JP2005301590A - ストレージシステム及びデータ複製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のディスク装置が接続された制御部を複数個有するストレージシステムにおいて、異なった制御部に接続されたディスク装置内のボリュームにレプリケーションを作成する。
【解決手段】 レプリケーション作成の初期コピーを行っている時に、レプリケーション元への更新I/Oを受領した場合、レプリケーション先への更新反映を同一I/Oの延長で実施する。コピー完了後、ペアを分割した場合、各制御部に設けた差分ビットマップへ更新位置を保持し、リシンク時に前記差分ビットマップを片側の制御部へマージしてコピー処理を行う。
【選択図】 図15

Description

本発明は、ストレージシステム及びデータ複製方法に係り、特に、複数のディスク装置が接続された記憶制御装置を複数個備えて構成されたストレージシステム及びレプリケーションを作成するデータ複製方法に関する。
近年、企業が保有するストレージシステムの記憶装置に格納されたデータの複製を、別の記憶装置に作成する処理(以下、バックアップという)に要する時間を短縮したいという要求が高まっている。このような要求があるのは、企業が保有する情報量の増加に伴ってバックアップに係る時間が益々増加する一方で、企業の業務時間の延長により、バックアップの処理に割り当てられる時間が短くなっていることが背景にある。
企業における日常の業務処理を停止することなく、記憶装置に格納されたデータをバックアップすることを可能にする従来技術として、例えば、特許文献1、2に記載されているようなスナップショットの技術が提案されている。スナップショットとは、記憶装置と接続される計算機を介することなく、記憶装置が有する記憶領域の特定の時点におけるコピーを記憶装置に作成する機能である。ユーザは、このようなスナップショットの機能を利用することにより、元の記憶領域を業務で使用し、コピーされた記憶領域に格納されたデータをバックアップに使用することができる。
特開平7−210439号公報 特開2001−318833号公報
ネットワークに接続される記憶装置のスケーラビリティを高めるための技術として、クラスタ構成のストレージシステムが考えられる。クラスタ構成のストレージシステムは、ディスクアレイ装置のような従来の記憶装置システムを1つのクラスタとし、1つのストレージシステムを複数のクラスタから構成したシステムである。
従来、クラスタ構成のストレージシステムにおいて、スナップショットを行っている技術は知られていない。また、クラスタ構成のストレージシステムと前述した従来技術によるスナップショットの技術とを単純に組み合わせた場合、1つのクラスタ内に限って、記憶領域のコピーを実行するものとなる。
前述したように、クラスタ構成のストレージシステムと前述した従来技術によるスナップショットの技術とを組み合わせた場合、異なるクラスタ間で記憶領域のコピーを作成することができないため、1つのクラスタ構成のストレージシステム内で、記憶領域のコピー先として使用することができる記憶領域と使用することができない記憶領域とができてしまい、クラスタ構成のストレージシステムの本来の目的であるスケーラビリティが損なわれるという問題点を生じてしまう。
また、クラスタ構成のストレージシステムにおいて、クラスタ間にまたがった論理ボリューム(以下、ボリュームという)のコピーを作成することを可能にした場合、すなわち、コピー元ボリュームとコピー先ボリュームとが異なるクラスタにある場合、コピー元のボリュームがあるクラスタ(以下、正クラスタという)が、コピー先のボリュームがあるクラスタ(以下、副クラスタという)内の共有メモリを参照することのできない装置構成、または、参照することができてもクラスタ間のアクセス性能が低い装置構成であると、異なるクラスタ間でコピーボリュームを作成する効率が悪くなってしまうという問題点を生じる。このため、このような構成のシステムは、コピー元と同一クラスタ内でコピー先のボリュームを選択するという、使用上の制約が生じるため、従来と装置構成が異なることによるユーザの使い勝手が変更になるという問題点をも生じてしまう。
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、複数のディスク装置が接続された記憶制御装置を複数有するクラスタ構成のストレージシステムにおいて、同一の記憶制御装置に接続されたディスク装置内のボリュームにレプリケーションを作成するだけでなく、異なった記憶制御装置に接続されたディスク装置内のボリュームにレプリケーションを作成する場合も、異なった記憶制御装置であることを意識することなく記憶領域のコピーを作成することができるストレージシステム及びデータの複製方法を提供することにある。
本発明によれば前記目的は、複数のディスク装置が接続された記憶制御装置を複数個備えて構成されるストレージシステム及びそのデータ複製方法において、前記複数の記憶制御装置のそれぞれが、前記ディスク装置内にあるボリュームのデータのレプリケーションを作成するレプリケーション作成部と、レプリケーション元のボリューム及びレプリケーション先のボリュームに関する情報であるペア情報とを備え、前記複数の記憶制御装置のうち、1つの記憶制御装置内のレプリケーション作成部が、他の記憶制御装置に接続されたディスク装置内のボリュームにレプリケーションを作成する場合、レプリケーション元のボリュームのデータをレプリケーション先のボリュームに全てコピーしておき、前記レプリケーション元のボリュームのある記憶制御装置が、前記レプリケーション元のボリュームに対するデータの更新要求を受領したとき、受け取ったデータを前記記憶制御装置のキャッシュメモリに格納し、前記更新要求の処理の延長で、レプリケーション先の記憶制御装置のキャッシュメモリ内にデータを格納し、レプリケーション先へデータの更新を反映させてレプリケーションボリュームを作成することにより達成される。
本発明によれば、ディスク装置が接続された記憶制御部を複数有するクラスタ構成のストレージシステムにおいて、異なった記憶制御部に接続されたディスク装置内のボリュームにレプリケーションを作成する場合も、制御部間での制御情報のアクセスを極力減らすことによって性能を落とさずに、記憶領域のコピーを作成することができる。
以下、本発明によるストレージシステム及びデータ複製方法の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施形態によるストレージシステムを含む計算機システムのハードウェア構成を示すブロック図である。図1において、10はホスト、20A、20Bは記憶制御装置、21A、21BはCPU、22A、22Bはメモリ、23A、23Bはキャッシュ、24はハブ(Hub)、25はスイッチ、31は記憶装置群、40はI/Fアダプタ、70は記憶装置システム、80は管理端末である。
本発明の第1の実施形態によるストレージシステムを含む計算機システムは、記憶装置システム(ストレージシステム)70にI/Fアダプタ40を介してホスト10が接続されて構成されている。記憶装置システム70は、複数の記憶制御装置20A、20Bと、各記憶制御装置20A、20Bに接続されたI/Fアダプタ40と、各記憶制御装置20A、20Bに管理用ネットワークを介して接続された管理端末80とI/Fアダプタ40と接続された記憶装置群31とにより構成される。I/Fアダプタ40は、記憶制御装置20A、20Bとは独立したチャネル接続部分である。また、図示ストレージシステムは、記憶装置システム70とホスト10あるいは記憶装置群31とは、図示しない異なるボードを介して接続されている。記憶装置群31は、磁気ディスク装置等の記憶装置を複数備えて構成される記憶装置の集合である。
記憶制御装置20A、20Bのそれぞれは、CPU21A、21B、メモリ22A、22B、ホスト10からの入出力データを一時的に格納するキャッシュ23A、23Bを有し、CPU21A、21B、メモリ22A、22B、キャッシュ23A、23Bは、多重化されており、スイッチ25により相互に接続されている。また、記憶制御装置20A、20Bは、自記憶制御装置内にあるCPUが自記憶制御装置内のメモリ及びキャッシュにアクセスすることが可能とされている。
前述したように構成される本発明の第1の実施形態において、I/Fアダプタ40は、ホスト10から入出力要求を受け取ると、記憶制御装置20A、20Bに当該要求を送信する。記憶制御装置20A、20B内のCPU21A、21Bは、コマンドを取得して解析し、要求がリードの場合、キャッシュ23A、23B内に対象データがあるか否かの判定を行い、データがあればI/Fアダプタ40内のハブ24を介してホスト10へそのデータを送信し、キャッシュ23にデータがなければキャッシュ23A、23B内に領域を確保し、記憶装置群31からデータを読み出して、確保したキャッシュ23A、23Bの領域にステージングしてからそのデータをホスト10へ送信する。
図2は本発明の第2の実施形態によるストレージシステムを含む計算機システムのハードウェア構成を示すブロック図であり、図の符号は図1の場合と同一である。
図2に示す本発明の第2の実施形態によるストレージシステムを含む計算機システムは、記憶制御装置20A内のスイッチ25Aと記憶制御装置20B内のスイッチ25Bとを相互に接続して、記憶制御装置20Aと、20Bとを相互に接続した構成とした点で図1に示した本発明の第1の実施形態と相違している。このように、第2の実施形態は、記憶制御装置20A、20B間がスイッチ25A、25Bを介して接続されているため、記憶制御装置20A、20B内の各CPUは、他方の記憶制御装置内のメモリへアクセスすることができる。
例えば、記憶制御装置20AのCPU21Aは、記憶制御装置20B内のメモリ21Bにスイッチ25を経由してアクセスすることができる。記憶制御装置20Aのスイッチ25Aと記憶制御装置20Bのスイッチ25Bとの間の接続線64は、パスまたはネットワークであってよい。但し、図2に示す第2の実施形態は、記憶制御装置相互間で相手側の記憶制御装置内のメモリ及びキャッシュをアクセスする場合、同一の記憶制御装置内のメモリ及びキャッシュをアクセスする場合に比較して、接続線64(ハードウェアにより構成されるパスまたはネットワーク)の性能上アクセス速度が遅くなる。
図3は本発明の第3の実施形態によるストレージシステムの構成を示すブロック図である。図3において、25Bは記憶装置I/F、32は記憶装置群、50はプロセッサ、60〜63はネットワーク、510は構成情報テーブルであり、他の符号は図1の場合と同一である。
図3に示す本発明の第3の実施形態によるストレージシステムを含む計算機システムは、第1の記憶装置システム70Aがネットワーク60を介してホスト10に接続され、第1の記憶装置システム70Aと第2の記憶装置システム70Bとがネットワーク61を介して接続されて構成されている。管理端末80は、管理用ネットワーク62、63を介して、第1の記憶装置システム70A内の各部に接続可能とされている。第1、第2の記憶装置システム70A、70Bは、同様に構成されているが、図3には、第1の記憶装置システム70Aだけについてその内部構成を示し、記憶装置システム70Bの内部構成は省略している。なお、ここでは、第2の記憶装置システム70Bが接続されている構成を示しているが、本発明は、第2の記憶装置システム70Bが接続されていない構成であってもよい。
第1、第2の記憶装置システム70A、70Bは、基本的に、図1、図2に示して説明したと同様な機能構成を備える記憶装置システムである。第1の記憶装置システム70Aは、記憶制御装置20A、20Bとは独立したチャネル接続部分であり、LAN(Local Area Network)、公衆回線、専用回線、ESCON(Enterprise Systems Connection)に準拠したプロトコル等を扱う複数のI/Fアダプタ40を備え、複数のI/Fアダプタ40と複数の記憶制御装置20A、20Bとは、ネットワーク63を介して接続されている。また、この第3の実施形態では、構成情報テーブル510を有するプロセッサ50がネットワーク63に接続され、また、記憶装置群31が記憶装置I/F25Aを介して記憶制御装置20Aに接続されている。
前述したように構成される本発明の第3の実施形態において、I/Fアダプタ40は、ホスト10から入出力要求を受け取ると、コマンドを解析してプロトコル変換し、前記コマンドが要求するデータが格納されているLU(Logical Unit)がどの記憶制御装置20A、20Bの配下に管理されているか、あるいは、記憶装置システム70Bに管理されているかを判断し、判断した箇所にその入出力要求を送信する。前述した要求データを格納しているLUがどの装置で管理されているかは、ネットワーク63で接続されたプロセッサ50内のメモリ上に格納された構成情報テーブル510を参照することにより判断する。
管理端末80は、ネットワーク62を介して、第1の記憶装置システム70A内の各部を認識するものであるが、専用線で直接接続するように構成することもできる。
記憶制御装置20Aは、CPU21A、メモリ22A、ホスト10からの入出力データを一時的に格納するキャッシュ23A、ネットワーク63と接続する部分であるハブ24、記憶装置群31との間のデータの送受信を制御する記憶装置I/F25を有し、これらは、内部バスで相互に接続されている。この構成は、記憶制御装置20Bも同様である。
前述までで、本発明の第1〜第3の実施形態によるストレージシステムを備える計算機システムのハードウェア構成の概略を説明したが、次に、各実施形態に共通な各構成要素について説明する。
図4はメモリ22A(メモリ22Bも同様であり、以下、単にメモリ22という)内の構成を示す図である。図4において、200はRAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)制御プログラム、201はレプリケーション作成プログラム、210は管理エージェント、220はペア情報テーブル、230はボリューム情報テーブル、240は差分ビットマップである。
メモリ22内には、図4に示すように、CPU21で実行される種々のプログラムが格納される。具体的には、記憶装置システム70、70A、70Bの動作を制御するためのRAID制御プログラム200及び記憶装置システムの構成を管理するための管理エージェント210である。また、メモリ22には、各種管理情報も格納される。具体的には、データのコピー元とコピー先とに関する情報を記録するペア情報テーブル220、ボリューム情報テーブル230、差分ビットマップ240、記憶装置システム70Bが記憶装置システム70Aに対し自身のLUを記憶装置システム70AのLUとして提供するための図示しない構成情報テーブルである。
RAID制御プログラム200は、記憶装置群31にコマンドを発行するための図示しない機能部を有し、また、RAID制御プログラム200内には、サブプログラムとして、記憶装置システム70内でデータのレプリケーションを作成するためのレプリケーション作成プログラム201が備えられる。なお、データのレプリケーションを実施する際、同期(データのコピーの完了を待って、上位装置に完了を報告する)、非同期(データのコピーの完了を待たずに、上位装置に完了を報告する)といったバリエーションがあるが、本発明の実施形態では、特に、これらを区別しない。管理エージェント210は、管理端末80からの入力を受けて、記憶装置に関する情報(以下、記憶装置情報という)を設定するためと、記憶装置情報を管理端末80へ出力するためのプログラムである。
図5は管理端末80の構成を示すブロック図であり、次に、これについて説明する。管理端末80は、図5に示すように、CPU81、主記憶82、入力部(キーボード装置等)83、出力部(ディスプレイ装置等)84、外部装置と接続するための管理I/F85及び記憶部86を備えて構成され、これらは、内部バスで相互に接続されている。
ホスト10は、例えば、パソコンやワークステーション、汎用コンピュータ等であり、外部に接続するためのFCインタフェースであるHBA(Host Bus Adaptor)を備える。HBAにはWWNが付与されている。
図6はペア情報テーブル220の構成例を示す図である。このペア情報テーブル220は、記憶装置システム70(70A、70Bも同様であり、以下では、必要のない場合、単に70とする)内の、コピーされたデータを保持するボリュームの対(以下、ペアという)を管理するための情報であり、ペア番号221、正ボリューム情報222、副ボリューム情報224、ペア状態226により構成され、図6(a)に示すような同一制御記憶制御装置内のレプリケーション作成時の情報テーブルである同一記憶制御装置内のペア情報テーブル220Aと、図6(b)に示すような異なる記憶制御装置内のレプリケーション作成時の情報テーブルである異記憶制御装置ペア情報テーブル220Bとがある。
テーブル220A、220Bにおいて、ペア番号221は、正及び副のボリュームのペアに対して任意に割り当てられた識別子を示す。正ボリューム情報222は、テーブル220Aの場合、識別子が与えられたペアのうち、正ボリュームに割り振られたボリューム番号を示し、テーブル220Bの場合、識別子が与えられたペアのうち、正ボリュームに割り振られた記憶制御装置番号227とボリューム番号223とを示す。また、副ボリューム情報224は、テーブル220Aの場合、識別子が与えられたペアのうち、副ボリュームに割り振られたボリューム番号を示し、テーブル220Bの場合、識別子が与えられたペアのうち、副ボリュームに割り振られた記憶制御装置番号228とボリューム番号225とを示す。ペア状態226は、ペアの現在の状態を示す。例えば、ペアのそれぞれのボリュームに格納されているデータの同期が取られ、それぞれに格納されたデータの内容が一致している状態(以下、Pair状態という)、ペア間でデータの同期が取られていない状態(以下、Split状態という)等がある。
記憶装置システム70は、例えば、Pair状態にあったペアを、任意の時間においてSplit状態に変更することができる。このとき、副ボリュームには、任意の時間におけるペアが有するデータが保存される(このような処理を「スナップショットを取る」という)。その後、ホスト10が副ボリュームからデータを読み出して他の記憶装置、例えば、テープ装置等に書き込むことにより、スナップショットを取った時間におけるペアに格納されたデータのバックアップをとることができる。なお、スナップショットを取った後の副ボリュームそのものをデータのバックアップとして保存しておいてもよい。
記憶制御装置20Aにコピー元とコピー先とがあるペアの情報は、記憶制御装置20A内のメモリ22Aに格納され、記憶制御装置20Bにコピー元とコピー先とがあるペアの情報は、記憶制御装置20B内のメモリ22Bに格納される。記憶制御装置20A及び20Bにコピー元とコピー先と異なる記憶制御装置相互間のペアの情報は、記憶制御装置20A及び20Bのメモリ22A、20B内のペア情報テーブル220Bに格納される。
例えば、同一記憶制御装置内のペア情報テーブル220Aが記憶制御装置1番にある場合、ペア番号0は、記憶制御装置1番の中のボリューム100番と10番とのペアであることがわかる。また、ペア番号1は、記憶制御装置1番のボリューム110番と記憶制御装置2番のボリューム120番とのペアであることが判る。
図7はボリューム情報テーブル230の構成例を示す図である。このボリューム情報テーブル230は、記憶制御装置20A配下のボリュームを管理する情報を登録し、記憶制御装置20A内のメモリに格納され、ボリューム番号231、ボリュームの正副を示す正/副232、相手ボリューム番号236、ボリューム使用中か否かを示すボリューム使用中235により構成される。
ボリューム番号231は、ボリュームに対して割り当てられた識別子である。図7に示す例は、自記憶制御装置のボリューム番号0に対してペアを3個組んだ例である。図7に示す例では、第1のペアは、相手ボリュームである副ボリュームが記憶制御装置1番のボリューム20番であり、第2のペアは、副ボリュームが同一記憶制御装置内(“−”により示す)のボリューム158番であることが示されている。また。第3のペアは、副ボリュームが記憶制御装置1番のボリューム426番であることが示されている。さらに、自記憶制御装置のボリューム1番は、ペアの副ボリュームとして使用されており、正ボリュームは、記憶制御装置3番のボリューム3783番であることが示されている。
相手ボリューム情報236の記憶制御装置番号233、ボリューム番号234は、ペアを組んでいる場合の相手のボリューム情報である。同一記憶制御装置内のペアの場合、副ボリューム番号だけがボリューム番号234に登録される。異なる記憶制御装置間のペアの場合、副ボリュームの記憶制御装置番号が記憶制御装置番号233に、ボリューム番号がボリューム番号234に登録される。ボリューム使用中235は、そのボリュームが使用中であるか空いているかを示す情報である。
図8は差分ビットマップ240の例について説明する図である。差分ビットマップは、1ビットを予め定めたサイズのデータに対応させ、ペアの一方の予め定めたサイズのデータ内の1ビットでも更新があった場合に値を“1”として、これにより、ペア相互間のコピーが終了しているか否かを予め定めたデータサイズ毎に示すものである。
すなわち、差分ビットマップは、ビットに対して予め決めたデータサイズのデータを対応させて、その値“0”は、コピーが終了した箇所、値“1”はコピーが終了していない箇所を表している。例えば、1ビットに対し64KBのデータを対応させた場合、64KBのデータ中の1Bでも更新があった場合、ビットを“1”にして、内容がコピー先にも反映されるようにする。本発明の第1〜第3の実施形態の場合、図8(a)に示すように、差分ビットマップをP1の1つだけ用意すればよく、後述する本発明の第4の実施形態の場合、図8(b)に示すように、1つのペアに対して同じサイズのビットマップをP1、P2の2つ用意する。
図9は本発明の第1〜第3の実施形態における差分ビットマップの設置例を示す図である。
同一の記憶制御装置内にレプリケーションが作成される場合、図9(a)に示すように、そのペアは、例えば、記憶制御装置20Aに接続される記憶装置群31内に作成され、差分ビットマップ240は、記憶制御装置20Aのメモリ22AにP1として作成される。また、異なる記憶制御装置内にレプリケーションが作成される場合、図9(b)に示すように、そのペアは、例えば、記憶制御装置20Aに接続される記憶装置群31と記憶制御装置20Bに接続される記憶装置群31とのそれぞれの内部に作成され、差分ビットマップ240は、記憶制御装置20Aのメモリ22AにP1として、記憶制御装置20Bのメモリ22BにS1として作成される。そして、差分ビットマップP1、S1は、両者が一致するように制御される。
次に、本発明の第1〜第3の実施形態によるストレージシステムにおいて、記憶制御装置20Aにあるボリュームのコピーボリュームを記憶制御装置20Aまたは20Bに作る場合の動作について説明する。
図10は本発明の第1〜第3の実施形態によるストレージシステムでレプリケーションを作成する際の処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。コピーボリュームの作成処理は、レプリケーション作成プログラム201が実施する。レプリケーション作成プログラム201は、レプリケーションペアの正副ボリュームが同じ記憶制御装置内か、異なる記憶制御装置間かをチェックし、同一の記憶制御装置内のペア、異なる記憶制御装置間ペアのそれぞれについての処理を行う。
(1)まず、空きボリュームの中からコピー先となる副ボリュームを選択し、正副ボリュームをペアとして、ペアを構成する正ボリューム及び副ボリュームの情報をペア情報テーブル220に登録する。この場合、同一記憶装置内のペアか否かによりテーブル220Aまたはテーブル220Bに登録する(ステップ5010)。
(2)ペアが同一記憶制御装置20内にあるか否かを判定し(ステップ5020)、同一記憶制御装置20内にある場合、同一記憶制御装置内のレプリケーション作成処理を行い(ステップ5030)、異なる記憶制御装置20間である場合、異記憶制御装置間のレプリケーション作成処理を行う(ステップ5040)。
図11は前述したステップ5030の処理での同一記憶制御装置内のレプリケーション作成の処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)正ボリュームの内容を副ボリュームに全コピーする初期コピー処理を開始する。そして、まず、差分ビットマップP1を図9(a)に示すように作成し、初期コピーであるので、差分ビットマップ240のP1の全差分ビットを“1”にする(ステップ6010)。
(2)差分ビットマップ上の最初の差分ビットの値が“1”であるか否かを検出し(ステップ6020)、“1”を検出したら、そのビットに対応する箇所のデータがキャッシュにあるか否か、すなわち、キャッシュヒットか否かの判定を行う(ステップ6030)。
(3)ステップ6030の判定で、データがキャッシュになかった場合、キャッシュに領域を確保して(ステップ6035)、正ボリュームから対応するデータを読み出して確保したキャッシュの領域にリードする。これをステージングという(ステップ6040)。
(4)ステップ6030の判定で、データがキャッシュにあった場合、あるいは、ステップ6040の処理でステージングを行った場合、そのデータについてキャッシュ内で副ボリュームのデータ用にコピーを作成する。このコピー動作時、データが正しいか否かを判定するための冗長情報も副ボリューム用に新規に作成しデータへ付随させる(ステップ6050)。
(5)キャッシュに副ボリュームのデータ用のコピーを作成した後、差分ビットマップの対応する差分ビットを“0”にする(ステップ6060)。
(6)ステップ6020で、差分ビットの値が“1”でなかった場合、すなわち、差分ビットの値が“0”であった場合、あるいは、ステップ6060の処理後、次の差分ビットがあるか否かを判定し、次の差分ビットがあれば、ステップ6020からの処理に戻って処理を繰り返し、次の差分ビットが無くなった場合、ここでの処理を終了する(ステップ6070)。
(7)一方、前述した処理動作とは非同期で、ステップ6050の処理でキャッシュ上にコピーした副ボリューム用データを副ボリュームに格納する(ステップ6080)。
前述した処理動作において、正ボリュームからデータをキャッシュにリードする際に、副ボリューム用の冗長情報を作成し直接副ボリューム用のデータとしてキャッシュに格納するようにしてもよい。
図12は前述したステップ5040の処理での異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)正ボリュームの内容を副ボリュームに全コピーする初期コピー処理を開始する。そして、異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成であるので、まず、差分ビットマップを図9(b)に示すように、記憶制御装置22A、22Bのメモリ内にP1、S1として作成し、また、初期コピーであるので、差分ビットマップ240のP1、S1の全ビットを“1”にする(ステップ8010)。
(2)正ボリューム側の差分ビットマップ上の最初の差分ビットの値が“1”であるか否かを検出し(ステップ8020)、値“1”を検出したら、そのビットに対応する箇所のデータがキャッシュにあるか否か、すなわち、キャッシュヒットか否かの判定を行う(ステップ8030)。
(3)ステップ8030の判定で、データがキャッシュになかった場合、キャッシュに領域を確保して(ステップ8035)、正ボリュームから対応するデータを読み出して確保したキャッシュの領域にリードする。これをステージングという(ステップ8040)。
(4)ステップ8030の判定で、データがキャッシュにあった、すなわち、キャッシュヒットであった場合、または、ステップ8040の処理の後、正ボリュームのある記憶制御装置20Aは、副ボリュームを作成する記憶制御装置20Bにライト要求を発行し(ステップ8050)、このライト要求を受け取った副側の記憶制御装置20Bは、ライトデータ格納用にキャッシュを確保して(ステップ8060)、キャッシュが確保できたことを正側の記憶制御装置20Aへ報告する(ステップ8070)。
(6)正側の記憶制御装置20Aは、ステップ8070でキャッシュが確保できたことの報告を受けた後、ライトデータを副側の記憶制御装置20Bに転送し(ステップ8080)、副側の記憶制御装置20Bから転送完了の報告を受け取る(ステップ8090)。
(7)正側の記憶制御装置20Aは、自装置の差分ビットマップ240のP1の対応ビットの値を“0”にする(ステップ8100)。
(8)ステップ8020で、差分ビットの値が“1”でなかった場合、すなわち、差分ビットの値が“0”であった場合、あるいは、ステップ8100の処理後、次の差分ビットがあるか否かを判定し(ステップ8110)、次の差分ビットがあれば、ステップ8020からの処理に戻って処理を繰り返し、次の差分ビットが無くなった場合、ここでの処理を終了する。
(9)一方、前述した処理動作とは非同期で、副側の記憶制御装置20Bは、キャッシュに格納した副ボリューム用データを副ボリュームに格納する(ステップ8120)。
前述した図11及び図12のフローを実行することにより初期コピー処理が終了したら、差分ビットマップは、全ての差分ビットの値が“0”となる。
前述した図11及び図12のフローによる初期コピーの処理中に通常のリード/ライト要求がくる可能性がある。次に、初期コピーの処理中にライト要求がきた場合の処理について説明する。
図13は図11により説明した同一の記憶制御装置内レプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合の動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)ホスト10からのライト要求を記憶制御装置20Aが受け取ると(ステップ9010)、記憶制御装置20Aは、差分ビットマップ240P1のライト対象データに対応する箇所の差分ビットを“1”にする(ステップ9020)。
(2)記憶制御装置20Aは、ライトデータ格納用のキャッシュメモリ領域を確保し(ステップ9030)、ホスト10から転送されるライトデータを受領してキャッシュに格納する(ステップ9040)。
(3)記憶制御装置20Aは、ホスト10へライト完了報告を返し(ステップ9050)、ホスト10からのライト要求とは非同期にキャッシュ内のライトデータを正ボリュームへ格納する(ステップ9060)。
(4)一方、副ボリュームへ前記ライトデータの内容を反映する処理は、差分ビットマップを順次見て、差分ビットの“1”を検出し(ステップ9070)、“1”が検出されなかった場合、すなわち、差分ビットマップの全ての差分ビットが“0”であった場合、何もせずにここでの処理を終了する。
(5)ステップ9070で、差分ビットに“1”が検出された場合に、図11に示すフローにより説明したステップ6030〜6060、6080と同様の処理を行って副ボリュームに非同期にデータをライトし(ステップ9090)、次の差分ビット、すなわち、次のデータがあるか否かを判定し(ステップ9110)、あれば、ステップ9070からの処理に戻って処理を繰り返し、なければ、ここでの処理を終了する。
本発明の第1〜第3の実施形態によるストレージシステムは、記憶制御装置間にまたがったペアの場合、初期コピー中のリード/ライトの要求に対しては、差分ビットマップを使用しない方法で行う。そして、異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成のための初期コピー時には、差分ビットマップ240P1の全差分ビットに“1”を登録して前述したと同様な処理を実行する。この処理の途中でライト要求が発生した場合、記憶制御装置20Aは、自装置のキャッシュにデータを格納した後、記憶制御装置20Bへのデータ転送を同じライト要求の延長で実施する。
図14は図12により説明した異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合の動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)記憶制御装置20Aは、ホスト10からのライト要求を受け取ると(ステップ12010)、ライトデータ格納用のキャッシュのメモリ領域を確保し(ステップ12020)、ホスト10からのライトデータを受領して確保したキャッシュの領域に格納する(ステップ12030)。
(2)差分ビットマップのライトデータに対応する差分ビットが“0”(コピー済み)か否かを検出し(ステップ12035)、差分ビットが“0”の場合、記憶制御装置20Aは、図12により説明したステップ8050〜8090での処理と同様に、副ボリュームのある記憶制御装置20Bへライト要求を発行し、データを転送する(ステップ12040〜12080)。
(3)ステップ12035の検出で、差分ビットが“0”でなかった、すなわち、“1”であった場合、対応するデータが初期コピーが終了していないデータであるため、ライトデータを記憶制御装置20Aのキャッシュ内に格納しておき、初期コピー処理時に副側の記憶制御装置20Bへコピーする。その後、記憶制御装置20Aは、ホスト10へ完了報告を行い、ここでの処理を終了する(ステップ12090)。
(4)正側の記憶制御装置20Aのキャッシュに格納されたデータは、ステップ6080と同様な処理により正ボリュームへ非同期にライト(デステージ)され(ステップ12100)、副側の記憶制御装置20Bのキャッシュに格納されたデータは、ステップ8120と同様な処理により副ボリュームへ非同期にライト(デステージ)される(ステップ12110)。
図15は図14により説明した異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合のデータ転送経路を示す図である。なお、図15には差分ビットマップの配置も示している。
図14による説明から判るように、また、図15に示すデータ転送経路からも判るように、異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合には、ライト要求を受領したときに副ボリュームへの更新の反映を同じI/O処理の延長で実施するすることができる。この場合における副ボリュームへの更新のためのライト要求は、CPU21AからCPU21Bにデータ伝送経路と同一の経路で送られることになる。
異なる記憶制御装置間でペアが組まれていて、初期コピーが終了して正副のボリューム内容の同期がとれている状態からペア状態がSplit状態になった場合に、ホスト10からのライト要求があった場合、記憶制御装置20Aは、差分ビットマップP1の差分ビットを更新し、記憶制御装置20Bは、差分ビットマップS1の差分ビットを更新する。本発明の実施形態は、差分ビットマップを正副1枚ずつ持ち、Split状態のとき、各記憶制御装置内の差分ビットマップを更新することによりレプリケーション処理を実現することができる。同一記憶制御装置内のペアにライト要求があった場合には、差分ビットマップP1に更新位置を格納すればよい。
図16は本発明の第1〜第3の実施形態によるストレージシステムでの異なる記憶制御装置間のペアのリシンクの処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。リシンク処理(Resync)は、正ボリュームの内容に副ボリュームを再同期する処理、すなわち、その時点の正ボリュームの内容を副ボリュームにコピーする処理である。
(1)記憶制御装置20Aは、ホスト10からリシンク要求を受け取ると(ステップ20010)、記憶制御装置20Bへ差分ビットマップのリード要求を発行する(ステップ20020)。
(2)記憶制御装置20Aは、受け取る差分ビットマップ分のキャッシュメモリを確保し(ステップ20030)、記憶制御装置20Bは、差分ビットマップS1を記憶制御装置20Aへ転送する(ステップ20040)。
(3)記憶制御装置20Aは、2つの差分ビットマップP1、S1をマージして記憶制御装置20A側に新規差分ビットマップを作成する。すなわち、記憶制御装置20Aは、差分ビットマップP1とS1との同一位置にあるどちらか一方の差分ビットに“1”が立っているビットは“1”、両方“0”の場合は、“0”として、新しいビットマップをP1上に作成する(ステップ20050)。
(4)新しいビットマップの作成が終了した後、記憶制御装置20Aは、差分ビットマップP1を先頭から参照し、ビットに“1”が立っていればコピー処理を行い、ビットが“0”の場合はコピー処理を行わず次のビットを参照しにいくことによりコピー処理を実行する(ステップ20060)。
コピー処理は、前述で説明した初期コピーと同様の処理により行われる。前述したステップ20050の処理でマージしたビットマップは、記憶制御装置20A以外においてもよい。また、マージ処理を実行するのは、記憶制御装置20A以外の装置であってもよい。
前述したようなリシンクの方法によれば、差分ビットマップの容量を増加することなく、リシンクの処理を実現することができる。また、この方法によれば、記憶制御装置20Aと20Bとのリンクの管理も簡略化することができる。
前述までで、本発明の第1〜第3の実施形態によるストレージシステムの構成と動作とについて説明したが、次に、本発明の第4の実施形態によるストレージシステムについて説明する。本発明の第4の実施形態は、そのハードウェア的な構成は、前述で説明した本発明の第1〜第3の実施形態の場合と同一であってよく、差分ビットマップを正ボリュームのある記憶制御装置20Aと副ボリュームのある記憶制御装置20Bとの両方に2面ずつ設置するようにした点で本発明の第1〜第3の実施形態と相違する。
図17は本発明の第4の実施形態における差分ビットマップの設置例を示す図である。
同一の記憶制御装置内にレプリケーションが作成される場合、図17(a)に示すように、その正副のペアは、例えば、記憶制御装置20Aに接続される記憶装置群31内に作成され、差分ビットマップ240は、記憶制御装置20Aのメモリ22AにP1、P2として予め2面作成される。また、異なる記憶制御装置内にレプリケーションが作成される場合、図17(b)に示すように、その正副のペアは、例えば、記憶制御装置20Aに接続される記憶装置群31と記憶制御装置20Bに接続される記憶装置群31とのそれぞれの内部に作成され、差分ビットマップ240は、記憶制御装置20Aのメモリ22AにP1、P2として2面作成され、記憶制御装置20Bのメモリ22BにS1、S2として2面作成される。そして、差分ビットマップP1、S1は、初期コピー時に作成され、差分ビットマップP2、S2は、ペアがSplitされた後の処理で使用される。
本発明の第4の実施形態において、初期コピーは、図11及び図12に示して説明したフローチャートでの処理と同様な処理を行えばよく、また、コピー処理中のライト要求に対する処理は、同一記憶制御装置内ペアの場合、図13に示して説明したフローチャートでの処理と同様な処理を行えばよい。
図18は異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合の本発明の第4の実施形態での動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)記憶制御装置20Aは、ホスト10からのライト要求を受け取った後(ステップ22010)、ライトデータ格納用にキャッシュ内のメモリ領域を確保し(ステップ22020)、ホスト10から転送されてくるライトデータを受領して確保したキャッシュ内のメモリ領域に格納する(ステップ22030)。
(2)差分ビットマップP1のライトデータに対応する差分ビットを“1”にする。差分ビットの値がすでに“1”の場合、この差分ビットに対応する記憶領域にはまだ初期コピーが終了していないので、ライトデータを記憶制御装置20A内のキャッシュメモリに格納しておき、初期コピー処理時にライトデータを副側へコピーする。ビットが“0”の場合、差分ビットP1を繰り返し検索することにより、ビット“1”を検出しコピー処理が実行されたときに副側へコピーされる(ステップ22040)。
(3)その後、記憶制御装置20Aは、ホスト10へ完了報告を行い、一旦、ここでの処理を終了する(ステップ22050)。
(4)各キャッシュに格納したデータは、前述した処理とは非同期に正ボリュームにライト(デステージ)され(ステップ22060)、副ボリュームにライト(デステージ)される(ステップ22070)。
通常Splitは、初期コピーが終了し正ボリューム及び副ボリュームの内容の同期がとれた時点で実行する。これに対し、初期コピー中にSpilt要求を受け取った場合でも、ホスト10へは即時にSplit完了報告を行って、バックグラウンドで残りのコピーを実行する『高速Split』と呼ばれる技術がある。
図19は本発明の第4の実施形態における高速Split処理の動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)ホスト10が『高速Split』を発行し(ステップ14010)、これを記憶制御装置20Aが受け取ると、記憶制御装置20Aは、ホスト10からのライト要求箇所を格納するための差分ビットマップ240をP1からP2に切り替える。すなわち、ビットマップP1、P2のどちらを使用するかを示す1ビットの情報を有していて、ビットマップP1、P2を交代して使用するように切り替える(ステップ14020)。
(2)記憶制御装置20Aは、ペアが異なる記憶制御装置間のペアであるか否かを判定し(ステップ14030)、ペアが異なる記憶制御装置間のペアであった場合、差分ビットマップP2を記憶制御装置20Bへ転送し(ステップ14040)、記憶制御装置20Bは、受け取った差分ビットマップP2を差分ビットマップS2に格納する(ステップ14050)。
(3)ステップ14050の処理の後、または、ステップ14030の判定で、ペアが異なる記憶制御装置間のペアでなかった場合、記憶制御装置20Aは、ペア情報テーブルのペア状態を変更する。これにより、正ボリューム及び副ボリュームは、リード/ライト要求を受け付けることが可能となる。記憶制御装置20は、ビットマップP2に従って、バックグラウンドで副ボリュームへ未反映のデータをコピーする処理を実行する(ステップ14060)。
(4)副ボリュームへ反映する処理のため、差分ビットマップの差分ビットを順次見てビット“1”が検出されたか否かを判定し(ステップ14070)、差分ビットマップの差分ビットに“1”が検出された場合、同一記憶制御装置内のペアであるか否かを判定する(ステップ14080)。
(5)ステップ14080の判定で、同一記憶制御装置内のペアであった場合、図11に示すフローにより説明したステップ6030〜6060、6080と同様の処理を行う(ステップ14090)。
(6)ステップ14080の判定で、異なる記憶制御装置間のペアであった場合、図12に示すフローにより説明したステップ8030〜8100(8100の差分はP2)及びステップ8120と同様の処理を実行する(ステップ14100)。
(7)ステップ14100の処理の中で、ステップ8090の完了報告後、差分ビットマップS2の対応するビットも“0”にする(ステップ14110)。
(8)前述までの処理の終了後、差分ビットマップの次の差分ビットを検索するか否かを判定し(ステップ14120)、次の差分ビットを検索する場合、ステップ14070からの処理に戻って処理を繰り返し、そうでなければ、ここでの処理を終了する。
前述した処理動作において、ステップ14070以降の処理は、バックグランドで残りのコピーを行う処理(正、副ボリュームの内容を同一にするために、Split状態になる前に実行されていたコピー処理)である。
また、前述した処理において、差分ビットマップP2とS2とは、常に内容に整合性が取れるようにされる。
図20は本発明の第4の実施形態で、高速Split状態になったときに正ボリュームへのライト処理を行う場合の動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)記憶制御装置20Aは、ホスト10からの正ボリュームへのライト要求を受領すると(ステップ15010)、差分ビットマップP1のライト対象データに対応する箇所の差分ビットを“1”に設定する(ステップ15020)。
(2)次に、記憶制御装置20Aは、差分ビットマップP2のライト対象データに対応する箇所(すなわち、ライトデータによって更新される旧データに対応する箇所)の差分ビットを見てその値が“1”であるかを確認する(ステップ15030)。値“1”を検出した場合、その差分ビットに対応するデータがまだ副ボリュームへコピーし終わっていないことを示しているので、記憶制御装置20Aは、ライトする旧データがキャッシュにあるか否かを判定する(ステップ15040)。
(3)ステップ15040の判定で、旧データがキャッシュになかった場合、記憶制御装置20Aは、キャッシュに記憶領域を確保して(ステップ15050)、ライトする旧データを正ボリュームからリードしてステージングする(ステップ15060)。
(4)ステップ15040の判定で、旧データがキャッシュにあった(キャッシュヒット)場合、または、ステップ15060の処理で旧データをキャッシュにステージングした後、記憶制御装置20Aは、副ボリュームのある記憶制御装置20Bに対し、ライト対象の旧データのライト要求を発行する(ステップ15070)。
(5)記憶制御装置20Bは、記憶制御装置20Aからのライト要求を受け取ると、キャッシュ領域を確保し(ステップ15080)、記憶制御装置20Aは、記憶制御装置20Bからキャッシュ領域確保の完了報告を受領する(ステップ15090)。
(6)記憶制御装置20Aは、ライトする旧データを記憶制御装置20Bへ転送する(ステップ15100)。一方、記憶制御装置20Bは、転送されてきたデータをキャッシュに格納すると共に、差分ビットマップS2のライト対象の旧データに対応する差分ビットを“0”に設定する(ステップ15110)。
(7)記憶制御装置20Aは、記憶制御装置20Bからライト対象の旧データのライト完了報告を受領し(ステップ15120)、差分ビットマップP2のライト対象の旧データに対応する差分ビットを“0”に設定する(ステップ15130)。
(8)ステップ15130の処理後、または、ステップ15030ので、差分ビット“1”が検出されず“0”を検出した場合、記憶制御装置20Aは、ホスト10から転送されてくるライトデータを受領し(ステップ15140)、ホスト10へライト完了報告を返してここでの処理を終了する(ステップ15150)。
(9)記憶制御装置20Bは、ステップ15100の処理で記憶制御装置20Aからデータをキャッシュに格納した後、記憶制御装置20Aからのコピー処理とは非同期に副ボリュームへデータを格納する(ステップ15160)。
(10)また、記憶制御装置20Aは、ステップ15140の処理でホスト10がのデータを受領後、ホストからのライト要求とは非同期に正ボリュームへデータを格納する(ステップ15170)。
図21は本発明の第4の実施形態で、高速Split状態になったときに副ボリュームへのライト処理を行う場合の動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)記憶制御装置20Bは、ホスト10から副ボリュームへのライト要求を受領すると(ステップ16010)、差分ビットマップS1のライト対象データに対応する箇所の差分ビットを“1”に設定する(ステップ16020)。
(2)記憶制御装置20Bは、差分ビットマップS2のライト対象データに対応する箇所(すなわち、ライトデータによって更新される旧データに対応する箇所)の差分ビットが“1”であるかを検出し(ステップ16030)、差分ビットが“1”であることを検出できなければ、キャッシュ領域を確保し(ステップ16035)、後述するステップ16160へ進む。
(3)ステップ16030の検出で、差分ビットに“1”が立っていた場合、そのビットに対応するデータがまだ性ボリュームから副ボリュームへコピーし終わっていないことを示しているので、記憶制御装置20Bは、ライト対象データが差分ビットに対応するデータ全範囲と一致しないか否かを判定する(ステップ16040)。
(4)ステップ16040の判定で、ライト対象データが差分ビットに対応するデータ全範囲と一致していた場合、正ボリュームからコピーしても全データが書き変わり意味がないため、コピーを省略してもよい。記憶制御装置20Bは、キャッシュ領域を確保し(ステップ16080)、ホストからのデータを受領する(ステップ16190)。
(5)次に、記憶制御装置20Bは、差分ビットマップP2のライト対象の旧データに対応する差分ビットを“0”にし(ステップ16200)、差分ビットマップS2のライト対象の旧データに対応する差分ビットを“0”にして、後述するステップ16170に進む(ステップ16210)。
(6)ステップ16040でライト範囲が全一致しない場合、記憶制御装置20Bは、記憶制御装置20Aへ被ライト要求を発行する。被ライト要求を発行とは、記憶制御装置20Aが記憶制御装置20Bにライト要求を出してもらうことである(ステップ16045)。
(7)記憶制御装置20Aは、キャッシュにライト対象の旧データがヒットするか否か判定し(ステップ16050)、ヒットしなければ、キャッシュを確保し(ステップ16060)、旧データをステージングする(ステップ16070)。
(8)ステップ16050の判定で、記憶制御装置20Aのキャッシュにライト対象の旧データがヒットした場合、または、ステップ1670の処理で旧データをステージングした後、記憶制御装置20Aは、記憶制御装置20Bへ旧データのライト要求を発行する(ステップ16080)。
(9)記憶制御装置20Bは、キャッシュ領域を確保し(ステップ16090)、確保できたら記憶制御装置20Aへキャッシュ確保完了を報告する(ステップ16100)。
(10)記憶制御装置20Aは、記憶制御装置20Bへ旧データを転送し(ステップ16110)、記憶制御装置20Bは、差分ビットマップS2の対応するビットを“0”にし(ステップ16120)、記憶制御装置20Aに対して完了報告を行う(ステップ16130)。
(11)記憶制御装置20Aは、旧データを転送したので、差分ビットマップP2を“0”にし(ステップ16140)、記憶制御装置20Bに被ライト要求完了を報告する(ステップ16150)。
(12)記憶制御装置20Bは、ホスト10からライトデータを受領し(ステップ16160)、データの受領後、ホスト10に完了報告を送信して、ここでの処理を一旦終了する(ステップ16170)。
(13)記憶制御装置20Bは、ステップ16160の処理で、ホスト10からライトデータを受領した後、非同期に副ボリュームへデータを格納する(ステップ16220)。
前述では、副ボリュームへのライト要求の場合の処理を説明したが、副ボリュームへのリード要求の場合、記憶制御装置20Bは、前述と同様に記憶制御装置20Aから旧データを受領してホスト10へ転送する。
前述で説明した高速Split状態になったときにホスト10から正ボリュームが副ボリュームへ未反映箇所へのライト要求を受け取ったときの処理を『先行コピー処理』と呼び、ホスト10から副ボリュームが正ボリュームからの未コピー箇所へのリード/ライト要求を受け取ったときの処理を『先取りコピー処理』と呼ぶ。
本発明の第4の実施形態は、図21に示すフローにより説明したように、先取りコピー処理を副ボリュームから正ボリュームに対して被ライト要求という形態で実現することにより、先取りコピー処理と先行コピー処理との間の相手方記憶制御装置内のキャッシュメモリ領域確保に伴うデッドロックを回避することができる。すなわち、高速Split、先行コピー、先取りコピー間を、コピー対象データのロックを確保した処理により実行することができ、排他制御を行うことが可能となる。
高速Splitした後は、差分ビットマップをP1からP2へ切り替えて、ビットマップP2を使用してバックグランドでコピーを続けるが、データの更新ではビットマップP2を使用せず、ビットマップP2のビットをONさせないようにする。また、差分ビットマップP1のビットをOFFにする契機を、バックグランドでのコピー、先行コピー、先取りコピーが、コピー対象データを正ボリュームから副ボリュームへコピー終了後とする。これにより、差分ビットマップP1のビットが不当にOFFされるケースを排除することができる。また、差分ビットマップS2は、Split前に全ビット“1”(ON)とし、『差分ビットマップS2のビットはOFFであるが差分ビットマップP2のビットはONである』というケースを排除することができる。差分ビットマップP2を差分ビットマップS2に未コピーの領域については、差分ビットマップS2の参照により先取りコピー要と判断し「被ライト要求」を実行するが、差分ビットマップP2を参照すると実際はコピー不要というケースが発生する。この場合、差分ビットマップS2のビットをOFFとし、副ボリュームの要求を実行してよい。
さらに、記憶制御装置20Bからのキャッシュ確保の応答時間により、記憶制御装置20Aは、送信する頻度を決定して行う。記憶制御装置20Aから記憶制御装置20Bまで一連の処理になるため、そもそもの処理の流量を制限する必要があるためである。
なお、本発明の第4の実施形態でのリシンク処理は、本発明の第1〜第3の実施形態でのリシンク処理と同様に実施することができる。
図22は本発明の第4の実施形態により異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合のデータ転送経路を示す図である。なお、図22には差分ビットマップの配置も示している。
図22に示すデータ転送経路から判るように、異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合には、前述で説明した本発明の第1〜第3の実施形態の場合と同様に、ライト要求を受領したときに副ボリュームへの更新の反映を同じI/O処理の延長で実施するすることができる。この場合における副ボリュームへの更新のためのライト要求は、CPU21AからCPU21Bにデータ伝送経路と同一の経路で送られることになり、また、差分ビットマップのマージの際の差分ビットマップも、データ伝送経路と同一の経路で送られる。
図23は図2に示した本発明の第2の実施形態で、異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合のデータ転送経路を示す図、図24は図3に示した本発明の第3の実施形態で、異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合のデータ転送経路を示す図である。
図23、図24に示すデータ転送経路は、ハードウェアも構成の相違により図15に示す場合と相違するが、それ以外は、図15のの場合と同様であり、副ボリュームへの更新のためのライト要求は、CPU21AからCPU21Bにデータ伝送経路と同一の経路で送られることになる。また、図2、図3に示した本発明の実施形態に前述で説明した本発明の第4の実施形態が適用された場合、図22により説明したと同様に、副ボリュームへの更新のためのライト要求は、CPU21AからCPU21Bにデータ伝送経路と同一の経路で送られることになり、また、差分ビットマップのマージの際の差分ビットマップも、データ伝送経路と同一の経路で送られる。
前述した本発明の第1〜第4の実施形態によれば、複数のディスク装置が接続された記憶制御部を複数個有するストレージシステムにおいて、異なった制御部に接続されたディスク装置内のボリュームにレプリケーションを作成する場合も、制御部間での制御情報のアクセスを極力減らすことによって性能を落とさずに、記憶領域のコピーを作成することができる。また、ペアを分割した場合も、制御部が物理的に分かれており、他の制御部のI/Oが影響することがないため、性能を落とさずに記憶領域のコピーを作成することができる。
本発明の第1の実施形態によるストレージシステムを含む計算機システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態によるストレージシステムを含む計算機システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態によるストレージシステムを含む計算機システムの構成を示すブロック図である。 メモリ内の構成を示す図である。 管理端末の構成を示すブロック図である。 ペア情報テーブルの構成例を示す図である。 ボリューム情報テーブルの構成例を示す図である。 差分ビットマップの例について説明する図である。 本発明の第1〜第3の実施形態における差分ビットマップの設置例を示す図である。 本発明の第1〜第3の実施形態によるストレージシステムでレプリケーションを作成する際の処理動作を説明するフローチャートである。 図10に示すステップ5030の処理での同一記憶制御装置内のレプリケーション作成の処理動作を説明するフローチャートである。 図10に示すステップ5040の処理での異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理動作を説明するフローチャートである。 図11により説明した同一の記憶制御装置内レプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合の動作を説明するフローチャートである。 図12により説明した異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合の動作を説明するフローチャートである。 図14により説明した異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合のデータ転送経路を示す図である。 本発明の第1〜第3の実施形態によるストレージシステムでの異なる記憶制御装置間のペアのリシンクの処理動作を説明するフローチャートである。 本発明の第4の実施形態における差分ビットマップの設置例を示す図である。 異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合の本発明の第4の実施形態での動作を説明するフローチャートである。 本発明の第4の実施形態における高速Split処理の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第4の実施形態で、高速Split状態になったときに正ボリュームへのライト処理を行う場合の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第4の実施形態で、高速Split状態になったときに副ボリュームへのライト処理を行う場合の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第4の実施形態により異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合のデータ転送経路を示す図である。 図2に示した本発明の第2の実施形態で、異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合のデータ転送経路を示す図である。 図3に示した本発明の第3の実施形態で、異なる記憶制御装置間でのレプリケーション作成の処理中にライト要求があった場合のデータ転送経路を示す図である。
符号の説明
10 ホスト
20A、20B 記憶制御装置
21A、21B、81 CPU
22A、22B メモリ
23A、23B キャッシュ
24 ハブ(Hub)
25 スイッチ
25B 記憶装置I/F
31 記憶装置群
40 I/Fアダプタ
50 プロセッサ
60〜63 ネットワーク
70 記憶装置システム
80 管理端末
82 主記憶
83 入力部(キーボード装置等)
84 出力部(ディスプレイ装置等)
85 管理I/F
86 記憶部
200 RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)制御プログラム
201 レプリケーション作成プログラム
210 管理エージェント
220 ペア情報テーブル
230 ボリューム情報テーブル
240 差分ビットマップ
510 構成情報テーブル

Claims (14)

  1. 複数のディスク装置が接続された記憶制御装置を複数個備えて構成されるストレージシステムであって、
    前記複数の記憶制御装置のそれぞれは、前記ディスク装置内にあるボリュームのデータのレプリケーションを作成するレプリケーション作成部と、レプリケーション元のボリューム及びレプリケーション先のボリュームに関する情報であるペア情報とを備え、
    前記複数の記憶制御装置のうち、1つの記憶制御装置内のレプリケーション作成部は、他の記憶制御装置に接続されたディスク装置内のボリュームにレプリケーションを作成する場合、レプリケーション元のボリュームのデータをレプリケーション先のボリュームに全てコピーしておき、
    前記レプリケーション元のボリュームのある記憶制御装置は、前記レプリケーション元のボリュームに対するデータの更新要求を受領したとき、受け取ったデータを前記記憶制御装置のキャッシュメモリに格納し、前記更新要求の処理の延長で、レプリケーション先の記憶制御装置のキャッシュメモリ内にデータを格納し、レプリケーション先へデータの更新を反映させてレプリケーションボリュームを作成することを特徴とするストレージシステム。
  2. 前記記憶制御装置は、前記作成したレプリケーションボリュームを別々の用途で使用する場合、ボリュームをSplit状態とし、各ボリュームへの更新要求をそれぞれのボリュームへ反映する場合、前記レプリケーション元ボリューム及び前記レプリケーション先ボリュームのそれぞれに差分ビットマップを設け、各ボリュームの更新位置を保持することを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。
  3. レプリケーションの再同期を行う場合、前記複数の記憶制御装置の1つは、前記Split状態としたボリュームのレプリケーション元の記憶制御装置及びレプリケーション先の記憶制御装置のそれぞれに設けられた差分ビットマップのマージを行い、前記マージした差分ビットマップによりコピー処理を行うことを特徴とする請求項2記載のストレージシステム。
  4. 前記差分ビットマップのマージを行う記憶制御装置は、レプリケーション元ボリュームのある記憶制御装置あるいはレプリケーション先ボリュームのある記憶制御装置であることを特徴とする請求項3記載のストレージシステム。
  5. 同一の記憶制御装置に接続されたディスク装置内のボリュームにレプリケーションを作成する場合、ボリュームのペアに対して1つの差分ビットマップをその記憶制御装置に設け、他の記憶制御装置に接続されたディスク装置内のボリュームにレプリケーションを作成する場合、ボリュームのペアに対してレプリケーション元の記憶制御装置とレプリケーション先の記憶制御装置とのそれぞれに1つの差分ビットマップを設けることを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。
  6. 前記作成したレプリケーションボリュームを別々の用途で使用するためにボリュームをSplit状態とする場合、レプリケーション元の記憶制御装置からレプリケーション先の記憶制御装置へ差分ビットマップの内容を転送し、各ボリュームへの更新要求をそれぞれのボリュームへ反映する場合、前記レプリケーション元ボリューム及び前記レプリケーション先ボリュームのそれぞれの第1の差分ビットマップとは別の第2の差分ビットマップをそれぞれの記憶制御装置内に設け、前記第2の差分ビットマップを用いてバックグランドでコピーを実行しつつ、Split後に更新されたデータの格納位置を前記第1の差分ビットマップを用いて管理し、前記別の第2の差分ビットマップに各ボリュームの更新位置を保持することを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。
  7. 複数のディスク装置が接続された記憶制御装置を複数個備えて構成されるストレージシステムであって、
    前記複数の記憶制御装置のそれぞれは、前記ディスク装置内にあるボリュームのデータのレプリケーションを作成するレプリケーション作成部と、レプリケーション元のボリューム及びレプリケーション先のボリュームに関する情報であるペア情報とを備え、
    前記複数の記憶制御装置のうち、1つの記憶制御装置内のレプリケーション作成部は、他の記憶制御装置に接続されたディスク装置内のボリュームにレプリケーションを作成する場合、レプリケーション元のボリュームのデータをレプリケーション先のボリュームに全てコピーしておき、
    前記レプリケーション元のボリュームのある記憶制御装置は、前記レプリケーション元のボリュームに対するデータの更新要求を受領したとき、受け取ったデータを前記記憶制御装置のキャッシュメモリに格納し、前記更新要求の処理の延長で、レプリケーション先の記憶制御装置のキャッシュメモリ内にデータを格納し、レプリケーション先へデータの更新を反映させてレプリケーションボリュームを作成し、
    前記作成したレプリケーションボリュームを別々の用途で使用する場合、ボリュームをSplit状態とし、各ボリュームへの更新要求をそれぞれのボリュームへ反映する場合、前記レプリケーション元ボリューム及び前記レプリケーション先ボリュームのそれぞれに差分ビットマップを設けて各ボリュームの更新位置を保持し、
    レプリケーションの再同期を行う場合、前記複数の記憶制御装置の1つは、前記Split状態としたボリュームのレプリケーション元の記憶制御装置及びレプリケーション先の記憶制御装置のそれぞれに設けられた差分ビットマップのマージを行い、前記マージした差分ビットマップによりコピー処理を行うことを特徴とするストレージシステム。
  8. 複数のディスク装置が接続された記憶制御装置を複数個備えて構成されるストレージシステムにおけるデータ複製方法であって、
    前記複数の記憶制御装置のそれぞれは、前記ディスク装置内にあるボリュームのデータのレプリケーションを作成するレプリケーション作成部と、レプリケーション元のボリューム及びレプリケーション先のボリュームに関する情報であるペア情報とを備え、
    前記複数の記憶制御装置のうち、1つの記憶制御装置内のレプリケーション作成部は、他の記憶制御装置に接続されたディスク装置内のボリュームにレプリケーションを作成する場合、レプリケーション元のボリュームのデータをレプリケーション先のボリュームに全てコピーしておき、
    前記レプリケーション元のボリュームのある記憶制御装置は、前記レプリケーション元のボリュームに対するデータの更新要求を受領したとき、受け取ったデータを前記記憶制御装置のキャッシュメモリに格納し、前記更新要求の処理の延長で、レプリケーション先の記憶制御装置のキャッシュメモリ内にデータを格納し、レプリケーション先へデータの更新を反映させてレプリケーションボリュームを作成することを特徴とするデータ複製方法。
  9. 前記記憶制御装置は、前記作成したレプリケーションボリュームを別々の用途で使用する場合、ボリュームをSplit状態とし、各ボリュームへの更新要求をそれぞれのボリュームへ反映する場合、前記レプリケーション元ボリューム及び前記レプリケーション先ボリュームのそれぞれに差分ビットマップを設け、各ボリュームの更新位置を保持することを特徴とする請求項8記載のデータ複製方法。
  10. レプリケーションの再同期を行う場合、前記複数の記憶制御装置の1つは、前記Split状態としたボリュームのレプリケーション元の記憶制御装置及びレプリケーション先の記憶制御装置のそれぞれに設けられた差分ビットマップのマージを行い、前記マージした差分ビットマップによりコピー処理を行うことを特徴とする請求項9記載のストレージシステム。
  11. 前記差分ビットマップのマージを行う記憶制御装置は、レプリケーション元ボリュームのある記憶制御装置あるいはレプリケーション先ボリュームのある記憶制御装置であることを特徴とする請求項10記載のデータ複製方法。
  12. 同一の記憶制御装置に接続されたディスク装置内のボリュームにレプリケーションを作成する場合、ボリュームのペアに対して1つの差分ビットマップをその記憶制御装置に設け、他の記憶制御装置に接続されたディスク装置内のボリュームにレプリケーションを作成する場合、ボリュームのペアに対してレプリケーション元の記憶制御装置とレプリケーション先の記憶制御装置とのそれぞれに1つの差分ビットマップを設けることを特徴とする請求項8記載のデータ複製方法。
  13. 前記作成したレプリケーションボリュームを別々の用途で使用するためにボリュームをSplit状態とする場合、レプリケーション元の記憶制御装置からレプリケーション先の記憶制御装置へ差分ビットマップの内容を転送し、各ボリュームへの更新要求をそれぞれのボリュームへ反映する場合、前記レプリケーション元ボリューム及び前記レプリケーション先ボリュームのそれぞれの差分ビットマップとは別の差分ビットマップをそれぞれの記憶制御装置内に設け、前記第2の差分ビットマップを用いてバックグランドでコピーを実行しつつ、Split後に更新されたデータの格納位置を前記第1の差分ビットマップを用いて管理し、前記別の第2の差分ビットマップに各ボリュームの更新位置を保持することを特徴とする請求項8記載のデータ複製方法。
  14. 複数のディスク装置が接続された記憶制御装置を複数個備えて構成されるストレージシステムにおけるデータ複製方法であって、
    前記複数の記憶制御装置のそれぞれは、前記ディスク装置内にあるボリュームのデータのレプリケーションを作成するレプリケーション作成部と、レプリケーション元のボリューム及びレプリケーション先のボリュームに関する情報であるペア情報とを備え、
    前記複数の記憶制御装置のうち、1つの記憶制御装置内のレプリケーション作成部は、他の記憶制御装置に接続されたディスク装置内のボリュームにレプリケーションを作成する場合、レプリケーション元のボリュームのデータをレプリケーション先のボリュームに全てコピーしておき、
    前記レプリケーション元のボリュームのある記憶制御装置は、前記レプリケーション元のボリュームに対するデータの更新要求を受領したとき、受け取ったデータを前記記憶制御装置のキャッシュメモリに格納し、前記更新要求の処理の延長で、レプリケーション先の記憶制御装置のキャッシュメモリ内にデータを格納し、レプリケーション先へデータの更新を反映させてレプリケーションボリュームを作成し、
    前記作成したレプリケーションボリュームを別々の用途で使用する場合、ボリュームをSplit状態とし、各ボリュームへの更新要求をそれぞれのボリュームへ反映する場合、前記レプリケーション元ボリューム及び前記レプリケーション先ボリュームのそれぞれに差分ビットマップを設けて各ボリュームの更新位置を保持し、
    レプリケーションの再同期を行う場合、前記複数の記憶制御装置の1つは、前記Split状態としたボリュームのレプリケーション元の記憶制御装置及びレプリケーション先の記憶制御装置のそれぞれに設けられた差分ビットマップのマージを行い、前記マージした差分ビットマップによりコピー処理を行うことを特徴とするデータ複製方法。
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