JP2007066409A - 記録再生装置および記録再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが煩わしい操作を行なわなくても、ユーザが負の方向の評価をした記録情報区間については、高速再生やスキップして再生することができるようにする。
【解決手段】ユーザ評価値生成手段は、ユーザ操作入力検出手段の検出出力に基づいて、ユーザの操作入力により特定される情報信号の所定区間についてのユーザの操作入力に基づく再生に関するユーザ評価値を生成する。ユーザ評価値記憶手段は、生成されたユーザ評価値を、情報信号の対応する所定区間の情報と対応付けて記録する。再生手段による再生中に、ユーザ評価記録手段で記録されたユーザ評価値を先読みして参照し、当該先読みしたユーザ評価値に応じて、対応する情報信号の所定区間を、正常再生するか、あるいは、高速で順方向再生またはスキップして再生するかを制御する再生制御手段を設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばテレビ放送番組等の入力情報信号を記録し再生する記録再生装置および記録再生方法に関する。
例えばテレビ放送番組などをハードディスクやDVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体に記録し、当該記録したテレビ放送番組を再生する記録再生装置が普及している。
このような記録再生装置において、記録したテレビ放送番組などを再生して視聴する場合において、視聴したくない場面(シーン)になると、ユーザはリモートコマンダなどを用いて早送り再生操作をして高速再生することが多々ある。
また、例えば特許文献1(特開2005−223566公報)には、再生中に所定のボタンを押下操作すると、現在再生位置から所定時間例えば15秒後または前のシーンにジャンプ(スキップ)する機能を備えている記録再生装置が記載されている。このようなボタンを備えた記録再生装置の場合には、ユーザは、自分が視聴したくない場面になったときは、当該ボタンを操作することにより、所定時間だけ後の場面にスキップして再生することができる。
上記の先行技術文献は、次の通りである。
特開2005−223566公報
以上のように従来は、ユーザが視聴したくないという負の方向のユーザ評価の番組区間は、高速再生の操作をしたり、所定のボタンを操作したりして、視聴時間を短くするようにしている。これは、例えば同じ放送番組を何回も視聴する場合においても同様で、ユーザは、負の方向のユーザ評価の番組区間になる毎に、早送り再生操作や、所定のボタンの押下操作をする必要があった。
また、負の方向のユーザ評価がなされた同じコマーシャルのような同一シーンにおいても、同様に、そのようなシーンになるたびに、早送り再生操作や、所定のボタンの押下操作をする必要があった。
しかしながら、既に、過去の再生時のユーザの操作により、負の方向のユーザ評価がなされた映像区間について、再度あるいはその都度、早送り再生操作や、所定のボタンの押下操作をするのは厄介であり、煩わしいという問題があった。
この発明は、以上の点にかんがみ、過去の再生時のユーザの操作をユーザ評価として反映させることにより、ユーザが煩わしい操作を行なわなくても、ユーザが負の方向の評価をした記録情報区間については、高速再生やスキップして再生することができるようにする記録再生装置および方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、
記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する再生手段と、
ユーザの操作入力を検出するユーザ操作入力検出手段と、
前記ユーザ操作入力検出手段の検出出力に基づいて、前記ユーザの操作入力により特定される前記情報信号の所定区間についての前記ユーザの操作入力に基づく再生に関するユーザ評価値を生成するユーザ評価値生成手段と、
前記ユーザ評価値生成手段で生成された前記ユーザ評価値を、前記情報信号の前記対応する前記所定区間の情報と対応付けて記憶するユーザ評価値記憶手段と、
前記再生手段による再生中に、前記ユーザ評価値記憶手段の前記ユーザ評価値を先読みして参照し、当該先読みしたユーザ評価値に応じて、対応する前記情報信号の前記所定区間を、正常再生するか、あるいは、高速で順方向再生またはスキップして再生するかを制御する再生制御手段と、
を備えることを特徴とする再生装置を提供する。
この請求項1の発明によれば、早送り再生指示操作やスキップ指示操作などのユーザ操作入力がなされたとき、そのユーザ操作入力がなされた情報信号の区間に対してユーザ評価値が付与されて記録される。
そして、当該記録されたユーザ評価値に基づいて、例えば過去に早送り再生指示操作やスキップ指示操作などのユーザ操作入力がなされた情報信号の区間については、自動的に早送り再生やスキップ処理がなされて再生される。つまり、映像信号の各再生区間に対するユーザの過去の評価が反映された再生がなされるものである。
また、請求項2の発明は、
記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する再生手段と、
ユーザの操作入力を検出するユーザ操作入力検出手段と、
前記ユーザの操作入力を、前記ユーザ操作入力検出手段の検出出力を監視することにより監視し、前記情報信号を正常に再生することを要求しない操作入力については、負の方向のユーザ評価値を付与するようにして、前記操作入力により特定される前記情報信号の所定区間と他の区間とに対応してユーザ評価値を生成するユーザ評価値生成手段と、
前記ユーザ評価値生成手段で生成された前記ユーザ評価値を、前記情報信号の対応する前記所定区間の情報に対応付けて記憶するユーザ評価値記憶手段と、
前記情報信号の再生中に、前記ユーザ評価値記憶手段により記憶された前記ユーザ評価値を先読みして参照し、前記負の方向の評価が対応して記録されている前記情報信号の前記所定区間を、高速で順方向再生またはスキップして再生するように制御する再生制御手段と、
を備えることを特徴とする記録再生装置を提供する。
この請求項2の発明においては、ユーザの操作入力が監視され、入力情報信号を正常に再生することを要求しない操作入力、例えば早送り再生指示操作やスキップ指示操作については、負の方向のユーザ評価値を付与するようにして、前記操作入力により特定される情報信号の所定区間と他の区間とに対応してユーザ評価値が生成される。
そして、生成されたユーザ評価値が、記録された情報信号の所定区間の情報に対応付けて記録される。さらに、再生中には、ユーザ評価値が先読みされて参照され、負の方向の評価が対応して記録されている情報信号の所定区間は、高速で順方向再生またはスキップして再生するように制御される。
したがって、ユーザの過去の操作入力に応じて、ユーザが早送り再生操作したり、スキップ指示操作したりする区間では、自動的に早送りあるいはスキップがなされ、ユーザは、わざわざ早送り再生操作したり、スキップ指示操作したりする必要は無くなる。
また、請求項4の発明は、
記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する再生手段と、
前記情報信号について特徴量を検出する特徴量検出手段と、
前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を用いて、前記情報信号の区切りを検出する区切り検出手段と、
前記区切り検出手段で検出された前記情報信号の区切りの情報と、前記記録媒体に記録された前記情報信号とを対応付けて、記録する区切り情報記録手段と、
ユーザの操作入力を検出するユーザ操作入力検出手段と、
前記ユーザの操作入力を、前記ユーザ操作入力検出手段の検出出力を監視することにより監視すると共に、前記区切りの情報記録手段で記録された前記区切りの情報を参照し、前記情報信号を正常に再生することを要求しない操作入力については、負の方向のユーザ評価値を付与するようにして、前記区切りの情報の隣接するものにより特定される分節区間のそれぞれに対応して、前記操作入力に基づくユーザ評価値を生成するユーザ評価値生成手段と、
前記ユーザ評価値生成手段で生成された前記ユーザ評価値を、前記情報信号の、対応する前記分節区間に対応付けて記憶するユーザ評価値記憶手段と、
前記情報信号の再生中に、前記ユーザ評価値記憶手段に記憶されている前記情報信号の前記分節区間毎のユーザ評価値を先読みして参照し、前記ユーザ評価値に基づいて、対応する前記分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするかどうかを制御する再生制御手段と、
を備えることを特徴とする再生装置を提供する。
この請求項4の発明においては、再生対象の情報信号について特徴量が検出され、その検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出される。そして、その区切の情報が区切り情報記録手段により、記録媒体に記録されている情報信号に対応付けられて記録される。
そして、ユーザの操作入力が監視され、入力情報信号を正常に再生することを要求しない操作入力、例えば早送り再生指示操作やスキップ指示操作については、負の方向のユーザ評価値を付与するようにして、前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間のそれぞれに対応して、操作入力に基づくユーザ評価値が生成される。そして、生成されたユーザ評価値が、情報信号の分節区間に対応付けられて記憶される。
さらに、再生中には、分節区間毎のユーザ評価値が先読みされて参照され、その先読みされたユーザ評価値に基づいて、対応する分節区間を、高速で順方向再生するか、またはスキップして再生するかが制御される。
したがって、ユーザの過去の操作入力に応じて、ユーザが早送り再生操作したり、スキップ指示操作したりする区間では、自動的に早送りあるいはスキップがなされ、ユーザは、わざわざ早送り再生操作したり、スキップ指示操作したりする必要は無くなる。
また、請求項6の発明は、
記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する再生手段と、
前記情報信号について特徴量を検出する特徴量検出手段と、
前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を記憶する特徴量記憶手段と、
前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を用いて、前記情報信号の区切りを検出する区切り検出手段と、
前記区切り検出手段で検出された前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に、前記特徴量記憶手段に記憶されている特徴量を用いて、識別子を付与する識別子付与手段と、
前記区切り検出手段で検出された前記区切りの情報と、前記識別子付与手段により付与された前記識別子と、前記記録媒体に記録された前記情報信号とを、対応付けて、記録する区切り情報記録手段と、
ユーザの操作入力を検出するユーザ操作入力検出手段と、
前記ユーザの操作入力を、前記ユーザ操作入力検出手段の検出出力を監視することにより監視し、前記情報信号を正常に再生することを要求しない操作入力については、負の方向のユーザ評価値を付与するようにして、前記分節区間のそれぞれに対応して、前記操作入力に基づくユーザ評価値を生成するユーザ評価値生成手段と、
前記ユーザ評価値生成手段で生成された前記ユーザ評価値を、前記分節区間の前記識別子に対応付けて記憶するユーザ評価値記憶手段と、
前記再生手段による再生中に、前記識別子を先読みし、当該先読みした前記識別子で示される分節区間の、前記ユーザ評価値記憶手段で記憶された前記ユーザ評価値を参照し、前記ユーザ評価値に基づいて、前記先読みした前記識別子で示される前記分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするかどうかを制御する再生制御手段と、
を備えることを特徴とする再生装置を提供する。
この請求項6の発明においては、再生対象の情報信号について特徴量が検出され、その検出された特徴量が用いられて、前記情報信号の区切りが検出される。そして、検出された区切りの隣接するものにより特定される分節区間のそれぞれに対応して、識別子が付与される。そして、区切り情報記録手段により、区切りの情報と、分節区間の識別子と、記録媒体に記録された情報信号とが、対応付けられて、記録される。
そして、ユーザの操作入力が監視され、入力情報信号を正常に再生することを要求しない操作入力、例えば早送り再生やスキップ指示操作については、負の方向のユーザ評価値を付与するようにして、分節区間のそれぞれに対応して、操作入力に基づくユーザ評価値が生成される。そして、生成されたユーザ評価値が、情報信号の分節区間の識別子に対応付けられて記憶される。
さらに、再生中には、分節区間毎の識別子が先読みされ、その先読みされた識別子で示される分節区間のユーザ評価値が参照され、その先読みされたユーザ評価値に基づいて、対応する分節区間を、高速で順方向再生するか、またはスキップして再生するかが制御される。
この請求項6の発明においては、ユーザ評価値は、分節区間の識別子に対応して記憶されているので、特徴量が同じあるいは近似する分節区間であれば、記録媒体から再生される情報信号が、同一のものだけでなく、異なるものであっても、その分節区間毎のユーザ評価値を参照することができることになる。
例えば、録画した、あるテレビ放送番組の再生中に、高速で順方向再生する操作やスキップして再生する操作がなされたときには、その操作がなされた分節区間の識別子に対応して負の方向のユーザ評価値が付与されて記録される。その後、同じテレビ放送番組の再生中に限らず、録画された他のテレビ放送番組の再生中においても、同じ識別子が付与される分節区間においては、同様のユーザ評価がなされる。
したがって、過去にユーザ評価が行なわれなかった情報信号の再生においても、他の情報の再生において早送り再生操作されたり、スキップ指示操作されたりして、負の方向のユーザ評価がなされた分節区間は、自動的に早送りあるいはスキップがなされるものである。
また、請求項7の発明は、請求項6に記載の再生装置において、
前記再生制御手段は、前記ユーザ評価値が、負の方向のユーザ評価値であるときには、対応する前記識別子で示される分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするように制御する
ことを特徴とする再生装置を提供する。
この請求項7の発明によれば、その識別子に対応して負の方向のユーザ評価値が記録されている分節区間は、再生制御手段により、自動的に高速で順方向再生あるいはスキップするように制御される。
また、請求項8の発明は、請求項6に記載の再生装置において、
前記再生制御手段は、前記ユーザ評価値が、予め定めた値よりも、さらに負の方向のユーザ評価値であるときには、対応する前記識別子で示される分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするように制御する
ことを特徴とする再生装置を提供する。
この請求項8の発明によれば、分節区間の識別子に対応してユーザ評価値が記録される結果、分節区間の識別子に対応してユーザ評価値は累積して蓄積されることになるが、その累積されたユーザ評価値が、所定の値を超えたときにのみ、対応する分節区間が、自動的に早送りあるいはスキップがなされる。つまり、この請求項6によれば、負のユーザ評価が大きい分節区間のみについて、早送り再生されたり、スキップさせたりすることができる。
また、請求項9の発明は、請求項6に記載の再生装置において、
前記ユーザ評価値記憶手段に記憶されている前記識別子毎の前記ユーザ評価値に基づいて、前記識別子で示される区間毎に、前記ユーザ評価値に負の方向の順位を付けるランキング手段を備え、
前記再生制御手段は、前記再生手段による再生中に、前記識別子を先読みし、当該先読みした前記識別子で示される区間の前記順位が所定の順位以上であるときには、前記先読みした前記識別子で示される区間は、高速で順方向再生あるいはスキップされるように制御する
ことを特徴とする記録再生装置を提供する。
この請求項9の発明においては、分節区間の識別子に対応してユーザ評価値が記録される結果、情報信号の再生が行なわれるごとに、分節区間の識別子に対応してユーザ評価値は累積して蓄積されることになるが、その累積されたユーザ評価値に基づいて、負の方向の順位が付けられ、その負の方向の所定順位までの識別子に対応する分節区間のみが、高速で順方向再生あるいはスキップされるように制御される。
この請求項9の発明においては、早送り再生操作やスキップ指示操作などがなされる分節区間は、負の方向の評価ランキングを基に、決定される。
ユーザ操作により、早送り再生されたり、スキップして再生されたりする分節区間は、ユーザの好みにより、変化するものとなるので、前記ランキングは、当該ユーザの好みに応じたユーザ操作より変化するものとなる。したがって、この請求項9の発明によれば、ユーザの好みの変化に動的に対応して、早送り再生されたり、スキップして再生されたりする分節区間が決定されるものである。
この発明によれば、過去の再生時のユーザの操作をユーザ評価として反映させることにより、ユーザが煩わしい操作を行なわなくても、ユーザが負の方向の評価をした記録情報区間については、高速再生やスキップして再生することができる。
以下、この発明の幾つかの実施形態を、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施形態においては、再生対象あるいは記録再生の対象の情報信号は、例えば受信したテレビ放送番組の映像信号および音声信号や、記録媒体に記録された映像信号および音声信号とされている。なお、以下の実施形態は、記録再生装置にこの発明を適用した場合の例であり、再生装置および再生方法の実施形態は、当該記録再生装置の再生系に具現化されている。
[第1の実施形態]
第1の実施形態は、受信したテレビ放送番組の映像信号および音声信号からなる情報信号を、内蔵するハードディスク装置などからなる内部記録媒体や、DVDなどのリムーバルな外部記録媒体に記録し、また、これらの内蔵記録媒体や外部記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する機能を備える記録再生装置に、この発明を適用した場合の例である。
この例の記録再生装置は、テレビ放送番組の映像信号および音声信号を内蔵記録媒体または外部記録媒体に記録し、また、これらの記録媒体に記録されている映像信号および音声信号を再生する機能を備えるだけでなく、記録するテレビ放送番組の映像信号および音声信号または再生した映像信号および音声信号の特徴量を検出し、その検出出力から、特徴点としてのシーン変化点を検出し、その検出したシーン変化点の情報を、テレビ放送番組の情報信号と共に、記録媒体に記録する機能を備える。
そして、この実施形態では、検出した特徴点のデータ(シーン変化点のデータ)は、記録放送番組についての付加情報ファイルとして記録媒体の所定記録領域に記録するようにする。なお、検出した特徴点から、放送番組の開始点や終了点、あるいはCMの開始点などをチャプター点として生成し、生成したチャプター点をシーン変化点として、そのデータリストを、記録媒体に記録するようにしてもよい。
ここで、シーン変化点は、情報信号の区切りに対応し、例えば番組本編とコマーシャル(以下、CMと略称する)との区切りのみではなく、番組本編内の番組宣伝の区間の開始点および終了点、番組オープニングや番組エンディングの区間の開始点や終了点の他、番組本編内で、場面が大きく変化する場面変化点(いわゆるシーンチェンジ)を含む。また、この実施形態では、複数個のCMが連続するとき、それぞれのCMの開始点、終了点もシーン変化点として検出することができるようにされている。
なお、この実施形態の説明においては、隣接するシーン変化点により特定されるテレビ放送番組の情報信号(映像信号や音声信号)の区間、すなわち、隣接するシーン変化点の間の区間(分節区間)を、シーンと呼ぶことにする。
[第1の実施形態の記録再生装置のハードウエア構成例]
図1は、第1の実施形態の記録再生装置のハードウエア構成例を示すブロックである。図1において、システムコントローラ部20は、マイクロコンピュータを備えて構成されるもので、この例の記録再生装置における各種モードの制御およびその他の動作制御を行なう。
このシステムコントローラ部20には、例えばリモートコマンダ22を用いた、あるいは、記録再生装置の操作ボタンを通じた、ユーザの操作入力に応じて操作入力情報が、ユーザ入力インターフェース部21を通じて供給される。システムコントローラ部20は、入力された操作入力情報を判別し、当該操作入力情報に応じた処理を実行する。
システムコントローラ部20には、表示処理部23を通じて、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などからなる表示部24が接続されており、この表示部24に、ユーザの操作入力に際して参考となる表示情報が表示される。ユーザは、この表示部24の表示を見ながら、種々の操作入力をする。
<記録系処理>
先ず、図1を参照しながら、この例の記録再生装置の記録系について説明する。
ユーザが、例えばリモートコマンダ22を用いて、あるいは、記録再生装置の操作ボタンを通じて、記録指示のコマンド入力をすると、その操作情報が、ユーザインターフェース部21を通じてシステムコントローラ部20に供給され、このシステムコントローラ部20による制御の下で、記録再生装置は、以下のような記録処理を行なう。
受信部2は、この例では、地上波アナログテレビ放送の受信用として、テレビチューナ、映像および音声中間周波回路および映像および音声検波回路を備える。
前述の記録指示のコマンド入力に先立ち、ユーザは、リモートコマンダ22を用いて、あるいは、記録再生装置の操作ボタンを通じて選局入力操作をする。すると、その操作情報が、ユーザインターフェース部21を通じてシステムコントローラ部20に供給され、システムコントローラ部20は、ユーザの選局操作に応じた放送チャンネルを選択するようにするための選局制御情報を受信部2に供給する。この選局の際、システムコントローラ部20は、表示処理部23を通じて表示部24に選局中の放送チャンネルの表示を行なうので、ユーザは、この表示部24の表示を見ながら、選局操作をする。
受信部2は、この選局制御情報を受けて、受信アンテナ1で受信したテレビ放送電波から、ユーザが選局した放送チャンネルの放送番組を選択抽出し、当該選択抽出した放送番組の音声信号および映像信号を出力する。
受信部2で選択抽出されたテレビ放送番組の音声信号および映像信号は、記録信号エンコード処理部3に供給されて、所定のサンプリング周波数、所定の量子化ビット数で、A/D(Analog to Digital)変換信号処理が行われ、その変換後のデジタル音声信号およびデジタル映像信号が、記録エンコード処理される。
ここで記録エンコード処理としては、デジタル音声信号に対しては、例えばMPEGオーディオやAC−3オーディオ(ドルビーAC−3、またはAudio Code Number 3)などの所定の帯域圧縮方式でデータ圧縮処理が行われる。
また、デジタル映像信号に対しては、記録エンコード処理として、例えばMPEGビデオやウェーブレット変換などの所定の帯域圧縮方式でデータ圧縮処理が行われる。そして、データ圧縮処理された映像データは、前記圧縮音声データと多重化されて、記録処理部4を通じて内蔵の記録媒体5に記録される。
また、ユーザが内蔵の記録媒体5ではなく、着脱可能な外部記録媒体7への記録を指示している場合には、記録処理部4は、システムコントローラ部20からの制御信号に応じて、記録信号エンコード処理部3からの多重化データを、外部記録媒体処理部6を通じて外部記録媒体7に記録するようにする。
このとき、記録される放送番組には識別情報(記録番組識別情報という)が付与され、圧縮映像データおよび圧縮音声データは、この記録番組識別情報が付加されて記録媒体5および外部記録媒体7に記録される。この記録番組識別情報は、再生時の検索用に用いられる。
ここで、内蔵の記録媒体5は、この例では、ハードディスク装置で構成され、また、外部記録媒体7は、DVDとされている。
記録エンコード処理部3からのデジタル音声信号およびデジタル映像信号は、特徴量検出部12に供給されて、予め定められた種々の特徴量が検出され、その検出された特徴量がシーン変化点検出部13に供給される。
特徴量検出部12で行なう特徴量の検出としては、番組本編とCMとの区切り、複数個のCMが連続するとき、それぞれのCMの開始点、終了点を検出するためのものとしては、無音区間の検出、黒レベル区間の検出などが用いられる。また、CM区間の時間長は15秒、30秒、45秒、60秒などのように、15秒の倍数となっているので、検出された無音区間や黒レベル区間の時間長さが15秒の倍数となっているかもCM区間の検出に用いられる。
また、その他の特徴量の検出としては、シーンチェンジの検出、テロップの検出、人物の検出、肌色検出、トーク検出、音楽検出、盛り上がり検出などが用いられる。ここで、盛り上がり検出は、静かな状態から急激な音量変化があったり、大きな拍手があったりすることを検出することにより行なわれる。
すなわち、特徴量検出部12では、この例では、各種映像特性データおよび各種音声特性データと所定のパラメータデータとにより、所定のテロップ特徴データ(テロップ区間判定データ)、人物特徴データその他の画像特徴データ(画像特徴区間判定データ)、および話者音声特徴データ(話者音声判定データ)、拍手歓声特徴データ(拍手歓声判定データ)、その他の音声特徴データ(音声特徴区間判定データ)の各種特徴抽出処理が行われる。
なお、特徴量検出部12には、記録エンコード処理部3からの、データ圧縮処理過程の途中で得られるデータが入力される。この例では、後述するように、再生信号についても特徴量検出を行ない、シーン変化点の検出を行なうことを考慮して、データ圧縮処理過程の途中で得られるデータを用いて特徴量の検出およびシーン変化点検出部13においてシーン変化点の検出を行なうようにする。
このようにすれば、再生信号について、特徴量検出およびシーン変化点の検出を行なう際に、再生信号を完全に圧縮デコードして、元のデジタル音声データおよびデジタル映像データに戻す必要がなく、圧縮デコード処理の途中のデータを用いて特徴量検出およびシーン変化点検出を行なうことができ、検出処理が早くなるというメリットがある。
シーン変化点検出部13では、特徴量検出部12で検出された特徴量からシーン変化点を検出する。この場合に、シーン変化点検出部13は、前述したように、例えば番組本編とCMとの区切りのみではなく、番組本編内の番組宣伝の区間の開始点および終了点、番組オープニングや番組エンディングの区間の開始点や終了点の他、番組本編内で、場面が大きく変化する場面変化点、複数個のCMが連続するとき、それぞれのCMの開始点、終了点などを、区切りとしてのシーン変化点(特徴点)として検出する。この例の場合、このシーン変化点の検出データは、CMや番組本編、番組オープニング、番組エンディングの開始点および終了点の位置情報(例えばCMを含めた放送番組の先頭位置を基準にしたフレーム番号(あるいはフィールド番号))である。
なお、受信した放送番組の情報に、番組タイトルや番組のジャンルなどの情報が含まれている場合には、特徴量検出部12では、これら番組タイトルやジャンルの情報をも、特徴量として検出し、シーン変化点検出部13に送る。したがって、シーン変化点検出部13は、これら番組タイトルやジャンルの情報をも用いて、シーン変化点の検出を行なう。
そして、シーン変化点検出部13からのシーン変化点の位置データは、記録処理部4に供給され、この記録処理部4により記録処理がなされて、記録媒体5の所定の記録領域、この例では、付加情報ファイルの領域に記録される。あるいは、シーン変化点検出部13で得られたシーン変化点の位置データは、記録処理部4から外部記録媒体処理部6に供給され、この外部記録媒体処理部6で記録処理がなされて、外部記録媒体7の所定の記録領域、この例では、その付加情報ファイルの領域に記録される。
この場合、シーン変化点の位置データの付加情報ファイルは、内蔵の記録媒体5または外部記録媒体7に記録される、対応する放送番組の映像データおよび音声データとは、前述した記録番組識別情報により対応付けられて、前記付加情報ファイルの領域に記録される。
また、シーン変化点の位置データは、この実施形態では、例えば、記録される放送番組のフレーム番号(またはフィールド番号)が用いられることにより、当該記録される放送番組の一塊について、その映像データおよび音声データのフレーム位置(またはフィールド位置)と対応付けられているものである。
なお、シーン変化点検出部からのシーン変化点の位置データは、付加情報ファイルとして記録するのではなく、記録信号エンコード処理部3内の多重化処理部に供給し、圧縮エンコード処理された映像データおよび音声データに多重化して、記録媒体5または外部記録媒体7の所定の記録領域に記録するようにしてもよい。
なお、特徴量検出部12およびシーン変化点検出部13の処理は、システムコントローラ部20のマイクロコンピュータによるソフトウエア処理とすることもできる。ユーザ評価値生成部14も同様である。
<再生系処理>
次に、図1を参照しながら、この例の記録再生装置の再生系について説明する。
この実施形態の記録再生装置のユーザインターフェース21およびリモートコマンダ22は、再生モードにおいてノーマル再生速度での再生中に、押下操作することにより、システムコントローラ部20が、当該押下操作区間を早送り再生するように制御する早送り操作ボタンや、押下操作されると、システムコントローラ部20が、その時点から一定時間分だけ先の再生位置まで、スキップあるいは高速再生をするように制御するスキップ再生指示操作ボタンを備えている。
また、この例の記録再生装置は、再生モードとして、通常再生モードの他、後述するようなユーザ評価を反映した再生処理を実行するユーザ評価反映再生モードを備えている。このため、この例の記録再生装置では、通常再生モードを指定する通常再生ボタンと、ユーザ評価反映再生モードを指定するユーザ評価反映再生ボタンとを備えている。あるいは、ユーザ評価反映再生モードを指定する場合には、通常再生ボタンに加えて、ユーザ評価反映再生を指定するボタンを操作するようにしてもよい。
そして、この第1の実施形態の記録再生装置は、再生モード(通常再生モードおよびユーザ評価反映再生モードのいずれの再生モードも含む)において、ノーマル速度再生中に、ユーザが前記早送り再生操作ボタンを操作したり、前記スキップ再生指示操作ボタンを操作したりした場合には、当該操作がなされた再生信号区間は、ユーザにとって再生を要しないユーザ評価が負の方向である区間と判定し、その区間に対応して負のユーザ評価値を、付加情報ファイルに含めて記録するようにする。
なお、この実施形態では、ノーマル速度再生のままとされた再生区間に対応する再生信号の区間は、ユーザ評価が正の方向であるとして、その区間に対応して、正のユーザ評価値を、付加情報ファイルに含めて記録するようにする。
この実施形態では、実際的には、再生中には、前記早送り再生操作ボタンやスキップ指示操作ボタンの操作区間の情報を保持しておき、再生が終了したときに、保持していた早送り再生操作ボタンやスキップ指示操作ボタンの操作区間の情報に基づいて、記録するユーザ評価値を生成し、生成したユーザ評価値を記録媒体に記録するようにする。
そして、この第1の実施形態では、早送り再生操作ボタンやスキップ指示操作ボタンの操作区間の情報は、シーン変化点の情報に対応して記録媒体に記録される。すなわち、この第1の実施形態では、記録媒体5または7に記録されている付加情報ファイルには、記録情報のシーン変化点の情報が記録されており、隣接する2個のシーン変化点により1つのシーンが特定される。そこで、この実施形態では、当該隣接する2個のシーン変化点で特定されるシーンのそれぞれに対してユーザ評価値が記録される。
例えば、早送り再生操作ボタンやスキップ指示操作ボタンの操作が行なわれた区間内のシーンであれば、当該シーンに対しては負のユーザ評価値を記録し、ノーマル再生が実行されたシーンであれば、当該シーンに対しては正のユーザ評価値を記録するようにする。
この場合、早送り再生操作ボタンやスキップ指示操作ボタンの操作開始点と操作終了点とが、丁度、シーン変化点と一致している場合は、シーンに対していずれの評価をするかの問題は生じないが、早送り再生操作ボタンやスキップ指示操作ボタンの操作開始点や操作終了点が、シーン変化点と一致していない場合には、当該操作開始点や操作終了点を含むシーンに対して、どのようなユーザ評価をするかが問題となる。
すなわち、早送り再生操作ボタンやスキップ指示操作ボタンの操作開始点が、シーン変化点と一致していない場合には、当該操作開始点が含まれるシーンに対しては負の方向のユーザ評価値を割り当てる場合と、当該操作開始点が含まれるシーンは、正の方向のユーザ評価値を割り当て、その次のシーン変化点から始まるシーンから負の方向のユーザ評価値を割り当てる場合の2通りがあり、いずれを用いても良い。しかし、ユーザが評価をする際に当該シーンを視聴してからボタン操作することを考えると、操作開始点では、ユーザは負の方向の評価をしていると考えられ、当該操作開始点が含まれるシーンに対しては負の方向のユーザ評価値を割り当てる方が自然である。
同様に、早送り再生操作ボタンやスキップ指示操作ボタンの操作終了点が、シーン変化点と一致していない場合には、当該操作終了点が含まれるシーンに対して負の方向のユーザ評価値を割り当てる場合と、当該操作終了点が含まれるシーンに対して正の方向のユーザ評価値を割り当てる場合の2通りがあり、いずれを用いても良い。しかし、この場合も、ユーザは、評価をする際に当該シーンを視聴してからボタン操作することを考えると、操作終了点では、ユーザは正の方向の評価をしていると考えられ、当該操作終了点が含まれるシーンに対しては正の方向のユーザ評価値を割り当てる方が自然である。
記録媒体に放送番組を記録した後、最初の再生が行なわれる前には、この実施形態では、各シーンに対して例えばユーザ評価値は「0」が記録される。そして、このユーザ評価値「0」は、この例では、システムコントローラ部20は、ノーマル速度で再生すべき区間として認識するようにされる。
そして、再生が行なわれると、記録媒体5または外部記録媒体7に記録されている付加情報ファイルが読み出され、その読み出された各シーンのユーザ評価値に対して、当該再生中におけるユーザ操作に応じた再生態様に応じたユーザ評価値が累積加算され、当該累積加算されたユーザ評価値を含む新たな付加情報ファイルが、再生終了後に、以前の付加情報ファイルに重ね書きされる形で記録されて、付加情報ファイルのユーザ評価値が、再生の都度、更新される。
図2に、ノーマル再生、早送り再生、スキップ再生の各種再生態様に対して割り付けられたユーザ評価値の例を示す。すなわち、図2の例においては、ノーマル再生されたシーンのユーザ評価値は「+1」、早送り再生されたシーンのユーザ評価値は「−5」、スキップ再生させたシーンのユーザ評価値は「−10」が、それぞれ割り付けられている。
付加情報ファイルは、例えば図3に示すようなものとされ、記録された放送番組の先頭からのフィールド番号(またはフレーム番号)で示されるシーン変化点の隣接するもので特定される各シーンと、そのユーザ評価値とが対応して記録されるものとなっている。記録後、最初の再生がなされるまでは、各シーンのユーザ評価値は、この例では、すべて「0」とされているが、再生が1回でもなされると、ユーザ評価値は全て書き換えられる。そして、最初の再生では、全区間でノーマル再生されたとすると、全てのシーンのユーザ評価値は、「1」に変わる。そして、その後の再生で、ノーマル再生が行なわれると、ユーザ評価値は、「1」が累積加算されるものとなる。
そして、一部の区間で、早送り再生操作がなされたり、スキップ再生操作がなされたりすると、そのユーザ操作区間のシーンのユーザ評価値は、早送り再生操作がなされた区間では、それまでの値に「−5」が加算された値となり、また、スキップ操作がなされた区間では、それまでの値に「−10」が加算された値となる。図3の例は、最初の再生で、「900〜1500」の区間が早送り再生され、「2000〜2900」の区間がスキップ再生されたことを示している。
次に、再生モード時の処理動作について、説明する。ユーザは、リモートコマンダ22を用いて、あるいは、記録再生装置の操作ボタンを通じて、いずれかの再生モードの開始指示のコマンド入力をする。すると、その操作情報が、ユーザインターフェース部21を通じてシステムコントローラ部20に供給され、このシステムコントローラ部20による制御の下で、記録再生装置は、以下のような再生処理を行なう。
<通常再生モード動作>
先ず、始めに通常再生モードの動作について説明する。
ユーザが、記録媒体5あるいは外部記録媒体7からの通常再生モードによる再生指示を、例えばリモートコマンダ22を通じて入力すると、ユーザ入力インターフェース部21を通じてシステムコントローラ部20にそれが入力される。システムコントローラ部20は、このユーザ入力を受けて、通常再生モードを行なうように読み出し制御部8を制御する。以下の説明においては、例えば記録媒体として、記録媒体5がユーザにより選択された場合について、説明する。
通常再生モードにおいては、再生処理部9により、記録媒体5から、ユーザにより再生指定された放送番組の圧縮映像データおよび圧縮音声データが読み出され、再生デコード出力部10を供給される。
再生デコード出力部10では、再生された放送番組の映像データおよび音声データが、映像データと音声データとに分離される。分離された圧縮音声データは、記録時に帯域圧縮処理された信号処理方式に対応する所定のデコード処理がなされ、そのデコード処理されて得られたデジタル音声信号が、D/A(Digital to Analog)変換処理され、これよりアナログ音声信号として、出力端子11aを通じて出力される。
また、再生デコード出力部10では、分離された圧縮映像データは、記録時に帯域圧縮処理された信号処理方式に対応する所定のデコード処理がなされて、デジタル映像信号とされた後、D/A変換処理が行なわれ、アナログ映像信号として出力端子11vを通じて出力される。
また、記録媒体5に記録されている付加情報ファイルが、再生処理部9により記録媒体5から読み出されて、付加情報ファイル処理部15に供給される。そして、この付加情報ファイル処理部15において、シーン変化点の情報およびユーザ評価値の情報が抽出され、システムコントローラ部20に供給される。
そして、この通常再生モードにおいて、再生中に、ノーマル速度再生をしているシーンに対しては、そのシーンのユーザ評価値の情報を付加情報ファイル処理部15から得て、そのユーザ評価値に「1」を累積加算した、新たなユーザ評価値を生成し、当該シーンを特定する隣接する対のシーン変化点の情報に対応して保持するようにする。
また、ユーザにより上述したような早送り再生操作がなされたときには、システムコントローラ部20は、その操作入力をユーザ入力インターフェース部21を通じて検出し、当該早送り再生操作がなされたシーンを特定するシーン変化点の情報を付加情報ファイル処理部15から得ると共に、そのシーンのユーザ評価値の情報を付加情報ファイル処理部15から得る。そして、早送り再生操作がなされたシーンのユーザ評価値のそれぞれに対して、「−5」を累積加算した、新たなユーザ評価値を生成し、当該シーンを特定する隣接する対のシーン変化点の情報に対応して保持するようにする。
また、ユーザにより上述したようなスキップ再生操作がなされたときには、システムコントローラ部20は、その操作入力をユーザ入力インターフェース部21を通じて検出し、当該スキップ再生操作がなされたシーンを特定するシーン変化点の情報を付加情報ファイル処理部15から得ると共に、そのシーンのユーザ評価値の情報を付加情報ファイル処理部15から得る。そして、スキップ再生操作がなされたシーンのユーザ評価値のそれぞれに対して、「−10」を累積加算した、新たなユーザ評価値を生成し、当該シーンを特定する隣接する対のシーン変化点の情報に対応して保持するようにする。
なお、通常再生モードがユーザにより指示されたときに、記録媒体5または記録媒体7に記録された放送番組のデータに、付加情報ファイルが対応して記録されていないときには、この実施形態の記録再生装置は、ユーザに「必要な付加情報ファイルがないので、生成しますか?」という問合せをする。
そして、この問合せに対して、ユーザが「YES(付加情報ファイルを生成する)」と返答操作したときには、記録再生装置のシステムコントローラ部20は、再生モードの実行に先立ち、記録された放送番組の記録データを読み出して、再生処理部9および再生デコード部10を通じて特徴量検出部12に供給し、特徴量検出およびシーン変化点検出部13でのシーン変化点検出を実行するように制御する。そして、前述の図3に示したような、検出されたシーン変化点の情報と各シーンについてのユーザ評価値とを含む付加情報ファイルを、再生対象の放送番組の記録データに対応付けて、記録媒体5または外部記録媒体7に記録するようにする。
これにより、例えば、外部記録媒体7が、この実施形態の記録再生装置によって記録されたものではなく、付加情報ファイルが記録されていなくても、この実施形態の記録再生装置におけるユーザ評価反映再生モードを行なえるようになる。また、付加情報ファイルが記録されていない外部記録媒体7から記録媒体5に複製記録された放送番組の記録データについても同様である。
<ユーザ評価反映再生モード>
このユーザ評価反映再生モードにおいては、付加情報ファイルのシーン変化点の情報およびユーザ評価値の情報を先読みし、再生しようとするシーンのユーザ評価値を参照しながら再生を実行する。すなわち、この例では、ユーザ評価値が正の値であるシーンは、ノーマル速度再生し、ユーザ評価値が負の値であるシーンは、この例では、スキップ再生するように制御する。なお、ユーザ評価値が負の値であるシーンは、早送り再生するように制御することも可能である。
そして、このユーザ評価反映再生モードにおいては、この実施形態では、ユーザ評価値の更新は行なわない。もちろん、通常再生モードのときと同様に、ユーザ評価値の更新を行なうようにしてもよい。
ユーザ評価値の更新を行なう場合には、ノーマル速度再生すべきであると判定されたシーンについて、ノーマル速度再生がそのままされたときには、そのシーンのユーザ評価値には、「1」が累積加算される。また、ノーマル速度再生すべきであると判定されたシーンについて、ユーザ操作により早送り再生操作されたり、スキップ再生操作されたりしたときには、それらのシーンのユーザ評価値には、「−5」または「−10」が累積加算される。そして、それらの新たなユーザ評価値に更新された付加情報ファイルが、再生後、記録媒体に書き戻される。
ただし、このユーザ評価反映再生モードにおいて、ユーザ評価値の更新を行なう場合、ユーザ評価に基づいて早送り再生されたり、スキップ再生されたりしたシーンについてのユーザ評価値は、この例では、直接的なユーザ操作に基づいて早送り再生したり、スキップ再生したりしたのではないので、元のままとされる。
なお、このユーザ評価反映再生モードがユーザにより指示されたときに、記録媒体5または記録媒体7に記録された放送番組のデータに、付加情報ファイルが対応して記録されていないときには、記録再生装置は、ユーザに「必要な付加情報ファイルがないので、ユーザ評価反映再生モードはできません」というメッセージを出して、注意を喚起するようにする。
[記録媒体5と外部記録媒体7との間の複製記録]
この例の記録再生装置は、記録媒体5に記録された映像および音声データ、さらに記録されている場合には付加情報ファイルを外部記録媒体7に複製記録する機能と、逆に、外部記録媒体7に記録された映像および音声データ、さらに記録されている場合には付加情報ファイルを記録媒体5に複製記録する機能とを備える。
すなわち、ユーザがユーザ入力インターフェース部21を通じて、記録媒体5から外部記録媒体7への複製記録を指示入力すると、システムコントローラ部20の制御にしたがい、読み出し制御部8は、記録媒体5から映像および音声データを読み出し、再生処理部9に供給する。記録媒体5に、複製記録する情報信号に関連する付加情報ファイルも記録されている場合には、読み出し制御部8は、当該付加情報ファイルも読み出して、再生処理部9に送る。再生処理部9は、システムコントローラ部20の制御にしたがい、記録処理部4に映像および音声データ、また、付加情報ファイルのデータを送る。
記録処理部4は、システムコントローラ部20の制御にしたがって、再生処理部9からのデータを、記録媒体処理部6を通じて外部記録媒体7に送り、複製記録を行なうようにする。
外部記録媒体7に記録されている映像および音声データ、また、付加情報ファイルのデータを、記録媒体5に複製記録する指示入力がユーザ入力インターフェース部21を通じてシステムコントローラ部20に入力された場合にも、上述と同様にして、複製記録が実行されるものである。
[第1の実施形態の記録再生装置における主要な動作処理の説明]
次に、上述のように構成された第1の実施形態の記録再生装置における主要な動作処理を、図4〜図7のフローチャートを参照しながら説明する。以下に説明するフローチャートの各ステップの処理は、システムコントローラ部20を構成するマイクロコンピュータが実行するものである。
すなわち、図4に示すように、システムコントローラ部20は、ユーザ入力インターフェース部21の出力を監視することにより、ユーザ操作入力があるか否か監視する(ステップS1)。そして、ユーザ操作入力があったと判別したときには、システムコントローラ部20は、当該ユーザ操作入力は、記録開始操作であるか否か判別し(ステップS2)、記録開始操作であると判別したときには、記録処理ルーチンと、特徴量検出およびシーン変化点検出ルーチンとを、並行して実行する(ステップS3)。
そして、システムコントローラ部20は、記録停止のユーザ操作があったか否か監視し(ステップS4)、記録停止のユーザ操作を検知しないときには、ステップS3に戻って、記録処理ルーチンと、特徴量検出およびシーン変化点検出ルーチンとの並行実行を継続し、記録停止のユーザ操作がなされたと判別したときには、記録後処理を実行(ステップS5)した後、ステップS1に戻る。
ステップS5の記録後処理においては、システムコントローラ部20は、シーン変化点検出部13で検出されたシーン変化点のデータを、付加情報ファイルとして、記録した放送番組の記録データに対応付けて記録媒体に記録する。この場合、付加情報ファイルと、記録した放送番組の記録データとの対応付けは、記録した放送番組の識別情報により行なわれる。
なお、記録処理と並行してリアルタイムでなされたシーン変化点検出の検出結果、そのものを付加情報ファイルに含めて記録するのではなく、記録後処理において、シーン変化点検出部13で、記録処理と並行してなされたシーン変化点検出の検出結果にさらに検討を加えて、より確からしいシーン変化点を検出し、当該より確からしいシーン変化点を付加情報ファイルに含めて記録するようにしてもよい。
ステップS3で実行される、記録処理と特徴量検出およびシーン変化点検出処理との並行処理ルーチンを、図5のフローチャートを参照して説明する。
先ず、システムコントローラ部20は、記録しようとするデータを取り込む(ステップS11)。すなわち、システムコントローラ部20は、記録しようとするデータが受信部2からの放送番組の情報(映像情報および音声情報)であるときには、受信部2で選択受信した放送番組の情報を記録信号エンコード処理部3に供給するように指示する。
次に、システムコントローラ部20は、記録信号エンコード処理部3に、放送番組の情報を記録エンコード処理するように指示し(ステップS12)、記録処理部4を制御して、ユーザにより選択指定された記録媒体5または外部記録媒体7の一方に、その記録エンコード処理された放送番組の映像情報および音声情報を記録する(ステップS13)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザにより記録終了指示がなされたか否か判別し(ステップS14)、記録終了指示がなされてはいないと判別したときには、ステップS11に戻って、記録処理を継続する。
ステップS11〜S14は、記録処理ルーチンを構成するもので、この記録処理ルーチンと並行して特徴量検出およびシーン変化点検出処理ルーチンがなされる。すなわち、システムコントローラ部20は、ステップS11で取り込まれた記録すべきデータを、特徴量検出部12にも供給するように指示すると共に、特徴量検出部12に特徴量検出処理の実行を指示する(ステップS15)。なお、前述したように、この例では、記録信号エンコード処理部3からの圧縮途中のデータが特徴量検出部12に供給される。
特徴量検出部12は、この実行指示を受けて、前述した種々の特徴量の検出を実行し、その処理結果をシーン変化点検出部13に供給する。シーン変化点検出部13は、システムコントローラ部20の実行指示を受けて、上述したシーン変化点の検出処理を実行する(ステップS16)。そして、システムコントローラ部20は、特徴量検出部12で検出された特徴量データと、シーン変化点検出部13で検出されたシーン変化点のデータとを、内蔵するバッファメモリなどに記憶保持しておく(ステップS17)。ここで、特徴量検出部12で検出された特徴量データをも記憶保持しておくのは、より確からしいシーン変化点を、再生成する際に用いるためである。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザにより記録終了指示がなされたか否か判別し(ステップS18)、記録終了指示がなされてはいないと判別したときには、ステップS15に戻って、特徴量検出およびシーン変化点検出の処理を継続する。
なお、ステップS14の判別処理とステップS18の判別処理は、実際には、別々の判別処理ではなく、同一の判別処理であるが、ここでは、2つの処理ルーチンを並列に記述したため、便宜上、図5のように、2つの判別ステップに分離して記載したものである。
そして、システムコントローラ部20は、ステップS14、ステップS18で、ユーザにより記録終了指示がなされたと判別したときには、シーン変化点検出部13に指示して、バッファメモリに保持している特徴量データとシーン変化点データを用いて、記録媒体5または記録媒体7に、放送番組の記録データと共に記録する、より確からしいシーン変化点の情報を生成させるようにする(ステップS19)。
そして、システムコントローラ部20は、記録処理部4に対し、図3に示したように、ステップS19で生成されたシーン変化点の情報と、隣接する2個のシーン変化点で特定される各シーンのユーザ評価値とを含めた付加情報ファイルを、前記記録データに対応付けた状態で、放送番組の記録データを記録した記録媒体に記録するように制御する(ステップS20)。前述したように、この例では、この記録時に記録される付加情報ファイルのユーザ評価値としては、初期値として「0」が記録される。
次に、図4のステップS2で、操作入力は、記録開始操作ではないと判別したときには、システムコントローラ部20は、操作入力は、ユーザ評価反映再生開始指示操作であるか否か判別する(図6のステップS31)。このステップS31で、操作入力は、ユーザ評価反映再生開始指示操作ではないと判別したときには、システムコントローラ部20は、操作入力は、通常再生開始指示操作であるか否か判別し(ステップS32)、そうではないと判別したときには、その操作入力に応じたその他の処理を実行する(ステップS33)。そして、その処理後、ステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
そして、ステップS32で、操作入力は、通常再生開始指示操作であると判別したときには、システムコントローラ部20は、操作入力により指定された再生対象の記録媒体5または7から、指定された放送番組の記録データと、その付加情報ファイル(シーン変化点の情報およびユーザ評価値の情報を含む)とを読み出し、ノーマル速度再生を開始する(ステップS34)。
システムコントローラ部20は、このノーマル速度での再生中は、早送り再生開始操作がなされたか否か監視し(ステップS35)、早送り再生開始操作がなされたと判別したときには、読み出し制御部8、再生処理部9、再生デコード処理部10などを制御して、その時点から早送り再生を実行する(ステップS36)。そして、次に、システムコントローラ部20は、早送り再生終了操作を監視し(ステップS37)、早送り再生終了操作がなされたことを判別するまで、ステップS36の早送り再生の実行を継続する。
そして、ステップS37で、早送り再生終了操作がなされたと判別すると、システムコントローラ部20は、読み出し制御部8、再生処理部9、再生デコード処理部10などを制御して、その時点からノーマル速度再生に戻す(ステップS38)。
そして、システムコントローラ部20は、記録媒体から読み出された付加情報ファイルから早送り再生されたシーンのシーン変化点およびそのユーザ評価値の情報を取得して、ユーザ評価値生成部14にそれらの情報を渡すと共に、ユーザ評価値生成部14に、早送り再生された各シーンについてのユーザ評価値の生成および保持処理を指示する(ステップS39)。
この指示を受けたユーザ評価値生成部14では、例えば前述した図2の例のように、早送り再生に割り当てられたユーザ評価値を、付加情報ファイルから取得したユーザ評価値に加算することにより、早送り再生されたシーンのユーザ評価値を生成し、生成したユーザ評価値を早送り再生されたシーンのシーン変化点に対応して、例えば内蔵するバッファメモリに保持する。
その後、システムコントローラ部20は、ユーザ操作入力として再生終了指示操作があったか否か判別し(図7のステップS55)、再生終了指示操作がないと判別したときには、図6のステップS35に戻る。
図6のステップS35で、早送り再生開始操作はなされていないと判別したときには、システムコントローラ部20は、ユーザによりスキップ再生指示操作がなされたか否か判別する(図7のステップS51)。
このステップS51で、スキップ再生指示操作がなされたと判別したときには、システムコントローラ部20は、指示された再生位置から所定時間分後の再生位置、例えば15秒後の再生位置までをスキップしてノーマル速度再生を行なう(ステップS52)。
そして、システムコントローラ部20は、記録媒体から読み出された付加情報ファイルからスキップ再生されたシーンのシーン変化点およびそのユーザ評価値の情報を取得して、ユーザ評価値生成部14にそれらの情報を渡すと共に、ユーザ評価値生成部14に、スキップ再生された各シーンについてのユーザ評価値の生成および保持処理を指示する(ステップS53)。
この指示を受けたユーザ評価値生成部14では、例えば前述した図2の例のように、スキップ再生に割り当てられたユーザ評価値を、付加情報ファイルから取得したユーザ評価値に加算することにより、スキップ再生されたシーンのユーザ評価値を生成し、生成したユーザ評価値をスキップ再生されたシーンのシーン変化点に対応して、例えば内蔵するバッファメモリに保持する。
その後、システムコントローラ部20は、ユーザ操作入力として再生終了指示操作があったか否か判別し(図7のステップS55)、再生終了指示操作がないと判別したときには、図6のステップS35に戻る。
また、ステップS51で、スキップ再生指示操作もなされていないと判別したときには、システムコントローラ部20では、記録媒体から読み出された付加情報ファイルからスキップ再生されたシーンのシーン変化点およびそのユーザ評価値の情報を取得して、ユーザ評価値生成部14にそれらの情報を渡すと共に、ユーザ評価値生成部14に、ノーマル速度再生された各シーンについてのユーザ評価値の生成および保持処理を指示する(ステップS54)。
この指示を受けたユーザ評価値生成部14では、例えば前述した図2の例のように、ノーマル速度再生に割り当てられたユーザ評価値を、付加情報ファイルから取得したユーザ評価値に加算することにより、ノーマル速度再生されたシーンのユーザ評価値を生成し、生成したユーザ評価値をノーマル速度再生されたシーンのシーン変化点に対応して、例えば内蔵するバッファメモリに保持する。
その後、システムコントローラ部20は、ユーザ操作入力として再生終了指示操作があったか否か判別し(図7のステップS55)、再生終了指示操作がないと判別したときには、図6のステップS35に戻る。
そして、ステップS55で、再生終了指示操作があったと判別したときには、システムコントローラ部20は、再生を終了させる処理(ステップS56)をした後、バッファメモリに保持していた早送り再生されたシーンのシーン変化点と、生成した更新されたユーザ評価値とを、付加情報ファイルに反映させて更新し、当該更新した付加情報ファイルを、再生対象の記録媒体に書き戻すようにする(ステップS57)。そして、図4のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
以上のようにして、この実施形態によれば、再生をするごとに、記録された放送番組の情報の各シーンについてのユーザ評価値が累積加算されて、付加情報ファイルとして記録されるものである。
一方、図6のステップS31で、ユーザ評価反映再生開始指示がなされたと判別したときには、システムコントローラ部20は、記録媒体5または7から放送番組の記録データと付加情報ファイルとを読み出すと共に、付加情報ファイルのユーザ評価値に基づいて再生制御を行なうユーザ評価反映再生処理を行なう(ステップS40)。なお、このユーザ評価反映再生モードにおいては、上述したように、この例では、ユーザ評価値の更新はなされない。
図8に、このユーザ評価反映再生処理の一例のフローチャートを示す。このユーザ評価反映再生処理においては、システムコントローラ部20は、記録媒体から付加情報ファイルのシーン変化点の情報および各シーンについてのユーザ評価値を先読みして、当該先読みしたユーザ評価値に応じた再生をするように、読み出し制御部8、再生処理部9、再生デコード出力部10を制御するようにする。
すなわち、システムコントローラ部20は、先ず、記録媒体5または7から再生対象の放送番組の記録データに対応する付加情報ファイルを読み出して付加情報ファイル処理部15に一時保持する。そして、最初のシーン変化点の区間および当該区間に対応するシーンのユーザ評価値を先読みする(ステップS61)。
そして、システムコントローラ部20は、この例においては、先読みしたユーザ評価値は負の値であるか否か判別し(ステップS62)、ユーザ評価値が負であると判別したときには、当該シーンの区間はこの例では、スキップするように制御する(ステップS63)。ステップS63では、スキップ再生させる代わりに、早送り再生させるように制御してもよい。
また、ステップS62でユーザ評価値は正であると判別したときには、当該シーンの区間の記録データを記録媒体5または7から読み出して、ノーマル速度再生するように制御する(ステップS64)。
ステップS63またはステップS64の次には、ステップS65に進み、システムコントローラ部20は、再生終了指示があったか否か判別する。そして、再生終了指示がなかったと判別したときには、付加情報ファイルから次のシーンの変化点の区間およびその区間(シーン)のユーザ評価値を先読みし(ステップS66)、ステップS62に戻り、このステップS62以降の処理を繰り返す。
また、ステップS65で、再生終了指示があったと判別したときには、図4のステップS1に戻り、このステップS1以降の処理を繰り返す。
以上のように、この第1の実施形態においては、記録された放送番組を、複数回、繰り返し再生して視聴したとき、再生時における早送り再生指示操作やスキップ再生指示操作などのユーザ操作があった区間(シーン)に対しては、再生視聴に対して負の方向のユーザ評価値を割り当てることにより、記録された放送番組の情報の各シーン(分節区間)に対応してユーザ評価値を記録するようにする。
そして、この第1の実施形態においては、ユーザ評価反映再生モードで、当該記録された放送番組を再生したときには、その記録されたユーザ評価値に基づいて、負のユーザ評価値が記録されたシーンは、自動的に早送り再生またはスキップ再生される。
すなわち、放送番組の各シーンについてのユーザの過去の評価を反映させて再生制御するもので、ユーザが負の方向の評価をして、過去においては早送り再生操作指示やスキップ再生操作指示をしていたシーンについては、ユーザが当該操作指示をしなくても、自動的に早送り再生またはスキップ再生され、非常に便利である。
なお、上述の第1の実施形態では、ユーザ評価反映再生モードにおいては、ユーザ評価値の更新は行なわないようにしたが、ユーザ評価反映再生モードが選択されたことも、ユーザ操作に基づくユーザ評価であることを考え合わせると、このユーザ評価反映再生モードにおける各シーンについての再生態様を、ユーザ操作に基づくものとして、前述した図2のようなユーザ評価値を、当該各シーンの再生態様に割り当てて、付加情報ファイルとしてのユーザ評価値の更新を行なうようにしてもよい。
また、このユーザ評価反映再生モードにおいても、早送り再生指示操作やスキップ再生指示操作を可能として、ノーマル速度再生区間であるシーンの再生時に、当該早送り再生指示操作やスキップ再生指示操作があったときに、その操作に応じて、その操作があったシーンのユーザ評価値を更新するようにしても、勿論よい。
また、この実施形態においては、シーン変化点が検出されて付加情報ファイルに記録されている。このシーン変化点に対応して、当該シーン変化点のフレームのサムネイル画像を生成してユーザに提示し、各隣接するシーン変化点で特定されるシーンの内容を、ユーザに報知するようにすることができる。
そして、ユーザは、このサムネイル画像を見ながら、再生して視聴したいシーンのシーン変化点のリスト(いわゆるプレイリスト)を作り、記録再生装置に対して、そのリストに基づいたいわゆるダイジェスト再生の指示操作をすることができる。記録再生装置は、このダイジェスト再生指示に応じて、リストされたシーンのみを再生するように制御するように構成することができる。
そして、このダイジェスト再生指示も、ユーザ操作であるので、ダイジェスト再生指示操作に応じて、ダイジェスト再生が実行されたときには、前記プレイリストにリストアップされたシーンは、ノーマル再生態様のユーザ評価値を割り当て、ダイジェスト再生のリストにリストアップされなかったシーンは、スキップ再生態様のユーザ評価値を割り当てて、ユーザ評価値を更新して、当該ユーザ評価値を更新した付加情報ファイルを、ダイジェスト再生後に記録するようにしてもよい。
また、上述の第1の実施形態では、放送番組の記録データの映像信号および音声信号について特徴量検出を行なって、その検出結果の特徴量を用いて、シーン変化点を検出し、そのシーン変化点の隣接するものにより特定されるシーン(分節区間)毎にユーザ評価値を記録するようにしたが、このようなシーン変化点を検出することなく、早送り再生指示やスキップ再生指示した区間を示す情報(例えばフィールド番号やフレーム番号)に対応して、その区間について負の方向のユーザ評価を示す情報を、放送番組の記録データに対応付けた付加情報として記録するようにしてもよい。
例えば記録情報の先頭からの情報位置を参照しながら再生を行ない、早送り再生操作や上述したスキップ再生指示操作がなされた記録情報区間を、負の方向のユーザ評価を示す情報、例えば負フラグを記録媒体に記録すると共に、他の区間には正のフラグを記録しておき、その記録したフラグ情報に従って、次に同じ記録情報区間を再生する際には、負フラグが立っている記録情報区間は自動的に早送りあるいはスキップして再生するように制御してもよい。
このように、再生時のユーザ操作に応じて負のフラグや正のフラグを付した番組区間を示す情報を生成する場合には、この情報を、他の用途にも使用できる。例えば、記録した放送番組の識別子と、例えば負のフラグを付した番組区間を示す情報を、放送局側に、例えば公衆電話回線を通じて、あるいはインターネットを通じて送り、放送局側は、この情報に基づいて、番組編成や番組内容、コマーシャルの挿入タイミングを調整するなどの用途に用いることができる。
また、上述の第1の実施形態の説明では、再生しようとするシーンのユーザ評価値が正であるか負であるかを判別し、負であるときに、当該シーンの区間をスキップあるいは早送り再生するように再生制御するようにしたが、各シーンの累積ユーザ評価値が、予め定めた所定のしきい値を負の方向に超えたときに、当該シーンの区間をスキップあるいは早送り再生するように再生制御するようにしてもよい。しきい値は、ユーザが変更設定することができるようにしても良い。
これにより、例えばしきい値が「7」に設定された場合には、1回再生した後の2回目の再生において、1回目の再生ではスキップ再生されたシーンは、スキップあるいは早送り再生されるが、1回目の再生では早送り再生されたシーンは、スキップあるいは早送り再生されないようにすることができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、記録された放送番組の記録データのそれぞれに対応して、付加情報ファイルとしてシーン変化点および各シーンについてのユーザ評価値を記録するようにして、放送番組の記録データを再生するときに、付加情報ファイルを読み出して、その放送番組の各シーンのユーザ評価値に基づいて、ノーマル速度再生するか、早送り再生あるいはスキップ再生するかの再生制御を行なうようにした。
したがって、第1の実施形態では、例えば番組宣伝シーンや、連続ドラマの番組の番組オープニングシーンや番組エンディングシーンのように、同一シーンを含む、異なる他の放送番組が記録されていても、当該異なる放送番組の同一シーンについては、他の放送番組でのユーザ評価値は利用することできない。このため、負の方向のユーザ評価値を付与するためには、記録した各々の放送番組について、早送り再生指示操作やスキップ再生指示操作をする必要がある。
これに対して、以下に説明する第2の実施形態では、上述のような番組宣伝シーンや、連続ドラマの番組の番組オープニングシーンや番組エンディングシーンのように、放送番組は異なるが同一シーンを含む他の放送番組が記録された場合には、当該同一シーンについては、他の放送番組において付与されたユーザ評価を利用することができるようにして、記録した各々の放送番組について、必ずしも早送り再生指示操作やスキップ再生指示操作をしなくても、前述したようなユーザ評価値を用いた再生制御ができるようにする。
これを実現するため、この第2の実施形態では、隣接するシーン変化点で特定されるシーンのそれぞれに、シーン識別子を付与する。そして、シーン識別子は、各シーンの特徴量に基づいて付与することにより、同一または近似するシーンは、同一のシーン識別子を付与するようにする。
ここで、シーン識別子を生成するために用いる特徴量は、シーン変化点を検出するために用いる特徴量とは、一部異なる。例えば、シーンチェンジなどの特徴量や、番組タイトル、番組ジャンルなどの情報は、シーン変化点を検出するために用いても、シーン識別子を生成するための情報としては用いない。シーン識別子を生成するために用いる特徴量の情報は、当該シーン識別子を付与しようとしているシーン区間の特徴を現すためのものであり、人物が含まれているか、テロップが含まれているか、音楽が流れているかなどが用いられる。
そして、記録される放送番組ごとの付加情報ファイルとして、シーン変化点および各シーンのシーン識別子は対応付けて記録するようにするが、記録される放送番組ごとの付加情報ファイルにはユーザ評価値は記録しない。この第2の実施形態では、ユーザ評価値は、シーン識別子に対応して、記録再生装置が備えるメモリに累積記憶するようにする。
そして、この第2の実施形態では、ユーザ評価反映再生モードにおいては、付加情報ファイルのシーン変化点およびシーン識別子を先読みすると共に、先読みしたシーン識別子に対応するユーザ評価値を、記録再生装置が備えるメモリに累積記憶されているユーザ評価値から検索して得、そのユーザ評価値に応じて、第1の実施形態と同様の再生制御を行なう。
[第2の実施形態の記録再生装置のハードウエア構成例]
図9に、この第2の実施形態の記録再生装置のハードウエア構成例を示す。この第2の実施形態では、図1に示した第1の実施形態の構成と同様であるが、以下の点が異なる。すなわち、この第2の実施形態の記録再生装置は、図9に示すように、シーン識別子生成部31と、特徴量記憶部32と、ユーザ評価値生成部33と、ユーザ評価値累積蓄積部34とが、図1の構成に加わったものに等しい。ただし、ユーザ評価値生成部33は、図1のユーザ評価値生成部14の代わりに設けられるものである。
シーン識別子生成部31、ユーザ評価値生成部33は、システムコントローラ部20のマイクロコンピュータのソフトウエアで実現することもできる。
そして、この第2の実施形態では、特徴量検出部12で検出された特徴量の情報と、シーン変化点検出部13で検出されたシーン変化点の情報とは、シーン識別子生成部31に供給される。
また、特徴量記憶部32には、過去に、特徴量検出部12で検出された特徴量に基づいてシーン変化点検出部13で検出されたシーン変化点で特定されたシーンについての、特徴量が、シーン識別子と対応付けられて記憶されている。ただし、この特徴量記憶部32には、同じシーン識別子が付与されるシーンの特徴量は、一つのみが、記憶されている。特徴量のデータは、データ圧縮されて記憶されている。
シーン識別子生成部31は、システムコントローラ部20の制御の下に、記録時に、あるいは再生に先立って、図10に示すように、シーン変化点検出部13からのシーン変化点の隣接するもので特定されるシーン区間毎に、シーン識別子を付与する。この場合に、シーン識別子生成部31は、当該シーン識別子を付与しようとしているシーン区間の特徴量を、特徴量検出部12から得る。
そして、シーン識別子生成部31は、取得した当該シーン区間の特徴量と、特徴量記憶部32に記憶されている特徴量をデータ伸長したものとを順次に比較し、特徴量記憶部32に記憶されている特徴量の中に、同じ特徴量ものがあると判別したときには、当該シーンには、特徴量記憶部32の、前記同じ特徴量として判別された特徴量に対応して記憶されているシーン識別子を付与するようにする。
また、シーン識別子生成部31は、特徴量記憶部32に記憶されている特徴量をデータ伸長したものの中には、特徴量検出部12から取得した当該シーン区間の特徴量と同じと判別されるものはないと判別したときには、新たなシーン識別子を、当該シーンに付与するようにする。そして、その新たなシーン識別子と、当該シーンの特徴量を圧縮した特徴量データとを、特徴量記憶部32に記憶するようにする。
例えば図10の例であれば、各シーン変化点で区切られる分節区間である各シーンに対して、シーン識別子が付与される。この図10から分かるように、各シーンは、一般にフレーム数(またはフィールド数)が異なるが、このフレーム数やフィールド数も、特徴量の一つとなっている。
そして、シーン識別子生成部31は、記録時には、あるいは再生に先立ったシーン識別子の生成時には、以上のようにしてシーン変化点検出部13で検出したシーン変化点と、このシーン変化点の隣接するもので特定される各シーンについて生成したシーン識別子とを、例えば図11のように対応つけたものを付加情報ファイルとして記録処理部4に送る。記録処理部4は、システムコントローラ部20の制御の下に、シーン変化点と、各シーンの識別子との対応させた情報を含む付加情報ファイルを、放送番組の記録データに対応付けて記録媒体5または外部記録媒体7に記録するようにする。
この第2の実施形態では、通常再生モードにおいては、システムコントローラ部20の制御の下に、ユーザ評価値生成部33では、再生されたシーンのシーン識別子を認識し、その認識したシーン識別子の過去のユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部34から読み出す。そして、ユーザ評価値生成部33は、当該再生中のシーンの再生態様を認識し、認識した再生態様に対して設定された、例えば図2に示したようなユーザ評価値を、認識したシーン識別子のそれまでの過去のユーザ評価値に累積加算してユーザ評価値を更新し、更新したユーザ評価値を対応するシーン識別子に対応付けて、ユーザ評価値累積蓄積部34に書き戻すようにする。
また、この第2の実施形態におけるユーザ評価反映再生モードにおいては、再生対象の放送番組の記録データの付加情報ファイルから、放送番組の記録データの各シーン区間の再生に先立ち、当該シーン区間のシーン識別子を先読みし、その先読みしたシーン識別子を検索子として、ユーザ評価値累積蓄積部34を検索して、当該シーン識別子に対応するユーザ評価値の累積値を読み出す。そして、そのユーザ評価値の累積値に基づいて、対応するシーン区間の再生態様を決定するようにする。
したがって、この第2の実施形態のユーザ評価反映再生モードにおいては、一度も再生されたことの無い記録データであっても、付加情報ファイルが記録されている放送番組の記録データであれば、その付加情報ファイルに記録されている各シーンのシーン識別子により、ユーザ評価値累積蓄積部34の累積ユーザ評価値を参照し、そのシーン識別子に対応する累積ユーザ評価値に基づいて、対応するシーン区間をノーマル速度再生するか、早送り再生するか、あるいはスキップ再生するかを決定して再生を実行することができる。
したがって、再生時にユーザが、いつも早送り再生指示操作やスキップ指示操作してしまう特定の番組宣伝、連続ドラマの番組オープニングや番組エンディングのシーンは、ユーザ評価反映再生モードで再生をすることで、自動的に早送り再生あるいはスキップ再生することができるようになる。
[第2の実施形態の記録再生装置における主要な動作処理の説明]
次に、上述のように構成された第1の実施形態の記録再生装置における主要な動作処理を、図13〜図19のフローチャートを参照しながら説明する。以下に説明するフローチャートの各ステップの処理は、システムコントローラ部20を構成するマイクロコンピュータが実行するものである。
すなわち、図13に示すように、システムコントローラ部20は、ユーザ入力インターフェース部21の出力を監視することにより、ユーザ操作入力があるか否か監視する(ステップS71)。そして、ユーザ操作入力があったと判別したときには、システムコントローラ部20は、当該ユーザ操作入力は、記録開始操作であるか否か判別し(ステップS72)、記録開始操作であると判別したときには、記録処理ルーチンと、特徴量検出およびシーン変化点の検出処理さらにシーン識別子の付与ルーチンとを、並行して実行する(ステップS73)。
そして、システムコントローラ部20は、記録停止のユーザ操作があったか否か監視し(ステップS74)、記録停止のユーザ操作を検知しないときには、ステップS73に戻って、記録処理ルーチンと、特徴量検出およびシーン変化点の検出処理さらにシーン識別子付与ルーチンとの並行実行を継続し、記録停止のユーザ操作がなされたと判別したときには、記録後処理を実行(ステップS75)した後、ステップS71に戻る。
ステップS75の記録後処理においては、システムコントローラ部20は、シーン識別子生成部31を制御して、特徴量検出部12で検出された特徴量のデータと、シーン変化点検出部13で検出されたシーン変化点のデータとを用いて、各シーンのシーン識別子を生成させ、生成されたシーン識別子と、シーン変化点とを、前述した図11に示すように対応付けたものを、付加情報ファイルに含めて、記録した放送番組の情報に対応付けて記録媒体に記録するように制御する。この場合、付加情報ファイルと、記録した放送番組の情報との対応付けは、記録した放送番組の識別情報により行なわれる。
なお、記録処理と並行して、リアルタイムでなされたシーン変化点検出の検出結果、そのものを付加情報ファイルに含めて記録するのではなく、記録後処理において、シーン変化点検出部13で、記録処理と並行してなされたシーン変化点検出の検出結果にさらに検討を加えて、より確からしいシーン変化点を検出して、当該より確からしいシーン変化点と、そのシーン変化点で特定される各シーンのシーン識別子とを付加情報ファイルに含めて記録するようにしてもよい。
ステップS73で実行される、記録処理と特徴量検出およびシーン変化点の検出処理さらにシーン識別子生成処理との並行処理ルーチンを、図14のフローチャートを参照して説明する。
先ず、システムコントローラ部20は、記録しようとするデータを取り込む(ステップS81)。すなわち、システムコントローラ部20は、記録しようとするデータが受信部2からの放送番組の情報であるときには、受信部2で選択受信した放送番組の情報を記録信号エンコード処理部3に供給するように指示する。
次に、システムコントローラ部20は、記録信号エンコード処理部3に、放送番組の情報(映像情報および音声情報)を記録エンコード処理するように指示し(ステップS82)、記録処理部4を制御して、ユーザにより選択指定された記録媒体5または外部記録媒体7の一方に、その記録エンコード処理された放送番組の映像情報および音声情報を記録する(ステップS83)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザにより記録終了指示がなされたか否か判別し(ステップS84)、記録終了指示がなされてはいないと判別したときには、ステップS81に戻って、記録処理を継続する。
ステップS81〜S84は、記録処理ルーチンを構成するもので、この記録処理ルーチンと並行して特徴量検出、シーン変化点検出およびシーン識別子生成処理のルーチンが実行される。
すなわち、システムコントローラ部20は、ステップS81で取り込まれた記録すべきデータを、特徴量検出部12にも供給するように指示すると共に、特徴量検出部12に特徴量検出処理の実行を指示する(ステップS85)。なお、前述したように、この例では、記録信号エンコード処理部3からの圧縮途中のデータが特徴量検出部12に供給される。
特徴量検出部12は、この実行指示を受けて、前述した種々の特徴量の検出を実行し、その処理結果をシーン変化点検出部13に供給する。シーン変化点検出部13は、システムコントローラ部20の実行指示を受けて、上述したシーン変化点の検出処理を実行する(ステップS86)。そして、システムコントローラ部20は、特徴量検出部12で検出された特徴量データと、シーン変化点検出部13で検出されたシーン変化点のデータとを、内蔵するバッファメモリなどに記憶保持しておく(ステップS87)。ここで、特徴量検出部12で検出された特徴量データをも記憶保持しておくのは、より確からしいシーン変化点を、再生成する際に用いるためと、シーン識別子を生成するために用いるためである。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザにより記録終了指示がなされたか否か判別し(ステップS88)、記録終了指示がなされてはいないと判別したときには、ステップS85に戻って、特徴量検出およびシーン変化点検出の処理を継続する。
なお、ステップS84の判別処理とステップS88の判別処理は、実際には、別々の判別処理ではなく、同一の判別処理であるが、ここでは、2つの処理ルーチンを並列に記述したため、便宜上、図14のように、2つの判別ステップに分離して記載したものである。
そして、システムコントローラ部20は、ステップS84、ステップS88で、ユーザにより記録終了指示がなされたと判別したときには、シーン識別子生成部31に指示して、バッファメモリに保持している特徴量データとシーン変化点データを用いて、記録する放送番組の各シーンのシーン識別子を生成させるようにする(ステップS89)。このシーン識別子の生成処理については、後で詳述する。
そして、システムコントローラ部20は、記録処理部4に対し、図11に示したように、隣接する2個のシーン変化点の情報と、その隣接する2個のシーン変化点で特定される各シーンについてステップS89で生成されたシーン識別子の情報とを含めた付加情報ファイルを、放送番組の記録データに対応付けた状態で、放送番組の記録データを記録した記録媒体に記録するように制御する(ステップS90)。
次に、図14のステップS89でのシーン識別子の生成処理について、図15のフローチャートを参照しながら説明する。この図15のフローチャートの各ステップの処理は、この例では、システムコントローラ20の制御の下、シーン識別子生成部31で実行されるものである。なお、システムコントローラ20のマイクロコンピュータが、シーン識別子生成部31の機能をソフトウエアとして備えるように構成してもよい。
先ず、システムコントローラ部20は、最初のシーンのシーン変化点を指定して(ステップS101)、シーン識別子生成部31に対して、バッファメモリに保持されていた、そのシーン変化点の情報と、そのシーン変化点の情報で特定されるシーン区間の特徴量を、渡す(ステップS102)。
シーン識別子生成部31は、取得したシーン区間の特徴量と、特徴量記憶部32に記憶されている過去に付与されたシーン識別子についての特徴量とを比較する(ステップS103)。このとき、特徴量記憶部32に記憶されている特徴量は、圧縮されているので、シーン識別子生成部31は、圧縮を解凍して、取得したシーン区間の特徴量と比較する。
そして、シーン識別子生成部31は、取得したシーン区間の特徴量と、同一であると判定される特徴量が、特徴量記憶部32に記憶されたものの中にあるか否か判別する(ステップS104)。
ステップS104で、取得したシーン区間の特徴量と、同一であると判定される特徴量が、特徴量記憶部32に記憶されたものの中にあると判別したときには、特徴量記憶部32に記憶されている、同一であると判定された特徴量に付与されているシーン識別子を、当該取得したシーン区間に対して付与する(ステップS105)。
また、ステップS104で、取得したシーン区間の特徴量と、同一であると判定される特徴量が、特徴量記憶部32に記憶されたものの中には存在しないと判別したときには、新たなシーン識別子を、当該シーンに対して生成して付与し(ステップS106)、当該生成付与した新たなシーン識別子と、そのシーン区間の特徴量とを、特徴量記憶部32に記憶する(ステップS107)。また、この例では、このステップS107においては、ユーザ評価値累積蓄積部34に、当該新たなシーン識別子と、そのユーザ評価値の初期値(例えば「0」)とが、追加記録される。
そして、ステップS105またはステップS107の次には、システムコントローラ部20は、ステップS108に進んで、記録された放送番組の最後のシーンまでについてのシーン識別子の生成処理が終了したか否か判別し、終了してはいないと判別したときには、次のシーンのシーン変化点を指定し(ステップS109)、ステップS102に戻って、このステップS102以降の処理を繰り返す。
また、ステップS108で、記録された放送番組の最後のシーンまでについてのシーン識別子の生成処理が終了したと判別したときには、このシーン識別子の生成付与処理ルーチンを終了し、図14の記録処理ルーチンに戻る。システムコントローラ部20は、前述したように、このシーン識別子の生成付与処理ルーチンが終了すると、図11に示したような、シーン変化点と、当該シーン変化点で特定される各シーンのシーン識別子とを対応付けたデータを、付加情報ファイルとして、対応する放送番組の記録データに対応付けて記録する。
次に、図13のステップS72で、操作入力は、記録開始操作ではないと判別したときには、システムコントローラ部20は、操作入力は、ユーザ評価反映再生開始指示操作であるか否か判別する(図16のステップS111)。このステップS111で、操作入力は、ユーザ評価反映再生開始指示操作ではないと判別したときには、システムコントローラ部20は、操作入力は、通常再生開始指示操作であるか否か判別し(ステップS112)、そうではないと判別したときには、その操作入力に応じたその他の処理を実行する(ステップS113)。そして、その処理後、図13のステップS71に戻り、このステップS71以降の処理を繰り返す。
そして、ステップS112で、操作入力は、通常再生開始指示操作であると判別したときには、システムコントローラ部20は、操作入力により指定された再生対象の記録媒体5または7から、指定された放送番組の記録データと、その付加情報ファイル(シーン変化点の情報およびシーン識別子の情報を含む)とを読み出し、ノーマル速度再生を開始する(ステップS114)。
システムコントローラ部20は、このノーマル速度での再生中は、早送り再生開始操作がなされたか否か監視し(ステップS115)、早送り再生開始操作がなされたと判別したときには、読み出し制御部8、再生処理部9、再生デコード処理部10などを制御して、その時点から早送り再生を実行する(ステップS116)。そして、次に、システムコントローラ部20は、早送り再生終了操作を監視し(ステップS117)、早送り再生終了操作がなされたことを判別するまで、ステップS116の早送り再生の実行を継続する。
そして、ステップS117で、早送り再生終了操作がなされたと判別すると、システムコントローラ部20は、読み出し制御部8、再生処理部9、再生デコード処理部10などを制御して、その時点からノーマル速度再生に戻す(ステップS118)。
そして、システムコントローラ部20は、記録媒体から読み出された付加情報ファイルから早送り再生されたシーンのシーン識別子の情報を取得して、ユーザ評価値生成部33にそれらの情報を渡す(ステップS119)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値生成部33に、早送り再生された各シーンについてのユーザ評価値の生成および生成されたユーザ評価値の累積蓄積処理を指示する。この指示を受けたユーザ評価値生成部33では、例えば前述した図2の例のように、早送り再生に割り当てられたユーザ評価値を求め、求めたユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部34の、当該早送り再生されたシーンに付与されているシーン識別子に対応して記憶されているユーザ評価値に加算して、更新されたユーザ評価値を生成する(ステップS120)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値生成部33で生成された更新したユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部34の、早送り再生されたシーンと同じシーン識別子に対応するユーザ評価値として上書きし、ユーザ評価値累積蓄積部34のユーザ評価値を更新する(図17のステップS135)。
その後、システムコントローラ部20は、ユーザ操作入力として再生終了指示操作があったか否か判別し(ステップS136)、再生終了指示操作がないと判別したときには、図16のステップS115に戻る。
そして、ステップS55で、再生終了指示操作があったと判別したときには、システムコントローラ部20は、再生を終了させる処理(ステップS137)をした後、図13のステップS71に戻り、このステップS71以降の処理を繰り返す。
図16のステップS115で、早送り再生開始操作はなされていないと判別したときには、システムコントローラ部20は、ユーザによりスキップ再生指示操作がなされたか否か判別する(図17のステップS131)。
このステップS131で、スキップ再生指示操作がなされたと判別したときには、システムコントローラ部20は、指示された再生位置から所定時間分後の再生位置、例えば15秒後の再生位置までをスキップしてノーマル速度再生を行なう(ステップS132)。
そして、システムコントローラ部20は、記録媒体から読み出された付加情報ファイルからスキップ再生されたシーンのシーン識別子の情報を取得して、ユーザ評価値生成部33にその情報を渡す(ステップS133)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値生成部33に、スキップ再生された各シーンについてのユーザ評価値の生成および生成されたユーザ評価値の累積蓄積処理を指示する。この指示を受けたユーザ評価値生成部33では、例えば前述した図2の例のように、スキップ再生に割り当てられたユーザ評価値を求め、求めたユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部34の、当該スキップ再生されたシーンに付与されているシーン識別子に対応して記憶されているユーザ評価値に加算して、更新されたユーザ評価値を生成する(ステップS134)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値生成部33で生成された更新したユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部34の、早送り再生されたシーンと同じシーン識別子に対応するユーザ評価値として上書きし、ユーザ評価値累積蓄積部34のユーザ評価値を更新する(ステップS135)。
その後、システムコントローラ部20は、ユーザ操作入力として再生終了指示操作があったか否か判別し(ステップS136)、再生終了指示操作がないと判別したときには、図16のステップS115に戻る。
そして、ステップS136で、再生終了指示操作があったと判別したときには、システムコントローラ部20は、再生を終了させる処理(ステップS137)をした後、図13のステップS71に戻り、このステップS71以降の処理を繰り返す。
また、ステップS131で、スキップ再生指示操作もなされていないと判別したときには、システムコントローラ部20では、記録媒体から読み出された付加情報ファイルからスキップ再生されたシーンのシーン識別子の情報を取得して、ユーザ評価値生成部33にその情報を渡す(ステップS138)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値生成部33に、ノーマル速度再生された各シーンについてのユーザ評価値の生成および生成されたユーザ評価値の累積蓄積処理を指示する。この指示を受けたユーザ評価値生成部33では、例えば前述した図2の例のように、ノーマル速度再生に割り当てられたユーザ評価値を求め、求めたユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部34の、当該ノーマル速度再生されたシーンに付与されているシーン識別子に対応して記憶されているユーザ評価値に加算して、更新されたユーザ評価値を生成する(ステップS139)。
そして、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値生成部33で生成された更新したユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部34の、早送り再生されたシーンと同じシーン識別子に対応するユーザ評価値として上書きし、ユーザ評価値累積蓄積部34のユーザ評価値を更新する(ステップS140)。
その後、システムコントローラ部20は、ユーザ操作入力として再生終了指示操作があったか否か判別し(ステップS136)、再生終了指示操作がないと判別したときには、図16のステップS115に戻る。
以上のようにして、この第2の実施形態によれば、再生をするごとに、記録された放送番組の情報の各シーンと同一のシーンについてのユーザ評価値が、そのシーン識別子に対応して累積加算されて、ユーザ評価累積蓄積部34に蓄積されるものである。
一方、図16のステップS111で、ユーザ評価反映再生開始指示がなされたと判別したときには、システムコントローラ部20は、記録媒体5または7から放送番組の記録データと付加情報ファイルとを読み出すと共に、ユーザ評価値累積蓄積部34において各シーンのシーン識別子に対応して記憶されているユーザ評価値に基づいて再生制御を行なうユーザ評価反映再生処理を行なう(ステップS121)。なお、このユーザ評価反映再生モードにおいては、上述したように、この例では、ユーザ評価値の更新はなされない。
図18に、このユーザ評価反映再生処理の一例のフローチャートを示す。このユーザ評価反映再生処理においては、システムコントローラ部20は、記録媒体から付加情報ファイルのシーン変化点の情報および各シーンのシーン識別子を先読みし、当該先読みしたシーン識別子で表わされるシーンのユーザ評価値を、ユーザ評価値累積蓄積部34から読み出し、その読み出したユーザ評価値に応じた再生をするように、読み出し制御部8、再生処理部9、再生デコード出力部10を制御するようにする。
すなわち、システムコントローラ部20は、先ず、記録媒体5または7から再生対象の放送番組の記録データに対応する付加情報ファイルを読み出して付加情報ファイル処理部15に一時保持する。そして、最初のシーン変化点の区間および当該区間に対応するシーンのシーン識別子を先読みする(ステップS141)。
そして、システムコントローラ部20は、この例においては、ユーザ評価値累積蓄積部34から、先読みしたシーン識別子で示されるシーンのユーザ評価値を読み出し(ステップS142)、当該ユーザ評価値は負の値であるか否か判別する(ステップS143)。そして、読み出したユーザ評価値が負であると判別したときには、当該シーンの区間は、この例では、スキップするように制御する(ステップS144)。ステップS144では、スキップ再生させる代わりに、早送り再生させるように制御してもよい。
また、ステップS143で、読み出されたユーザ評価値は正であると判別したときには、当該シーンの区間の記録データを記録媒体5または7から読み出して、ノーマル速度再生するように制御する(ステップS145)。
ステップS144またはステップS145の次には、ステップS146に進み、システムコントローラ部20は、再生終了指示があったか否か判別する。そして、再生終了指示がなかったと判別したときには、付加情報ファイルから次のシーンの変化点の区間およびその区間(シーン)のシーン識別子を先読みし(ステップS147)、ステップS142に戻り、このステップS142以降の処理を繰り返す。
また、ステップS146で、再生終了指示があったと判別したときには、図13のステップS71に戻り、このステップS71以降の処理を繰り返す。
以上のように、この第2の実施形態においては、記録された放送番組を再生して視聴したとき、当該再生時において早送り再生指示操作やスキップ再生指示操作などのユーザ操作があった区間(シーン)に対しては、各シーンに付与されたシーン識別子ごとに、再生視聴に対して負の方向のユーザ評価値を割り当てることにより、記録された放送番組の情報の各シーン(分節区間)に対応してユーザ評価値を記録するようにする。
この場合、シーン識別子に対応してユーザ評価値を累積記録するので、異なる放送番組の記録データの再生時であって、シーン識別子が同じシーンについては、ユーザ評価値が累積加算されることになる。つまり、シーンにシーン識別子を付与し、そのシーン識別子ごとにユーザ評価値を累積加算することにより、ユーザが好むシーンと、再生を欲しないシーンとを、当該ユーザ評価値により判別することが可能である。
そして、この第2の実施形態においては、ユーザ評価反映再生モードでは、任意の放送番組を再生したときには、ユーザ評価値累積蓄積部34のシーン識別子に対応するユーザ評価値に基づいて、負のユーザ評価値となっているシーンは、自動的に早送り再生またはスキップ再生される。
したがって、この第2の実施形態では、過去の放送番組についての各シーンについてのユーザ評価に基づいて再生制御がなされるようにされるので、新たに記録し再生した放送番組についても、過去の番組中のシーンと同じシーンについては、前記過去の番組についての累積ユーザ評価値が用いられて再生制御がなされる。
すなわち、この第2の実施形態によれば、当該再生対象の放送番組については、1回も再生がなされていなくても、過去の再生において、いつも早送り再生指示操作したり、スキップ再生指示操作したりしていたシーンと同一のシーンについては、ユーザが当該操作指示をしなくても、自動的に早送り再生またはスキップ再生される。
例えば、特定のコマーシャルはいつも早送り再生やスキップ再生しているときには、そのコマーシャルは、後の時点で記録した放送番組についても記録されているときには、何の操作をしなくても、自動的に早送り再生あるいはスキップ再生される。
また、例えば毎週、あるいは、毎日、放送される放送番組を録画して、再生して視聴するような使用態様において、ユーザが、初回や早い回の当該放送番組の再生時に、番組オープニングや、番組エンディングのシーンは、早送り再生操作したり、スキップ再生指示操作したりすると、そのユーザ操作に応じたユーザ評価値が、ユーザ評価値累積蓄積部34に蓄積されるので、その後の回の放送番組の再生時には、早送り再生指示操作やスキップ再生指示操作をユーザが行なわなくても、ユーザ評価反映再生を行なうことにより、当該番組オープニングや番組エンディングのシーンは、自動的に早送り再生あるいはスキップ再生され、非常に便利である。
なお、この第2の実施形態においても、ユーザ評価反映再生モードにおいては、ユーザ評価値の更新は行なわないようにしたが、ユーザ評価反映再生モードが選択されたことも、ユーザ操作に基づくユーザ評価であることを考え合わせると、このユーザ評価反映再生モードにおける各シーンについての再生態様を、ユーザ操作に基づくものとして、前述した図2のようなユーザ評価値を、当該各シーンの再生態様に割り当てて、ユーザ評価値累積蓄積部34に累積蓄積されて、ユーザ評価値の更新を行なうようにしてもよい。
また、このユーザ評価反映再生モードにおいても、早送り再生指示操作やスキップ再生指示操作を可能として、ノーマル速度再生区間であるシーンの再生時に、当該早送り再生指示操作やスキップ再生指示操作があったときに、その操作に応じて、その操作があったシーンのユーザ評価値を更新するようにしても、勿論よい。
また、この第2の実施形態においても、シーン変化点が検出されて付加情報ファイルに記録されている。したがって、この第2の実施形態においても、第1の実施形態の場合と同様に、再生して視聴したいシーンのシーン変化点のリスト(いわゆるプレイリスト)を作り、記録再生装置に対して、そのリストに基づいたいわゆるダイジェスト再生の指示操作をすることができ、このダイジェスト再生指示も、ユーザ操作であるので、ダイジェスト再生指示操作に応じて、ダイジェスト再生が実行されたときには、各シーンの再生態様に応じたユーザ評価値により、ユーザ評価値を更新して、ユーザ評価値累積蓄積部34に記憶することができる。
また、上述の第2の実施形態の説明では、再生しようとするシーンのユーザ評価値が正であるか負であるかを判別し、負であるときに、当該シーンの区間をスキップあるいは早送り再生するように再生制御するようにしたが、各シーンの累積ユーザ評価値が、予め定めた所定のしきい値を負の方向に超えたときに、当該シーンの区間をスキップあるいは早送り再生するように再生制御するようにしてもよい。しきい値は、ユーザが変更設定することができるようにしても良い。
図19に、この例の場合のユーザ評価反映再生モードにおける再生処理のフローチャートの一例を示す。
すなわち、システムコントローラ部20は、先ず、記録媒体5または7から再生対象の記録データに対応する付加情報ファイルを読み出して付加情報ファイル処理部15に一時保持する。そして、最初のシーン変化点の区間および当該区間に対応するシーンのシーン識別子を先読みする(ステップS151)。
そして、システムコントローラ部20は、この例においては、ユーザ評価値累積蓄積部34から、先読みしたシーン識別子で示されるシーンのユーザ評価値を読み出し(ステップS152)、当該ユーザ評価値が、予め定められた固定のしきい値、あるいは、ユーザに設定されたしきい値よりも、より負の値であるか否か判別する(ステップS153)。そして、読み出したユーザ評価値が、しきい値よりも、より負の値であると判別したときには、当該シーンの区間は、この例では、スキップするように制御する(ステップS154)。ステップS154では、スキップ再生させる代わりに、早送り再生させるように制御してもよい。
また、ステップS153で、読み出されたユーザ評価値は、しきい値よりも、より負の値ではないと判別したときには、当該シーンの区間の記録データを記録媒体5または7から読み出して、ノーマル速度再生するように制御する(ステップS155)。
ステップS154またはステップS155の次には、ステップS156に進み、システムコントローラ部20は、再生終了指示があったか否か判別する。そして、再生終了指示がなかったと判別したときには、付加情報ファイルから次のシーンの変化点の区間およびその区間(シーン)のシーン識別子を先読みし(ステップS157)、ステップS152に戻り、このステップS152以降の処理を繰り返す。
また、ステップS156で、再生終了指示があったと判別したときには、図13のステップS71に戻り、このステップS71以降の処理を繰り返す。
これにより、ユーザ評価値の累積値が負の値であっても、しきい値よりも、より負の方向のユーザ評価値でない、負の方向のユーザ評価が、中途半端なシーンについては、スキップあるいは早送り再生されないようにすることができる。換言すれば、しきい値よりも、より負の方向のユーザ評価値となるユーザが再生を望まないシーンだけを、スキップあるいは早送り再生するようにすることができる。
[第3の実施形態]
この第3の実施形態は、第2の実施形態の変形例である。すなわち、シーン識別子に対応付けてユーザ評価値を累積記録するようにする構成までは、第2の実施形態と同様であるが、累積蓄積したユーザ評価値を用いて行なうユーザ評価反映再生の仕方が異なる。この第3の実施形態では、時間の経過に伴って変化するユーザの嗜好傾向を、ユーザ評価値に反映させることができるようにする。
このため、この第3の実施形態では、ユーザ評価値累積蓄積部34に記憶したユーザ評価値について、負の方向のユーザ評価値の絶対値が大きいものほど、高順位となるようなランキングを生成し、ユーザ評価反映再生モードにおいては、そのランキングに基づいて、各シーンについての再生制御を行なうようにする。例えば、ランキングの上位N番目までのシーン識別子で示されるシーンは、早送り再生あるいはスキップ再生するように制御する。
図20は、この第3の実施形態の記録再生装置のハードウエア構成例である。この図20の第3の実施形態の記録再生装置は、図9の、第2の実施形態の記録再生装置の構成に、ユーザ評価値ランキング生成部35が追加された構成となっている。このユーザ評価値ランキング生成部35は、システムコントローラ部20を構成するマイクロコンピュータのソフトウエアで構成するようにすることもできる。
このユーザ評価値ランキング生成部35は、ユーザ評価値累積蓄積部34に記憶されているユーザ評価値に対して、負の方向のユーザ評価値の絶対値が大きいものほど、高順位となるように、ランキングを付ける。そして、この例では、システムコントローラ部20は、このユーザ評価値ランキング生成部35で生成されたランキングの順に、ユーザ評価値累積蓄積部34のユーザ評価値を、並び換えるようにする。
図21に、ランキングの順に並び換えられたユーザ評価値およびシーン識別子とを示す。これは、ランキングの順に、ユーザ評価値が並び換えられたユーザ評価値累積蓄積部34の記憶内容に対応している。
ユーザ評価値ランキング生成部35におけるユーザ評価値に対するランキング生成のタイミングは、この例では、通常再生が実行されてユーザ評価値が更新されたとき、その再生終了後とされる。
すなわち、この第3の実施形態においては、図17に示したフローチャートにおいて、ステップS137の再生終了処理をした後に、システムコントローラ部20は、ユーザ評価値ランキング生成部35を制御して、図22に示すように、ユーザ評価値累積蓄積部34の蓄積データについて、負の方向のユーザ評価値の絶対値が大きいものほど、高順位となるように、ランキングを付ける処理ステップS160を実行するようにする。
この第3の実施形態におけるユーザ評価反映再生モードの処理ルーチンを、図23を参照して説明する。
すなわち、システムコントローラ部20は、先ず、記録媒体5または7から再生対象の放送番組の記録データに対応する付加情報ファイルを読み出して付加情報ファイル処理部15に一時保持する。そして、最初のシーン変化点の区間および当該区間に対応するシーンのシーン識別子を先読みする(ステップS161)。
そして、システムコントローラ部20は、この例においては、ユーザ評価値累積蓄積部34から、先読みしたシーン識別子で示されるシーンのユーザ評価値のランキングを判別する(ステップS162)。
そして、システムコントローラ部20は、当該ユーザ評価値のランキングは、予め定められたランキング順位の上位N番以内であるか否か判別する(ステップS163)。そして、読み出したユーザ評価値のランキングが、上位N番以内であると判別したときには、当該シーンの区間は、この例では、スキップするように制御する(ステップS164)。ステップS164では、スキップ再生させる代わりに、早送り再生させるように制御してもよい。ここで、上位N番のNの値は、予め定められた固定値であってもよいし、ユーザが設定することができるようにしてもよい。
また、ステップS163で、読み出されたユーザ評価値ランキングが、上位N番以内ではないと判別したときには、当該シーンの区間の記録データを記録媒体5または7から読み出して、ノーマル速度再生するように制御する(ステップS165)。
ステップS164またはステップS165の次には、ステップS166に進み、システムコントローラ部20は、再生終了指示があったか否か判別する。そして、再生終了指示がなかったと判別したときには、付加情報ファイルから次のシーンの変化点の区間およびその区間(シーン)のシーン識別子を先読みし(ステップS167)、ステップS162に戻り、このステップS162以降の処理を繰り返す。
また、ステップS166で、再生終了指示があったと判別したときには、図13のステップS71に戻り、このステップS71以降の処理を繰り返す。
これにより、ユーザが早送り再生指示操作やスキップ再生指示操作をするシーンの傾向が変化すると、その傾向の変化に応じて、ユーザ評価値累積蓄積部34に蓄積されるユーザ評価値がランキングが変化するので、ユーザの嗜好傾向の変化にダイナミックに対応して、スキップあるいは早送り再生されるシーンを変更することができるようになる。
[第2の実施形態および第3の実施形態の変形例]
上述の第2の実施形態および第3の実施形態の説明では、シーン識別子は、特徴量検出部12での特徴量を用いて、過去に検出した特徴量と同じであるかどうかを判別し、同じであれば同じシーン識別子を付与し、異なる場合には、新たなシーン識別子を付与して、それぞれのシーン識別子と特徴量とを対応して特徴量記憶部32に記憶するようにした。これは、シーン識別子は、例えば識別番号等を、割り当てることを想定したものである。
しかし、この場合には、シーン識別子と特徴量とを特徴量記憶部32に記憶する必要があるため、特徴量記憶部32の容量が大きなものとなる問題がある。
この問題を軽減する方法として、特徴量そのものを用いてシーン識別子を形成する方法がある。この方法によれば、シーン識別子としての特徴量を記憶するだけでよくなるので、特徴量記憶部32の記憶容量が大型化することを軽減することができる。
図24に、特徴量を用いてシーン識別子を生成する方法の一例を説明する。図24においては、説明の簡単のために、ある10フレームの区間からなるシーンについてのシーン識別子を、2個の特徴評価値(特徴量)を用いて生成する場合として説明する。ここで、特徴評価値1は、例えば人物の有無であり、特徴評価値2は、例えばテロップ文字の有無であるとする。
そして、図24(A)に示す10フレームのシーン区間において、特徴評価値1は、図24(B)に示すような変化をし、特徴評価値2は、図24(C)に示したような変化をしたとする。
この例では、特徴評価値1および特徴評価値2は、それぞれ時間方向に差分を求める。すると、特徴評価値1および特徴評価値2の差分結果は、それぞれ図24(D)および図24(E)に示すようなものとなる。
シーン識別子は、この差分結果についてランレングス符号化圧縮をして生成する。すなわち、図24の例であれば、ハイレベルの値を「A」とし、ローレベルの値を「B」として、各値の時間軸方向の長さを数値により表わすことで、圧縮することができる。図24の例の場合には、特徴評価値1は、当該シーンについて、「A1B4A2B3」と表わすことができ、また、特徴評価値2は、当該シーンについて、「A1B1A2B6」と表わすことができる。シーン識別子は、これら複数個の特徴評価値のそれぞれの圧縮値により構成する。
この例によれば、シーン識別子検出部31では、それぞれの特徴評価値の圧縮値から元の特徴評価値を復元し、シーン変化点検出部13で検出されたシーン区間における、特徴量検出部12で検出された対応する特徴評価値と比較することで、同じシーン識別子を付与することができるシーンであるか否かを判別することができる。
この例では、シーン識別子=シーン区間の特徴量データであるので、特徴量記憶部32に記憶するデータ容量を少なくすることができるものである。
なお、特徴量データをそのまま用いて、シーン識別子を生成する方法としては、上述した方法に限らず、種々の方法が採用できる。記録および記憶容量が大きいものでよい場合には、特徴量データそのものをシーン識別子として用いることもできる。
[その他の変形例等]
上述の実施形態の受信部2は、地上アナログテレビ放送の受信部の場合である他、地上デジタルテレビ放送の受信部、衛星デジタルテレビ放送の受信部、ケーブルテレビ放送の受信部、インターネット配信されたテレビ放送の受信部であっても、この発明は適用可能である。
また、上述の実施形態は、テレビ放送番組の記録再生の場合に、この発明を適用した場合であるが、この発明は、テレビ放送番組の記録再生に限られるわけではなく、例えばラジオ放送番組の記録再生の他、種々の情報信号の記録再生に適用可能である。
また、シーン変化点で区分けされるシーン区間は、上述の実施形態のように、映像情報および音声情報の両方の特徴量から検出する場合のみではなく、映像情報のみの特徴量から、あるいは、音声情報の特徴量のみから検出するようにすることもできる。
この発明による記録再生装置の第1の実施形態のハードウエア構成例を示すブロック図である。 この発明による記録再生装置の実施形態を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の実施形態を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の第1の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の第1の実施形態における記録処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明による記録再生装置の第1の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の第1の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の第1の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の第2の実施形態のハードウエア構成例を示すブロック図である。 この発明による記録再生装置の第2の実施形態の要部を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の第2の実施形態の要部を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の第2の実施形態の要部を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の第2の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の第2の実施形態における記録処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明による記録再生装置の第2の実施形態におけるシーン識別子付与処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明による記録再生装置の第2の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の第2の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の第2の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の第2の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の第3の実施形態のハードウエア構成例を示すブロック図である。 この発明による記録再生装置の第3の実施形態の要部を説明するために用いる図である。 この発明による記録再生装置の第3の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の第3の実施形態における記録再生の処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。 この発明による記録再生装置の第3の実施形態の要部を説明するために用いる図である。
符号の説明
2…受信部、3…記録信号エンコード処理部、4…記録処理部、5…内蔵記録媒体、7…外部記録媒体、8…読み出し制御部、9…再生処理部、10…再生デコード出力部、12…特徴量検出部、13…シーン変化点検出部、14…ユーザ評価値生成部、31…シーン識別子生成部、32…特徴量記憶部、33…ユーザ評価値生成部、34…ユーザ評価値累積蓄積部、35…ユーザ評価値ランキング生成部

Claims (22)

  1. 記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する再生手段と、
    ユーザの操作入力を検出するユーザ操作入力検出手段と、
    前記ユーザ操作入力検出手段の検出出力に基づいて、前記ユーザの操作入力により特定される前記情報信号の所定区間についての前記ユーザの操作入力に基づく再生に関するユーザ評価値を生成するユーザ評価値生成手段と、
    前記ユーザ評価値生成手段で生成された前記ユーザ評価値を、前記情報信号の前記対応する前記所定区間の情報と対応付けて記憶するユーザ評価値記憶手段と、
    前記再生手段による再生中に、前記ユーザ評価値記憶手段の前記ユーザ評価値を先読みして参照し、当該先読みしたユーザ評価値に応じて、対応する前記情報信号の前記所定区間を、正常再生するか、あるいは、高速で順方向再生またはスキップして再生するかを制御する再生制御手段と、
    を備えることを特徴とする再生装置。
  2. 記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する再生手段と、
    ユーザの操作入力を検出するユーザ操作入力検出手段と、
    前記ユーザの操作入力を、前記ユーザ操作入力検出手段の検出出力を監視することにより監視し、前記情報信号を正常に再生することを要求しない操作入力については、負の方向のユーザ評価値を付与するようにして、前記操作入力により特定される前記情報信号の所定区間と他の区間とに対応してユーザ評価値を生成するユーザ評価値生成手段と、
    前記ユーザ評価値生成手段で生成された前記ユーザ評価値を、前記情報信号の対応する前記所定区間の情報に対応付けて記憶するユーザ評価値記憶手段と、
    前記情報信号の再生中に、前記ユーザ評価値記憶手段により記憶された前記ユーザ評価値を先読みして参照し、前記負の方向の評価が対応して記録されている前記情報信号の前記所定区間を、高速で順方向再生またはスキップして再生するように制御する再生制御手段と、
    を備えることを特徴とする再生装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の再生装置において、
    前記ユーザ評価値生成手段においては、前記再生手段により再生中の前記ユーザの操作入力を監視し、前記操作入力により特定される前記情報信号の所定区間は、前記ユーザの操作入力により再生態様が指定された前記情報信号の区間である
    ことを特徴とする再生装置。
  4. 記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する再生手段と、
    前記情報信号について特徴量を検出する特徴量検出手段と、
    前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を用いて、前記情報信号の区切りを検出する区切り検出手段と、
    前記区切り検出手段で検出された前記情報信号の区切りの情報と、前記記録媒体に記録されている前記情報信号とを対応付けて、記録する区切り情報記録手段と、
    ユーザの操作入力を検出するユーザ操作入力検出手段と、
    前記ユーザの操作入力を、前記ユーザ操作入力検出手段の検出出力を監視することにより監視すると共に、前記区切りの情報記録手段で記録された前記区切りの情報を参照し、前記情報信号を正常に再生することを要求しない操作入力については、負の方向のユーザ評価値を付与するようにして、前記区切りの情報の隣接するものにより特定される分節区間のそれぞれに対応して、前記操作入力に基づくユーザ評価値を生成するユーザ評価値生成手段と、
    前記ユーザ評価値生成手段で生成された前記ユーザ評価値を、前記情報信号の、対応する前記分節区間に対応付けて記憶するユーザ評価値記憶手段と、
    前記情報信号の再生中に、前記ユーザ評価値記憶手段に記憶されている前記情報信号の前記分節区間毎のユーザ評価値を先読みして参照し、前記ユーザ評価値に基づいて、対応する前記分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするかどうかを制御する再生制御手段と、
    を備えることを特徴とする再生装置。
  5. 請求項4に記載の再生装置において、
    前記再生制御手段は、前記ユーザ評価値が、予め定めた値よりも、さらに負の方向のユーザ評価値であるときに、対応する前記分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップ再生するように制御する
    ことを特徴とする再生装置。
  6. 記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する再生手段と、
    前記情報信号について特徴量を検出する特徴量検出手段と、
    前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を記憶する特徴量記憶手段と、
    前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を用いて、前記情報信号の区切りを検出する区切り検出手段と、
    前記区切り検出手段で検出された前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に、前記特徴量記憶手段に記憶されている特徴量を用いて、識別子を付与する識別子付与手段と、
    前記区切り検出手段で検出された前記区切りの情報と、前記識別子付与手段により付与された前記識別子と、前記記録媒体に記録された前記情報信号とを、対応付けて、記録する区切り情報記録手段と、
    ユーザの操作入力を検出するユーザ操作入力検出手段と、
    前記ユーザの操作入力を、前記ユーザ操作入力検出手段の検出出力を監視することにより監視し、前記情報信号を正常に再生することを要求しない操作入力については、負の方向のユーザ評価値を付与するようにして、前記分節区間のそれぞれに対応して、前記操作入力に基づくユーザ評価値を生成するユーザ評価値生成手段と、
    前記ユーザ評価値生成手段で生成された前記ユーザ評価値を、前記分節区間の前記識別子に対応付けて記憶するユーザ評価値記憶手段と、
    前記再生手段による再生中に、前記識別子を先読みし、当該先読みした前記識別子で示される分節区間の、前記ユーザ評価値記憶手段で記憶された前記ユーザ評価値を参照し、前記ユーザ評価値に基づいて、前記先読みした前記識別子で示される前記分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするかどうかを制御する再生制御手段と、
    を備えることを特徴とする再生装置。
  7. 請求項6に記載の再生装置において、
    前記再生制御手段は、前記ユーザ評価値が、負の方向のユーザ評価値であるときには、対応する前記識別子で示される分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするように制御する
    ことを特徴とする再生装置。
  8. 請求項6に記載の再生装置において、
    前記再生制御手段は、前記ユーザ評価値が、予め定めた値よりも、さらに負の方向のユーザ評価値であるときには、対応する前記識別子で示される分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするように制御する
    ことを特徴とする再生装置。
  9. 請求項6に記載の再生装置において、
    前記ユーザ評価値記憶手段に記憶されている前記識別子毎の前記ユーザ評価値に基づいて、前記識別子で示される分節区間毎に、前記ユーザ評価値に負の方向の順位を付けるランキング手段を備え、
    前記再生制御手段は、前記再生手段による再生中に、前記識別子を先読みし、当該先読みした前記識別子で示される分節区間の前記順位が所定の順位以上であるときには、前記先読みした前記識別子で示される分節区間は、高速で順方向再生あるいはスキップするように制御する
    ことを特徴とする再生装置。
  10. 情報信号を記録媒体に記録する情報信号記録手段と、
    前記記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する再生手段と、
    前記記録する情報信号および/または再生された情報信号について特徴量を検出する特徴量検出手段と、
    前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を記憶する特徴量記憶手段と、
    前記特徴量検出手段で検出された前記特徴量を用いて、前記情報信号の区切りを検出する区切り検出手段と、
    前記区切り検出手段で検出された前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に、前記特徴量記憶手段に記憶されている特徴量を用いて、識別子を付与する識別子付与手段と、
    前記区切り検出手段で検出された前記区切りの情報と、前記識別子付与手段により付与された前記識別子と、前記記録媒体に記録された前記情報信号とを、対応付けて、記録する区切り情報記録手段と、
    ユーザの操作入力を検出するユーザ操作入力検出手段と、
    前記ユーザの操作入力を、前記ユーザ操作入力検出手段の検出出力を監視することにより監視し、前記情報信号を正常に再生することを要求しない操作入力については、負の方向のユーザ評価値を付与するようにして、前記分節区間のそれぞれに対応して、前記操作入力に基づくユーザ評価値を生成するユーザ評価値生成手段と、
    前記ユーザ評価値生成手段で生成された前記ユーザ評価値を、前記分節区間の前記識別子に対応付けて記憶するユーザ評価値記憶手段と、
    前記再生手段による再生中に、前記識別子を先読みし、当該先読みした前記識別子で示される分節区間の、前記ユーザ評価値記憶手段で記憶された前記ユーザ評価値を参照し、前記ユーザ評価値に基づいて、前記先読みした前記識別子で示される前記分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするかどうかを制御する再生制御手段と、
    を備えることを特徴とする記録再生装置。
  11. 請求項10に記載の記録再生装置において、
    前記再生制御手段は、前記ユーザ評価値が、負の方向のユーザ評価値であるときには、対応する前記識別子で示される区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするように制御する
    ことを特徴とする記録再生装置。
  12. 請求項10に記載の記録再生装置において、
    前記再生制御手段は、前記ユーザ評価値が、予め定めた値よりも、さらに負の方向のユーザ評価値であるときには、対応する前記識別子で示される区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするように制御する
    ことを特徴とする記録再生装置。
  13. 請求項10に記載の記録再生装置において、
    前記ユーザ評価値記憶手段に記憶されている前記識別子毎の前記ユーザ評価値に基づいて、前記識別子で示される区間毎に、前記ユーザ評価値に負の方向の順位を付けるランキング手段を備え、
    前記再生制御手段は、前記再生手段による再生中に、前記識別子を先読みし、当該先読みした前記識別子で示される区間の前記順位が所定の順位以上であるときには、前記先読みした前記識別子で示される区間は、高速で順方向再生あるいはスキップするように制御する
    ことを特徴とする記録再生装置。
  14. 記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する再生工程と、
    ユーザの操作入力を検出するユーザ操作入力検出工程と、
    前記ユーザ操作入力検出工程での前記ユーザの操作入力の検出出力に基づいて、前記ユーザの操作入力により特定される前記情報信号の所定区間についての前記ユーザの操作入力に基づく再生に関するユーザ評価値を生成するユーザ評価値生成工程と、
    前記ユーザ評価値生成工程で生成された前記ユーザ評価値を、前記情報信号の対応区間の情報と対応付けて記憶するユーザ評価値記憶工程と、
    前記再生工程による再生中に、前記ユーザ評価値記憶工程で記憶された前記ユーザ評価値を先読みして参照し、当該先読みしたユーザ評価値に応じて、対応する前記情報信号の区間を、正常再生するか、あるいは、高速で順方向再生またはスキップして再生するかを制御する再生制御工程と、
    を備えることを特徴とする記録再生方法。
  15. 記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する再生工程と、
    ユーザの操作入力を検出するユーザ操作入力検出工程と、
    前記ユーザ操作入力検出工程での検出出力を監視することにより、前記ユーザの操作入力を監視し、前記情報信号を正常に再生することを要求しない操作入力については、負の方向のユーザ評価値を付与するようにして、前記操作入力により特定される前記情報信号の所定区間と他の区間とに対応してユーザ評価値を生成するユーザ評価値生成工程と、
    前記ユーザ評価値生成工程で生成された前記ユーザ評価値を、前記情報信号の対応する前記所定区間の情報に対応付けて記憶するユーザ評価値記憶工程と、
    前記情報信号の再生中に、前記ユーザ評価値記憶工程において記憶された前記ユーザ評価値を先読みして参照し、前記負の方向の評価が対応して記録されている前記情報信号の前記所定区間を、高速で順方向再生またはスキップして再生するように制御する再生制御工程と、
    を備えることを特徴とする記録再生方法。
  16. 記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する再生工程と、
    前記情報信号について特徴量を検出する特徴量検出工程と、
    前記特徴量検出工程で検出された前記特徴量を用いて、前記情報信号の区切りを検出する区切り検出工程と、
    前記区切り検出工程で検出された前記情報信号の区切りの情報と、前記記録媒体に記録された前記情報信号とを対応付けて、前記記録媒体に記録する区切り情報記録工程と、
    ユーザの操作入力を検出するユーザ操作入力検出工程と、
    前記ユーザの操作入力を、前記ユーザ操作入力検出工程での検出出力を監視することにより監視すると共に、前記区切りの情報記録工程で記録された前記区切りの情報を参照し、前記情報信号を正常に再生することを要求しない操作入力については、負の方向のユーザ評価値を付与するようにして、前記区切りの情報の隣接するものにより特定される分節区間のそれぞれに対応して、前記操作入力に基づくユーザ評価値を生成するユーザ評価値生成工程と、
    前記ユーザ評価値生成工程で生成された前記ユーザ評価値を、前記情報信号の、対応する前記分節区間に対応付けて記憶するユーザ評価値記憶工程と、
    前記情報信号の再生中に、前記ユーザ評価値記憶工程において記憶されている前記情報信号の前記分節区間毎のユーザ評価値を先読みして参照し、前記ユーザ評価値に基づいて、対応する前記分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするかどうかを制御する再生制御工程と、
    を備えることを特徴とする再生方法。
  17. 記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する再生工程と、
    前記情報信号について特徴量を検出する特徴量検出工程と、
    前記特徴量検出工程で検出された前記特徴量を記憶する特徴量記憶工程と、
    前記特徴量検出工程で検出された前記特徴量を用いて、前記情報信号の区切りを検出する区切り検出工程と、
    前記区切り検出工程で検出された前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に、前記特徴量記憶工程に記憶されている特徴量を用いて、識別子を付与する識別子付与工程と、
    前記区切り検出工程で検出された前記区切りの情報と、前記識別子付与工程により付与された前記識別子と、前記記録媒体に記録された前記情報信号とを、対応付けて、記録する区切り情報記録工程と、
    ユーザの操作入力を検出するユーザ操作入力検出工程と、
    前記ユーザの操作入力を、前記ユーザ操作入力検出工程での検出出力を監視することにより監視し、前記情報信号を正常に再生することを要求しない操作入力については、負の方向のユーザ評価値を付与するようにして、前記分節区間のそれぞれに対応して、前記操作入力に基づくユーザ評価値を生成するユーザ評価値生成工程と、
    前記ユーザ評価値生成工程で生成された前記ユーザ評価値を、前記分節区間の前記識別子に対応付けて記憶するユーザ評価値記憶工程と、
    前記情報信号の再生中に、前記識別子を先読みし、当該先読みした前記識別子で示される分節区間の、前記ユーザ評価値記憶手段で記憶された前記ユーザ評価値を参照し、前記ユーザ評価値に基づいて、前記先読みした前記識別子で示される前記分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするかどうかを制御する再生制御工程と、
    を備えることを特徴とする再生方法。
  18. 請求項17に記載の再生方法において、
    前記ユーザ評価値記憶工程で記憶されている前記識別子毎の前記ユーザ評価値に基づいて、前記識別子で示される区間毎に、前記ユーザ評価値に負の方向の順位を付けるランキング工程を備え、
    前記再生制御工程は、前記情報信号の再生中に、前記識別子を先読みし、当該先読みした前記識別子で示される区間の前記順位が所定の順位以上であるときには、前記先読みした前記識別子で示される区間は、高速で順方向再生あるいはスキップするように制御する
    ことを特徴とする再生方法。
  19. 情報信号を記録媒体に記録する情報信号記録工程と、
    前記記録媒体に記録された情報信号を読み出して再生する再生工程と、
    前記記録する情報信号および/または再生された情報信号について特徴量を検出する特徴量検出工程と、
    前記特徴量検出工程で検出された前記特徴量を記憶する特徴量記憶工程と、
    前記特徴量検出工程で検出された前記特徴量を用いて、前記情報信号の区切りを検出する区切り検出工程と、
    前記区切り検出工程で検出された前記区切りの隣接するものにより特定される分節区間毎に、前記特徴量記憶手段に記憶されている特徴量を用いて、識別子を付与する識別子付与工程と、
    前記区切り検出工程で検出された前記区切りの情報と、前記識別子付与工程において付与された前記識別子と、前記記録媒体に記録された前記情報信号とを、対応付けて、記録する区切り情報記録工程と、
    ユーザの操作入力を検出するユーザ操作入力検出工程と、
    前記ユーザの操作入力を、前記ユーザ操作入力検出工程での検出出力を監視することにより監視し、前記情報信号を正常に再生することを要求しない操作入力については、負の方向のユーザ評価値を付与するようにして、前記分節区間のそれぞれに対応して、前記操作入力に基づくユーザ評価値を生成するユーザ評価値生成工程と、
    前記ユーザ評価値生成工程で生成された前記ユーザ評価値を、前記分節区間の前記識別子に対応付けて記憶するユーザ評価値記憶工程と、
    前記情報信号の再生中に、前記識別子を先読みし、当該先読みした前記識別子で示される分節区間の、前記ユーザ評価値記憶工程で記憶された前記ユーザ評価値を参照し、前記ユーザ評価値に基づいて、前記先読みした前記識別子で示される前記分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするかどうかを制御する再生制御工程と、
    を備えることを特徴とする記録再生方法。
  20. 請求項19に記載の記録再生方法において、
    前記再生制御工程は、前記ユーザ評価値が、負の方向のユーザ評価値であるときには、対応する前記識別子で示される分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするように制御する
    ことを特徴とする記録再生方法。
  21. 請求項19に記載の記録再生方法において、
    前記再生制御工程は、前記ユーザ評価値が、予め定めた値よりも、さらに負の方向のユーザ評価値であるときには、対応する前記識別子で示される分節区間を、高速で順方向再生あるいはスキップするように制御する
    ことを特徴とする記録再生方法。
  22. 請求項19に記載の記録再生方法において、
    前記ユーザ評価値記憶工程で記憶されている前記識別子毎の前記ユーザ評価値に基づいて、前記識別子で示される分節区間毎に、前記ユーザ評価値に負の方向の順位を付けるランキング工程を備え、
    前記再生制御工程は、前記情報信号の再生中に、前記識別子を先読みし、当該先読みした前記識別子で示される分節区間の前記順位が所定の順位以上であるときには、前記先読みした前記識別子で示される分節区間は、高速で順方向再生あるいはスキップするように制御する
    ことを特徴とする記録再生方法。
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