JP2004164551A - データ記録体、記録媒体読取装置および記録媒体読取方法 - Google Patents

データ記録体、記録媒体読取装置および記録媒体読取方法 Download PDF

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Abstract

【課題】可視情報と電子回路チップに格納されている情報と比較を行なうことなく、未然に偽造を防止することができるデータ記録体、記録媒体読取装置および記録媒体読取方法を提供すること。
【解決手段】第1のデータが記録された記録媒体と、記録媒体に付され、第2のデータを記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から第1のデータを読取る読取手段110と、第2のデータのうち第1のデータの読取りを許可するか否かの情報を読込む読込手段120と、読込手段120で読込まれた情報に基づいて第1のデータの読取りが許可されているか否か判定する判定手段130と、判定手段130の判定結果に基づいて、読取手段110の読取りを制御する制御手段140と、を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、紙幣や有価証券等の偽造を防止するデータ記録体、記録媒体読取装置および記録媒体読取方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙幣や有価証券等の偽造を防止する偽造防止方法として、例えば、国際公開第00−34923号パンフレットには、電子回路チップを装着したシートの偽造防止方法が記載されている。この偽造防止方法は、紙幣や有価証券等のシートに、電子回路チップを装着してシートに印刷されている可視情報を暗号化して電子回路チップに格納し、可視情報と電子回路チップに格納されている情報とを比較して偽造を防止するようになっている。この偽造防止方法は、日本経済新聞(5月24日発行 夕刊)にも掲載されているように、紙幣の偽造の防止策として注目されている。この偽造防止方法によれば、例えば、電子回路チップに一枚一枚の紙幣に異なる番号を記憶させておくことで、電子回路チップのない紙幣や偽番号が印刷された紙幣は瞬時に判別できるようになっている。また、犯罪がらみ取引に使われた紙幣の流通経路も追跡することできるため、資金洗浄(マネーロンダリング)防止対策にも役立つため、実用化を目指している。
【0003】
【特許文献1】
国際公開第00−34923号パンフレット
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような偽造防止方法においては、前述した可視情報と電子回路チップに格納されている情報を比較する必要があり、可視情報のデータはスキャナ等で読取るため、スキャナ等の特性により読取精度が大きく変化し、電子回路チップに記憶された情報と可視情報と同一であると判定することは容易ではないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、可視情報と電子回路チップに格納されている情報と比較を行なうことなく、未然に偽造を防止することができるデータ記録体、記録媒体読取装置および記録媒体読取方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記第2のデータのうち前記第1のデータの読取りを許可するか否かの情報を読込む読込手段と、前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの読取りが許可されているか否か判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記読取手段の読取りを制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、記録媒体に記録された第1のデータを読取手段によって読取る際に、判定手段の判定結果に基づいて読取手段の読取を制御することができるため、偽造を防止することができる。
【0007】
請求項2記載の発明では、請求項1において、前記制御手段は、前記判定手段により前記第1のデータの読取りが許可されていないと判定されたとき、前記第1のデータの読取りを停止し、前記判定手段により前記第1のデータの読取りが許可されていると判定されたとき、前記第1のデータを読取るように前記読取手段の読取りを制御するよう構成されている。
この構成により、記録媒体に記録された第1のデータを読取手段によって読取る際に、判定手段により第1のデータの読取りが許可されていないと判定されたとき、第1のデータの読取りを停止することができるため、偽造を防止することができる。
【0008】
請求項3記載の発明では、請求項1又は請求項2において、前記データ記録体を保持する保持手段と、前記保持手段によって保持された前記データ記録体の範囲内で前記読込手段を移動させる移動手段を備え、前記読込手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第2のデータを読込むように構成されている。
この構成により、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体への影響を少なくすることができる。
【0009】
請求項4記載の発明では、請求項1又は請求項2において、前記データ記録体を保持する保持手段と、前記保持手段によって保持された前記データ記録体の範囲内で前記読取手段を移動させる移動手段とを備え、前記読取手段に前記読込手段を設け、前記読取手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第1のデータを読取るとともに、前記読込手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第2のデータを読込むように構成されている。
この構成により、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体に影響の少なくすることができる。
【0010】
請求項5記載の発明では、請求項1又は請求項2において、前記データ記録体がデータ記録体載置台に載置されたとき、前記データ記録体を読取位置に搬送し、前記第1のデータの読取りが終了した前記データ記録体を排出台上に排出する自動原稿搬送装置を備え、前記データ記録体を搬送する搬送経路上に、前記読込手段を設けるように構成されている。
この構成により、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体に影響の少なくすることができる。
【0011】
請求項6記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記データ記録体と異なる被データ記録体を構成する被記録媒体および被データ保存媒体のうち前記被記録媒体に前記読取手段によって読取られた前記第1のデータを記録する記録手段と、前記第2のデータを前記被データ保存媒体に前記第2のデータを書込む書込手段と、前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、前記判定手段により、前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みが許可されていると判定されたとき、前記被データ記録体に前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みを行い、前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みが許可されていないと判定されたとき、前記被データ記録体に前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みを行わないように前記記録手段および前記書込み手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、判定手段の判定結果に基づいて記録手段および書込手段の記録および書込みを制御することができるため、偽造を防止することができる。
【0012】
請求項7記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記読取手段により読取られた前記第1のデータおよび所定のデータのいずれか一方を前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録手段と、前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、所定のデータを前記被記録媒体に記録し、前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていると判定されたとき、前記第1のデータを前記被記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、記録が許可されていない第1のデータを被記録媒体に記録する際に、第1のデータと異なる所定のデータ、例えば、警告するデータ等を記録することができるため、偽造を防止することができる。
【0013】
請求項8記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記読取手段により読取られた前記第1のデータを前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録手段と、前記データ保存媒体に利用者を特定する利用者特定情報を書込む書込手段と、前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、前記利用者特定情報を前記データ保存媒体に書込むように前記書込手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、第1のデータの記録が許可されていない場合、利用者特定情報をデータ保存媒体に書込んで複写元であるデータ記録体に証拠をのこすことができる。したがって、偽造を防止できるばかりか、後日追跡調査もできる。
【0014】
請求項9記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記読取手段により読取られた前記第1のデータを前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録手段と、前記被記録媒体に付された被データ保存媒体に利用者を特定する利用者特定情報および前記第2のデータを書込む書込手段と、前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、前記利用者特定情報を前記被データ保存媒体に書込むように制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、第1のデータの記録が許可されていない場合、利用者特定情報を被データ保存媒体に書込んで複写先であるデータ記録体に証拠を残すことができる。したがって、偽造を防止できるばかりか、後日追跡調査もできる。
【0015】
請求項10記載の発明では、請求項6〜9において、前記データ記録体を保持する保持手段と、前記保持手段によって保持された前記データ記録体の範囲内で前記読込手段を移動させる移動手段を備え、前記読込手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第2のデータを読込むように構成されている。
この構成により、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体への影響を少なくすることができる。
【0016】
請求項11記載の発明では、請求項6〜9において、前記データ記録体を保持する保持手段と、前記保持手段によって保持された前記データ記録体の範囲内で前記読取手段を移動させる移動手段を備え、前記読取手段に前記読込手段を設け、前記読取手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第1のデータを読取るとともに、前記読込手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第2のデータを読込むように構成されている。
この構成により、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体に影響の少なくすることができる。
【0017】
請求項12記載の発明では、請求項6〜9において、前記データ記録体がデータ記録体載置台に載置されたとき、前記データ記録体を読取位置に搬送し、前記第1のデータの読取りが終了した前記データ記録体を排出台上に排出する自動原稿搬送装置を備え、前記データ記録体を搬送する搬送経路上に、前記読込手段を設けるように構成されている。
この構成により、データ記録体の搬送経路上に読込手段を設けることにより、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体に影響の少なくすることができる。
【0018】
請求項13記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記データ記録体と異なる被データ記録体を構成する被記録媒体および被データ保存媒体のうち前記被記録媒体に前記読取手段によって読取られた前記第1のデータを記録する記録手段と、前記第2のデータを前記被データ保存媒体に前記第2のデータを書込む書込手段と、前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、前記判定手段により、前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みが許可されていると判定されたとき、前記被データ記録体に前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みを行い、前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みが許可されていないと判定されたとき、前記被データ記録体に前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みを行わないように前記記録手段および前記書込み手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、判定手段の判定結果に基づいて記録手段および書込手段の記録および書込みを制御することができるため、偽造を防止することができる。
【0019】
請求項14記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記読取手段により読取られた前記第1のデータおよび所定のデータのいずれか一方を前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録手段と、前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、
前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、所定のデータを前記被記録媒体に記録し、前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていると判定されたとき、前記第1のデータを前記被記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、記録が許可されていない第1のデータを被記録媒体に記録する際に、第1のデータと異なる所定のデータ、例えば、警告するデータ等を記録することができるため、偽造を防止することができる。
【0020】
請求項15記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記読取手段により読取られた前記第1のデータを前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録手段と、前記データ保存媒体に利用者を特定する利用者特定情報を書込む書込手段と、前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、前記利用者特定情報を前記データ保存媒体に書込むように前記書込手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、第1のデータの記録が許可されていない場合、利用者特定情報をデータ保存媒体に書込んで複写元であるデータ記録体に証拠を残すことができる。したがって、偽造を防止できるばかりか、後日追跡調査もできる。
【0021】
請求項16記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記読取手段により読取られた前記第1のデータを前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録手段と、前記被記録媒体に付された被データ保存媒体に利用者を特定する利用者特定情報および前記第2のデータを書込む書込手段と、前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、前記利用者特定情報を前記被データ保存媒体に書込むように制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、第1のデータの記録が許可されていない場合、利用者特定情報を被データ保存媒体に書込んで複写先であるデータ記録体に証拠を残すことができる。したがって、偽造を防止できるばかりか、後日追跡調査もできる。
【0022】
請求項17記載の発明では、請求項13〜16において、前記データ記録体を保持する保持手段と、前記保持手段によって保持された前記データ記録体の範囲内で前記読込手段を移動させる移動手段を備え、前記読込手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第2のデータを読込むように構成されている。
この構成により、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体への影響を少なくすることができる。
【0023】
請求項18記載の発明では、請求項13〜16において、前記データ記録体を保持する保持手段と、前記保持手段によって保持された前記データ記録体の範囲内で前記読取手段を移動させる移動手段を備え、前記読取手段に前記読込手段を設け、前記読取手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第1のデータを読取るとともに、前記読込手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第2のデータを読込むように構成されている。
この構成により、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体に影響の少なくすることができる。
【0024】
請求項19記載の発明では、請求項13〜16において、前記データ記録体がデータ記録体載置台に載置されたとき、前記データ記録体を読取位置に搬送し、前記第1のデータの読取りが終了した前記データ記録体を排出台上に排出する自動原稿搬送装置を備え、前記データ記録体を搬送する搬送経路上に、前記読込手段を設けるように構成されている。
この構成により、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体に影響の少なくすることができる。
【0025】
請求項20記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取るに際して、前記第2のデータのうち前記第1のデータの読取りを許可するか否かの情報を読込む読込ステップと、前記読込ステップで読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの読取りが許可されているか否か判定する判定ステップと、前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記第1のデータの読取り動作を制御する制御ステップと、から構成されている。
この構成により、記録媒体に記録された第1のデータを読取る際に、判定ステップの判定結果に基づいて第1のデータの読取りを制御することができるため、偽造を防止することができる。
【0026】
請求項21記載の発明では、請求項20において前記制御ステップは、前記判定ステップにおいて、前記第1のデータの読取りが許可されていないと判定されたとき、前記第1のデータの読取りを停止し、前記判定ステップにおいて、前記第1のデータの読取りが許可されていると判定されたとき、前記第1のデータを読取るように前記読取り動作を制御するように構成されている。
この構成により、記録媒体に記録された第1のデータを読取る際に、判定ステップにおいて第1のデータの読取りが許可されていないと判定されたとき、第1のデータの読取りを停止することができるため、偽造を防止することができる。
【0027】
請求項22記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取ステップと、前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込ステップと、前記読込ステップで読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて、前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、所定のデータを前記被記録媒体に記録し、前記判定手段において、前記第1のデータの記録が許可されていると判定されたとき、前記第1のデータを前記被記録媒体に記録する記録ステップと、から構成されている。
この構成により、記録が許可されていない第1のデータを被記録媒体に記録する際に、第1のデータと異なる所定のデータ、例えば、警告するデータ等を記録することができるため、偽造を防止することができる。
【0028】
請求項23記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取ステップと、前記読取ステップにおいて、読取られた前記第1のデータを前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録ステップと、前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込ステップと、前記読込ステップで読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて、前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、前記利用者特定情報を前記データ保存媒体に書込む書込ステップと、から構成されている。
この構成により、第1のデータの記録が許可されていない場合、利用者特定情報をデータ保存媒体に書込んで複写元であるデータ記録体に証拠をのこすことができる。したがって、偽造を防止できるばかりか、後日追跡調査もできる。
【0029】
請求項24記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取ステップと、前記読取ステップにおいて、読取られた前記第1のデータを前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録ステップと、前記第2のデータのうち前記第1のデータの読取りを許可するか否かの情報を読込む読込ステップと、前記読込ステップで読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて、前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、利用者を特定する利用者特定情報を前記被記録媒体に付された被データ保存媒体に書込む書込ステップと、から構成されている。
この構成により、第1のデータの記録が許可されていない場合、利用者特定情報を被データ保存媒体に書込んで複写先であるデータ記録体に証拠を残すことができる。したがって、偽造を防止できるばかりか、後日追跡調査もできる。
【0030】
請求項25記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体において、前記第1のデータが読取られる際に、前記データ保存媒体が前記第1のデータの読取りを許可するか否かの情報を備えるように構成されている。
この構成により、第1のデータが記録されている記録媒体の読取りを防止することができるため、偽造防止することができる。
【0031】
請求項26記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取ステップと、前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込ステップと、前記読込ステップで読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの読取りが許可されているか否か判定する判定ステップと、前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記第1のデータの読取り動作を制御する制御ステップと、をコンピュータに実行させるプログラム。
この構成により、記録媒体に記録された第1のデータを読取る際に、判定ステップの判定結果に基づいて第1のデータの読取りを制御することができるため、偽造を防止することができる。
【0032】
請求項27記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取ステップと、前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込ステップと、前記読込ステップで読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの読取りが許可されているか否か判定する判定ステップと、前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記第1のデータの読取り動作を制御する制御ステップと、を含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶した媒体。
この構成により、記録媒体に記録された第1のデータを読取る際に、判定ステップの判定結果に基づいて第1のデータの読取りを制御することができるため、偽造を防止することができる。
【0033】
請求項28記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記第1のデータの読取りに関する読取情報を取得する読取情報取得手段と、前記読取情報取得手段により取得された前記読取情報を前記データ保存媒体に書込む書込手段と、前記読取手段により読取られた前記第1のデータを前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録手段と、前記記録手段による第1のデータの記録が許可されているか否かの記録許可情報を含む前記第2のデータを読込む読込手段と、前記読込手段により読込まれた前記第2のデータに含まれる記録許可情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、前記読取情報を前記データ保存媒体に書込むよう前記書込手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、読取情報をデータ保存媒体に書込むことができ、後日追跡調査の手がかりとなり、偽造を防止することができる。
【0034】
請求項29記載の発明では、請求項28において、前記読取情報取得手段が、日時を示す日時情報を生成する日時情報生成部を有し、前記読取情報が第1のデータを読取った際の日時を示す前記日時情報を含むよう構成されている。
この構成により、第1のデータを読取った日時を示す日時情報をデータ保存媒体に書込むことができ、後日追跡調査の手がかりとなり、偽造を防止することができる。
【0035】
請求項30記載の発明では、請求項28〜29において、前記読取情報取得手段が、当該装置を識別するための装置情報が記憶された装置情報記憶部を有し、前記読取情報が前記装置情報を含むよう構成されている。
この構成により、第1のデータを読取った装置を示す装置情報をデータ保存媒体に書込むことができ、後日追跡調査の手がかりとなり、偽造を防止することができる。
【0036】
請求項31記載の発明では、請求項28〜30において、前記読取情報取得手段が、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力させる入力部を有し、前記読取情報がユーザ識別情報を含むよう構成されている。
この構成により、第1のデータを読取ったユーザを識別するためのユーザ識別情報をデータ保存媒体に書込むことができ、後日追跡調査の手がかりとなり、偽造を防止することができる。
【0037】
請求項32記載の発明では、請求項28〜31において、前記読取情報取得手段が、当該装置の位置情報を検知する位置検出部を有し、前記読取情報が前記位置情報を含むよう構成されている。
この構成により、第1のデータを読取った装置の位置情報をデータ保存媒体に書込むことができ、後日追跡調査の手がかりとなり、偽造を防止することができる。
【0038】
請求項33記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され第2のデータを記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記第2のデータを読込む読込手段と、前記読込手段により読込まれた前記第2のデータに所定の情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、前記第2のデータを外部機器に送信する送信手段と、前記判定手段により前記第2のデータに所定の情報が含まれていると判定された場合、前記第2のデータを外部機器に送信するよう送信手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成によれば、第2のデータに所定の情報が含まれていると判定された場合、第2のデータを外部機器に送信することができるため、外部に通報することができ、偽造を防止することができる。
【0039】
請求項34記載の発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記第1のデータの読取りに関する読取情報を取得する読取情報取得手段と、前記データ保存媒体に前記読取情報を書込む書込手段と、前記第2のデータを読込む読込手段と、前記読込手段により読込まれた前記第2のデータに所定の情報が含まれているか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段により前記第2のデータに所定の情報が含まれていると判定された場合、前記第2のデータおよび読取情報を外部機器に送信する送信手段と、前記送信手段により前記第2のデータおよび前記読取情報の送信が可能か否かを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段により前記第2のデータおよび前記読取情報の送信が可能と判定された場合、前記第2のデータおよび前記読取情報を外部機器に送信するよう前記送信手段を制御し、前記第2の判定手段により前記第2のデータおよび前記読取情報の送信が可能でないと判定された場合、前記読取情報を前記データ保存媒体に書込むよう書込手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成によれば、所定の情報の送信が可能と判定された場合、第2のデータおよび読取情報を外部機器に送信し、第2のデータおよび読取情報の送信が可能でないと判定された場合、読取情報をデータ保存媒体に書込むことができ、偽造を防止することができる。
【0040】
請求項35記載の発明では、画像が記録された原稿と、前記原稿に付されデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ保存媒体付き原稿から前記画像を読取る読取手段と、前記画像の読取りに関する読取情報を取得する読取情報取得手段と、前記読取情報取得手段により取得された前記読取情報を前記データ保存媒体に書込む書込手段と、前記読取手段により読取られた前記画像を前記原稿と異なる被原稿に記録する記録手段と、前記記録手段による前記画像の記録が許可されているか否かの記録許可情報を含む前記データを読込む読込手段と、前記読込手段により読込まれた前記データに含まれる記録許可情報に基づいて前記画像の記録が許可されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記画像の記録が許可されていないと判定されたとき、前記読取情報を前記データ保存媒体に書込むよう前記書込手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、画像の記録が許可されていないと判定されたとき、読取情報をデータ保存媒体に書込むことができ、後日追跡調査の手がかりとなり、偽造を防止することができる。
【0041】
請求項36記載の発明では、画像が記録された原稿と、前記原稿に付されデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ保存媒体付き原稿から前記画像を読取る読取手段と、前記データを読込む読込手段と、前記読込手段により読込まれた前記データに所定の情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、前記データを外部機器に送信する送信手段と、前記判定手段により前記データに所定の情報が含まれていると判定された場合、前記データを外部機器に送信するよう送信手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、データ保存媒体に記録されているデータに所定の情報が含まれていると判定された場合、データを外部機器に送信することができるため、外部に通報することができ、偽造を防止することができる。
【0042】
請求項37記載の発明では、画像が記録された原稿と、前記原稿に付されデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ保存媒体付き原稿から前記画像を読取る読取手段と、前記画像の読取りに関する読取情報を取得する読取情報取得手段と、前記データ保存媒体に前記読取情報を書込む書込手段と、
前記データを読込む読込手段と、前記読込手段により読込まれた前記データに所定の情報が含まれているか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段により前記データに所定の情報が含まれていると判定された場合、前記データおよび前記読取情報を外部機器に送信する送信手段と、前記送信手段により前記データおよび前記読取情報の送信が可能か否かを判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段により前記データおよび前記読取情報の送信が可能と判定された場合、前記データおよび前記読取情報を外部機器に送信するよう前記送信手段を制御し、前記第2の判定手段により前記データおよび前記読取情報の送信が可能でないと判定された場合、前記読取情報を前記データ保存媒体に書込むよう書込手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、データおよび読取情報の送信が可能と判定された場合、データおよび読取情報を外部機器に送信し、データおよび読取情報の送信が可能でないと判定された場合、読取情報をデータ保存媒体に書込むことができ、偽造を防止することができる。
【0043】
請求項38記載の発明では、データが記録可能なデータ保存媒体が付された書籍から前記書籍の画像を読み取る読取手段と、前記画像が既に読み取られた既読取回数および前記画像の読み取り回数の限度を示す読取限度回数を前記データ保存媒体から読込む読込手段と、前記読込手段により読込まれた前記既読取回数と前記読取限度回数に基づいて、前記既読取回数が前記読取限度回数より小さいか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記既読取回数が前記読取限度回数より小さいと判定された場合、前記画像を読み取らせるよう前記読取手段を制御し、前記判定手段により、前記既読取回数が前記読取限度回数より小さくないと判定された場合、前記画像を読み取らせないよう前記読取手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、データ保存媒体に記録されている既読取回数および読取限度回数に基づいて、読取手段による書籍の画像の読み取りを制御することができるため、書籍の画像の読み取りを制限することができる。
【0044】
請求項39記載の発明では、データが記録可能なデータ保存媒体が付された書籍から前記書籍の画像を読み取る読取手段と、前記データ保存媒体に既に記録されている前記書籍の読み取りに関する既読取情報を読込む読込手段と、前記画像の読み取りに関する画像読取情報を前記データ保存媒体に書き込む書込手段と、前記読込手段によって前記既読取情報が読込まれたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって、前記既読取情報が読込まれないと判定された場合、前記画像読取情報を前記データ保存媒体に書き込ませるよう前記書込手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、書籍の画像を電子化できるとともに、データ保存媒体に既読取情報が無い場合には、装置情報を書込むことができ、電子化された画像が不正に利用された場合、画像の入力が行なわれた装置を一意に定めることができ、問題追跡に有効である。
【0045】
請求項40記載の発明では、データが記録可能なデータ保存媒体が付された書籍から前記書籍の画像を読み取る読取手段と、前記データ保存媒体から前記書籍の著作権に関する著作権情報を読込む読込手段と、前記読込手段によって読込まれた前記著作権情報および前記画像の読み取りに関する読取情報を外部機器に送信する送信手段と、前記読込手段によって読込まれた前記著作権情報に基づいて前記画像の読み取りを許可するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記画像の読み取りが許可されていないと判定された場合、前記読込手段によって読込まれた前記著作権情報および前記読取情報を外部機器に送信するよう送信手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、判定手段により画像の読み取りが許可されていないと判定された場合、著作権情報および読取情報を外部機器に送信することができ、違法な画像の読み取りが行われた読取情報を外部機器の特定の通報サイト等に通報することができる。
【0046】
請求項41記載の発明では、データが記録可能なデータ保存媒体が付された書籍から前記書籍の画像を読み取る読取手段と、前記データ保存媒体から前記書籍の著作権に関する著作権情報を読込む読込手段と、前記読取手段によって読み取られた前記画像を複写先である被記録媒体に記録する記録手段と、前記読込手段によって読込まれた前記著作権情報に基づいて前記画像の記録を許可する否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記画像の記録が許可されていないと判定された場合、前記読取手段によって読み取られた前記画像を前記被記録媒体に記録させないよう前記記録手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、判定手段により画像の記録が許可されていないと判定された場合、読取手段によって読み取られた画像を被記録媒体に記録させないよう記録手段を制御することができ、違法な複写を制限することができる。
【0047】
請求項42記載の発明では、データが記録可能なデータ保存媒体が付された書籍から前記書籍の画像を読み取る読取ステップと、前記データ保存媒体に既に記録されている前記書籍の読み取りに関する既読取情報を読込む読込ステップと、前記読込ステップによって前記既読取情報が読込まれたか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによって、前記既読取情報が読込まれないと判定された場合、前記画像の読み取りに関する前記画像読取情報を前記データ保存媒体に書き込むよう制御する制御ステップと、をコンピュータに実行させるプログラム。
この構成により、書籍の画像を電子化できるとともに、データ保存媒体に既読取情報が無い場合には、装置情報を書込むことができ、電子化された画像が不正に利用された場合、画像の入力が行なわれた装置を一意に定めることができ、問題追跡に有効である。
【0048】
請求項43記載の発明では、データが記録可能なデータ保存媒体が付された書籍から前記書籍の画像を読み取る読取ステップと、前記データ保存媒体に既に記録されている前記書籍の読み取りに関する既読取情報を読込む読込ステップと、前記読込ステップによって前記既読取情報が読込まれたか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによって、前記既読取情報が読込まれないと判定された場合、前記画像の読み取りに関する前記画像読取情報を前記データ保存媒体に書き込むよう制御する制御ステップと、を含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶した媒体である。
この構成により、書籍の画像を電子化できるとともに、データ保存媒体に既読取情報が無い場合には、装置情報を書込むことができ、電子化された画像が不正に利用された場合、画像の入力が行なわれた装置を一意に定めることができ、問題追跡に有効である。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2は、データ記録体の概略を示す構成図である。
まず、図2に基づいて、データ記録体について説明する。
データ記録体200は、書類であり、記録媒体210と、データ保存媒体220と、から構成されている。なお、データ記録体200とは、例えば、機密文書、紙幣および有価証券等を含むものである。
【0050】
記録媒体210は、紙であり、第1のデータ215が印刷されている。ここで、第1のデータ215とは、例えば、文字および図柄を含むものをいう。なお、記録媒体210は、紙に限定されるものではなく、CD−ROM(Compact DiscRead Only Memory)、ICカード、メモリカード、プラスチックカード等の記録媒体を含むものとする。なお、例えば、記録媒体210がCD−ROMの場合、第1のデータとは、CD−ROMに記憶されているデータを意味するものである。
【0051】
データ保存媒体220は、電力受信、データ受信および送信を兼ねる図示しないアンテナコイル、メモリおよびASICが1チップ化されたモノリシックRFIDチップによって構成されている。また、データ保存媒体220は、後述する各実施の形態における読込手段もしくは書込手段からの送信されてきた電波により必要な電力を発生させ、送信されてきた電波によって搬送されたコマンドおよびデータによりデータの書込みやデータが読込みが行なわれるようになっている。また、データ保存媒体220は、記録媒体210に付されている。ここで、データ保存媒体220は、例えば、記録媒体210に埋め込まれていても貼り込まれていてもよい。データ保存媒体220は、暗号化された後述する読取許可情報、記録許可情報が含まれた第2のデータを格納することができるようになっている。なお、第2のデータは、読取許可情報、記録許可情報に限らず、例えば、第1のデータの通信を許可するか否かの通信許可情報でも、第1のデータの表示を許可するか否かの表示許可情報であってもよい。また、データ保存媒体220は、暗号化した読取許可情報もしくは記録許可情報等の各情報を書込むことができるようになっている。
【0052】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る第1の実施の形態の記録媒体読取装置100のブロック構成図である。
記録媒体読取装置100は、読取手段110と、読込手段120と、判定手段130と、制御手段140と、から構成されている。
【0053】
読取手段110は、スキャナであって、例えば、第1のデータを読取ることができるようになっている。なお、読取手段110は、スキャナに限定されるものではなく、データを読取ることができるもので、例えば、デジタルカメラ、ディスクドライブ、カードリーダー、メモリカードユニットが含まれる。
【0054】
読込手段120は、第2のデータのうち第1のデータの読取りを許可するか否かの読取許可情報を読込むことができるようになっている。
判定手段130は、読込手段120と接続され、読込手段120によって読込まれた読取許可情報により第1のデータの読取りが許可されているか否か判定するようになっている。
【0055】
制御手段140は、CPU(Central Processing Unit)によって構成され、読取手段110および判定手段130に接続されている。制御手段140は、判定手段130により第1のデータの読取りが許可されていないと判定されたとき、第1のデータの読取りを停止し、判定手段130により第1のデータの読取りが許可されていると判定されたとき、第1のデータを読取るように読取手段110を制御するようになっている。
【0056】
次に、記録媒体読取装置100による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図3は、記録媒体読取装置100による処理の流れを示すフローチャートである。
【0057】
まず、読込ステップ、すなわちステップS310において、第2のデータのうち第1のデータの読取りを許可するか否かの情報を読込手段120により読込んでステップS320に進む。
【0058】
次に、判定ステップ、すなわちステップS320において、第1のデータの読取りが許可されているか否かを判定し、読取が許可されていないと判定された場合ステップS330に進み、一方、読取が許可されていると判定された場合ステップS340に進む。
【0059】
次に、ステップS330において、第1のデータの読取りを停止するように読取手段110を制御し、一方、ステップS340において、第1のデータを読取るように読取手段110を制御する。
【0060】
このように、記録媒体読取装置100によれば、記録媒体210に記録された第1のデータ215を読取手段110によって読取る際に、判定手段130により第1のデータの読取りが許可されていない判定されたとき、読取手段110による第1のデータの読取りを停止することができるため、偽造を防止することができる。
【0061】
また、記録媒体読取装置100によれば、記録媒体210に記録された第1のデータ215を読取手段110によって読取る際に、判定手段130により第1のデータの読取りが許可されていない判定されたとき、読取手段110による第1のデータの読取りを停止することができるため、例えば、第1のデータをディスプレイに表示することを防止することができるばかりか、第1のデータの通信による送信を防止することができる。
【0062】
(第2の実施の形態)
図4は、本発明に係る第2の実施の形態の記録媒体記録装置400のブロック構成図である。
記録媒体記録装置400は、読取手段410と、読込手段420と、判定手段430と、記録手段440と、制御手段450とから構成されている。
【0063】
読取手段410は、スキャナであって、例えば、第1のデータを読取ることができるようになっている。なお、読取手段110は、スキャナに限定されるものではなく、データを読取ることができるもので、例えば、デジタルカメラ、ディスクドライブ、カードリーダー、メモリカードユニットが含まれる。
【0064】
読込手段420は、第2のデータのうち第1のデータの記録を許可するか否かの記録許可情報を読込むことができるようになっている。
判定手段430は、読込手段420と接続され、読込手段420によって読込まれた第2のデータにより第1のデータの記録が許可されているか否か判定するようになっている。
【0065】
記録手段440は、読取手段410により読取られた第1のデータおよび所定のデータのいずれか一方を記録媒体と異なる被記録媒体に記録するようになっている。ここで、所定のデータとは、第1のデータと異なる情報、例えば第1のデータから色を変更した情報、警告する情報を意味するものである。なお、被記録媒体とは、図2に示す記録媒体210と同一種類の紙を意味するものであり、複写先をいう。なお、被記録媒体は、データ保存媒体と、記録媒体と、を有するデータ記録体であってもよい。
【0066】
制御手段450は、CPU(Central Processing Unit)によって構成され、判定手段430により第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、所定のデータを図示しない被記録媒体に記録し、判定手段430により第1のデータの読取りが許可されていると判定されたとき、第1のデータを図示しない被記録媒体に記録するように記録手段440を制御するようになっている。なお、判定手段430により第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、警察や複写機の管理者に連絡するようにしてもよい。
【0067】
次に、記録媒体記録装置400による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図5は、記録媒体記録装置400による処理の流れを示すフローチャートである。
【0068】
まず、読取ステップ、すなわちステップS510において、読取手段410によりデータ記録体200から第1のデータを読取り、ステップS520に進む。
【0069】
次に、読込ステップ、すなわちステップS520において、第2のデータのうち第1のデータの記録を許可するか否かの記録許可情報を読込手段420により読込んでステップS530に進む。
【0070】
次に、ステップS530の判定ステップにおいて、記録許可情報に基づいて第1のデータの記録が許可されているか否かを判定手段430により判定し、第1のデータの記録が許可されていないと判定されたときステップS540に進み、一方、第1のデータの記録が許可されていると判定されたとき、ステップS550に進む。
【0071】
次に、ステップS540において、所定のデータを被記録媒体に記録するように記録手段440を制御する。一方、ステップS550において、第1のデータを被記録媒体に記録するように記録手段440を制御する。
【0072】
このように、記録媒体記録装置400によれば、記録が許可されていない第1のデータ215を被記録媒体に記録する際に、第1のデータ215と異なる所定のデータを記録することができるため、偽造を防止することができる。
【0073】
(第3の実施の形態)
図6は、本発明に係る第3の実施の形態の記録媒体記録装置600のブロック構成図である。
記録媒体記録装置600は、図6に示すように、読取手段610と、読込手段620と、判定手段630と、記録手段640と、書込手段650と、制御手段660とから構成されている。
【0074】
読取手段610は、スキャナであって、第1のデータを読取ることができるようになっている。なお、読取手段610は、スキャナに限定されるものではなく、データを読取ることができるもので、例えば、デジタルカメラ、ディスクドライブ、カードリーダー、メモリカードユニットが含まれる。
読込手段620は、第2のデータのうち第1のデータの記録を許可するか否かの記録許可情報を読込むことができるようになっている。
【0075】
判定手段630は、読込手段620と接続され、読込手段620によって読込まれた第2のデータにより第1のデータの記録が許可されているか否か判定するようになっている。
【0076】
記録手段640は、読取手段610により読取られた第1のデータを図2に示す記録媒体210と異なる被記録媒体に記録するようになっている。ここで、被記録媒体とは、図2に示す記録媒体210と同一種類の紙を意味するものであり、複写先をいう。なお、被記録媒体は、データ保存媒体と、記録媒体と、を有するデータ記録体であってもよい。
【0077】
書込手段650は、図2に示すデータ記録体200のデータ保存媒体220に利用者特定情報を書込むことができるようになっている。なお、利用者特定情報とは、複写、印刷、データの読込みを行なった日時、場所、利用者ID等の利用者を特定する情報をいう。
【0078】
制御手段660は、CPU(Central Processing Unit)によって構成され、判定手段430により第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、図2に示す複写元であるデータ記録体200のデータ保存媒体220に利用者特定情報を書込むように書込手段650を制御するようになっている。
【0079】
次に、記録媒体記録装置600による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図7は、記録媒体記録装置600による処理の流れを示すフローチャートである。
まず、読取ステップ、すなわちステップS710において、読取手段610によりデータ記録体200から第1のデータを読取り、ステップS720に進む。次に、読込ステップ、すなわちステップS720において、第2のデータのうち第1のデータの記録を許可するか否かの記録許可情報を読込手段620により読込んでステップS730に進む。
【0080】
次に、判定ステップ、すなわちステップS730において、記録許可情報に基づいて第1のデータの記録が許可されているか否かを判定手段630により判定し、第1のデータの記録が許可されていないと判定されたときステップS740に進み、一方、第1のデータの記録が許可されていると判定されたとき、ステップS750に進む。
【0081】
次に、書込ステップ、すなわちステップS740において、利用者特定情報を複写元である被データ保存媒体に書込むように書込手段650を制御してS750に進む。
次に、記録ステップ、すなわちステップS750において、第1のデータを記録媒体210と異なる被記録媒体に記録する。
【0082】
このように、記録媒体記録装置600によれば、図2に示すデータ保存媒体220に記録されている記録許可情報に基づいて、記録媒体210の第1のデータ215を記録する際に、書込手段650の書込み動作を制御することができる。よって、第1のデータの記録が許可されていない場合、利用者特定情報をデータ保存媒体に書込んで複写元であるデータ記録体に証拠をのこすことができる。したがって、偽造を防止できるばかりか、後日追跡調査もできる。
【0083】
(第4の実施の形態)
図8は、本発明に係る第4の実施の形態の記録媒体記録装置800のブロック構成図である。
記録媒体記録装置800は、読取手段810と、読込手段820と、判定手段830と、記録手段840と、書込手段850と、制御手段860と、から構成されている。
【0084】
読取手段810は、スキャナであって、第1のデータを読取ることができるようになっている。なお、読取手段810は、スキャナに限定されるものではなく、データを読取ることができるもので、例えば、デジタルカメラ、ディスクドライブ、カードリーダー、メモリカードユニットが含まれる。
読込手段820は、第2のデータのうち第1のデータの読取りを許可するか否かの記録許可情報を読込むことができるようになっている。
【0085】
判定手段830は、読込手段820と接続され、読込手段820によって読込まれた第2のデータにより第1のデータの記録が許可されているか否か判定するようになっている。
【0086】
記録手段840は、読取手段810により読取られた第1のデータを図2に示す記録媒体210と異なる被記録媒体に記録するようになっている。ここで、被記録媒体とは、図2に示す記録媒体210と同一種類の紙を意味するものであり、複写先をいう。なお、被記録媒体は、データ保存媒体と、記録媒体と、を有するデータ記録体であってもよい。
【0087】
書込手段850は、図2に示すデータ記録体200の複写先である被データ記録体の被データ保存媒体に利用者特定情報を書込みできるようになっている。ここで、被データ記録体は、図示しないが、図2に示すデータ記録体200と同一種類のものである。すなわち、被データ記録体は、被記録媒体と被データ保存媒体から構成され、被記録媒体に被データ保存媒体が付されている。なお、利用者特定情報とは、複写、印刷、データの読込みを行なった日時、場所、利用者ID等の利用者を特定する情報をいう。
【0088】
制御手段860は、CPU(Central Processing Unit)によって構成され、判定手段830により第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、複写先である被データ記録体の被データ保存媒体に利用者特定情報を書込むように書込手段850を制御するようになっている。
【0089】
次に、記録媒体記録装置800による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図9は、記録媒体記録装置800による処理の流れを示すフローチャートである。
まず、読取ステップ、すなわちステップS910において、読取手段810によりデータ記録体200から第1のデータを読取り、ステップS920に進む。
【0090】
次に、読込ステップ、すなわちステップS920において、第2のデータのうち第1のデータの記録を許可するか否かの記録許可情報を読込手段820により読込んでステップS930に進む。
【0091】
次に、判定ステップ、すなわちステップS930において、記録許可情報に基づいて第1のデータの記録が許可されているか否かを判定手段830により判定し、第1のデータの記録が許可されていないと判定されたときステップS940に進み、一方、第1のデータの記録が許可されていると判定されたとき、ステップS950に進む。
【0092】
次に、書込ステップ、すなわちステップS940において、利用者特定情報を複写先であるデータ保存媒体220に書込むように書込手段850を制御して、ステップS950に進む。
次に、記録ステップ、すなわちステップS950において、第1のデータを記録媒体210と異なる被記録媒体に記録する。
【0093】
このように、記録媒体記録装置800によれば、図2に示すデータ保存媒体220に記録されている記録許可情報に基づいて、記録媒体210の第1のデータ215を記録する際に、書込手段850による書込み動作を制御することができるため、複写先に利用者を特定する情報を書込んで証拠を残すことができる。よって、偽造を防止できるばかりか、後日追跡調査もできる。
【0094】
また、本発明の第1の実施の形態から第4の実施の形態の記録媒体読取装置および記録媒体記録装置による処理の各ステップを実行させるためのプログラムを生成し、そのプログラムに基づいて、コンピュータに、これらの各ステップでの処理を実行させることも可能である。
【0095】
(第5の実施の形態)
図10は、本発明に係る第5の実施の形態の複写装置の概略構成図である。
まず、全体の構成を説明する。図10に示す複写装置は、本体1と、ADF3(自動原稿搬送装置)から構成され、この本体1の上面にはコンタクトガラス2aおよびコンタクトガラス2aよりも小面積のスリットガラス2bが設けられている。なお、図10に示す複写装置は、これに限定されるものではなく、ファクシミリ装置、スキャナ装置、複合機等の画像形成装置を含む。
また、本体1の上部にはADF3が設けられており、このADF3は図示しないヒンジ機構を介してコンタクトガラス2aを開放および閉塞するように開閉自在になっている。
【0096】
まず、本体1の構成について説明する。
図11は、本発明の第5の実施の形態の複写装置のブロック構成図である。
本体1は、図11に示すように、読取手段20と、読込手段21と、移動手段22と、記録手段23と、書込手段24と、判定手段25と、制御手段26と、を備えている。
【0097】
読取手段20は、図2に示すデータ記録体200から第1のデータを読取るようになっている。なお、データ記録体200の構成は、上述しているので、その説明を省略する。読取手段20は、光源、反射ミラー、集光レンズ、CCD(電荷結合素子)等を有している。
【0098】
読込手段21は、読取手段20と一体に設けられ、第2のデータから第1のデータの記録を許可するか否かの記録許可情報を読取手段20の読取りと同時に読込むようになっている。
【0099】
移動手段22は、図示しない駆動機構によって駆動される駆動ローラ17aと、従動ローラ17bと、ワイヤー18等により構成され、駆動ローラ17aおよび従動ローラ17bにワイヤー18が巻回されており、ワイヤー18に読取手段20が固定されている。移動手段22は、保持手段を構成するコンタクトガラス2aの下方で図10に示す矢印30の左右方向に読取手段20および読込手段21を移動させるようになっている。なお、図10に示す矢印30は、読取手段20および読込手段21の移動範囲および移動方向を表している。
【0100】
記録手段23は、読取手段20によって読取られた第1のデータをデータ記録体200と異なる図示しない被データ記録体に記録するようになっている。なお、被データ記録体とは、データ記録体200の複写先を意味するものであり、被記録媒体と、被記録媒体に付された被データ保存媒体とから構成されている。
書込手段24は、被データ保存媒体に第2のデータを書込むようになっている。
判定手段25は、読込手段21で読込まれた記録許可情報に基づいて第1のデータの記録が許可されているか否か判定するようになっている。
【0101】
制御手段26は、CPU(Central Processing Unit)によって構成され、判定手段25により第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、第1のデータおよび第2のデータを複写先である被データ記録体に記録および書込みを行わず、判定手段25により第1のデータの記録が許可されていると判定されたとき、第1のデータおよび第2のデータを被データ記録体に記録および書込みを行なうように記録手段23および書込手段24を制御するようになっている。
【0102】
なお、読込手段21は、読取手段20と別々に設けられていてもよい。すなわち、読込手段21が後述する呼び出しコロ(呼び出し部材)10から第1排紙ローラ対15および第2排紙ローラ対16までのデータ記録体の搬送経路上に設けてもよい。
【0103】
次に、ADF3の構成について説明する。
ADF3は、データ記録体トレイ(データ記録体載置台)4、分離手段5、搬送手段6、排出手段7および排出トレイ8を備えている。
【0104】
データ記録体トレイ4は、複数のデータ記録体200からなるデータ記録体の束Pを載置するようになっており、このデータ記録体の束Pは分離手段5によって1枚に分離される。なお、データ記録体トレイ4には、載置するものがデータ記録体200だけでなく、図2に示すデータ保存媒体220を有しない、単なる文字情報や画情報等が記載された記録媒体であってもよい。
【0105】
分離手段5は、突き当て板9、呼び出しコロ(呼び出し部材)10、給紙ベルト11および分離コロ(阻止部材)12から構成されている。
【0106】
突き当て板9は、原稿束Pの先端が突き当てられることにより、データ記録体の束Pの先端を揃えるとともに、データ記録体の束Pが分離手段5側に侵入するのを防止するようになっており、図示しない突き当てソレノイドによってデータ記録体の束Pの先端に当接する位置および離隔する位置の間で移動するようになっている。
【0107】
呼び出しコロ10は、図示しない呼び出しソレノイドによってデータ記録体の束Pの上面に当接する位置および離隔する位置の間で移動可能に設けられており、本体1からの給紙スタート信号によって呼び出しソレノイドが駆動されると、呼び出しソレノイドによって離隔位置から当接位置に移動され、データ記録体の束Pの上部に位置するデータ記録体を給紙するようになっている。このとき、突き当てソレノイドも駆動されて突き当て板9がデータ記録体の束Pの先端から離隔する。
【0108】
給紙ベルト11は、駆動ローラ11aおよび従動ローラ11bに巻回されており、データ記録体の分離時に図示しない給紙モータによって、駆動ローラ11aが時計方向に駆動されるのにつれて時計方向に周回移動するようになっている。
【0109】
分離コロ12は、給紙ベルト11に摺接しており、給紙モータによって時計方向に回転駆動されるようになっている。この結果、データ記録体の束Pから最上位に位置するデータ記録体のみが分離される。
【0110】
また、搬送手段6は、駆動ローラ13および駆動ローラ13に摺接する従動ローラ14から構成されており、分離手段5によって分離されたデータ記録体を挟持してスリットガラス2b、すなわち読取位置に搬送するようになっている。
【0111】
スリットガラス2bの下方の本体1内には、読取手段20および読込手段21が停止されており、スリットガラス2bを通過するデータ記録体は、読取手段20および読込手段21によって第1のデータおよび第2のデータを同時に読取りおよび読込むようになっている。
【0112】
排紙手段7は第1排紙ローラ対15および第2排紙ローラ対16から構成されており、スリットガラス2bを通過したデータ記録体は第1の排紙ローラ対15および第2の排紙ローラ対16に挟持されて排出トレイ8上に排出されるようになっている。
【0113】
また、コンタクトガラス2aにデータ記録体を載置してデータ記録体を読取りおよび読込む場合には、読取手段20および読込手段21をコンタクトガラス2aの下方で図10に示す矢印30の左右方向に移動させることにより、第1のデータおよび第2のデータをそれぞれ同時に読取りおよび読込むようになっている。したがって、コンタクトガラス2aの下方にデータ記録体の範囲を覆うように読込手段21を設ける必要がないので、少ない読込手段21で第2のデータを読込むことができ、コストの低くすることができる。さらに、読込手段21による電波を減少させることができ、人体への影響を少なくすることができる。
【0114】
また、読取手段20および読込手段21をコンタクトガラス2aの下方で図10中、左右方向に移動させて第1のデータおよび第2のデータをそれぞれ同時に読取りおよび読込むようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、読込手段21が第2のデータを読込んだ後に、読取手段20が第1のデータを読取ってもよい。すなわち、読取手段20および読込手段21をコンタクトガラス2aの下方で図10中、左右方向に移動させて読込手段21が第2のデータを読込んだ後に、再び読取手段20および読込手段21をコンタクトガラス2aの下方で図10中、左右方向に移動させて、読取手段20が第1のデータを読取ってもよい。
【0115】
また、データ記録体載置4にデータ記録体を載置して第1のデータおよび第2のデータをそれぞれ読取りおよび読込む場合には、読取手段20および読込手段21をスリットガラス2bの下方で停止させて、ADF3によって搬送されてきたデータ記録体から第1のデータおよび第2のデータを同時に読取りおよび読込むようになっている。
【0116】
次に、複写装置による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図12〜17は、複写装置による処理の流れを示すフローチャートである。
ここで、読取手段20および読込手段21が、第1のデータおよび第2のデータを同時に読取りおよび読込む場合(A)と、読込手段21が第2のデータを読込んだ後に、読取手段20が第1のデータを読取る場合(B)の2つに大別できる。前者の場合の例としては、図13〜17のフローチャート、後者の場合の例としては、図12のフローチャートに示す。
【0117】
(A)読取手段20および読込手段21が、第1のデータおよび第2のデータを同時に読取りおよび読込む場合について説明する。
図14は、判定手順の処理の流れを示すフローチャートであり、図13、15、16、17は、複写手順の処理の流れを示すフローチャートである。ここで、複写手順と判定手順は、並列処理される。また、図13〜17に示す“F”とは、状態変数をいい、“未定”、“許可”および“拒否”を示す3つ値から構成されている。後述する判定手順において記録許可か否かの“F”が決定するまで、例えば、図13の複写手順におけるステップS1370以降の処理が待ち状態となる。
【0118】
(a)判定手順について図14に基づいて説明する。
まず、ステップS1410において、データ記録体から第2のデータを読込み、ステップS1420に進む。
【0119】
次に、ステップS1420において、第2のデータを読込むことができたか否かによって、データ保存媒体が有るか否かを判定し、データ保存媒体が有ると判定されたときステップS1430に進み、一方、データ保存媒体が無いと判定されたとき、ステップS1460に進む。
次に、ステップS1430において、データ保存媒体の解析すなわち、第2のデータを解析してステップS1440に進む。
【0120】
次に、ステップS1440において、第2のデータの記録許可情報に基づいて、記録許可か否かを判定し、許可であると判定されたときステップS1460に進む、一方、拒否と判定されたとき、ステップS1450に進む。
次に、ステップS1450において、状態変数Fに“拒否”を示す値が代入され、ステップS1460において、状態変数Fに“許可” を示す値が代入される。
【0121】
(b)複写手順について図13、15、16、17に基づいて説明する。
ここで、複写手順は、以下に示す4つの態様があり、まず、図13に示す複写手順について説明する。図13に示す複写手順は、例えば、赤、緑、青を出力可能な複写装置において、複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に第1のデータをカラー画像によって記録する際に、上述した判定手順において許可であると判定されたとき、第1のデータを記録する一方、上述した判定手順において拒否であると判定されたとき、赤、緑、青から一色抜いて記録する態様である。
【0122】
まず、ステップS1310において、状態変数Fに“未定”を示す値を代入することによって、状態変数Fを初期化してステップS1320に進む。
次に、ステップS1320において、データ記録体から第1のデータを読取り、ステップS1330に進む。
【0123】
次に、ステップS1330において、第1のデータを記録するための画像処理、すなわち読取られた第1のデータの各種補正および拡大処理又は縮小処理等を行なって、ステップS1340に進む。
次に、ステップS1340において、赤色を複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に記録してステップS1350に進む。
次に、ステップS1350において、緑色を複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に記録してステップS1360に進む。
【0124】
次に、ステップS1360において、状態変数Fが“未定”であるか否かが判定され、状態変数Fが“未定”でないと判定されるまで、すなわち状態変数Fが決定するまで待ち状態となり、状態変数Fが決定したときステップS1370に進む。
【0125】
次に、ステップS1370において、状態変数Fが“許可”であるか否かが判定され、状態変数Fが“許可”でないと判定されたとき、複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に青色を記録せず、また、複写先である被データ記録体を構成する被データ保存媒体に第2のデータを書込みせずに終了し、状態変数Fが“許可”であると判定されたとき、複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に青色を記録するとともに、複写先である被データ記録体を構成する被データ保存媒体に第2のデータを書込んで終了する。
【0126】
なお、ステップS1360およびステップS1370の処理は、ステップS1310の処理が終了した後から、ステップS1380の処理に入る前までの間であればどこにあってもよい。
【0127】
次に、複写手順のその他の態様について図15に基づいて説明する。
ここで、図15に示す複写手順は、上述した判定手順のステップS1440において許可と判定されたとき、第1のデータを正しく記録する一方、上述した判定手順のステップS1440において許可でないと判定されたとき、第1のデータの画像サイズを変更して複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に記録する態様である。
【0128】
まず、ステップS1510において、状態変数Fに“未定” を示す値を代入することによって状態変数Fを初期化してステップS1520に進む。
次に、ステップS1520において、データ記録体から第1のデータを読取り、ステップS1530に進む。
次に、ステップS1530において、第1のデータを記録するための画像処理、すなわち読取られた第1のデータの各種補正および拡大処理又は縮小処理等を行なって、ステップS1540に進む。
【0129】
次に、ステップS1540において、状態変数Fが“未定”であるか否かが判定され、状態変数Fが“未定”でないと判定されるまで、すなわち状態変数Fが決定するまで待ち状態となり、状態変数Fが決定したときステップS1550に進む。
【0130】
次に、ステップS1550において、状態変数Fが“許可”であるか否かが判定され、状態変数Fが“許可”でないと判定されたとき第1のデータの画像サイズを変更して複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に記録し、状態変数Fが“許可”であると判定されたとき、第1のデータの画像サイズどおり第1のデータを複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に記録するとともに第2のデータを複写先である被データ記録体を構成する被データ保存媒体に書込んで終了する。
【0131】
次に、複写手順のその他の態様について図16に基づいて説明する。
ここで、図16に示す複写手順は、複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体および被データ保存媒体に第1のデータおよび第2のデータを記録および書込みしておき、上述した判定手順のステップS1440において許可でないと判定されたとき、第1のデータおよび第2のデータが記録および書込みされた被データ記録体を構成する被記録媒体にさらに警告文等の警告情報を記録する態様である。
【0132】
まず、ステップS1610において、状態変数Fに“未定” を示す値を代入することによって状態変数Fを初期化してステップS1610に進む。
次に、ステップS1620において、データ記録体から第1のデータを読取り、ステップS1530に進む。
【0133】
次に、ステップS1630において、第1のデータを記録するための画像処理、すなわち読取られた第1のデータの各種補正および拡大処理又は縮小処理等を行なって、ステップS1640に進む。
【0134】
次に、ステップS1640において、複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に第1のデータを記録するとともに、複写先である被データ記録体を構成する被データ保存媒体に第2のデータを書込んでステップS1650に進む。
【0135】
次に、ステップS1650において、状態変数Fが“未定”であるか否かが判定され、状態変数Fが“未定”でないと判定されるまで、すなわち状態変数Fが決定するまで待ち状態となり、状態変数Fが決定したときステップS1660に進む。
【0136】
次に、ステップS1660において、状態変数Fが“許可”であるか否かが判定され、状態変数Fが“許可”でないと判定されたとき、ステップS1640において第1のデータおよび第2のデータの記録および書込みされた被データ記録体の被記録媒体にさらに警告文を記録する一方、状態変数Fが“許可”であると判定されたとき、ステップS1640において第1のデータおよび第2のデータの記録および書込みされた被データ記録体をそのまま出力する。
【0137】
次に、複写手順のその他の態様について図17に基づいて説明する。
ここで、図17に示す複写手順は、例えば、シアン(以下、単位Cという)、マゼンダ(以下、単にMという)、イエロー(以下、単にYという)およびブラック(以下、単にBという)を出力可能な複写装置において、複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に第1のデータをカラー画像によって記録する際に、上述した判定手順において許可であると判定されたとき、第1のデータを記録する一方、上述した判定手順において拒否であると判定されたとき、CMYBから一色抜いて記録する態様である。
【0138】
まず、ステップS1710において、状態変数Fに“未定”を示す値を代入することによって、状態変数Fを初期化してステップS1720に進む。
次に、ステップS1720において、データ記録体から第1のデータを読取り、ステップS1730に進む。
次に、ステップS1730において、第1のデータを記録するための画像処理、すなわち読取られた第1のデータの各種補正および拡大処理又は縮小処理等を行なって、ステップS1740に進む。
【0139】
次に、ステップS1740において、Yを複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に記録してステップS1750に進む。
次に、ステップS1750において、Mを複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に記録してステップS1760に進む。
【0140】
次に、ステップS1760において、状態変数Fが“未定”であるか否かが判定され、状態変数Fが“未定”でないと判定されるまで、すなわち状態変数Fが決定するまで待ち状態となり、状態変数Fが決定したときステップS1770に進む。
【0141】
次に、ステップS1770において、状態変数Fが“許可”であるか否かが判定され、状態変数Fが“許可”でないと判定されたとき、複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体にCを記録せず、ステップS1790に進み、また、複写先である被データ記録体を構成する被データ保存媒体に第2のデータを書込みせずに終了する。一方、ステップS1770において、状態変数Fが“許可”であると判定されたとき、複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体にCを記録するとともに、複写先である被データ記録体を構成する被データ保存媒体に第2のデータを書込んでステップS1790に進む。
次に、ステップS1790において、Bを複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に記録して終了する。
【0142】
なお、ステップS1760およびステップS1770の処理は、ステップS1710の処理が終了した後から、ステップS1790の処理に入る前までの間であればどこにあってもよい。
【0143】
(B)読込手段21が第2のデータを読込んだ後に、読取手段20が第1のデータを読取る場合について図12に基づいて説明する。
【0144】
まず、ステップS1210において、読込手段21によりデータ記録体から第2のデータを読込み、ステップS1220に進む。
【0145】
次に、ステップS1220において、第2のデータが読込むことができたか否かによって、データ保存媒体が有るか否かを判定し、データ保存媒体が有ると判定されたときステップS1230に進む一方、データ保存媒体がないと判定されたとき、ステップS1250に進む。
次に、ステップS1230において、データ保存媒体の解析すなわち、第2のデータを解析してステップS1240に進む。
【0146】
次に、ステップS1240において、第2のデータの記録許可情報に基づいて、記録許可であるか否かを判定し、記録許可であると判定されたときステップS1250に進む一方、記録許可でないと判定されたとき、ステップS1270に進む。
次に、ステップS1250において、データ記録体から第1のデータを読取り、ステップS1260に進む。
【0147】
次に、ステップS1260において、第1のデータを記録するための画像処理、すなわち読取られた第1のデータの各種補正および拡大処理又は縮小処理等を行なって、ステップS1270に進む。
【0148】
次に、ステップS1270において、複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に第1のデータを記録するとともに、複写先である被データ記録体を構成する被データ保存媒体に第2のデータを書込む。
【0149】
このような複写装置によれば、判定手段25の判定結果に基づいて記録手段23および書込手段24の記録および書込みを制御することができるため、偽造を防止することができる。
(第6の実施の形態)
【0150】
図18は、本発明に係る第6の実施の形態の画像形成装置1800のブロック構成図である。画像形成装置1800とは、複写装置、ファクシミリ装置、スキャナ装置、複合機等を含むものをいう。
【0151】
画像形成装置1800は、読取手段1810と、読取情報取得手段1820と、書込手段1830と、記録手段1840と、読込手段1850と、判定手段1860と、制御手段1870と、から構成されている。
【0152】
なお、画像形成装置1800は、図2に示すデータ記録体200から第1のデータおよび第2のデータを読取りおよび読込むようになっている。本実施の形態における図2に示すデータ記録体200は、データ保存媒体付き原稿であり、記録媒体210は、原稿であり、データ保存媒体220は、上述したモノリシックRFIDチップである。原稿には、画像が記録されており、データ保存媒体220には、データが記録されている。本実施の形態におけるデータは、上述した記録許可情報が記録されている。
【0153】
読取手段1810は、画像が記録された原稿および原稿に付されデータを記録することができるデータ保存媒体を有するデータ保存媒体付き原稿から画像を読取るようになっている。
【0154】
読取情報取得手段1820は、図示しない、日時情報生成部と、装置情報記憶部と、入力部と、位置検出部とを含むよう構成され、画像の読取りに関する読取情報を取得するようになっている。ここで、読取情報とは、日時情報、装置情報、ユーザ識別情報および位置情報を少なくとも1つ含むものをいう。
【0155】
日時情報生成部は、時計を有している。よって、読取情報を構成する日時情報は、日時情報生成部により生成される。また、装置情報記憶部は、画像形成装置1800のMACアドレスが記憶されている。また、入力部は、キーボード等の入力装置によって構成され、ユーザIDを入力させるようになっている。位置検出部は、GPS(Global Positioning System)によって構成され、画像形成装置1800の位置情報を検知するようになっている。
書込手段1830は、読取情報取得手段1820により取得された読取情報をデータ保存媒体220に書込むようになっている。
【0156】
記録手段1840は、読取手段1810により読取られた画像を原稿と異なる被原稿に記録するようになっている。ここで、被原稿とは、複写先の原稿をいい、図2に示すような、データ保存媒体220が埋め込まれた原稿であってもよい。
【0157】
読込手段1850は、記録許可情報を含むデータをデータ保存媒体220から読込むようになっている。
判定手段1860は、読込手段1850により読込まれたデータに含まれる記録許可情報に基づいて画像の記録が許可されているか否かを判定するようになっている。
【0158】
制御手段1870は、判定手段1860により画像の記録が許可されていないと判定されたとき、読取情報をデータ保存媒体220に書込むよう書込手段1830を制御するようになっている。
【0159】
次に、画像形成装置1800による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図19は、画像形成装置1800による処理の流れを示すフローチャートである。
【0160】
まず、ステップS1910において、データ保存媒体220に記録された画像の記録を許可されているか否かの情報を含むデータを読込手段1850が読込んで、ステップS1920に進む。
【0161】
ステップS1920において、データ保存媒体220を有しているか否かを判定し、データ保存媒体220を有していると判定された場合、ステップS1930に進み、データ保存媒体220を有していないと判定された場合、ステップS1950に進む。
ステップS1930において、データ保存媒体220を解析して、ステップS1940に進む。
【0162】
ステップS1940において、判定手段1860がデータ保存媒体220に記録されているデータに含まれる記録許可情報に基づいて画像の記録が許可されているか否かを判定し、画像の記録が許可されていると判定された場合、ステップS1950に進み、画像の記録が許可されていないと判定された場合、ステップS1970に進む。
【0163】
ステップS1950において、読取手段1810が画像を読取り、ステップS1960に進み、ステップS1960において、記録手段1840が読取った画像を被原稿に記録して終了する。
【0164】
ステップS1970において、読取情報取得手段1820が読取情報を取得し、ステップS1980に進み、ステップS1980において、書込手段1830が読取情報をデータ保存媒体220に書込んで終了する。
【0165】
このように、画像形成装置1800によれば、判定手段1860により画像の記録が許可されていないと判定されたとき、書込手段1830により読取情報をデータ保存媒体220に書込むことができ、後日追跡調査の手がかりとなり、偽造を防止することができる。
(第7の実施の形態)
【0166】
図20は、本発明に係る第7の実施の形態の画像形成装置2000のブロック構成図である。画像形成装置2000とは、複写装置、ファクシミリ装置、スキャナ装置、複合機等を含むものをいう。
画像形成装置2000は、読取手段2010と、読込手段2020と、判定手段2030と、送信手段2040と、制御手段2050と、から構成されている。
【0167】
なお、画像形成装置2000は、図2に示すデータ記録体200から第1のデータおよび第2のデータを読取りおよび読込むようになっている。本実施の形態における図2に示すデータ記録体200は、データ保存媒体付き原稿であり、記録媒体210は、原稿であり、データ保存媒体220は、上述したモノリシックRFIDチップである。原稿には、画像が記録されており、データ保存媒体220には、データが記録されている。本実施の形態におけるデータは、原稿の画情報、上述した記録許可情報および所定の情報が記録されている。また、所定の情報は、例えば、データ保存媒体付き原稿が有価証券であるか、もしくは紙幣であるか等を識別する情報であり、データ保存媒体に予め記憶されている。
【0168】
読取手段2010は、画像が記録された原稿および原稿に付されデータを記録することができるデータ保存媒体220を有するデータ保存媒体付き原稿から画像を読取るようになっている。
【0169】
読込手段2020は、データ保存媒体220に記録されたデータを読込むようになっている。
判定手段2030は、読込手段2020により読込まれたデータに上述した所定の情報が含まれているか否かを判定するようになっている。
【0170】
送信手段2040は、ネットワークと接続され、上述したデータ保存媒体220に記録されたデータを図示しない外部機器に送信するようになっている。また、外部機器とは、監視機関に設置してあるPC(Personal Computer)等をいい、監視機関とは警察等の偽造を監視する機関である。なお、外部機器は、画像形成装置2000から送信されてきたデータ保存媒体220に記録されたデータにより、違法な画像の読取りが行なわれたことが分かるようになっている。また、図2に示すデータ記録体200が紙幣等の場合には、データ保存媒体220に記録されたデータに含まれる紙幣番号により紙幣の流通を止めることができるようになっている。
【0171】
制御手段2050は、判定手段2030によりデータに所定の情報が含まれていると判定された場合、データ保存媒体220記録されたデータを外部機器に送信するよう送信手段2040を制御するようになっている。
【0172】
次に、画像形成装置2000による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図21は、画像形成装置2000による処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS2110において、データ保存媒体220に記録され、画像の記録を許可されているか否かの情報を含むデータを読込手段2020が読込んで、ステップS2120に進む。
【0173】
ステップS2120において、データ保存媒体220を有しているか否か判定し、データ保存媒体220を有していると判定された場合、ステップS2130に進み、データ保存媒体220を有していないと判定された場合、ステップS2160に進む。
【0174】
ステップS2130において、データ保存媒体220を解析して、ステップS2140に進む。
ステップS2140において、判定手段2030により所定の情報が含まれているか否かが判定され、所定の情報が含まれていると判定された場合、ステップS2150に進み、所定の情報が含まれていないと判定された場合、ステップS2160に進む。
【0175】
ステップS2150において、送信手段2040がデータ保存媒体220に記録されたデータを送信して終了する。
ステップS2160において、読取手段2010が画像を読取り終了する。
【0176】
このように、画像形成装置2000によれば、判定手段2030によりデータに所定の情報が含まれていると判定された場合、送信手段2040によりデータ保存媒体に記録されたデータを外部機器に送信することができるため、違法読取りが行なわれているという情報を外部に通報することができ、偽造を防止することができる。
(第8の実施の形態)
【0177】
図22は、本発明に係る第8の実施の形態の画像形成装置2200のブロック構成図である。画像形成装置2200とは、複写装置、ファクシミリ装置、スキャナ装置、複合機等を含むものをいう。
【0178】
画像形成装置2200は、読取手段2210と、読取情報取得手段2220と、書込手段2230と、読込手段2240と、第1の判定手段2250と、送信手段2260と、第2の判定手段2270と、制御手段2280と、から構成されている。
【0179】
なお、画像形成装置2000は、図2に示すデータ記録体200から第1のデータおよび第2のデータを読取りおよび読込むようになっている。本実施の形態における図2に示すデータ記録体200は、データ保存媒体付き原稿であり、記録媒体210は、原稿であり、データ保存媒体220は、上述したモノリシックRFIDチップである。原稿には、画像が記録されており、データ保存媒体220には、データが記録されている。本実施の形態におけるデータは、原稿の画情報、上述した記録許可情報および所定の情報が記録されている。また、所定の情報は、例えば、データ保存媒体付き原稿が有価証券であるか、もしくは紙幣等であるかを識別する情報であり、データ保存媒体に予め記憶されている。
【0180】
読取手段2210は、画像が記録された原稿および原稿に付されデータを記録することができるデータ保存媒体220を有するデータ保存媒体付き原稿から画像を読取るようになっている。
【0181】
読取情報取得手段2220は、図示しない、日時情報生成部と、装置情報記憶部と、入力部と、位置検出部とを含むよう構成され、画像の読取りに関する読取情報を取得するようになっている。読取情報とは、日時情報、装置情報、ユーザ識別情報および位置情報が含まれているものをいう。
【0182】
日時情報生成部は、時計を有している。よって、読取情報を構成する日時情報は、日時情報生成部により生成される。また、装置情報記憶部は、画像形成装置2200のMACアドレスが記憶されている。また、入力部は、キーボード等の入力装置によって構成され、ユーザIDを入力させるようになっている。位置検出部は、GPS(Global Positioning System)によって構成され、画像形成装置2200の位置情報を検知するようになっている。
書込手段2230は、データ保存媒体220に読取情報を書込むようになっている。
【0183】
読込手段2240は、データ保存媒体220に記録されたデータを読込むようになっている。
第1の判定手段2250は、読込手段2240により読込まれたデータに上述した所定の情報が含まれているか否かを判定するようになっている。
【0184】
送信手段2260は、ネットワークと接続され、上述したデータ保存媒体220に記録されたデータおよび読取情報を図示しない外部機器に送信するようになっている。また、外部機器とは、監視機関に設置してあるPC(Personal Computer)等をいい、監視機関とは警察等の偽造を監視する機関である。なお、外部機器は、画像形成装置2200から送信されてきたデータ保存媒体220に記録されたデータおよび読取情報により、違法な画像の読取りが行なわれたことが分かるようになっている。
【0185】
第2の判定手段2270は、送信手段2260により所定の情報の送信が可能か否かを判定するようになっている。すなわち、第2の判定手段2270は、ネットワークと接続状態であるか否かを、PING等より判定している。
【0186】
制御手段2280は、第2の判定手段2270により送信が可能と判定された場合、データ保存媒体220に記録されたデータおよび読取情報を外部機器に送信するように送信手段2260を制御し、第2の判定手段2270により送信が可能でないと判定された場合、読取情報をデータ保存媒体220に書込むように書込手段2230を制御するようになっている。
【0187】
次に、画像形成装置2200による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図23は、画像形成装置2200による処理の流れを示すフローチャートである。
【0188】
まず、ステップS2310において、データ保存媒体220に記録され、データを読込んで、ステップS2320に進む。
ステップS2320において、データ保存媒体220を有しているか否か判定し、データ保存媒体220を有していると判定された場合、ステップS2330に進み、データ保存媒体220を有していないと判定された場合、ステップS2370に進む。
ステップS2330において、データ保存媒体220を解析して、ステップS2340に進む。
【0189】
ステップS2340において、所定の情報が含まれているか否かが判定され、所定の情報が含まれていると判定された場合、ステップS2350に進み、所定の情報が含まれていないと判定された場合、ステップS2370に進む。
ステップS2350において、読取情報を取得してステップS2360に進む。
【0190】
ステップS2360において、データ保存媒体220に記録されたデータおよび読取情報の送信が可能か否かが判定され、データ保存媒体220に記録されたデータおよび読取情報の送信が可能と判定された場合、ステップS2380に進み、データ保存媒体220に記録されたデータおよび読取情報の送信が可能でないと判定された場合、ステップS2390に進む。
【0191】
ステップS2380において、データ保存媒体220に記録されたデータおよび読取情報を外部機器に送信して終了し、ステップS2390において、読取情報をデータ保存媒体220に書込んで終了する。
ステップS2360において、画像を読取って終了する。
【0192】
このように、画像形成装置2200によれば、データ保存媒体220に記録されたデータおよび読取情報の送信が可能と判定された場合、送信手段2260によりデータ保存媒体220に記録されたデータおよび読取情報を外部機器に送信し、データ保存媒体220に記録されたデータおよび読取情報の送信が可能でないと判定された場合、書込手段2230により読取情報をデータ保存媒体220に書込むことができる。したがって、送信手段2260がネットワークと接続状態にない場合、データ保存媒体に違法な画像の読取りの情報を通報することができないが、違法な画像の読取りを行なった者が、後日、データ保存媒体付き原稿を例えば、銀行のATMや券売機等の通信可能な機器で使用した場合、データ保存媒体に記録されている読取情報により、違法な画像の読取りが行われたことを通報することができ、偽造を防止することができる。
【0193】
上述した第1〜8の実施の形態においては、データ保存媒体が付され書類を用いた場合の装置について説明したが、本発明は、後述する第9〜12の実施の形態のようにしてもよい。第9〜第12の実施の形態においては、データ保存媒体が付された書籍を適用した装置について説明する。
【0194】
図32(a)において、3200は書籍であり、書籍3200の背表紙には、データ保存媒体3210が、付されている。データ保存媒体3210は、電力受信、データ受信および送信を兼ねる図示しないアンテナコイル、メモリおよびASICが1チップ化されたモノリシックRFIDチップによって構成されている。また、データ保存媒体220は、後述する各実施の形態における読込手段もしくは書込手段からの送信されてきた電波により必要な電力を発生させ、送信されてきた電波によって搬送されたコマンドおよびデータによりデータの書込みやデータが読込みが行なわれるようになっている。データ保存媒体3210は、例えば、書籍の表紙等に埋め込まれていても貼り込まれていてもよい。データ保存媒体3210は、暗号化された後述する既読取回数、読取限度回数、既読取情報、画像読取情報、著作権情報、読取情報を格納および書き込むことができるようになっている。
図32(b)において、3220は書籍3200のあるページであり、文字、絵柄、写真を含む画像3230が記載されている。
【0195】
(第9の実施の形態)
図24は、本発明に係る第9の実施の形態の画像形成装置2400のブロック構成図である。
画像形成装置2400は、読取手段2410と、読込手段2420と、判定手段2430と、加算手段2440と、書込手段2450と、制御手段2460と、記録手段2470と、から構成されている。
【0196】
読取手段2410は、スキャナであって、書籍の画像を読み取るようになっている。
読込手段2420は、画像が既に読み取られた既読取回数および画像の読み取り回数の限度を示す読取限度回数を書籍に付されたデータ保存媒体から読込むようになっている。ここで、既読取回数とは、書籍の画像が過去に読み取られた回数を意味するものである。
【0197】
判定手段2430は、読込手段2420と接続され、読込手段2420によって読込まれた既読取回数と読取限度回数に基づいて既読取回数が読取限度回数より小さいか否かを判定するようになっている。
制御手段2460は、CPU(Central Processing Unit)によって構成され、判定手段2430により、既読取回数が読取限度回数より小さいと判定された場合、書籍の画像を読み取らせるよう読取手段2410を制御し、判定手段2430により、既読取回数が読取限度回数より小さくないと判定された場合、書籍の画像を読み取らせないよう読取手段2410を制御するようになっている。なお、制御手段2460は、必ずしも画像形成装置2400と一体化されていなくてもよく、汎用PC(Personal Computer)を制御装置として画像形成装置2400に設けられていてもよい。
【0198】
加算手段2240は、読取手段2410により書籍の画像が読み取られた回数を既読取1読み取った場合、既読取回数に1を加算するようになっている。
書込手段2450は、加算手段2440により加算された加算結果を示す加算結果回数を書籍に付されたデータ保存媒体に書込むようになっている。
記録手段2470は、読取手段2410により読み取られた書籍の画像を被記録媒体に記録するようになっている。ここで、被記録媒体とは、書籍の複写先である紙を含む。
【0199】
次に、画像形成装置2400による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図25は、画像形成装置2400による処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS2510において、読込手段2420により書籍に付されたデータ保存媒体から書籍の画像が既に読み取られた既読取回数および書籍の画像の読み取り回数の限度を示す読取限度回数を読込み、ステップS2520に進む。
【0200】
次に、ステップS2520において、読込手段2420により読込まれた既読取回数と読取限度回数に基づいて、既読取回数が読取限度回数より小さいか否かを判定し、既読取回数が読取限度回数より小さいと判定されたとき、ステップS2530に進み、一方、既読取回数が読取限度回数より小さくないと判定されたとき、終了する。
【0201】
次に、ステップS2530において、読取手段2410により書籍の画像を読み取りステップS2540に進む。
次に、ステップS2540において、書籍の画像が読み取られた回数を既読取回数に加算手段2440により加算してステップS2550に進む。
次に、ステップS2450において、加算手段2440により加算された加算結果を示す加算結果回数を書籍に付されたデータ保存媒体に書込手段2450により書込ませてステップS2460に進む。
次にステップS2560において、読取手段2410により読み取られた書籍の画像を被記録媒体に記録する。
【0202】
このように、画像形成装置2400によれば、データ保存媒体に記録されている既読取回数および読取限度回数に基づいて、読取手段2410による書籍の画像の読み取りを制御することができるため、書籍の画像の読み取りを制限することができる。
【0203】
(第10の実施の形態)
図26は、本発明に係る第10の実施の形態の画像形成装置2600のブロック構成図である。
画像形成装置2600は、読取手段2610と、読込手段2620と、判定手段2630と、書込手段2650と、記録手段2660と、制御手段2640と、から構成されている。
【0204】
読取手段2610は、スキャナであって、書籍の画像を読み取るようになっている。
読込手段2620は、データ保存媒体3210(図32に示す)に既に記録されている書籍の読み取りに関する既読取情報を読込むようになっている。ここで既読取情報とは、過去にその書籍の画像を読み取った装置情報を含むものをいい、装置情報として、装置を制御しているPC(Personal Computer)のMACアドレス等を用いている。
【0205】
書込手段2650は、書籍の画像の読み取りに関する画像読取情報を取得し、取得した画像読取情報をデータ保存媒体3210(図32に示す)に書込むようになっている。ここで画像読取情報とは、書籍の画像を読み取ろうとしている装置情報をいい、装置情報として、MACアドレスを用いる。なお、画像読取情報は、ユーザ情報、日時、場所を含んでいてもよい。
記録手段2660は、読取手段2610により読み取られた書籍の画像を被記録媒体に記録するようになっている。ここで、被記録媒体とは、書籍の複写先である紙等を含むものをいう。
【0206】
判定手段2630は、読込手段2620によって既読取情報が読込まれたか否かを判定するようになっている。すなわち、判定手段2630は、読込手段2620によって、読み込まれた既読取情報に装置情報が有るか否かを判定するようになっている。また、判定手段2630は、書籍がデータ保存媒体を有るか否かを判定するようになっている。また、読込手段2620によって読込まれた装置情報と、書込手段2650によって取得された装置情報とが一致する否かを判定するようになっている。
【0207】
制御手段2640は、CPU(Central Processing Unit)によって構成され、判定手段2630によって既読取情報が読込まれないと判定された場合、画像読取情報をデータ保存媒体3210(図32に示す)に書き込ませるよう書込手段2650を制御するようになっている。また、制御手段2640は、読込手段2620によって読込まれた装置情報と、書込手段2650によって取得された装置情報とが一致すると判定手段2630によって判定された場合、画像を読み取らせるよう読取手段2610を制御するようになっている。また、制御手段2640は、書籍にデータ保存媒体がないと判定された場合、画像を読み取らせるよう読取手段2610を制御するようになっている。なお、制御手段2640は、必ずしも画像形成装置2600と一体化されていなくてもよく、汎用PC(Personal Computer)を制御装置として画像形成装置2600に設けられていてもよい。
【0208】
次に、画像形成装置2600による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図27は、画像形成装置2600による処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS2710において、判定手段2630によって書籍にデータ保存媒体が有るか否かが判定され、書籍にデータ保存媒体が有ると判定された場合、ステップS2720に進み、一方、書籍にデータ保存媒体がないと判定された場合、ステップS2770に進む。
【0209】
次に、ステップS2720において、読込手段2620よって、データ保存媒体から既読取情報を読込んで、ステップS2730に進む。
次に、ステップS2730において、書込手段2650によって画像読取情報を取得して、ステップS2740に進む。
次に、ステップS2740において、読込手段2620によって、既読取情報が読み込まれた否か、すなわち、既読取情報に装置情報が有るか否かを判定し、装置情報が有ると判定された場合、ステップS2750に進み、一方、装置情報が無いと判定された場合、ステップS2760に進む。
【0210】
次に、ステップS2750において、読込手段2620によって読込まれた装置情報と、書込手段2650によって取得された装置情報とが一致する否か判定手段2620によって判定され、一致すると判定された場合、ステップS2770に進み、一方、一致しないと判定された場合、終了する。
次に、ステップS2760において、書込手段によって取得された画像読取情報をデータ保存媒体に書き込んで、ステップS2770に進む。
【0211】
次に、ステップS2770において、読取手段2610によって書籍の画像を読み取りステップS2780に進む。
次に、ステップS2780において、読取手段2610によって読み取られた画像を記録手段2660によって被記録媒体に記録する。
【0212】
このように、画像形成装置2600によれば、書籍の画像を電子化できるとともに、データ保存媒体に既読取情報が無い場合には、装置情報を書込むことができ、電子化された画像が不正に利用された場合、画像の入力が行なわれた装置を一意に定めることができ、問題追跡に有効である。
【0213】
(第11の実施の形態)
図28は、本発明に係る第11の実施の形態の画像形成装置2800のブロック構成図である。
画像形成装置2800は、読取手段2810と、読込手段2820と、判定手段2830と、書込手段2850と、記録手段2860と、制御手段2840と、から構成されている。
【0214】
読取手段2610は、スキャナであって、書籍の画像を読み取るようになっている。
読込手段2820は、データ保存媒体3210(図32に示す)に既に記録されている書籍の読み取りに関する既読取情報を読込むようになっている。ここで既読取情報とは、過去にその書籍の画像を読み取ったユーザ情報を含むものをいい、ユーザ情報として、各種ID番号等を用いている。
【0215】
書込手段2850は、書籍の画像の読み取りに関する画像読取情報を取得し、取得した画像読取情報をデータ保存媒体3210(図32に示す)に書込むようになっている。ここで画像読取情報とは、書籍の画像を読み取ろうとしているユーザ情報をいい、ユーザ情報として、各種ID番号を用いる。ユーザは、図示しない入力部によりユーザのIDとパスワードを入力させることによって装置を使用できるようになっており、書込手段2850は、ユーザが入力した入力部からユーザ情報を取得するようになっている。なお、画像読取情報は、ユーザ情報、日時、場所を含んでいてもよい。
【0216】
記録手段2860は、読取手段2810により読み取られた書籍の画像を被記録媒体に記録するようになっている。ここで、被記録媒体とは、書籍の複写先である紙を含む。
判定手段2830は、読込手段2820によって既読取情報が読込まれたか否かを判定するようになっている。すなわち、判定手段2830は、読込手段2820によって読み込まれた既読取情報にユーザ情報が有るか否かを判定するようになっている。また、否かを判定するようになっている。
【0217】
制御手段2840は、CPU(Central Processing Unit)によって構成され、判定手段2830によって既読取情報、すなわちユーザ情報が読込まれないと判定された場合、画像読取情報をデータ保存媒体3210(図32に示す)に書き込ませるよう書込手段2850を制御するようになっている。
制御手段2840は、判定手段2830は、読込手段2820によって読込まれたユーザ情報と、書込手段2850によって取得されたユーザ情報とが一致すると判定手段2830によって判定された場合、画像の読み取らせるよう読取手段2810を制御するようになっている。なお、制御手段2840は、必ずしも画像形成装置2800と一体化されていなくてもよく、汎用PC(Personal Computer)を制御装置として画像形成装置2800に設けられていてもよい。
【0218】
次に、画像形成装置2800による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図2は、画像形成装置2800による処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS2910において、読込手段2820よって、データ保存媒体から既読取情報を読込んで、ステップS2920に進む。
次に、ステップS2920において、判定手段2830によって既読取情報にユーザ情報があるか否かが判定され、ユーザ情報が有ると判定された場合、ステップS2930に進み、一方、ユーザ情報が無いと判定された場合、ステップS2940に進む。
【0219】
次に、ステップS2930において、読込手段2820によって読込まれたユーザ情報と、書込手段2850によって取得されたユーザ情報とが一致するか否かを判定手段2830によって判定され、一致すると判定された場合、ステップS2950に進み、一方、一致しないと判定された場合、終了する。
次に、ステップS2950において、読取手段2810によって画像を読み取ってステップS2960に進む。
次に、ステップS2960において、読取手段2810によって読み取られた画像を記録手段2960によって被記録媒体に記録する。
【0220】
(第12の実施の形態)
図30は、本発明に係る第11の実施の形態の画像形成装置3000のブロック構成図である。
画像形成装置3000は、読取手段3010と、読込手段3020と、判定手段3030と、書込手段3050と、送信手段3060と、記録手段3070と、制御手段3040と、から構成されている。
【0221】
読取手段3010は、スキャナであって、書籍の画像を読み取るようになっている。
読込手段3020は、データ保存媒体3210(図32に示す)に予め記録されている書籍の著作権に関する著作権情報を読込むようになっている。ここで著作権情報とは、書籍が著作物であるか否かの情報、すなわち2著作権で保護されているか否かの情報と、その書籍が著作物である場合に著作権が有効であるか否かの情報、すなわち保護期間内であるか否かを示す情報とを含むものをいう。
【0222】
書込手段3050は、書籍の画像の読み取りに関する画像読取情報を取得し、取得した画像読取情報をデータ保存媒体3210(図32に示す)に書込むようになっている。ここで画像読取情報とは、書籍の画像を読み取ろうとしている装置情報をいい、装置情報として、MACアドレスを用いる。また、画像読取情報は、ユーザ情報、日時、場所を含んでいてもよい。
送信手段3060は、図示しない通信回線と接続され、外部機器と通信可能になっており、読込手段3020によって読込まれた著作権情報および書込み手段によって取得された画像読取情報を外部機器の特定の通報サイト等に送信するようになっている。
【0223】
判定手段3030は、読込手段3020によって読込まれた著作権情報に基づいて画像の読み取り(記録)を許可するか否かを判定するようになっている。すなわち、判定手段3030は、著作権情報に基づいて、書籍が著作物であるか否かを判定し、書籍が著作物であると判定された場合、保護期間内であるか否かを判定するようになっており、書籍が、著作物であり、かつ、保護期間内である場合に、著作権有効と判定して書籍の画像の読み取り(記録)を許可しないと判定するようになっている。判定手段3030は、書籍にデータ保存媒体があるか否かを判定するようになっている。また、判定手段3030は、送信手段3060が外部機器と通信可能か否かを判定するようになっている。この場合、判定手段3030が、PING等のツールを用いて確認する。ここで、PINGとは、ネットワーク疎通を確認したいホストに対してIPパケットを発行し、そのパケットが正しく届いて返答が行なわれるかを確認するためのコマンドをいう。
【0224】
記録手段3070は、読取手段3010により読み取られた書籍の画像を被記録媒体に記録するようになっている。ここで、被記録媒体とは、書籍の複写先である紙を含む。
制御手段3040は、CPU(Central Processing Unit)によって構成され、判定手段3030により著作権が有効として判定された場合であって、送信手段3060が外部機器と通信可能と判定された場合に、読込手段3020によって読込まれた著作権情報および画像読取情報を外部機器に送信するよう送信手段3060を制御するようになっている。一方、判定手段3030により著作権が有効として判定された場合であって、送信手段3060が外部機器と通信不可能と判定された場合に、書込手段3050によって取得された画像読取情報、例えば装置情報をデータ保存媒体に書込むよう書込手段3050を制御するようになっている。また、制御手段3040は、判定手段3030により著作権が有効でないと判定された場合、読取手段3010(記録手段3070)に画像の読み取り(記録)をさせるよう制御するようになっている。また、制御手段3040は、判定手段により書籍にデータ保存媒体がないと判定された場合、画像を読み取(記録)らさせるよう読取手段3010(記録手段3070)を制御するようになっている。なお、制御手段3040は、必ずしも画像形成装置3000と一体化されていなくてもよく、汎用PC(Personal Computer)を制御装置として画像形成装置3000に設けられていてもよい。
【0225】
次に、画像形成装置3000による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図31は、画像形成装置3000による処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS3110において、判定手段3030によって書籍にデータ保存媒体が有るか否かが判定され、書籍にデータ保存媒体が有ると判定された場合、ステップS3120に進み、一方、書籍にデータ保存媒体がないと判定された場合、ステップS3150に進む。
【0226】
次に、ステップS3120において、読込手段3020よってデータ保存媒体から著作権情報が読込まれ、ステップS3130に進む。
次に、ステップS3130において、判定手段3030によって著作権情報に基づいて、書籍が著作物で、かつ、保護期間内である場合、著作権有効として、ステップS3140に進み、一方、書籍が著作物でない場合や、書籍が著作物であっても保護期間を過ぎている場合、著作権有効でないとして、ステップS3150に進む。
【0227】
次に、ステップS3140において、判定手段3030によって送信手段3060が外部機器と通信可能であると判定された場合、ステップS3170に進み、一方、送信手段3060が外部機器と通信不可能と判定された場合、ステップS3180に進む。
次に、ステップS3170において、送信手段3060によって著作権情報および画像読取情報を外部機器に送信する。
次に、ステップS3150において、読取手段3010によって画像が読み取られてステップS3160に進む。
【0228】
次に、ステップS3160において、読取手段3010によって読み取られた画像を記録手段3070によって被記録媒体に記録する。
次に、ステップS3180において、書込手段3050によって画像読取情報をデータ保存媒体に書込む。
【0229】
なお、本実施の形態における画像形成装置においては、ステップS3150における処理を図12に示すスタートからステップ3130の処理の間に設けてもよく、この場合には、判定手段3030によって著作権が有効であるか否かを判定される前に、読取手段3010によって予め画像を読み取らせておき、著作権情報に基づいて記録手段3070を制限するようにしてもよい。
【0230】
このように、画像形成装置3000によれば、違法な画像の読み取りや複写を制限することができる。さらに、ネットワークの切断等により、外部機器と通信不可能な場合には、書籍に付されたデータ保存媒体に装置情報等を書込むことができるので、その書籍が後日、外部機器と通信可能な装置において画像が読み取りや複写される際に、データ保存媒体に書込まれた装置情報等を特定の通報サイト等に送信することができる。したがって、違法な画像の読み取りや複写が行われた装置情報等を通報することができる。また、画像形成装置3000が、外部機器と通信可能な場合には、著作権情報および装置情報等を特定の通報サイト等に送信することができ、違法な画像の読み取りや複写が行われた装置情報等を通報することができる。
なお、本発明の第9〜第12の実施の形態の画像形成装置による処理の各ステップを実行させるためのプログラムを生成し、さらに、当該プログラムを記憶した媒体を生成し、そのプログラムに基づいて、コンピュータに、これらの各ステップでの処理を実行させることも可能である。
【0231】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、記録媒体に記録された第1のデータを読取手段によって読取る際に、判定手段の判定結果に基づいて読取手段の読取を制御することができるため、偽造を防止することができる。
【0232】
請求項2記載の発明によれば、記録媒体に記録された第1のデータを読取手段によって読取る際に、判定手段により第1のデータの読取りが許可されていないと判定されたとき、第1のデータの読取りを停止することができるため、偽造を防止することができる。
【0233】
請求項3記載の発明によれば、読込手段を移動させることにより、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体への影響を少なくすることができる。
【0234】
請求項4記載の発明によれば、移動する読取手段に読込手段を設けることにより、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体に影響の少なくすることができる。
【0235】
請求項5記載の発明によれば、データ記録体の搬送経路上に読込手段を設けることにより、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体に影響の少なくすることができる。
【0236】
請求項6記載の発明によれば、判定手段の判定結果に基づいて記録手段および書込手段の記録および書込みを制御することができるため、偽造を防止することができる。
【0237】
請求項7記載の発明によれば、記録が許可されていない第1のデータを被記録媒体に記録する際に、第1のデータと異なる所定のデータ、例えば、警告するデータ等を記録することができるため、偽造を防止することができる。
【0238】
請求項8記載の発明によれば、第1のデータの記録が許可されていない場合、利用者特定情報をデータ保存媒体に書込んで複写元であるデータ記録体に証拠をのこすことができる。したがって、偽造を防止できるばかりか、後日追跡調査もできる。
【0239】
請求項9記載の発明によれば、第1のデータの記録が許可されていない場合、利用者特定情報を被データ保存媒体に書込んで複写先であるデータ記録体に証拠を残すことができる。したがって、偽造を防止できるばかりか、後日追跡調査もできる。
【0240】
請求項10記載の発明によれば、読込手段を移動させることにより、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体への影響を少なくすることができる。
【0241】
請求項11記載の発明によれば、移動する読取手段に読込手段を設けることにより、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体に影響の少なくすることができる。
【0242】
請求項12記載の発明によれば、データ記録体の搬送経路上に読込手段を設けることにより、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体に影響の少なくすることができる。
【0243】
請求項13記載の発明によれば、判定手段の判定結果に基づいて記録手段および書込手段の記録および書込みを制御することができるため、偽造を防止することができる。
【0244】
請求項14記載の発明によれば、記録が許可されていない第1のデータを被記録媒体に記録する際に、第1のデータと異なる所定のデータ、例えば、警告するデータ等を記録することができるため、偽造を防止することができる。
【0245】
請求項15記載の発明によれば、第1のデータの記録が許可されていない場合、利用者特定情報をデータ保存媒体に書込んで複写元であるデータ記録体に証拠を残すことができる。したがって、偽造を防止できるばかりか、後日追跡調査もできる。
【0246】
請求項16記載の発明によれば、第1のデータの記録が許可されていない場合、利用者特定情報を被データ保存媒体に書込んで複写先であるデータ記録体に証拠を残すことができる。したがって、偽造を防止できるばかりか、後日追跡調査もできる。
【0247】
請求項17記載の発明によれば、読込手段を移動させることにより、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体への影響を少なくすることができる。
【0248】
請求項18記載の発明によれば、移動する読取手段に読込手段を設けることにより、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体に影響の少なくすることができる。
【0249】
請求項19記載の発明によれば、データ記録体の搬送経路上に読込手段を設けることにより、データ記録体の範囲を覆うように読込手段を設ける必要がないので、少ない読込手段で第2のデータを読込むことができ、コストを低く抑えることができる。さらに、読込手段による電波を減少させることができ、人体に影響の少なくすることができる。
【0250】
請求項20記載の発明によれば、記録媒体に記録された第1のデータを読取る際に、判定ステップの判定結果に基づいて第1のデータの読取りを制御することができるため、偽造を防止することができる。
【0251】
請求項21記載の発明によれば、記録媒体に記録された第1のデータを読取る際に、判定ステップにおいて第1のデータの読取りが許可されていないと判定されたとき、第1のデータの読取りを停止することができるため、偽造を防止することができる。
【0252】
請求項22記載の発明によれば、記録が許可されていない第1のデータを被記録媒体に記録する際に、第1のデータと異なる所定のデータ、例えば、警告するデータ等を記録することができるため、偽造を防止することができる。
【0253】
請求項23記載の発明によれば、第1のデータの記録が許可されていない場合、利用者特定情報をデータ保存媒体に書込んで複写元であるデータ記録体に証拠をのこすことができる。したがって、偽造を防止できるばかりか、後日追跡調査もできる。
【0254】
請求項24記載の発明によれば、第1のデータの記録が許可されていない場合、利用者特定情報を被データ保存媒体に書込んで複写先であるデータ記録体に証拠を残すことができる。したがって、偽造を防止できるばかりか、後日追跡調査もできる。
【0255】
請求項25記載の発明によれば、第1のデータが記録されている記録媒体の読取りを防止することができるため、偽造防止することができる。
【0256】
請求項26記載の発明によれば、記録媒体に記録された第1のデータを読取る際に、判定ステップの判定結果に基づいて第1のデータの読取りを制御することができるため、偽造を防止することができる。
【0257】
請求項27記載の発明によれば、記録媒体に記録された第1のデータを読取る際に、判定ステップの判定結果に基づいて第1のデータの読取りを制御することができるため、偽造を防止することができる。
【0258】
請求項28記載の発明によれば、第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、読取情報をデータ保存媒体に書込むことができ、後日追跡調査の手がかりとなり、偽造を防止することができる。
【0259】
請求項29記載の発明によれば、第1のデータを読取った日時を示す日時情報をデータ保存媒体に書込むことができ、後日追跡調査の手がかりとなり、偽造を防止することができる。
【0260】
請求項30記載の発明によれば、第1のデータを読取った装置を示す装置情報をデータ保存媒体に書込むことができ、後日追跡調査の手がかりとなり、偽造を防止することができる。
【0261】
請求項31記載の発明によれば、第1のデータを読取ったユーザを識別するためのユーザ識別情報をデータ保存媒体に書込むことができ、後日追跡調査の手がかりとなり、偽造を防止することができる。
【0262】
請求項32記載の発明によれば、第1のデータを読取った装置の位置情報をデータ保存媒体に書込むことができ、後日追跡調査の手がかりとなり、偽造を防止することができる。
【0263】
請求項33記載の発明によれば、第2のデータに所定の情報が含まれていると判定された場合、第2のデータを外部機器に送信することができるため、外部に通報することができ、偽造を防止することができる。
【0264】
請求項34記載の発明によれば、所定の情報の送信が可能と判定された場合、第2のデータおよび読取情報を外部機器に送信し、第2のデータおよび読取情報の送信が可能でないと判定された場合、読取情報をデータ保存媒体に書込むことができ、偽造を防止することができる。
【0265】
請求項35記載の発明によれば、画像の記録が許可されていないと判定されたとき、読取情報をデータ保存媒体に書込むことができ、後日追跡調査の手がかりとなり、偽造を防止することができる。
【0266】
請求項36記載の発明によれば、データ保存媒体に記録されているデータに所定の情報が含まれていると判定された場合、データを外部機器に送信することができるため、外部に通報することができ、偽造を防止することができる。
【0267】
請求項37記載の発明によれば、データおよび読取情報の送信が可能と判定された場合、データおよび読取情報を外部機器に送信し、データおよび読取情報の送信が可能でないと判定された場合、読取情報をデータ保存媒体に書込むことができ、偽造を防止することができる。
【0268】
請求項38記載の発明によれば、データ保存媒体に記録されている既読取回数および読取限度回数に基づいて、読取手段による書籍の画像の読み取りを制御することができるため、書籍の画像の読み取りを制限することができる。
【0269】
請求項39記載の発明によれば、書籍の画像を電子化できるとともに、データ保存媒体に既読取情報が無い場合には、装置情報を書込むことができ、電子化された画像が不正に利用された場合、画像の入力が行なわれた装置を一意に定めることができ、問題追跡に有効である。
【0270】
請求項40記載の発明によれば、判定手段により画像の読み取りが許可されていないと判定された場合、著作権情報および読取情報を外部機器に送信することができ、違法な画像の読み取りが行われた読取情報を外部機器の特定の通報サイト等に通報することができる。
【0271】
請求項41記載の発明によれば、判定手段により画像の記録が許可されていないと判定された場合、読取手段によって読み取られた画像を被記録媒体に記録させないよう記録手段を制御することができ、違法な複写を制限することができる。
【0272】
請求項42記載の発明によれば、書籍の画像を電子化できるとともに、データ保存媒体に既読取情報が無い場合には、装置情報を書込むことができ、電子化された画像が不正に利用された場合、画像の入力が行なわれた装置を一意に定めることができ、問題追跡に有効である。
【0273】
請求項43記載の発明によれば、書籍の画像を電子化できるとともに、データ保存媒体に既読取情報が無い場合には、装置情報を書込むことができ、電子化された画像が不正に利用された場合、画像の入力が行なわれた装置を一意に定めることができ、問題追跡に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の記録媒体読取装置のブロック構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のデータ記録体の概略を示す構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の記録媒体読取装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の記録媒体記録装置のブロック構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の記録媒体記録装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態の記録媒体読取装置のブロック構成図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の記録媒体読取装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施の形態の記録媒体記録装置のブロック構成図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の記録媒体記録装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第5の実施の形態の複写装置の全体構成図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態の複写装置のブロック構成図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態の複写装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明の第5の実施の形態の複写装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】本発明の第5の実施の形態の複写装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】本発明の第5の実施の形態の複写装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】本発明の第5の実施の形態の複写装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】本発明の第5の実施の形態の複写装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】本発明の第6の実施の形態の画像形成装置のブロック構成図である。
【図19】本発明の第6の実施の形態の画像形成装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図20】本発明の第7の実施の形態の画像形成装置のブロック構成図である。
【図21】本発明の第7の実施の形態の画像形成装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図22】本発明の第8の実施の形態の画像形成装置のブロック構成図である。
【図23】本発明の第8の実施の形態の画像形成装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図24】本発明の第9の実施の形態の画像形成装置のブロック構成図である。
【図25】本発明の第9の実施の形態の画像形成装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図26】本発明の第10の実施の形態の画像形成装置のブロック構成図である。
【図27】本発明の第10の実施の形態の画像形成装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図28】本発明の第11の実施の形態の画像形成装置のブロック構成図である。
【図29】本発明の第11の実施の形態の画像形成装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図30】本発明の第12の実施の形態の画像形成装置のブロック構成図である。
【図31】本発明の第12の実施の形態の画像形成装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図32】本発明の第9〜第12の実施の形態の画像形成装置に適用した書籍の(a)全体の斜視図および(b)一部の正面図である。
【符号の説明】
1 本体
3 ADF(自動原稿搬送装置)
100 記録媒体読取装置
400、600、800 記録媒体記録装置
1800、2000、2200、2400、2600、2800、3000 画像形成装置
20、110、410、610、810、1810、2010、2210、2410、2610、2810、3010 読取手段
21、120、420、620、820、1850、2020、2240、2420、2620、2820、3020 読込手段
22 移動手段
25、130、430、630、830、1860、2030、2230、2430、2630、2830、3030 判定手段
2250 第1の判定手段
2270 第2の判定手段
26、140、450、660、860、1870、2050、2280、2460、2640、2840、3040 制御手段
23、440、640、840、1840、2470、2660、2860、3070 記録手段
24、650、850、1830、2230、2450、2650、2850、3050 書込手段
2440 加算手段
2040、2260、3060 送信手段
1820、2220 読取情報取得手段
200 データ記録体
210 記録媒体
220、3210 データ保存媒体
3200 書籍

Claims (43)

  1. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    前記第2のデータのうち前記第1のデータの読取りを許可するか否かの情報を読込む読込手段と、
    前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの読取りが許可されているか否か判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記読取手段の読取りを制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする記録媒体読取装置。
  2. 前記制御手段は、前記判定手段により前記第1のデータの読取りが許可されていないと判定されたとき、前記第1のデータの読取りを停止し、前記判定手段により前記第1のデータの読取りが許可されていると判定されたとき、前記第1のデータを読取るように前記読取手段の読取りを制御することを特徴とする請求項1記載の記録媒体読取装置。
  3. 前記データ記録体を保持する保持手段と、前記保持手段によって保持された前記データ記録体の範囲内で前記読込手段を移動させる移動手段を備え、前記読込手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第2のデータを読込むことを特徴とする請求項1又は2記載の記録媒体読取装置。
  4. 前記データ記録体を保持する保持手段と、前記保持手段によって保持された前記データ記録体の範囲内で前記読取手段を移動させる移動手段とを備え、前記読取手段に前記読込手段を設け、前記読取手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第1のデータを読取るとともに、前記読込手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第2のデータを読込むことを特徴とする請求項1又は2記載の記録媒体読取装置。
  5. 前記データ記録体がデータ記録体載置台に載置されたとき、前記データ記録体を読取位置に搬送し、前記第1のデータの読取りが終了した前記データ記録体を排出台上に排出する自動原稿搬送装置を備え、
    前記データ記録体を搬送する搬送経路上に、前記読込手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の記録媒体読取装置。
  6. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    前記データ記録体と異なる被データ記録体を構成する被記録媒体および被データ保存媒体のうち前記被記録媒体に前記読取手段によって読取られた前記第1のデータを記録する記録手段と、
    前記第2のデータを前記被データ保存媒体に前記第2のデータを書込む書込手段と、
    前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、
    前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みが許可されていると判定されたとき、前記被データ記録体に前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みを行い、前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みが許可されていないと判定されたとき、前記被データ記録体に前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みを行わないように前記記録手段および前記書込み手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする記録媒体記録装置。
  7. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    前記読取手段により読取られた前記第1のデータおよび所定のデータのいずれか一方を前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録手段と、
    前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、
    前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、所定のデータを前記被記録媒体に記録し、前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていると判定されたとき、前記第1のデータを前記被記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする記録媒体記録装置。
  8. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    前記読取手段により読取られた前記第1のデータを前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録手段と、
    前記データ保存媒体に利用者を特定する利用者特定情報を書込む書込手段と、前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、
    前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、前記利用者特定情報を前記データ保存媒体に書込むように前記書込手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする記録媒体記録装置。
  9. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    前記読取手段により読取られた前記第1のデータを前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録手段と、
    前記被記録媒体に付された被データ保存媒体に利用者を特定する利用者特定情報および前記第2のデータを書込む書込手段と、
    前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、
    前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、前記利用者特定情報を前記被データ保存媒体に書込むように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする記録媒体記録装置。
  10. 前記データ記録体を保持する保持手段と、前記保持手段によって保持された前記データ記録体の範囲内で前記読込手段を移動させる移動手段を備え、前記読込手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第2のデータを読込むことを特徴とする請求項6〜9記載の記録媒体記録装置。
  11. 前記データ記録体を保持する保持手段と、前記保持手段によって保持された前記データ記録体の範囲内で前記読取手段を移動させる移動手段を備え、前記読取手段に前記読込手段を設け、前記読取手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第1のデータを読取るとともに、前記読込手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第2のデータを読込むことを特徴とする請求項6〜9記載の記録媒体記録装置。
  12. 前記データ記録体がデータ記録体載置台に載置されたとき、前記データ記録体を読取位置に搬送し、前記第1のデータの読取りが終了した前記データ記録体を排出台上に排出する自動原稿搬送装置を備え、
    前記データ記録体を搬送する搬送経路上に、前記読込手段を設けたことを特徴とする請求項6〜9記載の記録媒体記録装置。
  13. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    前記データ記録体と異なる被データ記録体を構成する被記録媒体および被データ保存媒体のうち前記被記録媒体に前記読取手段によって読取られた前記第1のデータを記録する記録手段と、
    前記第2のデータを前記被データ保存媒体に前記第2のデータを書込む書込手段と、
    前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、
    前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みが許可されていると判定されたとき、前記被データ記録体に前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みを行い、前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みが許可されていないと判定されたとき、前記被データ記録体に前記第1のデータの記録および前記第2のデータの書込みを行わないように前記記録手段および前記書込み手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする複写装置。
  14. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    前記読取手段により読取られた前記第1のデータおよび所定のデータのいずれか一方を前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録手段と、
    前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、
    前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、所定のデータを前記被記録媒体に記録し、前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていると判定されたとき、前記第1のデータを前記被記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする複写装置。
  15. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    前記読取手段により読取られた前記第1のデータを前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録手段と、
    前記データ保存媒体に利用者を特定する利用者特定情報を書込む書込手段と、
    前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、
    前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、前記利用者特定情報を前記データ保存媒体に書込むように前記書込手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする複写装置。
  16. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    前記読取手段により読取られた前記第1のデータを前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録手段と、
    前記被記録媒体に付された被データ保存媒体に利用者を特定する利用者特定情報および前記第2のデータを書込む書込手段と、
    前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込手段と、
    前記読込手段で読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、前記利用者特定情報を前記被データ保存媒体に書込むように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする複写装置。
  17. 前記データ記録体を保持する保持手段と、前記保持手段によって保持された前記データ記録体の範囲内で前記読込手段を移動させる移動手段を備え、前記読込手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第2のデータを読込むことを特徴とする複写装置。
  18. 前記データ記録体を保持する保持手段と、前記保持手段によって保持された前記データ記録体の範囲内で前記読取手段を移動させる移動手段を備え、前記読取手段に前記読込手段を設け、前記読取手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第1のデータを読取るとともに、前記読込手段が前記保持手段によって保持された前記データ記録体から前記第2のデータを読込むことを特徴とする請求項13〜16記載の複写装置。
  19. 前記データ記録体がデータ記録体載置台に載置されたとき、前記データ記録体を読取位置に搬送し、前記第1のデータの読取りが終了した前記データ記録体を排出台上に排出する自動原稿搬送装置を備え、
    前記データ記録体を搬送する搬送経路上に、前記読込手段を設けたことを特徴とする請求項13〜16記載の複写装置。
  20. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取るに際して、
    前記第2のデータのうち前記第1のデータの読取りを許可するか否かの情報を読込む読込ステップと、
    前記読込ステップで読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの読取りが許可されているか否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記第1のデータの読取り動作を制御する制御ステップと、を備えたことを特徴とする記録媒体読取方法。
  21. 前記制御ステップは、前記判定ステップにおいて、前記第1のデータの読取りが許可されていないと判定されたとき、前記第1のデータの読取りを停止し、前記判定ステップにおいて、前記第1のデータの読取りが許可されていると判定されたとき、前記第1のデータを読取るように前記読取り動作を制御することを特徴とする請求項20記載の記録媒体読取方法。
  22. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取ステップと、
    前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込ステップと、
    前記読込ステップで読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、所定のデータを前記被記録媒体に記録し、前記判定手段において、前記第1のデータの記録が許可されていると判定されたとき、前記第1のデータを前記被記録媒体に記録する記録ステップと、を備えたことを特徴とする記録媒体記録方法。
  23. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取ステップと、
    前記読取ステップにおいて、読取られた前記第1のデータを前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録ステップと、
    前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込ステップと、
    前記読込ステップで読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、前記利用者特定情報を前記データ保存媒体に書込む書込ステップと、を備えたことを特徴とする記録媒体記録方法。
  24. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取ステップと、
    前記読取ステップにおいて、読取られた前記第1のデータを前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録ステップと、
    前記第2のデータのうち前記第1のデータの読取りを許可するか否かの情報を読込む読込ステップと、
    前記読込ステップで読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、利用者を特定する利用者特定情報を前記被記録媒体に付された被データ保存媒体に書込む書込ステップと、を備えたことを特徴とする記録媒体記録方法。
  25. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体において、
    前記第1のデータが読取られる際に、前記データ保存媒体が前記第1のデータの読取りを許可するか否かの情報を備えたことを特徴とするデータ記録体。
  26. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取ステップと、
    前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込ステップと、
    前記読込ステップで読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの読取りが許可されているか否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記第1のデータの読取り動作を制御する制御ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  27. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取ステップと、
    前記第2のデータのうち前記第1のデータの記録を許可するか否かの情報を読込む読込ステップと、
    前記読込ステップで読込まれた情報に基づいて前記第1のデータの読取りが許可されているか否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記第1のデータの読取り動作を制御する制御ステップと、を含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶した媒体。
  28. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    前記第1のデータの読取りに関する読取情報を取得する読取情報取得手段と、
    前記読取情報取得手段により取得された前記読取情報を前記データ保存媒体に書込む書込手段と、
    前記読取手段により読取られた前記第1のデータを前記記録媒体と異なる被記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録手段による第1のデータの記録が許可されているか否かの記録許可情報を含む前記第2のデータを読込む読込手段と、
    前記読込手段により読込まれた前記第2のデータに含まれる記録許可情報に基づいて前記第1のデータの記録が許可されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記第1のデータの記録が許可されていないと判定されたとき、前記読取情報を前記データ保存媒体に書込むよう前記書込手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする記録媒体記録装置。
  29. 前記読取情報取得手段が、日時を示す日時情報を生成する日時情報生成部を有し、前記読取情報が第1のデータを読取った際の日時を示す前記日時情報を含むことを特徴とする請求項28に記載の記録媒体記録装置。
  30. 前記読取情報取得手段が、当該装置を識別するための装置情報が記憶された装置情報記憶部を有し、前記読取情報が前記装置情報を含むことを特徴とする請求項28〜29記載の記録媒体記録装置。
  31. 前記読取情報取得手段が、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力させる入力部を有し、前記読取情報がユーザ識別情報を含むことを特徴とする請求項28〜30に記載の記録媒体記録装置。
  32. 前記読取情報取得手段が、当該装置の位置情報を検知する位置検出部を有し、前記読取情報が前記位置情報を含むことを特徴とする請求項28〜31に記載の記録媒体記録装置。
  33. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され第2のデータを記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    前記第2のデータを読込む読込手段と、
    前記読込手段により読込まれた前記第2のデータに所定の情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記第2のデータを外部機器に送信する送信手段と、
    前記判定手段により前記第2のデータに所定の情報が含まれていると判定された場合、前記第2のデータを外部機器に送信するよう送信手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする記録媒体読取装置。
  34. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され第2のデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    前記第1のデータの読取りに関する読取情報を取得する読取情報取得手段と、
    前記データ保存媒体に前記読取情報を書込む書込手段と、
    前記第2のデータを読込む読込手段と、
    前記読込手段により読込まれた前記第2のデータに所定の情報が含まれているか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記第2のデータに所定の情報が含まれていると判定された場合、前記第2のデータおよび読取情報を外部機器に送信する送信手段と、
    前記送信手段により前記第2のデータおよび前記読取情報の送信が可能か否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段により前記第2のデータおよび前記読取情報の送信が可能と判定された場合、前記第2のデータおよび前記読取情報を外部機器に送信するよう前記送信手段を制御し、前記第2の判定手段により前記第2のデータおよび前記読取情報の送信が可能でないと判定された場合、前記読取情報を前記データ保存媒体に書込むよう書込手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする記録媒体読取装置。
  35. 画像が記録された原稿と、前記原稿に付されデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ保存媒体付き原稿から前記画像を読取る読取手段と、
    前記画像の読取りに関する読取情報を取得する読取情報取得手段と、
    前記読取情報取得手段により取得された前記読取情報を前記データ保存媒体に書込む書込手段と、
    前記読取手段により読取られた前記画像を前記原稿と異なる被原稿に記録する記録手段と、
    前記記録手段による前記画像の記録が許可されているか否かの記録許可情報を含む前記データを読込む読込手段と、
    前記読込手段により読込まれた前記データに含まれる記録許可情報に基づいて前記画像の記録が許可されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記画像の記録が許可されていないと判定されたとき、前記読取情報を前記データ保存媒体に書込むよう前記書込手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  36. 画像が記録された原稿と、前記原稿に付されデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ保存媒体付き原稿から前記画像を読取る読取手段と、
    前記データを読込む読込手段と、
    前記読込手段により読込まれた前記データに所定の情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記データを外部機器に送信する送信手段と、
    前記判定手段により前記データに所定の情報が含まれていると判定された場合、前記データを外部機器に送信するよう送信手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  37. 画像が記録された原稿と、前記原稿に付されデータを記録することができるデータ保存媒体とを有するデータ保存媒体付き原稿から前記画像を読取る読取手段と、
    前記画像の読取りに関する読取情報を取得する読取情報取得手段と、
    前記データ保存媒体に前記読取情報を書込む書込手段と、
    前記データを読込む読込手段と、
    前記読込手段により読込まれた前記データに所定の情報が含まれているか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記データに所定の情報が含まれていると判定された場合、前記データおよび前記読取情報を外部機器に送信する送信手段と、
    前記送信手段により前記データおよび前記読取情報の送信が可能か否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段により前記データおよび前記読取情報の送信が可能と判定された場合、前記データおよび前記読取情報を外部機器に送信するよう前記送信手段を制御し、前記第2の判定手段により前記データおよび前記読取情報の送信が可能でないと判定された場合、前記読取情報を前記データ保存媒体に書込むよう書込手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  38. データが記録可能なデータ保存媒体が付された書籍から前記書籍の画像を読み取る読取手段と、
    前記画像が既に読み取られた既読取回数および前記画像の読み取り回数の限度を示す読取限度回数を前記データ保存媒体から読込む読込手段と、
    前記読込手段により読込まれた前記既読取回数と前記読取限度回数に基づいて、前記既読取回数が前記読取限度回数より小さいか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記既読取回数が前記読取限度回数より小さいと判定された場合、前記画像を読み取らせるよう前記読取手段を制御し、前記判定手段により、前記既読取回数が前記読取限度回数より小さくないと判定された場合、前記画像を読み取らせないよう前記読取手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  39. データが記録可能なデータ保存媒体が付された書籍から前記書籍の画像を読み取る読取手段と、
    前記データ保存媒体に既に記録されている前記書籍の読み取りに関する既読取情報を読込む読込手段と、
    前記画像の読み取りに関する画像読取情報を前記データ保存媒体に書き込む書込手段と、
    前記読込手段によって前記既読取情報が読込まれたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記既読取情報が読込まれないと判定された場合、前記画像読取情報を前記データ保存媒体に書き込ませるよう前記書込手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  40. データが記録可能なデータ保存媒体が付された書籍から前記書籍の画像を読み取る読取手段と、
    前記データ保存媒体から前記書籍の著作権に関する著作権情報を読込む読込手段と、
    前記読込手段によって読込まれた前記著作権情報および前記画像の読み取りに関する読取情報を外部機器に送信する送信手段と、
    前記読込手段によって読込まれた前記著作権情報に基づいて前記画像の読み取りを許可するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記画像の読み取りが許可されていないと判定された場合、前記読込手段によって読込まれた前記著作権情報および前記読取情報を外部機器に送信するよう送信手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  41. データが記録可能なデータ保存媒体が付された書籍から前記書籍の画像を読み取る読取手段と、
    前記データ保存媒体から前記書籍の著作権に関する著作権情報を読込む読込手段と、
    前記読取手段によって読み取られた前記画像を複写先である被記録媒体に記録する記録手段と、
    前記読込手段によって読込まれた前記著作権情報に基づいて前記画像の記録を許可する否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記画像の記録が許可されていないと判定された場合、前記読取手段によって読み取られた前記画像を前記被記録媒体に記録させないよう前記記録手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  42. データが記録可能なデータ保存媒体が付された書籍から前記書籍の画像を読み取る読取ステップと、
    前記データ保存媒体に既に記録されている前記書籍の読み取りに関する既読取情報を読込む読込ステップと、
    前記読込ステップによって前記既読取情報が読込まれたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって、前記既読取情報が読込まれないと判定された場合、前記画像の読み取りに関する前記画像読取情報を前記データ保存媒体に書き込むよう制御する制御ステップと、をコンピュータに実行させるプログラム。
  43. データが記録可能なデータ保存媒体が付された書籍から前記書籍の画像を読み取る読取ステップと、
    前記データ保存媒体に既に記録されている前記書籍の読み取りに関する既読取情報を読込む読込ステップと、
    前記読込ステップによって前記既読取情報が読込まれたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって、前記既読取情報が読込まれないと判定された場合、前記画像の読み取りに関する前記画像読取情報を前記データ保存媒体に書き込むよう制御する制御ステップと、を含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶した媒体。
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