JP2009043200A - メールアドレス記憶システム、メールアドレス記憶方法、通信端末機、および通信端末機用プログラム - Google Patents

メールアドレス記憶システム、メールアドレス記憶方法、通信端末機、および通信端末機用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯電話機の新メールアドレスの通知、および通知された新メールアドレスの更新に係る処理の負担を低減する。
【解決手段】携帯電話機10、30は、新メールアドレスを通知する旨の電子メールを自動で作成して携帯電話機40へ送信する。携帯電話機40は、メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースを記憶しており、電子メールを受信すると、その電子メールに含まれる語の中に、キーワードデータベースに含まれるキーワードに一致する語が有るか否かを検出する。キーワードに一致した語を検出すると、受信した電子メールは新メールアドレスを通知するものであると携帯電話機40は判別し、受信メールに含まれる新メールアドレスをアドレス帳に登録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話機のような通信端末機のメールアドレスの変更または追加を通知する電子メールを受信することに伴って、アドレス帳の登録内容の更新を簡単に行えるようにしたメールアドレス記憶システム、メールアドレス記憶方法、通信端末機、および通信端末機用プログラムに関する。
昨今の携帯電話機は本来の通話機能に加えて電子メールの送受信機能を具備している。このような携帯電話機は、電子メールを頻繁に送受信する相手のメールアドレスを登録できるアドレス帳を具備しており、アドレス帳に登録されたメールアドレスを指定することで、電子メールの送信先も容易に設定できるようになっている。
また、携帯電話機に応じたメールアドレスは様々な理由により変更されることがある。例えば、いわゆる迷惑メールの受信を避けるためにメールアドレスを変更する場合や、携帯電話機の機種変更に伴いメールアドレスを変更する場合などがある。さらに昨今では、ナンバーポータビリティ(Mobile Number Portability : MNP)制度の導入により、携帯電話機向けの通信サービスを提供する通信事業体(キャリア)を変えて携帯電話機の機種を変更するユーザも増加しているため、メールアドレス変更機会が以前よりも増している。
メールアドレスを変更した携帯電話機のユーザは、変更したメールアドレスに基づき他のユーザから自己宛の電子メールを送信してもらえるようにするため、変更前のメールアドレスをアドレス帳に登録していると思われる他のユーザに対して、自己のメールアドレスが変更になったことを知らせる旨の電子メールを送信することが通常行われる。このようなメールアドレス変更の旨を通知する電子メールの送信は、多数の送信先へ電子メールを送信する必要があるので手間がかかる。
多数の送信先へ新メールアドレス通知の電子メールを送信する場合の手間を低減できるようにした内容が、下記の特許文献1および特許文献2に開示されている。特許文献1は電子メールの送信に携帯電話事業者のセンタを利用しており、特許文献2はメールサーバを利用することが特徴になっている。
特開2003−316695号公報 特開2004−120371号公報
特許文献1または特許文献2では、メールアドレスの変更を通知する電子メールの送信に、携帯電話事業者のセンタまたはメールサーバを利用するので、メールアドレス変更の電子メールの送信に係るシステム処理が大がかりになると云う問題がある。
また、メールアドレスの変更を通知する旨の電子メールを送信する側だけでなく、このような電子メールを受信する側のユーザも、アドレス帳に登録されたメールアドレスを変更することに手間がかかると云う問題がある。具体的には、電子メールを受信したユーザは先ず、受信した電子メール(受信メール)の内容を確認し、その受信メールがメールアドレスの変更通知であるか否かを判断し、メールアドレスの変更通知であれば、その受信メールの送信元のユーザに対する親密度または重要度などを考慮した上で、その変更されたメールアドレスを自己のアドレス帳に登録する操作を行うことになる。
なお、このような問題は、携帯電話機のメールアドレスの変更の場合だけでなく、メールアドレスの追加を通知する電子メールを送受信する場合でも同様に起こり得る。すなわち、通信事業体(キャリア)のビジネス戦略等により、携帯電話機の機種変更に係る費用に比べて、新規に携帯電話機を購入する方が費用面で有利になる場合などがあるため、新たな携帯電話機の所有を希望するユーザは、現在の携帯電話機を解約せずに、2台目の携帯電話機を購入することがある。また、ビジネス用とプライベート用を使い分けるために2台目の携帯電話機を購入するユーザもいる。2台目の携帯電話機を購入したユーザは、2台目の携帯電話機のメールアドレス(追加のメールアドレス)を通知する電子メールを、自己がアドレス帳に登録されていると思われる他のユーザへ送信することになるので、この場合も、上述したような問題が生じる。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、メールアドレスの変更または追加を通知する電子メールの送信を携帯電話機だけの簡易な処理で行えるようにすると共に、そのような電子メールを受信する側の携帯電話機においても、アドレス帳の登録内容の変更または追加を容易に行えるようにしたメールアドレス記憶システム、メールアドレス記憶方法、通信端末機、および通信端末機用プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係るメールアドレス記憶システムは、一の通信端末機から送信されたメールアドレスを通知する旨の電子メールを受信した他の通信端末機が、通知されたメールアドレスを記憶するメールアドレス記憶システムにおいて、前記一の通信端末機は、メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールの雛形を格納した雛形データベースと、前記雛形に係る電子メールの送信先の指定を受け付ける指定受付手段と、メールアドレスを通知する旨の電子メールの送信指示を受け付ける受付手段と、前記受付手段で送信指示を受け付けた場合、前記雛形データベースから読み出した雛形に、通知するメールアドレスを含ませた電子メールを作成する手段と、作成した電子メールを前記指定受付手段で指定を受け付けた送信先へ送信する手段とを備え、前記他の通信端末機は、電子メールの送信元に応じたメールアドレスを記憶する記憶手段と、メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースと、電子メールを受信した場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記キーワードデータベースが格納するキーワードに一致する語を検出する手段と、キーワードに一致する語が検出された場合、受信した電子メールの中から、前記記憶手段が記憶する中に含まれないメールアドレスを検出する手段と、記憶する中に含まれないメールアドレスが検出された場合、検出されたメールアドレスを前記記憶手段に記憶する処理を行う記憶処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るメールアドレス記憶方法は、一の通信端末機がメールアドレスを通知する旨の電子メールを他の通信端末機へ送信し、前記他の通信端末機が、受信した電子メールで通知されたメールアドレスを記憶するメールアドレス記憶方法において、メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールの雛形を格納した雛形データベースを備えた前記一の通信端末機は、前記雛形に係る電子メールの送信先の指定を受け付けており、メールアドレスを通知する旨の電子メールの送信指示を受け付けた場合、前記雛形データベースから読み出した雛形に、通知するメールアドレスを含ませた電子メールを作成し、作成した電子メールを、指定を受け付けた送信先へ送信し、電子メールの送信元に応じたメールアドレスを記憶する記憶手段およびメールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースを備えた前記他の通信端末機は、電子メールを受信した場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記キーワードデータベースが格納するキーワードに一致する語を検出し、キーワードに一致する語を検出した場合、受信した電子メールの中から、前記記憶手段が記憶する中に含まれないメールアドレスを検出し、記憶する中に含まれないメールアドレスを検出した場合、検出したメールアドレスを前記記憶手段に記憶する処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る通信端末機は、メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールを送信可能な通信端末機において、メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールの雛形を格納した雛形データベースと、前記雛形に係る電子メールの送信先の指定を受け付ける指定受付手段と、メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールの送信指示を受け付ける受付手段と、前記受付手段が送信指示を受け付けた場合、前記雛形データベースから読み出した雛形に、変更または追加するメールアドレスを含ませた電子メールを作成する手段と、作成した電子メールを前記指定受付手段が指定を受け付けた送信先へ送信する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る通信端末機は、電子メールの送信元に応じたメールアドレスを記憶する記憶手段を備えた通信端末機において、メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースと、電子メールを受信した場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記キーワードデータベースが格納するキーワードに一致する語を検出する手段と、キーワードに一致する語が検出された場合、受信した電子メールの中から、前記記憶手段が記憶する中に含まれないメールアドレスを検出する手段と、記憶する中に含まれないメールアドレスが検出された場合、検出されたメールアドレスを前記記憶手段に記憶する処理を行う記憶処理手段とを備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る通信端末機は、電子メールの送信元に応じたメールアドレスを電子メールの送信元に係るユーザ名に対応付けて記憶する記憶手段を備えた通信端末機において、メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースと、電子メールを受信した場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記キーワードデータベースが格納するキーワードに一致する語を検出する手段と、キーワードに一致する語が検出された場合、受信した電子メールの送信元に応じたメールアドレスが、前記記憶手段が記憶する中に含まれるか否かを検出する手段と、送信元に応じたメールアドレスが、前記記憶手段が記憶する中に含まれることが検出された場合、受信した電子メールの本文の中から、前記記憶手段が記憶するメールアドレスの中に含まれないメールアドレスを検出する手段と、記憶するメールアドレスの中に含まれないメールアドレスが検出された場合、検出されたメールアドレスを、受信した電子メールの送信元に係るユーザ名に対応付けて前記記憶手段に記憶する処理を行う記憶処理手段とを備えることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る通信端末機は、送信元に応じたメールアドレスが、前記記憶手段が記憶するメールアドレスの中に含まれないことが検出された場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記記憶手段が記憶するユーザ名を表す語の少なくとも一部分と一致する語を検出する手段を備え、一致する語が検出された場合、前記記憶処理手段は、受信した電子メールの送信元に応じたメールアドレスを、検出された一致する語に係るユーザ名に対応付けて前記記憶手段に記憶する処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る通信端末機は、電子メールの送信元に応じたメールアドレスを電子メールの送信元に係るユーザ名に対応付けて記憶する記憶手段を備えた通信端末機において、メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースと、電子メールを受信した場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記キーワードデータベースが格納するキーワードに一致する語を検出する手段と、キーワードに一致する語が検出された場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記記憶手段が記憶するユーザ名を表す語の少なくとも一部分と一致する語を検出する手段と、一致する語が検出された場合、受信した電子メールの送信元に応じたメールアドレスを、検出された一致する語に係るユーザ名に対応付けて前記記憶手段に記憶する処理を行う記憶処理手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る通信端末機は、メールアドレスを前記記憶手段に記憶するか否かの指示を受け付ける指示受付手段を備え、前記指示受付手段が記憶する旨の指示を受け付けた場合に、前記記憶処理手段は記憶する処理を行うことを特徴とする。
さらに、本発明に係る通信端末機は、前記記憶処理手段が記憶する処理を行った場合、受信した電子メールの送信元へ、メールアドレスを記憶した旨の電子メールを送信する処理を行う手段を備えることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る通信端末機は、前記記憶手段は、電子メールの送信元に係る種類のデータをユーザ名に対応付けて記憶してあり、受信した電子メールの中から、前記記憶手段が記憶する種類に応じたデータを検出する手段と、前記記憶手段が記憶する種類に応じたデータが検出された場合、前記記憶処理手段は、検出されたデータをユーザ名に対応付けて記憶する処理を行うことを特徴とする。
本発明に係るメールアドレス記憶方法は、電子メールの送信元に応じたメールアドレスを記憶する通信端末機が、受信した電子メールに基づいてメールアドレスの記憶処理を行うメールアドレス記憶方法において、メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースを備えた前記通信端末機は、電子メールを受信した場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記キーワードデータベースが格納するキーワードに一致する語を検出し、キーワードに一致する語を検出した場合、受信した電子メールの中から、記憶する中に含まれないメールアドレスを検出し、記憶する中に含まれないメールアドレスを検出した場合、検出したメールアドレスの記憶処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る通信端末機用プログラムは、電子メールの送受信が可能であり、電子メールの送信元に応じたメールアドレスを電子メールの送信元に係るユーザ名に対応付けて記憶する通信端末機に、受信した電子メールに基づいてメールアドレスの記憶処理を行わせる通信端末機用プログラムにおいて、メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースを備えた通信端末機に、電子メールを受信した場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記キーワードデータベースが格納するキーワードに一致する語を検出する手段と、キーワードに一致する語を検出した場合、受信した電子メールの中から、記憶する中に含まれないメールアドレスを検出する手段と、記憶する中に含まれないメールアドレスを検出した場合、検出したメールアドレスの記憶処理を行う手段として機能させることを特徴とする。
本発明にあっては、メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールの送信側となる通信端末機(例えば、携帯電話機)が、新たなメールアドレスを通知する内容のメール雛形を格納した雛形データベースを備えると共に、雛形をベースとした電子メールの送信先の指定を受け付けるようにしており、新たなメールアドレスを通知する旨の電子メールの送信指示を受け付ければ、指定された送信先へ自動で、通知すべき新メールアドレスを含んだ電子メールが送信される。そのため、電子メールの送信側の通信端末機のみの処理で、メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールの送信実行が完結し、特許文献1または特許文献2で利用される携帯電話事業者のセンタまたはメールサーバでの処理が不要になる。なお、送信される電子メールには、通知する新メールアドレス(変更または追加に係る新たなメールアドレス)が含まれるが、この新メールアドレスは、メールアドレスの変更後または追加語に電子メールを送信する場合、通常、送信元として電子メールに含まれることになり、一方、メールアドレスの変更前または追加前に電子メールを送信する場合は、電子メールの本文中に記述されて含まれることになる。
また、本発明にあっては、メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールの受信側となる通信端末機が、メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースを備え、受信した電子メールの中に、キーワードに一致する語が有るか無いかを検出するので、受信した電子メールがメールアドレスの変更または追加の旨を表すものであるかを自動で判別できるようになる。なお、メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードとは、メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールに含まれる可能性が高い語を意味し、具体的には「メールアドレス」、「メアド(メールアドレスを縮めた慣用的な表現)」、「アドレス」、「変更」、「変えた」、「追加」などの語が該当する。
さらに、受信側の通信端末機は、キーワードに一致する語の検出により、受信した電子メールがメールアドレスの変更または追加の旨を表すものであることを判別すると、次に、受信した電子メールの中に、アドレス帳に含まれないメールアドレス(記憶する中に含まれないメールアドレス)を検出し、検出されたメールアドレスを新たに記憶する処理を行うので、通知された新メールアドレスをスムーズに登録できるようになる。
また、本発明にあっては、電子メールの受信側となる通信端末機が、キーワードに一致する語の検出により、受信した電子メールがメールアドレスの変更または追加の旨を表すものであることを判別すれば、次に、受信した電子メールの送信元に応じたメールアドレスが、アドレス帳に記憶された中に含まれるか否かを検出するので、メールアドレスの変更前または追加前の通信端末機から予告的にメールアドレスが通知された場合に対して、新たなメールアドレスの記憶に係る処理を効率的に行えるようになる。
すなわち、これから先にメールアドレスの変更または追加を行う場合、そのことを他のユーザへ事前に知らせるには、現在使用中の通信端末機を用いることになるため、メールアドレスの変更または追加を通知する旨の電子メールの送信元に応じたメールアドレスも今まで使用されたいたものになる。今まで使用されていたメールアドレスは、電子メールの送信先となる他のユーザの通信端末機のアドレス帳に登録済みなので、受信した電子メールの送信元のメールアドレスでアドレス帳を検出すれば、多数の登録ユーザの中からメールアドレスの変更または追加になるユーザ(更新対象に相当)を容易に特定できるので、更新すべきユーザに対して新たなメールアドレスの記憶処理をスムーズに進めることが可能になる。
さらに、本発明にあっては、電子メールの受信側となる通信端末機が、受信した電子メールの送信元に応じたメールアドレスが、アドレス帳に含まれていないことを検出した場合、受信した電子メールの中から、アドレス帳に登録されたユーザ名を表す語の少なくとも一部分と一致する語を検出するので、メールアドレスの変更後または追加後に係る新たな通信端末機から新メールアドレスが送信された場合でも、アドレス帳に登録された多数の登録ユーザの中から、更新対象となるユーザを自動で特定できるようになる。
すなわち、既にメールアドレスを変更または追加した場合、そのことを他のユーザへ知らせるには、新たな通信端末機を用いることになるため、メールアドレスの変更または追加を通知する旨の電子メールの送信元に応じたメールアドレスも新メールアドレスになる。新メールアドレスは、電子メールの送信先となる他のユーザの通信端末機のアドレス帳には当然登録されていないので、本発明では、受信した電子メールの中に含まれるユーザ名を表す語を検出することで、更新処理の対象となるユーザを自動で特定できるようになる。なお、ユーザ名を表す語の少なくとも一部分と一致する語の検出には、外観的な文字の一致、文字の読み方の一致(漢字であれば、音読みと訓読みのいずれか一方での一致)等があり、また、複数の語を検出した場合は、更新対象の可能性がある複数のユーザ名を選択可能に提示することが好ましい。
さらにまた、本発明にあっては、電子メールの受信側となる通信端末機が、キーワードに一致する語の検出で、受信した電子メールがメールアドレスの変更または追加の旨を表すものであることを判別すれば、次に、受信した電子メールの中に含まれるユーザ名を表す語を検出するので、電子メールの送信元の通信端末機に応じたメールアドレスが、変更後または追加後であっても、更新対象となるユーザを自動で特定できるようになる。なぜなら、メールアドレスの変更または追加の旨を通知する場合、通常、送信元のユーザは、自分が誰であるかを送信する電子メールに明記するので、その明記されたユーザ名を検出すれば、送信元のユーザがアドレス帳の中から特定でき、特定したユーザ名に対応付けて、電子メールの送信元に応じたメールアドレスを記憶すれば、アドレス帳の中身を更新できる。
本発明にあっては、メールアドレスをアドレス帳に登録する際に(記憶手段に記憶する際に)、一度、記憶するか否かの指示を受け付けて、記憶する指示を受け付けた場合に登録処理(記憶処理)を行うので、電子メールを受信する側の通信端末機のユーザに、受信した電子メールに基づいてアドレス帳を更新すべきかを考える機会を提供できるようになる。すなわち、ユーザ間の親密度または重要度などは、時間の経過と共に変化することが一般的であり、アドレス帳への最初の登録時には頻繁に電子メールを送受信していた相手が、その後、殆ど電子メールの送受信を行わなくなることもあるので、このような場合、メールアドレスの変更または追加の通知を受けても、アドレス帳を更新することは不要と判断される場合もある。そのため、通知を受けたメールアドレスを記憶するか否かの指示を受け付ける機会を設けることで、アドレス帳の更新の実行をユーザ自身で判断できるようになる。
また、本発明にあっては、通知されたメールアドレスの記憶処理を行った場合、メールアドレスの記憶処理を行った通信端末機が、新たなメールアドレスを通知する旨の電子メールを送信した通信端末機へ、メールアドレスを更新した旨の電子メールを送信するので、新たなメールアドレスを通知したユーザは、通知先の通信端末機でアドレス帳に登録されたメールアドレスが更新されたことを把握できるようになる。そのため、新たなメールアドレスを通知したユーザが、自己のメールアドレスが通知先で更新されたか否かを確認でき、確認後は新たなメールアドレスを心配なく使用できるようになる。
さらに、本発明にあっては、ユーザ名に対応付けて記憶する種類のデータを、受信した電子メールの中から検出し、検出したデータをユーザ名に対応付けて記憶するので、新たなメールアドレスの他に、新たな電話番号、新たな住所、新たな趣味、位置情報(GPS情報)などが、受信した電子メールの中に含まれていれば、それらのデータもユーザ名に対応付けて記憶でき、そのユーザに対応する情報を容易に管理できるようになる。
本発明にあっては、新たなメールアドレスを通知する電子メールの送信側の通信端末機が、メールアドレス通知に適した電子メールの雛形を格納した雛形データベースを備えると共に、雛形をベースにした電子メールの送信先の指定を受け付けるので、一旦、送信先を指定すれば、電子メールを手入力で作成しなくても、指定された送信先へ自動で電子メールを送信でき、新たなメールアドレスを通知する電子メールの送信に係る手間を大幅に低減できる。
また、本発明にあっては、新たなメールアドレスを通知する電子メールの受信側の通信端末機が、メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースを備え、受信した電子メールの中からキーワードに一致する語の有無を検出するので、受信した電子メールがメールアドレスの変更または追加の旨を表すものであるか自動で判別できる。さらに、受信側の通信端末機が、受信した電子メールがメールアドレスの変更または追加の旨を表すものであると判別すれば、受信した電子メールの中に、アドレス帳に含まれないメールアドレスを検出するので、通知された新メールアドレスをスムーズにアドレス帳へ登録できる。
本発明にあっては、電子メールの受信側となる通信端末機が、受信した電子メールがメールアドレスの変更または追加の旨を表すと判別すれば、受信した電子メールの送信元に応じたメールアドレスが、アドレス帳の中に含まれるか否かを検出し、送信元に応じたメールアドレスが検出されれば、受信した電子メールの本文中から、アドレス帳に含まれないメールアドレスを検出して記憶するので、メールアドレスの変更前または追加前の通信端末機から予告的に新たなメールアドレスが通知された場合に対して、好適なアドレス帳の更新処理を行える。
また、本発明にあっては、受信した電子メールの送信元に応じたメールアドレスがアドレス帳に含まれていないことを、電子メールの受信側の通信端末機が検出した場合、受信した電子メールの中から、アドレス帳に登録されたユーザ名を表す語の少なくとも一部分と一致する語を受信側の通信端末機が検出するので、変更後または追加後のメールアドレスに応じた新しい通信端末機から新メールアドレスが通知された場合でも、メールアドレスの更新対象となるユーザを自動で特定できる。
さらに本発明にあっては、受信した電子メールがメールアドレスの変更または追加の旨を表すと受信側の通信端末機が判別すれば、受信した電子メールの中に含まれるユーザ名を表す語を検出するので、メールアドレスの変更後または追加後の通信端末機から新メールアドレスが通知されても、更新対象となるユーザを特定できると共に、特定したユーザに対応付けて新メールアドレスに相当する送信元に応じたメールアドレスをアドレス帳へ記憶するので、送信元のメールアドレスがアドレス帳に含まれるか否かを検出しなくても、メールアドレスの更新処理をスムーズに行える。
本発明にあっては、メールアドレスをアドレス帳に登録するときに、登録するか否かの指示を受け付けるので、使用頻度の低いメールアドレス等を無用に更新することを防止できる。
また、本発明にあっては、通知されたメールアドレスをアドレス帳へ記憶する処理を行った場合、記憶処理を行った通信端末機が、メールアドレスを更新した旨の電子メールを新メールアドレスを通知してきた相手に返信するので、新メールアドレスを通知したユーザは、通知した新メールアドレスが送信先のユーザのアドレス帳で更新されたことを確認でき、安心して新メールアドレスを用いて電子メールの送受信を行える。
さらに、本発明にあっては、受信側の通信端末機が、ユーザ名に対応付けてアドレス帳に記憶できる種類のデータを受信した電子メールの中から検出し、検出したデータをユーザ名に対応付けて記憶するので、新たなメールアドレスの他に、新たな電話番号、新たな住所および新たな趣味などもユーザ名に対応付けてアドレス帳に記憶できる。
図1は、本発明の実施形態に係るメールアドレス記憶システム1の全体的な構成を示している。図1に示すメールアドレス記憶システム1は、これからメールアドレスを変更するユーザが所有する携帯電話機10(通信端末機に相当)、すでに携帯電話機を所有していたユーザが2台目として購入した携帯電話機30(通信端末機に相当)、および各携帯電話機10、30のユーザに対するデータ(ユーザ名、メールアドレス等)を登録したアドレス帳を有する携帯電話機40(通信端末機に相当)により構成されている。
なお、図1に示すメールアドレス記憶システム1の構成は、あくまで一例であり、本発明のメールアドレス記憶システム1の最小構成単位は、新たなメールアドレスを通知する旨の電子メールを送信する携帯電話機と、そのような電子メールを受信する携帯電話機が揃えば成立する。さらに、新たなメールアドレスを通知する旨の電子メールを送信する側の携帯電話機、または、そのような電子メールを受信する携帯電話機のいずれか一方が複数であっても、もちろん本発明のシステムを構成することができる。各携帯電話機10、30、40は、ネットワークNWに接続された中継基地局T1、T2〜Tn−1、Tn(nは整数)を通じて通信可能になっており、電子メールも送受信できるようになっている。なお、本発明に関する特徴的な処理はメールサーバと関係しないため、図1では、メールサーバの図示は省略しており、メールサーバ自体は従来と同様の処理を行うに留まり、何ら新たな処理を行わないものとする。
図2は、携帯電話機10の本発明に関連する主要な内部構成を示すブロック図である。携帯電話機10は、各種制御処理を行うCPU10aに、通信部10b、RAM10c、ROM10d、表示用インタフェース10e、操作部インタフェース10fおよび記憶部10gを内部バス10hで接続した構成になっている。
通信部10bは無線アンテナ11と接続されており、図1に示す多数の中継基地局T1、T2等と無線通信を行い、広域のネットワークNWを通じて他の携帯電話機宛に電子メールを送信すると共に、他の携帯電話機から自機宛に送信された電子メールを受信する等の無線通信に関する処理を行う。RAM10cはCPU10aの処理に従うデータ及びフォルダ等を一時的に記憶するものであり、また、ROM10dはCPU10aが行う基本的な処理内容を規定したプログラム等を予め記憶している。
また、表示用インタフェース10eは、携帯電話機10の筐体外面に配置される表示パネル12と接続され、図3〜図5等に示すメニュー画面21、22等を表示パネル12に表示する処理を行う。操作部インタフェース10fは、携帯電話機10の筐体表面に設けられた上下左右キー、決定キーおよび数字キー等の多数の操作キーからなる操作部13と接続されており、操作部13でユーザから受け付けた操作内容をCPU10aへ伝える。
記憶部10eは不揮発性の半導体メモリで構成されており、端末プログラム14、メニュー画面テーブル15、メールプログラム16、メール雛形データベース17、アドレス帳管理プログラム18、携帯電話機10に発呼してきたユーザの電話番号およびユーザ名等を登録したアドレス帳データベース19、および携帯電話機10のユーザ名や電話番号等を登録した設定登録テーブル20等を記憶している。
記憶部10eに記憶された端末プログラム14は、携帯電話機10の電話機能、通信機能、表示機能(図3〜5等のメニュー画面の表示、表示切替等に関する機能を含む)および各種設定機能などの基本的な処理内容を規定したものであり、CPU10aは、端末プログラム14の規定内容に従って、様々な制御処理を行うことになる。
また、メニュー画面テーブル15は、図3〜図5等に示すメニュー画面21、22等を表示パネル12に表示するための画面データを多数格納したものである。なお、メニュー画面21、22等は一例であり、メニュー画面テーブル15は、他のメニュー画面の表示用の画面データも多数格納している。
図3のメニュー画面21は、本発明の処理に関係する処理を選択するメニューになっており、詳しくは新メールアドレスを通知するための電子メールの自動送信に関するトップメニューに該当し、「(1)設定」、「(2)メール作成」、「(3)送信実行」に応じたボタン21a〜21c(操作部13の上下左右キーおよび決定キーで選択可能なボタン)を有する、なお、メニュー画面21は、「戻る」のボタン21dも設けており、「戻る」のボタン21dが選択されると、図示しないメインメニューに表示が切り替わるようになっている。
図4(a)に示すメニュー画面22は、図3のメニュー画面21で「(1)設定」のボタン21aが選択された場合に表示されるものであり、新メールアドレスを通知する旨の電子メールの送信先となるユーザの指定を受け付ける内容になっている(指定受付手段に相当)。そのため、メニュー画面22は、アドレス帳データベース19に登録されているユーザ名を順次配置すると共に、ユーザ名ごとにチェックボックス22a〜22eを設けた構成になっている。各チェックボックス22a〜22eは、操作部13の上下キーの操作でカーソルが合わせられるようになっており、カーソルが合った状態で決定キーが操作されると各チェックボックス22a〜22eにチェックが入り、再度、決定キーが操作されると、チェックが外れるようになっている。
なお、チェックが入ったユーザが、新たなメールアドレスを通知する電子メールの送信先として設定されたことになり、チェックが入ったことは、後述するアドレス帳データベース19に登録される。また、メニュー画面22は、「戻る」および「詳細」のボタン22f、22gを設けており、「戻る」のボタン22fが選択されると、端末プログラム14の規定内容に従って、図3のメニュー画面21に表示が切り替わり、「詳細」のボタン22hが選択されると、チェックが入っているユーザごとの詳細な設定を行う図4(b)のメニュー画面23に表示が切り替わるようになっている。
図4(b)のメニュー画面23は、送信する電子メールの文面のパターン(雛形のパターン)を選択するものであり、「(1)ビジネス用」、「(2)友達用」、「(3)親密な友達用」の計3つのチェック可能なチェックボックス23a〜23cを設けており、いずれか一つのチェックにチェックが入れられた状態で、下端に設けた「決定」ボタン23eが選択されると、端末プログラム14の規定内容に従って、チェックが入れられたパターンの用途が設定され、この設定された用途もアドレス帳データベース19に登録される。なお、図4のメニュー画面23において、「戻る」ボタン23dが選択されると、図4のメニュー画面22に表示が戻るようになっている。
図5(a)のメニュー画面24は、図3のメニュー画面21で「メール作成」のボタン21bが選択された場合に、表示パネル12に表示されるメニューであり、新たなメールアドレスを通知する電子メールが、メールアドレスの変更前または追加前の状態で送信する場合に応じた第1ボタン24aと、メールアドレスの変更後または追加後の状態で送信する場合に応じた第2ボタン24bを有している。第1ボタン24aが選択されると、以降の電子メール作成の処理手順は、メールアドレスの変更前または追加前の状態で電子メールを送信する内容で進行し、第2ボタン24bが選択されると、以降の電子メール作成の処理手順は、メールアドレスの変更後または追加後の状態で電子メールを送信する内容で進行する。なお、メニュー画面24の第1ボタン24aまたは第2ボタン24bのいずれが選択されたかは、設定登録テーブル20に登録され、この登録内容を参照してCPU10aは、選択された内容を判断する。
図5(b)のメニュー画面25は、図5(a)のメニュー画面24で、第1ボタン24aが選択された場合に表示パネル12に表示されるメニューであり、電子メールの雛形に設けられたブランク欄に入れる事項を設定する内容になっている。すなわち、メニュー画面25aは、第1入力欄25aおよび第2入力欄25bを設けており、第1入力欄25aには、新メールアドレスの使用開始日の入力を受け付けるようになっており、第2入力欄25bには新メールアドレスの入力を受け付けるようになっている。
メニュー画面25は、「戻る」および「決定」のボタン25c、25dを設けており、「戻る」のボタン25cが選択されると、端末プログラム14の規定内容に従って、図5(a)のメニュー画面24に表示が切り替わる。また、第1入力欄25aおよび第2入力欄25bにデータが入力された状態で「決定」のボタン25dが選択されると、各入力欄25a、25bに入力された事項が、設定登録テーブル20に登録される。なお、図5(a)のメニュー画面24で、第2ボタン24bが選択された場合は、特に設定する事項がないため、図3のメニュー画面21に切り替わることになる。
また、記憶部10gに記憶されたメールプログラム16は、送信する電子メールの作成画面の表示、メール内容の受付、作成した電子メールの送信、自機宛の電子メールの受信、受信した電子メールの表示等の電子メールに関する一連の処理を規定したものである。よって、CPU10aは、このメールプログラム16の規定内容に従って、電子メールに関する一連の制御処理を端末プログラム14の処理と連動して行うことになる。
また、本実施形態のメールプログラム16は、電子メールの作成について、メール雛形データベース17に格納された雛形を読み出し、特定の目的に応じた電子メールをCPU10aが自動的に作成する処理を行うことも規定している。そのため、メール雛形データベース17は、複数種類の目的に応じた電子メールの雛形を格納しており、それらの中には、メールアドレスの変更または追加する場合に対応して新たなメールアドレスを通知する内容の雛形も含まれており、この新メールアドレス通知用の雛形は、通知先の種類用途(例えば、図4(b)のメニュー画面23で選択するビジネス用、友達用、親密な友達用など)ごとに文章表現が異なっている。
図6は、上述したメールプログラム16の電子メールの自動作成機能により作成された電子メールの閲覧画面26(電子メールを受信した携帯電話機40の表示パネル42で表示された画面)を示しており、この電子メールの内容は、これから変更する新メールアドレスを通知する内容の雛形をベースにしている。新メールアドレスを通知する内容の雛形は、図6に示す件名の欄26bの中の送信元ユーザ名を記載する箇所に応じた第1ブランク27a(図6中、波線の枠で示した箇所)、メール本文中の新メールアドレスの使用開始日の記載箇所に応じた第2ブランク27b、およびメール本文中の新メールアドレスの記載箇所に応じた第3ブランク27cを有している。
メールプログラム16は、送信元の欄26a、件名の欄26b、およびこのような第1ブランク27a〜第3ブランク27cを有する雛形に対して設定登録テーブル20の登録事項および図5(b)のメニュー画面25で入力された事項を用いてCPU10aが図6に示すような電子メールを作成する処理を行うことを規定している。具体的にCPU10aは、送信元の欄26aには、設定登録テーブル20に登録されている携帯電話機10に応じたメールアドレスを設定し、件名の欄26bには、第1ブランク27aを含んだ雛形の文字「・・・です」を設定し、本文26cには送信先に応じて図4(b)で選択された種類に応じた雛形(第2ブランク27bおよび第3ブランク27cを含んだもの)をメール雛形データベース17から読み出して設定する処理を行う。
さらに、CPU10aは、第1ブランク27aへ設定登録テーブル20に登録されているユーザ名を設定し、第2ブランク27bへ図5(b)のメニュー画面25の第1入力欄25aでの入力により設定登録データベース20に登録されている新メールアドレスの使用開始日を設定し、第3ブランク27cへ図5(b)のメニュー画面25の第2入力欄25bでの入力により設定登録データベース20に登録されている新メールアドレスを設定して、新たなメールアドレスを通知する旨の電子メールを自動作成する。
なお、図6に示す電子メールは、メールアドレスを変更する場合のビジネス用雛形に基づいて作成されたものであり、図4(b)のメニュー画面23で設定される友達用または親しい友達用の雛形は、内容的には図6と同等であるが、文章がビジネス的な表現に比べてプライベート的な表現になっている。CPU10aは、これらの友達用または親しい友達用の雛形に対しても、図4のメニュー画面12で送信先として設定されたユーザ用に、図6に示すビジネス用の雛形に基づく電子メールと同様の処理を行って電子メールを作成する。
また、メールプログラム16は、後述する図7のアドレス帳データベース19(アドレス帳の元になるデータを格納したものであり、アドレス帳の表示に使用されるデータベースに該当)の登録内容(「種類」の項目に対して登録された内容)に基づいて、上述した各種雛形に基づいた電子メールを作成すると共に、作成した各種電子メールも図7のアドレス帳データベース19の登録内容(「送信」の項目に対して登録された内容)に基づいて、設定された送信先へ自動で送信する制御をCPU10aが行うことを規定している。このような、メールプログラム16が規定する電子メールの作成および送信処理は、図3のメニュー画面21で、「(3)送信実行」のボタン21c(ユーザから送信指示を受け付ける受付手段に相当)が選択された場合に開始されるように、プログラミングされている。
また、記憶部10gに記憶されるアドレス帳管理プログラム18は、図7に示すアドレス帳データベース19に対する新たなデータの登録、若しくは既に登録になっているデータの修正また削除等に関してCPU10aが行う処理内容を規定したものである。アドレス帳管理プログラム18は基本的に、外部からの通話の発呼に対する着信の履歴等をベースにして、発呼してきた外部の携帯電話機に応じて、電話番号をアドレス帳データベース19に登録する処理をCPU10aが行うことを規定している。
一旦、アドレス帳データベース19に電話番号が登録されると、その登録された電話番号に対する識別用の登録番号(図19中のNo.001、002等が該当)が、アドレス帳管理プログラム18の規定により付与されるようになっている。アドレス帳データベース19は、登録番号に応じた電話番号に加えて、ユーザ名(登録番号に対応する電話番号の携帯電話機に係るユーザ名に該当)、そのユーザ名の読み方、メールアドレス(登録番号に対応する電話番号の携帯電話機に応じたメールアドレスに該当)、および、ユーザに係るプロフィールデータ(趣味、仕事、誕生日等。電子メールの送信元に係る種類のデータに相当)も、ユーザの操作入力等で登録可能になっている。
また、本実施形態のアドレス帳データベース19は、上述した図4(a)(b)のメニュー画面22、23で設定された内容も、登録番号に応じたユーザ名に対応付けて登録(記録)されるようになっている。具体的には、図4(a)のメニュー画面22で、新たなメールアドレスを通知する電子メールの送信先として設定されたユーザには、「送信」の項目に「1」がユーザ名(登録番号または電話番号等)に対応付けて登録されている。また、図4(a)のメニュー画面22で、電子メールの送信先として設定されていないユーザには、「送信」の項目に「0」が登録された状態になっている。
さらに、送信の項目に「1」が登録されているユーザに対しては、図4(b)のメニュー画面23で選択されて内容が、アドレス帳データベース19の「種類」の項目に登録されている。詳しくは図4(b)のメニュー画面23で「(1)ビジネス用」が選択された場合、アドレス帳データベース19の「種類」の項目には「1」が登録され、メニュー画面23で「(2)友達用」が選択された場合、アドレス帳データベース19の「種類」の項目には「2」が登録され、メニュー画面23で「(3)親密な友達用」が選択された場合、アドレス帳データベース19の「種類」の項目には「3」が登録されるようになっている。
図8の第1フローチャートは、携帯電話機10の上述したメールアドレスの変更を通知する電子メールの送信に関する処理の流れ(方法)を整理したものである。この第1フローチャートに基づいて、携帯電話機10の一連の処理を、以下に整理して説明する。先ず、携帯電話機10は、メールアドレスの変更を通知する電子メールの送信先の指定を受け付けたか否かを判断する(S1)。
具体的には、図4(a)のメニュー画面22で、チェックボックスにチェックが入れられて詳細ボタン22gが選択されたか否かをCPU10aが判断し、詳細ボタン22gが選択されていない場合(S1:NO)、このメールアドレス変更通知に関する処理においては、ユーザからの選択操作待ちの状態となる。また、詳細ボタン22gが選択された場合(S1:YES)、図4(b)のメニュー画面23で電子メールの雛形を送信先ごとに設定することを受け付けて、携帯電話機10は送信先ごとの雛形設定処理を行うことになる(S2)。
それから、携帯電話機10は、メール作成に関する設定をユーザから受け付けたか否かを判断する(S3)。具体的には、携帯電話機10は図3のメニュー画面21を表示して、「(2)メール作成」のボタン21bが選択されたか否かをCPU10aが判断し、ボタン21bが選択されていない場合(S3:NO)、ユーザからの選択操作待ちの状態となる。また、ボタン21bが選択された場合(S3:YES)、図5(a)のメニュー画面24でのメールアドレスの変更等の前または変更等の後のいずれで通知を行うかの設定を受け付けると共に、図5(b)のメニュー画面25で新たなメールアドレスの通知に必要な記載事項の入力を受け付けて、携帯電話機10はメール作成に必要な事項の設定処理(S4)を行う。
その後、携帯電話機10は、新たなメールアドレスを通知する電子メールの送信指示をユーザから受け付けたか否かを判断する(S5)。具体的には、携帯電話機10は図3のメニュー画面21を再度表示して、「(3)送信実行」のボタン21cが選択されたか否かをCPU10aが判断し、ボタン21cが選択されていない場合(S5:NO)、ユーザからの選択操作待ちの状態となる。また、ボタン21cが選択された場合(S5:YES)、携帯電話機10は、設定された事項に基づいて図6に示す内容等の電子メールを作成し(S6)、作成した電子メールを設定された送信先へ自動で送信する(S7)。
よって、本発明の携帯電話機10のユーザは、多数の迷惑メールが頻繁に送信されてくる等の理由により、メールアドレスを変更しなければならない場合でも、上述したように、変更する新たなメールアドレスをユーザが希望する相手にだけ自動で通知することができ、変更するメールアドレスの通知に関する手間を大幅に低減できる。なお、上述した説明では、新たにメールアドレスを変更する場合で主に説明したが、携帯電話機10のユーザが新たに別の携帯電話機を購入することで、そのユーザのメールアドレスが追加になる場合でも、上記と同等の処理を行うことで、追加による新たなメールアドレスを携帯電話機10を用いて、希望する相手にだけ通知することができる。
一方、図9(a)の電子メールの閲覧画面35は、図1の携帯電話機30で自動作成されたものであり、この電子メールを受信した携帯電話機40の表示パネル42で表示された画面の状態を示している。携帯電話機30は、上述した携帯電話機10と同様の仕様になっており、そのため上記と同様に、図9(a)に示すように、新たなメールアドレスを通知する電子メールを自動作成できる。但し、携帯電話機30は、すでに携帯電話機を所有していたユーザが2台目として購入したものに相当するので、携帯電話機30に応じたメールアドレスは、これから通知する新たなメールアドレスになっている。そのため、携帯電話機30を用いて電子メールを作成する場合は、丁度、図5(a)のメニュー画面24で、メールアドレスの変更後または追加後の状態で電子メールを送信する場合に応じた第2ボタン24bが選択されることになる。
図9(a)の電子メールは、親密な友達用の雛形をベースにして自動作成された電子メールになっている。送信元の欄35aには、携帯電話機30の設定登録テーブルに登録されている携帯電話機30に応じたメールアドレスを設定し、件名の欄35bには、図示しないメールアドレス追加後の状態で電子メールを送信する場合の選択に連動して、雛形データベースに含まれる「アドレスを追加しました」と云う言葉が、設定されている。また、本文35cの第1ブランク36aには、設定登録テーブルに登録されているユーザ名が入力された状態で、追加のメールアドレスを通知する趣旨のメール本文が設定された状態になっている。
図9(b)の電子メールの閲覧画面37は、携帯電話機30がメールアドレスの変更後のものであると仮定して、携帯電話機30の自動作成機能により作成された、新たなメールアドレスを通知する内容を示している。このような仮定の場合でも、携帯電話機30の電子メール自動作成機能を用いることで、変更前のメールアドレスから変更後のメールアドレス(新メールアドレスに相当し、携帯電話機30の設定登録テーブルに登録されているもの)を通知する内容の文章になっている。なお、携帯電話機30で上述した電子メールを自動で作成して送信するには、携帯電話機30のアドレス帳データベースおよび設定登録テーブルには、すでに必要事項が登録されている必要があるが、これらの事項の登録は、通常、携帯電話機の購入時に店頭などの携帯電話機販売側で実施されるので、ユーザ側としては通常、特別な入力操作は不要である。
図10は、上述した携帯電話機10、30等から新たなメールアドレスを通知する旨の電子メールを受信する側となる図1の携帯電話機40の主要な内部構成を示すブロック図である。携帯電話機40の基本的なハード構成は、図2に示す携帯電話機10と同等であり、CPU40aに、通信部40b、RAM40c、ROM40d、表示用インタフェース40e、操作部インタフェース40fおよび記憶部40g(記憶手段に相当)を内部バス40hで接続している。なお、内部バス40hで接続した各部の仕様も携帯電話機10と同等であり、例えば、通信部40bは無線アンテナ41と接続されており、表示用インタフェース40eは、携帯電話機40の筐体外面に配置される表示パネル42と接続されており、操作部インタフェース40fは、携帯電話機40の筐体表面に設けられた上下左右キー、決定キーおよび数字キー等の多数の操作キーからなる操作部43と接続されている。
また、記憶部40gには、端末プログラム44、メニュー画面テーブル45、メールプログラム46、メール雛形データベース47、アドレス帳管理プログラム48、アドレス帳データベース49、携帯電話機40のユーザ名や電話番号等を登録した設定登録テーブル50、キーワードデータベース51、更新判定プログラム52等を記憶している。端末プログラム44は、図2に示す端末プログラム14と同等の内容になっている。また、メニュー画面テーブル45は、表示パネル42で表示する各種メニュー画面用のデータを格納したテーブルである。
さらに、メールプログラム46は、図2に示すメールプログラム16が規定する内容に加えて、後述する更新判定プログラム52の規定処理に連動しており、新メールアドレスを通知する旨の電子メールの受信に伴い、新メールアドレスをアドレス帳データベース49に記憶して更新すると、メールアドレスを更新した旨の電子メールを、新メールアドレスを通知してきたユーザへ自動で送信する旨を規定している。そのため、メール雛形データベース47は、図2のメール雛形データベース17が格納している雛形に加えて、「通知頂いたメールアドレスを更新しました。」と云う旨の雛形も格納している。
アドレス帳管理プログラム48は、図2に示すアドレス帳管理プログラム18と同等の処理に加えて、後述する更新判定プログラム52の規定処理に連動して、受信した電子メールで通知された新たなメールアドレスをアドレス帳データベース49に記憶する処理をCPU40aが行うことを規定している。なお、本実施形態のアドレス帳プログラム48は基本的に、図11に示すアドレス帳データベース49の「メールアドレス2」の欄に、新メールアドレスを記憶する処理を規定するが、設定によっては「メールアドレス1」に既登録のメールアドレスに対して新メールアドレスを上書的に記憶する処理(書き換え処理)を行うことも可能になっている。
図11は、携帯電話機40の記憶部40gに記憶されているアドレス帳データベース49を示している。アドレス帳データベース49の構造は基本的に、図7のアドレス帳データベース19と同等であるが、携帯電話機40のアドレス帳データベース49は、追加的にメールアドレスを記憶できるように、1つのユーザ名(登録番号)に対応付けて計2つのメールアドレス(メールアドレス1、メールアドレス2)を格納できるようになっている。
図12は、キーワードデータベース51の中身を示している。キーワードデータベース51は、メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールの中に通常含まれる語(キーワード)を格納したデータベースである。本実施形態のキーワードデータベース51は、「メールアドレス」、「メアド」、「アドレス」、「機種」、「端末」、「携帯」、「ケータイ」、「けいたい」、「けーたい」、「変更」、「追加」等の複数のキーワードを格納している。なお、メールアドレスの変更または追加の旨を表すことに関して、「メールアドレス」、「変更」、「追加」は、キーワードデータベース51に格納すべき必須の語となる。
記憶部40gに記憶される更新判定プログラム52は、受信した電子メールが新たなメールアドレスを通知するものであるかを判別する処理、新たなメールアドレスを更新する対象となるユーザ名(登録番号)を特定する処理などを規定したものであり、CPU40aは、この更新判定プログラム52の規定内容に基づいて、新たなメールアドレスの更新に係る各種処理を行う。
図13は、受信した電子メールについて、CPU40aが更新判定プログラム52の規定内容に基づいて行う処理手順の内容(メールアドレス記憶方法の内容)を示した第2フローチャートである。以下、この第2フローチャートに基づき新たなメールアドレスの更新に関する携帯電話機40(CPU40a)の処理内容を説明する。先ず、携帯電話機40は、電子メールを受信したか否かを判断する(S10)。電子メールを受信していない場合(S10:NO)、携帯電話機40は電子メールの受信待ちの状態となり、電子メールを受信した場合(S10:YES)、その電子メールが新メールアドレスを通知する内容であるか否かを判断する(S11)。
受信した電子メールが新たなメールアドレスを通知する内容のものであるか否かの判断は、受信した電子メールに含まれる全ての語の中に、キーワードデータベース51に格納されているキーワードに一致する語があるか否かをCPU40aが検出することで行っている。一致する語が少なくとも一つでも検出されれば、CPU40aは、受信した電子メールは新たなメールアドレスを通知する内容のものであると判断する。そのため、図6に示すような電子メールまたは図9(a)(b)に示すような電子メールを携帯電話機40が受信すれば、これらの電子メールは、キーワードデータベース51に格納された「メールアドレス」、「変更」、「メアド」、「追加」等のキーワードを含むため、携帯電話機40により、新たなメールアドレスを通知する内容のものであると判断される(S11:YES)。
また、キーワードに一致する語が検出されなければ、受信した電子メールは新たなメールアドレスを通知する内容のものではない(他の内容の電子メールである)と、CPU40aは判断する(S11:NO)。この場合、本発明に係る新メールアドレスの更新処理を行う必要がないため、CPU40aは本発明に関する処理を終了する。なお、本発明に関する処理を終了した場合、通常の電子メール受信処理と同等な処理を行うことになり、受信した電子メールを受信フォルダに格納すると共に、ユーザの所要の操作により、受信した電子メールを閲覧できるように表示パネル42に表示する処理をCPU40aは行う(以下、同様)。
上述したS11の処理段階で「YES」になった場合、次に、CPU40aは、新たなメールアドレスの更新対象となるユーザ(登録番号)をアドレス帳データベース49の中から特定する処理を行う。
本実施形態では、2種類の処理を行って更新対象を特定するようにしており、1つ目の処理は、受信した電子メールの送信元に応じたメールアドレスが、アドレス帳データベース49に含まれるかで特定する仕方(S12:YESからS13へ向かう処理の内容)である。この1つ目の処理は、例えば、図1に示す携帯電話機10のユーザのように、受信した電子メール送信元のユーザが、メールアドレスを実際に変更または追加する前に新たなメールアドレスを通知してきたときに対応したものである。また、2つ目の処理は、例えば、図1に示す携帯電話機30のユーザのように、メールアドレスを変更または追加してから、その変更または追加に係る携帯電話機を用いて電子メールを送信してきたときに対応したものであり、この場合は、送信元に応じたメールアドレスは、アドレス帳データベース49に未だ登録されていないので、電子メールに含まれるユーザ名から更新対象を特定することになる(S12:NOからS16へ向かう処理の内容)。
よって、CPU40aは更新対象の特定について、先ず、受信した電子メールの送信元に応じたメールアドレスがアドレス帳データベース49に含まれるか否かを検出する(S12)。送信元に応じたメールアドレスがアドレス帳データベース49に含まれることを検出した場合(S12:YES)、送信元の携帯電話機は未だ変更されていないので、次に、CPU40aは、更新対象となる新たなメールアドレスが、受信した電子メールの本文中に含まれるか否かを検出する(S13)。この検出処理では、先ず受信した電子メールの本文に含まれる語の中から、メールアドレスに含まれる「@(アットマーク)」を手がかりにして検出すると共に、その検出したメールアドレスが、アドレス帳データベース49に含まれか否かを検出する。そのため、受信した電子メールの本文中に「@(アットマーク)」を含む語(メールアドレス)が検出され、そのメールアドレスがアドレス帳データベース49に未登録であると検出された場合(アドレス帳データベース49に含まれないメールアドレスをCPU40aが検出した場合に相当)、更新対象となる新たなメールアドレスが、受信した電子メールの本文中に含まれるとCPU40aは判断する(S13:YES)。
一方、受信した電子メールの本文の中からメールアドレスを検出できなかったとき(「@(アットマーク)」を含む語がないとき)、または、電子メールの本文の中からメールアドレスを検出できたが、そのメールアドレスは、アドレス帳データベース49に既に含まれることを検出した場合は、結局、更新すべき新たなメールアドレスが受信した電メールの本文中に含まれないことになる(S13:NO)。この場合は、メールアドレスに関する更新処理を行えないので、CPU40aは、本発明に関する処理を終了する。
携帯電話機40(CPU40a)がこのような処理を行うことにより、例えば、図1に示す携帯電話機10から図6に示す電子メールを携帯電話機40が受信したとすると、送信元(From)に応じたメールアドレス(yamada@stu.ne.jp)は、アドレス帳データベース49に含まれるため(登録番号084の「山田健二」に対応付けられたメールアドレスに相当)、S12の処理段階は「YES」となる。さらに、図6に示す電子メールの本文には、アドレス帳データベース49には含まれない新メールアドレス(yamada@xyz.ne.jp)が含まれるので、S13の処理段階は「YES」となる。
S13の処理段階が「YES」となった場合、CPU40aは、通知された新たなメールアドレスの登録をユーザに問い合わせる内容の図14(a)に示すような登録確認画面60を表示パネル42に表示する処理を行う(S14)。なお、図14(a)の登録確認画面60(指示受付手段に相当)は、記憶部40gのメニュー画面テーブル45に含まれるメニュー画面の画面データに基づき生成されたものであり、登録確認画面60の第1ブランク60aおよび第2ブランク60bには、アドレス帳データベース49において、送信元に応じたメールアドレス(yamada@stu.ne.jp)に対応付けられたユーザ名(山田健二)がCPU40aの処理により自動で当てはめられた状態になっている。また、登録確認画面60は、操作部43の左右キーおよび決定キーにより選択可能なYESボタン60cおよびNOボタン60dを有している。
図13の第2フローチャートに戻り、携帯電話機40は、通知された新たなメールアドレスを登録(記憶)する指示をユーザから受け付けたか否かを、図14(a)の登録確認画面60のYESボタン60cまたはNOボタン60dのいずれが選択されたかにより判断する(S15)。YESボタン60cが選択された場合(S15:YES)、S13の処理段階で、受信した電子メール中の本文から検出した新たなメールアドレス(例えば、yamada@xyz.ne.jp)を、受信した電子メールに係る送信元に応じたメールアドレスのユーザ名(例えば、山田健二)に対応付けて、アドレス帳データベース49の「メールアドレス2」の欄にCPU40aは、登録(記憶)する処理を行う(S19)。
なお、図14(a)の登録確認画面60でNOボタン60dが選択された場合(S15:NO)、この場合は携帯電話機40のユーザの意思により、通知された新たなメールアドレスの登録が必要ないと判断されたことになるので、携帯電話機40は、メールアドレスの更新に係る処理を終了する。
また、S12の処理段階で、携帯電話機40が、送信元に応じたメールアドレスがアドレス帳データベース49に含まれることを検出できなかった場合(S12:NO)、すなわち、送信元に応じたメールアドレスがアドレス帳データベース49に含まれないことが検出されたときは、送信元の携帯電話機に応じたメールアドレスが新しいものであることが想定されるので、新メールアドレスの登録処理(更新処理)にあたり、携帯電話機40は、受信した電子メールの送信元を特定する必要がある。そのため、本実施形態では、受信した電子メールに含まれる名前に相当する語の中に、アドレス帳データベース49に登録されたユーザ名と同一または少なくとも一部分が一致する語があるか否かを検出して、更新対象となるユーザを特定する。なお、この検出処理では、電子メールの件名の欄および本文の欄に記載された内容が検出対象となる。
そのため、S12の処理段階で「NO」になった場合、携帯電話機40(CPU40a)は、受信した電子メールの中から単語(ひとかたまりの語または名詞・代名詞に相当する語)を抽出する(S16)。さらに、携帯電話機40(CPU40a)は、その抽出した単語と、一致または少なくとも一部分が一致するユーザ名が、アドレス帳データ49に含まれるか否かを検出する(S17)。抽出した単語と、一致または少なくとも一部分が一致するユーザ名が、アドレス帳データベース49に含まれないことを携帯電話機40(CPU40a)が検出した場合(S17:NO)、更新対象を特定できないことからこの時点で新メールアドレスを自動更新する処理を終了する。
また、抽出した単語と、一致または少なくとも一部分が一致するユーザ名が、アドレス帳データベース49に含まれることを携帯電話機40(CPU40a)が検出した場合(S17:YES)、すなわち、ユーザ名を表す語の少なくとも一部分と一致する語をアドレス帳テータベース49から検出したとき、携帯電話機40は図14(b)に示すような登録確認画面61(指示受付手段に相当)を表示パネル42に表示する処理を行う(S18)。
なお、図14(b)の登録確認画面61も、記憶部40gのメニュー画面テーブル45に含まれるメニュー画面の画面データに基づいて表示されたものであり、登録確認画面61の第1ブランク61aおよび第2ブランク61bには、例えば、受信した電子メールが図9(a)に示すものであった場合(送信元を表す語として「愛香」が含まれる電子メールである場合)、S17の処理段階でアドレス帳データベース19に含まれることを検出したユーザ名(江藤愛香)がCPU40aの処理により自動で当てはめられた状態になっている。また、登録確認画面61は、図14(a)の登録確認画面60と同様に、操作部43の左右キーおよび決定キーにより選択可能なYESボタン61cおよびNOボタン61dを有している。
なお、登録確認画面61を表示した後の処理は、図14(a)の登録確認画面60の場合と同様であり、携帯電話機40は、通知された新たなメールアドレスを登録(記憶)する指示をユーザから受け付けたか否かを、図14(b)の登録確認画面61のYESボタン61cまたはNOボタン61dのいずれが選択されたかにより判断し(S15)、YESボタン61cが選択された場合(S15:YES)、受信した電子メールに係る送信元に応じたメールアドレス(例えば、aika@xyz.ne.jp)を、S17の処理段階で検出したユーザ名(例えば、江藤愛香)に対応付けて、アドレス帳データベース49の「メールアドレス2」の欄にCPU40aは、登録(記憶)する処理を行う(S19)。また、登録確認画面61でNOボタン61dが選択された場合(S15:NO)、携帯電話機40は、メールアドレスの更新に係る処理を終了する。
最後に、携帯電話機40は、メールアドレスの記録処理(更新処理)を行った旨の電子メールを作成して、新メールアドレスを通知してきたユーザ(受信した電子メールの送信元に相当)へ送信する処理を行う(S20)。図15(a)は、図1の携帯電話機10から新メールアドレスを通知する電子メールを受信した場合に、携帯電話機40が携帯電話機10へ送信するために作成した電子メール62を示している。携帯電話機40は、記憶部40gに記憶したメール雛形データベース47に含まれる雛形をベースにして電子メール62を作成している。具体的には、電子メール62の中の第1ブランク62aに、受信した電子メールの送信元のユーザ名(山田健二)を当てはめると共に、第2ブランク62bには、設定登録テーブル50に登録されている携帯電話機40のユーザ名(山本ひろし)を当てはめる処理をCPU40aが行うことで、電子メール62は作成されている。そして、携帯電話機40(CPU40a)は、作成した電子メール62を自動で送信する処理を行う。
また、図15(b)は、図1の携帯電話機30から新たなメールアドレスを通知する電子メールを受信した場合に、携帯電話機40が携帯電話機30へ送信するために作成した電子メール63を示しており、電子メール63も図15(a)の電子メール62と同様に作成されて送信処理が行われる。
なお、図13の第2フローチャートにおけるS17の処理段階で、受信した電子メールから抽出した単語と、同一または少なくとも一部分が同一であるユーザ名が、アドレス帳データ49に複数含まれことを、携帯電話機40(CPU40a)が検出した場合、検出した複数のユーザ名の中から、更新対象を携帯電話機40のユーザが確認できるメニュー画面を表示する処理を行う。
図16は、S17の処理段階で複数のユーザ名が含まれることを検出した場合に、携帯電話機40は表示パネル42の表示するメニュー画面64を示している。このメニュー画面64は、記憶部40gに記憶されるメニュー画面テーブル45に含まれる画面データに基づき表示されるものであり、受信した電子メールに「山田」と云う語が含まれていた場合に対応する内容になっている。すなわち、図11のアドレス帳データベース49には「山田」と、一部分が一致するユーザ名として「山田健二」、「山田ちゃん」、「山田一郎」が含まれているので、CPU40aは、これらのユーザ名を択一的に選択可能にしたテーブル64aとして配置し、メニュー画面64を生成する。
また、メニュー画面64は、決定ボタン64bおよびキャンセルボタン64cを有しており、テーブル64aの中でいずれか一つのユーザ名が操作部43の上下キーで選択された状態(図16では、「山田健二」が選択された状態)で、決定ボタン64bが選択されると、丁度、図14(a)(b)のYESボタン60c、61cが選択された場合と同様になり、テーブル64aで選択されていたユーザ名が更新対象として特定され、S19の処理段階で、そのユーザ名に対して新たなメールアドレスの登録処理(記憶処理)が行われる。また、メニュー画面64のキャンセルボタン64cが選択されると、丁度、図14(a)(b)のNOボタン60d、61dが選択された場合と同様になり、更新処理が終了する。
このように携帯電話機40では、新たなメールアドレスを通知する旨の電子メールを受信すると、自動的に更新対象のユーザを特定して表示するので、更新対象のユーザ名を容易に確認できる上、簡単なボタン操作(YESボタン60c、61cまたは決定ボタン64bの選択操作)を行うだけで、通知された新メールアドレスをアドレス帳データベース49に登録(記録)できるので、登録に係る操作負担も従来に比べて大幅に低減できる。また、新たなメールアドレスをアドレス帳データベース49に登録する前に、一度、図14(a)(b)または図16に示すようなメニュー画面60、61、64を表示し、ユーザに確認の機会を与えるので、現在の交友状態では必要のないユーザについてまで無用な更新処理を行うことを防止できる。さらに、携帯電話機40は、メールアドレスを登録した場合は、登録(更新)した旨の電子メールを、新たなメールアドレスの通知を行ったユーザの携帯電話機(例えば、携帯電話機10、30)へ送信するので、新メールアドレスを通知してきたユーザの安心感を得ることもできる。
なお、携帯電話機40が行う上述した処理は、図1の携帯電話機10、30からの受信した電子メールに基づいて行うことで説明したが、他の携帯電話機が、新たなメールアドレスを通知する旨の電子メールを送信してきた場合も、上記と同様に処理を行うことが可能である。特に携帯電話機10、30の場合と異なり、新たなメールアドレスを通知する旨の電子メールが通常通りに、ユーザのマニュアル的な操作で作成された場合でも、そのような電子メールを携帯電話機40が受信すれば、上記と同様の処理を行える。
また、本発明の携帯電話機40は、上述した説明内容に限定されるものではなく、種々の変形例が存在する。例えば、本発明に係る処理を行う機器は、携帯電話機以外にも、メール送受信機能を有する通信端末機器(例えば、スマートフォン、PDA、携帯型パーソナルコンピュータ等)を適用することが可能である。また、携帯電話機40のメールアドレスに関する更新処理の事前設定として、図17に示すようなメニュー画面66を表示パネル42に表示して、メールアドレスの更新を行う場合は、自動的に処理が進行するようにしてもよい。図17のメニュー画面66は、アドレス帳データベース49に登録されている登録番号およびユーザ名を配置したテーブル67を有し、このテーブル67は右端の上下スクロールバーにより、図中の上下方向にスクロール可能になっている。また、テーブル67は、ユーザ名ごとにチェックボックス68a〜68e等を設けており、これらチェックボックス68a〜68e等へは、操作部43の上下キーおよび決定キーの操作によりチェックを入れることが可能になっている。さらに、テーブル67は、下方に決定ボタン69a、メインメニューへ戻るための戻るボタン69bを有している。決定ボタン69aが選択される操作が行われると、各チェックボックス68a、68b等にチェックが入ったユーザに対しては、アドレス帳データベース49の図示しない欄にフラグが立つようになっている。
そのため、このメニュー画面66を用いた場合、図13に示す第2フローチャートの処理は、S14、S15およびS18の処理段階を省略することができ、携帯電話機40(CPU40a)は、S13またはS17の処理段階で更新対象となるユーザを検出すると、そのユーザにはアドレス帳データベース49においてフラグが立っているか否かを検出し、フラグが立っていれば、S19の処理段階で新たなメールアドレスを自動で登録(記憶)する処理を行うことになる。また、検出したユーザにフラグが立っていなければ、そのまま処理を終了することになる。このようなメニュー画面66を用いて、処理の前に更新を行うユーザを設定しておけば、図3の第2フローチャートの処理の自動化を進めることができ、携帯電話機40のユーザの手間を一段と低減できることになる。
また、図18に示すメニュー画面70は別の変形例で用いるメニュー画面であり、第2フローチャートにおけるS10より後の処理段階を行うか否かの条件を設定するためのものである。すなわち、図13の第2フローチャートでは、受信した電子メールの全てに対して更新処理に関する判断を行うため、電子メールの受信時の携帯電話機40の処理負担は重くなる。そのため、処理負担の低減を図るため、更新処理を行う条件をメニュー画面70で設定しておき、その条件に当てはまる場合だけ、更新処理を行うようにすることも可能である。メニュー画面70では、更新処理を行う条件として、計4パターンを挙げており、第1のパターンは、受信した電子メールの送信元に応じたメールアドレスがアドレス帳データベース49に未登録の場合であり、第2のパターンは、受信した電子メール中にキーワードデータベース51に格納されているキーワードを含む場合であり、第3のパターンは、受信した電子メールの本文中にメールアドレスを含む場合であり、第4のパターンは、受信した全メールを処理対象にする場合である。
上述した第1のパターン〜第3のパターンは、受信した電子メールが新メールアドレスを通知する場合に通常、該当する条件と考えられるため、これらの条件の少なくとも1つに合致することを更新処理の開始条件にすれば、携帯電話機40の処理負担を低減して効率良く更新処理を行える。なお、メニュー画面70は、パターンごとにチェックボックス71a〜71dを設けており、第1のパターン〜第3のパターンに対応するチェックボックス71a〜71cは複数のチェックを入れることが可能となっており、また、第4のパターンのチェックボックス71dにチェックが入れられた場合は、残りのチェックボックス71a〜71cにはチェックが入れられないようになっている。これらのチェックボックス71a〜71dにチェックが入れられた状態で決定ボタン71eが選択されると、チェックが入れられた条件が設定され、設定された条件が記憶部40gに記憶されると共に、記憶された条件のパターンが第2フローチャートのS10の処理段階の後で判断されることになる。
例えば、第1のパターンが設定された場合は、電子メールを受信すると(S10:YES)、その電子メールの送信元に係るメールアドレスが、アドレス帳データベース49に含まれるか否かを検出し、含まれることを検出した場合は処理を終了し、含まれない場合のみ、S11以降の処理段階を行うことになる。また、第2のパターンが設定された場合は、第2のパターンの条件に係る判断は、第2フローチャートのS11の処理段階と同じなので、S11以降の処理に変更は無い。さらに、第3のパターンが設定された場合は、電子メールを受信すると(S10:YES)、その電子メールの本文に含まれる語の中から、メールアドレスに相当する語を「@(アットマーク)」を手がかりにして検出し、メールアドレスを含むことを検出した場合のみ、S11の処理段階を行うことになる。なお、第1のパターン〜第3のパターンが複数設定されたときは、上述した各処理を順次行って、いずれも条件を満たした場合のみ処理が進行することになる。
また、携帯電話機40は、新たなメールアドレスの登録(記憶)を行う場合、受信した電子メールに新たな電話番号、趣味などアドレス帳データベース49に登録することが可能なデータ(電子メールの送信元に係る種類のデータに相当)が含まれていれば、そのようなデータも一緒にアドレス帳データベース49に登録(記憶)するようにしてもよい。この場合、図13の第2フローチャートにおけるS19の処理段階を行うときに、受信した電子メールの中に、アドレス帳データベース49の項目に応じた語(電話番号、趣味、仕事等)が含まれるか否かを検出し、含まれる場合は、それらの語の後に書かれているデータを、その検出した語に応じた項目の欄に、更新対象となるユーザ名に対応付けてアドレス帳データベース49へ記憶する処理をCPU40aが行うことになる。
そのため、図19に示すような電子メール75を携帯電話機40が受信すると、新たなメールアドレスの登録のときに、携帯電話機40(CPU40a)は、電子メール75の本文中からアドレス帳データベース49の項目に応じた語である「電話番号」および「趣味」を検出し、それらの後に記載された「090−1227−1209」および「ダイビング」を、アドレス帳データベース49の「電話番号」および「趣味」の欄に、ユーザ名「江藤愛香」に対応付けて上書き的に記憶する処理を行うことになる。携帯電話機40が、このような処理を行うことで、アドレス帳データベース49に登録されている各種データの管理更新に係る手間が低減され、最新の情報を容易に維持できるようになる。
また、上述した説明では、新たなメールアドレスの登録箇所は、アドレス帳データベース49のメールアドレス2の欄にしているが、メールアドレス1の欄に上書き的に記録することも可能であり、いずれの欄に記録するかは設定メニュー画面を設けて、予め設定できるようにしてもよい。
さらに、携帯電話機40に係る仕様の簡略化を図る場合は、図13の第2フローチャートにおける各処理段階のいずれかを省略することも可能である。例えば、最後の処理段階(S20)のメールアドレスを記憶(更新)した旨の電子メール送信処理は省略可能であり、また、図1に示す携帯電話機30(アドレス帳データベース49に未登録のメールアドレスを有する携帯電話機に相当)からの電子メールは自動的な処理範囲から外してもよく、この場合は、S12、S16〜S18の処理段階が省略可能となる。
本発明の実施形態に係るメールアドレス記憶システムの全体的な構成を示す概略図である。 新メールアドレスを通知する電子メールの送信側の携帯電話機の主要な内部構成を示すブロック図である。 メニュー画面を示す概略図である。 (a)は自動送信設定用のメニュー画面を示す概略図、(b)は詳細内容設定用のメニュー画面を示す概略図である。 (a)はメール作成メニューのメニュー画面を示す概略図、(b)は所定事項の入力用のメニュー画面を示す概略図である。 雛形をベースに作成された電子メールを示す概略図である。 電子メールの送信側の携帯電話機が記憶するアドレス帳データベースを示す図表である。 電子メールの送信側の携帯電話機におけるメールアドレス記憶方法に係る処理手順を示す第1フローチャートである。 (a)は別の送信側の携帯電話機で作成された電子メールを示す概略図、(b)は別の雛形をベースに作成された電子メールを示す概略図である。 新メールアドレスを通知する電子メールの受信側の携帯電話機の主要な内部構成を示すブロック図である。 電子メールの受信側の携帯電話機が記憶するアドレス帳データベースを示す図表である。 キーワードデータベースの中身を示す図表である。 電子メールの受信側の携帯電話機におけるメールアドレス記憶方法に係る処理手順を示す第2フローチャートである。 (a)は、メールアドレスの登録を確認する登録確認画面の概略図、(b)は別の処理に対応した登録確認画面の概略図である。 (a)は新メールアドレスの登録後に送信する電子メールを示す概略図、(b)は別の例の登録後に送信する電子メールを示す概略図である。 複数のユーザ名を配置したメニュー画面の概略図である。 自動更新設定用のメニュー画面を示す概略図である。 条件設定用のメニュー画面を示す概略図である。 変形例の新たなメールアドレスを通知する旨の電子メールを示す概略図である。
符号の説明
1 メールアドレス記憶システム
10、30、40 携帯電話機
10a、40a CPU
10g、40g 記憶部
12、32、42 表示パネル
13、43 操作部
16、46 メールプログラム
17、47 メール雛形データベース
18、48 アドレス帳管理プログラム
19、49 アドレス帳データベース
51 キーワードデータベース
52 更新判定プログラム

Claims (12)

  1. 一の通信端末機から送信されたメールアドレスを通知する旨の電子メールを受信した他の通信端末機が、通知されたメールアドレスを記憶するメールアドレス記憶システムにおいて、
    前記一の通信端末機は、
    メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールの雛形を格納した雛形データベースと、
    前記雛形に係る電子メールの送信先の指定を受け付ける指定受付手段と、
    メールアドレスを通知する旨の電子メールの送信指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で送信指示を受け付けた場合、前記雛形データベースから読み出した雛形に、通知するメールアドレスを含ませた電子メールを作成する手段と、
    作成した電子メールを前記指定受付手段で指定を受け付けた送信先へ送信する手段とを備え、
    前記他の通信端末機は、
    電子メールの送信元に応じたメールアドレスを記憶する記憶手段と、
    メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースと、
    電子メールを受信した場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記キーワードデータベースが格納するキーワードに一致する語を検出する手段と、
    キーワードに一致する語が検出された場合、受信した電子メールの中から、前記記憶手段が記憶する中に含まれないメールアドレスを検出する手段と、
    記憶する中に含まれないメールアドレスが検出された場合、検出されたメールアドレスを前記記憶手段に記憶する処理を行う記憶処理手段とを備えることを特徴とするメールアドレス記憶システム。
  2. 一の通信端末機がメールアドレスを通知する旨の電子メールを他の通信端末機へ送信し、前記他の通信端末機が、受信した電子メールで通知されたメールアドレスを記憶するメールアドレス記憶方法において、
    メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールの雛形を格納した雛形データベースを備えた前記一の通信端末機は、
    前記雛形に係る電子メールの送信先の指定を受け付けており、
    メールアドレスを通知する旨の電子メールの送信指示を受け付けた場合、前記雛形データベースから読み出した雛形に、通知するメールアドレスを含ませた電子メールを作成し、
    作成した電子メールを、指定を受け付けた送信先へ送信し、
    電子メールの送信元に応じたメールアドレスを記憶する記憶手段およびメールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースを備えた前記他の通信端末機は、
    電子メールを受信した場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記キーワードデータベースが格納するキーワードに一致する語を検出し、
    キーワードに一致する語を検出した場合、受信した電子メールの中から、前記記憶手段が記憶する中に含まれないメールアドレスを検出し、
    記憶する中に含まれないメールアドレスを検出した場合、検出したメールアドレスを前記記憶手段に記憶する処理を行うことを特徴とするメールアドレス記憶方法。
  3. メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールを送信可能な通信端末機において、
    メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールの雛形を格納した雛形データベースと、
    前記雛形に係る電子メールの送信先の指定を受け付ける指定受付手段と、
    メールアドレスの変更または追加の旨を表す電子メールの送信指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が送信指示を受け付けた場合、前記雛形データベースから読み出した雛形に、変更または追加するメールアドレスを含ませた電子メールを作成する手段と、
    作成した電子メールを前記指定受付手段が指定を受け付けた送信先へ送信する手段と
    を備えることを特徴とする通信端末機。
  4. 電子メールの送信元に応じたメールアドレスを記憶する記憶手段を備えた通信端末機において、
    メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースと、
    電子メールを受信した場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記キーワードデータベースが格納するキーワードに一致する語を検出する手段と、
    キーワードに一致する語が検出された場合、受信した電子メールの中から、前記記憶手段が記憶する中に含まれないメールアドレスを検出する手段と、
    記憶する中に含まれないメールアドレスが検出された場合、検出されたメールアドレスを前記記憶手段に記憶する処理を行う記憶処理手段と
    を備えることを特徴とする通信端末機。
  5. 電子メールの送信元に応じたメールアドレスを電子メールの送信元に係るユーザ名に対応付けて記憶する記憶手段を備えた通信端末機において、
    メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースと、
    電子メールを受信した場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記キーワードデータベースが格納するキーワードに一致する語を検出する手段と、
    キーワードに一致する語が検出された場合、受信した電子メールの送信元に応じたメールアドレスが、前記記憶手段が記憶する中に含まれるか否かを検出する手段と、
    送信元に応じたメールアドレスが、前記記憶手段が記憶する中に含まれることが検出された場合、受信した電子メールの本文の中から、前記記憶手段が記憶するメールアドレスの中に含まれないメールアドレスを検出する手段と、
    記憶するメールアドレスの中に含まれないメールアドレスが検出された場合、検出されたメールアドレスを、受信した電子メールの送信元に係るユーザ名に対応付けて前記記憶手段に記憶する処理を行う記憶処理手段と
    を備えることを特徴とする通信端末機。
  6. 送信元に応じたメールアドレスが、前記記憶手段が記憶するメールアドレスの中に含まれないことが検出された場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記記憶手段が記憶するユーザ名を表す語の少なくとも一部分と一致する語を検出する手段を備え、
    一致する語が検出された場合、前記記憶処理手段は、受信した電子メールの送信元に応じたメールアドレスを、検出された一致する語に係るユーザ名に対応付けて前記記憶手段に記憶する処理を行う請求項5に記載の通信端末機。
  7. 電子メールの送信元に応じたメールアドレスを電子メールの送信元に係るユーザ名に対応付けて記憶する記憶手段を備えた通信端末機において、
    メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースと、
    電子メールを受信した場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記キーワードデータベースが格納するキーワードに一致する語を検出する手段と、
    キーワードに一致する語が検出された場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記記憶手段が記憶するユーザ名を表す語の少なくとも一部分と一致する語を検出する手段と、
    一致する語が検出された場合、受信した電子メールの送信元に応じたメールアドレスを、検出された一致する語に係るユーザ名に対応付けて前記記憶手段に記憶する処理を行う記憶処理手段と
    を備えることを特徴とする通信端末機。
  8. メールアドレスを前記記憶手段に記憶するか否かの指示を受け付ける指示受付手段を備え、
    前記指示受付手段が記憶する旨の指示を受け付けた場合に、前記記憶処理手段は記憶する処理を行う請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載の通信端末機
  9. 前記記憶処理手段が記憶する処理を行った場合、受信した電子メールの送信元へ、メールアドレスを記憶した旨の電子メールを送信する処理を行う手段を備える請求項4乃至請求項8のいずれか1項に記載の通信端末機。
  10. 前記記憶手段は、電子メールの送信元に係る種類のデータをユーザ名に対応付けて記憶してあり、
    受信した電子メールの中から、前記記憶手段が記憶する種類に応じたデータを検出する手段と、
    前記記憶手段が記憶する種類に応じたデータが検出された場合、前記記憶処理手段は、検出されたデータをユーザ名に対応付けて記憶する処理を行う請求項4乃至請求項9のいずれか1項に記載の通信端末機。
  11. 電子メールの送信元に応じたメールアドレスを記憶する通信端末機が、受信した電子メールに基づいてメールアドレスの記憶処理を行うメールアドレス記憶方法において、
    メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースを備えた前記通信端末機は、
    電子メールを受信した場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記キーワードデータベースが格納するキーワードに一致する語を検出し、
    キーワードに一致する語を検出した場合、受信した電子メールの中から、記憶する中に含まれないメールアドレスを検出し、
    記憶する中に含まれないメールアドレスを検出した場合、検出したメールアドレスの記憶処理を行うことを特徴とするメールアドレス記憶方法。
  12. 電子メールの送受信が可能であり、電子メールの送信元に応じたメールアドレスを電子メールの送信元に係るユーザ名に対応付けて記憶する通信端末機に、受信した電子メールに基づいてメールアドレスの記憶処理を行わせる通信端末機用プログラムにおいて、
    メールアドレスの変更または追加の旨を表す複数のキーワードを格納したキーワードデータベースを備えた通信端末機に、
    電子メールを受信した場合、受信した電子メールに含まれる語の中から、前記キーワードデータベースが格納するキーワードに一致する語を検出する手段と、
    キーワードに一致する語を検出した場合、受信した電子メールの中から、記憶する中に含まれないメールアドレスを検出する手段と、
    記憶する中に含まれないメールアドレスを検出した場合、検出したメールアドレスの記憶処理を行う手段として機能させることを特徴とする通信端末機用プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013055576A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Kyocera Corp 携帯電子機器、編集方法及び編集プログラム

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