JP2009130255A - 成膜装置 - Google Patents

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Yasushi Nishikata
靖 西方
Shin Asari
伸 浅利
Hideyuki Ogata
英之 小形
Tomohiko Okayama
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Abstract

【課題】触媒線の温度を高い信頼性の下で計測することによって、触媒線を利用した成膜処理の安定性を向上させた成膜装置を提供する。
【解決手段】触媒線15を加熱することによって触媒線15に可視光を放射させる電源と、成膜室に形成されて成膜室内からの可視光を外部へ透過する透過窓22と、成膜室の外部に配置されて透過窓22を介した光度を検出する光度検出部20と、予め前記触媒線が所定温度にあるときの光度に関する目標光度データを記憶する記憶部25Bと、光度検出部20の検出結果と目標光度データとを比較して触媒線15の温度が所定温度であるか否かを判断する制御部25と、制御部25における判断結果を出力する出力部26とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、成膜装置に関する。
大型FPD(Flat Panel Display )の製造技術においては、成膜ガスの化学反応を利
用してガラス基板に薄膜を成膜する、いわゆる化学的気相成長(CVD:Chemical Vapor
Deposition )法が用いられている。
CVD法としては、高温に加熱した基板表面で化学反応を進行させる熱CVD法と、反応容器内に発生させたプラズマによって化学反応を進行させるプラズマCVD法とが知られている。熱CVD法とプラズマCVD法とは、それぞれ基板をプラズマ空間に曝したり、あるいは基板を高温に加熱したりするため、基板や下地膜に電気的、熱的損傷を与え易い問題を有している。また、これらのCVD法は、膜厚や膜質の均一性を得るために、プラズマ密度や基板温度に高い均一性を必要とすることから、基板の大型化に際して対応し難い。そこで、CVD技術では、従来から、上記問題を解決するために、加熱したタングステン等の触媒線に成膜ガスを接触させて成膜ガスを成膜種に分解する触媒CVD法が注目されている(例えば、特許文献1)。
触媒作用を成膜反応に利用する触媒CVD法は、加熱された触媒線が成膜反応の進行を担い、基板へのプラズマ照射や基板の高温加熱を必要としないことから、基板や下地膜への電気的、熱的損傷を大幅に抑制できる。また、触媒CVD法は、触媒線を増量するだけで反応系を拡張できるため、基板の大型化に対しても比較的に容易に対応できる。
触媒CVD法におけるプロセス領域では、一般的に、触媒線の温度が高くなると、成膜速度が速くなり、触媒線の温度が低くなると、成膜温度が遅くなる。すなわち、触媒線の温度は、成膜反応の速度を規定する要素であり、成膜種の生成量を大きく左右することから、成膜プロセスの信頼性を得る上で、十分な安定性を求められる。一方、成膜処理やクリーニング処理等が繰り返されると、触媒線が消耗し、触媒線の線径が細くなることから、触媒線の電気抵抗値の増大を招き、触媒線の温度に大きな変動を生じてしまう。そこで、触媒CVD技術では、従来から、上記問題を解決するため、触媒線の温度の安定性を向上させる提案がなされている。
特許文献2に記載の成膜装置は、触媒線の温度を目標温度に調整するため、触媒線の電気抵抗値と触媒線への投入電力とを関連付けた相関データを予め格納する。該成膜装置は、触媒線の電気抵抗値を適宜検出し、相関データを参照して、検出結果に対応する投入電力を演算する。そして、該成膜装置は、検出結果に対応する投入電力を用いて触媒線の温度を調整する。これによれば、触媒線の消耗に関わらず、触媒線の温度を相関データに基づいて調整できることから、触媒線の温度の安定性を向上できる。
特許2004−83998号公報 特許2003−303780号公報
しかしながら、触媒線の電気抵抗値を検出する場合には、電源の内部抵抗や各部の接触抵抗等が検出結果に重畳してしまうため、触媒線のみの電気抵抗値を正確に得難く、計測結果に大きな誤差を生じてしまう。
こうした問題は、触媒線から放射される赤外光のエネルギー量を温度として検出する、いわゆる非接触式の放射温度計を用いることによって解決可能と考えられる。しかし、放射温度計を用いる場合には、触媒線から放射される赤外光が視認不能であることから、利用者は触媒線のどこの箇所を測定しているのか、さらには焦点が触媒線の上にあるのか否かを確認し難い。また、赤外光が各種物質へ容易に吸収されることから、測定結果が触媒線と赤外光センサとの間の距離に応じて大きく変動してしまう。
そのため、触媒線の位置を調整したり、触媒線を交換したりする場合には、触媒線と赤外光センサとの間の状態を正確に維持し難いことから、放射温度計を用いる技術では、触媒線の温度を高い信頼性の下で得難く、ひいては、薄膜の成膜状態、すなわち薄膜の膜質を管理し難い問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、触媒線の温度を高い信頼性の下で計測することによって、触媒線を利用した成膜処理の安定性を向上させた成膜装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の成膜装置は、成膜ガスが供給される成膜室と、前記成膜室内に配置された触媒線とを有し、前記成膜ガスと前記触媒線とを接触させることによって前記成膜室内で基板に薄膜を成膜する成膜装置であって、前記触媒線に電力を供給して前記触媒線から可視光を放射させる電源と、前記成膜室に形成されて前記成膜室内の可視光を外部へ透過する透過窓と、前記透過窓を介した前記成膜室内の可視光の光度を前記外部で検出する検出部と、前記触媒線が所定温度にあるときの前記光度に関する光度データを記憶する記憶部と、前記検出部の検出結果と前記光度データとを比較して前記触媒線の温度が前記所定温度であるか否かを判断する判断部と、前記判断部における判断結果を出力する出力部とを有することを要旨とする。
請求項1に記載の成膜装置は、成膜室内からの可視光に基づいて触媒線の温度を測定することから、触媒線と測定領域との間の位置整合を容易に得ることができる。また、透過窓から視認できる領域を測定することから、触媒線の広範囲にわたり温度を測定でき、測定結果に対して、触媒線と検出部との間の吸収に起因する誤差を軽減できる。したがって、本成膜装置は、触媒線の温度を高い信頼性の下で計測でき、ひいては、触媒線を利用した成膜処理の安定性を向上できる。
請求項2に記載の成膜装置は、請求項1に記載の成膜装置であって、前記透過窓を前記成膜室内で開閉するシャッタと、前記成膜室で成膜処理を実行するときに前記シャッタを閉じ、かつ、前記成膜室で成膜処理を実行しないときに前記シャッタを開ける制御部とを有することを要旨とする。
請求項2に記載の成膜装置は、透過窓へ向かう成膜種をシャッタによって遮蔽させることから、透過窓の透過率の安定化を図ることができ、ひいては、触媒線の温度を、より正確に、かつ、高い信頼性の下で計測できる。
請求項3に記載の成膜装置は、請求項1又は2に記載の成膜装置であって、前記光度は前記触媒線の輝度であることを要旨とする。
請求項3に記載の成膜装置は、触媒線の輝度に基づいて触媒線の温度を検出することから、触媒線の温度を、より正確に、かつ、高い信頼性の下で計測できる。
請求項4に記載の成膜装置は、請求項1又は2に記載の成膜装置であって、前記光度は照度であることを要旨とする。
請求項4に記載の成膜装置は、成膜室内の照度に基づいて触媒線の温度を検出することから、測定領域の自由度を拡張でき、また、測定結果に対して、触媒線と検出部との間の吸収に起因する誤差を、さらに軽減できる。したがって、この成膜装置は、触媒線の温度を高い信頼性の下で計測でき、ひいては、触媒線を利用した成膜処理の安定性を向上できる。
請求項5に記載の成膜装置は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の成膜装置であって、前記触媒線と前記透過窓との間の間隙から離間する位置に前記基板を配置するステージを有することを要旨とする。
請求項5に記載の成膜装置は、薄膜の膜質が可視光を吸収する場合であっても、触媒線の温度を、正確に、かつ、高い信頼性の下で計測できる。
請求項6に記載の成膜装置は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の成膜装置であって、前記出力部が、前記判断部からの判断結果に基づいて、前記触媒線の温度が前記所定の温度範囲にないときに所定の告知を行うことを要旨とする。
請求項6に記載の成膜装置は、出力部が外部への告知を行うことから、触媒線を利用した成膜処理を高い信頼性の下で管理でき、成膜処理の安定性を、さらに向上できる。
上記したように、本発明によれば、触媒線の温度を高い信頼性の下で正確に計測することによって、触媒線を利用した成膜処理の安定性を向上させた成膜装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。図1は、成膜装置としての触媒CVD装置10を鉛直方向から見た図である。図2は、図1のA−A断面図である。図1において、触媒CVD装置10は、搬入室11と、第一成膜室12と、第二成膜室13と、搬出室14とを、順にゲートバルブGVを介して連結させたインライン式の成膜装置である。
搬入室11は、排気ラインPに連結された真空槽であり、外部からの基板Sを受けて触媒CVD装置10へ搬入する。搬入室11の内部には、基板Sを支持するための一対の搬入ステージ11Sが配設されている。一対の搬入ステージ11Sは、それぞれ搬入室11に搬入された一対の基板Sを相対向するように列立させ、該一対の基板Sを第一成膜室12へ搬送する。基板Sとしては、大型FPDや光電変換素子を製造するためのガラス基板、あるいは半導体装置を製造するためのシリコン基板を用いることができる。本実施形態では、基板Sの搬送方向を+X方向とし、基板Sの法線方向を+Y方向とし、鉛直方向上方を+Z方向と言う。
第一成膜室12は、アルミニウム等からなる真空槽であり、ゲートバルブGVを介して搬入室11に連結され、ゲートバルブGVが開くときに搬入室11と連通する。第一成膜室12は、排気ラインPに連結されて10Pa以下の低圧へ減圧され、分子流の領域で成膜プロセスを実施する。第一成膜室12の内部には、基板Sを支持するための一対の第一ステージ12Sが配設されている。一対の第一ステージ12Sは、それぞれ搬入室11からの基板Sを継続的に列立させて所定温度に昇温させるとともに、該一対の基板Sを第二成膜室13へ搬送する。各排気ラインPは、それぞれ列立された一対の基板Sの間の空間を、各基板Sの裏面側から基板Sの主面に対して等方的に排気する。
第二成膜室13は、アルミニウム等からなる真空槽であり、ゲートバルブGVを介して
第一成膜室12に連結され、ゲートバルブGVが開くときに第二成膜室13と連通する。第二成膜室13は、排気ラインPに連結されて10Pa以下の低圧へ減圧され、分子流の領域で成膜プロセスを実施する。第二成膜室13の内部には、基板Sを支持するための一対の第二ステージ13Sが配設されている。一対の第二ステージ13Sは、それぞれ第一成膜室12からの基板Sを継続的に列立させて所定温度に昇温させるとともに、該一対の基板Sを搬出室14へ搬送する。各排気ラインPは、それぞれ列立された一対の基板Sの間の空間を、各基板Sの裏面側から基板Sの主面に対して等方的に排気する。
搬出室14は、排気ラインPに連結された真空槽であり、第二成膜室13からの基板Sを外部へ搬出する。搬出室14の内部には、基板Sを支持するための一対の搬出ステージ14Sが配設されている。一対の搬出ステージ14Sは、それぞれ搬出室14に搬入された一対の基板Sの主面を水平方向へ倒し、該一対の基板Sを外部へ搬出する。
第一成膜室12の内部であって、一対の第一ステージ12Sの間には、鉛直方向(紙面に垂直な方向)に延びる複数の触媒線15が、基板Sの搬送方向、すなわち+X方向に沿って配列されている。また、第二成膜室13の内部であって、一対の第二ステージ13Sの間にも、同じく、鉛直方向に延びる複数の触媒線15が、+X方向に沿って配列されている。
各触媒線15は、それぞれW、Ta、Mo、Ir、Re、NiCr、ThW、ReW等からなる線材であって、列立された一対の基板Sの間に吊下げられている。各触媒線15は、それぞれ図示しない電源に接続され、所定温度(例えば、1700℃)に加熱されることによって、成膜ガスを活性化させて成膜反応を開始させるとともに、温度に応じた光度の可視光を等方的に放射する。なお、本実施形態では、列立された一対の基板Sの間の間隙であって、各触媒線15を含む空間を、反応空間と言う。
第一成膜室12及び第二成膜室13における反応空間であって、触媒線15と各基板Sとの間には、それぞれシャワーヘッド16が配設されている。シャワーヘッド16は、基板Sの四辺に沿って延びるガス配管であり、基板Sの外周を囲うように配設されている。ガス配管は、例えば長手方向が1.5mで形成される配管であって、それぞれ触媒CVD装置10が設置される施設のガスラインに接続され、該ガスラインからの成膜ガスを配管の内部へ導入する。なお、成膜処理としてシリコン膜を成膜する場合には、成膜ガスにシラン(SiH)と水素(H)を用いることができ、シリコン窒化膜を形成する場合には、シランとアンモニア(NH)を用いることができる。また、シリコン酸化窒化膜を形成する場合には、成膜ガスにシランと亜酸化窒素(NO)を用いることができる。
シャワーヘッド16には、それぞれ反応空間へ向けて延びる複数の孔(以下単に、ノズルNと言う。)が、基板Sの一辺に沿って等間隔に配列されている。各ノズルNは、例えば、1mmの孔径からなる円形孔であって、シャワーヘッド16の長手方向に沿って10mmのピッチで配列されている。各ノズルNは、それぞれシャワーヘッド16の内部へ導入した成膜ガスを、シャワーヘッド16の長手方向に沿って分散させて反応空間へ供給する。
図2に示すように、第一成膜室12及び第二成膜室13には、それぞれ光度検出部20が搭載されている。光度検出部20は、第一成膜室12及び第二成膜室13の各々の上側と下側とに搭載され、成膜室の内側から順に、シャッタ21と、透過窓22と、光度センサ23とを有する。
各シャッタ21は、それぞれ対応する成膜室内に取付けられ、成膜室内と透過窓22との間を開閉する。各シャッタ21は、それぞれ成膜室内と透過窓22との間を開けるとき
、成膜室内からの可視光を透過窓22へ透過する。また、各シャッタ21は、それぞれ成膜室内と透過窓22との間を閉じるとき、透過窓22へ飛散する気体(例えば、成膜種)を透過窓22に対して遮蔽する。
各透過窓22は、それぞれ対応する成膜室に形成され、成膜室の内部からの可視光を光度センサ23へ透過する。各光度センサ23は、それぞれ成膜室内からの可視光の光度を検出するセンサであり、透過窓22から視認できる成膜室内の領域の光度を検出する。
なお、本実施形態において、上下一対の透過窓22と触媒線15とは、それぞれ反応領域における触媒線15の略全体(図2の破線で示す領域)を透過窓22から視認できるように配置されている。また、上下一対の透過窓22と基板Sとは、それぞれ透過窓22から視認できる触媒線15に基板Sを重畳させないように配置されている。すなわち、本実施形態において、上下一対の光度センサ23は、それぞれ反応領域における触媒線15の略全体の光度と、その雰囲気の光度とを検出する。そして、上下一対の光度センサ23は、それぞれ基板S又は薄膜が可視光吸収性を有する場合であっても、成膜室内からの光度を確実に検出できる。
各光度検出部20は、それぞれ制御装置25へ電気的に接続され、検出した光度に関する信号を制御装置25へ出力する。制御装置25は、CPU等からなる制御部25Aと、DRAMやSRAM等からなる記憶部25Bとを有し、出力部26へ電気的に接続されている。
制御部25Aは、搬入室11を用いた基板Sの搬入処理、第一成膜室12及び第二成膜室13を用いた成膜処理、光度検出部20を用いた計測処理、搬出室14を用いた搬出処理等の各種処理動作を、触媒CVD装置10に実行させるものである。
記憶部25Bは、触媒CVD装置10に各種処理動作を実行させるための各種データやプログラムを格納する。例えば、記憶部25Bは、成膜処理を実行するための成膜プログラム、計測処理を実行するための計測プログラムを格納する。また、記憶部25Bは、目標光度に関するデータを目標光度データとして記憶する。なお、目標光度とは、触媒線15が予め設定された成膜温度(例えば、1600〜1800℃)にあるときの光度であり、光度検出部20ごとに設定される。
制御部25Aは、記憶部25Bから目標光度データを読み出し、各光度検出部20からの検出結果と目標光度データとを比較する。そして、制御部25Aは、各光度検出部20からの検出結果が目標光度であるか否かを判断し、該判断結果に関わる信号を出力部26へ出力する。
出力部26は、液晶ディスプレイ等の各種の表示装置を備え、制御部25Aからの制御信号に応じた情報を表示する。例えば、出力部26は、制御部25Aからの判断結果に関わる信号を受け、各光度検出部20からの検出結果が目標光度であるか否かを表示する。そして、出力部26は、光度検出部20からの検出結果が目標光度で無い場合には、触媒線15に関わるメンテナンスを促す旨のメッセージを利用者へ告知する。また、出力部26は、光度検出部20からの検出結果が目標光度である場合には、成膜処理を促す旨のメッセージを利用者へ告知する。
制御部25Aは、計測処理を実行するとき、記憶部25Bから計測プログラムを読み出し、計測プログラムに従って各部を駆動する。すなわち、制御部25Aは、図示しない電源を駆動して触媒線15へ所定電力を投入するとともに、各光度検出部20を駆動して各シャッタ21を開ける。そして、制御部25Aは、各光度検出部20からの検出結果に基
づいて、各検出結果に応じたメッセージを出力部26へ出力させる。これによって、触媒CVD装置10は、触媒線15の温度が成膜温度である場合に限り、利用者に対して成膜処理を促すことができる。
制御部25Aは、成膜処理を実行するとき、記憶部25Bから成膜プログラムを読み出し、成膜プログラムに従って各部を駆動する。すなわち、制御部25Aは、図示しない電源を駆動して触媒線15に所定電力を投入するとともに、各光度検出部20を駆動して各シャッタ21を閉じる。そして、制御部25Aは、図示しないガス供給部を駆動し、各シャワーヘッド16に成膜ガスを供給させる。これによって、触媒CVD装置10は、透過窓22への成膜種の堆積を回避でき、成膜処理の処理回数に関わらず、光度の検出精度を維持できる。
次に、触媒CVD装置10における目標光度の設定方法について以下に説明する。図3は、共通する触媒線15に対して、赤外放射温度計を用いて計測した温度と、光度検出部20を用いて計測した光度との関係を示す図である。なお、図3では、触媒線15として直径が1mmのタンタル線の場合を示す。
まず、触媒線15の温度と印加電流との関係線を形成するため、透過窓22として、赤外光を透過可能な材料(二フッ化バリウム、あるいはセレン化鉛)を用い、触媒線15に印加する電流を徐々に増大させた。そして、触媒線15からの赤外光を、透過窓22を介して赤外光放射温度計で検出し、触媒線15の表面の実温度を計測した。なお、この際、赤外放射温度計の焦点は、予め対象となる触媒線15の上に配置した。
次いで、透過窓22として、可視光を透過可能なガラスを用い、関係線を形成したときと同じく、触媒線15に印加する電流を徐々に増大させた。そして、成膜室内からの可視光を、透過窓22を介して光度検出部20で検出し、可視光の光度(輝度及び照度)を計測した。
図3に示すように、赤外放射温度計に基づく実温度は、印加電流が増加するに連れて略線形的に増大し、可視光の光度は、印加電流が増加するに連れて指数関数的に増大する。詳述すると、可視光の光度は、印加電流値が20Aに満たない場合(実温度が1200℃に満たない場合)、印加電流に対する依存性が非常に低く、十分な感度を得難い。一方、可視光の光度は、印加電流が20Aを超える場合(実温度が1200℃を超える場合)、印加電流に対する依存性が高く、十分な感度を得られることが分かる。
そして、実温度が1600℃〜1800℃になるときの光度、例えば33〜37cd/mの輝度を目標光度として設定することによって、触媒CVD装置10は、触媒線15の温度を高い信頼性の下で正確に計測できる。
上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)上記実施形態において、触媒CVD装置10は、各成膜室に形成されて成膜室内の可視光を外部へ透過する透過窓22と、透過窓22を介した成膜室内の可視光の光度を外部で検出する光度センサ23と、目標光度に関する目標光度データを記憶する記憶部25Bとを有する。そして、触媒CVD装置10の制御部25Aは、光度検出部20の検出結果と目標光度とを比較し、触媒線15の温度が目標温度であるか否かを判断するとともに、該判断結果を出力部26へ出力する。
したがって、触媒CVD装置10は、成膜室内からの可視光に基づいて触媒線15の温度を測定することから、透過窓22から触媒線15の領域を視認可能にするだけで、触媒線15と測定領域との間の位置整合を得ることができる。また、透過窓22から視認でき
る領域を測定することから、触媒線15の広範囲にわたり温度を測定でき、測定結果に対して、触媒線15と透過窓22との間の吸収に起因する誤差を軽減できる。よって、触媒CVD装置10は、触媒線15の温度を高い信頼性の下で計測でき、ひいては、触媒線15を利用した成膜処理の安定性を向上できる。
(2)上記実施形態において、触媒CVD装置10は、透過窓22を成膜室内で開閉するシャッタ21を有し、制御部25Aは、成膜室で成膜処理を実行するときにシャッタ21を閉じ、かつ、成膜室で計測処理を実行するときにシャッタ21を開ける。したがって、触媒CVD装置10は、透過窓22へ向かう成膜種をシャッタによって遮蔽させることから、透過窓22の透過率の安定化を図ることができ、ひいては、触媒線15の温度を、より正確に、かつ、高い信頼性の下で計測できる。
(3)上記実施形態において、光度センサ23が触媒線の輝度を検出することから、触媒線15の温度を、より直接的に検出することができ、ひいては、触媒線15を利用した成膜処理の安定性を、さらに向上できる。
(4)上記実施形態において、光度センサ23が成膜室内の照度を検出することから、光度の測定領域に関して自由度を拡張できる。また、測定結果に対して、触媒線15と光度センサ23との間の吸収に起因する誤差を、さらに軽減できる。したがって、触媒CVD装置10は、触媒線15を利用した成膜処理の安定性を、さらに向上できる。
(5)上記実施形態において、第一ステージ12S及び第二ステージ13Sは、それぞれ触媒線15と透過窓22との間の間隙から離間する位置に基板Sを配置する。したがって、各光度検出部20は、それぞれ基板Sや薄膜が可視光を吸収する場合であっても、触媒線15の温度を、正確に、かつ、高い信頼性の下で計測できる。
(6)上記実施形態において、出力部26は、制御部25Aからの判断結果に基づいて、触媒線15の温度が目標温度から外れるときには、触媒線15に関わるメンテナンスを促す旨のメッセージを利用者へ告知する。また、出力部26は、触媒線15の温度が目標温度である場合には、成膜処理を促す旨のメッセージを利用者へ告知する。したがって、触媒CVD装置10は、触媒線15を利用した成膜処理を高い信頼性の下で管理でき、成膜処理の安定性を、さらに向上できる。
尚、上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態では、上下一対の光度検出部20を用い、触媒線15の略全体の温度を検出する。これに限らず、1つあるいは3つ以上の光度検出部20を用い、触媒線15の略全体の温度を検出しても良い。さらには、1つあるいは複数の光度検出部20を用い、触媒線15の一部の温度を検出する構成であっても良い。
・上記実施形態では、光度検出部20が可視領域の全体にわたり光度を検出するが、これに限らず、可視領域の選択波長に関する光度を検出する構成であっても良い。
触媒CVD装置を模式的に示す図。 成膜室の内部を模式的に示す図。 印加電流と光度との関係を示す図。
符号の説明
S…基板、10…成膜装置としての触媒CVD装置、15…触媒線、20…光度検出部、21…シャッタ、22…透過窓、23…光度センサ、25A…判断部としての制御部、
25B…記憶部、26…出力部。

Claims (6)

  1. 成膜ガスが供給される成膜室と、前記成膜室内に配置された触媒線とを有し、前記成膜ガスと前記触媒線とを接触させることによって前記成膜室内で基板に薄膜を成膜する成膜装置であって、
    前記触媒線に電力を供給して前記触媒線から可視光を放射させる電源と、
    前記成膜室に形成されて前記成膜室内の可視光を外部へ透過する透過窓と、
    前記透過窓を介した前記成膜室内の可視光の光度を前記外部で検出する検出部と、
    前記触媒線が所定温度にあるときの前記光度に関する光度データを記憶する記憶部と、
    前記検出部の検出結果と前記光度データとを比較して前記触媒線の温度が前記所定温度であるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部における判断結果を出力する出力部とを有すること、
    を特徴とする成膜装置。
  2. 請求項1に記載の成膜装置であって、
    前記透過窓を前記成膜室内で開閉するシャッタと、
    前記成膜室で成膜処理を実行するときに前記シャッタを閉じ、かつ、前記成膜室で成膜処理を実行しないときに前記シャッタを開ける制御部とを有することを特徴とする成膜装置。
  3. 請求項1又は2に記載の成膜装置であって、
    前記光度は前記触媒線の輝度であることを特徴とする成膜装置。
  4. 請求項1又は2に記載の成膜装置であって、
    前記光度は照度であることを特徴とする成膜装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の成膜装置であって、
    前記触媒線と前記透過窓との間の間隙から離間する位置に前記基板を配置するステージを有することを特徴とする成膜装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の成膜装置であって、
    前記出力部は、前記判断部からの判断結果に基づいて、前記触媒線の温度が前記所定温度にないときに所定の告知を行うことを特徴とする成膜装置。
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