JP2014166908A - プリンタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリンタにセットされたロール用紙の巻き癖による用紙搬送への影響を軽減させたプリンタ装置を提供することである。
【解決手段】
用紙の印字済部と未印字部とを切断する切断部を有し、切断部にて切断された未印字部の用紙の先端部の巻き癖を軽減する巻き癖軽減部を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明の実施態様は、印刷された用紙を切断して排出するプリンタ装置に関する。
レシートやチケット等の発行装置として用いられるプリンタ装置では、ロール状に巻回されたロール紙から引き出された長尺状の用紙に所定事項を印刷した後、所定長の長さの紙片に切断して排出を行っている。
用紙にロール紙を使用している為、印字後に切断し排出された用紙には巻き癖が発生しており、ロール紙に所定事項を印刷し所定長の長さの紙片に切断した後の用紙の先端は、次の印字の為所定の位置まで搬送される。しかしながら切断後の用紙の先端部の巻き癖は除去されておらず、その後の搬送の際前記巻き癖の影響で用紙先端が正規の位置に搬送されずに紙詰まり等が発生してしまう場合があり、この巻き癖を除去するものが提案されている。
特開2003−34456号公報
本発明が解決しようとする課題は、所定事項を印刷し所定長の長さの紙片に切断した後の用紙の先端の巻き癖を軽減させるプリンタ装置を提供するものである。
上記課題を達成するために、実施形態のプリンタ装置は、用紙切断部と印字開始位置との間に、用紙先端部の巻き癖軽減部を設けた。
第1の実施形態に係るプリンタ装置の要部構成図。 第1の実施形態に係るプリンタ装置の制御回路構成を説明するブロック図。 第1の実施形態に係る巻き癖軽減開始位置を説明する要部構成図。 第1の実施形態に係る巻き癖軽減の為の折り目を説明する要部構成図。 第1の実施形態に係る巻き癖軽減の為の折り目を説明する要部構成図。 第1の実施形態に係る巻き癖軽減未対応時の要部構成図。 第1の実施形態に係る巻き癖軽減部の位置説明図。 第2の実施形態に係るカッタと巻き癖軽減部の一体化時の要部構成図。 第3の実施形態に係るプリンタ装置の要部構成図。 第3の実施形態に係るプリンタ装置における用紙量が少なくなった状態の要部構成図。 第3の実施形態に係る用紙残量と巻き癖軽減部駆動時間との関係。
以下に、本発明の一実施形態に係るプリンタ装置を、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1に本実施の形態にかかるプリンタ1の要部構成を示す。紙管3に巻回されロール形状となっている用紙2は、プリンタ1に設けられているホッパ4上に装填され、その後後述する印字部に向かって搬送される。なおこのプリンタ1では、ロール形状となっている用紙2は図中A方向に回転し、搬送の際は右側から左側に向けて搬送されるので、以下の説明においては、図中右側を上流側、左側を下流側とする。
用紙2は、表面には、加熱をすると発色する感熱層5を、裏面には、感熱層を有していない非感熱面6をそれぞれ有しており、非感熱面6が内側になる様な状態で紙管3に巻回されている。
用紙2は、ホッパ4から引き出されると、用紙搬送方向下流側に設けられているダンパーローラ7とガイドローラ8に架け渡される。なおダンパーローラ7は搬送される用紙2に対して常時張力を与える様になっている。
ダンパーローラ7とガイドローラ8に架け渡された用紙2はその後、用紙搬送方向下流側に設けられているサーマルヘッド9と、このサーマルヘッド9に対し用紙搬送路10を挟んで対向配置されているプラテンローラ11との挟持によりさらに下流側に搬送される。なおサーマルヘッド9とプラテンローラ11とで第1の印字部12を構成している。
ここで、サーマルヘッド9は、前記用紙2の感熱層5に対して印字を行なう様に用紙2の感熱層5側に設けられている。
その後用紙2は、第1の印字部12の用紙搬送方向下流側に設けられているインクジェットヘッド13と、インクジェットヘッド13に対し用紙搬送路10を挟んで対向配置されているペーパーガイド14へと搬送され、さらに下流側に搬送される。なおインクジェットヘッド13とペーパーガイド14とで第2の印字部15を構成している。なおペーパーガイド14は、用紙搬送方向上流側端部が、用紙2が用紙搬送路10に挿入し易いように、図中下方にその先端部を屈曲させてある。
ここで、インクジェットヘッド13は、前記用紙2の非感熱面6に対して印字を行なう様に用紙2の非感熱面6側に設けられている。
また、第2の印字部15への用紙を導く搬送路上面規制部材16が設けられている。
用紙2はさらに、第2の印字部15の用紙搬送方向下流側に設けられているフィードローラ17と、このフィードローラ17に対し用紙搬送路10を挟んで対向配置されているピンチローラ18の間に搬送され、フィードローラ17とピンチローラ18との挟持によりさらに下流側に搬送される。
フィードローラ17とピンチローラ18の印字搬送方向下流側には巻き癖軽減凸部19と用紙搬送路10を挟んで対向配置されている巻き癖軽減凹部20が設けられており、巻き癖軽減凸部19と巻き癖軽減凹部20とで巻き癖軽減部21が構成されている。
さらに巻き癖軽減部21の下流にはカッタ24が配置されている。このカッタ24は可動刃22と固定刃23とを有しており、カッタ24のスリット(図示せず)に挿入されてきた用紙2を固定刃23に向け可動刃22を図示しないモータ駆動によりスライド移動することで切断する。
ここでカッタ24は固定刃23に向け可動刃22がスライド移動するいわゆるスライド式カッタで説明したがこれに限定されるものではなく、固定刃に対し可動刃が回転することで用紙を切断するいわゆるロータリー式カッタであってもよい。
さらにカッタ24の用紙2の搬送方向下流側には、フィードローラ25と、このフィードローラ25に対し用紙搬送路10を挟んで対向配置されているピンチローラ26が設けられており、用紙2に対して第1の印字部12や第2の印字部15にて印字を実施した後、カッタ24にて所定の長さに切断した用紙2をフィードローラ25とピンチローラ26の協働によりプリンタ1に設けられた用紙排出口27よりプリンタ1の外部に排出する。
またプリンタ1には表示部28が設けられている。この表示部28はLCD等の液晶ディスプレイであり、プリンタ1の情報を表示したり、用紙2の紙詰まり、用紙切れ等のエラー表示をおこなう機能を有している。
図2は上述したプリンタ1の制御部50を示している。この制御部50は、用紙搬送、印刷、用紙切断、用紙排出、巻き癖軽減の各制御をおこなう手段を有している。
この制御部50は、ホストコンピュータ71との連係および各種の制御の実行をおこなう、例えば、マイクロコンピュータで構成されている。制御部50の中央処理装置(MPU)51は、プログラムに従って用紙搬送制御、印刷制御、用紙切断制御、用紙排出制御、巻き癖軽減制御等の各種の制御や演算をおこなう。またこのMPU51は、時間設定および時間制御をおこなう手段としてタイマ52を備えている。
このMPU51で実行する制御プログラムや制御または演算途上のデータ等を格納する主記憶手段としてROM53およびRAM54が設置されている。ROM53は制御プログラムやテーブル等を持つ読出し専用メモリであり、RAM54は演算途上のデータ等を格納する随時書込みメモリである。
また、この制御部50には、ホストコンピュータ71からの各種の入力データの取込みや、ホストコンピュータ71への制御部50の制御出力の取出しをおこなう入出力ユニット(I/O)55が設けられている。このI/O55は、MPU51、ROM53およびRAM54とをバスを通じて連係されている。
また、このI/O55には制御出力を取り出すための手段として、第1、第2、第3、第4、第5、第6および第7のドライバ56、57、58、59、60、61、62が接続されている。
ドライバ56は第1の印字部12へ必要な駆動出力を供給する。ドライバ57はインクジェットヘッド13への駆動出力を供給する。ドライバ58はフィードローラ17への駆動出力を供給する。ドライバ59は、巻き癖軽減部21への駆動出力を供給する。ドライバ60はカッタ24への駆動出力を供給する。ドライバ61はフィードローラ25への駆動出力を供給する。ドライバ62は表示部28に各種表示を行わせる表示駆動出力を供給する。
第1の印字部12は、図1にて説明したサーマルヘッド9およびプラテンローラ11を備えている。このプラテンローラ11は、ドライバ56を介して、制御部50のMPU51の印字指令手段としての制御出力に基づき、図示しないモータにより印字動作と同期して回転駆動される。サーマルヘッド9は、ドライバ56を介して、制御部50のMPU51の印字指令手段としての制御出力に基づき、ホストコンピュータ71からの印字データに基づいて、用紙2に印字をおこなう。
インクジェットヘッド13は、ドライバ57を介して、制御部50のMPU51の印字指令手段としての制御出力に基づき、ホストコンピュータ71からの印字データに基づいて、用紙2に印字をおこなう。
フィードローラ17は、ドライバ58を介して、制御部50のMPU51の制御出力に基づき、回転及び停止駆動をおこなう。
巻き癖軽減部21は、ドライバ59を介して、制御部50のMPU51の制御出力に基づき、用紙2の巻き癖を軽減させる様に用紙2の先端部に折り目を付ける。
カッタ24は、ドライバ60を介して、制御部50のMPU51の駆動出力に基づき、カッタ24を駆動させ用紙2を切断する。
フィードローラ25は、ドライバ61を介して、制御部50のMPU51の制御出力に基づき、回転及び停止駆動をおこなう。
表示部28は、ドライバ62を介して、制御部50のMPU51の制御出力に基づき、プリンタ1の各種状態、エラー内容等を表示する。
次に、プリンタ1の動作を説明する。制御部50はROM53に記憶されているプログラムに従って用紙搬送ならびに印字動作をおこなう。まず、用紙2を引き出し、ダンパローラ7およびガイドローラ8を経由後、その先端がサーマルヘッド9とプラテンローラ11との間に位置するようにセットする。この状態で図2に示したホストコンピュータ71からの印字要求が入力されると、制御部50はその印字要求に応じて第1の印字部12や第2の印字部15を動作させ、ホストコンピュータ71から送られた印字データを用紙2上に印字する。用紙2への印字を行なう際、第1の印字部12、第2の印字部15の双方を駆動させて印字を行なうもしくは第1の印字部12、第2の印字部15のいずれか一方のみを駆動させて用紙2の何れか一方の面にのみ印字を行なっても良い。
なお本実施の形態においてはプリンタ1は印字部を複数設けているが、印字部は1つもしくは3つ以上であってもなんら問題ない。
印字部において印字が終了すると、用紙2はフィードローラ17とピンチローラ18により用紙搬送方向下流側に搬送する。その際巻き癖軽減部21の巻き癖軽減凸部19と巻き癖軽減凹部20、カッタ24の可動刃22と固定刃23とはそれぞれ用紙搬送路10を挟んで離れた状態となっており、用紙2は巻き癖軽減凸部19と巻き癖軽減凹部20、可動刃22と固定刃23の間を搬送される。
用紙2はさらに下流側に搬送され、印字の際に決められた用紙2の切断位置が可動刃22と固定刃23によって切断される位置に到達した時点で停止する。
その後図示しないモータにより駆動された可動刃22を固定刃23に向け移動し可動刃22と固定刃23の協働により用紙2を切断する。
その後印字が完了した用紙2はフィードローラ25とピンチローラ26の協働にてさらに下流側に搬送され用紙排出口27からプリンタ1の外部へ排出される。
印字済の用紙2を切断分離して排出した後の用紙2は、そのまま引き続き印字を行なった場合、印字開始位置とカッタ24による用紙切断位置の間は空白となってしまう。空白のまま印字を行なうと用紙2が無駄となってしまう。この為この空白をなくす目的で予め設定した長さ分用紙2を逆送させる為フィードローラ17およびプラテンローラ11を図1のB方向に回転させ、予め設定した長さ分逆送した時点で回転を停止する。なお予め設定した長さとは可動刃22と固定刃23による切断位置と巻き癖軽減部21の距離によって決定される。
用紙2は切断後、予め設定した長さだけ逆送すると、図3に示す位置に停止する。この後、図示しないモータにて駆動された巻き癖軽減凸部19が巻き癖軽減凹部20に向けて移動し、巻き癖軽減凸部19と巻き癖軽減凹部20に挟まれた用紙2の先端部には図4に示す様に折り目29が生成される。
次にこの用紙2に印字を行なう場合、フィードローラ17およびプラテンローラ11を図1のB方向に回転させ図5の位置まで移動させる。その後第1の印字部12にて用紙2に印字をおこなう。
プリンタ1に使用される用紙2は紙管3に巻回されロール形状となっている。この為用紙2を切断後、巻き癖の軽減である折り目付けを行なわないと図6に示す様に切断後の用紙2の先端には巻き癖36が発生したままとなっており、その後の搬送時に用紙搬送路10でない部分に用紙2の先端が入り込んでしまうおそれがある。
例えば、巻き癖30が発生した状態で印字を行いその後搬送すると、図6に示す様に巻き癖30は搬送路上面規制部材16と第1の印字部12との間等の部品の間の空隙に入り込んでしまい、紙詰まりや用紙破損といった問題を発生させてしまう。
プリンタ1の用紙搬送路10上には、図1に示す様に用紙搬送上流側から下流側に向かって第1の印字部12、第2の印字部15、フィードローラ17とピンチローラ18、巻き癖軽減部21、カッタ24、フィードローラ25とピンチローラ26が配置されている。これら、部品と部品との間には空隙が存在しており、前述の搬送路上面規制部材16と第1の印字部12との間への用紙2の巻き癖30の入り込み同様、用紙2の巻き癖30が入り込むおそれがある。
しかしながら本実施形態に示す巻き癖軽減部21により、切断後の用紙2の先頭部分に巻き癖を軽減する方向に折り目29を付ける事で、切断後の用紙2の先端が部品間に存在する空隙に入り込む事による紙詰まりや用紙破損といった問題を防ぐ事が可能となる。また用紙2が用紙搬送路10に挿入し易いように、ペーパーガイド14等の搬送路を構成する部材の用紙搬送上流側先端部を屈曲させてあるとより前記折り目29が用紙搬送路10に挿入し易くなる。
なお巻き癖軽減部21における巻き癖軽減凸部19と巻き癖軽減凹部20の配置であるが、本実施の形態では巻き癖30が上方になる状態で用紙2がプリンタ1に装填されており、その巻き癖30を下方に向ける折り目29を付ける為に用紙搬送路10を挟んで下方に巻き癖軽減凸部19を、上方に巻き癖軽減凹部20を配置してある。しかしながら巻き癖30が下方になる状態で用紙2がプリンタ1に装填される場合はその巻き癖30を上方に向ける折り目29を付ける為に用紙搬送路10を挟んで上方に巻き癖軽減凸部19を、下方に巻き癖軽減凹部20を配置すればよい。
また前記巻き癖軽減部21であるが、これはカッタ24と印字部の間に設けるのが望ましい。
図7にカッタ24の用紙搬送方向上流側(図中右側)に巻き癖軽減部21を設けた場合とカッタ24の用紙搬送方向下流側(図中左側)に巻き癖軽減部21’を設けた場合を示す。なおカッタ24と巻き癖軽減部21の距離をX、カッタ24と巻き癖軽減部21’の距離をYとして説明する。
カッタ24の用紙搬送方向上流側に巻き癖軽減部21を設けた場合は、カッタ24による用紙2の切断後巻き癖軽減部21まで用紙2を逆送させる為にかかる時間は距離Xだけ用紙が搬送される時間のみである。しかしながらカッタ24の用紙搬送方向下流側に巻き癖軽減部21’を設けた場合は、カッタ24による用紙2の切断後巻き癖軽減部21’まで用紙2を距離Yだけ順送させる時間、巻き癖軽減部21’からカッタ24まで用紙2を距離Yだけ逆送させる時間、カッタ24から巻き癖軽減部21まで用紙2を距離Xだけ引き続いて逆走させる時間がかかる。(なお切断後巻き癖軽減部21より用紙搬送方向上流側への用紙2の搬送は共通な時間であるので今回の比較では省略)
両者を比較すると、カッタ24の用紙搬送方向下流側に巻き癖軽減部21’を設けた場合距離Yだけ用紙2を順送させる時間および距離Yだけ用紙2を逆送させる時間を加算した時間だけ余分に時間がかかる。この時間はプリンタ1のスループットに影響し、連続して出力する場合は出力時間に差異が発生する。
この様に、巻き癖軽減部21はカッタ24と印字部の間に設けるのが望ましい。
(第2の実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図8に本実施の形態にかかるプリンタ1の要部構成を示す。第1の実施形態と異なる部分は、第1の実施形態はカッタ24、巻き癖軽減部21が設けられており、それぞれ可動刃22と固定刃23、巻き癖軽減凸部19と巻き癖軽減凹部20とで構成されている。またカッタ24と巻き癖軽減部21の駆動はそれぞれ別々に実施していた。
これに対し第2の実施形態は可動刃22と巻き癖軽減凹部20を一体化して切断軽減上部30とし、固定刃23と巻き癖軽減凸部19を一体化して切断軽減下部31としてある。そして切断軽減上部30と切断軽減下部31とで切断軽減部32を構成している。
第1の実施形態においては、用紙2に印字後カッタ24にて用紙2を切断し、その後予め設定した長さだけ逆送し引き続き巻き癖軽減部21にて用紙2の先端部の巻き癖を軽減している。またカッタ24の制御、巻き癖軽減部21の制御は異なる制御となっていた。その点第2の実施形態においては、可動刃22と巻き癖軽減凹部20を一体化して切断軽減上部30とし、固定刃23と巻き癖軽減凸部19を一体化して切断軽減下部31とした。これにより部品点数を減らすことが可能であると同時に駆動制御も共通となるのでプリンタ1を安価に製造することが可能となる。
なお用紙2の切断と切断軽減部32の駆動であるが、切断軽減上部30と切断軽減下部31のいずれか一方を駆動させる場合は、可動刃22が設けられている切断軽減上部30を切断軽減下部31に向け移動させれば良い。しかしながら切断軽減上部30と切断軽減下部31のいずれか一方のみを他方に向け移動させる必要はなく、切断軽減上部30と切断軽減下部31をそれぞれ他方に向け移動させるといった駆動であっても良い。
(第3の実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図9および図10に本実施の形態にかかるプリンタ1の要部構成を示す。第1の実施形態と異なる部分は、第3の実施形態は用紙2の用紙残量検出部33を有し、用紙残量検出部33の検出データに基づいて巻き癖軽減部21の制御を変えるというものである。
用紙2は紙管3に巻回されロール形状となっている。ロール形状の用紙において、巻き始めすなわちロールの中心部における用紙2の巻き癖量とロールの外周に使い部分における用紙2の巻き癖量とは異なっており、ロールの中心部に近づくほど用紙2の巻き癖量は大きくなる。よってロールの中心部に近い部分の用紙2に存在する巻き癖に対する巻き癖軽減量を、ロールの外周部に近い部分の用紙2に存在する巻き癖に対する巻き癖軽減量に比べ大きくした方が望ましい。
第3の実施形態は用紙2の用紙残量検出部33を有している。この用紙残量検出部33は透過型のセンサであり、ロール形状をした用紙2のロールを挟んで、図9中の手前側に発光素子34が、図9中の奥側に受光素子35が設けられており、印字中は発光素子34は受光素子35に向けて常時発光している。
図9に示す、用紙2の量が多い場合、発光素子34からの光は用紙2によって遮られており、受光素子35は発光素子34の発した光を受光しない。
しかしながら、本実施の形態におけるプリンタ1に搭載されているロール形状の用紙2はホッパ4に搭載されているものであり、用紙2の紙管3の位置が固定されているものではなく用紙2の使用に伴って紙管3が下方に移動する。
そして図10に示す様に、用紙2の量がある程度の量まで使用されると、紙管3の空間となっている中央部を光が通過可能となり、発光素子34からの光を受光素子35は受光する。
制御部50のROM53には図11に示す様なプログラムを予め記憶させてあり、受光素子35のON、OFFによって巻き癖軽減部21をどの程度の時間駆動させるかを設定してある。
受光素子35がONの場合と受光素子35がOFFの場合を比較すると、受光素子35がONの場合の方が用紙2の残量が少ない、すなわち用紙2の巻き癖が多い。よって巻き癖の軽減量も多くする必要がある。すなわちt1とt2の時間を比較するとt2>t1と設定してある。これにより用紙2の巻き癖が多い場合ほど巻き癖の軽減量も多くすることが可能となる。
例えばt1の時間を短く設定すれば折り目29はわずかに作られる事となり、t2の時間を長く設定すれば折り目29はしっかり作られる。
なおここで用紙残量検出部33は発光素子34と受光素子35にて構成されているがこれに限る必要はない。
例えば新しいロール形状の用紙2をプリンタ1に装填する際、使用する用紙長が予めわかっている場合はその用紙長をRAM等に記憶させておく。印字した用紙2の長さに関しては制御部50にて把握することが可能であるので、新しいロールの用紙長から印字した用紙2の長さを順次減算し、残りがある程度となった場合は巻き癖が多く発生しているとして巻き癖軽減量を多くする為に巻き癖軽減部21の駆動時間をそれまでより長くするといった制御を行なっても良い。
巻き癖の量にかかわらず常に折り目29をしっかりと作ることで用紙2の紙詰まり等の発生を防ぐ効果はある。しかしながら巻き癖軽減部21の駆動は時間がかかるため、巻き癖軽減をわずかに行なうだけでも良い場合においても巻き癖軽減をしっかり行なうとプリンタ1のスループットに影響を及ぼす事となる。
しかしながら用紙残量検出部33の検出結果から用紙2の巻き癖量を判断しそれによって巻き癖軽減部21の駆動時間を変えているので無駄な巻き癖軽減部駆動の時間を発生させることがなく無駄にプリンタ1のスループットを低下させる事がない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更をおこなうことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1:プリンタ
2:用紙
12:第1の印字部
15:第2の印字部
21:巻き癖軽減部
24:カッタ
33:用紙残量検出部

Claims (5)

  1. ロール状に巻回された用紙に対して印字を行なう印字部と、
    前記用紙の印字済部と未印字部との間で前記用紙を切断する切断部と、
    前記切断部にて切断された未印字部の用紙の先端部の巻き癖を軽減する巻き癖軽減部とを有したプリンタ装置。
  2. 前記用紙の一方の面側に配置された凸形状の巻き癖軽減部材と、
    前記用紙の他方の面側に配置された凹形状の巻き癖軽減部材とで、前記用紙を挟持して前記用紙に折り目を形成する請求項1記載のプリンタ装置。
  3. 前記巻き癖軽減部は、前記印字部と前記切断部との間にある請求項1記載のプリンタ装置。
  4. 前記切断部と前記巻き癖軽減部は一体である請求項1記載のプリンタ装置。
  5. 前記プリンタはさらに用紙残量検出部と、用紙残量検出部のデータに基づき前記用紙に折り目を付ける為の挟持時間を変える巻き癖駆動可変部を有する請求項2記載のプリンタ装置。
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