JPH0756484A - 機密文書管理機能を有する画像形成装置および画像形成システム - Google Patents

機密文書管理機能を有する画像形成装置および画像形成システム

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JPH0756484A
JPH0756484A JP5206713A JP20671393A JPH0756484A JP H0756484 A JPH0756484 A JP H0756484A JP 5206713 A JP5206713 A JP 5206713A JP 20671393 A JP20671393 A JP 20671393A JP H0756484 A JPH0756484 A JP H0756484A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機密文書の有効な管理を可能にする画像形成装
置を実現する。 【構成】複写される文書18上の機密マーク19,20
を検出し、第1メモリに予め登録された機密マークと照
合し、複写される文書18上に第1メモリに記憶された
機密マークと一致するものが存在するとき、複写される
文書の、少なくとも機密マーク19,20を含む画像を
抽出して第2メモリに記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は機密文書管理機能を有
する画像形成装置および画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等、複写機能を持つ画像形成装置
が広く普及した結果、複写を行うということが日常茶飯
事化している。このような状況において、所謂「機密文
書」の複写による機密内容の漏洩ということが問題とな
ってきている。
【0003】機密文書の任意的な複写を防止するため
に、特定の機密マークを予め画像形成装置内に登録して
おき、複写される文書に対して機密マークの有無を検出
し、上記文書上に機密マークと一致するものがある場合
には、正常な複写を行えないようにすることが知られて
いる。
【0004】この場合、機密マークの画像形成装置への
登録は画像形成装置のメーカーにおいて行われ、登録さ
れた機密マークは一定のものに限られるため、使用範囲
が狭いという問題がある。また、「機密原稿が複写され
た事実」は記録として残ることが無い。従って、機密文
書の管理に有用な情報は得られない。
【0005】「機密文書が複写された事実」を記録する
ために、複写操作ごとに全ての複写内容をマイクロフィ
ルムに記憶するようにした画像形成装置も知られている
が、装置が相当に大型化するし、コスト的にも問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであって、機密文書の複写が行
われたとき、機密文書複写の事実と、複写された機密文
書に関する情報を記憶できるようにした画像形成装置の
提供を目的とする。
【0007】この発明の別の目的は、所望の機密マーク
を登録可能にした画像形成装置の提供にある。また、こ
の発明の他の目的は、装置内に登録された機密マークと
一致する機密マークを有する機密文書の複写を防止可能
とした画像形成装置の提供にある。この発明のさらに他
の目的は、機密文書の複写が行われたとき、機密文書複
写の事実と、複写された機密文書に関する情報を記憶で
き、なおかつ、機密マークの登録を共通に行い得る画像
形成システムの提供にある。この発明のさらに他の目的
は、機密文書の複写の際に、同時に文書番号や機密レベ
ルを付加的に複写できる画像形成装置を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像形成
装置は、機密マーク検出手段と、第1メモリと、画像抽
出手段と、第2メモリとを有する。「機密マーク検出手
段」は、複写される文書上の機密マークを検出する。
「第1メモリ」は、機密マークを予め記憶する。「画像
抽出手段」は、複写される文書上に第1メモリに記憶さ
れた機密マークと一致するものが存在するとき、複写さ
れる文書の、少なくとも機密マークを含む画像を抽出す
る手段である。「第2メモリ」は、画像抽出手段によっ
て抽出された画像を記憶する。
【0009】上記機密マークは、例えば所定のフォーマ
ットに記載された「極秘」の文字や「CONFIDEN
NTIAL」の文字を利用出来、これらの文字とともに
フォーマット内に、文書管理番号や、配布先等の情報を
機密文書に関する情報とすることができる。第2メモリ
の記憶内容へのアクセスは、外部から必要な操作(例え
ばサービスマンレベルの専門的な操作)を経て行えるよ
うにしてもよいし、操作パネル上の通常の操作により記
憶内容が出力されるようにしてもよい。
【0010】上記請求項1記載の画像形成装置では、
「機密マーク」は予めメーカー側において登録されるこ
とが前提であるが、所望の機密マークをユーザー側にお
いて登録できるようにしても良く、このためには上記請
求項1記載の構成に加え、「機密マークを登録するモー
ドを設け、機密マークを読み取り、第1メモリに登録す
る手段を設け」れば良い(請求項2)。
【0011】上記請求項1または2記載の機密文書管理
機能を有する画像形成装置は、「複写される文書上に第
1メモリに記憶された機密マークと一致するものが存在
したときに、正常な画像形成ができないようにする複写
制御手段」を有することが出来る(請求項3)。
【0012】上記請求項1または2または3記載の機密
文書管理機能を有する画像形成装置は、「第1メモリに
記憶されている機密マークを出力する出力手段」を有す
ることができる(請求項4)。「出力先」は、表示パネ
ルでも良いし、記録紙上でも良い。
【0013】請求項5記載の「画像形成システム」は、
複数台の画像形成装置で構成される「画像形成装置群」
の画像形成装置相互間をLANで接続して構成される。
個々の画像形成装置は、「複写される文書上の機密マー
クを検出する機密マーク検出手段と、機密マークを予め
記憶する第1メモリと、機密マークを登録するモード
と、機密マークを読み取り第1メモリに登録させる手段
と」を有する。そして、複数の画像形成装置の任意のも
のに、「機密マークを登録するモードを利用して、所定
の機密マークを登録する」ことができ、このようにして
第1メモリ内に記憶された記憶情報は、「制御手段」に
より、上記LANで接続された他の画像形成装置の第1
メモリに送信して記録される。
【0014】この請求項5記載の「画像形成システム」
は、複写される文書上に第1メモリに記憶された機密マ
ークと一致するものが存在するときに、複写される文書
上の、少なくとも機密マークを含む画像を抽出する「画
像抽出手段」と、画像抽出手段により抽出された画像を
記憶する「第2メモリ」を有することができる(請求項
6)。
【0015】請求項7記載の画像形成装置は、上記請求
項1〜6の任意の1つに記載された機密複写モードを有
する画像形成装置であって、連続複写ごとに機密指定情
報を出力する情報出力手段と、機密指定情報を「複写さ
れる文書の画像と合成し」て感光体上に出力する画像出
力手段と、機密レベルを入力し、機密マークを感光体上
に形成する手段とを有する。なお、この請求項7記載の
発明の画像形成装置は、上記請求項1〜6記載の機密複
写モードのない画像形成装置に対しても、適用すること
は可能であることを付記しておく。
【0016】
【作用】上記のように、請求項1記載の画像形成装置に
おいては、複写される文書上の機密マークが機密マーク
検出手段により検出され、第1メモリに予め記憶させて
ある機密マークと照合される。そして、複写される文書
上に第1メモリに記憶された機密マークと一致するもの
が存在するときは、複写される文書の、少なくとも機密
マークを含む画像が画像抽出手段により抽出され、抽出
内容は第2メモリに記憶される。即ち、機密文書が複写
される度に、機密マークを含む画像、例えば「極秘」の
文字とともに、所定フォーマット内に記載された文書番
号や、配布先等の「画像情報」が第2メモリに記憶され
る。
【0017】また請求項2記載の画像形成装置は、機密
マークを登録するモードを利用し、「機密マークを読み
取り、第1メモリに登録する」手段により、ユーザー側
で所望の機密マークを登録する。請求項3記載の画像形
成装置では、第1メモリに登録された機密マークを有す
る機密原稿の複写が防止される。請求項4記載の画像形
成装置では、第1メモリの記憶内容が出力可能である。
【0018】請求項5記載の画像形成システムでは、複
数台の画像形成装置のうちの1台に対して機密マークを
登録すると、制御手段が、システムを構成する全ての画
像形成装置に機密マークを共通して登録する。そして、
請求項6記載の画像形成システムでは、システムを構成
する任意の画像形成装置において複写される文書上に、
第1メモリに記憶された機密マークと一致するものが存
在するときに、複写される文書上の、少なくとも機密マ
ークを含む画像が画像抽出手段により抽出され、第2メ
モリに記憶される。
【0019】請求項7記載の画像形成装置では、連続複
写ごとに機密指定情報が出力され、複写される文書の画
像と合成して感光体上に出力される。また、機密レベル
を入力すると、機密マークを感光体上に同時に形成す
る。
【0020】
【実施例】以下、具体的な実施例を説明する。図1
(a)は、この発明を適用する画像形成装置の1例であ
るデジタル複写機の要部を略示している。複写されるべ
き文書18は、原稿ガラス1上に平面的に載置される。
複写ボタンを「オン」にすると、原稿読取装置2によ
り、まず原稿18の読み取りが行われる。即ち、移動反
射鏡4Aと一体化された照明ランプ3が図の右方へ移動
反射鏡4Aとともに移動して文書18を照明走査する。
このとき移動反射鏡4Bは、移動反射鏡4Aと同方向
へ、移動反射鏡4Aの移動速度の1/2の移動速度で移
動し、照明走査部から結像レンズ5に到る物体距離を不
変に保つ。
【0021】照明走査される文書18からの反射光束
は、移動反射鏡4A,4B、結像レンズ5、反射鏡4C
を経てイメージセンサー6上に導かれ、結像レンズ5の
結像作用により、照明走査部における文書像を結像す
る。イメージセンサー6は、その受光域上に結像する文
書像を走査して、画素ごとの画像信号に変換する。かく
して文書18の読み取りが行われる。
【0022】ドラム状に形成された光導電性の感光体7
は、矢印方向へ回転しつつローラー状の帯電装置8によ
り一様に帯電され、次いで、書込み装置9により静電潜
像を書き込まれる。即ち、上記読み取られた文書18の
画像情報が書込み装置9に入力され、文書18の画像に
対応する静電潜像が形成されるのである。この例で、書
込み装置9はレーザーによる光走査型の書込み装置が想
定されている。
【0023】形成された静電潜像は、現像装置10によ
り可視化され、カセット14から配紙される転写紙上に
転写される。転写装置11はローラー状であって通常は
感光体周面から離れているが、配紙された転写紙が転写
部に侵入すると、感光体側へ移動して転写紙背面部側か
ら転写紙を感光体表面に押圧させ、転写バイアス電圧を
作用させ、感光体上の可視像を転写紙上に転写させる。
【0024】可視像を転写された転写紙は定着装置15
により可視像を定着されたのち排出ローラー16により
トレイ17上に排出される。可視像転写後の感光体7は
クリーニング装置12により転写残りのトナーを除去さ
れ、除電装置13による交流コロナ放電により除電され
る。
【0025】さて、以下には文書18が機密文書である
場合を説明する。機密文書とは、その内容の機密性に鑑
みて「機密マーク」が付された文書である。図1(b)
に示す例では、機密文書18の右肩の部分に、所謂「マ
ル秘」マーク19とその下に文書管理番号(図の例では
「001」)が印されている。この場合はマル秘マーク
19が機密マークである。
【0026】機密マークは、例えば、図1(c)に示す
ように、「極秘」の文字22を含む円形のフォーマット
21で形成されても良いし(フォーマットの中央の欄2
3には文書管理番号、下の欄24には配布先が記入され
る)、あるいは図1(d)に示すように「CONFID
ENNTIAL]の文字25を含む方形のフォーマット
で形成されてもよい(フォーマットの上右欄26には文
書管理番号、下の欄27には配布先が記入される)。勿
論、機密マークは、これらの物に限らず種々の形態が可
能である。
【0027】また、機密文書18は、機密マークととも
に、機密文書管理に必要な情報が記載されていなければ
ならない。上記の例で、文書管理番号や配布先等の情報
がこれに当たる。
【0028】さて、請求項1記載の画像形成装置におけ
る機密文書18の複写に際しては、機密文書管理のた
め、図1(e)に工程図で示す如きプロセスが実施され
る。先ず、原稿読み取りが行われるが、これは前述のよ
うに原稿読取装置2により実行される。読み取られた文
書画像は電子画像に変換され、この電子画像に対して機
密マークの検出が行われる。機密マークは予め第1メモ
リ(図示されず)に登録されている。
【0029】機密マークの検出は基本的には「文書画像
全体」に対応する電子画像を検索対象とすれば良いが、
機密マークが付与されるのは一般に、文書上部の端もし
くは左端である場合が多いから、この部分の領域を優先
して検索するようにしてもよい。また、「機密マークの
位置を機密文書の書式として定め」てしまえる場合であ
れば、機密マークの検索領域をその位置の近傍に限るこ
とが出来、機密マーク検出の効率を高めることができ
る。
【0030】機密文書18の電子画像から機密マークが
検出されると、機密マークを含む画像の抽出が「画像抽
出手段」により行われる。画像抽出手段が抽出する「機
密マークを含む画像」とは、図1(b)の機密文書例で
は「マル秘マーク19と文書管理番号20が含まれる領
域の画像」である。機密マークが、図1(c),(d)
に示すようなフォーマットである場合には、フォーマッ
ト及びフォーマット内に記載された文書管理番号と配布
先が含まれる画像である。
【0031】画像抽出は、例えば、図3に示すように、
文書18の中の、機密マーク21を含み、上辺から幅t
1の領域A内の画像を抽出しても良いし、あるいは、機
密マーク21を含む方形状の領域B内の画像を抽出して
も良い。このようにして抽出された「機密マークを含む
画像」は、第2メモリに記憶される。
【0032】機密マークを含む画像は、通常のメモリに
相当量を記憶させることができる。抽出された「機密マ
ークを含む画像」を、画像圧縮して記憶しても良く、こ
のようにすれば更に多量の画像を第2メモリに記憶させ
ることができる。また、必要に応じて、画像形成装置内
に内蔵されたタイマ機能を利用して、上記「機密マーク
を含む画像」とともに複写の日時を共に記憶させるよう
にしてもよい。
【0033】このようにして、機密文書18の複写が行
われると、複写が行われたという事実とともに、機密文
書の文書管理に必要な情報も共に第2メモリに記憶され
ることになる。従って、例えば、機密文書の内容が複写
により漏洩したような場合には、第2メモリの内容を調
べることにより、漏洩に関わる機密文書を機密管理に必
要な情報とともに特定することができる。
【0034】複写機がこのような「機密管理機能」を持
つことが複写機使用者に周知徹底されることにより、機
密文書取扱の重要性の認識と、取扱の慎重性の向上とい
う心理的な効果も期待できる。
【0035】図2は、図1(a)に即して説明した装置
において、この発明を実施するための回路構成の1例を
ブロック図として示した。この例で、画像形成装置は
「機密マークを登録するモード」を有し、機密マークを
読み取り、第1メモリに登録する手段を有する(請求項
2)。
【0036】図2における機密マーク登録ボタン30は
画像形成装置の操作パネル上に設けられている。機密マ
ークの登録を行う場合には、機密マークを有する原稿を
原稿ガラス1上に載置し、機密マーク登録ボタン30を
押して「機密マークを登録するモード」を選択する。こ
の状態で複写ボタンを押すと、画像読取装置2により画
像読み取りが行われる。
【0037】読み取られた機密マークは電子画像に変換
され、機密マーク登録回路32により第1メモリ33に
記憶される。従って、画像読取装置2と気味とマーク登
録回路32とは「機密マークを読み取り、第1メモリに
登録する手段」を構成する。そして、画像読取装置2と
機密マーク登録回路32とが行う「機密マークを登録す
るモード」を機密マーク登録ボタン30により選択する
のである。
【0038】機密マークは、第1メモリの容量が許す範
囲内で複数種類を登録することができる。従って、ユー
ザーにおいて、機密文書の管理上必要な種類の機密マー
クを登録することが可能である。
【0039】次に、上述した機密文書の複写が行われる
ときの回路の働きを説明する。複写が行われるときは、
画像形成装置としての複写機は複写モード(機密マーク
を登録するモードと選択可能である)におかれ、複写す
べき文書は原稿ガラス1(図1参照)上に載置される。
複写ボタンを押すと、前述の如くして文書の読み取りが
読取装置2により行われ、文書画像は電子画像に変換さ
れる。読み取られた画像は電子画像として画像メモリ3
7に記憶される。
【0040】機密マーク検出回路34は画像メモリ37
の記憶内容を読み出し、例えば、これを複数のセグメン
トに分割する。そして、各セグメントごとの電子画像
を、第1メモリ33から読み出した機密マーク(複数の
機密マークが登録されている場合には、その各々につ
き)と照合することにより、画像メモリ37内に格納さ
れている電子画像が上記登録されている機密マークの何
れかと一致するマークを含むか否かを検出する。もし、
電子画像内から登録された機密マークの何れかに一致す
るマークが検出されない場合は、文書は「機密文書でな
い」ので、この場合は、複写制御回路35により通常の
複写プロセスが実行され、所望の複写が得られる。
【0041】一方、電子画像内から何れかの機密マーク
が検出された場合は、読み取った文書、即ち複写しよう
としている文書が機密文書であることが分かる。この場
合には、画像抽出手段としての画像抽出回路38によ
り、「機密マークを含む画像」の抽出が行われる。即
ち、画像抽出回路38は、画像メモリ37に記憶された
電子画像を取り込み、機密マーク検出回路34により指
定された位置にある「機密マークを含む画像」即ち、前
述のように、機密マークおよび文書管理番号・配布先等
の画像を抽出する。抽出された画像は、第2メモリ39
に記憶される。このようにして、機密文書が複写されよ
うとした事実が記録される。
【0042】この実施例では、複写しようとする文書が
機密文書であることが分かると、機密マーク検出回路3
4からその旨の信号が、複写制御手段としての複写制御
回路35に送られ、複写制御回路35は複写機を制御し
て、正常な複写が行われないようにする(請求項3)。
【0043】例えば、複写機の操作パネルの一部に表示
パネルを配置し、複写されようとする文書が機密文書で
ある場合には、「機密文書に就き複写出来ません」等の
表示を行い、複写機の複写プロセスを中断させてもよい
し、あるいは、書込み装置9(図1参照)のみの作動を
提出したり(この場合は、得られる複写は、全面が黒一
色となる)、あるいは、書込み装置9により全面的な露
光を行ったり(この場合には、得られる複写は白紙状態
である)、あるいは、書込み装置に意図的なノイズ信号
をかぶせて、複写画像が判別出来ないようにしたりする
ことができる。また、別のメモリに上記「機密文書に付
き複写出来ません」等のメッセージを記憶させておき、
このメッセージのみを書込み装置で書き込んで複写像と
して出力することもできる。この場合には、表示パネル
への表示を省略しても良い。
【0044】この実施例においては上述の如く、複写し
ようとする文書が機密文書である場合には、正常な複写
が行えないが、複写そのものは可能とし、機密文書の複
写の事実のみを記録するようにすることもできるし(請
求項1)、あるいは、上記複写禁止を「暗証番号」や
「パスワード」の入力等の操作により解除できるように
しても良い。
【0045】第2メモリ39に記憶された「機密マーク
を含む画像」は、メモリ出力制御回路36により、第2
メモリ39と出力装置47を制御することにより、出力
することができる。この場合、出力形態としては表示パ
ネルへの表示および/または複写像としての出力を利用
できる。
【0046】第2メモリ39の記憶容量一杯に記憶が行
われたら、全記憶内容もしくは必要な記憶内容を保存可
能に出力し、その後、第2メモリをクリアして、記憶可
能状態に戻す。なお、第2メモリ39のクリアは、第2
メモリ39の記憶内容を出力する度に、第2メモリ内の
記憶内用に拘らず自動的に行うようにしてもよい。第2
メモリの記憶内用は、機密文書管理状の重要な情報であ
るから、だれでもアクセスしてよいと言う種類のもので
ない。従って、第2メモリ39の記憶内用の出力機能
は、通常はロック状態としておき、機密文書管理責任者
のみが知っている「暗証番号」や「パスワード」の入力
等の操作により解除できるようにする。
【0047】説明中の実施例ではまた、第1メモリ33
に記憶されている内容、即ち、機密マークとして登録さ
れている内容を出力できるようになっている(請求項
4)。この出力は、メモリ出力制御回路36により第1
メモリ33と出力装置を制御して行う。このようにする
と「機密マーク」として、どのようなものが登録されて
いるかを知ることが出来、特に、機密マークを登録する
モードを有する場合(請求項2)には、2重登録等の無
駄を無くすことができる。なお、第1メモリの登録内容
は、サービスマン等による一定の操作を経ないかぎり消
去できないようになっている。
【0048】図4は、請求項5記載の発明の実施例を説
明図的に示している。
【0049】図中、符号43,44,45,46で示す
複写機A,B,C,Dは、いずれも「複写される文書上
の機密マークを検出する機密マーク検出手段」と、「機
密マークを予め記憶する第1メモリ」と、「機密マーク
を登録するモード」と、「機密マークを読み取り第1メ
モリに登録させる手段」とを有し、画像形成装置群を構
成している。画像形成装置群を構成する複写機は図の4
台に限らず、さらに多くても良いし、逆に3台以下の複
写機で画像形成装置群を構成してもよい。画像形成装置
群を構成する各複写機A〜Dは、LANにより互いに接
続されて画像形成システムを構成している。
【0050】もし、複写機A〜Dが互いに別々である
と、上に説明した機密マークの登録操作を、複写機ごと
に別個に繰り返さねばならず、かなり面倒であるが、こ
のように複数の複写機をLANで接続しておけば、任意
の複写機の第1メモリに機密マークを登録し、この複写
機内の第1メモリ内の記憶情報を、制御手段60により
各複写機を接続する通信回線42により他の複写機に送
信して記録することができ、画像形成装置群を構成する
全ての複写機に一括して機密マークを登録することがで
きる。
【0051】勿論、画像形成装置群を構成する各複写機
が、「複写される文書上に、第1メモリに記憶された機
密マークと一致するものが存在するときに、複写される
文書上の、少なくとも機密マークを含む画像を抽出する
画像抽出手段と、画像抽出手段により抽出された画像を
記憶する第2メモリと」を有することができる。
【0052】上に説明した例では、機密文書は機密マー
クを有しており、画像形成装置としての複写機は、この
機密マークの検出を行うわけであるが、例えば、機密マ
ークの部分を紙等で覆い、この部分を読み取れないよう
にして複写がなされると、機密文書の複写と言う事実も
残らないし、機密文書の複写を防止することも出来な
い。
【0053】このような観点からすると、機密文書の複
写禁止を有効に行うためには、機密文書の側にも複写防
止のための工夫が欲しい。請求項7記載の発明は、この
ような観点からなされたものであって、例えば、オリジ
ナルの機密文書を配布先数:Nに応じてN枚複写する場
合に、各コピーに自動的に、機密指定情報が複写画像と
合成的に形成でき、このようにして得られた各コピーの
無断複写を防止できる画像形成装置である。
【0054】「機密指定情報」は、例えば、「マル
秘」、「極秘」、「CONFIDENNTIAL」等の
機密レベルや、文書管理番号、配布先等の情報である。
例えば、機密指定情報として、上記文書管理番号(例え
ば、配布先に応じて、001から999まで3桁の数字
で表示する。必要とあればさらに桁数を増やしたり、英
文字と組み合わせても良い)の場合を考えると、この場
合、その旨の複写モードを選択し、オリジナルの複写を
行うと、図5に示すように、得られるコピー48には、
複写画像に重ねて、即ち「複写される文書の画像と合成
され」て文書管理番号49(「001」の場合が示され
ている)が記録される。即ち、機密指定情報は、画像出
力手段により、複写画像の情報と合成して感光体上に出
力されるのである。勿論、文書管理番号49の記録は書
込み装置により行い、複写画像と合成され、連続複写で
複写プロセスが繰り返されるごとに、文書管理番号が1
づつ繰り上がることはいうまでもない。
【0055】このように、「複写される文書の画像と合
成される機密指定情報」はあ、複写画像上で文書画像が
読みにくくないように、低濃度で記録したり、あるいは
カラー画像記録が可能な場合には文書内用の目しに邪魔
にならない「黄色」で機密指定情報を記録するようにし
てもよい。
【0056】このように、機密指定情報が「「複写され
る文書の画像と合成され」て記録されると、機密指定情
報を機密マークとして登録しておけば、機密指定情報の
みを隠して複写を行うということが極めて困難になるた
め、機密情報の無断複写を有効に防止できる。上記機密
指定情報には、前述の如く、機密レベルや、配布先等の
情報も含めることが出来、このような場合には、例え
ば、図1(c)に示されたような画像が、低濃度で、
「複写される文書の画像と合成し」て感光体上に出力さ
れ、可視化されることになる。
【0057】また、上記機密レベルの種別を入力する
と、指定された機密レベル50(「マル秘」の場合が例
示されている)が、複写画像の所定の位置(図の例では
右肩の位置に記録されるように、機密マークが感光体上
に複写画像と共に形成される。この機密マークは、カラ
ー記録が可能であれが、例えば「赤色」等とすることが
できる。文書管理番号の記録位置は、文書画像の行間に
行うようにしても良い。
【0058】このような複写によりコピーとして得られ
た機密文書がコピーされるときは、前述のようにして、
機密マーク(図5の例では機密レベル50と文書管理番
号49)が検出され、画像の一部が記憶される。複写す
るものがたとえ機密レベルの部分のみを隠して複写しよ
うとしても、複写画像二号性された文書管理番号も機密
マークを構成しているので、複写は有効に防止される
か、あるいは、複写の事実が記録されることになる。
【0059】この例のように、文書管理番号を機密マー
クの一部とし、これをオリジナル機密文書の複写の際に
画像形成装置により自動的に合成付加するようにする
と、画像合成装置自体が文書管理番号を発生するので、
第1メモリ内への機密マークとしての文書管理番号の登
録はメーカーにおいてこれを行うことができ、ユーザー
の登録の手間が有効に軽減される。
【0060】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば文書管
理機能を有する新規な画像形成装置を提供できる。この
発明の文書管理機能を有する画像形成装置は、上記の如
き構成となっているので、機密文書の有効な管理を可能
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の文書管理機能を有する画像形成装置
の1実施例を説明するための図である。
【図2】図1の実施例の特徴機能を実現する回路のブロ
ック図である。
【図3】第2メモリに記憶する画像の画像抽出を説明す
るための図である。
【図4】請求項5記載の発明の1実施例の特徴部分を説
明するための図である。
【図5】請求項7記載の発明を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
18 機密文書 19 機密レベル 20 文書管理番号(機密レベル19とともに機密
マークを構成する)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/00 H04N 1/44 7232−5C 9287−5L G06F 15/62 410 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写される文書上の機密マークを検出する
    機密マーク検出手段と、 機密マークを予め記憶する第1メモリと、 上記複写される文書上に上記第1メモリに記憶された機
    密マークと一致するものが存在するとき、複写される文
    書の、少なくとも機密マークを含む画像を抽出する画像
    抽出手段と、 この画像抽出手段によって抽出された画像を記憶する第
    2メモリを有することを特徴とする機密文書管理機能を
    有する画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の機密文書管理機能を有する
    画像形成装置において、 機密マークを登録するモードを有し、 機密マークを読み取り、第1メモリに登録する手段を有
    することを特徴とする機密文書管理機能を有する画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の機密文書管理機能
    を有する画像形成装置において、 複写される文書上に上記第1メモリに記憶された機密マ
    ークと一致するものが存在したときに、正常な画像形成
    ができないようにする複写制御手段を有することを特徴
    とする機密文書管理機能を有する画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2または3記載の機密文書
    管理機能を有する画像形成装置において、 第1メモリに記憶されている機密マークを出力する出力
    手段を有することを特徴とする機密文書管理機能を有す
    る画像形成装置。
  5. 【請求項5】複写される文書上の機密マークを検出する
    機密マーク検出手段と、 機密マークを予め記憶する第1メモリと、 機密マークを登録するモードと、 機密マークを読み取り第1メモリに登録させる手段とを
    有する画像形成装置の複数台により構成される画像形成
    装置群と、 この画像形成装置群を互いに接続するLANと、 第1メモリ内の記憶情報を上記LANにより接続された
    他の画像形成装置の第1メモリに送信して記録する制御
    手段とを有する機密文書管理機能を持つ画像形成システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項5記載の機密文書管理機能を有する
    画像形成システムにおいて、 複写される文書上に、第1メモリに記憶された機密マー
    クと一致するものが存在するときに、複写される文書上
    の、少なくとも機密マークを含む画像を抽出する画像抽
    出手段と、 上記画像抽出手段により抽出された画像を記憶する第2
    メモリとを、システムを構成する全ての画像形成装置が
    有することを特徴とする機密文書管理機能を持つ画像形
    成システム。
  7. 【請求項7】請求項1または2または3または4または
    5または6に記載された機密複写モードを有する画像形
    成装置であって、 連続複写ごとに機密指定情報を出力する情報出力手段
    と、 上記機密指定情報を、複写される文書の画像と合成して
    感光体上に出力する画像出力手段と、 機密レベルを入力し、機密マークを感光体上に形成する
    手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
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