JP4182373B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置、詳しくは、複数の送受話器を備え、電話回線を通信路とする電話機やファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在まで、電話回線を通信路とする電話機やファクシミリ装置などの通信装置において、複数の送受話器を備えたものが普及している。この種の通信装置では、電話回線に接続される本体の送受話器(以下、親機という。)と、その親機と無線通信可能なコードレスタイプの複数の送受話器(以下、子機という。)とが備えられている。そして、通常、外部から電話回線を介して親機に着信される呼出信号は、親機からすべての子機に伝えられ、親機およびすべての子機が鳴動するように設定されている。そして、親機または複数の子機のいずれかで電話を受けることによって、通話ができるようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、たとえば、親機および各子機がそれぞれ別の部屋に設置されており、それぞれの部屋に特定の居住者がいる場合などでは、電話をかける者は、予めどの親機または子機を呼び出せば、どの居住者が電話を受けるかをわかっている場合が多い。
【0004】
一方、そのような場合においても、電話をかける毎にすべての親機および子機が鳴動すれば、通話したい相手以外の者がその電話を受けることもあり、その場合には、電話を受けた者が、再度、通話したい相手を呼び出してやるか、あるいは転送してやらねばならず、煩雑な手間を要するという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、上記した問題を解決するためになされたものであり、電話をかける者が任意の送受話器を簡単かつ確実に呼び出すことができる、通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、複数の送受話器を備える、通信装置において、通信回線閉結後に前記通信回線を介して発呼側に送受話器選択情報を送信するための選択情報送信手段と、前記送受話器選択情報に基づき発呼側から入力される音声を認識するための音声認識手段と、認識された結果に基づいて選択された送受話器に呼出信号を送信するための選択呼出手段とを備え、前記選択呼出手段によって選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信した後の処理が、複数備えられるとともに、その複数の処理のうちの1つを選択させるための選択処理情報を発呼側に送信し、発呼側から入力される音声の認識結果に基づいて、その複数の処理の中から特定の処理を選択的に作動させるための選択呼出不能時選択処理手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0007】
このような構成によると、選択情報送信手段からの送受話器選択情報を受けた発呼者が、その送受話器選択情報に基づいて任意の送受話器を選択するためのメッセージを音声により入力すれば、その音声が音声認識手段により認識され、選択呼出手段により認識された結果に基づいて選択された送受話器に呼出信号が送信される。そのため、発呼者は通話したい特定の受信側の送受話器のみを呼び出すことができる。しかも、発呼者は、送受話器選択情報に基づいて、音声により子機を選択するだけなので、煩雑な操作を伴うことなく、誰でもが確実に特定の子機を呼び出すことができる。
また、選択呼出不能時選択処理手段を備えることで、選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合には、複数の処理の中から発呼側の希望する特定の処理を選択して作動させることができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記通信回線を介して入力される呼出信号を所定回数受けた場合に通信回線を閉結し、前記選択情報送信手段の作動が行なわれるようにするための選択呼出機能開始手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0009】
選択呼出機能開始手段を備えることで、通信回線を介して入力される呼出信号が所定回数に至るまでの間は、選択情報送信手段が作動しないようにすることができる。そのため、たとえば、上記呼出信号が所定回数に至るまでの間は、原則として特定の送受話器を呼び出し、その特定の送受話器での応答がないときに、複数の送受話器から任意の送受話器を選択して呼び出すようにすることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記送受話器選択情報に基づき発呼側から入力される音声が前記音声認識手段によって認識されない場合に、特定またはすべての送受話器に呼出信号を送信するための認識不能時呼出手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0011】
認識不能時呼出手段を備えることで、発呼者が、音声認識され得る特定の音声を入力しない場合でも、特定またはすべての送受話器が呼び出されるので、受信側の誰かがいずれかの送受話器で受けることができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記選択呼出手段によって、選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信した後に、特定またはすべての送受話器に呼出信号を送信するための選択呼出不能時呼出手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0013】
選択呼出不能時呼出手段を備えることで、所定回数の呼出信号を選択された送受話器に送信しても応答がない場合には、特定またはすべての送受話器が呼び出されるので、受信側の誰かがいずれかの送受話器で受けることができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の発明において、前記認識不能時呼出手段または前記選択呼出不能時呼出手段によって特定の送受話器に呼出信号を送信する場合に、呼出信号を送信する送受話器を予め指定しておくための選択指定手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0015】
選択指定手段を備えることで、発呼側から入力される音声が音声認識手段によって認識されない場合や、選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合に、認識不能時呼出手段または選択呼出不能時呼出手段の作動によって呼出信号が送信される送受話器を、予め指定しておくことができるので、発呼者からの送信を受信側において確実に受け得る用意をしておくことができる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、前記送受話器選択情報に基づき発呼側から入力される音声が前記音声認識手段によって認識されない場合に、再度、前記選択情報送信手段の作動が行なわれるようにするための選択情報再送信手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0017】
選択情報再送信手段を備えることで、発呼者の音声が音声認識手段によって認識されない場合には、その音声が認識されるまで選択情報送信手段が繰り返して作動されるので、確実に送受話器を選択することができる。
【0018】
また、発呼者に対しては、最初に入力した音声が認識しにくいものであったことを知らせることができるため、音声入力時に注意を促すことができ、それ以降、認識しやすい音声を得ることが可能となる。
【0019】
請求項に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明において、複数の前記処理のうち、少なくとも1つの処理が、複数の送受話器のうちの特定の送受話器に選択的に呼出信号を送信するための特定送受話器呼出処理であることを特徴としている。
【0020】
特定送受話器呼出処理を備えることで、選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合にも、次に呼び出したい送受話器を任意に選択して呼出信号を送信することができる。
【0021】
請求項に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の発明において、複数の前記処理のうち、少なくとも1つの処理が、複数の送受話器のうちのすべての送受話器に呼出信号を送信するための全送受話器呼出処理であることを特徴している。
【0022】
全送受話器呼出処理を備えることで、選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合でも、次にすべての送受話器を呼び出すことができるので、受信側の誰かがいずれかの送受話器で受けることができる。
【0023】
請求項に記載の発明は、請求項ないしのいずれかに記載の発明において、発呼側から入力される音声を記憶することができる音声記憶手段をさらに備え、前記音声記憶手段は、複数の送受話器のそれぞれに対応して割り当てられる複数の個別領域を備え、複数の前記処理のうち、少なくとも1つの処理が、前記選択呼出手段によって選択された送受話器に割り当てられる前記個別領域に、発呼側から入力される音声が格納される録音処理であることを特徴としている。
【0024】
録音処理を備えることで、選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合でも、発呼者は、その選択された送受話器に割り当てられる個別領域に音声によるメッセージを記憶させることができるので、その選択された送受話器を通常使用している使用者は、後でそのメッセージを再生することにより、発呼者からの用件を知ることができる。
【0025】
請求項10に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の発明において、前記選択呼出手段によって選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信した後に、予め指定された外部通信装置に所定の情報を送信するための外部送信手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0026】
外部通信手段を備えることで、選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合でも、予め指定された外部通信装置に所定の情報を送信することができるので、たとえば、その選択された送受話器を通常使用している使用者が外出している場合でも、発呼者から呼び出しがあったことを必ず知ることができる。
【0027】
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の発明において、複数の鳴動音が出力可能とされるとともに、複数の前記鳴動音と各前記鳴動音に対応して与えられる認識パターンとが対応付けられて格納されている鳴動パターン記憶手段を備え、前記送受話器選択情報に基づき発呼側から入力された音声が前記音声認識手段により認識され、その認識結果が前記認識パターンに一致する場合に、その認識パターンに対応する鳴動音が鳴動するような状態で、選択された送受話器に呼出信号を送信するための選択鳴動手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0028】
選択鳴動手段を備えることで、発呼者が音声認識手段によって認識パターンとして認識し得る音声を入力した場合には、選択された送受話器がその認識パターンに対応する鳴動音で鳴動する。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の通信装置の一実施形態としての、ファクシミリ装置の全体構成を示す図である。このファクシミリ装置1は、一般の商用アナログ電話回線2やデジタル伝送網3などの外部通信回路に接続される本体の送受話器(以下、親機という。)4と、その親機4と無線通信可能なコードレスタイプの複数の送受話器(以下、子機という。)5とを有している。親機4は、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリント機能など、ファクシミリ装置として通常備えられる機能と、子機5との無線通信が可能な親子電話機能、留守番電話機能など、電話機として通常備えられる機能とを有している。そして、親機4は、キー入力のための操作部6、LCD表示がなされる表示部7、スピーカーおよびマイクロホンを有するハンドセット(受話器)9、および子機5との送受信を行なうためのアンテナ10を備えている。一方、子機5は、操作部11、表示部12、スピーカー13、図示しないマイクロホン、および親機4との送受信を行なうためのアンテナ14をそれぞれ備えている。
【0030】
そして、本実施形態のファクシミリ装置1には、電話回線2の閉結後にその電話回線2を介して発呼側に送受話器選択情報を送信するための選択情報送信手段、送受話器選択情報に基づき発呼側から入力される音声を認識するための音声認識手段、認識された結果に基づいて選択された送受話器に呼出信号を送信するための選択呼出手段、通信回線を介して入力される呼出信号を所定回数受けた場合に電話回線2を閉結し、選択情報送信手段の作動が行なわれるようにするための選択呼出機能開始手段、送受話器選択情報に基づき発呼側から入力される音声が前記音声認識手段によって認識されない場合に、特定またはすべての送受話器に呼出信号を送信するための認識不能時呼出手段、および選択呼出手段によって、選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信した後に、特定またはすべての送受話器に呼出信号を送信するための選択呼出不能時呼出手段を備えている。
【0031】
図2は、これら各手段を実現するための制御系を示したブロック図である。図2に示すように、この制御系は、CPU20に、ハンドセット9、RFユニット22、上記音声認識手段に相当する音声認識装置23、ネットワークコントロールユニット(以下、NCUという。)24、RAM25およびROM26が接続され、これら各部はCPU20によって制御されるように構成されている。RFユニット22は、アンテナ10を備え、子機5との間の送受信を行なう。音声認識装置23は、入力される音声情報を認識する。NCU24は、電話回線2を介して発呼側の電話機やファクシミリ装置、あるい後述する子機5を通常使用している使用者のポケットベルや携帯電話などの外部通信装置27との送受信を行なう。
【0032】
RAM25は、動作実行時の各種データを一時的に格納するためのメモリで、たとえば、後述する送受話器選択情報、選択処理情報、外部送信情報などが格納される送信情報格納領域、親機4の呼出回数や子機5の選択が登録される呼出登録領域、留守番電話機能を実行するための音声を記憶するための留守番録音領域、ポケットベルや携帯電話にメッセージを送信するための音声を記憶するための送信メッセージ録音領域、ポケットベルや携帯電話の電話番号を予め登録しておくための送信番号登録領域、鳴動音と認識パターンとが対応付けられて格納される鳴動パターン格納領域などが割り当てられる。ROM26内には、CPU20にて実行される制御プログラムや各種データが格納されており、たとえば、後述する選択呼出機能開始プログラム、選択情報送信プログラム、選択呼出プログラム、認識不能時呼出プログラム、および選択呼出不能時呼出プログラム、選択指定プログラム、選択情報再送信プログラム、選択呼出不能時選択処理プログラム、外部送信プログラム、選択鳴動プログラムなどが格納されている。
【0033】
次に、このような制御系によって、発呼者が送受話器選択情報を受けて、その送受話器選択情報に基づいて任意の送受話器を選択する処理について、図3に示すフロー図を参照しつつ説明する。
【0034】
この処理は、電話回線2を介して接続される発呼側の外部通信装置27(以下、単に発呼側という。)からの呼出信号の着信によって開始される。発呼側からの呼出信号があった場合には、このファクシミリ装置1は、親機4のみがその呼出信号に同期して鳴動するように設定されている。呼出信号の入力があった場合には、ROM26内の選択呼出機能開始プログラム(上記選択呼出機能開始手段に相当する)によって、所定回数の呼出信号を受けたか否かが判断され(S1)、所定回数分の呼出信号を受けた場合には(S1:YES)、電話回線2が閉結される(S2)。所定回数分の呼出信号を受けなかった場合(S1:NO)、すなわち、呼出信号が所定の回数に至るまでに、外部通信装置27から電話をかけた発呼者が自ら電話を切った場合や、親機4のハンドセット9で受信者が電話を受けた場合には、送受話器選択情報が送信されることなくこの処理は終了される。このように、電話回線2からの呼出信号が所定回数に至るまでの間は、発呼側に対して送受話器選択情報を送信しないようにすることで、その間の呼出信号によって親機4を鳴動させて先ず親機4を呼び出し、親機4の応答がないときに、複数の子機5の中から任意の子機5を選択して呼び出すようにすることができる。
【0035】
所定回数分の呼出信号を受けて、自動的に電話回線2が閉結される(S2)と、ROM26内の選択情報送信プログラム(上記選択情報送信手段に相当する)によって、送受話器選択情報が発呼側に送信される(S3)。ここで送信される送受話器選択情報は、RAM25内の送信情報格納領域に格納されており、たとえば、「子機何番を呼び出しますか。」などの録音データであって、どの子機5をどのように選択するかについての情報を発呼者側から入力してもらうためのメッセージである。このメッセージに基づいて発呼者は子機5を選択する。
【0036】
送受話器選択情報が発呼側に送信される(S3)と、発呼者は、その送受話器選択情報に基づき、子機5を選択するためのキーワードを音声により入力する(S4)。たとえば、上記のメッセージの例に対応させると、「1番」、「2番」などと発音する。そうすると、発呼者の音声は、電話回線2を介してNCU24から親機4に入力される。そして、入力された音声は音声認識装置23によって認識され、認識されたか否かが判断される(S5)。認識されない場合(S5:NO)、たとえば、発呼者が認識され得る特定のキーワードを発音していない場合などのときには、ROM26内の認識不能時呼出プログラム(上記認識不能時呼出手段に相当する)によって、親機4を鳴動させるとともにすべての子機5に呼出信号が送信され(S6)、親機4およびすべての子機5が鳴動する。このような処理によって、発呼者が、音声認識され得る特定の音声を入力しない場合でも、親機4およびすべての子機5が鳴動されるので、受信側の誰かがいずれかの親機4および子機5でその電話を受けることができる。
【0037】
そして、音声が認識された場合には(S5:YES)、ROM26内の選択呼出プログラム(上記選択呼出手段に相当する)によって、認識された結果に対応した特定の子機5に呼出信号が送信される(S7)。特定の子機5に呼出信号が送信される(S7)と、その子機5のみが鳴動して、特定の相手を呼び出すことができる。すなわち、発呼者は、任意の子機5のみを呼び出すことができるので、通話をしたい相手以外の者がその電話を受けずに済み、その者が電話を受けた場合の転送および呼び出しなどの煩雑な手間を省くことができる。しかも、発呼者は、送受話器選択情報に基づいて、音声により子機5を選択するだけ、すなわち、上記の例では、「1番」、「2番」などと発音するだけなので、煩雑な操作を伴うことなく、誰でもが確実に特定の子機5を呼び出すことができる。また、選択される子機5は1台に限らず、複数台選択できるように設定してもよく、さらに、親機4を選択できるように設定してもよい。
【0038】
また、選択された特定の子機5に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合(S8:NO)、すなわち、選択された特定の子機5が所定回数鳴動しても応答がない場合には、ROM26内の選択呼出不能時呼出プログラム(上記選択呼出不能時呼出手段に相当する)によって、すべての子機5に呼出信号が送信され、親機4およびすべての子機5が鳴動する(S6)。このような処理によって、選択された特定の子機5からの応答がない場合でも、親機4およびすべての子機5が鳴動されるので、受信側の誰かがいずれかの親機4および子機5でその電話を受けることができる。
【0039】
また、このような処理において、親機4を、発呼側からの呼出信号に同期させずに、送受話器選択情報を直ちに発呼側に送信するように予め設定しておいてもよく、また、認識不能時呼出プログラムおよび選択呼出不能時呼出プログラムにおいて親機4およびすべての子機5を鳴動させる処理に代えて、呼び出す親機4および子機5を予め設定しておくようにしてもよい。図4は、そのような設定を行なうための手順を示すフロー図である。なお、この処理は、ROM26内の選択指定手段としての選択指定プログラムにより実行される。
【0040】
図4において、この設定は、操作部6のキー入力操作により、呼出機設定モードを選択することにより開始される。キー入力操作により呼出機設定モードが選択される(S11:YES)と、表示部7のLCD上に、たとえば、「最初に親機を鳴動させますか。」というメッセージが表示され、これに従って、発呼側から呼出信号の着信があった場合に、最初に親機4のみを鳴動させるか否かを、操作部6のキー入力操作により設定する(S12)。最初に親機4を鳴動させるように設定した場合(S12:YES)には、さらに、表示部7のLCD上に、たとえば、「何回呼び出しますか。」というメッセージが表示され、これに従って、親機4の呼出回数を操作部6のキー入力操作により設定する(S13)。これによって親機4の鳴動回数が設定される。なお、この呼出回数は、RAM25内の呼出登録領域に登録される。最初に親機4を鳴動させないように設定した場合(S12:NO)には、発呼側からの呼出信号の着信があった場合には、送受話器選択情報が直ちに発呼側に送信されることになる。
【0041】
そして、最初に親機4を鳴動させるように設定した(S12:YES)場合に、親機4の呼出回数を設定した(S13)後、または最初に親機4を鳴動させないように設定した(S12:NO)後には、発呼者の音声が音声認識装置23によって認識されない場合や、発呼者が選択した特定の子機5が所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合に、どのように対処するかという内容のメッセージが表示部7のLCD上に表示される(S14)。このときには、たとえば、「音声認識が不能、または選択された子機の応答がない場合には、どのように対処しますか。」という内容のメッセージが表示される。次に、表示部7のLCD上に、たとえば、「親機および子機のすべてを呼び出しますか。」というメッセージが表示され、これに従って、親機4および子機5のすべてを呼び出すか、すなわち親機4および子機5のすべてを鳴動させるか否かを、操作部6のキー入力操作により選択する(S15)。親機4および子機5のすべてを鳴動させるように選択した場合(S15:YES)には、RAM25内の呼出登録領域に、親機4およびすべての子機5が登録される(S16)。
【0042】
一方、親機4およびすべての子機5を鳴動させない選択を操作部6のキー入力操作により行なった場合(S15:NO)には、次いで、表示部7のLCD上に、たとえば、「親機および子機のうち、呼び出す親機および子機を選択して下さい。」というメッセージが表示され、これに従って、親機4および子機5のうち、鳴動させたい親機4および子機5を、操作部6のキー入力操作により選択する(S17)。この選択が行なわれた場合(S17:YES)には、RAM25内の呼出登録領域に、選択された親機4および子機5のみが登録される(S18)。また、鳴動させたい親機4および子機5の選択が行なわれなかった場合(S17:NO)には、再びステップ15に戻り、表示部7のLCD上に、たとえば、「親機および子機のすべてを呼び出しますか。」というメッセージが表示される。
【0043】
このような設定を予め行なっておけば、最初の着信時には、親機4を鳴動させる回数を予め選択しておくことや、親機4を鳴動させずに、最初から自動的に電話回線2を閉結させて、任意の親機4および子機5を選択して呼び出すようにしておくことができ、着信時の最初の処理を受信側において任意に選択しておくことができる。また、発呼者の音声が音声認識装置23によって認識されない場合や、認識された場合でも、発呼者が選択した特定の親機4および子機5に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合には、この設定により次に呼び出す親機4および子機5を予め選択しておくことができる。そのため、発呼側からの送信を受話側において確実に受け得る用意をしておくことができ、より受信者の実際の使用に即した使用方法を実現することができる。
【0044】
さらに、発呼者が最初に呼び出しを希望していた送受話器ではないことを知らせるために、呼出音を変えるなどの処理を行なうことで、受話側においてより対応しやすくなる。
【0045】
また、上記の設定において、設定される親機4の呼出回数や親機4および子機5の選択は、RAM25内の呼出登録領域に格納される。この登録状況に基づいて、図3のステップ1の処理、およびステップ6の処理が実行される。この呼出登録領域は、たとえば、図5に示すように、呼出信号の着信時における親機4の呼出回数が設定されるとともに、発呼者の音声が認識されない場合や、認識されても発呼者が選択した親機4および子機5が応答しない場合に呼び出す親機4および子機5の選択については、登録状況を管理するフラグを設けて、その1または0を登録するような設定によって行なわれる。図5においては、親機4の呼出回数は4回として設定され、また、親機4および子機5の選択については、親機4に「0」が、その他のすべての子機4には「1」が設定されており、これによって、親機4以外のすべての子機5に呼出信号が送信されるような設定が行なわれている。
【0046】
なお、この図4に示すフロー図では、ステップ12において、最初に親機4を鳴動させるか否かを選択するようにしているが、これに代えて、最初に鳴動させる親機4および子機5を選択可能とし、その選択された親機4および子機5について呼出回数を設定するようにしてもよい。
【0047】
また、図3に示す処理では、ステップ5において、音声が認識されない場合(S5:NO)、および、そのステップ8において、選択された特定の子機5に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合(S8:NO)には、ROM26内の認識不能時呼出プログラムおよび選択呼出不能時呼出プログラムによって、直ちに親機4およびすべての子機5を鳴動させるように処理した(S6)が、これを、再び発呼側に所定の情報を送信するようにしてもよく、また、選択された特定の子機5に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合には、その後の処理を選択できるようにしてもよい。
【0048】
図6には、そのような処理を行なうためのフロー図が示されている。なお、この処理は、ROM26内の選択情報再送信手段としての選択情報再送信プログラム、選択呼出不能時選択処理手段としての選択呼出不能時選択処理プログラムにより実行される。図6において、まず、着信から音声入力までの処理(S21〜S24)は、図3におけるステップ1からステップ4までの処理と同様であるためその説明を省略する。次に、入力された音声が音声認識装置23によって認識され、認識されたか否かが判断される(S25)。認識されない場合(S25:NO)には、再び、発呼側に送受話器選択情報が送信され(S26)、音声が認識されるまでこの処理が繰り返される(S25、S26)。これによって、発呼者の音声が認識されるまで、送受話器選択情報が繰り返し発呼側に送信されるので、確実に子機5の選択を行なうことができる。また、発呼者に対しては、最初に入力した音声が認識しにくいものであったことを知らせることができるため、音声入力時に注意を促すことができ、それ以降、認識しやすい音声を得ることが可能となる。
【0049】
なお、この繰り返し回数を設定するように構成し、設定回数繰り返しても認識できない時には、特定または全ての送受話器を呼び出すようにしてもよい。
【0050】
続いて、音声が認識された場合(S25:YES)には、図3におけるステップ7と同様に、認識された結果に対応した特定の子機5に呼出信号が送信され呼び出しが行なわれる(S27)。このとき、選択された特定の子機5に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合(S28:NO)には、次に、発呼側に選択処理情報が送信される(S29)。このとき送信される選択処理情報は、RAM25内の送信情報格納領域に格納されている録音データであって、たとえば、「指定された子機を呼び出しましたが、応答がありませんでした。次の中から1つお選び下さい。1.親機およびすべての子機を呼び出します。2.別の子機を再び指定します。3.最初に指定した子機にメッセージを残します。」という内容のメッセージである。そして、この場合には、発呼者が、希望する処理に対応する番号を音声により入力すると、音声認識装置23によってそれが認識され、処理の選択がされたか否かが判断される(S30)。選択された場合(S30:YES)には、その選択された処理が実行され(S31)、選択されない場合(S30:NO)には、再び、発呼側に選択処理情報が送信され(S29)、音声入力による選択がなされるまでこの処理が繰り返される(S29、S30)。
【0051】
選択された処理を実行するためのフロー図は、具体的に示していないが、たとえば、「1.親機およびすべての子機を呼び出します。」が選択された場合には、上述したような処理によって、親機4およびすべての子機5が鳴動するような処理がなされる。(なお、この処理は、全送受話器呼出処理に相当する。)この処理によれば、上述したように、選択された子機5に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合でも、次に親機4およびすべての子機5を呼び出すことができるので、受信側の誰かがいずれかの親機4または子機5で受けることができ、発呼者は少なくとも受信側の誰かと通話することができる。
【0052】
また、「2.別の子機を再び指定します。」が選択された場合には、たとえば、図3におけるステップ3からステップ7における処理、すなわち、発呼側に送受話器選択情報が再び送信され(S3)、発呼者が、その送受話器選択情報に基づいて子機5を選択するための音声を入力し(S4)、音声認識装置23によって認識され(S5:YES)、認識された結果に対応した特定の子機5に呼出信号が送信される(S7)。(なお、この処理は、特定送受話器呼出処理に相当する。)この処理によれば、選択された子機5に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合でも、次に呼び出したい親機4および子機5を任意に選択して呼出信号を送信することができる。したがって、通話をしたい相手が不在の場合であっても、発呼者は、次に通話をしたい相手を任意に選択して呼び出すことができる。
【0053】
さらに、「3.最初に指定した子機にメッセージを残します。」が選択された場合には、RAM25内の音声記憶手段としての留守番録音領域に設けられた、子機5のそれぞれに対応する個別領域のうち、最初に発呼者が選択した特定の子機5の個別領域に、発呼者側から送られる音声を録音する留守番録音機能が実行される。(なお、この処理は、録音処理に相当する。)この処理によれば、その個別領域に対応する特定の子機5を通常使用している使用者は、後でそのメッセージを再生することにより、発呼者からの用件を知ることができる。なお、この再生は、子機5の使用者が特定のパスワードを入力することにより行なわれる。
【0054】
このような処理によると、選択された特定の子機5に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合(S28:NO)にも、発呼側が再びその後の処理を選択できるので、応答がない場合における、そのときの状況に応じた適切な処理を行なうことができる。
【0055】
また、図6に示す処理では、ステップ28において、選択された特定の子機5に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合(S28:NO)には、発呼側に選択処理情報を送信して、その後の処理を選択させるようにしたが、これに代えて、たとえば、予めその選択された子機5を通常使用している使用者のポケットベルや携帯電話に発呼者からのメッセージを自動的に送信するようにしてもよい。
【0056】
図7には、そのような処理を行なうためのフロー図が示されている。なお、この処理は、ROM26内の外部送信手段としての外部送信プログラムにより実行される。図7において、まず、着信から、発呼者からの音声認識に基づいて特定の子機5に呼出信号が送信されるまでの処理(S41〜S47)は、図6におけるステップ21からステップ27までの処理と同様であるためその説明を省略する。次に、選択された特定の子機5に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合(S48:NO)には、発呼側に外部送信情報が送信される(S49)。このとき送信される外部送信情報は、RAM25内の送信情報格納領域に格納されている録音データであって、ポケットベルに送信する場合には、たとえば、「指定された子機を呼び出しましたが、応答がありませんでした。ポケットベルにメッセージを送ります。メッセージをどうぞ。」というメッセージが送信される(S49)。また、携帯電話に送信する場合には、たとえば、「指定された子機を呼び出しましたが、応答がありませんでした。携帯電話にメッセージを送ります。メッセージをどうぞ。」というメッセージが送信される(S49)。そして、発呼者が音声によりメッセージを入力すると、これがRAM25内の送信メッセージ録音領域に録音される(S50)。続いて、発呼側との回線が切断される(S51:YES)と、発呼者からのメッセージをポケットベルまたは携帯電話に送信するための外部送信処理が実行される(S52)。この処理において、ポケットベルに送信する場合には、たとえば、RAM25内の送信メッセージ録音領域に録音されたメッセージに基づいて、単に着信のあった発呼者の氏名をポケットベルに送信するような処理や、あるいは、送信メッセージ録音領域に録音されたメッセージを音声認識装置23によって認識させて、それをポケットベルに対応した信号に変換して送信するような処理が実行される。
【0057】
また、この処理において、携帯電話に送信する場合には、たとえば、RAM25内の送信メッセージ録音領域に録音されたメッセージを、そのまま携帯電話に送信するような処理が実行される。なお、この外部送信処理において、送信先のポケットベルや携帯電話の電話番号は、予めRAM25内の送信番号登録領域に登録しておけばよい。(なお、これら送信先のポケットベルや携帯電話が、予め指定された外部通信装置に相当する。)
このような処理によると、特定の子機5を呼び出しても応答がなく、たとえば、その子機5を通常使用している使用者が外出している場合でも、その者のポケットベルや携帯電話に、発呼者からの特定のメッセージが送信されるので、発呼者から電話があったことが必ずわかり、急用の時などでも、迅速に連絡をとることができる。
【0058】
また、図3、図6および図7に示す処理では、各ステップ3、23および43において、発呼側に送受話器選択情報を送信して、発呼者が、特定の子機5を音声入力により選択するようにしたが、この特定の子機5の選択に加えて、発呼者の氏名または名称を音声入力させるようにして、その音声を音声認識装置23によって認識させて、RAM25内の鳴動パターン記憶手段としての鳴動パターン格納領域に格納されている認識パターンに一致した場合には、次の各ステップ7、27および47において、呼出信号を送信する時には、その認識パターンに対応する鳴動音で、鳴動させるようにしてもよい。なお、このような処理は、ROM26内の選択鳴動手段としての選択鳴動プログラムにより実行される。鳴動パターン格納領域は、たとえば、図8に示すように、認識パターンに、音声認識装置23によって参照される音声のパターンデータが格納されており、この認識パターンは、このファクシミリ装置1を使用する使用者自身が音声を入力して、CPUによりデータに変換されたものが格納される。また、鳴動パターンは、通常の鳴動音以外にいくつかのパターンの鳴動音が選択できるようにされており、特定の認識パターンに対応付けて格納されている。図8に示す例では、たとえば、個人名の場合には、鳴動音が「2」のパターンとなるように、また、法人名の場合には、鳴動音が「1」のパターンとなるように、それぞれ格納されており、これによって、鳴動された特定の子機5を受ける者は、その電話を受ける前に予め発呼者が誰であるかの予測をすることが可能となり、その者にとって便利となる。
【0059】
なお、以上の実施形態は、本発明の通信装置がファクシミリ装置1の場合であるが、たとえば、ファクシミリ機能を持たない電話機であってもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、発呼者において任意の送受話器のみを呼び出すことができるので、通話をしたい相手以外の者がその電話を受けずに済み、その者の転送および呼び出しなどの煩雑な手間を省くことができる。しかも、発呼者は、送受話器選択情報に基づき音声により所望の送受話器を選択するだけなので、煩雑な操作を伴うことなく、誰でもが確実に特定の送受話器を呼び出すことができる。
また、選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合には、複数の処理の中から発呼側の希望する特定の処理を選択して作動させることができる。そのため、応答がない場合における、そのときの状況に応じた適切な処理を行なうことができる。
【0061】
請求項2に記載の発明によれば、複数の送受話器から任意の送受話器を選択して呼び出す前に、特定の送受話器を呼び出すことができる。
【0062】
請求項3に記載の発明によれば、発呼者の音声が音声認識手段によって認識されない場合でも、特定またはすべての送受話器が呼び出されるので、少なくとも、受信側の誰かと通話することができる。
【0063】
請求項4に記載の発明によれば、選択された送受話器に呼出信号を送信しても応答がない場合には、特定またはすべての送受話器が呼び出されるので、少なくとも、受信側の誰かと通話することができる。
【0064】
請求項5に記載の発明によれば、認識不能時呼出手段または選択呼出不能時呼出手段の作動によって呼出信号が送信される送受話器を、予め指定しておくことができるので、発呼者からの送信を受信側において確実に受け得る用意をしておくことができる。したがって、受信者の実際の使用により即した使用方法を実現することができる。
【0065】
請求項6に記載の発明によれば、発呼者の音声が音声認識手段によって認識されない場合には、その音声が認識されるまで選択情報送信手段が繰り返して作動されるので、確実に送受話器を選択することができる。また、発呼者に対しては、最初に入力した音声が認識しにくいものであったことを知らせることができるため、音声入力時に注意を促すことができ、それ以降、認識しやすい音声を得ることが可能となる。
【0066】
請求項に記載の発明によれば、選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合にも、次に呼び出したい相手を任意に選択して呼出信号を送信することができるので、通話をしたい相手が不在の場合であっても、発呼者は、次に通話をしたい相手を任意に選択して呼び出すことができる。
【0067】
請求項に記載の発明によれば、選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合でも、次にすべての送受話器を呼び出すことができるので、少なくとも、受信側の誰かと通話することができる。
【0068】
請求項に記載の発明によれば、選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合でも、発呼者は、その選択された送受話器に割り当てられる個別領域に音声によるメッセージを記憶させることができるので、その選択された送受話器を通常使用している使用者は、後でそのメッセージを再生することにより、発呼者からの用件を知ることができる。
【0069】
請求項10に記載の発明によれば、選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合でも、予め指定された外部通信装置に所定の情報を送信することができるので、たとえば、その選択された送受話器を通常使用している使用者が外出している場合でも、発呼者から呼び出しがあったことが必ずわかり、急用の時などでも、迅速に連絡をとることができる。
【0070】
請求項11に記載の発明によれば、発呼者が音声認識手段によって認識パターンとして認識し得る音声を入力した場合には、選択された送受話器がその認識パターンに対応する鳴動音で鳴動する。したがって、その選択された特定の送受話器を受ける受信者は、その鳴動音によって予め発呼者が誰であるかを予測することができ、その者にとって便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の通信装置の一実施形態としての、ファクシミリ装置の全体構成を示す図である。
【図2】 図1に示すファクシミリ装置に備えられるROM内に格納されている各種のプログラムを実現するための制御系のブロック図である。
【図3】 図2に示す制御系において、発呼者が送受話器選択情報を受けて、その送受話器選択情報に基づいて任意の送受話器を選択して呼び出すための手順を示すフロー図である。
【図4】 認識不能時呼出プログラムおよび選択呼出不能時呼出プログラムにおいて、発呼側から呼び出す親機および子機を、予め設定しておくための手順を示すフロー図である。
【図5】 RAM内の呼出登録領域に格納されているデータを示す一例である。
【図6】 発呼者の音声が認識されない場合に、再び発呼側に送受話器選択情報を送信し、また、特定の子機に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合に、発呼側に選択処理情報を送信してその後の処理を選択させるようにしておくための手順を示すフロー図である。
【図7】 特定の子機に所定回数の呼出信号を送信しても応答がない場合に、予めその選択された子機を通常使用している使用者のポケットベルや携帯電話に発呼者からのメッセージを自動的に送信するようにしておくための手順を示すフロー図である。
【図8】 RAM内の鳴動パターン格納領域に格納されているデータを示す一例である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置
2 電話回線
4 親機
5 子機
20 CPU
23 音声認識装置
25 RAM
26 ROM
27 外部通信装置

Claims (11)

  1. 複数の送受話器を備える、通信装置において、
    通信回線閉結後に前記通信回線を介して発呼側に送受話器選択情報を送信するための選択情報送信手段と、
    前記送受話器選択情報に基づき発呼側から入力される音声を認識するための音声認識手段と、
    認識された結果に基づいて選択された送受話器に呼出信号を送信するための選択呼出手段とを備え、
    前記選択呼出手段によって選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信した後の処理が、複数備えられるとともに、
    その複数の処理のうちの1つを選択させるための選択処理情報を発呼側に送信し、発呼側から入力される音声の認識結果に基づいて、その複数の処理の中から特定の処理を選択的に作動させるための選択呼出不能時選択処理手段をさらに備えていることを特徴とする、通信装置。
  2. 前記通信回線を介して入力される呼出信号を所定回数受けた場合に通信回線を閉結し、前記選択情報送信手段の作動が行なわれるようにするための選択呼出機能開始手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記送受話器選択情報に基づき発呼側から入力される音声が前記音声認識手段によって認識されない場合に、特定またはすべての送受話器に呼出信号を送信するための認識不能時呼出手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記選択呼出手段によって、選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信した後に、特定またはすべての送受話器に呼出信号を送信するための選択呼出不能時呼出手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 前記認識不能時呼出手段または前記選択呼出不能時呼出手段によって特定の送受話器に呼出信号を送信する場合に、呼出信号を送信する送受話器を予め指定しておくための選択指定手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項3または4に記載の通信装置。
  6. 前記送受話器選択情報に基づき発呼側から入力される音声が前記音声認識手段によって認識されない場合に、再度、前記選択情報送信手段の作動が行なわれるようにするための選択情報再送信手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の通信装置。
  7. 複数の前記処理のうち、少なくとも1つの処理が、複数の送受話器のうちの特定の送受話器に呼出信号を選択的に送信するための特定送受話器呼出処理であることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の通信装置。
  8. 複数の前記処理のうち、少なくとも1つの処理が、複数の送受話器のうちのすべての送受話器に呼出信号を送信するための全送受話器呼出処理であることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の通信装置。
  9. 発呼側から入力される音声を記憶することができる音声記憶手段をさらに備え、前記音声記憶手段は、複数の送受話器のそれぞれに対応して割り当てられる複数の個別領域を備え、
    複数の前記処理のうち、少なくとも1つの処理が、前記選択呼出手段によって選択された送受話器に割り当てられる前記個別領域に、発呼側から入力される音声が格納される録音処理であることを特徴とする、請求項ないしのいずれかに記載の通信装置。
  10. 前記選択呼出手段によって選択された送受話器に所定回数の呼出信号を送信した後に、予め指定された外部通信装置に所定の情報を送信するための外部送信手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項1ないしのいずれかに記載の通信装置。
  11. 複数の鳴動音が出力可能とされるとともに、複数の前記鳴動音と各前記鳴動音に対応して与えられる認識パターンとが対応付けられて格納されている鳴動パターン記憶手段を備え、
    前記送受話器選択情報に基づき発呼側から入力された音声が前記音声認識手段により認識され、その認識結果が前記認識パターンに一致する場合に、その認識パターンに対応する鳴動音が鳴動するような状態で、選択された送受話器に呼出信号を送信するための選択鳴動手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の通信装置。
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