JP2006033306A - 無線通信装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線通信装置間における通信状態を制御して、電波環境に適したMIMO通信を実現する。
【解決手段】 MIMO通信のために、無線通信装置100には受信RF回路141および142と送信RF回路151および152が備えられる。これらはスイッチ131および132を介してアンテナ111および112に接続される。アンテナ111および112にはそれぞれ給電回路121または122が接続され、通信制御回路160による制御下で所望の給電方式により給電が行われる。給電回路121または122における給電方式によってアンテナ111および112から放射される電波として、右旋偏波、左旋偏波、直線偏波共用などの種々の状態が形成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線通信装置に関し、特に複数のアンテナにより同時に無線通信を行う無線通信装置、無線通信システム、および、これらにおける制御方法ならびに当該方法をコンピュータ(例えば、マイコン、CPU、信号処理LSIなど)に実行させるプログラムに関する。
無線通信機能は、近年パーソナルコンピュータ等の情報処理機器および携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末機器だけでなく、各種の民生用電子機器、例えばオーディオ製品、ビデオ機器、カメラ機器、プリンタまたはエンタテイメントロボット等にも搭載されるようになっている。さらに、この無線通信機能は、電子機器だけでなく、例えば無線LAN(Local Area Network)用のアクセスポイント、PCMCIA仕様(Personal Computer Memory Card International Association)カード、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、ミニPCI(Peripheral Component Interconnection)カード等のいわゆる小型のアクセサリカードにも搭載されるようになっている。これにより、ストレージ機能と無線通信機能とを備えた無線カードモジュールが構成されるようになっている。
現在、家庭用の無線LANで主に使用されている方式は、キャリア周波数に5.2GHz帯を用いるIEEE802.11aや、2.4GHz帯を用いるIEEE802.11b/gである。これらIEEE802.11aやIEEE802.11gは、データの伝送速度が54Mbpsとされているが、最近では、世の中において扱われるデータ情報量の増加に伴い、さらに早い伝送速度を実現するための無線方式の研究・開発が盛んになっている。
そのような高速伝送を可能とする方式として注目されているものの一つにMIMO( Multi Input Multi Output)があげられる。MIMOとは、複数のアンテナを用いて、空間の複数の伝搬チャネルを媒体として通信を行う方式である。現在、世の中の無線LANで使用されているIEEE802.11aやIEEE802.11gは、変調方式にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)が用いられている。このOFDMの採用により、各サブキャリアでの伝送はほぼフラットフェージングであるとみなすことができる。そのため、IEEE802.11aやIEEE802.11gのような比較的広帯域な通信方式においても、MIMO伝搬路をある程度簡易なモデルで表現することができ、実際の無線機器での実現が可能になってきている。このMIMOでは、原理的には、アンテナの本数に対して伝送レートが線形的に増大する。しかし、実際には、複数の伝搬チャネルにおいて送受信されるそれぞれの信号の電波伝搬環境は、反射、散乱、回折、遮蔽が混在するマルチパス環境であり、これに伴う空間相関特性がMIMOの情報伝送能力に大きな影響を及ぼす。
そこで、MIMOにおいて、信号間の干渉をできるだけ減ずるような方法が従来から考えられている。例えば、直線偏波のアンテナについて水平偏波および垂直偏波が直交する様に配置し、また、円旋偏のアンテナについて右旋偏波および左旋偏波が直交する様に配置して、それぞれの偏波を直交させるようにすることにより、MIMO伝送の品質が向上するといわれている(例えば、非特許文献1参照。)。
ダス・ニルモル・クマル他「マルチパス環境における直交三偏波利用MIMO伝送実験」、電子情報通信学会総合大会、SB−1−7、2004年
しかしながら、各偏波を常に直交させることは必ずしも容易ではない。屋内で使用される無線LANにおいても、屋外で使用される移動体通信においても、電波が見通しの状態(LOS:Line of Sight)で送受信されるケースはむしろ稀であり、たいていは反射波を含むマルチパスリッチな環境(NLOS:Non Line of Sight)で送受信が行われる。そのため、反射の影響により、当初直交させようとした偏波同士が干渉を起こすおそれが生じ得る。
例えば、送信および受信に2本のアンテナを使用するMIMOシステムにおいて、右旋偏波と左旋偏波とにより送信したと想定する。ここで、片方のアンテナからの放射電波が1回反射を受けた場合、その偏波は逆旋波になるため、アンテナからの放射時には右旋偏波と左旋偏波に区別していたにもかかわらず、結局は同旋波となって干渉を起こしてしまうことになる。一方、例えば両方のアンテナから同旋波で放射させたとしても、片方側に反射体があって反射を受けた場合、その偏波は逆旋波になるため、干渉を起こさなくなることがある。
このように、マルチパスリッチな環境では偏波が様々に変化しており、放射させる時点で直交性を持たせたとしても、電波環境によってはそれが通信特性にとって必ずしも優位な結果とはならないおそれがある。
そこで、本発明は、無線通信装置間における通信状態を制御することにより、電波環境に適したMIMO通信を実現することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、MIMOによる送信を行う複数の送信回路と、上記複数の送信回路の各々に設けられる複数のアンテナと、上記複数のアンテナにおける給電端子にそれぞれ所定の位相差をもって給電する複数の給電回路と、上記複数の給電回路における位相差を制御する通信制御回路とを具備することを特徴とする送信装置である。これにより、送信に用いられるアンテナの放射偏波が適宜制御され、使用環境に適したMIMO伝送が実現される。
また、本発明の第2の側面は、MIMOによる送信を行う複数の送信回路と、上記複数の送信回路の各々に設けられてそれぞれが2つの給電端子を有する複数のアンテナと、上記複数のアンテナにおける上記2つの給電端子にそれぞれ所定の位相差をもって給電する複数の給電回路と、上記複数の給電回路における位相差を制御する通信制御回路とを具備することを特徴とする送信装置である。これにより、2つの給電端子を有するアンテナの放射偏波が適宜制御され、使用環境に適したMIMO伝送が実現される。
ここで、上記複数の給電回路のそれぞれは、上記複数のアンテナにおける上記2つの給電端子に接続する2つの移相器と、上記2つの移相器への給電を分配する分配器とを備え、この場合、上記通信制御回路は上記2つの移相器を独立に制御することにより上記位相差を制御することができる。
また、上記複数の給電回路のそれぞれは、上記複数のアンテナにおける上記2つの給電端子の何れか一方に接続する1つの移相器と、上記1つの移相器および上記2つの給電端子の他方への給電を分配する分配器とを備え、この場合、上記通信制御回路は上記1つの移相器を制御することにより上記位相差を制御することができる。
また、上記複数の給電回路のそれぞれは、上記複数のアンテナにおける上記2つの給電端子に接続する3dBハイブリッドと、上記3dBハイブリッドへの給電を切り替えるスイッチとを備え、この場合、上記通信制御回路は上記スイッチを制御することにより上記位相差を制御することができる。
さらに、上記複数の給電回路のそれぞれは、上記複数のアンテナにおける上記2つの給電端子に接続する2つの移相器と、上記2つの移相器への給電を切り替えるスイッチとを備え、この場合、上記通信制御回路は上記スイッチを制御することにより上記位相差を制御することができる。
なお、上記複数のアンテナのそれぞれは、パッチアンテナにより構成されてもよく、また、2つのモノポールアンテナを互いに垂直に配置したことにより構成されてもよい。また、これら以外にも、逆Fアンテナ、逆Lアンテナ、容量装荷モノポールアンテナ、ミアンダ型モノポールアンテナ、ヘリカルアンテナ、ターンスタイルアンテナなどにより構成されてもよい。
また、本発明の第3の側面は、N個(Nは2以上の整数)のアンテナと、上記アンテナにおける2つの給電端子にそれぞれ所定の位相差をもって給電するN個の給電回路と、MIMOによる受信を行うN個の受信回路と、MIMOによる送信を行うN個の送信回路と、上記給電回路のそれぞれの接続先を上記受信回路または上記送信回路の何れかにそれぞれ切り替えるN個のスイッチと、上記給電回路における位相差を制御する通信制御回路とを具備することを特徴とする無線通信装置である。これにより、通信に用いられるアンテナの放射偏波が適宜制御され、使用環境に適したMIMO伝送が実現される。
ここで、上記通信制御回路は、上記受信回路により受信された信号の品質に応じて上記位相差を制御するものである。これにより、位相差の制御を通じて、アンテナの放射偏波が制御される。
また、上記通信制御回路は、上記受信回路により受信された信号の品質に応じて上記送信回路によって送信される信号のサブキャリア変調方式を制御するものである。これにより、サブキャリア変調方式の制御を通じて、使用環境に適したMIMO伝送が実現される。
また、本発明の第4の側面は、MIMOによる通信を行う無線通信装置における制御方法であって、上記無線通信装置におけるアンテナの給電方式に関して、上記給電方式の中から一つの給電方式を設定する手順と、上記設定された給電方式における通信品質を検出する手順と、上記検出された通信品質が最適なものであれば上記給電方式を最適状態として保持する手順とを順次繰り返し、上記最適状態として保持された給電方式によって通信を行う手順を具備することを特徴とする制御方法である。これにより、最適な通信品質が検出された際の給電方式を使用することにより、使用環境に適したMIMO伝送が実現される。
本発明によれば、無線通信装置間における通信状態を制御することにより、電波環境に適したMIMO通信を実現するという優れた効果を奏し得る。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、MIMOによる信号伝搬の基本構成を示す図である。ここでは、送信端末10から送信された信号を受信端末20が電波伝搬チャネル30を介して受信することを想定する。送信端末10では空間多重符号化が行われ、受信端末20では時空間復号化が行われる。送信端末10にはn本(nは整数)のアンテナ11が備えられており、空間多重符号化された信号がこれらアンテナ11から送信される。一方、受信端末20にはm本(mは整数)のアンテナ21が備えられており、送信端末10のアンテナ11から送信された信号がこれらアンテナ21によって受信される。
電波伝搬チャネル30は、複数の伝搬チャネルを有するマルチパス環境である。例えば、送信端末10から送信された電波が2回反射物にぶつかった後に受信端末20に到達する伝搬路と、送信端末10から送信された電波が5回反射物にぶつかった後に受信端末20に到達する伝搬路とでは伝達関数の周波数特性が異なるため、これら伝搬路を別個のものとして扱うことができる。このように異なる伝達関数を有する伝搬路を用いて同時に送受信する技術はMIMO(Multi Input Multi Output)と呼ばれる。
なお、MIMOにおける復調の方式としては、ゼロフォーシング(Zero Forcing)、V−BLAST(Vertical Bell Labs Layered Space-Time)といった方式のように、送信側ではチャネル情報が未知で受信側のみの線形演算で復調する方式、MLD(Maximum Likelihood Detection:最尤推定法)と呼ばれる非線形演算で復調する方式、STBC(Space Time Block Coding)で送信信号の2系統に直交性を持たせた方式、そして、送信側でもあらかじめチャネル情報を取得して、それに応じた適正な電力配分および位相のベクトル合成を行って送受信する固有モード(Eigen-mode)MIMOなどの各種方式が提案されている。
図2は、本発明の実施の形態における無線通信装置100の一構成例を示す図である。この無線通信装置100では、一例として、2本のアンテナ111および112と、2つの給電回路121および122と、2つのスイッチ131および132と、2つの受信RF(Radio Frequency:高周波)回路141および142と、2つの送信RF回路151および152と、通信制御回路160とを備えている。
アンテナ111および112は高周波信号の送受信に用いられるアンテナであり、それぞれ給電回路121または122に接続される。アンテナの種類としては一共振タイプのダイポールアンテナの他、様々なものが使用可能である。また、多周波数帯対応のものや、広帯域アンテナ、多共振アンテナなどを使用することができる。
給電回路121および122は、それぞれアンテナ111または112に対する給電を行う回路である。これら給電回路121および122における給電方式の制御は通信制御回路160からの制御信号に基づいて行われる。
スイッチ131および132は、給電回路121および122の接続を切り替えるものである。スイッチ131は受信RF回路141または送信RF回路151の何れかを給電回路121に接続する。スイッチ132は受信RF回路142または送信RF回路152の何れかを給電回路122に接続する。
なお、これらスイッチ131および132については、通常の半導体スイッチを用いることができるのはもちろんであるが、例えばメムズ(MEMS:Micro Electro Mechanical System)スイッチのように成膜技術により形成されたマイクロマシンスイッチを用いてもよい。
受信RF回路141および142は、受信した高周波信号を中間周波数に変換して、復調し、ベースバンド信号を生成する。このベースバンド信号は通信制御回路160に供給される。一方、送信RF回路151および152は通信制御回路160から供給されたベースバンド信号を変調し、中間周波数から高周波信号に変換して送信する。
通信制御回路160は、データインターフェース169から供給されたデータ信号からベースバンド信号を生成して送信RF回路151および152に供給し、または、受信RF回路141および142から供給されたベースバンド信号からデータ信号を生成してデータインターフェース169に供給する。また、通信制御回路160は、通信品質を検出して、これに基づいて給電回路121および122における給電方式や通信制御回路160におけるサブキャリア変調方式を制御する。
図3は、本発明の実施の形態における給電回路120の一構成例を示す図である。この給電回路120は、2つの移相器211および212と、分配器220とを備えている。移相器211および212の一端は分配器220に接続され、他の一端はアンテナ310(図3の例では円形パッチアンテナ)の給電端子にそれぞれ接続される。
移相器211および212は、分配器220からの送信信号またはアンテナ310からの受信信号について信号の位相を変化させるものである。この移相器211および212の構成としては、例えば、機械的に伝送路を伸縮させるものや、遅延線路をスイッチにより切り換えて伝送路長を変化させるものや、可変容量ダイオードを使用するものなどが考えられる。なお、後者のスイッチとして、上述のメムズ(MEMS)スイッチを利用することも可能であり、また、メムズ(MEMS)キャパシタにより移相器を形成することも可能である。
なお、ここでは2つの移相器211および212を設けて両者の位相を任意に設定できるようにしているが、例えば移相器211のみを設けることによってアンテナ310の給電端子間に位相差を生じさせるようにしてもよい。
分配器220は、信号源290から信号線226に供給された信号を分配し、または、移相器211および212からそれぞれ信号線227および228に供給された信号を信号線226に供給する。
なお、分配器220の構成例については以下に説明するが、この分配器220を使用する代わりに、基板上の電力分配パターンによって分配するようにしてもよい。
このような給電回路120により、アンテナ310には任意の位相差を有する電力が給電端子に供給される。これにより、アンテナ310における電波として、右旋偏波、左旋偏波、直線偏波共用などの種々の状態を形成することができる。
例えば、送信および受信に2本のアンテナを使用するMIMOシステムにおいて、右旋偏波と左旋偏波とにより送信したと想定する。もし伝搬環境において一方の偏波が1回反射を受ける状態が支配的だったとすると、結局は同旋波となって干渉を起こし易くなるため、伝送スループットの低下やビットエラーレートの増大が生じると考えられる。そこで、そういった伝搬状態においては、共に右旋偏波により送信することにより、一方の偏波が1回反射を受けて、結局逆旋波となって干渉を起こし難くなるため、伝送スループットの向上やビットエラーレートの低減が見込まれる。
本発明の実施の形態においては、後述のように、受信信号の信号品質を指標としてフィードバック制御を行うことにより、ユーザが使用している電波環境に適したMIMO通信を実現する。
図4は、本発明の実施の形態における分配器220の一構成例を示す図である。この分配器220は、インピーダンス変換回路221および222と、抵抗223とにより構成され、ウィルキンソン型分配器(ウィルキンソン・カプラ)とも呼ばれる。
インピーダンス変換回路221および222は、回路のインピーダンスを変換するための回路である。ここで、特性インピーダンスを50Ωとすれば、インピーダンス変換回路221および222は、信号線226側から見て100Ωを50Ωに変換する回路となる。
抵抗223は、信号線227および228を接続し、一方の信号線からの電力を吸収する役割を果たす。例えば、信号線227からの信号はインピーダンス変換回路221と抵抗223とに分配されるが、インピーダンス変換回路221を経由した信号はインピーダンス変換回路222を介して信号線228に戻り、抵抗223を経由した信号と合成される。このとき、2つのインピーダンス変換回路221および222を経由した信号は抵抗223を経由した信号とは位相が反転しているため、互いに打ち消しあう。従って、信号線227からの信号は、信号線228には現れずに、信号線226に出力されることになる。信号線228からの信号も同様に、信号線227には現れずに、信号線226に出力される。
図5は、本発明の実施の形態におけるアンテナ310の一構成例を示す図である。このアンテナ310は、図2におけるアンテナ111または112の実現例として、方形パッチアンテナ(平面アンテナ)を用いたものである。このアンテナ310は、誘電体ベース基板上に実現され、パッチ素子311と、ストリップライン312および313と、給電端子314および315を備えている。
パッチ素子311は、基板上に設けられた導電箔の面状放射体であり、このパッチ素子311に対抗する裏面にはグランド導体が配されている。パッチ素子311とグランド導体に挟まれた部分は誘電体の入った共振器として動作し、パッチ素子311とグランド導体との間の隙間に生じる電界により電波が放射される。
ストリップライン312および313は、パッチ素子311と給電端子314または315とを接続する導体パターンである。給電端子314および315には、それぞれ移相器211または212の一端が接続される。
図6は、本発明の実施の形態における給電回路120に接続される他のアンテナの接続例を示す図である。図5では、給電回路120に接続されるアンテナとしてパッチアンテナの構成例を説明したが、本発明の実施の形態はこれに限定されず、図6のようにモノポールアンテナ321および322を互いに垂直に配置することにより同様の作用を生じ得る。
この図における給電回路120の構成は図3で想定したものとほぼ同様である。ここでは、モノポールアンテナ321には移相器211から給電が行われ、モノポールアンテナ322には移相器212から給電が行われる。
なお、本発明の実施の形態におけるアンテナは他にも種々のものが利用可能であり、例えば、逆Fアンテナ、逆Lアンテナ、容量装荷モノポールアンテナ、ミアンダ型モノポールアンテナ、ヘリカルアンテナ、ターンスタイルアンテナなど、様々な種類のアンテナに応用することが可能である。
図7は、本発明の実施の形態における給電回路120の他の構成例を示す図である。この給電回路120の構成例では、3dBハイブリッド230と、スイッチ240とが設けられる。なお、アンテナ310は、図5に示したパッチアンテナを想定しているが、上述のようにこれに限られるものでなく、図6で説明したモノポールアンテナや、他の種々のアンテナに応用することが可能である。
3dBハイブリッド230は、4つのポート(#1乃至#4)を有し、何れかのポートから入力された電力が相対する2つのポートに半分(3dB)ずつ出力され、90度の位相差がつくような結合器である。この3dBハイブリッド230の4つのポートのうち、ポート#1および#2はスイッチ240に接続され、ポート#3および#4はアンテナ310の給電端子に接続される。
例えば、ポート#1に接続する信号線231に電力の入力があると、ポート#3および#4にそれぞれ半分ずつの電力が出力される。このとき、ポート#2には何も出力されない。また、ポート#1における電力を0度(0dB)とすると、ポート#3には−90度(−3dB)、ポート#4には−180度(−3dB)の出力得られる。従って、ポート#3とポート#4との間には90度の位相差が生じることになる。
一方、ポート#2に接続する信号線232に電力の入力があると、同様にポート#3および#4にそれぞれ半分ずつの電力が出力されるが、ポート#1における電力を0度(0dB)とすると、ポート#3には−180度(−3dB)、ポート#4には−90度(−3dB)の出力得られる。従って、ポート#3とポート#4との間には−90度の位相差が生じることになる。
スイッチ240は、信号源290と信号線231または232の何れかとの間を接続する。これにより、信号源290からの電力が、3dBハイブリッド230のポート#1または#2の何れかに供給され、その結果、アンテナ310に90度の位相差を有する電力が供給される。これにより、アンテナ310における電波として、右旋偏波または左旋偏波の状態を形成することができる。
図8は、本発明の実施の形態における給電回路120のさらに他の構成例を示す図である。この給電回路120の構成例では、移相器251および252と、スイッチ260とが設けられる。なお、アンテナ310は、図5に示したパッチアンテナを想定しているが、上述のようにこれに限られるものでなく、図6で説明したモノポールアンテナや、他の種々のアンテナに応用することが可能である。
移相器251および252は、スイッチ260からの送信信号またはアンテナ310からの受信信号について信号の位相を変化させるものであり、図3における移相器211および212と同様の構成を有する。
なお、ここでは2つの移相器251および252を設けて両者の位相を任意に設定できるようにしているが、例えば移相器251のみを設けることによってアンテナ310の給電端子間に位相差を生じさせるようにしてもよい。
スイッチ260は、信号源290と信号線261または262の何れかもしくは両者との間を接続する。これにより、信号源290からの電力が、移相器251および252の何れかもしくは両者に供給される。これにより、アンテナ310における電波として、右旋偏波、左旋偏波、直線偏波共用などの種々の状態を形成することができる。
次に、本発明の実施の形態における通信状態のフィードバック制御について図面を参照して説明する。
図9は、本発明の実施の形態における通信状態制御のための機能構成例を示す図である。ここでは、通信状態制御のために品質検出部161と、通信状態切替部162と、最適状態保持部163と、通信状態保持部164と、サブキャリア変調部165とが設けられている。これらの構成を想定することにより、受信信号の状態に応じて通信状態に関するフィードバック制御が行われる。
品質検出部161は、受信信号をモニターしてその受信信号の品質を検出する。ここで、受信信号の品質の指標としては、例えば、伝送速度を用いることができる。また、これ以外にも、信号電力対干渉電力比(SIR:Signal to Interference Ratio)や、電力密度対雑音電力密度比(Eb/No)、受信信号強度表示(RSSI:Received Signal Strength Indicator)などにより受信品質を判断してもよい。
通信状態切替部162は、品質検出部161において判断された受信品質に応じて、通信状態を切り替える。例えば、給電回路120におけるアンテナへの給電方式として、給電端子間で位相差を設けることにより所望の円旋波を形成する。または、変調方式を切り替えることにより、電波伝搬状態に適した変調方式に変更する。
通信状態保持部164は、現在の通信状態を保持する。例えば、給電回路120におけるアンテナへの給電の位相はいくらであるか、サブキャリアの変調方式は何か、などについてその状態が保持される。
最適状態保持部163は、通信状態としてこれまで通信状態保持部164に保持されていた通信状態の中で、品質検出部161によって最適であると判断された通信状態を保持する。通信状態切替部162によって通信状態が切り替えられた結果、品質検出部161によって受信品質が向上したと判断されればこの最適状態保持部163の内容は通信状態保持部164の内容によって更新される。一方、品質検出部161によって受信品質が低下したと判断されればこの最適状態保持部163の内容は維持される。最終的に、通信状態保持部164の内容は最適状態保持部163の内容によって更新される。
サブキャリア変調部165は、送信信号におけるサブキャリアの変調を行うものであり、何れの変調方式によるかは、通信状態保持部164に保持された通信状態に従って決定される。
図10は、本発明の実施の形態における通信状態制御のためのパラメータ例を示す図である。例えば、給電方式としては、図10(a)のようにインデックス変数I(1乃至N、IおよびNは1以上の整数)を想定して、このインデックス変数Iの各々に給電回路120における給電方式の種類を割り当てることができる。
ここでは、図2の給電回路121および122として図3の給電回路120を想定し、各々における2つの移相器#1(211)および#2(212)で実現される位相の角度が定義されている。これにより、図2のアンテナ111および112を右旋偏波または左旋偏波の任意の方向で組み合わせることが可能となる。
また、例えば、サブキャリアの変調方式としては、図10(b)のようにインデックス変数J(1乃至M、JおよびMは1以上の整数)を想定して、このインデックス変数Jの各々にサブキャリアの変調方式を割り当てることができる。この変調方式として、ここでは、64QAM(64-position Quadrature Amplitude Modulation:64値直交振幅変調)、16QAM(16値直交振幅変調)、8PSK(Octuple Phase Shift Keying:8位相変調)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying:4位相変調)を適宜切り換えるものとしている。
図11は、本発明の実施の形態における通信状態制御のための他のパラメータ例を示す図である。図10では、インデックス変数Iの割当てについて、図2の給電回路121および122として図3の給電回路120を想定したが、ここでは図7の給電回路120を想定する。
ここでは、一例として、図2の給電回路121および122の各々における3dBハイブリッド230のポート#1および#2に接続するスイッチ240の接続の有無が定義されている。これにより、図2のアンテナ111および112を右旋偏波または左旋偏波の任意の方向で組み合わせることが可能となる。
なお、図8の給電回路120についても同様にインデックス変数Iを割り当てることができることはいうまでもない。
図12は、本発明の実施の形態における通信状態に関する制御手順の一例を示す流れ図である。まず、図10または図11により説明したサブキャリアの変調方式に関するインデックス変数Jおよび給電方式に関するインデックス変数Iに初期値として「1」が設定される(ステップS910、S911)。そして、これらの通信状態(サブキャリアの変調方式および給電方式)が通信状態切替部162によって通信状態保持部164に設定され、その設定の下で通信が行われる。これにより、品質検出部161において受信品質として例えば伝送速度が測定される(ステップS912)。
伝送速度の測定の結果、伝送速度がこれまでの測定結果の中で最大であれば(ステップS913)、通信状態保持部164に保持されている通信状態が最適状態保持部163に保持される(ステップS914)。もっとも、伝送速度の測定が初回であればその値は必ず最大になるので、その初回の通信状態が最適状態保持部163にそのまま保持されることになる。
そして、給電方式に関するインデックス変数Iに「1」が加算され(ステップS915)、その結果インデックス変数Iがその最大値Nを超えていなければ(ステップS916)、その新たなインデックス変数Iに対応する給電方式が通信状態切替部162によって通信状態保持部164に設定され、その設定の下で通信が行われる。これにより、再度、品質検出部161における伝送速度の測定が行われて(ステップS912)、伝送速度の判断処理が繰り返される(ステップS913、S914)。
一方、ステップS916においてインデックス変数Iがその最大値Nを超えていれば、サブキャリアの変調方式に関するインデックス変数Jに「1」が加算される(ステップS917)。その結果インデックス変数Jがその最大値Mを超えていなければ(ステップS918)、再び給電方式に関するインデックス変数Iに初期値として「1」が設定され(ステップS911)、上述の処理が繰り返される。
一方、ステップS918においてインデックス変数Jがその最大値Mを超えている場合には、最適状態保持部163に保持されている通信状態が通信状態保持部164に保持され、その通信状態の設定の下で以降の通信が行われる(ステップS919)。
なお、ここでは所定の周波数帯において通信状態の制御を行う例について説明したが、多周波数帯対応アンテナなどを想定した場合には使用する周波数帯毎にその周波数帯に応じた通信状態の制御が行われる。
このように、本発明の実施の形態によれば、品質検出部161における通信品質の判断結果に応じて、通信状態切替部162が給電回路120における給電方式やサブキャリア変調部165におけるサブキャリア変調方式を切り替えることにより、電波環境に適したMIMO通信を実現することができる。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、以下に示すように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
すなわち、請求項1または請求項2において、送信回路は例えば送信RF回路151および152に対応する。また、アンテナは例えばアンテナ111および112に対応する。また、給電回路は例えば給電回路121および122に対応する。また、通信制御回路は例えば通信制御回路160に対応する。
また、請求項3において、移相器は例えば移相器211および212に対応する。また、分配器は例えば分配器220に対応する。
また、請求項4において、移相器は例えば移相器211または212に対応する。また、分配器は例えば分配器220に対応する。
また、請求項5において、3dBハイブリッドは例えば3dBハイブリッド230に対応する。また、スイッチは例えばスイッチ240に対応する。
また、請求項6において、移相器は例えば移相器251および252に対応する。また、スイッチは例えばスイッチ260に対応する。
また、請求項7において、パッチアンテナは例えばアンテナ310に対応する。
また、請求項8において、モノポールアンテナは例えばモノポールアンテナ321および322に対応する。
また、請求項9において、アンテナは例えばアンテナ111および112に対応する。また、給電回路は例えば給電回路121および122に対応する。また、受信回路は例えば受信RF回路141および142に対応する。また、送信回路は例えば送信RF回路151および152に対応する。また、スイッチは例えばスイッチ131および132に対応する。また、通信制御回路は例えば通信制御回路160に対応する。
また、請求項12において、給電方式の中から一つの給電方式を設定する手順は例えばステップS911に対応する。また、設定された給電方式における通信品質を検出する手順は例えばステップS913に対応する。また、検出された通信品質が最適なものであれば給電方式を最適状態として保持する手順は例えばステップS914に対応する。また、最適状態として保持された給電方式によって通信を行う手順は例えばステップS919に対応する。
なお、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータ(例えば、マイコン、CPU、信号処理LSIなど)に実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。
本発明の活用例として、例えばMIMOによる通信を行う無線通信装置の小型化設計を行う際に本発明を適用することができる。
MIMOによる信号伝搬の基本構成を示す図である。 本発明の実施の形態における無線通信装置100の一構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における給電回路120の一構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における分配器220の一構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるアンテナ310の一構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における給電回路120に接続される他のアンテナの接続例を示す図である。 本発明の実施の形態における給電回路120の他の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における給電回路120のさらに他の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における通信状態制御のための機能構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における通信状態制御のためのパラメータ例を示す図である。 本発明の実施の形態における通信状態制御のための他のパラメータ例を示す図である。 本発明の実施の形態における通信状態に関する制御手順の一例を示す流れ図である。
符号の説明
10 送信端末
11、21 アンテナ
20 受信端末
30 電波伝搬チャネル
100 無線通信装置
111、112 アンテナ
120〜122 給電回路
131、132 スイッチ
141、142 受信RF回路
151、152 送信RF回路
160 通信制御回路
161 品質検出部
162 通信状態切替部
163 最適状態保持部
164 通信状態保持部
165 サブキャリア変調部
169 データインターフェース
211、212 移相器
220 分配器
221、222 インピーダンス変換回路
223 抵抗
230 3dBハイブリッド
240、260 スイッチ
251、252 移相器
310 アンテナ
311 パッチ素子
312 ストリップライン
314 給電端子
321、322 モノポールアンテナ

Claims (12)

  1. MIMOによる送信を行う複数の送信回路と、
    前記複数の送信回路の各々に設けられる複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナにおける給電端子にそれぞれ所定の位相差をもって給電する複数の給電回路と、
    前記複数の給電回路における位相差を制御する通信制御回路と
    を具備することを特徴とする送信装置。
  2. MIMOによる送信を行う複数の送信回路と、
    前記複数の送信回路の各々に設けられてそれぞれが2つの給電端子を有する複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナにおける前記2つの給電端子にそれぞれ所定の位相差をもって給電する複数の給電回路と、
    前記複数の給電回路における位相差を制御する通信制御回路と
    を具備することを特徴とする送信装置。
  3. 前記複数の給電回路のそれぞれは、前記複数のアンテナにおける前記2つの給電端子に接続する2つの移相器と、前記2つの移相器への給電を分配する分配器とを備え、
    前記通信制御回路は前記2つの移相器を独立に制御することにより前記位相差を制御することを特徴とする請求項2記載の送信装置。
  4. 前記複数の給電回路のそれぞれは、前記複数のアンテナにおける前記2つの給電端子の何れか一方に接続する1つの移相器と、前記1つの移相器および前記2つの給電端子の他方への給電を分配する分配器とを備え、
    前記通信制御回路は前記1つの移相器を制御することにより前記位相差を制御することを特徴とする請求項2記載の送信装置。
  5. 前記複数の給電回路のそれぞれは、前記複数のアンテナにおける前記2つの給電端子に接続する3dBハイブリッドと、前記3dBハイブリッドへの給電を切り替えるスイッチとを備え、
    前記通信制御回路は前記スイッチを制御することにより前記位相差を制御することを特徴とする請求項2記載の送信装置。
  6. 前記複数の給電回路のそれぞれは、前記複数のアンテナにおける前記2つの給電端子に接続する2つの移相器と、前記2つの移相器への給電を切り替えるスイッチとを備え、
    前記通信制御回路は前記スイッチを制御することにより前記位相差を制御することを特徴とする請求項2記載の送信装置。
  7. 前記複数のアンテナのそれぞれは、パッチアンテナにより構成されることを特徴とする請求項2記載の送信装置。
  8. 前記複数のアンテナのそれぞれは、2つのモノポールアンテナを互いに垂直に配置したことにより構成されることを特徴とする請求項2記載の送信装置。
  9. N個(Nは2以上の整数)のアンテナと、
    前記アンテナにおける2つの給電端子にそれぞれ所定の位相差をもって給電するN個の給電回路と、
    MIMOによる受信を行うN個の受信回路と、
    MIMOによる送信を行うN個の送信回路と、
    前記給電回路のそれぞれの接続先を前記受信回路または前記送信回路の何れかにそれぞれ切り替えるN個のスイッチと、
    前記給電回路における位相差を制御する通信制御回路と
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  10. 前記通信制御回路は、前記受信回路により受信された信号の品質に応じて前記位相差を制御することを特徴とする請求項9記載の無線通信装置。
  11. 前記通信制御回路は、前記受信回路により受信された信号の品質に応じて前記送信回路によって送信される信号のサブキャリア変調方式を制御することを特徴とする請求項10記載の無線通信装置。
  12. MIMOによる通信を行う無線通信装置における制御方法であって、
    前記無線通信装置におけるアンテナの給電方式に関して、
    前記給電方式の中から一つの給電方式を設定する手順と、
    前記設定された給電方式における通信品質を検出する手順と、
    前記検出された通信品質が最適なものであれば前記給電方式を最適状態として保持する手順とを順次繰り返し、
    前記最適状態として保持された給電方式によって通信を行う手順を具備することを特徴とする制御方法。
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