JP2004007688A - 通信システム及び通信端末 - Google Patents

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Shinjiro Ishida
石田 伸二郎
Kazuo Hirose
廣瀬 和生
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古田 進一
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Abstract

【課題】本発明は、発信側端末より着信側の端末を制御することができる通信端末およびシステムを提供する。
【解決手段】発信側のPHS端末14の発呼にともなう着信側のPHS端末14への着信信号に、該着信側のPHS端末14を制御する制御情報として着サブアドレスに所定の処理信号を付加し、さらに、この制御情報とともに、発サブアドレスに所定のデータを付加して送信することで、発信側のPHS端末14からの制御情報に基づいて、同時に送信したデータにより着信側PHS端末14を制御できるようにした。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばPHSシステム(パーソナル・ハンディホン・システム)に代表される通信端末およびシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、通信システムとしてPHSシステムが実用化されている。
ところで、このようなPHSシステムでは、呼び制御中の情報要素として、発信側のサブアドレスを識別する発サブアドレスと、着信側のサブアドレスを識別する着サブアドレスが用意されており、これにより発信側端末のサブアドレスの通知により該発信側端末の情報(電話番号や名前など)を、着信側端末でオフフックする前に着信側端末に表示するなど、発信者が誰かをオフフック前に認識できる便利なサービスを可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これまでのものは、着信側端末でオフフックする前に発信側端末に関する電話番号や名前などの文字情報を通知する程度のもので、発信側端末によりオフフック前の着信側端末を制御するまでに至っていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、発信側端末より着信側の端末を制御することができる通信端末およびシステムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、端末と端末の間を通信回線網を介して接続する通信システムの端末において、
相手端末へ接続を要求する発呼信号を発呼する発呼手段と、該相手端末の機能を制御する制御情報を前記発呼信号に付加する制御情報付加手段とを有し、前記発呼手段は、この制御情報付加手段により制御情報を付加された発呼信号を発呼するようにしている。
【0005】
請求項2記載の発明は、請求項1記載において、前記発呼信号にデータを付加するデータ付加手段を有し、前記発呼手段は、前記制御情報付加手段により制御情報および前記データ付加手段によりデータを付加された発呼信号を発呼するようにしている。
【0006】
請求項3記載の発明は、請求項2記載において、前記端末は、前記通信回線網を介さない端末同士の無線によるトランシーバ通信も可能な端末で、前記付加するデータは、トランシーバ通信に必要な情報で、前記付加する制御情報は、このトランシーバ通信に必要な情報を登録するように要求する登録要求からなっている。
【0007】
請求項4記載の発明は、請求項1記載において、前記付加する制御情報は、発呼時の発呼信号内の発呼情報を表示するか否かを指定する表示要求からなっている。
【0008】
請求項5記載の発明は、請求項2記載において、前記付加する制御情報は、前記付加するデータを表示するか否かを指定する表示要求からなっている。
請求項6記載の発明は、請求項4または5記載において、前記付加する制御情報は、前記表示否を指定する表示要求とともに暗証番号を有している。
【0009】
請求項7記載の発明は、請求項4または5記載において、前記付加するデータは暗証番号であり、前記付加する制御情報は、前記表示否を指定した発呼情報あるいはデータの表示要求を解除する解除要求からなっている。
【0010】
請求項8記載の発明は、請求項1記載において、前記付加する制御情報は、発呼時の発呼信号内の発呼情報を音に変換するように指定する音変換要求からなっている。
【0011】
請求項9記載の発明は、請求項2記載において、前記付加する制御情報は、前記付加するデータを音に変換するように指定する音変換要求からなっている。
請求項10記載の発明は、請求項2記載において、前記付加する制御情報は、前記付加するデータを相手端末のメモリの所定領域に記憶するように指定する記憶要求からなっている。
【0012】
請求項11記載の発明は、請求項1記載において、前記付加する制御情報は、相手端末の留守番機能を作動させるか否かを指定する留守番切替要求からなっている。
【0013】
請求項12記載の発明は、請求項1記載において、前記付加する制御情報は、相手端末の留守番機能の複数の応答メッセージを選択する応答メッセージ切替要求からなっている。
【0014】
請求項13記載の発明は、請求項2記載において、前記付加するデータは、留守番機能の応答メッセージであり、前記付加する制御情報は、相手端末の応答メッセージを切り替える応答メッセージ切替要求からなっている。
【0015】
請求項14記載の発明は、請求項2記載において、前記付加する制御情報は、前記付加するデータが正しく送られたかの確認信号の返送を指定する返送要求からなっている。
【0016】
請求項15記載の発明は、端末と端末の間を通信回線網を介して接続する通信システムの端末において、
相手端末からの自端末の機能を制御する制御信号が付加された着呼信号を着呼する着呼手段と、この着呼手段により着呼した着呼信号に付加されている制御信号に基づいて自端末の機能を制御する制御手段とにより構成している。
【0017】
請求項16記載の発明は、請求項15記載において、前記着呼手段により着呼する着呼信号は、さらにデータが付加されており、前記制御手段は、該着呼手段により着呼した着呼信号に付加されている制御信号およびデータに基づいて自端末の機能を制御するようにしている。
【0018】
請求項17記載の発明は、請求項16記載において、前記端末は、前記通信回線網を介さない端末同士の無線によるトランシーバ通信も可能な端末で、前記付加されたデータは、トランシーバ通信に必要な情報で、前記付加された制御情報は、このトランシーバ通信に必要な情報を登録するように要求する登録要求であり、制御手段は、この登録要求を受けて該トランシーバ通信に必要な情報を自端末に登録するようにしている。
【0019】
請求項18記載の発明は、請求項15記載において、表示装置を有し、前記付加された制御情報は、着呼時の着呼信号内の着呼情報を表示するか否かを指定する表示要求であり、この表示要求に基づいて前記表示装置に該着呼情報を表示するか否かを制御するようにしている。
【0020】
請求項19記載の発明は、請求項16記載において、表示装置を有し、前記付加された制御情報は、前記付加されているデータを表示するか否かを指定する表示要求であり、この表示要求に基づいて前記表示装置に該付加されているデータを表示するか否かを制御するようにしている。
【0021】
請求項20記載の発明は、請求項17または18記載において、前記付加する制御情報は、前記表示否を指定する表示要求とともに暗証番号を有し、暗証番号を入力する入力手段と、前記制御手段は、前記入力手段より入力された暗証番号が前記制御情報内の暗証番号と一致したときのみ、前記表示装置への表示を許可するようにしている。
【0022】
請求項21記載の発明は、請求項18または19記載において、前記付加されるデータは暗証番号であり、前記付加される制御情報は、前記表示否を指定された発呼情報あるいはデータの表示要求を解除する解除要求であり、前記制御手段は、この解除要求に基づいて前記表示否を指定された発呼情報あるいはデータの表示要求を解除するようにしている。
【0023】
請求項22記載の発明は、請求項15記載において、データを音に変換する音変換手段を有し、前記付加された制御情報は、着呼時の着呼信号内の着呼情報を音に変換するように指定する音変換要求であり、前記制御手段は、この音変換要求に基づいて前記着呼情報を前記音変換手段により音に変換させるようにしている。
【0024】
請求項23記載の発明は、請求項16記載において、データを音に変換する音変換手段を有し、前記付加された制御情報は、前記付加するデータを音に変換するように指定する音変換要求であり、前記制御手段は、この音変換要求に基づいて前記前記付加するデータを前記音変換手段により音に変換させるようにしている。
【0025】
請求項24記載の発明は、請求項16記載において、データを記憶するメモリを有し、前記付加された制御情報は、前記付加するデータを前記メモリの所定領域に記憶するように指定する記憶要求であり、前記制御手段は、この記憶要求に基づいて前記付加するデータを前記メモリの所定領域に記憶するようにしている。
【0026】
請求項25記載の発明は、請求項15記載において、留守番機能を有する留守番手段と、前記付加された制御情報は、前記留守番手段の留守番機能を動作させるか否かを指定する切替要求であり、前記制御手段は、この切替要求に基づいて前記留守番手段を動作させるか否かを切り替えるようにしている。
【0027】
請求項26記載の発明は、請求項15記載において、複数の応答メッセージを有する留守番機能を有する留守番手段と、前記付加された制御情報は、前記留守番手段の留守番機能の複数の応答メッセージを選択する応答メッセージ切替要求であり、前記制御手段は、この応答メッセージ切替要求に基づいて前記留守番手段の複数の応答メッセージの内、1つを選択設定するようにしている。
【0028】
請求項27記載の発明は、請求項16記載において、留守番機能を有する留守番手段と、前記付加されたデータは、前記留守番手段の留守番機能に設定する応答メッセージであり、前記付加された制御情報は、該留守番手段の応答メッセージを切り替える応答メッセージ切替要求であり、前記制御手段は、この応答メッセージ切替要求に基づいて前記付加された応答メッセージを前記留守番手段の応答メッセージとして設定するようにしている。
【0029】
請求項28記載の発明は、請求項16記載において、前記付加される制御情報は、前記付加されるデータが正しく送られたかの確認信号の返送を指定する返送要求であり、前記制御手段は、この返送要求に基づいて前記確認信号を返送するようにしている。
【0030】
請求項29記載の発明は、請求項15記載において、前記付加される制御情報を記憶する記憶手段を有している。
請求項30記載の発明は、請求項29記載において、前記記憶手段に記憶された制御情報を表示する表示手段を有している。
【0031】
請求項31記載の発明は、請求項1記載29において、前記記憶手段は、さらに前記付加されるデータを記憶している。
請求項32記載の発明は、請求項31記載において、前記記憶手段に記憶された制御情報あるいはデータの内、少なくともどちらか一方を表示する表示手段を有している。
【0032】
請求項33記載の発明は、端末と端末の間を通信回線網を介して接続する通信システムにおいて、
発信側の端末の発呼にともなう着信側の端末への着信信号に、該着信側の端末を制御する制御情報を付加して送信するようにしている。
【0033】
請求項34記載の発明は、請求項33記載において、さらに、制御信号とともに、データを付加して送信するようにしている。
請求項35記載の発明は、請求項34記載において、端末は、通信回線網を介さない端末同士の無線によるトランシーバ通信も可能な端末で、前記データは、トランシーバ通信に必要な情報で、前記制御情報は登録要求であり、この登録要求に基づいて前記トランシーバ通信に必要な情報を着信側の端末に登録するようにしている。
【0034】
請求項36記載の発明は、請求項34記載において、制御情報は、着信側端末の表示装置に表示させるか否かを指定する表示要求であって、この表示要求に基づいて、着信側端末の表示装置に同時に送られてきたデータの表示をするか否かを設定するようにしている。
【0035】
請求項37記載の発明は、請求項36記載において、前記着信側端末は、表示要求とともに送られてきたデータを記憶するとともに、前記表示要求によりデータ表示を否定されたものにおいて、ユーザーより入力される所定の暗証番号により前記記憶されたデータ表示を可能にしている。
【0036】
請求項38記載の発明は、請求項36記載において、表示要求は暗証番号を含み、該表示要求とともに送られてきたデータを記憶するとともに、前記表示要求によりデータ表示を否定されたものにおいて、送信側の端末より入力される所定の暗証番号により前記記憶されたデータ表示を可能にしている。
【0037】
請求項39記載の発明は、請求項34記載において、着信側の端末はデータを音に変換する音変換手段を有し、制御要求は音変換要求であり、着信側端末は、この音変換要求に基づいて、同時に送られてきたデータを前記音変換手段により音に変換するようにしている。
【0038】
請求項40記載の発明は、請求項34記載において、着信側の端末は、データを記憶するメモリを有し、制御情報は、メモリの特定の領域にデータを記憶するように指定する記憶要求であって、着信側の端末は、この記憶要求に基づいて、同時に送られてきたデータを前記メモリの特定の領域に記憶するようにしている。
【0039】
請求項41記載の発明は、請求項34記載において、制御情報は、留守番モードを切り替える切り替え要求であって、この切り替え要求に基づいて、同時に送られてきたデータに対応する留守番モードに切り替えるようにしている。
【0040】
請求項42記載の発明は、請求項34記載において、制御情報は、留守番モードでの応答メッセージを切り替える応答メッセージ切り替え要求であって、この切り替え要求に基づいて、着信側の端末の留守番機能の応答メッセージを同時に送られてきたデータに対応する応答メッセージに切り替えるようにしている。
【0041】
請求項43記載の発明は、請求項42記載において、前記着信側の端末の留守番機能は、複数の応答メッセージを有し、前記切り替えは、要求により複数の応答メッセージの中から選択するようにしている。
【0042】
請求項44記載の発明は、請求項42記載において、データは、応答メッセージであり、応答メッセージ切り替え要求に基づいて、前記着信側の端末の応答メッセージを同時に送られてきた応答メッセージに切り替えるようにしている。
【0043】
請求項45記載の発明は、請求項41記載において、前記データは、相手を特定するデータであり、前記着信側の端末は、このデータにより相手を特定し、この特定した相手に基づいて留守番モードを切り替えるようにしている。
【0044】
請求項46記載の発明は、請求項41記載において、前記データは、相手を特定するデータであり、前記着信側の端末は、このデータにより相手を特定し、この特定した相手に基づいて留守番応答メッセージを切り替えるようにしている。
【0045】
請求項47記載の発明は、請求項34記載において、制御信号は、自動応答要求であって、着信側の端末は、この自動応答要求に基づいて、同時に送られてきたデータが正しく送られた旨の情報を発信側の端末に送信するようにしている。
【0046】
請求項48記載の発明は、請求項47記載において、データが正しく送られた旨の情報は、着信側の端末の応答を待って発信側の端末に送信するようにしている。
【0047】
請求項49記載の発明は、請求項47記載において、データが正しく送られた旨の情報は、着信側の端末の応答を待って発信側の端末に着信されるようにしている。
【0048】
この結果、請求項1記載の発明によれば、自端末により相手端末の機能を制御することができる。
請求項2記載の発明によれば、同時に送信したデータに基づいて相手端末を制御することができる。
【0049】
請求項3記載の発明によれば、自端末により相手端末をトランシーバ通信可能な端末に設定することができる。
請求項4記載の発明によれば、自端末により相手端末での表示を制御することができる。
【0050】
請求項5記載の発明によれば、自端末により相手端末での表示を制御することができる。
請求項6記載の発明によれば、相手端末に対するデータの秘密性を制御することができる。
【0051】
請求項7記載の発明によれば、相手端末でのデータの秘密性を制御することができる。
請求項8記載の発明によれば、自端末により相手端末の報知音を制御することができる。
【0052】
請求項9記載の発明によれば、自端末により相手端末の報知音を制御することができる。
請求項10記載の発明によれば、自端末により相手端末のメモリにデータを記憶するようにできる。
【0053】
請求項11記載の発明によれば、自端末により相手端末の留守番機能を制御することができる。
請求項12記載の発明によれば、自端末により相手端末の応答メッセージを切り替えることができる。
【0054】
請求項13記載の発明によれば、自端末により相手端末の応答メッセージを切り替えることができる。
請求項14記載の発明によれば、自端末にて相手端末にデータが正しく送られたかを確認することができる。
【0055】
請求項15記載の発明によれば、相手端末により自端末の機能が制御できる。請求項16記載の発明によれば、同時に送信されてくるデータに基づいて自端末を制御することができる。
【0056】
請求項17記載の発明によれば、相手端末より自端末をトランシーバ通信可能な端末に設定することができる。
請求項18記載の発明によれば、相手端末より自端末での表示を制御することができる。
【0057】
請求項19記載の発明によれば、相手端末より自端末での表示を制御することができる。
請求項20記載の発明によれば、相手端末より自端末に対するデータの秘密性を制御することができる。
【0058】
請求項21記載の発明によれば、相手端末より自端末に対するデータの秘密性を制御することができる。
請求項22記載の発明によれば、相手端末より自端末の報知音を制御することができる。
【0059】
請求項23記載の発明によれば、相手端末より自端末の報知音を制御することができる。
請求項24記載の発明によれば、相手端末より自端末のメモリにデータを記憶するようにできる。
【0060】
請求項25記載の発明によれば、相手端末より自端末の留守番機能を制御することができる。
請求項26記載の発明によれば、相手端末より自端末の応答メッセージを切り替えることができる。
【0061】
請求項27記載の発明によれば、相手端末より自端末の応答メッセージを切り替えることができる。
請求項28記載の発明によれば、相手端末にて自端末にデータが正しく送られたかを確認することができる。
【0062】
請求項29記載の発明によれば、記憶された制御情報に基づいて自端末を制御することができる。
請求項30記載の発明によれば、自端末に対する制御情報の内容を表示することができる。
【0063】
請求項31記載の発明によれば、記憶されたデータに基づいて自端末を制御することができる。
請求項32記載の発明によれば、自端末に対する制御情報またはデータの内容を表示することができる。
【0064】
請求項33記載の発明によれば、発信側端末により着信側の端末を制御することができる。
請求項34記載の発明によれば、同時に送信したデータに基づいて着信側の端末を制御することができる。
【0065】
請求項35記載の発明によれば、発信側端末により着信側の端末をトランシーバ通信可能な端末に設定することができる。
請求項36記載の発明によれば、発信側端末により着信側の端末の表示を制御することができる。
【0066】
請求項37記載の発明によれば、暗証番号を知っているユーザのみが送られてきたデータを見ることができる。
請求項38記載の発明によれば、暗証番号を知っているユーザのみが送られてきたデータを見ることができる。
【0067】
請求項39記載の発明によれば、発信側端末により着信側の端末の報知音を制御することができる。
請求項40記載の発明によれば、発信側端末により着信側の端末のメモリにデータを記憶することができる。
【0068】
請求項41記載の発明によれば、発信側端末により着信側の端末の留守番モードを切り替えることができる。
請求項42記載の発明によれば、発信側端末により着信側の端末の応答メッセージを切り替えることができる。
【0069】
請求項43記載の発明によれば、オフフックしなくとも選択するのみで応答メッセージを切り替えることができる。
請求項44記載の発明によれば、オフフックしなくとも発信側で作成した応答メッセージを切り替えることができる。
【0070】
請求項45記載の発明によれば、オフフックする前に留守番モードを切り替えることができる。
請求項46記載の発明によれば、オフフックする前に応答メッセージを切り替えることができる。
【0071】
請求項47記載の発明によれば、発信側端末に対し、着信側端末にデータが正しく送られたことを知らせることができる。
請求項48記載の発明によれば、着信側の端末の応答を待って、発信側端末に対し、着信側端末にデータが正しく送られたことを知らせることができる。
請求項49記載の発明によれば、着信側の端末の応答を待って、発信側端末に対し、着信側端末にデータが正しく送られたことを知らせることができる。
【0072】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明が適用される無線通信システムの概略構成を示している。図において、11は通信回線網で、この通信回線網11には、家庭エリア内に設けられる自営基地局12と公衆エリアに設けられる公衆基地局13を接続し、これら自営基地局12と公衆基地局13に対してPHS端末14を無線回線により接続している。
【0073】
図2は、このような無線通信システムに適用されるPHS端末14の概略構成を示している。図において、21はアンテナで、このアンテナ21には、送受信装置22を接続している。この送受信装置22は、周波数変換部とモデムで構成されるもので、周波数変換部の受信側では、アンテナ21から入力された信号が送信/受信を振り分けるアンテナスイッチを介して入力され、PLLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発振信号と混合することにより、1.9GHz帯から1MHz付近のIF信号に周波数変換する。一方、送信側では、モデムから入力されたπ/4シフトQPSKの変調波をPLLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発振信号と混合することにより、1.9GHz帯に周波数変換し、アンテナスイッチを介してアンテナ21より輻射するようにしている。
【0074】
また、モデムの受信側では、周波数変換部からのIF信号が復調されIQデータに分離され、データ列になって通信制御部に転送するようにしている。一方、送信側では、通信制御部から転送されてきたデータからIQデータを生成し、π/4シフトQPSKに変調して周波数変換部に出力する。
【0075】
そして、この送受信装置22に、通信制御部23、音声処理部24を順に接続し、この音声処理部24にスピーカ25およびマイクロフォン26を接続している。
【0076】
ここで、通信制御部23は、フレーム同期およびスロットのデータフォーマット処理を行うもので、受信側では、送受信部22のモデムから送られてくる受信データから所定タイミングで1スロット分のデータを取り出し、このデータの中からユニークワード(同期信号)を抽出してフレーム同期をとり、且つ制御データ部および音声データ部のスクランブルなどを解除した後、制御データは後述する制御部27に送り、音声データは音声処理部24に転送する。一方、送信側では、音声処理部24から送られてくる音声データに制御データなどを付加し、スクランブルなどをかけた後にユニークワードなどを付加して1スロット分の送信データを作成し、所定タイミングでフレーム内の所定スロットに挿入して送受信部22のモデムに送出する。
【0077】
音声処理部24は、スピーチコーディックおよびPCMコーディックにより構成され、このうちスピーチコーディックは、デジタルデータの圧縮/伸長処理を行うもので、受信側では、通信制御部23から送られてきたADPCM音声信号(4bit×8KHz=32Kbps)をPCM音声信号(8bit×8KHz=64Kbps)に復号化することにより伸長してPCMコーディックに出力する。一方、送信側では、PCMコーディックから送られてきたPCM音声信号をADPCM音声信号に符号化することにより圧縮して通信制御部23に出力する。
【0078】
また、PCMコーディックは、アナログ/デジタル変換処理を行うもので、受信側では、スピーチコーディックから送られてくるPCM音声信号をD/A変換してアナログ音声信号をスピーカ25に出力する。一方、送信側では、マイクロフォン26から入力されたアナログ音声信号をA/D変換してPCM音声信号をスピーチコーディックに出力する。
【0079】
そして、これら送受信部22、通信制御部23、音声処理部24には、制御部27を接続し、この制御部27に、ROM28、RAM29、キー入力部30、表示部31を接続可能にしている。
【0080】
ここで、ROM28は、制御部27での制御プログラムを記憶したものである。RAM29は、制御部27での制御により取り扱われるデータを一時記憶するものである。キー入力部30は、各機能を設定するためのキー入力などを制御部27に入力するためのものである。表示部31は、各種制御のための入力データおよび結果などを表示するものである。
【0081】
次に、このように構成した第1の実施の形態の動作を説明する。
いま、発信側のPHS端末14で発呼が発生すると、公衆基地局13を介して呼設定メッセージが送られる。この呼設定メッセージが通信回線網11より自営基地局12を介してPHS端末14に送られることにより着呼が発生すると、この着信側のPHS端末14での応答を待って通話に移行されるようになる。この場合、着信側のPHS端末14への着信信号に、この着信側PHS端末14を制御する制御情報を付加することで、発信側のPHS端末14より着信側PHS端末14を制御できるようにしている。
【0082】
なお、呼設定メッセージは、図13(a)に示すように少なくともプロトコル識別子、呼出番号を示す呼番号、メッセージ種別、ファシリティ、発信者番号を示す発番号31、発信者サブアドレスを示す発サブアドレス32、着信者番号を示す着番号33および着信者サブアドレスを示す着サブアドレス34で構成されている。
【0083】
ここで、着信側PHS端末14に対する制御は、通信回線網を介さない端末同士のトランシーバ通信を可能にする「トランシーバ登録」、着信側の端末14の表示制御とともに、暗証番号の一致を確認しないと発サブアドレス32の情報を見られない「発サブアドレス情報隠し」、発サブアドレス32の情報を音列に変換して着信側PHS端末14での着信音を変更する「着信音変更」、発信側のPHS端末14より着信側PHS端末14のメモリの専用エリアに発サブアドレス32の情報を格納する「指定されたメモリエリアに分類/記録」などを可能にしている。
【0084】
まず、図3は、発サブアドレスおよび着サブアドレスへのデータおよび制御情報の設定方法を示しているフローチャートである。
この場合、ステップ301で、発信者番号通知をONした上で、公衆発呼の条件を設定する。次いで、ステップ302で、相手側、つまり、着信側PHS端末14を制御するかを決定する。ここで、着信側PHS端末14を制御しない場合は、ステップ303に進み、発サブアドレスにデータとして任意の文字情報のみを乗せ、着サブアドレスには、制御情報としての処理情報は乗せない。この場合は、従来と同様に、発信側PHS端末14に関する電話番号や名前などの文字情報を通知するものとなる。
【0085】
一方、ステップ302で、着信側PHS端末14を制御する場合は、ステップ304で、まず、その制御は「トランシーバ登録」かを判断する。ここで、YESならば、ステップ305に進み、相手に送るトランシーバ登録用データをどれにするか選択し、ステップ306で、選択されたトランシーバ登録用データのシステム呼出し符号を発サブアドレスに乗せ、さらに、ステップ307で、選択されたトランシーバ登録用データ内のPS(PHS端末)呼出番号も発サブアドレスに乗せるか判断する。ここで、PS呼出番号も乗せるなら、ステップ308で、発サブアドレスには、システム呼出し符号とPS呼出番号、着サブアドレスに「トランシーバ登録」処理信号を乗せ、一方、PS呼出番号を乗せないなら、ステップ309で、発サブアドレスには、システム呼出し符号を乗せ、着サブアドレスに「トランシーバ登録」処理信号を乗せる。
【0086】
一方、上述したステップ304で、「トランシーバ登録」でなくNOと判断された場合は、ステップ310に進む。
ステップ310では、着信側PHS端末14の制御は「発サブアドレス情報隠し」かを判断する。ここで、YESならば、ステップ311で、発サブアドレスに任意の文字情報を乗せ、着サブアドレスに「発サブアドレス情報隠し」の処理信号を乗せる。一方、ステップ310で、NOならば、ステップ312に進む。
【0087】
ステップ312では、着信側PHS端末14の制御は「着信音変更」かを判断する。ここで、YESならば、ステップ313で、発サブアドレスに任意の文字情報を乗せ、着サブアドレスに「着信音変更」の処理信号を乗せる。一方、ステップ312で、NOならば、ステップ314に進む。ステップ314では、発サブアドレスに任意の文字情報を乗せ、着サブアドレスに「指定されたメモリエリアに分類/記録」の処理信号を乗せる。
【0088】
次に、図4、図5は、着信側PHS端末14での着信処理のフローチャートを示している。
この場合、ステップ401で、発信者番号通知有りの公衆着信が発生すると、ステップ402で、発サブアドレスの通知があるか(発サブアドレスに情報があるか)を判断する。ここで、発サブアドレスの通知有で、YESならば、ステップ403で、着サブアドレス内に制御情報としての処理命令があるかを判断する。
【0089】
このステップ403で、処理命令があってYESならば、ステップ404に進み、着信履歴に発信者番号(発番号)、発サブアドレス情報および着サブアドレス情報を記録し、また、処理命令がなくNOならば、ステップ405で、着信履歴に発信者番号、発サブアドレス情報を記録する。
【0090】
ステップ404で、着信履歴に発信者番号、発サブアドレス情報および着サブアドレス情報を記録すると、ステップ406に進み、着サブアドレス内の処理命令が「指定されたメモリエリアに分類/記録」を含んでいるか判断し、ここで、YESならば、ステップ407で、着信側PHS端末14のメモリの専用エリアに発信者番号、発サブアドレス情報を格納する。また、NOならば、ステップ408で、着サブアドレス内の処理命令が「発サブアドレス情報隠し」を含んでいるか判断し、YESならば、ステップ409で、発信者番号、発サブアドレス情報を表示せず、NOならば、ステップ410で、発信者番号、発サブアドレス情報を表示するようになる。なお、このとき、どちらか一方の表示を制御してもよい。
【0091】
さらに、ステップ411で、着サブアドレス内の処理命令が「着信音変更」を含んでいるか判断し、YESならば、ステップ412で、着信側PHS端末14において発サブアドレス情報を音列に変換し、ステップ413で、この変換された音列に従い着信音を鳴音させ処理を終了する。また、「着信音変更」を含んでおらず、NOならば、通常の着信音を鳴動させ、以後続く通常の着信処理へ移行する。
【0092】
また、着サブアドレス内に処理命令がなく、ステップ405で、着信履歴に発信者番号、発サブアドレス情報を記録した場合、ステップ414に進み、着サブアドレス内に処理命令を含んでいなくとも、着信側PHS端末14で予め「発サブアドレス情報を着信音の音列に変換する」を設定しているか判断し、YESならば、ステップ412で、発サブアドレス情報を音列に変換し、ステップ413で、変換された音列にしたがい着信音を鳴音させ、着信処理に移行する。また、「発サブアドレス情報を着信音の音列に変換する」を設定しておらず、NOならば、ステップ421に進み、着信側PHS端末14で予め「発信者番号を着信音の音列に変換する」を設定しているか判断し、YESならば、ステップ422に進み、発信者番号を音列に変換し、ステップ423で、変換された音列に従い着信音を鳴音させ続く着信処理に移行する。また、「発信者番号を着信音の音列に変換する」を設定しておらずNOならば、通常の着信音を鳴動させ、続く着信処理に移行する。
【0093】
一方、ステップ402の発サブアドレスの通知があるかの判断で、発サブアドレスの通知なしを判断し、NOならば、ステップ415に進み、着サブアドレス内の処理命令があるかを判断する。
【0094】
このステップ415で、YESならば、ステップ416で、着信履歴に発信者番号、着サブアドレス情報を記録し、また、NOならば、ステップ417で、着信履歴に発信者番号を記録する。
【0095】
ステップ416で、着信履歴に発信者番号、着サブアドレス情報を記録すると、ステップ420で、着サブアドレス内の処理命令が「着信音変更」を含んでいるか判断し、YESならば、ステップ422で、発信者番号情報を音列に変換し、ステップ423で、変換された音列に従い着信音を鳴動させ、続く着信処理に移行し、「着信音変更」を含んでおらず、NOならば、ステップ421に進み、さらに着サブアドレス内に処理命令を含んでいなくとも、着信側PHS端末14で予め「発信者番号を着信音の音列に変換する」を設定しているか判断し、YESならば、ステップ422に進み、発信者番号を音列に変換し、ステップ423で、変換された音列に従い着信音を鳴音させ、続く着信処理に移行する。また、「発信者番号を着信音の音列に変換する」を設定しておらずにNOならば、通常の着信音を鳴動させ、続く着信処理に移行する。
【0096】
次に、図6は、トランシーバ登録のフローチャートを示している。
この場合、まずステップ601で、トランシーバ登録モードに入り、ステップ602で、複数あるトランシーバ登録メモリの、どこに登録するか選択する。そして、ステップ603で、そのメモリに登録するデータは、図4のステップ404で記憶された着信履歴から登録するかを判断する。ここで、着信履歴からでなくNOならば、ステップ604で、通常のトランシーバ登録の手順に進む。また、YESならば、ステップ605に進み、どの着信履歴を引用するかを選択し、さらにステップ606で、選択した着信履歴内に着サブアドレス情報があるか判断する。
【0097】
ここで、YESならば、ステップ607に進み、さらに選択した着信履歴内の着サブアドレス情報に処理命令「トランシーバ登録」があるか判断する。また、NOならば、ステップ605に戻って引用する着信履歴の選択からやり直す。
【0098】
そして、ステップ607で、YESならば、ステップ608に進み、さらに選択した着信履歴内の発サブアドレス情報にシステム呼出符号があるか読み込み、判断する。また、NOならば、ステップ605に戻って引用する着信履歴の選択からやり直す。
【0099】
また、ステップ608で、YESならば、ステップ609に進み、読み込んだシステム呼出符号に名前(例えばグループ名)を入力、登録するか決定する。また、NOならば、ステップ605に戻って引用する着信履歴の選択からやり直す。
【0100】
さらに、ステップ609で、YESならば、ステップ610に進み、読み込んだシステム呼出符号に名前を入力して、ステップ611に進み、また、NOならば、直ちにステップ611に進む。
【0101】
ステップ611では、選択した着信履歴内の発サブアドレス情報にPS呼出番号があるか読み込み判断する。ここで、NOならばステップ612で、PS呼出番号を登録してステップ613に進み、また、YESならば、直ちにステップ613に進む。
【0102】
ステップ613では、PS呼出番号に名前(例えばユーザ名)を入力、登録するか判断し、ここで、YESならば、ステップ614で、PS呼出番号に名前を登録して処理を終了し、また、NOならば、直ちに処理を終了する。
【0103】
次に、図7は、着信履歴の照合による検索のフローチャートを示している。
この場合、まず、ステップ701で、着信履歴検索モードに入る。次いで、ステップ702で、複数ある着信履歴の、どれを表示させるか選択する。
【0104】
そして、ステップ703で、選択した着信履歴内の着信サブアドレス情報に処理命令「発サブアドレス情報隠し」があるか判断する。ここで、NOならば、ステップ710で、発信者番号、発サブアドレス情報を表示して処理を終了する。一方、YESならば、ステップ704に進み、処理命令「発サブアドレス情報隠し」に基づいて選択した着信履歴内の発信者番号、発サブアドレス情報を表示しない。
【0105】
そして、ステップ705で、発サブアドレス内に暗証番号が含まれるか判断し、YESならば、ステップ706で、発サブアドレス内の暗証番号を設定してステップ708に進み、また、NOならば、ステップ707で、登録済みの暗証番号を設定してステップ708に進む。
【0106】
ステップ708では、使用者より予め付与されている任意の文字列を照合用に入力する。そして、ステップ709で、入力した文字列と設定された暗証番号が一致するか判断し、一致してYESならば、ステップ710にすすみ、発信者番号、発サブアドレス情報を表示して処理を終了する。また、NOならば、発信者番号、発サブアドレス情報を表示することなく処理を終了する。
【0107】
従って、このようにすれば発信側のPHS端末14の発呼にともなう着信側のPHS端末14への着信信号に、該着信側のPHS端末14を制御する制御情報として着サブアドレスに所定の処理信号を付加し、さらに、この制御情報とともに、発サブアドレスに所定のデータを付加して送信することで、発信側のPHS端末14からの制御情報に基づいて、同時に送信したデータにより着信側PHS端末14を制御できるようにしたので、発信側のPHS端末14により着信側PHS端末14をトランシーバ通信可能な端末に設定し、また、着信側PHS端末14の表示を制御するとともに、着信側PHS端末14において、暗証番号を知っているユーザのみが送られてきたデータを見ることができるようになり、さらに着信側PHS端末14の報知音を制御し、さらにまた、発信側のPHS端末14により着信側PHS端末14のメモリにデータを記憶するなどの各種の制御を実現することができる。
【0108】
なお、上記実施の形態の着信側で記憶されている「発サブアドレス情報隠し」を含んでいる発信者番号、発サブアドレスを発信側から解除するため、発信側で着サブアドレスに解除要求を乗せて発信し、着信側でこの呼設定メッセージに付加されている発信者番号の「発サブアドレス情報隠し」を解除するようにしてもよい。
【0109】
また、上記実施の形態で「着信音変更」を指定された時、着信側で発サブアドレスのデータを音に変更したが、これに限定されるものでない。例えば、複数の着信音を鳴らすことができる端末で、発信者を識別する識別情報に、この鳴らす複数の着信のそれぞれを割り当てておく。そして、発信側端末は、着信者番号とは別に発サブアドレスに発信者識別番号を付加し、着サブアドレスに「着信音変更」を付加して発信する。すると、着信側端末は、この発呼を受けて発サブアドレス内の発信者識別情報に基づいて割り当てられている着信音を鳴らすようにしてもよい。
【0110】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、発信側のPHS端末14からの制御情報により、着信側PHS端末14の留守番電話機能を制御する場合を示している。
この場合、図2に示したPHS端末14のRAM29は、電話帳データ、留守番モードでの自作応答メッセージおよび相手側の伝言を記憶し、また、ROM28は、一般向けの固定応答メッセージを記憶している。その他は、図1および図2と同様なので、ここでの説明は省略する。
【0111】
図8は、RAM29に記憶された電話帳データの一例を示すもので、この電話帳データは、名前、電話番号、応答メッセージ番号、強制留守番モードを入力している。ここで、応答メッセージ番号は、別のデータエリアに記憶されている各応答メッセージに対応する番号が入力されている。また、強制留守番モードは、通常モード(留守番モード解除)時に、電話がかかって来ると強制的に留守番モードに切り替えたい相手に対しては「ON」、留守番モード時に電話がかかって来ると強制的に通常モード(通常の着信)に切り替えたい相手に対して「OFF」を入力している。
【0112】
なお、通常、強制留守番モードの項は、データ未入力である。また、電話帳に未登録であったり、相手の電話番号がない場合は、デフォルト値として応答メッセージ番号0、強制留守番モードなしが設定されている。
【0113】
また、図9は、電話帳データと別に存在し、応答メッセージ番号と応答メッセージ内容を対応して記憶したテーブルで、ここでは、5つの相手対象別にメッセージを用意している。つまり、電話機内蔵の一般向けの固定応答メッセージ、自作の一般向け応答メッセージ、友人向け応答メッセージ、公用(会社)向け応答メッセージ、迷惑電話向け応答メッセージの5種類である。なお、一般向けの固定応答メッセージと応答メッセージ番号0に設定してある自作応答メッセージは、選択方式になっており、ここでは、自作応答メッセージを選択するので、実際に用いられる応答メッセージは、合計で4種類である。
【0114】
図10は、このような留守番電話機能を説明するフローチャートを示している。まず、ステップ1001で、着信側PHS端末14により着信を判断すると、ステップ1002に進み、同PHS端末14に留守番モードが設定されているか判断する。
【0115】
ここで、YESの場合は、ステップ1003に進み、発信側PHS端末14からの着信信号に発番号「発信者番号」が含まれるか判断する。ここで、「発信者番号」を含まず、NOならば、ステップ1004に進み、RAM29に記憶した自作応答メッセージにより自動対応して処理を終了する。また、「発信者番号」を含んでいてYESならば、ステップ1005で、図8に示す電話帳データに登録されているか判断する。ここで、NOならば、ステップ1004に進み、RAM29に記憶した自作応答メッセージにより自動対応して処理を終了する。また、電話帳データに登録されていてYESならば、ステップ1006で、強制留守番モードがOFFかを判断する。
【0116】
そして、ここでYESならば、ステップ1007に進み、応答メッセージ番号の指定があるか判断し、指定があってYESならば、ステップ1008に進み、図9に示す応答メッセージ番号に対応する応答メッセージにより自動対応して処理を終了する。また、ステップ1007で、NOならば、ステップ1004に進み、自作応答メッセージにより自動対応して処理を終了する。
【0117】さらに、ステップ1006で、強制留守番モードがOFFでなく、NOならば、ステップ1009に進み、強制留守番モードがONかを判断し、YESならば、ステップ1010で、通常モードの着信処理を行い、処理を終了する。
【0118】
一方、ステップ1002で、留守番モードが設定されておらず、NOの場合は、ステップ1011に進んで、発信側PHS端末14からの信号に「発信者番号」が含まれるか判断する。
【0119】
そして、「発信者番号」が含まれずNOならば、ステップ1010に進み、通常モードの着信処理を行い、処理を終了する。また、「発信者番号」が含まれていてYESならば、ステップ1012で、図8に示す電話帳データに登録されているか判断する。ここで、電話帳データに登録されておらずNOならば、ステップ1010に進み、通常モードの着信処理を行い、処理を終了する。
【0120】
また、電話帳データに登録されていてYESならば、ステップ1009に進み、強制留守番モードがONかを判断し、YESならば、ステップ1010で、通常モードの着信処理を行い、処理を終了し、NOならば、上述したステップ1007以降の動作が行われる。
【0121】
従って、このようにしても、発信側のPHS端末14の発呼にともなう着信側のPHS端末14への着信信号に、該着信側のPHS端末14を制御する制御情報を付加して送信することで、この制御情報に基づいて着信側PHS端末14での留守番モードの切り替えや応答メッセージの切り替えなどを行うことができ、さらに、着信側PHS端末14に、予め電話帳データと複数の応答メッセージを用意していて、発信側PHS端末14に対応させて固定応答メッセージ、自作の一般向け応答メッセージ、友人向け応答メッセージ、公用(会社)向け応答メッセージ、迷惑電話向け応答メッセージなどの相手対象別のメッセージを選択的に取り出して出力するようにもできる。
【0122】
また、発信者番号とは別に、発サブアドレスに発信者を識別する識別情報を乗せておき、これにより留守番モードあるいは応答モードを切り替えるようにしてもよい。
【0123】
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、発信側のPHS端末14からの着信により、着信側PHS端末14にデータが正しく伝わった旨の情報を含むメッセージ受領通知を発信側PHS端末14に返送する機能を有する場合を示している。
この場合、図13(a)に示される発信側のPHS端末14から着信側PHS端末14に送信される呼設定メッセージの着サブアドレスに「自動応答制御」の制御コードを乗せ、制御コード「自動応答制御」に対応して発信側のPHS端末14に返送されるメッセージ受領通知は、図13(b)に示すように呼出メッセージあるいは応答メッセージのファシリティ35上のプロトコルプロファイルに情報識別子を乗せるようにしている。
【0124】
図11は、発信側の発信処理のフローチャートを示している。
この場合、発信時、呼設定メッセージの着サブアドレスに自動応答制御コードを乗せて発信すると、ステップ1101で、着信側からの呼出メッセージ待ちとなる。そして、呼出着信メッセージが帰ってくると、ステップ1102に進み、呼出メッセージのファシリティ上に、相手からの情報識別子があるか認識する。
【0125】
ここで、識別子がありYESの場合は、ステップ1103で、情報識別子があったことを表示し、発信者に知らせ、自動切断される。また、情報識別子がなくてNOの場合は、ステップ1104に進み、着信相手からの応答待ちとなる。そして、着信相手から応答があると、ステップ1105に進み、応答メッセージのファシリティ上に、相手からの情報識別子があるか認識する。
【0126】
ここで、相手からの情報識別子があってYESならば、ステップ1106に進み、情報識別子があったことを表示し、発信者に知らせ、その後自動的に切断する。また、情報識別子がなくNOの場合は、通話へ移行する。
【0127】
図12は、着信側の着信処理のフローチャートを示している。
まず、ステップ1201で、着信時に着サブアドレスに情報があるか判断する。ここで、NOならば、通常の着信処理を実行する。また、YESならば、ステップ1202で、着サブアドレス内に制御コードが含まれているか識別する。
【0128】
ステップ1202で、NOならば、通常の着信処理を実行する。また、YESならば、ステップ1203で、「自動応答制御」を含むかを識別する。
ステップ1203で、NOならば、この着サブアドレス内の制御コードに基づいて他処理を実行する。また、YESならば、ステップ1204に進み、呼出メッセージのファシリティ上にあるプロトコルプロファイルに文字情報が正しく伝わったことを示す情報識別子を乗せるか判断する。
【0129】
ここで、YESの場合は、ステップ1205で、呼出メッセージに情報識別子を乗せて発信者に通知し、自動的に切断する。また、情報識別子を乗せないNOの場合は、ステップ1206に進み、着信側の応答待ちとなる。この場合、応答しない場合は、呼出継続のままとなる。
【0130】
そして、ステップ1206で、応答があってYESになれば、ステップ1207で、応答メッセージのファシリティ上にあるプロトコルプロファイルに文字情報が正しく伝わったことを示す情報識別子を乗せるか判断する。
【0131】
ここで、YESの場合は、ステップ1208で、応答メッセージに情報識別子を乗せて発信者に通知し、その後自動的に切断する。また、情報識別子を乗せないNOの場合は、通話へ移行する。
【0132】
従って、このようにすれば、発信側のPHS端末14の発呼にともなう着信側のPHS端末14への着信信号に、該着信側のPHS端末14を制御する制御情報として着サブアドレスに「自動応答制御」を付加し、この制御情報「自動応答制御」に基づいて発信側のPHS端末14に返送されるメッセージ受領通知にデータが正しく伝わったことを示す情報識別子を乗せるようにしたので、発信側のPHS端末14に対しても、着信側のPHS端末14にデータが正しく送られたことを知らせることができ、また、着信側のPHS端末14で応答があったことを条件に、発信側のPHS端末14に対し、データが正しく送られたことを知らせるようにもできる。
【0133】
なお、上記第1、第2および第3の実施の形態では、発サブアドレスにデータ、着サブアドレスに制御情報としたが、発サブアドレスに制御情報、着サブアドレスにデータとしてもよい。
【0134】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、発信側端末より送信される制御情報に基づいて、着信側端末でオフフックする前に、該着信側の端末に対する各種制御を実現することができる通信端末およびシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用される通信システムの概略構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態の通信システムに用いられるのPHS端末の概略構成を示す図。
【図3】第1の実施の形態の発サブアドレスおよび着サブアドレスへのデータおよび制御情報の乗せ方を説明するためのフローチャート。
【図4】第1の実施の形態の着信側PHS端末での着信処理を説明するためのフローチャート。
【図5】第1の実施の形態の着信側PHS端末での着信処理を説明するためのフローチャート。
【図6】第1の実施の形態のトランシーバ登録を説明するためのフローチャート。
【図7】第1の実施の形態の着信履歴の照合による検索を説明するためのフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施の形態に用いられる電話帳データの一例を示す図。
【図9】第2の実施の形態に用いられる応答メッセージ番号と応答メッセージ内容を対応して記憶したテーブルを示す図。
【図10】第2の実施の形態の留守番電話機能の制御を説明するためのフローチャート。
【図11】本発明の第3の実施の形態の発信側の発信処理を説明するためのフローチャート。
【図12】第3の実施の形態の着信側の着信処理を説明するためのフローチャート。
【図13】呼設定メッセージ、呼出メッセージ、応答メッセージを説明する図。
【符号の説明】
11…通信回路網、
12…自営基地局、
13…公衆基地局、
14…PHS端末、
21…アンテナ、
22…送受信装置、
23…通信制御部、
24…音声処理部、
25…スピーカ、
26…マイクロフォン、
27…制御部、
28…ROM、
29…RAM、
30…キー入力部、
31…表示部。

Claims (49)

  1. 端末と端末の間を通信回線網を介して接続する通信システムの端末において、
    相手端末へ接続を要求する発呼信号を発呼する発呼手段と、
    該相手端末の機能を制御する制御情報を前記発呼信号に付加する制御情報付加手段とを有し、前記発呼手段は、この制御情報付加手段により制御情報を付加された発呼信号を発呼することを特徴とする通信端末。
  2. 前記発呼信号にデータを付加するデータ付加手段を有し、前記発呼手段は、前記制御情報付加手段により制御情報および前記データ付加手段によりデータを付加された発呼信号を発呼することを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  3. 前記端末は、前記通信回線網を介さない端末同士の無線によるトランシーバ通信も可能な端末で、
    前記付加するデータは、トランシーバ通信に必要な情報で、
    前記付加する制御情報は、このトランシーバ通信に必要な情報を登録するように要求する登録要求であることを特徴とする請求項2記載の通信端末。
  4. 前記付加する制御情報は、発呼時の発呼信号内の発呼情報を表示するか否かを指定する表示要求であることを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  5. 前記付加する制御情報は、前記付加するデータを表示するか否かを指定する表示要求であることを特徴とする請求項2記載の通信端末。
  6. 前記付加する制御情報は、前記表示否を指定する表示要求とともに暗証番号を有することを特徴とする請求項4または5記載の通信端末。
  7. 前記付加するデータは暗証番号であり、前記付加する制御情報は、前記表示否を指定した発呼情報あるいはデータの表示要求を解除する解除要求であることを特徴とする請求項4または5記載の通信端末。
  8. 前記付加する制御情報は、発呼時の発呼信号内の発呼情報を音に変換するように指定する音変換要求であることを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  9. 前記付加する制御情報は、前記付加するデータを音に変換するように指定する音変換要求であることを特徴とする請求項2記載の通信端末。
  10. 前記付加する制御情報は、前記付加するデータを相手端末のメモリの所定領域に記憶するように指定する記憶要求であることを特徴とする請求項2記載の通信端末。
  11. 前記付加する制御情報は、相手端末の留守番機能を作動させるか否かを指定する留守番切替要求であることを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  12. 前記付加する制御情報は、相手端末の留守番機能の複数の応答メッセージを選択する応答メッセージ切替要求であることを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  13. 前記付加するデータは、留守番機能の応答メッセージであり、前記付加する制御情報は、相手端末の応答メッセージを切り替える応答メッセージ切替要求であることを特徴とする請求項2記載の通信端末。
  14. 前記付加する制御情報は、前記付加するデータが正しく送られたかの確認信号の返送を指定する返送要求であることを特徴とする請求項2記載の通信端末。
  15. 端末と端末の間を通信回線網を介して接続する通信システムの端末において、
    相手端末からの自端末の機能を制御する制御信号が付加された着呼信号を着呼する着呼手段と、
    この着呼手段により着呼した着呼信号に付加されている制御信号に基づいて自端末の機能を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする通信端末。
  16. 前記着呼手段により着呼する着呼信号は、さらにデータが付加されており、
    前記制御手段は、該着呼手段により着呼した着呼信号に付加されている制御信号およびデータに基づいて自端末の機能を制御することを特徴とする請求項15記載の通信端末。
  17. 前記端末は、前記通信回線網を介さない端末同士の無線によるトランシーバ通信も可能な端末で、
    前記付加されたデータは、トランシーバ通信に必要な情報で、
    前記付加された制御情報は、このトランシーバ通信に必要な情報を登録するように要求する登録要求であり、
    制御手段は、この登録要求を受けて該トランシーバ通信に必要な情報を自端末に登録することを特徴とする請求項16記載の通信端末。
  18. 表示装置を有し、
    前記付加された制御情報は、着呼時の着呼信号内の着呼情報を表示するか否かを指定する表示要求であり、
    この表示要求に基づいて前記表示装置に該着呼情報を表示するか否かを制御することを特徴とする請求項15記載の通信端末。
  19. 表示装置を有し、
    前記付加された制御情報は、前記付加されているデータを表示するか否かを指定する表示要求であり、
    この表示要求に基づいて前記表示装置に該付加されているデータを表示するか否かを制御することを特徴とする請求項16記載の通信端末。
  20. 前記付加する制御情報は、前記表示否を指定する表示要求とともに暗証番号を有し、
    暗証番号を入力する入力手段と、
    前記制御手段は、前記入力手段より入力された暗証番号が前記制御情報内の暗証番号と一致したときのみ、前記表示装置への表示を許可することを特徴とする請求項18または19記載の通信端末。
  21. 前記付加されるデータは暗証番号であり、前記付加される制御情報は、前記表示否を指定された発呼情報あるいはデータの表示要求を解除する解除要求であり、
    前記制御手段は、この解除要求に基づいて前記表示否を指定された発呼情報あるいはデータの表示要求を解除することを特徴とする請求項18または19記載の通信端末。
  22. データを音に変換する音変換手段を有し、
    前記付加された制御情報は、着呼時の着呼信号内の着呼情報を音に変換するように指定する音変換要求であり、
    前記制御手段は、この音変換要求に基づいて前記着呼情報を前記音変換手段により音に変換させることを特徴とする請求項15記載の通信端末。
  23. データを音に変換する音変換手段を有し、
    前記付加された制御情報は、前記付加するデータを音に変換するように指定する音変換要求であり、
    前記制御手段は、この音変換要求に基づいて前記前記付加するデータを前記音変換手段により音に変換させることを特徴とする請求項16記載の通信端末。
  24. データを記憶するメモリを有し、
    前記付加された制御情報は、前記付加するデータを前記メモリの所定領域に記憶するように指定する記憶要求であり、
    前記制御手段は、この記憶要求に基づいて前記付加するデータを前記メモリの所定領域に記憶することを特徴とする請求項16記載の通信端末。
  25. 留守番機能を有する留守番手段と、
    前記付加された制御情報は、前記留守番手段の留守番機能を動作させるか否かを指定する切替要求であり、
    前記制御手段は、この切替要求に基づいて前記留守番手段を動作させるか否かを切り替えることを特徴とする請求項15記載の通信端末。
  26. 複数の応答メッセージを有する留守番機能を有する留守番手段と、
    前記付加された制御情報は、前記留守番手段の留守番機能の複数の応答メッセージを選択する応答メッセージ切替要求であり、
    前記制御手段は、この応答メッセージ切替要求に基づいて前記留守番手段の複数の応答メッセージの内、1つを選択設定することを特徴とする請求項15記載の通信端末。
  27. 留守番機能を有する留守番手段と、
    前記付加されたデータは、前記留守番手段の留守番機能に設定する応答メッセージであり、
    前記付加された制御情報は、該留守番手段の応答メッセージを切り替える応答メッセージ切替要求であり、
    前記制御手段は、この応答メッセージ切替要求に基づいて前記付加された応答メッセージを前記留守番手段の応答メッセージとして設定することを特徴とする請求項16記載の通信端末。
  28. 前記付加される制御情報は、前記付加されるデータが正しく送られたかの確認信号の返送を指定する返送要求であり、
    前記制御手段は、この返送要求に基づいて前記確認信号を返送することを特徴とする請求項16記載の通信端末。
  29. 前記付加される制御情報を記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項15記載の通信端末。
  30. 前記記憶手段に記憶された制御情報を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項29記載の通信端末。
  31. 前記記憶手段は、さらに前記付加されるデータを記憶することを特徴とする請求項29記載の通信端末。
  32. 前記記憶手段に記憶された制御情報あるいはデータの内、少なくともどちらか一方を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項31記載の通信端末。
  33. 端末と端末の間を通信回線網を介して接続する通信システムにおいて、
    発信側の端末の発呼にともなう着信側の端末への着信信号に、該着信側の端末を制御する制御情報を付加して送信することを特徴とする通信システム。
  34. さらに、制御信号とともに、データを付加して送信することを特徴とする請求項33記載の通信システム。
  35. 端末は、通信回線網を介さない端末同士の無線によるトランシーバ通信も可能な端末で、前記データは、トランシーバ通信に必要な情報で、前記制御情報は登録要求であり、この登録要求に基づいて前記トランシーバ通信に必要な情報を着信側の端末に登録することを特徴とする請求項34記載の通信システム。
  36. 制御情報は、着信側端末の表示装置に表示させるか否かを指定する表示要求であって、この表示要求に基づいて、着信側端末の表示装置に同時に送られてきたデータの表示をするか否かを設定することを特徴とする請求項34記載の通信システム。
  37. 前記着信側端末は、表示要求とともに送られてきたデータを記憶するとともに、前記表示要求によりデータ表示を否定されたものにおいて、ユーザーより入力される所定の暗証番号により前記記憶されたデータ表示を可能にすることを特徴とする請求項36記載の通信システム。
  38. 表示要求は暗証番号を含み、該表示要求とともに送られてきたデータを記憶するとともに、前記表示要求によりデータ表示を否定されたものにおいて、送信側の端末より入力される所定の暗証番号により前記記憶されたデータ表示を可能にすることを特徴とする請求項36記載の通信システム。
  39. 着信側の端末はデータを音に変換する音変換手段を有し、制御要求は音変換要求であり、着信側端末は、この音変換要求に基づいて、同時に送られてきたデータを前記音変換手段により音に変換することを特徴とする請求項34記載の通信システム。
  40. 着信側の端末は、データを記憶するメモリを有し、制御情報は、メモリの特定の領域にデータを記憶するように指定する記憶要求であって、着信側の端末は、この記憶要求に基づいて、同時に送られてきたデータを前記メモリの特定の領域に記憶することを特徴とする請求項34記載の通信システム。
  41. 制御情報は、留守番モードを切り替える切り替え要求であって、この切り替え要求に基づいて、同時に送られてきたデータに対応する留守番モードに切り替えることを特徴とする請求項34記載の通信システム。
  42. 制御情報は、留守番モードでの応答メッセージを切り替える応答メッセージ切り替え要求であって、この切り替え要求に基づいて、着信側の端末の留守番機能の応答メッセージを同時に送られてきたデータに対応する応答メッセージに切り替えることを特徴とする請求項34記載の通信システム。
  43. 前記着信側の端末の留守番機能は、複数の応答メッセージを有し、前記切り替えは、要求により複数の応答メッセージの中から選択することを特徴とする請求項42記載の通信システム。
  44. データは、応答メッセージであり、応答メッセージ切り替え要求に基づいて、前記着信側の端末の応答メッセージを同時に送られてきた応答メッセージに切り替えることを特徴とする請求項42記載の通信システム。
  45. 前記データは、相手を特定するデータであり、前記着信側の端末は、このデータにより相手を特定し、この特定した相手に基づいて留守番モードを切り替えることを特徴とする請求項41記載の通信システム。
  46. 前記データは、相手を特定するデータであり、前記着信側の端末は、このデータにより相手を特定し、この特定した相手に基づいて留守番応答メッセージを切り替えることを特徴とする請求項41記載の通信システム。
  47. 制御信号は、自動応答要求であって、着信側の端末は、この自動応答要求に基づいて、同時に送られてきたデータが正しく送られた旨の情報を発信側の端末に送信することを特徴とする請求項34記載の通信システム。
  48. データが正しく送られた旨の情報は、着信側の端末の応答を待って発信側の端末に送信することを特徴とする請求項47記載の通信システム。
  49. データが正しく送られた旨の情報は、着信側の端末の応答を待って発信側の端末に着信されることを特徴とする請求項47記載の通信システム。
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