィルタが前記カプセル内に配置されず、前記カプセルホルダ内に配置される、請求項1または2に記載のカプセルホルダ。
  4. 取り外し可能な受け器(70)と、前記フィルタ(25)が中に位置するストレーナ(72)とを備える、請求項2または3に記載のカプセルホルダ。
  5. カプセルホルダを形成するために受け器と協働するように適合されたストレーナであって、
    底部(73)および縁(74)と、
    カプセル(30)を前記ストレーナの内部に支持することで、前記カプセルが前記縁の内部の領域を部分的に覆う手段(78)と、
    前記カプセルの意図される位置の真下に位置するフィルタ(25)と、
    前記受け器上に配置される際、前記受け器と前記フィルタより上の空間の間に気体連通を形成する、前記縁(74)の中のチャネルと、
    を備えることを特徴とするストレーナ。
  6. 請求項13に記載のストレーナ(72)と、茶の原料を含むカプセル(30)と、の組み合わせ。
  7. 前記チャネルが、前記フィルタ(25)によって提供されるものより大きな全体の流体流れ抵抗を呈示する、請求項1から6のいずれか一項に記載の浸出器具、カプセルホルダまたはストレーナ。
  8. 前記少なくとも1つのチャネルが、前記フィルタ内の開口より大きくなるように寸法が決められるが、一方、依然として前記フィルタより大きな全体の流体抵抗を呈示する、請求項1から7のいずれか一項に記載の浸出器具、カプセルホルダまたはストレーナ。
  9. 前記チャネルの開口が前記フィルタの表面より上にある、請求項1から8のいずれか一項に記載の浸出器具、カプセルホルダまたはストレーナ。
  10. 前記開口が、前記フィルタより少なくとも5mm、好ましくは、少なくとも10mm上にある、請求項7に記載の浸出器具、カプセルホルダまたはストレーナ。
  11. 5つ以下のチャネル、好ましくは、3つ以下の、またはさらには1つのみのチャネルを備える、請求項1から10のいずれか一項に記載の浸出器具、カプセルホルダまたはストレーナ。
  12. 前記チャネルは、0.5mmから4mm、好ましくは、1.0mmから2.0mmの有効断面直径を有する、請求項1から11のいずれか一項に記載の浸出器具、カプセルホルダまたはストレーナ。
  13. 前記フィルタより上の前記チャネルの開口は、使用中前記フィルタ表面の下流に位置する、請求項1から12のいずれか一項に記載の浸出器具、カプセルホルダまたはストレーナ。
  14. 使用中、前記抽出された飲料は、前記フィルタの第1の側に流れ、前記チャネルの開口は前記フィルタの前記第1の側の反対側に位置決めされる、請求項12に記載の浸出器具、カプセルホルダまたはストレーナ。
  15. 前記カプセルの存在が前記抽出された飲料を前記フィルタの第1の側に誘導し、これに対して抽出された飲料は、前記フィルタの表面の反対側に到達し前記フィルタより上の前記チャネルの前記開口に到達する前に前記カプセルの下の前記フィルタの表面全体に流れる必要がある、請求項13に記載の浸出器具、カプセルホルダまたはストレーナ。
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