JP2017125907A - 地形表示システム - Google Patents

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【課題】汎用の通信端末機器を利用して水底地形を分かりやすく表示可能な地形表示システムの提供。【解決手段】撮像装置1、ディスプレイ2、自位置計測手段3、および撮像装置1の撮影方向計測手段4を備えた携帯型通信端末装置5と、携帯型通信端末装置5から自位置計測情報、および撮影方向計測情報を受信する入力手段6を備えたサーバ装置7とを有し、サーバ装置7は、水域においては水底地形がモデル化された3次元地形モデルを格納した3次元地形データベース9と、3次元地形モデルから入力手段6内の自位置計測情報、および撮影方向計測情報を視点位置、および投影方向とする中心投影図を生成する投影図生成手段10と、中心投影図を携帯型通信端末装置5に送信し、携帯型通信端末装置5は、画面切換手段12により、サーバ装置7の出力手段11から出力される中心投影図を撮像装置1による取得画像に代えてディスプレイ2に表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、地形表示システムに関するものである。
水底の地形を表示する地形表示システムとしては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、システムは魚釣用リールとして構成されており、リール本体に組み込まれた位置検出手段と、海図情報を記憶した記憶手段とを有し、位置検出手段により検出した位置情報に基づいてリール本体の表示装置にリール位置、海底地形の等高線、所望により海底を船舶の進行方向に沿って切断した断面図を表示する。
特開2004-267083号公報
しかし、上記従来例において、海底地形は等高線表示されるために、直感的でないために読み取りにくく、さらに、リールとして構成されているために、汎用性が欠けるという問題がある。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、汎用の通信端末機器を利用して水底地形を分かりやすく表示可能な地形表示システムの提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
撮像装置1、ディスプレイ2、自位置計測手段3、および撮像装置1の撮影方向計測手段4を備えた携帯型通信端末装置5と、
前記携帯型通信端末装置5から自位置計測情報、および撮影方向計測情報を受信する入力手段6を備えたサーバ装置7とを有し、
前記サーバ装置7は、
水域においては水底地形がモデル化された3次元地形モデル8を格納した3次元地形データベース9と、
前記3次元地形モデル8から前記入力手段6内の自位置計測情報、および撮影方向計測情報を視点位置、および投影方向とする中心投影図を生成する投影図生成手段10と、
前記中心投影図を携帯型通信端末装置5に送信する出力手段11と、
を有し、
前記携帯型通信端末装置5には、前記サーバ装置7の出力手段11から出力される中心投影図を撮像装置1による取得画像に代えてディスプレイ2に表示する画面切換手段12が設けられる地形表示システムを提供することにより達成される。
本発明において、地形表示システムは、撮像装置1を備えた携帯型通信端末装置5と、サーバ装置7とを有して構成される。
携帯型通信端末装置5には、撮像装置1が設けられており、携帯型通信端末装置5を適宜位置に向けると、レンズ光軸方向の画像がディスプレイ2に表示され、さらに、撮像装置1の平面位置、および高さ(標高)位置情報が自位置計測手段3により、撮像装置1のレンズ光軸方向情報が撮影方向計測手段4により各々計測される。
一方、サーバ装置7は、3次元地形モデル8が格納された3次元地形データベース9を有しており、上記携帯型通信端末装置5からの計測値を受信すると、自位置計測値を3次元地形モデル8空間内に視点として配置し、レンズ光軸方向情報を撮影方向とする中心投影図を投影図生成手段10により生成する。
3次元地形モデル8は、水域においては水底地形がモデル化されたもので、海、川等に撮像装置1を向けると、水底の投影図が作成されて携帯型通信端末装置5に送信される。
したがって本発明において、携帯型通信端末装置5の撮像装置1を海等に向けるだけで水底の地形がカメラで撮影したのと同様の画像、すなわち、中心投影図として表示される。
一方、近時、所謂スマートフォン等の携帯型通信端末装置5にあっては、ディスプレイ2、あるいは自位置計測装置等は概ね標準装備されているために、これらを使用して簡単に水底の地形を分かりやすく表示することができ、また、このような通信端末機器を利用することにより汎用性を極めて高めることができる。
また、上述の中心投影図は、画面切換手段12による画面切り換え処理により表示されるために、例えば携帯型通信端末装置5への画面切り換えの操作入力に応じて任意のタイミングで表示自在にすることも可能であるが、陸上地形は水底地形のように見えづらくなる事情も考えにくいために、この場合、前記サーバ装置7は、投影領域が水底13か否かを判定し、水底判定時に水底符号を出力手段11に出力する水底判定手段14を有するとともに、前記携帯型通信端末装置5の画面切換手段12は、水底符号を受信した際に撮像装置1による取得画像に代えて中心投影図をディスプレイ2に表示して地形表示システムを構成すれば、使い勝手が向上する。
さらに、上述した投影領域が水底13か否かの判定は、例えば表層が地表と水底のいずれかであるかを示す属性情報を3次元地形データベースに設定しておき、これを参照することも可能であるが、前記サーバ装置7は、前記3次元地形モデル8空間内における撮像装置1の光軸と3次元地形モデル8表層との交点位置における標高データを演算する標高演算手段15を有し、前記水底判定手段14は、標高演算手段15による演算結果が負数である場合に水底符号を出力して構成すれば、データベース構築の手間を省くことが可能になる。
また、上述のように標高データを演算するときには、携帯型通信端末装置5は、ディスプレイ2への表示画像に前記交点対応位置の標高値を表示する標高値表示手段16を備えることにより、水深についての中心投影図を通じてなされる感覚的な把握を補うことができる。
さらに、前記サーバ装置7の投影図生成手段10は、前記3次元地形モデル8空間内における自位置計測位置と前記交点までの距離d、および携帯型通信端末装置5の撮像装置1の焦点距離Fにより決定される撮影範囲Rに相当する投影領域rの中心投影図を生成する地形表示システムを構成すれば、画面切換手段12による画面切り換え前後での距離感等の表示感覚がそのまま維持されるために、水底地形の直感的な把握が極めてしやすくなる。上記焦点距離Fは、焦点距離情報を自位置計測情報等とともに携帯型通信端末装置5からサーバ装置7により取得すれば足り、また、後述するように携帯型通信端末装置5についての機種毎の焦点距離Fを登録したデータベースをサーバ装置7に設けておき、携帯型通信端末装置5との通信時に取得可能な機種情報等を利用して検索、特定することもできる。
加えて、上述した自位置計測装置による自位置計測は、一般に標高方向の位置精度が低いGPS(GNSS)が利用されたり、L1帯のみの1周波数型の単独測位によることでも位置精度が低下しやすいが、前記サーバ装置7は、前記自位置計測情報内の平面位置情報に対応する前記3次元地形モデル8における標高値を抽出する標高値抽出手段17を有し、前記投影図生成手段10は、前記自位置計測情報内の標高情報に代えて、前記標高値抽出手段17による標高値に所定の補正値cを加算した補正後標高値を標高データとして使用して中心投影図を生成して地形表示システムを構成すれば、標高位置精度をより向上できる。上記補正値cには、携帯型通信端末装置5が利用者によって構えられる一般的な高さを採用することができ、これは実験的に決定することが可能である。
また、上述のように汎用の通信端末機器に対して海底地形を分かりやすく表示するには、
自位置計測情報、および撮影方向計測情報を受信する入力手段6と、
水底地形を含む3次元地形モデル8を格納した3次元地形データベース9と、
前記3次元地形モデル8から前記入力手段6内の自位置計測情報、および撮影方向計測情報を視点位置、および投影方向とする中心投影図を生成する投影図生成手段10と、
前記中心投影図が水底13か否かを判定し、水底13である場合に水底符号を出力する水底判定手段14と、
前記水底符号を付与して前記中心投影図を携帯型通信端末装置5に送信する出力手段11と、
を有するサーバ装置を利用することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、汎用の通信端末機器を利用して海底地形を分かりやすく表示可能にできるために、例えば釣りを楽しみやすくできたり、河川の管理をしやすくできるなど、水域に関わる様々な面において有用性を発揮できる。
本発明に係る地形表示システムのハードウェア構成図である。 水面を写すときの撮影条件を説明する図で、(a)は要部縦断面図、(b)は平面図である。 3次元地形モデルの水底対応表面を投影処理するときの投影条件を説明する図で、(a)は要部縦断面図、(b)は平面図である。 本発明に係る地形表示処理のフローチャートである。
図1ないし図4に本発明の実施の形態を示す。図1に示すように、地形表示システムは、サーバ装置7と、スマートフォン(携帯型通信端末装置5)の適数とを通信網21、具体的にはインターネットを介して接続して構成される。上記スマートフォン5の筐体には、単焦点レンズを備えた撮像装置1、すなわちカメラと、LCD等からなるディスプレイ2と、情報処理時のメニュー選択等に使用する操作部22とが配置される。
また、上記スマートフォン5には、地形表示システム用のアプリケーションソフトウェアがインストールされ、これにより上述のカメラ1によって取得される動画がスルー画像(ライブビュー画像)としてディスプレイ2に表示可能にされるとともに、制御部23により制御されて動作する自位置計測手段3、および撮影方向計測手段4が形成される。上記自位置計測手段3は、GPSによりスマートフォン5の自位置、すなわちカメラ1位置を、撮影方向取得手段は、電子コンパス、すなわち3軸タイプの地磁気センサと、3軸加速度センサとによりカメラの撮影方向、すなわちカメラのレンズ光軸方向を検出する。以上のスマートフォン5は、交信部24により上述の通信網21に接続され、スルー画像取得時のカメラ位置および光軸方向を計測した情報をスマートフォン5の機種情報とともにサーバ装置7に送信する。
一方、サーバ装置7は、制御手段25により制御されて動作する3次元地形データベース9、端末装置データベース26、投影図生成手段10、標高演算手段15、水底判定手段14、標高値抽出手段17、および交信手段27を有し、交信手段27により上述した通信網21に接続され、その入力手段6によってスマートフォン5から上述のカメラ位置計測情報等の受信を、出力手段11によってスマートフォン5へのデータ送信を行う。
上記3次元地形データベース9は、数値地形モデル(3次元地形モデル8、DEM)、具体的には例えば標高情報を一辺が所定長のグリッド単位で表現したものなどにより構成される。この数値地形モデル8は、陸域のみならず水域をも対象範囲も含み、航空レーザ測量等により取得される陸上地形に加え、ナローマルチビーム等により取得される水底地形をもカバーする。上記端末装置データベース26は、スマートフォン5の機種情報と、各スマートフォン5に搭載されるカメラ1の焦点距離Fとを関連付けて格納する。
上記投影図生成手段10は、入力手段6から入力されるカメラ位置計測情報および光軸方向計測情報に基づき、また、上述の焦点距離Fに基づいて、上記数値地形モデル8を利用して中心投影図を生成する。具体的には、上記数値地形モデル8により構成される仮想地理空間内にカメラ位置計測情報に基づいて視点位置を、光軸方向計測情報に基づいて光軸方向、すなわち投影方向を設定するとともに、さらに、上記焦点距離Fに基づいて投影時のレンズの焦点距離、すなわち像の大きさや、画角(撮影範囲)を設定し、これらの投影条件により得られる中心投影画像を生成する。生成された中心投影画像は、制御手段25の制御に従って出力手段11に出力される。
なお、上記焦点距離Fは、入力手段6から入力される上述の機種情報に基づいて端末装置データベース26を検索して特定される。
上記標高演算手段15は、上記光軸方向計測情報に基づく光軸と数値地形モデル8表層との交点位置を演算し、該交点位置における数値地形モデル8の標高データを取得する。取得された標高データは、制御手段25の制御に従って出力手段11に出力される。
上記水底判定手段14は、上記標高データが水底13を示すものであるか否か、すなわち負数であるか、あるいはそれ以外の0または正数であるかを判定し、負数であるときには制御手段25の制御により水底符号を出力手段11に出力する。
上記標高値抽出手段17は、上述した投影図生成手段10による視点位置の設定を補助するもので、カメラ位置計測情報に含まれる平面位置情報に対応する数値地形モデル8における標高値を抽出し、投影図生成手段10に提供する。提供を受けた投影図生成手段10は、この標高値に所定の補正値cを加算した上で、得られた補正後標高値をカメラ位置計測情報に含まれる標高位置情報と差し換えて視点位置を設定する。
なお、上記補正値cには、撮影するときにスマートフォン5が構えられる通常の高さが採用され、この実施の形態において具体的には、人間の標準的な目の高さ位置から15cm低い高さにされる。
また、以上のようにサーバ装置7の出力手段11から交信部24を介してスマートフォン5へと入力される中心投影画像、標高データ、および水底符号に基づいてディスプレイ2への表示処理を行うために、スマートフォン5は、画面切換手段12、および標高値表示手段16を有する。上記画面切換手段12は、ディスプレイ2に上述のスルー画像、すなわちカメラ1が向けられた方向の景色などを捉えた画像に代えて上記中心投影画像を切換表示させるもので、この表示の切換は、上記水底符号の入力を条件としてなされる。
上記標高値表示手段16は、画面切換手段12が切換表示を実行した際に、上記標高データの数値をディスプレイ2に表示させる。この表示の際には、予め設定された所定の説明語や単位記号が付加され、この実施の形態においては具体的には「水深」の説明語がその前段に、メートルの単位記号「m」がその後段に加えられる。なお、その表示態様は、中心投影画像の見やすさをあまり損ねない適宜位置に適宜サイズで、かつ適宜文字色でなされる。
図2は上述したスマートフォン5のカメラ1によるスルー画像の取得状況を示すもので、海岸堤防の天端S上に立っている図示省略のスマートフォン5所持者によりスルー画像として海面28が捉えられた状況を示す。このときカメラ1は、図2(a)に示すように、天端上の高さC(図示省略の標高値Z)において俯角Aに傾けられ、また、図2(b)に示すように、経緯度X,Yに位置し、真北(磁北)に対して東側に角度Bずれた方位に向けられている。なお、図2および後述する図3において一点鎖線はレンズの光軸を示す。
さらに、上記カメラ1は、その幾何学的パラメータに関しては、焦点距離Fで、水面までの撮影距離Dに応じて撮影範囲Rを捉える。なお、先においてはカメラ1として説明したが、図2においては、より正確にはカメラ1に搭載された光学センサを示している。
図3はサーバ装置7の投影図生成手段10による中心投影画像の生成状況を説明するもので、スマートフォン5が上述した撮影条件をとるときの数値地形モデル8空間内での投影処理状況を仮想的に示したものである。投影処理に際し、図3(a)および(b)に示すように、視点位置が上記経緯度X,Yに対応する平面座標x,yに設定されるとともに、上記堤防の天端Sに応じて構成された所定のモデル上面sから上記高さZにほぼ対応する高さ(補正値c)だけ上方に設定され、また、その投影方向は、上記俯角Aと同じ俯角aで、かつ、上記角度Bと同じ角度bの分だけ真北方向に対して東側にずれた方位にされる。
さらに、投影時の幾何学パラメータには、上記焦点距離Fに対応する焦点距離fが設定される。一方、数値地形モデル8が水域においては水底地形を備えて構成されて水に対応するものを含まないことにより、上記海面28までの撮影距離Dよりも実質的に大きい、海底(水底13)に応じて構成された所定のモデル表面13'までの投影距離(距離)dが設定されるとともに、上記撮影範囲Rよりも実質的に広い投影領域rが設定される。
これにより、スマートフォン5のディスプレイ2には、スルー画像のときには近景の水面が表示されるが、中心投影画像に切り換えると、撮影位置、撮影方向、焦点距離が維持されたまま、言い換えれば撮影条件や遠近感をそのままにして、本来は海面28での反射等により見ることができないはずの遠景の海底13が表示されることとなる。なお、スマートフォン5のカメラ1は一般に被写界深度が深いために、近景から遠景まである程度明瞭に表示することが可能なものである。また、上述の3次元地形モデル8を白色で構成すると、中心投影画像も白色に陰影等を付加したものとなるが、海底写真等に基づいて3次元地形モデル8に着色を施しておけば、中心投影画像の臨場感が極めて高まる。
図4に以上の地形表示システムの動作を示す。先ず、スマートフォン5の所持者が操作部22を操作してアプリケーションソフトウェアを起動させ、ディスプレイ2にスルー画像を表示させると(ステップC1)、制御部23は自位置計測手段3、撮影方向計測手段4からカメラ位置計測情報等を取得し(ステップC2)、サーバ装置7に送信する(ステップC3)。
一方、サーバ装置7は、カメラ位置計測情報等を受信すると(ステップS1)、まず最初に制御手段25が、標高値抽出手段17に数値地形モデル8のカメラ1位置に対応する標高値を抽出させるとともに、投影図生成手段10により上記標高値に補正値cを加算して得られる補正後標高値によってカメラ位置計測情報を補正させた上で、このカメラ位置計測情報等に基づいて中心投影画像を生成させ、さらに、標高演算手段15により数値地形モデル8表層と光軸との交点の標高データを演算させる(ステップS2)。
次いで、制御手段25は、水底判定手段14により上記標高データが負数か否かを判定させる(ステップS3)。判定の結果、負数であるときには、水底符号を付加した上で(ステップS4)、先に生成した中心投影画像、標高データとともにスマートフォン5に送信する(ステップS5)。一方、判定の結果、負数ではないときには、水底符号を付加することなく、中心投影画像と標高データのみをスマートフォン5に送信する(ステップS6)。
スマートフォン5は、これらいずれかのデータを受信すると(ステップC4)、受信データに水底符号が含まれるか否かを判定し(ステップC5)、水底符号が含まれている場合には、制御部23は、画面切換手段12によりスルー画像に代えて中心投影画像をディスプレイ2に表示させる(ステップC6)。また、この際には、合わせて標高値表示手段16により標高データをもディスプレイ2に表示させる。一方、受信データに水底符号が含まれていない場合には、スルー画像のディスプレイ2への表示をそのまま維持し、以後の水底符号が含まれるようなスマートフォン5の撮影条件の変化に備える。
したがってスマートフォン5の所持者は、スルー画像として海岸の景色がカメラ1により捉えられているときには、これをそのままディスプレイ2により観察することができ、この状態からスマートフォン5を海面28に向けるだけで、その表示感覚を維持したまま、海面28ではなく、本来捉えられないはずの海底13を中心投影画像によって観察することができる。
なお、中心投影画像を表示した後においても、上述のように表示しない場合のように、その後のスマートフォン5の撮影条件の変化に備え、撮影角度等が変わったときに当該撮影角度に応じた中心投影画像に切り換えれば、さらに使い勝手が向上する。例えば、スマートフォン5の俯角を順次大きくすることにより、海岸堤防側に次第に近づくようにして海底13を観察することができるし、また、スマートフォン5を海側から陸側に向ければ、この際にはサーバ装置7からの受信データに水底符号が含まれないことにより、ディスプレイ2の表示が中心投影画像からスルー画像に切り換えられ、このスルー画像を通して海岸の景色を観察することができる。
したがって例えば、釣りを楽しむ際に現地において釣りやすいポイントを水底地形に基づいて検討することが可能となるし、また、河川を監視する際には、目視とディスプレイ2の表示とを比較すれば水量等を現地において感覚的に直ちに把握できるし、河川、海岸付近の海域、あるいは湖沼で浅瀬を把握すれば、水浴びや船舶運航についての安全確認の一助にもなる。
なお、上述した実施の形態においては、携帯型通信端末装置5としてスマートフォンを用いる場合を示したが、撮像装置1やGPS受信機、電子コンパスを備えていればタブレットコンピュータやウェアラブルコンピュータでも足りる。また、上述した実施の形態においては、中心投影図の画角(撮影範囲)を決定する際に焦点距離Fのみを用いる場合を示したが、例えば端末装置データベース26にスマートフォン5毎の光学センサの寸法を格納しておけば、これを機種情報に基づいて特定することにより、光学センサの寸法をも利用して画角を算出することが可能である。さらに、上述した実施の形態においては、3次元地形モデル8に基づく水底地形画像に対して水深表示を付加する場合を示したが、3次元地形データベース9において、GISのように3次元地形モデル8の位置に関する属性データとして付加情報を設定しておけば、水深表示に代えて観察位置に応じた付加情報、例えば河川に構造物があるときにおけるその説明文などを表示させることも可能である。
1 撮像装置
2 ディスプレイ
3 自位置計測手段
4 撮影方向計測手段
5 携帯型通信端末装置
6 入力手段
7 サーバ装置
8 3次元地形モデル
9 3次元地形データベース
10 投影図生成手段
11 出力手段
12 画面切換手段
13 水底
14 水底判定手段
15 標高演算手段
16 標高値表示手段
17 標高値抽出手段
d 距離
F 焦点距離
R 撮影範囲
r 投影領域
c 補正値

Claims (7)

  1. 撮像装置、ディスプレイ、自位置計測手段、および撮像装置の撮影方向計測手段を備えた携帯型通信端末装置と、
    前記携帯型通信端末装置から自位置計測情報、および撮影方向計測情報を受信する入力手段を備えたサーバ装置とを有し、
    前記サーバ装置は、
    水域においては水底地形がモデル化された3次元地形モデルを格納した3次元地形データベースと、
    前記3次元地形モデルから前記入力手段内の自位置計測情報、および撮影方向計測情報を視点位置、および投影方向とする中心投影図を生成する投影図生成手段と、
    前記中心投影図を携帯型通信端末装置に送信する出力手段と、
    を有し、
    前記携帯型通信端末装置には、前記サーバ装置の出力手段から出力される中心投影図を撮像装置による取得画像に代えてディスプレイに表示する画面切換手段が設けられる地形表示システム。
  2. 前記サーバ装置は、投影領域が水底か否かを判定し、水底判定時に水底符号を出力手段に出力する水底判定手段を有するとともに、
    前記携帯型通信端末装置の画面切換手段は、水底符号を受信した際に撮像装置による取得画像に代えて中心投影図をディスプレイに表示する請求項1記載の地形表示システム。
  3. 前記サーバ装置は、前記3次元地形モデル空間内における撮像装置の光軸と3次元地形モデル表層との交点位置における標高データを演算する標高演算手段を有し、
    前記水底判定手段は、標高演算手段による演算結果が負数である場合に水底符号を出力する請求項2記載の地形表示システム。
  4. 前記サーバ装置は、前記3次元地形モデル空間内における撮像装置の光軸と3次元地形モデル表層との交点位置における標高データを演算する標高演算手段を有し、
    前記携帯型通信端末装置は、ディスプレイへの表示画像に前記交点対応位置の標高値を表示する標高値表示手段を備える請求項1または2記載の地形表示システム。
  5. 前記サーバ装置の投影図生成手段は、
    前記3次元地形モデル空間内における自位置計測位置と前記交点までの距離、および携帯型通信端末装置の撮像装置の焦点距離により決定される撮影範囲に相当する投影領域の中心投影図を生成する請求項3または4に記載の地形表示システム。
  6. 前記サーバ装置は、前記自位置計測情報内の平面位置情報に対応する前記3次元地形モデルにおける標高値を抽出する標高値抽出手段を有し、
    前記投影図生成手段は、前記自位置計測情報内の標高情報に代えて、前記標高値抽出手段による標高値に所定の補正値を加算した補正後標高値を標高データとして使用して中心投影図を生成する請求項1から5のいずれかに記載の地形表示システム。
  7. 自位置計測情報、および撮影方向計測情報を受信する入力手段と、
    水底地形を含む3次元地形モデルを格納した3次元地形データベースと、
    前記3次元地形モデルから前記入力手段内の自位置計測情報、および撮影方向計測情報を視点位置、および投影方向とする中心投影図を生成する投影図生成手段と、
    前記中心投影図が水底か否かを判定し、水底である場合に水底符号を出力する水底判定手段と、
    前記水底符号を付与して前記中心投影図を携帯型通信端末装置に送信する出力手段と、
    を有するサーバ装置。
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