JP2005190259A - 複数世代のバックアップデータの管理 - Google Patents

複数世代のバックアップデータの管理 Download PDF

Info

Publication number
JP2005190259A
JP2005190259A JP2003432113A JP2003432113A JP2005190259A JP 2005190259 A JP2005190259 A JP 2005190259A JP 2003432113 A JP2003432113 A JP 2003432113A JP 2003432113 A JP2003432113 A JP 2003432113A JP 2005190259 A JP2005190259 A JP 2005190259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backup
backup data
generation
generations
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003432113A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Okada
渡 岡田
Hirokazu Ikeda
博和 池田
Hironori Emaru
裕教 江丸
Masahide Sato
雅英 佐藤
Masahiro Yamada
真裕 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2003432113A priority Critical patent/JP2005190259A/ja
Priority to US10/939,470 priority patent/US7069277B2/en
Publication of JP2005190259A publication Critical patent/JP2005190259A/ja
Priority to US11/259,259 priority patent/US20060047726A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/14Error detection or correction of the data by redundancy in operation
    • G06F11/1402Saving, restoring, recovering or retrying
    • G06F11/1446Point-in-time backing up or restoration of persistent data
    • G06F11/1458Management of the backup or restore process
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S707/00Data processing: database and file management or data structures
    • Y10S707/99951File or database maintenance
    • Y10S707/99952Coherency, e.g. same view to multiple users
    • Y10S707/99954Version management

Abstract

【課題】 管理者が各世代の保証期間を個別に設定することを許容しつつ、複数世代のバックアップデータの管理を行う。
【解決手段】 バックアップ管理装置とディスクアレイ装置とをSANを介して接続し、バックアップシステムを構築する。バックアップ管理装置は、管理者に、バックアップ周期と、バックアップの世代数と、各世代の保証期間との設定を許容する。そして、バックアップ管理装置は、設定内容に基づいて、上書き可能判定処理を行い、限られたボリューム数で、管理者が所望する複数世代のバックアップデータの管理ができるように、バックアップ処理を実行する。
【選択図】 図12

Description

本発明は、複数世代のバックアップデータの管理に関するものである。
近年、大容量のデータを格納するストレージ装置が普及している。このストレージ装置は、ネットワークを介して、サーバなど複数の情報処理装置と接続される。ストレージ装置では、データを格納する運用ボリュームの物理的、あるいは、論理的障害が発生したときに、リストアが可能なように、バックアップが行われる。このバックアップは、一定の時間間隔(バックアップ周期)で行われることが多い。そして、バックアップデータは、通常、複数世代で管理される。
一般に、バックアップデータを格納するバックアップ先のボリューム数には、制限がある。このため、複数世代のバックアップデータの管理を行う場合には、複数のボリュームをローテーションさせて、不要となったバックアップデータを保持するボリュームに、新たなバックアップデータを上書きしながら、バックアップを行う。管理すべきバックアップデータの世代数や、バックアップデータの存在を保証する保証期間、すなわち、管理者がバックアップデータを保持しておきたい期間は、管理者が任意に設定する。そして、管理者は、バックアップ先のボリューム数や、バックアップデータの世代数や、各世代の保証期間に基づいて、バックアップスケジュールを作成する。
複数のボリュームをローテーションさせてバックアップを行うバックアップスケジュールの作成には、種々のアルゴリズムが適用される。このアルゴリズムとしては、例えば、「ラウンドロビン」や、「GFS(Grandfather-Father-Son)」や、「ハノイの塔」などが挙げられる。また、下記特許文献1に記載された技術も知られている。
特開平11−194964号公報
しかし、上述したアルゴリズムでは、ある世代の保証期間を変更すると、他の世代の保証期間も連動して変更しなければならないという各世代間の保証期間の相互関係に制約があり、管理者が各世代の保証期間を個別に設定することは困難だった。そして、数が限られたバックアップ先のボリュームを有効活用する観点から、各保証期間の個別設定を可能とすることが望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、管理者が各世代の保証期間を個別に設定することを許容しつつ、複数世代のバックアップデータの管理を行う技術を提供することを目的とする。
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では、以下の構成を採用した。すなわち、本発明のバックアップ管理装置は、書き換え可能な複数の記録媒体をローテーションさせて、所定のバックアップ周期で、前記記録媒体にバックアップデータを記録し、複数世代のバックアップデータの管理を行うバックアップ管理装置であって、前記複数世代のそれぞれについて、ユーザによって個別に設定され、前記バックアップデータの存在を保証する保証期間を入力する保証期間入力部と、前記バックアップ周期と、前記バックアップデータの世代数と、前記保証期間とに基づいて、所定のシミュレーションを行うことによって、バックアップスケジュールを作成するシミュレーション部と、を備えることを要旨とする。
ここで、「複数の記録媒体をローテーションさせて」とは、「複数の記録媒体を用いて、不要となったバックアップデータを保持する記録媒体に、新たなバックアップデータを上書きしながら」ということを意味している。また、バックアップ周期とは、バックアップを行う一定の時間間隔を意味する。1つの記録媒体について、上書きが行われる時間間隔は、必ずしも一定である必要はなく、変化してもよい。また、バックアップデータを記録する書き換え可能な記録媒体は、物理的な単位であってもよいし、論理的な単位であってもよい。物理的な単位としては、例えば、磁気テープや、CDや、DVDなどが挙げられる。論理的な単位としては、例えば、ストレージ装置内に設定された論理ボリュームが挙げられる。
本発明によって、各世代の保証期間が、「ハノイの塔」などのアルゴリズムに適合しない場合であっても、容易にバックアップスケジュールを作成することができる。そして、管理者は、バックアップ管理装置によって作成されたバックアップスケジュールに従って、バックアップを行うことができる。つまり、管理者が各世代の保証期間を個別に設定することを許容しつつ、複数世代のバックアップデータの管理を行うことができる。
本発明は、インタフェースの発明として構成することもできる。すなわち、本発明のインタフェースは、書き換え可能な複数の記録媒体をローテーションさせて、所定のバックアップ周期で、定期的に前記記録媒体にバックアップデータを記録し、複数世代のバックアップデータの管理を行うバックアップ管理装置に用いられるインタフェースであって、時間軸とともに表示され、期間の長さに対応した長さを有する所定の領域を、区切線で区分することによって、前記バックアップデータの世代数と等しい複数の領域を表示する期間表示領域を有し、前記各領域の長さは、前記複数世代のそれぞれについて、前記バックアップデータの存在を保証する保証期間を表しており、前記期間表示領域は、前記区切線を、ユーザのポインティングデバイスの操作に応じて移動することによって、前記保証期間を変更可能であることを要旨とする。
こうすることによって、管理者は、期間表示領域を目視して、複数世代の各保証期間の長さを視認しながら、ポインティングデバイスの操作によって区切線を移動させて、容易に保証期間の設定を行うことができる。この結果、バックアップ管理装置の利便性を向上させることができる。
本発明は、上述したバックアップスケジュールを作成するバックアップ管理装置としての構成の他、シミュレーションによってバックアップに必要な記録媒体の数を出力するバックアップ管理装置や、バックアップ周期ごとに逐次上書きの可否を判断してバックアップを実行するバックアップ管理装置として構成することもできる。また、これらのバックアップ管理装置の種々の特徴を、適宜、組み合わせて構成することもできる。また、これらのバックアップ管理装置の制御方法の発明として構成することもできる。さらに、これらを実現するコンピュータプログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体、そのプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など種々の態様で実現することが可能である。
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、バックアップ管理装置の動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順序で説明する。
A.バックアップシステムの構成:
B.第1実施例:
B1.バックアップ管理装置:
B2.スケジュールモード:
B2−1.バックアップスケジュール作成処理:
B2−2.上書き可能判定処理:
B2−3.バックアップ処理:
B3.逐次判定モード:
C.第2実施例:
D.変形例:
A.バックアップシステムの構成:
図1は、本発明の一実施例としてのバックアップシステム1000の構成を示す説明図である。このバックアップシステム1000は、数が限られたボリュームをローテーションさせて利用し、バックアップデータを複数世代で管理するシステムである。本実施例のバックアップシステム1000は、バックアップ管理装置100と、ディスクアレイ装置200と、テープ装置300とを備えている。これらは、SAN(Storage Area Network)を介して、それぞれ接続されている。SANは、ファイバーチャネル技術を利用した高速通信が可能なネットワークである。SANの代わりに、インターネットや、LANなど、他のネットワークを適用するようにしてもよい。
バックアップ管理装置100は、CPU10や、メモリ20や、記憶装置30や、ブロックデバイスインタフェース40や、入力装置50や、出力装置60などを備えるコンピュータである。このバックアップ管理装置100は、後述するように、管理者によって設定されたバックアップ周期や、バックアップの世代数や、各世代の保証期間に従って、バックアップを実行する。バックアップ周期とは、バックアップを行う一定の時間間隔である。保証期間とは、バックアップデータの存在を保証する期間であり、管理者がバックアップデータを保持しておきたい期間である。
記憶装置30は、バックアップを実行するための種々のプログラムを記憶している。このプログラムには、ディスクアレイ装置200内のバックアップ対象となるプライマリ・ボリューム220に格納されたデータを、セカンダリ・ボリューム230a、230b、230c、230d、230e、・・・(以下、総称してセカンダリ・ボリューム230と呼ぶ)にバックアップして、複数世代で管理するためのプログラムが含まれる。また、セカンダリ・ボリューム230に格納されたデータを、テープ装置300内の磁気テープにバックアップするためのプログラムも含まれる。
ブロックデバイスインタフェース40は、SANを介して他の機器と通信を行うためのインタフェースである。ブロックデバイスインタフェース40としては、例えば、ホストバスアダプタを用いることができる。
入力装置50は、キーボードや、マウスなどを含む。出力装置60は、ディスプレイや、プリンタなどを含む。
ディスクアレイ装置200は、CPUや、メモリや、複数のディスク(ディスクアレイ)を備えるコンピュータであり、ディスクに大容量のデータを格納する。ブロックデバイスインタフェース210は、SANを介して他の機器と通信を行うためのインタフェースである。ディスクアレイ装置200内のディスクには、プライマリ・ボリューム220と、セカンダリ・ボリューム230とが論理的に構成されている。プライマリ・ボリューム220は、SANに接続された図示しないサーバが常時利用するデータを格納する運用ボリュームであり、バックアップ対象のデータを格納するボリュームである。セカンダリ・ボリューム230は、バックアップ先のボリュームである。ディスクアレイ装置200は、バックアップ時やリストア時に、プライマリ・ボリューム220とセカンダリ・ボリュームとの同期、および、分離のペア制御を行いつつ、両者間で高速にデータのコピーを行う。なお、複数のセカンダリ・ボリューム230の数には制限があるため、これら複数のセカンダリ・ボリューム230は、複数世代のバックアップデータの管理を行う際に、ローテーションして利用される。
テープ装置300は、複数のテープドライブを備えており、磁気テープにディスクアレイ装置200のバックアップデータを保存する。ブロックデバイスインタフェース310は、SANを介して他の機器と通信を行うためのインタフェースである。
B.第1実施例:
B1.バックアップ管理装置:
図2は、第1実施例のバックアップ管理装置100の概略構成を示す説明図である。バックアップ管理装置100は、図示する各モジュールを備えている。これらは、ソフトウェア的に構成されている。これらをハードウェア的に構成するものとしてもよい。
本実施例のバックアップ管理装置100には、スケジュールモードと、逐次判定モードという2種類の自動バックアップモードが用意されている。スケジュールモードとは、バックアップ先となるセカンダリ・ボリューム230のローテーションの順序を含むバックアップスケジュールを予め作成し、このバックアップスケジュールに従ってバックアップを実行するバックアップモードである。逐次判定モードとは、バックアップ周期ごとに、バックアップ先となるセカンダリ・ボリューム230を逐次選択してバックアップを実行するバックアップモードである。このバックアップモードは、管理者によって任意に選択される。
保証期間設定画面表示モジュール32は、管理者がバックアップ周期や、バックアップの世代数や、各世代の保証期間を設定するためのグラフィカル・ユーザ・インタフェースをディスプレイに表示する。このグラフィカル・ユーザ・インタフェースについては、後述する。ここで設定されたバックアップ周期は、バックアップ周期記憶部31bに記憶される。また、設定されたバックアップの世代数、および、各保証期間は、保証期間テーブル記憶部31cに保証期間テーブルとして記憶される。保証期間テーブルについては、後述する。保証期間設定画面表示モジュール32は、本発明における保証期間入力部、バックアップ周期入力部、世代数入力部に相当する。
ボリューム設定モジュール33は、管理者がバックアップ先となるセカンダリ・ボリューム230に関する設定を行うためのボリューム設定画面をディスプレイに表示する。ここでの設定内容は、ボリュームテーブル記憶部31dにボリュームテーブルとして記憶される。ボリューム設定画面、および、ボリュームテーブルについては、後述する。ボリュームテーブル記憶部31dは、本発明における媒体情報記憶部に相当する。
ボリューム上書き可能判定モジュール34は、バックアップ周期記憶部31bに記憶されたバックアップ周期と、保証期間テーブル記憶部31cに記憶された保証期間テーブルと、ボリュームテーブル記憶部31dに記憶されたボリュームテーブルとを参照して、上書き可能判定処理を行う。上書き可能判定処理とは、既にバックアップデータが格納されたセカンダリ・ボリューム230に、新たなバックアップデータを上書き可能か否かを判定する処理である。ボリューム上書き可能判定モジュール34は、また、判定結果に基づいて、ボリュームテーブル記憶部31dに記憶されたボリュームテーブルの内容を更新する。上書き可能判定処理については、後から詳述する。
ボリューム上書き可能判定モジュール34は、スケジュールモードが設定されている場合には、シミュレーションによって、複数世代のバックアップデータの管理を行うために必要なセカンダリ・ボリューム230の数を算出する。すなわち、ボリューム上書き可能判定モジュール34は、仮想的なバックアップ先ボリュームを設定し、後述するバックアップ取得モジュール35や、タイマモジュール36と連携して、仮想的な上書き可能判定処理を実行する。
バックアップスケジュール作成部34aは、スケジュールモードが設定されている場合に、ボリューム上書き可能判定モジュール34によるシミュレーション結果に基づいて、バックアップスケジュールを作成する。バックアップスケジュールには、セカンダリ・ボリューム230のローテーションの順序などが記される。バックアップスケジュール作成部34aで作成されたバックアップスケジュールは、バックアップスケジュール記憶部31eに記憶される。
バックアップ取得モジュール35は、タイマモジュール36によって、バックアップ時刻になったことが通知されたときに、バックアップ対象情報を記憶したバックアップ対象情報記憶部31aを参照して、バックアップ処理を実行する。本実施例では、バックアップ対象情報として、バックアップ対象となるプライマリ・ボリューム220を一意に表すIDを用いるものとした。バックアップ取得モジュール35は、スケジュールモードが設定されている場合には、バックアップスケジュール記憶部31eに記憶されたバックアップスケジュールに従って、バックアップ処理を実行する。また、バックアップ取得モジュール35は、逐次判定モードが設定されている場合には、バックアップ周期ごとに、ボリューム上書き可能判定モジュール34によって、上書き可能判定処理を実行し、その判定結果に基づいて、バックアップ処理を実行する。これら各処理については、後述する。なお、バックアップ処理には、プライマリ・ボリューム220からセカンダリ・ボリューム230へのバックアップと、セカンダリ・ボリューム230からテープ装置300の磁気テープへのバックアップ(テープバックアップ)とが含まれる。
テープバックアップ設定画面表示モジュール38は、テープバックアップ時のバックアップ先テープを管理者が指定するためのテープバックアップ設定画面をディスプレイに表示する。ここでの設定内容は、テープバックアップ設定情報記憶部31fに記憶される。
テープバックアップ管理モジュール39は、テープバックアップ設定情報記憶部31fに記憶されたテープバックアップ設定情報と、ボリュームテーブル記憶部31dに記憶されたボリュームテーブルに基づいて、テープバックアップを行う。テープバックアップの内容は、テープバックアップカタログ記憶部31gに、テープバックアップカタログとして記憶される。テープバックアップカタログについては、後述する。テープバックアップ管理モジュール39は、また、テープバックアップを行った際に、ボリュームテーブル記憶部31d内のボリュームテーブルの内容を更新する。
バックアップ保持状況画面表示モジュール37は、管理者の表示指示により、ボリュームテーブル記憶部31dに記憶されているボリュームテーブルを参照して、セカンダリ・ボリューム230に保持されているバックアップデータの保持状況をディスプレイに表示する。バックアップ保持状況表示画面については、後述する。
図3は、保証期間設定画面の一例を示す説明図である。この保証期間設定画面には、管理者がバックアップ周期や、バックアップの世代数や、各世代の保証期間を入力するためのグラフィカル・ユーザ・インタフェースWGが表示される。このグラフィカル・ユーザ・インタフェースWGによって、管理者は、バックアップ周期や、バックアップの世代数や、各世代の保証期間を容易に入力することができる。このグラフィカル・ユーザ・インタフェースWGは、本発明におけるインタフェースに相当する。
グラフィカル・ユーザ・インタフェースWGには、現在から過去への時間軸Axtと、複数世代の保証期間を表示するための保証期間表示領域Rと、設定内容を確定するための「決定」ボタンBT1と、「キャンセル」ボタンBT2と、先に説明したシミュレーション結果の1つである必要ボリューム数を表示するためのボックスBXとが表示される。
保証期間表示領域Rは、区切線によって複数の領域に区分される。そして、この領域の数は、バックアップの世代数に対応している。また、各領域の時間軸Axtに沿った長さは、各世代の保証期間の長さに対応している。図示した例では、保証期間表示領域Rは、区切線L1,L2,L3によって連続する4つの領域B1〜B4に区分されており、バックアップの世代数が4世代であることを示している。管理者は、区切線を追加したり、削除したりすることによって、世代数を増減させることができる。また、管理者は、グラフィカル・ユーザ・インタフェースWGを見ながら、マウスなどのポインティングデバイスの操作によって、マウスポインタMPで区切線を指定し、この区切線を時間軸Axt方向に移動させることにより、保証期間の長さを変更することができる。
区切線の移動は、「第(n+1)世代(nは、自然数)のバックアップデータの保証期間は、第n世代のバックアップデータの保証期間以上である」という条件によって制限されている。また、第(n+1)世代のバックアップデータは、第n世代のバックアップデータよりも古い。例えば、図3の上段において、第3世代の保証期間が6時間であるから、第4世代の保証期間は、6時間以上に制約される。したがって、第4世代の保証期間を長くしなければ、区切線L3を右に移動する、すなわち、第3世代の保証期間を長くすることはできない。
グラフィカル・ユーザ・インタフェースWGにおいて、区切線を移動させ、保証期間の長さを変更すると、自動的に上述したシミュレーションが実行され、ボックスBXの必要ボリューム数が更新される。なお、本実施例では、第1世代の保証期間の長さが、バックアップ周期であるものとした。また、保証期間は、バックアップ周期の倍数であるものとした。
図4は、ボリューム設定画面の一例を示す説明図である。図3に示したグラフィカル・ユーザ・インタフェースWGの「決定」ボタンBT1がクリックされたときに、ディスプレイに表示される画面である。図示するように、ボリューム設定画面W1には、バックアップ先ボリュームの指定を管理者に指示するメッセージMSG1と、バックアップ先ボリュームを設定するためのテーブルTBL1と、設定内容を確定するための「決定」ボタンと、「キャンセル」ボタンとが表示される。テーブルTBL1には、バックアップ先ボリューム数に対応した数のボリュームIDが表示され、管理者は、各ボリュームIDに対応するセカンダリ・ボリューム230のLUN(論理ユニット番号)を入力する。
図5は、ボリュームテーブルの一例を示す説明図である。このボリュームテーブルは、バックアップ先ボリュームの設定内容や、各ボリュームのバックアップの保持状況などを記録するためのテーブルである。ボリュームテーブルには、図4に示したボリューム設定画面W1で設定されたボリュームID、および、LUNと、バックアップデータの取得時間と、上書き可能判定モジュール34による判定結果である上書き可能フラグ、および、テープバックアップフラグとが記録される。このボリュームテーブルの内容は、バックアップ処理が実行されるごとに更新される。
図6は、保証期間テーブルの一例を示す説明図である。保証期間テーブルには、バックアップの世代数に対応した数の保証期間IDと、各保証期間の開始時間と、終了時間とが対応づけて記録される。
図7は、テープバックアップ設定画面の一例を示す説明図である。テープバックアップ設定画面W2には、テープバックアップ先の指定を管理者に指示するメッセージMSG2と、バックアップ先テープを設定するためのテーブルTBL2と、バックアップ先テープを追加するための「追加」ボタンと、バックアップ先テープを削除するための「削除」ボタンと、設定内容を確定するための「決定」ボタンと、「キャンセル」ボタンとが表示される。管理者は、テーブルTBL2にバックアップ先テープを識別するためのテープIDを入力する。
図8は、テープバックアップカタログの一例を示す説明図である。テープバックアップカタログには、テープバックアップの履歴、すなわち、バックアップIDと、テープIDと、磁気テープにおけるデータの開始位置であるオフセットと、バックアップデータのサイズと、バックアップの取得時間とが記録される。テープバックアップカタログに、さらに、他の必要な情報を記録するようにしてもよい。
図9は、バックアップモードがスケジュールモードであるときの、ボリューム上書き可能判定モジュール34によるシミュレーション結果、および、バックアップスケジュール31sの一例を示す説明図である。図の左側に、シミュレーション結果を示し、図の右側に、シミュレーション結果に基づくバックアップスケジュール31sを示した。ここでは、第1世代の保証期間がバックアップ周期と同じであり、第2世代、および、第3世代の保証期間が、第1世代の保証期間の2倍であるという条件下で、3世代のバックアップを保証する場合について示す。この場合、ボリューム上書き可能判定モジュール34によって、必要なセカンダリ・ボリューム230の数は、3つと算出される。シミュレーションについては、後に詳述する。
左図の枠内に記した数字は、バックアップを行うセカンダリ・ボリューム230のボリュームIDを示している。また、枠外の数字は、バックアップの回数を示している。例えば、1回目のバックアップでは、「ボリュームID:1」のセカンダリ・ボリューム230にバックアップを行い、この「ボリュームID:1」で第1世代のバックアップを保証することを示している。また、2回目のバックアップでは、「ボリュームID:1」は、第2世代のバックアップを保証し、「ボリュームID:2」で第1世代のバックアップを保証することを示している。図示した例では、セカンダリ・ボリューム230のローテーションの順序に、6回のバックアップを1セットとした規則性が存在することが分かる。
図9の右図は、複数のセカンダリ・ボリューム230を用いて、複数世代のバックアップデータを管理する際に用いるバックアップスケジュール31sである。このバックアップスケジュール31sは、複数のセカンダリ・ボリューム230のうち、バックアップ先となるセカンダリ・ボリューム230のIDを、バックアップ周期で行うバックアップ実行ごとに指定している。図示した例では、バックアップスケジュール31sは、ボリュームIDが1であるセカンダリ・ボリューム230を用いて1回目のバックアップを実行し、図9に示した順番に従って、2回目、3回目、...のバックアップ実行を、それぞれ該当するボリュームIDのセカンダリ・ボリューム230を用いて行い、6回目のバックアップ実行後、再度順番1に戻り、該当するセカンダリ・ボリューム230を用いてバックアップを実行することを示している。
右図に示したバックアップスケジュール31sにおいて、「上書きボリューム」は、次回のバックアップ時に上書きしてバックアップを行うセカンダリ・ボリューム230のボリュームIDを示すためのフラグである。このフラグが「ON」と記されている「順番」に対応する「ボリュームID」がバックアップ先のボリュームである。フラグが「ON」と記される位置は、図示するように、バックアップの実行毎に順次移行する。つまり、フラグが「ON」と記される位置は、「順番1」→「順番2」→「順番3」→...と移行する。先に説明したように、図示した例では、セカンダリ・ボリューム230のローテーションの順序には、6回のバックアップを1セットとした規則性があるから、フラグが「ON」である位置は、「順番:6」の次には、「順番:1」に戻る。
図10は、バックアップ保持状況表示画面の一例を示す説明図である。バックアップ保持状況表示画面W3には、現在から過去への時間軸と、各世代におけるバックアップデータの保持状況と、バックアップ保持状況表示画面W3の表示を終了するための「閉じる」ボタンとが表示される。ここでは、バックアップデータが4世代で管理されており、第1世代の保証期間が2時間であり、第2世代および第3世代の保証期間が4時間であり、第4世代の保証期間が6時間である場合の表示例を示した。丸で囲んだ「A」、「B」、「C」、「D」は、それぞれバックアップデータを示している。これらの表示位置は、時間の経過とともに図の右側に移動する。管理者は、これらの表示位置を視認することによって、各バックアップデータがいつ取得されたものであるのかなどの管理状況を容易に把握することができる。
B2.スケジュールモード:
スケジュールモードにおけるバックアップについて説明する。スケジュールモードにおけるバックアップでは、まず、バックアップスケジュールを作成し、作成されたバックアップスケジュールに従って、バックアップを実行する。
B2−1.バックアップスケジュール作成処理:
図11は、バックアップスケジュール作成処理の流れを示すフローチャートである。管理者の実行指示に応じて、バックアップ管理装置100のCPU10が実行する処理である。
CPU10は、まず、図3に示した保証期間設定画面を表示する(ステップS100)。次に、CPU10は、保証期間設定画面において管理者によって設定されたバックアップ周期と、バックアップの世代数と、各保証期間とを取得し(ステップS110)、保証期間テーブルを設定する(ステップS120)。そして、CPU10は、設定されたバックアップ周期と、世代数と、保証期間とを満たす複数世代のバックアップの管理を行うために必要なセカンダリ・ボリューム230のボリューム数を算出したり、セカンダリ・ボリューム230のローテーションの順序を決定したりするためのシミュレーションを行う(ステップS130)。このシミュレーションでは、後述する上書き可能判定処理が実行される。上書き可能判定処理とは、既にバックアップデータが格納されたセカンダリ・ボリューム230に、新たなバックアップデータを上書き可能か否かを判定する処理である。次に、CPU10は、シミュレーションで得られた必要ボリューム数を保証期間設定画面のボックスBXに出力する(ステップS140)。ステップS110〜ステップS140は、バックアップ周期や、世代数や、保証期間が変更されるごとに行う。ステップS140において必要ボリューム数を出力することによって、管理者は、バックアップに先立ち、所望の複数世代のバックアップの管理を行うために必要なボリューム数を、予め準備することができる。
次に、CPU10は、保証期間設定画面で「決定」ボタンBT1がクリックされたか否かを判断する(ステップS150)。「決定」ボタンBT1がクリックされた場合には(ステップS150:YES)、ステップS130におけるシミュレーション結果に基づいてバックアップスケジュール31sを作成し(ステップS160)、このバックアップスケジュール31sをバックアップスケジュール記憶部31eに保存する(ステップS170)。このバックアップスケジュール31sには、テープバックアップのスケジュールも記録される。ステップS150において、「キャンセル」ボタンBT2がクリックされた場合には、バックアップスケジュール31sを作成せずに、処理を終了する。
以上説明したバックアップスケジュール作成処理によって、複数世代のバックアップデータの管理に、「ハノイの塔」などのアルゴリズムを適用できない場合であっても、容易にバックアップスケジュールを作成することができる。
B2−2.上書き可能判定処理:
次に、図11のステップS130で行われる上書き可能判定処理について説明する。上書き可能判定処理とは、先に説明したように、既にバックアップデータが格納されたセカンダリ・ボリューム230に、新たなバックアップデータを上書き可能か否かを判定する処理である。まず、上書き可能判定の概要を説明する。
図12は、上書き可能判定の概要を示す説明図である。今、第n世代のバックアップとして、バックアップAと、バックアップAよりも古いバックアップBとが保持されており、第(n+1)世代のバックアップとして、バックアップCが保持されているものとする。そして、次のバックアップ時には、バックアップBが、第n世代から第(n+1)世代に移行するものとする。このときに、バックアップCが第(n+1)世代から外れるまでの時間Tpと、バックアップBよりも1つ新しいバックアップAが、第n世代から第(n+1)世代に移行するまでの時間Tnとを算出して、両者を比較する。
時間Tnが時間Tpよりも短い場合、すなわち、バックアップCが第(n+1)世代から外れる前にバックアップAが第(n+1)世代に移行する場合には、バックアップBが存在しなくても、第(n+1)世代をバックアップCまたはバックアップAで保証することができるから、バックアップBの上書きを可能とする。また、時間Tnが時間Tp以上である場合、すなわち、バックアップAが第(n+1)世代に移行する前にバックアップCが第(n+1)世代から外れる場合には、バックアップBが存在しないと、バックアップCが第(n+1)世代から外れたときに第(n+1)世代を保証するバックアップデータが存在しないことになるので、バックアップBの上書きを不可とする。このようにして、上書き可能判定を行う。
図13は、上書き可能判定の具体例を示す説明図である。図の上段は、上述した時間Tnが時間Tpよりも長い場合について示す説明図である(ケース1)。図の下段は、時間Tnが時間Tp以上である場合について示す説明図である(ケース2)。図示した例では、バックアップ周期は1時間とする。
バックアップBは、1時間後に第2世代から第3世代に移行する。ケース1の場合、バックアップAが第3世代に移行するまでの時間Tnは3時間であり、バックアップCが第3世代から外れるまでの時間Tpは2時間である。この場合、バックアップCが第3世代から外れる2時間後には、バックアップAは、まだ、第3世代に移行しない。したがって、第3世代は、バックアップBが保証しなければならず、バックアップBには上書きすることができない。
一方、ケース2の場合、バックアップAが第3世代に移行するまでの時間Tnは3時間であり、バックアップCが第3世代から外れるまでの時間Tpは3時間である。この場合、バックアップCが第3世代から外れる3時間後には、バックアップAは第3世代に移行する。したがって、第3世代は、バックアップBが存在しなくても、バックアップAが保証することができるので、バックアップBに上書きすることができる。
図14は、上書き可能判定処理の流れを示すフローチャートである。ここで、バックアップ取得時に保証期間を移行するバックアップを対象バックアップと呼ぶ。また、対象バックアップの移行先の保証期間を保証期間NRと呼ぶ。また、保証期間NRを既に保証しているバックアップをバックアップPBと呼ぶ。また、対象バックアップよりも1つ新しいバックアップをバックアップNBと呼ぶ。
CPU10は、保証期間テーブル記憶部31cに記憶された保証期間テーブルと、ボリュームテーブル記憶部31dに記憶されたボリュームテーブルを参照して、対象バックアップの移行先が保証期間であるか否かを判断する(ステップS200)。このとき、ボリュームテーブルにおける対象バックアップを格納するボリュームの上書き可能フラグ、および、テープバックアップフラグは、それぞれ「NO」、および、「false」になっている。対象バックアップの移行先が保証期間でない場合には(ステップS200:NO)、後にテープバックアップを実行するために、ボリュームテーブルの対象バックアップを格納するボリュームのテープバックアップフラグを「true」に変更する(ステップS210)。また、保証期間から外れる対象バックアップは、保持する必要がないので、上書き可能フラグを「OK」に変更する(ステップS270)。
ステップS200において、対象バックアップの移行先が保証期間である場合には(ステップS200:YES)、CPU10は、移行先である保証期間NRを既に保証しているバックアップPBを取得する処理を実行する(ステップS220)。このバックアップPB取得処理については、後述する。
次に、CPU10は、バックアップPBを取得できたか否かを判断する(ステップS230)。パックアップPBを取得できなかった場合には(ステップS230:NO)、処理を終了する。バックアップPBを取得できた場合には(ステップS230:YES)、対象バックアップよりも1つ新しいバックアップNBを取得する処理を実行する(ステップS240)。バックアップNB取得処理については、後述する。
次に、CPU10は、バックアップPBが保証期間NRから外れるまでの時間Tpと、バックアップNBが保証期間NRに移行するまでの時間Tnとを算出し(ステップS250)、時間Tnが時間Tpよりも短いか否かを判断する(ステップS260)。時間Tnが時間Tp以上である場合には(ステップS260:NO)、処理を終了する。時間Tnが時間Tpよりも短い場合には(ステップS260:YES)、ボリュームテーブルの対象バックアップを格納するボリュームの上書き可能フラグを「OK」に変更する(ステップS270)。
図15は、バックアップPB取得処理の流れを示すフローチャートである。図14のステップS220における処理である。まず、CPU10は、ボリュームテーブルを参照して、保証期間NRに属するバックアップを古い順にリストアップする(ステップS211)。そして、リストアップされたバックアップの中から最も古いバックアップをバックアップTBとする(ステップS212)。
次に、CPU10は、ボリュームテーブルのバックアップTBを格納するボリュームにおける上書き可能フラグが「NG」であるか否かを判断する(ステップS213)。上書き可能フラグが「NG」である場合には(ステップS213:YES)、バックアップTBをバックアップPBとする。上書き可能フラグが「OK」である場合には(ステップS213:NO)、ステップS211でリストアップした全てのバックアップを検査したか否かを判断する(ステップS214)。全てのバックアップを検査した場合には(ステップS214:YES)、バックアップPBは取得できずに、処理を終了する。全てのバックアップを検査していない場合には(ステップS214:NO)、次に古いバックアップをバックアップTBとし(ステップS215)、ステップS213に戻る。
図16は、バックアップNB取得処理の流れを示すフローチャートである。図14のステップS240における処理である。まず、CPU10は、ボリュームテーブルを参照して、対象バックアップよりも新しいバックアップを古い順にリストアップする(ステップS241)。そして、リストアップされたバックアップの中から最も古いバックアップをバックアップTBとする(ステップS242)。
次に、CPU10は、ボリュームテーブルにおけるバックアップTBを格納するボリュームの上書き可能フラグが「NG」であるか否かを判断する(ステップS243)。上書き可能フラグが「NG」である場合には(ステップS243:YES)、バックアップTBをバックアップPBとする。上書き可能フラグが「OK」である場合には(ステップS243:NO)、ステップS241でリストアップした全てのバックアップを検査したか否かを判断する(ステップS244)。全てのバックアップを検査していない場合には(ステップS244:NO)、次に古いバックアップをバックアップTBとし(ステップS245)、ステップS243に戻る。全てのバックアップを検査した場合には(ステップS244:YES)、新規取得予定のバックアップをバックアップNBとする(ステップS246)。
以上説明した上書き可能判定処理によって、各世代のバックアップデータを確保しつつ、最少のボリューム数で、複数世代のバックアップデータの管理を行うことができるように、バックアップ先ボリュームの選択を行うことができる。
B2−3.バックアップ処理:
図17は、スケジュールモードにおけるバックアップ処理の流れを示す説明図である。バックアップ管理装置100のCPU10が実行する処理である。
CPU10は、常時、バックアップ時刻になったか否かを監視しており(ステップS300)、バックアップ時刻になると(ステップS300:YES)、バックアップスケジュール記憶部31eに記憶されたバックアップスケジュール31sを参照し(ステップS310)、バックアップを実行する(ステップS320)。そして、ボリュームテーブルを更新する(ステップS330)。
このバックアップ処理によって、バックアップスケジュール31sに従って、バックアップを自動的に行うことができる。
B3.逐次判定モード:
次に、逐次判定モードにおけるバックアップについて説明する。逐次判定モードにおけるバックアップでは、バックアップスケジュール31sを作成せずに、バックアップ周期ごとに、バックアップ先となるセカンダリ・ボリューム230を逐次選択してバックアップを実行する。
図18は、逐次判定モードにおけるバックアップ処理の流れを示すフローチャートである。なお、逐次判定モードでバックアップを行う場合には、管理者は、図11に示したバックアップスケジュール作成処理のステップS100〜ステップS140の処理によって、所望の複数世代のバックアップを行うために必要なボリューム数を調べ、予め準備しておく。
CPU10は、常時、バックアップ時刻になったか否かを監視しており(ステップS400)、バックアップ時刻になると(ステップS400:YES)、先に説明した上書き可能判定処理を実行する(ステップS410)。そして、この判定結果に基づいてバックアップ先ボリュームを選択し、バックアップを実行する(ステップS420)。そして、ボリュームテーブルを更新する(ステップS430)。
このバックアップ処理によって、バックアップ周期ごとに、複数のセカンダリ・ボリューム230の中から上書き可能な記録媒体を逐次自動選択して、バックアップを自動的に行うことができる。
以上説明した第1実施例のバックアップ管理装置100によれば、管理者が各世代の保証期間を個別に設定することを許容しつつ、複数世代のバックアップデータの管理を行うことができる。
C.第2実施例:
第1実施例では、バックアップ管理装置100は、バックアップモードの切り換えを管理者の選択によって行ったが、第2実施例では、バックアップモードの切り換えを自動で行う。これ以外は、第1実施例とほぼ同じである。
図19は、バックアップモード切換処理の流れを示すフローチャートである。バックアップ管理装置100のCPU10が実行する処理である。
CPU10は、まず、図3に示した保証期間設定画面を表示する(ステップS500)。次に、CPU10は、保証期間設定画面で管理者によって設定されたバックアップ周期と、バックアップの世代数と、各保証期間とを取得し(ステップS510)、保証期間テーブルを設定する(ステップS520)。そして、CPU10は、設定されたバックアップ周期と、世代数と、保証期間とを満たす複数世代のバックアップを行うために必要なセカンダリ・ボリューム230のボリューム数を算出したり、セカンダリ・ボリューム230のローテーションの順序を決定したりするためのシミュレーションを行う(ステップS530)。このシミュレーションは、図11に示したバックアップスケジュール作成処理のステップS130と同じである。シミュレーションの試行回数は、管理者によって任意に設定可能である。
次にCPU10は、シミュレーションによって、セカンダリ・ボリューム230のローテーションのパターンが所定試行回数以内に収束したか否かを判断する(ステップS540)。ここで、「ローテーションのパターンが収束する」とは、例えば、図9に示したように、ローテーションの順序に規則性が見出されることを意味する。ローテーションのパターンが所定試行回数以内に収束した場合には(ステップS540:YES)、バックアップモードをスケジュールモードに設定する(ステップS550)。ローテーションのパターンが所定試行回数以内に収束しなかった場合には(ステップS540:NO)、バックアップモードを逐次判定モードに設定する(ステップS560)。所定試行回数は、任意に設定可能である。この処理によって、バックアップモードを自動的に切り換えることができる。
この後、バックアップモードがスケジュールモードである場合には、先に図11に示したバックアップスケジュール作成処理と同様にしてバックアップスケジュール31sを作成し、これに従ってバックアップ処理を実行する。また、バックアップモードが逐次判定モードである場合には、以下に説明するバックアップ処理を実行する。
図20は、逐次判定モードにおけるバックアップ処理の流れを示すフローチャートである。
CPU10は、常時、バックアップ時刻になったか否かを監視しており(ステップS600)、バックアップ時刻になると(ステップSS600:YES)、上書き判定処理を実行し(ステップS610)、上書き可能なボリュームがあるか否かを判断する(ステップS620)。上書き可能なボリュームがない場合には(ステップS620:NO)、管理者にその旨を通知する(ステップS630)。このとき、セカンダリ・ボリューム230の代わりにテープバックアップを行うようにしてもよい。ステップS620において、上書き可能なボリュームがある場合には(ステップS620:YES)、そのボリュームにバックアップを実行し(ステップS640)、ボリュームテーブルを更新する(ステップS650)。
以上説明した第2実施例のバックアップ管理装置100によれば、管理者が各世代の保証期間を個別に設定することを許容しつつ、バックアップスケジュール31sに従ってバックアップを行うか、バックアップ周期ごとに上書き可能な記録媒体を逐次自動選択してバックアップを行うかを切り換えて、複数世代のバックアップを行うことができる。
D.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形例が可能である。
D1.変形例1:
上記実施例では、バックアップ管理装置100は、プライマリ・ボリューム220からセカンダリ・ボリューム230へのバックアップ、および、セカンダリ・ボリューム230から磁気テープへのバックアップを行うものとしたが、これに限られない。SANに複数のディスクアレイ装置や、他の外部記憶装置を接続し、これらにバックアップを行うようにしてもよい。
D2.変形例2:
上記実施例では、図3に示したグラフィカル・ユーザ・インタフェースWGによって、管理者が、バックアップ周期と、バックアップの世代数と、各世代の保証期間とを設定可能とし、バックアップ管理装置100の利便性を向上させているが、これに限られない。管理者が各世代の保証期間を設定可能であれば、バックアップ周期と、バックアップの世代数とを固定にしてもよい。
本発明の一実施例としてのバックアップシステム1000の構成を示す説明図である。 第1実施例のバックアップ管理装置100の概略構成を示す説明図である。 保証期間設定画面の一例を示す説明図である。 ボリューム設定画面の一例を示す説明図である。 ボリュームテーブルの一例を示す説明図である。 保証期間テーブルの一例を示す説明図である。 テープバックアップ設定画面の一例を示す説明図である。 テープバックアップカタログの一例を示す説明図である。 ボリューム上書き可能判定モジュール34によるシミュレーション結果、および、バックアップスケジュール31sの一例を示す説明図である。 バックアップ保持状況表示画面の一例を示す説明図である。 バックアップスケジュール作成処理の流れを示すフローチャートである。 上書き可能判定の概要を示す説明図である。 上書き可能判定の具体例を示す説明図である。 上書き可能判定処理の流れを示すフローチャートである。 バックアップPB取得処理の流れを示すフローチャートである。 バックアップNB取得処理の流れを示すフローチャートである。 スケジュールモードにおけるバックアップ処理の流れを示す説明図である。 逐次判定モードにおけるバックアップ処理の流れを示すフローチャートである。 バックアップモード切換処理の流れを示すフローチャートである。 逐次判定モードにおけるバックアップ処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1000...バックアップシステム
100...バックアップ管理装置
10...CPU
20...メモリ
30...記憶装置
31b...バックアップ周期記憶部
31c...保証期間テーブル記憶部
31d...ボリュームテーブル記憶部
31s...バックアップスケジュール
32...保証期間設定画面表示モジュール
34...ボリューム上書き可能判定モジュール
40...ブロックデバイスインタフェース
50...入力装置
60...出力装置
200...ディスクアレイ装置
210...ブロックデバイスインタフェース
220...プライマリ・ボリューム
230...セカンダリ・ボリューム
300...テープ装置
310...ブロックデバイスインタフェース
WG...グラフィカル・ユーザ・インタフェース
Axt...時間軸
R...保証期間表示領域
La1,L2,L3...区切線
MP...マウスポインタ

Claims (20)

  1. 書き換え可能な複数の記録媒体をローテーションさせて、所定のバックアップ周期で、前記記録媒体にバックアップデータを記録し、複数世代のバックアップデータの管理を行うバックアップ管理装置であって、
    前記複数世代のそれぞれについて、ユーザによって個別に設定され、前記バックアップデータの存在を保証する保証期間を入力する保証期間入力部と、
    前記バックアップ周期と、前記バックアップデータの世代数と、前記保証期間とに基づいて、所定のシミュレーションを行うことによって、バックアップスケジュールを作成するシミュレーション部と、
    を備えるバックアップ管理装置。
  2. 書き換え可能な複数の記録媒体をローテーションさせて、所定のバックアップ周期で、前記記録媒体にバックアップデータを記録し、複数世代のバックアップデータの管理を行うバックアップ管理装置であって、
    前記複数世代のそれぞれについて、ユーザによって個別に設定され、前記バックアップデータの存在を保証する保証期間を入力する保証期間入力部と、
    前記バックアップ周期と、前記バックアップデータの世代数と、前記保証期間とに基づいて、所定のシミュレーションを行うことによって、前記複数世代のバックアップデータの管理を実現するために必要な前記記録媒体の数を算出するシミュレーション部と、
    該算出された記録媒体の数を出力する出力部と、
    を備えるバックアップ管理装置。
  3. 請求項1または2記載のバックアップ管理装置であって、さらに、
    ユーザによって設定された前記バックアップ周期を入力するバックアップ周期入力部と、
    ユーザによって設定された前記世代数を入力する世代数入力部と、
    のうちの少なくとも1つを備える、
    バックアップ管理装置。
  4. 請求項1または2記載のバックアップ管理装置であって、さらに、
    前記世代と、前記保証期間とを対応づけて記憶する保証期間記憶部と、
    前記記録媒体と、該記録媒体に前記バックアップデータが記録された時刻とを対応づけて記憶する媒体情報記憶部と、を備え、
    前記シミュレーション部は、
    前記保証期間記憶部と、前記媒体情報記憶部とを参照して、前記第n世代(nは、自然数)のバックアップデータが、該第n世代よりも古い第(n+1)世代のバックアップデータに移行するときに、該バックアップデータが記録された記録媒体に、第1世代のバックアップデータを上書き可能か否かを判断する判断部を備える、
    バックアップ管理装置。
  5. 請求項4記載のバックアップ管理装置であって、
    前記判断部は、
    前記第n世代のバックアップデータよりも1つ新しいバックアップデータが、前記第(n+1)世代のバックアップデータに移行するまでの第1の所要時間と、
    前記第(n+1)世代のバックアップデータが、該第(n+1)世代のバックアップデータの保証期間外に移行するまでの第2の所要時間と、を比較し、
    前記第1の所要時間が前記第2の所要時間よりも短い場合に、上書き可能と判断する、
    バックアップ管理装置。
  6. 請求項1記載のバックアップ管理装置であって、さらに、
    前記バックアップスケジュールに従って、前記バックアップを実行するバックアップ実行部を備えるバックアップ管理装置。
  7. 請求項1記載のバックアップ管理装置であって、さらに、
    前記シミュレーションの結果、前記バックアップスケジュールにおける前記ローテーションのパターンが所定の試行回数以内に収束するか否かを判断する収束判断部と、
    前記収束判断部によって、前記パターンが前記所定の試行回数以内に収束する判断されたときに、前記バックアップスケジュールに従って、前記バックアップを実行する第1のバックアップ実行部と、
    前記収束判断部によって、前記パターンが前記所定の試行回数以内に収束しないと判断されたときに、前記バックアップ周期ごとに、前記複数の記録媒体の中から、上書き可能な記録媒体を逐次選択して、該記録媒体に、前記バックアップを実行する第2のバックアップ実行部と、
    を備えるバックアップ管理装置。
  8. 書き換え可能な複数の記録媒体のいずれかに、所定のバックアップ周期で、前記記録媒体にバックアップデータを記録し、複数世代のバックアップデータの管理を行うバックアップ管理装置であって、
    前記複数世代のそれぞれについて、ユーザによって個別に設定され、前記バックアップデータの存在を保証する保証期間を入力する保証期間入力部と、
    前記世代と、前記保証期間とを対応づけて記憶する保証期間記憶部と、
    前記記録媒体と、該記録媒体に前記バックアップデータが記録された時刻とを対応づけて記憶する媒体情報記憶部と、
    前記バックアップ周期ごとに、前記保証期間記憶部と、前記媒体情報記憶部とを参照して、前記第n世代(nは、自然数)のバックアップデータが、該第n世代よりも古い第(n+1)世代のバックアップデータに移行するときに、該バックアップデータが記録された記録媒体に、第1世代のバックアップデータを上書き可能か否かを判断する判断部と、
    該判断結果が上書き可のときには、前記記録媒体に上書きして第1世代のバックアップを実行し、前記判断結果が上書き不可のときには、他の記録媒体に第1世代のバックアップを実行するバックアップ実行部と、
    を備えるバックアップ管理装置。
  9. 請求項8記載のバックアップ管理装置であって、さらに、
    前記保証期間記憶部と、前記媒体情報記憶部とを参照して、前記保証期間と、前記バックアップデータが記録された記録媒体と、該記録媒体に前記バックアップデータが記録された時刻とを対応づけて出力する出力部を備える、
    バックアップ管理装置。
  10. 請求項1、2、8のいずれかに記載のバックアップ管理装置であって、
    前記保証期間入力部は、以下に示す条件下で、前記保証期間の入力を許容する、
    バックアップ管理装置。
    条件(1):複数の前記保証期間は、連続している。;
    条件(2):第(n+1)世代(nは、自然数)のバックアップデータは、第n世代のバックアップデータよりも古く、第(n+1)世代のバックアップデータの保証期間は、第n世代のバックアップデータの保証期間以上である。
  11. 請求項10記載のバックアップ管理装置であって、
    前記条件は、さらに、
    条件(3):前記保証期間は、前記バックアップ周期の倍数である、
    を含むバックアップ管理装置。
  12. 書き換え可能な複数の記録媒体をローテーションさせて、所定のバックアップ周期で、前記記録媒体にバックアップデータを記録し、複数世代のバックアップデータの管理を行うバックアップ管理装置に用いられるインタフェースであって、
    時間軸とともに表示され、期間の長さに対応した長さを有する所定の領域を、区切線で区分することによって、前記バックアップデータの世代数と等しい複数の領域を表示する期間表示領域を有し、
    前記各領域の長さは、前記複数世代のそれぞれについて、前記バックアップデータの存在を保証する保証期間を表しており、
    前記期間表示領域は、前記区切線を、ユーザのポインティングデバイスの操作に応じて移動することによって、前記保証期間を変更可能である、
    インタフェース。
  13. 請求項12記載のインタフェースであって、
    前記期間表示領域は、第(n+1)世代(nは、自然数)のバックアップデータは、第n世代のバックアップデータよりも古く、第(n+1)世代のバックアップデータの保証期間は、第n世代のバックアップデータの保証期間以上であるという条件を満たすように表示される、
    インタフェース。
  14. 請求項12記載のインタフェースであって、
    前記保証期間と、前記バックアップデータが記録された記録媒体と、該記録媒体に前記バックアップデータが記録された時刻とを対応づけて表示する管理状況表示領域を有する、
    インタフェース。
  15. 書き換え可能な複数の記録媒体をローテーションさせて、所定のバックアップ周期で、前記記録媒体にバックアップデータを記録し、複数世代のバックアップデータの管理を行うバックアップ管理装置を制御する制御方法であって、
    (a)前記複数世代のそれぞれについて、ユーザによって個別に設定され、前記バックアップデータの存在を保証する保証期間を入力する工程と、
    (b)前記バックアップ周期と、前記バックアップデータの世代数と、前記保証期間とに基づいて、所定のシミュレーションを行うことによって、バックアップスケジュールを作成する工程と、
    を備える制御方法。
  16. 書き換え可能な複数の記録媒体をローテーションさせて、所定のバックアップ周期で、前記記録媒体にバックアップデータを記録し、複数世代のバックアップデータの管理を行うバックアップ管理装置を制御する制御方法であって、
    (a)前記複数世代のそれぞれについて、ユーザによって個別に設定され、前記バックアップデータの存在を保証する保証期間を入力する工程と、
    (b)前記バックアップ周期と、前記バックアップデータの世代数と、前記保証期間とに基づいて、所定のシミュレーションを行うことによって、前記複数世代のバックアップデータの管理を実現するために必要な前記記録媒体の数を算出する工程と、
    (c)該算出された記録媒体の数を出力する工程と、
    を備える制御方法。
  17. 書き換え可能な複数の記録媒体のいずれかに、所定のバックアップ周期で、前記記録媒体にバックアップデータを記録し、複数世代のバックアップデータの管理を行うバックアップ管理装置を制御する制御方法であって、
    (a)前記複数世代のそれぞれについて、ユーザによって個別に設定され、前記バックアップデータの存在を保証する保証期間を入力する工程と、
    (b)前記世代と、前記保証期間とを対応づけて記憶する工程と、
    (c)前記記録媒体と、該記録媒体に前記バックアップデータが記録された時刻とを対応づけて記憶する工程と、
    (d)前記バックアップ周期ごとに、前記保証期間記憶部と、前記媒体情報記憶部とを参照して、前記第n世代(nは、自然数)のバックアップデータが、該第n世代よりも古い第(n+1)世代のバックアップデータに移行するときに、該バックアップデータが記録された記録媒体に、第1世代のバックアップデータを上書き可能か否かを判断する工程と、
    (e)該判断結果が上書き可のときには、前記記録媒体に上書きして第1世代のバックアップを実行し、前記判断結果が上書き不可のときには、他の記録媒体に第1世代のバックアップを実行する工程と、
    を備える制御方法。
  18. 書き換え可能な複数の記録媒体をローテーションさせて、所定のバックアップ周期で、前記記録媒体にバックアップデータを記録し、複数世代のバックアップデータの管理を行うバックアップ管理装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、
    前記複数世代のそれぞれについて、ユーザによって個別に設定され、前記バックアップデータの存在を保証する保証期間を取得する機能と、
    前記バックアップ周期と、前記バックアップデータの世代数と、前記保証期間とに基づいて、所定のシミュレーションを行うことによって、バックアップスケジュールを作成する機能と、
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  19. 書き換え可能な複数の記録媒体をローテーションさせて、所定のバックアップ周期で、前記記録媒体にバックアップデータを記録し、複数世代のバックアップデータの管理を行うバックアップ管理装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、
    前記複数世代のそれぞれについて、ユーザによって個別に設定され、前記バックアップデータの存在を保証する保証期間を取得する機能と、
    前記バックアップ周期と、前記バックアップデータの世代数と、前記保証期間とに基づいて、所定のシミュレーションを行うことによって、前記複数世代のバックアップデータの管理を実現するために必要な前記記録媒体の数を算出する機能と、
    該算出された記録媒体の数を出力する機能と、
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  20. 書き換え可能な複数の記録媒体のいずれかに、所定のバックアップ周期で、前記記録媒体にバックアップデータを記録し、複数世代のバックアップデータの管理を行うバックアップ管理装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、
    前記複数世代のそれぞれについて、ユーザによって個別に設定され、前記バックアップデータの存在を保証する保証期間を取得する機能と、
    前記世代と、前記保証期間とを対応づけて記憶する機能と、
    前記記録媒体と、該記録媒体に前記バックアップデータが記録された時刻とを対応づけて記憶する機能と、
    前記バックアップ周期ごとに、前記保証期間記憶部と、前記媒体情報記憶部とを参照して、前記第n世代(nは、自然数)のバックアップデータが、該第n世代よりも古い第(n+1)世代のバックアップデータに移行するときに、該バックアップデータが記録された記録媒体に、第1世代のバックアップデータを上書き可能か否かを判断する機能と、
    該判断結果が上書き可のときには、前記記録媒体に上書きして第1世代のバックアップを実行し、前記判断結果が上書き不可のときには、他の記録媒体に第1世代のバックアップを実行する機能と、
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
JP2003432113A 2003-12-26 2003-12-26 複数世代のバックアップデータの管理 Pending JP2005190259A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003432113A JP2005190259A (ja) 2003-12-26 2003-12-26 複数世代のバックアップデータの管理
US10/939,470 US7069277B2 (en) 2003-12-26 2004-09-14 Management of multiple generations of backup data
US11/259,259 US20060047726A1 (en) 2003-12-26 2005-10-27 Management of multiple generations of backup data

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003432113A JP2005190259A (ja) 2003-12-26 2003-12-26 複数世代のバックアップデータの管理

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005190259A true JP2005190259A (ja) 2005-07-14

Family

ID=34708939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003432113A Pending JP2005190259A (ja) 2003-12-26 2003-12-26 複数世代のバックアップデータの管理

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7069277B2 (ja)
JP (1) JP2005190259A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007001057A1 (ja) 2005-06-29 2007-01-04 Nippon Steel Corporation 伸線特性に優れた高強度線材およびその製造方法
JP2007226479A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Fujitsu Ltd データベースのバックアップ環境構築方法、バックアップ環境構築プログラム、およびバックアップ環境構築装置
JP2009223508A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Hitachi Computer Peripherals Co Ltd バックアップシステム及び世代データ管理方法
JP2009230628A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Hitachi Ltd 計算機システム及び管理計算機
JP2010211383A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Hitachi Information Systems Ltd ファイルの世代管理システムおよび世代管理方法、ならびにそのためのプログラム
JP2011248842A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Sanyo Electric Co Ltd バックアップデータ管理装置
JP2014154044A (ja) * 2013-02-12 2014-08-25 Hitachi Solutions Ltd 業務文書処理装置、業務文書処理プログラム

Families Citing this family (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6996551B2 (en) * 2000-12-18 2006-02-07 International Business Machines Corporation Apparata, articles and methods for discovering partially periodic event patterns
JP2006113881A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Fujitsu Ltd データ管理装置
US8260753B2 (en) * 2004-12-31 2012-09-04 Emc Corporation Backup information management
US20080162685A1 (en) 2004-12-31 2008-07-03 Emc Corporation Information management architecture
US9026512B2 (en) * 2005-08-18 2015-05-05 Emc Corporation Data object search and retrieval
US7716171B2 (en) * 2005-08-18 2010-05-11 Emc Corporation Snapshot indexing
US8025650B2 (en) * 2006-06-12 2011-09-27 Wound Care Technologies, Inc. Negative pressure wound treatment device, and methods
US9009115B2 (en) * 2006-08-04 2015-04-14 Apple Inc. Restoring electronic information
US8370853B2 (en) * 2006-08-04 2013-02-05 Apple Inc. Event notification management
US20080034004A1 (en) * 2006-08-04 2008-02-07 Pavel Cisler System for electronic backup
US20080034019A1 (en) * 2006-08-04 2008-02-07 Pavel Cisler System for multi-device electronic backup
US8166415B2 (en) 2006-08-04 2012-04-24 Apple Inc. User interface for backup management
US7853566B2 (en) * 2006-08-04 2010-12-14 Apple Inc. Navigation of electronic backups
US7809688B2 (en) * 2006-08-04 2010-10-05 Apple Inc. Managing backup of content
US8311988B2 (en) 2006-08-04 2012-11-13 Apple Inc. Consistent back up of electronic information
US20080126442A1 (en) * 2006-08-04 2008-05-29 Pavel Cisler Architecture for back up and/or recovery of electronic data
US7809687B2 (en) * 2006-08-04 2010-10-05 Apple Inc. Searching a backup archive
US7860839B2 (en) * 2006-08-04 2010-12-28 Apple Inc. Application-based backup-restore of electronic information
US7853567B2 (en) * 2006-08-04 2010-12-14 Apple Inc. Conflict resolution in recovery of electronic data
US7856424B2 (en) 2006-08-04 2010-12-21 Apple Inc. User interface for backup management
US7487310B1 (en) * 2006-09-28 2009-02-03 Emc Corporation Rotation policy for SAN copy sessions of ISB protocol systems
US7584339B1 (en) 2006-09-28 2009-09-01 Emc Corporation Remote backup and restore operations for ISB protocol systems
US7725669B1 (en) 2006-09-28 2010-05-25 Emc Corporation Backup and restore operations using coherency groups for ISB protocol systems
US7587565B1 (en) 2006-09-28 2009-09-08 Emc Corporation Generating automated and scheduled SAN copy sessions for ISB protocol systems
US7707455B2 (en) * 2007-03-14 2010-04-27 Microsoft Corporation Self-service recovery of application data
US8429425B2 (en) * 2007-06-08 2013-04-23 Apple Inc. Electronic backup and restoration of encrypted data
US8099392B2 (en) 2007-06-08 2012-01-17 Apple Inc. Electronic backup of applications
US8745523B2 (en) 2007-06-08 2014-06-03 Apple Inc. Deletion in electronic backups
US8468136B2 (en) 2007-06-08 2013-06-18 Apple Inc. Efficient data backup
US20080307017A1 (en) 2007-06-08 2008-12-11 Apple Inc. Searching and Restoring of Backups
US8725965B2 (en) 2007-06-08 2014-05-13 Apple Inc. System setup for electronic backup
EP2372553B1 (en) * 2007-06-08 2013-01-30 Apple Inc. Application-based backup-restore of electronic information
US8307004B2 (en) 2007-06-08 2012-11-06 Apple Inc. Manipulating electronic backups
US8010900B2 (en) 2007-06-08 2011-08-30 Apple Inc. User interface for electronic backup
US9176825B2 (en) * 2008-12-31 2015-11-03 Symantec Corporation Granular application data lifecycle sourcing from a single backup
US8214370B1 (en) * 2009-03-26 2012-07-03 Crossbow Technology, Inc. Data pre-processing and indexing for efficient retrieval and enhanced presentation
US8650165B2 (en) 2010-11-03 2014-02-11 Netapp, Inc. System and method for managing data policies on application objects
US8943026B2 (en) 2011-01-14 2015-01-27 Apple Inc. Visual representation of a local backup
US8984029B2 (en) 2011-01-14 2015-03-17 Apple Inc. File system management
US8769224B1 (en) 2011-09-30 2014-07-01 Emc Corporation Discovering new physical machines for physical to virtual conversion
US8738870B1 (en) 2011-09-30 2014-05-27 Emc Corporation Block based backup
US8898407B1 (en) 2011-09-30 2014-11-25 Emc Corporation Incremental block based backup
US9483358B1 (en) 2011-09-30 2016-11-01 EMC IP Holding Company LLC Synthetic block based backup
US8904133B1 (en) 2012-12-03 2014-12-02 Hitachi, Ltd. Storage apparatus and storage apparatus migration method
US9904606B1 (en) 2013-06-26 2018-02-27 EMC IP Holding Company LLC Scheduled recovery in a data protection system
US10235392B1 (en) * 2013-06-26 2019-03-19 EMC IP Holding Company LLC User selectable data source for data recovery
US10353783B1 (en) 2013-06-26 2019-07-16 EMC IP Holding Company LLC Pluggable recovery in a data protection system
US9641486B1 (en) 2013-06-28 2017-05-02 EMC IP Holding Company LLC Data transfer in a data protection system
US9703618B1 (en) 2013-06-28 2017-07-11 EMC IP Holding Company LLC Communication between a software program that uses RPC with another software program using a different communications protocol enabled via proxy
US10133642B2 (en) * 2014-02-18 2018-11-20 Cobalt Iron, Inc. Techniques for presenting views of a backup environment for an organization on a sub-organizational basis
DE112014006156B4 (de) 2014-04-22 2023-05-04 Hitachi, Ltd. Speichersystem und Datenmigrationsverfahren
JP6512000B2 (ja) * 2015-07-07 2019-05-15 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム
US10324804B1 (en) * 2015-09-30 2019-06-18 EMC IP Holding Company LLC Incremental backup with eventual name space consistency
US11301338B2 (en) * 2018-09-20 2022-04-12 EMC IP Holding Company LLC Recovery on virtual machines with existing snapshots
US11573863B2 (en) * 2019-04-08 2023-02-07 Kyndryl, Inc. Virtual machine backup and restore coordinator

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5487160A (en) * 1992-12-04 1996-01-23 At&T Global Information Solutions Company Concurrent image backup for disk storage system
US5778395A (en) * 1995-10-23 1998-07-07 Stac, Inc. System for backing up files from disk volumes on multiple nodes of a computer network
US6154817A (en) * 1996-12-16 2000-11-28 Cheyenne Software International Sales Corp. Device and method for managing storage media
JPH11134234A (ja) * 1997-08-26 1999-05-21 Reliatec Ltd バックアップ・リストア方法およびその制御装置,並びにバックアップ・リストアプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH11194964A (ja) 1998-01-05 1999-07-21 Hitachi Ltd データ記録システム
US6397229B1 (en) * 1998-02-02 2002-05-28 International Business Machines Corporation Storage-controller-managed outboard incremental backup/restore of data
JP4081858B2 (ja) * 1998-06-04 2008-04-30 ソニー株式会社 コンピュータシステム、コンピュータ端末装置、及び記録媒体
GB2353611B (en) 1999-08-24 2004-03-17 Ibm Disk image backup/restore with data preparation phase
JP4115060B2 (ja) * 2000-02-02 2008-07-09 株式会社日立製作所 情報処理システムのデータ復旧方法及びディスクサブシステム
JP3938475B2 (ja) 2001-03-29 2007-06-27 株式会社日立製作所 バックアップ処理方法及びその実施システム並びにその処理プログラム
GB0116686D0 (en) 2001-07-07 2001-08-29 Hewlett Packard Co Data backup
JP2003330782A (ja) * 2002-05-10 2003-11-21 Hitachi Ltd 計算機システム
US7024528B2 (en) 2002-08-21 2006-04-04 Emc Corporation Storage automated replication processing

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007001057A1 (ja) 2005-06-29 2007-01-04 Nippon Steel Corporation 伸線特性に優れた高強度線材およびその製造方法
JP2007226479A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Fujitsu Ltd データベースのバックアップ環境構築方法、バックアップ環境構築プログラム、およびバックアップ環境構築装置
JP2009223508A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Hitachi Computer Peripherals Co Ltd バックアップシステム及び世代データ管理方法
JP2009230628A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Hitachi Ltd 計算機システム及び管理計算機
US8386432B2 (en) 2008-03-25 2013-02-26 Hitachi, Ltd. Backup management method in a remote copy environment
JP2010211383A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Hitachi Information Systems Ltd ファイルの世代管理システムおよび世代管理方法、ならびにそのためのプログラム
JP2011248842A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Sanyo Electric Co Ltd バックアップデータ管理装置
JP2014154044A (ja) * 2013-02-12 2014-08-25 Hitachi Solutions Ltd 業務文書処理装置、業務文書処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US7069277B2 (en) 2006-06-27
US20060047726A1 (en) 2006-03-02
US20050149577A1 (en) 2005-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005190259A (ja) 複数世代のバックアップデータの管理
JP5386005B2 (ja) 複製環境における協調記憶管理操作
CN1983153B (zh) 数据处理系统中执行远程复制的方法和存储数据的方法
JP5172574B2 (ja) アプリケーションデータのバックアップ構成構築に用いる管理計算機
US7698545B1 (en) Computer configuration chronology generator
US7325019B2 (en) Managing data replication policies
JPH04320526A (ja) 電子プリントシステムにおいてソフトウェアをアップグレードする方法
JP2007328785A (ja) 複数の仮想化リモート・ミラーリング・セッション整合性グループを作成および管理するためのシステムおよび方法
JP2006236019A (ja) データコピー方式の切替方法
JPH04326444A (ja) プログラマブル・ワークステーションの遠隔管理方法
EP1990721A1 (en) Storage controller, control method of the same, and information processing system
JP2005510794A (ja) 選択的データ複製システムおよび方法
JP2000284987A (ja) コンピュータ、コンピュータネットワークシステム及び記録媒体
JP5760614B2 (ja) ライブラリシステム、管理装置、ライブラリ装置、管理方法および管理プログラム
JP5521595B2 (ja) ストレージシステム及びストレージ制御方法
JP4498867B2 (ja) データ保存管理方法およびデータライフサイクルマネージメントシステム
CN110825543B (zh) 在故障存储设备上快速恢复数据的方法
JP2006268509A (ja) ジョブ設定装置およびジョブ設定方法
US7330946B2 (en) Data processing system
JP4558740B2 (ja) アプリケーション管理プログラム、アプリケーション管理方法、およびアプリケーション管理装置
CN106326030A (zh) 用于存储系统中的软切换的方法和装置
US8117405B2 (en) Storage control method for managing access environment enabling host to access data
JP4475933B2 (ja) 流れ図作成プログラム及び流れ図作成方法
KR20070010156A (ko) 데이터 저장 시스템, 컬러 및 컬러 경계 유지 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 프로그램을 기록한 기록 매체
JP4854366B2 (ja) 画面記録プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090210