JP2007110188A - 記録装置、記録方法、再生装置および再生方法 - Google Patents

記録装置、記録方法、再生装置および再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】同一または類似するシーンは、同様の処理対象とすることができるようにする。
【解決手段】記録する情報信号について特徴量を検出する特徴量検出手段12と、特徴量検出手段12で検出された特徴量を用いて、情報信号の区切りを検出する区切り検出手段13と、区切り検出手段13で検出された区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に、特徴量検出手段12で検出された特徴量を記憶する特徴量記憶手段15と、分節区間毎に、特徴量記憶手段15に記憶されている特徴量を用いて、同一または近似する特徴量のものには同一のものを付与するようにして、識別子を付与する識別子付与手段14とを設ける。分節区間毎に、区切り検出手段13で検出された区切りの情報と、識別子付与手段15により付与された識別子と、記録媒体に記録された情報信号とを、対応付けて記録する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばテレビ放送番組の情報のような情報信号を記録したり、再生したりする場合に使用して好適な記録装置、記録方法、再生装置および再生方法に関する。
ハードディスク装置が、その記憶容量の大容量化、低価格化などで広く普及し、パーソナルコンピュータでの利用だけでなく、民生用として、テレビ放送番組の映像・音声情報信号の記録再生装置などにも広く用いられている。
また、ハードディスク装置を用いた記録再生装置では、ハードディスク装置の他に、DVD(Digital Versatile Disc)など着脱装着可能な記録媒体が取り扱えるように、そのような記録媒体に対応した記録再生ドライブが併用されるように構成されているものもある。
この種の記録再生装置においては、ハードディスク装置に記録した色々なテレビ放送番組の中で、ユーザが所望する放送番組だけを選択して、DVDに記録し直して保存するコピー記録処理などの使い方がある。また、テレビ放送番組の中で、ユーザが所望する所定のシーン区間だけを選択して、テレビ放送番組を記録したり、記録したテレビ放送番組を記録し直したりするなどの編集処理を行なうことも考えられている。
このように、ユーザが希望する放送番組をコピー記録処理したり、編集処理したりする場合に、大容量記録媒体としてのハードディスク装置に記録した多くの放送番組の中から、ユーザが所望する番組を探す場合や、面白そうな番組を探す場合に、ユーザが、記録した内容をすべて再生して見ることは大変に時間の掛かることで、効率的ではない。
そこで、記録した画像音声情報の内容を効率的に確かめる方法として、放送番組の所定時点(チャプター点)の番組画像をサムネール表示したり、また、重要区間(キーフレーム)と思われる区間だけを再生したりすることで、いわゆるダイジェスト再生(要約再生)による短時間再生動作を行なうなどの方法が考えられている。
上記の放送番組の所定時点(チャプター点)の設定処理としては、所定の特徴抽出処理によって映像・音声信号の所定の特徴点データを検出し、その特徴点データに基づいて重要シーン(キーフレーム)と考えられる特徴点の検出を行ない、その時点をチャプター点として設定することが考えられる。
また、上記ダイジェスト再生は、例えば特許文献1(特開2003−219348公報)や特許文献2(特開2005−65185公報)に記載されているように、上述と同様にして特徴点の検出を行ない、検出された特徴データに基づいて検出判定したキーフレーム間の所定区間を順次再生して、通常再生時間よりも時間的に短時間で再生するものである。
上記のような特徴データによって検出され設定される特徴点としては、例えばテレビ放送番組の場合には、放送番組本編とテレビCM(コマーシャル。以下同じ)との間(放送番組本編の終了点とCM開始点の間、または、CM終了点と放送番組本編の開始点の間)、やテレビCMとテレビCMとの間などが考えられている。
例えば特許文献3(特開2000−165806公報)や特許文献4(特開2000−165798公報)には、音声信号の無音区間と、その無音区間の時間間隔などを検出し、その検出結果に基づいてCM開始点やCM終了点を検出して、CM区間を判定する技術が開示されている。これらは、CM区間がほぼ15秒の倍数関係の時間長を有することを利用するもので、検出した特定条件区間としての無音区間が現れる時間間隔が15秒の倍数関係になっているとき、その区間をCM区間として検出するものである。
ところで、記録再生装置で再生するテレビ放送番組としては、日本で放送されたものばかりでなく、同じNTSC(National Television System Committee)方式のテレビ放送番組、例えば米国のテレビ放送番組が対象となる場合もある。
しかし、上述した特許文献1〜3の技術は、いずれも日本国におけるテレビ放送番組におけるCM検出に関する技術であり、米国のテレビ放送のCM検出の場合には、これらの特許文献1〜4の技術を、そのまた適用することはできない。
何故なら、米国のテレビ放送番組においては、日本の場合のように無音区間の検出だけではCM区間を正しく検出できず、輝度信号レベルが低く、ほぼ黒レベルであるとすることができる複数フィールド区間を検出する必要があることからである。
すなわち、米国のテレビ放送番組を考えた場合には、CM区間がほぼ15秒の倍数の時間長であることは日本の場合と変わらないが、テレビ放送番組のCM区間の開始時点および終了時点においては、輝度信号レベルがほぼ黒レベルである複数フィールド区間(以下、黒区間という)が存在することが知られている。
そして、米国のテレビ放送番組におけるCMにおける黒区間の説明およびCM検出に関する技術については、例えば、後記の非特許文献1に記載されている。この非特許文献1には、テレビCMに黒区間が存在するテレビ放送について、その黒区間の時間長、CM区間長などの特性例についても記述されている。
上記の特許文献および非特許文献は、次の通りである。
特開2003−219348公報 特開2005−65185公報 特開2000−165806公報 特開2000−165798公報 "Automatic detection of TV commercials" Satterwhite, B.; Marques, O.; Potentials, IEEE, Volume 23, Issue 2, April-May 2004 Pages:9-12
ところで、上述のダイジェスト再生する場合には、記録したテレビ放送番組のそれぞれにおいて、再生する区間を指定したり、スキップするCM区間等を指定したりする必要がある。したがって、再生時にユーザが、いつも早送り再生指示操作やスキップ指示操作してしまう特定の番組宣伝、CM区間、連続ドラマの番組オープニングや番組エンディングのシーンであっても、その都度、そのシーン区間の指定を行なう必要があった。
また、上述のように、番組本編とCM区間とを区別することが可能であるので、例えば1つの番組において、もしも、全てのCM区間をスキップして再生するように指定するのであれば、比較的指示操作も簡単であるが、その場合には、一部のお気に入りのCM区間をスキップせずに再生したくても、その要求には応じることができない。
また、例えば毎週放送される連続番組で、毎回、特徴的な同様のシーンが含まれる放送番組について、当該特徴的な同様のシーンの部分を抽出して再生したい場合には、従来の場合であれば、記録した放送番組を再生して、そのシーンを検索するしかなく、操作が厄介である。
この発明は、以上のような問題点にかんがみ、同一または類似するシーンは、同様の処理対象とすることができるようにして、上記の問題点を改善することができるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、
情報信号を記録媒体に記録する情報信号記録手段と、
前記記録する情報信号について特徴量を検出する特徴量検出手段と、
前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を用いて、前記情報信号の区切りを検出する区切り検出手段と、
前記区切り検出手段で検出された前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に、前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を記憶する特徴量記憶手段と、
前記分節区間毎に、前記特徴量記憶手段に記憶されている特徴量を用いて、同一または近似する特徴量のものには同一のものを付与するようにして、識別子を付与する識別子付与手段と、
前記分節区間毎に、前記区切り検出手段で検出された前記区切りの情報と、前記識別子付与手段により付与された前記識別子と、前記記録媒体に記録された前記情報信号とを、対応付けて、記録する分節区間情報記録手段と、
を備える記録装置を提供することを特徴とする。
上述の構成のこの発明による記録装置によれば、情報信号は、その特徴量に基づいて区切られた分節区間毎に識別子が付与され、当該分節区間の情報信号における区切りの情報と共に、その識別子が、情報信号と対応付けられて記録媒体に記録される。
したがって、例えば異なる日時に記録された、異なる情報信号であっても、分節区間の識別子を用いることにより、同じ内容である分節区間を関連付けることが可能である。例えば、いつもスキップして再生するような区間を、分節区間の識別子により特定することにより、再生されていない新たな記録情報信号を再生する際にも、上記識別子で特定された分節区間を自動的にスキップさせて再生することが可能となる。
この発明によれば、情報信号の特徴量に基づいて区切られた分節区間毎に識別子を付与し、当該分節区間の、情報信号における区切りの情報と共に、その識別子を、情報信号と対応付けて記録媒体に記録しておくことにより、当該分節区間の識別子を利用して、分節区間の同一性を判定することができ、ユーザの利便性を高めることができる。
以下、この発明の実施形態を、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施形態においては、再生対象あるいは記録再生の対象の情報信号は、例えば受信したテレビ放送番組の映像信号および音声信号や、記録媒体に記録された映像信号および音声信号とされている。
なお、以下の実施形態は、記録再生装置にこの発明を適用した場合の例であり、記録装置および記録方法の実施形態は、当該記録再生装置の記録系に、また、再生装置および再生方法の実施形態は、当該記録再生装置の再生系に具現化されている。
そして、以下に説明する実施形態は、受信したテレビ放送番組の映像信号および音声信号からなる情報信号を、内蔵するハードディスク装置などからなる内部記録媒体や、DVDなどのリムーバルな外部記録媒体に記録し、また、これらの内蔵記録媒体や外部記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する機能を備える記録再生装置に、この発明を適用した場合の例である。
この例の記録再生装置は、テレビ放送番組の映像信号および音声信号を内蔵記録媒体または外部記録媒体に記録し、また、これらの記録媒体に記録されている映像信号および音声信号を再生する機能を備えるだけでなく、記録するテレビ放送番組の映像信号および音声信号または再生した映像信号および音声信号の特徴量を検出し、その検出出力から、特徴点としてのシーン変化点を検出し、その検出したシーン変化点の情報を、テレビ放送番組の情報信号と共に、記録媒体に記録する機能を備える。
そして、この実施形態では、検出した特徴点のデータ(シーン変化点のデータ)は、記録放送番組についての付加情報ファイルとして記録媒体の所定記録領域に記録するようにする。なお、検出した特徴点から、放送番組の開始点や終了点、あるいはCMの開始点などをチャプター点として生成し、生成したチャプター点をシーン変化点として、そのデータリストを、記録媒体に記録するようにしてもよい。
ここで、シーン変化点は、情報信号の区切りに対応し、例えば番組本編とコマーシャル(以下、CMと略称する)との区切りのみではなく、番組本編内の番組宣伝の区間の開始点および終了点、番組オープニングや番組エンディングの区間の開始点や終了点の他、番組本編内で、場面が大きく変化する場面変化点(いわゆるシーンチェンジ)を含む。また、この実施形態では、複数個のCMが連続するとき、それぞれのCMの開始点、終了点もシーン変化点として検出することができるようにされている。
なお、この実施形態の説明においては、隣接するシーン変化点により特定されるテレビ放送番組の情報信号(映像信号や音声信号)の区間、すなわち、隣接するシーン変化点の間の区間(分節区間)を、シーンと呼ぶことにする。
1つのCM区間においても、シーンチェンジがあるときには、当該CM区間は、複数個のシーンからなる。番組本編内の番組宣伝の区間、番組オープニングや番組エンディングの区間なども同様に、その区間内にシーンチェンジがあるときには、当該区間は、複数個のシーンからなる。
また、この例においては、番組宣伝シーンや、連続ドラマの番組の番組オープニングシーンや番組エンディングシーンのように、放送番組は異なるが同一シーンを含む他の放送番組が記録された場合には、当該同一シーンについては、他の放送番組においても同一性を自動的に判定することができるようにしている。
すなわち、これを実現するため、この例では、隣接するシーン変化点で特定されるシーンのそれぞれに、識別子(以下シーン識別子という)を付与する。そして、シーン識別子は、各シーンの特徴量に基づいて付与することにより、同一または近似するシーンは、同一のシーン識別子を付与するようにする。
ここで、シーン識別子を生成するために用いる特徴量は、シーン変化点を検出するために用いる特徴量とは、一部異なる。例えば、シーンチェンジなどの特徴量や、番組タイトル、番組ジャンルなどの情報は、シーン変化点を検出するために用いても、シーン識別子を生成するための情報としては用いない。シーン識別子を生成するために用いる特徴量の情報は、当該シーン識別子を付与しようとしているシーン区間の特徴を現すためのものであり、人物が含まれているか、テロップが含まれているか、音楽が流れているかなどが用いられる。
そして、記録される放送番組ごとの付加情報ファイルとして、シーン変化点だけでなく、各シーンのシーン識別子を、情報信号に対応付けて記録するようにする。
[実施形態の記録再生装置の第1のハードウエア構成例]
図1は、この実施形態の記録再生装置のハードウエア構成例を示すブロックである。図1において、システムコントローラ部20は、マイクロコンピュータを備えて構成されるもので、この例の記録再生装置における各種モードの制御およびその他の動作制御を行なう。
このシステムコントローラ部20には、例えばリモートコマンダ22を用いた、あるいは、記録再生装置の操作ボタンを通じた、ユーザの操作入力に応じて操作入力情報が、ユーザ入力インターフェース部21を通じて供給される。システムコントローラ部20は、入力された操作入力情報を判別し、当該操作入力情報に応じた処理を実行する。
システムコントローラ部20には、表示処理部23を通じて、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などからなる表示部24が接続されており、この表示部24に、ユーザの操作入力に際して参考となる表示情報が表示される。ユーザは、この表示部24の表示を見ながら、種々の操作入力をする。
<記録系処理>
先ず、図1を参照しながら、この例の記録再生装置の記録系について説明する。
ユーザが、例えばリモートコマンダ22を用いて、あるいは、記録再生装置の操作ボタンを通じて、記録指示のコマンド入力をすると、その操作情報が、ユーザインターフェース部21を通じてシステムコントローラ部20に供給され、このシステムコントローラ部20による制御の下で、記録再生装置は、以下のような記録処理を行なう。
受信部2は、この例では、地上波アナログテレビ放送の受信用として、テレビチューナ、映像および音声中間周波回路および映像および音声検波回路を備える。
前述の記録指示のコマンド入力に先立ち、ユーザは、リモートコマンダ22を用いて、あるいは、記録再生装置の操作ボタンを通じて選局入力操作をする。すると、その操作情報が、ユーザインターフェース部21を通じてシステムコントローラ部20に供給され、システムコントローラ部20は、ユーザの選局操作に応じた放送チャンネルを選択するようにするための選局制御情報を受信部2に供給する。この選局の際、システムコントローラ部20は、表示処理部23を通じて表示部24に選局中の放送チャンネルの表示を行なうので、ユーザは、この表示部24の表示を見ながら、選局操作をする。
受信部2は、この選局制御情報を受けて、受信アンテナ1で受信したテレビ放送電波から、ユーザが選局した放送チャンネルの放送番組を選択抽出し、当該選択抽出した放送番組の音声信号および映像信号を出力する。
受信部2で選択抽出されたテレビ放送番組の音声信号および映像信号は、記録信号エンコード処理部3に供給されて、所定のサンプリング周波数、所定の量子化ビット数で、A/D(Analog to Digital)変換信号処理が行われ、その変換後のデジタル音声信号およびデジタル映像信号が、記録エンコード処理される。
ここで記録エンコード処理としては、デジタル音声信号に対しては、例えばMPEGオーディオやAC−3オーディオ(ドルビーAC−3、またはAudio Code Number 3)などの所定の帯域圧縮方式でデータ圧縮処理が行われる。
また、デジタル映像信号に対しては、記録エンコード処理として、例えばMPEGビデオやウェーブレット変換などの所定の帯域圧縮方式でデータ圧縮処理が行われる。そして、データ圧縮処理された映像データは、前記圧縮音声データと多重化されて、記録処理部4を通じて内蔵の記録媒体5に記録される。
また、ユーザが内蔵の記録媒体5ではなく、着脱可能な外部記録媒体7への記録を指示している場合には、記録処理部4は、システムコントローラ部20からの制御信号に応じて、記録信号エンコード処理部3からの多重化データを、外部記録媒体処理部6を通じて外部記録媒体7に記録するようにする。
このとき、記録される放送番組には識別情報(記録番組識別情報という)が付与され、圧縮映像データおよび圧縮音声データは、この記録番組識別情報が付加されて記録媒体5および外部記録媒体7に記録される。この記録番組識別情報は、再生時の検索用に用いられる。また、この記録番組識別情報と共に、あるいは、この記録番組識別情報の一部として、記録番組のタイトル、ジャンル、出演者などの情報をも、放送番組記録情報に対応付けて記録媒体に記録することができる。
ここで、内蔵の記録媒体5は、この例では、ハードディスク装置で構成され、また、外部記録媒体7は、DVDとされている。
記録エンコード処理部3からのデジタル音声信号およびデジタル映像信号は、特徴量検出部12に供給されて、予め定められた種々の特徴量が検出され、その検出された特徴量がシーン変化点検出部13に供給される。
特徴量検出部12で行なう特徴量の検出としては、番組本編とCMとの区切り、複数個のCMが連続するとき、それぞれのCMの開始点、終了点を検出するためのものとしては、無音区間の検出、黒レベル区間の検出などが用いられる。また、CM区間の時間長は15秒、30秒、45秒、60秒などのように、15秒の倍数となっているので、検出された無音区間や黒レベル区間の時間長さが15秒の倍数となっているかもCM区間の検出に用いられる。
また、特徴量検出部12におけるその他の特徴量の検出としては、シーンチェンジの検出、テロップの検出、人物の検出、肌色検出、トーク検出、音楽検出、盛り上がり検出などが用いられる。ここで、盛り上がり検出は、静かな状態から急激な音量変化があったり、大きな拍手があったりすることを検出することにより行なわれる。
すなわち、特徴量検出部12では、この例では、各種映像特性データおよび各種音声特性データと所定のパラメータデータとにより、所定のテロップ特徴データ(テロップ区間判定データ)、人物特徴データその他の画像特徴データ(画像特徴区間判定データ)、および話者音声特徴データ(話者音声判定データ)、拍手歓声特徴データ(拍手歓声判定データ)、その他の音声特徴データ(音声特徴区間判定データ)の各種特徴抽出処理が行われる。
なお、特徴量検出部12には、記録エンコード処理部3からの、データ圧縮処理過程の途中で得られるデータが入力される。この例では、後述するように、再生信号についても特徴量検出を行ない、シーン変化点の検出を行なうことを考慮して、データ圧縮処理過程の途中で得られるデータを用いて特徴量の検出およびシーン変化点検出部13においてシーン変化点の検出を行なうようにする。
このようにすれば、再生信号について、特徴量検出およびシーン変化点の検出を行なう際に、再生信号を完全に圧縮デコードして、元のデジタル音声データおよびデジタル映像データに戻す必要がなく、圧縮デコード処理の途中のデータを用いて特徴量検出およびシーン変化点検出を行なうことができ、検出処理が早くなるというメリットがある。
シーン変化点検出部13では、特徴量検出部12で検出された特徴量からシーン変化点を検出する。この場合に、シーン変化点検出部13は、前述したように、例えば番組本編とCMとの区切りのみではなく、番組本編内の番組宣伝の区間の開始点および終了点、番組オープニングや番組エンディングの区間の開始点や終了点の他、番組本編内やCM区間内、番組宣伝の区間内で、場面が大きく変化する場面変化点、複数個のCMが連続するとき、それぞれのCMの開始点、終了点などを、区切りとしてのシーン変化点(特徴点)として検出する。
この例の場合、このシーン変化点の検出データは、CMや番組本編、番組オープニング、番組エンディングの開始点および終了点の位置情報(例えばCMを含めた放送番組の先頭位置を基準にしたフレーム番号(あるいはフィールド番号))である。
なお、受信した放送番組の情報に、番組タイトルや番組のジャンルなどの情報が含まれている場合には、特徴量検出部12では、これら番組タイトルやジャンルの情報をも、特徴量として検出し、シーン変化点検出部13に送る。したがって、シーン変化点検出部13は、これら番組タイトルやジャンルの情報をも用いて、シーン変化点の検出を行なう。
そして、特徴量検出部12で検出された特徴量の情報と、シーン変化点検出部13で検出されたシーン変化点の情報とは、シーン識別子生成部14に供給される。シーン識別子生成部14は、また、特徴量記憶部15に接続されている。
特徴量記憶部15には、過去に、特徴量検出部12で検出された特徴量に基づいてシーン変化点検出部13で検出されたシーン変化点で特定されたシーンについての、特徴量が、シーン識別子生成部14で生成されたシーン識別子と対応付けられて記憶されている。ただし、この特徴量記憶部15には、1つのシーン識別子に対しては、1つのシーンの特徴量が記憶されている。
ここで、この例では、1つのシーン識別子を付与するために、上述したように、複数種類の特徴量を用いるもの(シーン識別子を生成するための特徴量は複数軸)であるので、それらの複数種類の特徴量を、1つのシーン識別子に対応する、1つのシーンの特徴量として、特徴量記憶部15に記憶する。そして、特徴量記憶部15に記憶されている特徴量のデータは、後述するように、データ圧縮されて記憶されている。
シーン識別子生成部14は、システムコントローラ部20の制御の下に、記録時に、あるいは再生に先立って、図2に示すように、シーン変化点検出部13からのシーン変化点の隣接するもので特定されるシーン区間毎に、シーン識別子を付与する。この場合に、シーン識別子生成部14は、当該シーン識別子を付与しようとしているシーン区間の特徴量を、特徴量検出部12から得る。
そして、シーン識別子生成部14は、取得した当該シーン区間の特徴量と、特徴量記憶部15に記憶されている特徴量をデータ伸長したものとを順次に比較し、特徴量記憶部15に記憶されている特徴量の中に、同じ特徴量ものがあると判別したときには、当該シーンには、特徴量記憶部15の、前記同じ特徴量として判別された特徴量に対応して記憶されているシーン識別子を付与するようにする。
また、シーン識別子生成部14は、特徴量記憶部15に記憶されている特徴量をデータ伸長したものの中には、特徴量検出部12から取得した当該シーン区間の特徴量と同じと判別されるものはないと判別したときには、新たなシーン識別子を、当該シーンに付与するようにする。そして、その新たなシーン識別子と、当該シーンの特徴量を圧縮した特徴量データとを、特徴量記憶部15に記憶するようにする。
例えば図2の例であれば、各シーン変化点で区切られる分節区間である各シーンに対して、シーン識別子が付与される。この図2から分かるように、各シーンは、一般にフレーム数(またはフィールド数)が異なるが、このフレーム数やフィールド数も、特徴量の一つとなっている。
以上説明したように、シーン識別子は、特徴量検出部12での特徴量を用いて、過去に検出した特徴量と同じであるかどうかを判別し、同じであれば同じシーン識別子を付与し、異なる場合には、新たなシーン識別子を付与して、それぞれのシーン識別子と特徴量とを対応して特徴量記憶部15に記憶するようにする。
したがって、この例では、特徴量記憶部15には、シーン識別子として、例えば識別番号等が割り当てられると共に、そのシーン識別子と、当該シーンの特徴量とが対応されて記憶される。
ところで、前述したように、1つのシーン識別子に対応する特徴量は、複数種類のものであり、それをそのまま記憶するようにしたのでは、特徴量記憶部15の容量が大きなものとなる問題がある。
この問題を軽減する方法として、図3に、特徴量を圧縮する方法の一例を説明する。図3においては、説明の簡単のために、ある10フレームの区間からなるシーンについてのシーン識別子を、2個の特徴量(特徴評価値)を用いて生成する場合として説明する。ここで、特徴評価値1は、例えば人物の有無であり、特徴評価値2は、例えばテロップ文字の有無であるとする。
そして、図3(A)に示す10フレームのシーン区間において、特徴評価値1は、図3(B)に示すような変化をし、特徴評価値2は、図3(C)に示したような変化をしたとする。
この例では、特徴評価値1および特徴評価値2は、それぞれ時間方向に差分を求める。すると、特徴評価値1および特徴評価値2の差分結果は、それぞれ図3(D)および図3(E)に示すようなものとなる。
シーン識別子は、この差分結果についてランレングス符号化圧縮をして生成する。すなわち、図3の例であれば、ハイレベルの値を「A」とし、ローレベルの値を「B」として、各値の時間軸方向の長さを数値により表わすことで、圧縮することができる。
図3の例の場合には、特徴評価値1は、当該シーンについて、「A1B4A2B3」と表わすことができ、また、特徴評価値2は、当該シーンについて、「A1B1A2B6」と表わすことができる。シーン識別子は、これら複数個の特徴評価値のそれぞれの圧縮値により構成する。
この例では、特徴量記憶部15には、図5に示すように、以上のようにして圧縮された特徴量が、シーン識別子に対応して、記憶される。
この例によれば、シーン識別子生成部14では、特徴量記憶部15から得たそれぞれのシーン識別子についての特徴量(特徴評価値のそれぞれ)の圧縮値から元の特徴量(特徴評価値のそれぞれ)を復元し、シーン変化点検出部13で検出されたシーン区間における、特徴量検出部12で検出された対応する特徴量(特徴評価値のそれぞれ)と比較することで、同じシーン識別子を付与することができるシーンであるか否かを判別することができる。あるいは、シーン変化点検出部13で検出されたシーン区間における、特徴量検出部12で検出された対応する特徴量(特徴評価値のそれぞれ)を上述のように圧縮し、その圧縮したものと、特徴量記憶部15から得たそれぞれのシーン識別子についての特徴量(特徴評価値のそれぞれ)とを比較することで、同じシーン識別子を付与することができるシーンであるか否かを判別することができる。
シーン識別子生成部14は、記録時には、あるいは再生に先立ったシーン識別子の生成時には、以上のようにしてシーン変化点検出部13で検出したシーン変化点と、このシーン変化点の隣接するもので特定される各シーンについて生成したシーン識別子とを、例えば図4のように対応付けたものを付加情報ファイルとして記録処理部4に送る。
記録処理部4は、システムコントローラ部20の制御の下に、シーン変化点と、各シーンの識別子とを対応させた情報を含む付加情報ファイルを、放送番組の記録データに対応付けて記録媒体5の所定の記録領域、この例では、付加情報ファイルの領域に記録する。
あるいは、シーン識別子部13で得られたシーン変化点の位置データとシーン識別子生成部14で生成されたシーン識別子とは、記録処理部4から外部記録媒体処理部6に供給され、この外部記録媒体処理部6で記録処理がなされて、外部記録媒体7の所定の記録領域、この例では、その付加情報ファイルの領域に記録される。
この場合、シーン変化点の位置データの付加情報ファイルは、内蔵の記録媒体5または外部記録媒体7に記録される、対応する放送番組の映像データおよび音声データとは、前述した記録番組識別情報により対応付けられて、前記付加情報ファイルの領域に記録される。
また、シーン変化点の位置データは、この実施形態では、例えば、記録される放送番組のフレーム番号(またはフィールド番号)が用いられることにより、当該記録される放送番組の一塊について、その映像データおよび音声データのフレーム位置(またはフィールド位置)と対応付けられているものである。
なお、シーン変化点検出部からのシーン変化点の位置データとシーン識別子生成部14で生成されたシーン識別子とは、付加情報ファイルとして記録するのではなく、記録信号エンコード処理部3内の多重化処理部に供給し、圧縮エンコード処理された映像データおよび音声データに多重化して、記録媒体5または外部記録媒体7の所定の記録領域に記録するようにしてもよい。
なお、特徴量検出部12、シーン変化点検出部13およびシーン識別子生成部14の処理は、システムコントローラ部20のマイクロコンピュータによるソフトウエア処理とすることもできる。
[シーン識別子および特徴量の圧縮方法の他の例]
なお、さらに、特徴量記憶部15の容量を小さくすることができる方法としては、以下のような方法がある。
すなわち、上述の例の場合には、図5に示したように、シーン識別子と特徴量との両方を、特徴量記憶部15に記憶する必要があるため、特徴量記憶部15の容量が大きなものとなる。
この問題を軽減する方法の一つとして、特徴量そのものをシーン識別子とする方法がある。この方法によれば、シーン識別子としての特徴量のみを記憶するだけでよくなるので、特徴量記憶部15の記憶容量が大型化することを軽減することができる。この場合にも、シーン識別子である特徴量は、前述したように圧縮するものである。
このようにすれば、シーン識別子=シーン区間の特徴量データ、であるので、特徴量記憶部15に記憶するデータ容量を少なくすることができるものである。
また、上述した特徴量データの圧縮方法は、シーン区間の時間軸方向の情報をも加味した可逆圧縮を目指したものであるが、シーン識別子に対応する特徴量は、前述したように複数種類の特徴量を用いることから、シーンの完全同一ではなく、所定の類似範囲の特徴量を有するシーン区間は同一のシーン識別子とするようにするのであれば、非可逆圧縮方法を用いることにより、記憶する特徴量データ量を、より圧縮して少なくすることができる。
なお、特徴量データの圧縮方法としては、上述した方法に限らず、種々の方法が採用できる。また、記録および記憶容量が大きいものでよい場合には、特徴量データそのものをシーン識別子として用いることもできる。
なお、この例の場合には、特徴量記憶部15は、シーン識別子記憶部となっている。
<再生系処理>
次に、図1を参照しながら、この例の記録再生装置の再生系について説明する。
この実施形態の記録再生装置のユーザインターフェース21およびリモートコマンダ22は、記録ボタン、再生ボタン、停止ボタン、早送り操作ボタン、巻き戻し操作ボタン、スキップ再生指示操作ボタンなどを備えている。
そして、この例では、再生モードにおいてノーマル再生速度での再生中に早送り操作ボタンや巻き戻し操作ボタンが押下操作されると、システムコントローラ部20は、当該押下操作区間を早送り再生や巻き戻し再生するように制御する。また、再生モードにおいてノーマル再生速度での再生中にスキップ再生指示操作ボタンが押下操作されると、システムコントローラ部20は、その時点から一定時間分だけ先の再生位置まで、スキップして再生をするように制御する。
また、この例の記録再生装置は、再生モードとして、通常再生モードの他、後述するようなユーザ評価を反映した再生処理を実行するユーザ評価反映再生モードを備えている。このため、この例の記録再生装置では、ユーザインターフェース21およびリモートコマンダ22は、通常再生モードを指定する通常再生ボタンと、ユーザ評価反映再生モードを指定するユーザ評価反映再生ボタンとを備えている。なお、ユーザ評価反映再生モードを指定するためには、通常再生ボタンに加えて、ユーザ評価反映再生を指定するボタンを操作するように構成してもよい。
また、この実施形態では、ユーザ評価反映再生モードを実現するために、システムコントローラ部20に対して、ユーザ評価値生成部17と、ユーザ評価値累積蓄積部18を接続して設ける。
ユーザは、リモートコマンダ22を用いて、あるいは、記録再生装置の操作ボタンを通じて、いずれかの再生モードの開始指示のコマンド入力をする。すると、その操作情報が、ユーザインターフェース部21を通じてシステムコントローラ部20に供給され、このシステムコントローラ部20による制御の下で、記録再生装置は、以下のような再生処理を行なう。
<通常再生モード動作>
先ず、始めに通常再生モードの動作について説明する。
ユーザが、記録媒体5あるいは外部記録媒体7からの通常再生モードによる再生指示を、例えばリモートコマンダ22を通じて入力すると、ユーザ入力インターフェース部21を通じてシステムコントローラ部20にそれが入力される。システムコントローラ部20は、このユーザ入力を受けて、通常再生モードを行なうように読み出し制御部8を制御する。以下の説明においては、例えば記録媒体として、記録媒体5がユーザにより選択された場合について、説明する。
通常再生モードにおいては、再生処理部9により、記録媒体5から、ユーザにより再生指定された放送番組の圧縮映像データおよび圧縮音声データが読み出され、再生デコード出力部10を供給される。
再生デコード出力部10では、再生された放送番組の映像データおよび音声データが、映像データと音声データとに分離される。分離された圧縮音声データは、記録時に帯域圧縮処理された信号処理方式に対応する所定のデコード処理がなされ、そのデコード処理されて得られたデジタル音声信号が、D/A(Digital to Analog)変換処理され、これよりアナログ音声信号として、出力端子11aを通じて出力される。
また、再生デコード出力部10では、分離された圧縮映像データは、記録時に帯域圧縮処理された信号処理方式に対応する所定のデコード処理がなされて、デジタル映像信号とされた後、D/A変換処理が行なわれ、アナログ映像信号として出力端子11vを通じて出力される。
そして、この実施形態の記録再生装置は、再生モード(通常再生モードおよびユーザ評価反映再生モードのいずれの再生モードも含む)において、ノーマル速度再生中に、ユーザが前記早送り操作ボタンを操作したり、前記スキップ再生指示操作ボタンを操作したりした場合には、当該操作がなされた再生信号区間は、ユーザにとって再生を要しない区間であるのでユーザ評価が負の方向である区間と判定し、その区間を構成する1〜複数シーンのシーン識別子に対応付けて負のユーザ評価値をユーザ評価値生成部17で生成し、生成したユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部18に記憶しておくようにする。
なお、この実施形態では、ノーマル速度再生のままとされた再生区間に対応する再生信号の区間は、ユーザ評価が正の方向であるとして、正のユーザ評価値をユーザ評価値生成部17で生成し、生成した正のユーザ評価値を、その区間を構成する1〜複数シーンのシーン識別子に対応付けて、ユーザ評価値累積蓄積部18に記憶しておくようにする。
ここで、早送り再生操作ボタンやスキップ指示操作ボタンの操作開始点が、シーン変化点と一致していない場合には、当該操作開始点が含まれるシーンに対しては負の方向のユーザ評価値を割り当てる場合と、当該操作開始点が含まれるシーンは、正の方向のユーザ評価値を割り当て、その次のシーン変化点から始まるシーンから負の方向のユーザ評価値を割り当てる場合の2通りがあり、いずれを用いても良い。しかし、ユーザが評価をする際に当該シーンを視聴してからボタン操作することを考えると、操作開始点では、ユーザは負の方向の評価をしていると考えられ、当該操作開始点が含まれるシーンに対しては負の方向のユーザ評価値を割り当てる方が自然である。
同様に、早送り再生操作ボタンやスキップ指示操作ボタンの操作終了点が、シーン変化点と一致していない場合には、当該操作終了点が含まれるシーンに対して負の方向のユーザ評価値を割り当てる場合と、当該操作終了点が含まれるシーンに対して正の方向のユーザ評価値を割り当てる場合の2通りがあり、いずれを用いても良い。しかし、この場合も、ユーザは、評価をする際に当該シーンを視聴してからボタン操作することを考えると、操作終了点では、ユーザは正の方向の評価をしていると考えられ、当該操作終了点が含まれるシーンに対しては正の方向のユーザ評価値を割り当てる方が自然である。
記録媒体に放送番組を記録した後、最初の再生が行なわれる前には、この実施形態では、ユーザ評価値累積蓄積部18の各シーンのシーン識別子に対して例えばユーザ評価値は「0」が記憶される。そして、このユーザ評価値「0」は、この例では、システムコントローラ部20は、ノーマル速度で再生すべき区間として認識するようにされる。
この実施形態では、通常再生モードにおいては、システムコントローラ部20の制御の下に、ユーザ評価値生成部17では、再生されたシーンのシーン識別子を認識し、その認識したシーン識別子の過去のユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部18から読み出す。そして、ユーザ評価値生成部17は、当該再生中のシーンの再生態様を認識し、認識した再生態様に対して設定されたユーザ評価値を、認識したシーン識別子のそれまでの過去のユーザ評価値に累積加算してユーザ評価値を更新し、更新したユーザ評価値を対応するシーン識別子に対応付けて、ユーザ評価値累積蓄積部18に書き戻すようにする。
図6に、ノーマル再生、早送り再生、スキップ再生の各種再生態様に対して割り付けられたユーザ評価値の例を示す。すなわち、図6の例においては、ノーマル再生されたシーンのユーザ評価値は「+1」、早送り再生されたシーンのユーザ評価値は「−5」、スキップ再生させたシーンのユーザ評価値は「−10」が、それぞれ割り付けられている。
また、図7に、ユーザ評価値累積蓄積部18の記憶内容である、再生モードにおけるユーザ操作に基いたユーザ評価を反映したシーン識別子に対応したユーザ評価値の累積値の例を示す。
記録後、最初の再生がなされるまでは、そのシーンのシーン識別子のユーザ評価値は、この例では、「0」とされているが、再生が1回でもなされると、そのシーン識別子のユーザ評価値は書き換えられる。そして、最初の再生で、ノーマル再生されたとすると、そのシーンのユーザ評価値は、「1」に変わる。そして、その後の再生で、ノーマル再生が行なわれると、ユーザ評価値は、「1」が累積加算されるものとなる。
そして、そのシーンで早送り再生操作がなされたり、スキップ再生操作がなされたりすると、そのユーザ操作区間のシーンのシーン識別子に対応するユーザ評価値は、早送り再生操作がなされたときには、それまでの値に「−5」が加算された値となり、また、スキップ操作がなされたときには、それまでの値に「−10」が加算された値となる。
なお、通常再生モードがユーザにより指示されたときに、記録媒体5または記録媒体7に記録された放送番組のデータに、付加情報ファイルが対応して記録されていないときには、この実施形態の記録再生装置は、ユーザに「必要な付加情報ファイルがないので、生成しますか?」という問合せをする。
そして、この問合せに対して、ユーザが「YES(付加情報ファイルを生成する)」と返答操作したときには、記録再生装置のシステムコントローラ部20は、再生モードの実行に先立ち、記録された放送番組の記録データを読み出して、再生処理部9および再生デコード部10を通じて特徴量検出部12に供給し、特徴量検出およびシーン変化点検出部13でのシーン変化点検出、さらにシーン識別子生成部14でのシーン識別子の付与処理を実行するように制御する。そして、前述の図4に示したような、検出されたシーン変化点の情報とシーン識別子とを含む付加情報ファイルを、再生対象の放送番組の記録データに対応付けて、記録媒体5または外部記録媒体7に記録するようにする。
これにより、例えば、外部記録媒体7が、この実施形態の記録再生装置によって記録されたものではなく、付加情報ファイルが記録されていなくても、この実施形態の記録再生装置におけるユーザ評価反映再生モードを行なえるようになる。また、付加情報ファイルが記録されていない外部記録媒体7から記録媒体5に複製記録された放送番組の記録データについても同様である。
<ユーザ評価反映再生モード>
このユーザ評価反映再生モードにおいては、付加情報ファイルのシーン変化点の情報およびシーン識別子を先読みし、先読みしたシーン識別子に基いて、ユーザ評価値累積蓄積部18から、再生しようとするシーンのユーザ評価値を読み出す。そして、読み出したユーザ評価値を参照しながら再生を実行する。すなわち、この例では、ユーザ評価値が正の値であるシーンは、ノーマル速度再生し、ユーザ評価値が負の値であるシーンは、この例では、スキップ再生するように制御する。なお、ユーザ評価値が負の値であるシーンは、早送り再生するように制御することも可能である。
そして、このユーザ評価反映再生モードにおいては、この実施形態では、ユーザ評価値の更新は行なわない。もちろん、通常再生モードのときと同様に、ユーザ評価値の更新を行なうようにしてもよい。
ユーザ評価値の更新を行なう場合には、ノーマル速度再生すべきであると判定されたシーンについて、そのままノーマル速度再生がされたときには、そのシーンのユーザ評価値には、「1」が累積加算される。また、ノーマル速度再生すべきであると判定されたシーンについて、ユーザ操作により早送り再生操作されたり、スキップ再生操作されたりしたときには、それらのシーンのユーザ評価値には、「−5」または「−10」が累積加算される。そして、それらの新たなユーザ評価値に更新された付加情報ファイルが、再生後、記録媒体に書き戻される。
ただし、このユーザ評価反映再生モードにおいて、ユーザ評価値の更新を行なう場合、ユーザ評価に基づいて早送り再生されたり、スキップ再生されたりしたシーンについてのユーザ評価値は、この例では、直接的なユーザ操作に基づいて早送り再生したり、スキップ再生したりしたのではないので、元のままとされる。
なお、このユーザ評価反映再生モードがユーザにより指示されたときに、記録媒体5または記録媒体7に記録された放送番組のデータに、付加情報ファイルが対応して記録されていないときには、記録再生装置は、ユーザに「必要な付加情報ファイルがないので、ユーザ評価反映再生モードはできません」というメッセージを出して、注意を喚起するようにする。
そして、この問合せに対して、ユーザが「YES(付加情報ファイルを生成する)」と返答操作したときには、記録再生装置のシステムコントローラ部20は、再生モードの実行に先立ち、記録された放送番組の記録データを読み出して、再生処理部9および再生デコード部10を通じて特徴量検出部12に供給し、特徴量検出およびシーン変化点検出部13でのシーン変化点検出、さらにシーン識別子生成部14でのシーン識別子の付与処理を実行するように制御する。そして、前述の図4に示したような、検出されたシーン変化点の情報とシーン識別子とを含む付加情報ファイルを、再生対象の放送番組の記録データに対応付けて、記録媒体5または外部記録媒体7に記録するようにする。
これにより、例えば、外部記録媒体7が、この実施形態の記録再生装置によって記録されたものではなく、付加情報ファイルが記録されていなくても、この実施形態の記録再生装置におけるユーザ評価反映再生モードを行なえるようになる。また、付加情報ファイルが記録されていない外部記録媒体7から記録媒体5に複製記録された放送番組の記録データについても同様である。
以上のように、この実施形態におけるユーザ評価反映再生モードにおいては、再生対象の放送番組の記録データの付加情報ファイルから、放送番組の記録データの各シーン区間の再生に先立ち、当該シーン区間のシーン識別子を先読みし、その先読みしたシーン識別子を検索子として、ユーザ評価値累積蓄積部18を検索して、当該シーン識別子に対応するユーザ評価値の累積値を読み出す。そして、そのユーザ評価値の累積値に基づいて、対応するシーン区間の再生態様を決定するようにする。
したがって、この実施形態のユーザ評価反映再生モードにおいては、一度も再生されたことの無い記録データであっても、付加情報ファイルが記録されている放送番組の記録データであれば、その付加情報ファイルに記録されている各シーンのシーン識別子により、ユーザ評価値累積蓄積部18の累積ユーザ評価値を参照し、そのシーン識別子に対応する累積ユーザ評価値に基づいて、対応するシーン区間をノーマル速度再生するか、早送り再生するか、あるいはスキップ再生するかを決定して再生を実行することができる。
また、再生時にユーザが、いつも早送り再生指示操作やスキップ指示操作してしまう特定の番組宣伝、連続ドラマの番組オープニングや番組エンディングのシーンは、ユーザ評価反映再生モードで再生をすることで、自動的に早送り再生あるいはスキップ再生することができるようになる。
[記録媒体5と外部記録媒体7との間の複製記録]
この例の記録再生装置は、記録媒体5に記録された映像および音声データ、さらに記録されている場合には付加情報ファイルを外部記録媒体7に複製記録する機能と、逆に、外部記録媒体7に記録された映像および音声データ、さらに記録されている場合には付加情報ファイルを記録媒体5に複製記録する機能とを備える。
すなわち、ユーザがユーザ入力インターフェース部21を通じて、記録媒体5から外部記録媒体7への複製記録を指示入力すると、システムコントローラ部20の制御にしたがい、読み出し制御部8は、記録媒体5から映像および音声データを読み出し、再生処理部9に供給する。記録媒体5に、複製記録する情報信号に関連する付加情報ファイルも記録されている場合には、読み出し制御部8は、当該付加情報ファイルも読み出して、再生処理部9に送る。再生処理部9は、システムコントローラ部20の制御にしたがい、記録処理部4に映像および音声データ、また、付加情報ファイルのデータを送る。
記録処理部4は、システムコントローラ部20の制御にしたがって、再生処理部9からのデータを、記録媒体処理部6を通じて外部記録媒体7に送り、複製記録を行なうようにする。
外部記録媒体7に記録されている映像および音声データ、また、付加情報ファイルのデータを、記録媒体5に複製記録する指示入力がユーザ入力インターフェース部21を通じてシステムコントローラ部20に入力された場合にも、上述と同様にして、複製記録が実行されるものである。
[実施形態の記録再生装置における主要な動作処理の説明]
次に、上述のように構成された実施形態の記録再生装置における主要な動作処理を、図8〜図15のフローチャートを参照しながら説明する。以下に説明するフローチャートの各ステップの処理は、システムコントローラ部20を構成するマイクロコンピュータが実行するものである。
すなわち、図8に示すように、システムコントローラ部20は、ユーザ入力インターフェース部21の出力を監視することにより、ユーザ操作入力があるか否か監視する(ステップS1)。そして、ユーザ操作入力があったと判別したときには、システムコントローラ部20は、当該ユーザ操作入力は、記録開始操作であるか否か判別し(ステップS2)、記録開始操作であると判別したときには、記録処理ルーチンと、特徴量検出およびシーン変化点の検出処理さらにシーン識別子の付与ルーチンとを、並行して実行する(ステップS3)。
そして、システムコントローラ部20は、記録停止のユーザ操作があったか否か監視し(ステップS4)、記録停止のユーザ操作を検知しないときには、ステップS3に戻って、記録処理ルーチンと、特徴量検出およびシーン変化点の検出処理さらにシーン識別子付与ルーチンとの並行実行を継続し、記録停止のユーザ操作がなされたと判別したときには、記録後処理を実行(ステップS5)した後、ステップS1に戻る。
ステップS5の記録後処理においては、システムコントローラ部20は、シーン識別子生成部14を制御して、特徴量検出部12で検出された特徴量のデータと、シーン変化点検出部13で検出されたシーン変化点のデータとを用いて、各シーンのシーン識別子を生成させ、生成されたシーン識別子と、シーン変化点とを、前述した図4に示すように対応付けたものを、付加情報ファイルに含めて、記録した放送番組の情報に対応付けて記録媒体に記録するように制御する。この場合、付加情報ファイルと、記録した放送番組の情報との対応付けは、記録した放送番組の識別情報により行なわれる。
なお、記録処理と並行して、リアルタイムでなされたシーン変化点検出の検出結果、そのものを付加情報ファイルに含めて記録するのではなく、記録後処理において、シーン変化点検出部13で、記録処理と並行してなされたシーン変化点検出の検出結果にさらに検討を加えて、より確からしいシーン変化点を検出して、当該より確からしいシーン変化点と、そのシーン変化点で特定される各シーンのシーン識別子とを付加情報ファイルに含めて記録するようにしてもよい。
ステップS3で実行される、記録処理と特徴量検出およびシーン変化点の検出処理さらにシーン識別子生成処理との並行処理ルーチンを、図9のフローチャートを参照して説明する。
先ず、システムコントローラ部20は、記録しようとするデータを取り込む(ステップS11)。すなわち、システムコントローラ部20は、記録しようとするデータが受信部2からの放送番組の情報であるときには、受信部2で選択受信した放送番組の情報を記録信号エンコード処理部3に供給するように指示する。
次に、システムコントローラ部20は、記録信号エンコード処理部3に、放送番組の情報(映像情報および音声情報)を記録エンコード処理するように指示し(ステップS12)、記録処理部4を制御して、ユーザにより選択指定された記録媒体5または外部記録媒体7の一方に、その記録エンコード処理された放送番組の映像情報および音声情報を記録する(ステップS13)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザにより記録終了指示がなされたか否か判別し(ステップS14)、記録終了指示がなされてはいないと判別したときには、ステップS11に戻って、記録処理を継続する。
ステップS11〜S14は、記録処理ルーチンを構成するもので、この記録処理ルーチンと並行して特徴量検出、シーン変化点検出およびシーン識別子生成処理のルーチンが実行される。
すなわち、システムコントローラ部20は、ステップS11で取り込まれた記録すべきデータを、特徴量検出部12にも供給するように指示すると共に、特徴量検出部12に特徴量検出処理の実行を指示する(ステップS15)。なお、前述したように、この例では、記録信号エンコード処理部3からの圧縮途中のデータが特徴量検出部12に供給される。
特徴量検出部12は、この実行指示を受けて、前述した種々の特徴量の検出を実行し、その処理結果をシーン変化点検出部13に供給する。シーン変化点検出部13は、システムコントローラ部20の実行指示を受けて、上述したシーン変化点の検出処理を実行する(ステップS16)。そして、システムコントローラ部20は、特徴量検出部12で検出された特徴量データと、シーン変化点検出部13で検出されたシーン変化点のデータとを、内蔵するバッファメモリなどに記憶保持しておく(ステップS17)。ここで、特徴量検出部12で検出された特徴量データをも記憶保持しておくのは、より確からしいシーン変化点を、再生成する際に用いるためと、シーン識別子を生成するために用いるためである。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザにより記録終了指示がなされたか否か判別し(ステップS18)、記録終了指示がなされてはいないと判別したときには、ステップS15に戻って、特徴量検出およびシーン変化点検出の処理を継続する。
なお、ステップS14の判別処理とステップS18の判別処理は、実際には、別々の判別処理ではなく、同一の判別処理であるが、ここでは、2つの処理ルーチンを並列に記述したため、便宜上、図9のように、2つの判別ステップに分離して記載したものである。
そして、システムコントローラ部20は、ステップS14、ステップS18で、ユーザにより記録終了指示がなされたと判別したときには、シーン識別子生成部14に指示して、バッファメモリに保持している特徴量データとシーン変化点データを用いて、記録する放送番組の各シーンのシーン識別子を生成させるようにする(ステップS19)。このシーン識別子の生成処理については、後で詳述する。
そして、システムコントローラ部20は、記録処理部4に対し、図4に示したように、隣接する2個のシーン変化点の情報と、その隣接する2個のシーン変化点で特定される各シーンについてステップS19で生成されたシーン識別子の情報とを含めた付加情報ファイルを、放送番組の記録データに対応付けた状態で、放送番組の記録データを記録した記録媒体に記録するように制御する(ステップS20)。
次に、図9のステップS19でのシーン識別子の生成処理について、図10のフローチャートを参照しながら説明する。この図10のフローチャートの各ステップの処理は、この例では、システムコントローラ20の制御の下、シーン識別子生成部14で実行されるものである。なお、システムコントローラ20のマイクロコンピュータが、シーン識別子生成部14の機能をソフトウエアとして備えるように構成してもよい。
先ず、システムコントローラ部20は、最初のシーンのシーン変化点を指定して(ステップS31)、シーン識別子生成部14に対して、バッファメモリに保持されていた、そのシーン変化点の情報と、そのシーン変化点の情報で特定されるシーン区間の特徴量を、渡す(ステップS32)。
シーン識別子生成部14は、取得したシーン区間の特徴量と、特徴量記憶部15に記憶されている過去に付与されたシーン識別子についての特徴量とを比較する(ステップS33)。このとき、特徴量記憶部15に記憶されている特徴量は、圧縮されているので、シーン識別子生成部14は、圧縮を解凍して、取得したシーン区間の特徴量と比較する。
そして、シーン識別子生成部14は、取得したシーン区間の特徴量と、同一であると判定される特徴量が、特徴量記憶部15に記憶されたものの中にあるか否か判別する(ステップS34)。
ステップS34で、取得したシーン区間の特徴量と、同一であると判定される特徴量が、特徴量記憶部15に記憶されたものの中にあると判別したときには、特徴量記憶部15に記憶されている、同一であると判定された特徴量に付与されているシーン識別子を、当該取得したシーン区間に対して付与する(ステップS35)。
また、ステップS34で、取得したシーン区間の特徴量と、同一であると判定される特徴量が、特徴量記憶部15に記憶されたものの中には存在しないと判別したときには、新たなシーン識別子を、当該シーンに対して生成して付与し(ステップS36)、当該生成付与した新たなシーン識別子と、そのシーン区間の特徴量とを、特徴量記憶部15に記憶する(ステップS37)。また、この例では、このステップS37においては、ユーザ評価値累積蓄積部18に、当該新たなシーン識別子と、そのユーザ評価値の初期値(例えば「0」)とが、追加記録される。
そして、ステップS35またはステップS37の次には、システムコントローラ部20は、ステップS38に進んで、記録された放送番組の最後のシーンまでについてのシーン識別子の生成処理が終了したか否か判別し、終了してはいないと判別したときには、次のシーンのシーン変化点を指定し(ステップS39)、ステップS32に戻って、このステップS32以降の処理を繰り返す。
また、ステップS38で、記録された放送番組の最後のシーンまでについてのシーン識別子の生成処理が終了したと判別したときには、このシーン識別子の生成付与処理ルーチンを終了し、図9の記録処理ルーチンに戻る。システムコントローラ部20は、前述したように、このシーン識別子の生成付与処理ルーチンが終了すると、図4に示したような、シーン変化点と、当該シーン変化点で特定される各シーンのシーン識別子とを対応付けたデータを、付加情報ファイルとして、対応する放送番組の記録データに対応付けて記録する。
次に、図8のステップS2で、操作入力は、記録開始操作ではないと判別したときには、システムコントローラ部20は、操作入力は、ユーザ評価反映再生開始指示操作であるか否か判別する(図11のステップS41)。このステップS41で、操作入力は、ユーザ評価反映再生開始指示操作ではないと判別したときには、システムコントローラ部20は、操作入力は、通常再生開始指示操作であるか否か判別し(ステップS42)、そうではないと判別したときには、その操作入力に応じたその他の処理を実行する(ステップS43)。そして、その処理後、図8のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
そして、ステップS42で、操作入力は、通常再生開始指示操作であると判別したときには、システムコントローラ部20は、操作入力により指定された再生対象の記録媒体5または7から、指定された放送番組の記録データと、その付加情報ファイル(シーン変化点の情報およびシーン識別子の情報を含む)とを読み出し、ノーマル速度再生を開始する(ステップS44)。
システムコントローラ部20は、このノーマル速度での再生中は、早送り再生開始操作がなされたか否か監視し(ステップS45)、早送り再生開始操作がなされたと判別したときには、読み出し制御部8、再生処理部9、再生デコード処理部10などを制御して、その時点から早送り再生を実行する(ステップS46)。そして、次に、システムコントローラ部20は、早送り再生終了操作を監視し(ステップS47)、早送り再生終了操作がなされたことを判別するまで、ステップS46の早送り再生の実行を継続する。
そして、ステップS47で、早送り再生終了操作がなされたと判別すると、システムコントローラ部20は、読み出し制御部8、再生処理部9、再生デコード処理部10などを制御して、その時点からノーマル速度再生に戻す(ステップS48)。
そして、システムコントローラ部20は、記録媒体から読み出された付加情報ファイルから早送り再生されたシーンのシーン識別子の情報を取得して、ユーザ評価値生成部17にそれらの情報を渡す(ステップS49)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値生成部17に、早送り再生された各シーンについてのユーザ評価値の生成および生成されたユーザ評価値の累積蓄積処理を指示する。この指示を受けたユーザ評価値生成部17では、例えば前述した図6の例のように早送り再生に割り当てられたユーザ評価値を求め、求めたユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部18の、当該早送り再生されたシーンに付与されているシーン識別子に対応して記憶されているユーザ評価値に加算して、更新されたユーザ評価値を生成する(ステップS50)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値生成部17で生成された更新したユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部17の、早送り再生されたシーンと同じシーン識別子に対応するユーザ評価値として上書きし、ユーザ評価値累積蓄積部17のユーザ評価値を更新する(図12のステップS65)。
その後、システムコントローラ部20は、ユーザ操作入力として再生終了指示操作があったか否か判別し(ステップS66)、再生終了指示操作がないと判別したときには、図11のステップS65に戻る。
そして、ステップS66で、再生終了指示操作があったと判別したときには、システムコントローラ部20は、再生を終了させる処理(ステップS67)をした後、図8のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
図11のステップS45で、早送り再生開始操作はなされていないと判別したときには、システムコントローラ部20は、ユーザによりスキップ再生指示操作がなされたか否か判別する(図12のステップS61)。
このステップS61で、スキップ再生指示操作がなされたと判別したときには、システムコントローラ部20は、指示された再生位置から所定時間分後の再生位置、例えば15秒後の再生位置までをスキップしてノーマル速度再生を行なう(ステップS62)。
そして、システムコントローラ部20は、記録媒体から読み出された付加情報ファイルからスキップ再生されたシーンのシーン識別子の情報を取得して、ユーザ評価値生成部17にその情報を渡す(ステップS63)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値生成部17に、スキップ再生された各シーンについてのユーザ評価値の生成および生成されたユーザ評価値の累積蓄積処理を指示する。この指示を受けたユーザ評価値生成部17では、例えば前述した図6の例のように、スキップ再生に割り当てられたユーザ評価値を求め、求めたユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部18の、当該スキップ再生されたシーンに付与されているシーン識別子に対応して記憶されているユーザ評価値に加算して、更新されたユーザ評価値を生成する(ステップS64)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値生成部17で生成された更新したユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部18の、早送り再生されたシーンと同じシーン識別子に対応するユーザ評価値として上書きし、ユーザ評価値累積蓄積部18のユーザ評価値を更新する(ステップS65)。
その後、システムコントローラ部20は、ユーザ操作入力として再生終了指示操作があったか否か判別し(ステップS66)、再生終了指示操作がないと判別したときには、図11のステップS45に戻る。
そして、ステップS66で、再生終了指示操作があったと判別したときには、システムコントローラ部20は、再生を終了させる処理(ステップS67)をした後、図8のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
また、ステップS61で、スキップ再生指示操作もなされていないと判別したときには、システムコントローラ部20では、記録媒体から読み出された付加情報ファイルからスキップ再生されたシーンのシーン識別子の情報を取得して、ユーザ評価値生成部17にその情報を渡す(ステップS68)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値生成部17に、ノーマル速度再生された各シーンについてのユーザ評価値の生成および生成されたユーザ評価値の累積蓄積処理を指示する。この指示を受けたユーザ評価値生成部17では、例えば前述した図6の例のように、ノーマル速度再生に割り当てられたユーザ評価値を求め、求めたユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部18の、当該ノーマル速度再生されたシーンに付与されているシーン識別子に対応して記憶されているユーザ評価値に加算して、更新されたユーザ評価値を生成する(ステップS69)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値生成部17で生成された更新したユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部18の、早送り再生されたシーンと同じシーン識別子に対応するユーザ評価値として上書きし、ユーザ評価値累積蓄積部18のユーザ評価値を更新する(ステップS70)。
その後、システムコントローラ部20は、ユーザ操作入力として再生終了指示操作があったか否か判別し(ステップS66)、再生終了指示操作がないと判別したときには、図11のステップS45に戻る。
以上のようにして、この実施形態によれば、再生をするごとに、記録された放送番組の情報の各シーンと同一のシーンについてのユーザ評価値が、そのシーン識別子に対応して累積加算されて、ユーザ評価累積蓄積部18に蓄積されるものである。
一方、図11のステップS41で、ユーザ評価反映再生開始指示がなされたと判別したときには、システムコントローラ部20は、記録媒体5または7から放送番組の記録データと付加情報ファイルとを読み出すと共に、ユーザ評価値累積蓄積部18において各シーンのシーン識別子に対応して記憶されているユーザ評価値に基づいて再生制御を行なうユーザ評価反映再生処理を行なう(ステップS51)。なお、このユーザ評価反映再生モードにおいては、上述したように、この例では、ユーザ評価値の更新はなされない。
図13に、このユーザ評価反映再生処理の一例のフローチャートを示す。このユーザ評価反映再生処理においては、システムコントローラ部20は、記録媒体から付加情報ファイルのシーン変化点の情報および各シーンのシーン識別子を先読みし、当該先読みしたシーン識別子で表わされるシーンのユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部18から読み出し、その読み出したユーザ評価値に応じた再生をするように、読み出し制御部8、再生処理部9、再生デコード出力部10を制御するようにする。
すなわち、システムコントローラ部20は、先ず、記録媒体5または7から再生対象の放送番組の記録データに対応する付加情報ファイルを読み出して付加情報ファイル処理部16に一時保持する。そして、最初のシーン変化点の区間および当該区間に対応するシーンのシーン識別子を先読みする(ステップS81)。
そして、システムコントローラ部20は、この例においては、ユーザ評価値累積蓄積部18から、先読みしたシーン識別子で示されるシーンのユーザ評価値を読み出し(ステップS82)、当該ユーザ評価値は負の値であるか否か判別する(ステップS83)。そして、読み出したユーザ評価値が負であると判別したときには、当該シーンの区間は、この例では、スキップするように制御する(ステップS84)。ステップS84では、スキップ再生させる代わりに、早送り再生させるように制御してもよい。
また、ステップS83で、読み出されたユーザ評価値は正であると判別したときには、当該シーンの区間の記録データを記録媒体5または7から読み出して、ノーマル速度再生するように制御する(ステップS85)。
ステップS84またはステップS85の次には、ステップS86に進み、システムコントローラ部20は、再生終了指示があったか否か判別する。そして、再生終了指示がなかったと判別したときには、付加情報ファイルから次のシーンの変化点の区間およびその区間(シーン)のシーン識別子を先読みし(ステップS87)、ステップS82に戻り、このステップS82以降の処理を繰り返す。
また、ステップS86で、再生終了指示があったと判別したときには、図8のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
以上のように、この実施形態においては、記録された放送番組を再生して視聴したとき、当該再生時において早送り再生指示操作やスキップ再生指示操作などのユーザ操作があった区間(シーン)に対しては、各シーンに付与されたシーン識別子ごとに、再生視聴に対して負の方向のユーザ評価値を割り当てることにより、記録された放送番組の情報の各シーン(分節区間)に対応してユーザ評価値を記録するようにする。
この場合、シーン識別子に対応してユーザ評価値を累積記録するので、異なる放送番組の記録データの再生時であって、シーン識別子が同じシーンについては、ユーザ評価値が累積加算されることになる。つまり、シーンにシーン識別子を付与し、そのシーン識別子ごとにユーザ評価値を累積加算することにより、ユーザが好むシーンと、再生を欲しないシーンとを、当該ユーザ評価値により判別することが可能である。
そして、この実施形態においては、ユーザ評価反映再生モードでは、任意の放送番組を再生したときには、ユーザ評価値累積蓄積部18のシーン識別子に対応するユーザ評価値に基づいて、負のユーザ評価値となっているシーンは、自動的に早送り再生またはスキップ再生される。
したがって、この実施形態では、過去の放送番組についての各シーンについてのユーザ評価に基づいて再生制御がなされるようにされるので、新たに記録し再生した放送番組についても、過去の番組中のシーンと同じシーンについては、前記過去の番組についての累積ユーザ評価値が用いられて再生制御がなされる。
すなわち、この実施形態によれば、当該再生対象の放送番組については、1回も再生がなされていなくても、過去の再生において、いつも早送り再生指示操作したり、スキップ再生指示操作したりしていたシーンと同一のシーンについては、ユーザが当該操作指示をしなくても、自動的に早送り再生またはスキップ再生される。
例えば、特定のコマーシャルはいつも早送り再生やスキップ再生しているときには、そのコマーシャルは、後の時点で記録した放送番組についても記録されているときには、何の操作をしなくても、自動的に早送り再生あるいはスキップ再生される。
また、例えば毎週、あるいは、毎日、放送される放送番組を録画して、再生して視聴するような使用態様において、ユーザが、初回や早い回の当該放送番組の再生時に、番組オープニングや、番組エンディングのシーンは、早送り再生操作したり、スキップ再生指示操作したりすると、そのユーザ操作に応じたユーザ評価値が、ユーザ評価値累積蓄積部18に蓄積されるので、その後の回の放送番組の再生時には、早送り再生指示操作やスキップ再生指示操作をユーザが行なわなくても、ユーザ評価反映再生を行なうことにより、当該番組オープニングや番組エンディングのシーンは、自動的に早送り再生あるいはスキップ再生され、非常に便利である。
なお、この実施形態においても、ユーザ評価反映再生モードにおいては、ユーザ評価値の更新は行なわないようにしたが、ユーザ評価反映再生モードが選択されたことも、ユーザ操作に基づくユーザ評価であることを考え合わせると、このユーザ評価反映再生モードにおける各シーンについての再生態様を、ユーザ操作に基づくものとして、前述した図6のようなユーザ評価値を、当該各シーンの再生態様に割り当てて、ユーザ評価値累積蓄積部18に累積蓄積されて、ユーザ評価値の更新を行なうようにしてもよい。
また、このユーザ評価反映再生モードにおいても、早送り再生指示操作やスキップ再生指示操作を可能として、ノーマル速度再生区間であるシーンの再生時に、当該早送り再生指示操作やスキップ再生指示操作があったときに、その操作に応じて、その操作があったシーンのユーザ評価値を更新するようにしても、勿論よい。
また、この実施形態においても、シーン変化点が検出されて付加情報ファイルに記録されている。したがって、この実施形態においては、再生して視聴したいシーンのシーン変化点のリスト(いわゆるプレイリスト)を作り、記録再生装置に対して、そのリストに基づいたいわゆるダイジェスト再生の指示操作をすることができ、このダイジェスト再生指示も、ユーザ操作であるので、ダイジェスト再生指示操作に応じて、ダイジェスト再生が実行されたときには、各シーンの再生態様に応じたユーザ評価値により、ユーザ評価値を更新して、ユーザ評価値累積蓄積部18に記憶することができる。
また、上述の実施形態の説明では、再生しようとするシーンのユーザ評価値が正であるか負であるかを判別し、負であるときに、当該シーンの区間をスキップあるいは早送り再生するように再生制御するようにしたが、各シーンの累積ユーザ評価値が、予め定めた所定のしきい値を負の方向に超えたときに、当該シーンの区間をスキップあるいは早送り再生するように再生制御するようにしてもよい。しきい値は、ユーザが変更設定することができるようにしても良い。
図14に、この例の場合のユーザ評価反映再生モードにおける再生処理のフローチャートの一例を示す。
すなわち、システムコントローラ部20は、先ず、記録媒体5または7から再生対象の記録データに対応する付加情報ファイルを読み出して付加情報ファイル処理部16に一時保持する。そして、最初のシーン変化点の区間および当該区間に対応するシーンのシーン識別子を先読みする(ステップS91)。
そして、システムコントローラ部20は、この例においては、ユーザ評価値累積蓄積部18から、先読みしたシーン識別子で示されるシーンのユーザ評価値を読み出し(ステップS92)、当該ユーザ評価値が、予め定められた固定のしきい値、あるいは、ユーザに設定されたしきい値よりも、より負の値であるか否か判別する(ステップS93)。そして、読み出したユーザ評価値が、しきい値よりも、より負の値であると判別したときには、当該シーンの区間は、この例では、スキップするように制御する(ステップS94)。ステップS94では、スキップ再生させる代わりに、早送り再生させるように制御してもよい。
また、ステップS93で、読み出されたユーザ評価値は、しきい値よりも、より負の値ではないと判別したときには、当該シーンの区間の記録データを記録媒体5または7から読み出して、ノーマル速度再生するように制御する(ステップS95)。
ステップS94またはステップS95の次には、ステップS96に進み、システムコントローラ部20は、再生終了指示があったか否か判別する。そして、再生終了指示がなかったと判別したときには、付加情報ファイルから次のシーンの変化点の区間およびその区間(シーン)のシーン識別子を先読みし(ステップS97)、ステップS92に戻り、このステップS92以降の処理を繰り返す。
また、ステップS96で、再生終了指示があったと判別したときには、図8のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
これにより、ユーザ評価値の累積値が負の値であっても、しきい値よりも、より負の方向のユーザ評価値でない、負の方向のユーザ評価が、中途半端なシーンについては、スキップあるいは早送り再生されないようにすることができる。換言すれば、しきい値よりも、より負の方向のユーザ評価値となるユーザが再生を望まないシーンだけを、スキップあるいは早送り再生するようにすることができる。
[シーン識別子付与ルーチンの第2の例]
以上の説明における図10のシーン識別子付与ルーチンでは、CM区間が複数のシーンを含む場合には、それら複数のシーンのシーン識別子が、1つのCM区間に割り当てられる。しかし、1つのCM区間は1つのシーンとして取り扱えるようにした方が良い場合がある。図15は、その場合におけるシーン識別子付与ルーチンの一例である。
この図15の例のシーン識別子付与ルーチンは、図10のステップS31およびステップS32の代わりに、ステップS101〜ステップS104を設けたものに等しい。
すなわち、システムコントローラ部20は、最初のシーンのシーン変化点を指定して、シーン識別子生成部14に対して、バッファメモリに保持されていた、そのシーン変化点の情報を渡す(ステップS101)。
特徴量シーン識別子生成部14は、そのシーン変化点の近傍の特徴量を取得し、そのシーン変化点がCM区間の中に在るかどうか判別する(ステップS102)。そして、そのシーン変化点がCM区間の中に在ると判別したときには、CM区間の開始点から終了点までの区間を検出し、その検出したCM区間を1つのシーンとし(ステップS103)、そのシーンの特徴量を、シーン識別子付与区間の特徴量として取得する(ステップS104)。
また、ステップS102で、そのシーン変化点がCM区間の中にはないと判別したときには、ステップS101で指定されたシーン変化点で定まるシーンの特徴量を取得する(ステップS104)。
そして、ステップS104の後には、前述の図10で説明したステップS33に進み、システムコントローラ部20は、前述したステップS33以降の処理ステップを実行する。
この図15の例のシーン識別子付与ルーチンの第2の例によれば、CM区間のそれぞれには、1つのシーン識別子が付与されるので、CM区間と、本編情報などのその他のシーンとの区別が容易になる。
[シーン識別子付与ルーチンの第3の例]
例えば同一の商品CMとして、類似する複数個のバージョンを備えるものが、最近は、増えている。このような複数個のCMの場合においては、CM区間の先頭あるいは末尾のシーンに、対象製品そのもののシーンが挿入されることが多い。したがって、CM区間の先頭あるいは末尾のシーンが同一または近似するCMは、同種または同一のCMとして取り扱うことができれば便利である。
このシーン識別子付与ルーチンの第3の例は、このような場合に対応することができるシーン識別子の付与例の一つである。この第3の例においては、図16に示すように、シーン識別子は、図10の例と同様に付与するが、付与したシーン識別子に加えて、CM区間であることを示すCM区間フラグを記録するようにする。
すなわち、図16において、Scm1、Scm2、Scm3は、1つのCM区間を構成する3個のシーンのシーン識別子を示しており、また、Scm11、Scm12、Scm13は、1つのCM区間を構成する3個のシーンのシーン識別子を示している。
この第3の例においては、図16に示すように、3個のシーンのシーン識別子Scm1、Scm2、Scm3および3個のシーンのシーン識別子Scm11、Scm12、Scm13のそれぞれに対応して、CM区間フラグが付与されている。この場合、CM区間フラグは、シーン識別子のそれぞれに付加すれば良い。
この第3の例の場合のシーン識別子付与ルーチンの一例のフローチャートを図17に示す。
先ず、システムコントローラ部20は、最初のシーンのシーン変化点を指定して(ステップS111)、シーン識別子生成部14に対して、バッファメモリに保持されていた、そのシーン変化点の情報と、そのシーン変化点の情報で特定されるシーン区間の特徴量を、渡す(ステップS112)。
シーン識別子生成部14は、取得したシーン区間の特徴量と、特徴量記憶部15に記憶されている過去に付与されたシーン識別子についての特徴量とを比較する(ステップS113)。このとき、特徴量記憶部15に記憶されている特徴量は、圧縮されているので、シーン識別子生成部14は、圧縮を解凍して、取得したシーン区間の特徴量と比較する。
そして、シーン識別子生成部14は、取得したシーン区間の特徴量と、同一であると判定される特徴量が、特徴量記憶部15に記憶されたものの中にあるか否か判別する(ステップS114)。
ステップS114で、取得したシーン区間の特徴量と、同一であると判定される特徴量が、特徴量記憶部15に記憶されたものの中にあると判別したときには、特徴量記憶部15に記憶されている、同一であると判定された特徴量に付与されているシーン識別子を、当該取得したシーン区間に対して付与する(ステップS115)。
また、ステップS114で、取得したシーン区間の特徴量と、同一であると判定される特徴量が、特徴量記憶部15に記憶されたものの中には存在しないと判別したときには、新たなシーン識別子を、当該シーンに対して生成して付与し(ステップS116)、当該生成付与した新たなシーン識別子と、そのシーン区間の特徴量とを、特徴量記憶部15に記憶する(ステップS117)。また、この例では、このステップS117においては、ユーザ評価値累積蓄積部18に、当該新たなシーン識別子と、そのユーザ評価値の初期値(例えば「0」)とが、追加記録される。
そして、ステップS115またはステップS117の次には、システムコントローラ部20は、ステップS118に進んで、シーン識別子を付与したシーンがCM区間内のシーンか否かを判別する。そして、このステップS118で、シーンがCM区間内のものであると判別したときには、シーン識別子生成部14は、付与したシーン識別子に対応付けて、CM区間フラグを立てる(ステップS119)。
そして、記録された放送番組の最後のシーンまでについてのシーン識別子の生成処理が終了したか否か判別し(ステップS120)、終了してはいないと判別したときには、次のシーンのシーン変化点を指定し(ステップS121)、ステップS112に戻って、このステップS112以降の処理を繰り返す。
また、ステップS118で、シーンがCM区間内のものではないと判別したときには、当該シーンにはCM区間フラグは立てずに、ステップS120に進み、記録された放送番組の最後のシーンまでについてのシーン識別子の生成処理が終了したか否か判別し、終了してはいないと判別したときには、次のシーンのシーン変化点を指定し(ステップS121)、ステップS112に戻って、このステップS112以降の処理を繰り返す。
記録された放送番組の最後のシーンまでについてのシーン識別子の生成処理が終了したと判別したときには、このシーン識別子の生成付与処理ルーチンを終了し、図9の記録処理ルーチンに戻る。システムコントローラ部20は、前述したように、このシーン識別子の生成付与処理ルーチンが終了すると、図4に示したような、シーン変化点と、当該シーン変化点で特定される各シーンのシーン識別子と、CM区間フラグとを対応付けたデータを、付加情報ファイルとして、対応する放送番組の記録データに対応付けて記録する。
この第3の例の場合におけるユーザ評価反映再生モードの処理を、図18および図19のフローチャートを参照して説明する。
すなわち、システムコントローラ部20は、先ず、記録媒体5または7から再生対象の放送番組の記録データに対応する付加情報ファイルを読み出して付加情報ファイル処理部16に一時保持する。そして、最初のシーン変化点の区間および当該区間に対応するシーンのシーン識別子、CM区間フラグを先読みする(ステップS131)。
そして、システムコントローラ部20は、この例においては、CM区間のシーンであるか否かを、CM区間フラグを参照して判別する(ステップS132)。
このステップS132で、CM区間のシーンではないと判別したときには、システムコントローラ部20は、この例においては、ユーザ評価値累積蓄積部18から、先読みしたシーン識別子で示されるシーンのユーザ評価値を読み出し(ステップS133)、この例では、当該ユーザ評価値は、所定のしきい値よりも、より負の値であるか否か判別する(ステップS134)。
そして、読み出したユーザ評価値が、所定のしきい値よりも、より負の値であると判別したときには、当該シーンの区間は、この例では、スキップするように制御する(ステップS135)。ステップS135では、スキップ再生させる代わりに、早送り再生させるように制御してもよい。
また、ステップS134で、読み出されたユーザ評価値は、しきい値よりも、より負の値ではないと判別したときには、当該シーンの区間の記録データを記録媒体5または7から読み出して、ノーマル速度再生するように制御する(ステップS136)。
ステップS135またはステップS136の次には、ステップS137に進み、システムコントローラ部20は、再生終了指示があったか否か判別する。そして、再生終了指示がなかったと判別したときには、付加情報ファイルから次のシーンの変化点の区間およびその区間(シーン)のシーン識別子を先読みし(ステップS138)、ステップS132に戻り、このステップS132以降の処理を繰り返す。
また、ステップS137で、再生終了指示があったと判別したときには、図8のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
また、ステップS132で、先読みしたシーンがCM区間内のシーンであると判別したときには、CM区間フラグを参照して、当該CM区間の先頭と末尾のシーン識別子を取得する(図19のステップS141)。そして、そのCM区間の先頭と末尾のシーン識別子を用いて、ユーザ評価値累積蓄積部18から、当該シーン識別子で示されるシーンのユーザ評価値を読み出す(ステップS142)。
そして、この例では、そのCM区間の先頭のシーンのユーザ評価値または末尾のシーンのユーザ評価値のいずれかが、所定のしきい値よりも、より負の値であるか否か判別する(ステップS143)。
そして、読み出したユーザ評価値のいずれかが、所定のしきい値よりも、より負の値であると判別したときには、当該シーンを含むCM区間全体を、この例では、スキップするように制御する(ステップS144)。ステップS144では、スキップ再生させる代わりに、早送り再生させるように制御してもよい。
また、ステップS143で、読み出されたユーザ評価値のいずれも、しきい値よりも、より負の値ではないと判別したときには、当該シーンを含むCM区間全体の記録データを記録媒体5または7から読み出して、ノーマル速度再生するように制御する(ステップS145)。
ステップS144またはステップS145の次には、ステップS146に進み、システムコントローラ部20は、再生終了指示があったか否か判別する。そして、再生終了指示がなかったと判別したときには、付加情報ファイルから、当該CM区間の次のシーンの変化点の区間およびその区間(シーン)のシーン識別子を先読みし(ステップS147)、ステップS132に戻り、このステップS132以降の処理を繰り返す。
また、ステップS146で、再生終了指示があったと判別したときには、図8のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
[シーン識別子付与ルーチンの第4の例]
このシーン識別子付与ルーチンの第4の例は、第3の例の場合と同様に、CM区間の先頭あるいは末尾のシーンが同一または近似するCMは、同種または同一のCMとして取り扱うようにする場合の変形例である。
この第4の例においては、CM区間フラグをCM区間のシーンのシーン識別子に対応して記録するのではなく、CM区間の先頭のシーンのシーン識別子には、先頭のシーンであることを示す情報を付加記録し、また、CM区間の末尾のシーンのシーン識別子には、末尾のシーンであることを示す情報を付加記録するようにする。
すなわち、図20において、Scm1、Scm2、Scm3は、1つのCM区間を構成する3個のシーンのシーン識別子を示しており、また、Scm11、Scm12、Scm13は、他の1つのCM区間を構成する他の3個のシーンのシーン識別子を示している。
この第4の例においては、CM区間の先頭のシーンのシーン識別子Scm1、Scm11には、図20では、「TOP」で示すように、先頭のシーンであることを示す情報(CM先頭シーン識別子)を付加記録する。また、CM区間の末尾のシーンのシーン識別子Scm3、Scm13には、図20では、「END」で示すように、末尾のシーンであることを示す情報(CM末尾シーン識別子)を付加記録する。
この第4の例の場合のシーン識別子付与ルーチンの一例のフローチャートを図21に示す。
先ず、システムコントローラ部20は、最初のシーンのシーン変化点を指定して(ステップS151)、シーン識別子生成部14に対して、バッファメモリに保持されていた、そのシーン変化点の情報と、そのシーン変化点の情報で特定されるシーン区間の特徴量を、渡す(ステップS152)。
シーン識別子生成部14は、取得したシーン区間の特徴量と、特徴量記憶部15に記憶されている過去に付与されたシーン識別子についての特徴量とを比較する(ステップS153)。このとき、特徴量記憶部15に記憶されている特徴量は、圧縮されているので、シーン識別子生成部14は、圧縮を解凍して、取得したシーン区間の特徴量と比較する。
そして、シーン識別子生成部14は、取得したシーン区間の特徴量と、同一であると判定される特徴量が、特徴量記憶部15に記憶されたものの中にあるか否か判別する(ステップS154)。
ステップS154で、取得したシーン区間の特徴量と、同一であると判定される特徴量が、特徴量記憶部15に記憶されたものの中にあると判別したときには、特徴量記憶部15に記憶されている、同一であると判定された特徴量に付与されているシーン識別子を、当該取得したシーン区間に対して付与する(ステップS155)。
また、ステップS154で、取得したシーン区間の特徴量と、同一であると判定される特徴量が、特徴量記憶部15に記憶されたものの中には存在しないと判別したときには、新たなシーン識別子を、当該シーンに対して生成して付与し(ステップS156)、当該生成付与した新たなシーン識別子と、そのシーン区間の特徴量とを、特徴量記憶部15に記憶する(ステップS157)。また、この例では、このステップS157においては、ユーザ評価値累積蓄積部18に、当該新たなシーン識別子と、そのユーザ評価値の初期値(例えば「0」)とが、追加記録される。
そして、ステップS155またはステップS157の次には、システムコントローラ部20は、ステップS158に進んで、シーン識別子を付与したシーンがCM区間内の先頭シーンまたは末尾シーンか否かを判別する。そして、このステップS158で、シーンがCM区間内の先頭シーンまたは末尾シーンであると判別したときには、シーン識別子生成部14は、付与したシーン識別子に対応付けて、CM先頭シーン識別子またはCM末尾シーン識別子を付加する(ステップS159)。
そして、記録された放送番組の最後のシーンまでについてのシーン識別子の生成処理が終了したか否か判別し(ステップS160)、終了してはいないと判別したときには、次のシーンのシーン変化点を指定し(ステップS161)、ステップS152に戻って、このステップS152以降の処理を繰り返す。
また、ステップS158で、シーンがCM区間内の先頭シーンまたは末尾シーンではないと判別したときには、当該シーンにはCM先頭シーン識別子またはCM末尾シーン識別子は付加せずに、ステップS160に進み、記録された放送番組の最後のシーンまでについてのシーン識別子の生成処理が終了したか否か判別し、終了してはいないと判別したときには、次のシーンのシーン変化点を指定し(ステップS161)、ステップS152に戻って、このステップS152以降の処理を繰り返す。
記録された放送番組の最後のシーンまでについてのシーン識別子の生成処理が終了したと判別したときには、このシーン識別子の生成付与処理ルーチンを終了し、図9の記録処理ルーチンに戻る。
この第4の例の場合におけるユーザ評価反映再生モードの処理を、図22および図23のフローチャートを参照して説明する。
すなわち、システムコントローラ部20は、先ず、記録媒体5または7から再生対象の放送番組の記録データに対応する付加情報ファイルを読み出して付加情報ファイル処理部16に一時保持する。そして、最初のシーン変化点の区間および当該区間に対応するシーンのシーン識別子、CM先頭シーン識別子、CM末尾シーン識別子を先読みする(ステップS171)。
そして、システムコントローラ部20は、この例においては、CM区間の先頭シーンであるか否かを、CM先頭シーン識別子を参照して判別する(ステップS172)。
このステップS172で、CM区間の先頭シーンではないと判別したときには、システムコントローラ部20は、この例においては、ユーザ評価値累積蓄積部18から、先読みしたシーン識別子で示されるシーンのユーザ評価値を読み出し(ステップS173)、この例では、当該ユーザ評価値は、所定のしきい値よりも、より負の値であるか否か判別する(ステップS174)。
そして、読み出したユーザ評価値が、所定のしきい値よりも、より負の値であると判別したときには、当該シーンの区間は、この例では、スキップするように制御する(ステップS175)。ステップS175では、スキップ再生させる代わりに、早送り再生させるように制御してもよい。
また、ステップS174で、読み出されたユーザ評価値は、しきい値よりも、より負の値ではないと判別したときには、当該シーンの区間の記録データを記録媒体5または7から読み出して、ノーマル速度再生するように制御する(ステップS176)。
ステップS175またはステップS176の次には、ステップS177に進み、システムコントローラ部20は、再生終了指示があったか否か判別する。そして、再生終了指示がなかったと判別したときには、付加情報ファイルから次のシーンの変化点の区間およびその区間(シーン)のシーン識別子を先読みし(ステップS178)、ステップS172に戻り、このステップS172以降の処理を繰り返す。
また、ステップS177で、再生終了指示があったと判別したときには、図8のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
また、ステップS172で、先読みしたシーンがCM区間内の先頭シーンであると判別したときには、当該CM区間の末尾のシーンのCM末尾シーン識別子を先読みして記録媒体から取得する(図23のステップS181)。そして、そのCM区間の先頭と末尾のシーン識別子を用いて、ユーザ評価値累積蓄積部18から、当該シーン識別子で示されるシーンのユーザ評価値を読み出す(ステップS182)。
そして、この例では、そのCM区間の先頭シーンのユーザ評価値または末尾シーンのユーザ評価値のいずれかが、所定のしきい値よりも、より負の値であるか否か判別する(ステップS183)。
そして、読み出したユーザ評価値のいずれかが、所定のしきい値よりも、より負の値であると判別したときには、当該シーンを含むCM区間全体を、この例では、スキップするように制御する(ステップS184)。ステップS184では、スキップ再生させる代わりに、早送り再生させるように制御してもよい。
また、ステップS183で、読み出されたユーザ評価値のいずれも、しきい値よりも、より負の値ではないと判別したときには、当該シーンを含むCM区間全体の記録データを記録媒体5または7から読み出して、ノーマル速度再生するように制御する(ステップS185)。
ステップS184またはステップS185の次には、ステップS186に進み、システムコントローラ部20は、再生終了指示があったか否か判別する。そして、再生終了指示がなかったと判別したときには、付加情報ファイルから、当該CM区間の次のシーンの変化点の区間およびその区間(シーン)のシーン識別子を先読みし(ステップS187)、ステップS172に戻り、このステップS172以降の処理を繰り返す。
また、ステップS186で、再生終了指示があったと判別したときには、図8のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
[シーン識別子を用いたアプリケーション処理の他の例]
<ロールバック期間についての処理の第1の例>
テレビ放送番組の中には、CM区間の後に、CM区間の前のシーンを繰り返すようにする、いわゆるロールバックを行なうものがある。このようなテレビ放送番組を記録し、再生するとき、例えばCM区間のみをスキップすると、同じシーンを2回、連続して視聴する状態になり、不自然になる。
この例では、再生時に、このようなロールバックのシーンを含む場面においては、CM区間と、そのCM区間の直前または直後のシーン内容が重複する区間の一方とを併せてスキップすることにより、上記のような不自然な再生状態にならないようにする。
この第1の例においては、再生時にロールバックのシーンを含む場面を検出して、CM区間と、その直前または直後のシーン内容が重複する区間の一方とを併せてスキップする処理を実行するようにする。
この例の場合、記録媒体に記録される情報信号と対応付けられて記録される付加情報ファイルには、シーン識別子に加えて、CM区間フラグが記録されているものとする。この場合、図24(A)に示すように、CM区間は、複数のシーンからなる場合があり、それら複数のシーンに対してCM区間フラグが付加されている場合と、図24(B)に示すように、CM区間は、それ自体で1シーンとしてシーン識別子が付与され、そのCM区間のシーン識別子にCM区間フラグが付加される場合の2通り考えられるが、この例は、いずれの場合にも適用可能である。
図24(A)および(B)の例では、CM区間の直前のシーンS1,S2,S3と、CM区間の直後のシーンS1´,S2´,S3´とが、同一または近似しているシーンとされて、ロールバックが行なわれている。
この例では、記録再生装置は、ロールバック除去再生モードを備え、そのモードがユーザにより指定されたときには、システムコントローラ部20は、記録媒体から、付加情報ファイルを先読みし、CM区間フラグを検出したとき、その前後の複数シーンのシーン識別子を比較して、同一または近似していることを判別したときには、CM区間とその直後の重複シーンの区間(図24の区間A)、または、CM区間とその直前の重複シーンの区間(図24の区間B)のいずれかをスキップ区間とする。
なお、CM区間の直後には、放送局ロゴやコンテンツタイトルのロゴが再度含まれるので、シーンの自然なつながりを考慮すると、区間Aと、区間Bのうち、スキップするのは、区間Aの方がよい。
図25に、このロールバック除去再生モードを実現するための処理ルーチンのフローチャートの例を示す。
すなわち、システムコントローラ部20は、先ず、記録媒体5または7から再生対象の放送番組の記録データに対応する付加情報ファイルを読み出して付加情報ファイル処理部16に一時保持する。そして、最初のシーン変化点の区間および当該区間に対応するシーンのシーン識別子、CM区間フラグを先読みする(ステップS191)。
そして、システムコントローラ部20は、この例においては、CM区間のシーンであるか否かを、CM区間フラグを参照して判別する(ステップS192)。
このステップS192で、CM区間のシーンではないと判別したときには、システムコントローラ部20は、この例においては、当該シーンをノーマル速度再生する(ステップS193)。
そして、システムコントローラ部20は、再生終了指示があったか否か判別し(ステップS194)、再生終了指示がなかったと判別したときには、付加情報ファイルから次のシーンの変化点の区間およびその区間(シーン)のシーン識別子並びにCM区間フラグを先読みし(ステップS195)、ステップS192に戻り、このステップS192以降の処理を繰り返す。
また、ステップS194で、再生終了指示があったと判別したときには、再生終了処理をし(ステップS196)、その後、図8のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
また、ステップS192で、先読みしたシーンがCM区間内のシーンであると判別したときには、システムコントローラ部20は、そのCM区間の直後のシーンSa(図24(A)の例では、Sa=S1´)のシーン識別子を読み出して取得する(ステップS197)。
次に、システムコントローラ部20は、そのCM区間よりも前の時点に、シーンSaのシーン識別子と同一(または近似)のシーン識別子のシーンがあるかどうかを、時間軸を逆方向に検索する(ステップS198)。そして、その検索の結果、シーンSaのシーン識別子と同一(または近似)のシーン識別子のシーンSbを発見したか否かを判別する(ステップS199)。
このステップS199で、シーンSaのシーン識別子と同一(または近似)のシーン識別子のシーンSbを発見しなかったと判別したときには、システムコントローラ部20は、ステップS193に進んで、この場合には、当該シーンを含むCM区間についてノーマル速度再生するようにする。また、ステップS195では、このときには、CM区間の後のシーンのシーン変化点およびシーン識別子を先読みする。
このステップS199で、シーンSaのシーン識別子と同一(または近似)のシーン識別子のシーンSb(図24の例の場合には、Sb=S1)を発見したと判別したときには、システムコントローラ部20は、発見したシーンSbから、CM区間の直前までのシーン(図24の例の場合には、S1,S2,S3)のシーン識別子を全て取得する(ステップS200)。
次に、システムコントローラ部20は、当該CM区間の直後のシーンSaに続くシーン(図24の例の場合には、S1´,S2´,S3´)のシーン識別子と、ステップS200で取得したシーン識別子とを比較し(ステップS201)、一致しているか否か判別する(ステップS202)。
ステップS202で一致していないと判別したときには、システムコントローラ部20は、ステップS193に進んで、この場合には、当該シーンを含むCM区間についてノーマル速度再生するようにする。また、このときにも、ステップS195では、CM区間の後のシーンのシーン変化点およびシーン識別子を先読みする。
ステップS202で一致していると判別したときには、システムコントローラ部20は、CM区間と、その前の一致シーン区間とからなる区間(図24の例の区間B)またはCM区間と、その後の一致シーン区間とからなる区間(図24の例の区間A)のいずれかをスキップするように制御する(ステップS203)。この例では、図24の例の区間Aをスキップ区間とするように制御する。
そして、システムコントローラ部20は、再生終了指示があったか否か判別し(ステップS204)、再生終了指示がなかったと判別したときには、付加情報ファイルから、CM区間の次のシーンの変化点の区間およびその区間(シーン)のシーン識別子並びにCM区間フラグを先読みし(ステップS205)、ステップS192に戻り、このステップS192以降の処理を繰り返す。
また、ステップS204で、再生終了指示があったと判別したときには、再生終了処理をし(ステップS196)、その後、図8のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
なお、この例は、再生中に、付加情報ファイルを先読みして、ロールバックの場面を検出し、CM区間と、その前または後の重複するシーン区間のいずれかをスキップするようにしたが、テレビ放送番組の情報信号の記録時に、再生時にそのようにスキップするようにするためのロールバック用のスキップ区間マークを生成し、当該生成したマークを、付加情報ファイルに含めて、付加記録しておくこともできる。
すなわち、例えば図9のステップS19におけるシーン識別子の生成処理をした後に、図25のステップS191、ステップS197〜202の処理を行ない、ステップS203の代わりに、図24の区間Aまたは区間Bの開始点および終了点を検出し、検出した開始点および終了点の情報を、ロールバック用のスキップ区間マークとして、付加情報ファイルに含めて記録するようにする。
<ロールバック期間についての処理の第2の例>
上述の第1の例では、CM区間フラグを付加情報ファイルに含む場合の例であるが、第2の例は、付加情報ファイルにCM区間フラグを含まず、付加情報ファイルがシーン変化点の情報とシーン識別子のみからなる場合の例である。つまり、シーンがCMであるか否かの識別情報を含まない場合である。
この第2の例も、上述した第1の例と同様に、再生中に付加情報ファイルを先読みしながら、ロールバック区間を検出して、スキップ再生処理する場合と、記録時に、ロールバック用のスキップ区間を検出し、当該ロールバック用のスキップ区間にマークを付与し、当該付与したロールバック用のスキップ区間にマークを、付加情報ファイルに含めて記録する場合のいずれにも適用できる。
以下の説明は、記録時に、ロールバック用のスキップ区間マークを、付加情報ファイルに含めて記録する場合の例である。この第2の例においては、毎シーンごとに、以下に説明するようなロールバック用のスキップ区間マークの生成処理を実行するようにする。
図26は、この第2の例を説明するための図である。この第2の例においては、ロールバックがなされるシーン区間よりも、若干、長い区間をロールバックの検索区間として予め設定しておく。
そして、この検索区間の最後のシーン(図26の例の場合にはシーンS4)において、この最後のシーンから、前記検索区間の中心が含まれる中心シーン(図26の例の場合にはSC)までの1〜複数のシーン(図26の例の場合にはシーンS3´、S2´、S1´)のシーン識別子を取得する。次に、検索区間の中心が含まれる中心シーン(図26の例の場合にはSC)から、検索区間の最前のシーン(図26の例の場合にはS0)までの1〜複数のシーン(図26の例の場合にはシーンS3、S2、S1)を取得する。
次に、取得した中心シーンの前後の1〜複数のシーンが等しいかどうか判別する。そして、等しい場合には、中心シーンとその直前の重複シーン区間(図26の例では区間B)、または、中心シーンとその直後の重複シーン区間(図26の例では区間A)のいずれかをロールバック用のスキップ区間とし、その開始点および終了点に、ロールバック用のスキップ区間マークを付与し、それを付加情報ファイルに含めて記録するようにする。つまり、付加情報ファイルには、ロールバック用のスキップ区間マークとして、ロールバック用のスキップ区間の開始点および終了点の位置情報(例えばフィールド番号(またはフレーム番号))を記録するようにする。
この第2の例の場合には、第1の例においては必要であった、「シーンがCMであるかどうかの判断」が不要になる反面、毎シーンごとに上述した処理が必要になる。
この第2の例におけるロールバック用のスキップ区間マーク付け処理は、図27に示すように、図10に示したシーン識別子付与処理ルーチンにおいて、各シーンのシーン識別子の付与処理をした後であるステップS35あるいはステップS37の後において、ステップS210として行なわれる。
このステップS210におけるシーン識別子付与処理ルーチンの例を、図28のフローチャートを参照して説明する。
すなわち、システムコントローラ部20は、シーン識別子を付与した当該シーンを最後のシーン(図26の例の場合であれば、シーンS4)とする所定長の検索区間を設定し、当該最後のシーンから、設定した検索区間の中央のシーンSc(図26の例の場合のシーンSC)までの間のシーンのシーン識別子を全て取得する(図26の例の場合であれば、シーンS3´、シーンS2´、シーンS1´のシーン識別子を取得する)(ステップS211)。
次に、システムコントローラ部20は、検索区間の中央のシーンScから、検索区間の最前のシーンまでの間のシーンのシーン識別子を全て取得する(図26の例の場合であれば、シーンS3、シーンS2、シーンS1のシーン識別子を取得する)(ステップS212)。
次に、システムコントローラ部20は、検索区間の中央のシーンScから、検索区間の最前のシーンまでの間に、検索区間の直後のシーンSa(図26の例の場合であれば、シーンS1´)のシーン識別子と同一(または近似)のシーン識別子のシーンがあるかどうかを、時間軸を逆方向に検索する(ステップS213)。そして、その検索の結果、シーンSaのシーン識別子と同一(または近似)のシーン識別子のシーンSbを発見したか否かを判別する(ステップS214)。
このステップS214で、シーンSaのシーン識別子と同一(または近似)のシーン識別子のシーンSbを発見しなかったと判別したときには、システムコントローラ部20は、この処理ルーチンを終了して、図10のステップS38に進む。
また、ステップS214で、シーンSaのシーン識別子と同一(または近似)のシーン識別子のシーンSb(図26の例の場合には、Sb=S1)を発見したと判別したときには、システムコントローラ部20は、発見したシーンSbから、中央のシーンScの直前までのシーン(図26の例の場合には、S1,S2,S3)のシーン識別子と、中央のシーンScの直後のシーンSaに続くシーン(図26の例の場合には、S1´,S2´,S3´)のシーン識別子とを比較し(ステップS215)、一致しているか否か判別する(ステップS216)。
ステップS216で一致していないと判別したときには、システムコントローラ部20は、この処理ルーチンを終了して、図10のステップS38に進む。
ステップS216で一致していると判別したときには、システムコントローラ部20は、再生時に、スキップするロールバック用のスキップ区間の開始点と終了点とを、ロールバック用のスキップ区間マークとして、付加情報ファイルに書き込む(ステップS217)。そして、システムコントローラ部20は、この処理ルーチンを終了して、図10のステップS38に進む。
次に、この第2の例の場合における再生時のロールバック区間のスキップ処理について、図29を参照しながら説明する。
すなわち、システムコントローラ部20は、先ず、記録媒体5または7から再生対象の放送番組の記録データに対応する付加情報ファイルを読み出して付加情報ファイル処理部16に一時保持する。そして、最初のシーン変化点の区間および当該区間に対応するシーンのシーン識別子、ロールバック用のスキップ区間マークを先読みする(ステップS221)。そして、ロールバック用のスキップ区間マークの有無をチェックする(ステップS222)。
そして、システムコントローラ部20は、ロールバック用のスキップ区間の開始点マークを検出したか否か判別し(ステップS223)、ロールバック用のスキップ区間の開始点マークを検出しなかったと判別したときには、当該シーンはノーマル再生する(ステップS224)。
そして、システムコントローラ部20は、再生終了指示があったか否か判別し(ステップS225)、再生終了指示があったと判別したときには、図8のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
また、ステップS225で、再生終了指示がなかったと判別したときには、システムコントローラ部20は、付加情報ファイルから次のシーン変化点およびシーン識別子を先読みし(ステップS226)、その後、ステップS222に戻って、このステップS222以降の処理を繰り返す。
また、ステップS223で、ロールバック用のスキップ区間の開始点マークを検出したと判別したときには、システムコントローラ部20は、付加情報ファイルをさらに参照して、ロールバック用のスキップ区間の終了点マークを探し、ロールバック用のスキップ区間の開始点マークから終了点マークまでの区間を、スキップするようにする(ステップS227)。
そして、システムコントローラ部20は、再生終了指示があったか否か判別し(ステップS228)、再生終了指示があったと判別したときには、図8のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
また、ステップS228で、再生終了指示がなかったと判別したときには、システムコントローラ部20は、付加情報ファイルからロールバック用のスキップ区間の終了点マークの後のシーン変化点およびシーン識別子を先読みし(ステップS229)、その後、ステップS222に戻って、このステップS222以降の処理を繰り返す。
<シーン識別子を用いた類似シーン検索処理の例>
以上のように、この実施形態では、シーン毎にシーン区間内の特徴量を用いたシーン識別子を付与し、当該シーン識別子を、記録情報と共に、付加情報として記録媒体に記録するようにしている。
そこで、記録媒体に記録されている所定の番組コンテンツの中の特定のシーンをユーザが指定することにより、同じまたは近似するシーンを含む他の番組コンテンツを検索することが可能である。
例えば、毎日、あるいは毎週、あるいは毎月放送される番組コンテンツには、必ず同じあるいは近似するシーンが含まれている場合、そのシーンをユーザが指定することにより、当該番組コンテンツを検索して、例えば一覧表示することができる。
このような検索機能が、図1の例の記録再生装置に搭載された場合における処理動作例を、図30のフローチャートを参照して説明する。
例えば、リモコン22などの操作部に設けられた類似シーン検索キーをユーザが操作すると、システムコントローラ部20は、図30の処理ルーチンを起動し、検索するシーンの指定を促すメッセージを表示部24に表示する(ステップS231)。
ユーザは、このメッセージ表示を受けて、検索するシーンの指定をするので、システムコントローラ部20は、当該ユーザによる検索するシーンの指定受付の完了を待つ(ステップS232)。
そして、システムコントローラ部20は、ステップS232で、検索するシーンの指定受付が完了したと判別したときには、指定された検索するシーンのシーン識別子を一時保持し(ステップS233)、ユーザのリモコン22等を通じての検索実行指示を待つ(ステップS234)。
そして、ステップS234で、検索実行指示がなされたと判別したときには、記録媒体5または記録媒体7に記録されているコンテンツの付加情報ファイルのそれぞれを検索して、指定された検索するシーンのシーン識別子と同一または類似するシーン識別子を持つコンテンツを探す(ステップS235)。
そして、ステップS235の検索により見つけ出したコンテンツの一覧を、表示部23の画面に表示する(ステップS236)。以上で、類似シーンの検索処理は、終了となるが、ユーザは、このコンテンツの一覧から、希望するコンテンツを選択して再生することができるように、実施形態の記録再生装置は構成されている。
<シーン識別子を用いた嗜好調査>
この例においては、記録再生装置では、CM区間に1つのシーン識別子を付与し、そのシーン識別子で示されるCM区間についての前述したユーザ評価値を、電話回線やその他の通信ネットワークを通じて放送局側に送るようにする。この場合、前述したように、シーン識別子とCM区間フラグを用いることで、CM区間に1つのシーン識別子を付与することができる。勿論、CM区間に、CM区間用のシーン識別子を付与するようにしても良いが、その場合には、シーン区間の特徴量をシーン識別子として用いることはできないので、この例では、前述の例と同様に、シーン区間の複数の特徴量をシーン識別子として用いると共にCM区間フラグを併せて用いるようにする。
一方、放送局側においては、複数の記録再生装置からのCMについてのユーザ評価値を収集し、当該収集したユーザ評価値を解析し、評価する。そして、放送局側では、収集したユーザ評価値をCM自身の評価やCMの挿入タイミングの評価などに反映させるようにする。
図31は、この例において、嗜好調査システム構成の一例を説明するためのブロック図である。すなわち、この例においては、前述の図1の構成を備える、複数の記録再生装置41,42,・・・,4n(nは2以上の整数)のそれぞれは、通信ネットワーク50を通じて、例えば放送局側が運営する顧客嗜好収集システム51と接続されている。
このため、記録再生装置41,42,・・・,4nのそれぞれは、図32に示すように、図1の構成に加えて、通信インターフェース30を備え、例えば電話回線を通じて通信ネットワーク50に接続されている。
そして、記録再生装置41,42,・・・,4nのそれぞれは、図示を省略した不揮発性メモリに、顧客嗜好収集システム51の電話番号、メールアドレス、URL(UNIFORM RESOURCE LOCATOR)などの通信ネットワーク30上のアドレス情報を記憶して保持していると共に、この例では、一定時間毎、例えば1日、1週間、1月など毎に、通信ネットワーク50を通じて、顧客嗜好収集システム51にアクセスして、それぞれのCMのシーン識別子とそのユーザ評価値とを、送るようにする自動送信プログラムを記憶している。
図33は、この自動送信プログラムによる処理動作を説明するためのフローチャートである。
すなわち、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値の送出タイミングになったかどうかを監視し(ステップS241)、ユーザ評価値の送出タイミングでなかったら、メインルーチンに戻って、他の処理を行なう。
そして、ステップS241で、ユーザ評価値の送出タイミングになったと判別したときには、システムコントローラ部20は、記憶しているアドレス情報を用いて、顧客嗜好収集システム51に通信ネットワーク50を通じて接続する(ステップS242)。そして、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値累積蓄積部34からCM区間フラグが付与されているCM区間のシーン識別子と、そのユーザ評価値を読み出して、当該読み出したCM区間のシーン識別子と、そのユーザ評価値を、顧客嗜好収集システム51に送る(ステップS243)。
そして、システムコントローラ部20は、全てのCM区間のシーン識別子と、そのユーザ評価値を送信したか否か判別し(ステップS244)、未だ全てのCM区間のシーン識別子と、そのユーザ評価値を送信していないときには、ステップS243に戻って、送信を継続する。ステップS244で、全てのCM区間のシーン識別子と、そのユーザ評価値を送信したと判別したときには、システムコントローラ部20は、顧客嗜好収集システム51との通信路を切断し(ステップS245)、この処理ルーチンを終了する。
以上のようにして、顧客嗜好収集システム51は、図31に示すように、複数個の記録再生装置41〜4nからの各CM区間のシーン識別子と、そのユーザ評価値を収集し、同じシーン識別子のCM区間については、ユーザ評価値の集計を行なう。そして、各CM区間についての集計結果を、放送局52に報せる。
放送局52は、その集計結果から、複数のCM相互間の相対評価を行なうと共に、CMの挿入区間の評価や、CMと番組とのマッチングなどを解析する。そして、その解析結果に基づいて、新たに放送予定の番組コンテンツに対する挿入CMの見直しや、挿入タイミングの見直しなどを行なうようにする。
なお、この顧客嗜好収集システム例において、CM区間のシーン識別子は、記録再生装置側で、シーン区間の特徴量から生成するのではなく、放送局側から、例えば放送信号のCM区間に重畳等して、放送受信側に送り、放送受信側では、放送信号からCM区間の識別子を抽出すると共に、同じ識別子のCMについては、ユーザ評価値を累積加算するようにしても良い。
また、上述の実施形態では、ユーザ評価値累積蓄積部34に蓄積したユーザ評価値を、放送局側に送るようにしたが、例えば1日、1週間、1月などの一定期間毎の各CMについてのユーザ評価値を収集したい場合には、ユーザ評価値累積蓄積部34とは別に、放送局への送信用のCMのシーン識別子と、そのユーザ評価値とを記憶するメモリを設け、顧客嗜好収集システムに送信するたびに、その記憶内容を消去して、新たな情報収集に備えるようにすれば良い。
[その他の変形例等]
上述の実施形態の記録再生装置の受信部2は、地上アナログテレビ放送の受信部の場合である他、地上デジタルテレビ放送の受信部、衛星デジタルテレビ放送の受信部、ケーブルテレビ放送の受信部、インターネット配信されたテレビ放送の受信部であっても、この発明は適用可能である。
また、上述の実施形態は、テレビ放送番組の記録再生の場合に、この発明を適用した場合であるが、この発明は、テレビ放送番組の記録再生に限られるわけではなく、例えばラジオ放送番組の記録再生の他、種々の情報信号の記録再生に適用可能である。
また、シーン変化点で区分けされるシーン区間は、上述の実施形態のように、映像情報および音声情報の両方の特徴量から検出する場合のみではなく、映像情報のみの特徴量から、あるいは、音声情報の特徴量のみから検出するようにすることもできる。
なお、上述の実施形態では、シーン識別子に対応するユーザ評価値が負の場合、あるいは、負の所定のしきい値よりもさらに負の方向の値である場合に、当該シーン識別子に対応するシーン区間をスキップするようにしたが、ユーザ評価値を負の絶対値が大きい順にランキングを作成し、当該ランキングの上位所定番目までのシーン識別子に対応するシーン区間をスキップ対象とするようにしても良い。
この発明による記録再生装置の第1の実施形態のハードウエア構成例を示すブロック図である。 この発明による記録再生装置の実施形態におけるシーン識別子を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の実施形態におけるシーン識別子の生成方法の一例を説明するための図である。 この発明による記録再生装置の実施形態を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の実施形態を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の実施形態を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の実施形態を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の実施形態におけるシーン識別子付与処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明による記録再生装置の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の実施形態におけるユーザ評価反映再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の実施形態におけるユーザ評価反映再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の実施形態におけるシーン識別子付与処理動作の他の例を説明するためのフローチャートである。 この発明による記録再生装置の実施形態を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の実施形態におけるシーン識別子付与処理動作の他の例を説明するためのフローチャートである。 この発明による記録再生装置の実施形態におけるユーザ評価反映再生の処理動作の他の例を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の実施形態におけるユーザ評価反映再生の処理動作の他の例を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の実施形態における特殊処理動作を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の実施形態におけるシーン識別子付与処理動作の他の例を説明するためのフローチャートである。 この発明による記録再生装置の実施形態におけるユーザ評価反映再生の処理動作の他の例を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の実施形態におけるユーザ評価反映再生の処理動作の他の例を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の実施形態における特殊処理動作を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の実施形態における特殊処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の実施形態における特殊処理動作を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の実施形態におけるシーン識別子付与処理動作の他の例を説明するためのフローチャートである。 この発明による記録再生装置の実施形態における特殊処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明による記録再生装置の実施形態における特殊処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明による記録再生装置の実施形態における特殊処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明による記録再生装置の実施形態の応用システムを説明するためのシステム構成例を示す図である。 図31のシステムにおける場合の記録再生装置の実施形態のハードウエア構成例を示すブロック図である。 図31のシステムにおける場合の記録再生装置の実施形態の主要な処理動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
2…受信部、3…記録信号エンコード処理部、4…記録処理部、5…内蔵記録媒体、7…外部記録媒体、8…読み出し制御部、9…再生処理部、10…再生デコード出力部、12…特徴量検出部、13…シーン変化点検出部、14…シーン識別子生成部、15…特徴量記憶部、16…付加情報ファイル処理部、17…ユーザ評価値生成部、18…ユーザ評価値累積蓄積部

Claims (29)

  1. 情報信号を記録媒体に記録する情報信号記録手段と、
    前記記録する情報信号について特徴量を検出する特徴量検出手段と、
    前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を用いて、前記情報信号の区切りを検出する区切り検出手段と、
    前記区切り検出手段で検出された前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に、前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を記憶する特徴量記憶手段と、
    前記分節区間毎に、前記特徴量記憶手段に記憶されている特徴量を用いて、同一または近似する特徴量のものには同一のものを付与するようにして、識別子を付与する識別子付与手段と、
    前記分節区間毎に、前記区切り検出手段で検出された前記区切りの情報と、前記識別子付与手段により付与された前記識別子と、前記記録媒体に記録された前記情報信号とを、対応付けて、記録する分節区間情報記録手段と、
    を備える記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記分節区間毎の前記識別子は、前記特徴量を圧縮したもので構成され、
    前記特徴量記憶手段は、前記分節区間毎の圧縮された特徴量を、前記分節区間毎に付与された識別子として記憶する
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記情報信号は、本編情報の前または後の区間に、前記本編情報以外の特定情報が挿入されるものであり、前記特定情報の区間を検出する特定情報区間検出手段を備え、
    前記分節区間情報記録手段は、前記特定情報の区間を示す情報をも記録するようにした
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記情報信号は、本編情報の前または後の区間に、前記本編情報以外の特定情報が挿入されるものであり、
    前記分節区間が、前記特定情報の区間の先頭または末尾であるかどうかを検出する特定情報区間先頭または末尾検出手段と、
    を備え、
    前記分節区間情報記録手段は、前記特定情報区間先頭または末尾検出手段で、前記分節区間が、前記特定情報の区間の先頭または末尾であると検出されたときに、当該分節区間に対して、前記特定情報区間の先頭または末尾であることを示す情報を、前記識別子と共に記録する
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記情報信号は、本編情報の前または後の区間に、前記本編情報以外の特定情報が挿入されるものであり、
    前記特定情報の区間を検出する特定情報区間検出手段と、
    前記特定情報区間検出手段で検出された前記特定情報の区間の直前および直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっているか否かを判定する特定区間前後判定手段と、
    を備え、
    前記分節区間情報記録手段は、前記特定区間前後判定手段で、前記特定情報の区間の前後の1または複数の分節区間が同一または近似するものとなっていると判定されたときは、前記同一または近似するものとなっている前記特定情報の区間およびその直前および直後の1または複数の分節区間についてのマークを、併せて記録する
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記識別子が付与された前記分節区間の複数個からなる区間の中央の前記分節区間の前後の1または複数の分節区間が同一または近似するものとなっていると判定されたときは、前記同一または近似するものとなっている前記中央の分節区間およびその直前および直後の1または複数の分節区間についてのマークを、併せて記録する
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 情報信号について検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出されると共に、前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に識別子が付与され、前記区切りの情報と、前記識別子とが、前記情報信号に対応付けられて記録されている記録媒体からの情報信号の再生装置であって、
    前記情報信号の前記分節区間単位の再生視聴履歴を前記分節区間の識別子に対応付けて記憶する視聴履歴情報記憶手段と、
    前記視聴履歴情報記憶手段に記憶された前記分節区間単位の再生視聴履歴に基づいて、前記情報信号の対応する前記分節区間の再生制御を行なう再生制御手段と、
    を備えることを特徴とする再生装置。
  8. 情報信号について検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出されると共に、前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に識別子が付与され、前記区切りの情報と、前記分節区間の前記識別子とが、前記情報信号に対応付けられて記録されている記録媒体からの情報信号の再生装置であって、
    再生時に所定の再生制御を行なわせる前記情報信号区間の指定入力を受け付け、当該指定された情報信号区間内の前記分節区間の識別子を記憶する指定受付記憶手段と、
    前記記録媒体に前記情報信号に対応付けられて記録されている前記分節区間の識別子を検索して、前記指定受付記憶手段で記憶された前記分節区間の識別子と同じまたは類似する区間を検出する類似情報信号区間検出手段と、
    を備えることを特徴とする再生装置。
  9. 記録媒体から読み出された情報信号について特徴量を検出する特徴量検出手段と、
    前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を用いて、前記情報信号の区切りを検出する区切り検出手段と、
    前記区切り検出手段で検出された前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に、前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を記憶する特徴量記憶手段と、
    前記分節区間毎に、前記特徴量記憶手段に記憶されている特徴量を用いて、同一または近似する特徴量のものには同一のものを付与するようにして、識別子を付与する識別子付与手段と、
    前記分節区間毎に、前記区切り検出手段で検出された前記区切りの情報と、前記識別子付与手段により付与された前記識別子と、前記記録媒体に記録された前記情報信号とを、対応付けて、記録する分節区間情報記録手段と、
    前記分節区間情報記録手段で記録された前記分節区間毎の前記区切りの情報と、前記識別子とを先読みしながら、再生を実行する再生手段と、
    を備える再生装置。
  10. 請求項9に記載の再生装置において、
    前記分節区間毎の前記識別子は、前記分節区間のそれぞれにおける前記特徴量を圧縮したもので構成され、
    前記特徴量記憶手段は、前記分節区間毎の圧縮された特徴量を、前記分節区間毎に付与された識別子として記憶する
    ことを特徴とする再生装置。
  11. 請求項9に記載の再生装置において、
    前記情報信号は、本編情報の前または後の区間に、前記本編情報以外の特定情報が挿入されるものであり、前記特定情報の区間を検出する特定情報区間検出手段を備え、
    前記分節区間情報記録手段は、前記特定情報の区間を示す情報をも記録するようにし、
    前記特定情報の区間の先頭の分節区間または末尾の分節区間の識別子が同一または近似する前記特定情報の区間は、類似する特定情報の区間と判断する
    ことを特徴とする再生装置。
  12. 請求項9に記載の再生装置において、
    前記情報信号は、本編情報の前または後の区間に、前記本編情報以外の特定情報が挿入されるものであり、
    前記分節区間が、前記特定情報の区間の先頭または末尾であるかどうかを検出する特定情報区間先頭または末尾検出手段を備え、
    前記分節区間情報記録手段は、前記特定情報区間先頭または末尾検出手段で、前記分節区間が、前記特定情報の区間の先頭または末尾であると検出されたときに、当該分節区間に前記先頭または末尾の区切りであることを示す情報を、前記識別子と共に記録するようにし、
    前記特定情報の区間の先頭の分節区間または末尾の分節区間の識別子が同一または近似する前記特定情報の区間は、類似する特定情報の区間と判断する
    ことを特徴とする再生装置。
  13. 情報信号について検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出され、前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に識別子が付与され、前記区切りの情報と、前記分節区間の前記識別子とが、前記情報信号に対応付けられて記録されていると共に、前記情報信号は、本編情報の前または後の区間に、前記本編情報以外の特定情報が挿入されるものであって、前記特定情報の区間の直前および直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっているとき、前記特定情報の区間およびその直前および直後の1または複数の分節区間についてのマークが、さらに記録されている記録媒体からの情報信号の再生装置であって、
    前記記録媒体から、前記区切りの情報と、前記分節区間の識別子と、前記マークとを先読みし、読み出された前記特定情報の区間およびその直前および直後の1または複数の分節区間についてのマークに基いて、前記特定情報の区間とその直前の前記1または複数の分節区間または前記特定情報の区間とその直後の前記1または複数の分節区間を、スキップまたは早送りして再生するように制御する再生制御手段を備える
    ことを特徴とする再生装置。
  14. 情報信号について検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出され、前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に識別子が付与され、前記区切りの情報と、前記分節区間の前記識別子とが、前記情報信号に対応付けられて記録されている記録媒体からの情報信号の再生装置であって、
    前記情報信号は、本編情報の前または後の区間に、前記本編情報以外の特定情報が挿入されるものであり、
    前記特定情報の区間を検出する特定情報区間検出手段と、
    前記特定情報区間検出手段で検出された前記特定情報の区間の直前および直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっているか否かを判定する特定区間前後判定手段と、
    前記記録媒体から、前記区切りの情報と、前記分節区間の識別子とを先読みして、前記特定区間前後判定手段において前記判定を行なわせ、前記特定情報の区間の直前および直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっていると判定されたときに、その判定結果に基づいて、前記特定情報の区間とその直前の前記1または複数の分節区間または前記特定情報の区間とその直後の前記1または複数の分節区間を、スキップまたは早送りして再生するように制御する再生制御手段を備える
    ことを特徴とする再生装置。
  15. 本編情報の前または後の区間に、前記本編情報以外の特定情報が挿入されることが可とされている情報信号について検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出され、前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に識別子が付与され、かつ、前記特定情報の区間が検出されて、前記区切りの情報と、前記分節区間の前記識別子と、前記特定情報の区間の情報とが、前記情報信号に対応付けられて記録されている記録媒体からの情報信号の再生装置であって、
    前記特定情報の区間の直前および直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっているか否かを判定する特定区間前後判定手段と、
    前記記録媒体から、前記区切りの情報と、前記分節区間の識別子とを先読みして、前記特定区間前後判定手段において前記判定を行なわせ、前記特定情報の区間の直前および直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっていると判定されたときに、その判定結果に基づいて、前記特定情報の区間とその直前の前記1または複数の分節区間または前記特定情報の区間とその直後の前記1または複数の分節区間を、スキップまたは早送りして再生するように制御する再生制御手段を備える
    ことを特徴とする再生装置。
  16. 情報信号について検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出され、前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に識別子が付与され、前記区切りの情報と、前記分節区間の前記識別子とが、前記情報信号に対応付けられて記録されている記録媒体からの情報信号の再生装置であって、
    前記識別子が付与された前記分節区間の複数個からなる区間の中央の前記分節区間の直前と直後の1または複数の分節区間が同一または近似するものとなっているか否かを判定する特定区間前後判定手段と、
    前記記録媒体から、前記区切りの情報と、前記分節区間の識別子とを先読みして、前記特定区間前後判定手段において前記判定を行なわせ、前記中央の分節区間の直前と直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっていると判定されたときに、その判定結果に基づいて、前記中央の分節区間とその直前の前記1または複数の分節区間または前記中央の分節区間とその直後の前記1または複数の分節区間を、スキップまたは早送りして再生するように制御する再生制御手段を備える
    ことを特徴とする再生装置。
  17. 請求項9に記載の再生装置において、
    前記情報信号は、本編情報の前または後の区間に、前記本編情報以外の特定情報が挿入されるものであり、
    前記特定情報の区間を検出する特定情報区間検出手段と、
    前記特定情報区間検出手段で検出された前記特定情報の区間の直前および直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっているか否かを判定する特定区間前後判定手段と、
    前記記録媒体から、前記区切りの情報と、前記分節区間の識別子とを先読みして、前記特定区間前後判定手段において前記判定を行なわせ、前記特定情報の区間の直前および直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっていると判定されたときに、その判定結果に基づいて、前記特定情報の区間とその直前の前記1または複数の分節区間または前記特定情報の区間とその直後の前記1または複数の分節区間を、スキップまたは早送りして再生するように制御する再生制御手段を備える
    ことを特徴とする再生装置。
  18. 請求項9に記載の再生装置において、
    前記識別子が付与された前記分節区間の複数個からなる区間の中央の前記分節区間の直前と直後の1または複数の分節区間が同一または近似するものとなっているか否かを判定する特定区間前後判定手段と、
    前記記録媒体から、前記区切りの情報と、前記分節区間の識別子とを先読みして、前記特定区間前後判定手段において前記判定を行なわせ、前記中央の分節区間の直前と直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっていると判定されたときに、その判定結果に基づいて、前記中央の分節区間とその直前の前記1または複数の分節区間または前記中央の分節区間とその直後の前記1または複数の分節区間を、スキップまたは早送りして再生するように制御する再生制御手段を備える
    ことを特徴とする再生装置。
  19. 情報信号について検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出されると共に、前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に識別子が付与され、前記区切りの情報と、前記識別子とが、前記情報信号に対応付けられて記録されている記録媒体からの情報信号の再生装置であって、
    再生時に、前記情報信号を正常に再生させて視聴したか、あるいは、ユーザ操作に応じて特殊再生したかに応じたユーザ評価値を前記分節区間の識別子に対応させて蓄積するユーザ評価値蓄積手段と、
    予め定められた所定のタイミングにおいて、前記ユーザ評価値蓄積手段に蓄積されている前記分節区間の識別子と、対応する前記ユーザ評価値とを、予め定められた情報収集先に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする再生装置。
  20. 請求項19に記載の再生装置において、
    前記情報信号は、放送番組の情報であり、前記ユーザ評価値蓄積手段には、放送番組単位の識別子も記憶され、
    前記送信手段は、前記分節区間の識別子と、対応する前記ユーザ評価値と、前記放送番組単位の識別子とを、予め定められた情報収集先に送信する
    ことを特徴とする再生装置。
  21. 請求項19に記載の再生装置において、
    前記情報信号は、本編情報の前または後の区間に、前記本編情報以外の特定情報が挿入される放送番組の情報であり、前記ユーザ評価値蓄積手段には、放送番組単位の識別子も記憶されると共に、
    前記特定情報の区間を検出して、当該特定情報の区間であることを示す情報を生成する手段を備え、
    前記送信手段は、前記特定情報の区間については、前記放送番組単位の識別子と、前記特定情報の区間であることを示す情報をも前記情報収集先に送信する
    ことを特徴とする再生装置。
  22. 情報信号を記録媒体に記録する情報信号記録工程と、
    前記記録する情報信号について特徴量を検出する特徴量検出工程と、
    前記特徴量検出工程で検出された前記特徴量を用いて、前記情報信号の区切りを検出する区切り検出工程と、
    前記区切り検出工程で検出された前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に、前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を記憶する特徴量記憶工程と、
    前記分節区間毎に、前記特徴量記憶工程で記憶されている特徴量を用いて、同一または近似する特徴量のものには同一のものを付与するようにして、識別子を付与する識別子付与工程と、
    前記分節区間毎に、前記区切り検出工程で検出された前記区切りの情報と、前記識別子付与工程により付与された前記識別子と、前記記録媒体に記録された前記情報信号とを、対応付けて、記録する分節区間情報記録工程と、
    を備える記録方法。
  23. 情報信号について検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出されると共に、前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に識別子が付与され、前記区切りの情報と、前記識別子とが、前記情報信号に対応付けられて記録されている記録媒体からの情報信号の再生方法であって、
    前記情報信号の前記分節区間単位の再生視聴履歴を前記分節区間の識別子に対応付けて記憶する視聴履歴情報記憶工程と、
    前記視聴履歴情報記憶工程で記憶された前記分節区間単位の再生視聴履歴に基づいて、前記情報信号の対応する前記分節区間の再生制御を行なう再生制御工程と、
    を備えることを特徴とする再生方法。
  24. 情報信号について検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出されると共に、前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に識別子が付与され、前記区切りの情報と、前記分節区間の前記識別子とが、前記情報信号に対応付けられて記録されている記録媒体からの情報信号の再生方法であって、
    再生時に所定の再生制御を行なわせる前記情報信号区間の指定入力を受け付け、当該指定された情報信号区間内の前記分節区間の識別子を記憶する指定受付記憶工程と、
    前記記録媒体に前記情報信号に対応付けられて記録されている前記分節区間の識別子を検索して、前記指定受付記憶工程で記憶された前記分節区間の識別子と同じまたは類似する区間を検出する類似情報信号区間検出工程と、
    を備えることを特徴とする再生方法。
  25. 記録媒体から読み出された情報信号について特徴量を検出する特徴量検出工程と、
    前記特徴量検出工程で検出された前記特徴量を用いて、前記情報信号の区切りを検出する区切り検出工程と、
    前記区切り検出工程で検出された前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に、前記特徴量検出工程で検出された前記特徴量を記憶する特徴量記憶工程と、
    前記分節区間毎に、前記特徴量記憶工程で記憶されている特徴量を用いて、同一または近似する特徴量のものには同一のものを付与するようにして、識別子を付与する識別子付与工程と、
    前記分節区間毎に、前記区切り検出工程で検出された前記区切りの情報と、前記識別子付与工程により付与された前記識別子と、前記記録媒体に記録された前記情報信号とを、対応付けて、記録する分節区間情報記録工程と、
    前記分節区間情報記録工程で記録された前記分節区間毎の前記区切りの情報と、前記識別子とを先読みしながら、再生を実行する再生工程と、
    を備える再生方法。
  26. 情報信号について検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出され、前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に識別子が付与され、前記区切りの情報と、前記分節区間の前記識別子とが、前記情報信号に対応付けられて記録されている記録媒体からの情報信号の再生方法であって、
    前記情報信号は、本編情報の前または後の区間に、前記本編情報以外の特定情報が挿入されるものであり、
    前記特定情報の区間を検出する特定情報区間検出工程と、
    前記特定情報区間検出工程で検出された前記特定情報の区間の直前および直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっているか否かを判定する特定区間前後判定工程と、
    前記記録媒体から、前記区切りの情報と、前記分節区間の識別子とを先読みして、前記特定区間前後判定手段において前記判定を行なわせ、前記特定情報の区間の直前および直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっていると判定されたときに、その判定結果に基づいて、前記特定情報の区間とその直前の前記1または複数の分節区間または前記特定情報の区間とその直後の前記1または複数の分節区間を、スキップまたは早送りして再生するように制御する再生制御工程と
    を備えることを特徴とする再生方法。
  27. 本編情報の前または後の区間に、前記本編情報以外の特定情報が挿入されることが可とされている情報信号について検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出され、前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に識別子が付与され、かつ、前記特定情報の区間が検出されて、前記区切りの情報と、前記分節区間の前記識別子と、前記特定情報の区間の情報とが、前記情報信号に対応付けられて記録されている記録媒体からの情報信号の再生方法であって、
    前記特定情報の区間の直前および直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっているか否かを判定する特定区間前後判定工程と、
    前記記録媒体から、前記区切りの情報と、前記分節区間の識別子とを先読みして、前記特定区間前後判定工程において前記判定を行なわせ、前記特定情報の区間の直前および直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっていると判定されたときに、その判定結果に基づいて、前記特定情報の区間とその直前の前記1または複数の分節区間または前記特定情報の区間とその直後の前記1または複数の分節区間を、スキップまたは早送りして再生するように制御する再生制御工程を備える
    ことを特徴とする再生方法。
  28. 情報信号について検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出され、前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に識別子が付与され、前記区切りの情報と、前記分節区間の前記識別子とが、前記情報信号に対応付けられて記録されている記録媒体からの情報信号の再生方法であって、
    前記識別子が付与された前記分節区間の複数個からなる区間の中央の前記分節区間の直前と直後の1または複数の分節区間が同一または近似するものとなっているか否かを判定する特定区間前後判定方法と、
    前記記録媒体から、前記区切りの情報と、前記分節区間の識別子とを先読みして、前記特定区間前後判定方法において前記判定を行なわせ、前記中央の分節区間の直前と直後の1または複数の分節区間が、同一または近似するものとなっていると判定されたときに、その判定結果に基づいて、前記中央の分節区間とその直前の前記1または複数の分節区間または前記中央の分節区間とその直後の前記1または複数の分節区間を、スキップまたは早送りして再生するように制御する再生制御方法を備える
    ことを特徴とする再生方法。
  29. 情報信号について検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出されると共に、前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に識別子が付与され、前記区切りの情報と、前記識別子とが、前記情報信号に対応付けられて記録されている記録媒体からの情報信号の再生方法であって、
    再生時に、前記情報信号を正常に再生させて視聴したか、あるいは、ユーザ操作に応じて特殊再生したかに応じたユーザ評価値を前記分節区間の識別子に対応させて蓄積するユーザ評価値蓄積工程と、
    予め定められた所定のタイミングにおいて、前記ユーザ評価値蓄積工程に蓄積されている前記分節区間の識別子と、対応する前記ユーザ評価値とを、予め定められた情報収集先に送信する送信工程と、
    を備えることを特徴とする再生方法。
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