JP2004054428A - 会員システム、電源供給装置及びカードリーダー - Google Patents
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Abstract
【課題】会員の属性情報を格納している会員データベースに、携帯電話の電子メールアドレス又は携帯電話番号を追加して格納する会員システムを提供することを目的とする。更には会員システムに対してそれらを送信する電源供給装置及びカードリーダーに関する。
【解決手段】携帯電話から自動的に送信された電子メール、携帯電話番号が記載された電子メールを受信し、電子メールアドレス、携帯電話番号を取得情報データベースに格納する電子メール受信手段と、電子メールアドレスに対して会員番号の入力を促す確認メールを送信する確認手段と、携帯電話から会員番号の入力を受付け、受け付けた会員番号と格納した電子メールアドレス、携帯電話番号とを会員番号を有する会員の個人情報として会員番号データベースに追加・格納する追加手段とを有する会員システムである。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯電話から自動的に送信された電子メール、携帯電話番号が記載された電子メールを受信し、電子メールアドレス、携帯電話番号を取得情報データベースに格納する電子メール受信手段と、電子メールアドレスに対して会員番号の入力を促す確認メールを送信する確認手段と、携帯電話から会員番号の入力を受付け、受け付けた会員番号と格納した電子メールアドレス、携帯電話番号とを会員番号を有する会員の個人情報として会員番号データベースに追加・格納する追加手段とを有する会員システムである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、会員の属性情報を格納している会員データベースに、携帯電話の電子メールアドレス又は携帯電話番号を追加して格納する会員システムに関する。又、当該携帯電話に対して電源供給を行いながら電子メールアドレス又は電子メールアドレスを会員システムに送信する電源供給装置、カードリーダーとに関する。
【0002】
【従来の技術】
ポイントサービス等の会員システムを運用する際に、その会員の個人情報は必須であるが、近年のプライバシーに対する関心の高まりと共に、個人の属性として電子メールアドレスや携帯電話番号の登録を行わない場合がある。又一度登録を行ったとしても、携帯電話番号や電子メールアドレスは、他の個人情報と比較して変更が行われる場合が多く、属性として一度登録を行ってもらっても、しばらく立つと変更されてしまう為、電子メールによるコンテンツ配信等に支障が出ている。
【0003】
例えば会員制のポイントサービスを行っている企業の場合、そのポイントに応じて会員が享受出来るサービス等の案内を行う、又はポイントに応じたコンテンツを配信する等を行っているが、電子メールアドレスや携帯電話番号の変更が為されている場合にその情報は会員に対して到達しないこととなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような場合に、従来はその個人に再度若しくは新規に電子メールアドレスや携帯電話番号の登録を行ってもらう必要性があった。
【0005】
又従来から携帯電話に差し込むことによって、その携帯電話端末のメモリに記憶している電子メールアドレスや携帯電話番号を取得できる装置も存在しているが、プライバシーの観点もあり個人が積極的に差し込むことを期待するのは、困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
携帯電話は、個人が所持して外出等する為、その電源がない場合には非常に不便である。従って外出先でも携帯電話に充電可能な充電機器が多数販売されている。本発明者は上記問題点に鑑み、充電サービスと電子メールアドレス等の取得装置とを一体化することによって、電子メールアドレスや携帯電話番号を取得されることへの抵抗感を減らした電源供給装置及びカードリーダーを発明した。
【0007】
更には、当該電源供給装置及びカードリーダーから取得した電子メールアドレスや携帯電話番号を、会員データベースと連動して追加することによって、会員データベースの電子メールアドレスや携帯電話番号を可能な限り最新の状態に保つことが可能な会員システムを発明した。
【0008】
請求項1の発明は、
携帯電話から自動的に送信された電子メール又は前記携帯電話の携帯電話番号が記載された電子メールを受信し、前記電子メールの送信元となる電子メールアドレス、又は前記電子メールアドレス及び前記携帯電話番号を取得情報データベースに格納する電子メール受信手段と、前記電子メールアドレスに対して、会員番号の入力を促す確認メールを送信する確認手段と、前記携帯電話から会員番号の入力を受付け、前記受け付けた会員番号と前記格納した電子メールアドレス、又は前記電子メールアドレス及び前記携帯電話番号とを前記会員番号を有する会員の個人情報として会員番号データベースに追加・格納する追加手段とを有する会員システムである。
【0009】
請求項2の発明は、
前記確認手段は、会員番号の入力を促す会員番号入力画面を表示する為の会員毎のURLが記載されている会員システムである。
【0010】
請求項1及び請求項2の発明によって、携帯電話から取得した電子メールアドレス、携帯電話番号とを、会員番号に関連づけて追加することが可能となり、会員データベースを可能な限り最新の状態に保つことが可能となる。
【0011】
請求項3の発明は、
携帯電話の接続端子を介して電源を供給することで前記携帯電話の充電を行う充電手段と、予め定められた電子メールアドレスに対して電子メールを前記携帯電話から送信するプログラムを前記携帯電話の接続端子を介して前記携帯電話に送信し実行させる電子メールアドレス取得手段とを有する電源供給装置である。
【0012】
請求項4の発明は、
前記プログラムは、前記携帯電話の携帯電話番号を前記携帯電話のメモリから抽出し、前記携帯電話番号が記載された電子メールを予め定められた電子メールアドレスに対して送信する電源供給装置である。
【0013】
請求項3及び請求項4の発明によって、携帯電話に対する充電サービスと電子メールアドレス等の取得とを一体化する電源供給装置が可能となり、これによって、電子メールアドレスが登録されることへの抵抗感を減らすことが出来る。つまり、この場合では会員は充電サービスを利用した代償として電子メールアドレス等の登録が行われると判断する為、抵抗感が減るのである。
【0014】
請求項5の発明は、
携帯電話の接続端子を介して電源を供給することで前記携帯電話の充電を行う充電手段と、予め定められた電子メールアドレスに対して電子メールを前記携帯電話から送信するプログラムを前記携帯電話の接続端子を介して前記携帯電話に送信し実行させる電子メールアドレス取得手段と、ICカード又は磁気カードからなる会員カードに記憶された情報を読み取るカード読取手段とを有するカードリーダーである。
【0015】
請求項6の発明は、
前記プログラムは、前記携帯電話の携帯電話番号を前記携帯電話のメモリから抽出し、前記携帯電話番号が記載された電子メールを予め定められた電子メールアドレスに対して送信するカードリーダーである。
【0016】
請求項5及び請求項6の発明によって、請求項3及び請求項4の発明と同様に携帯電話に対する充電サービスと電子メールアドレス等の取得とを一体化するカードリーダーが可能となり、これによって、電子メールアドレスが登録されることへの抵抗感を減らすことが出来る。更に会員システムを利用する際には、会員カードの呈示を行う場合もある。このような場合、カードリーダーによって会員カードを読み取ることが一般的であるが、このようなカードリーダーと充電サービス及び電子メールアドレス等の取得とを一体化することによって、その利便性を向上させることが可能となる。
【0017】
請求項7の発明は、
携帯電話から自動的に電子メールを送信させる電源供給装置と前記送信された電子メールに基づいて会員番号と電子メールアドレスとの紐付を行う会員システムとからなるシステムであって、前記電源供給装置は、携帯電話の接続端子を介して電源を供給することで前記携帯電話の充電を行う充電手段と、予め定められた電子メールアドレスに対して電子メールを前記携帯電話から送信するプログラムを前記携帯電話の接続端子を介して前記携帯電話に送信し実行させる電子メールアドレス取得手段とからなり、前記会員システムは、携帯電話から自動的に送信された電子メール又は前記携帯電話の携帯電話番号が記載された電子メールを受信し、前記電子メールの送信元となる電子メールアドレス、又は前記電子メールアドレス及び前記携帯電話番号を取得情報データベースに格納する電子メール受信手段と、前記電子メールアドレスに対して、会員番号の入力を促す確認メールを送信する確認手段と、前記携帯電話から会員番号の入力を受付け、前記受け付けた会員番号と前記格納した電子メールアドレス、又は前記電子メールアドレス及び前記携帯電話番号とを前記会員番号を有する会員の個人情報として会員番号データベースに追加・格納する追加手段とをからなるシステムである。
【0018】
本発明によって電源供給装置及び会員システムの各々の特徴が複合的に組み合わさることによって、その効果が一層高まることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明のシステム構成の一例を図1のシステム構成図を用いて詳細に説明する。本実施例では、電源供給装置2に電子メールアドレスや携帯電話番号の取得装置が具備された場合を説明する。尚本明細書に於ける携帯電話3は、ネットワーク機能を有する携帯電話3であって、PHSを含むものとする。
【0020】
電源供給装置2は、充電手段5と電子メールアドレス取得手段6とを有している。
【0021】
充電手段5は、携帯電話3の接続端子を介して携帯電話3に電源を供給し、携帯電話3の充電を行う手段である。これは公知の充電機能が該当する。
【0022】
電子メールアドレス取得手段6は、会員である携帯電話3の保有者の携帯電話番号を携帯電話3のメモリから抽出し、予め定められた電子メールアドレスに対して自動的に携帯電話3から電子メールを送信させるプログラムを、携帯電話3の接続端子から携帯電話3に対して送信し、実行させる手段である。この際に携帯電話番号の抽出を行わずとも、空の電子メール(本文になにも記載されていない電子メール)を送信するのみであっても良い。
【0023】
会員システム1は、電子メール受信手段7と確認手段8と追加手段9と取得情報データベース10と会員データベース11とを有している。
【0024】
電子メール受信手段7は、携帯電話3から自動的に送信された電子メールを受信し、当該電子メールに記載された電子メールアドレス、又場合によっては携帯電話番号を取得情報データベース10に格納する手段である。
【0025】
確認手段8は、取得情報データベース10に格納した電子メールアドレスに対して確認メールを送信し、会員である当該電子メールアドレスの保有者から会員番号の入力を行わせる手段である。図5に確認メールの一例を示す。
【0026】
追加手段9は、携帯電話3から会員番号の入力を行わせる為の会員番号入力画面を携帯電話3に送信し、会員番号の入力を当該携帯電話3から受け付ける手段である。更には受け付けた会員番号と取得情報データベース10の電子メールアドレス、携帯電話番号とを関連づけることによって、当該会員番号の個人情報として会員データベース11に電子メールアドレス、携帯電話番号を追加・格納する手段である。図6に会員番号入力画面の一例を示す。
【0027】
取得情報データベース10は、携帯電話3から自動的に送信された電子メールに記載された電子メールアドレス、携帯電話番号とを格納するデータベースである。
【0028】
会員データベース11は、会員番号、氏名、携帯電話番号、電子メールアドレス等の個人情報とを格納しているデータベースである。
【0029】
【実施例】
次に本発明のプロセスの流れの一例を図2のフローチャート図を用いて詳細に説明する。携帯電話3を有する会員は、所定の電源供給装置2に携帯電話3を装着する(S100)。これによって、充電手段5が携帯電話3の接続端子を介して携帯電話3に電源を供給し、充電を行う(S110)。
【0030】
又電子メールアドレス取得手段6が、携帯電話3の接続端子を介して、会員たる携帯電話3の保有者の携帯電話番号(例えば090−1234−5678)を携帯電話3のメモリから抽出し、予め定められた電子メールアドレス(例えばxxx@xxx.com)に対して自動的に携帯電話3から電子メールを送信させるプログラムを、携帯電話3の接続端子から携帯電話3に対して送信し、実行させる。
【0031】
これによって、携帯電話3は、当該携帯電話番号(090−1234−5678)を記載した電子メールを予め定められた電子メールアドレス(xxx@xxx.com)に送信する(S120)。この際の予め定められた電子メールアドレスとして、会員システム1の電子メールアドレス(xxx@xxx.com)が好適である。又、携帯電話番号の抽出を行わずとも、空の電子メール(本文になにも記載されていない電子メール)を送信するのみであっても良い。空の電子メールを送信した場合には、会員システム1には会員の電子メールアドレスのみが送信され、携帯電話番号は送信されない。
【0032】
ネットワーク4を介して携帯電話3から自動的に送信された電子メールを受信した会員システム1の電子メール受信手段7は(S130)、当該電子メールに記載された電子メールアドレス(例えばaaa@aaa.co.jp)(受信した電子メールの送信元アドレスから取得すればよい)、又場合によっては携帯電話番号(090−1234−5678)を取得情報データベース10に格納する(S140)。この状態の取得情報データベース10の概念図を図7に示す。
【0033】
電子メールを受信後、確認手段8が当該電子メールアドレス(aaa@aaa.co.jp)に対して確認メールを送信し(S150)、会員たる当該電子メールアドレスの保有者から会員番号の入力を行わせる。図5に確認メールの一例を示す。
【0034】
S150で会員システム1から送信された確認メールを携帯電話3で受信した会員は、当該確認メールに記載されたURLにアクセスを行い、会員番号入力画面の表示を行わせる。
【0035】
会員システム1の追加手段9は、携帯電話3に対して会員番号入力画面を送信する。図6に会員番号入力画面の一例を示す。携帯電話3に表示された会員番号入力画面から当該会員は、会員番号(例えば、1111)の入力を行い、会員システム1に対して会員番号の送信を行う(S160)。
【0036】
S160で入力された会員番号(1111)は追加手段9で受信し、受け付けた会員番号(1111)と取得情報データベース10の電子メールアドレス(aaa@aaa.co.jp)、携帯電話番号(090−1234−5678)とを関連づけることによって、当該会員番号(1111)の個人情報として会員データベース11に電子メールアドレス(aaa@aaa.co.jp)、携帯電話番号(090−1234−5678)を追加・格納する(S170)。図8(a)に追加前の会員データベース11の概念図、図8(b)に追加後の会員データベース11の概念図を示す。
【0037】
図9に実施例1の概念図を示す。図9は、携帯電話3と電源供給装置2とが接続しており、接続端子を介して接続する場合を示した図である。この場合、充電手段5は電源供給装置2の中に組み込まれており、コンセント15からの電気をコード14を介して携帯電話3に供給する。又電子メールアドレス取得手段6は、電源供給装置2に具備される、例えばICチップに組み込まれており(記憶されており)、携帯電話3と電源供給装置2とが接続することによって、携帯電話3の充電を行うと共に、予め定められた電子メールアドレスに対して自動的に携帯電話3から電子メールを送信させるプログラムを、携帯電話3の接続端子から携帯電話3に対して送信し実行させることとなる。又電源供給装置2は、コード14及びコンセント15を用いて携帯電話3に充電を行わなくても、電源供給装置2の充電手段5に電池(充電池を含む)を具備することによって、コードレスで充電を可能にしても良い。
【0038】
【実施例2】
次に電子メールアドレス取得手段6を、カードリーダー12に具備した場合のシステム構成を図3のシステム構成図を用いて説明する。尚実施例1と同様の部分については説明を省略する。
【0039】
カードリーダー12は、充電手段5と電子メールアドレス取得手段6とカード読取手段13とを有している。
【0040】
カード読取手段13は、ICカードや磁気カードからなる会員カードから会員システム1に於けるポイント等の会員カードに記憶された情報を読み取る手段である。
【0041】
次に実施例2に於けるプロセスの流れの一例を図4のフローチャート図を用いて詳細に説明する。
【0042】
携帯電話3を有する会員は、所定のカードリーダー12に携帯電話3を装着する(S200)。これによって、充電手段5が携帯電話3の接続端子を介して携帯電話3に電源を供給し、充電を行う(S210)。又会員が有するICカード等の会員カードをカードリーダー12のカード読取手段13に読み取らせる。
【0043】
更に電子メールアドレス取得手段6が、携帯電話3の接続端子を介して、会員たる携帯電話3の保有者の携帯電話番号(090−1234−5678)を携帯電話3のメモリから抽出し、予め定められた電子メールアドレス(xxx@xxx.com)に対して自動的に携帯電話3から電子メールを送信させるプログラムを、携帯電話3の接続端子から携帯電話3に対して送信し、実行させる。
【0044】
これによって、携帯電話3は、当該携帯電話番号(090−1234−5678)を記載した電子メールを予め定められた電子メールアドレス(xxx@xxx.com)に送信する(S220)。この際の予め定められた電子メールアドレスとして、会員システム1の電子メールアドレス(xxx@xxx.com)が好適である。又、携帯電話番号(090−1234−5678)の抽出を行わずとも、空の電子メール(本文になにも記載されていない電子メール)を送信するのみであっても良い。空の電子メールを送信した場合には、会員システム1には会員の電子メールアドレスのみが送信され、携帯電話番号は送信されない。
【0045】
ネットワーク4を介して携帯電話3から自動的に送信された電子メールを受信した会員システム1の電子メール受信手段7は(S230)、当該電子メールに記載された電子メールアドレス(aaa@aaa.co.jp)、又場合によっては携帯電話番号(090−1234−5678)を取得情報データベース10に格納する(S240)。
【0046】
電子メールを受信後、確認手段8が当該電子メールアドレス(aaa@aaa.co.jp)に対して確認メールを送信し(S250)、会員たる当該電子メールアドレスの保有者から会員番号の入力を行わせる。図5に確認メールの一例を示す。
【0047】
S250で会員システム1から送信された確認メールを携帯電話3で受信した会員は、当該確認メールに記載されたURLにアクセスを行い、会員番号入力画面の表示を行わせる。
【0048】
会員システム1の追加手段9は、携帯電話3に対して会員番号入力画面を送信する。図6に会員番号入力画面の一例を示す。携帯電話3に表示された会員番号入力画面から当該会員は、会員番号(例えば、1111)の入力を行い、会員システム1に対して会員番号(1111)の送信を行う(S260)。
【0049】
S260で入力された会員番号(1111)は追加手段9で受信し、受け付けた会員番号(1111)と取得情報データベース10の電子メールアドレス(aaa@aaa.co.jp)、携帯電話番号(090−1234−5678)とを関連づけることによって、当該会員番号(1111)の個人情報として会員データベース11に電子メールアドレス(aaa@aaa.co.jp)、携帯電話番号(090−1234−5678)を追加・格納する(S270)。
【0050】
図10に実施例2の概念図を示す。図10は、携帯電話3とカードリーダー12とが接続しており、接続端子を介して接続する場合を示した図である。この場合、充電手段5はカードリーダー12の中に組み込まれており、コンセント15からの電気をコード14を介して携帯電話3に供給する。又電子メールアドレス取得手段6は、電源供給装置2に具備される、例えばICチップに組み込まれており(記憶されており)、携帯電話3と電源供給装置2とが接続することによって、携帯電話3の充電を行うと共に、予め定められた電子メールアドレスに対して自動的に携帯電話3から電子メールを送信させるプログラムを、携帯電話3の接続端子から携帯電話3に対して送信し実行させることとなる。又電源供給装置2は、コード14及びコンセント15を用いて携帯電話3に充電を行わなくても、電源供給装置2の充電手段5に電池(充電池を含む)を具備することによって、コードレスで充電を可能にしても良い。又会員の有する会員カードを、カード読取手段13に挿入する(接触する)ことによって、カードリーダー12が会員カードに記憶された情報を読み取ることが可能となる。
【0051】
本発明に於ける各手段、データベースは、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。又データベースの代わりにデータファイルであっても良いことは言うまでもなく、データベースとの記載にはデータファイルをも含んでいる。
【0052】
尚、本発明を実施するにあたり本実施態様の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記憶媒体をシステムに供給し、そのシステムのコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによって実現されることは当然である。
【0053】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が前記した実施態様の機能を実現することとなり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を当然のことながら構成することになる。
【0054】
プログラムを供給する為の記憶媒体としては、例えば磁気ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を使用することができる。
【0055】
又、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、上述した実施態様の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステムなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0056】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる不揮発性あるいは揮発性の記憶手段に書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、機能拡張ボードあるいは機能拡張ユニットに備わる演算処理装置などが実際の処理の一部あるいは全部を行い、その処理により前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは当然である。
【0057】
【発明の効果】
本発明によって、充電サービスと電子メール等の取得装置とを一体化することが可能となり、電子メールアドレスや携帯電話番号を取得されることへの抵抗感を減らした電源供給装置及びカードリーダーが可能となる。
【0058】
更には、当該電源供給装置及びカードリーダーから取得した電子メールアドレスや携帯電話番号を、会員データベースと連動して追加することによって、会員データベースの電子メールアドレスや携帯電話番号を可能な限り最新の状態に保つことが可能な会員システムが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図3】本発明のシステム構成の他の一例を示すシステム構成図である。
【図4】本発明のシステム構成の他の一例を示すフローチャート図である。
【図5】確認メールの一例である。
【図6】会員番号入力画面の一例である。
【図7】取得情報データベースの概念図である。
【図8】会員データベースの概念図である。
【図9】実施例1の概念図である。
【図10】実施例2の概念図である。
【符号の説明】
1:会員システム
2:電源供給装置
3:携帯電話
4:ネットワーク
5:充電手段
6:電子メールアドレス取得手段
7:電子メール受信手段
8:確認手段
9:追加手段
10:取得情報データベース
11:会員データベース
12:カードリーダー
13:カード読取手段
14:コード
15:コンセント
【発明の属する技術分野】
本発明は、会員の属性情報を格納している会員データベースに、携帯電話の電子メールアドレス又は携帯電話番号を追加して格納する会員システムに関する。又、当該携帯電話に対して電源供給を行いながら電子メールアドレス又は電子メールアドレスを会員システムに送信する電源供給装置、カードリーダーとに関する。
【0002】
【従来の技術】
ポイントサービス等の会員システムを運用する際に、その会員の個人情報は必須であるが、近年のプライバシーに対する関心の高まりと共に、個人の属性として電子メールアドレスや携帯電話番号の登録を行わない場合がある。又一度登録を行ったとしても、携帯電話番号や電子メールアドレスは、他の個人情報と比較して変更が行われる場合が多く、属性として一度登録を行ってもらっても、しばらく立つと変更されてしまう為、電子メールによるコンテンツ配信等に支障が出ている。
【0003】
例えば会員制のポイントサービスを行っている企業の場合、そのポイントに応じて会員が享受出来るサービス等の案内を行う、又はポイントに応じたコンテンツを配信する等を行っているが、電子メールアドレスや携帯電話番号の変更が為されている場合にその情報は会員に対して到達しないこととなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような場合に、従来はその個人に再度若しくは新規に電子メールアドレスや携帯電話番号の登録を行ってもらう必要性があった。
【0005】
又従来から携帯電話に差し込むことによって、その携帯電話端末のメモリに記憶している電子メールアドレスや携帯電話番号を取得できる装置も存在しているが、プライバシーの観点もあり個人が積極的に差し込むことを期待するのは、困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
携帯電話は、個人が所持して外出等する為、その電源がない場合には非常に不便である。従って外出先でも携帯電話に充電可能な充電機器が多数販売されている。本発明者は上記問題点に鑑み、充電サービスと電子メールアドレス等の取得装置とを一体化することによって、電子メールアドレスや携帯電話番号を取得されることへの抵抗感を減らした電源供給装置及びカードリーダーを発明した。
【0007】
更には、当該電源供給装置及びカードリーダーから取得した電子メールアドレスや携帯電話番号を、会員データベースと連動して追加することによって、会員データベースの電子メールアドレスや携帯電話番号を可能な限り最新の状態に保つことが可能な会員システムを発明した。
【0008】
請求項1の発明は、
携帯電話から自動的に送信された電子メール又は前記携帯電話の携帯電話番号が記載された電子メールを受信し、前記電子メールの送信元となる電子メールアドレス、又は前記電子メールアドレス及び前記携帯電話番号を取得情報データベースに格納する電子メール受信手段と、前記電子メールアドレスに対して、会員番号の入力を促す確認メールを送信する確認手段と、前記携帯電話から会員番号の入力を受付け、前記受け付けた会員番号と前記格納した電子メールアドレス、又は前記電子メールアドレス及び前記携帯電話番号とを前記会員番号を有する会員の個人情報として会員番号データベースに追加・格納する追加手段とを有する会員システムである。
【0009】
請求項2の発明は、
前記確認手段は、会員番号の入力を促す会員番号入力画面を表示する為の会員毎のURLが記載されている会員システムである。
【0010】
請求項1及び請求項2の発明によって、携帯電話から取得した電子メールアドレス、携帯電話番号とを、会員番号に関連づけて追加することが可能となり、会員データベースを可能な限り最新の状態に保つことが可能となる。
【0011】
請求項3の発明は、
携帯電話の接続端子を介して電源を供給することで前記携帯電話の充電を行う充電手段と、予め定められた電子メールアドレスに対して電子メールを前記携帯電話から送信するプログラムを前記携帯電話の接続端子を介して前記携帯電話に送信し実行させる電子メールアドレス取得手段とを有する電源供給装置である。
【0012】
請求項4の発明は、
前記プログラムは、前記携帯電話の携帯電話番号を前記携帯電話のメモリから抽出し、前記携帯電話番号が記載された電子メールを予め定められた電子メールアドレスに対して送信する電源供給装置である。
【0013】
請求項3及び請求項4の発明によって、携帯電話に対する充電サービスと電子メールアドレス等の取得とを一体化する電源供給装置が可能となり、これによって、電子メールアドレスが登録されることへの抵抗感を減らすことが出来る。つまり、この場合では会員は充電サービスを利用した代償として電子メールアドレス等の登録が行われると判断する為、抵抗感が減るのである。
【0014】
請求項5の発明は、
携帯電話の接続端子を介して電源を供給することで前記携帯電話の充電を行う充電手段と、予め定められた電子メールアドレスに対して電子メールを前記携帯電話から送信するプログラムを前記携帯電話の接続端子を介して前記携帯電話に送信し実行させる電子メールアドレス取得手段と、ICカード又は磁気カードからなる会員カードに記憶された情報を読み取るカード読取手段とを有するカードリーダーである。
【0015】
請求項6の発明は、
前記プログラムは、前記携帯電話の携帯電話番号を前記携帯電話のメモリから抽出し、前記携帯電話番号が記載された電子メールを予め定められた電子メールアドレスに対して送信するカードリーダーである。
【0016】
請求項5及び請求項6の発明によって、請求項3及び請求項4の発明と同様に携帯電話に対する充電サービスと電子メールアドレス等の取得とを一体化するカードリーダーが可能となり、これによって、電子メールアドレスが登録されることへの抵抗感を減らすことが出来る。更に会員システムを利用する際には、会員カードの呈示を行う場合もある。このような場合、カードリーダーによって会員カードを読み取ることが一般的であるが、このようなカードリーダーと充電サービス及び電子メールアドレス等の取得とを一体化することによって、その利便性を向上させることが可能となる。
【0017】
請求項7の発明は、
携帯電話から自動的に電子メールを送信させる電源供給装置と前記送信された電子メールに基づいて会員番号と電子メールアドレスとの紐付を行う会員システムとからなるシステムであって、前記電源供給装置は、携帯電話の接続端子を介して電源を供給することで前記携帯電話の充電を行う充電手段と、予め定められた電子メールアドレスに対して電子メールを前記携帯電話から送信するプログラムを前記携帯電話の接続端子を介して前記携帯電話に送信し実行させる電子メールアドレス取得手段とからなり、前記会員システムは、携帯電話から自動的に送信された電子メール又は前記携帯電話の携帯電話番号が記載された電子メールを受信し、前記電子メールの送信元となる電子メールアドレス、又は前記電子メールアドレス及び前記携帯電話番号を取得情報データベースに格納する電子メール受信手段と、前記電子メールアドレスに対して、会員番号の入力を促す確認メールを送信する確認手段と、前記携帯電話から会員番号の入力を受付け、前記受け付けた会員番号と前記格納した電子メールアドレス、又は前記電子メールアドレス及び前記携帯電話番号とを前記会員番号を有する会員の個人情報として会員番号データベースに追加・格納する追加手段とをからなるシステムである。
【0018】
本発明によって電源供給装置及び会員システムの各々の特徴が複合的に組み合わさることによって、その効果が一層高まることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明のシステム構成の一例を図1のシステム構成図を用いて詳細に説明する。本実施例では、電源供給装置2に電子メールアドレスや携帯電話番号の取得装置が具備された場合を説明する。尚本明細書に於ける携帯電話3は、ネットワーク機能を有する携帯電話3であって、PHSを含むものとする。
【0020】
電源供給装置2は、充電手段5と電子メールアドレス取得手段6とを有している。
【0021】
充電手段5は、携帯電話3の接続端子を介して携帯電話3に電源を供給し、携帯電話3の充電を行う手段である。これは公知の充電機能が該当する。
【0022】
電子メールアドレス取得手段6は、会員である携帯電話3の保有者の携帯電話番号を携帯電話3のメモリから抽出し、予め定められた電子メールアドレスに対して自動的に携帯電話3から電子メールを送信させるプログラムを、携帯電話3の接続端子から携帯電話3に対して送信し、実行させる手段である。この際に携帯電話番号の抽出を行わずとも、空の電子メール(本文になにも記載されていない電子メール)を送信するのみであっても良い。
【0023】
会員システム1は、電子メール受信手段7と確認手段8と追加手段9と取得情報データベース10と会員データベース11とを有している。
【0024】
電子メール受信手段7は、携帯電話3から自動的に送信された電子メールを受信し、当該電子メールに記載された電子メールアドレス、又場合によっては携帯電話番号を取得情報データベース10に格納する手段である。
【0025】
確認手段8は、取得情報データベース10に格納した電子メールアドレスに対して確認メールを送信し、会員である当該電子メールアドレスの保有者から会員番号の入力を行わせる手段である。図5に確認メールの一例を示す。
【0026】
追加手段9は、携帯電話3から会員番号の入力を行わせる為の会員番号入力画面を携帯電話3に送信し、会員番号の入力を当該携帯電話3から受け付ける手段である。更には受け付けた会員番号と取得情報データベース10の電子メールアドレス、携帯電話番号とを関連づけることによって、当該会員番号の個人情報として会員データベース11に電子メールアドレス、携帯電話番号を追加・格納する手段である。図6に会員番号入力画面の一例を示す。
【0027】
取得情報データベース10は、携帯電話3から自動的に送信された電子メールに記載された電子メールアドレス、携帯電話番号とを格納するデータベースである。
【0028】
会員データベース11は、会員番号、氏名、携帯電話番号、電子メールアドレス等の個人情報とを格納しているデータベースである。
【0029】
【実施例】
次に本発明のプロセスの流れの一例を図2のフローチャート図を用いて詳細に説明する。携帯電話3を有する会員は、所定の電源供給装置2に携帯電話3を装着する(S100)。これによって、充電手段5が携帯電話3の接続端子を介して携帯電話3に電源を供給し、充電を行う(S110)。
【0030】
又電子メールアドレス取得手段6が、携帯電話3の接続端子を介して、会員たる携帯電話3の保有者の携帯電話番号(例えば090−1234−5678)を携帯電話3のメモリから抽出し、予め定められた電子メールアドレス(例えばxxx@xxx.com)に対して自動的に携帯電話3から電子メールを送信させるプログラムを、携帯電話3の接続端子から携帯電話3に対して送信し、実行させる。
【0031】
これによって、携帯電話3は、当該携帯電話番号(090−1234−5678)を記載した電子メールを予め定められた電子メールアドレス(xxx@xxx.com)に送信する(S120)。この際の予め定められた電子メールアドレスとして、会員システム1の電子メールアドレス(xxx@xxx.com)が好適である。又、携帯電話番号の抽出を行わずとも、空の電子メール(本文になにも記載されていない電子メール)を送信するのみであっても良い。空の電子メールを送信した場合には、会員システム1には会員の電子メールアドレスのみが送信され、携帯電話番号は送信されない。
【0032】
ネットワーク4を介して携帯電話3から自動的に送信された電子メールを受信した会員システム1の電子メール受信手段7は(S130)、当該電子メールに記載された電子メールアドレス(例えばaaa@aaa.co.jp)(受信した電子メールの送信元アドレスから取得すればよい)、又場合によっては携帯電話番号(090−1234−5678)を取得情報データベース10に格納する(S140)。この状態の取得情報データベース10の概念図を図7に示す。
【0033】
電子メールを受信後、確認手段8が当該電子メールアドレス(aaa@aaa.co.jp)に対して確認メールを送信し(S150)、会員たる当該電子メールアドレスの保有者から会員番号の入力を行わせる。図5に確認メールの一例を示す。
【0034】
S150で会員システム1から送信された確認メールを携帯電話3で受信した会員は、当該確認メールに記載されたURLにアクセスを行い、会員番号入力画面の表示を行わせる。
【0035】
会員システム1の追加手段9は、携帯電話3に対して会員番号入力画面を送信する。図6に会員番号入力画面の一例を示す。携帯電話3に表示された会員番号入力画面から当該会員は、会員番号(例えば、1111)の入力を行い、会員システム1に対して会員番号の送信を行う(S160)。
【0036】
S160で入力された会員番号(1111)は追加手段9で受信し、受け付けた会員番号(1111)と取得情報データベース10の電子メールアドレス(aaa@aaa.co.jp)、携帯電話番号(090−1234−5678)とを関連づけることによって、当該会員番号(1111)の個人情報として会員データベース11に電子メールアドレス(aaa@aaa.co.jp)、携帯電話番号(090−1234−5678)を追加・格納する(S170)。図8(a)に追加前の会員データベース11の概念図、図8(b)に追加後の会員データベース11の概念図を示す。
【0037】
図9に実施例1の概念図を示す。図9は、携帯電話3と電源供給装置2とが接続しており、接続端子を介して接続する場合を示した図である。この場合、充電手段5は電源供給装置2の中に組み込まれており、コンセント15からの電気をコード14を介して携帯電話3に供給する。又電子メールアドレス取得手段6は、電源供給装置2に具備される、例えばICチップに組み込まれており(記憶されており)、携帯電話3と電源供給装置2とが接続することによって、携帯電話3の充電を行うと共に、予め定められた電子メールアドレスに対して自動的に携帯電話3から電子メールを送信させるプログラムを、携帯電話3の接続端子から携帯電話3に対して送信し実行させることとなる。又電源供給装置2は、コード14及びコンセント15を用いて携帯電話3に充電を行わなくても、電源供給装置2の充電手段5に電池(充電池を含む)を具備することによって、コードレスで充電を可能にしても良い。
【0038】
【実施例2】
次に電子メールアドレス取得手段6を、カードリーダー12に具備した場合のシステム構成を図3のシステム構成図を用いて説明する。尚実施例1と同様の部分については説明を省略する。
【0039】
カードリーダー12は、充電手段5と電子メールアドレス取得手段6とカード読取手段13とを有している。
【0040】
カード読取手段13は、ICカードや磁気カードからなる会員カードから会員システム1に於けるポイント等の会員カードに記憶された情報を読み取る手段である。
【0041】
次に実施例2に於けるプロセスの流れの一例を図4のフローチャート図を用いて詳細に説明する。
【0042】
携帯電話3を有する会員は、所定のカードリーダー12に携帯電話3を装着する(S200)。これによって、充電手段5が携帯電話3の接続端子を介して携帯電話3に電源を供給し、充電を行う(S210)。又会員が有するICカード等の会員カードをカードリーダー12のカード読取手段13に読み取らせる。
【0043】
更に電子メールアドレス取得手段6が、携帯電話3の接続端子を介して、会員たる携帯電話3の保有者の携帯電話番号(090−1234−5678)を携帯電話3のメモリから抽出し、予め定められた電子メールアドレス(xxx@xxx.com)に対して自動的に携帯電話3から電子メールを送信させるプログラムを、携帯電話3の接続端子から携帯電話3に対して送信し、実行させる。
【0044】
これによって、携帯電話3は、当該携帯電話番号(090−1234−5678)を記載した電子メールを予め定められた電子メールアドレス(xxx@xxx.com)に送信する(S220)。この際の予め定められた電子メールアドレスとして、会員システム1の電子メールアドレス(xxx@xxx.com)が好適である。又、携帯電話番号(090−1234−5678)の抽出を行わずとも、空の電子メール(本文になにも記載されていない電子メール)を送信するのみであっても良い。空の電子メールを送信した場合には、会員システム1には会員の電子メールアドレスのみが送信され、携帯電話番号は送信されない。
【0045】
ネットワーク4を介して携帯電話3から自動的に送信された電子メールを受信した会員システム1の電子メール受信手段7は(S230)、当該電子メールに記載された電子メールアドレス(aaa@aaa.co.jp)、又場合によっては携帯電話番号(090−1234−5678)を取得情報データベース10に格納する(S240)。
【0046】
電子メールを受信後、確認手段8が当該電子メールアドレス(aaa@aaa.co.jp)に対して確認メールを送信し(S250)、会員たる当該電子メールアドレスの保有者から会員番号の入力を行わせる。図5に確認メールの一例を示す。
【0047】
S250で会員システム1から送信された確認メールを携帯電話3で受信した会員は、当該確認メールに記載されたURLにアクセスを行い、会員番号入力画面の表示を行わせる。
【0048】
会員システム1の追加手段9は、携帯電話3に対して会員番号入力画面を送信する。図6に会員番号入力画面の一例を示す。携帯電話3に表示された会員番号入力画面から当該会員は、会員番号(例えば、1111)の入力を行い、会員システム1に対して会員番号(1111)の送信を行う(S260)。
【0049】
S260で入力された会員番号(1111)は追加手段9で受信し、受け付けた会員番号(1111)と取得情報データベース10の電子メールアドレス(aaa@aaa.co.jp)、携帯電話番号(090−1234−5678)とを関連づけることによって、当該会員番号(1111)の個人情報として会員データベース11に電子メールアドレス(aaa@aaa.co.jp)、携帯電話番号(090−1234−5678)を追加・格納する(S270)。
【0050】
図10に実施例2の概念図を示す。図10は、携帯電話3とカードリーダー12とが接続しており、接続端子を介して接続する場合を示した図である。この場合、充電手段5はカードリーダー12の中に組み込まれており、コンセント15からの電気をコード14を介して携帯電話3に供給する。又電子メールアドレス取得手段6は、電源供給装置2に具備される、例えばICチップに組み込まれており(記憶されており)、携帯電話3と電源供給装置2とが接続することによって、携帯電話3の充電を行うと共に、予め定められた電子メールアドレスに対して自動的に携帯電話3から電子メールを送信させるプログラムを、携帯電話3の接続端子から携帯電話3に対して送信し実行させることとなる。又電源供給装置2は、コード14及びコンセント15を用いて携帯電話3に充電を行わなくても、電源供給装置2の充電手段5に電池(充電池を含む)を具備することによって、コードレスで充電を可能にしても良い。又会員の有する会員カードを、カード読取手段13に挿入する(接触する)ことによって、カードリーダー12が会員カードに記憶された情報を読み取ることが可能となる。
【0051】
本発明に於ける各手段、データベースは、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。又データベースの代わりにデータファイルであっても良いことは言うまでもなく、データベースとの記載にはデータファイルをも含んでいる。
【0052】
尚、本発明を実施するにあたり本実施態様の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記憶媒体をシステムに供給し、そのシステムのコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによって実現されることは当然である。
【0053】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が前記した実施態様の機能を実現することとなり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を当然のことながら構成することになる。
【0054】
プログラムを供給する為の記憶媒体としては、例えば磁気ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を使用することができる。
【0055】
又、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、上述した実施態様の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステムなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0056】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる不揮発性あるいは揮発性の記憶手段に書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、機能拡張ボードあるいは機能拡張ユニットに備わる演算処理装置などが実際の処理の一部あるいは全部を行い、その処理により前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは当然である。
【0057】
【発明の効果】
本発明によって、充電サービスと電子メール等の取得装置とを一体化することが可能となり、電子メールアドレスや携帯電話番号を取得されることへの抵抗感を減らした電源供給装置及びカードリーダーが可能となる。
【0058】
更には、当該電源供給装置及びカードリーダーから取得した電子メールアドレスや携帯電話番号を、会員データベースと連動して追加することによって、会員データベースの電子メールアドレスや携帯電話番号を可能な限り最新の状態に保つことが可能な会員システムが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図3】本発明のシステム構成の他の一例を示すシステム構成図である。
【図4】本発明のシステム構成の他の一例を示すフローチャート図である。
【図5】確認メールの一例である。
【図6】会員番号入力画面の一例である。
【図7】取得情報データベースの概念図である。
【図8】会員データベースの概念図である。
【図9】実施例1の概念図である。
【図10】実施例2の概念図である。
【符号の説明】
1:会員システム
2:電源供給装置
3:携帯電話
4:ネットワーク
5:充電手段
6:電子メールアドレス取得手段
7:電子メール受信手段
8:確認手段
9:追加手段
10:取得情報データベース
11:会員データベース
12:カードリーダー
13:カード読取手段
14:コード
15:コンセント
Claims (7)
- 携帯電話から自動的に送信された電子メール又は前記携帯電話の携帯電話番号が記載された電子メールを受信し、前記電子メールの送信元となる電子メールアドレス、又は前記電子メールアドレス及び前記携帯電話番号を取得情報データベースに格納する電子メール受信手段と、
前記電子メールアドレスに対して、会員番号の入力を促す確認メールを送信する確認手段と、
前記携帯電話から会員番号の入力を受付け、前記受け付けた会員番号と前記格納した電子メールアドレス、又は前記電子メールアドレス及び前記携帯電話番号とを前記会員番号を有する会員の個人情報として会員番号データベースに追加・格納する追加手段とを
有することを特徴とする会員システム。 - 前記確認手段は、
会員番号の入力を促す会員番号入力画面を表示する為の会員毎のURLが記載されている
ことを特徴とする請求項1に記載の会員システム。 - 携帯電話の接続端子を介して電源を供給することで前記携帯電話の充電を行う充電手段と、
予め定められた電子メールアドレスに対して電子メールを前記携帯電話から送信するプログラムを前記携帯電話の接続端子を介して前記携帯電話に送信し実行させる電子メールアドレス取得手段とを
有することを特徴とする電源供給装置。 - 前記プログラムは、
前記携帯電話の携帯電話番号を前記携帯電話のメモリから抽出し、前記携帯電話番号が記載された電子メールを予め定められた電子メールアドレスに対して送信する
ことを特徴とする請求項3に記載の電源供給装置。 - 携帯電話の接続端子を介して電源を供給することで前記携帯電話の充電を行う充電手段と、
予め定められた電子メールアドレスに対して電子メールを前記携帯電話から送信するプログラムを前記携帯電話の接続端子を介して前記携帯電話に送信し実行させる電子メールアドレス取得手段と、
ICカード又は磁気カードからなる会員カードに記憶された情報を読み取るカード読取手段とを
有することを特徴とするカードリーダー。 - 前記プログラムは、
前記携帯電話の携帯電話番号を前記携帯電話のメモリから抽出し、前記携帯電話番号が記載された電子メールを予め定められた電子メールアドレスに対して送信する
ことを特徴とする請求項5に記載のカードリーダー。 - 携帯電話から自動的に電子メールを送信させる電源供給装置と前記送信された電子メールに基づいて会員番号と電子メールアドレスとの紐付を行う会員システムとからなるシステムであって、
前記電源供給装置は、
携帯電話の接続端子を介して電源を供給することで前記携帯電話の充電を行う充電手段と、
予め定められた電子メールアドレスに対して電子メールを前記携帯電話から送信するプログラムを前記携帯電話の接続端子を介して前記携帯電話に送信し実行させる電子メールアドレス取得手段とからなり、
前記会員システムは、
携帯電話から自動的に送信された電子メール又は前記携帯電話の携帯電話番号が記載された電子メールを受信し、前記電子メールの送信元となる電子メールアドレス、又は前記電子メールアドレス及び前記携帯電話番号を取得情報データベースに格納する電子メール受信手段と、
前記電子メールアドレスに対して、会員番号の入力を促す確認メールを送信する確認手段と、
前記携帯電話から会員番号の入力を受付け、前記受け付けた会員番号と前記格納した電子メールアドレス、又は前記電子メールアドレス及び前記携帯電話番号とを前記会員番号を有する会員の個人情報として会員番号データベースに追加・格納する追加手段とをからなる
ことを特徴とするシステム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2425678A (en) * | 2005-04-26 | 2006-11-01 | David Landsberg | E-mail account with corresponding telephone number |
EP1980978A2 (en) | 2007-04-02 | 2008-10-15 | FeliCa Networks, Inc. | Information processing terminal data transfer method, and program |
-
2002
- 2002-07-17 JP JP2002208634A patent/JP2004054428A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2425678A (en) * | 2005-04-26 | 2006-11-01 | David Landsberg | E-mail account with corresponding telephone number |
EP1980978A2 (en) | 2007-04-02 | 2008-10-15 | FeliCa Networks, Inc. | Information processing terminal data transfer method, and program |
US9143627B2 (en) | 2007-04-02 | 2015-09-22 | Felica Networks, Inc. | Information processing terminal, data transfer method, and program |
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