JP2011065453A - 関心度調査システム - Google Patents
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Abstract
【課題】精度良く顧客の商品に対する関心を調査することが可能な関心度調査システムを提供する。
【解決手段】顧客の商品へのアクセスを検出する検出手段である無線タグと、無線タグからの信号を受信する受信装置である無線タグリーダライタと、無線タグリーダライタに接続され、情報処理を行う装置である情報処理装置と、情報を格納する第1の記憶手段と、を備え、無線タグが顧客の商品へのアクセスを検出したとき、検出情報を無線タグリーダライタに送信し、情報処理装置は第1の記憶手段に受信した検出情報を格納する。
【選択図】図1
【解決手段】顧客の商品へのアクセスを検出する検出手段である無線タグと、無線タグからの信号を受信する受信装置である無線タグリーダライタと、無線タグリーダライタに接続され、情報処理を行う装置である情報処理装置と、情報を格納する第1の記憶手段と、を備え、無線タグが顧客の商品へのアクセスを検出したとき、検出情報を無線タグリーダライタに送信し、情報処理装置は第1の記憶手段に受信した検出情報を格納する。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線タグを利用した顧客の商品への関心度を調査するシステムに関する。
近年、店舗ではPOSシステムにより商品の売り上げ情報を集計し、売れ筋商品を見極めて販売戦略を立案している。また、客が購入に先立って商品を手に取ったかを検出することによって、客の商品に対する関心度を調査し販売戦略立案の手助けとする顧客動向調査システム(例えば、特許文献1、特許文献2)が提案されている。
しかし、特許文献1、及び特許文献2に記載の技術においては、商品ごとにトランスポンダや振動センサを付けるため、非常に大量のトランスポンダやセンサを必要とし、コストと取り付けの手間がかかるといった問題がある。
また、特許文献1に記載の技術においては、商品へ付されたトランスポンダが検出センサの規定距離に接近しないと情報を収集できないため、値札を見るだけといったわずかな商品の移動には対応できないといった問題がある。
さらに、特許文献2に記載の技術においては、目的の商品のみを移動できる場合には良いが、目的の商品の上部にある商品をどけたりする場合には、どけた商品についても情報を収集してしまい、客の関心を正確に把握することができないとともに、不要なデータが多くなってしまうといった問題がある。
本発明は、精度良く顧客の商品に対する関心を調査することが可能な関心度調査システムを提供することを目的とする。
本発明は、人を検知するセンサと、センサの検出した値を含む検出情報を送信する送信手段と、を備え、商品を載置する棚に設置される検出手段と、送信手段が送信する検出情報を受信する受信装置と、受信装置が受信した検出情報を格納する記憶手段と、記憶手段から検出情報を処理する情報処理装置と、を備える関心度調査システムを提供する。
本発明によれば、顧客の各商品への関心度を安価に調査することができるという効果がある。
以下、本発明による関心度調査システムの一実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明において無線タグリーダライタは無線タグから情報を読み込む装置又は無線タグに情報を書き込む装置、又は情報の読み込みと書き込みを両方行う装置を含むものとする。また、無線タグは無線通信可能な記憶媒体を意味し、通常アンテナとICチップを有する。無線タグはさらに計算機能を持っていてもよく、望ましくは携帯可能な大きさであるが、微小なものであってもよい。無線タグはRFID(Radio Frequency Identification)と呼ばれることもある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の関心度調査システムの構成を表す概要図である。図1に示すように、関心度調査システムは、商品12を載置する棚11毎に設けられる検出手段である無線タグ110と、無線タグ110からの信号を受信する受信装置である無線タグリーダライタ120と、無線タグリーダライタ120に接続され、情報処理を行う装置である情報処理装置20と、情報を格納する第1の記憶手段30と、を備える。情報処理装置20はパソコンやサーバなどのコンピュータを使用することができる。情報処理装置20は、サーバを使用するものとし、以下処理サーバ20と呼ぶ。
図1は、第1の実施形態の関心度調査システムの構成を表す概要図である。図1に示すように、関心度調査システムは、商品12を載置する棚11毎に設けられる検出手段である無線タグ110と、無線タグ110からの信号を受信する受信装置である無線タグリーダライタ120と、無線タグリーダライタ120に接続され、情報処理を行う装置である情報処理装置20と、情報を格納する第1の記憶手段30と、を備える。情報処理装置20はパソコンやサーバなどのコンピュータを使用することができる。情報処理装置20は、サーバを使用するものとし、以下処理サーバ20と呼ぶ。
図2は、無線タグ110と無線タグリーダライタ120の構成を示す図である。図2に示すように、無線タグ110は、記憶装置であるメモリ111と、メモリ111へのデータの読み書きを行う無線タグ制御部112と、電源を供給する電力供給部115と、無線タグ制御部112から送出されたデータを変調して無線タグアンテナ116に送出する変調部113と、受信した変調電磁波を復調して無線タグ制御部112へ送出する復調部114と、センサ200と、を備える。センサ200は、感熱式のセンサ、例えば赤外線人感センサなどを用いることができる。点線によって示す範囲13はセンサ200の検知可能領域である。
無線タグリーダライタ120は、無線タグ110と信号を送受信するアンテナ121と、この信号を処理するリーダライタ本体部120aと、を備える。
リーダライタ本体部120aは無線タグ110との通信を制御し、ハードウエアを制御するリーダライタ制御部126と、リーダライタ制御部126から送出されたデータを変調する変調部122と、変調された信号を増幅してサーキュレータ131を介してアンテナ121に送出する送信アンプ123と、アンテナ121からサーキュレータ131を介して受信した変調信号を増幅する受信アンプ124と、受信した変調信号を復調する復調部125と、例えばパソコン等の上位装置に接続し、データの授受を行うインターフェース130と、を備える。またリーダライタ制御部126は、CPU127及びデータを格納するROM128及びRAM129を備える。
図3は、第1の実施形態の関心度調査システムの動作を示すフローチャートである。図3に示すように、ステップ301において、無線タグ110はセンサからの入力を判定し、人が商品に接近したか、すなわちアクセスがあったかを検知する。無線タグ110はアクセスを検知した場合、ステップ302においてフラグをONにし、アクセスを検知しない場合、ステップ303においてフラグをOFFにする。
ステップ304において、無線タグ110は検出した情報であるフラグを無線タグリーダライタ120に送信する。
ステップ305において、処理サーバ20は無線タグリーダライタ120が受信した検出情報を無線タグリーダライタ120から受信する。
ステップ306において、処理サーバ20は検出情報のフラグを判定する。処理サーバ20は、前に受信した検出情報と受信した検出情報とを比較し、フラグが連続してONであった場合はステップ307に進み、OFFを受信した場合にはステップ308に進む。
ステップ307において、処理サーバ20は、ONのフラグが連続して到来した場合のカウンタを1カウントにするカウント処理を行う。
ステップ308において、処理サーバ20は、検出情報のフラグがONかを判定する。処理サーバ20は、検出情報のフラグがONのとき、ステップ309においてカウンタを第1の記憶手段30に格納する。
ステップ310において、処理サーバ20は、検出情報のフラグを第1の記憶手段30に格納する。
上記のフローチャートに示した動作により、リアルタイムに第1の記憶手段30に顧客の商品へのアクセスが格納される。従って、例えば情報処理装置20が1時間ごとに格納されたカウンタを集計することにより、顧客の各商品への関心度を時間を追って把握することが可能となる。
図4は、無線タグ110の消費電力を削減することを目的とし、商品へのアクセスがあった場合のみ検出情報を無線タグリーダライタ120に送信するフローチャートである。図4に示すように、ステップ401において、無線タグ110はセンサからの入力を判定し、人が商品に接近したか、すなわちアクセスがあったかを検知する。
ステップ402において、無線タグ110は、顧客の商品へのアクセスがなくなるのを待つ。すなわち、無線タグ110は、顧客を検出しているか判定し、検出している場合はステップ402に戻り、検出しない場合はステップ403に進む。
ステップ403において、無線タグ110はフラグをONにし、ステップ404において検出情報を無線タグリーダライタ120に送信する。
ステップ405において、処理サーバ20は無線タグリーダライタ120が受信した検出情報を無線タグリーダライタ120から受信する。
ステップ406において、処理サーバ20はカウンタを第1の記憶手段30に格納する。
図5は、検出情報の格納される情報の内容を示す図である。図5(a)はフラグがONである状態を示す図である。図5(b)は、フラグがOFFである状態を示す図である。図5(c)は、第1の記憶手段30に格納される検出情報の例を示す図である。図5に示すように、フラグのONが連続し、フラグのOFFが到来したところでカウンタが1カウントされる。
図6は、各種情報が付加された検出情報の例を示す図である。図6(a)に示すように、無線タグ110は各無線タグ110に固有に割り当てられたセンサIDを検出情報に付加することもできる。
処理サーバ20は、受信した検出情報に商品名、無線タグ110がアクセスを検知した時刻又は検出情報の受信時間である取得時間、及びアクセス持続時間である検知時間を第1の記憶手段30に格納する。
図6(b)に示すように、処理サーバ20は、第1の記憶手段30に格納された検出情報を集計することにより、顧客の各商品に対する関心度の高さ、或いは、顧客が商品に対して関心を示しやすい店内の位置や棚の高さなどを示すことができる。
以上述べたように、本実施形態の関心度調査システムは、顧客の商品へのアクセスを検出する検出手段である無線タグ110と、無線タグ110からの信号を受信する受信装置である無線タグリーダライタ120と、無線タグリーダライタ120に接続され、情報処理を行う装置である情報処理装置20と、情報を格納する第1の記憶手段30と、を備え、無線タグ110が顧客の商品へのアクセスを検出したとき、検出情報を無線タグリーダライタ120に送信し、情報処理装置20は第1の記憶手段30に受信した検出情報を格納する。従って、格納された検出情報を集計することにより顧客の各商品への関心度を安価に調査することができるという効果がある。
(第2の実施形態)
本実施形態の関心度調査システムの構成の概要は図1に示した第1の実施形態と同様である。すなわち、図1に示すように、関心度調査システムは、商品12を載置する棚11毎に設けられる検出手段である無線タグ110と、無線タグ110からの信号を受信する受信装置である無線タグリーダライタ120と、無線タグリーダライタ120に接続され、情報処理を行う装置である情報処理装置20と、情報を格納する第1の記憶手段30と、を備える。情報処理装置20はパソコンやサーバなどのコンピュータを使用することができる。本実施形態においては、情報処理装置20サーバを使用するものとし、以下処理サーバ20と呼ぶ。
本実施形態の関心度調査システムの構成の概要は図1に示した第1の実施形態と同様である。すなわち、図1に示すように、関心度調査システムは、商品12を載置する棚11毎に設けられる検出手段である無線タグ110と、無線タグ110からの信号を受信する受信装置である無線タグリーダライタ120と、無線タグリーダライタ120に接続され、情報処理を行う装置である情報処理装置20と、情報を格納する第1の記憶手段30と、を備える。情報処理装置20はパソコンやサーバなどのコンピュータを使用することができる。本実施形態においては、情報処理装置20サーバを使用するものとし、以下処理サーバ20と呼ぶ。
図7は、第2の実施形態の無線タグ110と無線タグリーダライタ120の構成を示す図である。図7に示すように、無線タグ110は、記憶装置であるメモリ111と、メモリ111へのデータの読み書きを行う無線タグ制御部112と、電源を供給する電力供給部115と、無線タグ制御部112から送出されたデータを変調して無線タグアンテナ116に送出する変調部113と、受信した変調電磁波を復調して無線タグ制御部112へ送出する復調部114と、センサ200と、演算処理を行う第2の情報処理装置701と、情報を記憶する記憶装置702と、を備える。センサ200は、感熱式のセンサ、例えば赤外線人感センサなどを用いることができる。記憶装置702は、メモリ111よりも大容量なものである。
無線タグリーダライタ120は、無線タグ110と信号を送受信するアンテナ121と、この信号を処理するリーダライタ本体部120aと、を備える。
リーダライタ本体部120aは無線タグ110との通信を制御し、ハードウエアを制御するリーダライタ制御部126と、リーダライタ制御部126から送出されたデータを変調する変調部122と、変調された信号を増幅してサーキュレータ131を介してアンテナ121に送出する送信アンプ123と、アンテナ121からサーキュレータ131を介して受信した変調電磁波を増幅する受信アンプ124と、受信した変調信号を復調する復調部125と、例えばパソコン等の上位装置に接続し、データの授受を行うインターフェース130と、を備える。またリーダライタ制御部126は、CPU127及びデータを格納するROM128及びRAM129を備える。
センサ200が顧客の商品へのアクセスを検出すると、第2の情報処理装置701が検出された情報を閾値と比較して判定し、判定結果を記憶装置702に順次格納する。
任意のタイミングにて、処理サーバ20は無線タグリーダライタ120を用いて無線タグ110に格納している情報を送信する旨のコマンドを送信する。
このコマンドを受信した無線タグ110は、格納している検出情報を無線タグリーダライタ120に送信し、処理サーバ20は受信した検出情報を第1の記憶手段30に格納する。
処理サーバ20は、第1の記憶手段30に格納された検出情報を集計することにより、顧客の各商品に対する関心度の高さ、或いは、顧客が商品に対して関心を示しやすい店内の位置や棚の高さなどを示すことができる。
以上述べたように、本実施形態の関心度調査システムは、無線タグ110が演算処理を行う第2の情報処理装置701と、情報を記憶する記憶装置702と、をさらに備える。従って、検出情報の収集をリアルタイムに行う必要がなく、操作の時間的な自由度が増すという効果がある。
(第3の実施形態)
本実施形態の関心度調査システムの構成の概要は図1に示した第1の実施形態と同様である。すなわち、図1に示すように、関心度調査システムは、商品12を載置する棚11毎に設けられる検出手段である無線タグ110と、無線タグ110からの信号を受信する受信装置である無線タグリーダライタ120と、無線タグリーダライタ120に接続され、情報処理を行う装置である情報処理装置20と、情報を格納する第1の記憶手段30と、を備える。情報処理装置20はパソコンやサーバなどのコンピュータを使用することができる。本実施形態においては、情報処理装置20サーバを使用するものとし、以下処理サーバ20と呼ぶ。
本実施形態の関心度調査システムの構成の概要は図1に示した第1の実施形態と同様である。すなわち、図1に示すように、関心度調査システムは、商品12を載置する棚11毎に設けられる検出手段である無線タグ110と、無線タグ110からの信号を受信する受信装置である無線タグリーダライタ120と、無線タグリーダライタ120に接続され、情報処理を行う装置である情報処理装置20と、情報を格納する第1の記憶手段30と、を備える。情報処理装置20はパソコンやサーバなどのコンピュータを使用することができる。本実施形態においては、情報処理装置20サーバを使用するものとし、以下処理サーバ20と呼ぶ。
図8は、第3の実施形態の無線タグ110と無線タグリーダライタ120の構成を示す図である。図8に示すように、無線タグ110は、記憶装置であるメモリ111と、メモリ111へのデータの読み書きを行う無線タグ制御部112と、電源を供給する電力供給部115と、無線タグ制御部112から送出されたデータを変調して無線タグアンテナ116に送出する変調部113と、受信した変調電磁波を復調して無線タグ制御部112へ送出する復調部114と、センサ200と、演算処理を行う第2の情報処理装置701と、情報を記憶する記憶装置702と、第2のセンサ200Aと、を備える。
センサ200は、感熱式のセンサ、例えば赤外線人感センサなどを用いることができる。記憶装置702は、メモリ111よりも大容量なものである。第2のセンサ200Aは重量センサを用いることができる。この第2のセンサ200Aは、積載されている商品の下に配置される。
無線タグリーダライタ120は、無線タグ110と信号を送受信するアンテナ121と、この信号を処理するリーダライタ本体部120aと、を備える。
リーダライタ本体部120aは無線タグ110との通信を制御し、ハードウエアを制御するリーダライタ制御部126と、リーダライタ制御部126から送出されたデータを変調する変調部122と、変調された信号を増幅してサーキュレータ131を介してアンテナ121に送出する送信アンプ123と、アンテナ121からサーキュレータ131を介して受信した変調電磁波を増幅する受信アンプ124と、受信した変調信号を復調する復調部125と、例えばパソコン等の上位装置に接続し、データの授受を行うインターフェース130と、を備える。またリーダライタ制御部126は、CPU127及びデータを格納するROM128及びRAM129を備える。
図9は、第3の実施形態の関心度調査システムの動作を示すフローチャートである。図9に示すように、ステップ901において、無線タグ110はセンサからの入力を判定し、人が商品に接近したか、すなわちアクセスがあったかを検知する。無線タグ110はアクセスを検知した場合、ステップ902において第2のセンサ200Aである重量センサをONにし、アクセスを検知しない場合、ステップ901に戻る。
ステップ903において、無線タグ110はセンサ200の入力値から顧客がアクセス中かを判定する。無線タグ110は、顧客がアクセス中であった場合、ステップ904に進み、アクセスを中止した場合、ステップ905において重量センサをOFFにする。
ステップ904において、無線タグ110は重量センサからの入力値から重量に変動があったことを検出したかを判定する。
ステップ906において、無線タグ110は、重量が減った場合はIN/OUTフラグをOUTに、重量が増した場合にはIN/OUTフラグをINにしてステップ903に戻る。
ステップ907において、無線タグ110はフラグをONにする。
ステップ908において、無線タグ110は検出した情報であるフラグを無線タグリーダライタ120に送信する。
ステップ909において、処理サーバ20は無線タグリーダライタ120が受信した検出情報を無線タグリーダライタ120から受信する。ステップ910においてカウンタを第1の記憶手段30に格納する。
重量の変動判別に用いる重量の初期値は、例えば第2のセンサ200Aの電源をONにした直後の値や、前回第2のセンサ200Aの電源をOFFにする直前の値を記憶しておくことが考えられる。
また、重量変動の判別は、商品の重量の1/10程度のマージンを設けることにより検出感度を抑え、不必要なデータが増大することを防ぐことができる。
以上述べたように、本実施形態の関心度調査システムは、無線タグ110が第2のセンサ200Aをさらに備える。従って、商品の出し入れまで加味した顧客の各商品への関心度の調査が可能となるという効果がある。
(第4の実施形態)
図10は、第4の実施形態の関心度調査システムの構成を表す概要図である。図10に示すように、関心度調査システムは、商品12を載置する棚11毎に設けられる検出手段である無線タグ110と、無線タグ110からの信号を受信する受信装置である無線タグリーダライタ120と、無線タグリーダライタ120に接続され、情報処理を行う装置である情報処理装置20と、情報を格納する第1の記憶手段30と、店員が装着する店員識別用無線タグ110Aと、を備える。情報処理装置20はパソコンやサーバなどのコンピュータを使用することができる。点線によって示す範囲13はセンサ200の検知可能領域である。
図10は、第4の実施形態の関心度調査システムの構成を表す概要図である。図10に示すように、関心度調査システムは、商品12を載置する棚11毎に設けられる検出手段である無線タグ110と、無線タグ110からの信号を受信する受信装置である無線タグリーダライタ120と、無線タグリーダライタ120に接続され、情報処理を行う装置である情報処理装置20と、情報を格納する第1の記憶手段30と、店員が装着する店員識別用無線タグ110Aと、を備える。情報処理装置20はパソコンやサーバなどのコンピュータを使用することができる。点線によって示す範囲13はセンサ200の検知可能領域である。
情報処理装置20は、サーバを使用するものとし、以下処理サーバ20と呼ぶ。
無線タグ110と無線タグリーダライタ120の構成は、第1の実施形態と同様である。すなわち、図2に示すように、無線タグ110は、記憶装置であるメモリ111と、メモリ111へのデータの読み書きを行う無線タグ制御部112と、電源を供給する電力供給部115と、無線タグ制御部112から送出されたデータを変調して無線タグアンテナ116に送出する変調部113と、受信した変調電磁波を復調して無線タグ制御部112へ送出する復調部114と、センサ200と、を備える。センサ200は、感熱式のセンサ、例えば赤外線人感センサなどを用いることができる。
店員識別用無線タグ110Aは、センサ200を有しない他は無線タグ110と同様の構成をとる。店員識別用無線タグ110Aは、例えばリストバンドのような形状を有するように構成することができる。
無線タグリーダライタ120は、無線タグ110と信号を送受信するアンテナ121と、この信号を処理するリーダライタ本体部120aと、を備える。
リーダライタ本体部120aは無線タグ110との通信を制御し、ハードウエアを制御するリーダライタ制御部126と、リーダライタ制御部126から送出されたデータを変調する変調部122と、変調された信号を増幅してサーキュレータ131を介してアンテナ121に送出する送信アンプ123と、アンテナ121からサーキュレータ131を介して受信した変調電磁波を増幅する受信アンプ124と、受信した変調信号を復調する復調部125と、例えばパソコン等の上位装置に接続し、データの授受を行うインターフェース130と、を備える。またリーダライタ制御部126は、CPU127及びデータを格納するROM128及びRAM129を備える。
図11は、第4の実施形態の関心度調査システムの動作を示すフローチャートである。図11に示すように、ステップ1101において、無線タグ110はセンサからの入力を判定し、人が商品に接近したか、すなわちアクセスがあったかを検知する。無線タグ110はアクセスを検知した場合、ステップ1102に進み、アクセスを検知しない場合、ステップ1101に戻る。
ステップ1102において、無線タグ110は、店員識別用無線タグ110Aから送信されたフラグであるフラグAを受信したかを判定する。無線タグ110は、フラグAを検出した場合、ステップ1101に戻り、検出しなかった場合ステップ1103に進む。
ステップ1103において、無線タグ110はセンサ200からの入力値から顧客がアクセス中かを判定する。無線タグ110は、顧客がアクセス中である場合ステップ1103に戻り、アクセスを中止した場合ステップ1104に進む。
ステップ1104において、無線タグ110はフラグをONにする。
ステップ1105において、無線タグ110は検出した情報であるフラグを無線タグリーダライタ120に送信する。
ステップ1106において、処理サーバ20は無線タグリーダライタ120が受信した検出情報を無線タグリーダライタ120から受信する。
ステップ1107において、処理サーバ20はカウンタを第1の記憶手段30に格納する。
以上のような動作にすることにより、顧客のアクセスのみをカウントすることができる。
図12は、顧客のアクセスと店員のアクセスとを判別して記録する場合のフローチャートである。図12に示すように、ステップ1201において、無線タグ110はセンサからの入力を判定し、人が商品に接近したか、すなわちアクセスがあったかを検知する。無線タグ110はアクセスを検知した場合、ステップ1202に進み、アクセスを検知しない場合、ステップ1201に戻る。
ステップ1202において、無線タグ110はセンサ200からの入力値から顧客がアクセス中かを判定する。無線タグ110は、顧客がアクセス中である場合ステップ1202に戻り、アクセスを中止した場合ステップ1203に進む。
ステップ1203において、無線タグ110は、店員識別用無線タグ110Aから送信されたフラグであるフラグAを受信したかを判定する。無線タグ110は、フラグAを検出した場合、ステップ1204に進み、検出しなかった場合ステップ1205に進む。
ステップ1204において、無線タグ110は店員がアクセスしたことを識別するフラグAをONにする。ステップ1205において、無線タグ110はフラグをONにする。
ステップ1206において、無線タグ110は検出した情報であるフラグを無線タグリーダライタ120に送信する。
ステップ1207において、処理サーバ20は無線タグリーダライタ120が受信した検出情報を無線タグリーダライタ120から受信する。
ステップ1208において、処理サーバ20は検出情報のフラグAを判定する。処理サーバ20は、フラグAがONであった場合はステップ1209に進み、OFFを受信した場合にはステップ1210に進む。
ステップ1209において、処理サーバ20はカウントを行わないように処理を行う。
ステップ1210において、処理サーバ20は、カウンタを第1の記憶手段30に格納する。
ステップ1211において、処理サーバ20は、フラグを第1の記憶手段30に格納する。
以上述べたように、本実施形態の関心度調査システムは、第1の実施形態に加えて店員識別用無線タグ110Aを備える。従って、商品への顧客のアクセスと店員のアクセスとを区別して第1の記憶手段30に格納することが可能となり、より正確に顧客の関心度を調査できるという効果がある。
(第5の実施形態)
図13は、第5の実施形態の関心度調査システムの構成を示す概要図である。図13に示すように、関心度調査システムは、商品12を載置する棚11毎に設けられる検出手段である無線タグ110と、無線タグ110からの信号を受信する受信装置である無線タグリーダライタ120と、無線タグリーダライタ120に接続され、情報処理を行う装置である情報処理装置20と、情報を格納する第1の記憶手段30と、商品及び商品販売情報に関する情報を格納するPOSデータベース40と、POS端末41と、を備える。情報処理装置20はパソコンやサーバなどのコンピュータを使用することができる。点線によって示す範囲13はセンサ200の検知可能領域である。
図13は、第5の実施形態の関心度調査システムの構成を示す概要図である。図13に示すように、関心度調査システムは、商品12を載置する棚11毎に設けられる検出手段である無線タグ110と、無線タグ110からの信号を受信する受信装置である無線タグリーダライタ120と、無線タグリーダライタ120に接続され、情報処理を行う装置である情報処理装置20と、情報を格納する第1の記憶手段30と、商品及び商品販売情報に関する情報を格納するPOSデータベース40と、POS端末41と、を備える。情報処理装置20はパソコンやサーバなどのコンピュータを使用することができる。点線によって示す範囲13はセンサ200の検知可能領域である。
情報処理装置20は、サーバを使用するものとし、以下処理サーバ20と呼ぶ。POSデータベース40と第1の記憶手段30とは一つのデータベースに構成されていてもよい。
無線タグ110と無線タグリーダライタ120の構成は、第1の実施形態と同様である。すなわち、図2に示すように、無線タグ110は、記憶装置であるメモリ111と、メモリ111へのデータの読み書きを行う無線タグ制御部112と、電源を供給する電力供給部115と、無線タグ制御部112から送出されたデータを変調して無線タグアンテナ116に送出する変調部113と、受信した変調電磁波を復調して無線タグ制御部112へ送出する復調部114と、センサ200と、を備える。センサ200は、感熱式のセンサ、例えば赤外線人感センサなどを用いることができる。
無線タグリーダライタ120は、無線タグ110と信号を送受信するアンテナ121と、この信号を処理するリーダライタ本体部120aと、を備える。
リーダライタ本体部120aは無線タグ110との通信を制御し、ハードウエアを制御するリーダライタ制御部126と、リーダライタ制御部126から送出されたデータを変調する変調部122と、変調された信号を増幅してサーキュレータ131を介してアンテナ121に送出する送信アンプ123と、アンテナ121からサーキュレータ131を介して受信した変調電磁波を増幅する受信アンプ124と、受信した変調信号を復調する復調部125と、例えばパソコン等の上位装置に接続し、データの授受を行うインターフェース130と、を備える。またリーダライタ制御部126は、CPU127及びデータを格納するROM128及びRAM129を備える。
本実施形態の関心度調査システムの動作は第1の実施形態と同様である。
第1の記憶手段30に検出情報が格納され、この検出情報が処理サーバ20により集計される。
処理サーバ20は、各商品の取り出し数であるIN/OUTフラグのINの数と、商品を戻した数であるIN/OUTフラグのOUTの数とが一致しない場合は、万引きや商品の棚への戻し忘れなどが考えられるため、アラートを発報して店員に知らせる。
図14は、第1の記憶手段30とPOSデータベース40とを一つのデータベースに構成した場合のデータの構成の例を示す図である。取り出し数と戻し数の差が販売数と等しいため、万引き等が発生していないことを示している。
図15は、集計結果の例を示す図である。図15に示すように、処理サーバ20は、販売数と、カウント数から戻し数を差し引いた数である「商品:棚内でのチェック」と、取り出し数によって販売数を除算した値である購入率と、を横軸に時間をとり、縦軸に回数、率をとったグラフに表すことができる。
図16は、集計結果の他の例を示す図である。図16に示すように、処理サーバ20は、商品ごとに、販売数と、「商品:棚内でのチェック」と、取り出し数である「商品:取出し」と、戻し数である「商品:戻し」と、を棒グラフなどにより表すことができる。
以上述べたように、本実施形態の関心度調査システムは、第1の実施形態に加えて、POSデータベースを有する。このため、POSデータと連動したデータ管理が可能となり、よりきめの細かい商品管理、販売戦略の立案に役立つ資料の集計が可能となるという効果がある。
12:商品、
20:情報処理装置、
30:第1の規則手段、
110:無線タグ、
120:受信装置。
20:情報処理装置、
30:第1の規則手段、
110:無線タグ、
120:受信装置。
Claims (11)
- 人を検知するセンサと、前記センサの検出した値を含む検出情報を送信する送信手段と、を備え、商品を載置する棚に設置される検出手段と、
前記送信手段が送信する前記検出情報を受信する受信装置と、
前記受信装置が受信した前記検出情報を格納する記憶手段と、
前記記憶手段から前記検出情報を処理する情報処理装置と、
を備える関心度調査システム。 - 前記検出手段は、
前記センサが人を検知した後、人を検知しなくなった時に検出情報を送信することを特徴とする請求項1記載の関心度調査システム。 - 前記検出手段は、
前記検出手段毎に固有に割り当てられたIDを格納し、前記検出情報に前記IDを付加して送信し、
前記情報処理装置は、
前記IDと前記商品の商品名とを対応付けて前記検出情報を処理する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の関心度調査システム。 - 前記検出手段は、
前記検出手段毎に固有に割り当てられたIDを格納し、前記検出情報に前記IDを付加して送信し、
前記情報処理装置は、
前記IDと前記検出手段が設置された棚の位置とを対応付けて前記検出情報を処理する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の関心度調査システム。 - 前記検出手段は、
前記検出手段毎に固有に割り当てられたIDを格納し、前記検出情報に前記IDを付加して送信し、
前記情報処理装置は、
前記IDと前記情報処理装置が前記検出情報を受信した時間とを対応付けて前記検出情報を処理する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の関心度調査システム。 - 前記検出手段は、
前記検出手段毎に固有に割り当てられたIDを格納し、前記検出情報に前記IDと、人を検知した時間である検出時刻と、を付加して送信し、
前記情報処理装置は、
前記IDと前記情報処理装置が前記検出時刻とを対応付けて前記検出情報を処理する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の関心度調査システム。 - 前記検出手段は、
前記検出手段毎に固有に割り当てられたIDを格納し、前記検出情報に前記IDと、人を検知した持続時間である検出時間と、を付加して送信し、
前記情報処理装置は、
前記IDと前記情報処理装置が前記検出時間とを対応付けて前記検出情報を処理する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の関心度調査システム。 - 前記検出手段は、
前記商品の重量を測定する第2のセンサを備え、重量が減ったときは商品が取り出された旨の情報を前記検出情報に付加して送信し、重量が増えたときは商品が戻された旨の情報を前記検出情報に付加して送信し、
前記情報処理装置は、
前記IDと前記商品が取り出された旨の情報及び商品が戻された旨の情報とを対応付けて前記検出情報を処理する、
ことを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載の関心度調査システム。 - 店員が装着し、店員である旨を示す情報である店員情報を前記検出装置に送信する店員識別用無線タグをさらに備え、
前記検出装置は、
前記店員識別用無線タグからの店員情報を受信する受信手段をさらに備え、前記店員情報を受信したときは人のアクセスと判定しない
ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の関心度調査システム。 - 店員が装着し、店員である旨を示す情報である店員情報を前記検出装置に送信する店員識別用無線タグをさらに備え、
前記検出装置は、
前記店員識別用無線タグからの店員情報を受信する受信手段をさらに備え、前記店員情報を受信したときは前記店員情報を前記検出情報に付加して送信する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の関心度調査システム。 - 商品及び商品販売情報に関する情報であるPOSデータを格納するPOSデータベースをさらに備え、
前記情報処理装置は、
前記POSデータと関連付けて前記検出情報を処理する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の関心度調査システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009215941A JP2011065453A (ja) | 2009-09-17 | 2009-09-17 | 関心度調査システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009215941A JP2011065453A (ja) | 2009-09-17 | 2009-09-17 | 関心度調査システム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011065453A true JP2011065453A (ja) | 2011-03-31 |
Family
ID=43951626
Family Applications (1)
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JP2009215941A Pending JP2011065453A (ja) | 2009-09-17 | 2009-09-17 | 関心度調査システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2011065453A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016009505A (ja) * | 2014-06-26 | 2016-01-18 | シー2アナリティクス カンパニー リミテッド | Rfid技術に基づく情報収集解析システムおよび実現方法 |
-
2009
- 2009-09-17 JP JP2009215941A patent/JP2011065453A/ja active Pending
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